JP7062523B2 - 梯子 - Google Patents

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Description

本発明は、ロフトや屋根裏等の階上とその階下とを行き来するのに使用する梯子に関するものである。
建物の内部空間を有効活用するために、中二階を収納スペースとして利用するためのロフトや、天井を物置として利用するための屋根裏を設けた建物が多く建設されている。このようなロフトや屋根裏(本発明ではこれらを「階上」と総称する。)においては、階上と階下との間を行き来するために梯子が用いられている。
その種の梯子においては、特許文献1に記載のように、一対の支柱2の上部にフック15A、15Bが固着されている。上側のフック15Aを壁面の係止棒16Aに掛止して、支柱2の下端を床面に設置すると、梯子は傾斜した姿勢で壁面に立て掛けられた使用状態となる(特許文献1の図1参照)。また、下側のフック15Bを係止棒16Aに掛止すると、梯子は壁面に沿って吊り下げられた収納状態となる(特許文献1の図2参照)。
また、梯子の支柱には、使用者が昇降する際に手で掴む手摺が設けられている。手摺を支柱に固定する構造として、特許文献1では、支柱2及び手摺4の孔に支柱2側からネジ11を通し、このネジ11を手摺3内のインナーピース10に螺合させている(特許文献1の図13及び図16参照)。
特許文献2の梯子では、支柱12にリベット42で固定された固定部材34と、手摺16を挟持する挟持部材36とが設けられており、固定部材34の外側からネジ30を挟持部材36及び手摺16まで挿通し、このネジ30の締結力で固定部材34と挟持部材36とに手摺16を挟持させている(特許文献2の図7参照)。
特開2002-242569号公報 特開2005-16069号公報
しかしながら、特許文献1に記載の梯子においては、ネジ11のネジ頭が支柱2から露出するため、露出したネジ11に使用者の衣服が引っ掛かってしまうおそれがある(特許文献1の図13及び図16参照)。
特許文献2に記載の梯子にあっては、リベット42が支柱12の外側に露出したり、ネジ30のネジ頭が固定部材34の外側に露出したりするため、使用者がリベット42やネジ30に触れてしまうおそれがあり、また、梯子の外部にネジ30が露出すると見栄えが悪くなる(特許文献2の図7参照)。
本発明の第1の目的は、ネジ等を外部に露出させずに手摺を支柱に固定することができる梯子を提供することにある。
特許文献1に記載の梯子は、下側のフック15Bを係止棒16Aに係止させて梯子を吊り下げたとき、係止棒16Aを支点とした梯子のつり合いから、支柱2の下端部が壁面に当接する。そのため、梯子を壁面に待機させる収納状態とする際に、支柱2の下端部が壁面にぶつかり壁面を傷つけたり汚したりするおそれがある(特許文献1の図2参照)。
本発明の第2の目的は、梯子を収納状態とした際に支柱の下端部で壁面を傷つけたり汚したりしない梯子を提供することにある。
第1の目的を達成するために、本発明の第1の特徴は、一対の中空の支柱と、一対の該支柱間に架設された複数の踏板と、前記支柱に設けられた中空の手摺とを備えた梯子であって、一対の前記支柱は、内側に配置されると共に前記踏板が固定される踏板側部材と、外側に配置されると共に前記手摺が固定される手摺側部材とを備え、前記手摺側部材と前記手摺との間には、前記手摺を前記手摺側部材に取り付けるブラケットが設けられ、前記手摺は、手摺固定用のネジが螺合されるネジ螺合部を備え、前記手摺側部材には、前記ネジ螺合部に対応する位置に挿入孔が穿設され、前記ブラケットには、前記ネジ螺合部及び前記挿入孔に対応する位置に貫通孔が穿設され、前記手摺側部材の内側から前記挿入孔及び前記貫通孔に挿通された前記ネジが前記ネジ螺合部に螺合することにより、前記手摺側部材、前記ブラケット及び前記手摺が固定される、ことを特徴とする。
第1の特徴によれば、内側に配置される踏板側部材と、外側に配置される手摺側部材とを備えた支柱において、手摺側部材の内側からネジ止めして手摺を固定するので、中空の支柱内に手摺固定用のネジのネジ頭を隠すことができる。また、ブラケットを用いて手摺を手摺側部材に固定することにより、どのような形状の手摺でも安定して固定することができる。
本発明の第2の特徴は、前記ブラケットは、前記手摺の端部に装着される手摺キャップ部を備えている、ことを特徴とする。
第2の特徴によれば、貫通孔とネジ螺合部とが対向するように手摺の端部に手摺キャップ部を装着することにより、手摺に対してブラケットが位置決めされる。これにより、手摺を固定するためのネジ止め作業が容易になる。
本発明の第3の特徴は、前記支柱の上端開口部には上端キャップが装着され、前記上端キャップには、前記上端開口部に挿入される踏板側挿入板部及び手摺側挿入板部が設けられ、前記踏板側挿入板部が前記踏板側部材に係止し、前記手摺側挿入板部が前記手摺側部材に係止することにより、前記踏板側部材と前記手摺側部材が前記上端キャップに固定される、ことを特徴とする。
第3の特徴により、上端キャップを支柱の上端開口部に装着するだけで、容易に踏板側部材と手摺側部材を固定することができる。
第2の目的を達成するために、本発明の第4の特徴は、前記支柱を吊り下げるための支持具が壁面に設けられ、前記支柱の上部には、前記支持具に掛けられる掛止具が設けられ、前記掛止具は、前記支柱に沿って延伸した基部と、該基部から突出して設けられたフック部とを備え、前記支持具は、前記フック部を掛止する保持部と、該保持部から下方に延伸した受け部とを備え、前記フック部を前記保持部に掛止して前記支柱を壁面に沿って吊り下げたときに、前記支柱の上部又は前記基部が前記受け部に当接し、且つ前記支柱の下端部が壁面に接触しない、ことを特徴とする。
第4の特徴によれば、支柱を支持具に吊り下げたときに、支柱の上部又は基部が受け部に当接するので、支柱の下端部が壁面に接近しようとする動きを受け部で抑えることができ、収納状態の姿勢を安定させることができる。また、支柱の下端部が壁面に接触しないので、支柱の下端部で壁面を傷つけたり汚したりすることがない。
前記第4の特徴については、前記第4の特徴を備えた梯子の支持構造として提供することも可能である。即ち、一対の支柱間に複数の踏板が架設された梯子の支持構造であって、前記支柱を吊り下げるための支持具が壁面に設けられ、前記支柱の上部には、前記支持具に掛けられる掛止具が設けられ、前記掛止具は、前記支柱に沿って延伸した基部と、該基部から突出して設けられたフック部とを備え、前記支持具は、前記フック部を掛止する保持部と、該保持部から下方に延伸した受け部とを備え、前記フック部を前記保持部に掛止して前記支柱を壁面に沿って吊り下げたときに、前記支柱の上部又は前記基部が前記受け部に当接し、且つ前記支柱の下端部が壁面に接触しない、ことを特徴とする。
本発明の第1から第3の特徴によれば、支柱や手摺の外部にネジ等が露出しないため、使用者がネジ等に触れることがなく、且つ梯子の外観を良好にすることができる。また、本発明の第4の特徴によれば、梯子の収納状態の姿勢を安定させることができ、支柱の下端部で壁面を傷つけたり汚したりすることがない。
本発明に係る梯子の実施形態の一例であって、梯子の使用状態を示す斜視図である。 第1図の一部拡大斜視図である。 本実施例における支柱とブラケットと手摺の上部を示す分解斜視図である。 本実施例における支柱と手摺の下部との取付状態を示す断面図である。 (A)は本実施例における上端キャップの側面図、(B)は上端キャップの正面図である。 本実施例における支柱と踏板との取付状態を示す説明図である。 本実施例における梯子の収納状態を示す斜視図である。 本実施例における梯子の収納状態を示す側面図である。 図8の支柱の下端部を拡大して示す一部断面図である。 本実施例における掛止具を受け具に掛止させた状態を示す説明図である。
以下、本発明に係る梯子を実施するための形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、梯子1は、ロフトや屋根裏の階上とその階下とを行き来するのに使用する梯子の例である。梯子1は、一対の支柱10と、一対の支柱10間に架設された複数の踏板40と、支柱10に設けられた手摺50とを備える。
図3及び図4に示すように、各支柱10は、断面略矩形の中空状に形成されている。各支柱10は、踏板40が固定される踏板側部材11と、手摺50が固定される手摺側部材12とを備えている。なお、支柱10において、踏板40側を「内側」とし、手摺50側を「外側」として、以下説明する。
踏板側部材11は、アルミニウムまたはアルミニウム合金等の金属製材料を押し出し成形することによって形成されている。踏板側部材11は、外側に開放した断面略コ字状に形成され、一対の支柱10の内側に配置されている。踏板側部材11の開放部分を挟んで対向する側縁部には、平面視L字状の嵌合溝部13が長手方向に連続して設けられている。
手摺側部材12は、アルミニウムまたはアルミニウム合金等の金属製材料を押し出し成形することによって形成されている。手摺側部材12は、長尺板状であり、一対の支柱10の外側に配置されている。手摺側部材12の側端部には、踏板側部材11の嵌合溝部13に嵌る嵌合縁部14が長手方向に連続して設けられている。手摺側部材12には、手摺50を固定するためのネジ100が挿入される挿入孔15が、後述する手摺50のネジ螺合部に対応する位置に穿設されている。挿入孔15は、手摺固定用のネジ100の軸部よりも大径に形成されると共に、該ネジ100の頭部よりも小径に形成される。
踏板側部材11の上端部及び手摺側部材12の上端部には、後述するする上端キャップの嵌合凸部が嵌合する嵌合孔17,18がそれぞれ穿設されている。踏板側部材11の嵌合孔17は、奥行方向に沿って2つ穿設されている。また、手摺側部材12の嵌合孔18は、挿入孔15とは離れた位置に長手方向に沿って2つ穿設されている。
各支柱10の上端開口部16には、上端キャップ21が装着されている。上端キャップ21は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ASA樹脂、ABS樹脂、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂により形成されている。図5に示すように、上端キャップ21は、支柱10の上端開口部16を塞ぐ蓋部22を備えており、蓋部22には、広幅の踏板側挿入板部23と、狭幅の手摺側挿入板部24とが対向して立設されている。踏板側挿入板部23には、踏板側部材11の嵌合孔18に嵌合する嵌合凸部25が設けられ、手摺側挿入板部24には、手摺側部材12の嵌合孔19に嵌合する嵌合凸部26が設けられている。踏板側挿入板部23及び手摺側挿入板部24が支柱の10の上端開口部16に挿入され、嵌合凸部25,26が嵌合孔17,18に嵌合すると、踏板側部材11及び手摺側部材12が上端キャップ21に固定されるようになっている。
図9に示すように、各支柱10の下端には金属製の下端キャップ27が取り付けられている。下端キャップ27は、下端開口部を塞ぐ平板状の底板部28と、該底板部28の両側縁部から略直角に立ち上がる一対の挿入板部29とを備えている。各挿入板部29を支柱10の下端開口部に挿入し、各挿入板部29をネジ101でネジ止めすることで、下端キャップ27が支柱10の下端に固定される。底板部28は、支柱10の下端開口縁に当接し、支柱10内に入り込まないようになっている。
各支柱10の下端には、下端キャップ27を固定したネジ101を隠すように、下端キャップ27の上から合成ゴム製の脚端具30が装着されている。脚端具30の設置面は、図9の仮想線に示すように、中間部が下側に膨らんだ円弧状に形成されている。また、脚端具30には、壁面側の面に半円柱状の凸部31が形成されている。
踏板40は、中空板状であり、アルミニウムまたはアルミニウム合金等の金属製材料によって形成されている。図6に示すように、踏板40の内部には、踏板固定用のネジ102が螺合するビスホール41が設けられ、踏板固定用のネジ102がビスホール41に螺合することにより踏板40が踏板側部材11に固定される。踏板40は、支柱10を傾斜した状態に立てかけたときに、階下の床面と略水平となるように設けられている。踏板40の両側端部には、踏板40の開口部を塞ぐ踏板キャップ42が装着されている。
手摺50は、パイプ状の部材を曲げることによって形成されている。図2に示すように、手摺50の上部は、略U字状に湾曲され、手摺50の下部は、略L字状に屈曲されている。手摺50の両端部には、手摺固定用のネジ100が螺合されるネジ螺合部51が設けられている。本実施例では、手摺50に2つの孔52が穿設されて、この2つの孔52にそれぞれ取り付けられたブラインドナット53がネジ螺合部51として機能する。
手摺50の両端部には、手摺50を手摺側部材12に取り付けるブラケット60が設けられている。ブラケット60は、手摺50を支持する断面略コ字状の本体部61と、手摺50の端部に装着される手摺キャップ部62とを備えている。本体部61には、ネジ螺合部51及び挿入孔15に対応する位置に手摺固定用のネジ100が貫通する貫通孔63が穿設されている。手摺キャップ部62は、開口部54を塞ぐ蓋部64と、開口部54内に嵌合する断面略C字状の筒状板部65とを備えている。
次に、梯子を収納状態とするための支持構造について説明する。
図7及び図8に示すように、梯子1の支持構造は、壁面に設けられる支持具80と、支持具80に掛けられる掛止具70とを備えている。
掛止具70は、鋼板等の金属板材を加工して形成されている。掛止具70は、支柱10に沿って延伸した基部71と、該基部71の上端部から屈曲して延伸されたフック部72とを備えている。基部71は、板状に形成され、支柱10に固定される。基部71の長さは、支柱10を壁面に沿って吊り下げたときに、後述する支持具80の受け部が基部71に当接する長さとなっている。フック部72は、略L字状に屈曲して形成されている。
本実施例では、各支柱10の上部には、梯子1を使用状態とする際に用いる係止具70Aと、梯子1を収納状態とする際に用いるに掛止具70Bとが上下2段に設けられている。上側の掛止具70Aと下側の掛止具70Bは同一のものが用いられる。
支持具80は、鋼板等の金属板材を加工して形成されている。支持具80は、フック部72を掛止する保持部81と、該保持部81から下方に延伸した受け部82とを備えている。保持部81は、本実施例では、略台形筒状に形成されている。保持部81の壁側部分には、上方に延伸した固定部83が設けられており、固定部83は、支持具固定用のネジにより壁面に固定されている。
図8に示すように、受け部82は、フック部72が保持部81に掛止された際、支持具80に吊り下げられた支柱10の下端部が壁面に接触しないように支柱10を受け止める。受け部82は、保持部81の下部から斜め下方向且つ壁面から離れる方向に延出された延出部84と、該延出部84の下端から壁面と略平行に下方向に延伸する下垂部85とを備えている。本実施例では、フック部72を保持部81に掛止して支柱10を支持具80に吊り下げた際、下垂部85が基部71に当接して、支柱10が壁面と略平行な状態で支持される。
図10に示すように、階上床面の端縁部には、凹部91が形成された見切り材90が設けられている。見切り材90には、梯子1を使用状態とするために掛止具70が掛止される受け具92が設けられている。受け具92は、凹部91を塞ぐ金属製の受けプレート93を備えており、受けプレート93には、掛止具70のフック部72が挿入されるフック挿入孔94が形成されている。受けプレート93の下面には、フック挿入孔94に挿入されたフック部72を受け入れるフック受け部95が設けられている。
上側の掛止具70Aのフック部72を見切り材90に受け具92に掛止させ、支柱10の脚端具30を階下の床面に載置させることにより、梯子1を上り下りする使用状態となる(図1)。また、下側の掛止具70Bのフック部72を支持具80の保持部81に掛止させて、支柱10を支持具80に吊り下げることにより、梯子1を壁面に待機させる収納状態となる(図7)。
次に、本実施例における手摺を支柱に取り付ける状態について、図3を参照して説明する。
まずは、手摺50の上側の孔52にブラインドナット53を固着する。次に、手摺50の開口部にブラケット60の手摺キャップ部62を装着し、ブラケット60の貫通孔63をブラインドナット53の位置に合わせる。そして、これと同様の方法で手摺50の下側にブラケット60を取り付ける。次に、手摺側部材12の挿入孔15をブラケット60の貫通孔63の位置に合わせ、手摺50の上側と下側のそれぞれに対して、手摺側部材12の内側から手摺固定用のネジ100を挿入孔15及び貫通孔63に挿通してブラインドナット53に螺合させる。これにより、手摺50の上側と下側がブラケット60を介して手摺側部材12に固定される。そして、手摺50が固定された手摺側部材12の嵌合縁部14を踏板側部材11の嵌合溝部に挿入し、手摺側部材12をスライドさせて手摺側部材12に踏板側部材11を取り付ける。
次に、支柱10の上端開口部16に上端キャップ21を装着する。上端キャップ21の踏板側挿入板部23及び手摺側挿入板部24を支柱10の上端開口部16に挿入して、踏板側部材11の嵌合孔17に踏板側挿入板部23の嵌合凸部25を嵌合させると共に、手摺側部材12の嵌合孔18に手摺側挿入板部24の嵌合凸部26を嵌合させる。これにより、蓋部21が支柱10の上端開口部16を閉塞すると共に、踏板側部材11及び手摺側部材12が上端キャップ21に固定される。このように、上端キャップ21を支柱10の上端開口部16に装着するだけで、容易に踏板側部材11と手摺側部材12を固定することができる。
以上のように構成された梯子1においては、手摺側部材12の内側からネジ100をブラインドナット53に螺合させて手摺側部材12に手摺50を固定し、この手摺50が固定された手摺側部材12を踏板側部材11に取り付けるので、図4に示すように、中空の支柱10内にネジ100のネジ頭を隠すことができる。これにより、支柱10や手摺50の外部にネジ100が露出しないため、使用者がネジ100に触れることがなく、且つ梯子1の外観を良好にすることができる。また、ブラケット60を用いて手摺50を手摺側部材12に固定することにより、円筒状の手摺50でも安定して固定することができる。
ブラケット60は、貫通孔63が穿設された本体部61と、手摺50の端部に装着される手摺キャップ部62とを備えているので、貫通孔63とブラインドナット53とが対向するように手摺50の端部に手摺キャップ部62を装着することにより、手摺50に対してブラケット60の本体部61が位置決めされる。これにより、手摺50を固定するためのネジ止め作業が容易になる。
掛止具70Bを支持具80に掛止させ、支柱10を支持具80に吊り下げたときに、掛止具70Bの基部71が支持具80の受け部82に当接し、支柱10の下端部が壁面に接近しようとする動きを受け部82が抑えるため、梯子1の収納状態の姿勢を安定させることができる。また、本実施例では、梯子1を収納状態とした際に、支柱10は壁面と略並行に支持されるので、支柱10の下端部が壁面に接触することがなく、支柱10の下端部で壁面を傷つけたり汚したりすることがない。さらに、本実施例では、支柱10を支持具80に吊り下げたとき、受け部82は基部71に当接するものの、支柱10には当接しないので、受け部82で支柱10を傷つけることがない。
脚端具30の設置面は、図9の仮想線に示すように、中間部が下側に膨らんだ円弧状に形成されているので、梯子1を使用状態とする際に支柱10の傾斜角度が若干異なっていても、脚端具30を安定して床面に設置にすることができる。また、脚端具30には、壁面側の面に半円柱状の凸部31が形成されているので、支柱10の下端部を誤って壁面にぶつけた場合でも、凸部31により衝撃を和らげることができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜の変更が可能である。上述の実施形態では、ロフトや屋根裏へ行き来するのに使用する梯子となっているが、本発明はこれに限定されるものでなく、その他の梯子にも適用することが可能である。また、上述の実施形態では、使用状態に用いる掛止具と収納状態に用いる掛止具とを別個に支柱に設けているが、本発明はこれに限定されるものでなく、支柱の長さや支持具を取り付ける高さによっては、各支柱に1つずつ設けた掛止具で使用状態と収納状態を共用することができる。また、上述の実施形態では、梯子を収納状態とする際に支持具の受け部で支柱を傷つけることがないように、支持具の受け部が掛止具の基部に当接するようになっているが、掛止具の基部を短くして支持具の受け部が支柱に当接するようにすることも可能である。また、上述の実施形態では、手摺にはネジ螺合部としてブラインドナットを設けたが、本発明はこれに限定されるものでなく、ウェルナット、アンカープラグ等を設けてもよく、あるいは、手摺にバーリングタップ加工を施してネジ螺合部を形成してもよい。
本発明は、ロフトや屋根裏へ行き来するのに使用する梯子に好適に利用できる。
1 梯子
10 支柱
11 踏板側部材
12 手摺側部材
13 嵌合溝部
14 嵌合縁部
15 挿入孔
16 上端開口部
17,18 嵌合孔
20 掛止孔
21 上端キャップ
22 蓋部
23 踏板側挿入板部
24 手摺側挿入板部
25,26 嵌合凸部
27 下端キャップ
28 底板部
29 挿入板部
30 脚端具
31 凸部
40 踏板
41 ビスホール
42 踏板キャップ
50 手摺
51 ネジ螺合部
52 孔
53 ブラインドナット
60 ブラケット
61 本体部
62 手摺キャップ部
63 貫通孔
64 蓋部
65 筒状板部
70(70A,70B) 掛止具
71 基部
72 フック部
80 支持具
81 保持部
82 受け部
83 固定部
84 延出部
85 下垂部
90 見切り材
91 凹部
92 受け具
93 受けプレート
94 フック挿入孔
95 フック受け部
100,101,102,103 ネジ

Claims (4)

  1. 一対の中空の支柱と、一対の該支柱間に架設された複数の踏板と、前記支柱に設けられた中空の手摺とを備えた梯子であって、
    一対の前記支柱は、内側に配置されると共に前記踏板が固定される踏板側部材と、外側に配置されると共に前記手摺が固定される手摺側部材とを備え、
    前記手摺側部材と前記手摺との間には、前記手摺を前記手摺側部材に取り付けるブラケットが設けられ、
    前記手摺は、手摺固定用のネジが螺合されるネジ螺合部を備え、
    前記手摺側部材には、前記ネジ螺合部に対応する位置に挿入孔が穿設され、
    前記ブラケットには、前記ネジ螺合部及び前記挿入孔に対応する位置に貫通孔が穿設され、
    前記手摺側部材の内側から前記挿入孔及び前記貫通孔に挿通された前記ネジが前記ネジ螺合部に螺合することにより、前記手摺側部材、前記ブラケット及び前記手摺が固定されることを特徴とする梯子。
  2. 前記ブラケットは、前記手摺の端部に装着される手摺キャップ部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の梯子。
  3. 前記支柱の上端開口部には上端キャップが装着され、
    前記上端キャップには、前記上端開口部に挿入される踏板側挿入板部及び手摺側挿入板部が設けられ、
    前記踏板側挿入板部が前記踏板側部材に係止し、前記手摺側挿入板部が前記手摺側部材に係止することにより、前記踏板側部材と前記手摺側部材が前記上端キャップに固定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の梯子。
  4. 前記支柱を吊り下げるための支持具が壁面に設けられ、
    前記支柱の上部には、前記支持具に掛けられる掛止具が設けられ、
    前記掛止具は、前記支柱に沿って延伸した基部と、該基部から突出して設けられたフック部とを備え、
    前記支持具は、前記フック部を掛止する保持部と、該保持部から下方に延伸した受け部とを備え、
    前記フック部を前記保持部に掛止して前記支柱を壁面に沿って吊り下げたときに、前記支柱の上部又は前記基部が前記受け部に当接し、且つ前記支柱の下端部が壁面に接触しないことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の梯子。
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