JP7056371B2 - 感光性樹脂組成物、硬化物、画像表示装置、及び照明 - Google Patents
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Description
高屈折率の微細な硬化物の作成方法としては、一般的に特定の金属酸化物微粒子を含有するネガ型の感光性樹脂組成物を使用することが知られている。例えば、特許文献3には、特定の金属酸化物微粒子、特定の樹脂、及び特定の多官能単量体を用いて、屈折率が1.6程度の硬化物を形成する方法が記載されている。
また、近年は生産コストの面から、高屈折率な保護膜の開発が望まれている。
特許文献3に記載の感光性樹脂は屈折率がまだ低く、光取出し効率を高めるには不十分であり、また、特許文献4に記載されている硬化性樹脂組成物には金属酸化物粒子を含有していないため屈折率が不十分である。
前記(A)金属酸化物粒子が、二酸化ジルコニウム粒子、二酸化チタン粒子、及びチタン酸バリウム粒子からなる群から選ばれる少なくとも1種を含有し、
前記(A)金属酸化物粒子の含有割合が、全固形分中に50質量%以上であり、かつ、
前記(F)溶剤が、1013.25hPaにおける沸点が170℃以上の高沸点溶剤を含有することを特徴とする感光性樹脂組成物。
[2] 前記高沸点溶剤が、アルキレングリコールジアセテート、及びジアルキレングリコールジアルキルエーテルからなる群から選ばれる少なくとも1種を含有する、[1]に記載の感光性樹脂組成物。
[3] 前記高沸点溶剤が、1,4-ブタンジオールジアセテート、1,3-ブチレングリコールジアセテート、及びジエチレングリコールエチルメチルエーテルからなる群から選ばれる少なくとも1種を含有する、[2]に記載の感光性樹脂組成物。
[4] 前記高沸点溶剤の含有割合が、前記(F)溶剤中に10質量%以上である、[1]~[3]のいずれかに記載の感光性樹脂組成物。
[7] [1]~[6]のいずれかに記載の感光性樹脂組成物を硬化させた硬化物。
[8] [7]に記載の硬化物を含む画像表示装置。
[9] [7]に記載の硬化物を含む照明。
なお、本発明において、「(メタ)アクリル」とは「アクリル及び/又はメタクリル」を意味し、「(メタ)アクリレート」、「(メタ)アクリロイル」についても同様である。
また、「全固形分」とは、感光性樹脂組成物における溶剤以外の全成分を意味するものとする。さらに、本発明において「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。
また、本発明において、「(共)重合体」とは、単一重合体(ホモポリマー)と共重合体(コポリマー)の双方を含むことを意味し、また、「(酸)無水物」、「(無水)…酸」とは、酸とその無水物の双方を含むことを意味する。
本発明において、重量平均分子量とは、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)によるポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)をさす。
また、本明細書において、「質量」で表される百分率や部は「重量」で表される百分率や部と同義である。
本発明の感光性樹脂組成物は、(A)金属酸化物粒子、(B)分散剤、(C)アルカリ可溶性樹脂、(D)光重合性モノマー、(E)光重合開始剤、及び(F)溶剤を必須成分として含有し、必要に応じて、その他の配合成分を含むものである。
本発明の感光性樹脂組成物における(A)金属酸化物粒子は、二酸化ジルコニウム粒子、二酸化チタン粒子、及びチタン酸バリウム粒子からなる群から選ばれる少なくとも1種を含有する。これらの特定の金属酸化物粒子を含有することで、屈折率が高い保護膜を得ることが可能となる。
具体的には、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化銅、酸化亜鉛、酸化イットリウム、酸化ニオブ、酸化モリブデン、酸化インジウム、酸化スズ、酸化タンタル、酸化タングステン、酸化鉛、酸化ビスマス、酸化セリウム、酸化アンチモン、酸化ゲルマニウム等が挙げられる。また2種以上の金属元素から構成される複合酸化物なども使用することができる。
(A)金属酸化物粒子の一次粒子の平均粒子径は、透過型電子顕微鏡(TEM)、又は走査型電子顕微鏡(SEM)を使用して、その電子顕微鏡写真から一次粒子の大きさを直接計測する方法で測定する。具体的には、個々の粒子の一次粒子径を、円相当径として算出する。測定は、100~500nm四方の範囲をイメージングし、範囲内にある全粒子に対して実施する。何度か異なる範囲をイメージングし、合計200~1000個の一次粒子の粒子径を測定し、その数平均をとることで、平均粒子径を求める。一次粒子径の測定は、例えば、金属酸化物粒子単体、その分散液、感光性樹脂組成物の硬化膜に対して実施することができる。測定サンプルを作製する際は、サンプル中に(A)金属酸化物粒子が均一に存在するようにしなければならない。分散液の場合は、分散直後の分散液を用いて、溶剤を揮発させてから測定を実施する。また、硬化膜の場合は、粒子が均一に分散された感光性樹脂組成物を用いて硬化膜を作製し、膜の厚さ方向に切断し、その断面を観察することで測定を実施する。
本発明の感光性樹脂組成物は、(B)分散剤を含む。(B)分散剤を含むことで、(A)金属酸化物粒子を感光性樹脂組成物中に安定して分散させることができる。
(B)分散剤としては(A)金属酸化物粒子を分散できるものであれば特に限定されないが、官能基を有する高分子分散剤が好ましく、更には、分散安定性の面からカルボキシル基;リン酸基;スルホン酸基;又はこれらの塩基;一級、二級又は三級アミノ基;四級アンモニウム塩基;ピリジン、ピリミジン、ピラジン等の含窒素ヘテロ環由来の基、等の官能基を有する高分子分散剤が好ましい。これらの中でも、一級、二級又は三級アミノ基;四級アンモニウム塩基;ピリジン、ピリミジン、ピラジン等の含窒素ヘテロ環由来の基、等の塩基性官能基を有する高分子分散剤が特に好ましい。
一級、二級又は三級アミノ基を有する高分子分散剤、四級アンモニウム塩基を有する高分子分散剤、リン酸基を有する高分子分散剤においては、ポリエステルアミン、ポリエーテルアミン等のエーテル結合を有するものが好ましい。
RAにおけるアルキル基が有していてもよい置換基としては、スルホニル基、カルボキシル基、ベンジル基、ベンゾイル基等が挙げられるが、合成容易性の観点からは無置換であることが好ましい。
本発明の感光性樹脂組成物は、(C)アルカリ可溶性樹脂を含有する。アルカリ可溶性樹脂としては現像液で現像可能なものであれば特に限定されない。アルカリ可溶性樹脂としては、カルボキシル基または水酸基含有の各種樹脂などが挙げられるが、現像性に優れるとの観点からはカルボキシル基を有するものが好ましい。
アルカリ可溶性樹脂の中でも、解像度の観点から、(C1)側鎖にエチレン性不飽和基を有するアクリル共重合樹脂(以下、「(C1)アクリル共重合樹脂」と略記する場合がある。)が好ましい。
(C1)アクリル共重合樹脂は、側鎖にエチレン性不飽和基を有する。エチレン性不飽和基を有するものとすることで、露光部は光硬化が起こってより強固な膜となり、一方で未露光部は現像性が良好となる傾向がある。
(C1)アクリル共重合樹脂が有する、エチレン性不飽和基を有する側鎖を含む部分構造は特に限定されないが、膜の柔軟性に伴うラジカルの発散しやすさの観点から、例えば、下記一般式(I)で表される部分構造を有することが好ましい。
これらの中でもパターニング特性の観点から、好ましくは、マレイン酸、コハク酸、イタコン酸、フタル酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、ピロメリット酸、トリメリット酸、ビフェニルテトラカルボン酸であり、より好ましくは、テトラヒドロフタル酸、ビフェニルテトラカルボン酸である。
(C1)アクリル共重合樹脂が前記一般式(I)で表される部分構造を有する場合、他の部分構造をさらに含んでいてもよい。現像密着性の観点から、例えば、下記一般式(II)で表される部分構造を有することも好ましい。
前記式(II)において、R4は置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアリール基、又は置換基を有していてもよいアルケニル基を表す。
R4におけるアルキル基としては直鎖状、分岐鎖状又は環状のアルキル基が挙げられる。その炭素数は、1以上であることが好ましく、3以上であることがより好ましく、5以上であることがさらに好ましく、8以上であることが特に好ましく、また、20以下であることが好ましく、18以下であることがより好ましく、16以下であることがさらに好ましく、14以下であることがよりさらに好ましく、12以下であることが特に好ましい。前記下限値以上とすることで膜強度が高くなり、現像密着性が向上する傾向があり、また、前記上限値以下とすることで残渣が低減する傾向がある。
また、アルキル基が有していてもよい置換基としては、メトキシ基、エトキシ基、クロロ基、ブロモ基、フルオロ基、ヒドロキシ基、アミノ基、エポキシ基、オリゴエチレングリコール基、フェニル基、カルボキシル基、アクリロイル基、メタクリロイル基などが挙げられ、耐熱性、膜強度の観点からフェニル基、現像性の観点から、ヒドロキシ基、オリゴエチレングリコール基が好ましい。
芳香族炭化水素環基における芳香族炭化水素環としては、単環であっても縮合環であってもよく、例えば、ベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、フェナントレン環、ペリレン環、テトラセン環、ピレン環、ベンズピレン環、クリセン環、トリフェニレン環、アセナフテン環、フルオランテン環、フルオレン環などの基が挙げられる。
また、芳香族複素環基における芳香族複素環基としては、単環であっても縮合環であってもよく、例えば、フラン環、ベンゾフラン環、チオフェン環、ベンゾチオフェン環、ピロール環、ピラゾール環、イミダゾール環、オキサジアゾール環、インドール環、カルバゾール環、ピロロイミダゾール環、ピロロピラゾール環、ピロロピロール環、チエノピロール環、チエノチオフェン環、フロピロール環、フロフラン環、チエノフラン環、ベンゾイソオキサゾール環、ベンゾイソチアゾール環、ベンゾイミダゾール環、ピリジン環、ピラジン環、ピリダジン環、ピリミジン環、トリアジン環、キノリン環、イソキノリン環、シノリン環、キノキサリン環、フェナントリジン環、ベンゾイミダゾール環、ペリミジン環、キナゾリン環、キナゾリノン環、アズレン環などの基が挙げられる。これらの中でも現像性の観点から、ベンゼン環基、又はナフタレン環基が好ましく、ベンゼン環基がより好ましい。
また、アリール基が有していてもよい置換基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、メトキシ基、エトキシ基、クロロ基、ブロモ基、フルオロ基、ヒドロキシ基、アミノ基、エポキシ基、オリゴエチレングリコール基、フェニル基、カルボキシル基などが挙げられ、現像性の観点から、ヒドロキシ基、オリゴエチレングリコール基が好ましい。
られる。その炭素数は、2以上であることが好ましく、また、22以下であることが好ましく、20以下であることがより好ましく、18以下であることがさらに好ましく、16以下であることがよりさらに好ましく、14以下であることが特に好ましい。前記下限値以上とすることで現像密着性が向上する傾向があり、また、前記上限値以下とすることで残渣が低減する傾向がある。
アリール基、又は置換基を有していてもよいアルケニル基を表すが、これらの中でも現像性と膜強度の観点から、アルキル基又はアルケニルが好ましく、アルキル基がより好ましい。
(C1)アクリル共重合樹脂が前記一般式(I)で表される部分構造を有する場合、耐熱性、膜強度の観点から下記一般式(III)で表される部分構造をさらに有することが好ましい。
前記式(III)においてR6は置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいアルコキシ基、チオール基、又は置換基を有していてもよいアルキルスルフィド基を表す。
R6におけるアルキル基としては、直鎖状、分岐鎖状又は環状のアルキル基が挙げられ
る。その炭素数は、1以上であることが好ましく、3以上であることがより好ましく、5以上であることがさらに好ましく、また、20以下であることが好ましく、18以下であることがより好ましく、16以下であることがさらに好ましく、14以下であることがよりさらに好ましく、12以下であることが特に好ましい。前記下限値以上とすることで現像密着性が向上する傾向があり、また、前記上限値以下とすることで残渣が低減する傾向がある。
また、アルキル基が有していてもよい置換基としては、メトキシ基、エトキシ基、クロロ基、ブロモ基、フルオロ基、ヒドロキシ基、アミノ基、エポキシ基、オリゴエチレングリコール基、フェニル基、カルボキシル基、アクリロイル基、メタクリロイル基などが挙げられ、現像性の観点から、ヒドロキシ基、オリゴエチレングリコール基が好ましい。
られる。その炭素数は、2以上であることが好ましく、また、22以下であることが好ましく、20以下であることがより好ましく、18以下であることがさらに好ましく、16以下であることがよりさらに好ましく、14以下であることが特に好ましい。前記下限値以上とすることで現像密着性が向上する傾向があり、また、前記上限値以下とすることで残渣が低減する傾向がある。
られる。その炭素数は、2以上であることが好ましく、また、22以下であることが好ましく、20以下であることがより好ましく、18以下であることがさらに好ましく、16以下であることがよりさらに好ましく、14以下であることが特に好ましい。前記下限値以上とすることで現像密着性が向上する傾向があり、また、前記上限値以下とすることで残渣が低減する傾向がある。
挙げられ、これらの中でも合成の容易性の観点からはフッ素原子が好ましい。
られる。その炭素数は、1以上であることが好ましく、また、20以下であることが好ましく、18以下であることがより好ましく、16以下であることがさらに好ましく、14以下であることがよりさらに好ましく、12以下であることが特に好ましい。前記下限値以上とすることで現像密着性が向上する傾向があり、また、前記上限値以下とすることで残渣が低減する傾向がある。
(C1)アクリル共重合樹脂が前記一般式(I)で表される部分構造を有する場合、現像性の観点から下記一般式(IV)で表される部分構造をさらに有することも好ましい。
本発明の感光性樹脂組成物は、(D)光重合性モノマーを含有する。(D)光重合性モノマーを含むことで、高感度となると考えられる。
ここで使用される光重合性モノマーとしては、エチレン性不飽和結合を分子内に1個以上有する化合物を意味するが、重合性、架橋性、およびそれに伴う露光部と非露光部の現像液溶解性の差異を拡大できる等の点から、エチレン性不飽和結合を分子内に2個以上有する化合物であることが好ましく、また、その不飽和結合は(メタ)アクリロイルオキシ基に由来するもの、つまり、(メタ)アクリレート化合物であることがさらに好ましい。
光重合性モノマーの具体例としては、脂肪族ポリヒドロキシ化合物と不飽和カルボン酸とのエステル;芳香族ポリヒドロキシ化合物と不飽和カルボン酸とのエステル;脂肪族ポリヒドロキシ化合物、芳香族ポリヒドロキシ化合物等の多価ヒドロキシ化合物と、不飽和カルボン酸及び多塩基性カルボン酸とのエステル化反応により得られるエステルなどが挙げられる。
脂肪族ポリヒドロキシ化合物、芳香族ポリヒドロキシ化合物等の多価ヒドロキシ化合物と、不飽和カルボン酸及び多塩基性カルボン酸とのエステル化反応により得られるエステルとしては必ずしも単一物ではないが、代表的な具体例を挙げれば、アクリル酸、フタル酸、及びエチレングリコールの縮合物、アクリル酸、マレイン酸、及びジエチレングリコールの縮合物、メタクリル酸、テレフタル酸及びペンタエリスリトールの縮合物、アクリル酸、アジピン酸、ブタンジオール及びグリセリンの縮合物等が挙げられる。
上記ウレタン(メタ)アクリレート類としては、例えば、DPHA-40H、UX-5000、UX-5002D-P20、UX-5003D、UX-5005(日本化薬社製)、U-2PPA、U-6LPA、U-10PA、U-33H、UA-53H、UA-32P、UA-1100H(新中村化学工業社製)、UA-306H、UA-510H、UF-8001G(協栄社化学社製)、UV-1700B、UV-7600B、UV-7605B、UV-7630B、UV7640B(日本合成化学工業社製)等が挙げられる。
具体的には、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレートを用いることが好ましく、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレートを用いることがより好ましく、トリメチロールプロパントリアクリレートを用いることがさらに好ましい。
これらは1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明の感光性樹脂組成物は、(E)光重合開始剤を含有する。光重合開始剤は、活性光線により、前記(D)光重合性モノマーが有するエチレン性不飽和結合を重合させる化合物であれば特に限定されるものではなく、公知の光重合開始剤を用いることができる。
R21bは芳香環を含む任意の置換基を示す。
R22aは、置換基を有していてもよいアルカノイル基、又は、置換基を有していてもよいアリーロイル基を示す。
nは0または1の整数を示す。
アルキル基が有していてもよい置換基としては、芳香族環基、水酸基、カルボキシル基、ハロゲン原子、アミノ基、アミド基、4-(2-メトキシ-1-メチル)エトキシ-2-メチルフェニル基又はN-アセチル-N-アセトキシアミノ基などが挙げられ、合成容易性の観点からは、無置換であることが好ましい。
芳香族環基が有していてもよい置換基としては、水酸基、カルボキシル基、ハロゲン原子、アミノ基、アミド基、アルキル基、アルコキシ基、これらの置換基が連結した基などが挙げられ、現像性の観点からアルキル基、アルコキシ基、これらを連結した基が好ましく、連結したアルコキシ基がより好ましい。
これらの中でも、感度の観点から、R21aが置換基を有していてもよいアルキル基、又は置換基を有していてもよい芳香族環基であることが好ましい。
アルカノイル基が有していてもよい置換基としては、芳香族環基、水酸基、カルボキシル基、ハロゲン原子、アミノ基、アミド基などが挙げられ、合成容易性の観点からは、無置換であることが好ましい。
アリーロイル基が有していてもよい置換基としては、水酸基、カルボキシル基、ハロゲン原子、アミノ基、アミド基、アルキル基などが挙げられ、合成容易性の観点からは、無置換であることが好ましい。
これらの中でも、感度の観点から、R22aが置換基を有していてもよいアルカノイル基であることが好ましく、無置換のアルカノイル基であることがより好ましく、アセチル基であることがさらに好ましい。
光重合開始剤には、必要に応じて、感応感度を高める目的で、画像露光光源の波長に応じた増感色素、重合促進剤を配合させることができる。増感色素としては、特開平4-221958号公報、特開平4-219756号公報に記載のキサンテン色素、特開平3-239703号公報、特開平5-289335号公報に記載の複素環を有するクマリン色素、特開平3-239703号公報、特開平5-289335号公報に記載の3-ケトクマリン化合物、特開平6-19240号公報に記載のピロメテン色素、その他、特開昭47-2528号公報、特開昭54-155292号公報、特公昭45-37377号公報、特開昭48-84183号公報、特開昭52-112681号公報、特開昭58-15503号公報、特開昭60-88005号公報、特開昭59-56403号公報、特開平2-69号公報、特開昭57-168088号公報、特開平5-107761号公報、特開平5-210240号公報、特開平4-288818号公報に記載のジアルキルアミノベンゼン骨格を有する色素等を挙げることができる。
増感色素もまた1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明の感光性樹脂組成物は、(F)溶剤を含有する。(F)溶剤としては、各成分を溶解・分散させることができ、取扱い性がよいものであれば特に限定されない。
屈折率の高い硬化膜を得るためには、感光性樹脂組成物中の(A)金属酸化物粒子の含有割合を高くする必要があるが、それに伴って(C)アルカリ可溶性樹脂や(D)光重合性モノマー等のクリア成分の含有割合が低くなり、ホットプレートでの予備焼成時の流動性が低くなるため、平坦化性能が低くなる傾向がある。(F1)高沸点溶剤を含むことで、減圧乾燥後にも塗膜中に溶剤が残留しやすく、また予備焼成時の溶剤の蒸発が遅いため、残留した溶剤によってホットプレートでの予備焼成時の流動性が高くなり、平坦性が良好になると考えられる。
エチレングリコールモノブチルエーテル(171℃)、プロピレングリコールモノ-n-ブチルエーテル(170℃)、ジエチレングリコールモノメチルエーテル(194℃)、ジエチレングリコールモノエチルエーテル(196℃)、ジエチレングリコールモノ-n-ブチルエーテル(231℃)、メトキシメチルペンタノール(174℃)、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル(188℃)、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル(210℃)、3-メチル-3-メトキシブタノール(174℃)、トリエチレングリコールモノメチルエーテル(248℃)、トリエチレングリコールモノエチルエーテル(255℃)、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル(243℃)などのグリコールモノアルキルエーテル類;
アミルエーテル(188℃)などのエーテル類;
メチルヘキシルケトン(173℃)、メチルノニルケトン(232℃)などのケトン類;
エチレングリコール(197℃)、プロピレングリコール(188℃)、ブタンジオール(230℃)、ジエチレングリコール(244℃)、ジプロピレングリコール(231℃)、トリエチレングリコール(244℃)、グリセリン(290℃)、ベンジルアルコール(205℃)などの1価又は多価アルコール類;
エチルカプリレート(207℃)、エチルベンゾエート(213℃)、γ-ブチロラクトン(204℃)などの鎖状又は環状エステル類;
などが挙げられ、これ以外にも使用することができる。
具体的には、エチレングリコールモノメチルエーテル(124℃)、エチレングリコールモノエチルエーテル(135℃)、エチレングリコールモノプロピルエーテル(151℃、プロピレングリコールモノメチルエーテル(120℃)、プロピレングリコールモノエチルエーテル(133℃)、プロピレングリコールモノプロピルエーテル(149℃)、3-メトキシ-1-ブタノール(158℃)などのグリコールモノアルキルエーテル類;
エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート(145℃)、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート(156℃)、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(146℃)、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート(160℃)などのグリコールアルキルエーテルアセテート類;
アセトン(56℃)、メチルエチルケトン(80℃)、メチルイソプロピルケトン(94℃)、メチルブチルケトン(116℃)、メチルイソブチルケトン(116℃)、メチルアミルケトン(151℃)、メチルイソアミルケトン(144℃)、ジイソプロピルケトン(125℃)、ジイソブチルケトン(116℃)、シクロヘキサノン(156℃)、メトキシメチルペンタノン(156℃)などのケトン類;
酢酸エチル(77℃)、酢酸プロピル(102℃)、酢酸ブチル(126℃)、酢酸アミル(149℃)、メチルイソブチレート(90℃)、エチルプロピオネート(99℃)、プロピルプロピオネート(123℃)、酪酸ブチル(166℃)、酪酸イソブチル(147℃)、イソ酪酸メチル(93℃)、3-エトキシプロピオン酸メチル(165℃)、3-エトキシプロピオン酸エチル(166℃)、3-メトキシプロピオン酸メチル(143℃)、3-メトキシプロピオン酸エチル(158℃)、などの鎖状又は環状エステル類;
などが挙げられ、これ以外にも使用することができる。
(F)溶剤における(F1)高沸点溶剤の含有割合は、特に限定されないが、通常10質量%以上、好ましくは15質量%以上、より好ましくは20質量%以上、通常60質量%以下、好ましくは50質量%以下、より好ましくは40質量%以下、さらに好ましくは30質量%以下である。前記下限値以上とすることで平坦性が高くなる傾向があり、また、前記上限値以下とすることで残膜率が高くなり、分散性が良好となる傾向がある。
本発明の感光性樹脂組成物には、上述の成分の他、シランカップリング剤等の密着向上剤、界面活性剤(塗布性向上剤)、着色剤、光酸発生剤、アミノ化合物、メルカプト化合物、重合禁止剤、紫外線吸収剤等の添加剤を適宜配合することができる。
本発明の感光性樹脂組成物には、基板との密着性を改善するため、密着向上剤を含有させてもよい。密着向上剤としては、シランカップリング剤、燐酸基含有化合物等が好ましい。
シランカップリング剤の種類としては、エポキシ系、(メタ)アクリル系、アミノ系等種々のものを1種単独で、或いは2種以上を混合して使用できる。
燐酸基含有化合物としては、(メタ)アクリロイル基含有ホスフェート類が好ましく、下記一般式(g1)、(g2)又は(g3)で表されるものが好ましい。
これらの燐酸基含有化合物は、1種単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
本発明の感光性樹脂組成物には、塗布性向上ため、界面活性剤を含有させてもよい。
このような界面活性剤としては、例えば、TSF4460(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)、DFX-18(ネオス社製)、BYK-300、BYK-325、BYK-330(ビックケミー社製)、KP340(信越シリコーン社製)、F-470、F-475、F-478、F-559(DIC社製)、SH7PA(東レ・ダウコーニング社製)、DS-401(ダイキン社製)、L-77(日本ユニカー社製)、FC4430(3M社製)等が挙げられる。
なお、界面活性剤は、1種を用いてもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で併用してもよい。
本発明の感光性樹脂組成物には、着色剤が含まれていてもよい。着色剤としては、顔料、染料等公知の着色剤を用いることができる。また、例えば、顔料を用いる際に、その顔料が凝集したりせずに安定して感光性樹脂組成物中に存在できるように、公知の分散剤や分散助剤が併用されてもよい。
着色剤の含有割合としては透過性の観点から、感光性樹脂組成物の全固形分に対して、通常20質量%以下、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、特に好ましくは0質量%である。
本発明の感光性樹脂組成物には、感度、硬化性向上ため、光酸発生剤を含有させてもよい。
このような光酸発生剤としては、例えば、ジフェニルヨードニウム、ジトリルヨードニウム、フェニル(p-アニシル)ヨードニウム、ビス(m-ニトロフェニル)ヨードニウム、ビス(p-tert-ブチルフェニル)ヨードニウム、ビス(p-クロロフェニル)ヨードニウム、ビス(n-ドデシル)ヨードニウム、p-イソブチルフェニル(p-トリル)ヨードニウム、p-イソプロピルフェニル(p-トリル)ヨードニウムなどのジアリールヨードニウム、あるいはトリフェニルスルホニウムなどのトリアリールスルホニウムのクロリド、ブロミド、あるいはホウフッ化塩、ヘキサフルオロフォスフェート塩、ヘキサフルオロアルセネート塩、芳香族スルホン酸塩、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート塩等や、ジフェニルフェナシルスルホニウム(n-ブチル)トリフェニルボレート等のスルホニウム有機ホウ素錯体類、あるいは、2-メチル-4,6-ビストリクロロメチルトリアジン、2-(4-メトキシフェニル)-4,6-ビストリクロロメチルトリアジンなどのトリアジン化合物等を挙げることができるがこの限りではない。
本発明の感光性樹脂組成物には、熱硬化を促進するためにアミノ化合物が含まれていてもよい。
アミノ化合物としては、例えば、官能基としてメチロール基、それを炭素数1~8のアルコール縮合変性したアルコキシメチル基を少なくとも2個有するアミノ化合物が挙げられる。具体的には、例えば、メラミンとホルムアルデヒドとを重縮合させたメラミン樹脂;ベンゾグアナミンとホルムアルデヒドとを重縮合させたベンゾグアナミン樹脂;グリコールウリルとホルムアルデヒドとを重縮合させたグリコールウリル樹脂;尿素とホルムアルデヒドとを重縮合させた尿素樹脂;メラミン、ベンゾグアナミン、グリコールウリル、または尿素などの2種以上とホルムアルデヒドとを共重縮合させた樹脂;上述の樹脂のメチロール基をアルコール縮合変性した変性樹脂などが挙げられる。これらは1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。アミノ化合物としては中でも、メラミン樹脂およびその変性樹脂が好ましく、メチロール基の変性割合が、70%以上の変性樹脂が更に好ましく、80%以上の変性樹脂が特に好ましい。
この場合、感光性樹脂組成物中のアミノ化合物の含有割合としては、感光性樹脂組成物の全固形分に対して、通常40質量%以下、好ましくは30質量%以下である。また、通常0.5質量%以上、好ましくは1質量%以上である。前記上限値以下とすることで保存安定性を維持できる傾向があり、前記下限値以上とすることで十分な熱硬化性を確保できる傾向がある。
重合促進剤として、また、感度、密着性の向上のため、メルカプト化合物を含有させてもよい。
メルカプト化合物としては、芳香環を有するメルカプト化合物、複素環を有するメルカプト化合物、脂肪族多官能メルカプト化合物等が挙げられる。
芳香環を有するメルカプト化合物としては、2-メルカプトベンゾチアゾール、2-メルカプトベンゾオキサゾール、2-メルカプトベンゾイミダゾール等が挙げられる。
複素環を有するメルカプト化合物としては、1,3,5-トリス(3-メルカプトブチルオキシエチル)-1,3,5-トリアジン-2,4,6(1H,3H,5H)-トリオン等が挙げられる。
脂肪族多官能メルカプト化合物としては、ブタンジオールビスチオプロピオネート、ブタンジオールビスチオグリコレート、エチレングリコールビスチオグリコレート、トリメチロールプロパントリスチオグリコレート、ブタンジオールビスチオプロピオネート、トリメチロールプロパントリスチオプロピオネート、トリメチロールプロパントリスチオグリコレート、ペンタエリスリトールテトラキスチオプロピオネート、ペンタエリスリトールテトラキスチオグリコレート、トリスヒドロキシエチルトリスチオプロピオネート、エチレングリコールビス(3-メルカプトブチレート)、ブタンジオールビス(3-メルカプトブチレート)、1,4-ビス(3-メルカプトブチリルオキシ)ブタン、トリメチロールプロパントリス(3-メルカプトブチレート)、ペンタエリスリトールテトラキス(3-メルカプトブチレート)、ペンタエリスリトールトリス(3-メルカプトブチレート)、エチレングリコールビス(3-メルカプトイソブチレート)、ブタンジオールビス(3-メルカプトイソブチレート)、トリメチロールプロパントリス(3-メルカプトイソブチレート)が挙げられる。
これらは種々のものを1種単独で、或いは2種以上を混合して使用できる。
本発明の感光性樹脂組成物には、形状制御の観点から、重合禁止剤を含有させてもよい。
重合禁止剤としては、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、メチルヒドロキノン、メトキシフェノール、2,6-ジ-tert-ブチル-4-クレゾール(BHT)などが挙げられる。これらの中でも形状制御の観点から、2,6-ジ-tert-ブチル-4-クレゾールが好ましい。また人体への安全性の観点から、ハイドロキノンモノメチルエーテル、メチルヒドロキノンが好ましい。
重合禁止剤は、1種又は2種以上を含有させてもよい。(C)アルカリ可溶性樹脂を製造する際に、当該樹脂中に重合禁止剤が含まれることがあり、それを本発明の重合禁止剤として用いてもよいし、樹脂中に重合禁止剤の他に、それと同一、又は異なる重合禁止剤を感光性樹脂組成物製造時に添加してもよい。
本発明の感光性樹脂組成物には、紫外線吸収剤が含有されていてもよい。紫外線吸収剤を含有することで、解像度を向上できる傾向がある。
紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系化合物及び/又はトリアジン系化合物が好ましい。
その他の紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン化合物、ベンゾエート化合物、桂皮酸誘導体、ナフタレン誘導体、アントラセン及びその誘導体、ジナフタレン化合物、フェナントロリン化合物が挙げられる。
本発明の感光性樹脂組成物には、熱重合開始剤が含有されていてもよい。熱重合開始剤を含有することで、膜の架橋度を高くできる傾向がある。このような熱重合開始剤の具体例としては、例えば、アゾ系化合物、有機過酸化物および過酸化水素などが挙げられる。これらは1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
次に、本発明の感光性樹脂組成物を調製する方法を説明する。
本発明中の感光性樹脂組成物を調製するには、まず、金属酸化物粒子分散液を製造することが好ましい。金属酸化物粒子分散液は、(A)金属酸化物粒子、(B)分散剤、(F)溶剤を含有し、場合によっては分散樹脂を含有する。これらの材料を混合し、(F)溶剤中に他の成分を分散させることで得ることができる。
分散方法としては、特に制限はなく、ペイントシェイカー、サンドグラインダー、ボールミル、ロールミル、ストーンミル、ジェットミル、ホモジナイザー等が挙げられる。
次に、本発明の感光性樹脂組成物を調製する方法を説明する。
先ず前述の金属酸化物粒子分散液を、必須成分である(C)アルカリ可溶性樹脂、(D)光重合性モノマー、(E)光重合開始剤及び(F)溶剤、場合によっては、任意成分である、界面活性剤、並びにそれら以外の成分と混合し、均一な溶液とすることにより、感光性樹脂組成物を得る。混合は室温で行うことが好ましく、通常重合反応が開始しないように紫外線遮断下で実施する。また、混合等の各工程において、微細なゴミが混入することがあるため、得られた感光性樹脂組成物をフィルター等によって濾過処理することが好ましい。
本発明の感光性樹脂組成物を硬化することで硬化物を得ることができる。特に、本発明の感光性樹脂組成物は、高屈折率硬化膜を形成する材料として好適に用いることができる。以下に、本発明の感光性樹脂組成物を用いた高屈折率硬化膜の形成方法について説明する。
[1-1]塗工工程
まず、TFTアレイを形成した基板上に、上述した本発明の感光性樹脂組成物をスピナー、ワイヤーバー、フローコーター、ダイコーター、ロールコーター、スプレー等の塗布装置を用いて塗布する。感光性樹脂組成物の塗布膜厚は通常0.1~5μmである。
上記塗布膜から揮発成分を除去(乾燥)して乾燥塗膜を形成する。乾燥には、真空乾燥、予備焼成には、ホットプレート、IRオーブン、コンベクションオーブン等を用いることができる。好ましい予備焼成条件は温度40~150℃、乾燥時間10秒~60分の範囲である。
次いで、感光性樹脂組成物層の乾燥塗膜上にフォトマスクを置き、該フォトマスクを介して画像露光する。露光後、未露光の未硬化部分を現像にて除去することにより、画素を形成する。なお、露光後、現像前に感度向上の目的でポスト・エクスポージャ・ベークを行う場合もある。この場合のベークには、ホットプレート、IRオーブン、コンベクションオーブン等を用いることができる。ポスト・エクスポージャ・ベーク条件は通常、40~150℃、乾燥時間10秒~60分の範囲である。
このようなアルカリ現像液としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機アルカリ化合物、或いはジエタノールアミン、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、テトラメチルアンモニウムヒドロキサイド等の有機アルカリ化合物を含有した水溶液が挙げられる。
[1-4]焼成工程
露光・現像工程により画像形成された感光性樹脂組成物膜は、次いで、焼成(ハードベーク)工程を経て硬化物(熱硬化膜)となる。なお、現像後、焼成前に焼成時のアウトガスの発生を抑制する目的で、全面露光を行う場合もある。
本発明の感光性樹脂組成物の平坦化率の評価は、例えば以下のようにして行うことができる。
まず、平坦性評価用ベース基板として、図1(1)のように、膜厚2.0μmで25μm角のパターン(以下、「硬化物X」と称する場合がある。)が25μm間隔で配置されたガラス基板を準備する。
平坦性評価用ベース基板上に感光性樹脂組成物を塗布し、乾燥、全面露光、現像および焼成を行い、図1(2)のような、感光性樹脂組成物の硬化物(以下、「硬化物Y」と称する場合がある。)付きの平坦性評価用基板を得る。
平坦化率は例えば、硬化物Xの膜厚H1(図1(2)中の3)、および硬化物Yの膜面に対する凹み部分の深さH2(図1(2)中の5。硬化物X上の硬化物Yの高さと、ガラス基板上の硬化物Yの高さの差。)の値より平坦化率R1として算出することができる。
平坦化率R1(%)=(H1-H2)/H1×100
平坦化率R2(%)=(H1+H3-H2)/(H1+H3)×100
本発明の画像表示装置及び照明は、前述の硬化物を含むものであり、硬化物として高屈折率硬化膜を含むことが好ましい。高屈折率硬化膜を含むものであれば、画像表示装置及び照明の形式や構造については、特に制限はない。
例えば、保護膜用途、平坦膜用途、絶縁膜用途、反射防止膜用途のいずれで使用されても良く、また液晶表示装置、有機EL装置いずれの画像表示装置、または照明でも使用することが出来る。
TFTアクティブマトリックス基板は、例えば、TFT素子アレイが形成された基板上に高屈折率硬化膜を層間絶縁膜として形成し、その上にITO膜を形成後、フォトリソグラフィ法を用いてITO配線を作製することにより作製することができる。そして、TFTアクティブマトリックス基板を対向基板と貼り合わせて液晶セルを形成し、形成した液晶セルに液晶を注入し、更に対向電極を結線することで液晶表示装置を完成させることができる。
一方で、例えば特開2006-12826号公報に開示されるように、高屈折率硬化膜を光損失防止層の一部に使用することで、有機電界発光装置を完成させることもできる。
されず、その要旨を逸脱しない範囲において、任意に変更して実施できる。
以下の実施例、参考例及び比較例で用いた感光性樹脂組成物の構成成分は次の通りであ
る。
(a1)二酸化ジルコニウム粒子(第一稀元素化学工業社製 UEP)
一次粒子径:10~30nm
(b1)リン酸基含有高分子分散剤(ビックケミー社製 DISPERBYK-111)
ジシクロペンタニルメタクリレート/シクロヘキシルメタクリレート/メタクリル酸/メタクリル酸メチル(モル比0.091/0.435/0.434/0.040)を構成モノマーとする共重合樹脂に、固形分酸価が76mgKOH/gになるようにグリシジルメタクリレートを付加し、アルカリ可溶性樹脂(c1)を得た。得られた樹脂の、GPCで測定したポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)は6,000、固形分酸価は76mgKOH/gであった。
ジシクロペンタニルメタクリレート/スチレン/グリシジルメタクリレート(モル比0.02/0.05/0.93)を構成モノマーとする共重合樹脂に、アクリル酸をグリシジルメタクリレートと等量付加反応させ、さらに無水テトラヒドロフタル酸を上記の共重合樹脂1モルに対してモル比0.1になるように付加し、アルカリ可溶性樹脂(c2)を得た。得られた樹脂の、GPCで測定したポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)は7,700、固形分酸価は28.5mgKOH/gであった。
(d1):トリメチロールプロパントリアクリレート(共栄社化学社製 ライトアクリレートTMP-A)
(e1):オキシムエステル系重合開始剤。以下の構造の化合物。
(f1):
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA) 沸点146℃
(f2):
3-メトキシ-1-ブタノール(MB) 沸点161℃
(f3):
1,4-ブタンジオールジアセテート(1,4-BDDA) 沸点232℃
(f4):
ジエチレングリコールエチルメチルエーテル(EDM) 沸点176℃
(f5):
プロピレングリコールモノエチルエーテル(PGEE) 沸点132℃
界面活性剤:(DIC社製 メガファックF-554)
密着向上剤:(日本化薬社製 KAYAMER PM-21)
以下の組成で金属酸化物粒子、分散剤、アルカリ可溶性樹脂、溶剤を調合し、以下の方法で金属酸化物粒子分散液1を調製した。
まず、金属酸化物粒子、分散剤、アルカリ可溶性樹脂の固形分が以下となるように調合した。なお、以下の溶剤の量は、分散剤及びアルカリ可溶性樹脂に含まれる溶剤量も含む総量である。
・分散剤(b1) 6.67質量部/固形分換算
・アルカリ可溶性樹脂(c1) 6.67質量部/固形分換算
・溶剤(f1) 110.81質量部
・溶剤(f2) 27.70質量部
次に、直径0.3mmのジルコニアビーズ20gと、混合液10gを用い、ペイントシェーカーにより25~45℃の範囲で6時間分散処理を行った。分散処理終了後、フィルターによりビーズと分散液を分離して、全固形分の含有割合が45質量%の金属酸化物粒子分散液1を調製した。
上記のとおり調製した金属酸化物粒子分散液1を用いて、固形分中の比率が表1の配合割合となるように各成分を加え、さらに溶剤組成が表1の配合割合で、かつ、全固形分の含有割合が35質量%となるように各種溶剤を加え、攪拌、溶解させて、感光性樹脂組成物1~4を調製した。
以下に示す各成分を、以下に示す配合割合でガラス瓶内で混合、撹拌し、全固形分の含有割合が26質量%となるようにPGMEAを加え、平坦性評価用組成物を調製した。
光重合性モノマー(d2):ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートとジペンタエリスリトールペンタアクリレートの混合物(日本化薬社製 DPHA)
47.5質量部
光重合開始剤(e2):2,2’-ビス(2-クロロフェニル)-4,4’,5,5’-テトラフェニル-1,2’-ビイミダゾール(保土ヶ谷化学社製)
3.0質量部
光重合開始助剤:2-メルカプトベンゾイミダゾール(東京化成社製)
1.5質量部
界面活性剤:フッ素系界面活性剤(BASF社製 BYK330)
0.1質量部
密着向上剤:KAYAMER PM-21(日本化薬社製)
0.5質量部
平坦性評価用組成物を、焼成後の膜厚が2.0μmとなるようにガラス基板上にスピンコータ―で塗布した。次に60秒間減圧乾燥した後、100℃のホットプレートで90秒間加熱乾燥した。その後、露光装置MA-1100(大日本科研社製)にて25μm角の被覆部が25μm間隔で並んだマスクを用いてパターニング露光を行った。この時、マスクと基板のギャップは5μm、露光量は20mJ/cm2(波長365nmにおける強度)とした。
次に、ミカサ社製AD-1200の現像装置を用い、現像液として水酸化テトラメチルアンモニウムの2.38質量%水溶液を使用して現像処理を行った。現像処理は、30rpmで基板を回転しながら、スプレー圧力0.5MPaで現像液を50秒間噴霧した。その後300rpmで基板を回転しながら、30秒間水洗処理した。次いで、230℃30分間焼成を行い、平坦性評価用組成物の硬化物(以下、「硬化物X」と略記する場合がある。)を有する平坦性評価用ベース基板を得た。その後、菱化システム社製非接触表面・層断面形状計測システム VertScan(R)2.0により、硬化物Xの膜厚H1(図1(1)中の3)を測定した。
上記のとおり得られた平坦性評価用ベース基板上に、実施例1の感光性樹脂組成物を、
硬化物X上の膜厚が焼成後に3.0μmとなるようにスピンコータ―で塗布した。次に6
0秒間減圧乾燥した後、85℃のホットプレートで90秒間予備焼成した。その後、マス
クを使用せず、露光量20mJ/cm2(波長365nmにおける強度)にて全面露光を
行った。
次に、ミカサ社製現像装置AD-1200を用い、平坦性評価用ベース基板の作成と同
様の条件で、現像処理及び水洗処理を行った。その後、85℃60分間焼成を行った。こ
うして、感光性樹脂組成物の硬化物(以下、「硬化物Y」と略記する場合がある。)を有
する平坦性評価用基板を得た。得られた平坦性評価用基板において、硬化物X上の硬化物
Yが凸部となり、一方で、ガラス基板上の硬化物Yが凹部となっている。その後、硬化物
Yの膜面に対する凹みの部分の深さH2(図1(2)中の5。硬化物X上の硬化物Yの高
さと、ガラス基板上の硬化物Yの高さの差。)を測定した。膜厚H1と深さH2の値より
、以下の式にて平坦化率R1(%)を算出した。
平坦化率R1(%)=(H1-H2)/H1×100
なお平坦化率は凹凸が少なく、光学特性の観点から、80%以上であることが望ましい
。
同様の方法で、参考例1、比較例1及び2の平坦化率R1(%)を算出した。深さH2
及び平坦化率R1の結果を表1に示す。
実施例1の感光性樹脂組成物を、焼成後の膜厚が3.0μmとなるように、ガラス基板
上にスピンコータ―で塗布した。次に60秒間減圧乾燥した後、85℃のホットプレート
で90秒間予備焼成した。その後、マスクを使用せず、露光量20mJ/cm2(波長3
65nmにおける強度)にて全面露光を行った。次に、ミカサ社製現像装置AD-120
0を用い、現像液として水酸化テトラメチルアンモニウムの2.38質量%水溶液を使用
して平坦性評価用ベース基板の作成と同様の条件で現像処理及び水洗処理を行った。その
後、85℃60分間焼成を行い、感光性樹脂組成物の硬化物付きの屈折率評価用基板を得
た。
次に、大塚電子社製反射分光膜厚計FE-3000を用いて、光干渉法により感光性樹
脂組成物の硬化物の絶対反射率を測定し、コーシーの分散公式を用いてフィッティングを
行い、屈折率を算出した。このとき、比較として感光性樹脂組成物の硬化物が付いていな
いガラスの屈折率を使用し、空気の屈折率は1.0とした。同様の方法で、参考例1、比
較例1及び2の屈折率を測定した。結果を表1に示す。
属酸化物粒子の含有割合が高く、屈折率が高いにも関わらず、平坦化率が高く良好であっ
た。一方で、比較例1及び2の感光性樹脂組成物は平坦性が低かった。これにより、金属
酸化物粒子の含有割合が高い場合においても、沸点の高い溶剤を用いることで平坦性が良
好になることがわかった。
に伴ってアルカリ可溶性樹脂や光重合性モノマー等のクリア成分の含有割合が低くなり、
ホットプレートでの予備焼成時の流動性が低くなるため、平坦化性能が低くなる傾向があ
る。
実施例1及び参考例1の感光性樹脂組成物は、1013.25hPaにおける沸点が1
70℃以上である高沸点溶剤を含むことで、減圧乾燥後にも塗膜中に溶剤が残留しやすく
、また予備焼成時の溶剤の蒸発が遅いため、ホットプレートでの予備焼成時の流動性が高
くなり、平坦性が良好になったと推定される。
これに対して比較例1及び2の感光性樹脂組成物は、1013.25hPaにおける沸
点が170℃以上である高沸点溶剤を含まないため、予備焼成時に溶剤が短時間でほぼ蒸
発し、感光性樹脂組成物の流動性がなくなるため、平坦化性能が低くなったと推定される
。
なお、実施例1と参考例1の比較から、参考例1よりも実施例1の方が平坦性がより良
好であった。これは、EDMよりも1,4-BDDAの方が沸点が高く、また、ジアセテ
ートの構造を持つことでより分子骨格が大きくなり、塗膜中の金属酸化物粒子やアルカリ
可溶性樹脂等に蒸発を阻害され、減圧乾燥時により膜中に残りやすくなったからであると
、推定される。
2 硬化物X
3 硬化物Xの膜厚H1
4 硬化物Y
5 硬化物Yにおける凹部の深さH2
6 硬化物X上の硬化物Yの膜厚H3
Claims (8)
- (A)金属酸化物粒子、(B)分散剤、(C)アルカリ可溶性樹脂、(D)光重合性モ
ノマー、(E)光重合開始剤、及び(F)溶剤を含有する感光性樹脂組成物であって、
前記(A)金属酸化物粒子が、二酸化ジルコニウム粒子、二酸化チタン粒子、及びチタ
ン酸バリウム粒子からなる群から選ばれる少なくとも1種を含有し、
前記(A)金属酸化物粒子の含有割合が、全固形分中に50質量%以上であり、かつ、
前記(F)溶剤が、1013.25hPaにおける沸点が170℃以上の(F1)高沸
点溶剤を含有し、
前記(F1)高沸点溶剤が、アルキレングリコールジアセテートを含有し、
前記(F)溶剤における(F1)高沸点溶剤の含有割合が10質量%以上であることを
特徴とする感光性樹脂組成物。 - 前記(F1)高沸点溶剤が、1,4-ブタンジオールジアセテート、1,3-ブチレン
グリコールジアセテートからなる群から選ばれる少なくとも1種を含有する、請求項1に
記載の感光性樹脂組成物。 - 前記(F1)高沸点溶剤の含有割合が、前記(F)溶剤中に20質量%以上である、請
求項1又は2に記載の感光性樹脂組成物。 - 前記(B)分散剤が、リン酸基を有する高分子分散剤を含有する、請求項1~4のいず
れか1項に記載の感光性樹脂組成物。 - 請求項1~5のいずれか1項に記載の感光性樹脂組成物を硬化させた硬化物。
- 請求項6に記載の硬化物を含む画像表示装置。
- 請求項6に記載の硬化物を含む照明。
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