JP7068985B2 - 収穫部積載補助具、及び積載方法 - Google Patents

収穫部積載補助具、及び積載方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7068985B2
JP7068985B2 JP2018190327A JP2018190327A JP7068985B2 JP 7068985 B2 JP7068985 B2 JP 7068985B2 JP 2018190327 A JP2018190327 A JP 2018190327A JP 2018190327 A JP2018190327 A JP 2018190327A JP 7068985 B2 JP7068985 B2 JP 7068985B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
section
harvesting
loading
locking
transporting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018190327A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020058252A (ja
Inventor
和志 迫
敏章 藤田
順一 平川
勝秀 加藤
裕一 文野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2018190327A priority Critical patent/JP7068985B2/ja
Publication of JP2020058252A publication Critical patent/JP2020058252A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7068985B2 publication Critical patent/JP7068985B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)

Description

本発明は、圃場の作物を収穫する収穫部と前記収穫部によって収穫された収穫物を搬送する搬送部とを有する収穫機に用いられる収穫部積載補助具、及び、収穫機の収穫部を載置台に積載する積載方法に関する。
収穫部と搬送部とを有する収穫機として、例えば、特許文献1に記載の全稈投入型(普通型)コンバインがすでに知られている。このコンバインでは、脱穀装置の前部に、横軸芯周りに上下揺動自在な状態で、刈取穀稈搬送用のフィーダ(搬送部)が連結されている。このフィーダの前端に、機体横幅に相当する刈幅を有する刈取り部(収穫部)が連結されている。
特開2016-220673号公報
収穫機の保管場所と圃場との間の移動の際などに、収穫機から収穫部を取り外し、収穫部を載置台に積載する場合がある。例えば、トラックの荷台に収穫部を積み込む場合や、倉庫の保管台に収穫部を載置する場合がある。このとき、搬送部を上方へ揺動させたり、機体を移動させたりして、収穫部を載置台上に位置させる。しかし、搬送部の上下揺動や機体の移動だけでは、収穫部を載置台上に位置させることができない場合がある。例えば、トラックの荷台が高い場合、搬送部を上限まで上方に揺動させても、収穫部がトラックの荷台の高さまで上がらない場合がある。例えば、倉庫内のレイアウトによっては、収穫機が進入できる位置と保管台とが左右方向にずれており、収穫部を保管台に載置できない場合がある。
そこで、収穫機の収穫部を載置台に載置することを補助する手段が望まれていた。
本発明の収穫部積載補助具は、圃場の作物を収穫する収穫部と、前記収穫部に連結された状態で前記収穫部によって収穫された収穫物を搬送する搬送部とを有する収穫機に用いられる収穫部積載補助具であって、連結解除された前記収穫部と前記搬送部との間に介装されて、前記搬送部に対する前記収穫部全体高さ位置を、前記収穫部と前記搬送部とが連結されたときの通常取付位置から変更することを特徴とする。
この特徴構成によれば、収穫部が通常取付位置にある場合には収穫部を載置台に積載することが困難であっても、収穫部積載補助具を介装することにより収穫部の位置が変更されて、収穫部を載置台に積載することが可能となる。収穫部積載補助具による収穫部の位置の変更は、上下方向の変更でもよいし、左右方向の変更でもよいし、前後方向の変更でもよいし、これらの組み合わせであってもよい。
本発明においては、前記収穫部に取り付けられる第1部と、前記搬送部に取り付けられる第2部と、前記第1部と前記第2部とを連結する連結部と、を備えると好適である。
本構成によれば、連結部の形状を工夫することで、収穫部積載補助具を介装した際の収穫部の位置を自在に設定することができる。
また、本発明の収穫部積載補助具は、第1係止部が設けられ、圃場の作物を収穫する収穫部と、前記第1係止部に係止可能な第2係止部が設けられ、前記収穫部によって収穫された収穫物を搬送する搬送部と、を有する収穫機に用いられる収穫部積載補助具であって、前記収穫部と前記搬送部との間に介装されて、前記搬送部に対する前記収穫部の位置を前記搬送部に対する前記収穫部の通常取付位置から変更するように構成され、前記収穫部に取り付けられる第1部と、前記搬送部に取り付けられる第2部と、前記第1部と前記第2部とを連結する連結部と、を備え、前記第1係止部に係止可能な第3係止部が前記第1部に設けられ、且つ、前記第2係止部に係止可能な第4係止部が前記第2部に設けられていることを特徴とする。
この特徴構成によれば、収穫機の第1係止部と第2係止部とを、収穫部積載補助具の介装に用いることができる。すなわち、収穫部と搬送部とに特別な構成を設けることなく、収穫部積載補助具を介装させることができる。
本発明においては、前記収穫部と前記収穫機との間に介装された際の前記搬送部に対する前記収穫部の位置が、前記通常取付位置よりも高くなるように構成されており、前記連結部の下部が上方に向けて凹入した形状であると好適である。
本構成によれば、収穫部の位置が通常取付位置よりも高くなるので、高い位置にある載置台に収穫部を載置することが可能となる。また、連結部の下部が上方に向けて凹入しているので、収穫部を載置台に載置する際に、連結部と載置台との接触を抑制することができる。
本発明においては、前記連結部は、前記第1部と前記第2部とを接続する棒状の上部材と、前記上部材よりも下方に位置し、前記第1部と前記第2部とを接続する棒状の下部材と、を備えると好適である。
本構成によれば、連結部を簡易な構造によって実現することができ、加えて、第2部に対する第1部の位置を自在に設定することができる。すなわち、収穫部積載補助具を介装した際の収穫部の位置を、簡易な構造で自在に設定することができる。
本発明の積載方法は、収穫機の収穫部を載置台に積載する積載方法であって、前記収穫部を前記収穫機の搬送部から分離する工程と、前記搬送部に対する前記収穫部の位置を前記搬送部に対する前記収穫部の通常取付位置から変更する収穫部積載補助具を前記収穫部と前記搬送部との間に介装する工程と、前記搬送部を揺動させて前記収穫部を上昇させる行程と、前記収穫部を前記載置台に積載する工程と、を備えることを特徴とする。
この特徴構成によれば、収穫部が通常取付位置にある場合には収穫部を載置台に積載することが困難であっても、収穫部積載補助具を介装することにより収穫部の位置が変更されて、収穫部を載置台に積載することが可能となる。収穫部積載補助具による収穫部の位置の変更は、上下方向の変更でもよいし、左右方向の変更でもよいし、前後方向の変更でもよいし、これらの組み合わせであってもよい。
補助具を介装した状態のコンバインの側面図である。 補助具を介装した状態のコンバインの平面図である。 補助具の形状を示す斜視図である。 図2のIV-IV縦断面図である。 補助具の第1部の下側部材と刈取り部の下フレームとの係合の態様を示す縦断面図である。 補助具の第2部の上側部材とフィーダの上フレームとの係合の態様を示す縦断面図である。 補助具の第2部の下側部材とフィーダの下フレームとの係合の態様を示す縦断面図である。 フィーダに刈取り部を取り付けた状態の縦断面図である。 補助具を用いた刈取り部の載置方法の説明図である。 補助具を用いた刈取り部の載置方法の説明図である。 補助具を用いた刈取り部の載置方法の説明図である。 参考例に係るトラックの荷台上のターンテーブルを示す上面図である。 参考例に係るトラックの荷台上のターンテーブルを示す背面図である。 参考例に係るトラックのスロープ、ウィンチ、台車を示す側面図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。なお、以下の説明では、矢印Fの方向を「機体前側」(図1及び図2参照)、矢印Bの方向を「機体後側」(図1及び図2参照)、矢印Lの方向を「機体左側」(図2参照)、矢印Rの方向を「機体右側」(図2参照)とする。
〔コンバインの全体構成〕
図1及び図2には、補助具70(「収穫部積載補助具」に相当)が取り付けられた状態の普通型コンバインが示されている。本コンバインには、機体フレーム1と、クローラ走行装置2と、が備えられている。走行機体の前方には、植立穀稈を刈り取る刈取り部3(「収穫部」に相当)が設けられている。刈取り部3には、植立穀稈を掻き込む掻込みリール4と、植立穀稈を切断する刈刃5と、刈取穀稈を掻き込む掻込みオーガ6と、が備えられている。
走行機体の前部における右側には、運転キャビン7が設けられている。運転キャビン7には、運転者が搭乗する運転部8と、運転部8を覆うキャビン9と、が備えられている。運転部8の下方には、エンジンルームERが設けられている。エンジンルームERには、エンジンや排気浄化装置、冷却ファン、ラジエータ等が収容されている。刈取り部3の後方には、刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置12が設けられている。刈取り部3と脱穀装置12とに亘って、刈取穀稈を脱穀装置12に向けて搬送するフィーダ10(「搬送部」に相当)が設けられている。フィーダ10と刈取り部3とを、左右方向に延びる軸心P1周りに揺動させて昇降させる昇降シリンダ11が設けられている。
脱穀処理後の穀粒を貯留する穀粒貯留タンク13が、脱穀装置12と横並びに設けられている。穀粒貯留タンク13は、作業位置とメンテナンス位置とに亘って、上下方向に延びる軸心周りで揺動開閉可能に構成されている。脱穀装置12の後部と穀粒貯留タンク13の後部との間には、燃料タンクが設けられている。
穀粒貯留タンク13内の穀粒を外部に排出する穀粒排出装置14が設けられている。穀粒排出装置14には、穀粒貯留タンク13内の穀粒を上方に向けて搬送する縦搬送部と、縦搬送部からの穀粒を機体外側に向けて搬送する横搬送部と、が備えられている。
〔補助具(収穫部積載補助具)〕
補助具70は、図1、図2に示されるように、刈取り部3とフィーダ10との間に介装されて、フィーダ10に対する刈取り部3の位置を、通常取付位置から変更するものである。通常取付位置とは、補助具70が介装されずに刈取り部3がフィーダ10に取り付けられている状態における、フィーダ10に対する刈取り部3の位置である。本実施形態では、図4に示される、補助具70が刈取り部3とフィーダ10との間に介装された際のフィーダ10に対する刈取り部3の位置が、図に示される通常取付位置よりも高くなるように、補助具70が構成されている。
補助具70は、図3に示されるように、第1部20と、第2部30と、連結部40と、を備える。図1、図2、図4に示されるように、補助具70が刈取り部3とフィーダ10との間に介装される際、第1部20は刈取り部3の後端部に取り付けられ、第2部30はフィーダ10の前端部に取り付けられる。連結部40は、第1部20と第2部30とを連結する。
〔第1部〕
図3に示されるように、第1部20は枠状の部材であって、中空の角柱状の上側部材21、右側部材22、左側部材23、下側部材24を備えている。右側部材22は、上側部材21の右端部と、下側部材24の右端部とを連結している。左側部材23は、上側部材21の左端部と、下側部材24の左端部とを連結している。上側部材21の右端部及び左端部に、係止部材25、25が設けられている。下側部材24の右端部及び左端部の前面に、それぞれ2つのボルト穴26、26が設けられている。下側部材24の右端部及び左端部の後面に、それぞれ2つの穴27、27が設けられている。
第1部20が刈取り部3に取り付けられた状態では、図4に示されるように、第1部20の上側部材21の上面が、刈取り部3の上フレーム3aの下面に当接する。第1部20の係止部材25の後面が、刈取り部3の上フレーム3aの前面に当接する。図5に示されるように、第1部20の下側部材24の前面が、刈取り部3の下フレーム3bの後面に当接する。第1部20の穴27を通してボルト穴26に挿通されたボルト28が、刈取り部3の下フレーム3bに溶接されたナット3cと螺合することで、第1部20の下側部材24が刈取り部3の下フレーム3bに固定されている。
上記のようにして、補助具70の第1部20が、刈取り部3に取り付けられる。言い換えると、刈取り部3に、上フレーム3aとナット3cとを備える第1係止部Wが設けられ、補助具70の第1部20に、係止部材25とボルト穴26とを備える第3係止部Yが設けられている。第3係止部Yは、第1係止部Wに係止可能である。
〔第2部〕
図3に示されるように、第2部30は、中空の角柱状の上側部材31、中間部材32、下側部材33を備えている。上側部材31、中間部材32、下側部材33は、後述する連結部40の上部材41の下側部位によって、互いに平行な状態で配置されている。上側部材31の右端部及び左端部において、後面から下面に亘って、穴34が形成されている。上側部材31の右端部及び左端部の後面に、部材35が取り付けられている。下側部材33の右端部及び左端部の後面に、それぞれ2つのナット36が設けられている。
第2部30がフィーダ10に取り付けられた状態では、図4、図6に示されるように、フィーダ10に設けられた係止部材10aが、第2部30の上側部材31の穴34に挿入されている。係止部材10aの後面が、上側部材31の後部の内面に当接している。なお、係止部材10aは、フィーダ10の上フレーム10bの右端部及び左端部に設けられている。第2部30の部材35の下面が、フィーダ10の上フレーム10bの上面に当接している。図4に示されるように、第2部30の中間部材32の後面が、フィーダ10の前面と当接している。図4、図7に示されるように、第2部30の下側部材33の後面が、フィーダ10の下フレーム10cの前面と当接している。フィーダ10の下フレーム10cのボルト穴10dに挿通されたボルト37が、第2部30のナット36と螺合することで、第2部30の下側部材33がフィーダ10の下フレーム10cに固定されている。
上記のようにして、補助具70の第2部30が、フィーダ10に取り付けられる。言い換えると、フィーダ10に、係止部材10aとボルト穴10dとを備える第2係止部Xが備えられ、補助具70の第2部30に、上側部材31、穴34及びナット36を備える第4係止部Zが設けられている。第4係止部Zは、第2係止部Xに係止可能である。
〔連結部〕
図3に示されるように、連結部40は、丸棒状の2本の上部材41、丸棒状の2本の下部材42を備えている。下部材42は、上部材41よりも下方に位置する。
上部材41は、機体左右方向に視て、概ねL字状の部材である。上部材41は、図4に示されるように、前斜め上に延びる上側部分41aと、前斜め下に延びる下側部分41bとを備えている。
図3に示されるように、右の上部材41の前側端部(上側部分41aの前側端部)が、第1部20の上側部材21の右側端部に接続されている。右の上部材41の下側端部(下側部分41bの下側端部)が、第2部30の下側部材33の右側端部に接続されている。右の上部材41の下側部分41bは、第2部30の上側部材31の右側端部と、中間部材32の右側端部と、を貫通して設けられている。
同様に、図3に示されるように、左の上部材41の前側端部(上側部分41aの前側端部)が、第1部20の上側部材21の左側端部に接続されている。左の上部材41の下側端部(下側部分41bの下側端部)が、第2部30の下側部材33の左側端部に接続されている。左の上部材41の下側部分41bは、第2部30の上側部材31の左側端部と、中間部材32の左側端部と、を貫通して設けられている。
すなわち、左右の上部材41は、第1部20の上部の上側部材21と、第2部30の上部の上側部材31、中間部材32、及び下側部材33とを接続している。
図3に示されるように、左右の上部材41の上側部分41aは、第1部20の左右の係止部材25の間に位置している。左右の上部材41の下側部分41bは、第2部30の左右の穴34の間に位置し、第2部30の左右のナット36の間に位置している。
下部材42は、前斜め上に延びる部材である。左右の下部材42は、図4に示されるように、上方に凹んだ凹部42aを有する。言い換えれば、連結部40の下部である下部材42は、上方に向けて凹入した凹形状である。
図3に示されるように、左右の下部材42の前側端部は、第1部20の下側部材24の中央部に接続されている。左右の下部材42の後側端部は、第2部30の中間部材32の中央部に接続されている。すなわち、左右の下部材42は、第1部20の下部の下側部材24と、第2部30の中間部材32とを接続している。
左右の下部材42の前側端部は、下側部材24のボルト穴26の間に位置している。左右の下部材42の後側端部は、連結部40の左右の上部材41の間に位置している。
なお、刈取り部3がフィーダ10に取り付けられた状態では、図8に示されるように、フィーダ10の上フレーム10bの上面が、刈取り部3の上フレーム3aの下面に当接する。フィーダ10の係止部材10aの後面が、刈取り部3の上フレーム3aの前面に当接する。フィーダ10の下フレーム10cの前面が、刈取り部3の下フレーム3bの後面に当接する。フィーダ10の下フレーム10cのボルト穴10dに挿通されたボルト37が、刈取り部3のナット3cと螺合することで、刈取り部3がフィーダ10に固定される。言い換えれば、刈取り部3の第1係止部W(上フレーム3a、ナット3c)に係止可能な第2係止部X(係止部材10a、ボルト穴10d)が、フィーダ10に設けられている。
〔載置台への積載方法〕
次に、補助具70を用いて、刈取り部3をトラック80の荷台81(「載置台」に相当)へ載置する載置方法について説明する。
まず、図9に示されるように、フィーダ10及び刈取り部3を昇降シリンダ11により上昇させて、刈取り部3を補助台82の上に載置する。そして、刈取り部3をフィーダ10から分離する。具体的には、ボルト37をナット3cから取り外し、フィーダ10を下降・後退させて、フィーダ10の係止部材10aを刈取り部3の上フレーム3aから離間させる。すなわち、刈取り部3の第1係止部Wに対する、フィーダ10の第2係止部Xの係止を解除する。
次に、図10に示されるように、フィーダ10を下降させた状態で、補助具70を刈取り部3とフィーダ10との間に介装する。具体的には、刈取り部3の後部が高い位置となるよう、刈取り部3の姿勢を変更して、フィーダ10の係止部材10aを補助具70の第2部30の穴34に挿入し、フィーダ10の下フレーム10cと補助具70の第2部30の下側部材33とをボルト37で固定する。すなわち、補助具70の第4係止部Zを、フィーダ10の第2係止部Xに係止する。そして、補助具70の係止部材25を刈取り部3の上フレーム3aの前に挿入し、補助具70の第1部20の下側部材24と刈取り部3の下フレーム3bとをボルト28で固定する。すなわち、補助具70の第3係止部Yを、フィーダ10の第1係止部Wに係止する。これにより、刈取り部3の位置が、通常取付位置よりも高い位置に変更される。
続いて、図11に示されるように、フィーダ10を上昇させて、刈取り部3をトラック80の荷台81に載置する。そして、刈取り部3を補助具70から取り外す。以上で、刈取り部3の荷台81への載置が完了する。このようにして、刈取り部3をコンバインから取り外してトラック80に積載することで、刈取り部3とコンバインの走行機体とを個別に運搬することができる。なお、以上述べた手順と逆の手順により、トラック80の荷台81に載置された刈取り部3を、コンバインの走行機体に取り付けつつ、トラック80から荷下ろしすることができる。
〔他の実施形態〕
(1)上記実施形態では、補助具70が介装された際の刈取り部3の位置が、通常取付位置よりも高くなる例が説明された。すなわち、補助具70が、フィーダ10に対する刈取り部3の上下方向の位置を通常取付位置から変更する例が説明された。補助具70が、フィーダ10に対する刈取り部3の左右方向の位置を通常取付位置から変更するものであってもよい。また、補助具70が、フィーダ10に対する刈取り部3の上下方向及び左右方向の位置を通常取付位置から変更するものであってもよい。また、補助具70が、フィーダ10に対する刈取り部3の前後方向の位置を通常取付位置から変更するものであってもよい。
(2)上記実施形態では、補助具70が、刈取り部3の第1係止部Wに係止可能な第3係止部Yと、フィーダ10の第2係止部Xに係止可能な第4係止部Zとを備える例が説明された。すなわち、刈取り部3とフィーダ10とを係止する機構を用いて、補助具70が介装される例が説明された。補助具70が、刈取り部3とフィーダ10とを係止する機構とは別の機構を用いて、刈取り部3とフィーダ10との間に介装されてもよい。
(3)上記実施形態では、補助具70と刈取り部3との係止、及び、補助具70とフィーダ10との係止が、係止部材25、係止部材10a、ボルト28、ボルト37等により実現される例が説明された。補助具70と刈取り部3及びフィーダ10との係止は、他の機構により実現されてもよい。例えば、ボルト及びナットのみにより実現されてもよいし、係止部材10aの穴34への挿入のような、部材と部材とを引っ掛ける機構により実現されてもよい。
〔参考例〕
(1)上記実施形態では、補助具70を用いて刈取り部3をトラック80へ積み込む例が説明された。他の手法を用いて刈取り部3をトラック80に積み込むことも可能である。本参考例では、図12に示されるように、トラック80の荷台81にターンテーブル90が備えられており、ターンテーブル90の上に載置された刈取り部3を、荷台81の上にて回転させることができる。
ターンテーブル90は、その下面に、4つの外側フリーベアリング91、92、93、94と、2つの中央フリーベアリング95、96と、を備えている。トラック80の荷台81の上面には、案内溝83が設けられている。案内溝83は、左分岐溝84と、右分岐溝85と、を備えている。中央フリーベアリング95、96は、案内溝83に嵌まり込んだ状態で、トラック80の荷台81上を移動する。
ターンテーブル90は、6つのフリーベアリングの回転により、トラック80の荷台上を移動可能である。ターンテーブル90が移動する際、中央フリーベアリング95、96は、案内溝83に沿って移動する。
本参考例では、刈取り部3のトラック80への積み込みは次のようにして行われる。ターンテーブル90がトラック80の荷台の後端部に位置する状態で、コンバインがスロープ84a上を移動してトラック80の荷台に乗り上り、刈取り部3がターンテーブル90に載置される。刈取り部3がフィーダ10から分離される。刈取り部3が載置されたターンテーブル90は、中央フリーベアリング95、96が案内溝83に案内された状態で、まず前方へ移動する。次に、ターンテーブル90は、中央フリーベアリング95が左分岐溝84に沿って進み、中央フリーベアリング96が右分岐溝85に沿って進むことにより、反時計回りに90°回転する。以上のようにして、トラック80の荷台上にてターンテーブル90に載置された刈取り部3を回転させることができる。
(2)上記参考例では、中央フリーベアリング95、96が案内溝83に案内されて、ターンテーブル90が回転する例が説明された。本参考例では、図13に示されるように、中央フリーベアリング95、96に代えて、2つのガイド部材97、98がターンテーブル90に設けられている。トラック80の荷台上には、案内溝83に案内レール86が設けられ、左分岐溝84及び右分岐溝85に左分岐レール87及び右分岐レール88が設けられている。2つのガイド部材97の先端部は、案内レール86の内部に位置している。
本参考例では、刈取り部3のトラック80への積み込みは次のようにして行われる。ターンテーブル90がトラック80の荷台の後端部に位置する状態で、コンバインがスロープ84a上を移動してトラック80の荷台に乗り上り、刈取り部3がターンテーブル90に載置される。刈取り部3がフィーダ10から分離される。刈取り部3が載置されたターンテーブル90は、ガイド部材97、98が案内レール86に案内された状態で、まず前方へ移動する。次に、ターンテーブル90は、ガイド部材97が左分岐レール87に沿って進み、ガイド部材98が右分岐レール88に沿って進むことにより、反時計回りに90°回転する。以上のようにして、上記参考例と同様に、トラック80の荷台上にてターンテーブル90に載置された刈取り部3を回転させることができる。
(3)本参考例では、図14に示されるように、トラック80に、スロープ101と、ウィンチ102と、ワイヤ103とが備えられている。
本参考例では、刈取り部3のトラック80への積み込みが次のようにして行われる。まず、刈取り部3を台車104の上に載置する。台車104は、ワイヤ103によりウィンチ102と接続されている。ウィンチ102を作動させると、台車104が、スロープ101を通ってトラック80の荷台上に引き上げられる。以上のようにして、刈取り部3のトラック80への積み込みを行うことができる。この場合、スロープ101の幅は、台車104の幅と同程度であればよい。
本発明は、走行しながら植立する作物を収穫する収穫機に適用可能であり、普通型コンバインの他、自脱型コンバインや、トウモロコシ収穫機等にも適用可能である。また、クローラ走行装置を備えたクローラ式収穫機の他、走行車輪を備えた収穫機にも適用可能である。
3 :刈取り部(収穫部)
3a :上フレーム
3c :ナット
10a :係止部材
10d :ボルト穴
20 :第1部
25 :係止部材
26 :ボルト穴
30 :第2部
31 :上側部材
34 :穴
36 :ナット
40 :連結部
41 :上部材
42 :下部材
70 :補助具
81 :荷台(載置台)
W :第1係止部
X :第2係止部
Y :第3係止部
Z :第4係止部

Claims (6)

  1. 圃場の作物を収穫する収穫部と、前記収穫部に連結された状態で前記収穫部によって収穫された収穫物を搬送する搬送部とを有する収穫機に用いられる収穫部積載補助具であって、
    連結解除された前記収穫部と前記搬送部との間に介装されて、前記搬送部に対する前記収穫部全体高さ位置を、前記収穫部と前記搬送部とが連結されたときの通常取付位置から変更する収穫部積載補助具。
  2. 前記収穫部に取り付けられる第1部と、前記搬送部に取り付けられる第2部と、前記第1部と前記第2部とを連結する連結部と、を備える請求項1に記載の収穫部積載補助具。
  3. 第1係止部が設けられ、圃場の作物を収穫する収穫部と、前記第1係止部に係止可能な第2係止部が設けられ、前記収穫部によって収穫された収穫物を搬送する搬送部と、を有する収穫機に用いられる収穫部積載補助具であって、
    前記収穫部と前記搬送部との間に介装されて、前記搬送部に対する前記収穫部の位置を前記搬送部に対する前記収穫部の通常取付位置から変更するように構成され、
    前記収穫部に取り付けられる第1部と、前記搬送部に取り付けられる第2部と、前記第1部と前記第2部とを連結する連結部と、を備え、
    前記第1係止部に係止可能な第3係止部が前記第1部に設けられ、且つ、前記第2係止部に係止可能な第4係止部が前記第2部に設けられている収穫部積載補助具。
  4. 前記収穫部と前記収穫機との間に介装された際の前記搬送部に対する前記収穫部の位置が、前記通常取付位置よりも高くなるように構成されており、
    前記連結部の下部が上方に向けて凹入した形状である請求項2又は3に記載の収穫部積載補助具。
  5. 前記連結部は、前記第1部と前記第2部とを接続する棒状の上部材と、
    前記上部材よりも下方に位置し、前記第1部と前記第2部とを接続する棒状の下部材と、を備える請求項2から4のいずれか1項に記載の収穫部積載補助具。
  6. 収穫機の収穫部を載置台に積載する積載方法であって、
    前記収穫部を前記収穫機の搬送部から分離する工程と、
    前記搬送部に対する前記収穫部の位置を前記搬送部に対する前記収穫部の通常取付位置から変更する収穫部積載補助具を前記収穫部と前記搬送部との間に介装する工程と、
    前記搬送部を揺動させて前記収穫部を上昇させる行程と、
    前記収穫部を前記載置台に積載する工程と
    を備える積載方法。
JP2018190327A 2018-10-05 2018-10-05 収穫部積載補助具、及び積載方法 Active JP7068985B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018190327A JP7068985B2 (ja) 2018-10-05 2018-10-05 収穫部積載補助具、及び積載方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018190327A JP7068985B2 (ja) 2018-10-05 2018-10-05 収穫部積載補助具、及び積載方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020058252A JP2020058252A (ja) 2020-04-16
JP7068985B2 true JP7068985B2 (ja) 2022-05-17

Family

ID=70219200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018190327A Active JP7068985B2 (ja) 2018-10-05 2018-10-05 収穫部積載補助具、及び積載方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7068985B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160057934A1 (en) 2013-04-26 2016-03-03 Agco International Gmbh Harvesting machine header connection

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61192224A (ja) * 1985-02-19 1986-08-26 井関農機株式会社 コンバイン
JPH04133125U (ja) * 1991-05-27 1992-12-10 ヤンマー農機株式会社 コンバイン
JP3549057B2 (ja) * 1993-08-31 2004-08-04 ヤンマー農機株式会社 コンバイン
JPH11178424A (ja) * 1997-12-22 1999-07-06 Kubota Corp 普通形コンバイン

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160057934A1 (en) 2013-04-26 2016-03-03 Agco International Gmbh Harvesting machine header connection

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020058252A (ja) 2020-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9724966B2 (en) Agricultural harvester axle
JP6765348B2 (ja) コンバイン
JP2014209881A (ja) トウモロコシ収穫機
JP7068985B2 (ja) 収穫部積載補助具、及び積載方法
EP3011823B1 (en) Combine with a weight transfer and residue spreading apparatus
US9718507B2 (en) Method of steering a weight transfer axle on a combine
EP3032936B1 (en) Agricultural harvester unloading via header structure
US11464170B2 (en) Over-center locking system for a chaff pan of an agricultural harvester
CN111343858B (zh) 联合收割机
JP7368345B2 (ja) コンバイン
US20170105342A1 (en) Automatically securing unloading auger support
JP5060449B2 (ja) コンバイン
JP7018821B2 (ja) コンバイン
JP7374880B2 (ja) コンバイン
US10729057B2 (en) Integrated upright header transport for an agricultural combine
JP6887519B2 (ja) コンバイン
JP7325276B2 (ja) サトウキビ収穫機
JP2021023117A (ja) コンバイン
JP2008271872A (ja) コンバイン
JP2021003057A (ja) コンバイン
JPH01312922A (ja) 多目的コンバインの刈取搬送装置
JP2007312731A (ja) コンバイン
JP5543283B2 (ja) コンバイン
FI104530B (fi) Menetelmä koneellisessa ensiharvennuksessa ja menetelmää soveltava hakkuukone
WO2019082306A1 (ja) コンバイン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7068985

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150