JP7059964B2 - スイッチ装置及びキー入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、可動部材を押下することにより電気的な接離状態を切り替えるスイッチ装置、及びそのようなスイッチ装置を備えるキー入力装置に関する。
コンピュータ等の電子機器への入力装置として、複数のキースイッチが並べて配設されたキーボードが普及している。例えば、特許文献1では、スイッチ接点を閉じる時に確実な感触を与えるプッシュボタンスイッチが記載されている。また、昨今では、eスポーツと呼ばれるコンピュータゲームに使用するキーボードに対して、使用者が素早く反応して操作するための様々な要求が高まっている。
特公平4-47932号公報
しかしながら、例えば、eスポーツに使用されるキーボード用のスイッチには、使用者が素早く反応するため、キースイッチを押下した際に発生する音、所謂、クリック音についての改良が求められている。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、押下の際に発生する音について改良したキースイッチ等のスイッチ装置の提供を主たる目的とする。
また、本発明は、そのようなスイッチ装置を用いたキーボード等のキー入力装置の提供を他の目的とする。
上記課題を解決するため、本願記載のスイッチ装置(キースイッチ)は、固定部材と、押下操作により押下方向へ移動する可動部材と、前記可動部材を押下方向の反対方向へ押圧する弾性部材と、前記可動部材が押下方向へ移動する過程で電気的な接離状態を切り替える接点部材とを備えるスイッチ装置であって、前記可動部材の移動に伴い押圧されて揺動する揺動部材と、前記揺動部材を揺動可能に支持する支持部材とを備え、前記揺動部材は、揺動により前記支持部材を衝打することを特徴とする。
また、前記スイッチ装置において、前記揺動部材は、第1端を前記支持部材に支持された固定端とし、前記第1端と異なる第2端を自由端とする片持ち構造をなし、前記第2端側が第1方向へ付勢されており、前記可動部材の移動に伴う押圧により、第1方向の反対方向となる第2方向へ押圧されて揺動することを特徴とする。
また、前記スイッチ装置において、前記揺動部材は、弓バネ部が分岐して形成されており、前記弓バネ部の分岐した先端は、前記支持部材に固定されており、前記弓バネ部により前記第2端側を第1方向又は第2方向へ付勢することを特徴とする。
また、前記スイッチ装置において、前記可動部材の移動に連動して動作する連動部材を備え、前記揺動部材は、前記可動部材の移動に連動して動作した前記連動部材に押圧されて揺動することを特徴とする。
また、前記スイッチ装置において、前記連動部材は、移動する前記可動部材と摺動することにより、前記可動部材の移動に対して従動するカム機構として構成されており、前記カム機構により、前記連動部材は、前記可動部材の移動方向と異なる方向へ動作することを特徴とする。
更に、本願記載のキー入力装置(キーボード)は、複数のキースイッチが配設されたキー入力装置であって、配設されたキースイッチとして、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のスイッチ装置を備えることを特徴とする。
本願記載のスイッチ装置及びキー入力装置は、押下部材を押下した際に、可動部材の移動に伴い揺動部材が揺動し、支持部材を衝打する。
本発明に係るスイッチ装置及びキー入力装置は、使用者の押下操作により押下方向へ移動する可動部材と、支持部材により揺動自在に支持された揺動部材とを備え、可動部材の移動に伴う押圧により、揺動部材が揺動し、支持部材を衝打する。これにより、本発明は、押下操作に伴う音を発生させる等の優れた効果を奏する。
本願記載のキー入力装置を適用したキーボードの外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載のキースイッチの外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載のキースイッチの外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載のキースイッチの一例を示す概略分解斜視図である。 本願記載のキースイッチの一例を示す概略断面図である。 本願記載のキースイッチが備える揺動部材及び支持部材の一例を示す概略断面図である。 本願記載のキースイッチの一例を示す概略断面図である。 本願記載のキースイッチの一例を示す概略断面図である。 本願記載のキースイッチが備える揺動部材及び支持部材並びに連動部材の一例を示す概略断面図である。 本願記載のキースイッチが備える揺動部材及び支持部材並びに連動部材の一例を示す概略断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。本願記載のキー入力装置は、例えば、コンピュータ等の電子機器へ文字、数字及び記号の他、各種命令等のデータの入力に用いられるキーボードKBとして用いられる。
図1は、本願記載のキー入力装置を適用したキーボードKBの外観の一例を示す概略斜視図である。キーボードKBには、スイッチ装置として、文字キー、数字キー、その他ファンクションキー等の複数のキースイッチ1が並べて配列されている。なお、図1に例示したキーボードKBは、構造を簡略化して技術内容を容易に認識できることを目的として、同形状のキースイッチ1を並べて配列しているが、実装に際してはこのような形状に限るものではない。例えば、QWERTY配列のキーボードKBに適用して、文字キーのみを同形状とし、文字キーの周辺に配置されるエンターキー等の特定の機能を有するキースイッチ1は、文字キーと異なる形状に構成する等、適宜設計することが可能である。
次にキーボードKBに配設されたキースイッチ1について説明する。本願記載のキーボードKBが備えるキースイッチ1は、様々な形態として実現することが可能であり、ここでは、その一部の形態を例示して説明する。
キースイッチ1の構造について説明する。図2A及び図2Bは、本願記載のキースイッチ1の外観の一例を示す概略斜視図である。キースイッチ1は、キーボードKBに内蔵された基板に固定される固定部材10と、使用者の押下操作により下方へ押し込まれる上下に移動可能な可動部材11とを備えている。可動部材11の上端には、使用者の押下操作を受け付ける被押下部材としてキートップ12が取り外し可能に取り付けられている。キートップ12及び可動部材11は、このような押下操作による押圧にて下方へ移動し、押下操作による押圧から解放されると上方へ移動する。なお、図2Aは、キートップ12が取り付けられた状態を示しており、図2Bは、キートップ12が取り外された状態を示している。
図2Aに示すように、キースイッチ1にキートップ12を取り付けた状態で、使用者はキーボードKBを操作可能となる。使用者がキーボードKBに配設されたキースイッチ1のキートップ12に触れ、キートップ12を押下する操作を行うことにより、キースイッチ1では、電気回路の接離状態が切り替わり、接離状態の切り替わりを検出したキーボードKBから、接続されているパーソナルコンピュータ等の電子機器へキースイッチ1毎のオン信号が出力される。また、キートップ12の押下を解除することにより、押下から解放されたキースイッチ1は、上昇して元の位置に復帰する。
キースイッチ1の内部構造について説明する。図3は、本願記載のキースイッチ1の一例を示す概略分解斜視図である。図4は、本願記載のキースイッチ1の一例を示す概略断面図である。図4は、図2Bに示すA-Bを通る垂直面で切断したキースイッチ1の断面を示している。キースイッチ1は、前述の固定部材10、可動部材11及びキートップ12の他、弾性部材13、接点部材14、揺動部材15、支持部材16、連動部材17等の各種部材及び機構を備えている。図3及び図4では、キートップ12を省略して示している。なお、説明の便宜上、以降の説明においては、図4に向かって上下左右の方向を、各部材に対する上、下、左及び右として説明する。
固定部材10は、略直方体状をなす筐体であり、図4に示すように上半体10aと下半体10bとを組み合わせて形成されている。固定部材10の上面には可動部材11を挿嵌する略正方形状の挿嵌口100が開設されている。固定部材10の下面からは、キースイッチ1を基板に固定する脚部101と、後述する端子140とが突出している。
固定部材10の内部には、底部から二重の内壁が突設されている。内側の第1内壁102は、円筒状をなしており、外側の第2内壁103は、角筒状をなしている。第1内壁102の内側には、可動部材11の下面から延びる角柱状の押圧柱110、揺動部材15、支持部材16、連動部材17等の部材が配置されている。第1内壁102及び第2内壁103の間には、可動部材11を押下方向の反対方向へ押圧する圧縮コイルバネ等の弾性部材13が取り付けられている。弾性部材13は、下端が固定部材10の内底面に取り付けられ、上端で可動部材11を上方へ押圧している。第2内壁103の外側には、電気的な接離状態を切り替えるスイッチとなる接点部材14が固定部材10の内底面に圧入により立設されている。接点部材14は、2枚の金属板を成型して組み合わせた角筒状をなしており、第2内壁103の周囲を囲うように嵌め込まれている。また、接点部材14の下端からは、2枚の金属板からそれぞれ延びる2本の端子140が下方へ向けて突出している。2本の端子140は、固定部材10の底部を突き抜けて固定部材10の下面から更に下方へ突出している。
可動部材11は、略直方体状の外形をなしている。可動部材11の上部には、キートップ12を取り付ける取付部111が形成されている。可動部材11の下部の中央近傍には、下面側から下方へ延びる角柱状の押圧柱110が形成されている。押圧柱110の側面のうちの一つの側面は、中央付近から下端にかけてテーパー状に傾斜がつけられた押圧面110aとして形成されており、押圧面110aにより連動部材17を押圧する。可動部材11の下面には、弾性部材13の上端が嵌め込まれる嵌合溝部112が略環状に凹設されている。更に、可動部材11の相対する一対の側面は、下方へ向けて延びた一対の押圧側壁113として形成されている。可動部材11の押圧側壁113の下端近傍には、接点部材14を押圧する第1押圧突起113aが内側へ向けて突設されている。
可動部材11は、キートップ12が押下操作による押圧を受けていない場合、移動範囲の上端(以下、上死点という)に位置し、押下操作を受けた場合、移動範囲の下端(以下、下死点という)まで移動する。そして、押圧から解放された場合、可動部材11は、弾性部材13により上方へ押圧されて、下死点から上死点まで移動する。
接点部材14は、固定部材10の第2内壁103の周囲の内底面に立設されており、固定部材10の下面から下方へ突出する2本の端子140を備えている。接点部材14には、可動部材11の移動に伴う押圧作用を受けて当該キースイッチ1に係る電気回路を開閉する接離部141が形成されている。接点部材14の接離部141は、接点部材14を構成する2枚の金属板により、接点部材14の側面を形成する固定片141aと、押圧により撓む可動片141bとが重畳するように構成されている。固定片141aは、可動片141bの外側に位置し、可動片141bは、固定片141aの内側に位置している。可動片141bは、移動する可動部材11の第1押圧突起113aに押圧されて、内側に撓むことで固定片141aと離隔し、押圧が解除されると元の形状に復帰して固定片141aと接触する。なお、固定片141a及び可動片141bの相対する面にはそれぞれ接点が突設されている。接点部材14を構成する2枚の金属板にて形成された固定片141a及び可動片141bの離隔/接触は、接点部材14の2本の端子140に接続される当該キースイッチ1に係る電気回路を開閉し、開閉に基づくオン信号がキーボードKBから電子機器へ出力される。
連動部材17は、上面視で底面が略U字形状をなすように切り欠きが凹設された角柱状に形成されている。U字の凹部の内底に相当する面は、上方へ向けてテーパー状に傾斜が付けられた被押圧面170として形成されており、可動部材11の押圧柱110に形成された押圧面110aが当接する。U字の凹部の底の外側に相当する被押圧面170の反対側の面には、揺動部材15を押圧する第2押圧突起171が突設されている。なお、連動部材17は、固定部材10の第1内壁102の内側に形成された図示しない規制部により動作方向を規制されており、横方向、図4に例示する視点からは、図に向かって左右方向にのみ動作する。
連動部材17は、可動部材11の押圧柱110と連携することにより、スライドカム機構を形成し、可動部材11の上下方向の移動に連動して横方向(図4に向かって左右方向)に動作する。より具体的には、可動部材11の押圧柱110に傾斜をつけて形成された押圧面110aが、連動部材17の傾斜を付けて形成された被押圧面170に当接するように配置される。そして、可動部材11が下方へ移動すると、可動部材11の押圧柱110に形成された押圧面110aが、連動部材17の被押圧面170を押圧しながら摺動することにより、連動部材17は、可動部材11の移動に従動する。即ち、カムドライバとして動作する可動部材11の移動に対して、連動部材17は、従動するカムスライダとして動作する。カムスライダとして動作する連動部材17の動作方向は、横方向に規制されているため、連動部材17は図4に向かって左方向へ移動するように動作する。即ち、可動部材11と連動部材17とが連携して形成されたスライドカム機構により、連動部材17は、可動部材11の移動方向である上下方向と異なる横方向へ動作する。連動部材17は、可動部材11に連動して動作することにより、揺動部材15を左方向(第1方向)へ押圧する。また、可動部材11が上死点まで上昇し、連動部材17が可動部材11の押圧から解放されると、連動部材17は揺動部材15から右方向(第2方向)へ押圧され、右方向へ移動し、元の位置へ復帰する。
揺動部材15及び支持部材16は、キートップ12の押下操作に伴い音を発生させる機構である。揺動部材15は、可撓性を有する金属製の薄板から形成されており、支持部材16は、揺動部材15を固定部材10の第1内壁102の内側に固定して支持している。
図5は、本願記載のキースイッチ1が備える揺動部材15及び支持部材16の一例を示す概略断面図である。図5は、キースイッチ1が備える構成のうち、揺動部材15及び支持部材16、並びに連動部材17を取り出して拡大して示している。図3乃至図5を参照して、揺動部材15、支持部材16及び連動部材17の構成を更に説明する。揺動部材15を支持する支持部材16は、下端に第1支持部160と、第1支持部160の上方となる中央近傍に第2支持部161とが形成されており、第1支持部160及び第2支持部161により揺動部材15を支持している。支持部材16の上部には、揺動部材15の上端の左側に、揺動部材15側に向かって突出する被衝打部162が形成されている。
揺動部材15は、固定部材10の第1内壁102の内側に支持部材16に支持されて配設されており、上下方向に延びる薄板状の金属を用いて形成されている。揺動部材15の下端(第1端)側は、支持部材16の第1支持部160に支持された固定端であり、揺動支点150として機能する。揺動部材15の上端(第2端)側は、支持部材16の被衝打部162に対向するように配置された自由端であり、支持部材16を衝打する衝打部151として機能する。即ち、揺動部材15は、下端側を固定端とし、上端側を自由端とする片持ち構造をなしており、固定端を軸に自由端側が撓むように揺動する。更に、揺動部材15には、中央付近が舌状に打ち抜かれて上端側から下端側にかけて分岐した舌状片が形成されており、舌状片は円弧状に折り曲げられて弓バネ部152となっている。分岐した弓バネ部152の先端は、固定部材10の第2支持部161に支持されている。弓バネ部152は、揺動部材15が連動部材17に押圧されて左方へ撓んだ場合に、押圧に抗する反力を生じさせる復帰バネとして機能する。なお、連動部材17は、揺動部材15の第1支持部160に支持された部位と第2支持部161に支持された部位との間に当接するように配設されている。
本願記載のキースイッチ1の動作について説明する。図6A及び図6Bは、本願記載のキースイッチ1の一例を示す概略断面図である。図7A及び図7Bは、本願記載のキースイッチ1が備える揺動部材15及び支持部材16並びに連動部材17の一例を示す概略断面図である。
図6A及び図7Aは、使用者の押下操作によりキースイッチ1のキートップ12が押下されていない状態を示している。キースイッチ1が押下されていない場合、可動部材11は上死点に位置している。可動部材11が上死点に位置している場合、連動部材17は、可動部材11からの押圧を受けていない状態にある。また、揺動部材15は、弓バネ部152の付勢により、衝打部151側が右側へ撓み、連動部材17を右側へ押圧する。従って、キースイッチ1が押下されていない場合、可動部材11は、上死点に位置し、連動部材17は移動範囲内で右側に位置し、揺動部材15は弓バネ部152により衝打部151側が右側へ押圧されている。
図6B及び図7Bは、使用者の押下操作により、キースイッチ1のキートップ12が押下されて、可動部材11が下死点まで移動した状態を示している。可動部材11が下死点まで移動することにより、可動部材11の押圧柱110に形成された押圧面110aが連動部材17の被押圧面170に当接し、被押圧面170を押圧しながら摺動する。可動部材11に押圧された連動部材17は、可動部材11の移動に対して従動するカムスライダとして動作し、左方向へ移動して第2押圧突起171により揺動部材15を押圧する。連動部材17から押圧された揺動部材15は、第1支持部160に支持された揺動支点150を軸に左方へ揺動する。揺動部材15は、下死点まで移動する可動部材11に連動した連動部材17により更に左方へ押圧されると、弓バネ部152が第2支持部161に支持された状態で揺動し、弓バネ部152が撓んで反転するスナップアクションを起こす。弓バネ部152が反転することにより、揺動部材15の衝打部151は勢いよく左側へ撓み、支持部材16の被衝打部162を衝打し、衝打の際に音及び振動が発生する。また、可動部材11が上死点から下死点まで移動する過程で、可動部材11の押圧側壁113に突設された第1押圧突起113aが、接点部材14の可動片141bを押圧し、接点部材14の接離状態が切り替わる。接点部材14の接離状態が切り替わることにより、当該キースイッチ1が押下されたことを示すオン信号がキーボードKBから電子機器へ出力される。
即ち、使用者がキートップ12を押下操作して可動部材11が押下方向へ移動し、接点部材14の接離状態が切り替わる際に、揺動部材15の衝打部151が支持部材16の被衝打部162を衝打する衝打音が発生し、衝打に伴う振動が発生する。従って、使用者は、発生した衝打音をクリック音として認識し、衝打に伴う振動をクリック感として認識する。なお、揺動部材15による支持部材16の衝打は、使用者がクリック音として認識する衝打音を発生させ、衝打に伴う振動をクリック感として認識する程度の勢いが好ましい。また、支持部材16に樹脂等の弾性部材13を取り付けることにより、衝打音及び振動を調整することが可能であり、衝打音及び振動を調整することにより、クリック音及びクリック感が調整される。
なお、揺動部材15の反転によっても音及び振動が発生するため、反転により発生する音及び振動をクリック音及びクリック感として認識可能なように、各部材の材質、形状、配置等の構成を設計するようにしてもよい。
可動部材11が下死点まで移動した後、使用者がキートップ12の押下を解除することにより、押圧から解放された可動部材11は、下方から弾性部材13に押圧されて上死点まで移動する。また、可動部材11が上死点まで移動することにより、連動部材17は、可動部材11からの押圧から解放される。揺動部材15は、弓バネ部152により、衝打部151側が右方向へ付勢されているため、第1支持部160を揺動軸として衝打部151側が右側へ揺動し、弓バネ部152が反転状態から復帰して、衝打部151側を更に付勢して衝打部151側が右側へ撓む。また、揺動部材15は、弓バネ部152による付勢
により、第1支持部160を揺動軸とした揺動によっても右側へ撓む。揺動部材15が右側へ撓むことにより、可動部材11の押圧から解放された連動部材17は、揺動部材15から押圧されて右側へ移動する。そして、図6A及び図7Aに示す状態に復帰する。
以上のように、本願記載のキースイッチ1は、使用者の押下操作に伴って可動部材11が下方へ移動し、可動部材11の移動に従動する連動部材17が揺動部材15を押圧し、揺動部材15が押圧にて揺動し、支持部材16を衝打することにより音及び振動が発生する。発生する音及び振動は、可動部材11が押下方向へ移動する過程で電気的な接離状態を切り替える際に発生するため、使用者は、発生した音及び振動をクリック音及びクリック感として認識する。使用者がクリック音及びクリック感を認識することにより、使用者は、操作が完了したことを認識し、素早く次の操作を行うことができる。従って、使用者は、素早く反応して次々に操作を行うことができるので、本願記載のキースイッチ1及びキーボードKBは、eスポーツ等のコンピュータゲームに使用するスイッチ及びキーボードKBに適している。
本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、他の様々な形態で実施することが可能である。そのため、上述した実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の技術範囲は、請求の範囲によって説明するものであって、明細書本文には何ら拘束されない。更に、請求の範囲の均等範囲に属する変形及び変更は、全て本発明の範囲内のものである。
例えば、前記実施形態では、弓バネ部152を有する揺動部材15を用いる形態を示したが本発明はこれに限らず、音を発生させることが可能な揺動部材15であれば、様々な形態に展開することが可能である。例えば、弓バネ部152が形成されていない板バネとして形成された金属薄板を揺動部材15として形成する等、様々な形態に展開することが可能である。
また、前記実施形態では、可動部材11から連動部材17を介して揺動部材15を押圧する形態を示したが、本発明はこれに限らず、可動部材11が揺動部材15を直接押圧するように形成することも可能である。また、可動部材11と連動部材17とが連動する機構についても適宜設計することが可能であり、スライドカム以外のカム、その他、リンク、ギア、クランク等の構造を用いて可動部材11及び連動部材17を連動させるようにしてもよく、その場合、連動部材17の動作方向を横方向以外の方向とする等、適宜設計することが可能である。
更に、例えば、前記実施形態では、キーボードKB等の主として文字を入力するキー入力装置に適用する形態を示したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、テンキー等の数字キー専用のキー入力装置、その他、コンピュータ以外の電子機器、例えば、ゲーム専用機に対して用いられる各種スイッチ等の様々なキー入力装置に適用することが可能である。
KB キーボード(キー入力装置)
1 キースイッチ(スイッチ装置)
10 固定部材
11 可動部材
110 押圧柱
110a 押圧面
12 キートップ
13 弾性部材
14 接点部材
15 揺動部材
150 揺動支点(第1端・固定端)
151 衝打部(第2端・自由端)
152 弓バネ部
16 支持部材
160 第1支持部
161 第2支持部
162 被衝打部
17 連動部材
170 被押圧面

Claims (3)

  1. 固定部材と、押下操作により押下方向へ移動する可動部材と、前記可動部材を押下方向の反対方向へ押圧する弾性部材と、前記可動部材が押下方向へ移動する過程で電気的な接離状態を切り替える接点部材とを備えるスイッチ装置であって、
    前記可動部材の移動に伴い押圧されて揺動する揺動部材と、
    前記揺動部材を揺動可能に支持する支持部材と
    を備え、
    前記揺動部材は、
    第1端を前記支持部材に支持された固定端とし、前記第1端と異なる第2端を自由端とする片持ち構造をなし、
    前記第2端側が第1方向へ付勢されており、
    弓バネ部が分岐して形成されており、
    前記弓バネ部の分岐した先端は、前記支持部材に固定されており、
    前記弓バネ部により前記第2端側を第1方向又は第1方向の反対方向となる第2方向へ付勢される
    ように構成されており、
    前記揺動部材は、前記可動部材の移動に伴う押圧により、第2方向へ押圧されて揺動し、揺動により前記支持部材を衝打する
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 固定部材と、押下操作により押下方向へ移動する可動部材と、前記可動部材を押下方向の反対方向へ押圧する弾性部材と、前記可動部材が押下方向へ移動する過程で電気的な接離状態を切り替える接点部材とを備えるスイッチ装置であって、
    前記可動部材の移動に伴い押圧されて揺動する揺動部材と、
    前記揺動部材を揺動可能に支持する支持部材と、
    前記可動部材の移動に連動して動作する連動部材と
    を備え、
    前記連動部材は、移動する前記可動部材と摺動することにより、前記可動部材の移動に対して従動するカム機構として構成されており、
    前記カム機構により、前記連動部材は、前記可動部材の移動方向と異なる方向へ動作し、
    前記揺動部材は、前記可動部材の移動に連動して動作した前記連動部材に押圧されて揺動し、揺動により前記支持部材を衝打する
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  3. 複数のキースイッチが配設されたキー入力装置であって、
    配設されたキースイッチとして、請求項1又は請求項2に記載のスイッチ装置を備える
    ことを特徴とするキー入力装置。
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