JP7053988B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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冷媒連絡配管の圧力損失を算出する空気調和装置に関する。
従来、圧縮機と、室外熱交換器と、膨張弁と、室内熱交換器と、が接続された冷媒回路を備える空気調和装置は公知である。特許文献1(特開2014-167381号公報)には、冷媒の蒸発温度を飽和圧力に換算した圧力を冷凍サイクルの低圧とする空気調和装置が記載されている。
しかし、特許文献1(特開2014-167381号公報)では、冷媒連絡配管の圧力損失を算出することができないという課題がある。
第1観点に係る空気調和機は、冷媒回路と、制御装置と、を備える。冷媒回路は、圧縮機と、室外熱交換器と、膨張弁と、室内熱交換器と、を備える。室内熱交換器と圧縮機との間には、冷媒連絡配管が配置される。制御装置は、冷媒連絡配管における冷媒の圧力損失を算出するための圧力損失算出運転を有する。制御装置は、圧力損失算出運転において、膨張弁の開度を所定開度以下にした状態で圧縮機の電流を監視する。制御装置は、その監視結果に基づいて圧力損失を算出する。
第2観点に係る空気調和機は、制御装置は、圧力損失算出運転において、膨張弁の開度を所定開度以下にしてからの圧縮機の電流値が上昇から下降に移行するまでの時間に基づいて、圧力損失を算出する。
第3観点に係る空気調和機は、制御装置は、圧縮機の周波数を第1周波数に固定して、圧力損失算出運転を実行する。
第4観点に係る空気調和機は、制御装置は、空気調和装置が据え付けられた後に実行される試運転を有する。制御装置は、試運転中に、圧力損失算出運転を実行する。
第5観点に係る空気調和機は、制御装置は、圧力損失算出運転によって算出された圧力損失を蒸発圧力に加算して圧縮機の吸入圧力を算出する。制御装置は、圧力損失算出運転とは異なる通常運転において、算出された吸入圧力を用いて圧縮機の運転容量を制御する。
第6観点に係る空気調和機は、制御装置は、圧力損失算出運転によって算出された圧力損失の大きさに比例して冷媒連絡配管の配管長を決定する。
第7観点に係る空気調和機は、四方切換弁をさらに備える。四方切換弁は、第1冷媒流れと、第2冷媒流れと、を切り換える。第1冷媒流れは、室外熱交換器を凝縮器として作用させつつ室内熱交換器を蒸発器として作用させる。第2冷媒流れは、室外熱交換器を蒸発器として作用させつつ室内熱交換器を凝縮器として作用させる。制御装置は、第2冷媒流れによる暖房運転を中断して、第1冷媒流れによって室外熱交換器に付着した霜を融解させるデフロスト運転を行う。制御装置は、圧力損失算出運転によって算出された圧力損失が大きい場合には、デフロスト運転終了から暖房運転に復帰する際の四方切換弁が第1冷媒流れを第2冷媒流れに切り換える前までの第1時間を短縮する。
第8観点に係る空気調和機は、圧縮機に吸入される冷媒の圧力を測る吸入圧力センサを有さない。
空気調和装置の配管系統図である。 空気調和装置の制御ブロック図である。 圧力損失算出運転のフローチャートである。 圧力損失算出運転のタイムチャートである。 冷媒連絡配管の圧力損失と膨張弁閉鎖後の圧縮機電流値のピークまでの時間との相関を示したグラフ図である。 変形例1の空気調和装置の配管系統図である。 変形例2の空気調和装置の配管系統図である。 変形例2の暖房運転復帰のフローチャートである。
<空気調和装置>
(1)全体構成
図1及び図2を用いて、本実施形態の空気調和装置100の全体構成について説明する。なお、図1では、空気調和装置100の全体構成を配管系統図によって表している。また、図2では、空気調和装置100の制御構成を制御ブロック図によって表している。
図1に示すように、空気調和装置100は、蒸気圧縮式冷凍サイクルを用いて、建物等の室内の冷房を行う装置である。空気調和装置100は、冷房専用装置とされている。空気調和装置100は、室外ユニット10と、室内ユニット20と、制御装置50と、を備えている。
(1-1)室外ユニット
室外ユニット10は、建物の室外に設けられている。室外ユニット10は、圧縮機11と、室外熱交換器12と、室外ファン13と、室外ファン電動機14と、膨張弁としての電子膨張弁15と、を備えている。
圧縮機11は、冷媒ガスを低圧から高圧にして送り出すものである。圧縮機11の吸入側には、吸入配管31が接続されている。圧縮機11の吐出側には、吐出配管32が接続されている。吐出配管32の圧縮機11の近傍には、吐出管温度センサ61が設けられている。吐出管温度センサ61は、吐出管温度を検出するものである。
室外熱交換器12は、空気と冷媒とを熱交換させ、冷媒ガスを冷媒液に凝縮させるものである。室外熱交換器12の入口側は、吐出配管32に接続されている。室外熱交換器12の出口側は、液配管に接続されている。室外熱交換器12の冷媒通路の中間には、室外熱交換器中間温度センサ62が設けられている。室外熱交換器中間温度センサ62は、室外熱交換器中間温度を検出するものである。
室外ファン13は、室外ファン電動機14によって駆動され、室外熱交換器12に対し通風経路を形成するものである。
電子膨張弁15は、冷媒液を気液混合冷媒に膨張するものである。電子膨張弁15は、電気的に駆動され、開度の増加又は減少の操作が行われる。
ここで、特記すべき事項として、空気調和装置100には、吸入圧力センサ等の圧縮機11の吸入圧力Psを検出するものが設けられていない。また、空気調和装置100には、レシーバ、アキュムレータ等の冷媒量調整用の容器が設けられていない。
(1-2)室内ユニット
室内ユニット20は、建物の室内に設けられている。室内ユニット20は、室内熱交換器22と、室内ファン23と、室内ファン電動機24と、を備えている。
室内熱交換器22は、空気と冷媒とを熱交換させ、気液混合冷媒を冷媒ガスに蒸発させるものである。室内熱交換器22の入口側は、液冷媒連絡配管36に接続されている。室内熱交換器22の出口側は、冷媒連絡配管としてのガス冷媒連絡配管37に接続されている。室内熱交換器22の入口側には、室内熱交換器入口温度センサ63が設けられている。室内熱交換器入口温度センサ63は、室内熱交換器入口温度を検出するものである。室内熱交換器22の冷媒通路の中間には、室内熱交換器中間温度センサ64が設けられている。室内熱交換器中間温度センサ64は、室内熱交換器中間温度を検出するものである。
室内ファン23は、室内ファン電動機24によって駆動され、室内熱交換器22に対し通風経路を形成するものである。室内ファン23の吸込側には、室内吸込空気温度センサ65が設けられている。室内吸込空気温度センサ65は、室内吸込空気温度を検出するものである。
(1-3)冷媒連絡配管
冷媒連絡配管としてのガス冷媒連絡配管37は、室内熱交換器22と圧縮機11との間に配置されている。液冷媒連絡配管36は、電子膨張弁15と室内熱交換器22との間に配置されている。
液冷媒連絡配管36及びガス冷媒連絡配管37は、室外ユニット10と室内ユニット20とを接続するものである。液冷媒連絡配管36及びガス冷媒連絡配管37は、空気調和装置100を建物等の設置場所に設置する際に、現地にて施工される冷媒配管である。液冷媒連絡配管36及びガス冷媒連絡配管37は、設置場所や室外ユニット10と室内ユニット20との組み合わせ等の設置条件に応じて種々の長さや管径を有するものが使用される。
(1-4)制御装置
図2に示すように、制御装置50は、室外側制御部51と、室内側制御部52と、を備えている。空気調和装置100は、制御装置50によって、室外ユニット10及び室内ユニット20の各機器の制御を実行する。具体的には、制御装置50は、室外側制御部51と室内側制御部52との間が通信接続されることによって、空気調和装置100全体の運転制御を行う。
制御装置50は、吐出管温度センサ61、室外熱交換器中間温度センサ62、室内熱交換器入口温度センサ63、室内熱交換器中間温度センサ64及び室内吸込空気温度センサ65に接続されている。制御装置50は、これらのセンサの検出信号を受信する。また、制御装置50は、これらの検出信号等に基づいて、圧縮機11、室外ファン電動機14、電子膨張弁15、室内ファン電動機24を制御する。
具体的には、制御装置50は、圧縮機11の運転周波数(以下、圧縮機周波数Fc)を制御し、圧縮機11の運転容量を制御する。制御装置50は、圧縮機11に供給される電流値(以下、圧縮機電流値Ic)を監視する。制御装置50は、電子膨張弁15の開度(以下、膨張弁開度Ev)を制御する。
(2)冷房運転
図1を用いて、空気調和装置100の冷房運転について説明する。
圧縮機11によって圧縮された高温かつ高圧の冷媒ガスは、室外熱交換器12に向かって流れる。室外熱交換器12において、高温かつ高圧の冷媒ガスは、空気によって熱を奪われ、冷媒液に凝縮される。凝縮した冷媒液は、電子膨張弁15に向かって流れる。
冷媒液は、電子膨張弁15によって、気液混合冷媒に膨張される。気液混合冷媒は、液冷媒連絡配管36を経由して室内熱交換器22に向かって流れる。室内熱交換器22において、気液混合冷媒は、空気によって熱が与えられ、冷媒ガスに蒸発される。蒸発された冷媒ガスは、ガス冷媒連絡配管37を経由して圧縮機11に吸入される。
(3)試運転
空気調和装置100の試運転について説明する。
試運転とは、空気調和装置100が据え付けられた後の試験的な運転である。ここで、空気調和装置100が据え付けられるとは、室外ユニット10が更新されること、室内ユニット20が更新されること、を含む。試運転では、冷房運転が実行され、圧縮機起動制御から通常制御に至るまでが実行される。圧縮機起動制御では、起動後から、圧縮機周波数Fcと、膨張弁開度Evとが段階的に増加される。
(4)圧力損失算出運転
図3乃至図4を用いて、圧力損失算出運転S100について説明する。
圧力損失算出運転S100は、圧縮機電流の監視結果に基づいて、冷媒連絡配管としてのガス冷媒連絡配管37の圧力損失ΔPを算出する運転である。圧力損失算出運転S100は、上記試運転中に実行されるものである。
(4-1)フロー
図3を用いて、圧力損失算出運転S100のフローについて説明する。
ステップS101において、制御装置50は、現在が試運転中かどうかを確認する。現在が試運転中であれば、ステップS102へ移行し、現在が試運転中でなければ、ステップS101に戻る。
ステップS102において、制御装置50は、現在が圧縮機起動制御の後であるかどうかを確認する。現在が圧縮機起動制御の後であれば、ステップS103へ移行し、現在が圧縮機起動制御の後でなければ、ステップS101に戻る。
ステップS103において、制御装置50は、圧縮機周波数Fcを第1周波数としての所定周波数Fc1に固定する。所定周波数Fc1は、予め制御装置50に記憶されている。
ステップS104において、制御装置50は、圧縮機電流値Icが安定したかどうかを確認する。具体的には、制御装置50は、圧縮機電流値Icが安定した条件として、圧縮機電流値Icが所定範囲ΔIc1以下の変化である状態が所定時間taだけ継続したかどうかを確認する。制御装置50は、圧縮機電流値Icが安定したならば、ステップS105に移行する。
ステップS105において、制御装置50は、膨張弁開度Evを所定開度以下(本実施形態では全閉)とする。なお、膨張弁開度Evが全閉とは、電子膨張弁15の個体ばらつきを含むものとする。具体的には、膨張弁開度Evが全閉とは、制御装置50に指令された膨張弁開度Evに対する電子膨張弁15の通過流量のばらつきを含めて、電子膨張弁15が閉塞している場合(電子膨張弁15の通過流量が0の場合)である。例えば、制御装置50に指令された膨張弁開度Evが0以上の所定開度であっても電子膨張弁15が閉塞している場合は、膨張弁開度Evが全閉に含まれる。
ステップS106において、制御装置50は、膨張弁開度Evを全閉としてから圧縮機電流値Icがピーク値に到達するまでの時間であるピーク到達時間tpを検出する。
ここで、圧縮機電流値Icのピーク値とは、圧縮機電流値Icが上昇から下降に移行したときの電流値である。また、ピーク到達時間tpとは、膨張弁開度Evを全閉としてから圧縮機電流値Icがピーク値に到達するまでの時間である。
ステップS107において、制御装置50は、膨張弁開度Evを全閉としてから所定時間tbが経過したかどうかを確認する。制御装置50は、膨張弁開度Evを全閉としてから所定時間tbが経過していれば、圧力損失算出運転S100を終了する。
なお、圧力損失算出運転S100において、制御装置50は、室外ファン電動機14を強風モードで運転し、室内ファン電動機24を弱風モードで運転する。
(4-2)作用
図4を用いて、圧力損失算出運転S100の作用について説明する。なお、図4では、圧力損失算出運転S100の作用について、圧縮機周波数Fc、膨張弁開度Ev及び圧縮機電流値Icのタイムチャートを用いて説明する。
ステップS102では、圧縮機起動制御が終了されたことが確認される。ステップS103では、圧縮機周波数Fcが所定周波数Fc1に固定される。ステップS104では、圧縮機電流値Icが安定したことが確認される。ステップS105では、膨張弁開度Evが全閉とされる。
このとき、膨張弁開度Evが全閉とされたため、電子膨張弁15の上流側(室外熱交換器12)と、下流側(室内熱交換器22及びガス冷媒連絡配管37)とが遮断される。そして、室内熱交換器22及びガス冷媒連絡配管37の内部の冷媒が圧縮機11に吸入される。
なお、室内熱交換器22では、室内ファン23が室内ファン電動機24によって弱風モードで運転されているため、冷媒と空気の熱交換がされる。そのため、室内熱交換器22の冷媒は蒸発されて圧縮機11に吸入される。
そして、室内熱交換器22及びガス冷媒連絡配管37の内部の全ての冷媒が圧縮機11に吸入されると、室内熱交換器22及びガス冷媒連絡配管37の内部が真空状態となり、圧縮機11が冷媒ガスを圧縮しなくなるため、圧縮機11の仕事量が低下する。圧縮機11の仕事量が低下すると、圧縮機電流値Icが低下する。
つまり、圧縮機電流値Icがピーク値に到達したときは、室内熱交換器22及びガス冷媒連絡配管37の内部の全ての冷媒が圧縮機11に吸入されている。このとき、室内熱交換器22及びガス冷媒連絡配管37の内部は、真空状態となっている。
なお、室外熱交換器12では、室外ファン13が室外ファン電動機14によって強風モードで運転されているため、冷媒と空気の熱交換がされる。そのため、圧縮機11によって吐出された冷媒ガスが凝縮し、冷媒液として室外熱交換器12に滞留される。
ステップS106では、ピーク到達時間tpが検出される。ピーク到達時間tpとは、上記したように、膨張弁開度Evを全閉としてから圧縮機電流値Icがピーク値に到達するまでの時間である。
ステップS107では、膨張弁開度Evが全閉とされてから所定時間tbが経過したため、圧力損失算出運転S100が終了される。
(4-3)効果
図5を用いて、圧力損失ΔPとピーク到達時間tpとの相関について説明する。なお、図5では、圧力損失ΔPとピーク到達時間tpとの相関をグラフ図によって表している。
上記したように、圧縮機電流値Icがピーク値に到達したときには、室内熱交換器22及びガス冷媒連絡配管37の内部は、全ての冷媒が圧縮機11に吸入され、真空状態になる。
ここで、室内熱交換器22の内容積は、一定である。ガス冷媒連絡配管37の内容積の大きさは、配管長に比例する。つまり、室内熱交換器22及びガス冷媒連絡配管37の内容積の大きさは、ガス冷媒連絡配管37の配管長に比例する。
また、空気調和装置100では、ガス冷媒連絡配管37の配管長によって充填冷媒量が異なる。具体的には、ガス冷媒連絡配管37の配管長が長いほど、充填冷媒量も多くなる。
そのため、圧力損失算出運転S100では、ガス冷媒連絡配管37の配管長が長いほど、圧縮機11が多くの冷媒を吸入する必要がある。つまり、ガス冷媒連絡配管37の配管長が長いほど、ピーク到達時間tpは長くなる。
そして、ガス冷媒連絡配管37の配管長は、ガス冷媒連絡配管37の圧力損失ΔPの大きさに比例する。そのため、ピーク到達時間tpの長さは、ガス冷媒連絡配管37の圧力損失ΔPの大きさに比例する。具体的には、ピーク到達時間tpが短いほど圧力損失ΔPは小さく、ピーク到達時間tpが長いほど圧力損失ΔPは大きい。
空気調和装置100では、予め、ピーク到達時間tpとガス冷媒連絡配管37の圧力損失ΔPとの相関が実験によって決定され、ピーク到達時間tpと圧力損失ΔPとの相関が制御装置50に記憶されている。
つまり、制御装置50は、ピーク到達時間tpを検出すれば、ガス冷媒連絡配管37の圧力損失ΔPを算出することができる。このようにして、空気調和装置100では、圧縮機電流値Icのピーク到達時間tpに基づいて、ガス冷媒連絡配管37の圧力損失ΔPを算出することができる。
(4-3-1)吸入圧力Psの算出
空気調和装置100において、制御装置50は、室内熱交換器中間温度センサ64より検出した蒸発温度Teより蒸発圧力Peを演算し、演算した蒸発圧力Peに算出した圧力損失ΔPを加算し、吸入圧力Psを算出することができる。
このようにして、制御装置50は、吸入圧力Psに基づいて、冷媒制御を実行することができる。
(4-3-2)圧縮機容量制御
空気調和装置100において、制御装置50は、圧力損失算出運転S100とは異なる通常運転において、上記算出された吸入圧力Psが目標吸入圧力Psmで一定になるように、圧縮機11の運転容量を制御する。
具体的には、吸入圧力Psが目標吸入圧力Psmよりも高い場合には、圧縮機11の運転容量が大きくなるように制御される。一方、吸入圧力Psが目標吸入圧力Psmよりも低い場合には、圧縮機11の運転容量が小さくなるように制御される。ここで、目標吸入圧力Psmは、室内ユニット20の運転容量が大きくなると、低くなるように設定され、室内ユニット20の運転容量が小さくなると、高くなるように設定される。
このようにして、制御装置50は、吸入圧力Psに基づいて、圧縮機11の運転容量を制御することができる。
(4-3-3)配管長の決定
ガス冷媒連絡配管37の圧力損失ΔPの大きさは、ガス冷媒連絡配管37の配管長に比例する。空気調和装置100では、予め、ガス冷媒連絡配管37の圧力損失ΔPの大きさとガス冷媒連絡配管37の配管長との相関が実験によって決定され、ガス冷媒連絡配管37の圧力損失ΔPの大きさとガス冷媒連絡配管37の配管長との相関が制御装置50に記憶されている。
このようにして、制御装置50は、ピーク到達時間tpに基づいて、ガス冷媒連絡配管37の配管長を決定することができる。
<特徴>
(1)
従来、空気調和装置では、吸入圧力センサが設けられ、吸入圧力センサによって圧縮機の吸入圧力が検出され、検出された吸入圧力に基づいて冷媒制御が実行されていた。
しかし、近年では、高価な圧力センサは、削除される傾向にある。そこで、空気調和装置では、蒸発器の中間に設けられる温度センサによって蒸発温度が検出され、検出された蒸発温度から蒸発圧力が算出され、吸入圧力の代替として蒸発圧力に基づいて冷媒制御が実行されていた。言い換えれば、吸入圧力センサが削除された空気調和装置では、ガス冷媒連絡配管の圧力損失を無視して、冷媒制御が実行されている。
しかし、ガス冷媒連絡配管の圧力損失を無視した場合には、精度良く冷媒制御を実行することができない。そこで、吸入圧力センサが削除された空気調和装置では、精度良く冷媒制御を実行するために、ガス冷媒連絡配管の圧力損失を算出する必要がある。そのような背景において、膨張弁を所定開度以下にしてからの圧縮機の電流値が上昇から下降に移行するまでの時間(本実施形態におけるピーク到達時間tp)と、ガス冷媒連絡配管の圧力損失とに相関があることが確認された。
空気調和装置100は、冷媒回路と、制御装置50と、を備える。冷媒回路は、圧縮機11と、室外熱交換器12と、電子膨張弁15と、室内熱交換器22と、を備える。室内熱交換器22と圧縮機11との間には、ガス冷媒連絡配管37が配置される。制御装置50は、ガス冷媒連絡配管37における冷媒の圧力損失ΔPを算出するための圧力損失算出運転S100を有する。制御装置50は、圧力損失算出運転S100において、電子膨張弁15の膨張弁開度Evを所定開度以下にした状態で圧縮機11の圧縮機電流を監視する。制御装置50は、その監視結果に基づいて圧力損失ΔPを算出する。
このような構成とすることで、空気調和装置100では、電子膨張弁15の膨張弁開度Evを所定開度以下としてからの圧縮機電流に基づいて、ガス冷媒連絡配管37の圧力損失ΔPが算出される。このようにして、空気調和装置100では、圧縮機電流の監視結果に基づいてガス冷媒連絡配管37の圧力損失ΔPを算出することができる。
(2)
空気調和装置100において、制御装置50は、圧力損失算出運転S100において、膨張弁開度Evを所定開度以下にしてからの圧縮機電流値Icが上昇から下降に移行するまでのピーク到達時間tpに基づいて、圧力損失ΔPを算出する。
ここで、ピーク到達時間tpとは、膨張弁開度Evを全閉としてから圧縮機電流値Icがピーク値に到達するまでの時間である。圧縮機電流値Icのピーク値とは、圧縮機電流値Icが上昇から下降に移行したときの電流値である。
なお、圧縮機電流値Icのピーク値とは、所定のサンプリング周期で圧縮機電流値Icを監視しているときの、圧縮機電流値Icが上昇から下降に移行したときの電流値である。例えば、圧縮機電流値Icが瞬時的に上昇から下降に移行したときは含まない。
このような構成とすることで、空気調和装置100では、膨張弁開度Evを所定開度以下にしてからの圧縮機電流値Icが上昇から下降に移行するまでのピーク到達時間tpに基づいて、ガス冷媒連絡配管37の圧力損失ΔPが算出される。このようにして、空気調和装置100では、ピーク到達時間tpに基づいて、ガス冷媒連絡配管37の圧力損失ΔPを算出することができる。
(3)
空気調和装置100において、制御装置50は、圧縮機周波数Fcを所定周波数Fc1に固定して、圧力損失算出運転S100を実行する。
このような構成とすることで、空気調和装置100では、圧縮機周波数Fcを所定周波数Fc1に固定して、圧力損失算出運転S100が実行される。このようにして、空気調和装置100では、ガス冷媒連絡配管37の圧力損失ΔPを算出することができる。
(4)
空気調和装置100において、制御装置50は、空気調和装置100が据え付けられた後に実行される試運転を有する。制御装置50は、試運転中に、圧力損失算出運転S100を実行する。
このような構成とすることで、空気調和装置100では、空気調和装置100が据え付けられた後の試運転時に、圧力損失算出運転S100が実行される。このようにして、空気調和装置100では、据付業者のみが試運転中に圧力損失算出運転S100を実行することで、ユーザーが圧力損失算出運転S100を実行する必要はない。
(5)
空気調和装置100において、制御装置50は、圧力損失算出運転S100によって算出された圧力損失ΔPを蒸発圧力Peに加算して圧縮機11の吸入圧力Psを算出する。制御装置50は、圧力損失算出運転S100とは異なる通常運転において、算出された吸入圧力Psを用いて圧縮機11の運転容量を制御する。
このようにして、制御装置50は、吸入圧力Psに基づいて、圧縮機11の運転容量を制御することができる。
(6)
空気調和装置100において、制御装置50は、圧力損失算出運転S100によって算出された圧力損失ΔPの大きさに比例してガス冷媒連絡配管37の配管長を決定する。
(7)
空気調和装置300は、四方切換弁18をさらに備える。四方切換弁18は、第1冷媒流れと、第2冷媒流れと、を切り換える。第1冷媒流れは、室外熱交換器12を凝縮器として作用させつつ室内熱交換器22を蒸発器として作用させる。第2冷媒流れは、室外熱交換器12を蒸発器として作用させつつ室内熱交換器22を凝縮器として作用させる。制御装置50は、第2冷媒流れによる暖房運転を中断して、第1冷媒流れによって室外熱交換器12に付着した霜を融解させるデフロスト運転を行う。制御装置50は、圧力損失算出運転S100によって算出された圧力損失ΔPが大きい場合には、デフロスト運転終了から暖房運転に復帰する際の四方切換弁18が第1冷媒流れを第2冷媒流れに切り換える前までの所定時間tcを短縮する。
空気調和装置300では、ガス冷媒連絡配管37が長い場合には、室内ユニット20に四方切換弁18の切換音が伝播しにくくなるため、四方切換弁18の切換前の所定時間tcを短縮し、デフロスト時間を短縮することができる。
(8)
空気調和装置100は、圧縮機11に吸入される冷媒の圧力を測る吸入圧力センサを有さない。
このようにして、高価な圧力センサを削除し、製品コストを削減することができる。
<変形例1>
(1)全体構成
図6を用いて、変形例1の空気調和装置200について説明する。なお、図6では、空気調和装置200の全体構成を配管系統図によって表している。
空気調和装置200は、空気調和装置100と比較して、室外熱交換器中間温度センサ62が削除された点のみが異なる。そのため、空気調和装置200において、空気調和装置100と共通する各機器については、詳細な説明を省略する。
(2)吐出圧力Pdの算出
空気調和装置200の吐出圧力Pdの算出について説明する。
上記したように、制御装置50は、冷房運転において、室内熱交換器中間温度センサ64より検出した蒸発温度Teより蒸発圧力Peを演算し、演算した蒸発圧力Peに算出した圧力損失ΔPを加算し、吸入圧力Psを算出する。
さらに、制御装置50は、圧縮機性能特性と、算出した吸入圧力Psと、圧縮機電流値Icと、圧縮機周波数Fcとに基づいて、吐出圧力Pdを算出する。具体的には、圧縮機性能特性は、吸入圧力Psと、吐出圧力Pdと、圧縮機電流値Icと、圧縮機周波数Fcとの相関を表した関数である。圧縮機性能特性は、空気調和装置200の制御装置50に予め記憶されている。
従来、例えば空気調和装置100では、冷房運転において、室外熱交換器中間温度センサ62によって凝縮温度Tcを検出し、検出した凝縮温度Tcより凝縮圧力Pcを演算し、吐出圧力Pdの代替として凝縮圧力Pcに基づいて冷媒制御が実行されていた。
しかし、空気調和装置200では、室外熱交換器中間温度センサ62を用いることなく、算出した吸入圧力Psと、圧縮機性能特性と、に基づいて吐出圧力Pdを算出することができる。そのため、空気調和装置200では、室外熱交換器中間温度センサ62を削除して、製品コストを削減することができる。
<変形例2>
(1)全体構成
図7を用いて、変形例2の空気調和装置300について説明する。なお、図7では、空気調和装置300の全体構成を配管系統図によって表している。
空気調和装置300は、冷房暖房兼用装置とされている。空気調和装置300は、空気調和装置100と比較して、第2電子膨張弁16、高圧レシーバ17及び四方切換弁18が追加された点のみが異なる。そのため、空気調和装置300において、空気調和装置100と共通する機器については、詳細な説明を省略する。
四方切換弁18は、室外熱交換器12を凝縮器として作用させつつ室内熱交換器22を蒸発器として作用させる第1冷媒流れとしての冷房運転と、室外熱交換器12を蒸発器として作用させつつ室内熱交換器22を凝縮器として作用させる第2冷媒流れとしての暖房運転と、を切り換えるものである。
高圧レシーバ17は、余剰となる冷媒を滞留させる冷媒量調整用の容器である。高圧レシーバ17は、電子膨張弁15と第2電子膨張弁16との間に配置されている。第2電子膨張弁16は、暖房運転において膨張弁として機能するものである。第2電子膨張弁16は、高圧レシーバ17と室外熱交換器12との間に配置されている。
(2)暖房運転
空気調和装置300の暖房運転について説明する。
圧縮機11によって圧縮された高温かつ高圧の冷媒ガスは、四方切換弁18及びガス冷媒連絡配管37を経由して室内熱交換器22に向かって流れる。室内熱交換器22において、高温かつ高圧の冷媒ガスは、空気によって熱を奪われ、冷媒液に凝縮される。凝縮した冷媒液は、液冷媒連絡配管36を経由して高圧レシーバ17に向かって流れる。
冷媒液は、第2電子膨張弁16によって、気液混合冷媒に膨張される。気液混合冷媒は、室外熱交換器12に向かって流れる。室外熱交換器12において、気液混合冷媒は、空気によって熱が与えられ、冷媒ガスに蒸発される。蒸発された冷媒ガスは、四方切換弁18を経由して圧縮機11に吸入される。
(2-1)吐出圧力Pdの算出
空気調和装置300の暖房運転における吐出圧力Pdの算出について説明する。
従来、空気調和装置の暖房運転では、室内熱交換器中間温度センサによって凝縮温度Tcを検出し、検出した凝縮温度Tcより凝縮圧力Pcを演算し、吐出圧力Pdの代替として凝縮圧力Pcに基づいて冷媒制御が実行されていた。言い換えれば、従来の空気調和装置の暖房運転では、ガス冷媒連絡配管の圧力損失を無視して冷媒制御が実行されていた。しかし、ガス冷媒連絡配管の圧力損失を無視した場合には、精度良く冷媒制御を実行することができない。
空気調和装置300において、制御装置50は、圧力損失算出運転S100において、ガス冷媒連絡配管37の圧力損失ΔPを算出する。
制御装置50は、暖房運転において、室内熱交換器中間温度センサ64より検出した凝縮温度Tcより凝縮圧力Pcを演算し、演算した凝縮圧力Pcに算出した圧力損失ΔPを演算(圧力損失ΔPの絶対値を加算)し、吐出圧力Pdを算出することができる。
このようにして、空気調和装置300において、制御装置50は、暖房運転において、吐出圧力Pdに基づいて、冷媒制御を実行することができる。
(3)デフロスト運転
空気調和装置300のデフロスト運転について説明する。
空気調和装置300において、制御装置50は、室外熱交換器12における冷媒の温度がデフロスト開始温度に達する等によって室外熱交換器12のデフロスト開始条件を満たすものと判定すると、暖房運転を中断し、室外熱交換器12に付着した霜を融解させるデフロスト運転が実行される。
デフロスト運転は、いわゆる逆サイクルデフロスト運転が採用されており、冷房運転と同様に、四方切換弁18を第1冷媒流れに切り換えて室外熱交換器12を凝縮器として機能させることによって行われる。これにより、室外熱交換器12に付着した霜を融解させることができる。
デフロスト運転は、室外熱交換器12における冷媒の温度がデフロスト完了温度に達する等によって室外熱交換器12のデフロスト完了条件を満たすものと判定されるまで行われ、その後、暖房運転に復帰する。
(3-1)デフロスト運転から暖房運転への復帰
空気調和装置300のデフロスト運転から暖房運転へ復帰する際の暖房運転復帰S200について説明する。
(3-1-1)フロー
図8を用いて、暖房運転復帰S200のフローについて説明する。
ステップS201において、制御装置50は、デフロスト運転を実行しているものとする。ステップS202において、制御装置50は、デフロスト完了条件が成立したかどうかを確認する。デフロスト完了条件が成立したのであれば、ステップS203へ移行する。
ステップS203において、制御装置50は、デフロスト完了条件が成立してから第1時間としての所定時間tcが経過したかどうかを確認する。所定時間tcが経過したならば、ステップS204に移行する。なお、所定時間tcは、予め制御装置50に記憶されているものとする。所定時間tcの長さは、ガス冷媒連絡配管37の圧力損失ΔPが大きければ短縮されるものとする。
具体的には、所定時間tcは、ガス冷媒連絡配管37の圧力損失ΔPが大きくなるにしたがって短縮するように設定される。つまり、所定時間tcは、ガス冷媒連絡配管37の圧力損失ΔPが大きい場合には短く設定され、ガス冷媒連絡配管37の圧力損失ΔPが小さい場合には長く設定される。
なお、所定時間tcは、ガス冷媒連絡配管37の圧力損失ΔPが所定値以上の場合には、短縮する構成としても良い。
ステップS204において、制御装置50は、四方切換弁18を第1冷媒流れから第2冷媒流れに切り換え、デフロスト運転から暖房運転に復帰させる。
(3-1-2)効果
暖房運転復帰S200の効果について説明する。
空気調和装置300では、ガス冷媒連絡配管37が長い場合には、室内ユニット20に四方切換弁18の切換音が伝播しにくくなるため、デフロスト完了条件が成立してから四方切換弁18の切換前までの所定時間tcを短縮することができる。
このようにして、デフロスト時間を短縮することができる。
<その他変形例>
(1)
本実施形態、変形例1、2では、圧縮機11の運転周波数を制御し、圧縮機11の運転容量を制御できるものとしたが、これに限定されない。例えば、圧縮機11は、運転容量が一定のものであっても良い。
(2)
本実施形態、変形例1、2では、圧力損失算出運転S100において、膨張弁開度Evを全閉としたが、圧縮機電流値Icのピーク値が検出できるのであれば、膨張弁開度Evを所定開度まで減少させるのみでも良い。
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
本発明は、空気調和装置に対して、広く適用可能である。
11 圧縮機
12 室外熱交換器
15 電子膨張弁(膨張弁)
22 室内熱交換器
37 ガス冷媒連絡配管(冷媒連絡配管)
50 制御装置
100 空気調和装置
特開2014-167381号公報

Claims (7)

  1. 圧縮機(11)と、室外熱交換器(12)と、膨張弁(15)と、室内熱交換器(22)と、前記室内熱交換器(22)と前記圧縮機(11)との間に配置される冷媒連絡配管(37)と、を有する冷媒回路と、
    制御装置(50)と、
    を備え、
    前記制御装置(50)は、
    前記冷媒連絡配管(37)における冷媒の圧力損失を算出するための圧力損失算出運転を有し、
    前記圧力損失算出運転において、前記膨張弁(15)の開度を所定開度以下にしてから前記圧縮機(11)の電流値が上昇から下降に移行するまでの時間に基づいて前記圧力損失を算出する、
    空気調和装置(100)。
  2. 前記制御装置(50)は、前記圧縮機(11)の周波数を第1周波数に固定して、前記圧力損失算出運転を実行する、
    請求項1に記載の空気調和装置(100)。
  3. 前記制御装置(50)は、
    前記空気調和装置(100)が据え付けられた後に実行される試運転を有し、
    前記試運転中に、前記圧力損失算出運転を実行する、
    請求項1又は2に記載の空気調和装置(100)。
  4. 前記制御装置(50)は、
    前記圧力損失算出運転によって算出された圧力損失を蒸発圧力に加算して前記圧縮機(11)の吸入圧力を算出し、
    前記圧力損失算出運転とは異なる通常運転において、算出された前記吸入圧力を用いて前記圧縮機(11)の運転容量を制御する、
    請求項1からのいずれか1項に記載の空気調和装置(100)。
  5. 前記制御装置は、
    前記圧力損失算出運転によって算出された圧力損失の大きさに比例して前記冷媒連絡配管(37)の配管長を決定する、
    請求項1からのいずれか1項に記載の空気調和装置(100)。
  6. 前記室外熱交換器(12)を凝縮器として作用させつつ前記室内熱交換器(22)を蒸発器として作用させる第1冷媒流れと、前記室外熱交換器(12)を蒸発器として作用させつつ前記室内熱交換器(22)を凝縮器として作用させる第2冷媒流れと、を切り換える四方切換弁(18)と、をさらに備え、
    前記制御装置(50)は、
    前記第2冷媒流れによる暖房運転を中断して、前記第1冷媒流れによって前記室外熱交換器(12)に付着した霜を融解させるデフロスト運転を行い、
    前記圧力損失算出運転によって算出された圧力損失が大きい場合には、前記デフロスト運転終了から前記暖房運転に復帰する際の前記四方切換弁(18)が前記第1冷媒流れを前記第2冷媒流れに切り換える前までの第1時間を短縮する、
    請求項1からのいずれか1項に記載の空気調和装置(300)。
  7. 前記圧縮機(11)に吸入される冷媒の圧力を測る吸入圧力センサを有さない、
    請求項1からのいずれか1項に記載の空気調和装置(100)。
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