JP7061451B2 - 生体情報測定装置 - Google Patents

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本発明は、生体情報測定装置に関する。
従来、心電図情報等の生体情報を測定する生体情報測定装置として、複数の被検者に同時に接続可能な接続部を有する生体情報測定装置が知られている。このような生体情報測定装置は、第1被検者に対応する接続部と第2被検者に対応する接続部との何れかに測定対象を切り替えるように構成される。そのため、第1被検者の生体情報の測定を行っている間に、第2被検者に電極等の接続部を装着させる等、次の測定の準備を進めることで、例えば集団検診のように多数の被検者の生体情報を次々と測定する場合において、生体情報の測定時間を全体として短縮させる。
例えば、特許文献1には、同時に測定された第1被検者の生体情報と第2被検者の生体情報とを同時に表示部に表示させる構成が開示されている。
特開2014-128455号公報
ところで、心電図等の生体情報の測定は、表示部に表示された生体情報が、ノイズ等が重畳していないような安定状態になったことを確認してから行われる。そのため、複数の被検者の生体情報における測定対象を切替可能な生体情報測定装置では、第1被検者の測定から第2被検者の測定に切り替えた後、第2被検者の生体情報が安定状態になっていない場合、当該生体情報が安定状態になるまでの待ち時間が発生する可能性がある。
また、特許文献1に記載の構成では、2つの生体情報が表示部に表示されるため、ユーザがどちらの被検者の生体情報であるかを誤認した場合、正しい情報がどちらであるかについて再度確認する手間が生じる。つまり、特許文献1に記載の構成では、複数の被検者の生体情報の測定時間を全体として短縮させることができる構成として一定の限界のある構成となっていた。
本発明の目的は、複数の被検者の生体情報の測定時間を全体として短縮させることが可能な生体情報測定装置を提供することである。
本発明に係る生体情報測定装置は、
本体部と、
前記本体部に設けられ、複数の被検者に同時に接続可能な接続部と、
前記本体部に設けられ、前記接続部に同時に接続された前記複数の被検者の生体情報を同時に測定する測定部と、
前記複数の被検者のうち表示記録対象とされた被検者の生体情報を表示する表示部と、
前記本体部に設けられ、表示された生体情報を媒体に記録する記録部と、
前記本体部に設けられ、表示記録対象とされた被検者の生体情報の表示中、他の被検者の生体情報を所定時間記憶する記憶部と、
前記本体部に設けられ、表示記録対象の被検者が前記他の被検者に切り替えられた際、切替前に前記記憶部に記憶された前記他の被検者の生体情報を記憶生体情報として前記表示部に表示させる制御部と、
を有する。
本発明によれば、複数の被検者の生体情報の測定時間を全体として短縮させることができる。
本発明の実施の形態における生体情報測定装置の外観構成を示す斜視図である。 本実施の形態における生体情報測定装置の内部構成を示すブロック図である。 表示部における表示例を示す図である。 表示部の表示記録対象を切り替えた際の表示例を示す図である。 表示部の表示記録対象を切り替えた後の表示例を示す図である。 表示部におけるノイズが生体情報に重畳した場合の表示例を示す図である。 表示部における測定生体情報のみを表示した場合の表示例を示す図である。 表示部における測定不良の内容を表示した場合の表示例を示す図である。 表示部における測定不良の内容を表示した場合の表示例を示す図である。 生体情報測定装置における表示制御の動作例を示すフローチャートである。 他の種類の生体情報に表示記録対象を切り替えた際の表示例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態における生体情報測定装置100の外観構成を示す斜視図である。図2は、本実施の形態における生体情報測定装置100の内部構成を示すブロック図である。
図1に示すように、生体情報測定装置100は、被検者の生体情報として被検者の心電図や心音図等を測定可能な心電計であり、本体部110と、表示部120とを有する。生体情報測定装置100は、例えば、集団検診のような多数の被検者の生体情報を次々と測定する検診に対応した測定装置である。本体部110には、第1電極部130および第2電極部140(単に「電極部」とも言う)ならびに第1心音マイク131および第2心音マイク141を接続する図示しないコネクタが設けられている。
つまり、生体情報測定装置100は、多数の被検者のうち、2人の被検者に同時に接続可能に構成されている。さらに言い換えると、生体情報測定装置100は、1の被検者の測定中に、別の被検者に電極部等を装着する等のような次の測定の準備をすることが可能に構成されている。そのため、生体情報測定装置100は、多数の被検者を次々と入れ替えて測定可能に構成されている。第1電極部130および第2電極部140と、第1心音マイク131および第2心音マイク141は、本発明の「接続部」に対応する。
第1電極部130および第2電極部140は、装着された被検者の心電信号を生体情報測定装置100に入力する。第1心音マイク131および第2心音マイク141は、装着された被検者の心音を生体情報測定装置100に入力する。なお、以下の説明では、第1電極部130および第2電極部140から入力される心電信号に基づく心電図を測定対象とし、第1心音マイク131および第2心音マイク141から入力される心音に基づく心音図については、心電図情報に係る説明と同様の説明となるため、その説明を省略する。
本体部110は、操作キー111と、記録部112とを有する。操作キー111には、第1切替キー111A、第2切替キー111Bおよび記録開始キー111C等が含まれる。
第1切替キー111Aは、第1電極部130から得られる生体情報と、第2電極部140から得られる生体情報との間で、表示部120の表示記録対象を切り替えるための操作キーである。第1切替キー111Aは、第1電極部130に対応するキーと、第2電極部140に対応するキーとを有する。何れかのキーが押下されることにより、表示部120の表示記録対象が、対応する電極部の生体情報に切り替えられる。
第2切替キー111Bは、測定対象を心電図と心音図との間で切り替えるための操作キーである。第2切替キー111Bは、心電図に対応するキーと、心音図に対応するキーとを有する。何れかのキーが押下されることにより、押下されたキーに対応する測定対象が切り替えられる。
記録開始キー111Cは、表示部120の表示記録対象となる生体情報を用紙に記録する記録動作を開始するためのキーである。記録部112は、本実施の形態では生体情報を用紙に印刷するためのプリンタである。記録開始キー111Cが押下されると、表示部120に現在表示されている生体情報が記録部112により用紙に記録される。
表示部120は、例えばタッチパネル機能を有するディスプレイ121を有する。ディスプレイ121には、複数の被検者のうち表示記録対象とされた被検者の生体情報の時間変化が表示される。
図2に示すように、生体情報測定装置100は、操作キー111、記録部112および表示部120の他、制御部150と、記憶部160とを有する。
制御部150は、例えば演算処理装置(CPU:Central Processing Unit)を有し、記憶部160に記憶されたプログラムを実行することで、生体情報測定装置100の各部における動作を制御する。制御部150は、第1処理部151と、第2処理部152と、測定不良検出部153とを有する。
第1処理部151および第2処理部152(単に「処理部」とも言う)は、第1電極部130および第2電極部140の何れかに装着された被検者の生体情報を取得して測定する。第1処理部151および第2処理部152は、本発明の「測定部」に対応する。
第1処理部151および第2処理部152は、取得した生体情報を、表示部120の表示に適した情報、つまり、生体情報の時間変化を表す波形データに処理可能に構成されている。第1処理部151は、第1電極部130からの生体情報を取得し、第2処理部152は、第2電極部140からの生体情報を取得する。
第1処理部151および第2処理部152のそれぞれは、独立して各生体情報を測定および処理可能である。そのため、例えば、第1電極部130および第2電極部140のそれぞれが、2人の被検者のそれぞれに装着されている場合、それぞれの生体情報が、第1処理部151および第2処理部152により同時に測定および処理されるようになっている。
測定不良検出部153は、第1電極部130および第2電極部140の生体情報における測定不良を検出する。測定不良としては、処理部により処理される波形データにノイズが重畳している場合や、電極部の付け間違いがある場合等が挙げられる。
また、波形データにノイズが重畳している場合の検出については、処理部により処理された波形データが振動を繰り返すような状態が継続するような状態を認識した場合(例えば、図6参照)、測定不良検出部153は、測定不良が発生していると判定する。また、電極部の付け間違いがある場合の検出については、例えば、処理部により処理される波形データが、所望の波形データとなっていない状態や、制御部150が電極部からの生体情報を取得できないような状態を認識した場合、測定不良検出部153は、測定不良が発生していると判定する。
また、測定不良検出部153における測定不良の検出は、例えば表示部120において機能設定画面等から測定不良の検出対象に応じて、ユーザの所望の条件に別途設定できるようにしても良いし、デフォルトの条件に従って自動で測定不良を検出できるようにしても良い。
制御部150は、第1処理部151および第2処理部152により処理された波形データの何れか一方を表示するように表示部120を制御する。具体的に、制御部150は、第1処理部151および第2処理部152のうち、操作キー111、つまり、第1切替キー111Aにより、押下されている方の処理部に対応する波形データを表示部120に表示させる。なお、初期設定において、第1処理部151および第2処理部152の何れかに設定されている場合、最初の測定時については、設定されている処理部に対応する波形データが表示部120に表示される。
表示部120には、図3に示すように、選択されている方の処理部の電極部が装着された被検者の生体情報に係る波形データが表示される。なお、図3以降において、表示部120には、縦軸が生体情報の値(心電図の場合は測定電位)であり、横軸が時間を示している。また、表示部120には、左から右に向かう方向に最新の生体情報に係る波形データが表示されていく。そして、波形データが右端まで達したら、再度左端から、最新の生体情報に係る波形データが更新表示されるようになっている(いわゆるステーショナリー型)。
また、記憶部160は、第1電極部130および第2電極部140から取得された生体情報を記憶する。つまり、記憶部160は、表示部120の表示記録対象となる生体情報とともに、表示部120の表示記録対象ではない生体情報を記憶する。
つまり、記憶部160は、表示記録対象とされた被検者の生体情報の表示中、他の被検者の生体情報を所定時間記憶する。なお、記憶部160は、生体情報の値を記憶しても良いし、処理部により処理された波形データを記憶しても良い。
図4に示すように、制御部150は、ユーザの動作指示に基づいて、表示部120の表示記録対象を切り替える。制御部150は、第1切替キー111Aにより、表示部120の表示記録対象を切り替える指示を受けて表示記録対象の被検者が切り替えられた際、切替前に記憶部160に記憶された記憶生体情報を表示部120に表示させる制御を行う。
記憶生体情報は、表示記録対象の切替前に記憶部160に記憶された、切替後の表示記録対象に係る生体情報の時間変化を示す波形データである。
図5に示すように、制御部150は、切替後に処理部により測定される測定生体情報を記憶生体情報とともに表示部120に表示させる制御を行う。測定生体情報は、切替後に処理部により処理される生体情報の時間変化に係る波形データである。
具体的には、制御部150は、記憶生体情報に基づく切替前の波形データを、切替の際に表示させ、切替後に測定される測定生体情報に基づく切替後の波形データを、切替前の波形データに時間的に続けて掃引させるように表示部120を制御する。
つまり、表示部120には、記憶生体情報と測定生体情報とが時間的に連続するように表示される。なお、記憶生体情報に繋げて測定生体情報を表示するようにしても良いし、記憶生体情報から、数秒間を空けて、測定生体情報を表示するようにしても良い。
生体情報の測定開始時においては、電極部の被検者への装着状態等に起因して、何らかのノイズが波形データに重畳することがある。例えば、ノイズが波形データに重畳すると、図6に示すように、当該波形データ(特に基線部分)が微小に振動した状態となったものが表示部120に表示される。そのため、波形データ(特に基線部分)が図3に示すように直線状となるような安定状態であることを確認した上で、生体情報の記録が行われる。
ここで、仮に記憶生体情報が表示部120に表示されない場合、図7に示すように、表示部120の左端から測定生体情報が表示されていくことになる。このような場合、測定生体情報にノイズが重畳していないことを確認するために、ある程度測定生体情報が表示されるのを待つ必要が生じるので、所定時間の待ち時間が発生してしまう可能性が生じる。所定時間は、生体情報にかかる波形データが安定状態であることをユーザが確認するのに十分な時間であり、例えば5秒から10秒程度の時間である。
しかし、本実施の形態では、図4に示すように、測定生体情報を表示させたタイミング、つまり、被検者を切り替えたタイミングにおいて、記憶生体情報が表示部120に表示されるので、所定時間分の記憶生体情報を表示部120に表示させることができる。そのため、表示部120の表示を一見することで、切替後の表示記録対象の生体情報に係る波形データが安定状態であるか否かを迅速に判断することができるので、被検者を切り替えた際における待ち時間が発生することを抑制することができる。
また、制御部150は、測定不良検出部153により、第1電極部130および第2電極部140から取得する生体情報から測定不良が検出された場合、測定不良が検出された表示記録対象に係る波形データが表示部120に表示された際に、警報を出力する制御を行う。
具体的には、図8および図9に示すように、制御部150は、表示部120に測定不良の内容を表示させる。図8の場合は、波形データにノイズが重畳している旨の内容121Aを表示させており、内容121Aとして、「ノイズがあります」のような表示がされる。図9の場合は、電極部の付け間違いにおける確認を促す旨の内容121Bを表示させており、例えば「電極部の付け間違いがないか確認してください」のような表示がされる。
このようにすることで、表示記録対象が切り替わったタイミングで表示部120に測定不良の内容が表示されるため、測定不良の内容が表示されない構成と比較して、何らかの測定不良の発生を迅速に判断することができる。
なお、警報の出力制御としては、例えばアラームや音声等を発生させるようにしても良いし、ランプ等を点灯するようにしても良い。
次に、生体情報測定装置100における表示制御を実行するときの動作例について説明する。図10は、生体情報測定装置100における表示制御の動作例を示すフローチャートである。図10における処理は、例えば、操作キー111における操作指示があったとき等に適宜実行される。
図10に示すように、制御部150は、表示記録対象が第1電極部130であるか否かについて判定する(ステップS101)。判定の結果、表示記録対象が第1電極部130である場合(ステップS101、YES)、制御部150は、第1処理部151の生体情報に係る波形データを表示部120に表示させる(ステップS102)。ここで、ステップS102の処理における表示記録対象の被検者が最初の被検者である場合、表示部120には、第1電極部130に係る被検者の測定生体情報が順次表示されていく。また、ステップS102の処理における表示記録対象の被検者が、後述するステップS104の処理における切替指示があって、第2電極部140に係る被検者の生体情報が表示された後の被検者である場合、表示部120には、第1電極部130に係る被検者の記憶生体情報が記憶部160から読み出されて表示されつつ、測定生体情報が順次表示されていく。また、第2処理部152においては、第2電極部140からの生体情報が処理されて、記憶部160に記憶される。
一方、表示記録対象が第1電極部130ではない場合(ステップS101、NO)、つまり、表示記録対象が第2電極部140である場合、制御部150は、第2処理部152の生体情報に係る波形データを表示部120に表示させる(ステップS103)。ここで、ステップS103の処理における表示記録対象の被検者が最初の被検者である場合、表示部120には、第2電極部140に係る被検者の測定生体情報が順次表示されていく。また、ステップS103の処理における表示記録対象の被検者が、後述するステップS104の処理における切替指示があって、第1電極部130に係る被検者の生体情報が表示された後の被検者である場合、表示部120には、第2電極部140に係る被検者の記憶生体情報が記憶部160から読み出されて表示されつつ、測定生体情報が順次表示されていく。また、第1処理部151においては、第1電極部130からの生体情報が処理されて、記憶部160に記憶される。
ステップS102およびステップS103の後、制御部150は、表示記録対象を切り替える操作指示である切替指示があったか否かについて判定する(ステップS104)。判定の結果、切替指示があった場合(ステップS104、YES)、処理はステップS101に戻る。一方、切替指示がない場合(ステップS104、NO)、制御部150は、生体情報測定装置100における電源がオフされたか否かについて判定する(ステップS105)。
判定の結果、電源がオフされていない場合(ステップS105、NO)、処理はステップS104に戻る。一方、電源がオフされた場合(ステップS105、YES)、本制御は終了する。
以上のように構成された本実施の形態によれば、表示部120の表示記録対象を切り替えた際、記憶生体情報が表示部120に表示されるので、表示部120の表示を一見することで、切替後の表示記録対象の生体情報に係る波形データが安定状態であるか否かを迅速に判断することができる。そのため、被検者を切り替えた際における待ち時間が発生することを抑制することができ、ひいては複数の被検者の生体情報の測定時間を全体として短縮させることができる。
また、測定対象となる生体情報に係る波形データが、表示部120に表示されるため、ユーザが表示部120に表示される情報を誤認することを抑制することができる。そのため、ユーザがどちらの被検者による生体情報であるかを再度確認する手間を省くことができるので、結果的に複数の被検者の生体情報の測定時間を全体として短縮させることができる。
ところで、例えば、現在表示部120に表示されている第1被検者の波形データが記録された後、第1被検者の波形データに測定不良があった場合、第1被検者の生体情報を再測定する必要が生じる。しかし、仮に第1被検者の波形データが記録された後、第2被検者の波形データに自動で切り替わって記録されるような構成である場合、第2被検者の測定終了まで第1被検者が待たされることとなってしまう。
しかし、本実施の形態では、ユーザの動作指示に基づいて表示部120の表示記録対象を切り替えるので、記録部112により記録された生体情報に係る波形データを確認した上で、表示記録対象を切り替えることができる。
これにより、現在表示部120に表示されている第1被検者の生体情報に係る波形データを記録した際に、何らかの測定不良があった場合においても、当該生体情報の測定を再び行った上で、次の第2被検者の生体情報を測定することができる。その結果、第1被検者が、第2被検者の測定終了まで待たされることなく、迅速に第1被検者の生体情報を再測定することができるので、複数の被検者の生体情報の測定効率を向上させることができる。
また、表示記録対象を切り替えた後、記憶生体情報と測定生体情報とが時間的に連続するように表示部120に表示されるので、表示部120に表示された波形データをユーザにとって確認しやすいものとすることができる。
なお、上記実施の形態では、1種類の生体情報(心電図)の測定において、表示記録対象の被検者の生体情報と、表示記録対象ではない被検者の生体情報とを同時測定可能となる構成について例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、2種類以上の生体情報を同時に測定可能に構成しても良い。
具体的には、同一の第1被検者に、それぞれ異なる複数の生体情報に対応する第1電極部130および第1心音マイク131が装着された場合、生体情報測定装置100は、心電信号および心音の両方を第1処理部151により同時に測定および処理する。
その一方で、第2電極部140および第2心音マイク141には、第1被検者とは別の第2被検者に装着された場合、生体情報測定装置100は、第1処理部151の処理と並行して、第2処理部152により、心電信号および心音の両方を同時に測定および処理する。
ここで、第2切替キー111Bにより、心電図に対応するキーが押下されている場合、または、初期設定等により心電図が設定されている場合、制御部150は、表示部120に第1電極部130に基づく生体情報(表示記録対象の生体情報)を表示する(例えば、図3参照)。このとき、第1心音マイク131に基づく生体情報(他の種類の生体情報)は、記憶部160に記憶される。そして、第2切替キー111Bにより、心音図に対応するキーが押下されると、図11に示すように、記憶部160に記憶された心音図に係る生体情報が記憶生体情報として表示部120に表示される。
このように、同一の第1被検者に対して、2種類以上の生体情報について同時に測定するように構成することで、生体情報測定装置100における測定効率をさらに向上させることができる。
また、第1被検者の生体情報が測定されている間、第2電極部140および第2心音マイク141では、第2被検者の心電図および心音図が処理されて記憶部160に記憶される。第1被検者の記録が終了して、表示記録対象が第2被検者に切替えられると、記憶部160に記憶された、第2被検者の生体情報が表示部120に表示される。
このように、第1被検者における複数種類の生体情報の測定中に、第2被検者における複数種類の生体情報を記憶しておくことにより、第1被検者の記録の終了後に、迅速に第2被検者の生体情報を表示部120に表示させることができる。その結果、複数の被検者の生体情報の測定時間を全体として、さらに短縮することができる。
また、上記実施の形態では、制御部150に第1処理部151および第2処理部152が組み込まれた構成であったが、本発明はこれに限定されず、処理部が制御部とは別のCPUで動作するような構成であっても良い。また、この場合において、複数の被検者のそれぞれに対応して複数の処理部を備えるようにしても良い。
また、上記実施の形態では、測定不良検出部153を有する構成であったが、本発明はこれに限定されず、測定不良検出部153を有さない構成であっても良い。この場合、測定不良検出部が制御部とは別のCPUで動作するような構成であっても良い。
また、上記実施の形態では、2つの電極部により2人の被検者に接続可能に構成されていたが、本発明はこれに限定されず、3人以上の被検者に接続可能に構成されていても良い。
また、上記実施の形態では、生体情報測定装置100として心電計を例示したが、本発明はこれに限定されず、心電計以外の装置であっても良い。
また、上記実施の形態では、電極部から被検者の生体情報を取得していたが、本発明はこれに限定されず、電極部以外の装着物から生体情報を取得するようにしても良い。
また、上記実施の形態では、生体情報の波形データを表示部120に表示させていたが、本発明はこれに限定されず、例えば、生体情報の値を時間毎に表示部120に表示させても良い。
また、上記実施の形態では、ユーザの動作指示に基づいて表示部120における表示記録対象を切り替えていたが、本発明はこれに限定されず、例えば記録部112における記録終了のタイミングにおいて自動で表示記録対象を切り替えても良い。ただし、測定効率向上の観点から、ユーザの動作指示に基づいて表示記録対象を切り替えることが好ましい。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明に係る生体情報測定装置は、複数の被検者の生体情報の測定時間を全体として短縮させることが可能な生体情報測定装置として有用であり、例えば学童検診用心音心電計等、集団検診用の生体情報測定装置として好適である。
100 生体情報測定装置
110 本体部
111 操作キー
112 記録部
120 表示部
121 ディスプレイ
130 第1電極部
131 第1心音マイク
140 第2電極部
141 第2心音マイク
150 制御部
151 第1処理部
152 第2処理部
153 測定不良検出部
160 記憶部

Claims (6)

  1. 本体部と、
    前記本体部に設けられ、複数の被検者に同時に接続可能な接続部と、
    前記本体部に設けられ、前記接続部に同時に接続された前記複数の被検者の生体情報を同時に測定する測定部と、
    前記複数の被検者のうち表示記録対象とされた被検者の生体情報を表示する表示部と、
    前記本体部に設けられ、表示された生体情報を媒体に記録する記録部と、
    前記本体部に設けられ、表示記録対象とされた被検者の生体情報の表示中、他の被検者の生体情報を所定時間記憶する記憶部と、
    前記本体部に設けられ、表示記録対象の被検者が前記他の被検者に切り替えられた際、切替前に前記記憶部に記憶された前記他の被検者の生体情報を記憶生体情報として前記表示部に表示させる制御部と、
    を有する生体情報測定装置。
  2. 前記測定部は、前記接続部に接続された少なくとも1人の被検者に対して2種類以上の生体情報を同時に測定し、
    前記表示部は、前記2種類以上の生体情報のうち表示記録対象とされた生体情報を表示し、
    前記記憶部は、表示記録対象とされた生体情報の表示中、他の種類の生体情報を記憶し、
    前記制御部は、表示記録対象の生体情報が前記他の種類の生体情報に切り替えられた際、切替前に前記記憶部に記憶された前記他の種類の生体情報を前記記憶生体情報として前記表示部に表示させる、
    請求項1に記載の生体情報測定装置。
  3. 前記制御部は、ユーザの動作指示に基づいて、前記表示部における前記表示記録対象を切り替える、
    請求項1または請求項2に記載の生体情報測定装置。
  4. 前記制御部は、前記表示記録対象を切り替えた後、切替後に測定される生体情報を前記記憶生体情報とともに前記表示部に表示させる制御を行う、
    請求項1~3の何れか1項に記載の生体情報測定装置。
  5. 前記制御部は、切替前に前記記憶生体情報に基づく切替前波形を、切替の際に表示させ、切替後に測定される生体情報に基づく切替後波形を、前記切替前波形に時間的に続けて掃引させるように、前記表示部を制御する、
    請求項4に記載の生体情報測定装置。
  6. 前記生体情報における測定不良を検出する測定不良検出部を備え、
    前記制御部は、前記測定不良検出部により前記測定不良が検出された場合、前記測定不良が検出された表示記録対象が前記表示部に表示された際に、警報を出力する制御を行う、
    請求項1~5の何れか1項に記載の生体情報測定装置。
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