JP7071357B2 - トリュフ抽出物およびネオヘスペリジンジヒドロカルコンを含む組成物 - Google Patents

トリュフ抽出物およびネオヘスペリジンジヒドロカルコンを含む組成物 Download PDF

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Description

本出願は、水性、水性-アルコール性または水性-グリコール性トリュフ抽出物と、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン(ネオヘスペリジンDHC)との組合せを含む、局所適用のための組成物、特に、化粧用および/または皮膚科用組成物に関する。
本発明は、前記組成物の美容的使用、特に、身体もしくは顔の皮膚のケア、衛生、保護および/またはメイクアップのため、または毛髪をケアするため、好ましくは、身体もしくは顔の皮膚をケアするための、前記組成物の美容的使用にも関する。
本発明は、皮膚における老化およびそれに関連する兆候の分野に関する。本発明は、特に、表皮細胞の増殖と分化との間の均衡の調整に関する。
女性および男性は、現在、できるだけ長く若く見えることを望む傾向があり、そのため、特に、皺および小皺、表皮の菲薄化および/または弛緩したおよび萎縮した皮膚外観によって反映される、皮膚における老化の兆候を抑えようとする。これに関して、広告およびファッション産業は、外見が精神および/または気力に影響を与えるためになおさら、若々しい皮膚の兆候である、艶のある、皺のない皮膚をできるだけ長く保つための製品を取り上げている。
皮膚は、身体とその周囲との間の物理的バリアを構成する。皮膚は、2つの組織:表皮および真皮から構成される。
真皮は、表皮に固体支持体を提供する。真皮は、表皮の栄養要素でもある。真皮は、主に、線維芽細胞および細胞外基質から構成され、それ自体は、主に、コラーゲン、エラスチンおよび基質として知られている物質から構成され、これらの構成要素は、線維芽細胞によって合成される。白血球、肥満細胞あるいは組織マクロファージもその中に見られる。真皮は、血管および神経線維も含有する。
表皮は、平均で厚さ100μmの落屑性多重層化上皮であり、表皮の胚層を構成するケラチノサイトの基底層、胚芽細胞に配置される数層の多面細胞から構成される有棘層、明確な細胞質内封入体、ケラトヒアリン顆粒を含有する扁平細胞から構成される顆粒層、および最後に、角質細胞として知られている、分化の最終段階のケラチノサイトから構成される角化層(または角質層)として知られている上部層に通常分けられる。角質細胞は、ケラチノサイトから生じるミイラ化した無核細胞である。これらの角質細胞の積み重ねが、角化層を構成し、角化層は、特に、表皮のバリア機能に関与し、すなわち、外部からの攻撃、特に、化学的、機械的または感染性の攻撃に対するバリアを構成し、水の損失から身体を保護することも可能にする。
表皮分化は、連続的な方向付けられた成熟のプロセスに従い、このプロセスにおいて、基底ケラチノサイトが、移動しながら変化して、完全に角質化された死細胞である角質細胞が形成される。この分化は、完全に調整された現象の結果であり、これにより、表皮の厚さが一定に保たれ、したがって表皮の恒常性が確保される。これは、分化プロセスに入る細胞の数および落屑する細胞の数の調節を経る。正常な落屑プロセス中、最も浅い角質細胞のみが表皮の表面から剥がれる。
ケラチンは、構造的によく組織化されたフィラメントの形態の、上皮細胞によって産生される不溶性タンパク質である。表皮分化全体を通して、様々なタイプのケラチンが、程度の差はあるがケラチノサイトによって発現されるため、これらのタンパク質は、分化の主要なマーカーである。
ケラチンに関連する他のタンパク質は、皮膚において非常に重要な役割を果たす。ケラトヒアリン顆粒中に存在するタンパク質であるフィラグリン(filaggrin)(またはfilagrin)は、表皮の分化の最終段階中に産生される。フィラグリンは、特に、I型およびII型ケラチンをコイル状に配列することを可能にすることによって、角化層の成熟プロセスに関与する。したがって、このタンパク質は、表面角質細胞の細胞質基質の形成を可能にし、これは、特に、皮膚にその正常な厚さ、その滑らかな外観およびその光反射特性を与える。さらに、角質細胞内でのその分解を介して、フィラグリンは、皮膚の角化層の良好な水和を維持し、それにより「乾燥肌」の感触を回避することを可能にする高い浸透能(天然保湿因子またはNMF)を有する水溶性物質を提供する。したがって、フィラグリンは、表皮のバリア機能を維持することを可能にし、皮膚の乾燥を回避することを可能にする。
時間生物学的老化の過程で、表皮の厚さが減少され、ケラチノサイトの成熟が不完全になり、角質化により、均一および均質な角化層が生成されなくなる。長時間のおよび/または繰り返される日光への曝露が、表皮にかなり類似した結果をもたらすことも知られている。これは、光で誘起される老化である。更年期に、皮膚の老化が加速し、表皮の厚さが減少し、女性が皮膚の引き締まりに不満を訴え、「乾燥肌」の外観、または乾燥症の出現さえ呈することも知られている。
意外にも、本発明者らは、トリュフ抽出物および好適に選択されたジヒドロカルコンを組み合わせることが、ケラチノサイトにおけるフィラグリン発現を著しく増加させることを実証した。フィラグリンは、ケラチノサイト分化のマーカーであるため、この組合せは、これらの細胞の分化、ひいては角化層の成熟を促す効果を有する。したがって、これにより、皮膚を正常な厚さに保ちまたは回復させ、また滑らかな外観を有するようにし、すなわち、皺および小皺をなくすかまたはその使用前より減少させ、より艶のある、くすみの少ない顔色にすることができる。
さらに、フィラグリンは、ケラチノサイトにおけるこのタンパク質の発現を増加させることによって、皮膚の水和プロセスに関与するため、トリュフ抽出物および好適に選択されたジヒドロカルコンの組合せは、特に皮膚の乾燥を回避しながら皮膚がそのバリア機能を十分に果たすことを可能にする。したがって、皮膚の良好な水和を回復または維持することが可能になる。
したがって、トリュフ抽出物および好適に選択されたジヒドロカルコンの組合せは、皮膚老化の兆候の出現を抑制し、皮膚老化に関連するか否かにかかわらず、皮膚の乾燥を抑制するのに特に有利であることが実証されている。
トリュフは、トリュフに非常に特徴的な香りおよび味を与えるその極めて芳醇な香りにより、大昔からずっと、美食家に特に評価されてきた。
より最近では、トリュフは、化粧品に用途がある。トリュフ抽出物をアンチエイジング用途に使用することが特に知られている。例えば、特許出願の(特許文献1)において、トリュフが、細胞に有害な影響を与え得る活性酸素種の生成を減少させ、アデノシン三リン酸の生成を増加させ、紫外線への曝露などの外部からのストレス後の細胞生存率を増加させるための物質として記載されている。特許出願の(特許文献2)において、トリュフが、特に皮膚老化のプロセスにおいて役割を果たすホルモンであるデヒドロエピアンドロステロン(DHEA)の生成を促進するための物質として記載されている。
さらに、トリュフ抽出物は、それらの抗炎症特性で知られており、そのため、トリュフ抽出物を、敏感肌に向けた鎮静作用のある製品(soothing product)においておよび皮脂産生促進剤(sebum production booster)として使用して、非常に乾燥した皮膚の要求を埋め合わせることが可能である。
ネオヘスペリジンおよびその誘導体が、それらの抗酸化作用で知られている。ネオヘスペリジンジヒドロカルコンは、特許出願の(特許文献3)に特に記載されており、この文献において、ネオヘスペリジンジヒドロカルコンは、同様に抗酸化特性を有する化合物であるビタミンCと組み合わされて、細胞内の活性酸素種の形成に関連する老化を抑制する。
国際公開第2016/007461号パンフレット 欧州特許第2 599 492号明細書 仏国特許第2 946 253号明細書
本発明に関連して、少なくとも1つの水性、水性-アルコール性または水性-グリコール性トリュフ抽出物およびネオヘスペリジンジヒドロカルコンの組合せにおいて、ケラチノサイトにおけるフィラグリン発現に対する、ひいては皮膚老化の兆候の減少および皮膚老化に関連するか否かにかかわらず、皮膚の乾燥に対する相乗効果が観察された。
本発明の意味において、この組合せによって実証される効果は、その成分の各々のそれぞれの効果を単に一緒に加算することによって予測される効果よりそれが高いことが分かっている限り、相乗的であると称される。
したがって、本発明の一主題は、少なくとも1つの水性、水性-アルコール性または水性-グリコール性トリュフ抽出物と、以下の式:
Figure 0007071357000001
のネオヘスペリジンジヒドロカルコンとを含む、局所適用のための組成物である。
本発明の別の主題は、皮膚などのケラチン物質をケアするための非治療的な美容的方法であって、少なくとも1つの水性、水性-アルコール性または水性-グリコール性トリュフ抽出物およびネオヘスペリジンジヒドロカルコン、またはこの組合せを含む組成物の、これらのケラチン物質への局所適用を含む方法である。
本発明の別の主題は、前記組成物の美容的使用、特に、身体もしくは顔の皮膚のケア、保護および/またはメイクアップのため、または毛髪をケアするため、好ましくは、身体もしくは顔の皮膚をケアするための、前記組成物の美容的使用である。
「ケア」または「をケアする」という用語は、美的効果を生じることができるが、身体の皮膚の病的な機能障害を予防するかまたは治すことはできない非治療的なケアを意味することが意図される。
以下の本文において、「少なくとも1つの」という表現は、「1つまたは複数」に相当し、特に示されない限り、値の範囲の限界値がその範囲内に含まれる。
トリュフ抽出物
トリュフは、程度の差はあるが球形の形状を取る外生菌根子嚢菌類真菌の食用の子実体に与えられた一般名である。この真菌は、いくつかのトリュフを産生し得る。
トリュフは、地下(地下性)真菌の子実体形成の結果として生じるものである。子嚢果と呼ばれるこの子実体は、果肉(基本体)および滑らかなまたはいぼ状の外皮(子殻)から構成される。トリュフは、例えば、オーク、ブナ、ハシバミなどであり得る栄養になる樹木の根と連結して生息する菌糸体(細い糸状体から構成される、真菌の栄養部分)から生じ、それはこれらの樹木と共生関係を形成する(外生菌根)。それは、樹木の周囲の植生に対して抗生物質効果を与える。
この連結は、菌根(葉緑素ベースの高等植物と真菌の菌糸体との連結によって産生される混合器官)によって生じる。この連結が植菌から得られる場合、菌根形成(mycorrhization)、および制御された菌根形成が言及される。
新たなトリュフが、菌根から生じ、成長するのに数か月かかる。成熟期間は、トリュフの種に応じて変化する。
本発明に関連して使用され得るトリュフは、優先的には、チャワンタケ目(Pezizales)の、セイヨウショウロ科(Tuberaceae)の、セイヨウショウロ属(Tuber)のトリュフである。100種を超えるトリュフが存在する。その中でも、黒(ペリゴール(Perigord))トリュフ(チュベル・メラノスポルム(Tuber melanosporum))、白(ピエモンテ(Piedmont))トリュフ(シロセイヨウショウロ(Tuber magnatum))、白(夏)トリュフ(チュベル・アエスティウム(Tuber aestivum))、冬トリュフ(チュベル・ブルマレ(Tuber Brumale))、ビアンケットトリュフ(チャセイヨウショウロ(Tuber borchii))、あるいは中国トリュフ(チュベル・シネンシス(Tuber sinensis)およびイボセイヨウショウロ(Tuber indicum))が特に挙げられる。
特定の一実施形態によれば、本発明に関連して使用されるトリュフは、白トリュフおよび黒トリュフから選択される。好ましい実施形態によれば、本発明に関連して使用されるトリュフは、黒(ペリゴール(Perigord))トリュフ(チュベル・メラノスポルム(Tuber melanosporum))、白(夏)トリュフ(チュベル・アエスティウム(Tuber aestivum))、またはこれら2つの混合物である。
本発明に関連して、トリュフ抽出物は、特に、先行技術から周知の抽出技術から選択される抽出技術を使用することによって、抽出溶媒から得られる。本発明の意味の範囲内で、抽出は、化学種を含有する天然物質から化学種を得ることを可能にするプロセスを意味することが意図される。従来の抽出技術の中でも、ろ過、圧搾、煎じ、アンフルラージュ、パーコレーション、温浸漬(infusion)、冷浸漬(maceration)、水蒸気同伴または水蒸気蒸留、ソックスレー抽出、バッチ撹拌抽出、超音波支援抽出、マイクロ波支援抽出、加速溶媒抽出、亜臨界または超臨界流体抽出が特に挙げられる。
一般に、抽出溶媒は、水、水溶性または水混和性溶媒(親水性溶媒)、およびそれらの混合物から選択される。
親水性溶媒の中でも、1~8個の炭素原子を有する、実質的に直鎖状または分枝鎖状の低級モノアルコール、例えば、エタノール、プロパノール、ブタノール、イソプロパノールまたはイソブタノール;ポリオール、例えば、プロピレングリコール、イソプレングリコール、ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセロール、ソルビトール、ポリエチレングリコールおよびそれらの誘導体;およびそれらの混合物が特に挙げられる。
抽出溶媒が水である場合、トリュフ抽出物は、水性であると記載される。
抽出溶媒が、1~8個の炭素原子を有する、実質的に直鎖状または分枝鎖状の低級モノアルコールである場合、トリュフ抽出物は、アルコール性であると記載される。
抽出溶媒がポリオールである場合、トリュフ抽出物は、グリコール性であると記載される。
抽出溶媒が、水と、1~8個の炭素原子を有する、1つまたは複数の実質的に直鎖状または分枝鎖状の低級モノアルコールとの混合物である場合、抽出物は、水性-アルコール性であると記載される。
抽出溶媒が、水と、1つまたは複数のポリオールとの混合物である場合、抽出物は、水性-グリコール性であると記載される。
本発明に関連して、トリュフ抽出物は、水を含む抽出溶媒から得られる。次に、トリュフ抽出物は、水性、水性-アルコール性または水性-グリコール性である。好ましくは、トリュフ抽出物は、水性または水性-グリコール性である。
特定の実施形態によれば、トリュフ抽出物は、抽出溶媒が水である、マイクロ波支援抽出によって、水蒸気同伴によって、または水/グリセロール混合物による抽出によって得られる。
第1の実施形態によれば、トリュフ抽出物は、抽出溶媒が水である、マイクロ波支援抽出によって得られる。好ましい形態によれば、ろ過工程の後、プロピレングリコール/水混合物が、このように得られた水性抽出物に加えられる。さらにより優先的に、これは、白(夏)トリュフ抽出物(チュベル・アエスティウム(Tuber aestivum))である。例として、プロピレングリコール/水混合物に溶解された、マイクロ波支援抽出によって得られる水性抽出物である、Crodaromによって販売される製品White Truffle Extract PGが挙げられ、ここで、この製品は、プロピレングリコール/水(75.50/22.96)混合物中1.53質量%の、白(夏)トリュフ(チュベル・アエスティウム(Tuber aestivum))の活性材料を含む。
第2の実施形態によれば、トリュフ抽出物は、水蒸気同伴によって得られる。これは、好ましくは、黒(ペリゴール(Perigord))トリュフ(チュベル・メラノスポルム(Tuber melanosporum))抽出物である。例として、水中0.5質量%の、黒(ペリゴール(Perigord))トリュフ(チュベル・メラノスポルム(Tuber melanosporum))の活性材料を含有する水性抽出物である、Solabiaによって販売される製品Vegebios(登録商標)NAT of Black Truffleが挙げられる。
第3の実施形態によれば、トリュフ抽出物は、水/グリセロール混合物による抽出によって得られる。これは、好ましくは、黒(ペリゴール(Perigord))トリュフ(チュベル・メラノスポルム(Tuber melanosporum))の抽出物である。例として、グリセロール/水(50/48.8)混合物中0.5質量%の、黒(ペリゴール(Perigord))トリュフ(チュベル・メラノスポルム(Tuber melanosporum))の活性材料を含有する抽出物である、Solabiaによって販売される製品Glycerolat(登録商標)HG of Black Truffleが挙げられる。
本発明の特定の実施形態によれば、トリュフ抽出物は、組成物の総質量に対して0.001質量%~5質量%、好ましくは、0.01質量%~1質量%、さらにより優先的に、0.01質量%~0.5質量%の範囲の原料の量で、組成物中に存在する。
本発明の特定の実施形態によれば、トリュフ抽出物は、組成物の総質量に対して1×10-5質量%~1質量%、好ましくは、1×10-4質量%~0.1質量%、さらにより優先的に、1×10-4質量%~0.01質量%の範囲の活性材料の量で、組成物中に存在する。
ネオヘスペリジンジヒドロカルコン
ネオヘスペリジンジヒドロカルコン(DHC)は、非常に広範囲のいくつかの種類のラジカルに対する大きい抗酸化能を有する天然酸素のポリフェノールであり、これは、3つの細胞内標的:膜、核および細胞質に作用することが可能である。
ネオヘスペリジンジヒドロカルコン(DHC)は、植物中に実質的に遍在する色素であるフラボノイドクラスの一部である、ジヒドロカルコンファミリーの一部である。ネオヘスペリジンDHCは、以下の構造:
Figure 0007071357000002
を有するグリコシル化フラボノイドである。
ネオヘスペリジンDHCは、そのIUPAC名:1-(4-((2-O-[6-デオキシ-α-L-マンノピラノシル]-β-D-グルコピラノシル)オキシ)-2,6-ジヒドロキシフェニル)-3-[3-ヒドロキシ-4-メトキシフェニル]-1-プロパノンとしても知られている。
ネオヘスペリジンDHC(CAS番号20702-77-6)は、特に、ビターオレンジ(ダイダイ(Citrus aurantium))から抽出され得るネオヘスペリジンから、またはグレープフルーツ(シトラス・パラディシ(Citrus paradisii))から得られるナリンギンから得られる。抽出されるネオヘスペリジンからの合成は、アルカリ性条件下で、触媒の存在下での水素化を含む。ナリンギンからの合成は、フロロアセトフェノン-4’-β-ネオヘスペリドシドを生じ、それが、イソバニリン(3-ヒドロキシ-4-メトキシベンズアルデヒド)と縮合されて、ネオヘスペリジンを生成し得るその転化に基づいている(以下の参考文献:Borrego,F.Sweeteners(3rd edition),2007,67-77およびBorrego,F;Montijano,H.Food Science and Technology,2001,112(Alternatives Sweeteners),87-104を参照されたい)。
ネオヘスペリジンジヒドロカルコンは、特に、Ferrer(Zoster)製の商品整理番号(commercial reference)Neohesperidin DCで入手可能である。
ネオヘスペリジンジヒドロカルコンは、水和物形態で存在し得る。
特定の実施形態によれば、ネオヘスペリジンジヒドロカルコンは、組成物の総質量に対して0.01質量%~10質量%、好ましくは、0.01質量%~1質量%、さらにより優先的に、0.01質量%~0.2質量%の範囲の活性材料の量で、本発明に係る組成物中に存在する。
本発明の特定の実施形態によれば、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン対トリュフ抽出物の質量比は、10/1~1/100、好ましくは、1/1~1/10、さらにより優先的に、1/1~1/5である。
「老化の皮膚兆候」または「皮膚老化の兆候」は、時間生物学的老化および/または光で誘起される老化のいずれかにかかわらず、老化による皮膚の外観の何らかの変化、例えば、皺および小皺、萎縮した皮膚、弛緩した皮膚、弛んだ皮膚、菲薄化した皮膚、乾燥肌、輝きのないくすんだ皮膚、顔色の不均一性および皮膚の表面の不均一性を意味することが意図される。時間生物学的老化または経時的老化(加齢による老化としても知られている)の兆候は、個体の内因性老化による皮膚の内部劣化に相当する。光で誘起される老化(または光老化)の兆候は、紫外線への曝露後の皮膚の内部劣化に相当する。
「皮膚」は、本発明の趣旨では、身体の被膜全体、特に、皮膚、粘膜および頭皮を示すことが意図される。
本発明に係る組合せの使用による、皮膚老化の兆候の減少および/またはそれらの出現の遅延は、表皮細胞の分化の増加もしくは改善および/または特に表皮ケラチノサイトにおけるフィラグリン発現の増加もしくは刺激のために起こる。
好ましくは、本発明にしたがって使用される組成物は、化粧用組成物であり、すなわち、それらは、個体の美的外観を改善することが意図される。
本発明に係る使用は、表皮の時間生物学的老化および/または光で誘起される老化の兆候、特に美的兆候を抑制するのに特に有効である。本発明を通して、皮膚の時間生物学的老化の兆候の抑制は、優先的に標的にされる。
したがって、本発明は、年齢にかかわらず誰にでも有効である。時間生物学的老化の兆候を抑制する場合、優先的に標的にされる個体は、30歳を超える、優先的に、40歳を超える個体である。
皮膚老化の兆候は、優先的に、皺および小皺の出現および/または脆弱化および/または弛みおよび/または萎縮および/または菲薄化および/または乾燥および/またはくすんだおよび/または艶のない外観および/または顔色および/または皮膚の不均一な表面から選択される。
したがって、本発明を通して、より若々しい外観を有し、良好に水和された皮膚が得られる。
本発明に係る、すなわち、本発明の実施に向けられた組成物は、想定される用途に応じて、化粧用または皮膚科用組成物であってもよく、したがって、生理学的に許容される媒体を含む。
本発明の趣旨では、「生理学的に許容される媒体」は、組成物の局所投与に好適であり、かつ全てのケラチン物質、例えば、皮膚、頭皮、爪、粘膜、眼および毛髪もしくは睫毛などのケラチン繊維、または身体の皮膚の任意の他の部位と適合する媒体を意味することが意図される。
生理学的に許容される媒体は、皮膚科学的にまたは化粧品として許容される媒体であり得;それは、優先的に、化粧品として許容される媒体、すなわち、好ましくない外観または臭いを有さず、局所投与経路と完全に適合する媒体である。
本発明の場合、組成物は、局所的に、すなわち、対象とするケラチン物質、より特定的に、対象とする皮膚の表面における適用によって投与されることが意図される。
本発明に関連して使用可能な化粧用または皮膚科用組成物は、一般に、生理学的に許容される媒体、好ましくは、化粧品として許容される媒体を含む。
本発明に係る組成物は、局所適用に通常使用される全てのガレヌス形態(galenical form)、特に、水性もしくは水性-アルコール性溶液、水中油型(O/W)、油中水型(W/O)もしくは多相(三相:W/O/WもしくはO/W/O)エマルション、水性ゲルまたは小球を用いた水性相中の脂肪相の分散体の形態であってもよく、これらの小球は、イオン系および/または非イオン系(リポソーム、ニオソーム(niosome)またはオレオソーム(oleosome))の脂質小胞であることが可能である。これらの組成物は、通常の方法にしたがって調製される。
本発明に係る組成物は、少なくとも1つの水性相を含み得る。
水性相は、水および任意選択的に他の水溶性または水混和性有機溶媒を含有する。
本発明に使用するのに好適な水性相は、例えば、天然水、例えば、La Roche-Posay製の水、Vittel製の水もしくはVichy製の水、またはフローラルウォーターから選択される水を含み得る。
水性相は、例えば、1~8個の炭素原子を有する、実質的に直鎖状または分枝鎖状の低級モノアルコール、例えば、エタノール、プロパノール、ブタノール、イソプロパノールまたはイソブタノール;ポリオール、例えば、プロピレングリコール、イソプレングリコール、ブチレングリコール、グリセロール、ソルビトール、ポリエチレングリコールおよびそれらの誘導体;およびそれらの混合物などの少なくとも1つの親水性溶媒を含み得る。
組成物のガレヌス形態によれば、水性相の量は、組成物の総質量に対して0.1質量%~99質量%、好ましくは、0.5質量%~98質量%、さらに良好には、30~95質量%、さらに良好には、40~95質量%の範囲であり得る。
特定の実施形態によれば、本発明に係る組成物は、水性相を含む。好ましい実施形態によれば、本発明に係る組成物は、水性または水性-アルコール性溶液である。
本発明に係る組成物はまた、例えば、油の形態などの無水形態であり得る。「無水組成物」は、1質量%未満の水、あるいは0.5%未満の水を含有し、特に水を含まない、組成物を意味することが意図され、この水は、組成物の調製中に加えられるものではなく、混合成分によって提供される残留水に相当する。
有利には、本発明に係る組成物は、ゲル、エマルション、粉末またはペーストの形態である。
さらに、本発明に係る組成物は、程度の差はあるが流体であってもよく、白色または着色されたクリーム、軟膏、乳液、ローション、セラム、ペースト、発泡ゲル、ケア製品、トニックまたはフォームの外観を有し得る。それは、任意選択的に、エアロゾル形態で皮膚に適用され得る。それはまた、固体形態、例えばスティックの形態であり得る。
本発明にしたがって使用される組成物が、油性相を含む場合、それは、好ましくは、少なくとも1つの油を含有する。それはまた、他の脂肪性物質も含有し得る。
本発明の組成物に使用され得る油としては、例えば、以下のものが挙げられる:
-動物由来の炭化水素系油、例えば、パーヒドロスクアレン;
-植物由来の炭化水素系油、例えば、4~10個の炭素原子を含む液体脂肪酸トリグリセリド、例えば、ヘプタン酸またはオクタン酸トリグリセリド、あるいは、例えば、ヒマワリ油、トウモロコシ油、大豆油、マロー油、ブドウ種子油、ゴマ油、ヘーゼルナッツ油、あんず油、マカダミア油、アララ油(arara oil)、ヒマワリ油、ヒマシ油、アボカド油、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、例えば、Stearineries Duboisによって販売されるものまたはSasolによってMiglyol 810 NおよびMiglyol 818の名称で、およびCremer OleoによってMiglyol 812 Nの名称で販売されるもの、ホホバ油およびシアバターオイル;
-特に脂肪酸の、合成エステルおよびエーテル、例えば、式R’COORおよびR’OR(式中、R’が、8~29個の炭素原子を含む脂肪酸の残基を表し、Rが、3~30個の炭素原子を含有する分枝鎖状または非分枝鎖状炭化水素系鎖を表す)の油、例えば、パーセリン(Purcellin)油、イソノナン酸イソノニル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、ステアリン酸2-オクチルドデシル、エルカ酸2-オクチルドデシルまたはイソステアリン酸イソステアリル;ヒドロキシル化エステル、例えば、乳酸イソステアリル、ヒドロキシステアリン酸オクチル、ヒドロキシステアリン酸オクチルドデシル、リンゴ酸ジイソステアリルまたはクエン酸トリイソセチル;脂肪アルコールヘプタノエート、オクタノエートまたはデカノエート;ポリオールエステル、例えば、プロピレングリコールジオクタノエート、ネオペンチルグリコールジヘプタノエートおよびジエチレングリコールジイソノナノエート;およびペンタエリトリトールエステル、例えば、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル;
-無機または合成由来の直鎖状または分枝鎖状炭化水素、例えば、揮発性または不揮発性流動パラフィン、およびそれらの誘導体、石油ゼリー、ポリデセン、および水素化ポリイソブテン、例えば、Parleam油;
-8~26個の炭素原子を有する脂肪アルコール、例えば、セチルアルコール、ステアリルアルコールおよびその混合物(セチルステアリルアルコール)、オクチルドデカノール、2-ブチルオクタノール、2-ヘキシルデカノール、2-ウンデシルペンタデカノール、オレイルアルコールまたはリノレイルアルコール;
-部分的に炭化水素系および/またはシリコーン系のフルオロ油、例えば、特開平2-295 912号公報に記載されるもの;
-シリコーン油、例えば、室温で液体またはペースト状である、直鎖状または環状シリコーン鎖を有する揮発性または不揮発性ポリジメチルシロキサン(PDMS)、特に、シクロポリジメチルシロキサン(シクロメチコン)、例えば、シクロヘキサシロキサン;ペンダントであるかまたはシリコーン鎖の末端にある、2~24個の炭素原子を有する基である、アルキル、アルコキシもしくはフェニル基を含むポリジメチルシロキサン;フェニルシリコーン、例えば、フェニルトリメチコン、フェニルジメチコン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコン、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサンまたは2-フェニルエチルトリメチルシロキシシリケート、およびポリメチルフェニルシロキサン;
-それらの混合物。
上記の油の一覧において、「炭化水素系油」という用語は、主に、炭素および水素原子、ならびに任意選択的に、エステル、エーテル、フルオロ、カルボン酸および/またはアルコール基を含む任意の油を意味することが意図される。
油性相中に存在し得る他の脂肪性物質は、例えば、8~30個の炭素原子を含む脂肪酸、例えば、ステアリン酸、ラウリン酸、パルミチン酸およびオレイン酸;ワックス、例えば、ラノリンワックス、蜜ろう、カルナウバろうまたはキャンデリラろう、パラフィンろう、亜炭ワックスまたは微結晶ろう、セレシンまたはオゾケライト、および合成ワックス、例えば、ポリエチレンワックスおよびフィッシャー・トロプシュワックス;シリコーン樹脂、例えば、トリフルオロメチル-C~C-アルキルジメチコンおよびトリフルオロプロピルジメチコン;およびシリコーンエラストマー、例えば、Shin-Etsu社によってKSGの名称で、Dow Corning社によってTrefil、BY29もしくはEPSXの名称で、またはGrant Industries社によってGransilの名称で販売される製品である。
これらの脂肪性物質は、例えば稠度またはテクスチャの所望の特性を有する組成物を調製するように、当業者によって様々な方法で選択され得る。
本発明の特定の一実施形態によれば、本発明に係る組成物は、油中水型(W/O)または水中油型(O/W)エマルションである。エマルションの油性相の割合は、組成物の総質量に対して5~90質量%、好ましくは、5~60質量%の範囲であり得る。
エマルションは、一般に、単独でまたは混合物として使用される、両性、アニオン性、カチオン性および非イオン性乳化剤から選択される少なくとも1つの乳化剤、および任意選択的に共乳化剤を含有する。乳化剤は、得られるべきエマルション(W/OまたはO/Wエマルション)に応じて適切に選択される。乳化剤および共乳化剤は、一般に、組成物の総質量に対して0.3質量%~30質量%、好ましくは、0.5質量%~20質量%の範囲の割合で、組成物中に存在する。
W/Oエマルションについては、挙げられる乳化剤の例は、ジメチコンコポリオール、例えば、Dow CorningによってDC 5225 Cの名称で販売される、シクロメチコンおよびジメチコンコポリオールの混合物、およびアルキルジメチコンコポリオール、例えば、Dow CorningによってDow Corning 5200 Formulation Aidの名称で販売されるラウリルメチコンコポリオール、およびGoldschmidtによってAbil EM 90(登録商標)の名称で販売されるセチルジメチコンコポリオールを含む。少なくとも1つのオキシアルキレン化基を含む、架橋エラストマー固体オルガノポリシロキサン、例えば、米国特許第5 412 004号明細書の実施例3、4および8、ならびに米国特許第5 811 487号明細書の実施例の手順にしたがって得られるもの、特に、米国特許第5 412 004号明細書の実施例3(合成実施例)の生成物、例えば、Shin-Etsu社によって整理番号KSG 210で販売される製品も、W/Oエマルションのための界面活性剤として使用され得る。
O/Wエマルションについては、挙げられる乳化剤の例は、非イオン性乳化剤、例えば、グリセロールのオキシアルキレン化(より特定的に、ポリオキシエチレン化)脂肪酸エステル;ソルビタンのオキシアルキレン化脂肪酸エステル;オキシアルキレン化(オキシエチレン化および/またはオキシプロピレン化)脂肪酸エステル;オキシアルキレン化(オキシエチレン化および/またはオキシプロピレン化)脂肪アルコールエーテル;糖エステル、例えば、ステアリン酸スクロース;およびそれらの混合物、例えば、ステアリン酸グリセリルとステアリン酸PEG-40との混合物を含む。
本発明に係る組成物は、化粧品分野において通常の補助剤、例えば、親水性または親油性ゲル化剤、保存剤、水、溶媒、香料、充填剤、ワックス、ペースト状の脂肪性物質、日焼け止め剤または紫外線遮断剤、臭気吸収材、着色剤、塩基性薬剤、酸、金属イオン封鎖剤、ポリオール、または非イオン性、アニオン性もしくはカチオン性界面活性剤も含有し得る。
これらの様々な補助剤の量は、対象とする分野において通常使用される量、例えば組成物の総質量の0.01%~20%である。それらの性質に応じて、これらの補助剤は、脂肪相、水性相および/または脂質小胞中に導入され得る。
本発明に係る組成物は、皮膚に直接、あるいは、皮膚に局所適用されることが意図された、閉塞性または非閉塞性タイプの化粧品支持体(cosmetic support)に適用され得る。化粧品支持体の非限定的な例として、特に、パッチ、ワイプ、ロールオンおよびペンが挙げられる。
本発明の組成物は、上に定義されるトリュフ抽出物およびネオヘスペリジンDHC以外の抗酸化物質、皮膚弛緩(dermo-relaxing)剤または皮膚収縮防止(dermo-decontracting)剤、アンチエイジング剤、保湿剤、キレート剤、ビタミン、美白剤、抗糖化剤、真皮または表皮の高分子の合成を刺激し、および/またはそれらの分解を防止するための薬剤、線維芽細胞またはケラチノサイト増殖および/またはケラチノサイト分化を刺激するための薬剤、角化外膜の成熟を促進するための薬剤、NOシンターゼ阻害剤、細胞のエネルギー代謝を刺激するための薬剤、および角質剥離剤(desquamating agent)から選択されるさらなる活性薬剤を含有し得る。
本発明に係る組成物に使用される、皮膚などのケラチン物質をケアするためのさらなる活性薬剤は、組成物の総質量に対して0.0001質量%~20質量%、好ましくは、0.01質量%~10質量%、さらに良好には、0.01質量%~5質量%に相当し得る。
化粧用組成物は、皮膚に適用された後、任意選択的にすすがれてもよい。
さらに、本発明に係る化粧用組成物の適用後、抗菌剤、抗真菌剤および/または粉末から選択される1つまたは複数の活性薬剤を含む組成物が、皮膚の表面に適用され得る。
本発明の特定の一実施形態によれば、皮膚の外観および/またはテクスチャをより魅力的にすることを意図された他の薬剤も、本発明に使用するのに好適な組成物に加えられ得る。
言うまでもなく、当業者は、本発明に係る組成物に本質的に関連する有利な特性が、想定される添加によって、悪影響を受けないかまたは実質的に悪影響を受けないように、本発明に係る組成物に加えられる任意選択の補助剤を注意して選択するであろう。
以下の実施例は、本発明がより明確に理解されることを可能にするが、本質的に限定的なものではない。示される量は、特に記載されない限り、原料の質量パーセンテージである。化合物の名称は、INCI名として示される。
実施例1:本発明に係る組合せの活性の実証
ケラチノサイト分化に対する、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン(ネオヘスペリジンDHC)および黒(ペリゴール(Perigord))トリュフ(チュベル・メラノスポルム(Tuber melanosporum))の抽出物および/または白(夏)トリュフ(チュベル・アエスティウム(Tuber aestivum))の抽出物の組合せのインビトロ効果を調べる。フィラグリン分化のマーカーの発現および位置を、特に、培養物中のケラチノサイトにおいて調べ、それにより、これらの組合せがこれらの細胞の分化を増加させる能力を評価することを可能にする。
手順
培養培地および試験培地
培養培地は:
-0.25ng/mlの上皮成長因子(EGF);
-25μg/mlの下垂体抽出物(PE);
-25μg/mlのゲンタマイシン
が補充されたケラチノサイト-SFMであり;
試験培地は、25μg/mlのゲンタマイシンが補充されたケラチノサイト-SFMである。
培養および処理:
ケラチノサイトを、96ウェルプレートに播種し、168時間にわたって培養培地中で培養し、24および96時間のインキュベーションの後、培養培地を新しくした。次に、培養培地を、単独の試験培地(対照)、または化合物のうちの1つもしくは試験されるその化合物のそれぞれの組合せのうちの1つ、もしくは参照(CaCl)を含有する試験培地と交換し、次に、細胞を、72時間インキュベートした。
使用される参照は、塩化カルシウムの溶液である。塩化カルシウムは、ケラチノサイト分化の刺激剤として知られているため、それを、この試験のための参照分子として使用した。
n=6で行った対照条件を除いて、全ての実験条件を、n=3で行った。
正常なヒトケラチノサイト(NHEK)中のタンパク質の発現-インサイチュの免疫標識
インキュベーション後、培地を取り除き、細胞をすすぎ、固定させ、透過処理した。次に、細胞を、対象とするタンパク質(フィラグリン)に対する一次抗体(表Aを参照)で標識した。次に、この抗体を、蛍光色素(表Aを参照)に結合された二次抗体によって示した。同時に、細胞核を、Hoechst 33258(ビスベンズイミド)で染色した。
Figure 0007071357000003
INCellAnalyzer(商標)1000(GE Healthcare)高解像度イメージングシステムを用いて、画像取得を行った。各ウェルについて、10のデジタル画像を、各免疫標識のために捕捉した(20倍の対物レンズ)。
Hoechst製品(Developer Toolbox 1.5ソフトウェア、GE Healthcareを用いたデジタルデータの統合)によって同定された細胞の数に対するタンパク質の蛍光強度を測定することによって、標識を定性した。
結果
結果が、以下の表に示される。
Figure 0007071357000004
-この試験の実験条件下で、塩化カルシウム、分化促進参照分子による処理は、ケラチノサイトによるフィラグリンの発現を有意に増加させる(対照に対して+510%)。
-単独の試験される白トリュフおよびネオヘスペリジンDHCは、フィラグリンタンパク質発現を有意に増加させる:ネオヘスペリジンDHC(+54%)の刺激作用は、白トリュフ(+47%)の刺激作用より高い。
-単独の試験される黒トリュフは、フィラグリンタンパク質発現を非有意に増加させる(+25%)。
-ネオヘスペリジンDHCが、白トリュフおよび/または黒トリュフと組み合わせて試験される場合、単独の試験される活性薬剤による処理後に観察されるものより著しく良好な効果が示される(ネオヘスペリジン+白トリュフ:+154%;ネオヘスペリジンDHC+黒トリュフ:+119%;ネオヘスペリジンDHC+白トリュフ+黒トリュフ:+139%)。
結論
したがって、本発明に係る、ネオヘスペリジンDHCと、黒トリュフ抽出物および/または白トリュフ抽出物との組合せは、正常なヒト表皮ケラチノサイトにおけるフィラグリンタンパク質発現を有意に増加させる。
このように得られた結果は、表皮分化の増加につながる。したがって、本発明に係る、ネオヘスペリジンDHCと、黒トリュフ抽出物および/または白トリュフ抽出物との組合せは、正常なヒトケラチノサイトに対する分化促進効果を与え、それにより、皮膚老化の兆候を減少および/または遅延させ得る。
ネオヘスペリジンDHCとトリュフ抽出物との間の相乗効果が観察され、試験される様々な組合せで観察された効果は、組合せ中と同じ濃度で単独で試験される組合せの化合物のそれぞれについて得られた効果の合計より大きい。
実施例2:直接エマルションの形態の化粧用組成物
以下の組成物が生成される。
Figure 0007071357000005
調製方法
脂肪相を65℃に加熱する。
水性相を65℃に加熱する。
脂肪相を、水性相上に徐々に注ぐ。約40℃で、混合物をゲル化する。
ネオヘスペリジンDHCおよび15%の水を含む相を調製し、この相を50℃に加熱し、分散し、均質化する。
混合物が約30℃であるとき、活性薬剤(トリュフ抽出物およびネオヘスペリジンDHCを含有する相)を加え、次に、アルコールを加える。
本発明に係る組成物AおよびBは、それらが顔に毎日適用される場合、皮膚老化の兆候を抑制することを可能にする。
実施例3:水性ゲルの形態の化粧用組成物
以下の組成物が生成される。
Figure 0007071357000006
調製方法
ビーカー中に、水、グリセロール、ネオヘスペリジンDHCおよびフェノキシエタノールを加える。混合物を65℃に加熱する。均質化する。約40℃に冷却し、ゲル化剤AMPSおよびフコゲル(fucogel)を加える。約30℃で、トリュフ抽出物を加える。次に、アルコールを加える。
本発明に係る組成物Cは、それが顔に毎日適用される場合、皮膚老化の兆候を抑制することを可能にする。
実施例4:乳化ゲルの形態の化粧用組成物
以下の組成物が生成される。
Figure 0007071357000007
調製方法
ネオヘスペリジンDHCとともに水性相を50℃に加熱する。脂肪相を約50℃に加熱する。乳化:脂肪相を水性相上に注ぐ。混合物を約40℃でゲル化する。活性薬剤(トリュフ抽出物)を約30~35℃で加える。アルコールを約30℃で加える。
本発明に係る組成物Dは、それが顔に毎日適用される場合、皮膚老化の兆候を抑制することを可能にする。

Claims (12)

  1. 少なくとも1つの水溶性、水溶性-アルコール性または水溶性-グリコール性トリュフ抽出物と、以下の式:
    Figure 0007071357000008
    のネオヘスペリジンジヒドロカルコンとを含む、局所適用のための組成物であって、
    前記トリュフ抽出物が、前記組成物の総質量に対して1×10-5質量%~1質量%の範囲の活性材料の量で存在する、組成物。
  2. 前記ネオヘスペリジンジヒドロカルコンが、前記組成物の総質量に対して0.01質量%~10質量%の範囲の活性材料の量で存在する、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記トリュフ抽出物が、水溶性または水溶性-アルコール性である、請求項1または2に記載の組成物。
  4. 前記トリュフ抽出物が、抽出溶媒が水である、マイクロ波抽、水蒸気同伴抽出物、または抽出溶媒が水/グリセロール混合物である抽出物である、請求項1~3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 前記トリュフが、白トリュフおよび黒トリュフ、並びにそれらの混合物から選択される、請求項1~4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. ネオヘスペリジンジヒドロカルコン対トリュフ抽出物の質量比が、10/1~1/100である、請求項1~5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 皮膚などのケラチン物質をケアするための非治療的な美容的処置方法であって、請求項1および3~5のいずれか一項に記載の少なくとも1つのトリュフ抽出物およびネオヘスペリジンジヒドロカルコン、または請求項1~6のいずれか一項に記載の組成物の、これらのケラチン物質への局所適用を含む方法。
  8. 表皮の時間生物学的老化および/または光で誘起される老化の兆候を抑制するための、請求項7に記載の方法。
  9. 前記皮膚の柔軟性および/または前記皮膚の輝きを増加させるための、請求項7または8に記載の方法。
  10. 身体もしくは顔の皮膚をケアし、保護し、および/またはメイクアップするため、または毛髪をケアするための、請求項1および3~5のいずれか一項に記載の少なくとも1つのトリュフ抽出物、およびネオヘスペリジンジヒドロカルコン、または請求項1~6のいずれか一項に記載の組成物の美容的使用。
  11. 表皮の時間生物学的老化および/または光で誘起される老化の兆候を抑制するための、請求項10に記載の使用。
  12. 前記皮膚の柔軟性および/または前記皮膚の輝きを増加させるための、請求項10または11に記載の使用。
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