JP7066355B2 - トナー - Google Patents
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Description
すなわち、結着樹脂、グラフトポリマー、および脂肪酸金属塩を含有するトナー粒子を有するトナーであって、
前記グラフトポリマーは、前記結着樹脂に対し、相溶度が70%以上であり、
前記グラフトポリマーの主鎖が、スチレンアクリル系樹脂であり、
前記グラフトポリマーの側鎖が、ポリメチルアクリレート、ポリメチルメタクリレート、またはスチレンアクリロニトリル共重合体であり、
前記結着樹脂が、スチレン-アクリル酸ブチル二元共重合体である
ことを特徴とするトナー。
また、結着樹脂、グラフトポリマー、および脂肪酸金属塩を含有するトナー粒子を有するトナーであって、
前記グラフトポリマーは、前記結着樹脂に対し、相溶度が70%以上であり、
前記グラフトポリマーの主鎖が、スチレンアクリル系樹脂であり、
前記グラフトポリマーの側鎖が、ポリメチルアクリレート、ポリメチルメタクリレート、またはスチレンアクリロニトリル共重合体であり、
前記結着樹脂が、スチレンおよびn-ブチルアクリレートのみから得られる共重合体である
ことを特徴とするトナー。
また、結着樹脂(ただしグラフトポリマーである場合を除く)、グラフトポリマー、および脂肪酸金属塩を含有するトナー粒子を有するトナーであって、
前記グラフトポリマーは、前記結着樹脂に対し、相溶度が70%以上であり、
前記グラフトポリマーの主鎖が、スチレンアクリル系樹脂であり、
前記グラフトポリマーの側鎖が、ポリメチルアクリレート、ポリメチルメタクリレート、またはスチレンアクリロニトリル共重合体である
ことを特徴とするトナー。
グラフトポリマーは結着樹脂に対し十分な相溶性が無いと本発明の効果は乏しい。十分なグラフトポリマーの溶け広がりが無いと結着樹脂中で上記の相互作用が局所的にしか存在せず効果が低減してしまう。結着樹脂全体にわたり上記の相互作用を存在させるためにグラフトポリマーの必要な相溶度は結着樹脂に対し70%以上であることが分かった。より高度な耐久性を得るためには相溶度は80%以上であることがより好ましい。
本発明で用いる脂肪酸金属塩は2価以上の多価金属と脂肪酸からなる難水溶性の脂肪酸金属塩であればよく、従来公知の脂肪酸金属塩を用いることができる。具体的には、脂肪酸としては、ノナン酸やラウリン酸、ステアリン酸、セロチン酸などの直鎖飽和脂肪酸や、オレイン酸やリノール酸などの直鎖不飽和脂肪酸、15-メチルヘキサデカン酸などの分岐構造をもった脂肪酸、2-ヒドロキシドデカン酸、12-ヒドロキシステアリン酸のように他の官能基を有する脂肪酸など、公知のものを使用できる。脂肪酸はグラフトポリマーとの相互作用および入手容易性の観点で、炭素数8以上28以下であることが好ましく、12以上22以下がより好ましい。
本発明のトナーは、公知の結着樹脂を用いることができる。結着樹脂としては、例えば、以下の樹脂を用いることができる。ポリスチレン、ポリビニルトルエンのようなスチレン及びその置換体の単重合体;スチレン-プロピレン共重合体、スチレン-ビニルトルエン共重合体、スチレン-ビニルナフタリン共重合体、スチレン-アクリル酸メチル共重合体、スチレン-アクリル酸エチル共重合体、スチレン-アクリル酸ブチル共重合体、スチレン-アクリル酸オクチル共重合体、スチレン-アクリル酸ジメチルアミノエチル共重合体、スチレン-メタクリル酸メチル共重合体、スチレン-メタクリル酸エチル共重合体、スチレン-メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン-メタクリ酸ジメチルアミノエチル共重合体、スチレン-ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン-ビニルエチルエーテル共重合体、スチレン-ビニルメチルケトン共重合体、スチレン-ブタジエン共重合体、スチレン-イソプレン共重合体、スチレン-マレイン酸共重合体、スチレン-マレイン酸エステル共重合体のようなスチレン系共重合体;ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルブチラール、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリアクリル樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂。これらは単独又は混合して使用できる。
トナーには、公知の顔料を含有させることができる。
トナーは、荷電制御剤を含有してもよい。荷電制御剤としては、サリチル酸、アルキルサリチル酸、ジアルキルサリチル酸、ナフトエ酸、ダイカルボン酸等に代表される芳香族カルボン酸の金属化合物;アゾ染料あるいはアゾ顔料の金属塩または金属錯体;ホウ素化合物、ケイ素化合物、カリックスアレーンが挙げられる。また、正帯電制御剤として以下の、四級アンモニウム塩、四級アンモニウム塩を側鎖に有する高分子型化合物;グアニジン化合物;ニグロシン系化合物;イミダゾール化合物が挙げられる。帯電制御剤の使用量としては、結着樹脂の種類、他の添加剤の有無、分散方法を含めたトナー製造方法によって決定されるもので、一義的に限定されるものではない。
トナーは、離型剤としてワックスを含有してもよい。ワックスの種類としては、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ペトロラタム等の石油系ワックス及びその誘導体;モンタンワックス及びその誘導体;フィッシャートロプシュ法による炭化水素ワックス及びその誘導体;ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス等のポリオレフィンワックス及びその誘導体、カルナバワックス、キャンデリラワックス等の天然ワックス及びその誘導体;高級脂肪族アルコール;ステアリン酸、パルミチン酸等の脂肪酸;酸アミドワックス;エステルワックス;硬化ヒマシ油及びその誘導体;植物系ワックス;動物性ワックス等が挙げられる。この中で特に、離型性に優れるという観点からパラフィンワックス、エステルワックス及び炭化水素ワックスが好ましい。
トナーは、流動性を向上させる目的で、流動性向上剤が外添されていてもよい。流動性向上剤の種類としては、フッ化ビニリデン微粉未、ポリテトラフルオロエチレン微粉末等のフッ素系樹脂粉末;ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛等の脂肪酸金属塩;酸化チタン粉末、酸化アルミニウム粉末、酸化亜鉛粉末等の金属酸化物または、上記金属酸化物を疎水化処理した粉末;及び湿式製法シリカ、乾式製法シリカ等のシリカ微粉末または、それらシリカにシランカップリング剤、チタンカップリング剤、シリコーンオイルの如き処理剤により表面処理を施した表面処理シリカ微粉末等が挙げられる。
本発明のトナーは、公知のいずれの方法で製造されたものであってもよく、例えば、懸濁重合法、溶解懸濁法、乳化凝集法、粉砕法で製造することができる。
結着樹脂10gをガラス容器に取り、ホットプレートを用いて180℃に加熱する。そこにグラフトポリマーを攪拌しながら少しずつ添加して溶かしていき、白濁した(相溶性を失った)時点でのグラフトポリマーの総添加量をW1(g)として下記計算式により求める。
相溶度S1(%)=W1(g)/10(g)×100
グラフトポリマーの側鎖と同種の樹脂(マクロモノマーも含む)10gをガラス容器に取り、ホットプレートを用いて180℃に加熱する。そこに脂肪酸金属塩を攪拌しながら少しずつ添加して溶かしていき、白濁した(相溶性を失った)時点での脂肪酸金属塩の総添加量をW2(g)として下記計算式により求める。
相溶度S2(%)=W2(g)/10(g)×100
樹脂の分子量及び分子量分布はゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によって、ポリスチレン換算で算出される。GPCによる分子量の測定は、以下の様にして行う。上記樹脂をTHF(テトラヒドロフラン)に加え、室温で24時間静置した溶液を、ポア径が0.2μmの耐溶剤性メンブランフィルター「マイショリディスク」(東ソー社製)で濾過してサンプル溶液とし、以下の条件で測定する。尚、サンプル溶液調製は、樹脂の濃度が0.8質量%になるようにTHFの量を調整する。なお、樹脂がTHFに溶解しにくい場合には、DMFなどの塩基性溶媒を用いることも可能である。
カラム:Shodex KF-801、802、803、804、805、806、807の7連(昭和電工社製)
溶離液:テトラヒドロフラン(THF)
流速:1.0mL/min
オーブン温度:40.0℃
試料注入量:0.10mL
試料の分子量の算出にあたっては、以下に列挙する標準ポリスチレン樹脂カラムを用いて作成した分子量校正曲線を使用する。具体的には、東ソ-社製の商品名「TSKスタンダード ポリスチレン F-850、F-450、F-288、F-128、F-80、F-40、F-20、F-10、F-4、F-2、F-1、A-5000、A-2500、A-1000、A-500」である。
・スチレン:70.0部
・アクリル酸ブチル:30.0部
・末端基がメタクリロイル基であるポリメタクリル酸メチル(東亜合成社製、商品名:AA-6、Mn=6000):30.0部
・アゾビスイソブチロニトリル:2.0部
を混合し攪拌しながら窒素置換を30分間行った後、内温60℃になるように加熱してそのまま15時間保持して樹脂固形物を得た。そして、該樹脂固形物をテトラヒドロフランに溶解し、メタノールで再沈殿させて析出した固体を濾別することでグラフトポリマーG-1を得た。グラフトポリマーG-1の分子量(Mn)は10600であった。
アゾビスイソブチロニトリルを0.50部に変更した以外は、前記グラフトポリマーG-1の合成例と同様の操作を行って、グラフトポリマーG-2を得た。グラフトポリマーG-2の分子量(Mn)は42000であった。
・スチレン:90.0部
・アクリロニトリル:10.0部
・末端基がメタクリロイル基であるポリメタクリル酸メチル(東亜合成社製、商品名:AA-6、Mn=6000):30.0部
・アゾビスイソブチロニトリル:2.0部
を混合し攪拌しながら窒素置換を30分間行った後、内温60℃になるように加熱してそのまま15時間保持して樹脂固形物を得た。そして、該樹脂固形物をテトラヒドロフランに溶解し、メタノールで再沈殿させて析出した固体を濾別することでグラフトポリマーG-3を得た。グラフトポリマーG-3の分子量(Mn)は10500であった。
・スチレン:70.0部
・アクリル酸ブチル:30.0部
・末端基がメタクリロイル基であるスチレンとアクリロニトリルの共重合体の51%トルエン溶液(東亜合成社製、商品名:AN-6S、Mn=6000):20.0部
・アゾビスイソブチロニトリル:2.0部
を混合し攪拌しながら窒素置換を30分間行った後、内温60℃になるように加熱してそのまま15時間保持して樹脂固形物を得た。そして、該樹脂固形物をテトラヒドロフランに溶解し、メタノールで再沈殿させて析出した固体を濾別することでグラフトポリマーG-4を得た。グラフトポリマーG-4の分子量(Mn)は9000であった。
スチレンの添加量を50.0部、アクリロニトリルの添加量を50.0部に変更した以外は、前記グラフトポリマーG-3の合成例と同様の操作を行って、グラフトポリマーG-5を得た。グラフトポリマーG-5の分子量(Mn)は10200であった。
(水系媒体の調製)
温度60℃に加温したイオン交換水1300.0質量部に、リン酸三カルシウム9.0質量部を添加し、T.K.ホモミクサー(特殊機化工業株式会社製)を用いて、撹拌速度15,000rpmにて撹拌し、水系媒体を調製した。
以下の原料を用いて、重合性単量体組成物を作製した。
・スチレン:70.0質量部
・n-ブチルアクリレート:30.0質量部
・カーボンブラック:7.5質量部
・ポリエステル(プロピレンオキサイド変性ビスフェノールAとフタル酸の重縮合物、Tg=75.9℃、Mw=11000、Mn=4200、酸価=11mgKOH/g):5.0質量部
・炭化水素ワックス(Tm=78℃):9.0質量部
・3,5-ジ-tert-ブチルサリチル酸の亜鉛化合物〔ボントロンE84(オリエント化学工業社製)〕:3.0質量部
・グラフトポリマーG-1:30.0質量部
・ステアリン酸アルミニウム(商品名SA-1000、堺化学工業株式会社製):1.0質量部
上記原料をアトライタ(日本コークス工業株式会社製)で3時間溶解・分散させ、重合性単量体組成物とした。
上記水系媒体中に上記重合性単量体組成物を投入し、さらに、重合開始剤として、9.0質量部のパーブチルPV[10時間半減期温度54.6℃(日本油脂製)]を加えた。温度60℃にて、高速撹拌装置T.K.ホモミクサー(特殊機化工業株式会社製)を用いて、撹拌速度10,000rpmで20分間攪拌し、造粒した。
上記トナー粒子1を100.0質量部に対し、ジメチルシリコーンオイルで処理された疎水性シリカ微粒子(一次粒子の数平均径:7nm)1.0質量部を、FMミキサ(日本コークス工業株式会社製)を用いて10分間外添し、トナー1を得た。
グラフトポリマーG-1を、グラフトポリマーG-2、G-3に各々変更した以外は、上記トナー1の製造と同様の操作を行って、トナー2および3を得た。
脂肪酸金属塩であるステアリン酸アルミニウムを、表1に記載のものに各々変更した以外は、上記トナー1の製造と同様の操作を行って、トナー4乃至12を得た。
・スチレン-アクリル樹脂(スチレン:n-ブチルアクリレート=70:30(質量比))(Mw=30,000):100.0質量部
・カーボンブラック:7.5質量部
・3,5-ジ-tert-ブチルサリチル酸の亜鉛化合物〔ボントロンE84(オリエント化学工業社製)〕:3.0質量部
・グラフトポリマーG-1:30.0質量部
・ステアリン酸アルミニウム(商品名SA-1000、堺化学工業株式会社製):1.0質量部
上記の配合比からなる原料をスーパーミキサーで混合し、二軸混練機で熱溶融混練後、ジェットミルで粉砕した。その後、乾式気流分級機で分級して、トナー粒子13を得た。
グラフトポリマーG-1、およびステアリン酸アルミニウムを加えなかったこと以外は、上記トナー1の製造と同様の操作を行って、比較トナー1を得た。
ステアリン酸アルミニウムを加えなかったこと以外は、上記トナー1の製造と同様の操作を行って、比較トナー2を得た。
グラフトポリマーG-1を加えなかったこと以外は、上記トナー1の製造と同様の操作を行って、比較トナー3を得た。
グラフトポリマーG-1を、グラフトポリマーG-5に変更したこと以外は、上記トナー1の製造と同様の操作を行って、比較トナー4を得た。
グラフトポリマーG-1、およびステアリン酸アルミニウムを加えなかったこと以外は、上記トナー13の製造と同様の操作を行って、比較トナー5を得た。
上記合成例で得られたグラフトポリマーの結着樹脂に対する相溶度を測定した。トナー1~12、比較トナー1~4においては、結着樹脂として、スチレン-アクリル樹脂(スチレン:n-ブチルアクリレート=70:30(質量比)、Mw=100,000)を用いた。尚、トナー1~12、比較トナー1~4は、THF可溶分のMwを測定したところ、いずれもMw100,000の±10%の範囲内であった。また、トナー13、比較トナー5においては、結着樹脂として、原料の樹脂をそのまま用いた。結果を下記表1に示す。
上記トナー1乃至13、および比較トナー1乃至5を用いて、下記に記載の評価を行った。表2に結果を記す。
キヤノン製フルカラー複写機CLC5000改造機(像担持体を変更し、レーザースポット径を絞り、600dpiでの出力を可能とし、定着ユニットの定着ローラの表層をシリコーンチューブに変え、オイル塗布機構を取り外した改造をCLC5000に施した機器)を用いて、常温常湿(25℃/50%RH)環境下にて、耐久画出し評価(A4横、5%印字比率、10万枚)を行った。10万枚通紙後の現像スジの評価方法と評価基準を以下に示す。
CLC用紙(キヤノン社製、80g/m2)にハーフトーン画像(トナーの載り量:0.6mg/cm2)をプリントアウトし、発生した現像スジの数で評価した。
A:未発生
B:1個所以上、3個所以下
C:4個所以上、6個所以下
D:7個所以上、あるいは幅0.5mm以上のスジが発生
〔低温定着性〕
キヤノン製レーザービームプリンタLBP9600Cの定着ユニットを定着温度が調整できるように改造した。この改造後のLBP9600Cを用いて、常温常湿(25℃/50%RH)環境下にて、プロセススピード300mm/secで、0.40mg/cm2の未定着トナー画像を形成した。この未定着トナー画像を、オイルレスで加熱加圧し、受像紙に定着画像を形成した。この際、定着温度を5℃刻みで変更して、定着画像の形成を行った。キムワイプ〔S-200(株式会社クレシア)〕用い、75g/cm2の荷重をかけて得られた定着画像を10回こすり、こすり前後の濃度低下率が5%未満になる温度をもって定着性を評価した。尚、この温度が低いほど、低温定着性に優れているといえる。
A:130℃以下
B:135℃
C:140℃
D:145℃以上
Claims (6)
- 結着樹脂、グラフトポリマー、および脂肪酸金属塩を含有するトナー粒子を有するトナーであって、
前記グラフトポリマーは、前記結着樹脂に対し、相溶度が70%以上であり、
前記グラフトポリマーの主鎖が、スチレンアクリル系樹脂であり、
前記グラフトポリマーの側鎖が、ポリメチルアクリレート、ポリメチルメタクリレート、またはスチレンアクリロニトリル共重合体であり、
前記結着樹脂が、スチレン-アクリル酸ブチル二元共重合体である
ことを特徴とするトナー。 - 結着樹脂、グラフトポリマー、および脂肪酸金属塩を含有するトナー粒子を有するトナーであって、
前記グラフトポリマーは、前記結着樹脂に対し、相溶度が70%以上であり、
前記グラフトポリマーの主鎖が、スチレンアクリル系樹脂であり、
前記グラフトポリマーの側鎖が、ポリメチルアクリレート、ポリメチルメタクリレート、またはスチレンアクリロニトリル共重合体であり、
前記結着樹脂が、スチレンおよびn-ブチルアクリレートのみから得られる共重合体である
ことを特徴とするトナー。 - 結着樹脂(ただしグラフトポリマーである場合を除く)、グラフトポリマー、および脂肪酸金属塩を含有するトナー粒子を有するトナーであって、
前記グラフトポリマーは、前記結着樹脂に対し、相溶度が70%以上であり、
前記グラフトポリマーの主鎖が、スチレンアクリル系樹脂であり、
前記グラフトポリマーの側鎖が、ポリメチルアクリレート、ポリメチルメタクリレート、またはスチレンアクリロニトリル共重合体である
ことを特徴とするトナー。 - 前記脂肪酸金属塩の前記グラフトポリマーの側鎖に対する相溶度が5.0%以上15.0%以下である請求項1~3のいずれか1項に記載のトナー。
- 前記脂肪酸金属塩が、Al、Ba、Ca、Mg、Zn、Fe、Ti、Co、Zrからなる群より選ばれる金属と脂肪酸との金属塩である請求項1~4のいずれか1項に記載のトナー。
- 前記脂肪酸が、炭素数8以上28以下の脂肪酸である請求項5に記載のトナー。
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