JP7056318B2 - 冷却評価システムおよび冷却評価方法 - Google Patents

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本発明は、発熱体を備えている装置の冷却状況を評価する技術に関する。
CPU(Central Processing Unit)などの電子部品を搭載している装置では、動作中に電子部品などが発熱し、これにより、装置内の温度が上昇し、熱が装置内の回路に悪影響を及ぼすことが懸念される。このため、例えば装置内にファンによる風を通し装置内を冷却することが行われる。
そのような装置の冷却状況は、例えば、シミュレーションされ、当該シミュレーションによる算出結果に基づいて良し悪しが評価される。さらに、シミュレーション結果を確認するために、実際に装置を作製し当該装置を用いて装置内の冷却状況を評価する実機評価が実施される場合がある。
なお、特許文献1には、装置内に複数の冷却装置(例えばファン)が搭載される場合における各冷却装置の個別の冷却能力をシミュレーションにより検証する技術が開示されている。
特開2014-215805号公報
装置内の冷却状況を実機評価する場合に、時間とコストを多く費やしてしまう場合がある。例えば、サーバの実機評価を実施する場合に、冷却の観点から見た場合に最も悪い環境を想定して評価対象のサーバを作製すると、発熱量が多いハイスペックなCPUやメモリが評価対象のサーバに組み込まれる。そのようなハイスペックなCPUやメモリは高額であることから、実機評価にコストが掛かるという問題が発生する。
また、複数のオプション製品を搭載することが可能なサーバにあっては、搭載するオプション製品の組み合わせの変更と、装置内の冷却状況に係る測定とを繰り返し、かつ、手作業により行うこととなり、評価に時間が掛かるという問題が生じる。
本発明は上記課題を解決するために考え出された。すなわち、本発明の主な目的は、冷却評価に要する時間とコストの増加を抑制しつつ、装置内の冷却状況を評価する技術を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の冷却評価システムは、
制御部を含む回路が構成されている評価対象装置の前記回路に組み込まれる回路構成装置に代えて前記評価対象装置に搭載される評価用装置と、
前記評価対象装置の冷却状況の評価に使用する情報を前記制御部に提供し、また、前記制御部から受け取った検知情報を利用して前記評価対象装置を評価する情報処理装置と
を備え、
前記評価用装置は、
発熱量を可変制御可能な発熱体と、
前記発熱体の発熱量を可変する発熱可変部と
装置内の通風抵抗を可変する通風抵抗可変部と、
装置内の温度を検知する温度検知部と、
装置内の通風の風量又は風速を検知する通風検知部と
を備え、
前記発熱可変部による前記発熱体の発熱量と、前記通風抵抗可変部による通風抵抗とは、前記情報処理装置から提供された情報を利用して、前記制御部によって制御され、
前記温度検知部による検知値と、通風検知部による検知値とは、前記検知情報として前記制御部を通して前記情報処理装置に向けて送信される。
また、本発明の冷却評価方法は、
制御部を含む回路が構成されている評価対象装置の前記回路に組み込まれる回路構成装置に代えて前記評価対象装置に搭載される評価用装置と、前記評価対象装置の冷却状況の評価に使用する情報を前記制御部に提供する情報処理装置とを備え、前記評価用装置は、発熱量を可変制御可能な発熱体と、前記発熱体の発熱量を可変する発熱可変部と、装置内の通風抵抗を可変する通風抵抗可変部と、装置内の温度を検知する温度検知部と、装置内の通風の風量又は風速を検知する通風検知部とを備えている冷却評価システムにおける前記制御部は、
前記発熱可変部による前記発熱体の発熱量と、前記通風抵抗可変部による通風抵抗とを前記情報処理装置から提供された情報を利用して制御し、
また、前記評価用装置から検知情報として出力された前記温度検知部による検知値および通風検知部による検知値を前記情報処理装置に向けて送信し、
前記情報処理装置は、前記制御部から受け取った前記検知情報を利用して前記評価対象装置を評価する。
本発明によれば、冷却評価に要する時間とコストの増加を抑制しつつ、装置内の冷却状況を評価できる。
本発明に係る第1実施形態の冷却評価システムの構成を簡略化して表す図である。 第1実施形態の冷却評価システムを構成する評価用装置の構成例を表す図である。 第1実施形態の冷却評価システムに保持される情報の例を説明する図である。 通風抵抗を可変する手法の具体例を説明する図である。 第1実施形態の冷却評価システムの動作例を表すシーケンス図である。 本発明に係る冷却評価システムのその他の実施形態の構成を簡略化して表すブロック図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明に係る第1実施形態の冷却評価システムの構成を簡略化して表す図である。第1実施形態の冷却評価システム1は、情報処理装置である管理装置2と、記憶装置(データベース)3と、評価対象の装置(評価対象装置)4に搭載されている制御部5と、評価用装置6とを備えている。
第1実施形態では、評価対象装置4は、例えばサーバであり、回路基板(マザーボード)10を備えている。制御部5は、例えばCPUなどのプロセッサにより構成され、回路基板10には、制御部5を含む回路が構成されている。回路基板10には、コネクタ(スロット)11が設けられている。コネクタ11は、回路基板10に構成されている回路に組み込まれる回路構成装置(例えばSSD(Solid State Drive)や、CPUが搭載されている装置(拡張ボード)(図示せず))とコネクタ接続する際に利用される接続部材である。なお、この例では、回路基板10に設けられるコネクタ11の設置数は複数であるが、コネクタ11の設置数は1個でもよく、数は限定されず、例えば仕様に従って適宜に設定される。
評価用装置6は、コネクタ11に接続されることが想定される回路構成装置に代えて、コネクタ11に接続可能な装置であり、冷却評価に使用される特有な構成を備えている。評価用装置6には、コネクタ11に接続するコネクタ12が設けられている。
図2(a)、(b)には、それぞれ、評価用装置6の構成例が表されている。評価用装置6は、対応する回路構成装置に応じた次のような構成を有する。例えば、図2(a)に表される評価用装置6は、回路構成装置であるDIMM(Dual Inline Memory Module)に対応する装置であり、DIMMの回路基板に応じた大きさを持つ回路基板20を有する。コネクタ12は回路基板20の端縁部に設けられている。図2(b)に表される評価用装置6は、回路構成装置であるPCIe(Peripheral Component Interconnect express)タイプのI/O(Input/Output)シリアルインタフェースを備える装置に対応する装置である。図2(b)の評価用装置6は、PCIeタイプの装置の回路基板に応じた大きさを持つ回路基板20を備えている。この例でも、コネクタ12は回路基板20の端縁部に設けられている。なお、図2(a)、(b)には、回路基板20の基板面の上方側から回路基板20を見た平面図と、端面側から回路基板20を見た側面図とが表されている。
評価用装置6の回路基板20には、対応する回路構成装置の回路基板に形成されている回路に代えて、冷却評価に使用する回路が構成されている。すなわち、回路基板20は、発熱体としての電熱線21を備えている。また、回路基板20は、当該回路基板20の外部から供給される電力を電熱線21に導く電力導通路(図示せず)と、当該電力導通路に通電する電力量を可変制御する電力調整回路(図示せず)とを備える。電熱線21は通電する電力量に応じて発熱量が可変する構成を備えており、電力調整回路は、電熱線21の通電電力量を可変することにより、電熱線21の発熱量を可変することが可能である。すなわち、電力調整回路は、電熱線21の発熱量を可変する発熱可変部を構成する。
さらに、回路基板20は、電熱線21の電力導通路に通電している電流を検知する電流センサ22と、電力導通路の電圧を検知する電圧センサ23とを備える。また、回路基板20は、制御部(例えばCPLD(Complex Programmable Logic Device))24を備えている。第1実施形態では、電熱線21の発熱量の設定値に関する情報が制御部5から制御部24に提供される構成となっている。制御部24は、電流センサ22と電圧センサ23の各検知値を参照しながら、電熱線21の発熱量がその提供された発熱量の設定値となるように、電力調整回路の回路動作を制御する機能を備えている。
評価用装置6は、さらに、装置を冷却する冷却風に関わる情報を取得するための構成を備えている。すなわち、図2(a)、(b)に表されている評価用装置6は、コネクタ12を評価対象装置4の回路基板10のコネクタ11に接続することによって、回路基板10に回路基板20が立設する態様でもって回路基板10に搭載される。評価対象装置4には、例えばファン(図示せず)の駆動による風(以下、冷却風と記す)が回路基板10の基板面に沿う図1に表されるX方向に流れる。つまり、評価用装置6には、回路基板20の基板面に沿う図2(a)、(b)に表されるX方向に冷却風が流れる。
評価用装置6の回路基板20は、冷却風を遮るように設けられる壁部25を備える。壁部25には、冷却風を通す孔部26が形成されている。この例では、壁部25に設けられる孔部26は複数である。
壁部25には、孔部26の開口度を可変するシャッター27が設けられている。さらに、シャッター27を孔部26の開口部に対し進退(開閉)動作させる駆動機構28が回路基板20に設けられている。
壁部25の孔部26の開口度がシャッター27により可変することにより、孔部26を通る通風の風量が可変する。つまり、評価用装置6の内部を流れる冷却風の通風抵抗(風量および風速)が可変する。このような壁部25と孔部26とシャッター27と駆動機構28は、評価用装置6の内部を流れる冷却風の通風抵抗を可変する通風抵抗可変部を構成する。第1実施形態では、通風抵抗の設定値に関する情報が制御部5から制御部24に提供される構成となっている。評価用装置6には、装置内の通風抵抗と壁部25の孔部26の開口度との関係データが予め与えられており、制御部24は、提供された通風抵抗の設定値をその関係データに参照することにより、通風抵抗の設定値に対応する孔部26の開口度の情報を取得する。制御部24は、孔部26の開口度(例えば開状態とする孔部26の数)が、通風抵抗の設定値に対応する孔部26の開口度となるように、シャッター27の駆動機構28を制御することにより、孔部26の開閉状態を制御する。図4に表されている例では、壁部25に設けられている4つの孔部26(26a~26d)のうち、孔部26(26a,26b)は開状態であり、孔部26(26c,26d)はシャッター27により閉状態である。
評価用装置6の回路基板20は、さらに、評価用装置6の内部の風速を検知する風速センサ30を通風検知部として備え、評価用装置6の内部の温度を検知する温度センサ31を温度検知部として備える。風速センサ30と温度センサ31の各検知値は、制御部24を通して検知情報として制御部5に送信される。
冷却評価システム1を構成する記憶装置3は、各種データを記憶する構成を備え、第1実施形態では、図3(b)に表されるようなデータを保持する。このデータは、シミュレーションにより得られた回路構成装置の内部における通風抵抗の情報が回路構成装置の名称(デバイス名)に関連付けられているデータである。
冷却評価システム1を構成する管理装置2は、記憶装置3および評価対象装置4の制御部5に、それぞれ、情報通信網を介して、あるいは、直接的にデータ通信可能に接続されている。管理装置2は、制御部40と、記憶装置41とを備える。記憶装置41は各種データやコンピュータプログラムを記憶する構成を備え、第1実施形態では、記憶装置41は、図3(a)に表されるようなデータを保持している。このデータは、シミュレーションにより得られた回路構成装置の回路の発熱量の情報としての回路の消費電力の情報が、回路構成装置の名称(デバイス名)と、回路基板10における回路構成装置の配置位置の情報とに関連付けられているデータである。
制御部40は例えばCPUにより構成される。制御部40は、例えば、管理装置2の操作者が、キーボードやタッチパネルやマウスなどの入力装置を利用して、冷却評価の開始を管理装置2に指令した場合に、次のような動作を実行する機能を備えている。なお、ここでは、冷却評価が開始される際には、操作者による入力装置の操作によって、冷却評価を実施する評価対象装置4に組み込まれる回路構成装置の名称と配置位置の情報が管理装置2に入力される。
例えば、制御部40は、評価対象装置4の冷却評価を開始する際に、その評価対象装置4に組み込まれる回路構成装置の名称および配置位置に関連付けられている通風抵抗のデータを記憶装置3から読み出す。そして、制御部40は、読み出した通風抵抗のデータを、評価対象装置4の冷却状況の評価に使用する情報(つまり、評価用装置6の通風抵抗の設定値の情報)として制御部5に向けて出力(提供)する。また、制御部40は、評価対象装置4の冷却評価を開始する際に、その評価対象装置4に組み込まれる回路構成装置の名称に関連付けられている消費電力のデータを記憶装置41から読み出す。そして、制御部40は、読み出した消費電力のデータを、評価対象装置4の冷却状況の評価に使用する情報(つまり、評価用装置6の電熱線21の発熱量の設定値の情報)として制御部5に向けて出力(提供)する。
管理装置2の制御部40から評価対象装置4の制御部5に提供された情報は、制御部5の機能により、さらに、対応する評価用装置6の制御部24に提供される。そして、制御部24は、前述したように、提供された情報を利用して、電熱線21の発熱量(通電電力)の制御および壁部25の孔部26における開口度制御を実施する。すなわち、制御部5は、制御部24に情報を提供することにより制御部24を制御し、これにより、電熱線21の発熱量と、孔部26の開口度による通風抵抗とを制御する。
管理装置2の制御部40は、さらに、次のような機能を備える。つまり、制御部40は、評価用装置6の制御部24から制御部5を通して風速センサ30と温度センサ31の検知値を検知情報として受け取る機能を備える。さらに、制御部40は、受け取った検知情報、および、予め与えられている評価用データを利用することにより、評価対象装置4の冷却状況を評価する機能を備えている。
第1実施形態の冷却評価システム1は上記のように構成されている。次に、冷却評価システム1の動作例を図5を参照しつつ説明する。図5は、システム全体の動作例を表すシーケンス図である。
例えば、管理装置2の操作者が入力装置を利用して冷却評価の開始を管理装置2に指令すると、管理装置2の制御部40はその開始指令を受け付ける(図5におけるステップS101)。管理装置2は、冷却評価を実施する評価対象装置4に組み込まれる回路構成装置の名称と配置位置の情報をも操作者によって管理装置2に入力させるように、例えば、管理装置2に備えられている表示装置の画面にメッセージなどが表示されるように構成されている。この構成によって、操作者により管理装置2に入力された回路構成装置の名称と配置位置の情報をも制御部40は受け付ける。
そして、制御部40は、受け付けた回路構成装置の名称の情報と情報の読み出し指令を記憶装置3に出力する(ステップS102)。記憶装置3は、その指令を受けて、受信した回路構成装置の名称に関連付けられている通風抵抗の情報を読み出す(ステップS103)。その後、記憶装置3は、読み出した通風抵抗の情報を管理装置2の制御部40に出力する。
管理装置2の制御部40は、記憶装置3から受け取った通風抵抗と、記憶装置41から読み出した消費電力との情報を回路構成装置の名称および配置位置の情報が関連付けられている状態で評価対象装置4の制御部5に向けて出力する(ステップS104)。制御部5は、受け取った通風抵抗と消費電力の情報を設定値の情報として評価用装置6の制御部24に向けて出力する。このとき、評価対象装置4に複数の評価用装置6が搭載されている場合には、制御部5は、配置位置の情報を参照し、配置位置に応じた通風抵抗と消費電力の情報を配置位置に対応する評価用装置6の制御部24に向けて出力する。
評価用装置6の制御部24は、情報を受信すると、その情報を利用して、電熱線21の発熱量と、壁部25の孔部26の開口度による通風抵抗とを制御する(ステップS106)。そして、制御部24は、そのような制御中に検知された風速センサ30と温度センサ31の検知値を検知情報として制御部5に向けて出力する(ステップS107)。
制御部5は検知情報を受信すると、その検知情報に、当該検知情報を出力した評価用装置6に関連する回路構成装置の名称および配置位置の情報を関連付けて管理装置2の制御部40に向けて出力する(ステップS108)。
そして、管理装置2の制御部40は、検知情報を受け取ると、受け取った検知情報を利用して、評価対象装置4の冷却状況を評価する(ステップS109)。
第1実施形態の冷却評価システム1は、実機ではなく、実機に相当する発熱量と通風抵抗を持つ評価用装置6を利用して評価対象装置4の冷却状況を評価する構成を備えている。評価用装置6は、発熱量の可変が可能な電熱線と、通風抵抗の可変が可能な壁部25とを備えている簡単な構成を有する装置であり、実機に比べて格段に安価に作製可能である。このため、冷却評価システム1は、冷却状況の評価のために実機を作製する場合に比べて、冷却状況の評価に係るコストの高額化を抑制することができる。また、評価用装置6は、発熱量と通風抵抗を可変できるため、発熱量と通風抵抗が異なる複数の条件での冷却状況の評価に対応可能である。このことも、冷却状況の評価に係るコストの高額化の抑制に寄与する。さらに、例えば冷却状況の評価のために、実機を作製しなくて済む分、冷却評価システム1は、実機の作製に係る時間を削減することができ、冷却評価に要する時間の短縮化を図ることができる。
さらにまた、冷却評価システム1は、シミュレーションにより得られた評価対象装置4における発熱量や通風抵抗の情報を利用して、評価用装置6の発熱量や通風抵抗を制御することが可能な構成を備えている。これにより、冷却評価システム1は、シミュレーションの結果を簡単に検証することができる。さらに、冷却評価システム1では、評価用装置6における発熱量と通風抵抗の制御に利用する情報には、その評価用装置6に対応する回路構成装置の名称が関連付けられている。これにより、管理装置2の操作者は、その回路構成装置の名称を管理装置2に入力することにより、評価用装置6における発熱量と通風抵抗の制御に利用する情報を管理装置2の機能により評価用装置6に提供できる。つまり、冷却評価システム1は、操作者の手間を軽減することができる。
<その他の実施形態>
なお、この発明は第1実施形態に限定されず、様々な実施の形態を採り得る。例えば、第1実施形態では、評価用装置6には発熱体として電熱線21が設けられているが、評価用装置6に搭載される発熱体は、発熱量を可変制御可能な構成を持つものであれば電熱線21に限定されない。また、評価用装置6には、孔部26が形成されている壁部25が通風抵抗可変部として設けられているが、通風抵抗可変部はその構成に限定されない。
さらに、評価用装置6には、風速センサ30が配設されているが、風速センサに代えて風量センサが通風検知部として設けられていてもよい。
さらに、第1実施形態では、評価用装置6の制御に利用する通風抵抗の情報は記憶装置3に保持されているが、通風抵抗の情報は管理装置2が保持していてもよい。
図6は、本発明に係る冷却評価システムのその他の実施形態の構成を簡略化して表すブロック図である。この実施形態の冷却評価システム60は、情報処理装置70と、評価用装置82とを備えている。評価用装置82は、制御部81を含む回路が構成されている評価対象装置80の回路に組み込まれる回路構成装置に代えて評価対象装置80に搭載される装置である。評価用装置82は、発熱量を可変制御可能な発熱体90と、発熱体90の発熱量を可変する発熱可変部91とを備える。また、評価用装置82は、装置内の通風抵抗を可変する通風抵抗可変部92と、装置内の温度を検知する温度検知部93と、装置内の通風の風量又は風速を検知する通風検知部94とを備える。
情報処理装置70は、評価対象装置80の冷却状況の評価に使用する情報を制御部81に提供する機能を備える。評価用装置82の発熱可変部91による発熱体90の発熱量と、通風抵抗可変部92による通風抵抗とは、情報処理装置70から提供された情報を利用して、制御される。
評価用装置82の温度検知部93による検知値と、通風検知部94による検知値とは、検知情報として制御部81を通して情報処理装置70に向けて送信される。情報処理装置70は、制御部81から受け取った検知情報を利用して評価対象装置80の冷却状況を評価する機能を備える。
この冷却評価システム60は、冷却評価に要する時間とコストの増加を抑制しつつ、装置内の冷却状況を評価できる。
1,60 冷却評価システム
2 管理装置
4,80 評価対象装置
5,81 制御部
6,82 評価用装置
21 電熱線
25 壁部
26 孔部
30 風速センサ
31 温度センサ

Claims (5)

  1. 制御部を含む回路が構成されている評価対象装置の前記回路に組み込まれる回路構成装置に代えて前記評価対象装置に搭載される評価用装置と、
    前記評価対象装置の冷却状況の評価に使用する情報を前記制御部に提供し、また、前記制御部から受け取った検知情報を利用して前記評価対象装置を評価する情報処理装置と
    を備え、
    前記評価用装置は、
    発熱量を可変制御可能な発熱体と、
    前記発熱体の発熱量を可変する発熱可変部と
    当該評価用装置の通風抵抗を可変する通風抵抗可変部と、
    当該評価用装置の温度を検知する温度検知部と、
    当該評価用装置の通風の風量又は風速を検知する通風検知部と
    を備え、
    前記発熱可変部による前記発熱体の発熱量と、前記通風抵抗可変部による通風抵抗とは、前記情報処理装置から提供された情報を利用して、前記制御部によって制御され、
    前記温度検知部による検知値と、通風検知部による検知値とは、前記検知情報として前記制御部を通して前記情報処理装置に向けて送信される
    冷却評価システム。
  2. 前記通風抵抗可変部は、前記評価用装置における前記通風の経路に前記通風を遮るように設けられる壁部と、当該壁部に形成され前記通風を通す孔部と、当該孔部の開口度を可変することにより前記孔部を通る風量を制御して前記通風抵抗を制御する駆動機構とを備え、
    前記駆動機構は、前記制御部による制御によって動作する
    請求項1に記載の冷却評価システム。
  3. 前記評価対象装置には、前記回路構成装置に設けられているコネクタと接続するコネクタが設けられており、前記評価用装置には、前記評価対象装置の前記コネクタに接続するコネクタが設けられ、当該コネクタを用いたコネクタ接続により前記評価用装置は前記評価対象装置に搭載される請求項1又は請求項2に記載の冷却評価システム。
  4. 前記評価対象装置に複数の前記評価用装置が搭載され、複数の前記評価用装置における前記発熱可変部と前記通風抵抗可変部がそれぞれ制御される請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載の冷却評価システム。
  5. 制御部を含む回路が構成されている評価対象装置の前記回路に組み込まれる回路構成装置に代えて前記評価対象装置に搭載される評価用装置と、前記評価対象装置の冷却状況の評価に使用する情報を前記制御部に提供する情報処理装置とを備え、前記評価用装置は、発熱量を可変制御可能な発熱体と、前記発熱体の発熱量を可変する発熱可変部と、当該評価用装置の通風抵抗を可変する通風抵抗可変部と、当該評価用装置の温度を検知する温度検知部と、当該評価用装置の通風の風量又は風速を検知する通風検知部とを備えている冷却評価システムにおける前記制御部は、
    前記発熱可変部による前記発熱体の発熱量と、前記通風抵抗可変部による通風抵抗とを前記情報処理装置から提供された情報を利用して制御し、
    また、前記評価用装置から検知情報として出力された前記温度検知部による検知値および通風検知部による検知値を前記情報処理装置に向けて送信し、
    前記情報処理装置は、前記制御部から受け取った前記検知情報を利用して前記評価対象装置を評価する
    冷却評価方法。
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