JP7059164B2 - 支持台車及び乗用型草刈機 - Google Patents

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本発明は、車体の後部に脱着可能に支持される集草装置が備えられた乗用型草刈機に対して、集草装置を脱着する際に使用する支持台車、及び、乗用型草刈機に関する。
車体に設けられた草刈装置と、車体の後部に脱着可能に支持される支持機構、及び、支持機構に支持され、草刈装置によって得られた刈草を供給されて貯留する集草容器を有する集草装置と、が備えられた乗用型草刈機がある。この種の乗用型草刈機としては、たとえば特許文献1に示される乗用型芝刈り機がある。また、前記の乗用型草刈機において、集草装置を脱着する際に使用する支持台車がある。この種の支持台車としては、たとえば特許文献1に示されるキャリアがある。
特開2016-220552号公報
集草装置が車体から取り外されるとき、支持台車の車体に対する位置を人為的に調節することにより、車体から外れた集草装置を支持台車にうまい具合に(設計通りの載置具合で)載置させために支持台車を置いておくべき箇所を設定されているので、支持台車の位置調節に手間が掛かって集草装置の取り外しに時間が掛かっている。
本発明は、車体から取り外した集草装置を支持台車にうまい具合に載せることができながら、集草装置の取り外し作業を迅速に行える支持台車、及び、乗用型草刈機を提供する。
本発明による支持台車は、
車体に設けられた草刈装置と、前記車体の後部に脱着可能に支持される支持機構、及び、前記支持機構に支持され、前記草刈装置によって得られた刈草を供給されて貯留する集草容器を有する集草装置と、が備えられた乗用型草刈機に対して、前記集草装置を脱着する際に使用する支持台車であって、前記支持機構が、前記車体の後部に上下揺動可能に支持され、上下揺動によって前記集草容器を前記車体に対して昇降させるリンク機構によって構成され、前記車体の後部に一端側が脱着可能に連結され、他端側が前記リンク機構に連結され、前記リンク機構を揺動操作する昇降シリンダが前記集草装置に備えられ、作業床を移動可能な基台部と、前記基台部に設けられ、前記集草装置を載置支持する載置部と、前記基台部の前部分に設けられ、前記車体に対して後方から係脱可能に係合される位置決め部と、が備えられ、前記基台部が、左右一対の前後向きフレームと、前後一対の横向きフレームとで平面視で矩形に形成され、かつ、側面視で水平姿勢に配置され、前記基台部は、左右一対の前記前後向きフレームより横外方に上下方向に沿う姿勢で備えた前支持フレームの下端に前キャスター輪を支持し、左右一対の前記前後向きフレームより横外方に上下方向に沿う姿勢で備えた後支持フレームの下端に後キャスター輪を支持しており、前記載置部が、前の前記横向きフレームに形成された左右一対の前容器載置部と、左右の前記前支持フレームの上部に形成されたシリンダ保持部と、左右の前記後支持フレームの上部に形成された後容器載置部とで構成され、前記前容器載置部は、前記集草容器の前下部分が載置され、前記シリンダ保持部は、前記昇降シリンダのうち前記車体の後部から取り外した端部が載置され、前記後容器載置部は、前記集草容器において前記リンク機構の後端を支持するリンク支持部が載置されるように構成されている。
本構成によると、支持台車を車体に向けて移動させて位置決め部が車体に係合すると、位置決め部が係合したときに支持台車が位置する箇所を、車体からはずれた集草装置がうまい具合に載るように支持台車を置いておく箇所として設定できるので、集草装置を車体から外すとき、支持台車を車体に向けて移動させて位置決め部を車体に係合させるだけで支持台車を適切な箇所に置いておいて、車体から外れた集草装置を支持台車にうまい具合に載置できるのであり、しかも、集草装置の取り外し作業を迅速に行える。
本発明においては、前記車体から外れた状態の前記昇降シリンダを支持するシリンダ支持部が前記基台部に備えられていると好適である。
本構成によると、昇降シリンダがシリンダ支持部によって支持されている状態におけるリンク機構の対集草容器連結姿勢を、リンク機構を車体に連結するときにリンク機構の車体に対する連結を行い易い対車体位置にリンク機構が位置するのに相当するリンク機構の対集草容器連結姿勢として設定きるので、集草装置を車体に取り付けるとき、リンク機構の車体に対する位置調整をせずに済むとか、迅速にすることができ、リンク機構の車体への連結を迅速に行える。
本発明においては、前記基台部は、前記前容器載置部と、前記シリンダ保持部と、前記後容器載置部とが、この順序で配置され、前記前容器載置部を基準に、前記シリンダ保持部と、前記後容器載置部とが、この順序で高い位置に配置されていると好適である。
本構成によると、基台部の内部が空洞部になって基台部が軽くなるので支持台車を楽に移動操作できる。
本発明による乗用型草刈機は、
車体に設けられた草刈装置と、前記車体の後部に脱着可能に支持される支持機構、及び、前記支持機構に支持され、前記草刈装置によって得られた刈草を供給されて貯留する集草容器を有する集草装置と、前記支持機構が前記車体に対して脱着されるとき、前記集草装置が載置され、載置された前記集草装置を載置支持する支持台車と、が備えられ、前記支持台車に、前記車体に対して後方から係脱可能に係合される位置決め部が備えられ、前記支持機構が、前記車体の後部に上下揺動可能に支持され、上下揺動によって前記集草容器を前記車体に対して昇降させるリンク機構によって構成され、前記車体の後部に一端側が脱着可能に連結され、他端側が前記リンク機構に連結され、前記リンク機構を揺動操作する昇降シリンダが前記集草装置に備えられ、前記支持台車が、作業床を移動可能な基台部と、前記基台部に設けられ、前記集草装置を載置支持する載置部とを備え、前記基台部が、左右一対の前後向きフレームと、前後一対の横向きフレームとで平面視で矩形に形成され、かつ、側面視で水平姿勢に配置され、前記基台部は、左右一対の前記前後向きフレームより横外方に上下方向に沿う姿勢で備えた前支持フレームの下端に前キャスター輪を支持し、左右一対の前記前後向きフレームより横外方に上下方向に沿う姿勢で備えた後支持フレームの下端に後キャスター輪を支持しており、前記載置部が、前の前記横向きフレームに形成された左右一対の前容器載置部と、左右の前記前支持フレームの上部に形成されたシリンダ保持部と、左右の前記後支持フレームの上部に形成された後容器載置部とで構成され、前記前容器載置部は、前記集草容器の前下部分が載置され、前記シリンダ保持部は、前記昇降シリンダのうち前記車体の後部から取り外した端部が載置され、前記後容器載置部は、前記集草容器において前記リンク機構の後端を支持するリンク支持部が載置されるように構成されている。
本構成によると、位置決め部の車体に対する係合により、車体から外れた集草装置が支持台車にうまい具合に載るように支持台車を置いておくべき箇所を設定できるので、集草装置を車体から外すとき、外れた集草装置を支持台車にうまい具合に載置できながら、集草装置の取り外し作業を迅速に行える。
支持台車及び位置決め基準部を示す斜視図である。 乗用型草刈機の全体を示す左側面図である。 乗用型草刈機の全体を示す平面図である。 リンク機構の連結構造、及び、位置合わせ機構を示す側面図である。 リンク機構の連結構造、及び、作用状態の位置合わせ機構を示す側面図である。 図5のVI-VI断面矢視図である。 集草装置を脱着するときの支持台車を示す側面図である。 集草装置を載置支持する状態の支持台車の断面図である。 集草装置を移送するときの支持台車を示す側面図である。 位置決め基準部及び位置決め部を示す平面図である。 係合状態の位置決め部を示す平面図である。
以下、本発明の一例である実施形態を図面に基づいて説明する。
支持台車Cは、集草装置10を脱着可能に備える乗用型草刈機Kに対して、集草装置10を着脱する際に使用するものである。
〔乗用型草刈機の全体について〕
以下の説明では、乗用型草刈機の車体に関し、図2,3に示される矢印Fの方向を「車体前方」、矢印Bの方向を「車体後方」、図2に示される矢印Uの方向を「車体上方」、矢印Dの方向を「車体下方」、図3に示される矢印Lの方向を「車体左方」、矢印Rの方向を「車体右方」とする。
図2,3に示されるように、乗用型草刈機Kは、左右一対の前車輪1が揺動操向可能に装備され、左右一対の後車輪2が駆動可能に装備され、運転座席3、及び、前車輪1を操向操作するステアリングホィール4を有する運転部5が形成された乗用型の車体を備えている。車体の前部に、後車輪2に伝達される動力を出力するエンジン6を有する原動部7が形成されている。前車輪1と後車輪2との間に、草及び芝の刈取りを行う草刈装置8が設けられている。草刈装置8は、エンジン6の動力を伝達されて駆動される。車体の後部に、集草容器11を有する集草装置10が支持されている。草刈装置8と集草容器11とにわたり、草刈装置8によって得られた刈草や刈芝(以下、刈草と総称する。)を草刈装置8の刈刃(図示せず)が回転によって起こす風によって集草容器11に搬送する搬送ダクト9が設けられている。搬送ダクト9は、車体の下方のうち、左の後車輪2と右の後車輪2との間の箇所を前後方向に通る状態で設けられている。
〔集草装置の構成について〕
集草装置10は、図2,3に示されるように、集草容器11、及び、集草容器11を車体に支持させる支持機構を構成するリンク機構12を備えている。
リンク機構12は、車体後部に立設された支持フレーム13から後向きに上下揺動可能に延出されている。リンク機構12の延出端部が集草容器11に相対揺動可能に連結されている。支持フレーム13は、図1に示されるように、左右の車体フレーム14の後部に連結部材15を介して支持されている。集草容器11は、リンク機構12の揺動作動により、車体に対して下降して草刈装置8からの刈草を貯留する下降貯留姿勢と、車体に対して上昇して貯留している刈草を排出する上昇排出姿勢と、にわたって昇降される。
具体的には、リンク機構12は、左右一対のリンク機構部12Aを備えている。左のリンク機構部12Aは、支持フレーム13のうちの左の支柱部13aから後向きに上下揺動可能に延出されている。左のリンク機構部12Aの延出端部は、集草容器11の左横側部分に設けられたリンク支持部11aに揺動可能に連結されている。右のリンク機構部12Aは、支持フレーム13のうちの右の支柱部13aから後向きに上下揺動可能に延出されている。右のリンク機構部12Aの延出端部は、集草容器11の右横側部分に設けられたリンク支持部11aに揺動可能に連結されている。
左右のリンク機構部12Aは、図4,5に示される連結構造に基づいて支柱部13aに脱着可能に、かつ、上下揺動可能に連結されるよう構成さている。
すなわち、図4に示されるように、リンク機構部12Aの前部に、リンク機構部12Aを構成する上リンク部材12u及び下リンク部材12dにわたる連結部16が備えられている。上リンク部材12u及び下リンク部材12dのそれぞれと連結部16とは、支点軸17を介して相対揺動可能に連結されている。連結部16の上下2箇所に連結穴18が形成されている。支柱部13aに、2つの連結穴18に対応する上下2つの支持穴19が形成されている。上側の連結穴18と、上側の支持穴19とに脱着可能な連結軸20(図2参照)が装着され、下側の連結穴18と、下側の支持穴19とに脱着可能な連結軸20が装着されることにより、リンク機構部12Aが支柱部13aに脱着可能に、かつ、上下揺動可能に連結される。
図4に示されるように、左右のリンク機構部12Aのそれぞれにおいて、リンク機構部12Aと支柱部13aとにわたり、リンク機構12の支持フレーム13に対する連結作業を容易にする位置合わせ機構21が設けられている。位置合わせ機構21は、連結部16の上下2箇所に形成された支持機構側位置決め穴21aと、支柱部13aの上下2箇所に形成された車体側位置決め穴21bと、を備えている。
位置合わせ機構21においては、図5,6に示されるように、上側の支持機構側位置決め穴21aと上側の車体側位置決め穴21bとにわたって位置決め棒22(たとえばシノ付きレンチにおけるシノ)が挿入され、上側の支持機構側位置決め穴21aと上側の車体側位置決め穴21bとが位置決め棒22によって合致され、かつ、下側の支持機構側位置決め穴21aと下側の車体側位置決め穴21bとにわたって位置決め棒22が挿入され、下側の支持機構側位置決め穴21aと、下側の車体側位置決め穴21bとが位置決め棒22によって合致されることにより、上下2箇所の連結穴18のそれぞれを支持穴19に対する位置合わせ状態にするよう作用状態になる。位置合わせ機構21を作用状態にすることにより、連結穴18及び支持穴19に対する連結軸20の装着が容易になる。
左右のリンク機構部12Aのそれぞれにおいて、図2に示されるように、下リンク部材12dに形成されたシリンダ取付部24と、支柱部13aに形成されたシリンダ連結部13bとに、リンク機構部12Aを支持フレーム13に対して揺動操作する昇降シリンダ23を連結するように構成されている。左右のリンク機構部12Aのそれぞれが昇降シリンダ23の伸縮作動によって上下揺動されることにより、集草容器11が下降貯留姿勢と上昇排出姿勢とにわたって昇降操作されるよう構成されている。左右の昇降シリンダ23は、シリンダ連結部13bに脱着可能に連結されるようになっている。
集草装置10は、左右のリンク機構部12Aが支柱部13aに連結されることにより、リンク機構12が支持フレーム13に連結された状態になり、左右の昇降シリンダ23がシリンダ連結部13bに連結されることにより、車体に取付けられる。リンク機構12を支持フレーム13に連結するとき、左右のリンク機構部12Aにおいて、位置合わせ機構21を作用状態にすることにより、連結部16を支柱部13aに容易に連結できる。
車体に取付けられた集草装置10においては、左右のリンク機構部12Aが昇降シリンダ23によって上下に揺動操作されることにより、リンク機構12が昇降操作されて集草容器11が下降貯留姿勢と上昇排出姿勢とにわたって昇降操作される。
集草装置10は、左右のリンク機構部12Aの支柱部13aに対する連結が解除されることにより、リンク機構12が支持フレーム13から外れた状態になり、左右の昇降シリンダ23のシリンダ連結部13bに対する連結が解除されることにより、左右の昇降シリンダ23が支持フレーム13から外れた状態になり、車体から外れる。
〔支持台車の構成について〕
支持台車Cは、図1に示されるように、左右一対の前キャスター輪29a及び左右一対の後キャスター輪29bが装着された基台部30を備えている。基台部30は、地面などの作業床G(図7参照)を前キャスター輪29a及び後キャスター輪29bによって移動することが可能になっている。基台部30は、平面視形状が枠形になる状態に組み合わされた左右一対の前後向きフレーム31、及び、前後一対の横向きフレーム32によって構成されている。基台部30の内部が左右一対の前後向きフレーム31及び前後一対の横向きフレーム32によって囲われた空洞部になり、基台部30は、軽く構成されている。本実施形態では、基台部30の平面視形状が矩形の枠形になっているが、これに限らず、六角形、楕円形など、矩形以外の枠形の採用が可能である。
前キャスター輪29aは、基台部30の前部おける横側部分に支持されている。具体的には、前キャスター輪29aは、前後向きフレーム31の前部における横外側部分に基台部30の上下方向に沿う姿勢で備えられた前支持フレーム33の下部に支持されている。後キャスター輪29bは、基台部30の後部における横側部分に支持されている。具体的には、後キャスター輪29bは、前後向きフレーム31の後部における横外側部分に基台部30の上下方向に沿う姿勢で備えられた後支持フレーム34の下部に支持されている。左右の前支持フレーム33にわたって前補強フレーム35が連結されている。左右の後支持フレーム34にわたって後補強フレーム36が連結されている。
図1に示されるように、基台部30の上部に、集草装置10を載置する載置部37が形成されている。載置部37は、前の横向きフレーム32に形成された左右一対の前容器載置部38と、左右の後支持フレーム34の上部に形成された後容器載置部39と、左右の前支持フレーム33の上部に形成されたシリンダ保持部40と、を備えている。左右の後容器載置部39は、図7に示されるように、左右の前容器載置部38よりも上方に位置している。
図7,8に示されるように、左右の前容器載置部38は、集草容器11が有する容器枠の前下部分11bが載置されて集草容器11の前側を支持するように構成されている。左右の後容器載置部39は、リンク支持部11aが載置されて集草容器11の後側、及び、リンク機構部12Aの後端側を支持するように構成されている。左右のシリンダ保持部40は、昇降シリンダ23の下リンク部材12dに連結されている側と反対側の端部がセットされて昇降シリンダ23、及び、リンク機構部12Aの前端側を支持するように構成されている。
図1に示されるように、基台部30の左側部分に、シリンダ支持部41が設けられている。具体的には、シリンダ支持部41は、図7に示されるように、左のシリンダ保持部40からリンク機構部12Aに向けて延出する棒状部材によって構成されている。シリンダ支持部41の延出端部は、下リンク部材12dのシリンダ取付部24に脱着可能に連結するよう構成されている。
図7に示されるように、シリンダ支持部41は、シリンダ支持部41の延出端部がシリンダ取付部24に連結されることにより、シリンダ取付部24を突っ張り支持し、左の昇降シリンダ23の短縮を不能にする。シリンダ支持部41は、シリンダ支持部41の延出端部がシリンダ取付部24に連結されることにより、シリンダ取付部24を突っ張り支持し、左のシリンダ保持部40に保持された昇降シリンダ23を設定伸縮長さの状態で、かつ、リンク機構部12Aに対する設定連結姿勢の状態で支持するように作用状態になる。シリンダ支持部41によって支持された昇降シリンダ23が備える設定伸縮長さとしては、リンク機構部12Aの連結部16の地上高さと、支柱部13aのうちの連結部16が連結される部分の地上高さとがほぼ同じになる連結角度でリンク機構部12Aを集草容器11に連結させるための伸縮長さが設定されている。シリンダ支持部41によって支持された昇降シリンダ23が備える対リンク機構部連結姿勢としては、リンク機構部12Aの連結部16の地上高さと、支柱部13aのうちの連結部16が連結される部分の地上高さとがほぼ同じになる連結姿勢でリンク機構部12Aを集草容器11に連結させるための対リンク機構連結姿勢が設定されている。
〔位置決め部の構成〕
図1に示されるように、基台部30の前部分に、車体横幅方向に並ぶ左右一対の位置決めアーム42a,42bを備える位置決め部42が設けられている。位置決め部42は、支持台車Cが車体の後方から車体に向けて移動されることにより、図1,7に示される如く車体の後部に備えられた位置決め基準部43に係脱可能に係合するように構成されている。
具体的には、位置決め基準部43は、図1に示されるように、車体横幅方向に並ぶ左右一対の基準部材43a,43bを備えている。左右の基準部材43a,43bは、車体フレーム14が有するブラケット44に支持されている。左右の基準部材43a,43bは、車体フレーム14に固定されている。
位置決め部42は、図1に示されるように、左右一対の位置決めアーム42a,42bを備えている。左右の位置決めアーム42a,42bは、図1,10に示されるように、前の横向きフレーム32から前向きに突設されている。図10に示されるように、左右の位置決めアーム42a,42bそれぞれの前部に、前向き当り部45及び横外向き当り部46が形成されている。
図11に示されるように、位置決め部42が位置決め基準部43に係合すると、左の位置決めアーム42aの前向き当り部45が左の基準部材43aの後向き部分に当接し、左の位置決めアーム42aの横外向き当り部46が左の基準部材43aの内向き横部分に当接し、右の位置決めアーム42bの前向き当り部45が右の基準部材43bの後向き部分に当接し、右の位置決めアーム42bの横外向き当り部46が右の基準部材43bの横内向き部分に当接する。
すなわち、位置決め部42においては、車体としての位置決め基準部43に係脱可能に係合し、係合することにより、左右の位置決めアーム42a,42bの基準部材43a,43bの後向き部分に対する当接によって基台部30の車体に対する前後方向での位置決めが行われ、左右の位置決めアーム42a,42bの基準部材43a,43bの横内向き部分に対する当接によって基台部30の車体に対する車体横幅方向での位置決めが行われるよう作用状態になる。位置決め部42によって位置決めされる基台部30の対車体位置としては、車体から外れた集草装置10を支持台車Cに設計どおりの載置具合で載置させるための対車体位置が設定されている。
集草装置10を車体から取り外すとき、外れた集草装置10が支持台車Cに載置支持されるようにして行うには、次の要領に基づいて行う。
図7に示されるように、地面などの作業床Gに位置させた乗用型草刈機Kの車体の後方から支持台車Cを車体に向けて移動させる。基台部30が軽いことにより、支持台車Cを楽に移動操作できる。位置決め部42が位置決め基準部43に係合すると、係合したときに支持台車Cが位置する箇所に支持台車Cを停止させて置いておく。支持台車Cを停止させた後、左右のリンク機構部12Aの支柱部13aに対する連結を解除してリンク機構12の支持フレーム13に対する連結を解除し、左右の昇降シリンダ23のシリンダ連結部13bに対する連結を解除すると、集草装置10が支持フレーム13から外れて支持台車Cに載る。位置決め部42による基台部30の車体に対する位置決めが行われていることにより、支持台車Cは、位置決め部42による位置決めを受けて集草装置10の載置に適切な箇所に位置しており、集草装置10が、図7に示されるように、設計どおりの載置具合で支持台車Cに載る。すなわち、集草容器11の前下部分11bが左右の前容器載置部38に載り、左右のリンク支持部11aが後容器載置部39に載り、左右の昇降シリンダ23のシリンダ連結部13bから外した端部がシリンダ保持部40に載る。
集草装置10を車体に取り付けるとき、図9に示されるように、地面などの作業床Gに位置させた乗用型草刈機Kの車体の後方から支持台車Cを車体に向けて移動させる。図7に示されるように、位置決め部42が位置決め基準部43に係合すると、係合したときに支持台車Cが位置する箇所に支持台車Cを停止させる。位置決め部42による基台部30の車体に対する位置決めが行われ、支持台車Cが位置決め部42による位置決めを受けて集草装置10の取り外しを行うときの箇所と同じ箇所に位置しており、かつ、昇降シリンダ23がシリンダ支持部41によって設定伸縮長さの状態で、かつ、リンク機構部12Aに対する設定連結姿勢の状態で支持されていて、連結部16が支柱部13aの支持穴19を有する部分に対応する箇所に位置し、左右のリンク機構部12Aを支柱部13aに連結しやすい。位置合わせ機構21を使用することにより、連結軸20を連結部16及び支柱部13aに装着しやすい。左右の昇降シリンダ23の端部をシリンダ保持部41からはずすことにより、シリンダ連結部13bに届く。
〔別実施形態〕
(1)上記した実施形態では、支持機構が上下揺動可能なリンク機構12によって構成され、集草容器11が昇降シリンダ23によって昇降操作される例を示したが、昇降シリンダ23を備えず、かつ、支持機構が支持フレーム13に昇降不能に支持され、集草容器11を昇降できないものであってもよい。
(2)上記した実施形態では、シリンダ支持部41が左の昇降シリンダ23に作用するよう構成した例を示したが、右の昇降シリンダ23に作用するシリンダ支持部を採用してもよい。
(3)上記した実施形態では、基台部30がキャスター輪によって移動可能であるよう構成した例を示したが、キャスター輪に限らず、操向操作可能な車輪、駆動可能な車輪、クローラなどを採用してもよい。
本発明は、手動によって移動される支持台車のほか、電動モータなどの動力によって移動される支持台車に適用できる。
8 草刈装置
10 集草装置
11 集草容器
12 リンク機構(支持機構)
23 昇降シリンダ
30 基台部
37 載置部
41 シリンダ支持部
42 位置決め部
G 作業床
K 乗用型草刈機

Claims (4)

  1. 車体に設けられた草刈装置と、前記車体の後部に脱着可能に支持される支持機構、及び、前記支持機構に支持され、前記草刈装置によって得られた刈草を供給されて貯留する集草容器を有する集草装置と、が備えられた乗用型草刈機に対して、前記集草装置を脱着する際に使用する支持台車であって、
    前記支持機構が、前記車体の後部に上下揺動可能に支持され、上下揺動によって前記集草容器を前記車体に対して昇降させるリンク機構によって構成され、前記車体の後部に一端側が脱着可能に連結され、他端側が前記リンク機構に連結され、前記リンク機構を揺動操作する昇降シリンダが前記集草装置に備えられ、
    作業床を移動可能な基台部と、
    前記基台部に設けられ、前記集草装置を載置支持する載置部と、
    前記基台部の前部分に設けられ、前記車体に対して後方から係脱可能に係合される位置決め部と、が備えられ
    前記基台部が、左右一対の前後向きフレームと、前後一対の横向きフレームとで平面視で矩形に形成され、かつ、側面視で水平姿勢に配置され、
    前記基台部は、左右一対の前記前後向きフレームより横外方に上下方向に沿う姿勢で備えた前支持フレームの下端に前キャスター輪を支持し、左右一対の前記前後向きフレームより横外方に上下方向に沿う姿勢で備えた後支持フレームの下端に後キャスター輪を支持しており、
    前記載置部が、前の前記横向きフレームに形成された左右一対の前容器載置部と、左右の前記前支持フレームの上部に形成されたシリンダ保持部と、左右の前記後支持フレームの上部に形成された後容器載置部とで構成され、
    前記前容器載置部は、前記集草容器の前下部分が載置され、前記シリンダ保持部は、前記昇降シリンダのうち前記車体の後部から取り外した端部が載置され、前記後容器載置部は、前記集草容器において前記リンク機構の後端を支持するリンク支持部が載置される支持台車。
  2. 記車体から外れた状態の前記昇降シリンダを支持するシリンダ支持部が前記基台部に備えられている請求項1に記載の支持台車。
  3. 前記基台部は、前記前容器載置部と、前記シリンダ保持部と、前記後容器載置部とが、この順序で配置され、前記前容器載置部を基準に、前記シリンダ保持部と、前記後容器載置部とが、この順序で高い位置に配置されている請求項1又は2に記載の支持台車。
  4. 車体に設けられた草刈装置と、
    前記車体の後部に脱着可能に支持される支持機構、及び、前記支持機構に支持され、前記草刈装置によって得られた刈草を供給されて貯留する集草容器を有する集草装置と、
    前記支持機構が前記車体に対して脱着されるとき、前記集草装置が載置され、載置された前記集草装置を載置支持する支持台車と、が備えられ、
    前記支持台車に、前記車体に対して後方から係脱可能に係合される位置決め部が備えられ
    前記支持機構が、前記車体の後部に上下揺動可能に支持され、上下揺動によって前記集草容器を前記車体に対して昇降させるリンク機構によって構成され、前記車体の後部に一端側が脱着可能に連結され、他端側が前記リンク機構に連結され、前記リンク機構を揺動操作する昇降シリンダが前記集草装置に備えられ、
    前記支持台車が、作業床を移動可能な基台部と、
    前記基台部に設けられ、前記集草装置を載置支持する載置部とを備え、
    前記基台部が、左右一対の前後向きフレームと、前後一対の横向きフレームとで平面視で矩形に形成され、かつ、側面視で水平姿勢に配置され、
    前記基台部は、左右一対の前記前後向きフレームより横外方に上下方向に沿う姿勢で備えた前支持フレームの下端に前キャスター輪を支持し、左右一対の前記前後向きフレームより横外方に上下方向に沿う姿勢で備えた後支持フレームの下端に後キャスター輪を支持しており、
    前記載置部が、前の前記横向きフレームに形成された左右一対の前容器載置部と、左右の前記前支持フレームの上部に形成されたシリンダ保持部と、左右の前記後支持フレームの上部に形成された後容器載置部とで構成され、
    前記前容器載置部は、前記集草容器の前下部分が載置され、前記シリンダ保持部は、前記昇降シリンダのうち前記車体の後部から取り外した端部が載置され、前記後容器載置部は、前記集草容器において前記リンク機構の後端を支持するリンク支持部が載置される乗用型草刈機。
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