JP7063919B2 - 端末、送信方法、及び無線通信システム - Google Patents

端末、送信方法、及び無線通信システム Download PDF

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Description

本開示は、無線通信システムに関する。
現在、Third Generation Partnership Project(3GPP)において、Long Term Evolution(LTE)システム及びLTE-Advancedシステムの後継として、New Radio Access Technology(NR)システムと呼ばれる新たな無線通信システムの仕様策定が進められている。
この仕様策定において、NRシステムのための能力情報(UE Capability)の仕様が現在議論されている。NRシステムでは、24GHz帯より高いミリ波周波数帯の利用が検討されており、このようなミリ波周波数帯を利用するため、intra-band non-contiguousキャリアアグリゲーション(CA)において、異なる離隔距離(frequency separation)を有するコンポーネントキャリアの組み合わせが使用されることが想定されている。
R2-1800022 R2-1712137 3GPP TS 36.101 V14.5.0(2017-09)
このような異なる離隔距離を有するコンポーネントキャリアの組み合わせがキャリアアグリゲーションにおいて利用可能である場合、ユーザ装置は、キャリアアグリゲーションにおいて何れの離隔距離のバンドコンビネーションをサポートしているか能力情報として基地局に通知する必要がある。
しかしながら、このような異なる離隔距離に対応したキャリアアグリゲーションバンドコンビネーションについて離隔距離を能力情報として通知するためのスキームは現状議論されていない。
ユーザ装置によってサポートされるキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリア間の離隔距離を能力情報として効率的に通知するためのスキームが必要とされている。
本開示の一態様によれば、サポートされるintra-band non-contiguousキャリアアグリゲーションの最も低い周波数のコンポーネントキャリアの下側のエッジと、最も高い周波数のコンポーネントキャリアの上側のエッジとの間の周波数距離を示す離隔距離クラスを能力情報に含め、前記intra-band non-contiguousキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの組み合わせを前記能力情報に含めるプロセッサと、前記能力情報を基地局に送信する送信部と、を有前記離隔距離クラスは離散的な値をとる、端末、が提供される。
本開示によると、ユーザ装置によってサポートされるキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリア間の離隔距離を能力情報として効率的に通知することができる。
図1は、異なる離隔距離を有するバンドコンビネーションの具体例を示す概略図である。 図2は、本発明の一実施例による無線通信システムを示す概略図である。 図3は、本発明の一実施例によるユーザ装置の機能構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の一実施例による離隔距離を含むキャリアアグリゲーション帯域幅クラスを示す図である。 図5Aは、本発明の一実施例によるキャリアアグリゲーション帯域幅クラスの具体例を示す概略図である。 図5Bは、本発明の一実施例によるキャリアアグリゲーション帯域幅クラスの具体例を示す概略図である。 図6は、本発明の一実施例による離隔距離を含むキャリアアグリゲーション帯域幅クラスを示す図である。 図7Aは、本発明の一実施例によるキャリアアグリゲーション帯域幅クラスの具体例を示す概略図である。 図7Bは、本発明の一実施例によるキャリアアグリゲーション帯域幅クラスの具体例を示す概略図である。 図8は、本発明の一実施例による離隔距離クラスを示す図である。 図9Aは、本発明の一実施例による離隔距離クラスの具体例を示す概略図である。 図9Bは、本発明の一実施例による離隔距離クラスの具体例を示す概略図である。 図10Aは、本発明の一実施例による離隔距離クラスの具体例を示す概略図である。 図10Bは、本発明の一実施例による離隔距離クラスの具体例を示す概略図である。 図11は、本発明の各種実施例による離隔距離を示す概略図である。 図12は、本発明の一実施例による基地局の機能構成を示すブロック図である。 図13は、本発明の一実施例によるユーザ装置及び基地局のハードウェア構成の具体例を示す概略図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
以下の実施例では、キャリアアグリゲーションをサポートするユーザ装置が開示される。intra-band non-contiguous CAでは、コンポーネントキャリア(CC)間の離隔距離に応じて対応可能なMIMOレイヤ数が異なりうる。このため、LTEと同様に、NRにおいてもバンドコンビネーションの各バンドについて対応可能なMIMOレイヤ数が能力情報として通知されることが議論されている。一方、RAN2では、MIMOレイヤ数に関する能力情報をバンドコンビネーションの各バンドについて通知せず、ベースバンド能力としてバンドコンビネーションシグナリングから切り離すことが検討されている。
しかしながら、従来のLTEで規定されているバンドコンビネーションの表記では、intra-band non-contiguous CAのコンポーネントキャリア間の離隔距離が異なるケースは適切に表現することができず、図1に示されるように、同一のバンドコンビネーション(例えば、CA_n77A-n77A)として表記されることになる。このため、コンポーネントキャリア間の離隔距離に応じてMIMOレイヤ数が異なるとき、バンドコンビネーション毎にコンポーネントキャリア間の離隔距離とバンド毎のMIMOレイヤ数とが能力情報として通知される必要があり、シグナリングサイズが増加することになる。従って、コンポーネントキャリア間の離隔距離及びMIMOレイヤ数を効率的に通知するための能力情報シグナリング手法が必要とされる。
本開示によると、ユーザ装置は、当該ユーザ装置によってサポートされるキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの間の離隔距離を能力情報として基地局に通知する。一実施例では、ユーザ装置は、当該ユーザ装置によってサポートされるキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの組み合わせ(バンドコンビネーション)と、当該コンポーネントキャリアの間の離隔距離を示すキャリアアグリゲーション帯域幅クラスとを能力情報として基地局に通知する。あるいは、他の実施例では、ユーザ装置は、当該ユーザ装置によってサポートされるキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの組み合わせ(バンドコンビネーション)と、当該ユーザ装置によってサポートされるキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの間の離隔距離を示す離隔距離クラスとを能力情報として基地局に通知する。当該能力情報を受信すると、基地局は、ユーザ装置によってサポートされるキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの組み合わせと、当該コンポーネントキャリアの間の離隔距離とを把握することができる。
まず、図2を参照して、本発明の一実施例による無線通信システムを説明する。図2は、本発明の一実施例による無線通信システムを示す概略図である。
図2に示されるように、無線通信システム10は、ユーザ装置100及び基地局200を有する。無線通信システム10は、典型的には、NRシステムであるが、これに限定することなく、3GPPによって規定される何れかの3GPP準拠無線通信システムであってもよいし、あるいは、非3GPP準拠無線通信システムであってもよい。
ユーザ装置100は、セルを介し基地局200との無線通信機能を備えた何れかの情報処理装置であり、例えば、限定することなく、携帯電話、スマートフォン、タブレット、ウェアラブル装置などであってもよい。
基地局200は、コアネットワークなどの上位局(図示せず)による制御の下、ユーザ装置100を含む多数のユーザ装置と無線通信を実行する。NRシステムでは、基地局200は、例えば、gNBとして参照されうる。図示された実施例では、1つの基地局200しか示されていないが、典型的には、無線通信システム10のカバレッジ範囲をカバーするよう多数の基地局が配置される。
次に、図3を参照して、本発明の一実施例によるユーザ装置を説明する。図3は、本発明の一実施例によるユーザ装置の機能構成を示すブロック図である。
図3に示されるように、ユーザ装置100は、能力情報格納部110及び能力情報通知部120を有する。
能力情報格納部110は、ユーザ装置100の能力情報を格納する。具体的には、能力情報格納部110は、ユーザ装置100によってサポートされる各種能力及び機能を示す能力情報(UE Capability)を保持する。例えば、ユーザ装置100がキャリアアグリゲーションをサポートする場合、能力情報格納部110は、ユーザ装置100がキャリアアグリゲーションをサポートしていることを示す情報要素と共に、キャリアアグリゲーション可能なバンドコンビネーションの詳細を示す情報要素を含む能力情報を保持する。
能力情報通知部120は、能力情報を基地局200に通知する。具体的には、基地局200からの能力情報照会メッセージを受信すると、能力情報通知部120は、能力情報格納部110に格納されている能力情報を基地局200に送信する。本実施例では、能力情報通知部120は、ユーザ装置100によってサポートされるキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの間の離隔距離を能力情報として基地局200に通知する。具体的には、以下でより詳細に説明されるように、能力情報格納部110は、ユーザ装置100によってサポートされるintra-band non-contiguous CAの2つ以上のコンポーネントキャリアの間の周波数離隔距離(frequency separation)を示す情報要素を含む能力情報を保持し、能力情報通知部120は、基地局200からの能力情報照会メッセージの受信に応答して、当該情報要素を含む能力情報を基地局200に送信する。
一実施例では、能力情報格納部110は、ユーザ装置100によってサポートされるキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの組み合わせと、ユーザ装置100によってサポートされるコンポーネントキャリアの間の離隔距離を示すキャリアアグリゲーション帯域幅クラスとを格納してもよい。このとき、能力情報通知部120は、ユーザ装置100によってサポートされるキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの組み合わせとキャリアアグリゲーション帯域幅クラスとを能力情報として基地局200に通知してもよい。
一例として、2CCまでのintra-band non-contiguous CAについて、図4に示されるようなキャリアアグリゲーション帯域幅クラスが規定されてもよい。例えば、ユーザ装置100がキャリアアグリゲーション帯域幅クラスAをサポートする場合、図示されるように、ユーザ装置100は、コンポーネントキャリア数が1であって、アグリゲートされるチャネル帯域幅(CBW)が100MHzである無線通信が可能である。また、ユーザ装置100がキャリアアグリゲーション帯域幅クラスCをサポートする場合、図示されるように、ユーザ装置100は、コンポーネントキャリア数が2であって、アグリゲートされるチャネル帯域幅(CBW)が100~200MHzであって、コンポーネントキャリア間の中心周波数の離隔距離(Fs)がチャネル帯域幅である(すなわち、2つのコンポーネントキャリアが連続する)キャリアアグリゲーションをサポートしている。また、ユーザ装置100がキャリアアグリゲーション帯域幅クラスDをサポートする場合、図示されるように、ユーザ装置100は、コンポーネントキャリア数が2であって、アグリゲートされるチャネル帯域幅(CBW)が100~200MHzであって、コンポーネントキャリア間の中心周波数の離隔距離(Fs)がCBW<Fs≦2CBWであるキャリアアグリゲーションをサポートしている。また、ユーザ装置100がキャリアアグリゲーション帯域幅クラスEをサポートする場合、図示されるように、ユーザ装置100は、コンポーネントキャリア数が2であって、アグリゲートされるチャネル帯域幅(CBW)が100~200MHzであって、コンポーネントキャリア間の中心周波数の離隔距離(Fs)が2CBW<Fs≦4CBWであるキャリアアグリゲーションをサポートしている。
能力情報格納部110は、このように規定されたキャリアアグリゲーション帯域幅クラスについて、ユーザ装置100によってサポートされているキャリアアグリゲーション帯域幅クラスを保持し、能力情報通知部120は、能力情報格納部110によって保持されるキャリアアグリゲーション帯域幅クラスを能力情報として基地局200に通知してもよい。例えば、ユーザ装置100が、図5Aに示されるように、Band n77においてキャリアアグリゲーション帯域幅クラスCをサポートする場合、能力情報通知部120は、ユーザ装置100によってサポートされるキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの組み合わせとコンポーネントキャリアの間の離隔距離を示すキャリアアグリゲーション帯域幅クラスCA_n77Cとを能力情報として基地局200に通知してもよい。また、ユーザ装置100が、図5Bに示されるように、Band n77においてキャリアアグリゲーション帯域幅クラスDをサポートする場合、能力情報通知部120は、ユーザ装置100によってサポートされるキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの組み合わせとコンポーネントキャリアの間の離隔距離を示すキャリアアグリゲーション帯域幅クラスCA_n77Dとを能力情報として基地局200に通知してもよい。当該能力情報を受信すると、基地局200は、受信した能力情報に基づき、ユーザ装置100が図示されるような離隔距離によるキャリアアグリゲーションをサポートしていることを認識できる。
また、上述した実施例は、図6に示されるように、3CC以上にも適用可能である。例えば、ユーザ装置100がキャリアアグリゲーション帯域幅クラスEをサポートする場合、図示されるように、ユーザ装置100は、コンポーネントキャリア数が3であって、アグリゲートされるチャネル帯域幅(CBW)が200~300MHzであって、コンポーネントキャリア間の中心周波数の離隔距離(Fs)が2CBWである(すなわち、3つのコンポーネントキャリアが連続する)キャリアアグリゲーションをサポートしている。また、ユーザ装置100がキャリアアグリゲーション帯域幅クラスFをサポートする場合、図示されるように、ユーザ装置100は、コンポーネントキャリア数が3であって、アグリゲートされるチャネル帯域幅(CBW)が200~300MHzであって、コンポーネントキャリア間の中心周波数の離隔距離(Fs)が2CBW<Fs≦4CBWであるキャリアアグリゲーションをサポートしている。
能力情報格納部110は、このように規定されたキャリアアグリゲーション帯域幅クラスについて、ユーザ装置100によってサポートされているキャリアアグリゲーション帯域幅クラスを保持し、能力情報通知部120は、能力情報格納部110によって保持されるキャリアアグリゲーション帯域幅クラスを能力情報として基地局200に通知してもよい。例えば、ユーザ装置100が、図7Aに示されるように、Band n77においてキャリアアグリゲーション帯域幅クラスEをサポートする場合、能力情報通知部120は、ユーザ装置100によってサポートされるキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの組み合わせとコンポーネントキャリアの間の離隔距離を示すキャリアアグリゲーション帯域幅クラスCA_n77Eとを能力情報として基地局200に通知してもよい。また、ユーザ装置100が、図7Bに示されるように、Band n77においてキャリアアグリゲーション帯域幅クラスFをサポートする場合、能力情報通知部120は、ユーザ装置100によってサポートされるキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの組み合わせとコンポーネントキャリアの間の離隔距離を示すキャリアアグリゲーション帯域幅クラスCA_n77Fとを能力情報として基地局200に通知してもよい。当該能力情報を受信すると、基地局200は、受信した能力情報に基づき、ユーザ装置100が図示されるような離隔距離によるキャリアアグリゲーションをサポートしていることを認識できる。
ここで、キャリアアグリゲーション帯域幅クラスは、MIMOレイヤ数と関連付けされてもよい。具体的には、ユーザ装置100により対応可能なMIMOレイヤ数は、ユーザ装置100のベースバンドに関連する機能を示すBPC(Baseband Processing Combination)インデックスにより示され、ユーザ装置100によりサポートされるキャリアアグリゲーション帯域幅クラスとBPCインデックスとが関連付けされてもよい。例えば、ユーザ装置100が、Band n77においてキャリアアグリゲーション帯域幅クラスCとBPCインデックス#1に対応するMIMOレイヤ数Xとをサポートする場合、能力情報通知部120は、上述したCA_n77Cに関連付けてBPCインデックス#1を能力情報として基地局200に通知してもよい。同様に、ユーザ装置100が、Band n77においてキャリアアグリゲーション帯域幅クラスFとBPCインデックス#2に対応するMIMOレイヤ数Yとをサポートする場合、能力情報通知部120は、上述したCA_n77Fに関連付けてBPCインデックス#2を能力情報として基地局200に通知してもよい。
また、他の実施例では、能力情報格納部110は、ユーザ装置100によってサポートされるキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの間の離隔距離を示す離隔距離クラスを格納してもよい。このとき、能力情報通知部120は、ユーザ装置100によってサポートされるキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの組み合わせと、ユーザ装置100によってサポートされる離隔距離クラスとを能力情報として基地局200に通知してもよい。
一例として、2CCまでのintra-band non-contiguous CAについて、図8に示されるような離隔距離クラスが規定されてもよい。例えば、ユーザ装置100が離隔距離クラスIをサポートする場合、図示されるように、ユーザ装置100は、コンポーネントキャリア間の中心周波数の離隔距離(Fs)がCBW<Fs≦2CBWであるキャリアアグリゲーションをサポートしている。また、ユーザ装置100が離隔距離クラスIIをサポートする場合、図示されるように、ユーザ装置100は、コンポーネントキャリア間の中心周波数の離隔距離(Fs)が2CBW<Fs≦4CBWであるキャリアアグリゲーションをサポートしている。また、ユーザ装置100が離隔距離クラスIIIをサポートする場合、図示されるように、ユーザ装置100は、コンポーネントキャリア間の中心周波数の離隔距離(Fs)が4CBW<Fs≦8CBWであるキャリアアグリゲーションをサポートしている。
能力情報格納部110は、このように規定された離隔距離クラスについて、ユーザ装置100によってサポートされている離隔距離クラスを保持し、能力情報通知部120は、能力情報格納部110によって保持される離隔距離クラスを能力情報として基地局200に通知してもよい。例えば、ユーザ装置100が、図9Aに示されるように、Band n77において連続した2つのコンポーネントキャリアによるバンドコンビネーションCA_n77をサポートする場合、能力情報通知部120は、離隔距離クラスを通知することなくCA_n77Cを基地局200に通知する。他方、ユーザ装置100が、図9Bに示されるように、Band n77において不連続な2つのコンポーネントキャリアによるバンドコンビネーションCA_n77と離隔距離クラスIとをサポートする場合、能力情報通知部120は、CA_n77IA-n77IAを能力情報として基地局200に通知してもよい。当該能力情報を受信すると、基地局200は、受信した能力情報に基づき、ユーザ装置100が図示されるような離隔距離のバンドコンビネーションによるキャリアアグリゲーションをサポートしていることを認識できる。
また、上述した実施例は、3CC以上にも適用可能である。例えば、ユーザ装置100が、図10Aに示されるように、Band n77において連続した3つのコンポーネントキャリアによるバンドコンビネーションCA_n77をサポートする場合、能力情報通知部120は、離隔距離クラスを通知することなくCA_n77Eを基地局200に通知する。他方、ユーザ装置100が、図10Bに示されるように、Band n77において不連続な3つのコンポーネントキャリアによるバンドコンビネーションCA_n77と離隔距離クラスIIとをサポートする場合、能力情報通知部120は、CA_n77IIA-n77IIA-n77IIAを能力情報として基地局200に通知してもよい。当該能力情報を受信すると、基地局200は、受信した能力情報に基づき、ユーザ装置100が図示されるような離隔距離のバンドコンビネーションによるキャリアアグリゲーションをサポートしていることを認識できる。
ここで、離隔距離クラスは、MIMOレイヤ数と関連付けされてもよい。具体的には、ユーザ装置100によりサポートされる離隔距離クラスとBPCインデックスとが関連付けされてもよい。例えば、ユーザ装置100が、Band n77において離隔距離クラスIとBPCインデックス#1に対応するMIMOレイヤ数Xとをサポートする場合、能力情報通知部120は、上述したCA_n77IA-n77IAに関連付けてBPCインデックス#1を能力情報として基地局200に通知してもよい。
また、一実施例では、キャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの間の離隔距離は、ダウンリンク通信及びアップリンク通信に対して同一の値又は異なる値であってもよい。例えば、ユーザ装置100がダウンリンクCAとアップリンクCAとの双方で同じ離隔距離によるバンドコンビネーションをサポートしている場合、能力情報通知部120は、当該同一の値の離隔距離を能力情報として基地局200に通知してもよい。他方、ユーザ装置100がダウンリンクCAとアップリンクCAとで異なる離隔距離によるバンドコンビネーションをサポートしている場合、能力情報通知部120は、ダウンリンクCAの離隔距離とアップリンクCAの離隔距離とを能力情報として基地局200に通知してもよい。
また、上述した実施例では、離隔距離は、最も高い周波数帯のコンポーネントキャリアと最も低い周波数帯のコンポーネントキャリアとの中心周波数の間の周波数距離として定義されたが、他の実施例では、離隔距離は、図11に示されるように、最も高い周波数帯のコンポーネントキャリアと最も低い周波数帯のコンポーネントキャリアとの内側の端(inner edge)の間又は外側の端(outer edge)の間の周波数距離として定義されてもよい。
次に、図12を参照して、本発明の一実施例による基地局を説明する。図12は、本発明の一実施例による基地局の機能構成を示すブロック図である。
図12に示されるように、基地局200は、通信制御部210及びUE能力情報管理部220を有する。
通信制御部210は、ユーザ装置100との無線通信を制御する。具体的には、通信制御部210は、ユーザ装置100との無線通信を実行するため、ダウンリンク制御/データ信号及び/又はアップリンク制御/データ信号などの各種無線信号を送受信する。
UE能力情報管理部220は、ユーザ装置100から受信した能力情報を管理する。具体的には、UE能力情報管理部220は、能力情報照会メッセージをユーザ装置100に送信し、当該能力情報照会メッセージに対してユーザ装置100から能力情報を受信する。
本実施例では、上述したように、ユーザ装置100は、ユーザ装置100によってサポートされるキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの間の離隔距離を含む能力情報を基地局200に送信する。当該能力情報を受信すると、通信制御部210は、受信した能力情報に基づき、ユーザ装置100によりサポートされるキャリアアグリゲーションのバンドコンビネーションとコンポーネントキャリア間の離隔距離とを把握することができ、ユーザ装置100によりサポートされるバンドコンビネーションにおけるコンポーネントキャリアの配置に基づき、ユーザ装置100に対してキャリアアグリゲーションを設定することができる。
(実施形態のまとめ)
以上、説明したように、本実施形態により、ユーザ装置であって、当該ユーザ装置の能力情報を格納する能力情報格納部と、前記能力情報を基地局に通知する能力情報通知部と、を有し、前記能力情報通知部は、当該ユーザ装置によってサポートされるキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの間の離隔距離を前記能力情報として前記基地局に通知するユーザ装置が提供される。このユーザ装置によれば、ユーザ装置によってサポートされるキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリア間の離隔距離を能力情報として効率的に通知することができる。
前記能力情報格納部は、当該ユーザ装置によってサポートされるキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの組み合わせと、当該ユーザ装置によってサポートされる前記コンポーネントキャリアの間の離隔距離を示すキャリアアグリゲーション帯域幅クラスとを格納し、前記能力情報通知部は、当該ユーザ装置によってサポートされる前記キャリアアグリゲーション帯域幅クラスを前記能力情報として前記基地局に通知してもよい。
前記キャリアアグリゲーション帯域幅クラスは、MIMOレイヤ数と関連付けされてもよい。
前記能力情報格納部は、当該ユーザ装置によってサポートされるキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの間の離隔距離を示す離隔距離クラスを格納し、前記能力情報通知部は、当該ユーザ装置によってサポートされるキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの組み合わせと、当該ユーザ装置によってサポートされる前記離隔距離クラスを前記能力情報として前記基地局に通知してもよい。
前記離隔距離クラスは、MIMOレイヤ数と関連付けされてもよい。
前記キャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの間の離隔距離は、ダウンリンク通信及びアップリンク通信に対して同一の値又は異なる値であってもよい。
前記離隔距離は、最も高い周波数帯のコンポーネントキャリアと最も低い周波数帯のコンポーネントキャリアとの中心周波数の間、内側の端の間又は外側の端の間の周波数距離であってもよい。
サポートされるキャリアアグリゲーションの最も低い周波数のコンポーネントキャリアの下側の端と、最も高い周波数のコンポーネントキャリアの上側の端との間の周波数距離を能力情報に含める制御部と、前記能力情報を基地局に送信する送信部とを有する、ユーザ装置。
前記制御部は、前記キャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの組み合わせを前記能力情報に含めてもよい。
前記能力情報は、MIMOレイヤ数と関連付けされてもよい。
送信部は、前記サポートされるキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの間の離隔距離を示す離隔距離クラス及び前記前記サポートされるキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの組み合わせを前記能力情報に含めて前記基地局に通知してもよい。
前記離隔距離クラスは、MIMOレイヤ数と関連付けされてもよい。
前記キャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの間の離隔距離は、ダウンリンク通信及びアップリンク通信に対して同一の値又は異なる値であってもよい。
前記離隔距離は、最も高い周波数帯のコンポーネントキャリアと最も低い周波数帯のコンポーネントキャリアとの中心周波数の間、内側の端の間又は外側の端の間の周波数距離であってもよい。
サポートされるキャリアアグリゲーションの最も低い周波数のコンポーネントキャリアの下側の端と、最も高い周波数のコンポーネントキャリアの上側の端との間の周波数距離を能力情報に含めるステップと、前記能力情報を基地局に送信するステップと、を含む、ユーザ装置による送信方法。
(実施形態の補足)
なお、上記実施の形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
例えば、本発明の一実施の形態におけるユーザ装置100及び基地局200は、本発明の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図13は、本発明の一実施例によるユーザ装置100及び基地局200のハードウェア構成を示すブロック図である。上述のユーザ装置100及び基地局200は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。ユーザ装置100及び基地局200のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
ユーザ装置100及び基地局200における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信や、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、上述の各構成要素は、プロセッサ1001で実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールやデータを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、ユーザ装置100及び基地局200の各構成要素による処理は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施の形態に係る無線通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、上述の送受信アンテナ101、アンプ部102、送受信部103、伝送路インターフェース106などは、通信装置1004によって実現されてもよい。送受信部103は、送信部103aと受信部103bとで、物理的に、または論理的に分離された実装がなされてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001やメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、ユーザ装置100及び基地局200は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施例は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施例の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書において基地局200によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つまたは複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局および/または基地局以外の他のネットワークノード(例えば、MMEまたはS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)によって行われ得ることは明らかである。上記において基地局以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MMEおよびS-GW)であってもよい。
情報等は、上位レイヤ(または下位レイヤ)から下位レイヤ(または上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施例は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、無線及びマイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本開示において説明した用語及び本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナル)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セルなどと呼ばれてもよい。
本開示において使用する「システム」および「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本明細書で説明した情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスで指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本明細書で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素(例えば、TPCなど)は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的なものではない。
本開示においては、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つまたは複数(例えば、3つ)の(セクタとも呼ばれる)セルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」または「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部または全体を指す。さらに、「基地局」、「eNB」、「セル」、および「セクタ」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。基地局は、固定局(fixed station)、NodeB、eNodeB(eNB)、アクセスポイント(access point)、フェムトセル、スモールセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのIoT(Internet of Things)機器であってもよい。
また、本開示における基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、基地局及びユーザ端末間の通信を、複数のユーザ端末間の通信(例えば、D2D(Device-to-Device)、V2X(Vehicle-to-Everything)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の基地局10が有する機能をユーザ端末20が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
同様に、本開示におけるユーザ端末は、基地局で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ端末20が有する機能を基地局10が有する構成としてもよい。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。本明細書で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及び/又はプリント電気接続を使用することにより、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどの電磁エネルギーを使用することにより、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
参照信号は、RS(Reference Signal)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本明細書で使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第1および第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
「含む(include)」、「含んでいる(including)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
無線フレームは時間領域において1つまたは複数のフレームで構成されてもよい。時間領域において1つまたは複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。サブフレームは更に時間領域において1つまたは複数のスロットで構成されてもよい。スロットはさらに時間領域において1つまたは複数のシンボル(OFDMシンボル、SC-FDMAシンボル等)で構成されてもよい。無線フレーム、サブフレーム、スロット、およびシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、およびシンボルは、それぞれに対応する別の呼び方であってもよい。例えば、LTEシステムでは、基地局が各移動局に無線リソース(各移動局において使用することが可能な周波数帯域幅や送信電力等)を割り当てるスケジューリングを行う。スケジューリングの最小時間単位をTTI(Transmission Time Interval)と呼んでもよい。例えば、1サブフレームをTTIと呼んでもよいし、複数の連続したサブフレームをTTIと呼んでもよいし、1スロットをTTIと呼んでもよい。リソースブロック(RB)は、時間領域および周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域では1つまたは複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。また、リソースブロックの時間領域では、1つまたは複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1サブフレーム、または1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームは、それぞれ1つまたは複数のリソースブロックで構成されてもよい。上述した無線フレームの構造は例示に過ぎず、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレームに含まれるスロットの数、スロットに含まれるシンボルおよびリソースブロックの数、および、リソースブロックに含まれるサブキャリアの数は様々に変更することができる。
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は上述した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本国際特許出願は2018年1月12日に出願した日本国特許出願第2018-003712号に基づきその優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2018-003712号の全内容を本願に援用する。
10 無線通信システム
100 ユーザ装置
200 基地局

Claims (4)

  1. サポートされるintra-band non-contiguousキャリアアグリゲーションの最も低い周波数のコンポーネントキャリアの下側のエッジと、最も高い周波数のコンポーネントキャリアの上側のエッジとの間の周波数距離を示す離隔距離クラスを能力情報に含め、前記intra-band non-contiguousキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの組み合わせを前記能力情報に含めるプロセッサと、
    前記能力情報を基地局に送信する送信部と、
    を有
    前記離隔距離クラスは離散的な値をとる、
    端末。
  2. 前記能力情報は、MIMOレイヤ数を含む、請求項1記載の端末。
  3. サポートされるintra-band non-contiguousキャリアアグリゲーションの最も低い周波数のコンポーネントキャリアの下側のエッジと、最も高い周波数のコンポーネントキャリアの上側のエッジとの間の周波数距離を示す離隔距離クラスを能力情報に含めることと、
    前記intra-band non-contiguousキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの組み合わせを前記能力情報に含めることと、
    前記能力情報を基地局に送信することと、
    を含
    前記離隔距離クラスは離散的な値をとる、
    端末による送信方法。
  4. 端末及び基地局を有する無線通信システムであって、
    前記端末は、
    サポートされるintra-band non-contiguousキャリアアグリゲーションの最も低い周波数のコンポーネントキャリアの下側のエッジと、最も高い周波数のコンポーネントキャリアの上側のエッジとの間の周波数距離を示す離隔距離クラスを能力情報に含め、前記intra-band non-contiguousキャリアアグリゲーションのコンポーネントキャリアの組み合わせを前記能力情報に含めるプロセッサと、
    前記能力情報を前記基地局に送信する送信部と、
    を有し、
    前記基地局は、前記能力情報を受信する受信部を有
    前記離隔距離クラスは離散的な値をとる、
    無線通信システム。
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