JP7060938B2 - フィルム基板、及びフィルム基板の製造方法 - Google Patents
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Description
そして、半導体素子の高集積化が進み、素子の高密度化に対応すべく、FCB(Flip Chip Bonding)実装方法が開発、実用化されている。
このFCB実装方法において、効率よく大量生産による製造を可能にする工法として、例えば、TAB(Tape Automated Bonding)技術や、COF(Chip on Film)技術がある。これらは、所定幅の絶縁フィルム上に、導体金属を接着剤(接着剤層)で貼付したフィルム基板を使用し、フィルム基板の導体金属をエッチング等の手法で所望のリードパターン形状に形成するものである。
このようなフィルム基板において、接着剤層に無機充填剤を充填することで、耐薬品性、耐熱性を向上させる技術が提案されている(特許文献1)。
すなわち、予め一定体積比又は重量比で無機充填剤を混合した接着剤をフィルム基板の全体に塗布したものであるため、充填密度の粗密、すなわち、高密度の領域と低密度の領域ができる場合があり、領域によるフレキシブル性の差を生じていた。
また、フィルム基板では、高いフレキシブル性が要求される領域と、そうでない領域が存在するが、従来のフィルム基板ではフレキシブル性が要求される領域が高密度の領域になってしまう可能性もあった。
さらに、接着層の全領域にわたり無機充填剤が充填されているため、使用する充填剤量が増加していた。
このように従来のフィルム基板では、必ずしも適切な状態で接着剤層に充填されていなかった。
(2)請求項2に記載の発明では、前記特定領域は、前記金属箔層に形成される配線パターンに応じて決められる、ことを特徴とする請求項1に記載のフィルム基板を提供する。
(3)請求項3に記載の発明では、配線回路用の配線パターンが形成される金属箔層と、絶縁フィルムと、前記金属箔層と前記絶縁フィルムとを接着する接着剤層と、を備え、前記接着剤層は、前記金属箔層に形成される配線パターンに応じて決められる特定領域に対して無機充填剤が充填されている、ことを特徴とするフィルム基板を提供する。
(4)請求項4に記載の発明では、配線回路用の配線パターンが形成される金属箔層と、ICホールが形成された絶縁フィルムと、前記金属箔層と前記絶縁フィルムとを接着する接着剤層と、を備え、前記接着剤層は、少なくとも前記ICホールの周辺領域に無機充填剤が充填されている、ことを特徴とするフィルム基板を提供する。
(5)請求項5に記載の発明では、前記接着剤層は、前記無機充填剤が幾何学的な格子模様に配列されている、ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1の請求項に記載のフィルム基板を提供する。
(6)請求項6に記載の発明では、前記接着剤層は、熱効果型の接着剤層である、ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1の請求項に記載のフィルム基板を提供する。
(7)請求項7に記載の発明では、配線回路用の配線パターンが形成される金属箔層と、絶縁フィルムと、前記金属箔層と前記絶縁フィルムとを接着する接着剤層と、を備え、前記接着剤層は、無機充填剤が充填されている特定領域と、無機充填剤が充填されていない非特定領域を有する、ことを特徴とするフィルム基板を提供する。
(8)請求項8に記載の発明では、前記無機充填剤は、前記特定領域に応じて異なる充填密度で充填されている、ことを特徴量とする請求項6に記載のフィルム基板を提供する。
(9)請求項9に記載の発明では、一方の面に熱硬化型の接着剤層が形成された絶縁フィルムを準備する準備工程と、前記接着剤層の上面に無機充填剤を、規則的配列で、及び/又は、特定領域に、配設する無機充填剤配設工程と、前記配設した無機充填剤の上面に、配線回路用の配線パターンが形成される金属箔層を配設する金属箔層配設工程と、前記接着剤層を加熱することで、前記上面に配設された無機充填剤を接着剤層内に充填させると共に、前記絶縁フィルムと前記金属箔層と接着させる接着工程と、を有することを特徴とするフィルム基板の製造方法を提供する。
請求項3~請求項5、請求項8に記載の発明によれば、無機充填剤が充填された特定領域と、無機充填剤が充填されていない非特定領域により、より適切な状態で無機充填剤を充填させることができる。
(1)実施形態の概要
本実施形態のフィルム基板1では、図1に示すように、配線回路用の配線パターンが形成される金属箔層10と、有機絶縁フィルム20とが、シリカ等の無機充填剤30が充填された接着剤層201で接着されている。
接着剤層201には、無機充填剤30(個別の粒子)が所定間隔で規則的な配列、例えば、格子状やハニカム形状等の幾何学的形状に並んだ状態で充填されている。これにより、接着剤層201における強度、すなわち、フィルム基板1のフレキシブル性を均一にすることができる。
特定領域における無機充填剤30は、図1に示したように、規則的な配列で充填されているが、必ずしも規則的でなくてもよい。
このように、無機充填剤30を充填する特定領域301、302と、充填しない非特定領域303に分けることで、例えば、高いフレキシブル性が要求される領域を非特定領域とすることで、より適切な状態で接着剤層201を充填させることができる。
更に特定領域はその必要性に応じて、例えばICホール203の周辺領域等の無機充填剤30がより高密度で充填される特定領域301と、例えば素子が半田付けされる周辺領域等の無機充填剤30が低い密度で充填される特定領域302に分けられる。
そして特定領域は、金属箔層10に形成される配線パターンに応じて決められる。
図1は本実施形態が適用されるフィルム基板1の構成を表した部分断面図であり、接着剤層201に規則的な配列として格子状に無機充填剤30が充填された状態を表したものである。
図1(a)は、格子状配列の格子に沿った側断面を表し、(b)は平面に沿った断面を表している。図1(a)におけるA-A断面を表したものが(b)で、図1(b)におけるB-B断面を表したものが(a)である。
フィルム基板1の幅は、例えば写真撮影用35mmフィルムと同一規格で、全幅W=34.975mmの長尺形状に形成されている。また、対象となる製品に応じた幅として48mmや70mm等の各種サイズに形成される。
フィルム基板1は、TABやCOFで使用する基材であり、後述するように金属箔層10がエッチング加工やレーザ加工、精密型加工等の手法で所望のリードパターン形状に形成される。
本実施形態の接着剤層201には、有機絶縁フィルム20の吸湿や温度変化による伸び縮みを抑制するための無機充填剤30が規則的な配列で充填されている。
金属箔層10の厚さは、3~75μmの範囲である。好ましくは、6~25μmの範囲であり、特に好ましくは、12~18μmの範囲である。本実施形態のフィルム基板1では、多目的基板として適用できるフレキシブル基板の製造を目的としているため、例えば、配線基板の他に板バネスイッチ用基板としても使用可能にするため、上記範囲以内の厚みが必要とされる。また、製造時に必要とされる基板全体の可撓性を確保するため、上記設定範囲としている。
有機絶縁フィルム20の厚さは、3~75μmの範囲である。但し、本実施形態の有機絶縁フィルム20の厚さは、金属箔層10の厚さと同じであるが、好ましくは金属箔層10の厚さの1/2~1/12の範囲とし、更に好ましくは、1/6~1/10の範囲である。
このように、有機絶縁フィルム20の厚さを薄くすることで、フィルム基板1としての可撓性の低下を抑制することができる。また、半導体素子を樹脂封止する場合において、有機絶縁フィルム20が薄いため、層内の水分が半導体素子の信頼性を低下させることを抑制できる。
接着剤層201の厚さは、1~50μmの範囲である。
本実施形態における無機充填剤30としては、粉体状のシリカが使用されるが、粉体状のアルミナ、珪藻土、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウムなどの安定な金属酸化物、その他の無機顔料等を使用するようにしてもよい。
なお、接着剤層201の厚さをLとした場合、無機充填剤30の粒子径PはP<Lであることが必要である。平均粒子径Pが厚さL以上の場合、有機絶縁フィルム20と金属箔層10とを接着する機能が失われるためである。
なお、無機充填剤30の形状としては、球形形状、立方体形状、4面体形状、いわゆる金平糖形状などの各種形状の粒子を使用する。これらの形は製造工程により異なり、球形形状にする場合には立方体形状から角をとることで形成されるため、平均粒径が0.1~30μmであるのに対し、他の形状では10μm~30μmの範囲である。
このように無機充填剤30を規則的に配列することで、フィルム基板1のフレキシブル性を均一にすることができる。
図2に示されるように、接着剤層201において特定領域301、302に無機充填剤30が充填され、それ以外の非特定領域303には無機充填剤30が充填されていない。
特定領域301と特定領域302には、図1(b)で説明したように、規則的配列で無機充填剤30が充填されている。
特定領域301は、特定領域302よりも、高い密度となるように無機充填剤30が充填される。例えば、特定領域302よりも特定領域301の方が、図1(b)に示した正方格子形状の格子の間隔を小さくし、及び/又は、無機充填剤30の各粒子間の間隔を狭くする。但し、特定領域301と特定領域302を区別せず、両者を同じ密度で充填するようにすることも可能である。
一方、それ以外の領域や、位置決め用の穴部分やICモジュール以外の領域(モジュール間の領域)、高いフレキシブル性が要求される領域については、非特定領域303に決められる。
このパーフォレーション11は、フィルム基板1でICモジュール等を順次形成する製造装置のスプロケットと係合して、フィルム基板1を長手方向に移動させるために使用される。
図3、図4は、フィルム基板1の製造工程における状態を表した説明図である。
最初に、図3(a1)(a2)に示されるように、一方の面に熱硬化型の接着剤層201が形成された有機絶縁フィルム20を準備する(準備工程)。
本実施形態では、この準備工程において、一方の面上に予め接着剤層201が形成され、更に接着剤層201の表面に保護フィルム202が貼付された有機絶縁フィルム20が準備される。この状態の有機絶縁フィルム20は、市販品を使用するため、接着剤層201に無機充填剤30は充填されていない。
なお、図3(a2)は、有機絶縁フィルム20の平面図で、この平面図に表した点線円内に対応した位置の断面を表したのが図3(a1)である(以下同じ)。
例えば、本実施形態のフィルム基板1は、フィルム基板1の製造の途中や、製品として完成した後において、最終製品に対応して金属箔層10に貫通孔が形成される。
貫通孔形成工程では、後に金属箔層10に形成される貫通孔に対応する有機絶縁フィルム20の位置に、貫通孔が打ち抜きにより形成される。
図3(b1)(b2)に示す例では、半導体素子用の貫通孔に対応する位置にICホール203が打ち抜き形成され、その他の貫通孔に対応する貫通孔204が形成される。
この工程では、貼付された保護フィルム202を剥がし、露出した接着剤層201の表面に、無機充填剤30の各粒子を規則的配列で配設する。
本実施形態では、規則的な配列として図1(b)で説明したように、正方格子状に配設する。また、無機充填剤30は、図2で説明した特定領域301、302に配設し、非特定領域303の上面には配設していない。
具体的には、揮発性の分溶剤に無機充填剤30を混入し、インク状態にした後、インクジェットで所定の位置に塗布することにより、インク状の無機充填剤を等間隔に並べて配設してもよい。
なお、図4(d2)は、金属箔層10の平面を表したもので、上述したように、幅方向の両側面には、長さ方向に沿って等間隔にパーフォレーション11(パーフォレーションピッチ=4.75mm)が形成されている。このパーフォレーション11は、打ち抜き加工により、端部を切り欠くことで形成されている。
また、説明した実施形態のパーフォレーション11は、端部を残さない切欠きにより形成しているが、端部よりも内側に貫通孔を形成することで、端部を残すようにして形成してもよい。
パーフォレーション11の形状については、形成位置にかかわらず、方形形状以外に、円形や楕円形状等の各種形状を採用することが可能であるが、いずれの場合にも製造装置の搬送手段(例えば、スプロケット)に合わせた形状とする。
すなわち、接着工程では、配置した無機充填剤30上に金属箔層10を載せた後、全体を80°C~120°Cの温度で加熱して接着剤層201を軟化させ、この加熱状態を所定時間維持する。
これにより、接着剤層201上(図4(d1)参照)にあった無機充填剤30は、図4(e1)に示すように接着剤層201内に充填される。この際、無機充填剤30は、上部に載せた金属箔層10の加重と自重により接着剤層201内に沈下する。
以上により、図4(e1)(e2)に示すように、金属箔層10が、無機充填剤30が充填された接着剤層201により、有機絶縁フィルム20に接着されたフィルム基板1が完成する。
図5、図6は、本実施形態のフィルム基板1を用いて配線基板を製造する工程を表したものである。
本実施形態のフィルム基板1を、図5(f1)(f2)に示すように、金属箔層10における有機絶縁フィルム20と反対側の面にフォトレジスト層111を形成する(フォトレジスト工程)。
形成するフォトレジスト層111の幅は、有機絶縁フィルム20の幅と同じ幅であるが、より広い幅に形成するようにしてもよい。
本実施形態におけるフォトレジスト層111の形成は、ロールコータ式塗布によるが、フォトレジスト層111となるドライフィルムを金属箔層10の表面にラミネートすることで形成してもよい。
また、現像後にフォトレジスト層111中の溶剤や水分の除去、残ったリードパターン部分を熱架橋させて金属箔層10との密着性を高めるためにベーキングを行う。
塗布する裏止め材205は各種材料を使用可能であるが、本実施形態では、ポリイミドが使用される。
なお、本実施形態では、有機絶縁フィルム20の全面に裏止め材205を塗布するが、貫通孔203、204に対応する箇所に限定して塗布するようにしてもよい。
これにより、露光・現像工程で金属箔層10上に形成したリードパターンに対応した所定パターンの導体パターン層(金属箔層10による配線回路)が形成される。
その後、フォトレジスト層111と裏止め材205を剥離する(剥離工程)。
なお、図6(j2)は、図3(a2)の点線円に対応した箇所の平面図である。この図6(j2)において、黒の太線で示した箇所が、エッチング工程後のリードパターンであり、半導体素子用のICホール203の内側にまで伸びるインナーリード(フライングリード)115が形成されている。
最後に、エッチング不良、めっき不良、異物付着等の各種検査項目の検査を行う(検査工程)。
これに対しCOF基板の場合、半導体素子用等の貫通孔は不要であるため、当該貫通孔の形成や当該貫通孔の裏止めの形成、剥離に関する処理が不要な点を除き、TAB基板と同様に形成することができる。
図7は、無機充填剤30を充填する領域、充填状態についての変形例を表した説明図である。
図7(a)は、特定領域、非特定領域の区別をせずに、接着剤層201全体に無機充填剤30を配置した場合の例である。この場合の無機充填剤30は、図1(b)に示したように、方形格子形状やハニカム形状等の各種幾何学模様の形状に規則的配置される。
なお、ICホール203や貫通孔204等は配線パターン等の最終製品とする際の要求に従って形成される。
この場合の無機充填剤30は、規則的配列で充填されず、予め決められた面密度又は体積密度で充填したものである。
なお、特定領域301と特定領域302は、同一の面密度でもよいが、より高い位置精度が要求される特定領域301の面密度をより高く設定するようにしてもよい。
すなわち、有機絶縁フィルム20上に、接着剤層201となる熱硬化性接着剤を塗布し、その表面に保護フィルム202を貼付した後に、ICホール203や貫通孔204を形成するようにしてもよい。
また、有機絶縁フィルム20にICホール203や貫通孔204を形成し、その後に接着剤層201を形成するようにしてもよい。この場合には、すぐに次の工程に移行できるので、保護フィルム202を接着剤層201上に貼付する必要はない。
(1)接着剤層201に、無機充填剤30が所定間隔で規則的配列で充填されているので、充填する領域が接着剤層201の全体か特定領域かにかかわらず、当該特定領域におけるフィルム基板1のフレキシブル性を均一にすることができる。
(2)接着剤層201に無機充填剤30を充填する特定領域301、302と、充填しない非特定領域を設けることにより、無機充填剤30が規則的配置で充填されているか否かかかわらず、例えば、高いフレキシブル性の要求等に対応させることができる。
(3)特定領域301と特定領域302を設けることで、位置精度の要求に応じた充填密度で無機充填剤30を充填することができる。
(4)位置精度が高く要求される領域を特定領域として、接着剤層201に無機充填剤30を充填しているので、当該領域における有機絶縁フィルム20の温度や吸湿による伸びを抑制することができる。
10 金属箔層
11 パーフォレーション
20 有機絶縁フィルム
201 接着剤層
30 無機充填剤
301、302 特定領域
303 非特定領域
111 フォトレジスト層
112 未感光部分
113 リードパターン以外の金属部分
114 金めっき
115 インナーリード
116 絶縁膜
202 保護フィルム
203 ICホール
204 その他の貫通孔
205 裏止め材
Claims (9)
- 配線回路用の配線パターンが形成される金属箔層と、
絶縁フィルムと、
前記金属箔層と前記絶縁フィルムとを接着する接着剤層と、を備え、
前記接着剤層は、特定領域に対して無機充填剤が充填され、前記特定領域に応じて異なる充填密度で前記無機充填剤が充填されている、
ことを特徴とするフィルム基板。 - 前記特定領域は、前記金属箔層に形成される配線パターンに応じて決められる、
ことを特徴とする請求項1に記載のフィルム基板。 - 配線回路用の配線パターンが形成される金属箔層と、
絶縁フィルムと、
前記金属箔層と前記絶縁フィルムとを接着する接着剤層と、を備え、
前記接着剤層は、前記金属箔層に形成される配線パターンに応じて決められる特定領域に対して無機充填剤が充填されている、
ことを特徴とするフィルム基板。 - 配線回路用の配線パターンが形成される金属箔層と、
ICホールが形成された絶縁フィルムと、
前記金属箔層と前記絶縁フィルムとを接着する接着剤層と、を備え、
前記接着剤層は、少なくとも前記ICホールの周辺領域に無機充填剤が充填されている、
ことを特徴とするフィルム基板。 - 前記接着剤層は、前記無機充填剤が幾何学的な格子模様に配列されている、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1の請求項に記載のフィルム基板。 - 前記接着剤層は、熱効果型の接着剤層である、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1の請求項に記載のフィルム基板。 - 配線回路用の配線パターンが形成される金属箔層と、
絶縁フィルムと、
前記金属箔層と前記絶縁フィルムとを接着する接着剤層と、を備え、
前記接着剤層は、無機充填剤が充填されている特定領域と、無機充填剤が充填されていない非特定領域を有する、
ことを特徴とするフィルム基板。 - 前記無機充填剤は、前記特定領域に応じて異なる充填密度で充填されている、
ことを特徴量とする請求項6に記載のフィルム基板。 - 一方の面に熱硬化型の接着剤層が形成された絶縁フィルムを準備する準備工程と、
前記接着剤層の上面に無機充填剤を、規則的配列で、及び/又は、特定領域に、配設する無機充填剤配設工程と、
前記配設した無機充填剤の上面に、配線回路用の配線パターンが形成される金属箔層を配設する金属箔層配設工程と、
前記接着剤層を加熱することで、前記上面に配設された無機充填剤を接着剤層内に充填させると共に、前記絶縁フィルムと前記金属箔層と接着させる接着工程と、
を有することを特徴とするフィルム基板の製造方法。
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