JP7054565B1 - 段差移動装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
前方又は後方にある段差の高低間を昇降して移動する段差移動装置であって、
前記段差移動装置を床面上で移動させる床面移動機構を含んで成る走行モジュールと、
前記走行モジュールの前方側の端部から上方向に延びるように配置された昇降モジュールと、
前記昇降モジュールの上端部に支持されて前記走行モジュールの上方に配置されており、その上面を構成する上面部材と、該上面部材の平面視において前記段差移動装置の前後方向に直交する方向の両端部から下方向に向かって、前記走行モジュールが接地する接地対象との間に所定の隙間を形成する高さまで延在する側方部材と、を含んで成る構造モジュールと、
前記上面部材の上面に配置されており、その底面を構成する底面部材を含んで成る上部モジュールと、を備え、
前記構造モジュールは、
前記上部モジュールの底面と前記構造モジュールの上面との間に配置されて、該上部モジュールと該構造モジュールとを、前記段差移動装置の前後方向に相対的に移動自在に連結する上部移動機構と、
前記昇降モジュールの上端部と前記構造モジュールの上面部材の下面との間に配置されて、該昇降モジュール及び前記走行モジュールと該構造モジュールとを、前記段差移動装置の前後方向に相対的に移動自在に連結する下部移動機構と、を含んで成り、
前記昇降モジュールは、前記構造モジュールと前記走行モジュールとを垂直方向に相対的に移動自在に連結しており、
前記下部移動機構は、前記構造モジュールの前記上面部材の下面の前後方向の両略端部にわたって配置されて、前記昇降モジュールの上端部が該上面部材の後方側の略端部の位置よりも後方に移動することを規制するように構成されており、
前記段差移動装置の前方又は後方の段差の有無及び該段差の状態を示す情報を含む情報を取得する情報取得部と、
前記情報取得部が取得した情報に応じて、前記段差移動装置が移動先の段差に移動する際の、前記床面移動機構、前記昇降モジュール、前記上部移動機構、及び前記下部移動機構それぞれの相互に独立した動作を制御する動作制御部と、を備えることを特徴とする。
前記情報取得部及び前記動作制御部は、前記上部モジュール、前記構造モジュール、前記昇降モジュール及び前記走行モジュールの何れかに備えられており、
前記段差移動装置を構成する各モジュールの重量は、下記式1及び2を満たすように調整されていることが好ましい。
A+C+D>B…(2)
ただし、Aは、前記上部モジュールの重量であり、
Bは、前記上面部材と、前記側方部材と、前記上部移動機構と、下部移動機構と、を含む前記構造モジュールの重量であり、
Cは、昇降モジュールの重量であり、
Dは、走行モジュールの重量であって、
A、B、C、Dは、前記各モジュールが前記情報取得部又は前記動作制御部を備えている場合の、該情報取得部及び該動作制御部の重量を含む。
前記構造モジュールは、
前記側方部材それぞれの下端部の後方側に配置された脚部と、
前記脚部の底部の高さが最も前記側方部材の下端部に近い第1位置と、該底部の高さが該第1位置よりも下方にせり出した第2位置と、の間で該底部の位置を変化させるせり出し機構と、を含んで成り、
前記動作制御部は、前記情報取得部が取得した情報に基づいて、前記脚部を前記第1位置から前記第2位置の方向にせり出させて、該脚部の接地対象の上面を該脚部の前記底部を介して押圧させ、前記構造モジュールが前方側に所定程度傾くように、前記せり出し機構の動作を制御する傾き制御を行うように構成されていることが好ましい。
前記走行モジュール又は前記昇降モジュールは、
前記走行モジュールの前方側の端部の位置において、該走行モジュールを、その接地対象の上面に対して平行な状態と、該走行モジュールの後方側の端部を下方に向けた状態との間で回転可能に支持する回転軸と、
前記動作制御部による制御に応じて、前記走行モジュールの前記回転軸を回転中心とした回転を規制して該走行モジュールをその接地対象の上面に対して平行な状態で維持するロック状態と、該走行モジュールの該回転軸を回転中心とした回転を規制しないロック解除状態とを切り替えるロック機構と、を備えることが好ましい。
前記段差移動装置の前方又は後方の段差の有無及び該段差の状態を示す情報を取得して、該取得した情報に基づいて、段差の有無を判定する判定工程と、
前記判定工程において上りの段差が前記段差移動装置の前方にあると判定された場合には、
前記段差移動装置の前方の端部を移動先の段差の蹴上面の近傍の位置まで移動させるように前記床面移動機構を制御する工程と、
前記構造モジュールを前記上部モジュールと共に、前記側方部材の下端部が前記移動先の段差の高さを超える高さまで上方向に移動させるように前記昇降モジュールを制御する第1工程と、
前記構造モジュールを、その略全体が前記移動先の段差の上方に位置する位置まで水平移動させるように前記上部移動機構及び前記下部移動機構を制御する第2工程と、
前記上部モジュールを、その全体が前記移動先の段差の上方に位置する位置まで水平移動させるように前記上部移動機構を制御する第3工程と、
前記走行モジュールを、その下端部が前記移動先の段差の高さを超える高さまで上方向に移動させるように前記昇降モジュールを制御する第4工程と、
前記走行モジュールを、その全体が前記移動先の段差の上方に位置する位置まで水平移動させるように前記下部移動機構を制御する第5工程と、をさらに含み、
又は、
前記判定工程において下りの段差が前記段差移動装置の後方にあると判定された場合には、
前記昇降モジュールの前後方向の長さの分、前記上面部材の後方側の端部が移動先の段差の上方側にせり出す位置まで前記段差移動装置を移動するように前記床面移動機構を制御する工程と、
前記構造モジュールを、その下端部が前記走行モジュールの接地対象に接地する位置まで下方向に移動させるように前記昇降モジュールを制御する工程と、
前記走行モジュールを、その全体が前記移動先の段差の上方に位置する位置まで水平移動させるように前記下部移動機構を制御する第6工程と、
前記走行モジュールを、その下端部が前記移動先の段差の上面に接する高さまで下方向に移動させるように前記昇降モジュールを制御する第7工程と、
前記上部モジュールを、その全体が前記移動先の段差の上方に位置する位置まで水平移動させるように前記上部移動機構を制御する第8工程と、
前記構造モジュールを、その全体が前記移動先の段差の上方に位置する位置まで水平移動させるように前記上部移動機構及び前記下部移動機構を制御する第9工程と、
前記構造モジュールを前記上部モジュールと共に下方向に移動させるように、前記昇降モジュールを制御する第10工程と、をさらに含むことを特徴とする。
前記構造モジュールは、
前記側方部材それぞれの下端部の後方側に配置された脚部と、
前記脚部の底部の高さが最も前記側方部材の下端部に近い第1位置と、該底部の高さが該第1位置よりも下方にせり出した第2位置と、の間で該底部の位置を変化させるせり出し機構と、を含んで成り、
前記動作制御部は、前記脚部を前記第1位置から前記第2位置の方向にせり出させて、該脚部の接地対象の上面を該脚部の前記底部を介して押圧させ、前記構造モジュールが前方側に所定程度傾くように、前記せり出し機構の動作を制御する傾き制御を行うように構成されており、
前記第3工程と前記第4工程との間に、前記傾き制御を行う工程を含み、
又は、
前記第6工程の前に、前記傾き制御を行う工程を含むことが好ましい。
前記情報取得部は、前記構造モジュールの傾きの大きさを示す傾き情報及び前記脚部が接地する接地対象の上面のうち該脚部が接地する接地部分から該情報取得部までの距離を示す上面情報の一方又は両方を取得するように構成されており、
前記傾き制御を行う工程は、
前記傾き情報及び前記上面情報の一方又は両方を取得する工程と、
前記傾き情報及び前記上面情報の一方又は両方に基づいて、前記構造モジュールを前方方向に前記所定程度傾かせるための、前記脚部の前記底部の前記第2位置の方向へのせり出し量を取得する工程と、
前記取得されたせり出し量に応じて前記脚部の前記底部を前記第2位置の方向にせり出させるように、前記せり出し機構の動作を制御する工程と、を含むことが好ましい。
前記走行モジュール又は前記昇降モジュールは、
前記走行モジュールの前方側の端部の位置において、該走行モジュールを、その接地対象の上面に対して平行な状態と、該走行モジュールの後方側の端部を下方に向けた状態との間で回転可能に支持する回転軸と、
前記動作制御部による制御に応じて、前記走行モジュールの前記回転軸を回転中心とした回転を規制して該走行モジュールをその接地対象の上面に対して平行な状態で維持するロック状態と、該走行モジュールの該回転軸を回転中心とした回転を規制しないロック解除状態とを切り替えるロック機構と、を含んで成り、
前記第4工程の前に、前記ロック機構を前記ロック解除状態にさせる工程を含み、
前記第5工程は、前記走行モジュールの下端部を前記移動先の段差の上面にあてて、該走行モジュールの水平移動に伴って該走行モジュールを押し上げさせて、該走行モジュールを該移動先の段差の上面に対して平行な状態とする工程を含み、
前記第5工程の後に、前記ロック機構を前記ロック状態にさせるように制御する工程を含み、
又は、
前記第6工程の前に、前記ロック機構を前記ロック解除状態にさせる工程を含み、
前記第7工程は、前記走行モジュールの下端部を前記移動先の段差の上面にあてて、該走行モジュールの下方向への移動に伴って該走行モジュールを押し上げさせて、該走行モジュールを該移動先の段差の上面に対して平行な状態とする工程を含み、
前記第7工程の後に、前記ロック機構を前記ロック状態にさせるように制御する工程を含むことが好ましい。
前記走行モジュールは、その平面視において前記段差移動装置の前後方向に直交する方向である左右方向の両側部の前方側の端部に、該走行モジュールの該左右方向に突出するように設けられて、該走行モジュールを、その接地対象の上面に対して平行な状態と、該走行モジュールの後方側の端部を下方に向けた状態との間で回転可能に支持する回転軸として機能する支持部材を含んで成り、
前記走行モジュール又は前記昇降モジュールは、
前記走行モジュールをその前方側の端部の位置で前記左右方向から挟み込み、該位置から上方向に延びるように対向して設けられており、該支持部材の先端部が差し込まれて該走行モジュールの前方側の端部の上下方向の移動を案内する溝部を有するガイドレールと、
前記溝部に案内される範囲で前記支持部材を上下方向に移動させることにより、前記走行モジュールの前方側の端部を上下方向に移動させる上下移動機構と、を含んで成り、
前記動作制御部による制御に応じて、前記走行モジュールの前記支持部材を回転中心とした回転と前記ガイドレールに沿った移動とを規制して該走行モジュールをその接地対象の上面に対して平行な状態であって該走行モジュールの前方側の端部が前記ガイドレールの下端部の位置にある状態で維持するロック状態と、該走行モジュールの該回転軸を回転中心とした回転と該ガイドレールに沿った移動とを規制しないロック解除状態とを切り替えるロック機構と、を含んで成り、
前記第4工程の前に前記ロック機構を前記ロック解除状態にさせて、前記走行モジュールが後方側の端部を下方に向けた状態になるまで該走行モジュールの前方側の端部を上方に移動させるように上下移動機構を制御する工程を含み、
前記第5工程は、該走行モジュールの前方側の端部を下方に移動させるように上下移動機構を制御して、該走行モジュールを前記移動先の段差の上面にあてて、該走行モジュールの下方向への移動に伴って該走行モジュールを押し上げさせて、該走行モジュールを該移動先の段差の上面に対して平行な状態とする工程を含み、
前記第5工程の後に、前記ロック機構を前記ロック状態にさせるように制御する工程を含み、
又は、
前記第6工程の前に前記ロック機構を前記ロック解除状態にさせて、前記走行モジュールが後方側の端部を下方に向けた状態になるまで該走行モジュールの前方側の端部を上方に移動させるように上下移動機構を制御する工程を含み、
前記第7工程は、該走行モジュールの前方側の端部を下方に移動させるように上下移動機構を制御して、該走行モジュールを前記移動先の段差の上面にあてて、該走行モジュールの下方向への移動に伴って該走行モジュールを押し上げさせて、該走行モジュールを該移動先の段差の上面に対して平行な状態とする工程を含み、
前記第7工程の後に、前記ロック機構を前記ロック状態にさせるように制御する工程を含むことが好ましい。
まず図1~図2を用いて、本実施形態の段差移動装置の構成について説明する。なお同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略することがある。なお図1は、手前側にある側方部材530及び上部モジュール70の側部、前方部材590、通電又は通信用のケーブル、駆動用のモータ等を説明のために取り除いた状態を記載している。
A+C+D>B…(2)
ただし、Aは、上部モジュール70(動作制御部730を含む)の重量であり、Bは、上面部材510と、側方部材530と、上部移動機構550と、下部移動機構570と、を含む構造モジュール50の重量であり、Cは、昇降モジュール30の重量であり、Dは、走行モジュール10の重量であって、A、B、C、Dは、各モジュールが備える情報取得部90の重量を含む。また、動作制御部730が構造モジュール50、昇降モジュール30又は走行モジュール10に配置されている場合には、B、C又はDは、動作制御部730の重量を含む。
次に、本実施形態の段差移動装置1の制御方法について説明する。まず図3A~図4Bを参照して、前方の上りの段差を上る際の一連の工程について説明する。
まず、情報取得部90が段差移動装置1の前方又は後方の段差の有無及び段差の状態を示す情報を取得する(図3A/S11)。
次に、図3A、図3B、図5A、図5Bを参照して、後方の下りの段差を下る際の一連の工程について説明する。まず、情報取得部90が段差移動装置1の前方又は後方の段差の有無及び段差の状態を示す情報を取得する(図3A/S11)。
図4B及び図6を参照して、構造モジュール50が前方側に所定程度傾くように、せり出し機構533の動作を制御する傾き制御について説明する。傾き制御の工程を開始すると、まず動作制御部730は、構造モジュール50の傾きの大きさを示す傾き情報及び脚部531が接地する接地対象の上面(上りの段差を上る場合は移動先の段差の上面Su、下りの段差を下る場合は図5Aの床面Grの上面。以下同じ。)の部分のうち脚部531が接地する接地部分までの距離を示す上面情報の一方又は両方を取得する工程を行う(図6/S101)。
例えば第1変更実施形態の段差移動装置1の昇降モジュール30は、図7に示すように、蝶番350と、ロック機構370と、を含んで構成される。
Claims (9)
- 前方又は後方にある段差の高低間を昇降して移動する段差移動装置であって、
前記段差移動装置を床面上で移動させる床面移動機構を含んで成る走行モジュールと、
前記走行モジュールの前方側の端部から上方向に延びるように配置された昇降モジュールと、
前記昇降モジュールの上端部に支持されて前記走行モジュールの上方に配置されており、その上面を構成する上面部材と、該上面部材の平面視において前記段差移動装置の前後方向に直交する方向の両端部から下方向に向かって、前記走行モジュールが接地する接地対象との間に所定の隙間を形成する高さまで延在する側方部材と、を含んで成る構造モジュールと、
前記上面部材の上面に配置されており、その底面を構成する底面部材を含んで成る上部モジュールと、を備え、
前記構造モジュールは、
前記上部モジュールの底面と前記構造モジュールの上面との間に配置されて、該上部モジュールと該構造モジュールとを、前記段差移動装置の前後方向に相対的に移動自在に連結する上部移動機構と、
前記昇降モジュールの上端部と前記構造モジュールの上面部材の下面との間に配置されて、該昇降モジュール及び前記走行モジュールと該構造モジュールとを、前記段差移動装置の前後方向に相対的に移動自在に連結する下部移動機構と、を含んで成り、
前記昇降モジュールは、前記構造モジュールと前記走行モジュールとを垂直方向に相対的に移動自在に連結しており、
前記下部移動機構は、前記構造モジュールの前記上面部材の下面の前後方向の両略端部にわたって配置されて、前記昇降モジュールの上端部が該上面部材の後方側の略端部の位置よりも後方に移動することを規制するように構成されており、
前記段差移動装置の前方又は後方の段差の有無及び該段差の状態を示す情報を含む情報を取得する情報取得部と、
前記情報取得部が取得した情報に応じて、前記段差移動装置が移動先の段差に移動する際の、前記床面移動機構、前記昇降モジュール、前記上部移動機構、及び前記下部移動機構それぞれの相互に独立した動作を制御する動作制御部と、を備えることを特徴とする段差移動装置。 - 請求項1に記載の段差移動装置において、
前記情報取得部及び前記動作制御部は、前記上部モジュール、前記構造モジュール、前記昇降モジュール及び前記走行モジュールの何れかに備えられており、
前記段差移動装置を構成する各モジュールの重量は、下記式1及び2を満たすように調整されていることを特徴とする段差移動装置。
A+B>C+D…(1)
A+C+D>B…(2)
ただし、Aは、前記上部モジュールの重量であり、
Bは、前記上面部材と、前記側方部材と、前記上部移動機構と、下部移動機構と、を含む前記構造モジュールの重量であり、
Cは、昇降モジュールの重量であり、
Dは、走行モジュールの重量であって、
A、B、C、Dは、前記各モジュールが前記情報取得部又は前記動作制御部を備えている場合の、該情報取得部及び該動作制御部の重量を含む。 - 請求項1又は2に記載の段差移動装置において、
前記構造モジュールは、
前記側方部材それぞれの下端部の後方側に配置された脚部と、
前記脚部の底部の高さが最も前記側方部材の下端部に近い第1位置と、該底部の高さが該第1位置よりも下方にせり出した第2位置と、の間で該底部の位置を変化させるせり出し機構と、を含んで成り、
前記動作制御部は、前記情報取得部が取得した情報に基づいて、前記脚部を前記第1位置から前記第2位置の方向にせり出させて、該脚部の接地対象の上面を該脚部の前記底部を介して押圧させ、前記構造モジュールが前方側に所定程度傾くように、前記せり出し機構の動作を制御する傾き制御を行うように構成されていることを特徴とする段差移動装置。 - 請求項1~3の何れかに記載の段差移動装置において、
前記走行モジュール又は前記昇降モジュールは、
前記走行モジュールの前方側の端部の位置において、該走行モジュールを、その接地対象の上面に対して平行な状態と、該走行モジュールの後方側の端部を下方に向けた状態との間で回転可能に支持する回転軸と、
前記動作制御部による制御に応じて、前記走行モジュールの前記回転軸を回転中心とした回転を規制して該走行モジュールをその接地対象の上面に対して平行な状態で維持するロック状態と、該走行モジュールの該回転軸を回転中心とした回転を規制しないロック解除状態とを切り替えるロック機構と、を備えることを特徴とする段差移動装置。 - 請求項1~4の何れかに記載の段差移動装置を制御する方法であって、
前記段差移動装置の前方又は後方の段差の有無及び該段差の状態を示す情報を取得して、該取得した情報に基づいて、段差の有無を判定する判定工程と、
前記判定工程において上りの段差が前記段差移動装置の前方にあると判定された場合には、
前記段差移動装置の前方の端部を移動先の段差の蹴上面の近傍の位置まで移動させるように前記床面移動機構を制御する工程と、
前記構造モジュールを前記上部モジュールと共に、前記側方部材の下端部が前記移動先の段差の高さを超える高さまで上方向に移動させるように前記昇降モジュールを制御する第1工程と、
前記構造モジュールを、その略全体が前記移動先の段差の上方に位置する位置まで水平移動させるように前記上部移動機構及び前記下部移動機構を制御する第2工程と、
前記上部モジュールを、その全体が前記移動先の段差の上方に位置する位置まで水平移動させるように前記上部移動機構を制御する第3工程と、
前記走行モジュールを、その下端部が前記移動先の段差の高さを超える高さまで上方向に移動させるように前記昇降モジュールを制御する第4工程と、
前記走行モジュールを、その全体が前記移動先の段差の上方に位置する位置まで水平移動させるように前記下部移動機構を制御する第5工程と、をさらに含み、
又は、
前記判定工程において下りの段差が前記段差移動装置の後方にあると判定された場合には、
前記昇降モジュールの前後方向の長さの分、前記上面部材の後方側の端部が移動先の段差の上方側にせり出す位置まで前記段差移動装置を移動するように前記床面移動機構を制御する工程と、
前記構造モジュールを、その下端部が前記走行モジュールの接地対象に接地する位置まで下方向に移動させるように前記昇降モジュールを制御する工程と、
前記走行モジュールを、その全体が前記移動先の段差の上方に位置する位置まで水平移動させるように前記下部移動機構を制御する第6工程と、
前記走行モジュールを、その下端部が前記移動先の段差の上面に接する高さまで下方向に移動させるように前記昇降モジュールを制御する第7工程と、
前記上部モジュールを、その全体が前記移動先の段差の上方に位置する位置まで水平移動させるように前記上部移動機構を制御する第8工程と、
前記構造モジュールを、その全体が前記移動先の段差の上方に位置する位置まで水平移動させるように前記上部移動機構及び前記下部移動機構を制御する第9工程と、
前記構造モジュールを前記上部モジュールと共に下方向に移動させるように、前記昇降モジュールを制御する第10工程と、をさらに含むことを特徴とする段差移動装置の制御方法。 - 請求項5に記載の制御方法において、
前記構造モジュールは、
前記側方部材それぞれの下端部の後方側に配置された脚部と、
前記脚部の底部の高さが最も前記側方部材の下端部に近い第1位置と、該底部の高さが該第1位置よりも下方にせり出した第2位置と、の間で該底部の位置を変化させるせり出し機構と、を含んで成り、
前記動作制御部は、前記脚部を前記第1位置から前記第2位置の方向にせり出させて、該脚部の接地対象の上面を該脚部の前記底部を介して押圧させ、前記構造モジュールが前方側に所定程度傾くように、前記せり出し機構の動作を制御する傾き制御を行うように構成されており、
前記第3工程と前記第4工程との間に、前記傾き制御を行う工程を含み、
又は、
前記第6工程の前に、前記傾き制御を行う工程を含むことを特徴とする制御方法。 - 請求項6に記載の制御方法において、
前記情報取得部は、前記構造モジュールの傾きの大きさを示す傾き情報及び前記脚部が接地する接地対象の上面のうち該脚部が接地する接地部分から該情報取得部までの距離を示す上面情報の一方又は両方を取得するように構成されており、
前記傾き制御を行う工程は、
前記傾き情報及び前記上面情報の一方又は両方を取得する工程と、
前記傾き情報及び前記上面情報の一方又は両方に基づいて、前記構造モジュールを前方方向に前記所定程度傾かせるための、前記脚部の前記底部の前記第2位置の方向へのせり出し量を取得する工程と、
前記取得されたせり出し量に応じて前記脚部の前記底部を前記第2位置の方向にせり出させるように、前記せり出し機構の動作を制御する工程と、を含むことを特徴とする制御方法。 - 請求項5~7の何れかに記載の制御方法において、
前記走行モジュール又は前記昇降モジュールは、
前記走行モジュールの前方側の端部の位置において、該走行モジュールを、その接地対象の上面に対して平行な状態と、該走行モジュールの後方側の端部を下方に向けた状態との間で回転可能に支持する回転軸と、
前記動作制御部による制御に応じて、前記走行モジュールの前記回転軸を回転中心とした回転を規制して該走行モジュールをその接地対象の上面に対して平行な状態で維持するロック状態と、該走行モジュールの該回転軸を回転中心とした回転を規制しないロック解除状態とを切り替えるロック機構と、を含んで成り、
前記第4工程の前に、前記ロック機構を前記ロック解除状態にさせる工程を含み、
前記第5工程は、前記走行モジュールの下端部を前記移動先の段差の上面にあてて、該走行モジュールの水平移動に伴って該走行モジュールを押し上げさせて、該走行モジュールを該移動先の段差の上面に対して平行な状態とする工程を含み、
前記第5工程の後に、前記ロック機構を前記ロック状態にさせるように制御する工程を含み、
又は、
前記第6工程の前に、前記ロック機構を前記ロック解除状態にさせる工程を含み、
前記第7工程は、前記走行モジュールの下端部を前記移動先の段差の上面にあてて、該走行モジュールの下方向への移動に伴って該走行モジュールを押し上げさせて、該走行モジュールを該移動先の段差の上面に対して平行な状態とする工程を含み、
前記第7工程の後に、前記ロック機構を前記ロック状態にさせるように制御する工程を含むことを特徴とする制御方法。 - 請求項5~7の何れかに記載の制御方法において、
前記走行モジュールは、その平面視において前記段差移動装置の前後方向に直交する方向である左右方向の両側部の前方側の端部に、該走行モジュールの該左右方向に突出するように設けられて、該走行モジュールを、その接地対象の上面に対して平行な状態と、該走行モジュールの後方側の端部を下方に向けた状態との間で回転可能に支持する回転軸として機能する支持部材を含んで成り、
前記走行モジュール又は前記昇降モジュールは、
前記走行モジュールをその前方側の端部の位置で前記左右方向から挟み込み、該位置から上方向に延びるように対向して設けられており、該支持部材の先端部が差し込まれて該走行モジュールの前方側の端部の上下方向の移動を案内する溝部を有するガイドレールと、
前記溝部に案内される範囲で前記支持部材を上下方向に移動させることにより、前記走行モジュールの前方側の端部を上下方向に移動させる上下移動機構と、を含んで成り、
前記動作制御部による制御に応じて、前記走行モジュールの前記支持部材を回転中心とした回転と前記ガイドレールに沿った移動とを規制して該走行モジュールをその接地対象の上面に対して平行な状態であって該走行モジュールの前方側の端部が前記ガイドレールの下端部の位置にある状態で維持するロック状態と、該走行モジュールの該回転軸を回転中心とした回転と該ガイドレールに沿った移動とを規制しないロック解除状態とを切り替えるロック機構と、を含んで成り、
前記第4工程の前に前記ロック機構を前記ロック解除状態にさせて、前記走行モジュールが後方側の端部を下方に向けた状態になるまで該走行モジュールの前方側の端部を上方に移動させるように上下移動機構を制御する工程を含み、
前記第5工程は、該走行モジュールの前方側の端部を下方に移動させるように上下移動機構を制御して、該走行モジュールを前記移動先の段差の上面にあてて、該走行モジュールの下方向への移動に伴って該走行モジュールを押し上げさせて、該走行モジュールを該移動先の段差の上面に対して平行な状態とする工程を含み、
前記第5工程の後に、前記ロック機構を前記ロック状態にさせるように制御する工程を含み、
又は、
前記第6工程の前に前記ロック機構を前記ロック解除状態にさせて、前記走行モジュールが後方側の端部を下方に向けた状態になるまで該走行モジュールの前方側の端部を上方に移動させるように上下移動機構を制御する工程を含み、
前記第7工程は、該走行モジュールの前方側の端部を下方に移動させるように上下移動機構を制御して、該走行モジュールを前記移動先の段差の上面にあてて、該走行モジュールの下方向への移動に伴って該走行モジュールを押し上げさせて、該走行モジュールを該移動先の段差の上面に対して平行な状態とする工程を含み、
前記第7工程の後に、前記ロック機構を前記ロック状態にさせるように制御する工程を含むことを特徴とする制御方法。
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