JP7360971B2 - タービン翼及びタービン - Google Patents

タービン翼及びタービン Download PDF

Info

Publication number
JP7360971B2
JP7360971B2 JP2020026624A JP2020026624A JP7360971B2 JP 7360971 B2 JP7360971 B2 JP 7360971B2 JP 2020026624 A JP2020026624 A JP 2020026624A JP 2020026624 A JP2020026624 A JP 2020026624A JP 7360971 B2 JP7360971 B2 JP 7360971B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shank
recess
contour
blade
blade root
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020026624A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021131061A (ja
Inventor
喬 横山
敏広 竹田
敏史 貫野
光 黒崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2020026624A priority Critical patent/JP7360971B2/ja
Priority to US17/795,718 priority patent/US11867088B2/en
Priority to CN202180014931.5A priority patent/CN115135853A/zh
Priority to DE112021001069.7T priority patent/DE112021001069T5/de
Priority to PCT/JP2021/004929 priority patent/WO2021166757A1/ja
Publication of JP2021131061A publication Critical patent/JP2021131061A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7360971B2 publication Critical patent/JP7360971B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/30Fixing blades to rotors; Blade roots ; Blade spacers
    • F01D5/3007Fixing blades to rotors; Blade roots ; Blade spacers of axial insertion type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2250/00Geometry
    • F05D2250/70Shape
    • F05D2250/71Shape curved
    • F05D2250/712Shape curved concave
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2260/00Function
    • F05D2260/94Functionality given by mechanical stress related aspects such as low cycle fatigue [LCF] of high cycle fatigue [HCF]
    • F05D2260/941Functionality given by mechanical stress related aspects such as low cycle fatigue [LCF] of high cycle fatigue [HCF] particularly aimed at mechanical or thermal stress reduction

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

本開示は、タービン翼及びタービンに関する。
タービンに用いられるタービン翼の翼根部は、翼形部から伝達される遠心荷重に起因する遠心応力や、プラットフォームとの温度差に起因する熱応力が繰り返し作用する部位であり、また、応力集中部である。このことから、タービン翼の疲労寿命低下を抑制するために、翼根部における応力を低減するための工夫がなされている。
特許文献1には、翼形部が設けられるプラットフォームと翼根部の間に位置するネック部(シャンク)に肉抜き部(ポケット)を設けたタービン翼が開示されている。また、特許文献1には、翼根部に作用する応力を低減すべく、肉抜き部に、曲率が変化するフィレットを設けることが記載されている。
米国特許第9353629号明細書
ところで、タービン翼の翼根部では応力分布が生じ、例えば、翼根部のうち延在方向(又は前後方向(タービン軸方向))における中央部分で応力が比較的大きくなる場合がある。そこで、翼根部における応力分布を効果的に均等化して、タービン翼の疲労寿命の低下を抑制することが望まれる。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、翼根部における応力分布を効果的に均等化することが可能なタービン翼及びタービンを提供することを目的とする。
本発明の少なくとも一実施形態に係るタービン翼は、
プラットフォームと、
前記プラットフォームから翼高さ方向に延在し、前縁と後縁との間において延在する圧力面及び負圧面を有する翼形部と、
前記プラットフォームを挟んで前記翼形部とは前記翼高さ方向の反対側に位置し、ベアリング面を有する翼根部と、
前記プラットフォームと前記翼根部との間に位置するシャンクと、を備え、
前記シャンクは、
前記翼根部の延在方向に沿って前記圧力面側に設けられ、第1凹部を有する第1側面と、
前記翼根部の前記延在方向に沿って前記負圧面側に設けられ、第2凹部を有する第2側面と、
を有し、
前記翼高さ方向に直交する前記シャンクの断面において、
前記第1凹部及び前記第2凹部は、前記翼根部の前記延在方向における前記シャンクの中央位置を含み、
前記翼根部の前記延在方向に沿った前記第1凹部の形成長さが、前記翼根部の前記延在方向に沿った前記第2凹部の形成長さよりも大きい。
また、本発明の少なくとも一実施形態に係るタービンは、
上述のタービン翼と、
前記タービン翼の前記翼根部と係合する翼溝を有するロータディスクと、
を備える。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、翼根部における応力分布を効果的に均等化することが可能なタービン翼及びタービンが提供される。
一実施形態に係るガスタービンの概略構成図である。 一実施形態に係るタービン翼を前縁から後縁に向かう方向に視た図である。 図2に示すタービン翼を負圧面から圧力面に向かう方向に見た図である。 図3のA-A断面を示す図である。 図3のB-B断面を示す図である。 一実施形態に係るタービン翼の翼高さ方向に直交する断面を示す図である。 一実施形態に係るタービン翼の翼高さ方向に直交する断面を示す図である。 一実施形態に係るタービン翼の翼高さ方向に直交する断面を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
(ガスタービンの構成)
まず、幾つかの実施形態に係るタービン翼が適用されるガスタービンについて、図1を参照して説明する。図1は、一実施形態に係るガスタービンの概略構成図である。図1に示すように、ガスタービン1は、圧縮空気を生成するための圧縮機2と、圧縮空気及び燃料を用いて燃焼ガスを発生させるための燃焼器4と、燃焼ガスによって回転駆動されるように構成されたタービン6と、を備える。発電用のガスタービン1の場合、タービン6には不図示の発電機が連結される。
圧縮機2は、圧縮機車室10側に固定された複数の静翼16と、静翼16に対して交互に配列されるようにロータ8に植設された複数の動翼18と、を含む。圧縮機2には、空気取入口12から取り込まれた空気が送られるようになっており、この空気は、複数の静翼16及び複数の動翼18を通過して圧縮されることで高温高圧の圧縮空気となる。
燃焼器4には、燃料と、圧縮機2で生成された圧縮空気とが供給されるようになっており、該燃焼器4において燃料が燃焼され、タービン6の作動流体である燃焼ガスが生成される。図1に示すように、ガスタービン1は、ケーシング20内にロータ8(ロータ軸線C)を中心として周方向に沿って複数配置された燃焼器4を有する。
タービン6は、タービン車室22によって形成される燃焼ガス通路28を有し、該燃焼ガス通路28に設けられる複数の静翼24及び動翼26を含む。静翼24はタービン車室22側に固定されており、ロータ8の周方向に沿って配列される複数の静翼24が静翼列を構成している。また、動翼26はロータ8に植設されており、ロータ8の周方向に沿って配列される複数の動翼26が動翼列を構成している。静翼列と動翼列とは、ロータ8の軸方向において交互に配列されている。
タービン6では、燃焼ガス通路28に流れ込んだ燃焼器4からの燃焼ガスが複数の静翼24及び複数の動翼26を通過することでロータ8がロータ軸線Cを中心に回転駆動され、これにより、ロータ8に連結された発電機が駆動されて電力が生成されるようになっている。タービン6を駆動した後の燃焼ガスは、排気室30を介して外部へ排出される。
(タービン翼の構成)
次に、幾つかの実施形態に係るタービン翼について説明する。以下の説明では、幾つかの実施形態に係るタービン翼40として、ガスタービン1のタービン6の動翼26(図1参照)について説明するが、他の実施形態では、タービン翼は、ガスタービン1のタービン6の静翼24(図1参照)や、あるいは、蒸気タービンの動翼又は静翼であってもよい。
図2は、一実施形態に係るタービン翼40を、前縁から後縁に向かう方向(コード方向)に視た図であり、図3は、図2に示すタービン翼40を、負圧面から圧力面に向かう方向(ロータ周方向)に見た図であり、図4は、図3のA-A断面を示す図である。なお、図2は、タービン6のロータディスク32とともに、タービン翼40が図示されている。
図2~図4に示すように、一実施形態に係るタービン翼40(動翼26)は、プラットフォーム42と、プラットフォーム42を挟んで翼高さ方向(スパン方向とも呼ぶ)において互いに反対側に位置する翼形部44及び翼根部51と、プラットフォーム42と翼根部51との間に位置するシャンク60と、を備えている。翼形部44、プラットフォーム42、翼根部51及びシャンク60は、鋳造等により一体的に構成されていてもよい。
翼形部44は、ロータ8に対して翼高さ方向に延在するように設けられている。翼形部44は、翼高さ方向に沿って延びる前縁46及び後縁48を有するとともに、前縁46と後縁48との間において延在する圧力面50及び負圧面52を有する。図4に示すように、翼形部44の内部には中空部34が形成されていてもよい。中空部34は、翼形部44を冷却するための冷却流体が流通する冷却通路として機能してもよい。
図2に示すように、タービン6において、翼根部51は、ロータ8とともに回転するロータディスク32に設けられた翼溝33に係合されている。このようにして、タービン翼40は、タービン6のロータ8(図1参照)に植設され、ロータ軸線Cを中心にロータ8とともに回転するようになっている。また、翼根部51は、ベアリング面54を有している。ベアリング面54は、翼根部51の表面のうち、ロータ8が回転してタービン翼40に遠心力が作用しているときに、ロータディスク32の翼溝33の表面と接触する部分である。すなわち、ベアリング面54は、翼高さ方向において、翼根部51から翼形部44に向かう方向を向いた面(すなわち、ロータ8の径方向外側を向いた面)である。
図4に示すように、翼根部51は、タービン6の軸方向(ロータ軸線Cの方向)に対して傾斜して延在していてもよい。すなわち、タービン翼40の翼根部51は、ロータディスク32においてタービン6の軸方向に対して傾斜して設けられる翼溝33に挿入されるようになっていてもよい。なお、図中の直線Lc1はプラットフォーム42の中心線であり、直線Lc2はシャンク60の中心線である。
図5は、図3のB-B断面を示す図である。図6~図8は、それぞれ、一実施形態に係るタービン翼40のシャンク60の翼高さ方向に直交する断面を示す図である。
なお、本明細書において、シャンク60の「幅方向」とは、翼形部44の圧力面50側から負圧面52側に(又は負圧面52側から圧力面50側に)タービン翼40を横切る方向をいう。シャンク60の幅方向はロータ8の周方向に相当する。
図5~図8に示すように、タービン翼40のシャンク60は、翼根部51の延在方向に沿って圧力面50側に設けられる第1側面62と、翼根部51の延在方向に沿って負圧面52側に設けられる第2側面66と、を有する。また、シャンク60は、前端面70と後端面72とを有し、第1側面62及び第2側面66は、前端面70と後端面72との間を翼根部51の延在方向に沿って延在している。
第1側面62は、圧力面50側から負圧面52側に向かって(即ち、第1側面62側から第2側面66側に向かって)凹む第1凹部64を有する。第2側面66は、負圧面52側から圧力面50側に向かって(即ち、第2側面66側から第1側面62側に向かって)凹む第2凹部68を有する。
第1凹部64及び第2凹部68は、翼根部51の延在方向においてシャンク60の中央領域に設けられる。すなわち、図6~図8に示すように、翼高さ方向に直交するシャンク60の断面において、第1凹部64及び第2凹部68は、翼根部51の延在方向におけるシャンク60の中央位置(図中の直線Lc3で示す位置)を含むように形成される。そして、上述の断面において、翼根部51の延在方向に沿った第1凹部64の形成長さL1は、翼根部51の延在方向に沿った第2凹部68の形成長さL2よりも大きい。
タービン翼40の翼根部51では応力分布が生じ、例えば、翼根部51のうち延在方向(又は前後方向(タービン軸方向))における中央部分で応力が比較的大きくなる場合がある。
ここで、翼形部44は、圧力面50が湾曲凹状であるのに対し、負圧面52が湾曲凸状であるから、例えば図4に示すように、翼根部51の延在方向(あるいは前後方向(タービン軸方向))におけるシャンク60の中央領域において、シャンク60上方の翼形部44のキャンバは、シャンク60の第1側面62よりも第2側面66側に偏る。例えば図4に示す例では、翼形部44のキャンバラインLcamは、翼根部51の延在方向(すなわちシャンク60の延在方向)におけるシャンク60の中央領域において、プラットフォーム42の中心線Lc1やシャンク60の中心線Lc2よりも、負圧面52側(即ち第2側面66側)に突出している。したがって、翼形部44は、翼根部51延在方向における中央領域では負圧面52側寄り(第2側面66側寄り)に位置し、中央領域よりも端部側の領域では圧力面50側寄り(第1側面62寄り)に位置する。
この点、上述の実施形態では、シャンク60の中央領域にて、上方に(すなわちタービン径方向外側に)翼形部44が主として位置し、翼形部44からの荷重伝達が比較的大きい第2側面66側(負圧面52側)の第2凹部68を比較的短く形成するとともに、上方に翼形部44が主として位置せず、翼形部44からの荷重伝達が比較的小さい第1側面62側(圧力面50側)の第1凹部64を比較的長く形成する。よって、シャンク60の中央部分の肉厚(シャンク60の幅方向の厚さ)を効果的に削減することができ、これにより、シャンク60の中央部分の剛性を効果的に低減させて、翼形部44からシャンク60に伝達される荷重を前端側及び後端側に分散させることができる。したがって、翼根部51における応力分布を効果的に均等化して、タービン翼40の疲労寿命の低下を抑制することができる。
幾つかの実施形態では、例えば図6~図8に示すように、上述の断面上において、第1側面62は、前端面70に接続される第1前方輪郭63aと、後端面72に接続される第1後方輪郭63bと、第1前方輪郭63aと第1後方輪郭63bとの間に位置して第1凹部64を形成する第1凹部輪郭63cと、を含む。
第1凹部輪郭63cは、接続点PA1にて第1前方輪郭63aに接続されるとともに、接続点PA2にて第1後方輪郭63bに接続される。第1前方輪郭63a及び第1後方輪郭63bは、それぞれ、翼根部51の延在方向に沿って延びる直線状の第1基準輪郭74に少なくとも部分的に重なる。第1前方輪郭63aは、少なくとも接続点PA1を含む領域において、翼根部51の延在方向に沿って延びる直線状の第1基準輪郭74に重なるように設けられる。第1後方輪郭63bは、少なくとも接続点PA2を含む領域において、上述の第1基準輪郭74に重なるように設けられる。そして、第1凹部輪郭63cは、第1基準輪郭74よりも圧力面50側から内側に位置する。すなわち、第1凹部輪郭63cは、第1基準輪郭74よりも、シャンク60の中心線Lc2寄りに位置する。
また、幾つかの実施形態では、例えば図6~図8に示すように、上述の断面上において、第2側面66は、前端面70に接続される第2前方輪郭67aと、後端面72に接続される第2後方輪郭67bと、第2前方輪郭67aと第2後方輪郭67bとの間に位置して第2凹部68を形成する第2凹部輪郭67cと、を含む。
第2凹部輪郭67cは、接続点PB1にて第2前方輪郭67aに接続されるとともに、接続点PB2にて第2後方輪郭67bに接続される。第2前方輪郭67a及び第2後方輪郭67bは、それぞれ、翼根部51の延在方向に沿って延びる直線状の第2基準輪郭76に少なくとも部分的に重なる。第2前方輪郭67aは、少なくとも接続点PB1を含む領域において、翼根部51の延在方向に沿って延びる直線状の第2基準輪郭76に重なるように設けられる。第2後方輪郭67bは、少なくとも接続点PB2を含む領域において、上述の第2基準輪郭76に重なるように設けられる。そして、第2凹部輪郭67cは、第2基準輪郭76よりも負圧面52側から内側に位置する。すなわち、第2凹部輪郭67cは、第2基準輪郭76よりも、シャンク60の中心線Lc2寄りに位置する。
なお、図6及び図7に示す例示的な実施形態では、第1前方輪郭63a及び第1後方輪郭63bの全体が、第1基準輪郭74に重なるように設けられている。また、図6及び図7に示す例示的な実施形態では、第2前方輪郭67a及び第2後方輪郭67bの全体が、第1基準輪郭74に重なるように設けられている。
以下の説明では、上述の断面上での、翼根部51の延在方向におけるシャンク60の全長をLとする。また、上述の断面上において、翼根部51の延在方向における第1凹部64の形成長さをL1とし、第2凹部68の形成長さをL2とする(図6~図8参照)。
幾つかの実施形態では、例えば図6~図8に示すように、第1凹部64及び第2凹部68は、それぞれ、シャンク60の両端のL/6の長さの領域R1,R2(端部領域)を除いたシャンク60の領域R3(中央領域)に設けられる。なお、この場合、翼根部51延在方向における領域R3の長さは4L/6(=2L/3)である。
上述の実施形態によれば、シャンク60の端部領域(領域R1,R2)を除く中央領域(領域R3)に第1凹部64及び第2凹部68を設けたので、シャンク60の中央部分の肉厚を効果的に削減することができる。よって、シャンク60中央部分の剛性を効果的に低減させて、翼形部44からシャンク60に伝達される荷重を前端側及び後端側に分散させることができ、翼根部51における応力分布を効果的に均等化することができる。
幾つかの実施形態では、第1凹部64の形成長さL1は、L/3より大きく2L/3以下であるとともに、第2凹部68の形成長さL2は、L/3以上、かつ、2L/3より小さい。
上述の実施形態では、第1凹部64の形成長さL1をL/3より大きく、かつ、第2凹部68の形成長さL2をL/3以上としたので、シャンク60の中央部分の肉厚を効果的に削減することができる。また、第1凹部64の形成長さL1を2L/3以下とし、かつ、第2凹部68の形成長さL2を2L/3未満としたので、シャンク60に適度な強度を持たせることができる。よって、上述の実施形態によれば、シャンク60に適度な強度を持たせながら、シャンク60の中央部分の肉厚を効果的に削減することができる。よって、シャンク60中央部分の剛性を効果的に低減させて、翼形部44からシャンク60に伝達される荷重を前端側及び後端側に分散させることができ、翼根部51における応力分布を効果的に均等化することができる。
幾つかの実施形態では、上述の断面上において、シャンク60の幅方向における第1凹部64の深さD1(図6~図8参照)の平均である第1平均深さと、シャンク60の幅方向における第2凹部68の深さD2(図6~図8参照)の平均である第2平均深さとの比は、0.9以上1.1以下である。なお、図6及び図8に示す例示的な実施形態では、第1平均深さと第2平均深さとの比は約1である。
あるいは、幾つかの実施形態では、上述の断面上において、第1凹部64のうち、長さL1/2の中央部分の平均深さと、第2凹部68のうち、長さL2/2の中央部分の平均深さとの比は、0.9以上1.1以下である。なお、図6及び図8に示す例示的な実施形態では、これらの平均深さの上述の比は約1である。
上述の実施形態では、シャンク60に形成される第1凹部64と第2凹部68の平均深さをほぼ同等にしたので、シャンク60の第1側面62側(圧力面50側)と第2側面66側(負圧面52側)との間での荷重伝達の偏りを抑制することができる。これにより、翼根部51における圧力面50側と負圧面52側の応力を均等化することができ、あるいは、シャンク60内の荷重の偏りに起因する曲げ応力の発生を抑制することができる。よって、翼根部51における応力分布を効果的に均等化することができ、あるいは、シャンク60における応力の発生を抑制することができる。
なお、幾つかの実施形態では、例えば図7に示すように、第1凹部64の深さD1と第2凹部の深さD2は、必ずしも同等でなくてもよい。すなわち、幾つかの実施形態では、1平均深さと第2平均深さの上述の比は、0.9未満であってもよく、あるいは、1.1より大きくてもよい。
幾つかの実施形態では、例えば図8に示すように、シャンク60は、第1凹部64及び第2凹部68よりも前端面70側又は後端面72側において前端面70又は後端面72に向かってシャンク60の厚さが減少する厚さ減少部80,82を有してもよい。図8に示す例示的な実施形態では、シャンク60は、第1凹部64及び第2凹部68よりも前端面70側において前端面70に向かってシャンク60の厚さが減少する前側の厚さ減少部80を有している。また、シャンク60は、第1凹部64及び第2凹部68よりも後端面72側において後端面72に向かってシャンク60の厚さが減少する後側の厚さ減少部82を有している。
図4に示すように、シャンク60の前端面70又は後端面72の近傍には、上方に翼形部44が存在しない領域が含まれる場合があり、この領域では、翼形部44からの荷重伝達が比較的小さい。この点、上述の実施形態によれば、翼形部44からの荷重伝達が比較的小さいシャンク60の前端面70側又は後端面72側において、前端面70又は後端面72に向かって厚さが減少する厚さ減少部80,82を設けたので、シャンク60の断面積を縮小して、シャンク60を介して翼根部51に作用する荷重を低減することができる。よって、翼根部51に生じる応力を低減して、タービン翼40の疲労寿命の低下を抑制することができる。
幾つかの実施形態では、翼高さ方向とシャンク60の幅方向とを含む断面(すなわち、前後方向(タービン軸方向)に直交する断面)において、第1凹部64と第2凹部68とで規定されるシャンクの最小厚さ位置78(図5参照)が、シャンク60の全高さHを用いて表されるシャンク60の全高さ範囲のうち0.4H以上0.6H以下の範囲に含まれる。
本明細書においてシャンク60の高さとは、翼高さ方向における、シャンク60と翼根部51との接続位置Pと、プラットフォーム42の下面43との間の長さのことである。接続位置Pは、翼根部51の複数の歯55の各底点P1~P3を結ぶ直線La1(又は近似直線)と、翼根部51又はシャンク60の表面との交点として定義される(図5参照)。
上述の構成によれば、シャンク60の最小厚さ位置78が、シャンク60の全高さ範囲のうち0.4H以上0.6H以下の中央領域に設けられるので、この位置を含む領域でシャンク60の断面積を小さくするとともに、該断面積を翼根部51に向かうにつれて徐々に大きくすることが可能となる。これにより、シャンク60において翼根部51への荷重伝達を促進して、翼根部51のうち径方向外側の部位における荷重分担を大きくすることで、翼根部51の径方向内側の部位における荷重分端を相対的に小さくすることができる。よって、翼根部51における応力分布を効果的に均等化することができる。
幾つかの実施形態では、例えば図5に示すように、第1凹部64及び第2凹部68は、シャンク60の翼高さ方向における全範囲に亘って延在する。すなわち、第1凹部64及び第2凹部68は、翼高さ方向において、上述の接続位置Pと、プラットフォーム42の下面43との間の全域にわたって延在する。
上述の実施形態によれば、シャンク60の翼高さ方向における全範囲に亘って延在するように第1凹部64及び第2凹部68を設けたので、シャンク60の中央部分の肉厚を効果的に削減することができ、これにより、シャンク60中央部分の剛性を効果的に低減させて、翼形部44からシャンク60に伝達される荷重を前端側及び後端側に分散させることができる。したがって、翼根部51における応力分布を効果的に均等化することができる。
幾つかの実施形態では、第1凹部64又は第2凹部68の少なくとも一方は、翼高さ方向における端部にてフィレット部を有し、該フィレット部を介してプラットフォーム42又は翼根部51に接続される。
図5に示す例示的な実施形態では、第1凹部64は、径方向外側の端部(プラットフォーム42側の端部)にて、外側フィレット部58Aを介してプラットフォーム42に接続されているとともに、径方向内側の端部(翼根部51側の端部)にて、内側フィレット部59Aを介して翼根部51に接続される。また、第2凹部68は、径方向外側の端部(プラットフォーム42側の端部)にて、外側フィレット部58Bを介してプラットフォーム42に接続されているとともに、径方向内側の端部(翼根部51側の端部)にて、内側フィレット部59Bを介して翼根部51に接続される。
上述の実施形態によれば、第1凹部64又は第2凹部68の少なくとも一方は、フィレット部(外側フィレット部58A,58B、又は、内側フィレット部59A,59B)を介してプラットフォーム42又は翼根部51に滑らかに接続されているので、シャンク60における応力集中を効果的に抑制することができる。よってタービン翼40の疲労寿命の低下を抑制することができる。
幾つかの実施形態では、第1凹部64の外側フィレット部58Aの曲率半径は、第1凹部64の内側フィレット部59Aの曲率半径よりも小さい。
幾つかの実施形態では、第2凹部68の外側フィレット部58Bの曲率半径は、第2凹部68の内側フィレット部59Bの曲率半径よりも小さい。
上述の実施形態によれば、プラットフォーム42側の外側フィレット部58A又は58Bの曲率半径を、翼根部51側の内側フィレット部59A又は59Bの曲率半径よりも小さくしたので、シャンク60の翼高さ方向に直交する断面積は、翼高さ方向にてプラットフォーム42に近い位置で小さく絞り込まれ、翼根部51に向かうにつれて緩やかに大きくなる。これにより、シャンク60において翼根部51への荷重伝達を促進して、翼根部51のうち径方向外側の部位における荷重分担を大きくすることで、翼根部51の径方向内側の部位における荷重分端を相対的に小さくすることができる。よって、翼根部51における応力分布を効果的に均等化することができる。
幾つかの実施形態では、例えば図4に示すように、翼根部51の延在方向に直交する断面内にて、シャンク60の幅方向(又は前後方向(タービン軸方向))における中心位置(図4における直線Lc2の位置)は、シャンク60の幅方向(又は前後方向(タービン軸方向))におけるプラットフォーム42の中心位置(図4における直線Lc1の位置)よりも、負圧面52側にずれている。
典型的なタービン翼では、プラットフォーム及び翼形部の重心位置と翼根部の中心位置を合わせる。仮に重心位置を翼根部上に保持したままプラットフォームを翼根部およびシャンクに対して圧力面側にずらすことを考えると、重心位置を翼根部上に維持するためには、翼型部を翼根部に対して負圧面側にずらすことになる。このため、プラットフォームがシャンク部に対して圧力面側にずれて設けられたタービン翼の場合、シャンクに対して翼型部が負圧面側に偏って配置されることになる。即ち、シャンク中央領域では負圧面側に、シャンク前端側領域及び後端側領域では圧力面側に翼が偏って乗る傾向がより強くなる。上述の実施形態によるタービン翼40はこのような特徴を有している。このため、圧力面50側の第1凹部64の形成長さL1を負圧面52側の第2凹部68の形成長さL2よりも大きく設定することにより得られる既述のメリット(例えば、シャンク60の中央部分の肉厚を効果的に削減することができる等のメリット)をより効果的に享受できる。
上記各実施形態に記載の内容は、例えば以下のように把握される。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係るタービン翼(40)は、
プラットフォーム(42)と、
前記プラットフォームから翼高さ方向に延在し、前縁(46)と後縁(48)との間において延在する圧力面(50)及び負圧面(52)を有する翼形部(44)と、
前記プラットフォームを挟んで前記翼形部とは前記翼高さ方向の反対側に位置し、ベアリング面(54)を有する翼根部(51)と、
前記プラットフォームと前記翼根部との間に位置するシャンク(60)と、を備え、
前記シャンクは、
前記翼根部の延在方向に沿って前記圧力面側に設けられ、第1凹部(64)を有する第1側面(62)と、
前記翼根部の前記延在方向に沿って前記負圧面側に設けられ、第2凹部(68)を有する第2側面(66)と、
を有し、
前記翼高さ方向に直交する前記シャンクの断面において、
前記第1凹部及び前記第2凹部は、前記翼根部の前記延在方向における前記シャンクの中央位置(直線Lc3の位置)を含み、
前記翼根部の前記延在方向に沿った前記第1凹部の形成長さ(L1)が、前記翼根部の前記延在方向に沿った前記第2凹部の形成長さ(L2)よりも大きい。
翼形部は、一般に、圧力面が湾曲凹状であるのに対し、負圧面が湾曲凸状であるから、翼根部延在方向(あるいは前後方向)におけるシャンクの中央領域において、シャンク上方の翼形部のキャンバは、シャンクの第1側面よりも第2側面側に偏る。この点、上記(1)の実施形態では、シャンクの中央領域にて、上方に(すなわちタービン径方向外側に)翼形部が主として位置し、翼形部からの荷重伝達が比較的大きい第2側面側(負圧面側)の第2凹部を比較的短く形成するとともに、上方に翼形部が主として位置せず、翼形部からの荷重伝達が比較的小さい第1側面側(圧力面側)の第1凹部を比較的長く形成する。よって、シャンクの中央部分の肉厚を効果的に削減することができ、これにより、シャンク中央部分の剛性を効果的に低減させて、翼形部からシャンクに伝達される荷重を前端側及び後端側に分散させることができる。したがって、翼根部における応力分布を効果的に均等化して、タービン翼の疲労寿命の低下を抑制することができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記シャンクの前記断面上において、前記延在方向にて、前記シャンクの全長をLとしたとき、前記第1凹部及び前記第2凹部は、前記シャンクの両端のL/6の長さの端部領域(領域R1,R2)を除いた前記シャンクの中央領域(領域R3)に設けられる。
上記(2)の構成によれば、シャンクの端部領域を除く中央領域に第1凹部及び第2凹部を設けたので、シャンクの中央部分の肉厚を効果的に削減することができる。よって、シャンク中央部分の剛性を効果的に低減させて、翼形部からシャンクに伝達される荷重を前端側及び後端側に分散させることができ、翼根部における応力分布を効果的に均等化することができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)の構成において、
前記シャンクの前記断面上において、前記延在方向にて、前記シャンクの全長をLとしたとき、
前記第1凹部の前記延在方向の長さは、L/3より大きく2L/3以下であり、
前記第2凹部の前記延在方向の長さは、L/3以上、かつ、2L/3より小さい。
上記(3)の構成では、第1凹部の長さをL/3より大きく、かつ、第2凹部の長さをL/3以上としたので、シャンクの中央部分の肉厚を効果的に削減することができる。また、第1凹部の長さを2L/3以下とし、かつ、第2凹部の長さを2L/3未満としたので、シャンクに適度な強度を持たせることができる。よって、上記(3)の構成によれば、シャンクに適度な強度を持たせながら、シャンクの中央部分の肉厚を効果的に削減することができる。よって、シャンク中央部分の剛性を効果的に低減させて、翼形部からシャンクに伝達される荷重を前端側及び後端側に分散させることができ、翼根部における応力分布を効果的に均等化することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(3)の何れかの構成において、
前記シャンクの前記断面上において、前記シャンクの幅方向における前記第1凹部の平均深さである第1平均深さと、前記幅方向における前記第2凹部の平均深さである第2平均深さとの比は、0.9以上1.1以下である。
上記(4)の構成によれば、シャンクに形成される第1凹部と第2凹部の平均深さをほぼ同等にしたので、シャンクの第1側面側(圧力面側)と第2側面側(負圧面側)との間での荷重伝達の偏りを抑制することができる。これにより、翼根部における圧力面側と負圧面側の応力を均等化することができ、あるいは、シャンク内の荷重の偏りに起因する曲げ応力の発生を抑制することができる。よって、翼根部における応力分布を効果的に均等化することができ、あるいは、シャンクにおける応力の発生を抑制することができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(4)の何れかの構成において、
前記シャンクは、前記延在方向における両端面である前端面(70)及び後端面(72)を有し、
前記シャンクの前記断面上において、前記シャンクは、前記第1凹部及び前記第2凹部よりも前記前端面側又は前記後端面側において前記前端面又は前記後端面に向かって前記シャンクの厚さが減少する厚さ減少部を有する。
シャンクの前端面又は後端面の近傍には、上方に翼形部が存在しない領域が含まれる場合があり、この領域では、翼形部からの荷重伝達が比較的小さい。上記(5)の構成によれば、翼形部からの荷重伝達が比較的小さいシャンクの前端面側又は後端面側において、前端面又は後端面に向かって厚さが減少する厚さ減少部を設けたので、シャンクの断面積を縮小して、シャンクを介して翼根部に作用する荷重を低減することができる。よって、翼根部に生じる応力を低減して、タービン翼の疲労寿命の低下を抑制することができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(5)の何れかの構成において、
前記翼高さ方向と前記シャンクの幅方向とを含む断面において、前記第1凹部と前記第2凹部とで規定される前記シャンクの最小厚さ位置(78)が、前記シャンクの全高さHを用いて表される前記シャンクの全高さ範囲のうち0.4H以上0.6H以下の範囲に含まれる。
上記(6)の構成によれば、シャンクの最小厚さ位置が、シャンクの全高さ範囲のうち0.4H以上0.6H以下の中央領域に設けられるので、この位置を含む領域でシャンクの断面積を小さくするとともに、該断面積を翼根部に向かうにつれて徐々に大きくすることが可能となる。これにより、シャンクにおいて翼根部への荷重伝達を促進して、翼根部のうち径方向外側の部位における荷重分担を大きくすることで、翼根部の径方向内側の部位における荷重分端を相対的に小さくすることができる。よって、翼根部における応力分布を効果的に均等化することができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(6)の何れかの構成において、
前記第1凹部及び前記第2凹部は、前記シャンクの前記翼高さ方向における全範囲に亘って延在する。
上記(7)の構成によれば、シャンクの翼高さ方向における全範囲に亘って延在するように第1凹部及び第2凹部を設けたので、シャンクの中央部分の肉厚を効果的に削減することができ、これにより、シャンク中央部分の剛性を効果的に低減させて、翼形部からシャンクに伝達される荷重を前端側及び後端側に分散させることができる。したがって、翼根部における応力分布を効果的に均等化することができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(7)の何れかの構成において、
前記第1凹部又は前記第2凹部の少なくとも一方は、前記翼高さ方向における端部にてフィレット部(例えば上述の外側フィレット部58A,58B又は内側フィレット部59A,59B)を有し、該フィレット部を介して前記プラットフォーム又は前記翼根部に接続されている。
上記(8)の構成によれば、第1凹部又は第2凹部の少なくとも一方は、フィレット部を介してプラットフォーム又は翼根部に滑らかに接続されているので、シャンクにおける応力集中を抑制することができる。よってタービン翼の疲労寿命の低下を抑制することができる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(8)の何れかの構成において、
前記第1凹部又は前記第2凹部の少なくとも一方は、外側フィレット部(58A,58B)を介して前記プラットフォームに接続されるとともに、内側フィレット部(59A,59B)を介して前記翼根部に接続され、
前記外側フィレット部の曲率半径は、前記内側フィレット部の曲率半径よりも小さい。
上記(9)の構成によれば、プラットフォーム側の外側フィレット部の曲率半径を、翼根部側の内側フィレット部の曲率半径よりも小さくしたので、シャンクの断面積は、翼高さ方向にてプラットフォームに近い位置で小さく絞り込まれ、翼根部に向かうにつれて緩やかに大きくなる。これにより、シャンクにおいて翼根部への荷重伝達を促進して、翼根部のうち径方向外側の部位における荷重分担を大きくすることで、翼根部の径方向内側の部位における荷重分端を相対的に小さくすることができる。よって、翼根部における応力分布を効果的に均等化することができる。
(10)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(9)の何れかの構成において、
前記翼根部の延在方向に直交する断面内にて、前記シャンクの幅方向における中心位置(直線Lc2の位置)は、前記プラットフォームの前記幅方向における中心位置(直線Lc1の位置)よりも、前記負圧面側にずれている。
典型的なタービン翼では、プラットフォーム及び翼形部の重心位置と翼根部の中心位置を合わせる。仮に重心位置を翼根部上に保持したままプラットフォームを翼根部およびシャンクに対して圧力面側にずらすことを考えると、重心位置を翼根部上に維持するためには、翼型部を翼根部に対して負圧面側にずらすことになる。このため、プラットフォームがシャンク部に対して圧力面側にずれて設けられたタービン翼の場合、シャンクに対して翼型部が負圧面側に偏って配置されることになる。即ち、シャンク中央領域では負圧面側に、シャンク前端側領域及び後端側領域では圧力面側に翼が偏って乗る傾向がより強くなる。上記(10)の構成によるタービン翼はこのような特徴を有している。このため、上記(1)で述べたような、圧力面側の第1凹部の形成長さを負圧面側の第2凹部の形成長さよりも大きく設定することにより得られるメリット(例えば、シャンクの中央部分の肉厚を効果的に削減することができる等のメリット)をより効果的に享受できる。
(11)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(10)の何れかの構成において、
前記シャンクは、前記延在方向における両端面である前端面及び後端面を有し、
前記シャンクの前記断面上にて、前記第1側面は、前記前端面に接続される第1前方輪郭(63a)、前記後端面に接続される第1後方輪郭(63b)、及び、前記第1前方輪郭と前記第1後方輪郭との間に位置し、前記第1凹部を形成する第1凹部輪郭(63c)を含み、
前記シャンクの前記断面上にて、前記第2側面は、前記前端面に接続される第2前方輪郭(67a)、前記後端面に接続される第2後方輪郭(67b)、及び、前記第2前方輪郭と前記第2後方輪郭との間に位置し、前記第2凹部を形成する第2凹部輪郭(67c)を含み、
前記第1前方輪郭及び前記第1後方輪郭の各々は、前記第1凹部輪郭との接続点(PA1,PA2)を含む少なくとも一領域にて、前記翼根部の延在方向に沿って延びる直線状の第1基準輪郭(74)と重なり、
前記第1凹部輪郭は、前記第1基準輪郭よりも前記圧力面側から内側に位置し、
前記第2前方輪郭及び前記第2後方輪郭の各々は、前記第2凹部輪郭との接続点(PB1,PB2)を含む少なくとも一領域にて、前記翼根部の延在方向に沿って延びる直線状の第2基準輪郭(76)と重なり、
前記第2凹部輪郭は、前記第2基準輪郭よりも前記負圧面側から内側に位置する。
上記(11)の構成によれば、直線状の第1基準輪郭よりも内側に位置する第1凹部輪郭によって第1凹部が形成され、直線状の第2基準輪郭よりも内側に位置する第2凹部輪郭によって第2凹部が形成される。よって、シャンクの中央部分の肉厚を効果的に削減することができ、これにより、シャンク中央部分の剛性を効果的に低減させて、翼形部からシャンクに伝達される荷重を前端側及び後端側に分散させることができる。したがって、翼根部における応力分布を効果的に均等化して、タービン翼の疲労寿命の低下を抑制することができる。
(12)本発明の少なくとも一実施形態に係るタービン(例えば上述のタービン6又はガスタービン1)は、
上記(1)乃至(11)の何れかに記載のタービン翼と、
前記タービン翼の前記翼根部と係合する翼溝を有するロータディスク(32)と、
を備える。
上記(12)の実施形態では、シャンクの中央領域にて、上方に(すなわちタービン径方向外側に)翼形部が主として位置し、翼形部からの荷重伝達が比較的大きい第2側面側(負圧面側)の第2凹部を比較的短く形成するとともに、上方に翼形部が主として位置せず、翼形部からの荷重伝達が比較的小さい第1側面側(圧力面側)の第1凹部を比較的長く形成する。よって、シャンクの中央部分の肉厚を効果的に削減することができ、これにより、シャンク中央部分の剛性を効果的に低減させて、翼形部からシャンクに伝達される荷重を前端側及び後端側に分散させることができる。したがって、翼根部における応力分布を効果的に均等化して、タービン翼の疲労寿命の低下を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
本明細書において、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
また、本明細書において、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
また、本明細書において、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
1 ガスタービン
2 圧縮機
4 燃焼器
6 タービン
8 ロータ
10 圧縮機車室
12 空気取入口
16 静翼
18 動翼
20 ケーシング
22 タービン車室
24 静翼
26 動翼
28 燃焼ガス通路
30 排気室
32 ロータディスク
33 翼溝
34 中空部
40 タービン翼
42 プラットフォーム
43 下面
44 翼形部
46 前縁
48 後縁
50 圧力面
51 翼根部
52 負圧面
54 ベアリング面
55 歯
58A 外側フィレット部
58B 外側フィレット部
59A 内側フィレット部
59B 内側フィレット部
60 シャンク
62 第1側面
63a 第1前方輪郭
63b 第1後方輪郭
63c 第1凹部輪郭
64 第1凹部
66 第2側面
67a 第2前方輪郭
67b 第2後方輪郭
67c 第2凹部輪郭
68 第2凹部
70 前端面
72 後端面
74 第1基準輪郭
76 第2基準輪郭
78 最小厚さ位置
80 厚さ減少部
82 厚さ減少部
C ロータ軸線
Lc1 中心線
Lc2 中心線
Lcam キャンバライン
P1~P3 底点
A1 接続点
A2 接続点
B1 接続点
B2 接続点

Claims (12)

  1. プラットフォームと、
    前記プラットフォームから翼高さ方向に延在し、前縁と後縁との間において延在する圧力面及び負圧面を有する翼形部と、
    前記プラットフォームを挟んで前記翼形部とは前記翼高さ方向の反対側に位置し、ベアリング面を有する翼根部と、
    前記プラットフォームと前記翼根部との間に位置するシャンクと、を備え、
    前記シャンクは、
    前記翼根部の延在方向に沿って前記圧力面側に設けられ、第1凹部を有する第1側面と、
    前記翼根部の前記延在方向に沿って前記負圧面側に設けられ、第2凹部を有する第2側面と、
    を有し、
    前記翼高さ方向に直交する前記シャンクの断面において、
    前記第1凹部及び前記第2凹部は、前記翼根部の前記延在方向における前記シャンクの中央位置を含み、
    前記翼根部の前記延在方向に沿った前記第1凹部の形成長さが、前記翼根部の前記延在方向に沿った前記第2凹部の形成長さよりも大きい
    タービン翼。
  2. 前記シャンクの前記断面上において、前記延在方向にて、前記シャンクの全長をLとしたとき、前記第1凹部及び前記第2凹部は、前記シャンクの両端のL/6の長さの端部領域を除いた前記シャンクの中央領域に設けられる
    請求項1に記載のタービン翼。
  3. 前記シャンクの前記断面上において、前記延在方向にて、前記シャンクの全長をLとしたとき、
    前記第1凹部の前記延在方向の前記形成長さは、L/3より大きく2L/3以下であり、
    前記第2凹部の前記延在方向の前記形成長さは、L/3以上、かつ、2L/3より小さい
    請求項1又は2に記載のタービン翼。
  4. 前記シャンクの前記断面上において、前記シャンクの幅方向における前記第1凹部の平均深さである第1平均深さと、前記幅方向における前記第2凹部の平均深さである第2平均深さとの比は、0.9以上1.1以下である
    請求項1乃至3の何れか一項に記載のタービン翼。
  5. 前記シャンクは、前記延在方向における両端面である前端面及び後端面を有し、
    前記シャンクの前記断面上において、前記シャンクは、前記第1凹部及び前記第2凹部よりも前記前端面側又は前記後端面側において前記前端面又は前記後端面に向かって前記シャンクの厚さが減少する厚さ減少部を有する
    請求項1乃至4の何れか一項に記載のタービン翼。
  6. 前記翼高さ方向と前記シャンクの幅方向とを含む断面において、前記第1凹部と前記第2凹部とで規定される前記シャンクの最小厚さ位置が、前記シャンクの全高さHを用いて表される前記シャンクの全高さ範囲のうち0.4H以上0.6H以下の範囲に含まれる
    請求項1乃至5の何れか一項に記載のタービン翼。
  7. 前記第1凹部及び前記第2凹部は、前記シャンクの前記翼高さ方向における全範囲に亘って延在する
    請求項1乃至6の何れか一項に記載のタービン翼。
  8. 前記第1凹部又は前記第2凹部の少なくとも一方は、前記翼高さ方向における端部にてフィレット部を有し、該フィレット部を介して前記プラットフォーム又は前記翼根部に接続されている
    請求項1乃至7の何れか一項に記載のタービン翼。
  9. 前記第1凹部又は前記第2凹部の少なくとも一方は、外側フィレット部を介して前記プラットフォームに接続されるとともに、内側フィレット部を介して前記翼根部に接続され、
    前記外側フィレット部の曲率半径は、前記内側フィレット部の曲率半径よりも小さい
    請求項1乃至8の何れか一項に記載のタービン翼。
  10. 前記翼根部の延在方向に直交する断面内にて、前記シャンクの幅方向における中心位置は、前記プラットフォームの前記幅方向における中心位置よりも、前記負圧面側にずれている
    請求項1乃至9の何れか一項に記載のタービン翼。
  11. 前記シャンクは、前記延在方向における両端面である前端面及び後端面を有し、
    前記シャンクの前記断面上にて、前記第1側面は、前記前端面に接続される第1前方輪郭、前記後端面に接続される第1後方輪郭、及び、前記第1前方輪郭と前記第1後方輪郭との間に位置し、前記第1凹部を形成する第1凹部輪郭を含み、
    前記シャンクの前記断面上にて、前記第2側面は、前記前端面に接続される第2前方輪郭、前記後端面に接続される第2後方輪郭、及び、前記第2前方輪郭と前記第2後方輪郭との間に位置し、前記第2凹部を形成する第2凹部輪郭を含み、
    前記第1前方輪郭及び前記第1後方輪郭の各々は、前記第1凹部輪郭との接続点を含む少なくとも一領域にて、前記翼根部の延在方向に沿って延びる直線状の第1基準輪郭と重なり、
    前記第1凹部輪郭は、前記第1基準輪郭よりも前記圧力面側から内側に位置し、
    前記第2前方輪郭及び前記第2後方輪郭の各々は、前記第2凹部輪郭との接続点を含む少なくとも一領域にて、前記翼根部の延在方向に沿って延びる直線状の第2基準輪郭と重なり、
    前記第2凹部輪郭は、前記第2基準輪郭よりも前記負圧面側から内側に位置する
    請求項1乃至10の何れか一項に記載のタービン翼。
  12. 請求項1乃至11の何れか一項に記載のタービン翼と、
    前記タービン翼の前記翼根部と係合する翼溝を有するロータディスクと、
    を備えるタービン。
JP2020026624A 2020-02-19 2020-02-19 タービン翼及びタービン Active JP7360971B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020026624A JP7360971B2 (ja) 2020-02-19 2020-02-19 タービン翼及びタービン
US17/795,718 US11867088B2 (en) 2020-02-19 2021-02-10 Turbine blade and turbine
CN202180014931.5A CN115135853A (zh) 2020-02-19 2021-02-10 涡轮叶片以及涡轮
DE112021001069.7T DE112021001069T5 (de) 2020-02-19 2021-02-10 Turbinenschaufel und Turbine
PCT/JP2021/004929 WO2021166757A1 (ja) 2020-02-19 2021-02-10 タービン翼及びタービン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020026624A JP7360971B2 (ja) 2020-02-19 2020-02-19 タービン翼及びタービン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021131061A JP2021131061A (ja) 2021-09-09
JP7360971B2 true JP7360971B2 (ja) 2023-10-13

Family

ID=77391372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020026624A Active JP7360971B2 (ja) 2020-02-19 2020-02-19 タービン翼及びタービン

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11867088B2 (ja)
JP (1) JP7360971B2 (ja)
CN (1) CN115135853A (ja)
DE (1) DE112021001069T5 (ja)
WO (1) WO2021166757A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7163523B1 (ja) 2022-03-24 2022-10-31 三菱重工業株式会社 タービン動翼、タービン動翼組立体、ガスタービン及びガスタービンの補修方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007040296A (ja) 2005-08-03 2007-02-15 United Technol Corp <Utc> タービンブレード及びタービンブレードを提供する方法
US20150098832A1 (en) 2013-10-09 2015-04-09 General Electric Company Method and system for relieving turbine rotor blade dovetail stress
JP2019173612A (ja) 2018-03-27 2019-10-10 三菱日立パワーシステムズ株式会社 タービン翼及びタービン並びにタービン翼の固有振動数のチューニング方法

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5135354A (en) * 1990-09-14 1992-08-04 United Technologies Corporation Gas turbine blade and disk
US5435694A (en) * 1993-11-19 1995-07-25 General Electric Company Stress relieving mount for an axial blade
JPH07310502A (ja) * 1994-05-19 1995-11-28 Toshiba Corp タービン動翼
JPH08121106A (ja) * 1994-10-26 1996-05-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd タービン動翼
JP2004116364A (ja) 2002-09-25 2004-04-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 軸流タービンにおける動翼
US7147440B2 (en) * 2003-10-31 2006-12-12 General Electric Company Methods and apparatus for cooling gas turbine engine rotor assemblies
JP4335771B2 (ja) * 2004-09-16 2009-09-30 株式会社日立製作所 タービン動翼及びタービン設備
JP2007240296A (ja) * 2006-03-08 2007-09-20 Kumagai Gumi Co Ltd 墨出しシール及び墨出し方法
CN102639817B (zh) * 2010-01-20 2015-03-11 三菱重工业株式会社 涡轮动叶片及涡轮机
CH705325A1 (de) * 2011-07-20 2013-01-31 Alstom Technology Ltd Schaufel für eine Strömungsmaschine.
JP5922370B2 (ja) * 2011-10-20 2016-05-24 三菱日立パワーシステムズ株式会社 動翼支持構造
JP5761763B2 (ja) * 2011-12-07 2015-08-12 三菱日立パワーシステムズ株式会社 タービン動翼
US9359905B2 (en) * 2012-02-27 2016-06-07 Solar Turbines Incorporated Turbine engine rotor blade groove
US9353629B2 (en) 2012-11-30 2016-05-31 Solar Turbines Incorporated Turbine blade apparatus
JP2016035209A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 三菱日立パワーシステムズ株式会社 軸流圧縮機、及び軸流圧縮機を備えたガスタービン
EP3098388A1 (de) * 2015-05-28 2016-11-30 Siemens Aktiengesellschaft Laufschaufel für eine gasturbine

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007040296A (ja) 2005-08-03 2007-02-15 United Technol Corp <Utc> タービンブレード及びタービンブレードを提供する方法
US20150098832A1 (en) 2013-10-09 2015-04-09 General Electric Company Method and system for relieving turbine rotor blade dovetail stress
JP2019173612A (ja) 2018-03-27 2019-10-10 三菱日立パワーシステムズ株式会社 タービン翼及びタービン並びにタービン翼の固有振動数のチューニング方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2021166757A1 (ja) 2021-08-26
JP2021131061A (ja) 2021-09-09
US11867088B2 (en) 2024-01-09
CN115135853A (zh) 2022-09-30
DE112021001069T5 (de) 2022-12-01
US20230102240A1 (en) 2023-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9995149B2 (en) Structural configurations and cooling circuits in turbine blades
JP5179161B2 (ja) 複数曲面ステータベーンを含むガスタービンエンジン及びそれを組立てる方法
JP6514511B2 (ja) 2つの部分スパンシュラウドおよび湾曲したダブテールを有する高翼弦動翼
JP5172320B2 (ja) 傾斜静翼を含むガスタービンエンジン及びそれを組立てる方法
US20070059182A1 (en) Turbine airfoil with curved squealer tip
JP4572405B2 (ja) ガスタービンロータブレードを冷却するための方法及び装置
US11199098B2 (en) Flared central cavity aft of airfoil leading edge
JP5297540B2 (ja) タービン動翼及びターボ機械
KR102377650B1 (ko) 에어포일 선행 에지 통로의 후미에서 외벽에 걸쳐 있는 중간 중앙 통로
US9528381B2 (en) Structural configurations and cooling circuits in turbine blades
JP2014134201A (ja) タービン・ローター・ブレードに対する内部構成
KR102373727B1 (ko) 냉매 통로의 턴 개구에 응력 저감용 구근식 돌출부를 갖춘 블레이드
JP7360971B2 (ja) タービン翼及びタービン
CN111379592A (zh) 涡轮发动机的混合转子叶片
US9739155B2 (en) Structural configurations and cooling circuits in turbine blades
US20150184520A1 (en) Interior cooling circuits in turbine blades
US20200248576A1 (en) Assembly of blade and seal for blade pocket
US11187085B2 (en) Turbine bucket with a cooling circuit having an asymmetric root turn
JP6745012B1 (ja) タービン翼及びこれを備えたガスタービン
WO2020148981A1 (ja) タービン動翼及びガスタービン
JP2019173612A5 (ja)
JP2014047782A (ja) タービンロータブレードのプラットフォームの冷却
JP2019056359A (ja) タービン翼及びガスタービン
US20230323778A1 (en) Turbine rotor blade, turbine rotor blade assembly, gas turbine, and repair method for gas turbine
KR20230005726A (ko) 터보 기계용 블레이드, 블레이드 어셈블리, 및 터빈

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230919

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231002

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7360971

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150