JP2008147885A - 画像処理方法および画像処理装置 - Google Patents

画像処理方法および画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008147885A
JP2008147885A JP2006331003A JP2006331003A JP2008147885A JP 2008147885 A JP2008147885 A JP 2008147885A JP 2006331003 A JP2006331003 A JP 2006331003A JP 2006331003 A JP2006331003 A JP 2006331003A JP 2008147885 A JP2008147885 A JP 2008147885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image data
smoothing
data
ratio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006331003A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Hosogoe
洋行 細越
Shigeru Fujita
茂 藤田
Hiroki Horikoshi
宏樹 堀越
Hiroshi Ichimura
啓 市村
Hideki Takemura
秀城 竹村
Takeshi Kuga
剛 久我
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2006331003A priority Critical patent/JP2008147885A/ja
Publication of JP2008147885A publication Critical patent/JP2008147885A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】平滑化処理によるデータ量削減を行いつつ、画像劣化を最小限に留めることができる画像形成システムを提供する。
【解決手段】画像データに存在する、予め定められた種類のデータの割合を求める割合算出手段と、前記割合が予め定められた閾値よりも高いか判断する判断手段を備える。 前記判断手段により前記割合が前記閾値より高いと判断された場合、前記画像データの平滑化処理を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像処理方法および画像処理装置に関し、特に、画像データを平滑化する画像処理方法および画像処理装置に関するものである。
近年、カラー記録装置と複数のホストコンピュータとが通信可能な情報処理システムは一般化され広く使われるようになってきている。このような状況の中、情報処理システム上では多くの電子ドキュメントが作成され、カラー画像記録装置への出力要求は増大する傾向にある。その結果、高速かつ安価なカラー画像記録装置が望まれている。
カラー画像記録装置の一つに、インクを吐出させて記録を行なうインクジェット記録装置がある。インクジェット記録装置で、記録信号に応じてインクを微少な液滴として吐出口から記録媒体上に吐出することにより文字や図形などの記録を行うものである。そして、これらの方法はノンインパクトであるため騒音が少なく、ランニング・コストが低く、装置が小型化しやすい。そのため、コンピュータやワードプロセッサ等と併用され、あるいは単独で使用される複写機、プリンタ、ファクシミリ等の記録装置において、画像形成(記録)手段として広く用いられている。
インクジェット記録装置は、優れた記録手段として幅広い分野で需要が高まっており、より一層高品位な画像の提供が求められ、また更なる高速化への要求も一段と高まっている。
一般に、カラー画像記録装置では、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3色のカラー・インクにブラック(K)を加えた4色のインクを使用してカラー記録を実現する。このようなカラー画像記録装置において、キャラクタのみ記録するモノクロ画像記録と異なり、カラーイメージ画像を記録するにあたり、発色性や階調性、一様性など、様々な要素が必要となる。
また、更に多階調として自然画像をより高品位に形成するため、C、M、Y、Kの4色に加えて、インク濃度の低いライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)、ライトイエロー(LY)の3色を加えた7色インクを用いることがある。これにより、ハイライト部分の粒状感を軽減したものなどが多く実現されている。
このような記録を行なうための画像形成システムでは、画像データに対して、近接する画素の画素値を平均化(均一化)して画像を滑らかにする処理平滑化処理を行うことがある。平滑化処理は、例えば、着目画素の濃度値をその周辺の濃度値との平均値に変換することにより行なう。
平滑化処理を行うことにより、画像データに含まれるノイズを取り除くことができる。また、画像処理過程において画像データを平滑化処理することは、画像データを圧縮する際の圧縮率を高める場合がある。すなわち、同一値を有するデータが多くなることにより、データ量の多い画像データをより少量の画像データへと圧縮することができる。これによりホストコンピュータと記録装置間のデータ転送効率向上や記録装置内のメモリ帯域を削減することができる(例えば、特許文献1参照)。
特許第3507252号明細書
しかしながら、画像データに対して平滑化処理を行うと、画質の劣化を生じることがある。すなわち、単純に局所領域内で平均化を行なうと、ノイズ成分のみならず、濃淡変化パターンまでも滑らかにすることがある。
一方、画像データを平滑化した後に画像データを圧縮した場合と、画像データを平滑化しないで画像データを圧縮した場合とで、圧縮率があまり変わらない場合もある。すなわち、近接する画素の画素データの値が連続する場合、画像データを平滑化しなくても、圧縮率が高いことがある。この場合、平滑化を行なっても圧縮率があまり変化しないにも関わらず、平滑化により画像劣化を招くことがある。
本発明は以上の点を鑑みてなされたものであり、画像データを平滑化処理するか否かを判断する画像平滑化判断手段を有する画像記録方法および記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の画像処理方法は、画像データに存在する、予め定められた種類のデータの割合を求める割合算出手段と、前記割合が予め定められた閾値よりも高いか判断する判断手段を備え、前記判断手段により前記割合が前記閾値より高いと判断された場合、前記画像データの平滑化処理を行うことを特徴とする。
本発明の画像形成システムによれば、画像データを圧縮した際の圧縮率を予測し、その結果に基づいて、画像データに平滑化処理を施すか否かを判断することができる。この結果、平滑化処理による圧縮率を高めてデータ量削減を行いつつ、画像劣化を最小限に留めることができる。
以下に図面を参照して本発明における実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に好適な記録装置であるインクジェット記録装置の構成の記録部の概略を示す図である。この記録装置は、外部にネットワークや直接インタフェースで接続されているホストコンピュータ等の外部情報源から供給される記録情報やフォーム情報、マクロ命令などに従って対応する文字パターンやフォームパターンなどを作成する。そして、記憶媒体である記録用紙などに画像を形成するものである。なお、本実施形態に係る記録装置は、図1に示すようなインクジェット記録方式に限られるものではなく、レーザビームプリンタや電子写真方式など、他の記録方式にも適用可能である。
図1において、3001は往路走査する記録ヘッドを示している。往路走査する記録ヘッド3001には、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色のカラーインクがそれぞれ封入されたインクタンクが搭載されている。往路走査する記録ヘッド3001は、それぞれのインクに対応した4つの記録ヘッドを一体化したマルチヘッドとして構成されている。それら4つの記録ヘッドは、矢印X1の往路走査方向に沿ってブラック、シアン、マゼンタ、イエローの順番で配列されている。
また、3002は復路走査する記録ヘッドであり、往路走査プリントヘッドと同様に構成されている。4色のインクに対応する4つの記録ヘッドの配列は、往路走査プリントヘッド3001とは対称的に、往路走査方向X1に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順番で配列されている。
3003は、往路走査の記録ヘッド3001および復路走査の記録ヘッド3002を搭載し、往復の主走査方向X1、X2に移動するキャリッジを示している。キャリッジ3003は記録動作をしていない状態などの待機時にはホームポジション位置Pにある。キャリッジ3003は、ガイドロッドGにガイドされつつ、図示しない移動機構によって主走査方向X1、X2に移動する。3006は紙送りローラを示し、補助ローラ3005と共に、プリント媒体としての記録媒体3007を押さえながら、矢印Yの副走査方向へ間欠的に搬送する。3004は給紙ローラを示し、記録媒体3007の給紙を行うと共に、紙送りローラ3006および補助ローラ3005と同様に記録媒体3007をおさえる役割を果たす。
待機時にホームポジション位置Pにあるキャリッジ3003は、記録開始命令により往路走査方向X1に移動する。そして、これに伴い往路走査記録ヘッド3001における4つの記録ヘッドは、それぞれの複数のインク吐出口から画像データに従ってインクを吐出し、そのインクによって記録媒体3007上に印字等の記録を行う。記録媒体3007の端部までの1行分の画像データのプリントが終了すると、紙送りローラ3005が矢印方向へ回転して、記録媒体3007をY方向へ所定幅だけ紙送りする。続いて、キャリッジ3003が復路走査方向X2に移動しながら、復路記録ヘッド3002における4つの記録ヘッドの複数の吐出口から画像データに従ってインクを吐出し、記録媒体3007上に印字等の記録を行う。その後、ホームポジションPの位置まで戻る。そして、再び紙送りローラ3005が記録媒体3007をY方向へ所定幅だけ紙送りする。このようなヘッドの走査動作と紙送り動作との繰り返しによって、順次、記録媒体3007上に画像を記録する。
なお、本実施形態のインクジェット記録装置の本体内には、キャリッジ駆動用のキャリッジモータ、給紙ローラ駆動用の給紙モータ、紙搬送駆動用の紙搬送モータなどを駆動するためのモータドライバが備えられている。また、記録ヘッドを駆動するための記録ヘッド駆動用のドライバも備えられている。
図2は、インクジェット記録装置におけるプリンタ制御システムの構成を説明するブロック図である。
図2に示すプリンタ制御ユニット4102において、4001は記録装置のCPUを示している。CPU4001は例えば、高速のRISC型CPUから構成されている。CPU4001は、ROM4004に記憶された制御プログラムや外部メモリ4007に記憶された制御プログラムなどに基づいてシステムバス4005に接続される各種のデバイスへのアクセスを総合的に制御している。そして、最終的には記録用インタフェース4008を介して接続される記録部4009に出力画像として画像信号を出力する。なお、制御ユニット4102では、図4にて後述する画像処理を行う。
プリンタ制御ユニット4102内の各ブロック間の制御と画像データの通信はパケット構造のデータをやりとりすることで行われる。ROM4004は、CPU4001の制御プログラムや、インクジェット記録装置の制御に必要なデータを記憶する。CPU4001はI/O4011を介して外部ネットワーク4200に接続されているホストコンピュータ4400等の外部装置と通信可能に構成されている。
RAM4002は、CPU4001のメインメモリやワークエリア等として機能するものであり、ホストコンピュータ4400から入力用バス4200を通じて入力された、圧縮された状態にある画像データの受信を行う。なお、RAM4002は増設ポート(不図示)に接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。4003はRAM4002上に用意される画像出力用メモリを示し、ホストコンピュータで作成されたラスタデータが記録される。4006はメモリコントローラを示し、DRAMなどの外部メモリ4007へのアクセスを制御する。
4013の非可逆圧縮伸張部は、ホストコンピュータ4400から入力用バス4200を通じてRAM4002へ入力された、非可逆圧縮された状態にある画像データを伸張する部分である。非可逆圧縮伸張部4013は、RAM4002に保存されている圧縮コードを読み出して、伸張処理を行う。伸張処理を施された画像データは順次、画像処理部4015へ転送される。なお、非可逆圧縮伸張部4013で扱う伸張方式としては、JPEGを用いることができる。
4014の可逆圧縮伸張部の機能は、取り扱う圧縮方式が可逆圧縮であること以外、非可逆圧縮部4013と同様である。可逆圧縮方式としては、パックビッツを用いることができる。パックビッツ方式は非符号化とランレングス符号化を組み合わせたもので、2バイト以上で構成される。1バイト目はいくつ同じデータが続くか、もしくはいくつ異なるデータが続くかを示すコントロールバイトであり、その後にデータが続く。ここで、同じ種類のデータが連続している場合は2バイトで表すことができ、異なるデータが続いている場合はデータ数より1バイト多いバイト数で表すことができる。本実施形態において、圧縮伸張方式については非可逆および可逆の双方とも使用可能であり、用途によって使い分けることができる。
画像処理部4015は、属性データに基づいてラスタデータに文字用の画像処理、イメージ用の画像処理、グラフィック用の画像処理、カラー用の画像処理、白黒用の画像処理、細線用の画像処理のいずれか、または組み合わせて施す。
ホストコンピュータ4400上で動作するプリンタドライバ4500では、図3にて後述する画像圧縮率予測と画像平滑化処理を行い、圧縮された画像データを記録装置本体へ転送する。
図3および図4は、本実施形態における画像処理を示すフローチャートである。本実施形態における画像形成システムの記録処理は、図3に示すプリンタドライバ4500での処理と図4に示すプリンタ制御ユニット4102での処理の二つに分けられる。
図3は、平滑化処理をするか否かを判断し、画像データを圧縮して画像データをプリンタ制御ユニット4102に転送する処理を示すフローチャートである。図3において、記録ジョブが開始されると(2001)、プリンタドライバ4500において、図5にて後述する平滑化判定(2002)が行われる。この平滑化判定(2002)の結果、平滑化フラグは“0”もしくは“1”に設定される。平滑化フラグの値によって、その後のデータ処理が異なる(2003)。
ここで平滑化フラグが“1”であった場合、この画像データには平滑化処理(2004)が施されることになる。そして、画像データは圧縮され(2005)、圧縮された状態でホストコンピュータ4400から記録装置本体へ記録データとして転送される(2006)。記録装置へデータを転送した後、プリンタドライバ4500では平滑化フラグのクリア(2007)を行い、ホストコンピュータ4400上での処理が終了する(A)。
一方、平滑化フラグ“0”であった場合、画像データは平滑化処理を行われずに圧縮され(2005)、圧縮された状態でホストコンピュータ4400から記録装置本体へ記録データとして転送される(2006)こととなる。記録装置へデータを転送した後、プリンタドライバ4500で平滑化フラグのクリア(2007)を行い、ホストコンピュータ上での処理が終了する(A)。
図4は、記録データがホストコンピュータ4400から送信され、画像を記録するまでの処理を示すフローチャートである。ホストコンピュータ4400から転送された記録データは、一旦メモリへ保存される(2008)。この記録データは、圧縮された画像データと記録モード設定等の情報を含んでいるものである。続いて、メモリに保存されている記録データは圧縮されている画像データ部分について伸張処理を施される(2009)。この伸張処理は、可逆圧縮であれば可逆圧縮伸張部4014により、非可逆圧縮であれば非可逆圧縮伸張部4013により伸張処理が施される。伸張処理がされた画像データには、画像処理がなされる(2010)。そして、記録が行われ(2011)、一連の記録ジョブを終了する(2011)。
次に、平滑化判定(2002)について述べる。
一般に、画像データを構成する画素の画素値が連続する場合には、画像データの圧縮率が高くなる。画素値が連続すると、例えばランレングスを用いる圧縮方式では特に圧縮率が高くなる。すなわち、画素値が連続すると、圧縮後の画像データを小さくすることができるため、圧縮率は高くなる。一方、画素値が連続しない場合は、圧縮率が低くなる。
したがって、圧縮前の画像データ中に、画素値が連続するデータが多ければ、平滑化を行わなくても圧縮率が高いデータとなる。よって、平滑化による画像劣化を抑制すべく、平滑化を行わないこととする。一方、画素値が連続するデータが少ない場合には、圧縮率が低く、平滑化を行なうことが望ましい。
図5は、本実施形態にかかる平滑化判定(2002)を示すフローチャートである。上述したように、本実施形態では、近接画素間の画素値が連続する割合に基づいて(割合算出)、平滑化を行なうか否かの判定を行う。
平滑化判定が開始(7001)されると、近接画素間の画素値が連続する量を算出する。本実施形態では、画像データ全体に対して、近接画素間の画素値が連続する量の割合を算出する。すなわち、一画素の画素値と該一画素の周辺画素の画素値が一致する画素数の割合に基づいて算出する。例えば、近接する5画素以上同じ画素値が連続するデータが、画像データ全体に対してどの程度含まれるかを算出する。
なお、本実施形態では画像データ全体を判断しているが、画像データの任意の一部分について、画素値が連続する量の割合を算出して判断してもよい。また、同一データを有する画素は、5画素以上に限定されず、適宜定めることができる。
画像データに含まれる連続する画素値の割合を求めた後、圧縮率の予測を行なう(7002)。圧縮率の予測は、求められた連続する画素データの割合に基づき、予め定められまたはユーザにより入力された値(閾値)より低いか否か、すなわち低圧縮であるか否かを判断する(7003)。
閾値は、画像データの圧縮率に基づく記録装置の機能や性能に関わる要因に基づいて定められる。例えば、圧縮された画像データをホストコンピュータ4400から入力用バス4200を通じてプリンタ制御ユニット4102に転送される時間に基づき定められる。また、RAM4002の容量に基づき定められてもよい。
そして、この圧縮率の予測において、画像データの予測圧縮率が閾値より低いと予測された画像データについては、平滑化フラグを“1”に設定する(7005)。一方、画像データの予測圧縮率が閾値より高いと予測された画像データについては、平滑化フラグを“0”に設定する(7004)。そして、それぞれ平滑化フラグが設定されると平滑化判定処理は終了する(7006)。
図6は、平滑化処理の例を説明する図である。平滑化処理は、近接する画素の画素値を平均化(均一化)して画像を滑らかにする。例えば、それぞれ画素値が“4”と“6”と“8”である画素を図6(a)のように配置した画像領域に対して平滑化処理を施した場合、図6(b)のように対象となる画像領域が画素値“6”の画素で置き換えられることになる。平滑化処理を実施した画像領域では画素値の連続性が向上することや、隣接する画素の画素値の差分が小さくなる。
そのため、特にランレングスを用いる圧縮方式や差分値を符号化するタイプの圧縮方式では、高圧縮になることが見込まれる。一方で、対象の画像領域では画像品質の劣化が引き起こされる。そのため、本実施形態の画像形成システムでは、平滑化処理を行う画像領域は可変であるものとする。
このように、記録装置での記録過程において画像データを平滑化処理することで、画像データを圧縮する際の圧縮効率を高めることとなる。
なお、本実施形態における記録装置は、画像平滑化手段および画像判断手段を必ず行う画像形成システムを有した装置であっても、設定モードにより、画像平滑化手段および画像判断手段を行うか否かを選択することができる装置であってもよい。
図7は、画像平滑化手段および画像処理判断手段を利用せずに動作させた場合におけるホストコンピュータ4400内のプリンタドライバ4500内の処理を示すフローチャートである。画像平滑化手段および画像判断手段を行うか否かを選択することができる装置であって、画像平滑化手段および画像判断手段を行わないと選択した場合のプリンタドライバ4500の処理を示している。
まず、記録ジョブが開始されると(5001)、プリンタドライバ4500内では、図3にて説明した平滑化判定(2002)を行わずに、画像データの圧縮処理を行う(5002)。そして圧縮された画像データは、記録設定情報や描画コマンドと記録データとしてホストコンピュータ4400から記録装置本体へ転送される(5003)。記録装置本体に転送されたデータは、図4にて説明した処理と同様の処理を行う。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、近接画素間の画素値が連続する割合に基づいて、画像データへの平滑化処理の有無を適応的に切り替える場合の例を示した。しかしながら、本発明は、平滑化処理の有無を近接画素間の画素値が連続する割合に基づいて判断するものに限定されない。
図8は、図3の平滑化判定(2002)をビットマップデータの割合に基づいて行なう判定を示すフローチャートである。
一般に、ビットマップ形式の画像データはベクトル形式の画像データに比べて、データ量が多く、また、ビットマップデータはその画像の内容によって画像データが異なるため、近接する画素の画素データが連続しないことが多い。したがって、本実施形態では、画像データに含まれるビットマップデータの割合に基づいて、平滑化を行うか否かの判定を行う。
平滑化判定が開始(1001)されると、画像データに含まれるビットマップデータのデータ量を算出する。そして、画像データとビットマップデータとの割合を求め、圧縮率の予測を行う(1002)。
圧縮率の予測は、求められたビットマップデータの割合に基づき、予め定められまたはユーザにより入力された値(閾値)より低いか否か、すなわち低圧縮であるか否かを判断する(1003)。
本実施形態において、画像形成システムが、画像データを圧縮した場合の圧縮率の予測結果から平滑化処理を施すか否かを判断は、ビットマップデータの面積比率に応じて求められる。すなわち、ビットマップデータは圧縮率が低いことから、ビットマップデータの割合が画像データに対して大きい場合には、圧縮率は低くなる。
閾値よりもビットマップの割合が低い場合には平滑化処理を施さないと判断する。一方、閾値よりもビットマップの割合が高い場合には平滑化処理を施すと判断する。すなわち、圧縮率が低い画像データの場合、平滑化により画像劣化を招くよりも、平滑化を行わないで画像圧縮を行うことが望まれる。一方、平滑化すると圧縮率が高くなる画像データの場合には、平滑化を行なってから画像圧縮を行うことが望まれる。
ビットマップデータのデータ量を算出する方法としては、レンダリング時に画素ごとに付加されるオブジェクト属性データを参照する方法などの既知の技術を用いることが可能である。
ここで低圧縮であると予測された(1003)画像データについては、平滑化フラグを“1”に設定する(1005)。一方、高圧縮であると予測された(1003)画像データについては、平滑化フラグを“0”に設定する。そして、それぞれ平滑化フラグが設定されると平滑化判定(2002)での処理は終了となる。
平滑化判定(2002)が終了すると、平滑化フラグが“1”の場合には、図3に示すように平滑化処理(2004)が行なわれる。一方、平滑化フラグが“0”の場合には、図3に示すように平滑化処理が行なわれないこととなる。
(第3の実施形態)
本実施形態では、画像データを構成する画素の画素値の連続性を算出することで画像データへの平滑化処理の有無を適応的に切り替える場合の例を示す。
図9は、本発明の第3実施形態に係る平滑化判定(2002)を示すフローチャートである。本実施形態では、画像データに付属する描画コマンドの数の割合に基づいて、平滑化を行なうか否かの判定を行う。
平滑化判定が開始(8001)されると、画像データに付属する描画コマンドの数を算出する。そして、画像データに含まれる描画コマンドの数の割合を求め、圧縮率の予測を行う(8002)。
圧縮率の予測は、求められた描画コマンド数の割合に基づき、予め定められまたはユーザにより入力された値(閾値)より低いか否か、すなわち低圧縮であるか否かを判断する(8003)。
本実施形態において、描画コマンドの数が多い場合、オブジェクトの境界が多く存在することを示している。オブジェクトの境界の前後では、画素値の連続性などが失われ易く、圧縮率が低くなる。また、一般に描画コマンドが多い場合には白地の部分が少なくなることから、圧縮率が低くなる。一方、描画コマンドの数が少ない場合、オブジェクトの境界が少ないことを示している。そのため、オブジェクトの境界が少ない場合には画素値の連続性などが失われにくく、比較的圧縮率が高くなる。
そして、この圧縮率の予測において、画像データの予測圧縮率が閾値より低いと予測された画像データについては、平滑化フラグを“1”に設定する(8005)。一方、画像データの予測圧縮率が閾値より高いと予測された画像データについては、平滑化フラグを“0”に設定する(8004)。そして、それぞれ平滑化フラグが設定されると平滑化判定処理は終了する(8006)。
(その他)
上述した実施形態は記録装置に関するものであるが、イメージスキャナを備えた複写機において、スキャナから入力される画像データに適用してもよい。また、画像データに対する平滑化判定手段や画像平滑化手段は、ホストコンピュータ上のプリンタドライバで行うことを記録装置本体で行ってもよい。
本発明の第1の実施形態におけるインクジェット記録装置の概略構成図である。 本発明の第1の実施形態における画像形成システムの構成を説明するブロック図である。 本発明の第1の実施形態におけるホストコンピュータ内のプリンタドライバの処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態における記録装置の処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態における平滑化判定を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態における平滑化処理を説明する図である。 本発明の第1の実施形態における平滑化処理を用いない場合におけるプリンタドライバの処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における平滑化判定を説明するフローチャートである。 本発明の第3の実施形態における平滑化判定を説明するフローチャートである。
符号の説明
4001 CPU
4002 画像出力メモリ
4003 RAM
4004 ROM
4006 メモリコントローラ
4007 外部メモリ
4009 記録部
4010 操作パネル
4013 非可逆圧縮伸張部
4014 可逆圧縮伸張部
4015 画像処理部
4101 インクジェット記録装置本体
4102 プリント制御部
4400 ホストコンピュータ
4500 プリンタドライバ

Claims (5)

  1. 画像データに存在する、予め定められた種類のデータの割合を求める割合算出手段と、 前記割合が予め定められた閾値よりも高いか判断する判断手段を備え、
    前記判断手段により前記割合が前記閾値より高いと判断された場合、前記画像データの平滑化処理を行うことを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記割合算出手段は、前記画像データに存在する、一画素の画素値と該一画素の周辺画素の画素値が一致する画素数の割合に基づいて算出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 前記前記割合算出手段は、前記画像データに存在する、ビットマップデータの面積比率に基づいて算出することを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  4. 前記前記割合算出手段は、前記画像データの描画コマンド数の割合に基づいて算出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像処理方法を備えた画像処理装置。
JP2006331003A 2006-12-07 2006-12-07 画像処理方法および画像処理装置 Pending JP2008147885A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006331003A JP2008147885A (ja) 2006-12-07 2006-12-07 画像処理方法および画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006331003A JP2008147885A (ja) 2006-12-07 2006-12-07 画像処理方法および画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008147885A true JP2008147885A (ja) 2008-06-26

Family

ID=39607582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006331003A Pending JP2008147885A (ja) 2006-12-07 2006-12-07 画像処理方法および画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008147885A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010206599A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 画像処理装置、印刷システム、画像処理方法およびプログラム
WO2015037265A1 (ja) * 2013-09-11 2015-03-19 大日本スクリーン製造株式会社 データ圧縮方法及びその装置並びにそのプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010206599A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 画像処理装置、印刷システム、画像処理方法およびプログラム
WO2015037265A1 (ja) * 2013-09-11 2015-03-19 大日本スクリーン製造株式会社 データ圧縮方法及びその装置並びにそのプログラム
JP2015056725A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 株式会社Screenホールディングス データ圧縮方法及びその装置並びにそのプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7738141B2 (en) Image processing device that processes color image data
US20150002902A1 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP2009060444A (ja) 画像復号装置、画像復号方法及び記録装置
US7884969B2 (en) Image processing apparatus, printing apparatus and image processing method
JP6249623B2 (ja) 画像処理方法および画像処理システム
JP2010017976A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
US8004705B2 (en) Printing system and printing method using transfer of compressed image data and compression pattern from host to printing apparatus
US9716809B2 (en) Image processing method and image processing apparatus
US9117163B2 (en) Printing apparatus and method configured for re-halftone image data
JP2008147885A (ja) 画像処理方法および画像処理装置
JP5228672B2 (ja) 画像出力装置、画像出力システム、画像出力方法、コンピュータプログラム、及び記録媒体
JP4717717B2 (ja) 記録制御装置および記録制御装置の制御方法
US8564819B2 (en) Image printing system and image processing method
JP5699448B2 (ja) 情報処理装置
JP2010201706A (ja) 印刷装置
JP2007150842A (ja) 画像形成システム
JP2007168129A (ja) 記録装置、画像形成制御装置、及び記録方法
JP4781183B2 (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法、およびプログラム
JP2007136673A (ja) 画像形成システム
JP2007105911A (ja) 画像処理装置
JP2006159503A (ja) インクジェット記録方法
EP2136546B1 (en) Image processing apparatus, printing apparatus, and image processing method
JP7059655B2 (ja) 画像形成装置およびプログラム
JP6140952B2 (ja) データ処理装置、データ処理方法およびプログラム
JP3862363B2 (ja) 情報出力システム及び情報出力方法