JP2004351751A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置の動作時や待機時の消費電力を節約するための新たな手法を提案すること。
【解決手段】当該画像形成装置を構成するCPU(中央処理装置)の動作クロックのクロック周波数を、当該画像形成装置に対する機能拡張用オプション装置の接続状況に応じて設定するクロック周波数設定手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コピー、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ、複合機、融合機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、環境問題に対する関心の高まりなどから、コピーやファクシミリにおいても、消費電力の節約が大きな関心事となっている。そのため、最近のコピーやファクシミリには、待機時間が一定時間を越えると一部のモジュールへの電力供給が停止されるような「スタンバイ機能」が設けられていることが少なくない。しかし、動作時や待機時には、原則として全部のモジュールに電力が供給されており、この消費電力の節約も大きな関心事となっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−76874号公報
【0004】
【特許文献2】
特開2000−332845号公報
【0005】
【特許文献3】
特開2001−195162号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、コピーやファクシミリの動作時や待機時の消費電力の節約に関しては、以下のような課題がある。
【0007】
第1に、コピーやファクシミリを構成するハードウェアやソフトウェアは常に同じとは限らず、ソータ、カードリーダ、コインラック等の機能拡張用オプション装置が新たに接続されたり、プリンタ機能やスキャナ機能を追加するための機能拡張用オプションプログラムが新たにインストールされたりすることがある。この場合に破綻をきたさないようにするために、コピーやファクシミリにおいては、負荷が軽い場合においても、必要以上に高速の動作クロックで制御部が処理を実行しており、制御部において消費電力が増大する原因ともなっている。
【0008】
第2に、コピーやファクシミリを製造販売する各企業は、様々な機種(ラインナップ)のコピーやファクシミリを用意しているのが普通だが、これらの開発コストや製造コストを削減するために、これらのハードウェアやソフトウェアの多くが共通化されていることが少なくない。この場合、制御部の動作クロックまで共通化されて、高速機においても低速機においても同一の動作クロックで制御部が処理を実行することになると、低速機においてはパフォーマンスに対して能力過剰となり、無駄な消費電力がかかってしまう。また、公的規格では機器の生産性に応じてエネルギ消費効率が定められているため、低速機においては公的規格に対する余裕度が小さくなってしまう。
【0009】
第3に、コピーやファクシミリは一般的に通信機能を有するが、画像データを取り扱う際などには特に負荷が増大する。ただし、データ量は場面に応じて様々である。そのため、データ量が少ないときに高速の動作クロックで制御部が処理を実行してしまうと、無駄な消費電力がかかってしまう。特許文献2では、電池駆動型端末の通信制御に関して、受信データが制御データか情報データかでCPUのクロック周波数を切替えることでこれに対処しているが、コピーやファクシミリでこれをすると、用紙搬送制御のように実時間を取り扱うメカトロニクス制御の制御パラメータを設定し直すことになり、不都合である。
【0010】
したがって、本発明は、画像形成装置の動作時や待機時の消費電力を節約するための新たな手法を提案することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明(画像形成装置)は、当該画像形成装置を構成するCPU(中央処理装置)の動作クロックのクロック周波数を、当該画像形成装置に対する機能拡張用オプション装置の接続状況に応じて設定するクロック周波数設定手段を備える。
【0012】
請求項2に記載の発明(画像形成装置)は、当該画像形成装置を構成するCPU(中央処理装置)の動作クロックのクロック周波数を、当該画像形成装置に対する機能拡張用オプションプログラムのインストール状況に応じて設定するクロック周波数設定手段を備える。
【0013】
請求項3に記載の発明(画像形成装置)は、当該画像形成装置を構成するCPU(中央処理装置)の動作クロックのクロック周波数を、当該画像形成装置の機種に応じて設定するクロック周波数設定手段を備える。
【0014】
請求項4に記載の発明(画像形成装置)は、請求項3に記載の発明(画像形成装置)に関して、前記クロック周波数設定手段は、前記クロック周波数を、当該画像形成装置内の記憶媒体に記憶されている機種情報に応じて設定する。
【0015】
請求項5に記載の発明(画像形成装置)は、請求項4に記載の発明(画像形成装置)に関して、前記機種情報は、書き換えがロックされた状態で、当該画像形成装置内の記憶媒体に記憶されている。
【0016】
請求項6に記載の発明(画像形成装置)は、当該画像形成装置を構成するCPU(中央処理装置)の動作クロックのクロック周波数を、当該画像形成装置における通信用インタフェースの使用状況に応じて設定するクロック周波数設定手段を備える。
【0017】
請求項7に記載の発明(画像形成装置)は、請求項6に記載の発明(画像形成装置)に関して、前記クロック周波数設定手段は、前記クロック周波数を、当該画像形成装置が使用する通信用インタフェースの種類に応じて設定する。
【0018】
請求項8に記載の発明(画像形成装置)は、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の発明(画像形成装置)に関して、前記クロック周波数設定手段は、前記クロック周波数を、前記動作クロックを基準クロックから生成する際の逓倍率を変えることで設定する。
【0019】
請求項9に記載の発明(画像形成装置)は、当該画像形成装置が動作する動作速度を、当該画像形成装置に対する機能拡張用オプション装置の接続状況、当該画像形成装置に対する機能拡張用オプションプログラムのインストール状況、当該画像形成装置の機種、当該画像形成装置における通信用インタフェースの使用状況、の少なくともいずれかに応じて設定する動作速度設定手段を備える。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について説明する。
【0021】
(第1実施例)
図1、図2、図3に基づいて第1実施例について説明する。
【0022】
図1は、本発明の実施の形態であるコピー機101を表す。図1のコピー機101は、制御部111と、スキャナユニット112と、エンジンユニット113と、通信用I/F(インタフェース)ユニット114等により構成される。
【0023】
制御部111は、スキャナユニット112やエンジンユニット113や通信用I/Fユニット114等の制御や、画像処理等の情報処理を実行する構成部分である。スキャナユニット112は、原稿から画像を読み取る構成部分である。エンジンユニット113は、印刷用紙に画像を印刷する構成部分である。通信用I/Fユニット114は、ホストPC(パーソナルコンピュータ)と接続するためのネットワークI/Fや、機能拡張用オプション装置と接続するためのシリアルI/F等の通信用I/Fを提供する構成部分である。
【0024】
制御部111には、コピー機101を制御するためのCPU(中央処理装置)121や、コピー機101を制御するためのプログラムを格納するROM122や、データスタック領域として機能するRAM123や、種々の画像処理を実行する画像処理デバイス124や、CPU121の代わりにRAM123等の制御を執り行うメモリコントローラ125等が実装されている。
【0025】
CPU121は、I/O(入出力)コントローラ126を通して、スキャナユニット112やエンジンユニット113等のメカトロニクス部品のシーケンス制御や、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、通信制御機能等のアプリケーション機能の制御を実行する。ROM122は、ここではフラッシュメモリであり、メモリカードI/F127にメモリカードをセットして、コピー機101を制御するためのプログラムをインストールすることができる。
【0026】
制御部111の電源電圧はレギュレータ131から供給される。レギュレータ131の基準電圧端子には、基準電圧を生成するためのPWM(パルス幅変調)信号が、CPU121のオープンドレイン出力端子から出力された後、プルアップ抵抗132とローパスフィルタ(LPF)133を経由して入力される。レギュレータ131は、基準電圧端子に入力される電圧値に応じた電源電圧をCPU121に供給する。基準電圧はPWM信号のデューティに比例するため、PWM信号のデューティを下げることで基準電圧を下げることができる。PWM信号のデューティは、CPU121のデューティ設定用レジスタ(8bit)にセットされた値により決定される。プルアップ抵抗132は3.3V電源に接続されており、レジスタにFFhを設定した場合、レギュレータ131の基準電圧端子には3.3Vの電圧が入力される。また、レジスタに7Fhを設定した場合、レギュレータ131の基準電圧端子には1.65Vの電圧が入力される。なお、レジスタには、コピー機101の制御用のソフトウェアが任意のタイミングで任意の値を設定可能となっている。
【0027】
CPU121には水晶振動子141が接続されており、CPU121の内部のクロック制御部142が、水晶振動子141から入力される基準クロックを逓倍して、CPU121の処理能力に応じて必要なクロック周波数の動作クロックを生成する。
【0028】
図2は、図1のクロック制御部142を表す。クロック制御部142は、ここでは位相同期回路(PLL)であり、位相比較器201と、フィルタ202と、電圧制御発振器(VCO)203と、分周器204により構成される。
【0029】
水晶振動子141から入力される基準クロックは、位相比較器201とフィルタ202を経由して、制御電圧の形で電圧制御発振器203に供給される。電圧制御発振器203は、制御電圧に応じたクロック周波数のクロックを出力する。このクロックは、分周器204により分周されて、位相比較器201に再度入力される。これにより、CPU121には、基準クロックと位相が一致しており、基準クロックが逓倍された動作クロックが供給される。なお、分周器204の分周率は、分周器204のレジスタ211に設定された値により決定されるため、CPU121の動作クロックのクロック周波数は、コピー機101の制御用のソフトウェアが任意のタイミングで任意に設定可能となっている。すなわち、分周器204のレジスタ211に設定された値により、基準クロックから動作クロックが生成される際の逓倍率が変わり、CPU121の動作クロックのクロック周波数が決定される。
【0030】
さて、第1実施例では、図1のコピー機101は、コピーとして機能するだけではなく、通信用I/Fユニット114を構成するLAN(Local Area Network)用I/F等を使用して、ホストPCとLAN等で接続することで、プリンタとして機能することも可能である。
【0031】
ただし、コピー機101には、プリンタ機能を実現するための最低限のハードウェアは実装されているものの、最低限のソフトウェアは実装されていないものとする。そのため、機器の購入時やプリンタ機能の購入時に、サービスパーソンがコピー機101にプリンタ機能拡張用のオプションプログラム(アプリケーションソフト)をインストールする必要がある。具体的手順としては、メモリカードI/F127に、オプションプログラムが格納されたメモリカード(例えば、SDメモリカード等のフラッシュメモリカード)をセットして、ホストPC等からインストールコマンドを入力する。これにより、フラッシュメモリであるROM122に、オプションプログラムがインストールされて、プリンタ機能が有効になる。オプションプログラムがインストールされているか否かは、ROM122の特定アドレスを読み出すことで、コピー機101の制御用のソフトウェアが認識することができる。そのため、コピー機101の制御用のソフトウェアは、制御部111の立ち上げ時に、オプションプログラムがインストールされているか否かを認識する処理を実行する。
【0032】
また、第1実施例では、図1のコピー機101は、通信用I/Fユニット114を構成するUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)用I/F等を使用して、機能拡張用オプション装置とUARTケーブル等で接続することも可能である。
【0033】
この機能拡張用オプション装置のI/Fには、通信線の他に電源供給線と接続検知信号線が含まれている。接続検知信号線は、制御部111側にてプルアップされて、機能拡張用オプション装置側にて接地された構成となっており、コピー機101の制御用のソフトウェアは、接続検知信号の信号論理を読み出し、High論理であれば機能拡張用オプション装置が接続されておらず、Low論理であれば機能拡張用オプション装置が接続されていると認識することができる。
【0034】
ところで、第1実施例では、図1のコピー機101は、CPU121の動作クロックのクロック周波数を、機能拡張用オプションプログラムのインストール状況や、機能拡張用オプション装置の接続状況に応じて設定するものとする。この様子を、図3のフローチャートに基づいて説明する。
【0035】
図1のコピー機101では、制御部111の立ち上げ時に、コピー機101の制御用のソフトウェアが、クロック周波数の設定動作を開始(S101)する。コピー機101の制御用のソフトウェアは、上述の特定アドレスを読み出し(S102)て、プリンタ機能拡張用のオプションプログラムがインストールされている場合(S103)には、プリンタ機能の初期化動作を実行(S104)すると共に、クロック制御部142の分周器204のレジスタ211に高速動作用の値を設定することで、CPU121の動作クロックのクロック周波数を、コピー機101が動作する動作速度を重視した高速モードに設定(S105)する。これで、クロック周波数の設定動作を終了(S106)する。
【0036】
一方、プリンタ機能拡張用のオプションプログラムがインストールされていない場合(S103)には、プリンタ機能を無効化(S111)すると共に、クロック制御部142の分周器204のレジスタ211に中速動作用の値を設定することで、CPU121の動作クロックのクロック周波数を中速モードに設定(S112)する。さらに、上述の接続検知信号の信号論理を読み出し(S113)て、機能拡張用オプション装置が接続されている場合(S114)には、機能拡張用オプション装置の初期化動作を実行(S115)する。これで、クロック周波数の設定動作を終了(S106)する。
【0037】
一方、機能拡張用オプション装置が接続されていない場合(S114)には、機能拡張用オプション装置の機能を無効化(S121)すると共に、クロック制御部142の分周器204のレジスタ211に低速動作用の値を設定することで、CPU121の動作クロックのクロック周波数を、制御部111における消費電力の節約を重視した低速モードに設定(S122)する。
【0038】
なお、中速モードのクロック周波数は、消費電力を節約しつつも、機能拡張用オプション装置の制御が可能な値になっている。
【0039】
このようにして、第1実施例では、図1のコピー機101の動作時や待機時の消費電力を節約することができる。なお、第1実施例では、クロック制御部142の分周器204のレジスタ211に設定する値を変えることで、CPU121の動作クロックのクロック周波数を設定するため、専用デバイスや専用ロジック回路なしでソフトウェア的にクロック周波数を変えることができ、これにより、簡易な機器構成で消費電力を最適化して節約できるというメリットが得られる。
【0040】
(第2実施例)
図1、図2、図4に基づいて第2実施例について説明する。なお、図1と図2に関する説明については、第1実施例と共通である。
【0041】
図1のコピー機101において、コピー機101の制御用のソフトウェアは、ROM122に格納されている。ROM122はフラッシュメモリであるため、コピー機101の制御用のソフトウェアは書き換え可能である。
【0042】
図4のように、ROM122の内部のアドレス空間は、複数のブロックに分割されている。ここでは、1MBのアドレス空間を有しており、16個の64kBのブロックに分割されている。システムの起動時においてハードウェアリセットが実行されると、CPU121は、リセットベクタとしてROM122の000000hにアクセスして、リセットベクタを取り込む。通常の画像処理プロセス等はROM122の10000hからFFFFFhに置かれており、この空間はコピー機101の制御用のソフトウェアが任意に書き換え可能となっている。一方、ROM122の00000hから10000hにはリセットベクタ、書き換え制御プログラム、コピー機101の機種情報がコード化されたコード情報等が置かれており、この空間はCPU121上で動作するプログラムでは書き換えができないように、ハードウェア的に書き換えがロックされている。
【0043】
コピー機101の製造過程においては、書き込み専用治具によりCPU121の制御バスをコントロールすることで、先頭の64kBの空間も含めて、ROM122にコピー機101を制御するためのプログラムが書き込まれる。ROM122に格納されているプログラムは、メモリカードI/F127にメモリカードをセットして、書き換え制御プログラムにより書き換えることも可能だが、この書き換えモードではROM122全体を書き換えるのではなく、先頭の64kBの空間以外を書き換える。
【0044】
ところで、第2実施例では、図1のコピー機101は、CPU121の動作クロックのクロック周波数を、ROM122に格納されている機種情報(コード情報)に応じて設定するものとする。この様子を説明する。
【0045】
図1のコピー機101では、システムの起動時においてハードウェアリセットによる初期化が実行される。この際、クロック制御部142の分周器204のレジスタ211には低速動作用の値が設定されて、CPU121の動作クロックのクロック周波数は、制御部111における消費電力が少ない低速モードに設定されることになる。コピー機101を制御するためのプログラムが走り初期化動作が開始されると、ROM122に格納されている機種情報が読み出されて、この機種情報に基づいて制御部111は当該コピー機101の処理速度を認識する。そして、コピー機101が高速機である場合には、クロック制御部142の分周器204のレジスタ211に高速動作用の値を設定することで、CPU121の動作クロックのクロック周波数を高速モードに設定する。一方、コピー機101が低速機である場合には、低速動作用の値を設定することで、低速モードに設定する。
【0046】
このようにして、第2実施例では、図1のコピー機101の動作時や待機時の消費電力を節約することができる。高速機においては、コピー機101が動作する動作速度を重視した高速モードに設定して、低速機においては、制御部111における消費電力の節約を重視した低速モードに設定することで、高速機と低速機それぞれの消費電力を最適化することができる。さらに、機種情報(コード情報)は書き換えがロックされた状態でROM122に格納されているため、市場において低速機が違法に高速動作されることを防止することができる。
【0047】
(第3実施例)
図1、図2、図5、図6に基づいて第3実施例について説明する。なお、図1と図2に関する説明については、第1実施例と共通である。
【0048】
図1のコピー機101の制御部111には、図5のように、CPU121の代わりに通信制御を執り行う通信制御デバイス501が実装されている。通信制御デバイス501は複数の通信用I/Fをサポートしており、その中には、高速で通信制御が行われるLAN用I/F等のネットワークI/Fや、低速で通信制御が行われるIEEE1394用I/FやUSB用I/F等のシルアルI/F等が含まれている。なお、これらの通信用I/Fは、通信用I/Fユニット114により提供される。
【0049】
通信制御デバイス501は、図5のように、CPU121とCPUバスで接続されており、通信制御信号が授受される。これにより、CPU121の通信機能が実現される。通信制御デバイス501からCPU121には、通信制御信号の他に、クロック周波数制御信号が出力される。
【0050】
第3実施例では、CPU121の内部のクロック制御部142が基準クロックの逓倍率を決定する要因は、クロック制御部142の分周器204のレジスタ211に設定される値と、通信制御デバイス501から入力されるクロック周波数制御信号の2つである。クロック制御部142は、図5の外部設定端子からクロック周波数制御信号に係るHigh論理が入力されると、レジスタ設定値をさらに規定倍した逓倍率の動作クロックを出力して、Low論理が入力されると、レジスタ設定値通りの逓倍率の動作クロックを出力する。
【0051】
ところで、第3実施例では、図1のコピー機101は、CPU121の動作クロックのクロック周波数を、使用する通信用I/Fの種類に応じて設定するものとする。この様子を、図6のフローチャートに基づいて説明する。
【0052】
通信制御デバイス501は、画像形成動作(プリンタ動作等)に係るコマンドが入力される(S201)と、画像形成動作の開始をCPU121に通知すると共に、画像形成動作の一環として実行する画像データ通信で、どのような種類の通信用I/Fを使用するかをCPU121に通知(S203・S211)する。
【0053】
ここで、使用I/FがLAN用I/F等の高速I/Fである場合(S202)には、通信制御デバイス501が、クロック周波数制御信号をHigh論理に設定(S204)することで、クロック制御部142が、画像形成動作中のCPU121の動作クロックのクロック周波数を高速モードに設定する。続いて、コマンドと使用I/Fを通知されたCPU121は、高速モード用の画像形成タスクを呼び出し(S205)て、画像形成動作を開始(S206)させる。
【0054】
一方で、使用I/FがシリアルI/F等の低速I/Fである場合(S202)には、通信制御デバイス501が、クロック周波数制御信号をLow論理に設定(S212)することで、クロック制御部142が、画像形成動作中のCPU121の動作クロックのクロック周波数を低速モードに設定する。続いて、コマンドと使用I/Fを通知されたCPU121は、低速モード用の画像形成タスクを呼び出し(S213)て、画像形成動作を開始(S206)させる。
【0055】
このようにして、第3実施例では、図1のコピー機101の動作時や待機時の消費電力を節約することができる。高速I/Fが使用される場合には高速モードに設定して、低速I/Fが使用される場合には低速モードに設定することで、消費電力を最適化することができる。高速I/Fが使用される場合には高負荷のタスクが走る可能性が高く、低速I/Fが使用される場合には低負荷のタスクしか走らない可能性が高いからである。さらに、画像形成動作に際してCPU121の動作クロックのクロック周波数が変更されるため、メカトロニクス制御の制御パラメータを頻繁に設定し直すような事態が抑制されて、ソフトウェアの単純化や生産性向上を達成することが可能になる。
【0056】
【発明の効果】
このように、本発明は、画像形成装置の動作時や待機時の消費電力を節約するための新たな手法を提案するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるコピー機を表す。
【図2】図1のクロック制御部を表す。
【図3】第1実施例について説明するためのフローチャートである。
【図4】図1のROMの内部のアドレス空間を表す。
【図5】通信制御デバイスについて説明するための図である。
【図6】第3実施例について説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
101 コピー機
111 制御部
112 スキャナユニット
113 エンジンユニット
114 通信用I/Fユニット
121 CPU
122 ROM
123 RAM
124 画像処理デバイス
125 メモリコントローラ
126 I/Oコントローラ
127 メモリカードI/F
131 レギュレータ
132 プルアップ抵抗
133 ローパスフィルタ
141 水晶振動子
142 クロック制御部
201 位相比較器
202 フィルタ
203 電圧制御発振器
204 分周器
211 レジスタ
501 通信制御デバイス

Claims (9)

  1. 当該画像形成装置を構成するCPU(中央処理装置)の動作クロックのクロック周波数を、当該画像形成装置に対する機能拡張用オプション装置の接続状況に応じて設定するクロック周波数設定手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 当該画像形成装置を構成するCPU(中央処理装置)の動作クロックのクロック周波数を、当該画像形成装置に対する機能拡張用オプションプログラムのインストール状況に応じて設定するクロック周波数設定手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 当該画像形成装置を構成するCPU(中央処理装置)の動作クロックのクロック周波数を、当該画像形成装置の機種に応じて設定するクロック周波数設定手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記クロック周波数設定手段は、前記クロック周波数を、当該画像形成装置内の記憶媒体に記憶されている機種情報に応じて設定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記機種情報は、書き換えがロックされた状態で、当該画像形成装置内の記憶媒体に記憶されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 当該画像形成装置を構成するCPU(中央処理装置)の動作クロックのクロック周波数を、当該画像形成装置における通信用インタフェースの使用状況に応じて設定するクロック周波数設定手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記クロック周波数設定手段は、前記クロック周波数を、当該画像形成装置が使用する通信用インタフェースの種類に応じて設定することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記クロック周波数設定手段は、前記クロック周波数を、前記動作クロックを基準クロックから生成する際の逓倍率を変えることで設定することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 当該画像形成装置が動作する動作速度を、当該画像形成装置に対する機能拡張用オプション装置の接続状況、当該画像形成装置に対する機能拡張用オプションプログラムのインストール状況、当該画像形成装置の機種、当該画像形成装置における通信用インタフェースの使用状況、の少なくともいずれかに応じて設定する動作速度設定手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011204140A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Buffalo Inc 記憶装置
JP2018077617A (ja) * 2016-11-08 2018-05-17 キヤノン株式会社 制御装置、該制御装置による制御方法、及びプログラム
JP2020137029A (ja) * 2019-02-25 2020-08-31 株式会社沖データ 画像形成装置

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