JP7059023B2 - 通信制御システム、通信制御方法、及びプログラム - Google Patents

通信制御システム、通信制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

メイン制御部と複数のサブ制御部が異なる通信速度により通信を行う画像形成装置に関する。
従来、図1に示すような画像形成装置11などの電子機器においては、給紙部、レジ部、作像部、定着部、排紙部など各所にモータが配置されている。そして、それらのモータを制御するために、モータの制御信号を出力するCPUやASICが複数の基板に分散配置されている。
これらの電子機器では、図2に示すように、全体の制御タイミングの指示を出すメインCPUと、各基板に配置されたCPUやASICとの間の接続は、より少ない信号線で制御信号を伝達させるため、2線式や3線式のシリアル通信方式が一般的に用いられている。
例えば、メイン基板101に配置されたメインCPU111と、各サブ基板102、103に配置されたサブCPU131、151とは、シリアル通信信号線によって接続される。
また、画像形成装置などの電子機器の末端に位置し、シリアル通信方式で接続されるサブ制御部は、同一のCPUや制御ソフトウェア、ASICなどにより構成される場合が多い。その場合、それらのサブ制御部は、上位に位置するメイン制御部からの指示に基づいて制御される。
しかし、それぞれの基板に接続されたモータなどの駆動負荷や、画像形成装置内で搬送される用紙の位置を検知するセンサの数などは、画像形成装置内の場所によって様々に異なる。そのため、CPUやASICごとにシリアル通信によって伝達するデータ量も異なるため、CPUやASICごとに、シリアル通信の通信速度の設定を異ならせる。具体的には、モータやセンサの数が多い場合や、高い応答性能が求められるCPUやASICに対しては、メイン制御部からの指示によって、高速な通信速度が設定される。
例えば、図2の接続構成の場合、第1のサブ基板102と第2のサブ基板103は同じハードウェアであるが、発振器のクロック周波数が異なる。第1のサブ基板102の発振器132のクロック周波数は16MHz、第2のサブ基板103の発振器152のクロック周波数は20MHzである。
また、メイン基板101と第1のサブ基板102との間のシリアル通信速度は4.0Mbps、メイン基板101と第2のサブ基板103との間のシリアル通信速度は1.2Mbpsと、異なる通信速度が設定される。
そのため、第1のサブ基板102内のPLL回路133およびUART通信部134の設定値と、第2のサブ基板103内のPLL回路153およびUART通信部154の設定値は、同じデバイスであっても異なるものにする必要がある。
特開2014-6817号公報 特開2002-152576号公報
このため、メインCPUの起動時には、各接続ラインの通信速度を最適な通信速度に切り替える必要がある。しかし、通信速度の切り替えには、諸々の設定を所定の通信手順を通じて行う必要があるため、通信手順の分だけ起動が遅くなるという問題がある。
そこで、通信速度をサブ基板のデバイスごとに予め設定しようとすると、デバイスが同一のCPUや制御ソフトウェア、ASICなどで構成されていても、配置する位置など使用条件によって、通信設定が異なる複数のファームウェアを用意する必要が生じる。図2の場合は、ROM135やROM155に、異なる設定のファームウェアを予め書き込んでおく必要がある。
しかし、そのように構成すると、同一の制御内容にもかかわらず、複数のファームウェアを管理する手間が生じるため、非効率であるという問題が発生する。
本発明は、サブ制御部のメモリに目標速度条件が格納されてない場合は、メイン制御部と通信を行うことによりサブ制御部のメモリに目標送度条件を格納することができ、かつ、サブ制御部のメモリに目標速度条件が格納されている場合は、目標速度条件に基づき通信を開始できるようにすることにより起動時間を短縮することを目的とする。
本発明は、メイン制御部と、第1および第2サブ制御部の初期通信速度条件および目標通信速度条件を格納する第1メモリと、第3通信手段と通信する第1通信手段と、第4通信手段と通信する第2通信手段と、を有するメイン基板と、前記第1サブ制御部と、第1クロック信号の目標速度条件を格納する第2メモリと、第1発振器を有し、前記第1クロック信号の目標速度条件に基づき前記第1クロック信号を生成する第1クロック生成手段と、前記第1クロック信号に基づき前記第1通信手段と通信する前記第3通信手段とを有する第1サブ基板と、前記第2サブ制御部と、第2クロック信号の目標速度条件を格納する第3メモリと、第2発振器を有し、前記第2クロック信号の目標速度条件に基づき第2クロック信号を生成する第2クロック生成手段と、前記第2クロック信号に基づき前記第2通信手段と通信する前記第4通信手段とを有する第2サブ基板とを有する画像形成装置であって、前記メイン制御部は、起動されたことに応じて、前記第1サブ制御部の目標通信速度条件に基づき前記第1サブ基板と通信を行い、前記第1サブ制御部の目標通信速度条件に基づき前記第1サブ基板と正常に通信ができなかった場合は、前記第1サブ制御部の初期通信速度条件に基づき前第1サブ基板と通信を行い、前記第1サブ制御部の初期通信速度条件に基づき前第1サブ基板と正常に通信ができた場合は、前記第1クロック生成手段に前記第1サブ制御部の目標通信速度条件に応じた第1クロック信号を生成させ、かつ、前記第1サブ制御部は前記第1サブ制御部の目標通信速度条件を前記第1クロック信号の目標速度条件として前記第2メモリに格納し、さらに、前記メイン制御部は、起動されたことに応じて、前記第2サブ制御部の目標通信速度条件に基づき前記第2サブ基板と通信を行い、前記第2サブ制御部の目標通信速度条件に基づき前記第2サブ基板と正常に通信ができなかった場合は、前記第2サブ制御部の初期通信速度条件に基づき前第2サブ基板と通信を行い、前記第2サブ制御部の初期通信速度条件に基づき前第2サブ基板と正常に通信ができた場合は、前記第2クロック生成手段に前記第2サブ制御部の目標通信速度条件に応じた第2クロック信号を生成させ、かつ、前記第2サブ制御部は前記第2サブ制御部の目標通信速度条件を前記第2クロック信号の目標速度条件として前記第3メモリに格納し、前記第1サブ制御部の目標通信速度条件と第2サブ制御部の目標通信速度条件は異なることを特徴とする。
本発明によれば、サブ制御部のメモリに目標速度条件が格納されてない場合は、メイン制御部と通信を行うことによりサブ制御部のメモリに目標送度条件を格納することができ、かつ、サブ制御部のメモリに目標速度条件が格納されている場合は、目標速度条件に基づき通信を開始できるようにすることにより起動時間を短縮することができる。
画像形成装置の説明図 従来の構成のブロック図 実施例のブロック図 実施例のメインCPUのフローチャート 実施例のサブCPUのフローチャート 実施例のメイン制御部の通信設定の組み合わせ表 実施例の各サブ制御部の通信設定の組み合わせ表
以下、本発明を実施するための形態について、説明する。
まず、本実施例のシリアル通信方式の通信制御システムのブロック図について、図3で説明する。
メイン制御部を構成するメイン基板200は、メインCPU201、ROM202、RAM203、第1~第3のUART-I/F204~206、発振器207、PLL回路208を備える。メイン制御部200は、画像形成装置内の各部を制御するサブ制御部に指示を出し、全体の制御タイミングを統括する。
なお、本実施例における画像形成装置の構成例は、図1で説明したとおりである。
メインCPU201は、ROM202に格納されたプログラムを読み込んで動作する。RAM203にはメインCPU201が演算を行う際の作業データが格納される。
UART-I/F204~206は、調歩同期式の2線シリアルインターフェイスであり、3チャンネルの通信機能を持つ。第1のUART-I/F204は、メイン側インターフェイスとして機能し、後述のサブ基板220と、第2のUART-I/F205はサブ基板240と、第3のUART-I/F206はサブ基板260と、それぞれ、双方向で接続されている。
UART-I/F204~206は、CPU201から指定された8ビットのデータに対し、先頭にスタートビットとして1ビットを、末尾にストップビットとして1ビットを付加し、制御信号を1ビットずつシリアル信号として送信する機能を有する。また、接続先から送信されたシリアル信号についてスタートビットを検出してから1ビットずつ受信し、ストップビットまでのデータを取り込む機能を有する。これらを繰り返すことで、複数バイトのバイト列の送受信を行うことができる。
UART-I/F204~206には、通信速度を設定可能な通信速度レジスタがそれぞれ設けられている。そして、メインCPU201から通信速度を通信速度レジスタに書き込むことで、入力されたクロック信号を分周する設定を行い、通信速度を任意に切り替えることができる。
メイン基板200は48MHzの発振器207を備える。発振器207から供給されるクロック信号は、CPU201からの設定に基づき、PLL回路(Phase Locked Loop;位相同期回路)208によって所望の倍率に逓倍される。そして、メインCPU201やUART-I/F204~206は、PLL回路208によって逓倍されたクロック信号により動作する。
第1のサブ制御部を構成する第1のサブ基板220は、サブCPU221、ROM222、RAM223、EEPROM224、UART-I/F225、I/Oポート226、PWM制御部227、発振器231、PLL回路232を備える。
サブCPU221は、ROM222に格納されたプログラムに基づき、第1のサブ基板に関する動作を制御する。
ROM222は、サブCPU221が使用するプログラムコードやデータテーブルを格納する不揮発性メモリである。RAM223は、サブCPU221が作業するためのデータを一時的に格納する揮発性メモリである。
EEPROM224は、第1のサブ基板220に固有なデータを格納するための書き換え可能な不揮発性メモリであり、サブCPU221により、読み出し、消去、書き込みが可能である。第1のサブ基板220に初めて電源が投入された時点では、EEPROM224は全領域とも消去状態であり、値は全領域とも0xFFである。
UART-I/F225は、調歩同期式の2線シリアルインターフェイスであり、サブ側インターフェイスとして機能し、メイン基板200上のUART-I/F204と接続されている。UART-I/F225の通信速度は、レジスタの設定を変更することによって変更可能である。リセット解除時のデフォルト値は、供給されるクロック信号の64分周の周波数をビットレートとして通信を行う設定である。
I/Oポート226は、第1のサブ基板220に接続された搬送センサ233と接続されており、搬送センサ233の信号論理を読み取る。搬送センサ233は、フォトインタラプタによって構成され、用紙が発光部と受光部の間を遮光するとLレベル、そうでない場合はHレベルを出力する。
PWM制御部227は、サブCPU221によって設定されたレジスタ値に従った周期とデューティ比のパルス信号を出力する。PWM制御部227は、DCブラシレスモータ234と接続されており、PWM制御部227が出力したPWM信号によってDCブラシレスモータ234を回転駆動する。
第1のサブ基板220内の回路は、第1のサブ基板220に設けられた発振器231から供給されるクロック信号によって動作する。発振器231のクロック周波数は16.0MHzである。PLL回路232は、発振器231のクロック信号を逓倍する回路であり、CPU221およびUART-I/F225からの設定でクロック信号を所望の倍率に逓倍することができる。
UART-I/F225は、PLL回路232が出力するクロック信号によって動作する。リセット解除時のデフォルト通信速度は、発振器231のクロック周波数16.0MHzを、PLL回路232で逓倍したものではなく、UART-I/F225のデフォルト分周設定である64分周された250Kbpsである。
第2のサブ制御部を構成する第2のサブ基板240は、サブCPU241、ROM242、RAM243、EEPROM244、UART-I/F245、I/Oポート246、PWM制御部247を備える。
第2のサブ基板240上のROM242の内容は、第1のサブ基板220上のROM222と同一であり、サブCPU241が使用するプログラムコードおよびデータテーブルが格納されている。
第2のサブ基板240内の回路は、第1のサブ基板220と同様に、第2のサブ基板240に設けられた発振器251から供給されるクロック信号によって動作する。発振器251のクロック周波数は20.0MHzである。よって、UART-I/F245のリセット解除時のデフォルト通信速度は、第1のサブ基板220と同じく、64分周した312.5Kbpsである。
第3のサブ制御部を構成する第3のサブ基板260は、サブCPU261、ROM262、RAM263、EEPROM264、UART-I/F265、I/Oポート266、PWM制御部267を備える。
第3のサブ基板260上のROM262の内容は、第1のサブ基板220上のROM222と同一であり、サブCPU261が使用するプログラムコードおよびデータテーブルが格納されている。
第3のサブ基板260内の回路は、第1のサブ基板220と同様に、第3のサブ基板260に設けられた発振器271から供給されるクロック信号によって動作する。発振器271のクロック周波数は12.0MHzである。そのため、UART-I/F245のリセット解除時のデフォルト通信速度は、第1のサブ基板220と同じく、64分周した187.5Kbpsである。
次に、メインCPU201の起動時の処理手順を、図4のフローチャート、図6の設定テーブル、図7の設定テーブルを用いて説明する。図6の設定テーブル300と図7の設定テーブル301は、ROM202内に格納されている。
S1001で、メインCPU201は、電源ONされてリセット解除されると、第1のUART-I/F204の分周設定を行って目標ボーレートに設定する。目標ボーレートは、設定テーブル300内の第1のサブ制御部220に対する目標速度通信設定301の値であり、発振器207のクロック周波数48MHzを2逓倍24分周した4.0Mbpsである。
S1002で、第1のUART-I/F204は、第1のサブ基板220に対して通信パケットを送信し、応答を待つ。
次に、S1003で、メインCPU201は通信エラー判定を行う。第1のサブ基板220からの応答が正常に受信できて、エラーが発生していない場合には、処理手順を終了する。通信速度が不一致であるなどのエラーが発生している場合は、ステップS1010へ分岐する。
S1010で、メインCPU201は、第1のUART-I/F204の通信速度を、図6の設定テーブル300内の第1のサブ制御部220に対する初期速度通信設定302に従って設定する。すなわち、発振器207の周波数48MHzのクロック信号を2逓倍384分周することで、サブ基板220の初期ボーレートである250Kbpsに通信速度を設定する。
なお、第1のサブ基板220の初期ボーレートである250Kbpsは、PLL232の初期値に基づいて定められる通信速度である。そのため、サブCPU221は、PLL232の初期設定のために特段の処理を行う必要がない。
そして、S1011へ遷移し、S1002と同様に、第1のUART-I/F204は、第1のサブ基板220に対して通信パケットを送信し、第1のサブ基板220からの応答を確認する。
次に、S1012で、メインCPU201は通信エラー判定を行う。初期ボーレートであっても第1のサブ基板220から正常な応答が得られない場合には、ステップS1013へ分岐して、通信エラーが発生していることを液晶表示部(非図示)に通知し、処理手順を終了する。S1012で通信エラーが発生していない場合は、S1020に分岐する。
なお、S1013で通信エラーを通知した場合でも、メイン基板と第1~第3のサブ基板220、240、260との通信はそれぞれ独立しているため、通信エラーが発生した基板以外との通信手順は継続する。
S1020で、サブCPU221は、ROM202上に格納された図7の設定テーブル310内の第1のサブ制御部側の目標速度設定311に従って、UART-I/F225の通信速度を設定する。すなわち、第1のサブ基板220の発振器231のクロック周波数は16.0MHzであるため、PLL232により4逓倍16分周することで、通信速度を4.0Mbpsに切り替える。
次に、S1021で、メインCPU201は、ROM202上の設定テーブル300内の目標速度設定301に従って、メイン制御部200側の第1のUART-I/F204の通信速度を4.0Mbpsに設定する。すなわち、再度、発振器207のクロック周波数48MHzを2逓倍24分周して、4.0Mbpsとする。
さらに、S1022へ遷移して、サブCPU221は、シリアル通信手順を介して第1のサブ基板220側のEEPROM224に、シリアル通信速度を最終ボーレートにするため、PLL232の逓倍設定およびUART-I/F225の分周設定を書き込む。
その後、処理手順は終了する。
次に、サブCPU221の起動時の処理手順を、図5のフローチャートを用いて説明する。
S1101で、サブCPU221は、電源ONされてリセット解除されると、UART-I/F225の通信速度を、ROM222で指定されたデフォルト64分周に設定する。この時の初期ボーレートは、250Kbpsである。
次に、S1102で、EEPROM224からPLL232の逓倍設定およびUART-I/F225の分周設定などの通信設定情報が読み出される。
そして、S1103で、サブCPU221はEEPROM224から読み出された値に通信設定情報が格納されているかを確認する。
初めて電源を投入した時など、EEPROM224に通信設定情報が書き込まれていない状態であれば、処理手順を終了する。
一方、S1103でEEPROM224から読み出された値に通信設定情報が書き込まれている場合、ステップS1110へ分岐する。この値は、図4のS1022で書き込まれた値であり、先の例では、PLL232は4逓倍、UART-I/F225は16分周を示す値である。サブCPU221は、この値を用いて、PLL232およびUART-I/F225の通信速度を、発振器231のクロック周波数16.0MHzを4逓倍16分周した、最終ボーレートの4.0Mbpsに設定し、処理手順を終了する。
以上説明したように、サブCPU221は、EEPROM224に通信設定情報が書き込まれていない状態で起動すると、初期ボーレートである250Kbpsで通信を開始する。一方、メインCPU201は、目標ボーレートである4.0Mbpsで通信を開始するが、ボーレートの不一致により正しく通信できないことを検出すると、メインCPU201の初期ボーレート250Kbpsへと切り替えて通信を確立する。そして、メインCPU201は、第1のUART-I/F204の通信速度を目標ボーレートに設定した後、サブCPU221側のEEPROM224にその設定を書き込む。
その後、再度電源ONされる時は、サブCPU221はEEPROM224に通信設定情報が書き込まれている状態で起動するため、最終ボーレート4.0Mbpsで通信を開始する。また、メインCPU201側も最終ボーレート4.0Mbpsで通信を開始するので、前述の通信手順を介さず、最終ボーレートで通信を開始することができる。
以上、第1のサブ基板220における処理手順について説明したが、第2のサブ基板240における処理手順についても説明する。基本的な処理手順については同様であるため、主に差異について説明する。
図4のフローチャートにおいて、S1001で、メインCPU201は、第2のUART-I/F205に対し、図6の設定テーブル300内の第2のサブ制御部240に対する目標速度通信設定303に従って設定する。すなわち、発振器207のクロック周波数48MHzを2逓倍80分周することで、通信速度を最終ボーレートである1.2Mbpsに設定する。
また、S1010では、メインCPU201は、第2のUART-I/F205に対し、図6の設定テーブル300内の第2のサブ制御部240の初期速度通信設定304に従って設定する。すなわち、発振器207のクロック周波数48MHzを2逓倍307分周することで、初期ボーレートである312.5Kbpsに通信速度を設定する。
なお、第2のサブ基板240の初期ボーレートである312.5Kbpsは、PLL252の初期値に基づいて定められる通信速度である。そのため、サブCPU241は、PLL252の初期設定のために特段の処理を行う必要がない。
同様に、S1020では、サブCPU241は、シリアル通信手順を介して、図7の設定テーブル301内の第2のサブ制御部240側の目標速度通信設定312に従って、UART-I/F245の通信速度を設定する。すなわち、第2のサブ基板240側の発振器251の周波数20.0MHzを、PLL252で3逓倍、UART-I/F245で50分周することで、1.2Mbpsに切り替える。
S1021では、メインCPU201は、メイン制御部200側の第2のUART-I/F205の通信速度を、再度、図6の設定テーブル300内の第2のサブ制御部240に対する目標速度通信設定303に従って設定する。すなわち、発振器207のクロック周波数48MHzを2逓倍80分周することで、通信速度を最終ボーレートである1.2Mbpsに設定する。
図5のフローチャートは、第2のサブ基板240のサブCPU241が実行する場合であっても、ROM242の内容は第1のサブ基板220上のROM222と同一であるため、同一のファームウェアにより同一の処理手順を行うことができる。
S1101では、サブCPU241はUART-I/F245の通信設定をデフォルト64分周に設定する。発振器251のクロック周波数は20.0MHzであるため、初期ボーレートは312.5Kbpsである。
S1102でEEPROM244から読み出される設定値は、先に説明したとおり、発振器251のクロック信号を3逓倍50分周するものである。これにより、S1110で設定されるシリアル通信ボーレートは、発振器251のクロック周波数20MHzを3逓倍50分周した1.2Mbpsとなる。
以上説明したように、第1のサブ基板220や第2のサブ基板240に設けたEEPROM224、244などの書き換え可能な不揮発性メモリに、クロック周波数の逓倍、分周設定などの通信設定を予め書き込んでおく。これにより、第1のサブ基板220上の発振器231のクロック周波数と、第2のサブ基板240上の発振器251のクロック周波数とが異なる場合であっても、2回目以降の起動時には最初から目標とするボーレートで通信を開始することができる。
以上の例では、第2のサブ基板240に対する処理手順について説明であるが、第3のサブ基板260に対する処理手順についても説明する。これも基本的な処理手順については同様であるため、差異について説明する。
図4のフローチャートにおいて、S1001で、メインCPU201は第3のUART-I/F206に対し、図6の設定テーブル300内の第3のサブ制御部260に対する目標速度通信設定305を設定する。すなわち、発振器207のクロック周波数48MHzを2逓倍120分周することで、通信速度を最終ボーレートである0.8Mbpsに設定する。
また、S1010で、メインCPU201は、第3のUART-I/F206に対し、図6の設定テーブル300内の第3のサブ制御部260に対する初期速度通信設定306に従って設定する。すなわち、発振器207のクロック周波数48MHzを2逓倍512分周することで、初期ボーレートである187.5Kbpsに通信速度を設定する。
なお、第3のサブ基板260の初期ボーレートである187.5Kbpsは、PLL272の初期値に基づいて定められる通信速度である。そのため、サブCPU261は、PLL272の初期設定のために特段の処理を行う必要がない。
同様に、S1020で、サブCPU261は、シリアル通信手順を介して、図7の設定テーブル301内の第3のサブ制御部260に対する目標速度通信設定313に従って、UART-I/F265の通信設定を設定する。すなわち、第3のサブ基板260の発振器271の周波数は12.0MHzであるため、PLL272で4逓倍、UART-I/F265で60分周することで、通信速度を0.8Mbpsに切り替える。
S1021では、メインCPU201は、メイン基板200側の第3のUART-I/F206の通信速度を、再度、図6の設定テーブル300内の第3のサブ制御部260に対する目標速度通信設定305に従って設定する。すなわち、発振器207のクロック周波数48MHzを2逓倍120分周することで、通信速度を0.8Mbpsに設定する。
図5のフローチャートは、第3のサブ基板260のサブCPU261が実行する場合であっても、ROM262の内容は第1のサブ基板220上のROM222と同一であるため、同一のファームウェアにより同一の処理手順を行う。
S1101では、サブCPU261は、UART-I/F265の通信設定をデフォルト64分周に設定する。発振器271の周波数は12.0MHzであるため、初期ボーレートは187.5Kbpsとなる。
S1102で、EEPROM264から読み出される設定値は、先に説明したとおり、発振器271のクロック信号を4逓倍60分周するものである。これにより、S1110で設定されるシリアル通信ボーレートは、発振器271のクロック周波数12MHzを4逓倍60分周することで、0.8Mbpsとなる。
以上説明したように、本実施例のシリアル通信システムは、同一のCPUやASICなどを複数接続し、同一のファームウェアを用いる構成において、サブ制御部側に設けられた書き換え可能な不揮発性メモリを利用して、通信設定を予め保存しておく。これにより、各サブ制御部に接続された発信器のクロック周波数がそれぞれ異なる場合であっても、2回目以降の起動時に、メイン制御部とサブ制御部との間の通信を行うことなく、それぞれ異なる目標ボーレートでシリアル通信を開始することができる。
そのため、ファームウェアの管理の手間を増やすことなく、起動時間を短縮することが可能となり、ユーザレスポンスの向上と保守性を両立させることができる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述の実施例およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
200 メイン基板
201 メインCPU
204、205、206 UART I/F
220、240、260 サブ基板
221、241、261 サブCPU
224、244、264 EEPROM
225、245、265 UART I/F
231、251、271 発振器

Claims (3)

  1. メイン制御部と、
    第1および第2サブ制御部の初期通信速度条件および目標通信速度条件を格納する第1メモリと、
    第3通信手段と通信する第1通信手段と、
    第4通信手段と通信する第2通信手段と、
    を有するメイン基板と、
    前記第1サブ制御部と、
    第1クロック信号の目標速度条件を格納する第2メモリと、
    第1発振器を有し、前記第1クロック信号の目標速度条件に基づき前記第1クロック信号を生成する第1クロック生成手段と、
    前記第1クロック信号に基づき前記第1通信手段と通信する前記第3通信手段と
    を有する第1サブ基板と、
    前記第2サブ制御部と、
    第2クロック信号の目標速度条件を格納する第3メモリと、
    第2発振器を有し、前記第2クロック信号の目標速度条件に基づき第2クロック信号を生成する第2クロック生成手段と、
    前記第2クロック信号に基づき前記第2通信手段と通信する前記第4通信手段と
    を有する第2サブ基板と
    を有する画像形成装置であって、
    前記メイン制御部は、起動されたことに応じて、前記第1サブ制御部の目標通信速度条件に基づき前記第1サブ基板と通信を行い、前記第1サブ制御部の目標通信速度条件に基づき前記第1サブ基板と正常に通信ができなかった場合は、前記第1サブ制御部の初期通信速度条件に基づき前第1サブ基板と通信を行い、前記第1サブ制御部の初期通信速度条件に基づき前第1サブ基板と正常に通信ができた場合は、前記第1クロック生成手段に前記第1サブ制御部の目標通信速度条件に応じた第1クロック信号を生成させ、かつ、前記第1サブ制御部は前記第1サブ制御部の目標通信速度条件を前記第1クロック信号の目標速度条件として前記第2メモリに格納し、
    さらに、
    前記メイン制御部は、起動されたことに応じて、前記第2サブ制御部の目標通信速度条件に基づき前記第2サブ基板と通信を行い、前記第2サブ制御部の目標通信速度条件に基づき前記第2サブ基板と正常に通信ができなかった場合は、前記第2サブ制御部の初期通信速度条件に基づき前第2サブ基板と通信を行い、前記第2サブ制御部の初期通信速度条件に基づき前第2サブ基板と正常に通信ができた場合は、前記第2クロック生成手段に前記第2サブ制御部の目標通信速度条件に応じた第2クロック信号を生成させ、かつ、前記第2サブ制御部は前記第2サブ制御部の目標通信速度条件を前記第2クロック信号の目標速度条件として前記第3メモリに格納し、
    前記第1サブ制御部の目標通信速度条件と第2サブ制御部の目標通信速度条件は異なることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1サブ制御部の初期通信速度条件と第2サブ制御部の初期通信速度条件が異なることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第1サブ制御部の初期通信速度条件と第2サブ制御部の初期通信速度条件が同一であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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