JP2017166824A - 半導体素子のパワーサイクル評価試験制御装置 - Google Patents

半導体素子のパワーサイクル評価試験制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】供用期間中の熱環境条件が摸擬できる半導体素子のパワーサイクル評価試験制御装置の提供を目的とする。
【解決手段】放熱手段10を、パワーデバイス141の表面に実効熱容量を有する熱伝導材10aと、熱伝導材10aを介して密着し、熱放出を操作する即応発熱部10bおよび恒温冷却部10fより構成されると共に、パワーデバイス141の放熱面の温度を検出する温度センサ10eと、前記放熱面の温度に放熱抵抗に依拠する所定の係数を乗じて必要発熱量を算出し、即応発熱部10bに制御信号を出力する放熱制御部10gとを備えた。
【選択図】図2

Description

この発明は、パワーエレクトロニクス機器に搭載されるパワーデバイスあるいはパワーモジュールなどの半導体素子のパワーサイクル評価試験制御装置に関するものである。
IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やIPM(Intelligent Power Module)で代表されるパワーデバイスあるいはパワーモジュール等の半導体素子、即ち、パワーデバイスを搭載した電源ユニットや電源機器は、空調機、炊飯器などの家電品からエレベータや列車、あるいは電気自動車等の大容量動力機器などのパワーエレクトロニクス機器(以下、パワエレ機器という。)の広い範囲の製品に適用される。
このパワーデバイスに例えば温度ストレスをサイクル的に印加すると、半導体チップと外部電極との間で接合されている金属配線の線膨張率の違いによって金属疲労が生じ、電気的特性や熱的特性を悪化させながら、金属配線が半導体チップから徐々に剥離していく。そして、最終的にパワーデバイスは故障に至り寿命を迎える。
このパワーデバイスの寿命を推定する評価試験の現状と課題について考察する。
先ず、パワーデバイス単体での評価試験の取り組みについて図13を用いて説明する。図13(a)は、パワーデバイス裏面の放熱温度Tcが時間と共に変化する様子を模式的に示す図であり、その昇降温波形の平たん部は熱平衡の状態を示している。熱平衡温度は、発熱量と放熱量の拮抗した状態の時間平均温度を示す。なお、後述するように本願ではこの拮抗状態を新規な時定数要素による方法で設定する。
図13(b)は、図13(a)の一部を拡大した図で、パワーサイクル1回分の昇降温波形を示す図である。ここで、当然ながら昇温は、パワーデバイスの発熱作用であり、降温は放熱作用である。なお、後述するように本願による制御装置においても、デバイス発熱寄与分と、放熱寄与分は分担して管理制御される。
図13(a)で示す長時間の昇降温波形はサーマルサイクル、図13(b)で示す短時間の昇降温波形はパワーサイクルと呼ばれ、パワーデバイスのベンダー並びに電源機器メーカ各社は、このパワーサイクルやサーマルサイクル(以下、本願ではこれらをパワーサイクルという。)各試験規格に準拠したパワーデバイス単体での評価試験に取り組んでいる。
また、供用期間中のパワーデバイスの劣化評価の取組みについては、例えば国際公開第2013/187207号パンフレット(特許文献1)、特開2012−18025号公報(特許文献2)、特開2003−134795号公報(特許文献3)に開示されているように、供用期間中のパワエレ機器をモニタリングするという制約された条件で、パワーモジュールの劣化診断や、寿命推定等に関する様々な方法、手段が提案されている。なお、後述する本願では、このようなパワエレ機器の供用期間中での熱負荷特性および設置環境の放熱特性をパワーデバイス単体評価試験の中で模擬することとする。
次に、パワーサイクル評価試験に関するはんだ接合部の評価と課題について説明する。
(1)はんだ接合部の寿命評価式について:
供用期間中のパワーデバイスは、例えば2014 IEEE pp2550(非特許文献1)に開示されているように、熱サイクル疲労あるいは高温動作に起因して、はんだ接合部、およびワイヤボンドの劣化・亀裂、あるいはパワーチップの絶縁劣化・絶縁破壊などが起きている。特に、パワーデバイスのはんだ接合層内で生じる結晶成長粗大化や亀裂事象の進行度合いは、次式(1)(coffin-mansonの修正式)の熱サイクル疲労寿命に係る加速係数値αで示すことができる。フィールド耐用年数を評価試験結果から式(1)を参照して見積もる場合には、この熱サイクル疲労に係るこれら温度評価量等が重要となる。
Figure 2017166824
ここで、αは加速試験係数、f1は実使用サイクル回数、f2は試験サイクル回数、mは定数、nは材料定数、ΔTは実使用サイクル温度幅、ΔTは試験サイクル温度幅、Qは活性化エネルギー(ev)、Kはボルツマン定数、T1maxは実使用上限温度(K)、T2maxは試験上限温度(K)を示している。
(2)はんだ接合部の評価変数について:
パワーサイクル評価試験の制御変数は上限温度のTmax(K)並びに下限温度のTmin(K)、サイクル温度幅ΔT、およびサイクル回数fの各数値である。
(3)パワーデバイスの複数部位で起きる劣化、破壊事象について:
パワーデバイス内部のはんだ接合層の劣化、あるいは亀裂進展に付随して、例えばTHERMINIC 2013(非特許文献2)に開示されているように、他の部位のワイヤボンド破断、あるいはチップ絶縁膜の絶縁破壊が起きる。
以上がパワーサイクル評価試験に関するはんだ接合部の評価と課題であるが、次に、パワーデバイスのジャンクション温度評価の必要性と課題について説明する。
(1)パワーサイクル評価試験でのモニタリング温度について:
パワーサイクル試験の制御温度にチップの接合部温度、即ち、ジャンクション(以下、Tjという。)接合温度が好適に用いられる。Tj接合温度を評価するのに、特許文献1の図7に示されるように、チップ接合電位の温度依存性を利用する方法が知られている。このためパワーサイクル評価試験では、パワーサイクルレートf、Tj接合温度、サイクル温度幅ΔTj、およびさらし温度(高温保持温度)等のそれぞれの温度に対する制御管理が求められる。
(2)パワーデバイス内部の温度分布について:
パワーデバイス自身は温度分布があり、よって、パワーデバイスの各部(はんだ層、ワイヤボンド)の温度はTj接合温度とは明らかに異なる。この温度補正課題は、例えば特許文献1の図7に示されるように、熱解析計算を含む様々な解析手法が用いられる。
従来、パワーデバイス単体の評価試験で得られる動作寿命や劣化状態診断データから、前記式(1)に基づく耐用年数を推測するには、供用期間中のパワーデバイスの動作(パワーチップの発熱量、周辺熱環境の放熱インピーダンスなど)データから判明した加速試験条件(f、ΔT、やTmax)が必要とされている。しかし、供用期間中のTj接合温度に関しては、これらのデータは手に入りにくい状況がある。
図14は、パワーデバイスシステムの入出力電力および発生熱エネルギーを説明する図で、この図14に示すパワーデバイス熱システムでは、電動モータ等の駆動機器140にエネルギーを供給するパワーデバイス141の発熱量を外部に放出させる放熱手段142を備え、パワーデバイス141の発熱量を速やかに外部に放出させてパワーデバイス141の過昇温度を抑えている。図14において、符号Piは供給電力、Poは負荷電力、Qexは放出熱をそれぞれ示している。
図15は、パワーデバイス141の評価試験を行う従来のパワーサイクル評価試験制御装置の機能ブロック図である。図15において、試験制御部150は、入力設定したTj目標温度Tjsを基に、パワーデバイス141および放熱手段142を操作し、制御量であるTj評価温度Tjoおよび温度幅評価量ΔTjoを出力する。パワーチップ151の接合部で発生した熱は、パワーデバイス141の内部の熱拡散層152を介して、パワーデバイス141の外部へ放出させる。同図の放熱手段142は放熱容量と放熱抵抗からなる放熱インピーダンスで示している。なお、図15において、符号Icはコレクタ操作電流、Tj*は接合温度評価量を示している。
図16は、パワーデバイス141の実装構造断面図の一例を示す図で、複数層のデバイス熱拡散層で構成されたパワーデバイス141の熱拡散層152を通ってチップ熱が放熱手段142の放熱面に熱拡散される様子を示している。図16において、符号160はワイヤボンド、符号161は絶縁材、符号162は第1はんだ層、符号163は第2はんだ層、符号164はモジュールケースを示している。なお、熱拡散層152は、第1はんだ層162、絶縁材161、第2はんだ層163のように、はんだ層、セラミック材、および銅材で構成されており、放出熱Qexを図中の破線で示している。また、放熱手段142には、グリース材、放熱フィン、冷却ファン、周辺熱環境、あるいは放熱板、冷媒循環配管、冷却機等が用いられており、図17では放熱フィン170を示している。図17の符号171はサーマルフィラーを示している。
国際公開第2013/187207号パンフレット 特開2012−18025号公報 特開2003−134795号公報
Bo Tian, et al「Monitoring IGBT’s Health Condition via Junction Temperature Variations」2014 IEEE pp2550 Zoltan Sarkany et al「Failure Prediction of IGBT Modules Based on Power Cycling Tests」THERMINIC 2013
前記のように、パワーデバイス141に対する昇降温操作が、自身のパワーサイクル加熱と熱放散により繰り返される。図13の模式図は、実際の動作条件を反映して、パワーサイクルおよびサーマルサイクルそれぞれのモードが重畳したものである。
公的試験規格に準拠したパワーデバイス単体のパワーサイクル評価試験において、実環境での熱サイクルストレスを定量化する必要がある。
パワーデバイス141の評価試験に供するパワーサイクル評価試験制御装置に関する課題を以下に挙げる。
(1)パワーサイクル評価試験において、特定用途のパワーデバイス141に装着する放熱フィン170あるいはチラーを含む放熱板並びに設置周辺の熱環境要素等の放熱手段142の熱放出特性を模擬する。
(2)サーマルサイクル試験温度(ΔTj、Tj)を維持し、昇降温遷移時間を短縮する。
(3)加速試験係数αの精度確保に必要なサーマルサイクル試験温度(ΔTj、Tj)を定量化する。
(4)供用期間中のパワエレ機器の熱環境を模擬する。
この発明は、前記パワーサイクル評価試験制御装置に関する課題に着目してなされたもので、半導体素子のパワーサイクル評価試験において、供用期間中の熱環境条件が摸擬できる半導体素子のパワーサイクル評価試験制御装置の提供を目的とするものである。
この発明による半導体素子のパワーサイクル評価試験制御装置は、半導体素子のパワーサイクルの評価試験を制御する半導体素子のパワーサイクル評価試験制御装置であって、前記半導体素子のチップの発熱を操作する操作部と、前記半導体素子の目標チップ温度を設定する制御温度設定部と、前記半導体素子より外部に熱放出する放熱手段と、前記チップの接合部温度評価信号を出力する温度検出部と、前記接合部温度評価信号および前記目標チップ温度から、前記操作部の出力信号を制御する試験制御部と、を備えたパワーサイクル評価試験制御装置において、
前記放熱手段は、前記半導体素子の表面に実効熱容量を有する熱伝導材と、前記熱伝導材を介して密着し、熱放出を操作する加熱部および冷却部より構成されると共に、前記半導体素子の放熱面の温度を検出する温度センサと、前記放熱面の温度に放熱抵抗に依拠する所定の係数を乗じて必要発熱量を算出し、前記加熱部に制御信号を出力する放熱制御部とを備えたものである。
この発明によるパワーサイクル評価試験制御装置によれば、放熱温度、放熱容量、および放熱抵抗から冷却温度速度を制御することで、時定数が任意の一次遅れ時間の応答特性を備えた放熱手段を実現できる効果がある。
この発明の実施の形態1による半導体素子のパワーサイクル評価試験制御装置の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態1による半導体素子のパワーサイクル評価試験制御装置の放熱手段の機能ブロック図である。 パワーデバイスの放熱温度曲線を示す図である。 この発明の実施の形態2による半導体素子のパワーサイクル評価試験制御装置の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態2による半導体素子のパワーサイクル評価試験制御装置のパワーサイクル評価試験期間中の3モードの制御操作時間帯を示す図である。 この発明の実施の形態2による半導体素子のパワーサイクル評価試験制御装置の動作フロー図である。 この発明の実施の形態3による半導体素子のパワーサイクル評価試験制御装置の使用例を説明する機能ブロック図である。 コレクタ操作電流波形の生成手段を示す図である。 Tj接合温度設定レギュレータの昇温制御特性を示す図である。 パワーデバイス放熱インピーダンスおよび放熱インピーダンスの過渡熱インピーダンス等価回路を示す図である。 この発明の実施の形態3による半導体素子のパワーサイクル評価試験制御装置の他の使用例を説明する機能ブロック図である。 バイス放熱路インピーダンスおよび放熱負荷インピーダンスの応答特性を示す図である。 供用期間中のパワーデバイスの放熱温度曲線を示す図である。 パワーデバイスシステムの入出力電力および発生熱エネルギーを説明する図である。 従来のパワーサイクル評価試験制御装置の機能ブロック図である。 パワーデバイスの実装構造断面図の一例を示す図である。 パワーデバイスの従来の放熱手段の一例を示す図である。
以下、この発明による半導体素子のパワーサイクル評価試験制御装置の好適な実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、半導体チップの発熱量を操作する制御変数には、コレクタ電流ならびにコレクタ−エミッタ間電圧の2つが知られている。実際に、チップであるIGBTゲート電圧により一意的にこのエミッタ−コレクタ電圧は決定できる。以下の実施の形態では、説明の便宜上、チップ発熱の操作変数をコレクタ操作電流と呼ぶことにする。コレクタ操作電流は、熱量操作量を便宜的にコレクタ操作電流で行うものである。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による半導体素子のパワーサイクル評価試験制御装置の機能ブロック図である。図1において、試験制御部150および被試験パワーデバイス(以下、デバイスという。)141は、図15で説明した従来のものと同様であり、同一符号を付して説明を省略する。ここでは、デバイス141の発生熱を外部に放出させる放熱手段10について説明する。
放熱手段10は、通常、据付け場所や電子機器筺体など周辺熱環境および各種の放熱要素体、具体的にはグリース材、放熱フィンおよび冷却ファン、あるいは放熱板、冷却循環器、チラー等で構成される。実施の形態1ではこれら放熱要素を一次遅れ要素のシンプルな放熱負荷として模擬する。
デバイス141の発生熱を外部へ放出する際には、放熱容量Cexおよび放熱抵抗Rexで決まる応答遅れが生じる。放熱負荷は放熱容量Cexおよび放熱抵抗Rexを用いて一次応答特性で模擬できる。ここでは、このデバイス141の放熱面が一次遅れ応答の放熱手段10とのインタフェース温度(以下、放熱温度Tcという。)となる。
実施の形態1による放熱手段10は、実環境放熱インピーダンスを一次近似として扱い、放熱容量Cexおよび放熱抵抗Rex[K/J](JはJoulを示す。)で構成する。デバイス141の内部の発生熱が、デバイス141の裏面から放出されるとして、デバイス141の放熱面の放熱温度Tcの冷却速度[K/sec]は、放出熱Qexと放熱容量Cexとから、
Cex × {ΔTc/Δt}・・・・・(2)
となる。また、デバイス141の放熱面からの放出熱Qex[J/sec]は、放熱抵抗Rexの制約を受けるから、
Cex × {ΔTc/Δt}=Qex−Tc/Rex・・・・・(3)
となる。ここで、Qex:単位時間当たりの放出熱[J/sec]
Cex:放熱容量[Joul/℃]
Rex:放熱抵抗
Tc:放熱温度
である。よって、ラプラス演算子sを用いて放熱温度Tc特性は式(4)となり、放熱温度Tcの昇温特性は、一次遅れである。
Tc=Qex × Rex/(1+τs)・・・・・(4)
ここで、τ:熱時定数(Cex × Rex)[sec]である。
図2は、放熱手段10の機能ブロック図である。図2において、符号10aは実効熱容量を有する熱電導材、符号10bはヒータ等即応発熱部、符号10cは冷却板、符号10dは冷媒配管および冷却器、符号10eは熱電導材10aの表面温度を検出する温度センサである。熱電導材10a、ヒータ等即応発熱部10b、冷却板10c、冷媒配管および冷却器10dにより、恒温冷却部10fが構成されており、恒温冷却部10fの放熱は放熱制御部10gにより制御される。符号10hは放熱制御部10gに設けられた演算器である。なお、放熱温度Tcは放熱制御部10gに入力される温度センサ10eの出力で、熱電導材10aの放熱温度である。また、符号Ihは放熱制御部10gから出力されるヒータ電流で、恒温冷却部10fに入力される。
図2に示すように、放熱制御部10gに設けられた演算器10hは、温度センサ10eが検出した熱電導材10aの放熱温度Tcから算出したヒータ電流Ihを放熱負荷に備えた面ヒータ抵抗体Rh(図示しない)に出力する。ここでは、ヒータ電流Ihが流れるヒータ抵抗体Rhの発熱量Ih×Rhは、式(3)の必要発熱量Tc/Rexを満足する。また、冷却速度ΔTc/Δtは、温度センサ10eとヒータ間の実装構造で決まる熱容量Cexに依存するが、応答時定数は、演算器10hで決定する実環境熱インピーダンスにより律速される。
次に、図1に示す本実施形態による半導体素子のパワーサイクル評価試験制御装置の使用例として、定常模擬熱抵抗値の算出方法について説明する。前述のように、放熱負荷は放熱容量Cexおよび放熱抵抗Rexを用いて一次応答特性で模擬できる。この模擬熱抵抗とは、図17のデバイス141の裏面に装着した放熱フィン170など放熱手段10が有するデバイス内部の熱抵抗とは異なる外部の放熱抵抗のことである。前記定常模擬抵抗値は、供用時間中のパワエレ機器のデバイス141の裏面温度における、機器動作開始後の平衡温度およびデバイス供給電力値から求めることができる。
図3は、パワエレ機器に実装されたデバイス141の実環境下での放熱温度曲線、即ち、放熱温度プロファイルを示す。このプロファイルから、一次遅れ関数フィティングによる機器の昇温時間τ[sec]、熱平衡後の平均温度Tsat[K]、およびデバイス消費電力[W](図示せず)が得られ、これより、定常熱抵抗Rexは、Rex=Tsat/Pc[K/W]と算出できる。
次に、図1に示す本実施形態による半導体素子のパワーサイクル評価試験制御装置の他の使用例として、熱容量を付した熱伝導板厚みの算出方法について説明する。前述のように、放熱負荷は放熱容量Cexおよび放熱抵抗Rexを用いて一次応答特性で模擬できる。この放熱負荷を構成要素の一つの熱容量は、図16に示すデバイス141の裏面に装着された放熱手段142を用いて部分的な寄与が期待できる。
放熱容量Cex[J/K]は、応答時間τ[sec]と、放熱抵抗Rex[K/W]より、Cex=τ/Rexを得る。要求された放熱容量Cex[J/K]に対して、放熱手段142の比熱容量c[J/K・mm]、および放熱手段142の放熱面積S[mm]から、厚みd[mm]は、d=Cex/(c×S)となる。ここで、放熱手段142の材質は、銅またはアルミニウム等金属材が選定される。
以上のように、実施の形態1による半導体素子のパワーサイクル評価試験制御装置は、放熱温度Tc、放熱容量Cex、および放熱抵抗(即ち、模擬熱抵抗)Rexから冷却温度速度(ΔTc/Δt)を制御することで、時定数が任意の一次遅れ時間の応答特性を備えた放熱手段10が実現できる。具体的な制御変数(応答時定数τおよび熱抵抗R)は、図3に示すデバイス141の昇降温度プロファイル(模式図)の立ち上がり時間τ、および平衡温度(Tsat)から算出できる。同図は、時間幅の短いパワーサイクル温度プロファイルPcycleの繰り返しによる熱蓄積効果の範囲で、チップ発熱と放熱で決まる平衡温度Tsatで安定していることを示す。なお、一次成分以外に高次成分も加味すれば、実際の昇降温度プロファイルの近似精度が向上する。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2による半導体素子のパワーサイクル評価試験制御装置について説明する。
図4は、実施の形態2による半導体素子のパワーサイクル評価試験制御装置の機能ブロック図である。図4において、試験制御部150およびデバイス141は、図1で説明した実施の形態1と同様であり、同一符号を付して説明を省略する。
デバイス141の発生熱は、放熱手段40を通じてデバイス141の外部へ熱放出される。この放熱手段40は、パワーサイクル評価試験の期間短縮の容易な3タイプの放熱インピーダンスを備えた3モードの放熱手段40で構成されている。放熱手段40は、切り替え可能な次の3つの放熱インピーダンス40a、40b、40cで構成されており、切替え手段となるスイッチ40dを介して次の3条件の何れかの状態への切り替えが可能であることを示している。
放熱インピーダンス40aをZHigh、放熱インピーダンス40bをZLow、放熱インピーダンス40cをZMedで示し、ZMedは、実施の形態1と同様の放熱インピーダンスの機能を備えており、デバイス141の放熱面の放熱温度Tcが一次遅れ応答の放熱手段を備える。また、ZHighは、ZMedの放熱インピーダンスの内の放熱抵抗値がM倍高い値を備え、ZLowは、ZMedの放熱インピーダンスの内の放熱抵抗値がN倍低い値を備える。ZHigh、およびZLowは、評価試験の時間短縮を図るための手段である。また、係数M、Nは正数で、その値は実際の状況に合わせて選択する。
図5は、パワーサイクル評価試験期間中の3モードの制御操作時間帯を示す図である。同図は、多数回のパワーサイクルが重畳した1試験期間の放熱温度Tcのパワーサイクル温度プロファイルPcycleを示し、図中、符号Triseは昇温時間、Tnormは保持時間、Tfallは降温時間を示している。この係数値M、およびNは、時間短縮の効果が得られる範囲で決定することができる。
図6は、実施の形態2の動作フロー図で、1サイクル分の昇温、高温保持、ならびに降温保持各期間からなるパワーサイクル試験工程を示すものである。昇温期間では、迅速にデバイスを昇温させ、高温保持期間ではその到達温度が一定に維持できるように熱平衡状態を保ち、降温期間では迅速にデバイス温度を放熱させる必要がある。このため、図6において、デバイス発生熱による昇温期間中は、放熱抵抗値Rriseを高い値に設定し、デバイス発生熱の蓄熱効果によるデバイス昇温を促す。昇温終了後、速やかに適正な値の放熱抵抗Rexに切り替えて、到達温度での熱平衡状態を確保する。次いで保持温度期間終了後は、低い値の放熱抵抗値Rfallに切り替えて、速やかに降温させることができる。
定常動作期間Tnormの前後には、立ち上げ期間Trise並びに立ち下げ期間Tfallが設定される。実施の形態2では、放熱抵抗Rexの値が図2の放熱制御部10gで生成され、3区間のそれぞれの放熱抵抗値Rrise、RnormおよびRfallは固定とする。3変数は本実施形態の目的とする動作条件から下式の関係がある。
Rrise>Rnorm>Rfall
Rrise=Rnorm×M
Rfall=Rnorm×N
但し、M、Nは異なる正数である。
デバイス141の熱拡散路および放熱負荷は、デバイス発生熱を一時的に蓄積させる作用がある。パワーサイクル時のデバイス141の放熱温度Tcの昇温特性は、多少の変動を伴ないつつ、熱平衡温度で収束する。またデバイス141のTj接合温度の昇温特性は、試験変数Tjmaxを上限として温度範囲ΔTjの時間変動を繰り返す。
パワーサイクル時の試験変数Tjmax、温度範囲ΔTjおよびサイクル数fは、実際のパワエレ機器の動作条件および設置される熱環境条件と密接に関係し、デバイス141の内部のはんだ接合部などの熱サイクル疲労劣化に大きく影響する。試験評価変数がTj接合温度あるいは放熱温度Tcの場合、所与のデバイス141を対象として、所望するTj接合温度あるいは、放熱温度Tcに対して、どのようなコレクタ操作電流Icを出力するかが課題となる。本実施形態は、このコレクタ操作電流波形の生成方法および手段を提供でき、実環境の放熱特性に加えて、放熱インピーダンスが通常より高い場合と低い場合の擬似的なモデル負荷を備えたので、パワーサイクル試験の時間短縮効果がある。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3による半導体素子のパワーサイクル評価試験制御装置について説明する。図7は、実施の形態3による半導体素子のパワーサイクル評価試験制御装置の機能ブロック図である。
実施の形態3によるパワーサイクル評価試験制御装置の制御モードは2種類で、操作量が共通のコレクタ操作電流Icに対し、目標量および制御量がTj接合温度または放熱温度Tcの場合の2条件の場合である。
この2通りの制御方法を図7のパワーサイクル評価試験制御装置の機能ブロック図に示す。ここでは、制御系の熱要素と電気要素とは等価なものとして扱っており、この図7において、符号70は放熱手段、符号70aは熱容量、符号70bはヒータ等即応発熱部、符号70cは恒温冷却部を示している。また、符号71AはTj−Ic関数参照器で、このTj−Ic関数参照器71Aにより試験制御部150に対してTj目標温度として設定コレクタ操作電流Icsを出力する。なお、その他については、図1の実施の形態1と同様であり、同一符号を付して説明を省略する。
なお、電気的要素と熱的要素との対比において、前者の温度は後者の電圧に、また熱量[J/秒]は電力(電圧×電流)[W]に、更に、熱抵抗は電気抵抗に対応する。よって、IGBT発生熱量はコレクタ損失(=コレクタ操作電流Ic×コレクタ−エミッタ電位Vce)に相当するから、Ic(Vce一定)、若しくはVce(Ic一定)を操作することで、一般的にIGBTの自己発熱を促すことができる。便宜上、コレクタ操作電流Icで本案の説明を行うこととする。
本実施形態のパワーサイクル評価試験制御装置の設定温度入力に対する出力コレクタ電流の伝達係数Gmについて考察する。伝達係数Gmは、後述する設定温度がTj接合温度の場合(Gmj)は、Tj−Ic変換回路を示す図8(a)より次式(5)となる。
Gmj=1/(ZD+ZL)・・・・・(5)
また、後述する設定温度が放熱温度Tcの場合(Gmc)は、Tc−Ic変換回路を示す図8(b)より次式(6)となる。
Gmc=1/ZL・・・・・(6)
図8に示すコレクタ操作電流波形の生成手段では、制御温度は、接合温度評価量Tj*およびケース計測温度Tc*であり、設定(目標)温度は、Tj接合温度および放熱温度Tcで、いずれの場合も操作量はコレクタ操作電流Icである。また、ZLは放熱負荷インピーダンス、ZDはデバイス放熱路インピーダンスである。両制御方式を比べると、実際のZLは、ZDに比べ重負荷である状況から、放熱温度Tcの制御の方が過剰な負帰還量が求められ、コレクタ操作電流Icの駆動能力を上げなければならないことを示す。なお、図8において、RTjはTj接合温度設定レギュレータ、RTcは放熱温度Tc設定レギュレータを示している。
次に、Tj接合温度を制御目標とする制御方法と、放熱温度Tcを制御目標とする制御方法について説明する。
(1)Tj接合温度を制御目標とする制御方法
本実施形態のパワーサイクル評価試験制御装置では、所望のTj温度時間波形が得られるようにデバイス141のコレクタ操作電流Icを制御して昇温操作を行うことにより、所望するTj接合温度(サイクル高温度、サイクル低温度、降温速度、昇温速度等)を得て、安定したTj接合温度ができる。ここでは、所望するTj接合温度の実現に必要なコレクタ操作電流Icの値を事前の模擬解析から求めることができる。
Tj−Ic変換回路を示す図8(a)において、Tj接合温度設定レギュレータRTjは、Tj目標温度Tjsと接合温度評価量Tj*の2量を入力し、コレクタ操作電流Icを出力する模擬制御手段である。Tj接合温度設定レギュレータRTjの処理には、周知のPID、あるいはPFC(Predictive Functional Control)等の汎用の制御アルゴリズムが適用できる。図8(a)に示すKは、コレクタ操作電流−発熱量変換手段で、その発生熱はデバイス放熱路インピーダンスZD及び放熱負荷インピーダンスZLに流れる。同図の負帰還回路系が安定であるならば、Tj接合温度設定レギュレータRTjの伝達係数Gmは、前記式(5)に示すデバイス放熱路インピーダンスZDと放熱負荷インピーダンスZLの和の逆数となる。ただし、デバイス141はコレクタ操作電流−発熱量変換手段Kとデバイス放熱路インピーダンスZDを含む。
この結果、Tj−Ic変換回路は、所望するTj目標温度プロファイルに対応してコレクタ操作電流波形が出力される。一例として、図9に所望の目標温度入力特性と、その操作電流特性を示す。Tj−Ic変換回路において、図9(a)の3秒間のランプ関数、その後の高温保持状態を示す特性を所望する入力信号波形に対して、図9(b)のコレクタ操作電流Icが得られる。
図9は、図8(a)のTj接合温度設定レギュレータRTjが、Tj目標温度と、接合温度評価量Tj*を処理してコレクタ操作電流Icを出力した昇温制御特性を示す図であり、このコレクタ操作電流Icからデバイス141は、所望の温度波形が得られるように放出熱Qexを生成する。
続いて、この放出熱Qexは、熱拡散を示すデバイス放熱路インピーダンスZDおよび冷却板など放熱手段を示す放熱負荷インピーダンスZLを伝って放熱される。この間の発熱および放熱制御過程で出力される操作電流時間波形が一旦保存されている。この記録情報は、パワーサイクル評価試験時には、図7で説明したTj−Ic関数参照器71Aに記憶される。デバイス放熱路インピーダンスZDおよび放熱負荷インピーダンスZLの過渡熱インピーダンス等価回路を図10に示し、図中、符号ZaーZeはパワーチップ、第1はんだ層、絶縁層、第2はんだ層、放熱手段のインピーダンスを示している。
(2)放熱温度Tcを制御目標とする制御方法
次ぎに、放熱温度Tcを制御目標とする制御方法について説明する。
本実施形態のパワーサイクル評価試験制御装置では、所望のTc温度時間波形が得られるようにデバイス141のコレクタ操作電流Icを制御して昇温操作を行うことにより、実環境の放熱条件が再現できる。所望するTc温度時間波形とは、実環境下で取得した実験データであり、放熱環境をモデル化した昇降温データでもよい。ここでは、所望する放熱温度Tcの実現に必要なコレクタ操作電流Icの値を事前の模擬解析から求めることができる。
Tc−Ic変換回路を示す図8(b)において、放熱温度Tc設定レギュレータRTcは、設定(目標)放熱温度Tcとケース計測温度Tc*の2量を入力し、コレクタ操作電流Icを出力する模擬制御手段である。放熱温度Tc設定レギュレータRTcの処理には、周知のPID、あるいはPFC(Predictive Functional Control)等の制御アルゴリズムが適用できる。図8(b)に示すKは、コレクタ操作電流−発熱量変換手段で、その発生熱はデバイス放熱路インピーダンスZD及び放熱負荷インピーダンスZLに流れる。同図の負帰還回路系が安定であるならば、Tj接合温度設定レギュレータRTjの伝達係数Gmは、前記式(5)に示すデバイス放熱路インピーダンスZDと放熱負荷インピーダンスZLの和の逆数となる。ただし、デバイス141はコレクタ操作電流−発熱量変換手段Kとデバイス放熱路インピーダンスZDを含む。
この結果、Tj−Ic変換回路は、所望するTc目標温度プロファイルに対応してコレクタ操作電流波形が出力される。一例として、図9に所望の目標温度入力特性と、その操作電流特性を示す。Tc−Ic変換回路において、図9(a)の3秒間のランプ関数、その後の高温保持状態を示す特性を所望する入力信号波形に対して、図9(b)のコレクタ操作電流Icが得られる。
図9は、図8(b)の放熱温度Tc設定レギュレータRTcが、Tc目標温度と、ケース計測温度Tc*を処理してコレクタ操作電流Icを出力した昇温制御特性を示す図であり、このコレクタ操作電流Icからデバイス141は、所望の温度波形が得られるように放出熱Qexを生成する。
続いて、この放出熱Qexは、熱拡散を示すデバイス放熱路インピーダンスZDおよび冷却板など放熱手段を示す放熱負荷インピーダンスZLを伝って放熱される。この間の発熱および放熱制御過程で出力される操作電流時間波形が一旦保存されている。この記録情報は、パワーサイクル評価試験時には、図11に示すTc−Ic関数参照器71Bに記憶される。図11において、Tc−Ic関数参照器71Bは図7に示すTj−Ic関数参照器71Aに相当し、このTc−Ic関数参照器71Bにより試験制御部150に対してTc目標温度として設定コレクタ操作電流Icsを出力する。なお、図11のその他の構成については、図7と同様である。また、デバイス放熱路インピーダンスZDおよび放熱負荷インピーダンスZLの過渡熱インピーダンス等価回路を図10に示す。
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4による半導体素子のパワーサイクル評価試験制御装置について説明する。
実施の形態3において、Tj接合温度を制御目標とする制御方法と放熱温度Tcを制御目標とする制御方法について説明したが、実施の形態4においては、これらについて異なる制御方法について説明する。なお、実施の形態3と同様に、図8を用いて説明する。
(1)Tj接合温度を制御目標とする制御方法
先ず、Tj接合温度を制御目標とする制御方法について説明する。図8(a)において、Tj接合温度設定レギュレータRTjに、Tj目標温度Tjsを入力すると、Tj接合温度設定レギュレータRTjは、コレクタ操作電流Icをデバイス141に与えて、デバイス141の放出熱Qexを促す。デバイス141自身の放出熱Qexは、速やかにデバイス放熱路インピーダンスZDおよび放熱負荷インピーダンスZLを介して放熱される。接合温度評価量Tj*がTj目標温度Tjsに一致したとき、コレクタ操作電流Icによる加熱と放熱が熱平衡に達したと言える。熱平衡到達時間は、図10および図12に示す応答特性Zaで決まる。
このTj目標温度Tjsに対する設定コレクタ操作電流Icsを得るTj目標温度に対する設定コレクタ操作電流変換テーブルは、所与のデバイス加熱モデルを用いて事前解析より求められ、図7で説明したTj−Ic関数参照器71Aの記憶媒体に保持されている。この結果、Tj−Ic関数参照器71Aは、Tj目標温度Tjsパターンに対応して設定コレクタ操作電流Ics信号を試験制御部150に伝えて、更に、試験制御部150はデバイス141にコレクタ操作電流Icとして出力することになる。
次に、放熱温度Tcを制御目標とする制御方法について説明する。
(2)放熱温度Tcを制御目標とする制御方法
前記と同様に、設定コレクタ操作電流Icsから目標放熱温度Tcsに出力変換する関数は、Tc環境温度あるいはTcモデル温度入力に対するコレクタ操作電流出力データを参照テーブルとする。図11のTc−Ic関数参照器71Bに移植後は、解析値を逆参照テーブルとし、コレクタ操作電流Icに対する目標放熱温度Tcsが得られる。
図8(b)において、放熱温度Tc設定レギュレータRTcに、目標放熱温度Tcsを入力すると、放熱温度Tc設定レギュレータRTcは、コレクタ操作電流Icをデバイス141に与えて、デバイス141の放出熱Qexを促す。デバイス141自身の放出熱Qexは、デバイス放熱路インピーダンスZDおよび放熱負荷インピーダンスZLを介して放熱される。この放出熱Qexは、ケース計測温度Tc*が、放熱温度Tcに達するまでコレクタ操作電流Icによる加熱が継続される。熱平衡に到達する時間は、図10および図12に示すデバイス放熱路インピーダンスZDおよび放熱負荷インピーダンスZLの応答特性で決まるが、放熱温度Tcの計測点が、通常デバイス基板内部に実装されるので、放熱温度Tc帰還温度は、図12の第2はんだ層のインピーダンスZdおよび放熱手段のインピーダンスZeの中間になる。
デバイス放熱路インピーダンスZDは、熱拡散による時間遅延が存在するので、Tj接合温度設定レギュレータRTjを中心とする負帰還制御動作の安定性は、所謂、無駄時間τdに配慮したものでなければならず、図12に示す応答特性から無駄時間τdはおよそ1秒である。このためPIDあるいは、PFCそれぞれの制御では無駄時間制御が求められる。
以上の事前の解析処理を通じて、Tj目標温度Tjsに対するコレクタ操作電流Ic出力データ、一例として、図9(b)に示すコレクタ操作電流時間波形がデータテーブルとして取得される。以上の1サイクル分の試験工程がパワーサイクル期間中繰り返される。
次に、この目標放熱温度Tcsに対する設定コレクタ操作電流Icsを得る変換テーブルは、所与のデバイス加熱モデルを用いて事前解析より求められ、図11のTcーIc関数参照器71Bの記憶媒体に保持されている。この結果、TcーIc関数参照器71Bは、所望する目標放熱温度Tcsパターンに対応して設定コレクタ操作電流Icsを試験制御部150に伝えて、更に、試験制御部150はデバイス141にコレクタ操作電流Icとして出力することとなる。
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態5による半導体素子のパワーサイクル評価試験制御装置について説明する。
図8(a)に示すTj接合温度を制御量とするTj−Ic変換回路は、図7のパワーサイクル評価試験の校正に組み込むことができる。
実施の形態3で説明した図7では、図8に示す事前解析により、Tj−Ic関数参照器71Aに記憶したTj目標温度Tjsに対する設定コレクタ操作電流Ics変換テーブルデータが取得された。しかし、図8は、図7の試験制御部150の中で、Tj目標温度Tjsに対する設定コレクタ操作電流Ics変換テーブルを内部モデルとして内蔵できるものであり、特に、PFC制御アルゴリズムは、実時間処理の要求に対して好適に用いることができる。
また同様に、図8(b)のTj接合温度を制御量とするTj−Ic変換回路は、図11のパワーサイクル評価試験の校正に組み込むことができる。
実施の形態3で説明した図11では、図8に示す事前解析により、Tc−Ic関数変換器71Bに記憶した目標放熱温度Tcsに対する設定コレクタ操作電流Ics変換テーブルデータが取得された。しかし、図8は、図11の試験制御部150の中で、目標放熱温度Tcsに対する設定コレクタ操作電流Ics変換テーブルを内部モデルとして内蔵できるものであり、特に、PFC制御アルゴリズムは、実時間処理の要求に対して好適に用いることができる。
以上、この実施の形態1から4による半導体素子のパワーサイクル評価試験制御装置について説明したが、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。また、熱量制御の一実施例として、コレクタ操作電流Icを扱ったが、ゲート電位から一意に決定できるコレクタ−エミッタ電位Vceであっても良い。
10a 熱電導材、10b ヒータ等即応発熱部、10c 冷却板、10d 冷媒配管および冷却器、10e 温度センサ、10f 恒温冷却部、10g 放熱制御部、10h 演算器、40 放熱手段、40a、40b、40c 放熱インピーダンス、40d スイッチ、70 放熱手段、70a 熱容量、70b ヒータ等即応発熱部、70c 恒温冷却部、71A、71B Tj−Ic関数参照器、140 電動モータ等の駆動機器、141 パワーデバイス、142 放熱手段、150 試験制御部、151 パワーチップ、152 熱拡散層、160 ワイヤボンド、161 絶縁材、162 第1はんだ層、163 第2はんだ層、164 モジュールケース、170 放熱フィン、171 サーマルフィラー、RTc 放熱温度設定レギュレータ、K コレクタ操作電流−発熱量変換手段、Pi 供給電力、Po 負荷電力、Qex 放出熱、Cex 放熱容量、Rex 放熱抵抗、ZD デバイス放熱路インピーダンス、ZL 放熱負荷インピーダンス、RTj Tj接合温度設定レギュレータ

Claims (8)

  1. 半導体素子のパワーサイクルの評価試験を制御する半導体素子のパワーサイクル評価試験制御装置であって、
    前記半導体素子のチップの発熱を操作する操作部と、
    前記半導体素子の目標チップ温度を設定する制御温度設定部と、
    前記半導体素子より外部に熱放出する放熱手段と、
    前記チップの接合部温度評価信号を出力する温度検出部と、
    前記接合部温度評価信号および前記目標チップ温度から、前記操作部の出力信号を制御する試験制御部と、を備えたパワーサイクル評価試験制御装置において、
    前記放熱手段は、前記半導体素子の表面に実効熱容量を有する熱伝導材と、前記熱伝導材を介して密着し、熱放出を操作する加熱部および冷却部より構成されると共に、
    前記半導体素子の放熱面の温度を検出する温度センサと、
    前記放熱面の温度に放熱抵抗に依拠する所定の係数を乗じて必要発熱量を算出し、前記加熱部に制御信号を出力する放熱制御部と、
    を備えたことを特徴とするパワーサイクル評価試験制御装置。
  2. 前記放熱制御部は、昇温時、降温時、および熱平衡時の各試験温度域からなるパワーサイクル制御の設定温度の内、前記昇温時には、前記温度センサの検出信号を受けて、前記検出信号と定常模擬熱抵抗値よりMを正数としてM倍大きな模擬熱抵抗値の逆数に比例した量を現状値より減少させた加熱信号を出力し、降温時には、前記温度センサの検出信号を受けて、前記検出信号と前記定常模擬熱抵抗値よりNをMと異なる正数としてN倍小さな模擬熱抵抗値の逆数に比例した量を現状値より減少させた加熱信号を出力することを特徴とする請求項1に記載のパワーサイクル評価試験制御装置。
  3. 所望する前記チップの接合部温度の出力波形が得られるチップ接合部目標温度に対するコレクタ操作電流変換テーブルを所与のデバイス加熱モデルを用いて事前解析より求めて前記試験制御部の記憶媒体に保持し、
    前記試験制御部は、前記チップ接合部目標温度に対するコレクタ操作電流変換テーブルのコレクタ操作電流の値を参照して、前記半導体素子の昇温操作を行うことを特徴とする請求項1に記載のパワーサイクル評価試験制御装置。
  4. 所望する前記チップの接合部温度の出力波形に対するコレクタ操作電流変換テーブルを所与のデバイス加熱モデルを用いて事前解析より求めて前記試験制御部の記憶媒体に保持し、
    前記試験制御部は、前記チップの接合部温度の出力波形に対するコレクタ操作電流変換テーブルのコレクタ操作電流の値を参照して、前記半導体素子の昇温操作を行うことを特徴とする請求項1に記載のパワーサイクル評価試験制御装置。
  5. 供用期間中のパワーエレクトロニクス機器の前記半導体素子の放熱面の温度における、前記パワーエレクトロニクス機器の動作開始後の平衡温度および前記半導体素子への供給電力値から模擬抵抗値を決定する模擬インピーダンス制御手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のパワーサイクル評価試験の制御装置。
  6. 供用期間中のパワーエレクトロニクス機器の前記半導体素子の放熱面の温度における、前記パワーエレクトロニクス機器の動作開始後に計測した立ち上げり時間およびデバイス供給電力値から算出した模擬熱容量値から所与の熱物性値を有する熱伝導材の厚みを決定する模擬インピーダンス制御手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のパワーサイクル評価試験の制御装置。
  7. 前記コレクタ操作電流から前記チップ接合部目標温度に出力変換したい関数は、所望するチップ接合部モデル温度入力に対する前記コレクタ操作電流の出力挙動について予め解析計算で求めた数値テーブルを逆参照することを特徴とする請求項3に記載のパワーサイクル評価試験の制御装置。
  8. 前記コレクタ操作電流の入力値から前記放熱面の目標放熱温度に出力変換したい関数は、前記放熱面の実測温度あるいは所望するモデル放熱温度入力に対する前記コレクタ操作電流の出力挙動について予め解析計算で求めた数値テーブルを逆参照することを特徴とする請求項3に記載のパワーサイクル評価試験の制御装置。
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