JP7059655B2 - 画像形成装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、蓄積印刷を行う画像形成装置およびプログラムに関する。さらに詳細には、受信した画像データの保存に関する技術である。
従来、画像データを受信した際に印刷を直ぐには行わず、画像データもしくは画像データを変換したデータを保存し、ユーザからの印刷指示の入力等の印刷条件を満たした場合に印刷を行う蓄積印刷が可能な画像形成装置が知られている。蓄積印刷が可能な画像形成装置を開示した文献としては、例えば、特許文献1がある。
特開2012-218244号公報
受信した画像データの種別によって、その画像データに対してラスタライズや画処理等の各種の処理を画像形成装置が行う必要が有るものと、それらの処理を行う必要が無いもの、すなわちそれらの処理が画像データの送信元で行われているものとがある。前者の画像データの蓄積印刷を行う場合、上述の処理のうちラスタライズには時間がかかることから、ラスタライズを行った上で保存する方が、印刷開始を早めるために好ましい。しかしながら、ラスタライズ後のデータはRGB等のローデータであり、データサイズが大きい傾向にある。そのため、メモリ不足が生じ易く、蓄積可能なページ数が少なくなる。
本発明は、前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは、蓄積印刷を行う画像形成装置であって、受信した画像データの好適な保存技術を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた画像形成装置は、画像形成ハードウェアと、ネットワークインターフェースと、ユーザインターフェースと、メモリと、コントローラと、を備え、前記コントローラは、前記ネットワークインターフェースを介して画像データを受信する受信処理と、前記画像データが、前記画像形成ハードウェアが画像形成に用いる特定の種別の画像データであるか否かを判断する判断処理と、を実行し、さらに、前記判断処理にて前記画像データが前記特定の種別であると判断された場合、前記画像データを前記メモリに保存する第1保存処理を実行し、前記判断処理にて前記画像データが前記特定の種別ではないと判断された場合、前記画像データをラスタライズしてラスタライズデータを生成するラスタライズデータ生成処理と、前記ラスタライズデータを圧縮した圧縮データを生成する圧縮処理と、前記圧縮データを前記メモリに保存する第2保存処理と、を実行し、前記メモリに保存されている前記画像データに対する印刷指示を前記ユーザインターフェースを介して受け付けた場合、前記画像データに基づいて前記画像形成ハードウェアに画像形成を行わせる第1画像形成処理を実行し、前記メモリに保存されている前記圧縮データに対する印刷指示を前記ユーザインターフェースを介して受け付けた場合、前記圧縮データを解凍して前記ラスタライズデータを復元する解凍処理と、前記解凍処理によって解凍された前記ラスタライズデータに対して画処理を施した印刷データを生成する印刷データ生成処理と、前記印刷データに基づいて前記画像形成ハードウェアに画像形成を行わせる第2画像形成処理と、を実行する、ことを特徴としている。
本明細書に開示される画像形成装置は、ネットワークインターフェースを介して受信した画像データの種別を判断し、その判断結果に基づいて、画像データの処理を切り替える。すなわち、受信した画像データが特定の種別の画像データであれば、画像形成装置は、その画像データを圧縮せずにメモリに保存し、印刷指示を受け付けた場合、保存している画像データに基づく画像形成を行う。自装置でのラスタライズの必要がない特定の種別の画像データは、データサイズが小さい傾向にあることからメモリ不足の可能性は低く、圧縮せずに保存することで早期の画像形成が期待できる。一方、受信した画像データが特定の種別の画像データでなければ、画像形成装置は、画像データをラスタライズ後に圧縮して保存し、印刷指示を受け付けた場合、保存している圧縮データを解凍し、解凍されたデータに基づく画像形成を行う。ラスタライズ後のデータを圧縮することで、早期の画像形成の可能性を高めるとともに、メモリ不足を抑制する。
上記画像形成装置の機能を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、および当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。
本発明によれば、蓄積印刷を行う画像形成装置であって、受信した画像データの好適な保存技術が実現される。
実施の形態にかかるプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 プリンタによるデータ生成の手順を示す説明図である。 データ形式による保存手順の違いの例を示す説明図である。 データ形式による印刷手順の違いの例を示す説明図である。 プリンタのジョブ受信処理の手順を示すフローチャートである。 蓄積印刷処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明にかかる画像形成装置を具体化した実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は、画像形成機能を備えたプリンタに本発明を適用したものである。
本形態のMFP100の電気的構成について説明する。本形態のMFP100は、図1に示すように、CPU31と、ROM32と、RAM33と、不揮発性メモリ34と、を含む制御基板30を備えている。また、MFP100は、画像形成部10と、画像読取部20と、通信IF(インターフェースの略)37と、操作パネル40と、を備え、これらが制御基板30に電気的に接続されている。
ROM32には、MFP100を起動するための起動プログラム等が記憶されている。RAM33は、各種の処理が実行される際の作業領域として、あるいは、データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。不揮発性メモリ34は、例えば、HDD、フラッシュメモリであり、各種のプログラムや画像データ等のデータや各種設定を記憶する領域として利用される。ROM32、RAM33および不揮発性メモリ34は、いずれもメモリの一例である。また、CPU31がCPUバッファを備えているものであれば、CPUバッファもメモリの一例である。
メモリの一例はいずれも、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non-transitoryな媒体である。non-transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD-ROM、DVD-ROM等の記録媒体も含まれる。また、non-transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non-transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
CPU31は、ROM32や不揮発性メモリ34から読み出したプログラムに従って、その処理結果をRAM33または不揮発性メモリ34に記憶させながら、MFP100の各構成要素を制御する。CPU31は、コントローラの一例である。制御基板30がコントローラであってもよい。なお、図1中の制御基板30は、CPU31等、MFP100の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって、実際にMFP100に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。また、CPU31は1個に限らず、複数個の協働にて動作するものでも良い。
画像形成部10は、シートに画像を印刷するための構成およびシートを搬送するための構成を有する。本形態のMFP100は、例えば、インクジェット方式で画像を形成するプリンタであり、画像形成部10は、インクの吐出ノズルを備えた印字ヘッドを有している。画像形成部10は、印字ヘッドをキャリッジにて走査させて1ライン分の印刷を行い、1ライン分の印刷と1ライン分のシートの搬送とを交互に繰り返すことで、1ページ分の印刷を完了させる。画像形成部10は、画像形成ハードウェアの一例である。なお、画像形成部10の印刷方式は、インクジェット方式に限らず、電子写真方式、熱転写方式等であってもよい。また、MFP100の画像形成部10は、カラー画像の印刷が可能な装置であっても、モノクロ印刷専用の装置であってもよい。
画像読取部20は、原稿の画像を読み取るための読取ヘッド等の構成を有する。画像読取部20の読取ヘッドの読取方式は何でも良いし、カラー読み取りでもモノクロ読み取りでも良い。また、画像読取部20は、原稿搬送装置を備えていてもよい。本形態の画像読取部20は、読取ヘッドにて読み取ったデータである画素データの圧縮および解凍を行うJPEG変換回路21を備えている。JPEG変換回路21は、非可逆的な圧縮方式であるJPEG方式の圧縮および解凍を行うハードウェア構成である。JPEG変換回路21は、回路の一例である。
通信IF37は、例えば、ネットワークを介して接続された外部装置と通信を行うためのハードウェアである。通信方法は、有線であっても無線であってもよい。MFP100は、例えば、通信IF37を介して、PC等の外部装置から送信された印刷ジョブを受け付ける。通信IF37は、ネットワークインターフェースの一例である。
操作パネル40は、MFP100の外装に設けられ、動作状況の表示やユーザによる入力操作の受付を行う。本形態のMFP100は、操作パネル40にて表示するユーザ向けの情報を圧縮して保存するために、PNG変換回路41を備えている。PNG変換回路41は、可逆的な圧縮方式であるPNG方式の圧縮および解凍を行うハードウェア構成である。操作パネル40は、ユーザインターフェースの一例である。PNG変換回路41は、回路の一例である。
続いて、本形態のMFP100における印刷ジョブの処理手順について説明する。MFP100は、例えば、図2に示すように、通信IF37を介して、PC200から印刷ジョブを受信する。具体的には、ジョブ開始を示すジョブ開始コマンドの受信から、ジョブ終了を示すジョブ終了コマンドの受信までが、印刷ジョブの受信である。印刷ジョブの受信には、印刷ジョブの開始から終了までの間における、ページ開始を示すページ開始コマンドの受信、ページ終了を示すページ終了コマンドの受信、ページの開始から終了までの間における、画像データの受信が含まれる。MFP100は、受信した画像データを、順次処理して、最終的に画像形成部10にて使用するデータ形式であるラインデータを生成する。
データの処理を行う構成として、MFP100の制御基板30は、図2に示すように、データ受信モジュール301と、ラスタライズモジュール302と、画処理モジュール303と、印刷エンジン制御モジュール304と、印刷制御モジュール305と、を備えている。各モジュールは、ソフトウェアモジュールである。また、各モジュールは、他のモジュールとデータ交換するためのIF(例えば、APIとも呼ばれる)を備える。また、MFP100は、各種のデータを一時的に記憶するために、画像メモリ331と、ページメモリ332と、ラインメモリ333と、をそれぞれ必要に応じてRAM33に構成する。
なお、以下の処理およびフローチャートの各処理ステップは、基本的に、印刷制御モジュール305などのプログラムに記述された命令に従ったCPU31の処理を示す。すなわち、以下の説明における「判断」、「算出」、「受付」、「制御」等の処理は、CPU31の処理を表している。CPU31による処理は、MFP100のOSのAPIを用いたハードウェア制御も含む。本明細書では、OSの記載を省略して各プログラムの動作を説明する。すなわち、以下の説明において、「プログラムがハードウェアを制御する」という趣旨の記載は、「プログラムがOSのAPIを用いてハードウェアを制御する」ことを指してもよい。また、本明細書中の「データ」とは、コンピュータに読取可能なビット列で表される。そして、実質的な意味内容が同じでフォーマットが異なるデータは、同一のデータとして扱われるものとする。本明細書中の「情報」についても同様である。
データ受信モジュール301は、図2に示すように、PC200等の外部装置から画像データを受信し、受信した画像データを画像メモリ331に書き込む。画像データは、例えば、ページ記述言語(以下、PDLとも記載)によって記述されたデータである。PDLとしては、例えば、PCL(Print Control Languageの略)、PS(PostScript(登録商標)の略)、AirPrint(登録商標)で用いられるPDL(以下、単に、AirPrintとも記載)がある。
ラスタライズモジュール302は、図2に示すように、画像メモリ331から1ページ分の画像データを読み出し、ラスタライズ処理を行ってページデータを生成し、生成したページデータをページメモリ332に書き込む。1ページ分の画像データとは、ページ開始コマンドの受信から、ページ終了コマンドの受信までの間に受信した画像データである。ページデータは、画像の各ドットの色情報などを含むドットデータである。ラスタライズモジュール302は、画像データの種類に応じて、RGB形式、または、CMYK形式のドット単位のデータであるページデータを生成する。ラスタライズモジュール302は、第1コントローラの一例である。ページデータは、ラスタライズデータの一例である。ラスタライズモジュール302による読み出しの終了した画像データは、画像メモリ331から破棄される。
画処理モジュール303は、図2に示すように、ページメモリ332からページデータを読み出して、誤差拡散処理等の画処理を行ってラインデータを生成し、生成したラインデータをラインメモリ333に書き込む。ラインデータは、各吐出ノズルからのインクの吐出量などの情報を含み、画像形成部10の印字ヘッドを制御するためのデータであり、1ライン単位で処理される。なお、1ラインとは、印字ヘッドの1回のスキャンによって印刷できる範囲である。画像の印刷幅や印字ヘッドの構成に応じて、1ライン分のデータ量は異なる場合がある。画処理モジュール303は、第3コントローラの一例である。ラインデータは、印刷データの一例である。
外部装置から受信する画像データは、PDLで記述されたデータ(以下、PDLデータとする)には限らず、GDI(Graphics Device Interfaceの略)形式のものである場合もある。GDI形式の画像データ(以下、GDIデータとする)は、送信元の装置によってラスタライズなどの処理済みのデータであり、ラインデータと同様に画素情報を記憶する形式の画像データである。ラスタライズモジュール302は、受信した画像データがGDIデータであった場合には、図2に示すように、ページデータを作成せず、そのままラインメモリ333に書き込む。GDIデータは、特定の種別の画像データの一例である。
印刷エンジン制御モジュール304は、図2に示すように、ラインメモリ333からラインデータを読み出して画像形成部10に受け渡すことで、画像形成部10に印刷を実行させる。印刷エンジン制御モジュール304によって読み出され、印刷に使用されたラインデータは、ラインメモリ333から破棄される。印刷エンジン制御モジュール304は、第4コントローラの一例である。
なお、ラインデータは、ランダムアクセス可能なデータであり、ラインごとに読み出しや破棄が可能である。一方、ページメモリ332に記憶されるページデータは、シーケンシャル構造のデータであり、その読み出しや破棄は、ページの先頭から順に行われる。
印刷制御モジュール305は、図2に示すように、画像形成部10の状態を監視し、ラスタライズモジュール302と画処理モジュール303と印刷エンジン制御モジュール304とを制御する。また、印刷制御モジュール305は、画像形成部10から、例えば、ジャムの発生等のエラー情報、印刷完了情報を含む状態情報を受け取る。印刷制御モジュール305は、第2コントローラの一例である。
本形態のMFP100は、ページデータやラインデータの生成に際して、まず、RAM33にメモリ領域を構成する。印刷制御モジュール305は、保存しようとしているデータのデータサイズに見合う空き領域がRAM33に有るか否かを判断し、空き領域が不足している場合には、メモリ不足と判断して、ラスタライズモジュール302や画処理モジュール303によるデータの生成を中断させる。
続いて、本形態MFP100にて実行される蓄積印刷について説明する。蓄積印刷とは、単にMFP100に送信しただけでは印刷が開始されない印刷設定である。MFP100は、受け付けた印刷ジョブが蓄積印刷の印刷ジョブ(以下、蓄積ジョブとする)である場合、操作パネル40にてユーザによる印刷指示を受け付けるまで、そのジョブのデータを保存する。蓄積印刷の印刷ジョブには、例えば、ユーザ認証を印刷の条件とするセキュアジョブが有る。MFP100は、多ページの蓄積ジョブや多数の蓄積ジョブを受け付けたことで、保存するデータ量が多くなると、メモリ不足となる可能性がある。
本形態のMFP100は、PC200等から受信した蓄積ジョブの画像データのデータ形式に基づいて、図3に示すように、保存するデータ形式を切り替える。具体的には、受信した蓄積ジョブの画像データがPDLデータであれば、ラスタライズモジュール302にてラスタライズした後のページデータを圧縮し、圧縮データを保存する。圧縮方式は、例えば、JPEG、PNGである。一方、受信した蓄積ジョブの画像データがGDIデータであれば、受信したGDIデータをそのまま保存する。
そして、MFP100は、保存している蓄積ジョブの印刷指示を受け付ける。MFP100は、例えば、操作パネル40を介して蓄積ジョブの選択操作を受け付け、選択された蓄積ジョブの印刷指示を受け付ける。また、例えば、蓄積ジョブがセキュアジョブである場合、MFP100は、認証情報を受け付け、ユーザ認証を行う。MFP100は、ユーザ認証に成功すると、認証に成功したユーザに関連付けて保存されているセキュアジョブの一覧を操作パネル40に表示し、印刷対象のセキュアジョブの選択を受け付ける。
蓄積ジョブの印刷指示を受け付けた場合、MFP100は、選択された蓄積ジョブの保存されているデータ形式に応じて、図4に示すように、印刷動作を実行する。具体的には、MFP100は、印刷指示を受け付けた蓄積ジョブのデータが圧縮データであれば、圧縮データを解凍してページデータを復元する。さらに、MFP100は、復元したページデータに対して画処理モジュール303にて画処理を施し、ラインデータを生成する。そして、MFP100は、生成したラインデータに基づいて、印刷エンジン制御モジュール304を介して、画像形成部10に画像形成を行わせる。
一方、MFP100は、印刷指示を受け付けた蓄積ジョブのデータがGDIデータであれば、GDIデータを読み出して印刷エンジン制御モジュール304に受け渡し、印刷エンジン制御モジュール304を介して、画像形成部10に画像形成を行わせる。
次に、本形態のMFP100におけるジョブ受信処理の手順について、図5のフローチャートを参照して説明する。このジョブ受信処理は、PC200等の外部装置から印刷ジョブの受信を開始したことを契機に、CPU31にて実行される。印刷ジョブを受信する処理は、受信処理の一例である。
CPU31は、まず、受信した印刷ジョブが蓄積ジョブであるか否かを判断する(S101)。具体的には、CPU31は、ジョブ開始コマンドに、蓄積ジョブであることを示すパラメータが含まれているか否かを判断する。そして、蓄積ジョブではないと判断した場合(S101:NO)、CPU31は、受信した印刷ジョブに基づく印刷を画像形成部10に実行させ(S102)、ジョブ受信処理を終了する。印刷を実行する場合、MFP100は、図2に示したように、ページデータとラインデータとを順次生成し、画像形成部10にラインデータを送信する。印刷の手順は、既知の一般的な手順である。
蓄積ジョブであると判断した場合(S101:YES)、CPU31は、印刷ジョブに含まれる画像データがGDIデータであるか否かを判断する(S103)。具体的には、CPU31は、ジョブ開始コマンドに含まれる画像データのデータ形式を示すパラメータに基づいて、画像データの形式を判断する。S103は、判断処理の一例である。GDIデータではないと判断した場合(S103:NO)、CPU31は、受信した画像データがPCLで記述されているか否かを判断する(S104)。PCLではないと判断した場合(S104:NO)、CPU31は、受信した画像データがAirPrintであるか否かを判断する(S105)。
PCLであると判断した場合(S104:YES)、または、AirPrintであると判断した場合(S105:YES)、CPU31は、受信した印刷ジョブの画像データをラスタライズモジュール302にてラスタライズする(S106)。S106は、ラスタライズデータ生成処理の一例である。PCLまたはAirPrintの画像データに基づくラスタライズ後のデータは、RGBデータである。つまり、S106では、CPU31は、RGBデータを生成する。
さらに、CPU31は、S106にて生成したRGBデータをJPEG方式で圧縮してJPEGデータを生成する(S107)。S107は、圧縮処理の一例である。
AirPrintではないと判断した場合(S105:NO)、CPU31は、受信した画像データがPSであるか否かを判断する(S108)。PSであると判断した場合(S108:YES)、CPU31は、受信した印刷ジョブの画像データをラスタライズモジュール302にてラスタライズする(S109)。S109は、ラスタライズデータ生成処理の一例である。PSの画像データに基づくラスタライズ後のデータは、CMYKデータである。つまり、S109では、CPU31は、CMYKデータを生成する。
さらに、CPU31は、S109にて生成したCMYKデータをRGBデータに変換し、変換後のRGBデータをJPEG方式で圧縮してJPEGデータを生成する(S110)。S110は、圧縮処理の一例である。
S107やS110において、RGBデータを圧縮してJPEGデータを生成する際に、CPU31は、画像読取部20の備えるJPEG変換回路21を利用する。JPEG変換回路21は、ハードウェアによってRGBデータの圧縮を行うので、短時間での圧縮処理が可能である。JPEG方式の圧縮は、非可逆方式であって、データサイズを安定して小さくできる。S107とS110の後、CPU31は、生成したJPEGデータを保存する(S111)。S111は、第2保存処理の一例である。
一方、PSでもないと判断した場合(S108:NO)、CPU31は、エラーと判断して(S112)、ジョブ受信処理を終了する。本形態のMFP100において印刷可能な画像データは、PCL、AirPrint、PS、GDIデータの4種類である。
また、受信した印刷ジョブの画像データがGDIデータであると判断した場合(S103:YES)、CPU31は、画像データのデータサイズが大きいか否かを判断する(S113)。S113は、受信データサイズ判断処理の一例である。なお、PC200等は、ジョブ開始コマンドの送信からジョブ終了コマンドの送信までの間に、画像データを一部分ずつ送信する。そのため、MFP100は、通信IF37を介して、PC200等から画像データを一部分ずつ受信することになる。
CPU31は、ジョブ開始コマンドの受信以降、ジョブ終了コマンドを受信するまでの間に、画像データを受信する都度、画像データのうちの受信済みの部分のデータサイズを算出する。CPU31は、画像データのうちの受信済みの部分のデータサイズが所定サイズを超えた場合に、画像データのデータサイズが大きいと判断する。所定サイズは、例えば、所定のデータサイズであり、例えば、MFP100の製造時に予め決定されている。CPU31は、MFP100の全メモリサイズに対する所定の割合のサイズを算出し、所定のデータサイズとして用いてもよい。あるいは、CPU31は、ジョブ開始コマンドの受信以降、ジョブ終了コマンドを受信する前に、MFP100がメモリ不足の状態となった場合、画像データのデータサイズが大きいと判断しても良い。
そして、画像データのうちの受信済みの部分のデータサイズが所定サイズを超える前に、画像データの送信終了を示すコマンドを受信した場合、CPU31は、画像データのデータサイズが大きくないと判断する。画像データのデータサイズが大きくないと判断した場合(S113:NO)、CPU31は、受信したGDIデータを加工せずに保存する(S114)。S114は、第1保存処理の一例である。S114では、CPU31は、データの圧縮を行わない。一方、データサイズが大きいと判断した場合(S113:YES)、CPU31は、ジョブをキャンセルして(S115)、ジョブ受信処理を終了する。
S115では、CPU31は、操作パネル40を介してジョブのキャンセルを通知し、既に一部のデータを保存済みであれば、保存しているデータを破棄する。GDIデータは、例えば、白画素が連続する空白ラインのように、同じ画素データが連続する場合、連続する画素データの一部が間引かれている。そのため、GDIデータは、PDLデータをラスタライズしたRGB等のローデータに比較して、データサイズの小さい画像データである可能性が高く、そのまま保存したとしてもメモリを圧迫する可能性が低い。ただし、例えば、写真印刷、高解像度印刷では、GDIデータであってもデータサイズが大きい画像データとなる可能性がある。本形態のMFP100は、データサイズの大きいGDIデータを含む蓄積ジョブを受け付けないことで、メモリの圧迫を抑制する。
一方、GDIデータ以外の画像データでは、データの間引きは行われていない。つまり、本形態のMFP100は、データが間引きされている画像データであれば圧縮せずに保存し、データが間引きされていない画像データであれば圧縮して保存する。
S111またはS114の後、CPU31は、ジョブの終端に到達したか否かを判断する(S116)。S116では、CPU31は、例えば、画像データの送信終了を示すコマンドを受信したか否かを判断する。ジョブの終端に到達していないと判断した場合(S116:NO)、CPU31は、S103に戻って、次のページの画像データを処理する。ジョブの終端に到達したと判断した場合(S116:YES)、CPU31は、ジョブ受信処理を終了する。
次に、本形態のMFP100における蓄積印刷処理の手順について、図6のフローチャートを参照して説明する。この蓄積印刷処理は、保存されている蓄積ジョブに対する印刷指示を受け付けたことを契機に、CPU31にて実行される。印刷指示には、ジョブを指定する情報が含まれる。
CPU31は、まず、指定された蓄積ジョブの保存データを読み出す(S201)。蓄積ジョブの保存データは、ジョブ受信処理のS111またはS114にて保存されたデータである。そして、CPU31は、読み出した保存データがJPEGデータであるか否かを判断する(S202)。
保存データがJPEGデータであると判断した場合(S202:YES)、CPU31は、保存データを解凍する(S203)。S203は、解凍処理の一例である。S203により、ラスタライズモジュール302にてラスタライズされて生成されたページデータが復元される。S203では、CPU31は、画像読取部20のJPEG変換回路21を利用する。
そして、CPU31は、復元されたページデータを画処理モジュール303にて画処理し、ラインデータを生成する(S204)。S204は、印刷データ生成処理の一例である。CPU31は、生成したラインデータを印刷エンジン制御モジュール304を介して、画像形成部10に受け渡す(S205)。この場合のS205は、第2画像形成処理の一例である。画像形成部10は、受け渡されたラインデータを用いて、画像を形成する。
一方、保存データがJPEGデータではないと判断した場合(S202:NO)、CPU31は、読み出した保存データを加工せず、印刷エンジン制御モジュール304を介して、画像形成部10に受け渡す(S205)。この場合のS205は、第1画像形成処理の一例である。JPEGデータではない保存データは、GDIデータであり、そのまま画像形成に供することができる。画像形成部10は、受け渡されたGDIデータを用いて、画像を形成する。
S205の後、CPU31は、印刷ジョブの終端まで保存データの読み出しを行ったか否かを判断する(S206)。印刷ジョブの終端ではないと判断した場合(S206:NO)、CPU31は、S201に戻って、さらに保存データを読み出す。印刷ジョブの終端まで読み出したと判断した場合(S206:YES)、CPU31は、蓄積印刷処理を終了する。
以上、詳細に説明したように、本形態のMFP100は、受信した印刷ジョブが蓄積ジョブであって、印刷ジョブの画像データがPDLデータであれば、PDLデータをラスタライズしたページデータを圧縮して保存する。一方、画像データが、自装置でのラスタライズや画処理を必要とせず、画像形成部10での画像形成に用いることができる特定の種別であるGDIデータの場合、MFP100は、圧縮せずに保存する。GDIデータは、自装置でラスタライズを行った場合のページデータと比較してサイズが小さい傾向にあり、そのまま記憶したとしてもメモリを圧迫する可能性は低く、蓄積可能なページ数を多く確保できる可能性が高い。また、圧縮せずにそのまま記憶することで、印刷の際に解凍処理が不要であり、早期の印刷開始が期待できる。一方、自装置でのラスタライズや画処理を必要とするPDLデータの場合、少なくともラスタライズまでは行い、その後のページデータを圧縮して保存することで、蓄積可能なページ数を多く確保しつつ印刷開始の遅れを抑制できる。
さらに、MFP100では、ラスタライズモジュール302と画処理モジュール303と印刷エンジン制御モジュール304と印刷制御モジュール305とが、それぞれ独立した構成となっている。つまり、画像データの解析(種別の判断およびラスタライズ)と、印刷用のラインデータの生成と、画像形成部10の制御と、蓄積印刷のための保存と、が独立するため、設計が容易になる。
なお、本実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、MFPに限らず、複写機、プリンタ、FAX装置等、画像形成機能を備えるものであれば適用可能である。
また、本形態では、ラスタライズモジュール302、画処理モジュール303、印刷エンジン制御モジュール304、印刷制御モジュール305等の各モジュールは、ソフトウェアモジュールであるとしたが、ハードウェアモジュールであっても良い。例えば、制御基板30内にASICとして実装されたものでも良い。あるいは、ソフトウェアモジュールとハードウェアモジュールとの組み合わせで構成されていても良い。
また、圧縮方式は、JPEG方式に限らない。例えば、S107やS110では、JPEG方式の圧縮に代えて、PNG方式での圧縮を行ってもよい。その場合には、JPEG変換回路21に代えてPNG変換回路41を用いると良い。PNG方式での圧縮は、可逆的な圧縮方式であることから、画質の劣化を抑えることができる。一方、JPEG方式での圧縮を行うと、安定して高い圧縮率での圧縮が可能であり、圧縮データのデータサイズをより小さくできる可能性が高い。また、さらに他の方式での圧縮を行うハードウェアを備えていれば、そのハードウェアを用いて他の方式で圧縮しても良い。
また、本形態では、圧縮をJPEG変換回路21やPNG変換回路41にて行うとしたが、ソフトウェアで行っても良い。ただし、ハードウェアにて行うことで、より高速に圧縮できる可能性が高い。また、MFP100に既に設けられているハードウェアを共用すれば、本発明のために新たな構成を追加する必要はない。
また、ジョブ受信処理では、受信しているGDIデータのデータサイズが大きいと判断した場合、S115にてジョブをキャンセルするとしたが、キャンセルする代わりに、受信したGDIデータを圧縮して保存しても良い。例えば、S115にて、GDIデータをJPEG変換回路21にてJPEG方式に圧縮する処理と、圧縮後の圧縮データを保存する処理とを行うとしても良い。この場合の圧縮データは、特定圧縮データの一例である。そして、蓄積印刷処理では、保存データがGDIデータを圧縮した圧縮データであった場合には、JPEG変換回路21にて解凍してGDIデータを復元し、復元したGDIデータを印刷エンジン制御モジュール304を介して画像形成部10に受け渡す。
また、ジョブ受信処理では、受信したPDLデータが、PCL、Air Print、PSのいずれでもない場合にはエラーとするとしたが、他の形式のPDLデータであっても、MFP100にて処理可能な形式であれば、受け付けるとよい。一方、PCL、Air Print、PSのいずれかであっても、MFP100にて処理可能でなければ、エラーとするとよい。
また、本形態では、PDLデータをラスタライズした後のページデータを圧縮して、圧縮済みのJPEGデータを保存するとしたが、ページデータを画処理した後のラインデータを圧縮して保存しても良い。ただし、画処理によってデータサイズがさらに大きくなることがあるため、ページデータを圧縮して保存する方がメモリを圧迫する可能性は低い。
また、画処理モジュール303による画処理は、誤差拡散処理に限らず、例えば、ディザリング処理であっても良い。
また、本形態では、ジョブ開始コマンドに含まれるパラメータに基づいて、受信したジョブが蓄積ジョブであるか否かの判断、および、画像データのデータ形式の判断を行うとしたが、ジョブ開始コマンドとは別に、ジョブ開始コマンドより後で受信するパラメータに基づいて判断しても良い。
また、実施の形態に開示されている処理は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
10 画像形成部
21 JPEG変換回路
31 CPU
33 RAM
37 通信IF
40 操作パネル
100 MFP
302 ラスタライズモジュール
303 画処理モジュール
304 印刷エンジン制御モジュール
305 印刷制御モジュール

Claims (12)

  1. 画像形成ハードウェアと、
    ネットワークインターフェースと、
    ユーザインターフェースと、
    メモリと、
    コントローラと、
    を備え、
    前記コントローラは、
    前記ネットワークインターフェースを介して画像データを受信する受信処理と、
    前記画像データが、前記画像形成ハードウェアが画像形成に用いる特定の種別の画像データであるか否かを判断する判断処理と、
    を実行し、さらに、
    前記判断処理にて前記画像データが前記特定の種別であると判断された場合、
    前記画像データを圧縮せずに前記メモリに保存する第1保存処理を実行し、
    前記判断処理にて前記画像データが前記特定の種別ではないと判断された場合、
    前記画像データをラスタライズしてラスタライズデータを生成するラスタライズデータ生成処理と、
    前記ラスタライズデータを圧縮した圧縮データを生成する圧縮処理と、
    前記圧縮データを前記メモリに保存する第2保存処理と、
    を実行し、
    前記メモリに保存されている前記画像データに対する印刷指示を前記ユーザインターフェースを介して受け付けた場合、
    前記画像データに基づいて前記画像形成ハードウェアに画像形成を行わせる第1画像形成処理を実行し、
    前記メモリに保存されている前記圧縮データに対する印刷指示を前記ユーザインターフェースを介して受け付けた場合、
    前記圧縮データを解凍して前記ラスタライズデータを復元する解凍処理と、
    前記解凍処理によって解凍された前記ラスタライズデータに対して画処理を施した印刷データを生成する印刷データ生成処理と、
    前記印刷データに基づいて前記画像形成ハードウェアに画像形成を行わせる第2画像形成処理と、
    を実行する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載する画像形成装置において、
    前記コントローラは、
    前記受信処理では、前記特定の種別の画像データを一部分ずつ受信し、
    前記特定の種別の画像データのうちの受信済みの部分のデータサイズが所定サイズを超えたか否かを判断する受信データサイズ判断処理を実行し、
    前記第1保存処理では、
    前記受信データサイズ判断処理にて前記データサイズが前記所定サイズを超えたと判断されることなく、前記特定の種別の画像データの送信終了を示すコマンドを前記ネットワークインターフェースを介して受信した場合、前記特定の種別の画像データを前記メモリに保存し、
    前記コマンドを前記ネットワークインターフェースを介して受信する前に、前記受信データサイズ判断処理にて前記データサイズが前記所定サイズを超えたと判断された場合、前記特定の種別の画像データのジョブをキャンセルする、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 画像形成ハードウェアと、
    ネットワークインターフェースと、
    ユーザインターフェースと、
    メモリと、
    コントローラと、
    を備え、
    前記コントローラは、
    前記ネットワークインターフェースを介して画像データを受信する受信処理と、
    前記画像データが、前記画像形成ハードウェアが画像形成に用いる特定の種別の画像データであるか否かを判断する判断処理と、
    を実行し、さらに、
    前記判断処理にて前記画像データが前記特定の種別であると判断された場合、
    前記画像データを前記メモリに保存する第1保存処理を実行し、
    前記判断処理にて前記画像データが前記特定の種別ではないと判断された場合、
    前記画像データをラスタライズしてラスタライズデータを生成するラスタライズデータ生成処理と、
    前記ラスタライズデータを圧縮した圧縮データを生成する圧縮処理と、
    前記圧縮データを前記メモリに保存する第2保存処理と、
    を実行し、
    前記メモリに保存されている前記画像データに対する印刷指示を前記ユーザインターフェースを介して受け付けた場合、
    前記画像データに基づいて前記画像形成ハードウェアに画像形成を行わせる第1画像形成処理を実行し、
    前記メモリに保存されている前記圧縮データに対する印刷指示を前記ユーザインターフェースを介して受け付けた場合、
    前記圧縮データを解凍して前記ラスタライズデータを復元する解凍処理と、
    前記解凍処理によって解凍された前記ラスタライズデータに対して画処理を施した印刷データを生成する印刷データ生成処理と、
    前記印刷データに基づいて前記画像形成ハードウェアに画像形成を行わせる第2画像形成処理と、
    を実行し、
    前記コントローラは、
    前記受信処理では、前記特定の種別の画像データを一部分ずつ受信し、
    前記特定の種別の画像データのうちの受信済みの部分のデータサイズが所定サイズを超えたか否かを判断する受信データサイズ判断処理を実行し、
    前記第1保存処理では、
    前記受信データサイズ判断処理にて前記データサイズが前記所定サイズを超えたと判断されることなく、前記特定の種別の画像データの送信終了を示すコマンドを前記ネットワークインターフェースを介して受信した場合、前記特定の種別の画像データを前記メモリに保存し、
    前記コマンドを前記ネットワークインターフェースを介して受信する前に、前記受信データサイズ判断処理にて前記データサイズが前記所定サイズを超えたと判断された場合、前記特定の種別の画像データを圧縮した特定圧縮データを生成して、前記特定圧縮データを前記メモリに保存する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    前記コントローラは、
    前記判断処理では、画素情報を記憶する形式であって、かつ連続する同じ画素情報間引かれている形式の画像データを、前記特定の種別であると判断する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    前記コントローラは、
    前記判断処理では、ページ記述言語で記述された形式の画像データを、前記特定の種別の画像データではないと判断する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    データの圧縮および解凍を行う回路を備え、
    前記コントローラは、
    前記圧縮処理では、前記ラスタライズデータを前記回路に圧縮させ、
    前記解凍処理では、前記圧縮データを前記回路に解凍させる、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    前記コントローラは、
    前記圧縮処理では、前記ラスタライズデータを非可逆圧縮方式で圧縮する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    前記コントローラは、
    前記圧縮処理では、前記ラスタライズデータを可逆圧縮方式で圧縮する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1つに記載する画像形成装置において、
    前記コントローラは、
    第1コントローラと、
    第2コントローラと、
    を備え、
    前記第1コントローラが実行する処理には、
    前記判断処理および前記ラスタライズデータ生成処理が含まれ、
    前記第2コントローラが実行する処理には、
    前記第1保存処理、前記圧縮処理および前記第2保存処理が含まれる、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9に記載する画像形成装置において、
    前記コントローラは、さらに、
    第3コントローラと、
    第4コントローラと、
    を備え、
    前記第2コントローラが実行する処理には、
    前記解凍処理が含まれ、
    前記第3コントローラが実行する処理には、
    前記印刷データ生成処理が含まれ、
    前記第4コントローラが実行する処理には、
    前記第1画像形成処理および前記第2画像形成処理が含まれる、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  11. 画像形成ハードウェアと、
    ネットワークインターフェースと、
    ユーザインターフェースと、
    メモリと、
    コントローラと、
    を備える画像形成装置の前記コントローラに、
    前記ネットワークインターフェースを介して受信した画像データが、前記画像形成ハードウェアでの画像形成に用いられる特定の種別の画像データである場合、
    前記画像データを圧縮せずに前記メモリに保存する第1保存処理を実行させ、
    前記画像データが前記特定の種別ではない場合、
    前記画像データがラスタライズされたラスタライズデータを圧縮した圧縮データを生成する圧縮処理と、
    前記圧縮データを前記メモリに保存する第2保存処理と、
    を実行させ、
    前記メモリに保存されている前記画像データに対する印刷指示を前記ユーザインターフェースを介して受け付けた場合、
    前記画像データに基づいて前記画像形成ハードウェアに画像形成を行わせる第1画像形成処理を実行させ、
    前記メモリに保存されている前記圧縮データに対する印刷指示を前記ユーザインターフェースを介して受け付けた場合、
    前記圧縮データを解凍して前記ラスタライズデータを復元する解凍処理と、
    前記解凍処理によって解凍された前記ラスタライズデータに対して画処理を施した印刷データに基づいて前記画像形成ハードウェアに画像形成を行わせる第2画像形成処理と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  12. 画像形成ハードウェアと、
    ネットワークインターフェースと、
    ユーザインターフェースと、
    メモリと、
    コントローラと、
    を備える画像形成装置の前記コントローラに、
    前記ネットワークインターフェースを介して受信した画像データが、前記画像形成ハードウェアでの画像形成に用いられる特定の種別の画像データである場合、
    前記特定の種別の画像データを一部分ずつ受信させ、
    前記特定の種別の画像データのうちの受信済みの部分のデータサイズが所定サイズを超えたか否かを判断する受信データサイズ判断処理を実行させ、
    前記画像データを前記メモリに保存する第1保存処理を実行させ、
    前記画像データが前記特定の種別ではない場合、
    前記画像データがラスタライズされたラスタライズデータを圧縮した圧縮データを生成する圧縮処理と、
    前記圧縮データを前記メモリに保存する第2保存処理と、
    を実行させ、
    前記メモリに保存されている前記画像データに対する印刷指示を前記ユーザインターフェースを介して受け付けた場合、
    前記画像データに基づいて前記画像形成ハードウェアに画像形成を行わせる第1画像形成処理を実行させ、
    前記メモリに保存されている前記圧縮データに対する印刷指示を前記ユーザインターフェースを介して受け付けた場合、
    前記圧縮データを解凍して前記ラスタライズデータを復元する解凍処理と、
    前記解凍処理によって解凍された前記ラスタライズデータに対して画処理を施した印刷データに基づいて前記画像形成ハードウェアに画像形成を行わせる第2画像形成処理と、
    を実行させ
    前記コントローラに、
    前記第1保存処理では、
    前記受信データサイズ判断処理にて前記データサイズが前記所定サイズを超えたと判断されることなく、前記特定の種別の画像データの送信終了を示すコマンドを前記ネットワークインターフェースを介して受信した場合、前記特定の種別の画像データを前記メモリに保存させ、
    前記コマンドを前記ネットワークインターフェースを介して受信する前に、前記受信データサイズ判断処理にて前記データサイズが前記所定サイズを超えたと判断された場合、前記特定の種別の画像データを圧縮した特定圧縮データを生成して、前記特定圧縮データを前記メモリに保存させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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