JP7065472B2 - 磁気泳動装置 - Google Patents

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Description

本発明は重金属イオンと磁力を利用して処理対象流体を浄化する磁気泳動装置に関する。
処理対象流体(例えば水)に含まれる又は当該処理対象流体が流通する配管の内壁等に付着する赤錆、スケール、スライム、ぬめり、カビやレジオネラ菌その他の菌類、藻類などを除去し得る装置として、重金属イオン(例えば銅イオンや銀イオン)と磁力を利用した磁気泳動装置(流体浄化装置)がある。
例えば特許文献1には、水(処理対象流体)の入口と出口とを有する筒状ケーシング内に、銅イオン及び銀イオンの少なくとも一方を発生させる金属イオン発生部(殺菌部)と、磁石と磁極片とを交互に積層した積層体を互いに平行に複数配置して、互いに隣り合う前記積層体の磁極片の間で水を通過させる通路を形成し、前記通路を水が通過する際に磁界を作用させて当該水を活性化させる活水処理部とを備えた除菌装置(磁気泳動装置)が開示されている。当該装置では、前記通路を形成する領域の互いに隣接する磁極片の縁の形状に対して磁石の縁の形状を相似形とし、相似形状の磁極片の縁と磁石の縁との距離が、磁場を最も強くしたい箇所で最も狭くなるようにすると共にその他の箇所では一定となるようにしている。
特許第3917143号公報
しかしながら、特許文献1の磁気泳動装置は、金属イオン発生部(殺菌部)と活水処理部とを独立して設けており、また、活水処理部における磁石と磁極片による積層体の構造が非常に複雑である。そのため、サイズが比較的大型になり易くまた製造コストも高価となり易いため、一般家庭での利用が困難である。例えば、洗濯機本体の給水ホース接続口と給水ホースとの間に特許文献1の磁気泳動装置を挿入することは、一般家庭での洗濯機の設置スペースを考慮すると困難と言わざるを得ない。
本発明の目的は、小型化しても処理対象流体の浄化機能の低下を抑制できる磁気泳動装置(流体浄化装置)を提供することにある。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、磁気泳動装置において、外筒と、前記外筒の内側に収納され、前記外筒の軸方向において隣接する2つの磁石同士が同極になるように配置された複数の磁石と、前記複数の磁石のそれぞれの間に位置し、前記複数の磁石よりも小径の複数のスペーサと、前記複数の磁石と前記複数のスペーサのうち前記外筒の軸方向において隣接する磁石とスペーサの間に位置し、前記複数の磁石よりも大径の銅合金板を複数備えることを特徴とする。
本発明によれば小型化しても処理対象流体の浄化機能の低下を抑制できる。
本発明の第1の実施形態に係る磁気泳動装置の断面図。 図1において外筒1の軸方向に直交するII-II面における断面図。 図1において外筒1の軸方向に直交するIII-III面における断面図。 図1の外筒1内における磁力線の分布図。 本発明の第2の実施形態に係る磁気泳動装置の概略構成図。 本発明の第3の実施形態に係る磁気泳動装置の概略構成図。 本発明の第4の実施形態に係る磁気泳動装置の概略構成図。
以下、本発明の各実施形態について図面を用いて説明する。
<第1実施形態>
図1は本発明の第1の実施形態に係る磁気泳動装置100の断面図であり、図2は図1において外筒1の軸方向に直交するII-II面における断面図であり、図3は同III-III面における断面図である。
磁気泳動装置100は、円筒状のケーシングである外筒1と、外筒1の内側において外筒1の軸方向に沿って配列された複数の円盤状の磁石2と、複数の磁石2の間に配置された複数のスペーサ3と、外筒1の軸方向において隣接する磁石2とスペーサ3の間に配置された複数の円盤状の銅合金板4と、外筒1の内側における外筒1の軸方向の両端に配置された2枚の乱流発生板6とを備えている。
これら複数の磁石2、スペーサ3、銅合金板4及び乱流発生板6の中央部には貫通孔を介してシャフト5が挿入されており、当該シャフト5によりこれらの部材2,3,4,6が軸線上に沿って固定されている。シャフト5としては例えばボルトを利用でき、必要な全ての部材2,3,4,6をシャフト5に挿入した後にナットで締結することで各部材2,3,4,6を同一軸線上に固定できる。なお、外筒1内におけるシャフト5の位置を保持するサポート部材(図示せず)を外筒1の内側または外側に複数設けても良い。
図1中の矢印が示すように、磁気泳動装置100の内部(外筒1の内側)には図1中の左から右へ向かって処理対象流体(例えば水)が導入されるものとする。すなわち、処理対象流体の流通方向における上流側は図中の左側となり、同下流側は図中の右側となる。
(外筒1)
外筒1はその軸方向の両端が開口している。図1の外筒1は、内側と外側で材質が異なる二重構造になっており、内側に位置する内側外筒1aと外側に位置する外側外筒1bとを備えている。処理対象流体と銅合金との接液面積を増加して銅イオンの発生量を増加する観点から、内側外筒1aの材質は銅合金とすることが好ましい。ただし、銅合金板4のみで銅イオンの発生量を充分確保できる場合には、内側外筒1aに銅合金を利用しない場合(すなわち外側外筒1bのみの場合)もある。その一方で外筒1の全てを銅合金としても良い。
(磁石2)
複数の磁石2は、例えばフェライト磁石であり、それぞれ貫通孔(図示せず)が中央に設けられた丸型の形状をしており、各貫通孔にはシャフト5が挿入される。各磁石2は、外筒1の軸方向において隣接する2つの磁石2同士が同極になるように配置されている。これにより外筒1内には図4に示すような磁力線が分布する。なお、磁石2の配列は図示ものに限られず、隣接する2つの磁石2同士が異極になるように配置しても良い。
(スペーサ3)
複数のスペーサ3は、外筒1の軸方向に沿って配列された複数の磁石2のそれぞれの間に位置している。各スペーサ3の中央にはシャフト5を通すための貫通孔が設けられている。図2に示すように各スペーサ3の径は各磁石2の径よりも小さい。スペーサ3としては、中央部の貫通孔にネジ溝が切られた六角ナットを利用でき、本実施形態では六角ナット(図2等参照)を用いている。スペーサ3を設けることで、複数の磁石2が発生する磁力線の干渉を低減できるとともに、処理対象流体と銅合金板4との接触面積を増大できる。なお、スペーサ3の材料としては、例えば、水に対する防錆・防蝕効果を有するステンレス鋼を利用できる。
(銅合金板4)
複数の銅合金板4は、それぞれ貫通孔(図示せず)が中央に設けられた丸型の形状をしており、各貫通孔にはシャフト5が挿入される。図2に示すように各銅合金板4の径は各磁石2の径よりも大きい。銅合金板4は図1に示すように各磁石2の軸方向における両端(N極側端面とS極側端面の両方)にそれぞれ設置する必要はない。すなわち各磁石2の軸方向における一方側の端部に設置するだけでも良い。各銅合金板4の径は、外筒1の内側面(内側外筒1a)とのスペースで過度の圧力損失が発生しない程度で外筒1内に乱流を発生できる寸法を選択することが好ましい。銅合金板4の材料としては例えば真鍮や青銅を利用できる。なお、スペーサ(六角ナット)3と銅合金板4の間にはワッシャを適宜挿入しても良い。
(乱流発生板6)
乱流発生板6は、外筒1内に設置された全ての磁石2に対して、処理対象流体の流通方向における最上流側に位置するように外筒1の内側に配置されている。乱流発生板6は、図3に示すように、その外周に所定の間隔で設けられた複数の切り欠き部(歯部)6aを有している。乱流発生板6としては図3に示すように外歯型の歯付き座金を利用できる。図3の乱流発生板6の切り欠き部6aには捻りが加えられており、当該切り欠き部6aは処理対象流体の流通方向に対して傾斜している。乱流発生板6により乱流を発生させると、処理対象流体が磁束を通過する頻度と、銅合金と接触する機会を増加できる。乱流発生板6の材料としては、例えば、水に対する防錆・防蝕効果を有するステンレス鋼を利用できる。
なお、乱流発生板6の形状は図3に示したものに限られず、乱流発生板6を処理対象流体が通過する際に、外筒1の横断面と平行な速度ベクトル成分(外筒1の軸方向と平行ではない速度ベクトル)を付与して乱流を発生させる形状のものであれば適宜代替可能である。但し、切り欠き部6aの形状としては、過度の圧力損失が発生しない程度で外筒1内に乱流を発生できるものを選択することが好ましい。また、図1の例では処理対象流体の最下流側にも乱流発生板6を設けているが、この最下流側の乱流発生板6は省略しても良い。また、乱流発生板6は全ての磁石2よりも上流側に設置する必要は必ずしもなく、例えば、外筒1が形成する流路の途中に設置しても良い。
(作用・効果)
以上のように構成される磁気泳動装置100では、図1の矢印の方向から処理対象流体(例えば水)が導入される際、乱流発生板6において図3の反時計回りの旋回成分(図3の矢印31参照)が付与されて乱流(旋回流)となって外筒1の内部に導入される。乱流では、ミクロ的にみると各流体微粒子(例えば水分子)が前後左右に自由に流れ得る状態に近づくため、外筒1内の磁力の効果により電荷を帯びた微粒子が銅合金板4と接触する機会が増加する。
次に処理対象流体は、乱流発生板6と下流側に位置する銅合金板4や、内側外筒1aを構成する銅合金と接触することで銅イオンを付与され、外筒1の軸方向において隣接する2枚の銅合金板4と当該2枚の銅合金板4によって挟まれた磁石2とが形成する第1環状流路41(図4参照)に導入される。外筒1内の複数の磁石2は同極が向かい合うようにスペーサ3によって間隔を介して配置されるので、外筒1内の少ない容積であっても図4に示すように外筒1内は多くの磁束線で充満される。特に第1環状流路41では処理対象流量の流れが磁束線の向きと逆方向または順方向に近づくため、処理対象流体(水)が第1環状流路4を通過する際に電荷を帯びやすくなり、その結果、銅合金1a,4に含まれる銅のイオン化が促進される。銅のイオン化が進展すると、銅イオンよりイオン化傾向の小さいカルシウム等のスケールが除去される。さらに磁力を受けた処理対象流体は赤錆の除去や黒錆の形成等の働きを促進させる。
第1環状流路41を抜けると、処理対象流体は、外筒1の軸方向において隣接する2枚の銅合金板4と当該2枚の銅合金板4によって挟まれたスペーサ3とが形成する第2環状流路42(銅合金板4と磁石2よりも小径のスペーサ3によって確保される流路であって、直前の第1環状流路よりも流路径が急拡大する流路)に導入される。第2環状流路42に導入された処理対象流体は当該2枚の銅合金板4から溶出される銅イオンを付与されるとともに、スペーサ3の上流側と下流側に位置する2つの磁石2によって形成される磁界を通過するように流れるため当該磁界から多くの磁力を受ける。当該スペースから流出した処理対象流体は、外筒1の出口までの短距離のうちに第1環状流路41と第2環状流路42を繰り返し通過することで、充分な銅イオンの付与と磁力の影響を受ける。
特許文献1には、銅イオンや銀イオン等のイオン化傾向が比較的大きいイオンを含む流体はスライム、ぬめり、カビやレジオネラ菌その他の菌類、藻類などを除去する機能(「抗菌機能」と称する)を有し、磁気を受けた流体は配管の内壁等に付着するスケールや赤錆を除去したりそれらの付着を防止したりする機能(「除錆・防錆機能」と称する)を有することや、さらに磁気を受けた流体では銅イオン等による抗菌機能が相乗的に向上することが開示されている。
しかし、特許文献1の装置では、処理対象流体に金属イオンを付与する金属イオン発生部(殺菌部)と、処理対象流体に磁気を付与する活水処理部とを独立して設けており、また、活水処理部における磁石と磁極片による積層体の構造が非常に複雑である。そのため、サイズが比較的大型になり易くまた製造コストも高価となり易いため、一般家庭での利用が困難であった。
これに対して本実施形態では、上記で説明したように、外筒1の軸方向において同極が向き合うように複数の磁石2を配列し、外筒1の軸方向において隣接する2つの磁石2の間にスペーサ3を配し、さらに外筒1の軸方向において隣接する磁石2とスペーサ3との間に銅合金板4を配置する流路構造とした。このような流路構造を有する磁気泳動装置100によれば、概ね2種類の環状流路41,42を処理対象流体に流通させることで、当該処理対象流体に対して銅イオンの付与と磁力の作用の付加を短時間で行うことができるので、磁気泳動装置100(外筒1)のサイズをコンパクトにしても当該磁気泳動装置100を通過した処理対象流体に対して抗菌機能や除錆・防錆機能を付与できる。したがって、本実施形態によれば、小型化しても処理対象流体の浄化機能の低下を抑制できる。
<第2実施形態>
図5は本発明の第2の実施形態に係る磁気泳動装置200の概略構成図である。図5の磁気泳動装置200は、第1実施形態に係る磁気泳動装置100を取付型ケーシング11の内部に収納した取付型の磁気泳動装置である。取付型ケーシング11の軸方向における両端には導管取付部12が設けられている。導管取付部12は、水が流通するホースやチューブ等の柔らかい素材でできた導管(配管)が取り付けられる部分であり、当該導管の抜け止めのために取付型ケーシング11の本体に向かって径が拡大する拡径部が導管取付部12には複数設けられている。
例えば、水道蛇口に接続させた給水ホースを上流側の導管取付部12に取り付け、下流側の導管取付部12に洗濯機の給水口(給水ホース接続口)に接続させた給水ホースを取り付けて、磁気泳動装置200を通過させた水で当該洗濯機を利用する。この場合、当該洗濯機を継続的に利用しても、磁気泳動装置200の抗菌機能及び除錆・防錆機能により当該洗濯機内の配管及び洗濯槽等を清浄に維持できる。
なお、取付型の磁気泳動装置200の利用は上記の洗濯機に限られず、例えば、噴水、屋外ミストシャワー設備、クーリングタワー、浴場等の温水設備、プール、ボイラ等、水を利用するあらゆる設備の各種配管に磁気泳動装置200を取り付ければ抗菌、除錆・防錆機能を発揮できる。
また、導管取付部12は取り付け対象の形状に応じて適宜変更可能である。例えばメーカごとに異なる洗濯機の給水ホース接続口の形状に合わせて適宜形状を変更しても良い。
また、磁気泳動装置200の前段(通水方向における上流側)にフィルタ機構を設置しても良い。フィルタ機構としては、例えば、フィルタエレメントが収納されたフィルタハウジングを利用できる。フィルタエレメントは導入される水の質や汚れの種類によって適宜選択することが好ましい。
<第3実施形態>
図6は本発明の第3の実施形態に係る磁気泳動装置300の概略構成図である。第2の実施形態では流水を浄化したが、花瓶や貯水タンク等の中の滞留水の浄化も可能である。
図6の磁気泳動装置300は、第1実施形態に係る磁気泳動装置100を置き型ケーシング21の内部に収納した置き型の磁気泳動装置である。置き型ケーシング21は、軸方向における一方の端部に先端に向かって径が小さくなる先細部23を有し、軸方向における他方の端部に曲面部24を有している。置き型ケーシング21には、水に対する防錆・防蝕効果を有する素材の利用が好適であり、例えば樹脂が利用できる。また、置き型ケーシング21には複数の孔22が設けられており、当該複数の孔22を介して滞留水が置き型ケーシング21の内部に導入される。
磁気泳動装置300を滞留水の中に入れると、複数の孔22を介してケーシング21内に滞留水が導入され、先述の銅イオンと磁気の影響により滞留水に抗菌、除錆・防錆機能付与される。例えば花瓶に磁気泳動装置300を入れると切り花が長持ちしたり、水洗トイレのタンク内に磁気泳動装置300を入れると水垢や黒カビ等の発生を抑制できたりする。
なお、磁気泳動装置100は、サポート部材で支持することで置き型ケーシング21内の位置を保持しても良い。また、置き型ケーシング21の形状は図6に示したものに限られず、貫通孔22を有するものであれば適宜変更が可能である。
<第4実施形態>
図7は本発明の第4の実施形態に係る磁気泳動装置(空気清浄機)400の概略構成図である。上記の各実施形態における処理対象流体は主に水(液体)であったが、以下に説明するように空気(気体)でも良い。なお、他の実施形態と同じ部分については同じ符号を付して説明を省略する。
図7の磁気泳動装置400は、円筒状のケーシング66と、ケーシング66内に収納されたファン61、フィルタ63、銅合金製メッシュ4A及び磁石2とを備えている。
ファン61は、空気循環用の電動ファンであり、ケーシング66内における処理対象流体の流通方向における下流側の所定に位置にサポート部材62によって保持されている。ファン61を駆動すると図7中の矢印が示すような空気流がケーシング66内に形成される。磁気泳動装置400を車両内で利用する場合には、ファン61の電圧は車内で使用できる値に設定することが好ましい。
フィルタ63は、空気の脱臭及び集塵機能を有するフィルタであり、例えば繊維状のフィルタが利用可能である。フィルタ63は、処理対象流体の流通方向においてファン61の下流側に設置されている。
銅合金製メッシュ4Aは、ファン61によって送給される空気との接触面積を確保するために銅合金をメッシュ状にしたものである。図7の例では空気の流通方向(ケーシング66の軸方向)に沿って3つのメッシュ4Aが配されており、隣接する2つのメッシュ4Aの間には、メッシュ4Aよりも小計の磁石2が配置されている。3つのメッシュ4及び2つの磁石の中央部にはボルト64のシャフトを挿入するための貫通孔が設けられており、各貫通孔にボルト64のシャフトを通した後にナット65で締結することで3つのメッシュ4及び2つの磁石が固定されている。これらメッシュ4及び磁石2は、処理対象流体の流通方向においてフィルタ63の下流側に設置されている。
なお、先の実施形態のように2つの磁石の間にスペーサ3を挿入しても良い。さらに、スペーサ3を挿入した場合には、各磁石2の両端にメッシュ4Aを配置しても良い。
上記のように構成した磁気泳動装置(空気清浄機)400によれば、フィルタ63による一般的な空気の脱臭・集塵だけでなく、銅イオン及び磁気による抗菌作用やカビ発生の抑制作用を容易に発揮できる。
なお、本発明は、上記の各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内の様々な変形例が含まれる。例えば、本発明は、上記の実施の形態で説明した全ての構成を備えるものに限定されず、その構成の一部を削除したものも含まれる。また、ある実施の形態に係る構成の一部を、他の実施の形態に係る構成に追加又は置換することが可能である。
1…外筒,1a…内側外筒(銅合金),1b…外側外筒,2…磁石,3…スペーサ(六角ナット),4…銅合金板,41…第1環状流路,4A…銅合金製メッシュ,5…シャフト,6…乱流発生板,6a…欠き部(歯部),11…取付型ケーシング,12…導管取付部,21…ケーシング,22…貫通孔,23…先細部,24…曲面部,41…第1環状流路,42…第2環状流路,61…ファン,62…サポート部材,63…フィルタ,64…ボルト,65…ナット,66…ケーシング

Claims (6)

  1. 外筒と、
    前記外筒の内側に収納され、前記外筒の軸方向において隣接する2つの磁石同士が同極になるように配置された複数の磁石と、
    前記複数の磁石のそれぞれの間に位置し、前記複数の磁石よりも小径の複数のスペーサと、
    前記複数の磁石と前記複数のスペーサのうち前記外筒の軸方向において隣接する磁石とスペーサの間に位置し、前記複数の磁石よりも大径の銅合金板を複数備える磁気泳動装置。
  2. 外筒と、
    前記外筒の内側に収納され、前記外筒の軸方向において隣接する2つの磁石同士が同極になるように配置された複数の磁石と、
    前記複数の磁石のそれぞれの間に位置し、前記複数の磁石よりも小径の複数のスペーサと、
    前記複数の磁石と前記複数のスペーサのうち前記外筒の軸方向において隣接する磁石とスペーサの間に位置し、前記複数の磁石よりも大径の丸型形状の銅合金板を複数備え
    前記複数の銅合金板のうち前記外筒の軸方向において隣接する2枚の銅合金板の間に位置しかつ前記複数の磁石のぞれぞれの周囲に形成される第1環状流路と、
    前記複数の銅合金板のうち前記外筒の軸方向において隣接する2枚の銅合金板の間に位置しかつ前記複数のスペーサのそれぞれの周囲に形成され、前記第1環状流路よりも流路径の大きい第2環状流路とを備え、
    前記第1環状流路と前記第2環状流路とは前記外筒の軸方向において繰り返し配置される磁気泳動装置。
  3. 請求項1の磁気泳動装置において、
    前記複数の磁石のそれぞれの両端には前記銅合金板がそれぞれ配置されている磁気泳動装置。
  4. 請求項1の磁気泳動装置において、
    前記外筒の内側には前記外筒の軸方向における一方側から他方側に向かって流体が導入され、
    前記複数の磁石に対して前記流体の流通方向における上流側に位置するように前記外筒の内側に配置され、外周に複数の切り欠き部が設けられた乱流発生板をさらに備える磁気泳動装置。
  5. 請求項1の磁気泳動装置において、
    前記外筒の少なくとも内側が銅合金によって形成されている磁気泳動装置。
  6. 請求項1の磁気泳動装置において、
    前記外筒の内側には前記外筒の軸方向における一方側から他方側に向かって流体が導入され、
    前記複数の磁石に対して前記流体の流通方向における上流側に配置されたフィルタと、
    前記フィルタに対して前記流体の流通方向における上流側に配置されたファンとをさらに備える磁気泳動装置。
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