JP7059030B2 - 車両用荷受台昇降装置及び同装置の車体への架装方法 - Google Patents

車両用荷受台昇降装置及び同装置の車体への架装方法 Download PDF

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Description

本発明は、荷物を載置可能な荷受台を、地面と車載の荷箱との間での荷物の積み卸しに使用できるよう昇降させる車両用荷受台昇降装置、並びにその車両用荷受台昇降装置の車体への架装方法に関する。
斯かる荷受台昇降装置は、下記特許文献1に開示されるように、既に知られている。
特開2000-255304号公報
特許文献1の荷受台昇降装置においては、車体と荷受台間に介設した昇降機構(平行リンク機構)により荷受台を昇降可能に案内支持し、車体と昇降機構間に設けたリフトシリンダが、昇降機構を介して荷受台を昇降駆動するようにしている。
そして、この荷受台昇降装置では、荷受台の最上昇位置を荷箱の荷台面に対応した最適高さに位置調整するために、車体に固定の取付部材(ブラケット11)にボルト25を取付け、これを昇降機構の可動部(即ち平行リンク機構の上方リンク15)に設けた当接部15aに係合させて、そのボルト突出量に応じて荷受台の最上昇位置を調整できるようにしている。
しかしながら上記位置調整のために、車体側の取付部材(ブラケット11)にボルト25の取付部を特設する必要がある上、昇降機構の可動部(上方リンク15)側にも上記した当接部15aを特設する必要があり、全体として装置の構造が複雑化する。
また荷受台昇降装置の機種が変わると、その機種毎に、上記した特設部分を車体側の取付部材(ブラケット11)及び昇降機構(平行リンク機構)の双方に特別に設ける必要があり、コスト増になる等の問題もある。
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、従来装置の問題を簡単な構造で解決可能とした車両用荷受台昇降装置及び同装置の車体への架装方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、荷物の載置面を有する荷受台を、地面と車載の荷箱との間での荷物の積み卸しに使用できるよう昇降させる車両用荷受台昇降装置において、車体及び前記荷受台間に介設されて該荷受台を昇降可能に案内支持する昇降機構と、一端が第1の枢軸を介して車体に連結され且つ他端が第2の枢軸を介して前記昇降機構の可動部に連結されていて、伸長動作により該昇降機構を介して前記荷受台を上昇駆動するリフトシリンダと、前記リフトシリンダが伸張限界に達したときに前記荷受台が所望の上昇位置になるように、前記リフトシリンダの伸張限界における前記リフトシリンダの伸縮動作の停止状態で前記第1,第2の枢軸の軸間距離を調整可能な調整機構とを少なくとも備えたことを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴に加えて、前記昇降機構は、上下揺動により前記荷受台を昇降可能に案内支持する平行リンク機構であり、前記リフトシリンダは、一端が前記第1の枢軸を介して車体又は車体に固定の取付部材に回動可能に連結され且つ他端が前記第2の枢軸を介して前記平行リンク機構の1つの可動リンクに回動可能に連結されていて、伸長動作により該平行リンク機構を上方揺動させることを第2の特徴とする。
また本発明は、第1又は第2の特徴に加えて、前記リフトシリンダは、一端が開放され且つ他端が閉塞された有底筒状に形成され作動油圧を内部に導入可能なチューブと、前記チューブの開放端部を通して該チューブ内に油密に且つ摺動可能に嵌挿され、前記作動油圧を基部に受けることで先部が該チューブ外方の所定の張出限界まで張出可能なロッドと、前記ロッドの先部に前記調整機構を介して連結されるロッド延長部材とを備え、前記第1,第2の枢軸のうちの何れか一方の枢軸に対する連結部が前記ロッド延長部材に、また何れか他方の枢軸に対する連結部が前記チューブにそれぞれ設けられ、前記調整機構は、前記ロッドに対する前記ロッド延長部材の軸方向相対位置を調整可能に構成されることを第3の特徴とする。
また本発明は、第3の特徴に加えて、前記調整機構は、前記ロッド延長部材の、前記ロッド側の端部外周に設けた雄ねじ部と、前記ロッドの先部に設けられて前記雄ねじ部を螺合させる雌ねじ部と、前記ロッドを前記ロッド延長部材に対し回転操作し得るように該ロッドの先部に設けられる回転操作部とを有することを第4の特徴とする。
さらに本発明は、第1~第4の何れかの特徴を有する車両用荷受台昇降装置の車体への架装方法であって、前記車両用荷受台昇降装置を前記車体に組み付ける荷受台昇降装置組付け工程と、前記荷受台昇降装置組付け工程の前または後に前記荷箱を前記車体に搭載する荷箱セット工程と、前記荷受台が所望の上昇位置に達したことと前記リフトシリンダが伸長限界に達したこととを手掛かりとして、該リフトシリンダの伸長限界で該荷受台が前記上昇位置となるように、前記リフトシリンダの伸張限界における前記リフトシリンダの伸縮動作の停止状態で前記調整機構を調整操作する上昇位置調整工程とを含むことを第5の特徴とする。
さらに本発明は、第5の特徴に加えて、前記上昇位置調整工程では、前記リフトシリンダの伸長時に前記荷受台が前記上昇位置に至る前に該リフトシリンダが伸長限界となった場合には、その荷受台が前記上昇位置に達するまで前記調整機構により前記軸間距離を延ばす調整作業を行い、また前記リフトシリンダの伸長時に該リフトシリンダが伸長限界となる前に前記荷受台が前記上昇位置に至った場合には、前記調整機構により前記軸間距離を一旦短縮してから前記リフトシリンダを再伸長させ、その再伸長時に前記荷受台が前記上昇位置に至る前に該リフトシリンダが伸長限界となった場合には前記調整作業を行うことを第6の特徴とする。
本発明及び本明細書において、「リフトシリンダが伸長限界になった」とは、リフトシリンダに作動油圧を供給してリフトシリンダを伸長させたときに、リフトシリンダの互いに摺動可能に嵌合する一対のシリンダ要素(例えば、チューブ及びロッド)が互いに機械的に係合することでその両シリンダ要素の軸方向相対位置関係が変化しない(即ちリフトシリンダがそれ以上伸長しない)状態になったことをいう。
本発明によれば、伸長動作により荷受台を上昇駆動するリフトシリンダを備える荷受台昇降装置において、リフトシリンダが、これの伸張限界における伸縮動作の停止状態で第1,第2の枢軸の軸間距離を調整可能な調整機構を備えるので、リフトシリンダの伸長限界又はその付近で調整機構を用いて上記軸間距離の調整を適宜に行うことにより、リフトシリンダの伸長限界で荷受台が所望の上昇位置となるように、荷受台の上昇位置を容易的確に位置調整することができる。その上、車体又は車体に固定の取付部材や昇降機構の各々に対して、荷受台の上昇位置調整のための特設部分を機種毎に一々設計する必要はないから、全体として装置の構造簡素化、延いてはコスト節減に寄与することができる。
また第2の特徴によれば、平行リンク機構を荷受台の昇降機構としたことで、リフトシリンダの周囲空間を比較的広く確保でき且つ外部に露出させ易くなるため、調整機構によるリフトシリンダの軸間距離の調整作業を比較的容易に行うことができる。
また第2の特徴によれば、平行リンク機構を荷受台の昇降機構としたことで、リフトシリンダの周囲空間を比較的広く確保でき且つ外部に露出させ易くなるため、調整機構によるリフトシリンダの軸間距離の調整作業を比較的容易に行うことができる。
また第3の特徴によれば、リフトシリンダがロッドに加えて、ロッドの先部に上記調整機構を介して連結されるロッド延長部材を備え、調整機構がロッドに対するロッド延長部材の軸方向相対位置を調整可能に構成されるので、チューブに比べ油漏れリスクの少ないロッドの先部側に調整機構が配設されることとなり、油漏れリスクの軽減に寄与することができる。
また第4の特徴によれば、調整機構は、ロッド延長部材の、ロッド側の端部外周に設けた雄ねじ部と、ロッドの先部に設けられて雄ねじ部を螺合させる雌ねじ部と、ロッドをロッド延長部材に対し回転操作し得るようにロッドの先部に設けられる回転操作部とを有するので、ロッド延長部材の雄ねじ部がロッド先部の雌ねじ部と螺合してロッド内に進入することで、ロッド内空間(従ってシリンダストローク)とロッド延長部材をオーバラップさせることができる。これにより、調整機構は、軸方向に十分な調整代を確保しながら、リフトシリンダの小型化に寄与することができる。
また第5の特徴によれば、荷受台の上昇位置調整に際しては、荷受台が所望の上昇位置に達したこととリフトシリンダが伸長限界に達したこととを手掛かりとして、リフトシリンダの伸長限界で荷受台が所望の上昇位置となるように、リフトシリンダの伸張限界における該リフトシリンダの伸縮動作の停止状態で調整機構を調整操作するので、その上昇位置調整を容易に行うことができる。
また第6の特徴によれば、リフトシリンダの伸長時に荷受台が上昇位置に至る前にリフトシリンダが伸長限界となった場合には、その荷受台が上昇位置に達するまで調整機構により軸間距離を延ばす調整作業を行い、またリフトシリンダの伸長時にリフトシリンダが伸長限界となる前に荷受台が上昇位置に至った場合には、調整機構により軸間距離を一旦短縮してからリフトシリンダを再伸長させ、その再伸長時に荷受台が上昇位置に至る前にリフトシリンダが伸長限界となった場合には前記調整作業を行うので、リフトシリンダの伸長時において荷受台が先に上昇位置に至る場合でも、またリフトシリンダが先に伸長限界に至る場合でも、各々的確に位置調整作業を行うことができる。
本発明の荷受台昇降装置を備えた荷役車両の一実施形態を示す全体側面図 荷受台昇降装置の要部側面図(図1の2矢視部拡大側面図) 荷受台昇降装置の要部分解側面図 図2の4-4線断面図(但し荷受台及び車体枠の実線図示は省略) 図2の5-5線断面図 リフトシリンダの拡大縦断面図 荷受台を所望の上昇位置に調整する手法の第1の工程説明図であって、リフトシリンダの伸長時に荷受台が所望の上昇位置に達するよりも先にシリンダが伸長限界に達した場合の調整手法を示す 荷受台を所望の上昇位置に調整する手法の第2の工程説明図であって、リフトシリンダの伸長時にシリンダが伸長限界に達するよりも先に荷受台が所望の上昇位置に達した場合の調整手法を示す
本発明の実施の形態を、添付図面を参照して、以下に具体的に説明する。
この実施の形態は、本発明に係る荷受台昇降装置を荷箱付き荷役車両に実施したものである。
先ず、図1~図5において、荷役車両Vの車体枠F上には荷箱Nが架装されており、この荷箱Nの後端開口は、荷箱Nの後端部に設けた開閉扉Gにより開閉可能である。荷箱Nの後部直下に位置する車体枠Fには、左右一対の固定枠1が相互に間隔をおいて結合され、その固定枠1を介して車体枠Fに荷受台昇降装置Aが取付けられる。また固定枠1には、バンパ11から前方に延びるバンパアーム11aの端部が固着される。
荷受台昇降装置Aは、荷物を載置可能な載置面Tfを有する荷受台Tと、これを昇降駆動する左右一対の昇降駆動装置Dとを備えている。各々の昇降駆動装置Dは、本実施形態では荷受台Tを昇降(より具体的には上下揺動)可能に案内支持する平行リンク機構Lと、平行リンク機構Lを介して荷受台Tを昇降駆動する油圧作動式のリフトシリンダClとを有する。本実施形態において車体枠Fは車体の一例であり、また固定枠1は取付部材の一例であり、また平行リンク機構Lは昇降機構の一例である。
而して、昇降駆動装置Dは、リフトシリンダClの伸縮動作に連動して平行リンク機構Lを上下揺動させることにより、荷受台Tを荷箱Nの荷台面Nfと地面Eとの間で略水平姿勢を保ちつつ昇降作動可能である。そして、荷受台Tの昇降作動により、荷受台T上に載置した荷物やキャスター付きカート等を、地面Eと荷台面Nf間でスムーズに積み降ろしできるようになっている。
固定枠1には、補助リンク2の上端部が前後揺動可能に軸支2pされており、補助リンク2の前側の側縁部は、固定枠1の後側の側縁部に接離可能に当接する。そして、補助リンク2は、これに荷受台T等の重量が常時作用することで、通常は固定枠1との当接状態に保持されており、この保持状態では、固定枠1及び補助リンク2が次に説明する平行リンク機構Lの固定リンクとして機能することで、平行リンク機構Lのリンク形態が維持される。
平行リンク機構Lは、上記した固定リンク(即ち固定枠1及び補助リンク2)と、補助リンク2の上部に上下揺動可能に枢支連結4pされる上部アーム4と、固定枠1の後部に上下揺動可能に枢支連結5pされる下部アーム5と、上,下部アーム4,5の先部に互いに間隔をおいて回動可能に枢支連結4p′,5p′されるリンクプレート6とを備える。而して、リンクプレート6は、昇降駆動装置Dの出力端部として機能し、また上部アーム4は、昇降機構(平行リンク機構L)の可動部(可動リンク)として機能する。
尚、本実施形態では左右の上部アーム4の先端間が連結部材7で一体的に結合されるが、この連結部材7は省略可能である。
また補助リンク2の下部には、リフトシリンダClの一端部が第1の枢軸P1を介して回動可能に連結され、また上部アーム4の中間部又は先部には、リフトシリンダClの他端部が第2の枢軸P2を介して回動可能に連結される。従って、上部アーム4(平行リンク機構L)は、リフトシリンダClが伸長動作するのに連動して上方揺動してリンクプレート6を上昇させ、またリフトシリンダClが収縮動作するのに応じて下方揺動してリンクプレート6を下降させる。
尚、本実施形態では、リフトシリンダClの他端部が第2の枢軸P2を介して上部アーム4に連結されるが、リフトシリンダClの他端部は第2の枢軸P2を介して下部アーム5に連結してもよい。
荷受台Tは、これの基端部がリンクプレート6の上部に第3の枢軸P3を介して枢支連結される。また荷受台Tの裏面とリンクプレート6の上下中間部との間には、荷受台Tを起伏回動させる油圧作動式の起伏シリンダCtが介装される。尚、本実施形態では、第3の枢軸P3と、上部アーム4及びリンクプレート6相互の枢支連結部4p′とが同軸配置されているが、その両者P3,4p′は必ずしも同軸配置する必要はない。
而して、起伏シリンダCtを伸長させると、荷受台Tは、リンクプレート6に対し第3の枢軸P3回りに起立方向へ回動して、載置面Tfが略鉛直になる格納位置T1(図1鎖線参照)となる。また、その荷受台Tが格納位置T1にある状態から起伏シリンダCtを収縮させると、荷受台Tは、リンクプレート6に対し第3の枢軸P3回りに伏倒方向へ回動する。従って、起伏シリンダCtを収縮限に保持すれば、荷受台Tは、リンクプレート6の昇降位置に関係なく、載置面Tfが略水平の水平展開位置T2(図1実線参照)に保持される。
尚、荷受台Tが水平展開位置T2に保持された状態で、リフトシリンダClの収縮により下降する荷受台Tが接地した場合において、仮にその接地後もリフトシリンダClを更に収縮させると、補助リンク2が若干揺動して平行リンク機構Lが崩される。これにより、荷受台Tは、載置面Tfが荷受台Tの先端に向かって下方に傾斜した傾斜展開位置T3(図1鎖線参照)まで傾動可能であり、この傾動により、荷受台Tと地面E間での荷物の移動がよりスムーズになる。
左右の固定枠1には、角パイプ状に形成されて車幅方向に延びるクロスメンバ10が固着され、クロスメンバ10の中空部には油圧供給ユニットUが収納される。その油圧供給ユニットUは、図示はしないが、リフトシリンダCl及び起伏シリンダCtに対する油圧供給源となる油圧モータ及び油タンクと、その油圧供給源から各シリンダCl,Ctへの作動油の給排制御を行う制御弁と、その制御弁を任意に操作するための操作装置とを少なくとも備えている。尚、油圧供給ユニットUをクロスメンバ10外の車体枠Fの適所に配備してもよい。
次に図6を併せて参照して、リフトシリンダClの具体例を説明する。
リフトシリンダClは、一端が開放され且つ他端が閉塞された有底円筒状に形成されたチューブ20と、チューブ20の開放端部を通してチューブ20内に油密に且つ摺動及び相対回転可能に嵌挿されるロッド21と、ロッド21の先部21aに調整機構AJを介して連結されるロッド延長部材22とを備える。
調整機構AJは、後述するように、リフトシリンダClの伸縮動作の停止状態であっても第1,第2の枢軸P1,P2の軸間距離Sを調整できるように(具体的にはロッド21に対するロッド延長部材22の軸方向相対位置を調整可能)に構成される。
チューブ20の閉塞端部には、第2の枢軸P2を回動可能に連結する目玉状の連結部20aが設けられる。またチューブ20の開放端部は、チューブ本体20mの先端部内周に油密に嵌着(実施形態では螺着)される筒状ストッパ24で構成される。
一方、ロッド21は、円筒パイプ状に形成されるロッド本体21mと、ロッド本体21mの、チューブ20内に突入する基端部21mbの開放端を閉塞するプラグ23とを備える。プラグ23は、ロッド21の基部として機能するものであり、本実施形態ではロッド本体21mの基端部21mb内周に油密に嵌着(実施形態では螺着)される。
チューブ20の内面と、ロッド21の基部即ちプラグ23との間には、油圧供給ユニットUに接続される作動油室25が画成されており、この作動油室25には、油圧供給ユニットUから作動油圧を随時に導入可能である。そして、その油圧導入に伴い、ロッド21は、作動油圧を基部即ちプラグ23に受けることで、先部21a(より具体的にはロッド本体21mの先部)がチューブ20外方の所定の張出限界まで張出可能であり、その張出によりリフトシリンダClが伸長動作する。
ロッド21の上記した張出限界は、ロッド21の基部、即ちプラグ23の外周に一体に連設した外向きのストッパフランジ23fと、チューブ20の開放端部の内周段差部(即ち上記筒状ストッパ24の内端24i)とが軸方向に相互に係合することで機械的に規制される。ストッパフランジ23fと筒状ストッパ24の内端24iとは、リフトシリンダClが伸長限界になった際にその伸長限界を規定すべく互いに機械的に係合する係合部(即ちロッド21とチューブ20間に設けられるストッパ手段)を構成する。
ロッド延長部材22は、これのロッド21側の一端部の外周に雄ねじ部22sが刻設され、またその他端部には、第1の枢軸P1を回動可能に連結する目玉状の連結部22aが設けられる。そして、雄ねじ部22sは、ロッド21の先部21aの内周に設けた雌ねじ部21asに螺合される。
またロッド21の先部21aの外端部外周には、軸方向に扁平なナット部材26が嵌合され且つ適当な固着手段(本実施形態では溶接)で固着される。このナット部材26は、ロッド21をロッド延長部材22に対し任意に回転操作し得る本発明の回転操作部として機能する。また、この回転操作部(ナット部材26)と、雄ねじ部22s及び雌ねじ部21asとが互いに協働して調整機構AJを構成する。
而して、ナット部材26を図示しない工具(例えばスパナ等)で回転操作すれば、雄ねじ部22sと雌ねじ部21asとの螺合位置(従ってロッド延長部材22の、ロッド21先端からの軸方向張出長さ)を任意に調整でき、これにより、リフトシリンダClの伸縮停止状態での第1,第2の枢軸S1,S2相互の軸間距離Sを任意に長短調整することが可能となる。
更にロッド延長部材22の雄ねじ部22sには、ナット部材26に隣接してロックナット27が螺合される。このロックナット27は、これをナット部材26に緊締するよう締め付けることで、雄ねじ部22sとロッド先部21aの雌ねじ部21asとの螺合位置をロックすることができ、このロック効果によれば、調整機構AJによる上記軸間距離Sの調整量を固定可能である。
尚、本実施形態ではリフトシリンダClのチューブ20が荷受台T側に、またロッド21が車体枠1側にそれぞれ配置されるものを例示したが、リフトシリンダClは、その逆の配置としてもよい。この場合、車体側の第1の枢軸P1はチューブ20の目玉状連結部20aに連結され、また荷受台T側の第2の枢軸P2は、ロッド延長部材22の目玉状連結部22aに連結される。
次に前記実施形態の作用を説明する。
本実施形態の荷受台昇降装置Aにおいては、リフトシリンダClが伸長限界に達したときに荷受台Tが所望の適切な上昇位置Tuとなるように、リフトシリンダClの第1,第2の枢軸P1,P2相互の軸間距離Sが後述する調整手法により、適時(例えば、工場出荷段階又は出荷後の整備点検時等)において設定可能である。
次に、その調整手法も含めて、荷受台昇降装置Aを車体へ架装する方法について、図7及び図8を参照して説明する。
即ち、その架装方法は、例えば、
組立完成状態にある車両用荷受台昇降装置Aの取付部材即ち固定枠1を車体枠Fに固定することで、その荷受台昇降装置Aを車体枠Fに組付ける「荷受台昇降装置組付け工程」と、
「荷受台昇降装置取付け工程」の前または後に、荷箱Nを車体枠Fに搭載する「荷箱セット工程」と、
荷受台Tが所望の上昇位置Tuに達したこととリフトシリンダClが伸長限界に達したこととを手掛かりとして、リフトシリンダClの伸長限界で荷受台Tが所望の上昇位置Tuとなるように、リフトシリンダClの伸張限界における該リフトシリンダClの伸縮動作の停止状態で調整機構AJを調整操作する「上昇位置調整工程」と
を含むものである。
次に「上昇位置調整工程」について、より具体的に説明する。
例えば図7(a)に示すように、リフトシリンダClの伸長時に荷受台Tが所望の上昇位置Tuに至る前にリフトシリンダClが伸長限界となった場合には、図7(b)に示すように、リフトシリンダClの伸縮動作の停止状態で、その荷受台Tが所望の上昇位置Tuに達するまで調整機構AJを調整操作(具体的にはロッド延長部材22のロッド21先端からの張出長さを長くする操作)をすることで、第1,第2の枢軸P1,P2相互の軸間距離Sを延ばす調整作業を行う。これにより、リフトシリンダClが伸長限界に達したときに荷受台Tが所望の上昇位置Tuとなるように、荷受台Tの上昇位置を容易に調整、設定できる。
尚、上記調整作業において、荷受台Tの所望の上昇位置Tuとは、例えば荷箱Nの荷台面Nfと荷受台Tの荷物の載置面Tfとが同一レベルとなった上昇位置として設定されるが、作業形態によっては、同一レベルよりも多少高低差のある上昇位置であってもよく、即ち、現場の作業員が作業形態に応じて任意に設定可能である。
またリフトシリンダClが伸長限界となったことは、例えば、ロッド21基部のプラグ23のストッパフランジ23fと、チューブ20開放端部の筒状ストッパ24の内端24iとが係合した時の接触音が聞こえたことで、外部より認識可能である。また、油圧供給ユニットUからリフトシリンダClに作動油を送り続けても、リフトシリンダClが伸長動作せずに作動油が油圧供給ユニットUの油タンクに戻される(即ちリリーフ弁でリリーフされる)ことでも、認識可能である。
また例えば、図8(c)に示すように、リフトシリンダClの伸長時にリフトシリンダClが伸長限界となる前に荷受台Tが所望の上昇位置Tuに至った場合には、図8(d)に示すように調整機構AJを調整操作(具体的にはロッド延長部材22の上記張出長さを短くする操作)をすることで上記軸間距離Sを短縮して、荷受台Tを一旦、ある程度下降させる。
次いで図8(e)に示すように調整機構AJの先刻の調整位置を保持したままリフトシリンダClを再伸長させ、その再伸長時に荷受台Tが所望の上昇位置Tuに至る前にリフトシリンダClが伸長限界となった場合には、図8(f)に示すように、リフトシリンダClの伸縮動作の停止状態で、荷受台Tが所望の上昇位置Tuに達するまで調整機構AJを調整操作(具体的にはロッド延長部材22の上記張出長さを長くする操作)をすることで、軸間距離Sを延ばす調整作業を行う。
尚、図8(e)において、仮にリフトシリンダClの再伸長により荷受台Tが所望の上昇位置Tuに至ったときにリフトシリンダClが伸長限界であれば、その後の図8(f)の調整作業は不要となる。
尚また、図8(c)の状態より図(d)の調整作業(即ち調整機構AJを調整操作をすることで軸間距離Sを短縮して荷受台Tを一旦下降させる作業)を行う場合に、調整機構AJの調整操作量を少なめにして軸間距離Sを僅かだけ短縮し荷受台Tを少し下降させるようにしてもよい。この場合、図8(e)に示すようにリフトシリンダClを再伸長させたときに荷受台Tが所望の上昇位置Tuで伸長限界となるか否かを確認し、伸長限界となった場合は調整作業を終了し、伸長限界とならなければ再び同様の操作を繰り返すようにしてもよい。即ち、図8(c)の状態より図(d)の調整作業を行う場合に、調整機構AJの少量ずつの調整操作と、リフトシリンダClの再伸長とを何回も小刻みに繰り返すことでも調整作業を行うことは可能である。
以上説明したように本実施形態によれば、伸長動作により荷受台Tを上昇駆動するリフトシリンダClを備えた荷受台昇降装置Aにおいて、リフトシリンダClが、これの伸張限界における伸縮動作の停止状態で第1,第2の枢軸P1,P2の相互の軸間距離Sを調整可能な調整機構AJを有している。
そのため、例えば、リフトシリンダClの伸長限界又はその付近で調整機構AJを用いて軸間距離Sの調整を前述の如く行うことにより、リフトシリンダClの伸長限界で荷受台Tが所望の上昇位置Tuとなるように、荷受台の上昇位置Tuを容易且つ的確に位置調整することが可能となる。
その上、車体枠F又は固定枠1や平行リンク機構Lの可動リンク(実施形態では上部アーム4)の各々に対して、従来装置(特許文献1)のように荷受台Tの上昇位置Tuの位置調整のための特設部分を機種毎に一々設計する必要はないから、全体として荷受台昇降装置Aの構造簡素化、延いてはコスト節減が図られる。
また特に荷受台Tを昇降可能に案内支持する昇降機構として平行リンク機構Lを用いた関係から、リフトシリンダCl周囲の作業空間を比較的広く確保でき且つ外部に露出させ易くなる。これにより、調整機構AJによるリフトシリンダClの軸間距離Sの調整作業を比較的容易に行うことができ、作業効率の向上が図られる。
また、本実施形態のリフトシリンダは、チューブ20内に嵌挿させるロッド21に加えて、ロッド21の先部21aに調整機構AJを介して連結されるロッド延長部材22を備えていて、調整機構AJがロッド21に対するロッド延長部材22の軸方向相対位置(即ちロッド延長部材22のロッド21先端からの張出長さ)を調整可能に構成されている。これにより、チューブ20に比べ油漏れリスクの少ないロッド21の先部21a側に調整機構AJが配設されることとなり、それだけ油漏れリスクが軽減される。
また本実施形態の調整機構AJは、ロッド延長部材22の、ロッド21側の端部外周に設けた雄ねじ部22sと、ロッド先部21aに設けられて雄ねじ部22sを螺合させる雌ねじ部21asと、ロッド21をロッド延長部材22に対し回転操作し得るようにロッド先部21aに設けられるナット部材26(回転操作部)とを有している。これにより、ロッド延長部材22の雄ねじ部22sがロッド先部21aの雌ねじ部21asと螺合してロッド21内に進入することで、ロッド21内空間(従ってシリンダストローク)とロッド延長部材22とをオーバラップさせることができるため、調整機構AJは、軸方向に十分な調整代を確保しながら、リフトシリンダClの小型化に寄与する。
また前述の「上昇位置調整工程」においては、荷受台Tが所望の上昇位置Tuに達したこととリフトシリンダClが伸長限界に達したこととを手掛かりとして、リフトシリンダClの伸長限界で荷受台Tが所望の上昇位置Tuとなるように、リフトシリンダClの伸張限界における該リフトシリンダClの伸縮動作の停止状態で調整機構AJを調整操作するため、その位置調整を頗る容易に行うことができる。
その場合、特にリフトシリンダClの伸長時に荷受台Tが上昇位置Tuに至る前にそのリフトシリンダClが伸長限界となった場合(図7(a)参照)には、リフトシリンダClの伸縮動作の停止状態で、その荷受台Tが上昇位置Tuに達するまで調整機構AJにより軸間距離Sを延ばす調整作業を行う(図7(b)参照)。また、リフトシリンダClの伸長時にリフトシリンダClが伸長限界となる前に荷受台Tが上昇位置Tuに至った場合(図8(c)参照)には、調整機構AJにより軸間距離Sを一旦短縮してからリフトシリンダClを再伸長させ(図8(d)参照)、その再伸長時に荷受台Tが上昇位置Tuに至る前にリフトシリンダClが伸長限界となった場合(図8(e)参照)には、図7(b)と同様の調整作業を行うようにしている(図8(f)を参照)。これにより、リフトシリンダClの伸長時において荷受台Tが先に所望の上昇位置Tuに達する場合でも、或いはリフトシリンダClが先に伸長限界に達する場合でも、各々的確に位置調整作業を行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、荷受台T及び車体枠F(固定枠1)間に介設されて荷受台Tを昇降可能に案内支持する昇降機構として、荷受台Tを上下揺動可能に案内支持する平行リンク機構Lを例示したが、本発明は、平行リンク機構Lに代えて、鉛直方向に荷受台を昇降案内する垂直昇降式の昇降機構を備えた荷受台昇降装置(例えば特開2004-210217号公報等を参照)に適用してもよい。この場合、荷受台5を昇降可能に案内支持する昇降機構は、車両に固定の支柱3内に昇降可能に収納されるスライダ4と、スライダ4とシリンダ7間を連動連結するワイヤ6と、ワイヤ6を案内するシーブ31等を備えており、ワイヤ6が昇降機構の可動部として機能し、またシリンダ7に本発明の調整機構を設けるようにする。
また前記実施形態では、荷受台Tを、荷箱N後面に沿って格納すべく載置面Tfが略鉛直の格納位置T1に起立保持できるようにしたものを示したが、本発明では、荷受台を格納状態では折り畳んで荷役車両Vの後部床下に格納できるようにした床下格納式の荷受台昇降装置(例えば特開2015-85789号公報等を参照)に適用してもよい。
また前記実施形態では、リフトシリンダClのロッド21がピストンを持たないロッド構造のものを示したが、本発明のリフトシリンダのロッドは、実施形態に限定されない。例えば、ロッド21の、チューブ20内に臨む内端部に、チューブ20内周に摺動可能に嵌合するピストンを固定したピストン付きロッドであってもよい。この場合、リフトシリンダClが伸長限界になった際に機械的に係合する係合部(即ち前述のストッパ手段)の一方はロッド又はピストンの何れに設けてもよい。
また前記実施形態では、調整機構AJをリフトシリンダClのロッド21側(即ちロッド21とロッド延長部材22との間)に介設したものを例示したが、調整機構AJの設置部位は実施形態に限定されない。例えば、調整機構AJは、チューブ20側に配設してもよく、その場合、例えばチューブ本体20mの基部にチューブ延長部材を螺合して、そのチューブ延長部材に第2の枢軸P2に対する目玉状連結部20aを設ける一方、チューブ本体20mに回転操作部(例えばナット部材)を固着する。或いは、チューブ本体20mの先部にチューブ延長部材を螺合して、そのチューブ延長部材に筒状ストッパ24を取付け且つ回転操作部(例えばナット部材)を固着してもよい。
また調整機構AJは、例えばロッド21がピストン付きロッドの場合に、ロッド本体21mに対するピストンの固定位置を軸方向に調整可能とするか、或いは、ピストンのロッド側の端面に、ピストンの実質的な軸方向寸法を調節可能とする寸法調整部材を外部から調節操作可能に設けるようにしてもよい。或いはまた、調整機構AJは、本実施形態のようにピストン無しのロッド21の場合には、ロッド基部を構成するストッパフランジ23f付きプラグ23の、ロッド本体21mに対する軸方向の相対取付位置(例えば螺合位置)を任意に調整操作可能な構成とした調整機構であってもよい。
A・・・・・荷受台昇降装置
AJ・・・・調整機構
Cl・・・・リフトシリンダ
E・・・・・地面
F・・・・・車体枠(車体)
L・・・・・平行リンク機構(昇降機構)
P1,P2・・第1,第2の枢軸
S・・・・・軸間距離
T・・・・・荷受台
1・・・・・固定枠(取付部材)
4・・・・・上部リンク(可動部,可動リンク)
20・・・・チューブ
20a,22a・・目玉状連結部(連結部)
21・・・・ロッド
21a・・・ロッドの先部
21as・・雌ねじ部
22s・・・雄ねじ部
22・・・・ロッド延長部材
23・・・・プラグ(基部)
24・・・・筒状ストッパ(開放端部)

Claims (6)

  1. 荷物を載置可能な荷受台(T)を、地面(E)と車載の荷箱(N)との間での荷物の積み卸しに使用できるよう昇降させる車両用荷受台昇降装置において、
    車体(F)及び前記荷受台(T)間に介設されて該荷受台(T)を昇降可能に案内支持する昇降機構(L)と、
    一端が第1の枢軸(P1)を介して車体(F)に連結され且つ他端が第2の枢軸(P2)を介して前記昇降機構(L)の可動部(4)に連結されていて、伸長動作により該昇降機構(L)を介して前記荷受台(T)を上昇駆動するリフトシリンダ(Cl)と、
    前記リフトシリンダ(Cl)が伸張限界に達したときに前記荷受台(T)が所望の上昇位置になるように、前記リフトシリンダ(Cl)の伸張限界における前記リフトシリンダ(Cl)の伸縮動作の停止状態で前記第1,第2の枢軸(P1,P2)の軸間距離(S)を調整可能な調整機構(AJ)とを少なくとも備えたことを特徴とする、車両用荷受台昇降装置。
  2. 前記昇降機構は、上下揺動により前記荷受台(T)を昇降可能に案内支持する平行リンク機構(L)であり、
    前記リフトシリンダ(Cl)は、一端が前記第1の枢軸(P1)を介して車体(F)又は車体(F)に固定の取付部材(1)に回動可能に連結され且つ他端が前記第2の枢軸(P2)を介して前記平行リンク機構(L)の1つの可動リンク(4)に回動可能に連結されていて、伸長動作により該平行リンク機構(L)を上方揺動させることを特徴とする、請求項1に記載の車両用荷受台昇降装置。
  3. 前記リフトシリンダ(Cl)は、
    一端が開放され且つ他端が閉塞された有底筒状に形成され作動油圧を内部に導入可能なチューブ(20)と、
    前記チューブ(20)の開放端部(24)を通して該チューブ(20)内に油密に且つ摺動可能に嵌挿され、前記作動油圧を基部(23)に受けることで先部(21a)が該チューブ(20)外方の所定の張出限界まで張出可能なロッド(21)と、
    前記ロッド(21)の先部(21a)に前記調整機構(AJ)を介して連結されるロッド延長部材(22)とを備え、
    前記第1,第2の枢軸(P1,P2)のうちの何れか一方の枢軸(P1)に対する連結部(21a)が前記ロッド延長部材(21)に、また何れか他方の枢軸(P2)に対する連結部(20a)が前記チューブ(20)にそれぞれ設けられ、
    前記調整機構(AJ)は、前記ロッド(21)に対する前記ロッド延長部材(22)の軸方向相対位置を調整可能に構成されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の車両用荷受台昇降装置。
  4. 前記調整機構(AJ)は、
    前記ロッド延長部材(22)の、前記ロッド(21)側の端部外周に設けた雄ねじ部(22s)と、
    前記ロッド(21)の先部(21a)に設けられて前記雄ねじ部(22s)を螺合させる雌ねじ部(21as)と、
    前記ロッド(21)を前記ロッド延長部材(22)に対し回転操作し得るように該ロッド(21)の先部に設けられる回転操作部(26)とを有することを特徴とする、請求項3に記載の車両用荷受台昇降装置。
  5. 前記請求項1~4の何れか1項に記載の車両用荷受台昇降装置の車体への架装方法であって、
    前記車両用荷受台昇降装置(A)を前記車体(F)に組み付ける荷受台昇降装置組付け工程と、
    前記荷受台昇降装置組付け工程の前または後に前記荷箱(N)を前記車体(F)に搭載する荷箱セット工程と、
    前記荷受台(T)が所望の上昇位置(Tu)に達したことと前記リフトシリンダ(Cl)が伸長限界に達したこととを手掛かりとして、該リフトシリンダ(Cl)の伸長限界で該荷受台(T)が前記上昇位置(Tu)となるように、前記リフトシリンダ(Cl)の伸張限界における前記リフトシリンダ(Cl)の伸縮動作の停止状態で前記調整機構(AJ)を調整操作する上昇位置調整工程とを含むことを特徴とする、車両用荷受台昇降装置の車体への架装方法。
  6. 前記上昇位置調整工程では、前記リフトシリンダ(Cl)の伸長時に前記荷受台(T)が前記上昇位置(Tu)に至る前に該リフトシリンダ(Cl)が伸長限界となった場合には、その荷受台(T)が前記上昇位置(Tu)に達するまで前記調整機構(AJ)により前記軸間距離(S)を延ばす調整作業を行い、
    また前記リフトシリンダ(Cl)の伸長時に該リフトシリンダ(Cl)が伸長限界となる前に前記荷受台(T)が前記上昇位置(Tu)に至った場合には、前記調整機構(AJ)により前記軸間距離(S)を一旦短縮してから前記リフトシリンダ(Cl)を再伸長させ、その再伸長時に前記荷受台(T)が前記上昇位置(Tu)に至る前に該リフトシリンダ(Cl)が伸長限界となった場合には前記調整作業を行うことを特徴とする、請求項5に記載の車両用荷受台昇降装置の車体への架装方法。
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