JP7062129B2 - 生検用回転切除装置 - Google Patents

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Description

本発明は、医療機器の分野に関し、特に生検用回転切除装置に関する。
生検用回転切除装置は、低侵襲の外科的穿刺手術で広く使用されており、穿刺ヘッドを使用することにより、外科的外傷が小さく、縫合が不要になり、診断・治療の要件を満たすだけでなく、外観性を確保でき、特に乳房や顔などの場合、創傷面が小さく、癒合しやすく、傷跡が小さく、損傷は小さく、回復が速いなどのため、ほとんどの女性に人気がある。真空補助乳房サンプル生検及び回転切除は現在、乳房生検手術の最も効果的な方法の1つであり、早期発見・診断のために十分な乳房の組織標本を採取するために疑わしい乳房病変を繰り返し切除しなければならず、また、良性乳房腫瘍の低侵襲切除にも適用できる。
回転切除装置の頭部では穿刺用として小径の穿刺ヘッドが使用され、穿刺ヘッドの末端部がアウターナイフチューブの頭部に同軸で固定されている。アウターナイフチューブは同軸に装着されたインナーナイフチューブ外に套設されている。アウターナイフチューブの頭部にスロットがあり、穿刺が完了するまでにインナーナイフチューブの頭部が最遠端にあり、穿刺終了後、インナーナイフチューブが回転して後退し、スロットが開き、それと同時に、負圧システムが腫瘍組織をスロットに吸引させる。インナーナイフチューブの後部では面取り刃先が形成され、組織が吸着された後、インナーナイフチューブが回転しながら進んで、組織を回転切除し、切除された組織は持続的な負圧を通じてインナーナイフチューブの内腔を介して回転切除装置の末端部にあるサンプル収集容器に吸引される。
回転切除装置は、主に負圧システムを通じて切除された腫瘍組織を吸い出し、又はスロットとシステムの間の差圧を利用して組織をサンプル収集容器に搬送すると理解してもよい。しかしながら、一回の吸着切除作業が終了するたびに、スロットの周辺の圧力がインナーナイフチューブ内の圧力に等しくなり、ナイフ全体が等圧状態であり、吸着・切除された組織がスロットからサンプル容器に移動しにくく、その結果、サンプル取り出し効果が不良であるという問題が生じる。
本発明は、サンプル取り出し効果が不良であるという問題を解決するために、生検用回転切除装置を提供する。
本発明の第1態様によれば、
同軸設置されるインナーナイフチューブとアウターナイフチューブとを備え、前記インナーナイフチューブは前記アウターナイフチューブの内側に位置し、前記アウターナイフチューブの先端に穿刺ヘッドが設けられ、前記インナーナイフチューブの前記穿刺ヘッドから離れた一端が直接又は間接的にサンプル容器に接続される生検用回転切除装置であって、
前記インナーナイフチューブの外側に設けられる動的シール構造をさらに備え、
前記動的シール構造は、前記インナーナイフチューブ外で空洞を形成しており、前記インナーナイフチューブは前記インナーナイフチューブの軸方向に沿って順次設けられた第1チューブセクションと第2チューブセクションを備え、前記第1チューブセクション一端が刃先構造の側に設けられ、他端が前記第2チューブセクションに接続され、前記第2チューブセクションの外径が前記第1チューブセクションの外径未満であり、前記動的シール構造内にシールリングが設けられ、前記空洞は、前記シールリングの前記穿刺ヘッドに近い一側に位置する第1キャビティと、前記シールリングの前記穿刺ヘッドから離れた一側に位置する第2キャビティを備え、前記第1キャビティは、前記第1チューブセクションの外壁と前記アウターナイフチューブの内壁との間の間のチューブ間隙を連通させ、前記チューブ間隙の前記穿刺ヘッドに近い一端が前記インナーナイフチューブの内側空間に連通しており、
前記インナーナイフチューブがその軸方向に沿って第1位置に移動したとき、前記シールリングは前記第2チューブセクションの外側にあり、且つ前記シールリングと前記第2チューブセクションの間には、前記第1キャビティと前記第2キャビティを連通させるためのキャビティ隙間を有し、
前記インナーナイフチューブがその軸方向に沿って第2位置に移動したとき、前記シールリングは前記第1チューブセクションの外側にあり、且つ前記第1キャビティと前記第2キャビティを遮断するために前記シールリングと前記第1チューブセクションがシール接触する生検用回転切除装置を提供する。
前記第1チューブセクションの前記穿刺ヘッドに近い一端には、刃先構造が設けられ、前記アウターナイフチューブの前記穿刺ヘッドに近い管壁部にはスロットが離間して設けられ、前記インナーナイフチューブの前記穿刺ヘッドから離れた一端がサンプル容器に直接又は間接的に接続され、
前記インナーナイフチューブがその軸方向に沿って前記第1位置に移動したとき、前記刃先構造は前記スロット内にあり、前記インナーナイフチューブがその軸方向に沿って前記第2位置に移動したとき、前記刃先構造は前記スロットの内側に位置しないようにしてもよい。
前記装置は、前記インナーナイフチューブの軸方向に沿って設けられた通気スリットをさらに備え、前記通気スリットは前記刃先構造に設けられるか、又は前記刃先構造と前記第1チューブセクションに設けられ、前記通気スリットは前記刃先構造の内側空間と前記チューブ間隙を連通させ、前記刃先構造の内側空間は前記第1チューブセクションの内側空間に連通しているようにしてもよい。
前記通気スリットは、前記インナーナイフチューブの軸方向を取り囲んで均等に分布するように複数設けられるようにしてもよい。
前記通気スリットは、前記インナーナイフチューブの軸方向に沿って設けられるメインスリット部と、前記メインスリット部の両端のそれぞれに設けられる円状端部とを備えるようにしてもよい。
前記刃先構造は、環状刃先接続部と刃先端部を備え、前記刃先端部は前記刃先接続部の前記穿刺ヘッドに近い一端に設けられ、前記刃先接続部の前記穿刺ヘッドから離れた一端が前記第1チューブセクションの前記穿刺ヘッドに近い一端に接続されるようにしてもよい。
前記刃先接続部の外径が、前記第1チューブセクションの外径より大きく、前記アウターナイフチューブの内径未満であるようにしてもよい。
前記刃先端部の前記穿刺ヘッドに近い末端の直径が、前記アウターナイフチューブの内径より大きいようにしてもよい。
前記動的シール構造は、シールベースとシールスリーブを備え、前記シールベースが前記アウターナイフチューブ外に固定して接続され、前記シールスリーブが前記シールベースに固定して接続され、前記シールスリーブと前記シールベースが前記インナーナイフチューブの軸方向において取り付けギャップを有し、前記シールリングは前記取り付けギャップに取り付けられ、前記シールスリーブは前記インナーナイフチューブ外側にあり、前記第1キャビティは前記シールベース内に位置し、前記第2キャビティは前記シールスリーブ内に位置するようにしてもよい。
前記シールスリーブはスリーブ本体と筒体接続部を備え、前記スリーブ接続部が前記スリーブ本体の前記穿刺ヘッドに近い一側に設けられ、前記スリーブ接続部の内側が前記シールベースの外側に固定して接続され、前記スリーブ本体と前記シールベースが前記インナーナイフチューブの軸方向において間隔をあけて設置されて、前記取り付けギャップを形成するようにしてもよい。
本発明による生検用回転切除装置は、サンプル取り出し効果が不良であるという事情に鑑み、大気を外界から導入することで等圧状態を破壊することにより、組織を効率よく吸い出すことができることを見出し、本発明は、動的シール構造とその内部にあるシールリングにより、インナーチューブとアウターチューブの間におけるチューブ間隙に連通し得る第1キャビティ、及び外界の大気に連通し得る第2キャビティを構成しており、回転切除時に、インナーナイフチューブが第2位置に移動したとき、第1キャビティと第2キャビティがシールリングで閉塞され、閉塞した状態で組織をスロット内へ吸引することができ、回転切除後、スロットの周辺とインナーナイフチューブ内で生じる圧力が等しく、インナーナイフチューブが第1位置に移動したとき、第1キャビティと第2キャビティが第2チューブセクション外のキャビティ隙間を通じて連通し、それにより大気を導入して、吸引強度の高い流通気流を形成し、この流通気流が第2キャビティ、キャビティ隙間、第1キャビティ、チューブ間隙を順次通過して、チューブ間隙の穿刺ヘッドに近い一端を経てインナーナイフチューブ内に入り、この流通気流が回転切除された組織を効率よく後端のサンプル容器に搬送することができ、サンプル取り出し率が効果的に高まる。
また、本発明の第1キャビティと第2キャビティがインナーナイフチューブの軸方向に分布しており、キャビティ隙間もインナーナイフチューブの軸方向に沿って第1キャビティと第2キャビティとの間に設けられるため、発生する気流全体の流動方向も軸方向に沿っており、大きな曲がりなどが発生することがなく、このように、高い一致性を保持するだけでなく、気体の流動距離の増大を回避し、組織搬送効率をさらに高め、サンプル取り出し率の向上に有利である。
本発明では、第1キャビティと第2キャビティの連通及び遮断が、インナーナイフチューブの移動そのものにより実現され、ほかの手動又は機械操作を必要とせず、それによって、連通と遮断の適時性を確保する一方、連通と遮断によるインナーナイフチューブの移動そのものへのたとえば抵抗力への悪影響を解消できる。
さらに、本発明では、ほかの手動又は機械操作を必要としないため、ほかの操作による構造の摩損増大を回避し、つまり、本発明は、摩損低減、老化速度低下、耐用年数延長に有利であり、さらにメンテナンスコストの削減に役立つ。
さらに、本発明では、復位部材、駆動部材など、操作用のほかの機械構造を必要としなくても、動的シール構造とナイフチューブなどの間のシール性を確保し、それによって、回転切除中の高速運動の要件を満たす(回転切除ナイフの回転数が大きく、1秒あたりたとえばr=300rpmである)。
本発明の実施例又は従来技術における技術案をより明瞭に説明するために、以下、実施例又は従来技術の説明に必要な図面を簡単に説明するが、もちろん、以下の説明における図面は本発明のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的な努力を必要とせずに、これら図面に基づいてほかの図面を得ることができる。
図1は本発明の一実施例における生検用回転切除装置の状態模式図の一例である。
図2は本発明の一実施例における生検用回転切除装置の別の状態模式図である。
図3は本発明の別の実施例における生検用回転切除装置の状態模式図の一例である。
図4は図3のA部の部分拡大模式図である。
図5は図4のC部の部分拡大模式図である。
図6は図3のB部の部分拡大模式図である。
図7は本発明の別の実施例における生検用回転切除装置の別の状態模式図である。
図8は図7のD部の部分拡大模式図である。
図9は本発明の一実施例における通気スリットの分布模式図である。
以下、本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例における技術案を明瞭かつ完全に説明するが、もちろん、説明する実施例は本発明のいくつかの実施例に過ぎず、すべての実施例ではない。本発明の実施例に基づいて当業者によって創造的な努力を必要とせずに得られるほかの実施例はすべて本発明の特許範囲に属する。
本発明の明細書、特許請求の範囲及び上記図面における用語「第1」、「第2」、「第3」「第4」等(存在する場合)は類似した対象を区別するものであり、特定の順番又は優先順位を説明するとは限らない。なお、ここで説明する本発明の実施例がここで図示又は説明するもの以外の順番で実施できるように、このように使用されるデータは適切に交換してもよい。さらに、用語「備える」、「有する」及びこれらのすべての変形は、非排他的な包含を意図し、たとえば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は機器が明記されているステップ又はユニットに制限されず、明記されていない又はこれらプロセス、方法、製品又は機器に固有のほかのステップ又はユニットを含んでもよい。
以下、特定の実施例にて本発明の技術案を詳しく説明する。以下のいくつかの特定の実施例は互いに組み合わせることができ、同じ又は類似した概念やプロセスについては、一部の実施例において詳しく説明しない場合がある。
図1は本発明の一実施例における生検用回転切除装置の状態模式図の一例であり、図2は本発明の一実施例における生検用回転切除装置の別の状態模式図である。
図1及び図2に示すように、生検用回転切除装置は、同軸設置されるインナーナイフチューブ3とアウターナイフチューブ2を備え、前記インナーナイフチューブ3は前記アウターナイフチューブ2の内側に位置し、前記アウターナイフチューブ2の先端に穿刺ヘッド1が設けられ、前記インナーナイフチューブ3の前記穿刺ヘッド1から離れた一端が直接又は間接的にサンプル容器に接続され、この直接又は間接的接続は、インナーナイフチューブ3中の組織をサンプル容器に搬送できると理解し得る。
アウターナイフチューブ2の前記穿刺ヘッド1に近い管壁の部分にはスロット21が設けられ、それに対応して、インナーナイフチューブ3の穿刺ヘッドに近い一端には刃先構造33を有し、スロット21を通じて腫瘍組織がアウターナイフチューブ2内に吸引され、スロット21に吸引された組織が刃先構造33で切り落とされ、スロット21の内外圧が等しいので、切り落とされた組織が移動しにくく、前記インナーナイフチューブ3の前記穿刺ヘッド1から離れた一端がサンプル容器に直接又は間接的に接続される。このサンプル容器には、外付けの負圧システムが配置されてもよい。いくつかの態様では、負圧システムの負圧の強度を高めることで内外圧差を変えることができる。
本実施例では、前記装置は、前記インナーナイフチューブ3の外側に設けられる動的シール構造4をさらに備え、前記動的シール構造4は前記インナーナイフチューブ3外で空洞を形成しており、前記インナーナイフチューブ3は第1チューブセクション31と第2チューブセクション32を備え、前記第2チューブセクション32の前記穿刺ヘッド1に近い一端が前記第1チューブセクション31の前記穿刺ヘッド1から離れた一端に設けられ、つまり、前記インナーナイフチューブ3は、前記インナーナイフチューブ3の軸方向に順次設けられる第1チューブセクション31と第2チューブセクション32を備え、前記第1チューブセクション31一端が刃先構造の側に設けられ、他端が前記第2チューブセクション32に接続され、前記第2チューブセクション32の外径が前記第1チューブセクション31の外径未満であり、前記動的シール構造4内にはシールリング43が設けられ、前記空洞は、前記シールリング43の前記穿刺ヘッド1に近い一側に位置する第1キャビティ41と、前記シールリング43の前記穿刺ヘッド1から離れた一側に位置する第2キャビティ42とを備え、前記第1キャビティ41は前記第1チューブセクション31の外壁と前記アウターナイフチューブ2の内壁との間のチューブ間隙5を連通させ、前記チューブ間隙5の前記穿刺ヘッド1に近い一端は前記インナーナイフチューブ3の内側空間に連通している。
チューブ間隙5の穿刺ヘッド1に近い一端は、スロット21に近い一端として理解してもよく、この場合、大気を導入したとき、発生する気流がスロット21付近にある組織により効果的に作用できる。
前記インナーナイフチューブ3がその軸方向に沿って第1位置に移動したとき、前記シールリング43は前記第2チューブセクション32の外側にあり、且つ前記シールリング43と前記第2チューブセクション32との間には、前記第1キャビティ41と前記第2キャビティ42を連通させるキャビティ隙間46を有する。
前記インナーナイフチューブ3がその軸方向に沿って第2位置に移動したとき、前記シールリング43は前記第1チューブセクション31の外側にあり、且つ前記第1キャビティ41と前記第2キャビティ42を遮断するように前記シールリング43と前記第1チューブセクション31はシール接触する。
第1キャビティ41と第2キャビティ42は、インナーナイフチューブ3の外側に周設される環状キャビティとして理解でき、インナーナイフチューブ3の軸方向に順次分布しており、第1キャビティ41はチューブ間隙5に連通するキャビティであり、第2キャビティ42は外部大気に間接又は直接連通するキャビティであり得、たとえば、後端空間6を通じて外部大気に連通し、それにより、第1キャビティ41と第2キャビティ42が連通すると、外部大気が導入され得る。
第1位置は、キャビティ隙間46が第1キャビティ41と第2キャビティ42を連通するようにし得る任意の位置であってもよく、具体的には、刃先構造33がアウターナイフチューブ2のスロット21内にあるときの位置であってもよく、つまり、前記インナーナイフチューブ3がその軸方向に沿って前記第1位置に移動したとき、前記刃先構造33は前記スロット21内にある。
第2位置は、キャビティ隙間46が第1キャビティ41と第2キャビティ42を遮断するようにし得る任意の位置であってもよく、具体的には、刃先構造33がアウターナイフチューブ2のスロット21外であるときの位置であってもよく、つまり、前記インナーナイフチューブ3がその軸方向に沿って前記第2位置に移動したとき、前記刃先構造33は前記スロット21の内側にない。このとき、システムによる負圧は組織がスロット21に移動するのに十分である。
刃先構造33は、前記第1チューブセクション31の前記穿刺ヘッド1に近い一端に設けられ得る。
本実施例による生検用回転切除装置、サンプル取り出し効果が不良であるという事情に鑑み、大気を外界から導入することで等圧状態を破壊することにより、組織を効率よく吸い出すことができることを見出し、本発明は、動的シール構造とその内部にあるシールリングにより、インナーチューブとアウターチューブの間におけるチューブ間隙に連通し得る第1キャビティ、及び外界の大気に連通し得る第2キャビティを構成しており、回転切除時に、インナーナイフチューブが第2位置に移動したとき、第1キャビティと第2キャビティがシールリングで閉塞され、閉塞した状態で組織をスロット内へ吸引することができ、回転切除後、スロットの周辺とインナーナイフチューブ内で生じる圧力が等しく、インナーナイフチューブが第1位置に移動したとき、第1キャビティと第2キャビティが第2チューブセクション外のキャビティ隙間を通じて連通し、それにより大気を導入して、吸引強度の高い流通気流を形成し、この流通気流が第2キャビティ、キャビティ隙間、第1キャビティ、チューブ間隙を順次通過して、チューブ間隙の穿刺ヘッドに近い一端を経てインナーナイフチューブ内に入り、この流通気流が回転切除された組織を効率よく後端のサンプル容器に搬送することができ、サンプル取り出し率が効果的に高まる。
また、本発明の第1キャビティと第2キャビティがインナーナイフチューブの軸方向に分布しており、キャビティ隙間もインナーナイフチューブの軸方向に沿って第1キャビティと第2キャビティとの間に設けられるため、発生する気流全体の流動方向も軸方向に沿っており、大きな曲がりなどが発生することがなく、このように、高い一致性を保持するだけでなく、気体の流動距離の増大を回避し、組織搬送効率をさらに高め、サンプル取り出し率の向上に有利である。
本実施例では、第1キャビティと第2キャビティの連通及び遮断が、インナーナイフチューブの移動そのものにより実現され、ほかの手動又は機械操作を必要とせず、それによって、連通と遮断の適時性を確保する一方、連通と遮断によるインナーナイフチューブの移動そのものへのたとえば抵抗力への悪影響を解消できる。
さらに、本実施例では、ほかの手動又は機械操作を必要としないため、ほかの操作による構造の摩損増大を回避し、つまり、本実施例は、摩損低減、老化速度低下、耐用年数延長に有利であり、さらにメンテナンスコストの削減に役立つ。さらに、本実施例では、復位部材、駆動部材など、操作用のほかの機械構造を必要としなくても、動的シール構造とナイフチューブなどの間のシール性を確保し、それによって、回転切除中の高速運動の要件を満たす(回転切除ナイフの回転数が大きく、1秒あたりたとえばr=300rpmである)。
図3は本発明の別の実施例における生検用回転切除装置の一例の状態模式図であり、図4は図3のA部の部分拡大模式図であり、図5は図4のC部の部分拡大模式図であり、図6は図3のB部の部分拡大模式図であり、図7は本発明の別の実施例における生検用回転切除装置の別の状態模式図であり、図8は図7のD部の部分拡大模式図である。
本実施例では、図1、図2、図3、図6、図7及び図8に示すように、インナーナイフチューブ3は回転しながら最遠端の位置、即ち図1、図2、図3及び図7に示す最左端まで進み、このとき、アウターナイフチューブ2のスロット21は、インナーナイフチューブ3の頭部、たとえば刃先構造33を含める部分により占められ、この状況を穿刺段階として理解することができ、具体的には、図2及び図3に示す位置を参照して理解してもよく、前記第1位置であると理解してもよい。
穿刺終了後、インナーナイフチューブ3は図1、図7及び図8に示す位置に引き込み、また第2位置に引き込むと考えられてもよく、このとき、たとえば刃先構造33の頭部がスロット21を遮ることがなく、これは穿刺終了後の吸着段階であり、このとき、第1キャビティ41と第2キャビティ42は遮断され、第1キャビティ41、チューブ間隙5、刃先構造33の内側空間及び第1チューブセクション31の内側空間は順次連通し、第2キャビティ42とシールして遮断され、組織は負圧システムによりスロット21に吸引され、組織がスロット21に吸引されると、インナーナイフチューブ3は再度回転しながら、図2と図3に示す位置まで進み、即ち、再度第1位置まで回転しながら進み、このプロセスでは、吸着された組織が刃先構造33で切除される。
インナーナイフチューブ3の前進に連動して、シールリング43が再度第2チューブセクション32の外側に至り、それにより、キャビティ隙間46が形成され、このとき、大気が第2キャビティ42、キャビティ隙間46、第1キャビティ41、チューブ間隙5、刃先構造33の内側空間、及び第1チューブセクション31の内側空間を順次通過して、吸引強度が高い流通気流が形成され、それによって、組織が持続的な負圧と導入された大気でサンプル容器に搬送され、一回の組織収集が完了する。
1回の吸着及び回転切除が終了した後、スロット21の周辺の圧力がインナーナイフチューブ3内の圧力に等しく、またシステムの負圧にも等しく、追加の大気が外界からスロット21へ流入しないとき、ナイフユニットは全体として等圧状態であり、吸着・切除された組織がスロット21からサンプル容器へ移動できない又は移動しにくい。それゆれ、本実施形態では、大気の導入により、組織を効率よく取り出す。
以上から分かるように、以上のプロセスは、穿刺、吸附、回転切除、収集の1サイクルを完了し、それ以降、インナーナイフチューブ3は、所望の切除組織が完全に切除されるまで、前のサイクルにおける動作の一部又は全部を複数回繰り返すことができる。
刃先構造33の内側空間とチューブ間隙5を連通させるために、本実施例の好適態様では、第1チューブセクション31の一端の刃先構造33の構造によって、異なる方式でチューブ間隙5とインナーナイフチューブ3の内側空間を連通させることができる。
一実施形態では、刃先構造33の外周とアウターナイフチューブ2の内壁との間に間隔を有してもよく、この場合、チューブ間隙5はこの間隔を介して刃先構造33の穿刺ヘッド1に近い一側の空間、即ち刃先構造33と穿刺ヘッド1の間のアウターナイフチューブ2内の空間に連通し、さらに刃先構造33の内側空間に連通することができる。ほかの好適実施形態では、刃先構造33の外周に間隔がなく、又は間隔が小さいようにしてもよく、また、間隔がない場合、アウターナイフチューブ2内でのインナーナイフチューブ3の移動を邪魔しない構造の形態である。
図4に示すように、ほかの図面と組み合わせると、チューブ間隙5は、刃先構造33に設けられる通気スリット34を通じて刃先構造33の内側に連通し得る。前記装置は、前記インナーナイフチューブ3の軸方向に設けられる通気スリット34をさらに備え、前記通気スリット34は前記刃先構造33、又は前記刃先構造33と前記第1チューブセクション31に設けられ、前記通気スリット34は前記刃先構造33の内側空間と前記チューブ間隙5を連通させ、前記刃先構造33の内側空間は前記第1チューブセクション31の内側空間に連通しているように理解してもよい。
通気スリット34を設けることにより、チューブ間隙5が刃先構造33の外側の間隔を介して刃先構造33の穿刺ヘッド1に近い一側の空間に連通できるかにかかわらず、本実施形態では、チューブ間隙5の穿刺ヘッド1に近い一端がインナーナイフチューブ3の内側空間に連通し、流通気流により組織が吸引され、組織が収集されるというニーズに対応できる。
一実施形態では、図4及び図5に示すように、前記刃先構造33は環状刃先接続部331と刃先端部332を備え、前記刃先端部332が前記刃先接続部331の前記穿刺ヘッド1に近い一端に設けられ、前記刃先接続部331の前記穿刺ヘッド1から離れた一端が、前記第1チューブセクション31の前記穿刺ヘッド1に近い一端に接続される。さらに、刃先端部332は外斜面334、内斜面335を有してもよく、外斜面334と内斜面335が接続されて刀尖部332の末端333を構成し得る。
前記刃先接続部331の外径が前記第1チューブセクション31の外径よりも大きく、前記アウターナイフチューブ2の内径未満であり、前記刃先端部332の前記穿刺ヘッド1に近い末端333の直径が、前記アウターナイフチューブ2の内径よりも大きいようにしてもよい。特定の実施形態では、刃先接続部331の内径が第1チューブセクション31の内径よりも大きくてもよい。
一実施形態では、図4に示すように、前記通気スリット34は、前記インナーナイフチューブ3の軸方向に沿って設けられるメインスリット部341と、前記メインスリット部341の両端のそれぞれに設けられる円状端部342とを備え、一方の円状端部342は刃先接続部331に設けられ、他方の円状端部342は第1チューブセクション31に設けられるようにしてもよい。それによって、インナーナイフがいずれの角度に回転しても、大気が円状端部342から刃先構造33の内側空間へ流入し得る。
円状端部342の直径がメインスリット部341の幅よりも大きい。
図9は本発明の一実施例における通気スリットの分布模式図である。
一実施形態では、図9に示すように、前記通気スリット34は、前記インナーナイフチューブ3の軸方向を取り囲んで均等に分布するように複数設けられてもよい。さらに、隣接する2つの通気スリット34の周方向における間隔が、スロット21の周方向におけるサイズよりも小さい。図9に示すように、たとえば6個の通気スリット34は、円周方向に均等に配置されてもよく、それによって、インナーナイフチューブがいずれの角度に回転しても、アウターナイフチューブ2のスロット21内に通気スリット34があり、発生する気流がスロット21付近を流れることができる。
一実施形態では、前記動的シール構造4は、シールベース44とシールスリーブ45を備え、前記シールベース44は前記アウターナイフチューブ2外に固定して接続され、直接接続してもよく、間接的に接続してもよく、前記シールスリーブ45と前記シールベース44は固定して接続され、前記シールスリーブ45と前記シールベース44は、前記インナーナイフチューブ3の軸方向において取り付けギャップを有し、前記シールリング43は前記取り付けギャップに取り付けられ、前記シールスリーブ45は前記インナーナイフチューブ3の外側にあり、前記第1キャビティ41は前記シールベース44内にあり、前記第2キャビティ42は前記シールスリーブ45内にある。
シールベース44はダイヤル構造7に固定して接続することができ、たとえば、シールベース44の頭部の端面がダイヤル構造7のダイヤルベース72の内端面に完全にシールするように接続されてもよく、接続方式については、接着剤による接着、レーザ溶接などに制限されない。ダイヤル本体71がアウターナイフチューブ2の軸線回りに可動できるように、シールベース44の頭部の端面とダイヤル構造7のダイヤル本体71の内端面との間に一定の間隙がある。
さらなる好適実施形態、又はほかの好適実施形態では、アウターナイフチューブ2の外面がシールベース44の内面に固定して接続されてもよく、固定方式については、接着剤による接着、レーザ溶接などに制限されない。
特定の実施形態では、図6及び図8に示すように、前記シールスリーブ45は、スリーブ本体452と筒体接続部451を備え、前記スリーブ接続部451は前記スリーブ本体452の前記穿刺ヘッド1に近い一側に設けられ、前記スリーブ接続部451の内側が、前記シールベース44の外側に固定して接続され、前記スリーブ本体452と前記シールベース44が、前記インナーナイフチューブ3の軸方向に間隔をあけて設けられ、それによって、前記取り付けギャップが形成される。シールリング43を適切に取り付けるように、この取り付けギャップのサイズはシールリング43のサイズとマッチングする。
シールベース44の外面とシールスリーブ45の内面との接続固定方式は様々であり、接着剤による接着、螺合などに制限されない。
ほかの好適実施形態では、シールスリーブ45とシールベース44は一体成形されてもよく、さらに、必要に応じて取り付けギャップを形成することができ、そして、アウターナイフチューブ2に直接又は間接的に接続され得る一体式又は組み立て式の動的シール構造4は、本実施例の説明の範囲に属する。
さらに、ダイヤル構造7の穿刺ヘッド1から離れた一側には、ベース後端スリーブ8が接続されており、後端空間6はベース後端スリーブ8内にあり、シールスリーブ45はベース後端スリーブ8の内側にあり、シールベース44はダイヤル構造7のダイヤルベース72の内側にあるようにしてもよい。
以上説明したとおり、本実施例による生検用回転切除装置は、サンプリング効果が不良であるという事情に鑑み、大気を外界から導入することで等圧状態を破壊することにより、組織を効率よく吸い出すことができることを見出し、本発明は、動的シール構造とその内部にあるシールリングにより、インナーチューブとアウターチューブの間におけるチューブ間隙に連通し得る第1キャビティ、及び外界の大気に連通し得る第2キャビティを構成しており、回転切除時に、インナーナイフチューブが第2位置に移動したとき、第1キャビティと第2キャビティがシールリングで閉塞され、閉塞した状態で組織をスロット内へ吸引することができ、回転切除後、スロットの周辺とインナーナイフチューブ内で生じる圧力が等しく、インナーナイフチューブが第1位置に移動したとき、第1キャビティと第2キャビティが第2チューブセクション外のキャビティ隙間を通じて連通し、それにより大気を導入して、吸引強度の高い流通気流を形成し、この流通気流が第2キャビティ、キャビティ隙間、第1キャビティ、チューブ間隙を順次通過して、チューブ間隙の穿刺ヘッドに近い一端を経てインナーナイフチューブ内に入り、この流通気流が回転切除された組織を効率よく後端のサンプル容器に搬送することができ、サンプリング率が効果的に高まる。
また、本実施例の第1キャビティと第2キャビティがインナーナイフチューブの軸方向に分布しており、キャビティ隙間もインナーナイフチューブの軸方向に沿って第1キャビティと第2キャビティとの間に設けられるため、発生する気流全体の流動方向も軸方向に沿っており、大きな曲がりなどが発生することがなく、このように、高い一致性を保持するだけでなく、気体の流動距離の増大を回避し、組織搬送効率をさらに高め、サンプリング率の向上に有利である。
本実施例では、第1キャビティと第2キャビティの連通及び遮断が、インナーナイフチューブの移動そのものにより実現され、ほかの手動又は機械操作を必要とせず、それによって、連通と遮断の適時性を確保する一方、連通と遮断によるインナーナイフチューブの移動そのものへのたとえば抵抗力への悪影響を解消できる。
さらに、本実施例では、ほかの手動又は機械操作を必要としないため、ほかの操作による構造の摩損増大を回避し、つまり、本実施例は、摩損低減、老化速度低下、耐用年数延長に有利であり、さらにメンテナンスコストの削減に役立つ。
さらに、本発明では、復位部材、駆動部材など、操作用のほかの機械構造を必要としなくても、動的シール構造とナイフチューブなどの間のシール性を確保し、それによって、回転切除中の高速運動の要件を満たす(回転切除ナイフの回転数が大きく、1秒あたりたとえばr=300rpmである)。
なお、以上の各実施例は本発明の技術案を説明するために過ぎず、制限的なものではなく、前述各実施例を参照して本発明を詳しく説明したが、当業者が理解できるように、前述各実施例に記載の技術案に対して修正、又はその一部又は全部の技術的特徴に対して等同置換を加えることができ、これら修正又は置換により、対応する技術案の趣旨が本発明の各実施例の技術案の範囲から逸脱することがない。
1-穿刺ヘッド
2-アウターナイフチューブ
21-スロット
3-インナーナイフチューブ
31-第1チューブセクション
32-第2チューブセクション
33-刃先構造
331-刃先接続部
332-刃先端部
333-末端
334-外斜面
335-内斜面
34-通気スリット
341-メインスリット部
342-円状端部
4-動的シール構造
41-第1キャビティ
42-第2キャビティ
43-シールリング
44-シールベース
45-シールスリーブ
451-筒体接続部
452-スリーブ本体
46-キャビティ隙間
5-チューブ間隙
6-後端空間
7-ダイヤル構造
71-ダイヤル本体
72-ダイヤルベース
8-ベース後端スリーブ。

Claims (9)

  1. 同軸設置されるインナーナイフチューブとアウターナイフチューブとを備え、前記インナーナイフチューブは前記アウターナイフチューブの内側に位置し、前記アウターナイフチューブの先端に穿刺ヘッドが設けられ、前記インナーナイフチューブの前記穿刺ヘッドから離れた一端が直接又は間接的にサンプル容器に接続される生検用回転切除装置であって、
    前記インナーナイフチューブの外側に設けられる動的シール構造をさらに備え、
    前記動的シール構造は、前記インナーナイフチューブ外で空洞を形成しており、前記インナーナイフチューブは前記インナーナイフチューブの軸方向に沿って順次設けられた第1チューブセクションと第2チューブセクションを備え、前記第1チューブセクション一端が刃先構造の側に設けられ、他端が前記第2チューブセクションに接続され、前記第2チューブセクションの外径が前記第1チューブセクションの外径未満であり、前記動的シール構造内にシールリングが設けられ、前記空洞は、前記シールリングの前記穿刺ヘッドに近い一側に位置する第1キャビティと、前記シールリングの前記穿刺ヘッドから離れた一側に位置する第2キャビティを備え、前記第1キャビティは、前記第1チューブセクションの外壁と前記アウターナイフチューブの内壁との間のチューブ間隙に連通し、前記チューブ間隙の前記穿刺ヘッドに近い一端が前記インナーナイフチューブの内側空間に連通しており、
    前記インナーナイフチューブがその軸方向に沿って第1位置に移動したとき、前記シールリングは前記第2チューブセクションの外側にあり、且つ前記シールリングと前記第2チューブセクションの間には、前記第1キャビティと前記第2キャビティを連通させるためのキャビティ隙間を有し、
    前記インナーナイフチューブがその軸方向に沿って第2位置に移動したとき、前記シールリングは前記第1チューブセクションの外側にあり、且つ前記第1キャビティと前記第2キャビティを遮断するために前記シールリングと前記第1チューブセクションがシール接触する、ことを特徴とする生検用回転切除装置。
  2. 前記第1チューブセクションの前記穿刺ヘッドに近い一端には、刃先構造が設けられ、前記アウターナイフチューブの前記穿刺ヘッドに近い管壁部にはスロットが離間して設けられ、前記インナーナイフチューブの前記穿刺ヘッドから離れた一端がサンプル容器に直接又は間接的に接続され、
    前記インナーナイフチューブがその軸方向に沿って前記第1位置に移動したとき、前記刃先構造は前記スロット内にあり、前記インナーナイフチューブがその軸方向に沿って前記第2位置に移動したとき、前記刃先構造は前記スロットの内側に位置しない、ことを特徴とする請求項1に記載の生検用回転切除装置。
  3. 前記インナーナイフチューブの軸方向に沿って設けられた通気スリットをさらに備え、前記通気スリットは前記刃先構造に設けられるか、又は前記刃先構造と前記第1チューブセクションに設けられ、前記通気スリットは前記刃先構造の内側空間と前記チューブ間隙を連通させ、前記刃先構造の内側空間は前記第1チューブセクションの内側空間に連通している、ことを特徴とする請求項2に記載の生検用回転切除装置。
  4. 前記通気スリットは、前記インナーナイフチューブの軸方向を取り囲んで均等に分布するように複数設けられる、ことを特徴とする請求項3に記載の生検用回転切除装置。
  5. 前記通気スリットは、前記インナーナイフチューブの軸方向に沿って設けられるメインスリット部と、前記メインスリット部の両端のそれぞれに設けられる円状端部とを備える、ことを特徴とする請求項3に記載の生検用回転切除装置。
  6. 前記刃先構造は、環状刃先接続部と刃先端部を備え、前記刃先端部は前記刃先接続部の前記穿刺ヘッドに近い一端に設けられ、前記刃先接続部の前記穿刺ヘッドから離れた一端が前記第1チューブセクションの前記穿刺ヘッドに近い一端に接続される、ことを特徴とする請求項3~5のいずれか1項に記載の生検用回転切除装置。
  7. 前記刃先接続部の外径が、前記第1チューブセクションの外径より大きく、前記アウターナイフチューブの内径未満である、ことを特徴とする請求項6に記載の生検用回転切除装置。
  8. 前記動的シール構造は、シールベースとシールスリーブを備え、前記シールベースが前記アウターナイフチューブ外に固定して接続され、前記シールスリーブが前記シールベースに固定して接続され、前記シールスリーブと前記シールベースが前記インナーナイフチューブの軸方向において取り付けギャップを有し、前記シールリングは前記取り付けギャップに取り付けられ、前記シールスリーブは前記インナーナイフチューブ外側にあり、前記第1キャビティは前記シールベース内に位置し、前記第2キャビティは前記シールスリーブ内に位置する、ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の生検用回転切除装置。
  9. 前記シールスリーブはスリーブ本体と筒体接続部を備え、前記スリーブ接続部が前記スリーブ本体の前記穿刺ヘッドに近い一側に設けられ、前記スリーブ接続部の内側が前記シールベースの外側に固定して接続され、前記スリーブ本体と前記シールベースが前記インナーナイフチューブの軸方向において間隔をあけて設置されて、前記取り付けギャップを形成する、ことを特徴とする請求項8に記載の生検用回転切除装置。
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