JP7060076B2 - 除電装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光を照射することにより感光体の除電を行う除電装置、および除電装置を備える画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、以下のような過程で画像形成(印刷)が行われる。まず、像担持体として作用する感光体(例えば、感光体ドラム)の表面を静電気によって帯電し、帯電された領域に対してレーザー光により画像露光して静電潜像を形成する。次に、感光体上に形成した静電潜像をトナー像として現像し、現像されたトナー像を中間転写ベルトなどの中間転写体や記録紙などの記録材に静電的に転写する。
電子写真方式の画像形成装置では、感光体の表面を帯電する前に感光体の表面上の電荷を除去するための除電装置を備えている。このような除電装置が、例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示された除電装置では、光源からの光を入射する光入射面と、光入射面から入射した光を出射する光出射面とを有しており、光入射面及び光出射面以外の外周面に、光反射部材が設けられている。上記の構成により、感光体に照射される光の光量を大きくさせている。
「日本国公開特許公報特開2016-161796号公報(2016年9月5日公開)」
しかしながら、特許文献1の技術では、光を光出射面に向けて反射させるための凹凸部が光出射面の反対側面に形成されている。当該凹凸部は、導光板の厚み方向に沿って延びており、各凹凸部が同じ大きさであり、かつ、入射面に対して垂直な方向に沿って等間隔で形成されている。そのため、入射面に近い領域から出射される光の光量と、光出射面から遠い領域から出射される光の光量とが大きく異なってしまうという問題を有している。
また、特許文献1には、光出射面から照射される光の光量を均一化させるために、光出射面と反対側面との距離を、光入射面から遠ざかるにしたがって小さくする技術が開示されている。しかしながら、当該構成を実現するためには、導光板の光出射面と反対側面との間に厚みを大きくする必要があり、除電装置が大型化してしまうという問題があった。
本発明の一態様は、導光板の光出射面から出射される光の光量をより均一化することができ、かつ、導光板の厚みが小さい除電装置を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る除電装置は、光源と、前記光源から入射された光を導光し、導光した光を出射する導光板と、を備える除電装置であって、前記導光板は、前記光源から光が入射される光入射面と、前記光入射面に対して垂直であり、前記光入射面から入射された光を反射面によって反射する複数の反射構造部を備える第1面と、前記第1面に平行であり、前記反射構造部によって反射された光を出射する第2面と、を備え、前記光入射面からの距離に応じて、前記第1面における単位面積当たりの前記反射面の面積が異なっている。
本発明の一態様によれば、カーボンナノチューブの成長温度までカーボンナノチューブ成長用基板を加熱する際に、高い昇温速度で加熱しても中間層にクラックが発生しないカーボンナノチューブ成長用基板を実現するという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る画像形成装置が備える感光体ドラムの周辺における画像形成装置の拡大図である。 上記画像形成装置が備える除電装置の構成を示す斜視図である。 上記除電装置が備える導光板の構成を示す斜視図である。 上記導光板の平面図である。 (a)は、上記導光板に形成される光路変更部の形状を示す斜視図であり、(b)は、上記光路変更部の変形例としての光路変更部の形状を示す斜視図である。 上記除電装置が備える筐体の構造を示す図である。 上記除電装置の要部の構成を示すブロック図である。 (a)は、上記除電装置の変形例としての除電装置の構成を示す平面図であり、(b)は、実施形態1に係る除電装置の構成を示す平面図である。 上記除電装置のさらなる変形例としての除電装置の構成を示す平面図である。 上記除電装置のさらなる変形例としての除電装置の構成を示すものであり、(a)は、除電装置の上面図であり、(b)は、除電装置の側面図である。 上記除電装置のさらなる変形例としての除電装置の構成を示すものであり、(a)は、除電装置の上面図であり、(b)は、除電装置の側面図である。 上記除電装置のさらなる変形例としての除電装置の構成を示すものであり、(a)は、除電装置の上面図であり、(b)は、除電装置の側面図である。 上記除電装置のさらなる変形例としての除電装置の構成を示すものであり、除電装置の上面図である。 (a)および(b)は、上記除電装置における効果を説明する図である。 遮光部材を備える画像形成装置を示す図である。 上記除電装置が備える導光板Fの変形例としての導光板を示す上面図である。 上記除電装置のさらなる変形例としての除電装置の構成を示すものであり、(a)は、除電装置の上面図であり、(b)は、除電装置の側面図である。 上記除電装置のさらなる変形例としての除電装置の構成を示すものであり、(a)は、除電装置の上面図であり、(b)は、除電装置の側面図である。 上記除電装置のさらなる変形例としての除電装置の構成を示すものであり、(a)は、除電装置の上面図であり、(b)は、除電装置の側面図である。 上記除電装置のさらなる変形例としての除電装置の構成を示すものであり、除電装置の上面図である。 上記除電装置10における効果を説明する図である。 上記除電装置のさらなる変形例としての除電装置の構成を示すものであり、(a)は、除電装置の上面図であり、(b)は、除電装置の側面図である。 上記除電装置のさらなる変形例としての除電装置の構成を示すものであり、(a)は、除電装置の上面図であり、(b)は、除電装置の側面図である。 上記除電装置のさらなる変形例としての除電装置の構成を示すものであり、(a)は、除電装置の上面図であり、(b)は、除電装置の側面図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。ただし、以下で説明する本実施形態は、あらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
§1 適用例
まず、図2~図4を用いて、本発明が適用される場面の一例について説明する。図2は、除電装置10の構成を示す斜視図である。図3は、導光板20の構成を示す斜視図である。以降の説明では、図3に示すX軸方向を長さ方向、Y軸方向を幅方向、Z軸方向を高さ方向と称して説明する場合がある。図4は、導光板20の平面図である。
図2に示すように、除電装置10は、光源11と、導光板20と、光センサ12と、筐体13とを備えており、画像形成装置1が備える感光体ドラム2に光を照射する。導光板20は、光源11から入射された光を導光し、導光した光を感光体ドラム2へ向けて照射する部材である。
図3に示すように、導光板20は、直方体形状をしており、光入射面20aと、光反射面20b(第1面)と、光出射面20c(第2面)と、光入射面20aと対向する対向面20dと、側面20eと、側面20fとを備えている。
光入射面20aは、光源11が設置される面であり、光源11から導光板20の内部に光が入射される面である。光反射面20bは、光入射面20aに対して垂直な面であり、光入射面20aから入射された光を光出射面20cへ向けて反射する光路変更部21(反射構造部)が形成されている。光出射面20cは、光反射面20bと平行な面であり、光路変更部21によって反射された光を感光体ドラム2へ向けて出射する。
本実施形態における除電装置10では、図4に示すように、光入射面20aからの距離が大きくなるにつれて光反射面20bに形成される光路変更部21の数が多くなっている。
上記の構成によれば、光源11からの光量が大きい光が到達する光入射面20aに近い領域では光を反射する領域が小さい一方で、光源11からの光量が小さい光が到達する光入射面20aから遠い領域では光を反射する領域が大きい。その結果、導光板20の長さ方向(換言すれば、導光板20の内部を光が導光される方向)において、光出射面20cから出射される光の光量のバラツキを抑えることができる。換言すれば、導光板20の長さ方向において、光出射面20cから出射される光の光量を均一化することができる。
§2 構成例
以下、除電装置10および除電装置10を備える画像形成装置1の構成例を、図面を参照して説明する。図1は、画像形成装置1が備える感光体ドラム2の周辺における画像形成装置1の拡大図である。画像形成装置1は、電子写真方式によって画像を形成(印刷)するものであり、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、およびそれらの複合機などである。なお、画像形成装置1について、以下に示す部材以外の部材については、公知の部材と同様であると解釈されてよい。
図1に示すように、画像形成装置1は、像担持体として機能する感光体である感光体ドラム2と、帯電器3と、露光装置4と、現像装置5と、転写装置6と、定着装置7と、クリーニング装置8と、除電装置10と、を備えている。
ここで、画像形成装置1における記録紙への印刷の動作について説明する。画像形成装置1における印刷動作では、まず、帯電器3により感光体ドラム2の表面を一様に帯電させる。なお、感光体ドラム2は、ドラム形状をしており、図1において感光体ドラム2の内部に示す矢印方向に回転する。
次に、露光装置4により感光体ドラム2の表面にレーザー光を露光させる。これにより、画像データに基づく静電潜像が感光体ドラム2の表面に形成される。次に、現像装置5が、トナー剤を感光体ドラム2の表面に付着させ、上述の静電潜像に基づくトナー像(顕像)を感光体ドラム2の表面に現像する。次に、転写装置6が、感光体ドラム2の表面に現像されたトナー像を記録紙に転写する。次に、定着装置7が、記録紙を加熱および加圧することにより、記録紙に転写されたトナー像を融解させ、記録紙にトナー像を定着させる。これにより、記録紙に画像が印刷される。
転写後の感光体ドラム2の表面に残留するトナー剤は、クリーニング装置8によって除去される。そして、除電装置10によって感光体ドラム2の表面に光を照射することにより、感光体ドラム2の表面に残留する電荷(残留電荷)を除去する。これにより、感光体ドラム2が次の記録紙への印刷が可能な状態となる。
(除電装置10)
次に、本実施形態における除電装置10について図面を参照しながら詳細に説明する。図2に示すように、除電装置10は、光源11と、導光板20と、光センサ12と、筐体13とを備えている。
光源11は、導光板20に光を照射する。光源11は、例えばLED(Light Emitting
diode)光源である。光源11は、後述する導光板20の幅方向の中央において、光入射面20aに隣接して設置されている。なお、感光体ドラム2は、その設計に応じて除電されやすい波長が存在する。そのため、光源11は、感光体ドラム2の除電に好適な波長の光を含む狭い波長領域の光を照射することが好ましい。
導光板20は、光源11から入射された光を導光し、導光した光を感光体ドラム2へ向けて照射する部材である。導光板20は、透明で屈折率が比較的高い樹脂材料で成形される。導光板20を形成する材料としては、例えばポリカーボネイト樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、シクロオレフィンポリマー樹脂などを使用することができる。本実施形態では、導光板20は、ポリメチルメタクリレート樹脂によって成形されている。
図3に示すように、導光板20は、直方体形状をしており、光入射面20aと、光反射面20bと、光出射面20cと、光入射面20aと対向する対向面20dと、側面20eと、側面20fとを備えている。
光入射面20aは、光源11が設置される面であり、光源11から導光板20の内部に光が入射される面である。
光反射面20bは、光入射面20aに対して垂直な面であり、光入射面20aから入射された光を光出射面20cへ向けて反射する光路変更部21(詳しくは、後述する)が形成されている。
光出射面20cは、光反射面20bと平行な面であり、光路変更部21によって反射さされた光を感光体ドラム2へ向けて出射する。
光反射面20bと光出射面20cとの間の距離は、例えば、感光体ドラム2の直径の半分以下とすることが好ましい。
除電装置10は、導光板20の光出射面20cが感光体ドラム2に対向し、かつ、光出射面20cの長さ方向が感光体ドラム2の幅方向となるように設置される(図2参照)。
光センサ12は、導光板20の対向面20dに設置されており、対向面20dに到達した光の光量を測定するセンサである。
筐体13は、除電装置10の各部を内部に格納する。筐体13は、直方体形状をしており、導光板20の光出射面20cに対応する面のみが開口となっている(図6参照)。
次に、導光板20の光反射面20bに形成されている光路変更部21の形状および配置について、図4および図5を参照しながら詳細に説明する。
図4は、導光板20の平面図である。図4に示すように、導光板20に光反射面20bには、多数の光路変更部21が形成されている。
図5の(a)は、本実施形態における光路変更部21の形状を示す斜視図であり、図5の(b)は、光路変更部21の変形例としての光路変更部21Aの形状を示す斜視図である。図5の(a)に示すように、光路変更部21は、円弧状の錐にて構成されており、平面である反射面21aを備えている。本実施形態では、反射面21aと、光反射面20bとが接する辺が幅方向(すなわち、Y軸方向)となるように、光路変更部21が形成されている。これにより、光入射面20aから入射した光は、反射面21aによって光出射面20cに向かって反射される(換言すれば、+Z軸方向に向けて反射される)。
なお、光反射面20bに形成される光路変更部は、図5の(a)に示す形状に限られるものではなく、平面の反射面を有する形状であればどのような形状であってもよい。例えば、図5の(b)に示すように、光反射面20bに形成される光路変更部は、反射面21Aaを備える三角柱形状であってもよい。なお、光路変更部を図5の(a)に示す形状にすることにより、光路変更部の両端部が平面となっていないので、光路変更部を射出成型して形成する際にダレが発生せず成形性が高いという利点がある。
ここで、光源から出射され光路変更部に達する光の光量は、光入射面からの距離に応じて異なる。すなわち、光入射面からの距離が近い光路変更部には光量が大きい光が到達する一方で、光入射面からの距離が遠い光路変更部には光量が小さい光が到達する。そのため、従来の除電装置のように、光入射面からの距離に関わらず一定の密度で光路変更部が光反射面に形成されている場合、光出射面から出射される光の光量が光入射面からの距離によって異なってしまう。そのため、感光体ドラム2に照射する光の光量にムラが生じてしまい、感光体ドラム2の除電の程度にムラができてしまうという問題があった。
これに対して、本実施形態における除電装置10では、図4に示すように、光入射面20aからの距離が大きくなるにつれて光反射面20bに形成される光路変更部21の数が多くなっている(換言すれば、光路変更部21の密度が高くなっている)。
上記の構成によれば、光源11からの光量が大きい光が到達する光入射面20aに近い領域では単位面積当たりの光を反射する面積が小さい一方で、光源11からの光量が小さい光が到達する光入射面20aから遠い領域では単位面積当たりの光を反射する面積が大きい。その結果、導光板20の長さ方向(換言すれば、導光板20の内部を光が導光される方向)において、光出射面20cから出射される光の光量のバラツキを抑えることができる。換言すれば、導光板20の長さ方向において、光出射面20cから出射される光の光量を均一化することができる。
また、上記の構成によれば、特許文献1の技術のように、光反射面を傾斜させる必要がないため、光反射面20bと光出射面20cとの間の距離、すなわち、導光板20の厚みを小さくすることができる。その結果、導光板20を小型化することができる。引いては、除電装置10を小型化することができる。
また、上述したように、光路変更部21の反射面21aは平面になっている。除電装置10から照射される光の範囲を線状または長方形状に収めることができる。その結果、必要な領域に光を集中させることができるので、感光体ドラム2の表面の除電速度を向上させることができる。これにより、印刷速度を向上させることができる。また、反射面21aが曲面にてなっている場合に比べて除電装置10から照射される光が予期しない箇所に照射されることを防ぐことができるので、除電エリア以外への漏れ光による印刷プロセスへの悪影響(例えば、トナー剤の付着力低下)を防ぐことができる。
また、導光板20の光反射面20bと、光路変更部21の反射面21aとのなす角度は、35°~55°であることが好ましい。これにより、反射面21aによって反射された光の進行方向を光出射面20cに対して垂直に近い角度とすることができる。その結果、除電装置10から照射される光が予期しない箇所に照射されることを防ぐことができる。
次に、筐体13の構造について図6を参照しながら説明する。図6は、筐体13の構造を示す図である。図6に示すように、筐体13は、導光板20の側面20eと対向する側面13aと、導光板20の側面20fと対向する側面13bとを備えている。筐体13は、白色の樹脂にて形成されており、光を反射できるようになっている。
筐体13は、側面13aが側面13bに対して感光体ドラム2が回転する側(換言すれば、帯電器3が設置されている側)となるように配置されている。図6に示すように、側面13aおよび側面13bは、感光体ドラム2側の端部が、導光板20の光出射面20cよりも高くなるように形成されている。これにより、光出射面20cから出射されたときに、所望の方向に照射されない光を側面13aおよび側面13bによって反射することができる。これにより、除電装置10から照射される光が予期しない箇所に照射されることを防ぐことができる。
特に、帯電器3側に予期しない光が照射されてしまうと、感光体ドラム2を帯電器3によって帯電する際に悪影響を及ぼしてしまう。そのため、図6に示すように、帯電器3側となる側面13aの高さが、側面13bの高さよりも高くなっている。これにより、帯電器3側に予期しない光が照射されにくくなっている。
なお、本発明の一態様の除電装置10では、筐体13は黒色の樹脂にて構成されてもよい。これにより、所望の方向に照射されない光を側面13aおよび側面13bによって吸収することができるので、除電装置10から照射される光が予期しない箇所に照射されることを防ぐことができる。
図7は、除電装置10の要部の構成を示すブロック図である。図7に示すように、除電装置10は、制御部14を備えている。制御部14は、光センサ12が測定した光の光量の情報を取得し、当該情報に基づいて、光源11に対して照射する光の強さを設定する。これにより、除電装置10から照射される光の光量が適切な光量となるように調整することができる。
本実施形態では、光路変更部21は、光反射面20bにおいて導光板20の内部に形成されていた。すなわち、光路変更部21は、光反射面20bの内部に凸形状となるように形成されていたがこれに限られない。すなわち、光路変更部21は、光反射面20bから導光板20の外部へ向けて凸形状となるように光反射面20bに形成されてもよい。
光源11は、上述したようにLED光源である。光源11は、例えば、発光素子と、当該発光素子から照射された光の方向を所定の方向に平行化させるレンズとを含むLED光源であってもよい。これにより、光源11から照射される光を所定の方向のみに照射することができる。また、光源11は、発光素子と、当該発光素子を封止する樹脂とを備える、一般的なLED光源であってもよい。当該構成によれば、光源11を実装させやすくなる。
なお、本実施形態では、光路変更部21の反射面21aは、光入射面20aからの距離に関わらず、光反射面20bとのなす角度が一定であったが、本発明の除電装置はこれに限られない。例えば、光路変更部21の反射面21aは、光入射面20aからの距離が大きくなるにつれて、光反射面20bとのなす角度が大きくなるように形成されてもよい。
§3 変形例
以上、本開示の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本開示の例示に過ぎない。本開示の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。例えば、以下のような変更が可能である。なお、以下では、上記実施形態と同様の構成要素に関しては同様の符号を用い、上記実施形態と同様の点については、適宜説明を省略した。以下の変形例は適宜組み合わせ可能である。
<変形例1>
図8の(a)は、本変形例における除電装置10Aの構成を示す平面図であり、(b)は、実施形態1における除電装置10の構成を示す平面図である。
まず、図8の(b)に示すように、光入射面20a(換言すれば、光源11)に近く、かつ、導光板20の幅方向(Y軸方向)の端部付近の領域(図8に示す点線と光入射面20aとの間の領域)に形成された光路変更部21に、光入射面20aから入射された光が照射された場合について説明する。この場合、当該領域に照射される光は、他の領域に照射される光に比べて、XY平面と平行な面における反射面21aとのなす角度が小さくなってしまう。そのため、図8に示す点線と光入射面20aとの間の領域に形成された光路変更部21によって反射され、光出射面20cから出射する光によって照射角度が広がってしまい、除電装置10から照射される光が予期しない箇所に照射されてしまう可能性がある。
これに対して、本変形例における除電装置10Aは、図8の(a)に示すように、実施形態1における導光板20に代えて導光板20Aを備えている。導光板20Aでは、図8に示す点線と光入射面20aとの間の領域に光路変更部21が形成されていない。これにより、光出射面20cから出射する光によって照射角度が広がってしまうことを防ぐことができるようになっている。
<変形例2>
図9は、本変形例における除電装置10Bの構成を示す平面図である。図9に示すように、除電装置10Bは、実施形態1における導光板20に代えて導光板20Bを備えている。
導光板20Bでは、光反射面20bに形成される光路変更部21の反射面21aが、XY平面と平行な面(すなわち、光反射面20bと平行な平面)において、光源11の方向を向くように形成されている。ただし、光路変更部21の反射面21aが厳密に光源11の方向を向くように形成されている必要はなく、多少のずれがあってもよい。
上記の構成によれば、光路変更部21の反射面21aが光入射面20aに対して平行な方向よりも、導光板20の幅方向の中央側に向いた状態となる。そのため、光入射面20aによって反射された光の進行方向を導光板20の幅方向の中央側にすることができる。これにより、光出射面20cから出射される光の照射角度の広がりを抑制することができる。すなわち、除電装置10から照射される光が予期しない方向へ出射されることを抑制することができる。
<変形例3>
図10は、本変形例における除電装置10Cの構成を示すものであり、(a)は、除電装置10Cの上面図であり、(b)は、除電装置10Cの側面図である。図10の(a)および(b)に示すように、除電装置10Cは、実施形態1における導光板20に代えて導光板20Cを備えている。
導光板20Cは、複数の光路変更部22を備えている。光路変更部22は、導光板20の幅方向(Y軸方向)に延びて形成されており、導光板20Cの幅方向全体にわたって形成されている。複数の光路変更部22の高さは、同一となっている。導光板20Cでは、光入射面20aからの距離が大きくなるにつれて単位面積当たりの光路変更部22の数が多くなっている。
上記の構成によれば、光源11からの光量が大きい光が到達する光入射面20aに近い領域では、単位面積当たりの光路変更部22の数が少ないため、光を反射する領域が小さい。その一方で、光源11からの光量が小さい光が到達する光入射面20aから遠い領域では、単位面積当たりの光路変更部22の数が多いため、光を反射する領域が大きい。その結果、導光板20Cの長さ方向(換言すれば、導光板20Cの内部を光が導光される方向)において、光出射面20cから出射される光の光量のバラツキを抑えることができる。換言すれば、導光板20の長さ方向において、光出射面20cから出射される光の光量を均一化することができる。
<変形例4>
図11は、本変形例における除電装置10Dの構成を示すものであり、(a)は、除電装置10Dの上面図であり、(b)は、除電装置10Dの側面図である。図11の(a)および(b)に示すように、除電装置10Dは、実施形態1における導光板20に代えて導光板20Dを備えている。
導光板20Dは、光路変更部として光路変更部23A~23Eを備えている。光路変更部23A~23Eは、導光板20の光反射面20bと、光路変更部23A~23Eの反射面とのなす角度が同一となっている。光路変更部23A~23Eは、導光板20の幅方向(Y軸方向)に延びて形成されており、導光板20の幅方向全体にわたって形成されている。導光板20Dでは、光入射面20aからの距離が大きくなるにつれて、光路変更部の高さが高くなっている。すなわち、光路変更部23Aの高さがもっと低く、光路変更部23B、光路変更部23C、光路変更部23D、光路変更部23Eの順に高さが高くなっている。
上記の構成によれば、光源11からの光量が大きい光が到達する光入射面20aに近い領域では光路変更部(例えば、光路変更部23A)の高さが低いため、光を反射する領域が小さい。その一方で、光源11からの光量が小さい光が到達する光入射面20aから遠い領域では、光路変更部(例えば、光路変更部23E)の高さが高いため、光を反射する領域が大きい。その結果、導光板20Dの長さ方向(換言すれば、導光板20Dの内部を光が導光される方向)において、光出射面20cから出射される光の光量のバラツキを抑えることができる。換言すれば、導光板20Dの長さ方向において、光出射面20cから出射される光の光量を均一化することができる。
なお、上記の説明では、導光板20Dは、5つの光路変更部(光路変更部23A~23E)を備える構成について説明したが、光路変更部の数は、特に限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
<変形例5>
図12は、本変形例における除電装置10Eの構成を示すものであり、(a)は、除電装置10Eの上面図であり、(b)は、除電装置10Eの側面図である。図12の(a)および(b)に示すように、除電装置10Eは、実施形態1における導光板20に代えて導光板20Eを備えている。
導光板20Eは、光路変更部として光路変更部24A~24Gを備えている。光路変更部24A~24Gは、導光板20の光反射面20bと、光路変更部23A~23Eの反射面とのなす角度が同一となっている。光路変更部24A~24Gは、導光板20Eの幅方向(Y軸方向)に延びて形成されている。光路変更部24A~24Gの高さは、同一となっている。導光板20Dでは、光入射面20aからの距離が大きくなるにつれて、光路変更部の光入射面と平行な方向(Y軸方向)の長さが長くなっている。すなわち、光路変更部24AのY軸方向の長さが最も短く、光路変更部24B、光路変更部24C、光路変更部24D、光路変更部24E、光路変更部24F、光路変更部24Gの順にY軸方向の長さが長くなっている。
上記の構成によれば、光源11からの光量が大きい光が到達する光入射面20aに近い領域では光路変更部(例えば、光路変更部24A)のY軸方向の長さが短いため、光を反射する領域が小さい。その一方で、光源11からの光量が小さい光が到達する光入射面20aから遠い領域では、光路変更部(光路変更部24G)のY軸方向の長さが長いため、光を反射する領域が大きい。その結果、導光板20Eの長さ方向(換言すれば、導光板20Eの内部を光が導光される方向)において、光出射面20cから出射される光の光量のバラツキを抑えることができる。換言すれば、導光板20Eの長さ方向において、光出射面20cから出射される光の光量を均一化することができる。
なお、上記の説明では、導光板20Eは、7つの光路変更部(光路変更部24A~24G)を備える構成について説明したが、光路変更部の数は、特に限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
<変形例6>
図13は、本変形例における除電装置10Fの構成を示すものであり、除電装置10Fの上面図である。除電装置10Fは、図13に示すように、実施形態1における導光板20に代えて導光板20Fを備えている。
導光板20Fは、複数の光路変更部21を備えている。導光板20Fでは、光入射面20aからの距離が大きくなるにつれて光反射面20bに形成される光路変更部21の数が多くなっている(換言すれば、光路変更部21の密度が高くなっている)とともに、光路変更部21が導光板20Fの幅方向における中央部のみに形成されている。
図14は、除電装置10Fにおける効果を説明するものであり、(a)は除電装置10における光の照射範囲を示す図であり、(b)は除電装置10Fにおける光の照射範囲を示す図である。
図14の(a)に示すように、除電装置10では、光路変更部21が導光板20の幅方向全体にわたって形成されているため、導光板20の幅方向全体から光が出射する。そのため、光を照射したい領域以外に対しても感光体ドラム2に導光板20から出射した光が照射されてしまう。その結果、感光体ドラム2に対して意図しない領域に導電性を与えてしまう可能性がある。
これに対して、除電装置10Fでは、図14の(b)に示すように、光路変更部21が導光板20Fの幅方向における所定の領域(本変形例では、中央部のみ)に形成されている。これにより、導光板20Fから光が出射される範囲を狭くすることができる。その結果、感光体ドラム2における光を照射したい領域に導光板20Fから出射した光の大部分を照射することができる。
また、除電装置10Fでは、光路変更部21が導光板20Fの幅方向における中央部のみに形成されていることにより、1つの光路変更部21によって反射する光の量が多くなる。その結果、光を照射したい領域に照射する光量(すなわち、照度)を多くすることができる。
なお、導光板の幅を小さくすることにより、導光板から光が出射される範囲を狭くすることが考えられる。しかしながら、導光板の幅を小さくすると、導光板の成形性が悪くなってしまい、導光板の製造が困難になってしまう。これに対して、導光板20Fでは、光路変更部21を導光板20Fの幅方向における中央部のみに形成するため、導光板20Fの幅を小さくする必要がない。その結果、成形性を損なわずに照射したい領域に光を照射することができる。
また、本発明の一態様の画像形成装置では、除電装置と感光体ドラムとの間に、導光板から出射された光の一部を遮光する遮光部材を備えていてもよい。これについて、図15を参照しながら説明する。
図15は、遮光部材を備える画像形成装置を示すものであり、(a)は、実施形態1における除電装置10を用いた場合を示す図であり、(b)は、本変形例における除電装置10Fを用いた場合を示す図である。
図15の(a)に示すように、実施形態1における除電装置10を用いた場合には、遮光部材30を設けることにより、感光体ドラム2における光を照射したい領域以外の領域に、導光板20から出射した光が照射されることを抑制することができる。
また、図15の(b)に示すように、本変形例における除電装置10Fを用いた場合には、遮光部材30を設けることにより、導光板20Fから出射された光のうち光出射面20c対して垂直ではない光を遮光部材30によって遮光することができるため、感光体ドラム2における光を照射したい領域にのみ光を照射することができる。
図16は、本変形例の導光板20Fの変形例としての導光板20Faを示す上面図である。本発明の一態様の除電装置では、図16に示すように、導光板20Faの幅方向における所定の領域(本変形例では、中央部のみ)に光路変更部21の大部分が形成されており、その他の領域に中央部にその他の光路変更部が形成されている。当該構成においても、感光体ドラム2における光を照射したい領域に導光板20Faから出射した光の大部分を照射することができる。
図17は、変形例3における除電装置10Cの変形例としての除電装置10Gの構成を示すものであり、(a)は、除電装置10Gの上面図であり、(b)は、除電装置10Gの側面図である。図18は、変形例4における除電装置10Dの変形例としての除電装置10Hの構成を示すものであり、(a)は、除電装置10Hの上面図であり、(b)は、除電装置10Hの側面図である。図19は、変形例5における除電装置10Eの変形例としての除電装置10Iの構成を示すものであり、(a)は、除電装置10Iの上面図であり、(b)は、除電装置10Iの側面図である。
図17~図19に示すように、除電装置10G・10H・10Iにおいても、それぞれの導光板20F・20G・20Hの幅方向の中央部のみに光路変更部が形成されている。これにより、導光板20Fから光が出射される範囲を狭くすることができるので、感光体ドラム2における光を照射したい領域に導光板から出射した光の大部分を照射することができる。
<変形例7>
図20は、本変形例における除電装置10Jの構成を示すものであり、除電装置10Jの上面図である。除電装置10Jは、図20に示すように、実施形態1における導光板20に代えて導光板20Iを備えている。
導光板20Iは、複数の光路変更部21を備えている。導光板20Iでは、光入射面20aからの距離が大きくなるにつれて光反射面20bに形成される光路変更部21の数が多くなっている(換言すれば、光路変更部21の密度が高くなっている)とともに、光路変更部21が導光板20Fの幅方向における一方側のみに形成されている。
図21は、除電装置10Jにおける効果を説明する図である。ここで、画像形成装置の配置の制約により、変形例7における除電装置10Fを用いた場合、感光体ドラム2における照射したい領域に対して光を照射できない場合がある。それに対して、除電装置10Jでは、図21に示すように、光路変更部21が導光板20Iの幅方向における一方側のみに形成されている。これにより、導光板20Iからの出射された光を感光体ドラム2における照射したい領域に照射することができる。
図22は、変形例3における除電装置10Cの変形例としての除電装置10Kの構成を示すものであり、(a)は、除電装置10Kの上面図であり、(b)は、除電装置10Kの側面図である。図23は、変形例4における除電装置10Dの変形例としての除電装置10Lの構成を示すものであり、(a)は、除電装置10Lの上面図であり、(b)は、除電装置10Lの側面図である。図24は、変形例5における除電装置10Eの変形例としての除電装置10Mの構成を示すものであり、(a)は、除電装置10Mの上面図であり、(b)は、除電装置10Mの側面図である。
図22~図24に示すように、除電装置10K・10L・10Mにおいても、それぞれの導光板20J・20K・20Lの幅方向の一方側のみに光路変更部が形成されている。これにより、導光板20F・20G・20Hからの出射された光を感光体ドラム2における照射したい領域に照射することができる。
〔まとめ〕
本発明の一態様に係る除電装置は、光源と、前記光源から入射された光を導光し、導光した光を出射する導光板と、を備える除電装置であって、前記導光板は、前記光源から光が入射される光入射面と、前記光入射面に対して垂直であり、前記光入射面から入射された光を反射面によって反射する複数の反射構造部を備える第1面と、前記第1面に平行であり、前記反射構造部によって反射された光を出射する第2面と、を備え、前記光入射面からの距離に応じて、前記第1面における単位面積当たりの前記反射面の面積が異なっている。
上記構成によれば、光入射面からの距離に応じて、第1面における反射面の面積を異ならせているため、導光板の第2面から出射される光の光量をより均一化させることができる。また、第1面を傾斜させる必要がないため、第1面と第2面との間の距離、すなわち、導光板の厚みを小さくすることができる。
本開示の一態様に係る除電装置において、前記光が導光される方向において、前記光入射面に近い領域における単位面積当たりの前記反射面の面積が、他の領域における単位面積当たりの前記反射面の面積よりも小さくなっている構成であってもよい。
上記の構成によれば、光源からの光量が大きい光が到達する光入射面に近い領域では光を反射する反射面の密度が小さい一方で、光源からの光量が小さい光が到達する光入射面から遠い領域では光を反射する反射面の密度が大きい。その結果、導光板の内部を光が導光される方向において、光出射面から出射される光の光量のバラツキを抑えることができる。換言すれば、導光板の長さ方向において、第2面から出射される光の光量を均一化することができる。
本開示の一態様に係る除電装置において、前記光が導光される方向において、前記光入射面に近い領域における単位面積当たりの前記反射構造部の密度が、前記他の領域における単位面積当たりの前記反射構造部の密度よりも小さくなっている構成であってもよい。
上記の構成によれば、反射構造部の密度を変化させることにより、光が導光される方向において、光入射面に近い領域における単位面積当たりの反射面の面積を、他の領域における単位面積当たりの反射面の面積よりも小さくすることができる。
本開示の一態様に係る除電装置において、前記複数の反射構造部は、前記反射面が前記光入射面と平行な方向に形成されており、前記導光板において前記光入射面と平行な方向全体にわたって形成されており、前記反射面が前記第1面からの高さが同一となるように形成されており、前記光が導光される方向において、前記光入射面に近い領域における単位面積当たりの前記反射構造部の数が、前記他の領域における単位面積当たりの前記反射構造部の数よりも少なくなっている構成であってもよい。
上記の構成によれば、光が導光される方向において、単位面積当たりの反射構造部の数を変化させることにより、光が導光される方向において、光入射面に近い領域における単位面積当たりの反射面の面積を、他の領域における単位面積当たりの反射面の面積よりも小さくすることができる。
本開示の一態様に係る除電装置において、前記複数の反射構造部は、前記反射面が前記光入射面と平行な方向に形成されており、前記導光板において前記反射面と平行な方向全体にわたって形成されており、前記光が導光される方向において、前記光入射面に近い領域における前記反射構造部の高さが、前記他の領域における前記反射構造部の高さよりも低くなっている構成であってもよい。
上記の構成によれば、光が導光される方向において、反射構造部の高さを変化させることにより、光が導光される方向において、光入射面に近い領域における単位面積当たりの反射面の面積を、他の領域における単位面積当たりの反射面の面積よりも小さくすることができる。
本開示の一態様に係る除電装置において、前記複数の反射構造部は、前記反射面が前記光入射面と平行な方向に形成されており、前記反射面の、前記第1面からの高さが同一であり、前記光が導光される方向において、前記光入射面に近い領域における前記反射構造部の前記光入射面と平行な方向の長さが、前記他の領域における前記反射構造部の前記光入射面と平行な方向の長さよりも短くなっている構成であってもよい。
上記の構成によれば、光が導光される方向において、導光板の中央における反射構造部の光入射面と平行な方向の長さを変化させることにより、光が導光される方向において、光入射面に近い領域における単位面積当たりの反射面の面積を、他の領域における単位面積当たりの反射面の面積よりも小さくすることができる。
本開示の一態様に係る除電装置において、前記複数の反射構造部の前記反射面は、前記第1面と平行な平面において、前記光入射面に対して前記光入射面に平行な方向よりも、前記光源に向いて形成されている構成であってもよい。
上記の構成によれば、光入射面によって反射された光の進行方向を導光板の幅方向の中央側にすることができる。これにより、光出射面から出射される光の照射角度の広がりを抑制することができる。すなわち、除電装置から照射される光が予期しない方向へ出射されることを抑制することができる。
本開示の一態様に係る除電装置において、前記第1面における、前記光入射面に近い領域であり、かつ、前記導光板の前記光が導光される方向と垂直な方向における前記導光板の端部付近の領域に、前記反射構造部が形成されていない構成であってもよい。
ここで、光入射面に近く、かつ、導光板の幅方向の端部付近の領域に形成された反射構造部に、光入射面から入射された光が照射された場合、当該領域に照射される光は、他の領域に照射される光に比べて、光反射面に平行な面における反射面とのなす角度が小さくなってしまう。そのため、反射構造部によって反射され、第2面から出射する光の照射角度が広がってしまい、除電装置から照射される光が予期しない箇所に照射されてしまう可能性がある。
これに対して、上記の構成によれば、光入射面に近く、かつ、導光板の幅方向の端部付近の領域に反射構造部が形成されていないので、照射角度が広がってしまうことを防ぐことができる。
本開示の一態様に係る除電装置において、前記導光板および前記光源を格納する筐体をさらに備え、前記筐体は、前記第2面に対応する面が開口となっており、前記導光板の前記第1面と前記第2面とを接続する面とそれぞれ対向する側面を備えており、前記側面の少なくとも一方は、前記開口側の端部が、前記第2面よりも前記第2面から光が出射される方向に延びている構成であってもよい。
上記構成によれば、第2面から出射されたときに、所望の方向に照射されない光を側面によって反射することができる。これにより、除電装置から照射される光が予期しない箇所に照射されることを防ぐことができる。
本開示の一態様に係る除電装置において、前記除電装置は、画像形成装置が備える感光体ドラムの表面に存在する残留電荷を除電するものであり、前記導光板の前記光が導光される方向に平行な方向が感光体ドラムの幅方向となるように設置され、前記画像形成装置において前記感光体ドラムを帯電するための帯電器が設置される側の前記側面の前記開口側の端部が、前記第2面よりも前記第2面から光が出射される方向に延びている構成であってもよい。
上記の構成によれば、帯電器側に予期しない光が照射されることを抑制することができる。
本開示の一態様に係る画像形成装置は、上記のいずれかの除電装置を備える。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 画像形成装置
2 感光体ドラム
3 帯電器
10、10A~10M 除電装置
11 光源
13 筐体
13a、13b 側面
20、20A~20L 導光板
20a 光入射面
20b 光反射面(第1面)
20c 光出射面(第2面)
21、21A、22、23A~23E、24A~24G 光路変更部(反射構造部)
21a、21Aa 反射面

Claims (10)

  1. 光源と、前記光源から入射された光を導光し、導光した光を出射する導光板と、を備える除電装置であって、
    前記導光板は、
    前記光源から光が入射される光入射面と、
    前記光入射面に対して垂直であり、前記光入射面から入射された光を反射面によって反射する複数の反射構造部を備える第1面と、
    前記第1面に平行であり、前記反射構造部によって反射された光を出射する第2面と、を備え、
    前記光入射面からの距離に応じて、前記第1面における単位面積当たりの前記反射面の面積が異なっており、
    前記反射構造部は、前記第1面において、前記光入射面に平行な方向における一部の領域にのみ形成されており、
    前記一部の領域は、前記光入射面に平行な方向における第1面の中央部または一方側であることを特徴とする除電装置。
  2. 前記光が導光される方向において、前記光入射面に近い領域における単位面積当たりの前記反射面の面積が、他の領域における単位面積当たりの前記反射面の面積よりも小さくなっていることを特徴とする請求項1に記載の除電装置。
  3. 前記光が導光される方向において、前記光入射面に近い領域における単位面積当たりの前記反射構造部の密度が、前記他の領域における単位面積当たりの前記反射構造部の密度よりも小さくなっていることを特徴とする請求項2に記載の除電装置。
  4. 前記複数の反射構造部は、
    前記反射面が前記光入射面と平行な方向に形成されており、
    前記反射面が前記第1面からの高さが同一となるように形成されており、
    前記光が導光される方向において、前記光入射面に近い領域における単位面積当たりの前記反射構造部の数が、前記他の領域における単位面積当たりの前記反射構造部の数よりも少なくなっていることを特徴とする請求項2に記載の除電装置。
  5. 前記複数の反射構造部は、
    前記反射面が前記光入射面と平行な方向に形成されており、
    前記反射面の、前記第1面からの高さが同一であり、
    前記光が導光される方向において、前記光入射面に近い領域における前記反射構造部の前記光入射面と平行な方向の長さが、前記他の領域における前記反射構造部の前記光入射面と平行な方向の長さよりも短くなっていることを特徴とする請求項2に記載の除電装置。
  6. 前記複数の反射構造部の前記反射面は、前記第1面と平行な平面において、前記光入射面に対して前記光入射面に平行な方向よりも、前記光源に向いて形成されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の除電装置。
  7. 前記第1面における、前記光入射面に近い領域であり、かつ、前記導光板の前記光が導光される方向と垂直な方向における前記導光板の端部付近の領域に、前記反射構造部が形成されていないことを特徴とする請求項2に記載の除電装置。
  8. 前記導光板および前記光源を格納する筐体をさらに備え、
    前記筐体は、
    前記第2面に対応する面が開口となっており、
    前記導光板の前記第1面と前記第2面とを接続する面とそれぞれ対向する側面を備えており、
    前記側面の少なくとも一方は、前記開口側の端部が、前記第2面よりも前記第2面から光が出射される方向に延びていることを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の除電装置。
  9. 前記除電装置は、
    画像形成装置が備える感光体ドラムの表面に存在する残留電荷を除電するものであり、
    前記導光板の前記光が導光される方向に平行な方向が感光体ドラムの幅方向となるように設置され、
    前記画像形成装置において前記感光体ドラムを帯電するための帯電器が設置される側の前記側面の前記開口側の端部が、前記第2面よりも前記第2面から光が出射される方向に延びていることを特徴とする請求項8に記載の除電装置。
  10. 請求項1~9のいずれか1項に記載の除電装置を備えた画像形成装置。
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