JP7058772B2 - 基板アセンブリ及び空気調和装置 - Google Patents

基板アセンブリ及び空気調和装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7058772B2
JP7058772B2 JP2020568884A JP2020568884A JP7058772B2 JP 7058772 B2 JP7058772 B2 JP 7058772B2 JP 2020568884 A JP2020568884 A JP 2020568884A JP 2020568884 A JP2020568884 A JP 2020568884A JP 7058772 B2 JP7058772 B2 JP 7058772B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chip capacitor
wiring board
plan
receiving portion
view
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020568884A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020157793A1 (ja
Inventor
智輝 小畑
美子 藤間
直哉 池内
悠介 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2020157793A1 publication Critical patent/JPWO2020157793A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7058772B2 publication Critical patent/JP7058772B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G2/00Details of capacitors not covered by a single one of groups H01G4/00-H01G11/00
    • H01G2/02Mountings
    • H01G2/06Mountings specially adapted for mounting on a printed-circuit support
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/18Printed circuits structurally associated with non-printed electric components

Description

本発明は、チップコンデンサが実装された配線基板を有する基板アセンブリ及び空気調和装置に関する。
従来から、空気調和装置は、積層セラミックコンデンサなどのチップコンデンサが配線基板に実装された基板アセンブリを有している(例えば、特許文献1参照)。配線基板の収容箱への取り付け又はコネクタの挿抜などにより、配線基板の一部に荷重がかかると、配線基板がたわみ、配線基板の各所にひずみが発生する。
配線基板において、チップコンデンサの実装箇所のひずみ量が所定値を超えると、チップコンデンサにクラックが発生し、故障に至ることがある。そのため、基板アセンブリでは、チップコンデンサの実装箇所のひずみ量を所定値以下に抑える必要がある。
さらに近年、チップコンデンサは、小型化が進んでいるため、配線基板のひずみに対する耐性が低下してきており、故障のリスクも高まっている。したがって、配線基板の一部に荷重がかかった場合でも、チップコンデンサの実装箇所のひずみ量をなるべく小さくする工夫が必要となる。
特開2018-129982号公報
しかしながら、特許文献1のような従来の基板アセンブリは、チップコンデンサと他の基板実装部材との間に一定の距離が確保されており、且つチップコンデンサの平行な2側面のうちの一方側だけに他の部材が併設されている。ところで、配線基板に実装された各部材は、それぞれ、配線基板上に、周囲の剛性を高める保護エリアを形成する。ただし、従来の基板アセンブリの場合、配線基板におけるチップコンデンサの実装箇所には、併設された他の部材の保護エリアが有意に形成されない。よって、配線基板の一部に荷重がかかると、チップコンデンサの実装箇所のひずみ量が所定値を超えてチップコンデンサにクラックが発生し、チップコンデンサが故障するという課題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、配線基板の一部に荷重がかかった場合でも、クラックの発生に起因したチップコンデンサの故障を抑制する基板アセンブリ及び空気調和装置を提供することを目的とする。
本発明に係る基板アセンブリは、空気調和装置を構成する機器に電力を供給する基板アセンブリであって、配線基板と、前記配線基板上に配置された直方体状のチップコンデンサと、前記配線基板上において、前記チップコンデンサを挟むように配置された直方体状の第1部材及び第2部材と、を有し、前記チップコンデンサは、平面視において、前記第1部材の前記チップコンデンサに対向する辺を直径とする前記チップコンデンサ側の半円の領域である第1保護エリアと、前記第2部材の前記チップコンデンサに対向する辺を直径とする前記チップコンデンサ側の半円の領域である第2保護エリアとのそれぞれに、少なくとも一部が重なるように配置され、前記配線基板上に配置された直方体状のコネクタ受け部をさらに有し、前記チップコンデンサは、平面視において、前記コネクタ受け部の2つの短辺に沿った直線で挟まれた正面領域に配置されており、前記第1部材及び前記第2部材は、それぞれ、平面視において、少なくとも一部が前記正面領域と重なるように配置されている
本発明に係る空気調和装置は、上記の基板アセンブリと、圧縮機、負荷側熱交換器、膨張弁、及び熱源側熱交換器が冷媒配管により接続されて形成された冷媒回路と、を備えたものである。
本発明によれば、第1保護エリアと第2保護エリアとのそれぞれに、チップコンデンサの少なくとも一部が重なっていることから、配線基板の一部に荷重がかかった場合でも、配線基板におけるチップコンデンサの実装箇所の剛性を高めることができる。よって、配線基板におけるチップコンデンサの実装箇所のひずみ量の増加を抑制することができるため、クラックの発生に起因したチップコンデンサの故障を抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の全体像を例示した構成図である。 図1の基板アセンブリの構成例を示す平面図である。 図2の基板アセンブリが第1部材及び第2部材を有しない場合の、コネクタ受け部からの距離と配線基板のひずみ量との関係を例示したグラフである。 図2の基板アセンブリと共に、コネクタ受け部に対しコネクタが挿抜された際、第1部材及び第2部材が実装されていなければ配線基板のひずみ量が閾値を超える領域を例示した説明図である。 図2の配線基板及びチップコンデンサを例示した説明図である。 図5の配線基板にたわみが生じた状態を例示した説明図である。 図2のコネクタ受け部に下方向の荷重がかかって配線基板がたわんだ様子を例示した側面図である。 図1の基板アセンブリの図2とは異なる構成例を示す平面図である。 図1の基板アセンブリの図2及び図8とは異なる構成例を示す平面図である。 図1の基板アセンブリの図2、図8、図9とは異なる構成例を示す平面図である。 本発明の実施の形態1の変形例1-1に係る基板アセンブリの構成例を示す平面図である。 本発明の実施の形態1の変形例1-2に係る基板アセンブリの構成例を示す側面図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和装置が有する基板アセンブリの構成例を示す平面図である。 本発明の実施の形態2に係る基板アセンブリの図13とは異なる構成例を示す平面図である。 図14のコネクタ受け部に下方向の荷重がかかって配線基板がたわんだ様子を例示した側面図である。 図14の配線基板が第1部材、チップコンデンサ、及び第2部材を中心として下方に湾曲した様子を示す説明図である。 図14の配線基板が第1部材、チップコンデンサ、及び第2部材を中心として上方に湾曲した様子を示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係る基板アセンブリの図13及び図14とは異なる構成例を示す平面図である。 本発明の実施の形態2の変形例2-1に係る基板アセンブリの構成例を示す平面図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の全体像を例示した構成図である。図1を参照して、空気調和装置100の全体的な構成について説明する。
図1に示すように、空気調和装置100は、圧縮機51と、四方弁52と、負荷側熱交換器53と、膨張弁54と、熱源側熱交換器55と、を有している。すなわち、空気調和装置100は、圧縮機51、四方弁52、負荷側熱交換器53、膨張弁54、及び熱源側熱交換器55が冷媒配管Rにより接続されて形成された冷媒回路50を有している。
また、空気調和装置100は、負荷側熱交換器53に付設され、負荷側熱交換器53に風を送る負荷側送風機63と、熱源側熱交換器55に付設され、熱源側熱交換器55に風を送る熱源側送風機65と、を有している。例えば、圧縮機51、四方弁52、膨張弁54、熱源側熱交換器55、及び熱源側送風機65は、屋外に配置される室外機の構成部材となり、負荷側熱交換器53及び負荷側送風機63は、室内に配置される室内機の構成部材となる。
圧縮機51は、例えばインバータにより駆動され、冷媒を圧縮する。四方弁52は、圧縮機51の吐出側に接続され、冷媒の流路を切り替える。四方弁52は、例えば、暖房運転時に図1の実線の流路に切り替えられ、冷房運転時および霜取り運転時に図1の破線の流路に切り替えられる。負荷側熱交換器53は、例えばフィンアンドチューブ型熱交換器からなり、室内の空気と冷媒との間で熱交換させる。膨張弁54は、例えば電子膨張弁からなり、冷媒を減圧して膨張させる。熱源側熱交換器55は、例えばフィンアンドチューブ型熱交換器からなり、外気と冷媒との間で熱交換させる。
そして、空気調和装置100は、収容箱1aと基板アセンブリ10とを含む制御ユニット1を有している。制御ユニット1は、空気調和装置100を構成する圧縮機51、四方弁52、膨張弁54、負荷側送風機63、及び熱源側送風機65などの機器を制御する制御装置(制御装置)を含んでいる。制御装置は、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置と、こうした演算装置と協働して各種の機能を実現させる動作プログラムとによって構成される。また、制御ユニット1は、基板アセンブリ10により、空気調和装置100を構成する各機器に電力を供給する。
図1では、制御ユニット1に1つの基板アセンブリ10が設けられた例を示したが、これに限らず、制御ユニット1には複数の基板アセンブリ10が設けられてもよい。また、図1では、基板アセンブリ10が、空気調和装置100内の給電を必要とする全ての機器に電力を供給し制御する場合を例示したが、これに限定されない。例えば、空気調和装置100は、制御ユニット1として、室内機に設けられる機器を制御する制御ユニットと、室外機に設けられた機器を制御する制御ユニットと、を有していてもよい。この場合、空気調和装置100は、室内機に設けられる機器に電力を供給する少なくとも1つの基板アセンブリ10と、室外機に設けられる機器に電力を供給する少なくとも1つの基板アセンブリ10と、を有することになる。
図2は、図1の基板アセンブリの構成例を示す平面図である。基板アセンブリ10は、空気調和装置100を構成する機器に電力を供給するものである。図2に示すように、基板アセンブリ10は、収容箱1aに固定されて収容される配線基板11と、配線基板11上に配置された直方体状のチップコンデンサ20と、を有している。本実施の形態1のチップコンデンサ20は、積層セラミックコンデンサである。また、基板アセンブリ10は、配線基板11上において、チップコンデンサ20を挟むように配置された直方体状の第1部材31及び第2部材32を有している。
チップコンデンサ20は、平面視において、対向辺1mを直径とするチップコンデンサ20側の半円の領域である第1保護エリア31aと、対向辺2mを直径とするチップコンデンサ20側の半円の領域である第2保護エリア32aとのそれぞれに、少なくとも一部が重なるように配置されている。対向辺1mは、平面視において第1部材31のチップコンデンサ20に対向する辺である。対向辺2mは、平面視において第2部材32のチップコンデンサ20に対向する辺である。ここで、平面視において、第1部材31の対向辺1mに平行な辺と、対向辺1mとを、第1部材31の長辺とする。また、平面視において、第2部材32の対向辺2mに平行な辺と、対向辺2mとを、第2部材32の長辺とする。
第1保護エリア31aは、第1部材31が実装されることで、配線基板11の剛性が特に高まる領域である。第2保護エリア32aは、第2部材32が実装されることで、配線基板11の剛性が特に高まる領域である。実際には、第1部材31の下部の領域と、対向辺1mとは反対側の長辺を直径とする第1部材31の外側の半円の領域とを合わせた保護エリア31bも、第1保護エリア31aと同様に配線基板11の剛性が高まる領域である。また、第2部材32の下部の領域と、対向辺2mとは反対側の長辺を直径とする第2部材32の外側の半円の領域とを合わせた保護エリア32bも、第2保護エリア32aと同様に配線基板11の剛性が高まる領域である。
なお、図示は省略するが、平面視において、第1部材31及び第2部材32の各短辺を直径とする外側の半円の領域も、配線基板11の剛性が高まる保護エリアとなる。第1部材31の短辺とは、対向辺1mに垂直な2辺のことであり、第2部材32の短辺とは、対向辺2mに垂直な2辺のことである。ところで、第1部材31及び第2部材32につき、平面視における各辺を便宜的に長辺又は短辺と称したが、長辺が必ず短辺よりも長い必要はない。つまり、長辺よりも短辺の方が長くてもよく、長辺の長さと短辺の長さとは等しくてもよい。
図2の例において、第1部材31と第2部材32とは、第1保護エリア31aと第2保護エリア32aとが重なるように配置されている。また、チップコンデンサ20は、第1保護エリア31aと第2保護エリア32aとが重なる重複領域30a内に配置されている。さらに、第1部材31は、平面視において、対向辺1mの長さが、チップコンデンサ20の第1部材31に対向する辺の長さよりも長くなっている。同様に、第2部材32は、平面視において、対向辺2mの長さが、チップコンデンサ20の第2部材32に対向する辺の長さよりも長くなっている。
そして、本実施の形態1の第1部材31及び第2部材32は、何れも、配線基板11への実装面積が、チップコンデンサ20の配線基板11への実装面積よりも大きくなっている。ここで、実装面積とは、実際に基板と接触している面積である。本実施の形態1のチップコンデンサ20、第1部材31、及び第2部材32は、配線基板11との間にはんだ等を介すことなく、直接的に配線基板11と接触している。
また、基板アセンブリ10は、配線基板11上に配置された直方体状のコネクタ受け部40を有している。チップコンデンサ20、第1部材31、及び第2部材32は、コネクタ受け部40に対し、第1部材31、チップコンデンサ20、第2部材32の順に遠くなるように配置されている。すなわち、配線基板11には、コネクタ受け部40からみて、第1部材31、チップコンデンサ20、第2部材32の順に配置されている。
図2の例では、チップコンデンサ20は、平面視において、コネクタ受け部40の2つの短辺に沿った直線で挟まれた正面領域40aに配置されている。そして、第1部材31及び第2部材32は、それぞれ、平面視において、全体が正面領域40aと重なるように配置されている。ここで、平面視におけるコネクタ受け部40の各辺のうち、チップコンデンサ20側の辺を長辺とし、長辺に垂直な辺を短辺とする。もっとも、長辺及び短辺は形式的な表現であり、これらの長さの関係を限定するものではない。
図2において、第1部材31は、対向辺1mがコネクタ受け部40の長辺に対し平行となるように配置され、第2部材32は、対向辺2mがコネクタ受け部40の長辺に対し平行となるように配置されている。そして、第1部材31及び第2部材32は、コネクタ受け部40の中心4cとチップコンデンサ20の中心2cとを結んだ線分である中心線Loが延びる方向に沿って配置されている。なお、図2では、第1部材31からチップコンデンサ20までの距離と、第2部材32からチップコンデンサ20までの距離とが等しい場合を例示したが、これに限定されない。第1部材31からチップコンデンサ20までの距離と、第2部材32からチップコンデンサ20までの距離とは異なっていてもよい。後述する各図についても同様である。
コネクタ受け部40には、コネクタ(図示せず)が抜き差しされるため、配線基板11のコネクタ受け部40が実装されている箇所には、上向き又は下向きの荷重が加わる。そのため、コネクタ受け部40に対するコネクタの挿抜に起因して、配線基板11にはたわみが生じる。すなわち、配線基板11におけるコネクタ受け部40の周囲には、コネクタ受け部40からの距離に応じたひずみが発生する。
ここで、物体に荷重がかけられた時の単位長さあたりの変化量をひずみ量εと定義する。ある物体について、一部に荷重が加わる前の長さをLとし、一部に荷重が加わって変形した分の長さをΔLとすると、物体のひずみ量εは「ε=ΔL/L」という式で表される。例えば、1000[mm]の棒が左右に引っ張られて1001[mm]になった場合、棒のひずみ量εは1000[μST]となる(1[mm]/1000[mm]=0.001[ST])。なお、[ST]は「strain」の略であり、便宜上、ひずみ量εであることを示すために付したものである。なお、配線基板11のサイズが大きいほど、荷重が加わったときのひずみが大きくなり、配線基板11に実装されている各素子に機械的応力がかかりやすくなる。また、配線基板11の重量が重いほど、荷重が加わったときのひずみが大きくなり、配線基板11に実装されている各素子に機械的応力がかかりやすくなる。
図3は、図2の基板アセンブリが第1部材及び第2部材を有しない場合の、コネクタ受け部からの距離と配線基板のひずみ量との関係を例示したグラフである。図3に示すように、コネクタ受け部40からの距離が長くなるにつれて、配線基板11のひずみ量εは徐々に増加する。そして、コネクタ受け部40からの距離が距離Dに達したとき、第1部材31及び第2部材32が実装されていない配線基板11のひずみ量εが閾値を超える。閾値は、配線基板11のチップコンデンサ20が実装されている箇所のひずみ量εが閾値を超えると、チップコンデンサ20にクラックが発生し得る値に設定される。図3では、閾値として1000[μST]を例示している。
コネクタ受け部40からの距離が距離Dになるまで間、ひずみ量εは緩やかに増加し、距離Dに近づくにつれてひずみ量εの増加率が上昇する。コネクタ受け部40からの距離が距離Dから距離Dまでの間は、ひずみ量εが比較的緩やかに増加し、コネクタ受け部40からの距離が距離Dになったとき、ひずみ量εが最大となる。コネクタ受け部40からの距離が距離Dから距離Dまでの間は、ひずみ量εが比較的緩やかに減少し、コネクタ受け部40からの距離が距離Dに達したとき、ひずみ量εが閾値を下回る。そして、コネクタ受け部40からの距離が距離Dよりも長くなるにつれて、ひずみ量εは減少する。
図4は、図2の基板アセンブリと共に、コネクタ受け部に対しコネクタが挿抜された際、第1部材及び第2部材が実装されていなければ配線基板のひずみ量が閾値を超える領域を例示した説明図である。図5は、図2の配線基板及びチップコンデンサを例示した説明図である。図6は、図5の配線基板にたわみが生じた状態を例示した説明図である。図7は、図2のコネクタ受け部に下方向の荷重がかかって配線基板がたわんだ様子を例示した側面図である。図4では、図3の距離Dに対応するラインを破線Lとし、図3の距離Dに対応するラインを破線Lとし、破線Lと破線Lとで挟まれた領域をひずみエリア40dとしている。
ここで、積層セラミックコンデンサであるチップコンデンサ20は、図5に示すように、セラミック誘電体21と、内部電極22と、外部電極23とを有している。図6のように、配線基板11がたわみ、チップコンデンサ20の実装箇所のひずみ量εが閾値を超えると、セラミック誘電体21と内部電極22とに跨がるクラックCrが発生する。図6の例とは反対側に配線基板11がたわんだ場合も同様である。クラックCrが発生すると、例えば、内部電極22の導通又は断線によりチップコンデンサ20が故障するおそれがあるため、基板アセンブリ10の信頼性が低下する。
この点、本実施の形態1の基板アセンブリ10は、図2及び図4に示すように、チップコンデンサ20が第1部材31と第2部材32とにより挟まれている。しかも、チップコンデンサ20は重複領域30a内に配置されている。すなわち、チップコンデンサ20の実装箇所は、第1部材31の実装により剛性が高まると共に、第2部材32の実装により更に剛性が高まっている。そのため、図7に示すように、コネクタ受け部40に下方向の荷重がかかり、配線基板11がたわんだ場合でも、第1部材31及び第2部材32の実装で形成された保護エリアにより、チップコンデンサ20の実装箇所のひずみ量εを閾値以下に抑えることができる。そのため、チップコンデンサ20のクラックの発生を抑制し、チップコンデンサ20の故障を回避することができる。
ところで、第1部材31及び第2部材32としては、IC(Integrated Circuit)、スイッチ、トランス、ヒートシンク、リレー、及び端子台などが想定される。また、第1部材31及び第2部材32は、コネクタ受け部40とは別のコネクタ受け部であってもよい。一方、配線基板11と接触しないアキシャルリードタイプの部材、又はラジアルリードタイプの部材は、第1部材31及び第2部材32として採用することができない。
図8は、図1の基板アセンブリの図2とは異なる構成例を示す平面図である。図8では、重複領域30aを分かりやすくするため、第1保護エリア31a及び第2保護エリア32aを示す斜線をチップコンデンサ20上にも記載している。
すなわち、図2では、チップコンデンサ20が重複領域30a内に配置される場合を例示したが、これに限定されない。第1部材31と第2部材32とは、第1保護エリア31aと第2保護エリア32aとが重なって重複領域30aが形成されるように配置され、チップコンデンサ20は、一部が重複領域30aと重なるように配置されてもよい。この場合、図8のように、平面視において、重複領域30aの一部がチップコンデンサ20と重なっていてもよく、重複領域30aの全部がチップコンデンサ20と重なっていてもよい。かかる構成を採っても、第1部材31及び第2部材32の実装で形成された保護エリアにより、チップコンデンサ20の実装箇所のひずみ量εの増加を抑えることができるため、クラックの発生に起因したチップコンデンサ20の故障を回避することができる。
図9は、図1の基板アセンブリの図2及び図8とは異なる構成例を示す平面図である。図2及び図8では、第1部材31と第2部材32とが同じ大きさである場合を例示したが、これに限定されない。図9のように、第1部材31の方が第2部材32よりも大きくてもよい。また、図9とは反対に、第2部材32の方が第1部材31よりも大きくてもよい。
ところで、図2等では、第1部材31の全体が正面領域40aと重なる場合を例示したが、これに限らず、第1部材31は、一部が正面領域40aと重なるように配置してもよい。同様に、図2等では、第2部材32の全体が正面領域40aと重なる場合を例示したが、これに限らず、第2部材32は、一部が正面領域40aと重なるように配置してもよい。すなわち、第1部材31及び第2部材32は、それぞれ、平面視において、少なくとも一部が正面領域40aと重なるように配置してもよい。
図10は、図1の基板アセンブリの図2、図8、図9とは異なる構成例を示す平面図である。図10に示すように、第1部材31と第2部材32との双方が、平面視において正面領域40aに含まれないように配置されてもよい。ここで、平面視において、コネクタ受け部40のチップコンデンサ20に近い方の短辺のチップコンデンサ20とは反対側の端部4dから中心線Loと平行に引いた直線を直線Ldとする。さらに、平面視において、コネクタ受け部40の他方の短辺のチップコンデンサ20側の端部4eから中心線Loに平行に引いた直線を直線Leとする。
このとき、平面視において、第1部材31及び第2部材32は、それぞれ、少なくとも一部が直線Ldと直線Leとで挟まれた斜方領域40tに配置されていてもよい。例えば、配線基板11に第1部材31及び第2部材32が実装されていなければ、チップコンデンサ20の実装箇所がひずみエリア40dに位置するような場合を想定する。このような場合でも、第1部材31及び第2部材32のそれぞれの少なくとも一部が斜方領域40tと重なるように配置すれば、配線基板11がたわんだ際、第1部材31及び第2部材32の実装で形成された保護エリアにより、チップコンデンサ20の実装箇所のひずみ量εの増加を抑えることができる。そのため、チップコンデンサ20のクラックの発生を抑制し、チップコンデンサ20の故障を回避することができる。なお、図10では、第1部材31及び第2部材32の全体が斜方領域40tに含まれている例を示している。
以上のように、本実施の形態1の基板アセンブリ10は、平面視において、第1保護エリア31aと第2保護エリア32aとのそれぞれに、チップコンデンサ20の少なくとも一部が重なっている。つまり、チップコンデンサ20と第1部材31及び第2部材32との距離が短くなっている。そのため、配線基板11の一部に荷重がかかった場合でも、配線基板11におけるチップコンデンサ20の実装箇所の剛性を高めることができる。よって、配線基板11におけるチップコンデンサ20の実装箇所のひずみ量εの増加を抑制することができるため、クラックの発生に起因したチップコンデンサ20の故障を抑制し、チップコンデンサ20を保護することができる。
ここで、第1部材31と第2部材32とは、第1保護エリア31aと第2保護エリア32aとが重なるように配置してもよい。このようにすれば、第1保護エリア31aと第2保護エリア32aとが協働して、チップコンデンサ20の実装箇所の剛性を高めるため、チップコンデンサ20のクラックの発生を更に抑制することができる。また、チップコンデンサ20は、第1保護エリア31aと第2保護エリア32aとが重なる領域内、つまり重複領域30a内に配置してもよい。このようにすれば、第1部材31による強化の影響と、第2部材32による強化の影響との双方が、チップコンデンサ20の実装箇所の全体に及ぶため、チップコンデンサ20をより確実に保護することができる。
さらに、平面視において、第1部材31は、対向辺1mの長さが、チップコンデンサ20の第1部材31に対向する辺の長さよりも長くてよく、第2部材32は、対向辺2mの長さが、チップコンデンサ20の第2部材32に対向する辺の長さよりも長くてよい。かかる構成の場合、第1部材31及び第2部材32のそれぞれの保護エリアが広くなるため、チップコンデンサ20の実装箇所と重なる保護エリアを増やすことができる。よって、チップコンデンサ20の配置の自由度が増えるため、チップコンデンサ20、第1部材31、及び第2部材32の配置を柔軟に調整することができる。なお、本実施の形態1の場合、第1部材31の対向辺1mだけが、チップコンデンサ20の第1部材31に対向する辺よりも長くなるようにし、第2部材32の対向辺2mの長さを、チップコンデンサ20の第2部材32に対向する辺の長さ以下としてもよい。
加えて、第1部材31及び第2部材32は、それぞれ、配線基板11への実装面積が、チップコンデンサ20の配線基板11への実装面積よりも大きくなるようにするとよい。このようにすれば、第1部材31及び第2部材32のそれぞれの保護エリアが拡大されるため、チップコンデンサ20の保護の確実性を高め、基板アセンブリ10の信頼性の向上を図ることができる。
また、平面視において、チップコンデンサ20を正面領域40aに配置すると共に、第1部材31及び第2部材32を、それぞれ、少なくとも一部が正面領域40aと重なるように配置してもよい。さらに、平面視において、第1部材31及び第2部材32は、それぞれ、少なくとも一部が、端部4dから中心線Loと平行に引いた直線Ldと、端部4eから中心線Loに平行に引いた直線Leとで挟まれた斜方領域40tに配置されてもよい。このようにすれば、チップコンデンサ20と、第1部材31及び第2部材32とが中心線Loに沿って並ぶため、チップコンデンサ20を安定的に保護することができる。
ところで、第1部材31と第2部材32とは、第1保護エリア31aと第2保護エリア32aとが重ならないように配置してもよい。このようにしても、2つの保護エリアがチップコンデンサ20を介して繋がっているため、チップコンデンサ20の実装箇所の剛性を高めることができる。
<変形例1-1>
図11は、本発明の実施の形態1の変形例1-1に係る基板アセンブリの構成例を示す平面図である。本変形例1-1の配線基板11には、収容箱1aに固定するための複数の取り付け穴45が形成されている。すなわち、本変形例1の収容箱1aには、取り付け穴45に嵌め込まれる突起部をもつ固定部材(図示せず)が形成されている。配線基板11は、取り付け穴45に突起部を嵌め込むことにより、収容箱1aに固定される。図11では、配線基板11の一部を例示しているため、1つの取り付け穴45を示している。
取り付け穴45に固定部材の突起部を嵌め込む際、配線基板11の取り付け穴45の箇所には上向き又は下向きの荷重がかかる。したがって、本変形例1-1の基板アセンブリ10の場合、配線基板11の取り付け作業の際にも、配線基板11がたわみ、配線基板11にひずみが発生する。固定部材が、樹脂製で弾性を有する場合は特に、配線基板11に生じるひずみ量εが大きくなる。
図11のように、配線基板11の角部に取り付け穴45が形成されている場合において、配線基板11に第1部材31及び第2部材32が実装されていなければ、配線基板11上にはひずみエリア40dが形成される。この点、本変形例1-1の基板アセンブリ10は、配線基板11上に、チップコンデンサ20を挟むように第1部材31及び第2部材32が配置されている。そして、チップコンデンサ20は、平面視において、第1保護エリア31aと第2保護エリア32aとのそれぞれに、少なくとも一部が重なるように配置されているため、配線基板11におけるチップコンデンサ20の実装箇所の剛性を高めることができる。したがって、取り付け穴45に固定部材の突起部を嵌め込む際、取り付け穴45の箇所に荷重がかかったとしても、配線基板11におけるチップコンデンサ20の実装箇所のひずみ量εの増加を抑えることができる。よって、クラックの発生に起因したチップコンデンサ20の故障を抑制し、チップコンデンサ20を保護することができる。
<変形例1-2>
図12は、本発明の実施の形態1の変形例1-2に係る基板アセンブリの構成例を示す側面図である。上記の説明では、チップコンデンサ20と第1部材31と第2部材32とが、配線基板11の同一の面に実装される場合を例示したが、これに限定されない。基板アセンブリ10は、図12に示すように、チップコンデンサ20と、第1部材31及び第2部材32とが、配線基板11の異なる面に実装されてもよい。さらに、基板アセンブリ10は、チップコンデンサ20及び第1部材31と、第2部材32とが、配線基板11の異なる面に実装されてもよく、第1部材31と、チップコンデンサ20及び第2部材32とが、配線基板11の異なる面に実装されてもよい。このようにしても、図2等の場合と同様に、第1部材31及び第2部材32の下部及び周囲には保護エリアが形成される。よって、配線基板11の一部に荷重がかかった場合でも、チップコンデンサ20の実装箇所のひずみ量εの増加を抑えることができるため、クラックの発生に起因したチップコンデンサ20の故障を抑制することができる。
ところで、上記の各図では、第1保護エリア31aと第2保護エリア32aとが重なる場合を例示したが、これに限定されない。第1部材31と第2部材32とは、第1保護エリア31aと第2保護エリア32aとが重ならないように配置してもよい。このようにしても、2つの保護エリアがチップコンデンサ20を介して繋がるため、チップコンデンサ20の実装箇所の剛性を高めることができる。よって、クラックの発生に起因したチップコンデンサ20の故障を抑制することができる。
実施の形態2.
図13は、本発明の実施の形態2に係る空気調和装置が有する基板アセンブリの構成例を示す平面図である。本実施の形態2における空気調和装置の構成は、前述した実施の形態1で例示した図1と同様である。実施の形態1と同等の構成部材については同一の符号を用いて説明は省略する。
本実施の形態2の基板アセンブリ110の各構成部材は、実施の形態1の基板アセンブリ10と同様である。ただし、基板アセンブリ110は、配線基板11に荷重がかかる力点部に対するチップコンデンサ20、第1部材31、及び第2部材32の配置が、基板アセンブリ10とは異なっている。
図13に例示する基板アセンブリ110の場合、第1部材31及び第2部材32は、平面視において、それぞれのチップコンデンサ20に対向する辺である長辺が、コネクタ受け部40の中心4cとチップコンデンサ20の中心2cとを結ぶ中心線Loに対して沿うように配置されている。つまり、第1部材31は、対向辺1mが中心線Loに対し平行となるように配置され、第2部材32は、対向辺2mが中心線Loに対し平行となるように配置されている。
もっとも、基板アセンブリ110は、平面視において、配線基板11の周囲の辺と中心線Loとが垂直又は平行になっているとは限らない。そのため、第1部材31及び第2部材32は、平面視において、コネクタ受け部40の長辺に対し、それぞれの長辺が垂直となるように配置すればよい。なお、コネクタ受け部40の長辺とは、上述した通り、平面視におけるコネクタ受け部40のチップコンデンサ20側の辺のことである。
図13には、配線基板11に第1部材31及び第2部材32が実装されていなければ、コネクタ受け部40へのコネクタの挿抜によって形成されるひずみエリア40dを例示している。すなわち、第1部材31及び第2部材32が実装されていない配線基板11の場合、コネクタ受け部40へのコネクタの挿抜によって大きくたわむこととなる。
この点、基板アセンブリ110は、配線基板11上において、チップコンデンサ20を挟むように第1部材31と第2部材32とが配置されている。そして、チップコンデンサ20は、平面視において、第1保護エリア31aと第2保護エリア32aとのそれぞれに、少なくとも一部が重なるように配置されている。よって、コネクタ受け部40に対しコネクタの抜き差しが行われた場合でも、チップコンデンサ20の周囲の剛性を高めることができるため、チップコンデンサ20の実装箇所のひずみ量εの増加を抑えることができる。したがって、クラックの発生に起因したチップコンデンサ20の故障を抑制し、チップコンデンサ20を保護することができる。
図13では、チップコンデンサ20が、第1保護エリア31aと第2保護エリア32aとが重なる重複領域30a内に配置される場合を例示したが、実施の形態1の場合と同様、これに限定されるものではない。例えば、チップコンデンサ20は、一部が重複領域30aと重なるように配置されてもよい。かかる構成を採っても、第1部材31及び第2部材32の実装で形成された保護エリアにより、チップコンデンサ20の実装箇所のひずみ量εの増加を抑えることができるため、クラックの発生に起因したチップコンデンサ20の故障を抑制することができる。また、第1部材31と第2部材32とは、第1保護エリア31aと第2保護エリア32aとが重ならないように配置してもよい。このようにしても、2つの保護エリアがチップコンデンサ20を介して繋がっているため、チップコンデンサ20の実装箇所の剛性を高めることができる。
加えて、基板アセンブリ110のように各構成部材を配置した場合、第1部材31及び第2部材32の下部及び各短辺周囲の保護エリアが、コネクタ受け部40にかかる荷重に起因した配線基板11のたわみへの大きな抑止力となる。ここで、第1部材31の各短辺とは、平面視において対向辺1mに垂直な2辺であり、第2部材32の各短辺とは、平面視において対向辺2mに垂直な2辺である。つまり、コネクタ受け部40に荷重が加わった際、第1部材31及び第2部材32のコネクタ受け部40側の短辺よりも外側で配線基板11のひずみ量εを減少させ、第1部材31と第2部材32とで挟まれた領域の配線基板11のひずみ量εの増加を食い止めることができる。したがって、本実施の形態2の基板アセンブリ110の場合、チップコンデンサ20が、第1部材31及び第2部材32の少なくとも一部と重なっていなくても、第1保護エリア31a及び第2保護エリア32aの外周の近傍に配置されていれば、チップコンデンサ20の実装箇所のひずみ量εを閾値以下に抑えることができる。
図14は、本発明の実施の形態2に係る基板アセンブリの図13とは異なる構成例を示す平面図である。図15は、図14のコネクタ受け部に下方向の荷重がかかって配線基板がたわんだ様子を例示した側面図である。図16は、図14の配線基板が第1部材、チップコンデンサ、及び第2部材を中心として下方に湾曲した様子を示す説明図である。図17は、図14の配線基板が第1部材、チップコンデンサ、及び第2部材を中心として上方に湾曲した様子を示す説明図である。図14~図17を参照して、本実施の形態2の基板アセンブリ110の構成による利点について更に詳細に説明する。
図14では、第1部材31の方が第2部材32よりも大きい場合を例示している。より具体的に、図14の例では、第1部材31の対向辺1mの方が、第2部材32の対向辺2mよりも長く、第1部材31の実装面積の方が、第2部材32の実装面積よりも大きくなっている。そして、第1部材31は、チップコンデンサ20の第1部材31に対向する辺よりも対向辺1mの方が長くなっており、第2部材32は、チップコンデンサ20の第2部材32に対向する辺よりも対向辺2mの方が長くなっている。
ここで、図15に示すように、コネクタ受け部40に下方向の荷重がかかり、配線基板11がたわんだ場合を想定する。この場合、コネクタ受け部40に荷重が加わったとしても、第1部材31及び第2部材32の下部及び各短辺周囲の保護エリアが、配線基板11におけるチップコンデンサ20の実装箇所のひずみ量εの増加を抑制する。つまり、図15に示すように、コネクタ受け部40に下向きの荷重が加わった場合でも、配線基板11は、第1部材31及び第2部材32が実装されている箇所が水平に保たれ、第1部材31及び第2部材32のコネクタ受け部40側の短辺よりも外側に、相対的にひずみ量εの大きなエリアを形成することができる。これは、コネクタ受け部40に上向きの荷重が加わった場合も同様である。
すなわち、図16のように、配線基板11が第1部材31、チップコンデンサ20、及び第2部材32を中心として下方に湾曲するようなケースでも、配線基板11の第1部材31と第2部材32とで挟まれた箇所の剛性が高まっている。そのため、チップコンデンサ20の実装箇所を水平に保ち、チップコンデンサ20を保護することができる。また、図17のように、配線基板11が第1部材31、チップコンデンサ20、及び第2部材32を中心として上方に湾曲するようなケースでも、配線基板11の第1部材31と第2部材32とで挟まれた箇所の剛性が高まっている。そのため、チップコンデンサ20の実装箇所を水平に保ち、チップコンデンサ20を保護することができる。
ところで、図13及び図14では、第1部材31及び第2部材32のそれぞれの一部が正面領域40aと重なる場合を例示したが、これに限定されない。第1部材31及び第2部材32は、それぞれ、全体が正面領域40aと重なってもよい。
図18は、本発明の実施の形態2に係る基板アセンブリの図13及び図14とは異なる構成例を示す平面図である。すなわち、第1部材31及び第2部材32は、それぞれ、平面視において正面領域40aと重ならなくてもよい。
ただし、このような場合、第1部材31及び第2部材32は、それぞれ、平面視において少なくとも一部が、直線Ldと直線Leとで挟まれた斜方領域40tに配置されるとよい。ここで、第1部材31及び第2部材32が実装されていなければ、配線基板11におけるチップコンデンサ20の実装箇所がひずみエリア40dに位置する状況を想定する。このような想定においても、第1部材31及び第2部材32のそれぞれの少なくとも一部が斜方領域40tと重なるように配置すれば、配線基板11がたわんだ際、第1部材31及び第2部材32の実装で形成された保護エリアにより、チップコンデンサ20の実装箇所のひずみ量εの増加を抑えることができる。そのため、チップコンデンサ20のクラックの発生を抑制し、チップコンデンサ20の故障を回避することができる。もっとも、第1部材31及び第2部材32は、全体が斜方領域40tに含まれていてもよい。他の構成及び代替的な構成は、実施の形態1の基板アセンブリ10と同様である。
以上のように、本実施の形態2の基板アセンブリ110は、平面視において、第1保護エリア31aと第2保護エリア32aとのそれぞれに、チップコンデンサ20の少なくとも一部が重なっている。つまり、チップコンデンサ20と第1部材31及び第2部材32との距離が短くなっている。そのため、配線基板11の一部に荷重がかかった場合でも、配線基板11におけるチップコンデンサ20の実装箇所の剛性を高めることができる。よって、配線基板11におけるチップコンデンサ20の実装箇所のひずみ量εの増加を抑制することができるため、クラックの発生に起因したチップコンデンサ20の故障を抑制し、チップコンデンサ20を保護することができる。
また、基板アセンブリ110において、第1部材31及び第2部材32は、平面視において、コネクタ受け部40の長辺に対し、それぞれの長辺が垂直となるように配置されている。すなわち、図13、図14、及び図18に示すように、第1部材31の対向辺1mと、第2部材32の対向辺2mとは、コネクタ受け部40の長辺に対し垂直となっている。そのため、第1部材31及び第2部材32の下部及び各短辺周囲の保護エリアが、コネクタ受け部40にかかる荷重に起因した配線基板11のたわみへの大きな抑止力となる。よって、コネクタ受け部40に荷重が加わった際、第1部材31及び第2部材32のコネクタ受け部40側の短辺よりも外側で配線基板11のひずみ量εを減少させることができる。そして、第1部材31及び第2部材32の下部、及び第1部材31と第2部材32とで挟まれた領域に形成された保護エリアにより、チップコンデンサ20の実装箇所におけるひずみ量εの増加を抑制することができる。したがって、基板アセンブリ110によれば、チップコンデンサ20のクラックの発生を更に抑制することができるため、クラックの発生に起因したチップコンデンサ20の故障をより確実に抑制することができる。
さらに、第1部材31及び第2部材32は、図13のように、平面視において、それぞれのチップコンデンサ20に対向する辺が、コネクタ受け部40の中心4cとチップコンデンサ20の中心2cとを結ぶ直線に対して沿うように配置してもよい。なお、中心4cと中心2cとを結ぶ直線とは、中心線Loを延伸させた直線である。このようにすれば、チップコンデンサ20の実装箇所の剛性を、第1部材31と第2部材32とによりバランスよく高めることができるため、チップコンデンサ20の安定した保護が可能となる。
加えて、平面視において、チップコンデンサ20を正面領域40aに配置すると共に、第1部材31及び第2部材32を、それぞれ、少なくとも一部が正面領域40aと重なるように配置してもよい。さらに、平面視において、第1部材31及び第2部材32は、それぞれ、少なくとも一部が斜方領域40tに配置されてもよい。このようにすれば、仮に第1部材31及び第2部材32が実装されていなければ形成されるひずみエリア40dに、第1部材31と第2部材32とをバランスよく配置することができるため、チップコンデンサ20をより安定的に保護することができる。
他の効果については、実施の形態1と同様である。また、変形例1-2の構成及びその代替的な構成は、基板アセンブリ110にも適用することができ、同様の効果を得ることができる。
<変形例2-1>
図19は、本発明の実施の形態2の変形例2-1に係る基板アセンブリの構成例を示す平面図である。本変形例2-1の配線基板11には、上述した変形例1-1と同様、複数の取り付け穴45が形成されている。すなわち、本変形例2-1の基板アセンブリ110の場合も、配線基板11の取り付け作業の際に、取り付け穴45の箇所に上向き又は下向きの荷重がかかる。
この点、本変形例2-1の基板アセンブリ110は、配線基板11上に、チップコンデンサ20を挟むように第1部材31及び第2部材32が配置されている。そして、チップコンデンサ20は、平面視において、第1保護エリア31aと第2保護エリア32aとのそれぞれに、少なくとも一部が重なるように配置されている。よって、取り付け穴45の箇所に荷重がかかった場合でも、配線基板11におけるチップコンデンサ20の実装箇所の剛性を高めることができる。したがって、配線基板11におけるチップコンデンサ20の実装箇所のひずみ量εの増加を抑えることができるため、クラックの発生に起因したチップコンデンサ20の故障を抑制し、チップコンデンサ20を保護することができる。
上記の各実施の形態は、基板アセンブリ及び空気調和装置における好適な具体例であり、本発明の技術的範囲は、これらの態様に限定されるものではない。例えば、上記の説明では、チップコンデンサ20、第1部材31、第2部材32、及びコネクタ受け部40の形状を直方体状としたが、直方体状には立方体も含むものとする。そして、チップコンデンサ20、第1部材31、第2部材32、及びコネクタ受け部40の各側面は、必ずしも平坦でなくてもよく、多少の凹凸があってもよい。
また、基板アセンブリ10及び110は、複数のチップコンデンサ20が実装されていてもよく、この場合、全てのチップコンデンサ20が、第1部材31と第2部材32とによって挟まれるように配置するとよい。加えて、上記各実施の形態では、チップコンデンサ20を2つの部材で挟む例を示したが、これに限らず、チップコンデンサ20は、3つ以上の部材で囲むようにしてもよい。
なお、上記各実施の形態では、四方弁52によって冷媒回路50における冷媒の流路を切り替える場合を例示したが、これに限らず、四方弁52の代わりに、二方弁と三方弁とを組み合わせた構成などを用いてもよい。もっとも、空気調和装置100は、四方弁52などの流路切替手段を設けずに冷媒回路50を構成し、冷房運転又は暖房運転に特化させてもよい。
1 制御ユニット、1a 収容箱、1m、2m 対向辺、2c、4c 中心、4d、4e 端部、10、110 基板アセンブリ、11 配線基板、20 チップコンデンサ、21 セラミック誘電体、22 内部電極、23 外部電極、30a 重複領域、31 第1部材、31a 第1保護エリア、31b、32b 保護エリア、32 第2部材、32a 第2保護エリア、40 コネクタ受け部、40a 正面領域、40d ひずみエリア、40t 斜方領域、45 取り付け穴、50 冷媒回路、51 圧縮機、52 四方弁、53 負荷側熱交換器、54 膨張弁、55 熱源側熱交換器、63 負荷側送風機、65 熱源側送風機、100 空気調和装置、Cr クラック、Lo 中心線、R 冷媒配管、ε ひずみ量。

Claims (11)

  1. 空気調和装置を構成する機器に電力を供給する基板アセンブリであって、
    配線基板と、
    前記配線基板上に配置された直方体状のチップコンデンサと、
    前記配線基板上において、前記チップコンデンサを挟むように配置された直方体状の第1部材及び第2部材と、を有し、
    前記チップコンデンサは、
    平面視において、前記第1部材の前記チップコンデンサに対向する辺を直径とする前記チップコンデンサ側の半円の領域である第1保護エリアと、前記第2部材の前記チップコンデンサに対向する辺を直径とする前記チップコンデンサ側の半円の領域である第2保護エリアとのそれぞれに、少なくとも一部が重なるように配置され
    前記配線基板上に配置された直方体状のコネクタ受け部をさらに有し、
    前記チップコンデンサは、
    平面視において、前記コネクタ受け部の2つの短辺に沿った直線で挟まれた正面領域に配置されており、
    前記第1部材及び前記第2部材は、それぞれ、
    平面視において、少なくとも一部が前記正面領域と重なるように配置されている、
    基板アセンブリ。
  2. 空気調和装置を構成する機器に電力を供給する基板アセンブリであって、
    配線基板と、
    前記配線基板上に配置された直方体状のチップコンデンサと、
    前記配線基板上において、前記チップコンデンサを挟むように配置された直方体状の第1部材及び第2部材と、を有し、
    前記チップコンデンサは、
    平面視において、前記第1部材の前記チップコンデンサに対向する辺を直径とする前記チップコンデンサ側の半円の領域である第1保護エリアと、前記第2部材の前記チップコンデンサに対向する辺を直径とする前記チップコンデンサ側の半円の領域である第2保護エリアとのそれぞれに、少なくとも一部が重なるように配置され、
    前記配線基板上に配置された直方体状のコネクタ受け部をさらに有し、
    平面視において、前記コネクタ受け部の中心と前記チップコンデンサの中心とを結ぶ直線を中心線としたとき、
    前記第1部材及び前記第2部材は、それぞれ、
    平面視において、少なくとも一部が、前記コネクタ受け部の前記チップコンデンサに近い方の短辺の前記チップコンデンサとは反対側の端部から前記中心線と平行に引いた直線と、前記コネクタ受け部の他方の短辺の前記チップコンデンサ側の端部から前記中心線に平行に引いた直線とで挟まれた斜方領域に配置されている、
    基板アセンブリ。
  3. 前記第1部材と前記第2部材とは、前記第1保護エリアと前記第2保護エリアとが重なるように配置されている、請求項1又は2に記載の基板アセンブリ。
  4. 前記チップコンデンサは、前記第1保護エリアと前記第2保護エリアとが重なる領域内に配置されている、請求項3に記載の基板アセンブリ。
  5. 前記第1部材は、
    平面視において、前記チップコンデンサに対向する辺の長さが、前記チップコンデンサの前記第1部材に対向する辺の長さよりも長くなっており、
    前記第2部材は、
    平面視において、前記チップコンデンサに対向する辺の長さが、前記チップコンデンサの前記第2部材に対向する辺の長さよりも長くなっている、請求項1~4の何れか一項に記載の基板アセンブリ。
  6. 前記第1部材及び前記第2部材は、何れも、
    前記配線基板への実装面積が、前記チップコンデンサの前記配線基板への実装面積よりも大きくなっている、請求項5に記載の基板アセンブリ。
  7. 前記チップコンデンサと、前記第1部材及び前記第2部材とは、前記配線基板の異なる面に実装されている、請求項1~6の何れか一項に記載の基板アセンブリ。
  8. 前記チップコンデンサ、前記第1部材、及び前記第2部材は、
    前記コネクタ受け部に対し、前記第1部材、前記チップコンデンサ、前記第2部材の順に遠くなるように配置されている、請求項1~7の何れか一項に記載の基板アセンブリ。
  9. 前記第1部材及び前記第2部材は、
    平面視において、前記コネクタ受け部の長辺に対し、それぞれの長辺が垂直となるように配置されている、請求項1~7の何れか一項に記載の基板アセンブリ。
  10. 前記第1部材及び前記第2部材は、
    平面視において、それぞれの前記チップコンデンサに対向する辺が、前記コネクタ受け部の中心と前記チップコンデンサの中心とを結ぶ直線に対して沿うように配置されている、請求項1~7、9の何れか一項に記載の基板アセンブリ。
  11. 請求項1~10の何れか一項に記載の基板アセンブリと、
    圧縮機、負荷側熱交換器、膨張弁、及び熱源側熱交換器が冷媒配管により接続されて形成された冷媒回路と、を備えた空気調和装置。
JP2020568884A 2019-01-28 2019-01-28 基板アセンブリ及び空気調和装置 Active JP7058772B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/002690 WO2020157793A1 (ja) 2019-01-28 2019-01-28 基板アセンブリ及び空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020157793A1 JPWO2020157793A1 (ja) 2021-10-14
JP7058772B2 true JP7058772B2 (ja) 2022-04-22

Family

ID=71841014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020568884A Active JP7058772B2 (ja) 2019-01-28 2019-01-28 基板アセンブリ及び空気調和装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7058772B2 (ja)
CN (1) CN113303033B (ja)
WO (1) WO2020157793A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7307360B2 (ja) * 2021-09-30 2023-07-12 ダイキン工業株式会社 基板構造

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002368349A (ja) 2001-06-07 2002-12-20 Olympus Optical Co Ltd フレキシブルプリント基板
JP2008047605A (ja) 2006-08-11 2008-02-28 Pioneer Electronic Corp プリント基板
JP2008061372A (ja) 2006-08-31 2008-03-13 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
JP2011035330A (ja) 2009-08-05 2011-02-17 Nec Lighting Ltd 電子回路基板及びその製造方法
JP2014229761A (ja) 2013-05-23 2014-12-08 株式会社東芝 電子機器

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5445357B2 (ja) * 2010-06-30 2014-03-19 Tdk株式会社 電子部品及び電子デバイス
WO2012090986A1 (ja) * 2010-12-28 2012-07-05 株式会社村田製作所 電子部品
JP5970702B2 (ja) * 2012-05-14 2016-08-17 セイコーエプソン株式会社 配線基板、実装基板、電子機器、製造システム、および位置調整方法
JP6274058B2 (ja) * 2014-09-22 2018-02-07 株式会社デンソー 電子装置、及び電子装置を備えた電子構造体
JP6806520B2 (ja) * 2016-10-17 2021-01-06 ラピスセミコンダクタ株式会社 半導体装置および配線基板の設計方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002368349A (ja) 2001-06-07 2002-12-20 Olympus Optical Co Ltd フレキシブルプリント基板
JP2008047605A (ja) 2006-08-11 2008-02-28 Pioneer Electronic Corp プリント基板
JP2008061372A (ja) 2006-08-31 2008-03-13 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
JP2011035330A (ja) 2009-08-05 2011-02-17 Nec Lighting Ltd 電子回路基板及びその製造方法
JP2014229761A (ja) 2013-05-23 2014-12-08 株式会社東芝 電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020157793A1 (ja) 2020-08-06
CN113303033B (zh) 2024-02-13
JPWO2020157793A1 (ja) 2021-10-14
CN113303033A (zh) 2021-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6701637B2 (ja) インバータ装置
WO2009133677A1 (ja) 電気回路の接続部材
JP7058772B2 (ja) 基板アセンブリ及び空気調和装置
JP4848256B2 (ja) 空気調和機の室外機
JP5447580B2 (ja) 空調機の室外機
JP2012002503A (ja) 空気調和機
JP2008267724A (ja) ヒートポンプ装置
JP5018050B2 (ja) 空気調和機の室外機
US20080106363A1 (en) Wire-winding common mode choke
AU2017336819B2 (en) Heat source unit
JP6821057B2 (ja) フィンレス熱交換器および冷凍サイクル装置
WO2019160153A1 (ja) 室外機、及び、空気調和装置
US11940176B2 (en) Refrigerant flow path switching unit and air conditioner including the same
WO2009133678A1 (ja) プリント配線基板ユニット及び冷凍装置
JP2008232386A (ja) 配管継手構造
CN111936793B (zh) 制冷循环装置
JP6987591B2 (ja) 密閉型圧縮機
US20190154279A1 (en) Heat source unit
WO2023162029A1 (ja) 駆動装置および空気調和装置
CN207455775U (zh) 一种全波纹连接管
CN206726201U (zh) 一种拼接器背板稳定结构
JP7239857B1 (ja) 空気調和機
JP2022086633A (ja) 空気調和機の室外機
WO2023053579A1 (ja) 空気調和装置の室内ユニットおよび空気調和装置
CN209544322U (zh) 元器件组

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210212

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7058772

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150