JP7062226B2 - バイオマス固体燃料およびその製造方法 - Google Patents

バイオマス固体燃料およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、バイオマスを水熱炭化処理して得られる固体燃料およびその製造方法に関する。
地球温暖化防止の対策の一つとして、生物由来の燃料としてのバイオマスをエネルギー源として利用することが行われている。例えば、石炭火力発電設備で石炭の一部代替燃料としてバイオマスが使用されている。石炭火力発電設備でバイオマスを使用するためには、燃焼効率を向上させるためにバイオマスの微粉砕化が必要である。石炭火力発電設備では、石炭を粉砕する石炭粉砕機を有していることから、バイオマスを石炭とともに石炭粉砕機で粉砕し、粉砕されたバイオマスと微粉炭とを混合燃焼(混焼)している。
また、バイオマスは、一般に空隙率が高いためエネルギーの輸送性が乏しく、また含水率が高いため熱エネルギー密度が低く、燃料としてそのまま利用する場合には発熱量が小さい。このため、バイオマスを乾燥、粉砕してペレット化したり、バイオマスを炭化処理したりして、利用されている。
しかし、バイオマスを石炭粉砕機で微粉砕化することは容易ではなく、石炭よりも粉砕性が悪く、十分に微粉砕化することができないという問題があった。特許文献1には、椰子の果実の種子から核油を搾油した後の殻を、ロータリーキルン等により乾式加熱して炭化処理することにより得られる固体燃料が記載されている。
WO2012/023479号公報
しかしながら、特許文献1に記載の固体燃料は、炭化温度が高いためコストアップを招くという問題があった。
本発明の一態様は、以下の事項に関する。
1.気乾ベース燃料比(固定炭素/揮発分)が0.1~0.5であるバイオマス固体燃料。
2.椰子の果実の種子から核油を搾油した後の殻を原料とし、
無水ベース灰分中のKOの割合が0.50~3.00wt%であること
を特徴とする、上記1に記載のバイオマス固体燃料。
3.椰子の果実の種子から核油を搾油した後の殻を原料とし、
無水ベース灰分中のNaOの割合が0.79wt%以下であること
を特徴とする、上記1または2に記載のバイオマス固体燃料。
4.椰子の果実の種子から核油を搾油した後の殻を原料とし、
気乾ベースで燃料比が0.26~0.50、無水ベース高位発熱量が5100~6000kcal/kg、ボールミル粉砕性指数が30以上であること
を特徴とする、上記1ないし3のいずれかに記載のバイオマス固体燃料。
5.椰子の果実の種子から核油を搾油した後の殻を、温度190~250℃、圧力1.0~4.0MPa(G)で水熱炭化する工程を含む、
上記2~4のいずれかに記載のバイオマス固体燃料の製造方法。
6.破砕された竹を原料とし、
無水ベース灰分中のKOの割合が3.00~21.50wt%であること
を特徴とする、上記1に記載のバイオマス固体燃料。
7.EFBを原料とし、
無水ベース灰分中のKOの割合が0.10~40.00wt%であること
を特徴とする、上記1に記載のバイオマス固体燃料。
本発明によると、粉砕性に優れ、収率が高く、製造コストが低減されたバイオマス固体燃料を提供することができる。
パームカーネルシェル(PKS)の破断面を観察するために、応力を加える装置の一部を示す写真である。 PKSの破断面のSEM写真である。(a)は水熱炭化処理前の生のPKS、(b)は水熱炭化処理後のPKSを示す。 図2のSEM写真をさらに拡大した図である。(a)は水熱炭化処理前の生のPKS、(b)は水熱炭化処理後のPKSを示す。 水熱炭化処理の前と後のPKSのバイオマス成分の組成を示す図である。 PKSの加熱温度と容器内の圧力との関係を示す。 PKSの加熱温度と固体燃料の粉砕性との関係を示す。 PKSの加熱温度と、固体燃料の固体収率(無水ベース)および揮発分(無水無灰ベース)との関係を示す。 PKSの加熱温度と、固体燃料のエネルギー収率(無水ベース)との関係を示す。
<バイオマス固体燃料>
本実施形態のバイオマス固体燃料(以下、単に「固体燃料」とも記載する)は、気乾ベース燃料比(固定炭素/揮発分)が0.1~0.5であるのが好ましい。気乾ベース燃料比が0.1~0.5であることにより、粉砕性に優れ、ハイカロリーである固体燃料が得られる。
本実施形態のバイオマス固体燃料の原料は、特に限定されないが、例えば、椰子の果実の種子から核油を搾油した後の殻(以下、「パームカーネルシェル」または「PKS」とも記載)、竹、EFB(Empty Fruit Bunches:パーム油加工残渣の空果房)が挙げられ、これらのうちPKSが好ましい。PKSは、破砕および粉砕等せず、そのままの形状で水熱炭化処理を行うことにより固体燃料とすることができ、水熱炭化処理を行った後も殻の原型をとどめているため、ハンドリング性に優れる。
本実施形態のバイオマス固体燃料は、原料のバイオマスを、加圧熱水中で加熱して炭化する水熱炭化処理工程を経て得られる。水熱炭化処理は、密閉容器中に水と原料のバイオマスを投入して所定の温度に加熱するのが好ましい。ここで、(水熱炭化処理に用いる水/原料のバイオマス)で表される重量比(液/固比)は、特に限定はされないが、好ましくは1~50、より好ましくは1~5である。なお、本明細書において、水熱炭化処理のことを「湿式」とも記載する。
水熱炭化処理の条件は特に限定はされないが、例えば、温度は、好ましくは150℃以上、より好ましくは190℃以上であり、また、好ましくは250℃以下、より好ましくは230℃以下である。昇温速度は、特に限定はされないが、大気温度から所望の加熱温度まで、好ましくは1~10℃/分、より好ましくは1~5℃/分である。
水熱炭化処理における圧力は、好ましくは1.3~4.1MPa(G)、より好ましくは1.3~3.7MPa(G)、さらに好ましくは2.9~3.7MPa(G)である。密閉容器中で水熱炭化処理を行う場合は、圧力は、加熱温度によって決まるが、加熱によりバイオマスの分解ガスも発生するため、容器内の圧力は加熱温度における水の飽和水蒸気圧と分解ガスの蒸気圧との合計となる。一例として、後述する実施例Aにおける、PKSを原料とした場合の加熱温度と圧力との関係を図5に示す。図5に示されるように、分解ガスの発生は加熱温度が高いほど顕著に増加する傾向にある。
水熱炭化処理の時間は、所望の加熱温度に到達後、好ましくは10分~40分、より好ましくは20分~40分、さらに好ましくは30分~40分保持するのが好ましい。その後、冷却、開放する。
水熱炭化処理に用いる装置は、限定されないが、例えばオートクレーブを用いるのが好ましい。
本実施形態においては、原料を水熱炭化処理することにより、乾式炭化処理する場合に比べて伝熱効率が高いため、低温の加熱で粉砕性に優れる固体燃料を得ることができる。よって、製造コストを低減できる。さらに、本実施形態の固体燃料は、乾式炭化処理に比べて低い加熱温度で製造されるため、炭化処理による損失エネルギーを抑制でき、収率(固体収率およびエネルギー収率)に優れる(図7および図8参照)。
バイオマスの原料にはカリウム成分、ナトリウム成分、塩素成分等のボイラの腐食の問題の原因となる成分が含まれるが、本実施形態の固体燃料はこれら成分の含有量が少ない。これは、水熱炭化処理の際に上記成分が水中に溶出するためと推察される。
バイオマス固体燃料の性状およびその製造方法は、原料として用いるバイオマスの種類によって好適な範囲を定めてもよい。以下、その一例を記載するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、本明細書における工業分析値、元素分析値、高位発熱量はJIS M 8812、8813、8814に基づく。ボールミル粉砕指数(BMI)の測定方法の詳細は後述の実施例に記載する。また、気乾ベースとは、日本工業規格JIS M8811に記載の気乾試料の調製方法によって測定した固体重量のことをいう。
<固体燃料A:PKSを原料としたバイオマス固体燃料>
本発明の一態様として、PKSを原料としたバイオマス固体燃料(「固体燃料A」とも記載する)について説明する。原料のPKSは、含水率が40質量%以下のものが好ましく、含水率が15質量%以下のものがより好ましい。固体燃料Aの性状の好ましい態様は以下のとおりである。
固体燃料Aは、気乾ベースで燃料比(固定炭素/揮発分)が0.26~0.50であるのが好ましい。燃料比が上記範囲内にあると、揮発分の減少が抑制されつつ粉砕性に優れる固体燃料が得られる。固体燃料Aの気乾ベース固定炭素は、好ましくは18~50重量%であり、より好ましくは20~35重量%であり、さらに好ましくは24.1~28重量%である。揮発分(気乾ベース)は、好ましくは60~70重量%であり、より好ましくは60~68重量%であり、さらに好ましくは60~64.9重量%である。なお、固体燃料に含まれる揮発分は、一環芳香族などである。
固体燃料A中の無水ベースの灰分の割合は、好ましくは5.0重量%以下、より好ましくは4.0重量%以下である。下限は特に限定されないが、好ましくは1.9重量%以上、より好ましくは2.2重量%以上である。固体燃料A中の気乾ベース灰分の割合は、好ましくは4.5重量%以下、より好ましくは3.5重量%以下である。下限は特に限定されないが、好ましくは1.8重量%以上、より好ましくは2.0重量%以上である。
固体燃料Aは、無水ベース灰分中のKOの割合が、0.50~3.00wt%が好ましく、0.50~2.00wt%がより好ましく、0.50~1.50wt%がさらに好ましく、0.50~1.00wt%がよりさらに好ましい。固体燃料中のカリウム成分が多すぎると、燃料として用いる際にボイラを腐食する等の問題が生じる場合がある。原料のPKSはカリウム成分を含むが、本実施形態においては水熱炭化処理の際に水中にカリウム成分が溶出し、固体燃料中に含まれるカリウム成分を低減できると推察される。
固体燃料Aは、無水ベース灰分中のNaOの割合が0.79wt%以下が好ましく、0.75wt%以下がより好ましく、0.70wt%以下がさらに好ましい。0wt%であってもよい。固体燃料中のナトリウム成分が多すぎると、燃料として用いる際にボイラを腐食する等の問題が生じる場合がある。原料のPKSはナトリウム成分を含むが、本実施形態においては水熱炭化処理の際に水中にナトリウム成分が溶解し、固体燃料中に含まれるナトリウム成分を低減できると推察される。
無水ベース高位発熱量は、5100~6000kcal/kgが好ましく、5510~6000kcal/kgがより好ましい。
ボールミル粉砕性指数(BMI20)が30以上であることが好ましく、80以上であることがより好ましい。BMI20は、後述の実施例に記載の方法により測定できる。
固体燃料Aは、生のPKSの粒子径とほぼ同等であり、ハンドリング中の粉化が抑制されている。従って、水熱炭化処理した後の固体燃料を輸送する際に発塵による周辺の汚染もない。生のPKSの平均粒子径は、通常、5mm程度であり、固体燃料Aの平均粒子径も、ほぼ5mm程度である。ここで、本発明でいう平均粒子径とは、メジアン径をいい、JIS M8801に記載の粒度試験方法により求められる。
固体燃料Aの製造方法において、原料であるPKSを水熱炭化処理する条件は、特に限定されないが、加熱温度は好ましくは190~250℃であり、より好ましくは190~230℃であり、圧力は好ましくは1.0~4.0MPa(G)、より好ましくは1.3~3.7MPa(G)、さらに好ましくは2.9~3.7MPa(G)である。
<固体燃料B:竹を原料としたバイオマス固体燃料>
本発明の一態様として、竹を原料としたバイオマス固体燃料(「固体燃料B」とも記載する)について説明する。竹は破砕された竹が好ましい。
固体燃料Bは、気乾ベースで燃料比(固定炭素/揮発分)が0.10~0.50であるのが好ましい。
固体燃料B中の無水ベースの灰分の割合は、好ましくは1.3重量%以下、より好ましくは1.0重量%以下である。また、下限は特に限定されないが、好ましくは0.6重量%以上である。固体燃料B中の気乾ベース灰分の割合は、好ましくは1.2重量%以下、より好ましくは1.0重量%以下である。また、下限は特に限定されないが、好ましくは0.5重量%以上である。
固体燃料B中の塩素の割合は、0.15wt%以下が好ましく、0.10wt%以下がより好ましく、0.07wt%以下がさらに好ましく、0wt%であってもよい。固体燃料Bの原料である生の竹には塩素成分が含まれており、塩素成分が多すぎるとボイラの腐食等の問題になるが、本実施形態の固体燃料Bは塩素成分の含有量が少ない。これは、水熱炭化処理の際に水中に塩素成分が溶出するからであると推察される。
固体燃料Bは、無水ベース灰分中のKOの割合が、3.00~21.50wt%であるのが好ましく、3~20wt%であるのがより好ましく、4~19wt%であるのがさらに好ましく、5~18wt%がよりさらに好ましい。固体燃料中のカリウム成分が多すぎると、燃料として用いる際にボイラを腐食する等の問題が生じる場合がある。原料の竹はカリウム成分を含むが、本実施形態においては水熱炭化処理の際に水中にカリウム成分が溶出し、固体燃料中に含まれるカリウム成分を低減できると推察される。
無水ベース高位発熱量は、5000~6000kcal/kgが好ましい。
ボールミル粉砕性指数(BMI20)は30以上であることが好ましく、60以上であることがより好ましい。BMI20は、後述の実施例に記載の方法により測定できる。
固体燃料Bの製造方法において、原料である生の竹を水熱炭化処理する条件は、特に限定されないが、温度は、好ましくは190℃~220℃、より好ましくは190℃~210℃であり、圧力は、好ましくは0.9~2.4MPa(G)である。
<固体燃料C:EFBを原料としたバイオマス固体燃料>
本発明の一態様として、EFBを原料としたバイオマス固体燃料(「固体燃料C」とも記載する)について説明する。固体燃料Cの性状は以下のとおりである。
固体燃料Cは、気乾ベースで燃料比(固定炭素/揮発分)が0.1~0.5であるのが好ましい。
固体燃料C中の無水ベースの灰分の割合は、好ましくは2.3重量%以下、より好ましくは1.9重量%以下、さらに好ましくは1.7重量%以下である。また、下限は特に限定されないが、好ましくは0.6重量%以上である。固体燃料C中の気乾ベース灰分の割合は、好ましくは2重量%以下、より好ましくは1.8重量%以下、さらに好ましくは1.5重量%以下である。また、下限は特に限定されないが、好ましくは0.5重量%以上である。
固体燃料Cの原料である生のEFBには塩素成分が含まれており、塩素成分が多すぎるとボイラの腐食等の問題になるが、本実施形態の固体燃料Cは塩素成分の含有量が少ない。これは、水熱炭化処理の際に水中に塩素成分が溶出するからであると推察される。固体燃料C中の塩素の割合は、0.2wt%以下が好ましく、0.01wt%以下がより好ましく、0.008wt%以下がさらに好ましく、0wt%であってもよい。
固体燃料Cは、無水ベース灰分中のKOの割合が、0.10~40.00wt%であるのが好ましく、1.0~25wt%であるのがより好ましく、1.0~20wt%であるのがさらに好ましく、1.0~18wt%であるのがよりさらに好ましい。固体燃料中のカリウム成分が多すぎると、燃料として用いる際にボイラを腐食する等の問題が生じる場合がある。原料のEFBはカリウム成分を含むが、本実施形態においては水熱炭化処理の際に水中にカリウム成分が溶出し、固体燃料中に含まれるカリウム成分を低減できると推察される。
固体燃料Cは、無水ベース灰分中のNaOの割合が1.0wt%以下であるのが好ましく、0.70wt%以下であるのがより好ましく、0.5wt%以下であるのがさらに好ましく、0wt%であってもよい。固体燃料中のナトリウム成分が多すぎると、燃料として用いる際にボイラを腐食する等の問題が生じる場合がある。原料のEFBはナトリウム成分を含むが、本実施形態においては水熱炭化処理の際に水中にナトリウム成分が溶解し、固体燃料中に含まれるナトリウム成分を低減できると推察される。
無水ベース高位発熱量は、4510~6500kcal/kgが好ましく、4590~6500kcal/kgがより好ましい。
ボールミル粉砕性指数(BMI)が15以上であることが好ましい。BMIは、後述の実施例に記載の方法により測定できる。
固体燃料Cの製造方法において、原料である生のEFBを水熱炭化処理する条件は、特に限定されないが、温度は好ましくは150℃~250℃、より好ましくは200℃~250℃であり、圧力は好ましくは0.3~4.2MPa(G)であり、より好ましくは0.4~4.1MPa(G)である。
本発明の固体燃料は、熱利用設備に供給して燃焼させることにより、熱利用設備のエネルギー源として使用される。特に、本発明の固体燃料は、石炭の一部代替燃料として、熱利用設備に供給して燃焼させることが好ましい。
本発明の固体燃料が使用される熱利用設備としては、制限されるものではなく、既存の熱利用設備を使用することができ、例えば、微粉炭焚きボイラ、セメントクリンカ製造設備のロータリーキルン、セメントクリンカ製造設備の仮焼炉、製鉄設備のコークズ炉、高炉などが挙げられ、これらの中でも、微粉炭焚きボイラ、セメントクリンカ製造設備のロータリーキルン、仮焼炉などが好ましい。
本発明の固体燃料は、燃焼効率の向上などの点から、粉砕した後、前記熱利用設備に供給しても良い。この粉砕の程度は、固体燃料が供給される熱利用設備にもよるが、通常、平均粒子径が1,000μm以下となるように粉砕するとよく、平均粒子径が750μm以下となるように粉砕するのがより好ましい。
本発明の固体燃料は、粉砕性に優れており、竪型ローラーミル、チューブミル、ハンマーミル、ファン型ミルなどで容易に粉砕することができ、また石炭火力発電設備に備えられている石炭粉砕機で、石炭とともに容易に微粉砕化することもできる。また、固体燃料を石炭とともに熱利用設備に供給して燃焼することができる。
以下、本発明について実施例を用いて具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例、比較例における固体燃料の性状の測定方法は下記のとおりである。
<固体収率、エネルギー収率>
固体収率およびエネルギー収率は、下記式により算出した。
固体収率(無水ベース)(重量%)=100×水熱炭化処理後の固体重量(無水ベース)/水熱炭化処理前の固体重量(無水ベース)
エネルギー収率(無水ベース)(cal%)=水熱炭化処理後の固体高位発熱量(無水ベース)×固体収率(無水ベース)(重量%)/水熱炭化処理前の固体高位発熱量(無水ベース)
<灰分のXRF分析>
蛍光X線分析装置(島津製作所社製EDX-720)を用いて、無水ベース灰分中に含まれる表2、表4に記載の化合物の重量割合を測定した。
<ボールミル粉砕性(BMI20)>
各バイオマス固体燃料の粉砕時間を20分として、20分後の150μm篩下の重量比を粉砕ポイントとした。なお、ボールミルはJIS M4002に準拠したものを用い、内径305mm×軸方向長さ305mmの円筒容器にJIS B1501に規定された並級ボールベアリング(Φ36.5mm×43個、Φ30.2mm×67個、Φ24.4mm×10個、Φ19.1mm×71個、Φ15.9mm×94個)を入れて70rpmの速度で回転させて測定した。数値が高い方が粉砕性は向上していることを示す。水熱炭化処理を行うことにより、粉砕ポイントが上昇することを確認した。
<ボールミル粉砕性(BMI)>
バイオマス固体燃料の粉砕時間を3分とした以外は上記BMI20と同様の方法により測定して、150μm篩下の重量比を粉砕ポイントとした。
<例A:PKS>
(実施例A1:湿式)
PKSを天日乾燥させ、含水率12質量%とし、粒子径1~16mm、平均粒子径が5mmのものを使用した。この乾燥させたPKS280gと水840gと(固液比3)を、1.95Lオートクレーブに投入し、大気温度から190℃まで昇温速度3.6℃/分で加熱した。加熱温度が190℃、圧力1.3Mpa(G)に到達した後30分間維持して水熱炭化処理を行い、その後室温まで冷却させて固体燃料を得た。得られた固体燃料の性状を表1および表2に示す。
(実施例A2~A5:湿式)
水熱炭化処理の条件を表1に示すとおりに変更した以外は実施例A1と同様に行い、固体燃料を製造した。得られた固体燃料の性状を表1および表2に示す。
(比較例A1)
水熱炭化処理前の生のPKSからなる固体燃料の性状を表1および表2に示す。
(比較例A2:乾式)
原料として、実施例A1と同様の乾燥させたPKSを用いた。このPKS4kgを、内径600mm×長さ500mmの試料ケースに投入し、試料ケースごと外熱式ロータリーキルンに装着して、不活性ガスである窒素ガスを流通させながら、大気温度から290℃まで昇温速度2℃/分で加熱した。なお、基準とする加熱温度としては、試料ケースの軸中心中央部の気相雰囲気の温度とした。尚、ロータリーキルンにおいては、前記気相雰囲気の温度と、加熱処理固体の温度とは一致している。加熱温度が290℃に到達した後、290℃の温度で1分間維持し、その後すみやかに160℃まで冷却し、その後試料ケースをロータリーキルンから取り出して大気中に試料を取り出し、室温まで冷却させた。
(比較例A3~A7:乾式)
加熱温度を表1に記載の温度に変更した以外は比較例A2と同様の方法により、固体燃料を製造した。得られた固体燃料の性状を表1および表2に示す。
(加熱温度と圧力)
図5にPKSの加熱温度と圧力との関係を示す。加熱温度を高いほど分解ガスの発生が大きくなる。分解ガスはCOが主成分であり、さらに少量の水性ガス(H、CO)を含んでいた。
(湿式と乾式の比較)
原料のPKSを実施例A1~A5のように湿式処理(水熱炭化処理)することにより得られた固体燃料と、比較例A2~A7のように乾式処理(気相中で加熱処理)することにより得られた固体燃料について、粉砕性等を比較した結果を図6~8に示す。
図6は、PKSの加熱温度と粉砕性との関係を示す。粉砕性の指標として、上述のBMI20(150μm篩下の重量割合)を用いた。BMI20=94%を粉砕ポイントの閾値とすると、湿式では約220℃で閾値に達し、乾式では約310℃で閾値に達した。すなわち、湿式の方が乾式に比べて約90℃低い温度で同等の粉砕性を示した。よって、水熱炭化処理により固体燃料を製造すると、加熱温度を低く設定でき製造コストを低減できる。
図7は、PKSの加熱温度と、固体収率(無水ベース)および揮発分(無水無灰ベース)との関係を示す。粉砕性ポイントBMI20=94%のときの湿式(加熱温度220℃)および乾式(加熱温度310℃)で得られた固体燃料の固体収率は、それぞれ、70%および53%であり、湿式の方が、固体収率が高かった。固体収率は、揮発分が熱分解される量に依存しており、湿式の方が乾式より低い温度で粉砕性に優れる固体燃料を得られるため、熱分解される揮発分の量も抑制されて固体収率も高くなったと推察された。
図8は、PKSの加熱温度と、エネルギー収率(無水ベース)との関係を示す。湿式で得られた固体燃料はエネルギー収率をほぼ80%のまま維持したが、乾式で得られた固体燃料のエネルギー収率は、加熱により70%にまで低下した。これは、エネルギー収率は固体収率の影響を受けるためと考えられ、湿式の方が損失エネルギーを抑制できることが示された。
<例B:竹>
(実施例B1~B4)
原料としてPKSに代えて竹を用い、水熱炭化処理を表3に記載の条件で行った以外は実施例A1と同様に行い、固体燃料を製造した。得られた固体燃料の性状を表3および表4に示す。
(比較例B1)
水熱炭化処理前の生の竹からなる固体燃料の性状を表3および表4に示す。
<例C:EFB>
(実施例C1~C3)
原料としてPKSに代えてEFBを用い、水熱炭化処理を表3に記載の条件で行った以外は実施例A1と同様に行い、固体燃料を製造した。得られた固体燃料の性状を表3および表4に示す。
(比較例C1)
実施例C1の水熱炭化処理前の生のEFBからなる固体燃料の性状を表3および表4に示す。
以下の表中、ADは気乾ベース、dryは無水ベース、Dafは無水無灰ベースを示す。
Figure 0007062226000001
Figure 0007062226000002
Figure 0007062226000003
Figure 0007062226000004
上記のとおり、水熱炭化処理後のバイオマス固体燃料は、生の原料に比べて粉砕性が向上する(BMI値が向上する)。このメカニズムを解明すべく、本発明者らは、PKSを水熱炭化処理した固体燃料(実施例A4の固体燃料)と、原料の生のPKS(比較例A1の固体燃料)について比較して、詳細に分析を行った。
(破断面の表面状態の観察)
水熱炭化処理する前後のPKSの破断面の表面状態を観察するため、木屋式硬度計に治具を取付け、PKSの繊維方向に対し直交な応力(引張・剪断)を加え(図1参照)、繊維方向に直交な破断面を得た。破断に要した荷重(荷重速度:10mm/min)は、水熱炭化処理前の生PKS(比較例A1)では517Nだったが、水熱炭化処理後のPKS(実施例A4)は54Nであり、約1/10まで低下していた。
水熱炭化処理する前と後、それぞれのPKSの破断面を電子顕微鏡(SEM)で観察した。破断面のSEM写真を、図2(200倍拡大図)および図3(1000倍拡大図)に示す。図2(a)および図3(a)は、水熱炭化処理前の生のPKS(比較例A1)の写真であり、図2(b)および図3(b)は、水熱炭化処理後のPKS(実施例A4)の写真である。破断面のSEM写真は、生PKS(比較例A1)は凹凸となっているのに対し、水熱炭化処理したPKS(実施例A4)では平滑となっていた(図3)。生PKS(比較例A1)では、繊維が原料中のバインダ成分により緩やかに結合しているため、荷重時に繊維の引き抜きが発生し、応力が分散するため破断面が凹凸になったと考えられる。一方、水熱炭化処理したPKS(実施例A4)では、バインダ成分が可溶化するため繊維が強固に結合し、荷重時に応力が集中するため破断面は直線的になったと考えられる。
また、SEM写真の凹凸はその大きさから細胞壁であると考えられる(図2、図3)。一般的に破断しにくいものは破断面が凹凸となり、破断しやすいものは破断面が直線的(平滑)となる傾向がある。すなわち、生PKS(比較例A1)は細胞壁強度が強いために壁を貫通するような破断は生じにくく、破断は細胞壁表面に沿って発生するのに対し、水熱炭化処理したPKS(実施例A4)では細胞壁の強度が低下したために壁を貫通する破断が発生したものと考えられる。他の実施例A1~A3についても同様と推察される。
(バイオマス成分組成の分析)
水熱炭化処理する前と後、それぞれのPKSのバイオマス成分の組成を表5に記載の方法により分析した。結果を表5および図4に示す。なお、表5中、「%」はすべて「重量%」を表す。
Figure 0007062226000005
上記バイオマス成分組成の分析において、ヘミセルロースは生PKS(比較例A1)で23.4wt%であったものが、水熱炭化処理したPKS(実施例A4)では8.9wt%に低下していた。このとき、固体収率を加味したヘミセルロースの分解率は73wt%であった。ここで、ヘミセルロースの分解率は、下記式:
分解率(%)=100-〔熱水処理PKSのヘミセルロース組成(%)×収率(%)〕÷〔(生PKSのヘミセルロース組成(%)×100(%)〕×100
により算出した。なお、他の成分の分解率も同様にして算出したものである。
上記結果より、実施例A4を含めた水熱炭化処理したPKSの粉砕性は、水熱炭化処理中に細胞壁などのバイオマス骨格の強度を維持する上で重要な役割を果たしているヘミセルロースが分解することにより向上していることが示唆された。

Claims (3)

  1. 椰子の果実の種子から核油を搾油した後の殻を原料とし、
    乾ベース燃料比(固定炭素/揮発分)が0.1~0.5であり、
    無水ベース灰分中のK Oの割合が0.50~3.00wt%であるバイオマス固体燃料の製造方法であって、
    前記椰子の果実の種子から核油を搾油した後の殻を、温度190~250℃、圧力1.0~4.0MPa(G)で水熱炭化する工程を含む、
    バイオマス固体燃料の製造方法。
  2. 前記バイオマス固体燃料の無水ベース灰分中のNaOの割合が0.79wt%以下であること
    を特徴とする、請求項1に記載のバイオマス固体燃料の製造方法。
  3. 前記バイオマス固体燃料の気乾ベース燃料比が0.26~0.50、無水ベース高位発熱量が5100~6000kcal/kg、ボールミル粉砕性指数が30以上であること
    を特徴とする、請求項1または2に記載のバイオマス固体燃料の製造方法。
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