JP7064076B2 - タービン翼及びタービン並びにタービン翼の固有振動数のチューニング方法 - Google Patents

タービン翼及びタービン並びにタービン翼の固有振動数のチューニング方法 Download PDF

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Description

本開示は、タービン翼及びタービン並びにタービン翼の固有振動数のチューニング方法に関する。
ガスタービンや蒸気タービン等のタービンの翼は、タービンの運転中に、燃焼ガス流れや蒸気流れの変動や回転により発生する励振力を受ける。このような励振力により生じる共振現象は、タービン翼やロータディスク等の損傷の原因となり得る。
そこで、タービン翼における共振の発生を回避するため、タービン翼の固有振動数をチューニングすることが提案されている。
例えば、特許文献1には、コア材と、該コア材の両側に設けられるスキン材とを含む複層構造の材料で構成されたタービン翼(中空ブレード)が開示されている。このタービン翼を構成するコア材には、タービン翼の剛性を高めるためのディンプルが多数設けられている。そして、コア材におけるディンプルの密度に分布を持たせることによりタービン翼の剛性分布を調整し、これにより、タービン翼の固有振動数を調整するようになっている。
特開2000-248901号公報
ところで、タービン翼の振動モードは、複数種存在し、振動モード毎に共振周波数が異なる。
そこで、特定の振動モードの共振周波数を外して、タービン翼に共振現象が生じない固有振動数を選択的に調整することが望まれる。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、特定の振動モードの共振周波数を外して、固有振動数を選択的に調節することが可能なタービン翼及びこれを備えたタービン並びにタービン翼の固有振動数のチューニング方法を提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係るタービン翼は、
プラットフォームと、
前記プラットフォームから翼高さ方向に延在し、前縁と後縁との間において延在する圧力面及び負圧面を有する翼形部と、
前記プラットフォームを挟んで前記翼形部とは前記翼高さ方向の反対側に位置し、ベアリング面を有する翼根部と、
前記プラットフォームと前記翼根部との間に位置するシャンクと、を備え、
前記シャンクは、
前記翼形部の前記翼高さ方向に直交し、
且つ、
前記前縁側の前記シャンクの端部の幅方向の中央位置と、前記後縁側の前記シャンクの端部の幅方向の中央位置とを結んだ線分が、前記翼根部の前記圧力面側の輪郭と前記翼根部の前記負圧面側の輪郭との中心線に対して斜めとなる
断面を有する。
上記(1)の構成によれば、シャンクは、翼高さ方向の何れかの位置において、翼高さ方向に直交し、且つ、前縁側のシャンクの端部の幅方向の中央位置と、後縁側のシャンクの端部の幅方向の中央位置とを結んだ線分が、翼根部の圧力面側の輪郭と翼根部の負圧面側の輪郭との中心線(以下、「翼根部の中心線」ともいう)に対して斜めとなる断面を有する。すなわち、この断面において、シャンクは、一対の対角の位置のうち少なくとも一方において、幅方向に突出又は凹んだ形状を有しているので、上述の線分が翼根部の中心線に対して平行である場合に比べて、該位置におけるシャンクの剛性が増大又は減少することになる。これにより、この一対の対角の位置に比較的大きな応力が生じるような振動モードの固有振動数を選択的に増大又は減少させることができる。このようにして、他の振動モードの固有振動数に与える影響を抑えながら、特定の振動モードの固有振動数を選択的に調節することができる。これにより、タービン翼の振動に起因する損傷を抑制することができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記シャンクは、
(a)前記シャンクの前記圧力面側の第1輪郭のうち前記後縁側の領域は、前記第1輪郭のうち前記前縁側の領域よりも、前記圧力面側へ外側に膨らんだ第1凸部を有する、
または、
(b)前記シャンクの前記負圧面側の第2輪郭のうち前記前縁側の領域は、前記第2輪郭のうち前記縁側の領域よりも、前記負圧面側へ外側に膨らんだ第2凸部を有する
のうち、少なくとも一方の条件を満たす
前記断面を有する。
上記(2)の構成によれば、翼高さ方向の何れかの位置における上述の断面において、圧力面側かつ後縁側の領域、及び、負圧面側かつ前縁側の領域を含む一対の対角の位置(領域)の少なくとも一方に凸部(第1凸部又は第2凸部)を設けたので、該凸部を設けた位置における剛性を向上させることができる。よって、翼形部が前述の中心線に沿って振動する振動モード(すなわち、上述の一対の対角の位置において比較的大きな応力が生じる振動モード)の固有振動数を選択的に調節することができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(2)の構成において、
前記シャンクの前記圧力面側の第1輪郭が、
前記前縁側に位置する第1前縁側輪郭と、
前記後縁側に位置する第1後縁側輪郭と、
前記第1前縁側輪郭と前記第1後縁側輪郭との間に位置する第1中央輪郭と、
を含み、
前記シャンクの前記負圧面側の第2輪郭が、
前記前縁側に位置する第2前縁側輪郭と、
前記後縁側に位置する第2後縁側輪郭と、
前記第2前縁側輪郭と前記第2後縁側輪郭との間に位置する第2中央輪郭と、
を含み、
前記第1凸部又は前記第2凸部の少なくとも一方が、前記第1中央輪郭と前記第2中央輪郭との間の距離が最小となる前記シャンクの高さ方向位置を含み、且つ、該高さ方向位置の両側を含む高さ方向範囲に亘って、前記シャンクの高さ方向に延在している。
上記(3)の構成によれば、圧力面側の第1中央輪郭と、負圧面側の第2中央輪郭との間の距離(シャンクの厚さ)が最小となる位置を含む翼高さ方向範囲において、上記(2)で述べた断面を有する。即ち、この断面において、圧力面側かつ後縁側の領域、及び、負圧面側かつ前縁側の領域を含む一対の対角の位置(領域)の少なくとも一方に凸部(第1凸部又は第2凸部)を設けたので、凸部を設けた位置における剛性を向上させて、翼形部が前述の中心線に沿って振動する振動モードの固有振動数を選択的に調節することができる。よって、タービン翼の損傷をより効果的に抑制することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(3)の構成において、
前記第1凸部又は前記第2凸部の少なくとも一方が、前記シャンクの高さ方向において、前記プラットフォームの下面と前記ベアリング面の上端との間の全範囲に亘って延在している。
上記(4)の構成によれば、第1凸部又は第2凸部の少なくとも一方を、シャンクの高さ方向において、プラットフォームの下面とベアリング面の上端との間の全範囲に亘って延在するように設けたので、該第1凸部又は第2凸部の位置において剛性を確実に高めることができる。よって、翼形部が前述の中心線に沿って振動する振動モードの固有振動数をより効果的に調節することができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(2)乃至(4)の何れかの構成において、
前記第1凸部又は前記第2凸部の少なくとも一方は、前記断面内において、前記中心線に平行に直線状に延在する。
上記(5)の構成によれば、第1凸部又は第2凸部の少なくとも一方を、上述の断面内において、前述の中心線に平行に直線状に延在するように形成したので、これらの凸部を設けない場合と比べて、シャンク部の形状を大きく変えずに、上記(2)の構成を実現することができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記シャンクは、
(c)前記シャンクの前記圧力面側の第1輪郭のうち前記後縁側の領域は、前記第1輪郭のうち前記前縁側の領域よりも、前記圧力面側から内側に凹んだ第1凹部を有する、
または、
(d)前記シャンクの前記負圧面側の第2輪郭のうち前記前縁側の領域は、前記第2輪郭のうち前記縁側の領域よりも、前記負圧面側から内側に凹んだ第2凹部を有する
のうち、少なくとも一方の条件を満たす
前記断面を有する。
上記(6)の構成によれば、翼高さ方向の何れかの位置における上述の断面において、圧力面側かつ後縁側の領域、及び、負圧面側かつ前縁側の領域を含む一対の対角の位置(領域)の少なくとも一方に凹部(第1凹部又は第2凹部)を設けたので、該凹部を設けた位置における剛性を低減させることができる。よって、翼形部が前述の中心線に沿って振動する振動モードの固有振動数を選択的に調節することができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(6)の何れかの構成において、
前記シャンクは、前記断面において、
前記シャンクの前記圧力面側の第1輪郭が、前記後縁側の領域を除いた領域において、前記翼根部の前記中心線に平行に直線状に延在する第1直線部を含み、
前記シャンクの前記負圧面側の第2輪郭が、前記前縁側の領域を除いた領域において、前記翼根部の前記中心線に平行に直線状に延在する第2直線部を含む。
上記(7)の構成によれば、シャンクは、何れかの高さ方向位置において、以下に述べる断面(第1断面)を有する。すなわち、この断面(第1断面)では、上述の翼形部が前述の中心線に沿って振動する振動モードの固有振動数を調整可能な一対の対角位置において、前述の中心線に平行な第1直線部又は第2直線部を基準として突出した部分(例えば上述の第1凸部又は第2凸部)又は凹んだ部分(例えば上述の第1凹部又は第2凹部)が存在する。よって、翼形部が前述の中心線に沿って振動する振動モードの固有振動数を選択的に調節することができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(5)の何れかの構成において、
前記シャンクの前記圧力面側の第1輪郭が、
前記前縁側に位置する第1前縁側輪郭と、
前記後縁側に位置する第1後縁側輪郭と、
前記第1前縁側輪郭と前記第1後縁側輪郭との間に位置する第1中央輪郭と、
を含み、
前記シャンクの前記負圧面側の第2輪郭が、
前記前縁側に位置する第2前縁側輪郭と、
前記後縁側に位置する第2後縁側輪郭と、
前記第2前縁側輪郭と前記第2後縁側輪郭との間に位置する第2中央輪郭と、
を含み、
前記シャンクは、
(e)前記線分の中点を通り、且つ、前記翼根部の前記中心線に平行な基準線からの距離が、前記第1中央輪郭、前記第1前縁側輪郭、前記第1後縁側輪郭の順に大きくなる、
または、
(f)前記基準線からの距離が、前記第2中央輪郭、前記第2後縁側輪郭、前記第2前縁側輪郭の順に大きくなる
のうち、少なくとも一方の条件を満たす
前記断面を有する。
上記(8)の構成によれば、シャンクは、何れかの高さ方向位置において、以下に述べる断面(第2断面)を有する。すなわち、この断面(第2断面)では、圧力面側の第1輪郭において、後縁側が前縁側よりも膨らんでいる、あるいは、負圧面側の第2輪郭において、前縁側が後縁側よりも膨らんでいる。よって、翼形部が前述の中心線に沿って振動する上述の振動モードの固有振動数を調整可能な一対の対角位置に設けられた膨らみによって、この対角位置における剛性を向上させ、タービン翼の固有振動数を選択的に調節することができる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(8)の構成において、
前記シャンクは、前記第1中央輪郭と前記第2中央輪郭との間の距離が最小となる前記シャンクの高さ方向位置において、前記(e)または前記(f)の少なくとも一方の条件を満たす前記断面を有する。
上記(9)の構成によれば、シャンクは、シャンクの厚さが最小となるシャンクの高さ方向位置において、上記(8)で述べた断面(第2断面)を有するので、上記(8)で述べたように、膨らみを設けた上述の対角位置における剛性を向上させて、翼形部が前述の中心線に沿って振動する振動モードの固有振動数を調節することができる。
(10)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(6)の構成において、
前記シャンクの前記圧力面側の第1輪郭が、
前記前縁側に位置する第1前縁側輪郭と、
前記後縁側に位置する第1後縁側輪郭と、
前記第1前縁側輪郭と前記第1後縁側輪郭との間に位置する第1中央輪郭と、
を含み、
前記シャンクの前記負圧面側の第2輪郭が、
前記前縁側に位置する第2前縁側輪郭と、
前記後縁側に位置する第2後縁側輪郭と、
前記第2前縁側輪郭と前記第2後縁側輪郭との間に位置する第2中央輪郭と、
を含み、
前記シャンクは、
(g)前記線分の中点を通り、且つ、前記翼根部の前記中心線に平行な基準線からの距離が、前記第1中央輪郭、前記第1後縁側輪郭、前記第1前縁側輪郭の順に大きくなる、
または、
(h)前記基準線からの距離が、前記第2中央輪郭、前記第2前縁側輪郭、前記第2後縁側輪郭の順に大きくなる
のうち、少なくとも一方の条件を満たす
前記断面を有する。
上記(10)の構成によれば、シャンクは、何れかの高さ方向位置において、以下に述べる断面(第3断面)を有する。すなわち、この断面(第3断面)では、圧力面側の第1輪郭において、後縁側が前縁側よりも凹んでいる、あるいは、負圧面側の第2輪郭において、前縁側が後縁側よりも凹んでいる。よって、翼形部が上述の中心線に沿って振動する上述の振動モードの固有振動数を調整可能な一対の対角位置に設けられた凹みによって、この対角位置における剛性を低減させ、タービン翼の固有振動数を選択的に調節することができる。
(11)幾つかの実施形態では、上記(10)の構成において、
前記シャンクは、前記第1中央輪郭と前記第2中央輪郭との間の距離が最小となる前記シャンクの高さ方向位置において、前記(g)または前記(h)の少なくとも一方の条件を満たす前記断面を有する。
上記(11)の構成によれば、シャンクは、シャンクの厚さが最小となるシャンクの高さ方向位置において、上記(10)で述べた断面(第3断面)を有するので、上記(10)で述べたように、凹みを設けた上述の対角位置における剛性を低減させて、翼形部が上述の中心線に沿って振動する振動モードの固有振動数を調節することができる。
(12)本発明の少なくとも一実施形態に係るタービンは、
上記(1)乃至(11)の何れかに記載のタービン翼と、
前記タービン翼の前記翼根部と係合する翼溝を有するロータディスクと、
を備える。
上記(12)の構成によれば、シャンクは、翼高さ方向の何れかの位置において、翼高さ方向に直交し、且つ、前縁側のシャンクの端部の幅方向の中央位置と、後縁側のシャンクの端部の幅方向の中央位置とを結んだ線分が、翼根部の圧力面側の輪郭と翼根部の負圧面側の輪郭との中心線に対して斜めとなる断面を有する。すなわち、この断面において、シャンクは、一対の対角の位置のうち少なくとも一方において、幅方向に突出又は凹んだ形状を有しているので、上述の線分が上述の中心線に対して平行である場合に比べて、該位置におけるシャンクの剛性が増大又は減少することになる。これにより、この一対の対角の位置に比較的大きな応力が生じるような振動モードの固有振動数を選択的に増大又は減少させることができる。このようにして、他の振動モードの固有振動数に与える影響を抑えながら、特定の振動モードの固有振動数を選択的に調節することができる。これにより、タービン翼の振動に起因する損傷を抑制することができる。
(13)本発明の少なくとも一実施形態に係るタービン翼の固有振動数のチューニング方法は、
プラットフォームと、
前記プラットフォームから翼高さ方向に延在し、前縁と後縁との間において延在する圧力面及び負圧面を有する翼形部と、
前記プラットフォームを挟んで前記翼形部とは前記翼高さ方向の反対側に位置し、ベアリング面を有する翼根部と、
前記プラットフォームと前記翼根部との間に位置するシャンクと、を備え、
前記シャンクが、
前記翼形部の前記翼高さ方向に直交し、
且つ、
前記前縁側の前記シャンクの端部の幅方向の中央位置と、前記後縁側の前記シャンクの端部の幅方向の中央位置とを結んだ線分が、前記翼根部の前記圧力面側の輪郭と前記翼根部の前記負圧面側の輪郭との中心線に対して斜めとなる
断面を有するタービン翼の固有振動数のチューニング方法であって、
前記翼根部の前記中心線に対する前記線分の角度が変化するように、前記シャンクの外形を加工するステップを備える。
上記(13)の方法によれば、シャンクは、翼高さ方向の何れかの位置において、翼高さ方向に直交し、且つ、前縁側のシャンクの端部の幅方向の中央位置と、後縁側のシャンクの端部の幅方向の中央位置とを結んだ線分の、翼根部の中心線に対する角度が変化するように、シャンクの外形を加工する。すなわち、この断面において、シャンクが、一対の対角の位置のうち少なくとも一方において、幅方向に突出又は凹んだ形状を有するように、翼根部の中心線に対する上述の線分の角度を適切に変化させてシャンクの外形を加工するようにしたので、上述の線分が翼根部の中心線に対して平行である場合に比べて、該位置におけるシャンクの剛性が増大又は減少することになる。これにより、この一対の対角の位置に比較的大きな応力が生じるような振動モードの固有振動数を選択的に増大又は減少させることができる。このようにして、他の振動モードの固有振動数に与える影響を抑えながら、特定の振動モードの固有振動数を選択的に調節することができる。これにより、タービン翼の振動に起因する損傷を抑制することができる。
(14)幾つかの実施形態では、上記(13)の方法において、
前記シャンクの外形の加工により、前記タービン翼の前記翼形部が前記中心線に沿って振動するモードの固有振動数を調整する。
上記(14)の方法によれば、翼形部が上述の中心線に沿って振動する振動モードの固有振動数を調整するように、一対の対角の位置のうち少なくとも一方において、幅方向に突出又は凹んだ形状を有するようにシャンクの外形を加工するようにしたので、翼形部が上述の中心線に沿って振動する振動モードの固有振動数を選択的に調節することができる。
(15)幾つかの実施形態では、上記(13)又は(14)の方法において、
前記シャンクは、前記断面において、
(a)前記シャンクの前記圧力面側の第1輪郭のうち前記後縁側の領域は、前記第1輪郭のうち前記前縁側の領域よりも、前記圧力面側へ外側に膨らんだ第1凸部を有する、
または、
(b)前記シャンクの前記負圧面側の第2輪郭のうち前記前縁側の領域は、前記第2輪郭のうち前記縁側の領域よりも、前記負圧面側へ外側に膨らんだ第2凸部を有する
の少なくとも一方の条件を満たし、
前記外形を加工するステップでは、
前記シャンクの前記幅方向における前記第1凸部の突出量、または、前記第1輪郭のうち前記第1凸部が占める範囲の大きさ、
または、
前記シャンクの前記幅方向における前記第2凸部の突出量、または、前記第2輪郭のうち前記第2凸部が占める範囲の大きさ
のうち、少なくとも一方を調節する。
上記(15)の方法によれば、シャンクが、翼高さ方向の何れかの位置における上述の断面において、圧力面側かつ後縁側の領域、及び、負圧面側かつ前縁側の領域を含む一対の対角の位置(領域)の少なくとも一方に凸部(第1凸部又は第2凸部)を有する場合に、幅方向における凸部の突出量又は凸部が占める範囲の大きさを加工によって調節する。よって、該凸部の突出量又は占める範囲の大きさを適切な値となるようにシャンクを加工して、該凸部を設けた位置における剛性を向上させることで、固有振動数を所望の値に調節することができる。これにより、翼形部が上述の中心線に沿って振動する振動モードの固有振動数を選択的に調節することができる。
(16)幾つかの実施形態では、上記(13)又は(14)の方法において、
前記シャンクは、前記断面において、
(c)前記シャンクの前記圧力面側の第1輪郭のうち前記後縁側の領域は、前記第1輪郭のうち前記前縁側の領域よりも、前記圧力面側から内側に凹んだ第1凹部を有する、
または、
(d)前記シャンクの前記負圧面側の第2輪郭のうち前記前縁側の領域は、前記第2輪郭のうち前記縁側の領域よりも、前記負圧面側から内側に凹んだ第2凹部を有する
の少なくとも一方の条件を満たし、
前記外形を加工するステップでは、
前記シャンクの前記幅方向における前記第1凹部の凹み量、または、前記第1輪郭のうち前記第1凹部が占める範囲の大きさ、
または、
前記シャンクの前記幅方向における前記第2凹部の凹み量、または、前記第2輪郭のうち前記第2凹部が占める範囲の大きさ
のうち、少なくとも一方を調節する。
上記(16)の方法によれば、シャンクが、翼高さ方向の何れかの位置における上述の断面において、圧力面側かつ後縁側の領域、及び、負圧面側かつ前縁側の領域を含む一対の対角の位置(領域)の少なくとも一方に凹部(第1凹部又は第2凹部)を有する場合に、幅方向における凹部の凹み量又は凹部が占める範囲の大きさを加工によって調節する。よって、該凹部の凹み量又は占める範囲の大きさを適切な値となるようにシャンクを加工して、該凹部を設けた位置における剛性を低減させることで、固有振動数を所望の値に調節することができる。これにより、翼形部が上述の中心線に沿って振動する振動モードの固有振動数を選択的に調節することができる。
(17)本発明の少なくとも一実施形態に係るタービン翼の固有振動数のチューニング方法は、
プラットフォームと、
前記プラットフォームから翼高さ方向に延在し、前縁と後縁との間において延在する圧力面及び負圧面を有する翼形部と、
前記プラットフォームを挟んで前記翼形部とは反対側に位置し、ベアリング面を有する翼根部と、
前記プラットフォームと前記翼根部との間に位置するシャンクと、を備えるタービン翼の固有振動数のチューニング方法であって、
前記シャンクの前記圧力面側の第1輪郭のうち前記後縁側の領域、または、前記シャンクの前記負圧面側の第2輪郭のうち前記前縁側の領域の少なくとも一方において、前記シャンクの外形を加工するステップ
を備える。
上記(17)の方法によれば、シャンクの圧力面側の後縁側の領域、または、シャンクの負圧面側の前縁側の領域の少なくとも一方において、シャンクの外形を加工するようにしたので、シャンクは、一対の対角の位置のうち少なくとも一方において、幅方向に突出又は凹んだ形状に加工される。よって、この対角の位置におけるシャンクの剛性が増大又は減少することになりこれにより、この一対の対角の位置に比較的大きな応力が生じるような振動モードの固有振動数を選択的に増大又は減少させることができる。このようにして、他の振動モードの固有振動数に与える影響を抑えながら、特定の振動モードの固有振動数を選択的に調節することができる。これにより、タービン翼の振動に起因する損傷を抑制することができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、特定の振動モードの固有振動数を選択的に調節することが可能なタービン翼及びこれを備えたタービン並びにタービン翼の固有振動数のチューニング方法が提供される。
一実施形態に係るガスタービンの概略構成図である。 一実施形態に係るタービン翼を、前縁から後縁に向かう方向に視た図である。 図2に示すタービン翼を、負圧面から圧力面に向かう方向に見た図である。 図3のIV-IV断面を示す図である。 一実施形態に係るタービン翼のシャンクの断面(図3のA―A断面)を示す図である。 一実施形態に係るタービン翼のシャンクの断面(図3のB―B断面)を示す図である。 一実施形態に係るタービン翼のシャンクの断面(図3のC―C断面)を示す図である。 一実施形態に係るタービン翼のシャンクの断面(図3のD―D断面)を示す図である。 一実施形態に係るタービン翼のシャンクの断面(図3のE-E断面)を示す図である。 一実施形態に係るタービン翼のシャンクの断面(図3のD-D断面)を示す図である。 一実施形態に係るタービン翼のシャンクの断面(図3のD-D断面)を示す図である。 一実施形態に係るタービン翼のシャンクの断面(図3のE-E断面)を示す図である。 一実施形態に係るタービン翼のシャンクの断面(図3のD-D断面)を示す図である。 一実施形態に係るタービン翼のシャンクの断面(図3のD-D断面)を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
まず、幾つかの実施形態に係るタービン翼の適用先の一例であるガスタービンについて、図1を参照して説明する。図1は、一実施形態に係るガスタービンの概略構成図である。
図1に示すように、ガスタービン1は、圧縮空気を生成するための圧縮機2と、圧縮空気及び燃料を用いて燃焼ガスを発生させるための燃焼器4と、燃焼ガスによって回転駆動されるように構成されたタービン6と、を備える。発電用のガスタービン1の場合、タービン6には不図示の発電機が連結される。
圧縮機2は、圧縮機車室10側に固定された複数の静翼16と、静翼16に対して交互に配列されるようにロータ8に植設された複数の動翼18と、を含む。
圧縮機2には、空気取入口12から取り込まれた空気が送られるようになっており、この空気は、複数の静翼16及び複数の動翼18を通過して圧縮されることで高温高圧の圧縮空気となる。
燃焼器4には、燃料と、圧縮機2で生成された圧縮空気とが供給されるようになっており、該燃焼器4において燃料が燃焼され、タービン6の作動流体である燃焼ガスが生成される。図1に示すように、ガスタービン1は、ケーシング20内にロータ8(ロータ軸線C)を中心として周方向に沿って複数配置された燃焼器4を有する。
タービン6は、タービン車室22によって形成される燃焼ガス通路28を有し、該燃焼ガス通路28に設けられる複数の静翼24及び動翼26を含む。
静翼24はタービン車室22側に固定されており、ロータ8の周方向に沿って配列される複数の静翼24が静翼列を構成している。また、動翼26はロータ8に植設されており、ロータ8の周方向に沿って配列される複数の動翼26が動翼列を構成している。静翼列と動翼列とは、ロータ8の軸方向において交互に配列されている。
タービン6では、燃焼ガス通路28に流れ込んだ燃焼器4からの燃焼ガスが複数の静翼24及び複数の動翼26を通過することでロータ8がロータ軸線Cを中心に回転駆動され、これにより、ロータ8に連結された発電機が駆動されて電力が生成されるようになっている。タービン6を駆動した後の燃焼ガスは、排気室30を介して外部へ排出される。
次に、幾つかの実施形態に係るタービン翼について説明する。以下の説明では、幾つかの実施形態に係るタービン翼40として、ガスタービン1のタービン6の動翼26(図1参照)について説明するが、他の実施形態では、タービン翼は、ガスタービン1のタービン6の静翼24(図1参照)や、あるいは、蒸気タービンの動翼又は静翼であってもよい。
図2は、一実施形態に係るタービン翼40を、前縁から後縁に向かう方向(コード方向)に視た図であり、図3は、図2に示すタービン翼40を、負圧面から圧力面に向かう方向(ロータ周方向)に見た図であり、図4は、図3のIV-IV断面を示す図である。なお、図2は、タービン6のロータディスク32とともに、タービン翼40が図示されている。
図2~図4に示すように、一実施形態に係るタービン翼40(動翼26)は、プラットフォーム42と、プラットフォーム42を挟んで翼高さ方向(スパン方向とも呼ぶ)において互いに反対側に位置する翼形部44及び翼根部51と、プラットフォーム42と翼根部51との間に位置するシャンク56と、を備えている。
翼形部44は、ロータ8に対して翼高さ方向に延在するように設けられている。
翼形部44は、翼高さ方向に沿って延びる前縁46及び後縁48を有するとともに、前縁46と後縁48との間において延在する圧力面50及び負圧面52を有する。図4に示すように、翼形部44の内部には、翼形部44を冷却するための冷却流体が流れる冷却通路34が形成されていてもよい。なお、図4に示す例示的な実施形態では、翼高さ方向に沿って翼形部44の内部空間を仕切るリブ36が設けられており、翼形部44の内壁面38と、リブ36とによって、複数の冷却通路34が形成されている。
図2に示すように、タービン6において、翼根部51は、ロータ8とともに回転するロータディスク32に設けられた翼溝33に係合されている。このようにして、タービン翼40は、タービン6のロータ8(図1参照)に植設され、ロータ軸線Cを中心にロータ8とともに回転するようになっている。また、翼根部51は、ベアリング面54を有している。ベアリング面54は、翼根部51の表面のうち、ロータ8が回転し、タービン翼40に遠心力が作用しているときに、ロータディスク32の翼溝33の表面と接触する部分である。すなわち、ベアリング面54は、翼高さ方向において、翼根部51から翼形部44に向かう方向を向いた面(すなわち、ロータ8の径方向外側を向いた面)である。
図4に示すように、翼根部51の圧力面側の輪郭53P及び負圧面側の輪郭53Sは、それぞれ直線形状を有し、互いに平行であるとともに、タービン6の軸方向に対して傾斜していてもよい。また、翼根部51の圧力面側の輪郭53Pと負圧面側の輪郭53Sに挟まれ、翼根部51の中心軸を形成する中心線Lcは、タービン6の軸方向に対して傾斜していてもよい。
すなわち、上述の中心線Lcは、翼根部51の幅方向中央位置を結んだ線分を含む直線であり、該中心線Lcの方向は、ロータ軸線Cと平行であって、ロータディスク32へのタービン翼40の挿入方向と一致する。
なお、翼形部44、プラットフォーム42、翼根部51及びシャンク56は、鋳造等により一体的に構成されていてもよい。
幾つかの実施形態では、シャンク56は、該シャンク56の翼高さ方向の何れかの位置において、翼形部44の翼高さ方向に直交し、且つ、前縁側のシャンク56の端部80の幅方向の中央位置を示す点P1と、後縁側のシャンク56の端部82の幅方向の中央位置を示す点P2とを結んだ線分S1が、翼根部51の圧力面側の輪郭53Pと翼根部51の負圧面側の輪郭53Sとの中心線Lc、すなわち翼根部の中心軸に対して斜めとなる断面を有する。
本明細書において、シャンク56の「幅方向」とは、翼形部44の圧力面50側から負圧面52側にタービン翼40を横切る方向をいう。シャンク56の幅方向は、ロータ8の周方向に相当する。
上述の断面を有するシャンク56を含むタービン翼40の幾つかの実施形態について、シャンク56の断面図を参照して説明する。
図5~図9は、一実施形態に係るタービン翼40のシャンク56の断面を示す図である。
図5~図7は、それぞれ、図3のA-A断面、B-B断面、及び、C-C断面に相当する図であり、翼高さ方向及びシャンク56の幅方向を含む断面(水平方向から見た断面)を示す図である。
図8及び図9は、それぞれ、図3のD-D断面及びE-E断面に相当する図であり、シャンク56の翼高さ方向に直交する断面を示す図である。
図8及び図9に示すように、本実施形態に係るシャンク56では、翼高さ方向に直交する断面において、圧力面側の第1輪郭84のうち後縁側の領域84bは、第1凸部(余肉)58を有する(図6も参照)。第1凸部58は、第1輪郭84のうち、前縁側の領域84a、及び、後縁側の領域84bの原型輪郭67よりも、圧力面側へ周方向の外側に膨らんでいる。
また、同図に示すように、本実施形態に係るシャンク56では、翼高さ方向に直交する断面において、負圧面側の第2輪郭86のうち前縁側の領域86aは、第2凸部(余肉)68を有する(図5も参照)。第2凸部68は、第2輪郭86のうち、後縁側の領域86b、及び、前縁側の領域86aの原型輪郭57よりも、負圧面側へ周方向の外側に膨らんでいる。
なお、「圧力面側へ外側」及び「負圧面側へ外側」とは、上述の断面において、シャンク56の幅方向中心位置を基準として、圧力面側及び負圧面側の周方向の外側をそれぞれ意味する。
また、図5、図6、図8及び図9の破線は、チューニングを行う前のシャンクの輪郭(シャンク56に第1凸部58及び第2凸部68が設けられず、圧力面側の第1輪郭84のうち後縁側の領域84bが前縁側の領域84aよりも圧力面側へ膨らんでおらず、負圧面側の第2輪郭86のうち前縁側の領域86aが、後縁側の領域86bよりも負圧面側へ外側に膨らんでいない場合の、シャンク56の原型輪郭)57、67を示している。
したがって、図8及び図9に示すように、本実施形態に係るシャンク56では、高さ方向における図3のD-D断面の位置、及び、E-E断面の位置での翼高さ方向に直交する断面において、前縁側のシャンク56の端部80の幅方向の中央位置を示す点P1と、後縁側のシャンク56の端部82の幅方向の中央位置を示す点P2とを結んだ線分S1が、翼根部51の圧力面側の輪郭53Pと翼根部51の負圧面側の輪郭53Sとの中心線Lc(翼根部51の中心軸)に対して傾斜している。すなわち、上述の線分S1と、中心線Lcとの間の角度θが0度よりも大きい。
上述の実施形態では、シャンク56は、上述の断面において、一対の対角に、幅方向に突出した形状を有している。より具体的には、シャンク56は、上述の断面において、圧力面50側かつ後縁48側の領域84b、及び、負圧面52側かつ前縁46側の領域86aを含む一対の対角の位置(領域)に凸部(第1凸部58又は第2凸部68)が設けられている。
したがって、この凸部が設けられた一対の対角の位置において、該凸部が設けられない場合に比べて、シャンク56の剛性が増大することになる。これにより、翼形部44が前述の中心線Lcに沿って振動する振動モード(すなわち、上述の一対の対角の位置において比較的大きな応力が生じる振動モード)の固有振動数を選択的に増大させることができる。このようにして、他の振動モードの固有振動数に与える影響を抑えながら、上述の特定の振動モードの固有振動数を選択的に調節することができる。これにより、タービン翼の振動に起因する損傷を抑制することができる。
ある種のタービン翼40では、複数の振動モードが存在し、例えば、圧力面50と負圧面52とを結ぶ方向(背腹方向)の曲げ1次モードであるB1モード、ロータ軸方向の曲げ2次モードであるA1モード、翼高さ方向の軸周りの捩り3次モードであるT1モード、上述の背腹方向の曲げ4次モードであるB2モード、等の振動モードが存在する。
このようなタービン翼40では、上述した一対の対角の位置に第1凸部58及び第2凸部68を設けることにより、翼形部44が前述の中心線Lcに沿って振動する振動モード、すなわち、A1モードについて、固有振動数を選択的に増大させることができる。
また、図8に示すように、本実施形態に係るシャンク56では、翼高さ方向における図3のD-D断面の位置で、以下の特徴を有する第1断面を有する。すなわち、第1断面では、シャンク56の圧力面50側の第1輪郭84が、後縁側の領域84bを除いた領域において、翼根部51の中心線Lcに平行に直線状に延在する第1直線部84c及び前縁側の領域84aを含む。また、シャンク56の負圧面52側の第2輪郭86が、前縁側の領域86aを除いた領域(後縁側の領域86bも含む)において、翼根部51の中心線Lcに平行に直線状に延在する第2直線部86cを含む。
このように、シャンク56が、何れかの翼高さ方向位置において、上述した第1断面(図8参照)を有する場合、この断面(第1断面)では、上述の翼形部44が前述の中心線Lcに沿って振動する振動モード(典型的にはA1モード)の固有振動数を調整可能な第1凸部58及び第2凸部68を有する。すなわち、第1凸部58及び第2凸部68は、一対の対角位置において、中心線Lcに平行な第1直線部84c又は第2直線部86cを基準として突出する。よって、翼形部44が前述の中心線Lcに沿って振動する振動モード(典型的にはA1モード)の固有振動数を選択的に調節することができる。
図7に示すように、本実施形態において、シャンク56には、プラットフォーム42の下方において、比較的大きくくり抜かれたぬすみ部70が設けられている。このように、シャンク56にぬすみ部70を設けて、シャンク56の幅を部分的に狭くすることで、翼形部44とプラットフォーム42との接続部に生じる熱応力を効果的に低減することができる。
ぬすみ部70は、翼高さ方向においては、シャンク56の上部(プラットフォーム42に近い側)に設けられるとともに、前後方向においては、前縁側と後縁側の間の中央部に設けられていてもよい。すなわち、ぬすみ部70を設けてシャンク56の幅を狭くしても、剛性上の問題が少ないところに、ぬすみ部70が設けられる。
図3のE-E断面で示す翼高さ方向位置は、上述のぬすみ部70が設けられた高さ方向位置である。すなわち、本実施形態では、ぬすみ部70が設けられた高さ方向位置において、上述の第1凸部58及び第2凸部68が設けられている。
この場合、図3のE-E断面の位置で翼高さ方向に直交する断面(第2断面;図9参照)は、以下の特徴を有する。
すなわち、シャンク56の圧力面50側の第1輪郭84は、前縁側に位置する第1前縁側輪郭84a(上述の前縁側領域84aに相当)と、後縁側に位置する第1後縁側輪郭84b(上述の後縁側領域84bに相当)と、第1前縁側輪郭84aと第1後縁側輪郭84bとの間に位置する第1中央輪郭84dと、を含む。
また、シャンク56の負圧面52側の第2輪郭86は、前縁側に位置する第2前縁側輪郭86a(上述の前縁側領域86aに相当)と、後縁側に位置する第2後縁側輪郭86b(上述の後縁側領域86bに相当)と、第2前縁側輪郭86aと第2後縁側輪郭86bとの間に位置する第2中央輪郭86dと、を含む。
そして、上述の第2断面(図9参照)において、上述の線分S1の中点Pcを通り、且つ、翼根部51の中心線Lcに平行な基準線Loからの第1中央輪郭84dまでの周方向の距離D1d、基準線Loからの第1前縁側輪郭84aまでの周方向の距離D1a、及び、基準線Loからの第1後縁側輪郭84bまでの周方向の距離D1bは、D1d<D1a<D1bの関係を満たす。
また、基準線Loからの第2中央輪郭86dまでの周方向の距離D2d、基準線Loからの第2前縁側輪郭86aまでの周方向の距離D2a、及び、基準線Loからの第2後縁側輪郭86bまでの周方向の距離D2bは、D2d<D2b<D2aの関係を満たす。
上述の関係式から、図9に示す断面において、前後方向(軸方向)における中央部には、ぬすみ部70が設けられて、大きくくり抜かれているため、前縁―後縁方向における中央部に位置する第1中央輪郭84d及び第2中央輪郭86dと、基準線Loとの距離は、前縁側端部及び後縁側端部より比較的狭くなっていることが示されている。そして、ぬすみ部70が設けられている翼高さ方向位置において、圧力面側の後縁側、及び、負圧面側の前縁側に膨らんだ部分(第1凸部58及び第2凸部68)が設けられている。
また、シャンク56は、第1中央輪郭84dと第2中央輪郭86dとの間の距離D3(図9参照)が最小となるシャンク56の翼高さ方向位置において、上述の第2断面(図9参照)を有していてもよい。すなわち、上述の距離D3が最小となるシャンク56の翼高さ方向位置(ぬすみ部70が設けられている翼高さ方向位置)において、圧力面側の後縁側、及び、負圧面側の前縁側に膨らんだ部分(第1凸部58及び第2凸部68)が設けられていてもよい。
このように、シャンク56の厚さが最小となるシャンク56の翼高さ方向位置、すなわち、ぬすみ部70が設けられたシャンク56の翼高さ方向位置において、上述の第2断面を有するので、ぬすみ部70によってタービン翼の熱応力を効果的に低減しながら、膨らみを設けた上述の対角位置における剛性を向上させて、翼形部44が前述の中心線Lcに沿って振動する振動モード(典型的にはA1モード)の固有振動数を調節することができる。なお、ぬすみ部70を有していないシャンク56であっても、圧力面側の後縁側、及び、負圧面側の前縁側に膨らんだ部分(第1凸部58及び第2凸部68)が設けられていれば、翼形部44が中心線Lcに沿って振動する振動モードの固有振動数を調節することが可能である点は同様である。
なお、本実施形態に係るタービン翼40では、図3、図8及び図9に示すように、シャンク56は、異なる翼高さ方向位置(図3のD-D断面及びE-E断面の位置)に、第1断面(図8参照)と、第2断面(図9参照)の両方を有している。
図5及び図6に示すように、第1凸部58及び/又は第2凸部68は、シャンク56の翼高さ方向においてプラットフォーム42の下面43と翼根部51のベアリング面54の上端55との間の全範囲に亘って延在していてもよい。
なお、ベアリング面54の上端55とは、タービン翼40の翼根部51がロータディスク32の翼溝33に係合した状態において、翼根部51と翼溝33とが互いに接触する部分のうちの翼高さ方向の上端を指す。
この場合、第1凸部58及び/又は第2凸部68が、シャンク56の翼高さ方向において、プラットフォーム42の下面43とベアリング面54の上端55との間の全範囲に亘って延在するので、該第1凸部58及び/又は第2凸部68の位置において剛性を確実に高めることができる。よって、翼形部44が前述の中心線Lcに沿って振動する振動モード(典型的にはA1モード)の固有振動数をより効果的に調節することができる。
また、図8及び図9に示すように、第1凸部58及び/又は第2凸部68は、上述の断面(例えば第1断面又は第2断面)内において、中心線Lcに平行に第1輪郭84の第1中央輪郭84d又は第2輪郭86の第2中央輪郭に沿って直線状に延在する。
すなわち、第1凸部58及び/又は第2凸部68(余肉)が、前縁―後縁方向において、ある程度の範囲に亘って設けられている。
この場合、シャンク56に第1凸部58及び/又は第2凸部68を設けない場合(図5~図6、図8~図9の破線部参照)と比べて、シャンク56の形状を、特に幅方向において大きく変えずに、一対の対角において、シャンク56の剛性を高めて、タービン翼40の固有振動数を調節することができる。
図10は、一実施形態に係るシャンク56の翼高さ方向に直交する断面図であり、図3のD-D断面に相当する図である。
上述の実施形態では、シャンク56は、上述の断面において、一対の対角の両方に、幅方向に突出した形状を有していたが、他の実施形態では、シャンク56は、上述の断面において、一対の対角の片方(一方側)に、突出した形状を有していてもよい。
例えば、図10に示すように、シャンク56は、上述の断面において、圧力面50側かつ後縁48側の領域84b、及び、負圧面52側かつ前縁46側の領域86aを含む一対の対角の位置(領域)のうち、片方にのみ(図10では負圧面52側かつ前縁46側の領域86aにのみ)凸部(第2凸部68)が設けられている。
すなわち、図10に示すように、本実施形態に係るシャンク56では、翼高さ方向における図3のD-D断面の位置での翼高さ方向に直交する断面において、前縁側のシャンク56の端部80の幅方向の中央位置P1と、後縁側のシャンク56の端部82の幅方向の中央位置P2とを結んだ線分S1が、翼根部51の圧力面側の輪郭53Pと翼根部51の負圧面側の輪郭53Sとの中心線Lcに対して傾斜している。換言すれば、上述の線分S
1と、中心線Lcとの間の角度θが0度よりも大きい。
したがって、この凸部が設けられた一対の対角の位置において、該凸部が設けられない場合に比べて、シャンク56の剛性が増大することになる。これにより、翼形部44が前述の中心線Lcに沿って振動する振動モード(すなわち、上述の一対の対角の位置において比較的大きな応力が生じる振動モード;典型的にはA1モード)の固有振動数を選択的に増大させることができる。このようにして、他の振動モードの固有振動数に与える影響を抑えながら、上述の特定の振動モードの固有振動数を選択的に調節することができる。これにより、タービン翼の振動に起因する損傷を抑制することができる。
図11及び図12は、図5~図9に示すタービン翼とは別の一実施形態に係るタービン翼の断面図である。
図11及び図12は、それぞれ、図3のD-D断面及びE-E断面に相当する図であり、シャンク56の翼高さ方向に直交する断面を示す図である。
図11及び図12に示すように、本実施形態に係るシャンク56では、翼高さ方向に直交する断面において、圧力面側の第1輪郭84のうち後縁側の領域84b(第1後縁側輪郭84b)は、第1凹部(切欠き)78を有する。第1凹部78は、第1輪郭84のうち前縁側の領域84aよりも、圧力面側から内側の負圧面側に凹んでいる。
また、同図に示すように、本実施形態に係るシャンク56では、翼高さ方向に直交する断面において、負圧面側の第2輪郭86のうち前縁側の領域86a(第2前縁側輪郭86a)は、第2凹部(切欠き)88を有する。第2凹部88は、第2輪郭86のうち後縁側の領域86bよりも、負圧面側から内側の圧力面側に凹んでいる。
なお、「圧力面側から内側」及び「負圧面側から内側」とは、上述の断面において、圧力面側の第1輪郭84及び負圧面側の第2輪郭86を基準として、シャンク56の幅方向中心位置側を意味する。
また、図11及び図12の破線は、シャンク56に第1凹部78及び第2凹部88が設けられず、圧力面側の第1輪郭84のうち後縁側の領域84bが前縁側の領域84aよりも圧力面側から内側に凹んでおらず、負圧面側の第2輪郭86のうち前縁側の領域86aが、後縁側の領域86bよりも負圧面側から内側に凹んでいないことを仮定した場合の、シャンク56の輪郭(原型輪郭67、57)を示している。
したがって、図11及び図12に示すように、本実施形態に係るシャンク56では、翼高さ方向における図3のD-D断面の位置、及び、E-E断面の位置での翼高さ方向に直交する断面において、前縁側のシャンク56の端部80の幅方向の中央位置P1と、後縁側のシャンク56の端部82の幅方向の中央位置P2とを結んだ線分S1が、翼根部51の圧力面側の輪郭53Pと翼根部51の負圧面側の輪郭53Sとの間の中心を通る中心線Lcに対して傾斜している。すなわち、上述の線分S1と、中心線Lcとの間の角度θが0度よりも大きい。
上述の実施形態では、シャンク56は、上述の断面において、一対の対角に、幅方向に凹んだ形状を有している。より具体的には、シャンク56は、上述の断面において、圧力面50側かつ後縁48側の領域84b、及び、負圧面52側かつ前縁46側の領域86aを含む一対の対角の位置(領域)に凹部(第1凹部78又は第2凹部88)が設けられている。
したがって、この凹部が設けられた一対の対角の位置において、該凹部が設けられない場合に比べて、シャンク56の剛性が減少することになる。これにより、翼形部44が前述の中心線Lcに沿って振動する振動モード(すなわち、上述の一対の対角の位置において比較的大きな応力が生じる振動モード;典型的にはA1モード)の固有振動数を選択的に減少させることができる。このようにして、他の振動モードの固有振動数に与える影響を抑えながら、上述の特定の振動モードの固有振動数を選択的に調節することができる。これにより、タービン翼の振動に起因する損傷を抑制することができる。
また、図11に示すように、本実施形態に係るシャンク56では、翼高さ方向における図3のD-D断面の位置での翼高さ方向に、以下の特徴を有する第1断面を有する。すなわち、第1断面では、シャンク56の圧力面50側の第1輪郭84が、後縁側の領域84bを除いた領域(前縁側の領域84aも含む)において、翼根部51の中心線Lcに平行に直線状に延在する第1直線部84cを含む。また、シャンク56の負圧面52側の第2輪郭86が、前縁側の領域86aを除いた領域(後縁側の領域86bも含む)において、翼根部51の中心線Lcに平行に直線状に延在する第2直線部86cを含む。
このように、シャンク56が、何れかの翼高さ方向位置において、上述した第1断面(図11参照)を有する場合、この断面(第1断面)では、上述の翼形部44が前述の中心線Lcに沿って振動する振動モード(典型的にはA1モード)の固有振動数を調整可能な一対の対角位置において、中心線Lcに平行な第1直線部84c又は第2直線部86cを基準として凹んだ第1凹部78及び第2凹部88が存在する。よって、翼形部44が前述の中心線Lcに沿って振動する振動モード(典型的にはA1モード)の固有振動数を選択的に調節することができる。
図3のE-E断面で示す高さ方向位置は、上述のぬすみ部70が設けられた翼高さ方向位置である。本実施形態では、ぬすみ部70が設けられた翼高さ方向位置において、上述の第1凹部78及び第2凹部88が設けられている。
この場合、図3のE-E断面の位置で翼高さ方向に直交する断面(第3断面;図12参照)は、以下の特徴を有する。
すなわち、シャンク56の圧力面50側の第1輪郭84は、前縁側に位置する第1前縁側輪郭84a(上述の前縁側領域84aに相当)と、後縁側に位置する第1後縁側輪郭84b(上述の後縁側領域84bに相当)と、第1前縁側輪郭84aと第1後縁側輪郭84bとの間に位置する第1中央輪郭84dと、を含む。
また、シャンク56の負圧面52側の第2輪郭86は、前縁側に位置する第2前縁側輪郭86a(上述の前縁側領域86aに相当)と、後縁側に位置する第2後縁側輪郭86b(上述の前縁側領域86bに相当)と、第2前縁側輪郭86aと第2後縁側輪郭86bとの間に位置する第2中央輪郭86dと、を含む。
そして、上述の第3断面(図12参照)において、上述の線分S1の中点Pcを通り、且つ、翼根部51の中心線Lcに平行な基準線Loからの第1中央輪郭84dまでの周方向の距離D1d、基準線Loからの第1前縁側輪郭84aまでの周方向の距離D1a、及び、基準線Loからの第1後縁側輪郭84bまでの周方向の距離D1bは、D1d<D1b<D1aの関係を満たす。
また、基準線Loからの第2中央輪郭86dまでの周方向の距離D2d、基準線Loからの第2前縁側輪郭86aまでの周方向の距離D2a、及び、基準線Loからの第2後縁側輪郭86bまでの距離周方向のD2bは、D2d<D2a<D2bの関係を満たす。
上述の関係式から、図12に示す断面において、前後方向(軸方向)における中央部には、ぬすみ部70が設けられて、大きくくり抜かれているため、前後方向における中央部に位置する第1中央輪郭84d及び第2中央輪郭86dと、基準線Loとの距離は、前縁側端部又は後縁側端部より比較的狭くなっていることが示されている。そして、ぬすみ部70が設けられている翼高さ方向位置において、原型輪郭57、67に対して、圧力面側の後縁側、及び、負圧面側の前縁側に凹んだ部分(第1凹部78及び第2凹部88)が設けられている。
また、シャンク56は、第1中央輪郭84dと第2中央輪郭86dとの間の距離D3(図12参照)が最小となるシャンク56の翼高さ方向位置において、上述の第3断面(図12参照)を有していてもよい。すなわち、上述の距離D3が最小となるシャンク56の翼高さ方向位置(ぬすみ部70が設けられている翼高さ方向位置)において、原型輪郭57、67に対して、圧力面側の後縁側、及び、負圧面側の前縁側に凹んだ部分(第1凹部78及び第2凹部88)が設けられていてもよい。
このように、シャンク56の厚さが最小となるシャンク56の翼高さ方向位置、すなわち、ぬすみ部70が設けられたシャンク56の翼高さ方向位置において、上述の第3断面を有するので、ぬすみ部70によってタービン翼40の熱応力(特に、翼形部44とプラットフォーム42との接続部に生じる熱応力)を効果的に低減しながら、凹みを設けた上述の対角位置における剛性を低減させて、翼形部44が前述の中心線Lcに沿って振動する振動モード(典型的にはA1モード)の固有振動数を調節することができる。なお、ぬすみ部70を有していないシャンク56であっても、圧力面側の後縁側、及び、負圧面側の前縁側に凹んだ部分(第1凹部78及び第2凹部68)が設けられていれば、翼形部44が前述の中心線Lcに沿って振動する振動モードの固有振動数を調節することが可能である点は同様である。
なお、本実施形態に係るタービン翼40では、図3、図11及び図12に示すように、シャンク56は、異なる翼高さ方向位置(図3のD-D断面及びE-E断面の位置)に、第1断面(図11参照)と、第3断面(図12参照)の両方を有している。
特に図示しないが、第1凹部78及び/又は第2凹部88は、シャンク56の翼高さ方向においてプラットフォーム42の下面43と翼根部51のベアリング面54の上端55との間の全範囲に亘って延在していてもよい。
この場合、第1凹部78及び/又は第2凹部88が、シャンク56の翼高さ方向において、プラットフォーム42の下面43とベアリング面54の上端55との間の全範囲に亘って延在するので、該第1凹部78及び/又は第2凹部88の位置において剛性を確実に低減することができる。よって、翼形部44が前述の中心線Lcに沿って振動する振動モード(典型的にはA1モード)の固有振動数をより効果的に調節することができる。
また、図11及び図12に示すように、第1凹部78及び/又は第2凹部88は、上述の断面(例えば第1断面又は第3断面)内において、中心線Lcに平行に直線状に延在する。
すなわち、第1凹部78及び/又は第2凹部88(切欠き)が、前後方向において、ある程度の範囲に亘って設けられている。
この場合、シャンク56に第1凹部78及び/又は第2凹部88を設けない場合(図11~図12の破線部参照)と比べて、シャンク56の形状を、特に幅方向において大きく変えずに、一対の対角において、シャンク56の剛性を低減させて、タービン翼40の固有振動数を調節することができる。
図13は、一実施形態に係るシャンク56の翼高さ方向に直交する断面図であり、図3のD-D断面に相当する図である。
上述の実施形態では、シャンク56は、上述の断面において、一対の対角の両方に、幅方向に突出した形状を有していたが、他の実施形態では、シャンク56は、上述の断面において、一対の対角の片方に、幅方向に突出した形状を有していてもよい。
例えば、図13に示すように、シャンク56は、上述の断面において、圧力面50側かつ後縁48側の領域84b、及び、負圧面52側かつ前縁46側の領域86aを含む一対の対角の位置(領域)のうち、片方にのみ(図13では負圧面52側かつ前縁46側の領域86aにのみ)凹部(第2凹部88)が設けられている。
すなわち、図13に示すように、本実施形態に係るシャンク56では、翼高さ方向における図3のD-D断面の位置での翼高さ方向に直交する断面において、前縁側のシャンク56の端部80の幅方向の中央位置P1と、後縁側のシャンク56の端部82の幅方向の中央位置P2とを結んだ線分S1が、翼根部51の圧力面側の輪郭53Pと翼根部51の負圧面側の輪郭53Sとの中心線Lcに対して傾斜している。換言すれば、上述の線分S1と、中心線Lcとの間の角度θが0度よりも大きい。
したがって、この凸部が設けられた一対の対角の位置において、該凸部が設けられない場合に比べて、シャンク56の剛性が低減されることになる。これにより、翼形部44が前述の中心線Lcに沿って振動する振動モード(すなわち、上述の一対の対角の位置において比較的大きな応力が生じる振動モード;典型的にはA1モード)の固有振動数を選択的に減少させることができる。このようにして、他の振動モードの固有振動数に与える影響を抑えながら、上述の特定の振動モードの固有振動数を選択的に調節することができる。これにより、タービン翼の振動に起因する損傷を抑制することができる。
図14は、一実施形態に係るシャンク56の翼高さ方向に直交する断面を示す断面図であり、図8に示す一実施形態の変形例を示す。
上述の実施形態では、第1凸部58及び第2凸部68の形状が、図8に示される一実施形態の形状と異なっている。すなわち、第1凸部58は、第1直線部84c(原型輪郭67)を基準に、後縁側の圧力面側の周方向外側に膨らむ形状のうち、後縁側の最後端面101側を向く第1傾斜面58aを備えている。つまり、第1傾斜面58aは、最後端面101の圧力面側の端縁P4を起点に、周方向の外側方向、且つ、前縁側方向に向かって延在し、第1後縁側輪郭84bに接続する面であり、最後端面101に対して傾斜している。同様に、第2凸部68は、第2直線部86c(原型輪郭57)を基準に、前縁側の負圧面側の周方向外側に膨らむ形状のうち、前縁側の最前端面100側を向く第2傾斜面68aを備えている。つまり、第2傾斜面68aは、最前端面100の負圧面側の端縁P3を起点に、負圧面側の周方向の外側方向、且つ、後縁側方向に向かって延在し、第2前縁側輪郭86aに接続する面であり、最前端面100に対して傾斜している。本実施形態は、第1凸部58が第1傾斜面58aを備え、第2凸部68が第2傾斜面68aを備える点が、図8に示す実施形態とは異なっている。
従って、図8に示す実施形態と同様に、第1凸部58及び第2凸部68が設けられた一対の対角の位置において、該凸部が設けられない場合に比べて、シャンク56の剛性が増大することになる。これにより、翼形部44が前述の中心線Lcに沿って振動する振動モードの固有振動数を選択的に増大させることができる。
なお、図8から図14に示す実施形態の第1凸部58又は第2凸部68は、それぞれの周方向外側の外縁を形成する第1後縁側輪郭84b又は第2前縁側輪郭86aが、シャンク56の中心線Lcに平行な直線部を有する外面として形成されているが、直線部ではなく周方向外側に膨らむ凸状の外形面を有していてもよい。
ここで、本明細書において、前縁側又は後縁側のシャンク56の「端部」とは、基本的には、シャンク56の前縁側の最前端面100又は後縁側の最後端面101を示す平坦面を意味する。但し、図14に示す実施形態のように、第1凸部58又は第2凸部68が、端縁P4を起点とする第1傾斜面58a又は端縁P3を起点とする第2傾斜面68aを備える場合、最前端面100又は最後端面101をそれぞれ負圧面側の周方向外側又は圧力面側の周方向外側に延長した範囲を含めて端部として捉える。すなわち、図14に示すように、第1凸部58の外縁を形成する第1後縁側輪郭84bの延長線と最後端面101の圧力面側の周方向外側に延びた面とが交差する交点をP6とすれば、点P4P6が最後端面101を圧力面側の周方向外側に延長した最後端延長部101aを形成する。本実施形態を含めた後縁側の「端部」は、最後端面101に最後端延長部101aを含めた範囲の平坦面を端部として捉えてもよい。同様に、第2凸部68に関して、第2凸部68の外縁を形成する第2後縁側輪郭86aの延長線と最前端面100の負圧面側の周方向外側に延びた面とが交差する交点をP5とすれば、点P3P5が最前端面100を負圧面側の周方向外側に延長した最前端延長部100aを形成する。本実施形態における前縁側の「端部」は、最前端面100に最前端延長部100aを含めた範囲の平坦面を端部として捉えてもよい。
なお、図8から図14に示す実施形態の第1凸部58又は第2凸部68が、原型輪郭57、67を基準に、後縁側の圧力面側又は前縁側の負圧面側の周方向外側に膨らむ起点となる位置が、最後端面101の圧力面側の端縁P4又は最前端面100の負圧面側の端縁P3より原型輪郭57、67に沿って前縁側又は後縁側に入った位置となる場合であっても、シャンク56の前縁側の最前端面100又は後縁側の最後端面101から、シャンク56の後縁方向又は前縁方向に、前縁―後縁方向の全長の20%までの範囲を「端部」として捉えてもよい。
「端部」をこのような範囲で捉えることにより、翼形部44が前述の中心線Lcに沿って振動する特定の振動モード(例えば、A1モード)に対して、選択的に有効な固有振動数か否かの判断が容易になる。
よって、シャンク56の最前端面100におけるシャンク56の幅方向中央位置P1と、シャンク56の最後端面101におけるシャンク56の幅方向中央位置P2とを結んだ線分S1(P1P2)が上述の中心線Lcに対して平行であったとしても、上述した「端部」として説明された範囲内において、線分S1が上述の中心線Lcに対して斜めになっていれば足りる。
なお、上述の端部において、シャンク56の幅方向の長さが可変である場合、当該範囲におけるシャンク56の幅方向の平均の中央位置を、上述の最前端面100又は最後端面101まで中心線Lcと平行に移動した点を、上述の端部80の幅方向の中央位置P1及び端部82の幅方向の中央位置P2とする。
次に、幾つかの実施形態に係るタービン翼40の固有振動数のチューニング方法について説明する。
幾つかの実施形態では、図2~図9を参照して説明したタービン翼40、及び図11~図12を参照して説明したタービン翼40を対象とする。
すなわち、チューニング対象のタービン翼40は、上述したように、プラットフォーム42、翼形部44、翼根部51及び、シャンク56を備える。そして、シャンク56は、翼高さ方向におけるいずれかの位置において、上述した断面(例えば、第1断面~第3断面)を有する。すなわち、この断面は、翼高さ方向に直交する断面で合って、かつ、前縁46側のシャンク56の端部80の幅方向の中央位置P1と、後縁48側のシャンク56の端部82の幅方向の中央位置P2とを結んだ線分S1が、翼根部51の圧力面50側の輪郭53Pと翼根部51の負圧面52側の輪郭53Sとの中心線Lcに対して斜めとなる断面である。
幾つかの実施形態に係るチューニング方法は、翼根部51の中心線Lcに対する上述の線分S1の角度θが変化するように、シャンク56の外形を加工するステップを備える。
幾つかの実施形態では、上述のようにシャンク56の外形を加工することにより、タービン翼40の翼形部44が中心線Lcに沿って振動するモード(典型的にはA1モード)の固有振動数を調整するようにしてもよい。
より具体的には、例えば、図5~図9に示すタービン翼40(すなわち、一対の対角に第1凸部58及び第2凸部68が設けられたシャンク56を有するタービン翼40)の場合、上述の外形を加工するステップでは、シャンク56の幅方向における第1凸部58の突出量、または、第1輪郭84のうち第1凸部58が占める範囲の大きさを調節する。あるいは、シャンク56の幅方向における第2凸部68の突出量、または、第2輪郭86のうち第2凸部68が占める範囲の大きさを調節する。
また、例えば、図11~図12に示すタービン翼40(すなわち、一対の対角に第1凹部78及び第2凹部88が設けられたシャンク56を有するタービン翼40)の場合、上述の外形を加工するステップでは、シャンク56の幅方向における第1凹部78の凹み量、または、第1輪郭84のうち第1凹部78が占める範囲の大きさを調節する。あるいは、シャンク56の幅方向における第2凹部88の凹み量、または、第2輪郭86のうち第2凹部88が占める範囲の大きさを調節する。
このようにして、シャンク56において、上述の凸部又は凹部が設けられた一対の対角の位置における剛性を調節することができる。すなわち、上述の凸部の突出量又は凸部の占める範囲の大きさを大きくすることにより、あるいは、上述の凹部の凹み量又は凹部の占める範囲の大きさを小さくすることにより、上述の剛性を増大させることができる。また、上述の凸部の突出量又は凸部の占める範囲の大きさを小さくすることにより、あるいは、上述の凹部の凹み量又は凹部の占める範囲の大きさを大きくすることにより、上述の剛性を減少させることができる。
このようにして、シャンク56において、上述の凸部又は凹部が設けられた一対の対角の位置における剛性を調節することにより、この一対の対角の位置に比較的大きな応力が生じるような振動モード(典型的にはA1モード)の固有振動数を選択的に増大又は減少させることができる。このようにして、他の振動モードの固有振動数に与える影響を抑えながら、特定の振動モードの固有振動数を選択的に調節することができる。これにより、タービン翼の振動に起因する損傷を抑制することができる。
幾つかの実施形態では、チューニング対象のタービン翼40は、プラットフォーム42と、翼形部44と、ベアリング面54を有する翼根部51と、シャンク56と、を備える(図2及び図3参照)。即ち、この実施形態では、タービン翼40は、一対の対角の位置に上述の凸部又は凹部が設けられていない場合も含む。
この実施形態に係るチューニング方法では、シャンク56の圧力面50側の第1輪郭84のうち後縁48側の領域、または、シャンク56の負圧面52側の第2輪郭86のうち前縁46側の領域の少なくとも一方において(例えば図8や図11参照)、シャンク56の外形を加工するステップを備える。
上述の実施形態に係る方法によれば、シャンク56の圧力面50側の後縁48側の領域、または、シャンク56の負圧面52側の前縁46側の領域の少なくとも一方において、シャンク56の外形を加工するようにしたので、シャンク56は、一対の対角の位置のうち少なくとも一方において、幅方向に突出又は凹んだ形状に加工される。よって、この対角の位置におけるシャンク56の剛性が増大又は減少することになり、これにより、この一対の対角の位置に比較的大きな応力が生じるような振動モード(典型的にはA1モード)の固有振動数を選択的に増大又は減少させることができる。このようにして、他の振動モードの固有振動数に与える影響を抑えながら、特定の振動モードの固有振動数を選択的に調節することができる。これにより、タービン翼の振動に起因する損傷を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
本明細書において、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
また、本明細書において、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
また、本明細書において、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
1 ガスタービン
2 圧縮機
4 燃焼器
6 タービン
8 ロータ
10 圧縮機車室
12 空気取入口
16 静翼
18 動翼
20 ケーシング
22 タービン車室
24 静翼
26 動翼
28 燃焼ガス通路
30 排気室
32 ロータディスク
33 翼溝
34 冷却通路
36 リブ
38 内壁面
40 タービン翼
42 プラットフォーム
43 下面
44 翼形部
46 前縁
48 後縁
50 圧力面
51 翼根部
52 負圧面
53P 輪郭
53S 輪郭
54 ベアリング面
55 上端
56 シャンク
57 原型輪郭
58 第1凸
7 原型輪郭
68 第2凸部
70 ぬすみ部
78 第1凹部
80 端部
82 端部
84 第1輪郭
84a 第1前縁側輪郭(前縁側領域)
84b 第1後縁側輪郭(後縁側領域)
84c 第1直線部
84d 第1中央輪郭
86 第2輪郭
86a 第2前縁側輪郭(前縁側領域)
86b 第2後縁側輪郭(後縁側領域)
86c 第2直線部
86d 第2中央輪郭
88 第2凹部
100 最前端面
100a 最前端延長部
101 最後端面
101a 最後端延長部
Lc 中心線
Lo 基準線
P1 中央位置
P2 中央位置
Pc 中点
S1 線分

Claims (16)

  1. プラットフォームと、
    前記プラットフォームから翼高さ方向に延在し、前縁と後縁との間において延在する圧力面及び負圧面を有する翼形部と、
    前記プラットフォームを挟んで前記翼形部とは前記翼高さ方向の反対側に位置し、ベアリング面を有する翼根部と、
    前記プラットフォームと前記翼根部との間に位置するシャンクと、を備え、
    前記シャンクは、
    前記翼形部の前記翼高さ方向に直交し、
    且つ、
    前記前縁側の前記シャンクの端部の幅方向の中央位置と、前記後縁側の前記シャンクの端部の幅方向の中央位置とを結んだ線分が、前記翼根部の前記圧力面側の輪郭と前記翼根部の前記負圧面側の輪郭との中心線に対して斜めとなる
    断面を有し、
    前記シャンクは、
    (a)前記シャンクの前記圧力面側の第1輪郭のうち前記後縁側の領域は、前記第1輪郭のうち前記前縁側の領域よりも、前記圧力面側へ外側に膨らんだ第1凸部を有する、
    または、
    (b)前記シャンクの前記負圧面側の第2輪郭のうち前記前縁側の領域は、前記第2輪郭のうち前記後縁側の領域よりも、前記負圧面側へ外側に膨らんだ第2凸部を有する
    のうち、少なくとも一方の条件を満たす
    前記断面を有する
    タービン翼。
  2. 前記シャンクの前記圧力面側の第1輪郭が、
    前記前縁側に位置する第1前縁側輪郭と、
    前記後縁側に位置する第1後縁側輪郭と、
    前記第1前縁側輪郭と前記第1後縁側輪郭との間に位置する第1中央輪郭と、
    を含み、
    前記シャンクの前記負圧面側の第2輪郭が、
    前記前縁側に位置する第2前縁側輪郭と、
    前記後縁側に位置する第2後縁側輪郭と、
    前記第2前縁側輪郭と前記第2後縁側輪郭との間に位置する第2中央輪郭と、
    を含み、
    前記第1凸部又は前記第2凸部の少なくとも一方が、前記第1中央輪郭と前記第2中央輪郭との間の距離が最小となる前記シャンクの翼高さ方向位置を含み、且つ、該翼高さ方向位置の両側を含む翼高さ方向範囲に亘って、前記シャンクの高さ方向に延在している
    請求項に記載のタービン翼。
  3. 前記第1凸部又は前記第2凸部の少なくとも一方が、前記シャンクの翼高さ方向において、前記プラットフォームの下面と前記ベアリング面の上端との間の全範囲に亘って延在している
    請求項に記載のタービン翼。
  4. 前記第1凸部又は前記第2凸部の少なくとも一方は、前記断面内において、前記中心線に平行に直線状に延在する
    請求項乃至の何れか一項に記載のタービン翼。
  5. プラットフォームと、
    前記プラットフォームから翼高さ方向に延在し、前縁と後縁との間において延在する圧力面及び負圧面を有する翼形部と、
    前記プラットフォームを挟んで前記翼形部とは前記翼高さ方向の反対側に位置し、ベアリング面を有する翼根部と、
    前記プラットフォームと前記翼根部との間に位置するシャンクと、を備え、
    前記シャンクは、
    前記翼形部の前記翼高さ方向に直交し、
    且つ、
    前記前縁側の前記シャンクの端部の幅方向の中央位置と、前記後縁側の前記シャンクの端部の幅方向の中央位置とを結んだ線分が、前記翼根部の前記圧力面側の輪郭と前記翼根部の前記負圧面側の輪郭との中心線に対して斜めとなる
    断面を有し、
    前記シャンクは、
    (c)前記シャンクの前記圧力面側の第1輪郭のうち前記後縁側の領域は、前記第1輪郭のうち前記前縁側の領域よりも、前記圧力面側から内側に凹んだ第1凹部を有する、
    または、
    (d)前記シャンクの前記負圧面側の第2輪郭のうち前記前縁側の領域は、前記第2輪郭のうち前記後縁側の領域よりも、前記負圧面側から内側に凹んだ第2凹部を有する
    のうち、少なくとも一方の条件を満たす
    前記断面を有する
    ービン翼。
  6. プラットフォームと、
    前記プラットフォームから翼高さ方向に延在し、前縁と後縁との間において延在する圧力面及び負圧面を有する翼形部と、
    前記プラットフォームを挟んで前記翼形部とは前記翼高さ方向の反対側に位置し、ベアリング面を有する翼根部と、
    前記プラットフォームと前記翼根部との間に位置するシャンクと、を備え、
    前記シャンクは、
    前記翼形部の前記翼高さ方向に直交し、
    且つ、
    前記前縁側の前記シャンクの端部の幅方向の中央位置と、前記後縁側の前記シャンクの端部の幅方向の中央位置とを結んだ線分が、前記翼根部の前記圧力面側の輪郭と前記翼根部の前記負圧面側の輪郭との中心線に対して斜めとなる
    断面を有し、
    前記シャンクは、前記断面において、
    前記シャンクの前記圧力面側の第1輪郭が、前記後縁側の領域を除いた領域において、前記翼根部の前記中心線に平行に直線状に延在する第1直線部を含み、
    前記シャンクの前記負圧面側の第2輪郭が、前記前縁側の領域を除いた領域において、前記翼根部の前記中心線に平行に直線状に延在する第2直線部を含む
    ービン翼。
  7. プラットフォームと、
    前記プラットフォームから翼高さ方向に延在し、前縁と後縁との間において延在する圧力面及び負圧面を有する翼形部と、
    前記プラットフォームを挟んで前記翼形部とは前記翼高さ方向の反対側に位置し、ベアリング面を有する翼根部と、
    前記プラットフォームと前記翼根部との間に位置するシャンクと、を備え、
    前記シャンクは、
    前記翼形部の前記翼高さ方向に直交し、
    且つ、
    前記前縁側の前記シャンクの端部の幅方向の中央位置と、前記後縁側の前記シャンクの端部の幅方向の中央位置とを結んだ線分が、前記翼根部の前記圧力面側の輪郭と前記翼根部の前記負圧面側の輪郭との中心線に対して斜めとなる
    断面を有し、
    前記シャンクの前記圧力面側の第1輪郭が、
    前記前縁側に位置する第1前縁側輪郭と、
    前記後縁側に位置する第1後縁側輪郭と、
    前記第1前縁側輪郭と前記第1後縁側輪郭との間に位置する第1中央輪郭と、
    を含み、
    前記シャンクの前記負圧面側の第2輪郭が、
    前記前縁側に位置する第2前縁側輪郭と、
    前記後縁側に位置する第2後縁側輪郭と、
    前記第2前縁側輪郭と前記第2後縁側輪郭との間に位置する第2中央輪郭と、
    を含み、
    前記シャンクは、
    (e)前記線分の中点を通り、且つ、前記翼根部の前記中心線に平行な基準線からの距離が、前記第1中央輪郭、前記第1前縁側輪郭、前記第1後縁側輪郭の順に大きくなる、
    または、
    (f)前記基準線からの距離が、前記第2中央輪郭、前記第2後縁側輪郭、前記第2前縁側輪郭の順に大きくなる
    のうち、少なくとも一方の条件を満たす
    前記断面を有する
    ービン翼。
  8. 前記シャンクは、前記第1中央輪郭と前記第2中央輪郭との間の距離が最小となる前記シャンクの高さ方向位置において、前記(e)または前記(f)の少なくとも一方の条件を満たす前記断面を有する
    請求項に記載のタービン翼。
  9. プラットフォームと、
    前記プラットフォームから翼高さ方向に延在し、前縁と後縁との間において延在する圧力面及び負圧面を有する翼形部と、
    前記プラットフォームを挟んで前記翼形部とは前記翼高さ方向の反対側に位置し、ベアリング面を有する翼根部と、
    前記プラットフォームと前記翼根部との間に位置するシャンクと、を備え、
    前記シャンクは、
    前記翼形部の前記翼高さ方向に直交し、
    且つ、
    前記前縁側の前記シャンクの端部の幅方向の中央位置と、前記後縁側の前記シャンクの端部の幅方向の中央位置とを結んだ線分が、前記翼根部の前記圧力面側の輪郭と前記翼根部の前記負圧面側の輪郭との中心線に対して斜めとなる
    断面を有し、
    前記シャンクの前記圧力面側の第1輪郭が、
    前記前縁側に位置する第1前縁側輪郭と、
    前記後縁側に位置する第1後縁側輪郭と、
    前記第1前縁側輪郭と前記第1後縁側輪郭との間に位置する第1中央輪郭と、
    を含み、
    前記シャンクの前記負圧面側の第2輪郭が、
    前記前縁側に位置する第2前縁側輪郭と、
    前記後縁側に位置する第2後縁側輪郭と、
    前記第2前縁側輪郭と前記第2後縁側輪郭との間に位置する第2中央輪郭と、
    を含み、
    前記シャンクは、
    (g)前記線分の中点を通り、且つ、前記翼根部の前記中心線に平行な基準線からの距離が、前記第1中央輪郭、前記第1後縁側輪郭、前記第1前縁側輪郭の順に大きくなる、
    または、
    (h)前記基準線からの距離が、前記第2中央輪郭、前記第2前縁側輪郭、前記第2後縁側輪郭の順に大きくなる
    のうち、少なくとも一方の条件を満たす
    前記断面を有する
    ービン翼。
  10. 前記シャンクは、前記第1中央輪郭と前記第2中央輪郭との間の距離が最小となる前記シャンクの高さ方向位置において、前記(g)または前記(h)の少なくとも一方の条件を満たす前記断面を有する
    請求項に記載のタービン翼。
  11. 請求項1乃至10の何れか一項に記載のタービン翼と、
    前記タービン翼の前記翼根部と係合する翼溝を有するロータディスクと、
    を備えるタービン。
  12. プラットフォームと、
    前記プラットフォームから翼高さ方向に延在し、前縁と後縁との間において延在する圧力面及び負圧面を有する翼形部と、
    前記プラットフォームを挟んで前記翼形部とは前記翼高さ方向の反対側に位置し、ベアリング面を有する翼根部と、
    前記プラットフォームと前記翼根部との間に位置するシャンクと、を備え、
    前記シャンクが、
    前記翼形部の前記翼高さ方向に直交し、
    且つ、
    前記前縁側の前記シャンクの端部の幅方向の中央位置と、前記後縁側の前記シャンクの端部の幅方向の中央位置とを結んだ線分が、前記翼根部の前記圧力面側の輪郭と前記翼根部の前記負圧面側の輪郭との中心線に対して斜めとなる
    断面を有するタービン翼の固有振動数のチューニング方法であって、
    前記翼根部の前記中心線に対する前記線分の角度が変化するように、前記シャンクの外形を加工するステップ
    を備えるタービン翼の固有振動数のチューニング方法。
  13. 前記シャンクの外形の加工により、前記タービン翼の前記翼形部が前記中心線に沿って振動するモードの固有振動数を調整する
    請求項12に記載のタービン翼の固有振動数のチューニング方法。
  14. 前記シャンクは、前記断面において、
    (a)前記シャンクの前記圧力面側の第1輪郭のうち前記後縁側の領域は、前記第1輪郭のうち前記前縁側の領域よりも、前記圧力面側へ外側に膨らんだ第1凸部を有する、
    または、
    (b)前記シャンクの前記負圧面側の第2輪郭のうち前記前縁側の領域は、前記第2輪郭のうち前記後縁側の領域よりも、前記負圧面側へ外側に膨らんだ第2凸部を有する
    の少なくとも一方の条件を満たし、
    前記外形を加工するステップでは、
    前記シャンクの前記幅方向における前記第1凸部の突出量、または、前記第1輪郭のうち前記第1凸部が占める範囲の大きさ、
    または、
    前記シャンクの前記幅方向における前記第2凸部の突出量、または、前記第2輪郭のうち前記第2凸部が占める範囲の大きさ
    のうち、少なくとも一方を調節する
    請求項12又は13に記載のタービン翼の固有振動数のチューニング方法。
  15. 前記シャンクは、前記断面において、
    (c)前記シャンクの前記圧力面側の第1輪郭のうち前記後縁側の領域は、前記第1輪郭のうち前記前縁側の領域よりも、前記圧力面側から内側に凹んだ第1凹部を有する、
    または、
    (d)前記シャンクの前記負圧面側の第2輪郭のうち前記前縁側の領域は、前記第2輪郭のうち前記後縁側の領域よりも、前記負圧面側から内側に凹んだ第2凹部を有する
    の少なくとも一方の条件を満たし、
    前記外形を加工するステップでは、
    前記シャンクの前記幅方向における前記第1凹部の凹み量、または、前記第1輪郭のうち前記第1凹部が占める範囲の大きさ、
    または、
    前記シャンクの前記幅方向における前記第2凹部の凹み量、または、前記第2輪郭のうち前記第2凹部が占める範囲の大きさ
    のうち、少なくとも一方を調節する
    請求項12又は13に記載のタービン翼の固有振動数のチューニング方法。
  16. プラットフォームと、
    前記プラットフォームから翼高さ方向に延在し、前縁と後縁との間において延在する圧力面及び負圧面を有する翼形部と、
    前記プラットフォームを挟んで前記翼形部とは反対側に位置し、ベアリング面を有する翼根部と、
    前記プラットフォームと前記翼根部との間に位置するシャンクと、を備えるタービン翼の固有振動数のチューニング方法であって、
    前記シャンクの前記圧力面側の第1輪郭のうち前記後縁側の領域、または、前記シャンクの前記負圧面側の第2輪郭のうち前記前縁側の領域の少なくとも一方において、前記シャンクの外形を加工するステップ
    を備え
    前記ステップでは、前記シャンクが、前記翼形部の前記翼高さ方向に直交し、且つ、前記前縁側の前記シャンクの端部の幅方向の中央位置と、前記後縁側の前記シャンクの端部の幅方向の中央位置とを結んだ線分が、前記翼根部の前記圧力面側の輪郭と前記翼根部の前記負圧面側の輪郭との中心線に対して斜めとなる断面を有するように、前記翼根部の前記中心線に対する前記線分の角度を変化させる
    タービン翼の固有振動数のチューニング方法。
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