JP7060883B2 - 表皮材の貼付方法 - Google Patents

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本発明は、車両用内装材として使用される表皮材を基材に貼り付ける表皮材の貼付方法に関する。
従来より、ドアトリムやインストルメントパネル等の車両用内装材として、基材と、当該基材の表面を覆う表皮材とからなるものが知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1の基材は、熱可塑性樹脂を主要構成成分とするものであり、当該基材における表皮材が貼り付けられる面には、多数の凸部が形成されている。凸部は断面三角形の先細り形状に形成されていて、加熱によって先端部から優先して溶融し、接着能を発現する。表皮材は、接着能が発現した凸部を介して基材の貼付面に貼り付けられている。
特開2003-200511号公報
ところで、表皮材の裏面が、基材とは異なる材料からなる繊維やウレタン等の貼り付けしにくい材料(以下、繊維等という)で構成されていて、当該繊維等と基材とが溶け合わない材料の場合がある。この場合、特許文献1のように基材に設けた凸部を加熱して溶融させてから表皮材を押し付けても、表皮材の繊維等は、凸部を構成していた樹脂と溶け合わないので、一般的な熱溶着方法で表皮材を基材に貼り付けることは困難である。
また、基材の凸部を構成していた樹脂が加熱されて溶融した状態で表皮材が押し付けられると、溶融樹脂の流動方向が成り行きで定まり、表皮材と基材との間から溶融樹脂が逃げるように流動してしまうことが考えられる。こうなると、特に表皮材の繊維等に樹脂材が含浸しにくくなり、表皮材の貼付が不完全になるおそれがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、表皮材の裏面に繊維等が存在している場合に、基材との溶着強度を十分に高めることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、基材における表皮材の貼付面に設けた溶着用突条部を加熱して溶融させた状態で表皮材の裏側部分を押し付けた際、溶融樹脂が貼付面を流動するように、溶融樹脂の流動方向をコントロールするようにした。
第1の発明は、表皮材の裏側部分を熱可塑性樹脂製の基材に貼り付ける表皮材の貼付方法において、前記基材における前記表皮材が貼り付けられる貼付面に、溶着用突条部と、当該溶着用突条部が加熱されることによって溶融した溶融樹脂を前記貼付面に沿って流動させる流動方向設定部とを設けておき、前記基材の前記溶着用突条部を溶融温度以上となるまで加熱した後、前記基材の前記貼付面に前記表皮材の前記裏側部分を押し付けることにより、前記溶着用突条部を構成していた溶融樹脂を前記流動方向設定部によって前記貼付面に沿って流動させてから、当該溶融樹脂を冷却固化させることを特徴とする。
この構成によれば、溶着用突条部を溶融させてから表皮材の裏側部分を基材の貼付面に押し付けると、その押し付け力によって溶融樹脂が広い範囲に流動しようとする。このとき、基材の貼付面には流動方向設定部が設けられているので、溶融樹脂は流動方向設定部によって貼付面に沿って流動する。これにより、溶融樹脂が基材の貼付面以外の部分に流動しにくくなり、表皮材の裏側部分と基材の貼付面との間に十分な量の溶融樹脂が確保され、表皮材の裏側部分が例えば繊維である場合、毛細管現象によって溶融樹脂を含浸しやすい状態になる。裏側部分に含浸された溶融樹脂が固化することで、基材の樹脂が裏側部分から離脱しにくくなり、表皮材が基材から剥がれにくくなる。
また、溶融樹脂の流動方向がビードによって確実にコントロールされるので、流動方向設定部をシンプルなものとしながら、溶融樹脂が表皮材の裏側部分により一層含浸し易くなる。
第2の発明は、前記表皮材の裏側部分には繊維を設けておくことを特徴とする。
この構成によれば、表皮材の裏側部分に設けられている繊維が毛細管現象によって溶融樹脂を含浸しやすい状態になり、接合強度がより一層高まる。
第3の発明は、複数の前記溶着用突条部を前記基材の前記貼付面に互いに間隔をあけて形成しておくことを特徴とする。
この構成によれば、複数の溶着用突条部を溶融させることで、溶融樹脂が広範囲に十分な量得られる
の発明は、複数の前記ビードを当該ビードの幅方向に互いに間隔をあけて設けておくことを特徴とする。
この構成によれば、複数のビードの間に溶融樹脂の流動可能な流路が形成されることになるので、溶融樹脂が狙った方向に流動し易くなる。
の発明は、複数の前記溶着用突条部の間に複数の前記ビードを設けておくことを特徴とする。
この構成によれば、複数の溶着用突条部を構成していた溶融樹脂が、それらの間で複数のビードによって形成された流路に流れ込むようになる。これにより、溶融樹脂が貼付面の広範囲に流動するようになる。
の発明は、前記溶着用突条部の前記貼付面からの突出高さを、前記ビードの前記貼付面からの突出高さよりも高くすることを特徴とする。
この構成によれば、溶着用突条部が溶融した際の溶融樹脂量を十分に確保することが可能になる。また、加熱時、ビードよりも溶着用突条部が熱源に近くなり、溶着用突条部の方が溶融し易くなる。
の発明は、前記溶着用突条部と複数の前記ビードとを交差するように形成することを特徴とする。
の発明は、前記溶着用突条部の幅を前記ビードの幅よりも広くすることを特徴とする。
この構成によれば、溶着用突条部が溶融した際の溶融樹脂量を十分に確保することが可能になる。
第1の発明によれば、基材の溶着用突条部を構成していた溶融樹脂を流動方向設定部によって貼付面に沿って流動させて表皮材の裏側部分に含浸させることができるので、裏側部分を有する表皮材と基材との溶着強度を十分に高めることができる。
また、貼付面に沿って延びるビードを設けることで、シンプルな構成で溶融樹脂の流動方向をコントロールすることができる。
第2の発明によれば、溶融樹脂を繊維に毛細管現象を利用して含浸させることができるので、接合強度をより一層高めることができる。
第3の発明によれば、複数の溶着用突条部を基材の貼付面に互いに間隔をあけて形成しておくことで、溶融樹脂を広範囲に十分な量確保することができ、表皮材の溶着強度を広範囲に亘って高めることができる
の発明によれば、複数のビードの間に流路を形成することができるので、溶融樹脂を狙った方向に流動させることができ、表皮材と基材との溶着強度をより一層高めることができる。
の発明によれば、複数の溶着用突条部の間に複数のビードを設けたので、十分な量の溶融樹脂を貼付面の広範囲に流動させることができ、表皮材と基材との溶着強度をより一層高めることができる。
の発明によれば、溶着用突条部の突出高さをビードよりも高くしたので、溶着用突条部を確実に溶融させることができるとともに、溶融樹脂量を十分に確保できる。
の発明によれば、溶着用突条部と複数のビードとが交差しているので、溶着用突条部の延びる方向と、ビードの延びる方向の両方向に溶融樹脂を流動させることができる。
の発明によれば、溶着用突条部の幅をビードの幅よりも広くしたので、溶融樹脂量を十分に確保できる。
本発明の実施形態に係る表皮材の貼付方法によって製造された車両用内装材の断面図である。 表皮材を裏側から見た斜視図である。 基材を裏側から見た図である。 図3のIV-IV線断面図である。 図3のV-V線断面図である。 表皮材の貼り付けが完了した状態を示す拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(車両用内装材1の構成)
図1は、本発明の実施形態に係る表皮材の貼付方法によって製造された車両用内装材1の断面図である。車両用内装材1は、例えばドアトリムやインストルメントパネル、コンソールボックス、所定の部位に取り付けられる加飾パネル等であり、その形状や大きさは任意に設定することができる。車両用内装材1は、熱可塑性の硬質樹脂からなる基材2と、表皮材3とを少なくとも備えている。基材2は例えばポリプロピレンを射出成形してなる射出成形品である。基材2に表皮材3が貼り付けられている。表皮材3は、車両用内装材1の見栄えを向上させるとともに、車両用内装材1にクッション性や弾力性、手で触れたときの柔らかさを持たせるための部材であり、表側層3aと裏側層3bとを備えているが、表側層3aと裏側層3bとの間にクッション層(図示せず)を設けてもよい。表側層3aは、例えば柔軟な樹脂からなり、非発泡材で構成することができる。基材2によって車両用内装材1に所定の剛性を付与することができる。
図2に示すように、表皮材3の裏側層3bは繊維で構成されており、この繊維が表側層3aの裏面に接着されている。裏側層3bを構成する繊維としては、例えば不織布であってもよいし、織布であってもよい。裏側層3bの材質は、基材2を構成する樹脂とは異なっており、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)等を挙げることができる。繊維の代わりにウレタン等が設けられていてもよい。クッション層を設ける場合、クッション層は、例えば弾性を有する樹脂からなり、発泡材で構成することができる。
図1に示すように、表皮材3は、基材2の表面だけでなく、基材2の端縁部から基材2の裏面まで覆うように設けられている。基材2における表皮材3で覆われる部分は、表皮材3が貼り付けられる貼付面2aとなっている。
図3~図5に示すように、基材2の貼付面2aには、複数の溶着用突条部2cと、複数のビード2dとが設けられている。溶着用突条部2cは、表皮材3を貼り付ける際に溶融温度以上まで加熱されて溶融樹脂となる部分である。この溶着用突条部2cは、貼付面2aから突出し、かつ、車両用内装材1の長手方向と交差する方向(この実施形態では長手方向と直交する方向)に延びている。この実施形態の説明では、各図に示すように車両用内装材1の長手方向を定義するが、これは説明の便宜を図るために定義するだけであり、どの方向が長手方向であってもよい。
複数の溶着用突条部2cは、車両用内装材1の長手方向に互いに間隔をあけて形成されている。隣合う溶着用突条部2cの幅方向の中心部間の距離を溶着用突条部2cのピッチとしたとき、溶着用突条部2cのピッチは、5mm~30mmの範囲で設定することができる。溶着用突条部2cは等間隔で設けてもよいし、不等間隔で設けてもよい。溶着用突条部2cの貼付面2aからの突出高さは、1.0mm~3.0mmの範囲で設定することができる。溶着用突条部2cの幅は、0.5mm~2.0mmの範囲で設定することができる。
複数の溶着用突条部2cは互いに平行に延びていてもよいし、非平行となるように延びていてもよい。溶着用突条部2cの数、長さ、間隔(ピッチ)は、特に限定されるものではなく、車両用内装材1の大きさ等に応じて任意に設定することができる。また、溶着用突条部2cは1つであってもよい。また、溶着用突条部2cは湾曲しながら延びていてもよいし、屈曲するように形成されていてもよい。
ビード2dは、本発明の流動方向設定部に相当するものであり、貼付面2aから突出し、かつ、当該貼付面2aに沿って車両用内装材1の長手方向に延びている。したがって、ビード2dと溶着用突条部2cとは互いに交差することになる。ビード2dと溶着用突条部2cとの交差角度は略直角にすることができるが、略直角でなくてもよく、例えばビード2dの長手方向と溶着用突条部2cの長手方向とのなす角度が45°以上となるように設定することもできる。
複数のビード2dは、当該ビード2dの幅方向に互いに間隔をあけて設けて設けられている。ビード2dの幅方向は溶着用突条部2cの長手方向に相当するので、複数のビード2dは、溶着用突条部2cの長手方向に間隔をあけて設けられることになる。隣合うビード2dの幅方向の中心部間の距離をビード2dのピッチとしたとき、ビード2dのピッチは、0.8mm~1.5mmの範囲で設定することができる。ビード2dの数、長さ、間隔(ピッチ)は、特に限定されるものではなく、任意に設定することができる。また、ビード2dは1つであってもよい。また、ビード2dは湾曲しながら延びていてもよいし、屈曲するように形成されていてもよい。
溶着用突条部2cの貼付面2aからの突出高さは、ビード2dの貼付面2aからの突出高さよりも高く設定されている。ビード2dの貼付面2aからの突出高さは、例えば0.2mm~0.6mmの範囲で設定することができる。また、溶着用突条部2cの幅はビード2dの幅よりも広く設定されている。ビード2dの幅は、例えば0.3mm~0.6mmの範囲で設定することができる。
ビード2dは貼付面2aに沿って延びているので、溶着用突条部2cが加熱によって溶融樹脂になると、その溶融樹脂がビード2dに沿って流動するようになり、ビード2dの延びる方向によって溶融樹脂の流動方向を設定することができる。また、複数のビード2dの間には、溶融樹脂の流路が形成されることになり、この流路の延びる方向によって溶融樹脂の流動方向を設定することができる。
(表皮材3の貼付方法)
次に、表皮材3の貼付方法について説明する。本貼付方法は、表皮材3の繊維部分を熱可塑性樹脂製の基材2に貼り付ける方法である。まず、図3に示すように、貼付面2aに溶着用突条部2c及びビード2dを設けた基材2を用意するとともに、図2に示すように、表面層3a及び裏側層3bが積層されて一体化された表皮材3を用意する。
その後、基材2の溶着用突条部2cを溶融温度以上となるまで加熱する。加熱装置は、従来から周知の装置を用いることができ、例えば熱風を供給する装置や、熱板を有する装置等を使用することができる。加熱装置によって加熱すると、溶着用突条部2cの突出高さがビード2dの突出高さよりも高いので、図5に仮想線で示す加熱時の熱源100は溶着用突条部2cに近くなり、溶着用突条部2cが相対的に溶けやすくなる。
溶着用突条部2cが溶けた後、図6に示すように、基材2の貼付面2aに表皮材3の裏側層3bを押し付ける。これにより、溶着用突条部2cを構成していた溶融樹脂がビード2d間に流れ、ビード2dによって貼付面2aに沿うように流動させることができる。従って、溶融樹脂が表皮材3と基材2の貼付面2aとの間から外部へ漏れ出し難くなり、表皮材3の裏側層3bと基材2の貼付面2aとの間に十分な量の溶融樹脂が確保される。表皮材3の裏側層3bと基材2の貼付面2aとの間の樹脂を図6に符号2Aで示す。尚、溶着強度に影響の無い範囲で、溶融樹脂が多少外部に漏れ出てもよいが、ビード2dを形成していることで、殆どの溶融樹脂が外部に漏れ出なくなる。
表皮材3の裏側層3bは毛細管現象によって溶融樹脂を含浸する。その後、溶融樹脂を冷却すると、裏側層3bに含浸された溶融樹脂が固化する。これにより、基材2を構成している樹脂が表皮材3の裏側層3bから離脱しにくくなり、表皮材3が基材2から剥がれにくくなる。
(実施形態の作用効果)
以上説明したように、この実施形態に係る表皮材の貼付方法によれば、基材2の溶着用突条部2cを構成していた溶融樹脂をビード2dによって貼付面2aに沿って流動させて表皮材3の裏側層3bに含浸させることができるので、表皮材3と基材2との溶着強度を十分に高めることができる。
また、複数の溶着用突条部2cを基材2の貼付面2aに互いに間隔をあけて形成しておくことで、溶融樹脂を広範囲に十分な量確保することができ、表皮材3の溶着強度を広範囲に亘って高めることができる。
また、基材2の貼付面2aに沿って延びるビード2dを設けることで、シンプルな構成で溶融樹脂の流動方向をコントロールすることができる。
また、複数のビード2dの間に溶融樹脂の流路を形成することができるので、溶融樹脂を狙った方向に流動させることができ、表皮材3と基材2との溶着強度をより一層高めることができる。
また、溶着用突条部2cとビード2dとが交差しているので、溶着用突条部2aの延びる方向と、ビード2dの延びる方向の両方向に溶融樹脂を流動させることができる。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
上記実施形態では、流動方向設定部として基材2にビード2dを設けていたが、これに限らず、例えばビード2dと同様に延びる溝(図示せず)を設けてもよい。また、ビード2dと溝とで流動方向設定部を構成してもよい。
以上説明したように、本発明に係る表皮材の貼付方法は、例えば車両用内装材として使用される表皮材を基材に貼り付ける際に使用することができる。
1 車両用内装材
2 基材
2a 貼付面
2c 溶着用突条部
2d ビード(流動方向設定部)
3 表皮材
3a 表側層
3b 裏側層(繊維部分)

Claims (8)

  1. 表皮材の裏側部分を熱可塑性樹脂製の基材に貼り付ける表皮材の貼付方法において、
    前記基材における前記表皮材が貼り付けられる貼付面に、溶着用突条部と、当該溶着用突条部が加熱されることによって溶融した溶融樹脂を前記貼付面に沿って流動させる流動方向設定部とを設けておき、前記流動方向設定部を、前記貼付面に沿って延びるビードとし、
    前記基材の前記溶着用突条部を溶融温度以上となるまで加熱した後、
    前記基材の前記貼付面に前記表皮材の前記裏側部分を押し付けることにより、前記溶着用突条部を構成していた溶融樹脂を前記流動方向設定部によって前記貼付面に沿って流動させてから、当該溶融樹脂を冷却固化させることを特徴とする表皮材の貼付方法。
  2. 請求項1に記載の表皮材の貼付方法において、
    前記表皮材の裏側部分には繊維を設けておくことを特徴とする表皮材の貼付方法。
  3. 請求項1または2に記載の表皮材の貼付方法において、
    複数の前記溶着用突条部を前記基材の前記貼付面に互いに間隔をあけて形成しておくことを特徴とする表皮材の貼付方法。
  4. 請求項に記載の表皮材の貼付方法において、
    複数の前記ビードを当該ビードの幅方向に互いに間隔をあけて設けておくことを特徴とする表皮材の貼付方法。
  5. 請求項に記載の表皮材の貼付方法において、
    複数の前記溶着用突条部の間に複数の前記ビードを設けておくことを特徴とする表皮材の貼付方法。
  6. 請求項に記載の表皮材の貼付方法において、
    前記溶着用突条部の前記貼付面からの突出高さを、前記ビードの前記貼付面からの突出高さよりも高くすることを特徴とする表皮材の貼付方法。
  7. 請求項に記載の表皮材の貼付方法において、
    前記溶着用突条部と複数の前記ビードとを交差するように形成することを特徴とする表皮材の貼付方法。
  8. 請求項からのいずれか1つに記載の表皮材の貼付方法において、
    前記溶着用突条部の幅を前記ビードの幅よりも広くすることを特徴とする表皮材の貼付方法。
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