本願は、測位支援データ送信方法および測位支援データ送信システムならびにデバイスを提供する。測位支援データ送信プロセスにおいて、本願は、具体的には、測位支援データの送信をユニキャストモードからブロードキャストモードへ切り替える処理に適用される。これにより、測位精度、スペクトル効率およびリソース利用率が改善する。
前述の目的を達成するために、以下の技術的解決手段が本願において用いられる。
第1の態様によれば、本願において提供される測位支援データ送信方法は、
測位サーバが、コアネットワークデバイスにより送信される少なくとも1つの測位要求を受信する段階であって、測位要求は、ユーザ機器UEの識別子およびUEのサービングセルの識別子を含む、段階と、
測位サーバが、少なくとも1つの測位要求に基づいて、少なくとも1つの測位支援データを基地局へ送信する段階と
を備え得る。
本願において提供される測位支援データ送信方法は、3GPP技術を用いた測位システムに適用され得ることに留意すべきである。測位サーバが、少なくとも1つの測位要求を受信した後に、少なくとも1つの測位要求に対応するUE(すなわち、測位される必要があるUE)の測位支援データを基地局へ送信し得ることにより、基地局は、測位支援データをブロードキャストできる。加えて、あるセル内の測位支援データは当該セル内のUEについて同じなので、測位サーバは、測位支援データをブロードキャストモードで送信するが、同じ測位支援データを複数のUEへ別々に送信する必要はない。これにより、複数のUEの全てが、測位支援データを取得し得る。従って本願において提供される測位支援データは、ブロードキャストモードで送信され得る。これにより、リソース利用率およびスペクトル効率が改善する。
第1の態様に関連して、第1の可能な実装において、測位サーバは、少なくとも1つの測位要求に基づいて少なくとも1つの測位支援データを基地局へ送信する前に、さらに、測位される必要があるUEとインタラクトして、少なくとも1つの測位支援データを生成し得る。具体的には、測位サーバが少なくとも1つの測位支援データを基地局へ送信する段階の前に、方法は、
測位サーバが、UEにより送信される第1のメッセージを受信する段階であって、第1のメッセージは、UEの測位性能指示情報、測位精度指示情報および/またはサービスタイプ指示情報のうちの少なくとも1つを含み、測位性能指示情報は、UEの測位性能を示すために用いられ、測位精度指示情報は、UEによりサポートされる測位精度を示すために用いられ、サービスタイプ指示情報は、UEによりサポートされるサービスタイプを示すために用いられる、段階
をさらに備え得る。
測位される必要があるUEがUEの測位性能指示情報、測位精度指示情報またはサービスタイプ指示情報のうちの1つを提供することを条件として、測位サーバは、指示情報に基づいて対応する測位支援データを生成することにより、測位支援データ生成処理をより信頼できるものにし得る。
第1の可能な実装に関連して、第2の可能な実装において、UEによりサポートされる測位性能は、ダウンリンク観測到達時間差OTDOA法、リアルタイムキャリア位相RTK法、リアルタイムキネマティック疑似距離差RTD法、状態空間表現SSR法、仮想基準局VRS法、マスタ補助コンセプトMAC法、面補正パラメータFKP法および精密単独測位PPP法のうちの少なくとも1つを含む。
本願において提供されるUEの測位性能は、1または複数の測位方法をサポートし得る。例えば、UEは、OTDOA法をサポートしながら、RTK法をサポートし得る。このように、UEは、OTDOA法における測位手順およびRTK法における測位手順の両方を用いて測位され得る。これにより、UEの測位プロセスにおける測位精度が改善する。
第1の可能な実装または第2の可能な実装に関連して、第3の可能な実装において、第1のサービングセルについて、測位サーバが、少なくとも1つの測位要求に基づいて、少なくとも1つの測位支援データを基地局へ送信する段階は、
第1のサービングセルに対応する基地局について第1の条件が満たされている場合、測位サーバが、第1のサービングセルの識別子に基づいて、少なくとも1つの測位支援データを第1のサービングセルに対応する基地局へ送信する段階であって、第1の条件は、
測位サーバが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの数が第1の閾値より大きい、と判断すること、および/または、
測位サーバが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意の測位性能を満たすUEの数が第2の閾値より大きい、と判断すること、および/または、
測位サーバが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意のサポートされる測位精度を満たすUEの数が第3の閾値より大きい、と判断すること、および/または、
測位サーバが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意の測位サービスタイプを満たすUEの数が第4の閾値より大きい、と判断すること、および/または、
測位サーバが、コアネットワークデバイスにより送信される第1の命令情報であって、測位支援データを第1のサービングセル内の測位される必要があるUEへブロードキャストモードで送信するよう命令するために用いられる、第1の命令情報を受信すること
という条件のいずれか1つである、段階
を有し得る。
本願において提供される測位支援データ送信方法において、測位サーバは、測位サーバが、コアネットワークデバイスにより送信される第1の命令情報を受信し、測位される必要があるUEの測位性能指示情報、測位精度指示情報またはサービスタイプ指示情報のうちの1つを取得することを条件として、測位支援データをブロードキャストモードまたはユニキャストモードのいずれで送信するかを決定し得ることに留意すべきである。このように、UEの測位プロセスにおける測位支援データの送信は、ユニキャストモードからブロードキャストモードへ切り替えられ、測位支援データを送信するためにユニキャストモードから切り替えられることが決定されているブロードキャストモードの信頼性は、比較的高く、測位支援データ送信プロセスにおけるリソース利用率が改善される。
第3の可能な実装に関連して、第4の可能な実装において、測位サーバが、第1のサービングセルの識別子に基づいて、少なくとも1つの測位支援データを第1のサービングセルに対応する基地局へ送信する段階は、
測位サーバが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの測位性能および/または測位精度および/または測位サービスタイプに基づいて少なくとも1つの測位支援データを分類して、異なるタイプの少なくとも1つの測位支援データを取得する段階と、
測位サーバが、第1のサービングセルの識別子に基づいて、異なるタイプの少なくとも1つの測位支援データを第1のサービングセルに対応する基地局へ送信する段階と
を含み得る。
本願において提供される測位支援データ送信方法において、測位サーバが、測位支援データをユニキャストモードまたはブロードキャストモードで送信することを決定する前に、測位サーバにより送信される複数の測位支援データを異なるタイプに分類することにより、基地局は異なるタイプに基づいて測位支援データをブロードキャストできることに留意すべきである。このように、測位される必要があるUEは、基地局によりブロードキャストされる、対応するタイプの測位支援データを取得し得る。これにより、UEの測位精度が改善する。
第4の可能な実装に関連して、第5の可能な実装において、測位サーバが、第1のサービングセルの識別子に基づいて、少なくとも1つの測位支援データを第1のサービングセルに対応する基地局へ送信する段階の後に、方法は、
測位サーバが、第1のサービングセルの識別子に基づいて、停止指示メッセージを第1のサービングセルに対応する基地局へ送信する段階であって、停止指示メッセージは、基地局への少なくとも1つの測位支援データの送信が停止されていることを示すために用いられる、段階
をさらに備え得る。
停止指示メッセージは、測位サーバが少なくとも1つの測位支援データの基地局への送信を停止していることを示すために用いられる。このように、測位サーバが測位支援データをブロードキャストする必要がない場合、測位サーバが、測位支援データをユニキャストモードで送信することにより、測位支援データの送信がブロードキャストモードとユニキャストモードとの間で切り替えられ、リソースの適切な使用が実装され得る。
第5の可能な実装に関連して、第6の可能な実装において、測位サーバが停止指示メッセージを第1のサービングセルに対応する基地局へ送信する段階は、
第1のサービングセルに対応する基地局について、第2の条件が満たされている場合、測位サーバが停止指示メッセージを第1のサービングセルに対応する基地局へ送信する段階であって、停止指示メッセージは、基地局への少なくとも1つの測位支援データの送信が停止されていることを示すために用いられ、第2の条件は、
測位サーバが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの数が、第1の閾値より小さいかまたはそれと等しい第5の閾値より小さいかまたはそれと等しい、と判断すること、および/または、
測位サーバが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意のUE測位性能を満たすUEの数が、第2の閾値より小さいかまたはそれと等しい第6の閾値より小さいかまたはそれと等しい、と判断すること、および/または、
測位サーバが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意のサポートされる測位方法を満たすUEの数が、第3の閾値より小さいかまたはそれと等しい第7の閾値より小さいかまたはそれと等しい、と判断すること、および/または、
測位サーバが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意の測位サービスタイプを満たすUEの数が、第4の閾値より小さいかまたはそれと等しい第8の閾値より小さいかまたはそれと等しい、と判断すること、および/または、
測位サーバが、コアネットワークデバイスにより送信される第2の命令情報を受信することであって、第2の命令情報は、測位支援データを第1のサービングセル内の測位される必要があるUEへブロードキャストモードで送信することを停止するよう命令するために用いられる、受信すること
という条件のいずれか1つである、段階
を含み得る。
本願において提供される測位支援データ送信方法において、測位サーバは、測位サーバが、コアネットワークデバイスにより送信される第2の命令情報を受信するか、または測位される必要があるUEの測位性能指示情報、測位精度指示情報またはサービスタイプ指示情報のうちの1つを取得することを条件として、測位支援データの送信をブロードキャストモードからユニキャストモードへ切り替えることができる。このように、測位支援データがブロードキャストされる必要がない場合、例えば、比較的小数の測位される必要があるUEが存在する場合、測位支援データは、ユニキャストモードで送信され得る。これにより、リソース利用率が改善する。
第1の態様または前述の可能な実装のいずれか1つに関連して、第7の可能な実装において、測位サーバが、少なくとも1つの測位要求に基づいて、少なくとも1つの測位支援データを基地局へ送信する段階の前に、方法は、
測位サーバが、第1のサービングセルに対応する基地局により送信される基地局位置メッセージを受信する段階であって、基地局位置メッセージは、第1のサービングセルに対応する基地局の位置指示情報を含み得て、基地局の位置指示情報は、基地局の位置および第1のサービングセルの位置を示し得る、段階と、
測位サーバが、基地局位置メッセージと、第1のサービングセル内のUEの第1のメッセージと、基準データとに基づいて、測位支援データを生成または取得する段階と
をさらに備え得る。
本発明の本実施形態において提供される測位支援データ送信方法において、測位支援データは、測位性能指示情報および/または測位精度指示情報および/またはUEのサービスタイプ指示情報、基地局位置メッセージ(すなわち、基地局の示されている位置および/またはセルの示されている位置)および基準データに基づいて生成され得る。言い換えると、測位支援データは、測位サーバにより、RTK技術を用いて取得され得る。すなわち、測位支援データの測位精度は、比較的高い。
第1の態様または前述の可能な実装のいずれか1つに関連して、第8の可能な実装において、測位サーバが、少なくとも1つの測位要求に基づいて、少なくとも1つの測位支援データを基地局へ送信する段階の前に、方法は、
測位サーバが大まかな位置の要求をUEへ送信する段階と、
測位サーバが、UEにより送信される大まかな位置を受信する段階と、
測位サーバが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの第1のメッセージと、大まかな位置と、基準データとに基づいて、測位支援データを生成または取得する段階と
をさらに備え得る。
本発明の本実施形態において提供される測位支援データ送信方法において、測位支援データは、測位性能指示情報、測位精度指示情報および/または測位される必要があるUEのサービスタイプ指示情報、UEの大まかな位置および基準データのうちの少なくとも1つに基づいて生成される。言い換えると、本発明の本実施形態において提供される測位支援データは、測位サーバにより、RTK技術を用いて取得され得る。すなわち、測位支援データの測位精度は、比較的高い。
第2の態様によれば、本願は、測位支援データ送信方法を提供する。
方法は、
基地局が、測位サーバにより送信される少なくとも1つの測位支援データを受信する段階と、
基地局が少なくとも1つの測位支援データをブロードキャストする段階と
を備える。
基地局または測位サーバなどのネットワーク要素がUEに接続されない場合、基地局が少なくとも1つの測位支援データをブロードキャストモードで送信することにより、UEは対応する測位支援データを取得できることに留意すべきである。このように、UE測位プロセスにおけるリソース利用率が改善され得る。
第2の態様に関連して、第1の可能な実装において、基地局が少なくとも1つの測位支援データをブロードキャストする段階は、
第1のサービングセルに対応する基地局について、第1のサービングセルに対応する基地局が、異なるタイプの少なくとも1つの測位支援データをブロードキャストする段階
を有し得る。
第1の可能な実装に関連して、第2の可能な実装において、基地局が、測位サーバにより送信される少なくとも1つの測位支援データを受信する段階の前に、方法は、
基地局が、コアネットワークデバイスにより送信される測位通知メッセージを受信する段階であって、測位通知メッセージは、測位要求を含み、測位要求は、UEの識別子およびUEのサービングセルの識別子を含む、段階と
基地局が、測位通知メッセージを、測位される必要があるUEへ送信する段階と
をさらに備え得る。
測位通知メッセージは、1または複数の測位要求を含み、1または複数の測位要求は、UEの異なる識別子およびUEのサービングセルの識別子を含み得る。従って、基地局がその後少なくとも1つの測位支援データを受信した場合、特定のセル、例えば、第1のサービングセルが、UEの異なる識別子およびUEのサービングセルの識別子に基づいて識別される。加えて、測位される必要があるUEのために測位要求がネットワーク側で開始された場合、UEは、基地局により送信される測位メッセージを受信した後に、基地局によりブロードキャストされる測位支援データに基づいて、正確に測位され得る。
第2の態様または前述の可能な実装のいずれか1つに関連して、第3の可能な実装において、基地局が、測位サーバにより送信される少なくとも1つの測位支援データを受信する段階の後に、方法は、
基地局が第1の変更ページングメッセージを第1のUEへ送信する段階であって、第1の変更ページングメッセージは、第1の測位支援データに関連するシステムメッセージが変わっていることを示すために用いられる変更指示情報を保持し、第1のUEは、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEである、段階
をさらに備え得る。
本願にぴて提供される方法において、測位支援データがブロードキャストモードで送信される場合、基地局は、変更ページングメッセージを送信した後に、測位される必要があるUEに、基地局によりブロードキャストされる対応する測位支援データの受信を開始するよう命令し得る。このように、測位される必要があるUEの測位プロセスにおけるスペクトル効率およびリソース利用率が改善され得る。
第2の態様または前述の可能な実装のいずれか1つに関連して、第4の可能な実装において、基地局は、基地局位置メッセージを測位サーバへ送信し得る。基地局位置メッセージは、第1のサービングセルに対応する基地局の位置指示情報を含み得る。基地局の位置指示情報は、基地局の位置および/または第1のサービングセルの位置を示し得る。この実装の具体的な説明については、第1の態様の第7の可能な実装における関連する説明を参照されたい。本願においては、詳細を改めて説明しない。
第3の態様によれば、本願は、測位支援データ送信方法を提供する。
方法は、
コアネットワークデバイスが少なくとも1つの測位要求を測位サーバへ送信する段階であって、少なくとも1つの測位要求の各々が、ユーザ機器UEの識別子およびUEのサービングセルの識別子を含む、段階と、
第1の条件が満たされている場合、コアネットワークデバイスが第1の命令情報を測位サーバへ送信する段階であって、第1の命令情報は、測位支援データを第1のサービングセル内の測位される必要があるUEへブロードキャストモードで送信するよう命令するために用いられ、第1の条件は、
コアネットワークデバイスが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの数が第1の閾値より大きい、と判断すること、および/または、
コアネットワークデバイスが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意のUE測位性能を満たすUEの数が第2の閾値より大きい、と判断すること、および/または、
コアネットワークデバイスが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意のサポートされる測位精度を満たすUEの数が第3の閾値より大きい、と判断すること、および/または、
コアネットワークデバイスが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意の測位サービスタイプを満たすUEの数が第4の閾値より大きい、と判断すること
という条件のいずれか1つである、段階と
を備える。
本願において提供される測位支援データ送信方法において、測位サーバおよびコアネットワークデバイスの両方が、少なくとも測位支援データをブロードキャストモードまたはユニキャストモードのいずれで送信するかを決定し得る。従って、測位サーバまたはコアネットワークデバイスのいずれかがブロードキャストモードまたはユニキャストモードへの切り替えを決定し得ない場合でも、他方が決定を実行し得る。これにより、測位支援データのために用いられるブロードキャストモードとユニキャストモードとの間の切り替えがより信頼できるものになる。
第3の態様に関連して、第1の可能な実装において、コアネットワークデバイスが、第1の命令情報を測位サーバへ送信する段階の後に、方法は、
コアネットワークデバイスが第2の命令情報を測位サーバへ送信する段階であって、第2の命令情報は、測位支援データを第1のサービングセル内のUEへブロードキャストモードで送信することを停止するよう命令するために用いられる、段階
をさらに備え得る。
第1の可能な実装に関連して、第2の可能な実装において、コアネットワークデバイスが第2の命令情報を測位サーバへ送信する段階は、
第2の条件が満たされている場合、コアネットワークデバイスが第2の命令情報を測位サーバへ送信する段階
を含み得る。
本願において、コアネットワークデバイスが満たす第2の条件は、
コアネットワークデバイスが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの数が第5の閾値より小さいかまたはそれと等しい、と判断することであって、第5の閾値は、第1の閾値より小さいかまたはそれと等しい、判断すること、および/または、
コアネットワークデバイスが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意のUE測位性能を満たすUEの数が第6の閾値より小さいかまたはそれと等しい、と判断することであって、第6の閾値は、第2の閾値より小さいかまたはそれと等しい、判断すること、および/または、
コアネットワークデバイスが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意のサポートされる測位方法を満たすUEの数が第7の閾値より小さいかまたはそれと等しい、と判断することであって、第7の閾値は、第3の閾値より小さいかまたはそれと等しい、判断すること、および/または、
コアネットワークデバイスが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意の測位サービスタイプを満たすUEの数が第8の閾値より小さいかまたはそれと等しい、と判断することであって、第8の閾値は、第4の閾値より小さいかまたはそれと等しい、判断すること
という条件のいずれか1つである。本願におけるコアネットワークデバイスが第2の命令情報を測位サーバへ送信することに関する第2の条件の具体的な説明については、第1の態様における第2の条件の関連する説明を参照されたい。本明細書においては、詳細を改めて説明しない。
第1の可能な実装に関連して、第2の可能な実装において、コアネットワークデバイスが少なくとも1つの測位要求を測位サーバへ送信する段階の前に、方法は、
コアネットワークデバイスが測位通知メッセージを基地局へ送信する段階であって、測位通知メッセージは、測位要求を保持する、段階
をさらに備え得る。本願における「コアネットワークデバイスが測位通知メッセージを基地局へ送信する段階」の具体的な説明については、第2の態様の第2の可能な実装における関連する説明を参照されたい。本願においては、詳細を改めて説明しない。
第4の態様によれば、本願は、測位支援データ送信方法を提供する。
方法は、
第1のUEが、第1のサービングセルに対応する基地局によりブロードキャストされる第1の測位支援データを取得する段階であって、第1の測位支援データは、第1のUEにより計算を通じて正確な位置を取得するために用いられるか、または、第1の測位支援データは、第1のUEにより測位測定を実行するために用いられ、第1のUEは、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEである、段階
を備える。
本願において提供される測位支援データ送信方法において、測位される必要があるUEは、基地局によりブロードキャストされる測位支援データを取得し得て、測位支援データは、RTK技術を用いて取得され得ることに留意すべきである。例えば、測位支援データは、UEの大まかな位置と、UEの測位性能指示情報と、基準データとに基づいて、測位サーバにより取得され得る。従って、測位支援データに基づいて、測位される必要があるUEにより取得される、UEの正確な位置の測位精度は、比較的高い。加えて、測位支援データは、測位される必要があるUEがUEの正確な位置を取得するプロセスにおいて、ブロードキャストモードで送信され得るので、リソース利用率は、比較的高い。
第4の態様に関連して、第1の可能な実装において、第1のUEが、第1のサービングセルに対応する基地局によりブロードキャストされる第1の測位支援データを取得する段階の前に、方法は、
第1のUEが第1のUEの第1のメッセージを測位サーバへ送信する段階であって、第1のUEの第1のメッセージは、第1のUEの測位性能指示情報、第1のUEの測位方法指示情報または第1のUEのサービスタイプ指示情報のうちの少なくとも1つを含み、測位性能指示情報は、UEの測位性能を示すために用いられ、測位精度指示情報は、UEによりサポートされる測位精度を示すために用いられ、サービスタイプ指示情報は、UEによりサポートされるサービスタイプを示すために用いられる、段階
をさらに備え得る。本願における本明細書において、「第1のUEが第1のUEの第1のメッセージを測位サーバへ送信する段階」の具体的な説明については、第1の態様の第1の可能な実装における関連する説明を参照されたい。本願においては、詳細を改めて説明しない。
第1の可能な実装に関連して、第2の可能な実装において、UEによりサポートされる測位性能は、OTDOA法、RTK法、RTD法、SSR法、VRS法、MAC法、FKP法またはPPP法のうちの少なくとも1つを含む。
第2の可能な実装に関連して、第3の可能な実装において、第1のUEが、第1のサービングセルに対応する基地局によりブロードキャストされる第1の測位支援データを取得する段階の前に、方法は、
第1のUEが、第1のサービングセルに対応する基地局により送信される第1の変更ページングメッセージを受信する段階であって、第1の変更ページングメッセージは、第1の測位支援データに関連するシステムメッセージが変わっていることを示すために用いられる変更指示情報を保持する、段階
をさらに備え得る。第1のUEは、第1のサービングセルによりサービスを受けるUEであり、第1の測位支援データに対応する。
測位支援データがブロードキャストモードで送信される場合、測位される必要があるUEがUEの測位支援データを取得する前には、UEは、別のネットワーク要素からメッセージを受信し得ないことに留意すべきである。UEは、基地局により送信される変更ページングメッセージを受信した後に、基地局によりブロードキャストされる対応する測位支援データの受信を開始する。このように、測位される必要があるUEの測位プロセスにおけるスペクトル効率およびリソース利用率が改善され得る。
第3の可能な実装に関連して、第4の可能な実装において、第1のUEが、第1のサービングセルに対応する基地局によりブロードキャストされる第1の測位支援データを取得する段階の後に、方法は、
第1のUEが、第1のサービングセルに対応する基地局により送信される第1の測位ページングメッセージを受信する段階であって、第1の測位ページングメッセージは、測位要求指示情報を保持する、段階
をさらに備え得る。
第1のUEは、コアネットワークデバイスまたは基地局への接続を確立する前に、基地局によりブロードキャストされる第1の測位支援データを取得し得るので、第1のUEは、コアネットワークデバイスまたは基地局に接続する前に、第1の測位支援データに基づいて正確に測位され得て、スペクトル効率およびリソース利用率が改善することに留意すべきである。
第4の可能な実装に関連して、第5の可能な実装において、第1のUEが、第1のサービングセルに対応する基地局によりブロードキャストされる第1の測位支援データを取得する段階の後に、方法は、
第1のUEが第1の支援データ要求メッセージを測位サーバへ送信する段階であって、第1の支援データ要求メッセージは、追加の第1の測位支援情報を要求するために用いられる追加の要求指示情報を保持する、段階
をさらに備え得る。
本願において提供される測位支援データ送信方法において、測位される必要があるUEは、UEが必要とする測位精度に基づいて、UEの測位支援データと、測位サーバで生成される1または複数の追加の測位支援データとを取得し得る。このように、測位される必要があるUEの測位プロセスにおける測位精度が、UEが必要とする測位精度を満たすように改善され得る。
第4の可能な実装に関連して、第6の可能な実装において、第1のUEは、測位サーバにより送信される大まかな位置の要求を受信し、大まかな位置を測位サーバへ送信する。第1のUEは、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEである。この実装の具体的な説明については、第1の態様の第8の可能な実装における関連する説明を参照されたい。本願においては、詳細を改めて説明しない。
第5の態様によれば、本願は、測位サーバを提供する。測位サーバは、受信モジュールおよび送信モジュールを含む。受信モジュールは、コアネットワークデバイスにより送信される少なくとも1つの測位要求を受信するように構成される。測位要求は、UEの識別子およびUEのサービングセルの識別子を含む。送信モジュールは、受信モジュールにより受信される少なくとも1つの測位要求に基づいて少なくとも1つの測位支援データを基地局へ送信するように構成される。
第5の態様に関連して、第1の可能な実装において、受信モジュールはさらに、送信モジュールが、受信モジュールにより受信される少なくとも1つの測位要求に基づいて少なくとも1つの測位支援データを基地局へ送信する前に、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEにより送信される第1のメッセージを受信するように構成される。第1のメッセージは、UEの測位性能指示情報、測位精度指示情報および/またはサービスタイプ指示情報のうちの少なくとも1つを含む。測位性能指示情報は、UEの測位性能を示すために用いられ、測位精度指示情報は、UEによりサポートされる測位精度を示すために用いられ、サービスタイプ指示情報は、UEによりサポートされるサービスタイプを示すために用いられる。
第1の可能な実装に関連して、第2の可能な実装において、UEによりサポートされる測位性能は、OTDOA法、RTK法、RTD法、SSR法、VRS法、MAC法、FKP法またはPPP法のうちの少なくとも1つを含む。
第1の可能な実装または第2の可能な実装に関連して、第3の可能な実装において、測位サーバは、送信モジュールをさらに含み得る。送信モジュールは、具体的には、第1のサービングセルについて、少なくとも1つの測位要求に基づいて、少なくとも1つの測位支援データを第1のサービングセルに対応する基地局へ送信するように構成される。
第3の可能な実装に関連して、第4の可能な実装において、送信モジュールは、送信サブモジュールおよび判断サブモジュールをさらに含み得る。送信サブモジュールは、第1のサービングセルに対応する基地局について、第1の条件が満たされていると判断された場合、第1のサービングセルの識別子に基づいて、少なくとも1つの測位支援データを第1のサービングセルに対応する基地局へ送信するように構成される。判断サブモジュールは、具体的には、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの数が第1の閾値より大きい、と判断するように構成され、および/または、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意の測位性能を満たすUEの数が第2の閾値より大きい、と判断するように構成され、および/または、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意のサポートされる測位精度を満たすUEの数が第3の閾値より大きい、と判断するように構成され、および/または、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意の測位サービスタイプを満たすUEの数が第4の閾値より大きい、と判断するように構成される。受信モジュールはさらに、コアネットワークデバイスにより送信される第1の命令情報を受信するように構成される。第1の命令情報は、測位支援データを第1のサービングセル内の測位される必要があるUEへブロードキャストモードで送信するよう命令するために用いられる。
第4の可能な実装に関連して、第5の可能な実装において、送信モジュールは、分類サブモジュールをさらに含み得る。分類サブモジュールは、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの測位性能および/または測位精度および/または測位サービスタイプに基づいて、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの少なくとも1つの測位支援データを分類して、異なるタイプの少なくとも1つの測位支援データを取得するように構成される。送信サブモジュールはさらに、少なくとも1つの測位要求に基づいて、分類サブモジュールにより取得される異なるタイプの少なくとも1つの測位支援データを第1のサービングセルに対応する基地局へ送信するように構成される。
第5の可能な実装に関連して、第6の可能な実装において、送信サブモジュールはさらに、送信サブモジュールが、第1のサービングセルの識別子に基づいて、少なくとも1つの測位支援データを第1のサービングセルに対応する基地局へ送信した後に、停止指示メッセージを第1のサービングセルに対応する基地局へ送信するように構成される。停止指示メッセージは、基地局への少なくとも1つの測位支援データの送信が停止されていることを示すために用いられる。
第6の可能な実装に関連して、第7の可能な実装において、送信サブモジュールはさらに、第1の条件が満たされている場合、停止指示メッセージを第1のサービングセルに対応する基地局へ送信するように構成される。停止指示メッセージは、基地局への少なくとも1つの測位支援データの送信が停止されていることを示すために用いられる。
判断サブモジュールは、具体的には、
第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの数が、第1の閾値より小さいかまたはそれと等しい第5の閾値より小さいかまたはそれと等しい、と判断するように構成され、および/または、
第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意のUE測位性能を満たすUEの数が、第2の閾値より小さいかまたはそれと等しい第6の閾値より小さいかまたはそれと等しい、と判断するように構成され、および/または、
第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意のサポートされる測位方法を満たすUEの数が、第3の閾値より小さいかまたはそれと等しい第7の閾値より小さいかまたはそれと等しい、と判断するように構成され、および/または、
第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意の測位サービスタイプを満たすUEの数が、第4の閾値より小さいかまたはそれと等しい第8の閾値より小さいかまたはそれと等しい、と判断するように構成される。受信モジュールはさらに、コアネットワークデバイスにより送信される第2の命令情報を受信するように構成される。第2の命令情報は、測位支援データを第1のサービングセル内の測位される必要があるUEへブロードキャストモードで送信することを停止するよう命令するために用いられる。
第5の態様または前述の可能な実装のいずれか1つに関連して、第7の可能な実装において、受信モジュールはさらに、送信モジュールが、少なくとも1つの測位要求に基づいて、少なくとも1つの測位支援データを基地局へ送信する前に、第1のサービングセルに対応する基地局により送信される基地局位置メッセージを受信するように構成され得る。基地局位置メッセージは、第1のサービングセルに対応する基地局の位置指示情報を含み得る。基地局の位置指示情報は、基地局の位置および第1のサービングセルの位置を示し得る。測位サーバは、生成モジュールをさらに含み得る。生成モジュールは、第1のサービングセル内のUEの第1のメッセージと、基準データと、受信モジュールにより受信される基地局位置メッセージとに基づいて、測位支援データを生成または取得するように構成される。
第5の態様または前述の可能な実装のいずれか1つに関連して、第7の可能な実装において、受信モジュールはさらに、送信モジュールが、少なくとも1つの測位要求に基づいて、少なくとも1つの測位支援データを基地局へ送信する前に、第1のサービングセルに対応する基地局により送信される基地局位置メッセージを受信するように構成され得る。基地局位置メッセージは、第1のサービングセルに対応する基地局の位置指示情報を含み得る。基地局の位置指示情報は、基地局の位置および第1のサービングセルの位置を示し得る。測位サーバは、生成モジュールをさらに含み得る。生成モジュールは、第1のサービングセル内のUEの第1のメッセージと、基準データと、受信モジュールにより受信される基地局位置メッセージとに基づいて、測位支援データを生成または取得するように構成される。
第5の態様または前述の可能な実装のいずれか1つに関連して、第8の可能な実装において、送信モジュールはさらに、少なくとも1つの測位要求に基づいて少なくとも1つの測位支援データを基地局へ送信する前に、大まかな位置の要求をUEへ送信するように構成され得る。受信モジュールはさらに、UEにより送信される大まかな位置を受信するように構成される。測位サーバは、生成モジュールをさらに含み得る。生成モジュールは、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの第1のメッセージと、基準データと、受信モジュールにより受信される大まかな位置とに基づいて、測位支援データを生成または取得するように構成される。
第6の態様によれば、本願は、基地局を提供する。基地局は、受信モジュールおよび送信モジュールを含む。受信モジュールは、測位サーバにより送信される少なくとも1つの測位支援データを受信するように構成される。送信モジュールは、受信モジュールにより受信される少なくとも1つの測位支援データをブロードキャストするように構成される。
第6の態様に関連して、第1の可能な実装において、送信モジュールは、具体的には、異なるタイプの測位支援データのうちの少なくとも1つを第1のサービングセル内の測位される必要があるUEへブロードキャストするように構成される。
第1の可能な実装に関連して、第2の可能な実装において、受信モジュールはさらに、測位サーバにより送信される少なくとも1つの測位支援データを受信する前に、コアネットワークデバイスにより送信される測位通知メッセージを受信するように構成される。測位通知メッセージは、測位要求を含み、測位要求は、UEの識別子およびUEのサービングセルの識別子を含む。送信モジュールはさらに、受信モジュールにより受信される測位通知メッセージを、測位される必要があるUEへ送信するように構成される。
第6の態様または前述の可能な実装のいずれか1つに関連して、第3の可能な実装において、送信モジュールはさらに、受信モジュールが、測位サーバにより送信される少なくとも1つの測位支援データを受信した後に、第1の変更ページングメッセージを第1のUEへ送信するように構成される。第1の変更ページングメッセージは、第1の測位支援データに関連するシステムメッセージが変わっていることを示すために用いられる変更指示情報を保持し、第1のUEは、第1のサービングセル内のUEであり、第1のUEは、第1の測位支援データに対応する。
第6の態様に関連して、第4の可能な実装において、送信モジュールは、分類サブモジュールおよび送信サブモジュールを含み得る。分類サブモジュールは、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの測位性能および/または測位精度および/または測位サービスタイプに基づいて少なくとも1つの測位支援データを分類して、異なるタイプの少なくとも1つの測位支援データを取得するように構成される。送信サブモジュールは、少なくとも1つの測位要求に基づいて、異なるタイプの少なくとも1つの測位支援データを第1のサービングセルに対応する基地局へ送信するように構成される。
第6の態様に関連して、第5の可能な実装において、送信モジュールはさらに、基地局位置メッセージを測位サーバへ送信するように構成され得る。基地局位置メッセージは、第1のサービングセルに対応する基地局の位置指示情報を含み得る。基地局の位置指示情報は、基地局の位置および/または第1のサービングセルの位置を示し得る。
第7の態様によれば、本願は、コアネットワークデバイスを提供する。コアネットワークデバイスは、送信モジュールおよび判断モジュールを含む。送信モジュールは、少なくとも1つの測位要求を測位サーバへ送信するように構成される。少なくとも1つの測位要求の各々は、UEの識別子およびUEのサービングセルの識別子を含む。送信モジュールはさらに、第1の条件が満たされている場合、第1の命令情報を測位サーバへ送信するように構成される。第1の命令情報は、測位支援データを第1のサービングセル内の測位される必要があるUEへブロードキャストモードで送信するよう命令するために用いられる。判断モジュールは、第1の条件が満たされている、と判断するように構成される。判断モジュールは、具体的には、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの数が第1の閾値より大きい、と判断するように構成され、および/または、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意のUE測位性能を満たすUEの数が第2の閾値より大きい、と判断するように構成され、および/または、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意のサポートされる測位精度を満たすUEの数が第3の閾値より大きい、と判断するように構成され、および/または、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意の測位サービスタイプを満たすUEの数が第4の閾値より大きい、と判断するように構成される。
第7の態様に関連して、第1の可能な実装において、送信モジュールはさらに、第1の命令情報を測位サーバへ送信した後に、第2の命令情報を測位サーバへ送信するように構成される。第2の命令情報は、測位支援データを第1のサービングセル内の測位される必要があるUEへブロードキャストモードで送信することを停止するよう命令するために用いられる。
第1の可能な実装に関連して、第2の可能な実装において、送信モジュールは、具体的には、第2の条件が満たされている場合、第2の命令情報を測位サーバへ送信するように構成される。
判断モジュールはさらに、
第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの数が、第1の閾値より小さいかまたはそれと等しい第5の閾値より小さいかまたはそれと等しい、と判断するように構成され、および/または、
第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意のUE測位性能を満たすUEの数が、第2の閾値より小さいかまたはそれと等しい第6の閾値より小さいかまたはそれと等しい、と判断するように構成され、および/または、
第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意のサポートされる測位方法を満たすUEの数が、第3の閾値より小さいかまたはそれと等しい第7の閾値より小さいかまたはそれと等しい、と判断するように構成され、および/または、
第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意の測位サービスタイプを満たすUEの数が、第4の閾値より小さいかまたはそれと等しい第8の閾値より小さいかまたはそれと等しい、と判断するように構成される。
第2の可能な実装に関連して、第3の可能な実装において、送信モジュールはさらに、測位要求を測位サーバへ送信する前に、測位通知メッセージを基地局へ送信するように構成される。測位通知メッセージは、測位要求を保持する。
第8の態様によれば、本願は、UE(以下で第1のUEと称される)を提供する。第1のUEは、受信モジュールを含む。受信モジュールは、第1のサービングセルに対応する基地局によりブロードキャストされる第1の測位支援データを取得するように構成される。第1の測位支援データは、第1のUEにより計算を通じて正確な位置を取得するために用いられるか、または、第1の測位支援データは、第1のUEにより測位測定を実行するために用いられ、第1のUEは、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEである。
第8の態様に関連して、第1の可能な実装において、第1のUEは、送信モジュールをさらに含み得る。送信モジュールは、受信モジュールが第1のサービングセルに対応する基地局によりブロードキャストされる第1の測位支援データを取得する前に、第1のUEの第1のメッセージを測位サーバへ送信するように構成される。第1のUEの第1のメッセージは、第1のUEの測位性能指示情報、第1のUEの測位方法指示情報または第1のUEのサービスタイプ指示情報のうちの少なくとも1つを含み、測位性能指示情報は、UEの測位性能を示すために用いられ、測位精度指示情報は、UEによりサポートされる測位精度を示すために用いられ、サービスタイプ指示情報は、UEによりサポートされるサービスタイプを示すために用いられる。
第1の可能な実装に関連して、第2の可能な実装において、UEによりサポートされる測位性能は、OTDOA法、RTK法、RTD法、SSR法、VRS法、MAC法、FKP法またはPPP法のうちの少なくとも1つを含む。
第2の可能な実装に関連して、第3の可能な実装において、受信モジュールは、第1のサービングセルに対応する基地局によりブロードキャストされる第1の測位支援データを取得する前に、第1のサービングセルに対応する基地局により送信される第1の変更ページングメッセージを受信するように構成される。第1の変更ページングメッセージは、第1の測位支援データに関連するシステムメッセージが変わっていることを示すために用いられる変更指示情報を保持する。
第3の可能な実装に関連して、第4の可能な実装において、受信モジュールはさらに、第1のサービングセルに対応する基地局によりブロードキャストされる第1の測位支援データを取得した後に、第1のサービングセルに対応する基地局により送信される第1の測位ページングメッセージを受信するように構成される。第1の測位ページングメッセージは、測位要求指示情報を保持する。
第4の可能な実装に関連して、第5の可能な実装において、送信モジュールはさらに、受信モジュールが第1のサービングセルに対応する基地局によりブロードキャストされる第1の測位支援データを取得した後に、第1の支援データ要求メッセージを測位サーバへ送信するように構成される。第1の支援データ要求メッセージは、追加の第1の測位支援情報を要求するために用いられる追加の要求指示情報を保持する。
第4の可能な実装に関連して、第6の可能な実装において、受信モジュールはさらに、測位サーバにより送信される大まかな位置の要求を受信するように構成され、送信モジュールはさらに、大まかな位置を測位サーバへ送信するように構成され得る。
第9の態様によれば、本願は、測位支援データ送信システムを提供する。
システムは、
第5の態様または第5の態様の可能な実現形態のいずれか1つによる測位サーバと、
第6の態様または第6の態様の可能な実現形態のいずれか1つによる基地局と、
第7の態様または第7の態様の可能な実現形態のいずれか1つによるコアネットワークデバイスと、
第8の態様または第8の態様の可能な実現形態のいずれか1つによる少なくとも1つのUEと
を備える。
第10の態様によれば、本願は、測位サーバを提供する。測位サーバは、1または複数のプロセッサと、メモリと、通信インタフェースと、バスとを備える。メモリは、少なくとも1つの命令を格納するように構成され、1または複数のプロセッサと、メモリと、通信インタフェースとは、バスを用いて接続され、測位サーバが動作した場合、1または複数のプロセッサが、メモリに格納された少なくとも1つの命令を実行することにより、測位サーバは、第1の態様または第1の態様の可能な実現形態のいずれか1つによる測位支援データ送信方法を実行する。
第11の態様によれば、本願は、コンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ記憶媒体は、少なくとも1つの命令を含む。少なくとも1つの命令がコンピュータ上で実行された場合、コンピュータは、第1の態様または第1の態様の可能な実現形態のいずれか1つによる測位支援データ送信方法を実行するよう有効化される。
第12の態様によれば、本願は、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、少なくとも1つの命令を含む。少なくとも1つの命令がコンピュータ上で実行された場合、コンピュータは、第1の態様または第1の態様の可能な実現形態のいずれか1つによる測位支援データ送信方法を実行するよう有効化される。
第10の態様において提供される測位サーバ、第11の態様において提供されるコンピュータ記憶媒体、または第12の態様において提供されるコンピュータプログラム製品は、上記で提供される対応する方法を実行するように構成されることが理解され得る。従って、達成され得る有益な効果については、上記で提供される対応する方法における有益な効果を参照されたい。本明細書において、詳細を改めて説明しない。
第13の態様によれば、本願は、基地局を提供する。基地局は、1または複数のプロセッサと、メモリと、通信インタフェースと、バスとを備える。メモリは、少なくとも1つの命令を格納するように構成され、1または複数のプロセッサと、メモリと、通信インタフェースとは、バスを用いて接続され、基地局が動作した場合、1または複数のプロセッサが、メモリに格納された少なくとも1つの命令を実行することにより、基地局は、第2の態様または第2の態様の可能な実現形態のいずれか1つによる測位支援データ送信方法を実行する。
第14の態様によれば、本願は、コンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ記憶媒体は、少なくとも1つの命令を含む。少なくとも1つの命令がコンピュータ上で実行された場合、コンピュータは、第2の態様または第2の態様の可能な実現形態のいずれか1つによる測位支援データ送信方法を実行するよう有効化される。
第15の態様によれば、本願は、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、少なくとも1つの命令を含む。少なくとも1つの命令がコンピュータ上で実行された場合、コンピュータは、第2の態様または第2の態様の可能な実現形態のいずれか1つによる測位支援データ送信方法を実行するよう有効化される。
第13の態様において提供される基地局、第14の態様において提供されるコンピュータ記憶媒体、または第15の態様において提供されるコンピュータプログラム製品は、上記で提供される対応する方法を実行するように構成されることが理解され得る。従って、達成され得る有益な効果については、上記で提供される対応する方法における有益な効果を参照されたい。本明細書において、詳細を改めて説明しない。
第16の態様によれば、本願は、コアネットワークデバイスを提供する、コアネットワークデバイスは、1または複数のプロセッサと、メモリと、通信インタフェースと、バスとを備える。メモリは、少なくとも1つの命令を格納するように構成され、1または複数のプロセッサと、メモリと、通信インタフェースとは、バスを用いて接続され、コアネットワークデバイスが動作した場合、1または複数のプロセッサが、メモリに格納された少なくとも1つの命令を実行することにより、コアネットワークデバイスは、第3の態様または第3の態様の可能な実現形態のいずれか1つによる測位支援データ送信方法を実行する。
第17の態様によれば、本願は、コンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ記憶媒体は、少なくとも1つの命令を含む。少なくとも1つの命令がコンピュータ上で実行された場合、コンピュータは、第3の態様または第3の態様の可能な実現形態のいずれか1つによる測位支援データ送信方法を実行するよう有効化される。
第18の態様によれば、本願は、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、少なくとも1つの命令を含む。少なくとも1つの命令がコンピュータ上で実行された場合、コンピュータは、第3の態様または第3の態様の可能な実現形態のいずれか1つによる測位支援データ送信方法を実行するよう有効化される。
第16の態様において提供されるコアネットワークデバイス、第17の態様において提供されるコンピュータ記憶媒体、または第18の態様において提供されるコンピュータプログラム製品は、上記で提供される対応する方法を実行するように構成されることが理解され得る。従って、達成され得る有益な効果については、上記で提供される対応する方法における有益な効果を参照されたい。本明細書において、詳細を改めて説明しない。
第19の態様によれば、本願は、UEを提供する。UEは、1または複数のプロセッサと、メモリと、通信インタフェースと、バスとを備える。メモリは、少なくとも1つの命令を格納するように構成され、1または複数のプロセッサと、メモリと、通信インタフェースとは、バスを用いて接続され、UEが動作した場合、1または複数のプロセッサが、メモリに格納された少なくとも1つの命令を実行することにより、UEは、第4の態様または第4の態様の可能な実現形態のいずれか1つによる測位支援データ送信方法を実行する。
第20の態様によれば、本願は、コンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ記憶媒体は、少なくとも1つの命令を含む。少なくとも1つの命令がコンピュータ上で実行された場合、コンピュータは、第4の態様または第4の態様の可能な実現形態のいずれか1つによる測位支援データ送信方法を実行するよう有効化される。
第21の態様によれば、本願は、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、少なくとも1つの命令を含む。少なくとも1つの命令がコンピュータ上で実行された場合、コンピュータは、第4の態様または第4の態様の可能な実現形態のいずれか1つによる測位支援データ送信方法を実行するよう有効化される。
第19の態様において提供されるUE、第20の態様において提供されるコンピュータ記憶媒体、または第21の態様において提供されるコンピュータプログラム製品は、上記で提供される対応する方法を実行するように構成されることが理解され得る。従って、達成され得る有益な効果については、上記で提供される対応する方法における有益な効果を参照されたい。本明細書において、詳細を改めて説明しない。
第22の態様によれば、本願は、測位支援データ送信システムを提供する。
システムは、
第10の態様または第10の態様の可能な実現形態のいずれか1つによる測位サーバと、
第13の態様または第13の態様の可能な実現形態のいずれか1つによる基地局と、
第16の態様または第16の態様の可能な実現形態のいずれか1つによるコアネットワークデバイスと、
第19の態様または第19の態様の可能な実現形態のいずれか1つによる少なくとも1つのUEと
を備える。
本発明の実施形態における本明細書および特許請求の範囲では、「第1の」、「第2の」、「第3の」、「第4の」等の用語は、異なる対象を区別することを意図しているが、当該対象の特定の順序を示すことは意図していない。例えば、第1の閾値、第2の閾値等は、異なる値を区別することを意図しているが、デバイスの特定の順序を示すことは意図してない。本発明の実施形態の説明において、別段の記載がない限り、「複数」は、2または2より多くを意味する。
加えて、本発明の実施形態において、「例示的な」または「例えば」という語は、例、例示または説明を与えることを表すために用いられる。本発明の実施形態において「例示的な」または「例えば」と説明されるいずれの実施形態または設計スキームも、別の実施形態もしくは設計スキームよりも好ましい、または、別の実施形態もしくは設計スキームよりも多くの利点を有すると説明されるべきではない。厳密には、「例示的な」または「例えば」等の語の使用は、関連する概念を特定の方式で示すことを意図している。
本発明の実施形態において提供される測位支援データ送信方法および測位支援データ送信システムならびにデバイスは、測位支援データ送信プロセスに適用され得て、具体的には、測位支援データをまずユニキャストモードで、次にブロードキャストモードで送信するプロセスに適用される。これにより、測位精度、スペクトル効率およびリソース利用率が改善され得る。
以下では、本発明の実施形態における添付図面を参照して、本発明の実施形態における技術的解決手段を詳細に説明する。
本発明の実施形態において提供される測位支援データ送信方法が適用される測位システムは、測位サーバと、少なくとも1つの基地局と、少なくとも1つのコアネットワークデバイスと、少なくとも1つのユーザ機器(User Equipment、UE)とを含み得る。加えて、測位システムは、少なくとも1つの基準局(Reference Stations)をさらに含み得る。1つの基地局が、1または複数のセルをカバー得て、各セルが1または複数のUEをカバーし得る。
本発明の実施形態において提供される測位サーバは、拡張サービングモバイルロケーションセンタ(Enhanced Serving Mobile Location Centre、E-SMLC)、ゲートウェイモバイルロケーションセンタ(Gateway Mobile Location Center、G-MLC)またはRTKサーバなどの測位サーバであり得る。このことは、本発明の実施形態において具体的には限定されない。
コアネットワークデバイスは、モビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)、サービングゲートウェイ(Serving GateWay、S-GW)およびPDNゲートウェイ(PDN GateWay、P-GW)など、3GPP技術をサポートするコアネットワークデバイスであり得る。このことは、本発明の実施形態において具体的には限定されない。
基地局は、基地局(Base Station、BS)、進化型ノードB(eNodeB、eNB)、gNB、モノのインターネット進化型ノードB(Internet of Thing eNB、IoT eNB)等であり得る。このことは、本発明の実施形態において具体的には限定されない。
UEは、拡張機械型通信(evolved Machine Type Communications、eMTC)、狭帯域モノのインターネット(narrow band IoT、NB IoT)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)およびNR(3GPPにおけるNew Radio Access Technology)などの通信タイプをサポートするUEであり得る。加えて、UEは、LCSクライアントをさらに含み得る。LCSクライアントは、UEの内部に構成され得るか、または、UEの外部に構成され得る。このことは、本発明の実施形態において具体的には限定されない。LCSクライアントを含む端末(例えば、UE)は、LCSエンティティと称され得る。例えば、UEは、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、無線デバイス、無線モデム、無線ルータ、ラップトップコンピュータ、遠隔測定デバイス、トラッキングデバイス等であり得る。
基準局は、仮想基準局(Virtual Reference Stations、VRS)技術を用いる基準局、マスタ補助局法(Master Auxiliary Concept、MAC)等を用いるマスタ基準局および補助基準局であり得る。このことは、本発明の実施形態において具体的には限定されない。
本発明の実施形態において、以下では、1つの測位サーバが1つの基地局、1つのコアネットワークデバイス、1つの基準局および少なくとも1つのUEとインタラクトする例を用いて、本発明の実施形態において提供される測位支援データ送信方法を説明する。
例えば、図1に示される測位システムの概略アーキテクチャ図において、測位システム10は、測位サーバ111、基地局121、コアネットワークデバイス131、UE141から149、UE151から153、UE161から168および基準局171を含み得る。基地局121は、セル1、セル2およびセル3をカバーし得る。セル1はUE141から149をカバーし得て、セル2はUE151から153をカバーし得て、セル3はUE161から168をカバーし得る。すなわち、セル1はUE141から149のサービングセルであり、セル2はUE151から153のサービングセルであり、セル3はUE161から168のサービングセルである。説明しやすくするために、本発明の実施形態において、セルは、「サービングセル」と称されることがある。これは、あるセルと当該セルによりサービスの提供を受けるUEとの間の関係を説明するために用いられるに過ぎず、当該セルに対する限定を構成しない。
具体的には、UE141から149、UE151から153およびUE161から168における任意のUEが、測位要求を事前に開始し、当該測位要求をコアネットワークデバイス131へ送信し得る。当該測位要求は、当該UEにおいて構成されるLCSクライアントにより、事前に開始され得る。次に、コアネットワークデバイス131は、上述の任意のUEにより送信される測位要求(当該UEにおいて構成されるLCSクライアントにより送信される測位要求を含む)を受信した後に、測位要求を測位サーバ111へ送信し得る。加えて、代替的に、コアネットワークデバイス131は、そのUEを正確に測位するよう要求するために、測位要求を事前に開始し得る。
測位サーバ111は、コアネットワークデバイス131から測位要求を受信し得る。加えて、測位サーバ111は、測位される必要があるUEとインタラクトして、UEの測位性能指示情報を取得し得る。次に、測位サーバ111は、UEの測位性能指示情報に基づいてUEの測位要求を処理して、UEの測位支援データを取得し得る。最後に、測位サーバ111がUEとインタラクトし得ることにより、UEは、測位支援データに基づいて正確に測位される。
可能な場合において、UEがダウンリンク観測到達時間差(Observed Time Difference Of Arrival、OTDOA)法をサポートすることをUEの測位性能指示情報が示すときは、測位サーバ111はさらに、基地局121とインタラクトして、測位される必要があるUEの測位信号構成情報を取得し得る。これに対応して、「測位サーバ111は、UEの測位性能指示情報に基づいてUEの測位要求を処理して、上述のUEの測位支援データを取得し得る」は、具体的には、測位サーバ111が、UEの測位性能指示情報およびUEの測位信号構成情報に基づいてUEの測位要求を処理して、UEに対して測位測定を実行することであり得る。測位信号構成情報は、OTDOA法が適用される測位信号構成である。
UEがOTDOA法をサポートしていることをUEの測位性能指示情報が示す場合に、測位サーバが前述のオペレーションを実行してUEに対して測位測定を実行するための方法は、当業者により容易に実装され得て、詳細は本発明の実施形態において説明されないことに留意すべきである。
別の可能な場合において、UEの測位性能が、UEがRTK法をサポートすることであるときは、測位サーバ111は、基準局から基準データを受信し得る。加えて、測位サーバ111は、測位される必要があるUEとインタラクトして、UEの大まかな位置を取得し得る。これに対応して、「測位サーバ111は、UEの測位性能指示情報に基づいてUEの測位要求を処理して、UEの測位支援データを取得し得る」は、具体的には、測位サーバ111が、UEの大まかな位置と、UEの測位性能指示情報と、基準データとに基づいてUEの測位要求を処理して、UEの正確な位置を取得することであり得る。測位支援データは、RTK法を用いた測位支援データである。UEの大まかな位置は、UEにより測定される情報を用いて取得され得る。
UEがRTK法をサポートしていることをUEの測位性能指示情報が示す場合に、測位サーバが前述のオペレーションを実行してUEの正確な位置を取得するための方法は、当業者により容易に実装され得て、詳細は本発明の実施形態において説明されないことに留意すべきである。
図1に示されるネットワーク要素間の矢印は、ネットワーク要素間のデータフローの方向を表すに過ぎず、ネットワーク要素間の接続、または、ネットワーク要素間でデータを伝送するための無線通信もしくは有線通信などの方式のいずれも限定されない。例えば、データは、ページングメッセージまたは専用シグナリングなどの無線通信を通じて、いくつかのネットワーク要素の間で伝送される。
データはロングタームエボリューション測位プロトコルA(LTE Positioning Protocol Annex、LPPa)を用いて測位サーバと基地局との間で伝送され得ること、および、データは例えば前述の測位支援データまたは基地局により提供される測位信号構成情報などの測位関連情報であり得ることに留意すべきである。
データは、ロングタームエボリューション測位プロトコル(LTE Positioning Protocol、LPP)を用いて測位サーバとUEとの間で伝送され得る。また、データは、UEの測位性能指示情報、測位支援データ、位置(例えば、UEの大まかな位置)等であり得る。
データは、位置サービスアプリケーションプロトコル(Location Services Application Protocol、LCS-AP)を用いて測位サーバとコアネットワークデバイスとの間で伝送され得る。また、データは、UEを測位するよう要求するために用いられる測位要求であり得る。
データは、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)プロトコルを用いて基地局とUEとの間で伝送され得る。また、データは、基地局によりブロードキャストされる測位支援データであり得る。
本発明の実施形態において提供される「測位される必要があるUE」は、「測位要求を事前に開始するUE」、「コアネットワークデバイスが測位要求を開始するUE」または「LCSエンティティがUEの測位のために測位要求を開始するUE」であり得ることに留意すべきである。
例えば、図2は、本発明の実施形態による測位サーバの概略構成図である。図2に示されるように、測位サーバは、メモリ22と、通信インタフェース23と、少なくとも1つのプロセッサ21とを含み得る。
測位サーバのコンポーネントは、図2を参照して、以下で具体的に説明される。
プロセッサ21は、デバイスのコントロールセンタであり、プロセッサであり得るか、または複数の処理要素の集合名であり得る。例えば、プロセッサ21は、中央処理装置(central processing unit、CPU)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、または、本発明の本実施形態を実装するように構成された1または複数の集積回路、例えば、1または複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor、DSP)または1または複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)などであり得る。
プロセッサ21は、メモリ22に格納されたソフトウェアプログラムを動作させるかまたは実行し、メモリ22に格納されたデータを呼び出すことにより、デバイスの様々な機能を実行し得る。例えば、プロセッサ21は、UEの測位要求を処理し、測位される必要があるUEを正確に測位するために用いられる測位支援データを取得するように構成され得る。
具体的な実装中、実施形態において、プロセッサ21は、1または複数のCPU、例えば、図2に示されるCPU0およびCPU1を含み得る。
具体的な実装中、実施形態において、測位サーバは、複数のプロセッサ、例えば、図2に示されるプロセッサ21およびプロセッサ25を含み得る。これらのプロセッサの各々は、シングルコアプロセッサ(single-CPU)であり得るか、またはマルチコアプロセッサ(multi-CPU)であり得る。本明細書におけるプロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するように構成された1または複数のデバイス、回路および/または処理コアであり得る。
メモリ22は、リードオンリメモリ(read-only memory、ROM)もしくは静的な情報および命令を格納し得る別のタイプの静的ストレージデバイス、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)もしくは情報および命令を格納し得る別のタイプの動的ストレージデバイス、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memor、EEPROM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(Compact Disc Read-Only Memory、CD-ROM)もしくは別の光ディスクストレージ、光ディスクストレージ(コンパクト光ディスクを含む)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイディスク(登録商標)等、もしくは磁気ディスク記憶媒体もしくは別の磁気ストレージデバイス、または、期待プログラムコードを命令もしくはデータ構造の形態で保持もしくは格納するように構成され得て、限定されはしないがコンピュータがアクセスし得る任意の他の媒体であり得る。メモリ22は、別個に存在し得て、通信バス24を用いてプロセッサ21に接続される。代替的に、メモリ22は、プロセッサ21と統合され得る。
メモリ22は、本発明の実施形態において提供される解決手段を実行するためのソフトウェアプログラムを格納するように構成され、プロセッサ21は、実行を制御する。
データを外部デバイスへ送信するように構成された送信インタフェース、および、外部デバイスからデータを受信するように構成された受信インタフェースという2つの通信インタフェース23が存在し得る。言い換えると、測位サーバは、2つの異なる通信インタフェースを通じて、データの送信および受信を別々に実装し得る。例えば、図1を参照すると、測位サーバ111の一方の通信インタフェースが、対応する測位支援データを図1に示されるUE(例えば、UE151)へ送信し得て、他方の通信インタフェースが、コアネットワークデバイス121により送信される測位要求を受信し得る。当然ながら、通信インタフェース23は、データ受信機能およびデータ送信機能を1つの通信インタフェースに統合し得る。当該通信インタフェースは、データ受信機能およびデータ送信機能の両方を有する。
図2に示される測位サーバの構造は、測位サーバに対する限定を構成しない。測位サーバは、この図に示されるものより多いかまたは少ないコンポーネントを含み得るか、いくつかのコンポーネントを組み合わせ得るか、または、異なるコンポーネント構成を有し得る。
例えば、図3は、本発明の実施形態による基地局の概略構成図である。図3に示されるように、基地局は、少なくとも1つのプロセッサ31と、メモリ32と、通信インタフェース33とを含み得る。
基地局のコンポーネントは、図3を参照して、以下で具体的に説明される。
プロセッサ31は、デバイスのコントロールセンタであり、プロセッサであり得るか、または複数の処理要素の集合名であり得る。例えば、プロセッサ31は、CPU、ASIC、または、本発明の本実施形態を実装するように構成された1または複数の集積回路、例えば、1または複数のDSPまたは1または複数のFPGAであり得る。
プロセッサ31は、メモリ32に格納されたソフトウェアプログラムを動作させるかまたは実行し、メモリ32に格納されたデータを呼び出すことにより、デバイスの様々な機能を実行し得る。例えば、プロセッサ31は、基地局によりカバーされるセルと、当該セルによりカバーされるUEとを区別するように構成され得る。
具体的な実装中、実施形態において、プロセッサ31は、1または複数のCPU、例えば、図3に示されるCPU0およびCPU1を含み得る。
具体的な実装中、実施形態において、基地局は、複数のプロセッサ、例えば、図3に示されるプロセッサ31およびプロセッサ35を含み得る。これらのプロセッサの各々は、シングルコアプロセッサであり得るか、またはマルチコアプロセッサであり得る。本明細書におけるプロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するように構成された1または複数のデバイス、回路および/または処理コアであり得る。
メモリ32は、ROMもしくは静的な情報および命令を格納し得る別のタイプの静的ストレージデバイス、RAMもしくは情報および命令を格納し得る別のタイプの動的ストレージデバイス、EEPROM、CD-ROMもしくは別の光ディスクストレージ、光ディスクストレージ(コンパクト光ディスクを含む)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイディスク(登録商標)等、もしくは磁気ディスク記憶媒体もしくは別の磁気ストレージデバイス、または、期待プログラムコードを命令もしくはデータ構造の形態で保持もしくは格納するように構成され得て、限定されはしないがコンピュータがアクセスし得る任意の他の媒体であり得る。メモリ32は、別個に存在し得て、通信バス34を用いてプロセッサ31に接続される。代替的に、メモリ32は、プロセッサ31と統合され得る。
メモリ32は、本発明の実施形態において提供される解決手段を実行するためのソフトウェアプログラムを格納するように構成され、プロセッサ31は、実行を制御する。データを外部デバイスへ送信するように構成された送信インタフェース、および、外部デバイスからデータを受信するように構成された受信インタフェースという2つの通信インタフェース33が存在し得る。言い換えると、基地局は、2つの異なる通信インタフェースを通じて、データの送信および受信を別々に実装し得る。例えば、図1を参照すると、基地局121の一方の通信インタフェースは、測位される必要があるUEの測定情報を図1に示される測位サーバ111へ送信し得て、他方の通信インタフェースは、測位サーバ111により送信される測位支援データ等を受信し得る。当然ながら、通信インタフェース33は、データ受信機能およびデータ送信機能を1つの通信インタフェースに統合し得る。当該通信インタフェースは、データ受信機能およびデータ送信機能の両方を有する。
図3に示される基地局の構造は、基地局に対する限定を構成しない。基地局は、この図に示されるものより多いかまたは少ないコンポーネントを含み得るか、いくつかのコンポーネントを組み合わせ得るか、または、異なるコンポーネント構成を有し得る。
例えば、図4は、本発明の実施形態によるコアネットワークデバイスの概略構成図である。図4に示されるように、コアネットワークデバイスは、少なくとも1つのプロセッサ41と、メモリ42と、通信インタフェース43とを含み得る。
コアネットワークデバイスのコンポーネントは、図4を参照して、以下で具体的に説明される。
プロセッサ41は、デバイスのコントロールセンタであり、プロセッサであり得るか、または複数の処理要素の集合名であり得る。例えば、プロセッサ41は、CPU、ASIC、または、本発明の本実施形態を実装するように構成された1または複数の集積回路、例えば、1または複数のDSPまたは1または複数のFPGAであり得る。
プロセッサ41は、メモリ42に格納されたソフトウェアプログラムを動作させるかまたは実行し、メモリ42に格納されたデータを呼び出すことにより、デバイスの様々な機能を実行し得る。例えば、プロセッサ41は、UEへ接続するかどうかを判断するように構成され得る。具体的な実装中、実施形態において、プロセッサ41は、1または複数のCPU、例えば、図4に示されるCPU0およびCPU1を含み得る。
具体的な実装中、実施形態において、コアネットワークデバイスは、複数のプロセッサ、例えば、図4に示されるプロセッサ41およびプロセッサ45を含み得る。これらのプロセッサの各々は、シングルコアプロセッサであり得るか、またはマルチコアプロセッサであり得る。本明細書におけるプロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するように構成された1または複数のデバイス、回路および/または処理コアであり得る。
メモリ42は、ROMもしくは静的な情報および命令を格納し得る別のタイプの静的ストレージデバイス、RAMもしくは情報および命令を格納し得る別のタイプの動的ストレージデバイス、EEPROM、CD-ROMもしくは別の光ディスクストレージ、光ディスクストレージ(コンパクト光ディスクを含む)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイディスク(登録商標)等、もしくは磁気ディスク記憶媒体もしくは別の磁気ストレージデバイス、または、期待プログラムコードを命令もしくはデータ構造の形態で保持もしくは格納するように構成され得て、限定されはしないがコンピュータがアクセスし得る任意の他の媒体であり得る。メモリ42は、別個に存在し得て、通信バス44を用いてプロセッサ41に接続される。代替的に、メモリ42は、プロセッサ41と統合され得る。
メモリ42は、本発明の実施形態において提供される解決手段を実行するためのソフトウェアプログラムを格納するように構成され、プロセッサ41は、実行を制御する。データを外部デバイスへ送信するように構成された送信インタフェース、および、外部デバイスからデータを受信するように構成された受信インタフェースという2つの通信インタフェース43が存在し得る。言い換えると、コアネットワークデバイスは、2つの異なる通信インタフェースを通じて、データの送信および受信を別々に実装し得る。例えば、図1を参照すると、コアネットワークデバイス131の一方の通信インタフェースが、測位要求を図1に示される測位サーバ111へ送信し、図1に示されるUEに対して、接続を確立するために用いられるページングメッセージを開始し得る。他方の通信インタフェースが、図1に示されるUEにより送信される測位要求を受信し得る。当然ながら、通信インタフェース43は、データ受信機能およびデータ送信機能を1つの通信インタフェースに統合し得る。当該通信インタフェースは、データ受信機能およびデータ送信機能の両方を有する。
図4に示されるコアネットワークデバイスの構造は、コアネットワークデバイスに対する限定を構成しない。コアネットワークデバイスは、この図に示されるものより多いかまたは少ないコンポーネントを含み得るか、いくつかのコンポーネントを組み合わせ得るか、または、異なるコンポーネント構成を有し得る。
例えば、図5は、本発明の実施形態によるUEの概略構成図である。図5に示されるように、UEは、少なくとも1つのプロセッサ51と、メモリ52と、通信インタフェース53とを含み得る。
UEのコンポーネントは、図5を参照して、以下で具体的に説明される。
プロセッサ51は、デバイスのコントロールセンタであり、プロセッサであり得るか、または複数の処理要素の集合名であり得る。例えば、プロセッサ51は、CPU、ASIC、または、本発明の本実施形態を実装するように構成された1または複数の集積回路、例えば、1または複数のDSPまたは1または複数のFPGAであり得る。
プロセッサ51は、メモリ52に格納されたソフトウェアプログラムを動作させるかまたは実行し、メモリ52に格納されたデータを呼び出すことにより、デバイスの様々な機能を実行し得る。例えば、プロセッサ51は、UEへ接続するかどうかを判断するように構成され得る。具体的な実装中、実施形態において、プロセッサ51は、1または複数のCPU、例えば、図5に示されるCPU0およびCPU1を含み得る。
具体的な実装中、実施形態において、UEは、複数のプロセッサ、例えば、図5に示されるプロセッサ51およびプロセッサ55を含み得る。これらのプロセッサの各々は、シングルコアプロセッサであり得るか、またはマルチコアプロセッサであり得る。本明細書におけるプロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するように構成された1または複数のデバイス、回路および/または処理コアであり得る。
メモリ52は、ROMもしくは静的な情報および命令を格納し得る別のタイプの静的ストレージデバイス、RAMもしくは情報および命令を格納し得る別のタイプの動的ストレージデバイス、EEPROM、CD-ROMもしくは別の光ディスクストレージ、光ディスクストレージ(コンパクト光ディスクを含む)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイディスク(登録商標)等、もしくは磁気ディスク記憶媒体もしくは別の磁気ストレージデバイス、または、期待プログラムコードを命令もしくはデータ構造の形態で保持もしくは格納するように構成され得て、限定されはしないがコンピュータがアクセスし得る任意の他の媒体であり得る。メモリ52は、別個に存在し得て、通信バス54を用いてプロセッサ51に接続される。代替的に、メモリ52は、プロセッサ51と統合され得る。
メモリ52は、本発明の実施形態において提供される解決手段を実行するためのソフトウェアプログラムを格納するように構成され、プロセッサ51は、実行を制御する。データを外部デバイスへ送信するように構成された送信インタフェース、および、外部デバイスからデータを受信するように構成された受信インタフェースという2つの通信インタフェース53が存在し得る。言い換えると、UEは、2つの異なる通信インタフェースを通じて、データの送信および受信を別々に実装し得る。例えば、図1を参照すると、UE141の一方の通信インタフェースが、測位要求を図1に示されるコアネットワークデバイス131へ送信し、UE141の測位性能指示情報およびUE141の大まかな位置を図1に示される測位サーバ111へ送信し得る。他方の通信インタフェースが、図1に示される測位サーバ111により送信される測位支援データ等を受信し得る。当然ながら、通信インタフェース53は、データ受信機能およびデータ送信機能を1つの通信インタフェースに統合し得る。当該通信インタフェースは、データ受信機能およびデータ送信機能の両方を有する。
図5に示されるUEの構造は、UEに対する限定を構成しない。UEは、この図に示されるものより多いかまたは少ないコンポーネントを含み得るか、いくつかのコンポーネントを組み合わせ得るか、または、異なるコンポーネント構成を有し得る。
本発明の以下の実施形態では、本発明の実施形態において提供される測位支援データ送信方法が適用される測位システムにおいて、測位サーバがE-SMLCであり、コアネットワークデバイスがMMEであり、基地局がeNBである例が用いられるに過ぎない。本発明の実施形態において提供される方法は、3GPP技術を用いる測位システムに適用され得る。当該測位システムは、RTK技術をサポートする。
本発明の実施形態の目的、技術的解決手段および利点をより明確にするために、図1に示される測位システムと、図2に示される測位サーバと、図3に示される基地局と、図4に示されるコアネットワークデバイスと、図5に示されるUEとを参照して、以下では、図6に示される測位支援データ送信方法のフローチャートを詳細に説明する。図6を参照すると、本願の方法の実施形態1において提供される測位支援データ送信方法は、S601を含む。
S601.コアネットワークデバイスが測位要求を測位サーバへ送信する。
例えば、段階601は、図4に示されるコアネットワークデバイスの通信インタフェース43により実行され得る。
具体的には、コアネットワークデバイスは、少なくとも1つの測位要求を測位サーバへ送信し得る。測位要求は、測位される必要があるUEにより事前に開始され、コアネットワークデバイスにより受信される測位要求、または、測位される必要があるUEの測位のためにコアネットワークデバイスにより開始される測位要求であり得る。
少なくとも1つの測位要求の各々は、1つのUEの識別子と、当該UEのサービングセルの識別子とを含み得る。例えば、UEの識別子は、UEの国際移動体装置識別番号(International Mobile Equipment Identity、IMEI)であり得るか、または国際移動体加入者識別番号(International Mobile Subscriber Identification Number、IMSI)であり得る。1つのIMEIが、1つのUEを一意に識別し得る。サービングセルの識別子は、進化型ユニバーサル移動体通信システム地上無線アクセスネットワークセルグローバル識別子(E-UTRAN Cell Global Identifier、E-CGI)であり得る。1つのE-CGIが、1つのセルを識別するために用いられ得ると共に、当該セルに対応する基地局を示し得る。例えば、1つのE-CGIが、28ビット(bit)の情報を含み得る。最初の20ビットが、セルに対応する基地局の識別情報(Identity、ID)を示し得て、最後の8ビットが、当該セルのIDを示し得る。
測位される必要があるUEが測位要求をコアネットワークデバイスへ送信する時点は、本発明の本実施形態において限定されないことに留意すべきである。例えば、測位される必要がある複数のUEが、測位要求を、同じ時点で、または異なる時点で別々に、コアネットワークデバイスへ送信し得る。加えて、少なくとも1つの測位要求は、ある期間内に生成される測位要求であり得ると共に、絶えず更新され得る。例えば、段階601が実行された後の時点で、セルに新たに加わり、測位される必要があるUEにより開始される測位要求が、少なくとも1つの測位要求を更新するために用いられ得る。
S602.測位サーバが、コアネットワークデバイスにより送信される測位要求を受信する。
測位サーバは、コアネットワークデバイスにより送信される少なくとも1つの測位要求を受信し得る。測位サーバは、少なくとも1つの測位要求を受信した後に、少なくとも1つの測位要求に基づいて、測位支援データをブロードキャストモードで送信することを決定し得る。
具体的には、段階602の後に、本発明の本実施形態において提供される測位支援データ送信方法はさらに、段階603および段階604を含み得る。
S603.測位サーバが、測位要求に基づいて、測位支援データを基地局へ送信する。
例えば、段階602および段階603は、図2に示される測位サーバの通信インタフェース23により実行され得る。
例えば、測位サーバは、支援データを送信する前に、まず、通知メッセージを基地局へ送信し得る。通知メッセージは、測位サーバが測位支援データを基地局へ送信すべきことを基地局に通知するために用いられる。通知メッセージはLPPaシグナリングであり、具体的なシグナリング名は限定されない。
例えば、基地局は、測位サーバにより送信される通知メッセージを受信した後に、応答メッセージに返信し得る。応答メッセージは、データパケットのサイズ限界および送信期間などの情報を含み得る。測位サーバは、基地局により送信される応答メッセージを受信した後に、測位支援データを基地局へ送信する。
測位サーバは、少なくとも1つの測位要求に基づいて、少なくとも1つの測位支援データを基地局へ送信し得る。具体的には、測位サーバは、異なる測位要求に含まれるUEの異なる識別子に基づいて異なるUEを区別し、異なるセル識別子に基づいて異なるセルを区別し得る。複数のUEのサービングセルが同じセルであり得るので、異なる識別子を有する複数のUEが同じセルに対応し得る。
具体的には、あるサービングセルについて、測位サーバは、当該サービングセルの識別子に基づいて、測位支援データ、例えば、当該サービングセル内の測位される必要があるUEの少なくとも1つの測位支援データを、当該サービングセルに対応する基地局へ送信し得る。
S604.基地局が、測位サーバにより送信される測位支援データを受信する。
S605.基地局が測位支援データをブロードキャストする。
例えば、段階604および段階605は、図3に示される基地局の通信インタフェース33により実行され得る。
基地局は、基地局によりブロードキャストされるシステムメッセージに測位支援データを加え、例えば、少なくとも1つの測位支援データを加え、少なくとも1つの測位支援データをブロードキャストし得る。
本発明の本実施形態において提供される測位支援データ送信方法では、3GPP技術を適用した測位システムにおいて、測位サーバが、少なくとも1つの測位要求を受信した後に、少なくとも1つの測位要求に対応するUE(すなわち、測位される必要があるUE)の測位支援データを基地局へ送信し得ることにより、基地局は、測位支援データをブロードキャストできることに留意すべきである。この場合において、基地局または測位サーバなどのネットワーク要素が、測位される必要があるUEに接続されていないときは、UEは、対応する測位支援データを取得し得る。加えて、あるセル内の測位支援データは当該セル内のUEについて同じなので、測位サーバは、測位支援データをブロードキャストモードで送信するが、同じ測位支援データを複数のUEへ別々に送信する必要はない。これにより、複数のUEの全てが、測位支援データを取得し得る。このように、リソース利用率およびスペクトル効率が改善され得る。
測位サーバは、測位支援データを基地局へ送信する前に、さらに、測位される必要があるUEとインタラクトして、測位支援データを生成または取得し得る。測位される必要があるUEは、1または複数のUEであり得て、測位サーバと1または複数のUEとの間のインタラクションの処理は、同じであり得る。加えて、あるセル内の測位支援データは当該セル内のUEについて同じなので、基地局は、1つのセルのために測位支援データをブロードキャストし得る。本発明の以下の実施形態では、本発明の本実施形態において提供される測位支援データ送信方法は、測位サーバが、1つの基地局によりカバーされる1つのサービングセル(例えば、第1のサービングセル)内の測位される必要があるUEのうちの1つとインタラクトする例を単に用いて説明される。
具体的には、段階602の後に、本願の方法の実施形態2において提供される測位支援データ送信方法は、段階701をさらに含み得る。例えば、段階602の後に、図7に示される測位支援データ送信方法は、段階701をさらに含み得る。
S701.測位サーバが、UEにより測位サーバへ送信される第1のメッセージを受信する。
例えば、段階701は、図2に示される測位サーバの通信インタフェース23により実行され得る。
具体的には、UEは、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEであり得る。第1のメッセージは、UEの測位性能指示情報、測位精度指示情報および/またはサービスタイプ指示情報のうちの少なくとも1つを含む。
測位性能指示情報により示されるUEの測位性能は、前述のOTDOA法および前述のRTK法を含み得る。具体的には、OTDOA法は、UEベースOTDOA法およびUE支援OTDOA法を含み、RTK法は、UEベースRTK法およびUE支援RTK法を含み得る。言い換えると、これらは、性能サポートのための方法として別々に用いられ得る。加えて、UEの測位性能は、リアルタイムキネマティック疑似距離差(real-time kinematic pseudorange difference、RTD)法、状態空間表現(State Space Representation、SSR)法、仮想基準局(Virtual Reference Station、VRS)法、マスタ補助コンセプト(Master Auxiliary Concept、MAC)法、面補正パラメータ(ドイツ語:Flaechenkorrekturparameter、FKP)法、精密単独測位(point precise positioning、PPP)法および精密単独測位キャリア位相差(point precise positioning-Real time kinematic、PPP-RTK)法のうちの少なくとも1つをさらに含み得る。当然ながら、本発明の本実施形態において提供されるUEの測位性能によりサポートされる測位方法は、前述の少なくとも1つの方法に限定されず、別の測位方法、例えば、衛星ベースオーグメンテーションシステム(Satellite-Based Augmentation System、SBAS)法をさらに含み得る。
本発明の本実施形態において提供されるUEの測位性能が1または複数の測位方法をサポートし得るので、例えば、UEは、OTDOA法をサポートしながらRTK法をサポートし得る。このように、UEは、OTDOA法とRTK法との組み合わせを用いて測位され得る。これにより、UEの測位プロセスにおける測位精度が改善する。
UEの測位性能指示情報を測位サーバへ送信することに加え、UEはさらに、測位精度指示情報および/またはサービスタイプ指示情報を測位サーバへ送信し得る。
測位精度指示情報は、UEによりサポートされる測位精度を示すために用いられる。例えば、UEは、センチメートルレベルの精度、サブメートルレベルの精度およびメートルレベルの精度をサポートする。
サービスタイプ指示情報は、UEによりサポートされるサービスタイプを示すために用いられる。例えば、UEは、リアルタイム高精度測位、特定の遅延を可能にする測位、および異なるサービス品質(Quality of Service、QoS)要件がある測位をサポートする。
任意選択的に、UEは、UEの測位性能指示情報、測位精度指示情報およびサービスタイプ指示情報の任意の1つもしくは2つまたは全てを測位サーバへ送信し得る。このことは、本発明の本実施形態において限定されない。
任意選択的に、UEにより送信される第1のメッセージは、UEにより測位サーバへ事前に送信され得るか、または、測位サーバにより送信され、第1のメッセージを要求するために用いられる第1のメッセージ要求のUEによる受信後に、UEにより送信され得る。本発明の本実施形態において、以下では、「UEにより送信される第1のメッセージ」が、測位サーバにより送信され、説明用に第1のメッセージを要求するために用いられる第1のメッセージ要求のUEによる受信後に、UEにより送信される例を用いるに過ぎない。
例えば、段階701の前に、図7に示される測位支援データ送信方法は、段階701aから段階701cをさらに含み得る。
701a.測位サーバが第1のメッセージ要求をUEへ送信する。
例えば、段階701aおよび段階701は、図2に示される測位サーバの通信インタフェース23により実行される。
701b.UEが、測位サーバにより送信される第1のメッセージ要求を受信する。
具体的には、第1のサービングセル内の測位される必要がある1または複数のUEが、測位サーバにより送信される対応する第1のメッセージ要求を別々に受信し得る。
S701c.UEが第1のメッセージを測位サーバへ送信する。
例えば、段階701bおよび段階701cは、図5に示されるUEの通信インタフェース23により実行され得る。
第1のサービングセル内の測位される必要がある複数のUEの各々が、段階701aから段階701cにおいて提供される方法を実装し得ることに留意すべきである。本発明の本実施形態においては、詳細を改めて説明しない。測位サーバは、第1のサービングセル内の測位される必要がある1または複数のUEと別々にインタラクトして、1または複数のUEの各々に対応する第1のメッセージ要求を取得し得る、すなわち、第1のサービングセル内の測位される必要がある1または複数のUEの測位性能および/または測位精度および/または測位サービスタイプを取得し得る。
方法の実施形態2において提供される測位支援データ送信方法において、段階603は、具体的には、段階702であり得る。例えば、図7に示される方法において、図6における段階603は、具体的には、段階702であり得る。
S702.測位サーバが、第1のサービングセルの識別子に基づいて、測位支援データを第1のサービングセルに対応する基地局へ送信する。
例えば、段階702は、図2に示される測位サーバの通信インタフェース23により実行され得る。
具体的には、測位サーバは、第1の条件が満たされている場合、測位支援データを基地局へ送信する。測位支援データは、第1のサービングセル内の測位される必要がある1または複数のUEの1または複数の測位支援データであり得る。
測位サーバ側の第1の条件は、以下の条件1から5のいずれか1つであり、条件1から5の間には「および/または」の関係が存在する。
1.測位サーバが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの数が第1の閾値より大きい、と判断する。
第1の閾値の具体的な値は、本発明の本実施形態において限定されず、当該値は、本願の目的の実現に対する限定を構成しないことに留意すべきである。
例えば、第1のサービングセルが図1に示されるセル1である場合、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの数は、9であり得る。第1のサービングセルが図1に示されるセル2である場合、第1のサービングセルない尾測位される必要があるUEの数は、3であり得る。
第1の閾値が6であると仮定すると、第1の条件が条件1である場合、以下のとおりである。
第1のサービングセルが図1に示されるセル1であり、かつ、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの数が6より大きい9である場合、第1の条件が満たされる。従って、測位サーバは、測位支援データ、例えば、第1のサービングセルによりサービスを受けるUEの少なくとも1つの測位支援データをブロードキャストモードで送信することを決定し得る。この場合、測位サーバが第1のサービングセル内のUEの少なくとも1つの測位支援データを基地局へ送信し得ることにより、第1のサービングセルに対応する基地局は、少なくとも1つの測位支援データをブロードキャストできる。
第1のサービングセルが図1に示されるセル2であり、かつ、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの数が6以下である3である場合、第1の条件は、満たされ得ない。従って、測位サーバは、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの少なくとも1つの測位支援データをブロードキャストモードで送信しないことを決定するが、少なくとも1つの測位支援データをユニキャストモードで送信することを決定し得る。言い換えると、測位サーバは、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの少なくとも1つの測位支援データを基地局へ送信しない。この場合、第1のサービングセルに対応する基地局は、少なくとも1つの測位支援データをブロードキャストし得ない。測位サーバは、UE151から153と別々にインタラクトし得る。これにより、UE151から153はそれぞれ、UE151から153の測位支援データを取得する。
2.測位サーバが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意の測位性能を満たすUEの数が第2の閾値より大きい、と判断する。
本願において提供されるUEの具体的な測位性能は、本発明の本実施形態において列挙される測位性能に限定されない。
第2の閾値の具体的な値は、本発明の本実施形態において限定されず、当該値は、本願の目的の実現に対する限定を構成しないことに留意すべきである。
例えば、第1のサービングセルが図1に示されるセル1である場合、セル1内の測位される必要があるUEの数は9である。UE141から144の測位性能指示情報は、対応するUEの全てがVRS法をサポートすることを示し、UE145から148の測位性能指示情報は、対応するUEの全てがMAC法をサポートすることを示し、UE149の測位性能指示情報は、対応するUEがFKP法をサポートすることを示す。
第1のサービングセルが図1に示されるセル2である場合、セル2内の測位される必要があるUEの数は3である。UE151から153の測位性能指示情報は、対応するUEがVRS法をサポートすることを示す。
例えば、第2の閾値は3であると仮定すると、第1の条件が条件2である場合、以下のとおりである。
第1のサービングセルが図1に示されるセル1であり、かつ、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうちVRS法をサポートするUEの数が3より大きい5である場合、第1の条件が満たされる。従って、測位サーバは、第1のサービングセルによりサービスを受けるUE141から145の少なくとも1つの測位支援データをブロードキャストモードで送信することを決定し得る。少なくとも1つの測位支援データは、VRS法を用いた測位支援データである。すなわち、測位サーバが、第1のサービングセルによりサービスを受けるUE141から145のVRS法を用いた少なくとも1つの測位支援データを基地局へ送信し得ることにより、第1のサービングセルに対応する基地局は、少なくとも1つの測位支援データをブロードキャストできる。
一方で、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうちMAC法をサポートするUEの数が3より大きい4である場合、第1の条件が満たされる。従って、測位サーバは、第1のサービングセルによりサービスを受けるUE145から148の少なくとも1つの測位支援データをブロードキャストモードで送信することを決定し得る。少なくとも1つの測位支援データは、MAC法を用いた測位支援データである。すなわち、測位サーバが、第1のサービングセルによりサービスを受けるUE145から148のMAC法を用いた少なくとも1つの測位支援データを基地局へ送信し得ることにより、第1のサービングセルに対応する基地局は、少なくとも1つの測位支援データをブロードキャストできる。
しかしながら、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうちFKP法をサポートするUEの数が3以下である1である場合、第1の条件が満たされ得ない。従って、測位サーバは、第1のサービングセルによりサービスを受けるUE149の測位支援データをユニキャストモードで送信することを決定し得る。当該測位支援データは、FKP法を用いた測位支援データである。すなわち、測位サーバがUE149とインタラクトし得ることにより、UE149は、FKP法を用いたUE149の測位支援データを取得する。
加えて、第1のサービングセルが図1に示されるセル2であり、かつ、第1のサービングセル内の測位される必要がある、VRS法をサポートするUEの数が3以下である3である場合、第1の条件は満たされ得ない。従って、測位サーバは、第1のサービングセルによりサービスを受けるUEの少なくとも1つの測位支援データをブロードキャストモードで送信しないことを決定するが、少なくとも1つの測位支援データをユニキャストモードで送信することを決定する。言い換えると、測位サーバは、第1のサービングセルによりサービスを受けるUEのVRS法を用いた少なくとも1つの測位支援データを基地局へ送信せず、基地局は、第1のサービングセルに対応する少なくとも1つの測位支援データをブロードキャストしない。測位サーバがUE151から153と別々にインタラクトし得ることにより、UE151から153はそれぞれ、UE151から153の、VRS法を用いた測位支援データを取得する。
3.測位サーバが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意の測位精度を満たすUEの数が第3の閾値より大きい、と判断する。
4.測位サーバが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意の測位サービスタイプを満たすUEの数が第4の閾値より大きい、と判断する。
第3の閾値および第4の閾値の具体的な値は、本発明の本実施形態において限定されず、当該値は、本願の目的の実現に対する限定を構成しない。
については、第1の条件が条件3または条件4である場合の具体的な説明については、第1の条件が条件2である場合の具体的な説明を参照すべきこと、および、本発明の本実施形態においては、詳細を改めて説明しないことに留意すべきである。
具体的には、第1のサービングセル内のUEの数、任意の測位性能を満たすUEの数、任意のサポートされる測位精度を満たすUEの数、および、任意の測位サービスタイプを満たすUEの数は、測位サーバにより、1または複数のカウンタを用いて、カウントを通じて取得され得る。
例えば、測位サーバは、VRS法を用いた測位支援データを生成する場合、カウンタ(例えば、カウンタ1)を用いて、カウントを実行し得る。カウンタ1が3に達した場合、測位サーバは、VRS法を用いた測位支援データをブロードキャストすることを決定する。
任意選択的に、UEの対応する数は、測位サーバにより、特定の期間内に、1または複数のカウンタを用いて、カウントを通じて取得され得る。例えば、特定の期間は、2時間である。
前述の4つの数量統計方式では、具体的には、測位支援データをブロードキャストするか否かに対する統計結果の影響を当該期間において制御するために、タイマーがカウントの前に開始され得る。さらに、代替的に、タイマーは、測位支援データをブロードキャストモードで送信することをE-SMLCが決定したときに開始され得る。タイマーの動作中、カウンタの累積値が前述の閾値のうちの1つより大きい場合、測位支援データのブロードキャストは続き、タイマーは再始動される。そうでない場合、測位支援データのブロードキャストは停止される。
5.測位サーバが、コアネットワークデバイスにより送信される第1の命令情報を受信する。第1の命令情報は、測位支援データを第1のサービングセル内のUEへブロードキャストモードで送信するよう命令するために用いられる。
測位サーバは、第1のサービングセルによりサービスを受けるUEの少なくとも1つの測位支援データを基地局へ送信する前に、さらに、測位支援データをブロードキャストするよう命令するためにコアネットワークデバイスにより用いられる第1の命令情報を受信し得る。この場合、コアネットワークデバイスは、測位支援データをブロードキャストモードまたはユニキャストモードで送信することを決定する。
本願の方法の実施形態2において提供される測位支援データ送信方法において、測位サーバは、測位サーバが、コアネットワークデバイスにより送信される第1の命令情報を受信するか、または測位される必要があるUEの測位性能指示情報、測位精度指示情報またはサービスタイプ指示情報のうちの1つを取得することを条件として、測位支援データをブロードキャストモードまたはユニキャストモードのいずれで送信するかを決定し得る。このように、測位支援データが、まずユニキャストモードで送信され、次にブロードキャストモードで送信される場合、前述のように決定される測位支援データの送信モードの信頼性が比較的高くなり得ることにより、測位支援データ送信プロセスにおけるリソース利用率が改善する。
本願の方法の実施形態2において提供される測位支援データ送信方法において、測位される必要があるUEがUEの測位性能指示情報、測位精度指示情報またはサービスタイプ指示情報のいずれか1つを提供することを条件として、測位サーバは、指示情報に基づいて対応する測位支援データを生成することにより、測位支援データ生成処理をより信頼できるものにし得ることに留意すべきである。
具体的には、本願の方法の実施形態3において提供される測位支援データ送信方法において、段階702は、段階801から段階803を含み得る。例えば、図8Aおよび図8Bに示される測位支援データ送信方法において、図7に示される段階702は、段階801から段階803を含み得る。
S801.測位サーバが、第1の条件が満たされている、と判断する。
第1の条件は前述の条件1から5のいずれか1つなので、段階801は、段階801a、段階801b、段階801c、段階801dおよび段階801eのうちの少なくとも1つを含み得ることに留意すべきである。
801a.測位サーバが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの数が第1の閾値より大きい、と判断する。
801b.測位サーバが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意の測位性能を満たすUEの数が第2の閾値より大きい、と判断する。
801c.測位サーバが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意の測位精度を満たすUEの数が第3の閾値より大きい、と判断する。
801d.測位サーバが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意の測位サービスタイプを満たすUEの数が第4の閾値より大きい、と判断する。
801e.測位サーバが、コアネットワークデバイスにより送信される第1の命令情報を受信する。
第1の命令情報は、測位支援データを第1のサービングセル内のUEへブロードキャストモードで送信するよう命令するために用いられる。
本発明の本実施形態における段階801および段階801aから段階801eの具体的な説明については、段階702における対応する部分を参照されたい。本明細書において、詳細を改めて説明しない。
S802.測位サーバが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの測位性能および/または測位精度および/または測位サービスタイプに基づいて測位支援データを分類して、異なるタイプの測位支援データを取得する。
例えば、段階801aから段階801dおよび段階802は、図2に示される測位サーバのプロセッサ21により実行され得る。
第1のサービングセル内の測位される必要がある1または複数のUEの測位支援データは、同じタイプまたは異なるタイプに分類され得る。すなわち、各測位支援データは、対応するタイプに分類され得る。
例えば、測位サーバは、分類を通じ、第1のサービングセル内のUEの異なる測位性能に基づいて、測位支援データを取得し得る。例えば、第1のサービングセル内のUEの測位支援データにおいて、測位サーバは、分類を通じ、VRS法を用いた測位支援データと、MAC法を用いた測位支援データと、FKP法を用いた測位支援データとを取得し得る。すなわち、測位サーバが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち少なくとも1つの測位性能を有するUEの数が比較的大きいかまたは閾値より大きい、と判断した場合、測位サーバは、測位支援データを基地局へ送信し、基地局は、測位支援データをUEへブロードキャストモードで送信する。例えば、測位サーバが、比較的大きい数のVRS測位性能を有するUEが存在している、と判断した場合、測位サーバは、VRSベースの測位支援データを基地局へ送信し、基地局は、VRSベースの測位支援データをブロードキャストする。測位方法のタイプも、測位支援データのタイプも、1つのみではない。
本発明の本実施形態において提供される測位支援データは、測位される必要があるUEの測位性能および/または測位精度および/または測位サービスタイプのみに基づいて分類され得るのではなく、測位支援データのデータタイプに基づいても分類され得ることに留意すべきである。
例えば、測位支援データのデータタイプは、衛星軌道歴タイプ、電離圏誤差タイプ、幾何学誤差タイプ、衛星クロック誤差タイプ、対流圏誤差タイプ、トラック誤差タイプ等を含み得る。すなわち、本発明の本実施形態において提供される測位支援データのデータタイプは、衛星軌道歴タイプ、電離圏誤差タイプ、幾何学誤差タイプ、衛星クロック誤差タイプ、対流圏誤差タイプ、トラック誤差タイプ等を含み得る。
加えて、測位支援データは、測位支援データのデータタイプに基づいて分類され、代替的に、異なる周波数における測位支援データ、異なるデータレートにおける測位支援データ、または異なる回数の繰り返しを経た測位支援データに分類され得る。本発明の本実施形態においては、詳細を説明しない。
実施形態における具体的な実装中、測位サーバにより生成される少なくとも1つの測位支援データは、具体的には、1または複数のデータパケットを含み得る。しかしながら、当該データパケットは、比較的大きい容量を有し得ると共に、基地局へ送信される前にセグメント化または分割される必要がある。例えば、1つのデータパケットが複数のより小さいパケットに分割される。データパケットを分割する処理において、測位サーバは、測位支援データをタイプで分類し得る。
前述のデータパケットの各々が、異なるタイプの測位支援データを含み得る。例えば、データパケット(データパケット1として示される)が、衛星軌道歴タイプの測位支援データと、電離圏誤差タイプの測位支援データと、衛星クロック誤差タイプの測位支援データとを含む。この場合、測位サーバは、データパケット1をサブデータパケットa、サブデータパケットbおよびサブデータパケットcに分割し得る。サブデータパケットaは、衛星軌道歴タイプの測位支援データを含み、サブデータパケットbは、電離圏誤差タイプの測位支援データを含み、サブデータパケットcは、衛星クロック誤差タイプの測位支援データを含む。言い換えると、測位サーバは、データパケット1における測位支援データを異なるタイプに分類する。
代替的に、データパケット1は、VRS法を用いた測位支援データと、MAC法を用いた測位支援データと、FKP法を用いた測位支援データとを含む。この場合、データパケット1を分割することにより取得されるサブデータパケットaは、VRS法を用いた測位支援データを含み得て、サブデータパケットbは、MAC法を用いた測位支援データを含み得て、サブデータパケットcは、FKP法を用いた測位支援データを含み得る。
S803.測位サーバが、異なるタイプの測位支援データを第1のサービングセルに対応する基地局へ送信する。
例えば、段階803は、図2に示される測位サーバの通信インタフェース23により実行され得る。
具体的には、測位サーバは、第1のサービングセルの識別子に基づいて、異なるタイプの測位支援データを第1のサービングセルに対応する基地局へ送信し得る。第1のサービングセルの識別子は、コアネットワークデバイスにより送信される測位要求に基づいて取得され得る。
例えば、測位サーバは、少なくとも1つの測位支援データのうち、VRS法を用いた測位支援データと、MAC法を用いた測位支援データと、FKP法を用いた測位支援データとを基地局へ送信し得る。測位サーバにより基地局へ送信される測位支援データは、具体的には、1または複数のデータパケットであり得る。当該データパケットは、測位サーバにより分割を通じて取得され得る。
方法の実施形態3において提供される測位支援データ送信方法において、段階604は、具体的には、段階804であってよく、段階605は、具体的には、段階805であってよい。例えば、図7に示される方法において、図6における段階604は、具体的には、段階804であってよく、段階605は、具体的には、段階805であってよい。
S804.第1のサービングセルに対応する基地局が、測位サーバにより送信される異なるタイプの測位支援データを受信する。
S805.第1のサービングセルに対応する基地局が、異なるタイプの測位支援データを第1のサービングセル内のUEへブロードキャストする。
例えば、段階804および段階805は、図3に示される基地局の通信インタフェース33により実行され得る。
例えば、測位サーバは、例えば、少なくとも1つの測位支援データのうち、VRS法を用いた測位支援データと、MAC法を用いた測位支援データと、FKP法を用いた測位支援データと、PPP-RTK法を用いた測位支援データとを取得するために、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの異なる測位性能に基づいて、分類を通じ、少なくとも1つの測位支援データを取得し得る。
本願の方法の実施形態3において提供される測位支援データ送信方法において、測位サーバが、測位支援データをユニキャストモードまたはブロードキャストモードで送信することを決定する前に、測位サーバにより送信される測位支援データを異なるタイプに分類することにより、基地局は、異なるタイプに基づいて測位支援データをブロードキャストできることに留意すべきである。従って、測位される必要があるUEは、基地局によりブロードキャストされる測位支援データの対応するタイプを取得し得る。これにより、UEの測位プロセスにおける測位精度が改善する。
任意選択的に、可能な実現形態において、UEの測位性能および/または測位精度および/または測位サービスタイプに基づいて、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの測位支援データを分類する段階は、代替的に、基地局により実行され得る。この場合、本発明の本実施形態において提供される測位支援データ送信方法において、段階605は、段階605aおよび段階805を含み得る。例えば、図6における段階605は、段階605aおよび段階805を含み得る。
S605a.第1のサービングセルに対応する基地局が、測位支援データを分類して、異なるタイプの測位支援データを取得する。
具体的には、基地局は、ブロードキャスト用の異なるタイプのデータを受信する。例えば、システム情報ブロック(system information block、SIB)では、衛星軌道歴タイプの測位支援データのみがブロードキャストされ、別のSIBでは、電離圏誤差タイプの測位支援データがブロードキャストされる等である。当然ながら、1つのSIBの異なる送信パケットが、代替的に分類され得る。
当然ながら、基地局により取得される測位支援データは、異なる周波数における測位支援データ、異なるデータレートにおける測位支援データ、または異なる回数の繰り返しを経た測位支援データを含み得る。
例えば、段階605aは、図3に示される基地局のプロセッサ31により実行され得る。
具体的には、基地局は、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの測位性能および/または測位精度および/または測位サービスタイプに基づいて、測位支援データを分類し得るか、または、受信した異なるデータを別々に送信し得る。
S805.第1のサービングセルに対応する基地局が、異なるタイプの測位支援データを第1のサービングセル内の測位される必要があるUEへブロードキャストする。
例えば、基地局は、例えば、第1のサービングセルによりサービスを受けるUEの少なくとも1つの測位支援データのうち、VRS法を用いた測位支援データと、MAC法を用いた測位支援データと、FKP法を用いた測位支援データとを取得するために、第1のサービングセルによりサービスを受けるUEの異なる測位性能に基づいて、少なくとも1つの測位支援データを分類し得る。
基地局は、異なるタイプに基づいて、測位支援データを異なるタイプに分類し、測位支援データをブロードキャストし得ることに留意すべきである。従って、測位される必要があるUEは、基地局によりブロードキャストされる測位支援データの対応するタイプを取得し得る。これにより、UEの測位プロセスにおける測位精度が改善する。
段階603、段階702または段階803の後に、本願の方法の実施形態4において提供される測位支援データ送信方法は、段階901をさらに含み得る。例えば、図7における段階702の後に、図9に示される方法は、段階901をさらに含み得る。
S901.測位サーバが、停止指示メッセージを第1のサービングセルに対応する基地局へ送信する。
例えば、段階901は、図2に示される測位サーバの通信インタフェース23により実行され得る。
停止指示メッセージは、測位サーバが少なくとも1つの測位支援データの基地局への送信を停止していることを示すために用いられる。このように、測位サーバが測位支援データをブロードキャストする必要がない場合、測位サーバが、測位支援データをユニキャストモードで送信し得ることにより、測位支援データは、ブロードキャストモードの代わりにユニキャストモードで送信され、リソースが適切に用いられる。測位サーバにより基地局へ送信される少なくとも1つの測位支援データは、具体的には、測位サーバにより基地局へ送信される少なくとも1つのデータパケットであり得る。各データパケットは、1つの測位支援データを保持する。例えば、停止指示メッセージは、最後のデータパケットにおいて保持され得る。
具体的には、停止指示メッセージは、代替的に、ブロードキャストを停止するよう命令するために用いられ、測位支援データを保持する最後のデータパケットに加えられるフィールドであり得る。最後のデータパケットは、測位サーバにより第1のサービングセルに対応する基地局へ送信される。代替的に、停止指示メッセージは、ブロードキャストを停止するよう命令するフィールドのみを保持するデータパケットに含まれ得る。このことは、本発明の本実施形態において限定されない。
第2の条件が満たされている、と判断した場合、測位サーバは、第1のサービングセルの識別子に基づいて、停止指示メッセージを第1のサービングセルに対応する基地局へ送信し得る。停止指示メッセージは、基地局への少なくとも1つの測位支援データの送信が停止されていることを示すために用いられる。
第2の条件は、以下の条件6から10のいずれか1つであり、条件6から10の間には、「および/または」の関係が存在する。
6.測位サーバが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの数が第5の閾値より小さいかまたはそれと等しい、と判断する。第5の閾値は、第1の閾値より小さいかまたはそれと等しい。
7.測位サーバが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意のUE測位性能を満たすUEの数が第6の閾値より小さいかまたはそれと等しい、と判断する。第6の閾値は、第2の閾値より小さいかまたはそれと等しい。
8.測位サーバが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意のサポートされる測位方法を満たすUEの数が第7の閾値より小さいかまたはそれと等しい、と判断する。第7の閾値は、第3の閾値より小さいかまたはそれと等しい。
9.測位サーバが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意の測位サービスタイプを満たすUEの数が第8の閾値より小さいかまたはそれと等しい、と判断する。第8の閾値は、第4の閾値より小さいかまたはそれと等しい。
10.測位サーバが、コアネットワークデバイスにより送信される第2の命令情報を受信する。第2の命令情報は、測位支援データを第1のサービングセル内の測位される必要があるUEへブロードキャストモードで送信することを停止するよう命令するために用いられる。
本発明の本実施形態における第2の条件の具体的な説明については、上述の実施形態における第1の条件の説明を参照されたい。本発明の本実施形態においては、詳細を改めて説明しない。
第5の閾値、第6の閾値、第7の閾値および第8の閾値の具体的な値は、本発明の本実施形態において限定されず、当該値は、本願の目的の実現に影響しないことに留意すべきである。
例えば、VRS法を用いた測位支援データを測位サーバが生成する処理において、例えば、カウンタ1が3に達した場合、測位サーバは、VRS法を用いた測位支援データをブロードキャストすることを決定した後に、カウンタ1を再開し得る。その後、カウンタ1が3に達し得ない場合、測位サーバは、VRS法を用いた測位支援データをユニキャストモードで送信することを決定し得る。
任意選択的に、VRS法を用いた測位支援データを測位サーバが生成する処理において、例えば、カウンタ1が3に達した場合、測位サーバは、VRS法を用いた測位支援データをブロードキャストすることを決定した後に、別のカウンタ(例えば、カウンタ2)を開始し得る。その後、カウンタ2が3に達し得ない場合、測位サーバは、VRS法を用いた測位支援データをユニキャストモードで送信することを決定し得る。このことは、本発明の本実施形態において限定されない。
本願の方法の実施形態4において提供される測位支援データ送信方法において、測位サーバは、測位される必要があるUEの測位性能指示情報、測位精度指示情報またはサービスタイプ指示情報のうちの少なくとも1つを取得し、コアネットワークデバイスにより送信される第2の命令情報を受信するので、まず、測位支援データをブロードキャストモードで送信し、次に、ユニキャストモードで送信し得る。このように、測位支援データがブロードキャストされる必要がない場合、例えば、比較的小数の測位される必要があるUEが存在する場合、測位支援データは、ユニキャストモードのみで送信され得る。これにより、リソース利用率が改善する。
測位支援データをブロードキャストモードで送信することを停止するよう命令するための停止指示メッセージを測位サーバが送信した後で、段階901の後に、方法は、段階902をさらに含み得る。段階901の後に、図9に示される測位支援データ送信方法は、段階902をさらに含み得る。
S902.第1のサービングセルに対応する基地局が、測位サーバにより送信される停止指示メッセージを受信する。
例えば、段階902は、図3に示される基地局の通信インタフェース33により実行され得る。
第1のサービングセルに対応する基地局は、停止指示メッセージを受信した後に、測位支援データブロードキャストを停止し得る。
本願の方法の実施形態5において提供される測位支援データ送信方法において、少なくとも測位支援データがブロードキャストモードまたはユニキャストモードのいずれで送信されるかは、代替的に、コアネットワークデバイスにより決定され得る。具体的には、段階701の後に、本発明の本実施形態において提供される方法は、段階1001をさらに含み得る。例えば、段階701の後に、図10Aおよび図10Bに示される測位支援データ送信方法は、段階1001をさらに含み得る。
S1001.第1の条件が満たされている場合、コアネットワークデバイスは、第1の命令情報を測位サーバへ送信する。第1の命令情報は、測位支援データを第1のサービングセル内のブロードキャストされる必要があるUEへブロードキャストモードで送信するよう命令するために用いられる。
例えば、段階1001は、図4に示されるコアネットワークデバイスの通信インタフェース43により実行され得る。
コアネットワークデバイスは、第1の命令メッセージを測位サーバへ送信する前に、測位サーバによりコアネットワークデバイスへ送信されるUE性能指示(例えば、UEの測位性能指示情報)を受信し得ることに留意すべきである。加えて、満たされている第1の条件は、以下の条件11から14のいずれか1つであり、条件11から14の間には「および/または」の関係が存在する。
11.コアネットワークデバイスが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの数が第1の閾値より大きい、と判断する。
12.コアネットワークデバイスが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意の測位性能を満たすUEの数が第2の閾値より大きい、と判断する。
13.コアネットワークデバイスが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意のサポートされる測位精度を満たすUEの数が第3の閾値より大きい、と判断する。
14.コアネットワークデバイスが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意の測位サービスタイプを満たすUEの数が第4の閾値より大きい、と判断する。
本発明の本実施形態における条件11から14の説明については、上述の実施形態における条件1から4の具体的な説明を参照されたい。本発明の本実施形態においては、詳細を改めて説明しない。
具体的には、コアネットワークデバイスが、条件12から14に基づいて、測位支援データをブロードキャストすることを決定した場合、段階1001の前に、本発明の本実施形態において提供される測位支援データ送信方法は、段階1001aおよび段階1001bをさらに含み得る。例えば、段階1001の前に、図10Aおよび図10Bに示される方法は、段階1001aおよび段階1001bをさらに含み得る。
S1001a.測位サーバがUEの第1のメッセージをコアネットワークデバイスへ送信する。
例えば、段階1001aは、図2に示される測位サーバの通信インタフェース23により実行され得る。
UEは、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEであり得る。加えて、測位サーバは、第1のサービングセル内の測位される必要がある1または複数のUEの第1のメッセージをコアネットワークデバイスへ送信し得る。
S1001b.コアネットワークデバイスが、測位サーバにより送信されるUEの第1のメッセージを受信する。
例えば、段階1001bは、図4に示されるコアネットワークデバイスの通信インタフェース43により実行され得る。
任意選択的に、コアネットワークデバイスは、代替的に、測位サーバが第1のサービングセル内の測位される必要があるUEとインタラクトして、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの第1の情報を取得する、方法の段階701aから段階701cおよび段階701を参照することにより、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの第1の情報を取得し得る。本発明の本実施形態においては、詳細を改めて説明しない。
コアネットワークデバイスが第1の命令情報を測位サーバへ送信した後に、測位サーバが、第1の命令情報を受信し、次に、第1の条件のうち条件14が満たされていると判断し得ることが想到され得る。言い換えると、段階1001bの後に、本実施形態において提供される測位支援データ送信方法は、段階801eを含み得る。例えば、段階1001bの後に、図10Aおよび図10Bに示される方法は、段階801eをさらに含み得る。
同様に、図9における段階901の前に、図10Aおよび図10Bに示される方法は、段階1002および段階1003をさらに含み得る。
S1002.コアネットワークデバイスが第2の命令情報を測位サーバへ送信する。
例えば、段階1002は、図4に示されるコアネットワークデバイスの通信インタフェース43により実行され得る。
S1003.測位サーバが、コアネットワークデバイスにより送信される第2の命令情報を受信する。第2の命令情報は、測位支援データを第1のサービングセル内の測位される必要があるUEへブロードキャストモードで送信することを停止するよう命令するために用いられる。
例えば、段階1003は、図2に示される測位サーバの通信インタフェース23により実行され得る。
具体的には、第2の条件が満たされている、と判断された場合、コアネットワークデバイスは、第2の命令情報を測位サーバへ送信する。
本発明の本実施形態において、コアネットワークデバイスが満たす第2の条件は、以下の条件15から18のいずれか1つであり、条件15から18の間には「および/または」の関係が存在する。
15.コアネットワークデバイスが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの数が第5の閾値より小さいかまたはそれと等しい、と判断する。第5の閾値は、第1の閾値より小さいかまたはそれと等しい。
16.コアネットワークデバイスが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意のUE測位性能を満たすUEの数が第6の閾値より小さいかまたはそれと等しい、と判断する。第6の閾値は、第2の閾値より小さいかまたはそれと等しい。
17.コアネットワークデバイスが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意のサポートされる測位方法を満たすUEの数が第7の閾値より小さいかまたはそれと等しい、と判断する。第7の閾値は、第3の閾値より小さいかまたはそれと等しい。
18.コアネットワークデバイスが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEのうち任意の測位サービスタイプを満たすUEの数が第8の閾値より小さいかまたはそれと等しい、と判断する。第8の閾値は、第4の閾値より小さいかまたはそれと等しい。
上述の実施形態における測位サーバ側の条件1の詳細な説明を参照して、第1の閾値は6であると仮定する。コアネットワークデバイス側の第1の条件が条件15である場合、以下のとおりである。
第1のサービングセルが図1に示されるセル1であり、かつ、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの数が6より大きい9である場合、第1の条件が満たされる。従って、コアネットワークデバイスは、測位支援データ、例えば、第1のサービングセルによりサービスを受けるUEの少なくとも1つの測位支援データをブロードキャストモードで送信することを決定し得る。この場合、コアネットワークデバイスが、第1のサービングセル内のUEの少なくとも1つの測位支援データを基地局へ送信するよう測位サーバに命令し得ることにより、第1のサービングセルに対応する基地局は、少なくとも1つの測位支援データをブロードキャストできる。
第1のサービングセルが図1に示されるセル2であり、かつ、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの数が6以下である3である場合、第1の条件は、満たされ得ない。従って、コアネットワークデバイスは、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの少なくとも1つの測位支援データをブロードキャストモードで送信しないことを決定するが、少なくとも1つの測位支援データをユニキャストモードで送信することを決定し得る。言い換えると、コアネットワークデバイスは、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの少なくとも1つの測位支援データを基地局へ送信するよう測位サーバに命令しない。この場合、第1のサービングセルに対応する基地局は、少なくとも1つの測位支援データをブロードキャストし得ない。この場合、測位サーバが、UE151から153と別々にインタラクトし得ることにより、すなわち、測位支援データをユニキャストモードで送信し得ることにより、UE151から153は、UE151から153の測位支援データを別々に取得する。
同様に、本発明の本実施形態におけるコアネットワークデバイス側の第1の条件のうち条件16から18の詳細な説明については、上述の実施形態における測位サーバ側の第1の条件のうち条件2から4の詳細な説明を参照されたい。本明細書において、詳細を改めて説明しない。
本発明の本実施形態において提供される測位支援データ送信方法において、測位サーバおよびコアネットワークデバイスの両方が、測位支援データをブロードキャストモードまたはユニキャストモードのいずれで送信するかを決定し得る。従って、測位サーバまたはコアネットワークデバイスのいずれかがブロードキャストモードまたはユニキャストモードへの切り替えを決定し得ない場合でも、他方が決定を実行し得る。これにより、測位支援データのために用いられるブロードキャストモードとユニキャストモードとの間の切り替えがより信頼できるものになる。
本発明の本実施形態において提供される測位支援データ送信方法において、測位サーバまたはコアネットワークデバイスなどのネットワーク要素が測位支援データをブロードキャストすることを決定した場合、第1のサービングセル内のUEの測位支援データを生成または取得する処理において、測位サーバは、第1のサービングセル内のUEとインタラクトすることでは、第1のサービングセルに対応する基地局の位置指示情報を取得し得ないが、基地局とインタラクトして当該位置指示情報を取得し得ることに留意すべきである。
具体的には、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの測位要求は、第1のサービングセルに対応する基地局の位置指示情報を保持する。この場合、測位サーバは、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEとインタラクトすることで基地局の位置指示情報を取得する必要はない。
任意選択的に、測位サーバは、代替的に、デプロイに基づいて、基地局の位置指示情報(すなわち、基地局の位置)を取得し得る。この場合、測位サーバは、基地局とインタラクトする必要はなく、例えば、第1のサービングセルに対応する基地局とインタラクトする必要はない。このことは、本発明の本実施形態において限定されない。
例えば、本発明の以下の実施形態において、以下では、測位サーバが、第1のサービングセルに対応する基地局とインタラクトして、第1のサービングセルに対応する基地局の位置メッセージを取得する例を単に用いて、本発明の実施形態において提供される測位支援データ送信方法を説明する。具体的には、段階603、段階702または段階803の前に、本願の方法の実施形態6において提供される測位支援データ送信方法は、段階1101から段階1104をさらに含み得る。例えば、図7における段階702の前に、図11Aおよび図11Bに示される方法は、段階1101から段階1104をさらに含み得る。
S1101.測位サーバが、基地局位置要求を第1のサービングセルに対応する基地局へ送信する。
例えば、段階1101は、図2に示される測位サーバの通信インタフェース23により実行され得る。
位置要求は、第1のサービングセルに対応する基地局の位置指示情報を要求するために用いられ、基地局の位置指示情報は、基地局の位置および/または第1のサービングセルのセルアンテナの位置を示し得る。
S1102.第1のサービングセルに対応する基地局が、測位サーバにより送信される基地局位置要求を受信する。
例えば、段階1102は、図3に示される少なくとも1つの基地局の通信インタフェース33により実行され得る。
S1103.第1のサービングセルに対応する基地局が基地局位置メッセージを測位サーバへ送信する。
例えば、段階1103は、図3に示される基地局の通信インタフェース33により実行され得る。
具体的には、基地局位置メッセージは、第1のサービングセルに対応する基地局の位置指示情報を含み得る。
S1104.測位サーバが、第1のサービングセルに対応する基地局により送信される基地局位置メッセージを受信する。
例えば、段階1104は、図2に示される測位サーバの通信インタフェース23により実行され得る。
段階603、段階702または段階803の前に、本願の方法の実施形態6において提供される測位支援データ送信方法は、段階1105をさらに含み得る。例えば、図7における段階702の前に、図11Aおよび図11Bに示される方法は、段階1105をさらに含み得る。
S1105.測位サーバが、基地局位置メッセージと、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの第1のメッセージと、基準データとに基づいて、測位支援データを生成または取得する。
例えば、段階1105は、図2に示される測位サーバの通信インタフェース23により実行され得る。
測位支援データは、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの1または複数の測位支援データであり得る。
測位サーバと基準局との間のインタラクションの特定の段階が、本発明の本実施形態において提供される測位支援データ送信方法において示されないが、段階1105の前に、測位サーバは、基準局とインタラクトして、基準局により提供される基準データを取得し得ることに留意すべきである。当業者であれば、この段階を容易に実装し得る。本発明の本実施形態においては、詳細を説明しない。
本発明の本実施形態において提供される測位支援データ送信方法において、測位支援データは、測位性能指示情報および/または測位精度指示情報および/またはUEのサービスタイプ指示情報、基地局位置メッセージ(すなわち、基地局の位置および/またはセルの位置)および基準データに基づいて生成され得る。言い換えると、測位支援データは、測位サーバにより、RTK技術を用いて取得され得る。すなわち、測位支援データの測位精度は、比較的高い。
測位サーバまたはコアネットワークデバイスなどのネットワーク要素が、第1のサービングセル内のUEの測位支援データを生成または取得する処理において測位支援データをユニキャストモードで送信することを決定した場合、測位サーバは、第1のサービングセル内のUEとインタラクトして、第1のサービングセル内のUEの大まかな位置を取得し得ることに留意すべきである。具体的には、段階603、段階702または段階803の前に、本願の方法の実施形態6において提供される測位支援データ送信方法は、段階1101aから段階1104aをさらに含み得る。例えば、段階702の前に、図11a-1および図11a-2に示される測位支援データ送信方法は、段階1101aから段階1104aをさらに含み得る。
S1101a.測位サーバが大まかな位置要求をUEへ送信する。
例えば、段階1101aは、図2に示される測位サーバの通信インタフェース23により実行され得る。
段階702において、測位サーバは、対応するUEの大まかな位置を要求するために、大まかな位置要求を第1のサービングセル内の測位される必要がある1または複数のUEへ別々に送信し得る。
S1102a.UEが、測位サーバにより送信される大まかな位置要求を受信する。
例えば、段階1102aは、図5に示される少なくとも1つのUEの通信インタフェース53により実行され得る。
第1のサービングセル内の測位される必要がある1または複数のUEは、測位サーバにより送信される対応する大まかな位置要求を別々に受信し得る。
S1103a.UEが大まかな位置を測位サーバへ送信する。
例えば、段階1103aは、図5に示されるUEの通信インタフェース53により実行され得る。
任意選択的に、第1のサービングセル内の測位される必要がある1または複数のUEは、同じ時点で、または異なる時点で別々に、自らの大まかな位置を測位サーバへ送信し得る。このことは、本発明の本実施形態において限定されない。
例えば、段階1102aが実行されなかった場合でも、段階1104aは、本発明の本実施形態において提供される測位支援データを送信するために実行され得る。この場合、UEの大まかな位置は、UEにより測位サーバへ事前に報告され得る。
S1104a.測位サーバが、UEにより送信される大まかな位置を受信する。
例えば、段階1104aは、図2において示される測位サーバの通信インタフェース23により実行され得る。
UEの大まかな位置は、UEの正確な位置を取得するために、またはUEに対して測位測定を実行するために用いられる。
具体的には、段階603、段階702または段階803の前に、本願の方法の実施形態6において提供される測位支援データ送信方法は、段階1105aをさらに含み得る。例えば、段階1104aの後、かつ、図11a-1および図11a-2に示される段階702の前に、段階1105aがさらに含まれ得る。
S1105a.測位サーバが、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの第1のメッセージと、大まかな位置とに基づいて、測位支援データを生成または取得する。
例えば、段階1105aは、図2に示される測位サーバの通信インタフェース23により実行され得る。
具体的には、測位サーバは、第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの第1のメッセージと、大まかな位置と、基準データとに基づいて、測位支援データを生成または取得し得る。基準データは、基準局により送信される。測位支援データは、第1のサービングセル内の測位される必要がある1または複数のUEの1または複数の測位支援データである。
本発明の本実施形態において提供される測位支援データ送信方法において、測位支援データは、測位性能指示情報、測位精度指示情報および/または測位される必要があるUEのサービスタイプ指示情報、UEの大まかな位置および基準データのうちの少なくとも1つに基づいて生成される。言い換えると、本発明の本実施形態において提供される測位支援データは、測位サーバにより、RTK技術を用いて取得され得る。すなわち、測位支援データの測位精度は、比較的高い。
本願の実施形態7において提供される測位支援データ送信方法において、段階604の前に、段階1201から段階1203がさらに含まれ得る。例えば、図7における段階604の前に、図12に示される方法は、段階1201から段階1203をさらに含み得る。
S1201.コアネットワークデバイスが、測位通知メッセージを第1のサービングセルに対応する基地局へ送信する。
例えば、段階1201は、図4に示されるコアネットワークデバイスの通信インタフェース43により実行され得る。
測位通知メッセージは、ネットワーク側によりUEのために測位要求が開始された場合に実行される必要がある測位測定および/または測位関連の計算を示すために用いられる。ネットワーク側は、コアネットワークデバイスおよび測位サーバなどのデバイスを含む。
測位通知メッセージは、ページングメッセージであり得る。測位通知を実行する具体的な実装は、ページングメッセージが、測位要求または高精度測位要求などの測位関連オペレーションを端末が実行する必要があることを示すために用いられるフィールドを保持することであるか、または、RTK測位要求またはOTDOA測位要求などの特定の測位方法の要求を含み得る。
S1202.第1のサービングセルに対応する基地局が、コアネットワークデバイスにより送信される測位通知メッセージを受信する。
測位通知メッセージは、測位要求を保持する。例えば、測位通知メッセージは、測位要求を保持するページングメッセージであり得る。
測位通知メッセージは測位要求を含むので、測位要求にえおける各測位要求メッセージは、UEの識別子およびUEのサービングセルの識別子を含み、ことに留意すべきである。基地局がその後少なくとも1つの測位支援データを受信した場合、基地局は、UEの識別子およびUEのサービングセルの識別子に基づいて、UEおよび第1のサービングセルを識別し得る。
S1203.第1のサービングセルに対応する基地局が、測位通知メッセージを測位される必要があるUEへ送信する。
例えば、段階1202および段階1203の両方が、図3に示される基地局の通信インタフェース33により実行され得る。
具体的には、基地局によりUEへ送信される測位通知メッセージは、代替的に、ページングメッセージであり得る。基地局は、ページングメッセージを受信した後に、ページングメッセージをUEへ送信する。ページングメッセージは、特定のUE(例えば、第1のサービングセル内の測位される必要があるUE)の測位要求指示情報を保持する。さらに、ページングメッセージは、RTK法、OTDOA法またはPPP-RTK法など、測位を要求するUEにより用いられる測位方法を示し得る。測位要求は、ページングメッセージのページング記録において保持され得る。測位要求が各UEについて実行される。具体的には、ページングメッセージとして表される測位要求は、RTK測位要求またはOTDOA要求などの測位方法を示す。
UEは、ページングメッセージを受信した後に、測位要求、例えば、RTK法を用いた測位要求またはOTDOA法を用いた測位要求が存在することを見つける。この場合において、測位方法を含む測位支援データがブロードキャストされたときは、UEは、測位支援データを取得し、測位計算または測位測定を実行し得る。RTK法またはUEベースOTDOA法(UEベースOTDOA)が用いられる場合、UEは、測位計算を実行する。UE支援OTDOA法が用いられる場合、UEは、対応する測位測定または測位計算を実行する。UEは、測位計算または測位測定を実行した後に、アイドル状態から接続状態に入り、計算結果または測定結果を測位サーバへ送信する。
段階605の後に、本願の方法の実施形態8において提供される測位支援データ送信方法は、段階1301および段階1302をさらに含み得る。例えば、図13に示されるように、図6における段階605の後に、方法は、段階1301および段階1302をさらに含み得る。
S1301.UEが、基地局によりブロードキャストされる測位支援データを取得する。
例えば、段階1301は、図5に示されるUEの通信インタフェース53により実行され得る。
第1のサービングセル内の測位される必要がある1または複数のUEが、異なる時点で、または同じ時点で別々に、対応する測位支援データを取得し得る。
具体的には、UEが測位をトリガする場合、UEは、どのタイプの測位支援データがブロードキャストされるかを明確に認識している必要がある。複数のタイプの支援データが1つのSIBにおいてブロードキャストされ得ると仮定する。UEが支援データについて通知されない場合、UEは、冗長な情報を受信する必要があり得る。可能な通知情報は、LPPメッセージ、ページングメッセージ、RRCメッセージ等であり得る。
具体的には、UEは、測位支援データを保持するシステムメッセージを読む前に、指示情報を受信し得る。指示情報は、どのタイプの測位支援データがブロードキャストされるかを示すために用いられる。基地局は、現在ブロードキャストされている支援データをUEに通知する場合、RRCメッセージまたはページングメッセージを用いて、UEに通知し得る。代替的に、測位サーバが、LPPメッセージを用いて、UEに通知し得る。具体的なタイプは、異なる測位方法を用いたデータ、異なる全球測位衛星システム(Global Navigation Satellite System、GNSS)におけるデータ、異なるレートにおける測位支援データ、または異なる送信周波数における支援データを含む。
S1302.測位支援データに基づいて、UEが、計算を通じてUEの正確な位置を取得するか、または測位測定を実行する。
例えば、段階1301は、図5に示されるUEのプロセッサ51により実行され得る。
具体的には、測位支援データがブロードキャストモードで送信される場合、対応する測位支援データに基づいて、第1のサービングセル内のUEが、計算を通じて第1のサービングセル内のUEの正確な位置を取得するか、または測位測定を実行し得る。
測位支援データがユニキャスト方式で送信される場合、対応する測位支援データと、第1のサービングセル内のUEにより測定を通じて取得される情報とに基づいて、UEは、UEの正確な位置を取得するか、または測位測定を実行し得る。
測位位置を計算するために測位支援データを受信するのに加え、UEはさらに、UEにより観測される衛星により送信されるデータを用いて、正確な計算を実行し得ることに留意すべきである。
本発明の本実施形態において提供される測位支援データ送信方法において、UEは、基地局によりブロードキャストされる測位支援データを取得し得て、測位支援データは、RTK技術を用いて取得されることに留意すべきである。例えば、測位支援データは、UEの大まかな位置、基地局位置メッセージ、またはUEの測位性能指示情報に基づいて、測位サーバにより取得される。従って、少なくとも1つの測位支援データに基づいて、測位される必要があるUEにより計算される測位精度は、比較的高い。加えて、少なくとも1つの測位支援データがブロードキャストモードで送信され得るので、リソース利用率は、比較的高い。
本発明の以下の実施形態において、本発明の実施形態において提供される測位支援データ送信方法はさらに、測位サーバ、基地局およびコアネットワークデバイスが1つのUE(第1のUE)とインタラクトする例を単に用いて説明される。本願の方法の実施形態9において提供される測位支援データ送信方法において、図13に示される段階1301および段階1302は、段階1401および段階1402に置き換えられ得る。例えば、図14に示される測位支援データ送信方法において、図13に示される段階1301および段階1302は、段階1401および段階1402に置き換えられ得る。
S1401.第1のUEが、第1のサービングセルに対応する基地局によりブロードキャストされる第1の測位支援データを取得する。
例えば、段階1401は、図5に示されるUEの通信インタフェース53により実行され得る。
第1の測位支援データは、第1のUEにより正確な位置を取得するために用いられるか、または、第1のUEにより測位測定を実行するために用いられる。第1のUEは、第1のサービングセルによりサービスを受けるUEであり、第1の測位支援データに対応する。
S1402.第1の測位支援データに基づいて、第1のUEは、計算を通じて第1のUEの正確な位置を取得するか、または測位測定を実行する。
例えば、段階1402は、図5に示されるUEのプロセッサ51により実行され得る。
測位される必要があるUEの数が変わり得るので、測位サーバにより受信される測位要求が変わり得る。従って、測位要求に基づいて生成される測位支援データが変わり得る。さらに、基地局によりブロードキャストされる測位支援データは、変わり得る。段階605の前に、本願の方法の実施形態10において提供される測位支援データ送信方法は、段階1501をさらに含み得る。例えば、図14に示される段階605の前に、図15に示される方法は、段階1501をさらに含み得る。
S1501.第1のサービングセルに対応する基地局が第1の変更ページングメッセージを第1のUEへ送信する。
例えば、段階1501は、図3に示される基地局の通信インタフェース33により実行され得る。
第1の変更ページングメッセージは、変更指示情報を保持するページングメッセージであり、第1の測位支援データに関連するシステムメッセージが変わっていることを示すために用いられ得る。例えば、第1の時点で、基地局によりブロードキャストされるシステムメッセージが第1の測位支援データを保持していない場合、第1のUEは、基地局によりブロードキャストされるシステムメッセージから第1の測位支援データを取得し得ない。その後、第2の時点で、基地局によりブロードキャストされるシステムメッセージが第1の測位支援データを保持する。この場合、基地局は、第1の変更ページングメッセージを第1のUEへ送信して、ブロードキャストを通じて第1の測位支援データを取得するよう第1のUEに命令し得る。反対に、基地局は、第1の時点でUEの測位支援データをブロードキャストし、第2の時点でブロードキャストを停止した場合、当該ページングメッセージをUEへ送信して、測位支援データのブロードキャストが停止されていることをUEに通知してもよい。当該変更指示メッセージは、変更なし、増加、減少または更新などの測位支援データの変更をUEに通知するために用いられ得て、具体的には、RTK法に関連する測位支援データ(MAC、VRSまたはFKP)の変更指示、OTDOA法を用いた測位支援データの変更指示、または別の方法の指示であり得る。具体的には、例えば、VRS法における測位支援データが変わっているかどうかが通知される。すなわち、具体的な変更通知は、RTK法に関連するシステムメッセージ、PPP-RTK法に関連するシステムメッセージ、またはVRS法における補正に関連するシステムメッセージなどの測位方法に関連するシステムメッセージが変わっているかどうかを示し得る。このことは、具体的には限定されない。
S1502.第1のUEが、第1のサービングセルに対応する基地局により送信される第1の変更ページングメッセージを受信する。
例えば、段階1502は、図5に示されるUEの通信インタフェース53により実行され得る。
例えば、第1のUEは、第1の変更ページングメッセージを受信した後に、測位支援データが変わっているか否か、具体的には、測位方法に関連する測位支援データが変わっているか否かを知り得る。次に、第1のUEは、具体的な状況に基づいて、支援データを受信するか、または別のオペレーションを実行する。
本発明の本実施形態において提供される方法において、測位支援データがブロードキャストモードで送信される場合、測位される必要があるUEがUEの測位支援データを取得する前には、UEは、別のネットワーク要素からメッセージを受信し得ないことに留意すべきである。基地局により送信され、システムメッセージの変更を示すページングメッセージが受信された後に、基地局によりブロードキャストされた対応する測位支援データの受信が開始され得る。このように、測位される必要があるUEの測位プロセスにおけるスペクトル効率およびリソース利用率が改善され得る。
システムメッセージが変わっているか否かを前述の方法を用いて示すことに加え、測位支援データに関連するシステムメッセージが変わっているか否かを示す指示メッセージが、代替的に、システムメッセージにおいてブロードキャストされ得る。例えば、指示メッセージは、フィールドまたは値フラグ(値タグ)を保持し得る。具体的には、フィールドまたは値フラグは、SIB 1または別のシステムメッセージ内に存在し得る。UEは、システムメッセージに関連する値を格納しい得る。UEに格納された値がシステムメッセージ内の値フラグとは異なる場合、UEは、システムメッセージが変わっていることを知り、システムメッセージを取得し得る。具体的には、値フラグの変更は、1または複数のSIBのみに関連する。代替的に、各方法に関連するシステムメッセージが値フラグを含み得る。例えば、SIB 25がVRS法での補正(例えば、基準データ)を含み、SIB 26がPPP-RTKでのSSR関連補正を含む。従って、システムメッセージが変わっているかどうかを示すために、2つの値フラグまたは1つのビットマップが用いられ得る。値フラグは、1ビット、2ビットまたは別の数のビットで表され得る。例えば、2ビットは、4つの値を示し得て、1つの値は、システムメッセージが変わるたびに1だけ増える。具体的な動作原則は、値フラグをSIB 1において設定する既存方式と同様である。値フラグは、SIB 1、SIB 2または別のシステムメッセージ内に存在し得る。ビットマップは、2進数の群を含むストリングであり得る。各ビットが、これに対応して、システムメッセージが変わっているかどうかを示し得る。例えば、システムメッセージにおけるビットマップのビットが0から1に変わっている場合、これは、システムメッセージが変わっていることを示し、そうでない場合、これは、システムメッセージが変わらないままであることを示す。端末に格納された値が、システムメッセージにおける値フラグの値、またはビットマップに対応するビットとは異なる場合、システムメッセージが変わっており、システムメッセージが取得されていることが分かり得る。
測位支援データに関連する方法においてシステムメッセージの変更を示すための前述の方法は、組み合わせで用いられ得る。例えば、値フラグが、SIB 1における測位支援データに関連するシステムメッセージが変わっていることを示している場合、または、別のシステムメッセージがSIB 1において変わっているかどうかを示すために用いられる値フラグが変わっている場合、UEは、特定のシステムメッセージの値フラグまたはビットマップ、例えば、VRS法を含むシステムメッセージの値フラグが変わっているかどうかをクエリし続け得る。システムメッセージの値フラグまたはビットマップが変わっており、UEが測位方法をサポートしている場合、UEは、システムメッセージを再取得する必要がある。
具体的には、ページングメッセージが、測位支援データに関連するシステムメッセージが変わっていることを示したか、またはシステムメッセージが変わっていることを示した後に、UEは、特定のシステムメッセージの値フラグまたはビットマップ、例えば、VRS法を含むシステムメッセージの値フラグが変わっているかどうかをクエリし続け得る。システムメッセージの値フラグまたはビットマップが変わっており、UEが測位方法をサポートしている場合、UEは、システムメッセージを再取得する必要がある。
第1のUEがアイドル状態にある場合、コアネットワークデバイスまたは基地局のいずれかが、第1のUEに接続するよう要求し得る。具体的には、コアネットワークデバイスは、第1のUEに接続するよう要求する場合、ページングメッセージを基地局へ送信し得る。この場合、基地局は、ページングを第1のUEへ送信して、コアネットワークデバイスが第1のUEに接続すべきことを示し得る。
具体的には、段階1302または段階1402の後に、本願の方法の実施形態11において提供される測位支援データ送信方法は、段階1601および段階1602をさらに含み得る。例えば、図14における段階1402の後に、図16に示される測位支援データ送信方法は、段階1601および段階1602をさらに含み得る。
S1601.第1のサービングセルに対応する基地局が第1の測位ページングメッセージを第1のUEへ送信する。
例えば、段階1601は、図3に示される基地局の通信インタフェース33により実行され得る。
第1の測位ページングメッセージは、測位要求指示情報を保持するページングメッセージであり、第1のUEに接続するよう要求するために用いられる。
S1602.第1のUEが、第1のサービングセルに対応する基地局により送信される第1の測位ページングメッセージを受信する。
例えば、段階1602は、図5に示されるUEの通信インタフェース53により実行され得る。
このように、第1のUEは、コアネットワークデバイスまたは基地局への接続を確立し、コアネットワークデバイスまたは基地局とインタラクトし得る。
コアネットワークデバイスまたは基地局への接続を確立する前に、第1のUEは、基地局によりブロードキャストされる第1の測位支援データに基づいて、を取得し得ることに留意すべきである。従って、コアネットワークデバイスまたは基地局に接続する前に、第1のUEは、第1の測位支援データに基づいて正確に測位され得る。これにより、スペクトル効率およびリソース利用率が改善する。
第1のUEが第1の測位支援データを取得し、第1のUEの正確な位置を取得した後は、正確な位置の測位精度は、要件を満たし得ない。この場合、段階1402の後に、本願の方法の実施形態12において提供される測位支援データ送信方法は、段階1701をさらに含み得る。例えば、図14における段階1402の後に、図17に示される測位支援データ送信方法は、段階1701をさらに含み得る。
S1701.第1のUEが第1の支援データ要求メッセージを測位サーバへ送信する。
例えば、段階1701は、図5に示されるUEの通信インタフェース53により実行され得る。
第1の支援データ要求メッセージは、追加の第1の測位支援情報を要求するために用いられる追加の要求指示情報を保持する。
具体的には、UEがブロードキャストを通じて測位支援データを受信した後に、測位支援データの精度が精度要件を満たしていない場合、UEは、測位支援データを要求するためのメッセージを測位サーバへ送信する。当該メッセージは、ブロードキャスト測位支援情報以外の測位支援情報を要求するために用いられる。具体的には、第1の支援データ要求は、情報要素(information element、IE)またはフィールドを加えることにより、または新しいメッセージを加えることにより示されるメッセージであり得る。測位支援データは、OTDOA法を用いた測位支援データまたは別の方法を用いた測位支援データであり得る。
測位サーバが、第1のUEにより送信される第1の支援データ要求メッセージを受信し、第1のUEとインタラクトし得ることにより、第1のUEは、追加の第1の測位支援情報を取得することに留意すべきである。従って、第1のUEは、追加の第1の測位支援情報に基づいて、第1のUEの測位精度を満たす正確な位置を取得し得る。
任意選択的に、第1のUEが測位サーバから追加の第1の測位支援データを取得し、第1のUEの正確な位置を改めて取得した後に、正確な位置の測位精度が依然として要件を満たし得ない場合、第1のUEは、第1の支援データ要求メッセージを測位サーバへ改めて送信して、追加の第1の測位支援データを改めて取得し得る。
本発明の本実施形態において提供される測位支援データ送信方法において、測位される必要があるUEは、UEが必要とする測位精度に基づいて、UEの測位支援データと、測位サーバ側で生成される1または複数の追加の測位支援データとを取得し得る。このように、測位される必要があるUEの測位プロセスにおける測位精度が、UEが必要とする測位精度を満たすように改善され得る。
上記は主に、ネットワーク要素間のインタラクションの観点から、本発明の実施形態において提供される解決手段を説明している。前述の機能を実装するために、測位サーバ、基地局、コアネットワークデバイスおよび1または複数のUEなどの様々なネットワーク要素が、当該機能を実行するための対応するハードウェア構造および/またはソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。当業者であれば、本明細書において開示される実施形態において説明される例との組み合わせで、ユニット、アルゴリズムおよび段階が、ハードウェア、またはハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせにより実装され得ることを容易に認識するはずである。ある機能がハードウェアにより実行されるか、またはコンピュータソフトウェアにより駆動されるハードウェアにより実行されるかは、技術的解決手段の具体的な用途および設計上の制約によって決まる。当業者であれば、異なる方法を用いて、説明された機能を特定の用途ごとに実装し得るが、当該実装が本願の範囲を超えるとみなされるべきではない。
本発明の実施形態において、測位サーバ、基地局等は、前述の方法の例に基づいて、モジュールに分割され得る。例えば、モジュールは、対応する機能に基づく分割を通じて取得され、または、2またはそれより多くの機能が1つの処理モジュールに統合され得る。統合されたモジュールは、ハードウェアの形態で実装され得るか、またはソフトウェアモジュールの形態で実装され得る。本発明の実施形態において、モジュールへの分割は、例であり、論理的機能の分割に過ぎないことに留意すべきである。実際の実装においては、別の分割方式が用いられ得る。
各機能モジュールが、対応する機能の各々に基づく分割を通じて取得される場合、図18が、上述の実施形態において提供される測位サーバの可能な概略構成図である。図18に示されるように、測位サーバ18は、受信モジュール181および送信モジュール182を含み得る。
受信モジュール181は、上述の実施形態における段階602、段階701、段階801e、段階1003、段階1104および段階1104aの実行において測位サーバ18をサポートするように構成され、および/または、本明細書において説明される技術における別の処理を実行するように構成される。送信モジュール182は、上述の実施形態における段階603、段階701a、段階702、段階803、段階901、段階1001a、段階1101および段階1101aの実行において測位サーバ18をサポートするように構成され、および/または、本明細書において説明される技術における別の処理を実行するように構成される。
さらに、図19は、上述の実施形態において提供される測位サーバの別の可能な概略構成図である。図19において、送信モジュール181は、送信サブモジュール1821および判断サブモジュール1822を含み得る。
送信サブモジュール1821は、上述の実施形態における段階603、段階701a、段階701c、段階702、段階803、段階901、段階1001a、段階1101および段階1101aの実行において測位サーバ18をサポートするように構成され、および/または、本明細書において説明される技術における別の処理を実行するように構成される。判断サブモジュール1822は、上述の実施形態における段階801、段階801a、段階801b、段階801cおよび段階801dの実行において測位サーバ18をサポートするように構成され、および/または、本明細書において説明される技術における別の処理を実行するように構成される。
さらに、図20は、上述の実施形態において提供される測位サーバの別の可能な概略構成図である。図20において、送信モジュール181は、分類サブモジュール1823を含み得る。
分類サブモジュール1823は、上述の実施形態における段階802の実行において測位サーバ18をサポートするように構成され、および/または、本明細書において説明される技術における別の処理を実行するように構成される。
さらに、図21は、上述の実施形態において提供される測位サーバの別の可能な概略構成図である。図21において、測位サーバは、生成モジュール183をさらに含み得る。
生成モジュール183は、上述の実施形態における段階1105および段階1105aの実行において測位サーバ18をサポートするように構成され、および/または、本明細書において説明される技術における別の処理を実行するように構成される。
統合されたユニットが用いられる場合、判断サブモジュール1822、分類サブモジュール1823、生成モジュール183等は、実装のために1つの処理モジュールに統合され得る。処理モジュールは、プロセッサまたはコントローラ、例えば、CPU、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)、別のプログラマブルロジックデバイス、トランジスタロジックデバイスもしくはハードウェアコンポーネントまたはそれらの任意の組み合わせなどであり得る。コントローラ/プロセッサは、本発明において開示される内容を参照して説明される様々な例示的な論理ブロック、モジュールおよび回路を実装または実行し得る。処理ユニットは、演算機能を実装した組み合わせ、例えば、1または複数のマイクロプロセッサの組み合わせまたはDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせであり得る。送信サブモジュール1821および受信モジュール182は、1つの通信インタフェースに統合され得る。記憶モジュールがメモリであり得る。
上述の実施形態における図2に示される測位サーバを参照すると、処理モジュールは、図2に示されるプロセッサ21およびプロセッサ25などの1または複数のプロセッサであり得る。記憶モジュールは、図2に示されるメモリ22であり得る。送信サブモジュール1821は、通信インタフェース23を用いて実装され得る。
通信バス24は、具体的には、ペリフェラルコンポーネントインターコネクト(Peripheral Component Interconnect、PCI)バス、拡張型業界標準アーキテクチャ(Extended Industry Standard Architecture、EISA)バス等であり得る。通信バス24は、アドレスバス、データバス、コントロールバス等に分類され得る。このことは、本発明の本実施形態において限定されない。
本発明の本実施形態において提供される測位サーバ18のモジュールと、上述の実施形態における関連する方法の段階をモジュールが実行した後にもたらされる技術的効果とについての詳細な説明に関しては、本発明の実施形態での方法における関連する説明を参照すべきことに留意すべきである。本明細書において、詳細を説明しない。
各機能モジュールが、対応する機能の各々に基づく分割を通じて取得される場合、図22が、上述の実施形態において提供される基地局の可能な概略構成図である。図22に示されるように、基地局22は、受信ユニット221および送信ユニット222を含み得る。
受信モジュール221は、上述の実施形態における段階604、段階804、段階902、段階1102、段階1202および段階1401の実行において基地局22をサポートするように構成され、および/または、本明細書において説明される技術における別の処理を実行するように構成される。送信モジュール222は、上述の実施形態における段階605、段階805、段階1103、段階1203、段階1301、段階1501および段階1601の実行において基地局22をサポートするように構成され、および/または、本明細書において説明される技術における別の処理を実行するように構成される。
さらに、図23は、上述の実施形態において提供される基地局の別の可能な概略構成図である。図23において、送信モジュール222は、分類サブモジュール2221および送信サブモジュール2222を含み得る。
分類サブモジュール2221は、上述の実施形態における段階605aの実行において基地局22をサポートするように構成され、および/または、本明細書において説明される技術における別の処理を実行するように構成される。送信サブモジュール2222は、上述の実施形態における段階605、段階805、段階1103、段階1301、段階1501および段階1601の実行において基地局22をサポートするように構成され、および/または、本明細書において説明される技術における別の処理を実行するように構成される。
統合されたユニットが用いられる場合、分類サブモジュール2221は、処理モジュールにより実装され得る。処理モジュールは、プロセッサまたはコントローラ、例えば、CPU、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、別のプログラマブルロジックデバイス、トランジスタロジックデバイスもしくはハードウェアコンポーネントまたはそれらの任意の組み合わせであり得る。コントローラ/プロセッサは、本発明において開示される内容を参照して説明される様々な例示的な論理ブロック、モジュールおよび回路を実装または実行し得る。処理ユニットは、演算機能を実装した組み合わせ、例えば、1または複数のマイクロプロセッサの組み合わせまたはDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせであり得る。送信サブモジュール2222および受信モジュール221は、1つの通信インタフェースに統合され得る。記憶モジュールがメモリであり得る。
上述の実施形態における図3に示される基地局を参照すると、処理モジュールは、図3に示されるプロセッサ31およびプロセッサ35などの1または複数のプロセッサであり得る。記憶モジュールは、図3に示されるメモリ32であり得る。送信サブモジュール2222は、通信インタフェース33を用いて実装され得る。
通信バス34は、具体的には、PCIバス、EISAバス等であり得る。通信バス34は、アドレスバス、データバス、コントロールバス等に分類され得る。このことは、本発明の本実施形態において限定されない。
本発明の本実施形態において提供される基地局22のモジュールと、上述の実施形態における関連する方法の段階をモジュールが実行した後にもたらされる技術的効果とについての詳細な説明に関しては、本発明の実施形態での方法における関連する説明を参照すべきことに留意すべきである。本明細書において、詳細を説明しない。
各機能モジュールが、対応する機能の各々に基づく分割を通じて取得される場合、図24が、上述の実施形態において提供されるコアネットワークデバイスの可能な概略構造図である。図24に示されるように、コアネットワークデバイス24は、送信モジュール241および判断モジュール242を含み得る。
送信モジュール241は、上述の実施形態における段階601、段階1001、段階1002および段階1201の実行においてコアネットワークデバイス24をサポートするように構成され、および/または、本明細書において説明される技術における別の処理を実行するように構成される。判断モジュール242は、上述の実施形態における「第1の条件が満たされているという判断」および「第2の条件が満たされているという判断」の実行においてコアネットワークデバイス24をサポートするように構成され、および/または、本明細書において説明される技術における別の処理を実行するように構成される。
さらに、図25は、上述の実施形態において提供されるコアネットワークデバイスの別の可能な概略構成図である。図25において、コアネットワークデバイス24は、受信モジュール243をさらに含み得る。
受信モジュール243は、上述の実施形態における段階1001bの実行においてコアネットワークデバイス24をサポートするように構成され、および/または、本明細書において説明される技術における別の処理を実行するように構成される。
統合されたユニットが用いられる場合、判断モジュール242は、処理モジュールにより実装され得る。処理モジュールは、プロセッサまたはコントローラ、例えば、CPU、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、別のプログラマブルロジックデバイス、トランジスタロジックデバイスもしくはハードウェアコンポーネントまたはそれらの任意の組み合わせであり得る。コントローラ/プロセッサは、本発明において開示される内容を参照して説明される様々な例示的な論理ブロック、モジュールおよび回路を実装または実行し得る。処理ユニットは、演算機能を実装した組み合わせ、例えば、1または複数のマイクロプロセッサの組み合わせまたはDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせであり得る。送信モジュール241および受信モジュール243は、1つの通信インタフェースに統合され得る。記憶モジュールがメモリであり得る。
上述の実施形態における図4に示されるコアネットワークデバイスを参照すると、処理モジュールは、図4に示されるプロセッサ41およびプロセッサ45などの1または複数のプロセッサであり得る。記憶モジュールは、図4に示されるメモリ42であり得る。送信モジュール241および受信モジュール243は、実装のために通信インタフェース43に統合され得る。
通信バス44は、具体的には、PCIバス、EISAバス等であり得る。通信バス44は、アドレスバス、データバス、コントロールバス等に分類され得る。このことは、本発明の本実施形態において限定されない。
本発明の本実施形態において提供されるコアネットワークデバイス24と、上述の実施形態における関連する方法の段階をモジュールが実行した後にもたらされる技術的効果とについての詳細な説明に関しては、本発明の実施形態での方法における関連する説明を参照すべきことに留意すべきである。本明細書において、詳細を説明しない。
本発明の実施形態において提供される測位支援データ送信システムは、同じであり得る1または複数のUEを含むので、本発明の実施形態において、単に、機能モジュールへのこれら1または複数のUEのいずれか1つの分割が具体的に説明される。
各機能モジュールが、対応する機能の各々に基づく分割を通じて取得される場合、図26が、上述の実施形態において提供されるUEの可能な概略構成図である。図26に示されるように、UE26は、受信モジュール261および送信モジュール262を含み得る。
受信モジュール261は、上述の実施形態における段階701b、段階1102a、段階1301、段階1401、段階1502および段階1602の実行においてUE26をサポートするように構成され、および/または、本明細書において説明される技術における別の処理を実行するように構成される。送信モジュール262は、上述の実施形態における段階701c、段階1103aおよび段階1701の実行においてコアネットワークデバイス24をサポートするように構成される。
さらに、図27は、上述の実施形態において提供されるUEの別の可能な概略構成図である。図27において、UE26は、計算モジュール263をさらに含み得る。
計算モジュール263は、上述の実施形態における段階1302および段階1402の実行においてUE26をサポートするように構成され、および/または、本明細書において説明される技術における別の処理を実行するように構成される。
統合されたユニットが用いられる場合、計算モジュール263は、処理モジュールにより実装され得る。処理モジュールは、プロセッサまたはコントローラ、例えば、CPU、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、別のプログラマブルロジックデバイス、トランジスタロジックデバイスもしくはハードウェアコンポーネントまたはそれらの任意の組み合わせであり得る。コントローラ/プロセッサは、本発明において開示される内容を参照して説明される様々な例示的な論理ブロック、モジュールおよび回路を実装または実行し得る。処理ユニットは、演算機能を実装した組み合わせ、例えば、1または複数のマイクロプロセッサの組み合わせまたはDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせであり得る。送信モジュール262および受信モジュール261は、1つの通信インタフェースに統合され得る。記憶モジュールがメモリであり得る。
上述の実施形態における図5に示されるUEを参照すると、処理モジュールは、図5に示されるプロセッサ51およびプロセッサ55などの1または複数のプロセッサであり得る。記憶モジュールは、図5に示されるメモリ52であり得る。送信モジュール262および受信モジュール261は、実装のために通信インタフェース53に統合され得る。
通信バス54は、具体的には、PCIバス、EISAバス等であり得る。通信バス54は、アドレスバス、データバス、コントロールバス等に分類され得る。このことは、本発明の本実施形態において限定されない。
本発明の本実施形態において提供されるコアネットワークデバイス24と、上述の実施形態における関連する方法の段階をモジュールが実行した後にもたらされる技術的効果とについての詳細な説明に関しては、本発明の実施形態での方法における関連する説明を参照すべきことに留意すべきである。本明細書において、詳細を説明しない。
実装についての前述の説明により、当業者は、簡便かつ簡潔な説明を目的として、前述の機能モジュールへの分割は例示のための例として用いられているのを理解することが可能になる。実際の用途において、前述の機能は、異なるモジュールに割り当てられ、要件に基づいて実装され得る。すなわち、装置の内部構造は、上述の機能の全てまたはいくつかを実装するために、異なる機能モジュールに分割される。前述のシステム、装置およびユニットの詳細な動作プロセスについては、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたい。本明細書においては、詳細を改めて説明しない。
本願において提供されるいくつかの実施形態において、開示されたシステム、装置および方法は、他の方式で実装され得ることが理解されるべきである。例えば、説明された装置の実施形態は、例に過ぎない。例えば、モジュールまたはユニットの分割は、論理的機能の分割に過ぎず、実際の実装においては、他の分割であってよい。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントが組み合わされても別のシステムに統合されてもよく、いくつかの機能が無視されても実行されなくてもよい。加えて、表示または議論された相互結合もしくは直接結合または通信接続は、いくつかのインタフェースを用いて実装されてよい。装置間またはユニット間の間接結合または通信接続は、電子的形態、機械的形態または他の形態で実装されてよい。
別個の部分として説明されたユニットは、物理的に別個であってもなくてもよく、ユニットとして表示された部分は、物理ユニットであってもなくてもよく、1箇所に位置してもよく、複数のネットワークユニットに分散されてもよい。実施形態の解決手段の目的を達成するために、当該ユニットのいくつかまたは全てが、実際の要件に基づいて選択されてよい。
加えて、本願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてよく、または、当該ユニットの各々が、物理的に単独で存在してよく、または、2またはそれより多くのユニットが1つのユニットに統合される。統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてもよい。
統合されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売または使用される場合、統合されたユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。そのような理解に基づいて、基本的には本願の技術的解決手段、もしくは従来技術に寄与する部分、または当該技術的解決手段の全てもしくはいくつかが、ソフトウェア製品の形態で実装されてよい。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に格納されており、本願の実施形態において説明された方法の段階の全てまたはいくつかを実行するようコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス等であってよい)に命令するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、フラッシュメモリ、リムーバブルハードディスク、リードオンリメモリ、ランダムアクセスメモリ、磁気ディスクまたは光ディスクなど、プログラムコードを格納できるあらゆる媒体を含む。
前述の説明は、本願の具体的な実装に過ぎず、本願の保護範囲を限定することは意図していない。本願において開示された技術範囲内のあらゆる変形または置き換えは、本願の保護範囲に含まれるものとする。従って、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲の対象になるものとする。
[項目1]
測位支援データ送信方法であって、
測位サーバが、コアネットワークデバイスにより送信される少なくとも1つの測位要求を受信する段階であって、上記測位要求は、ユーザ機器UEの識別子および上記UEのサービングセルの識別子を含む、段階と、
上記測位サーバが、上記少なくとも1つの測位要求に基づいて、少なくとも1つの測位支援データを基地局へ送信する段階と
を備える方法。
[項目2]
上記測位サーバが、上記少なくとも1つの測位要求に基づいて、少なくとも1つの測位支援データを基地局へ送信する上記段階の前に、
上記測位サーバが、上記UEにより送信される第1のメッセージを受信する段階であって、上記第1のメッセージは、上記UEの測位性能指示情報、測位精度指示情報および/またはサービスタイプ指示情報のうちの少なくとも1つを含み、上記測位性能指示情報は、上記UEの測位性能を示すために用いられ、上記測位精度指示情報は、上記UEによりサポートされる測位精度を示すために用いられ、上記サービスタイプ指示情報は、上記UEによりサポートされるサービスタイプを示すために用いられる、段階
をさらに備える、項目1に記載の方法。
[項目3]
上記UEによりサポートされる上記測位性能は、ダウンリンク観測到達時間差OTDOA法、リアルタイムキャリア位相RTK法、リアルタイムキネマティック疑似距離差RTD法、状態空間表現SSR法、仮想基準局VRS法、マスタ補助コンセプトMAC法、面補正パラメータFKP法および精密単独測位PPP法のうちの少なくとも1つを含む、
項目2に記載の方法。
[項目4]
第1のサービングセルについて、上記測位サーバが、上記少なくとも1つの測位要求に基づいて、少なくとも1つの測位支援データを基地局へ送信する上記段階は、
上記第1のサービングセルに対応する基地局について第1の条件が満たされている場合、上記測位サーバが、上記第1のサービングセルの識別子に基づいて、上記少なくとも1つの測位支援データを上記第1のサービングセルに対応する上記基地局へ送信する段階であって、上記第1の条件は、
上記測位サーバが、上記第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの数が第1の閾値より大きい、と判断すること、および/または、
上記測位サーバが、上記第1のサービングセル内の測位される必要がある上記UEのうち任意の測位性能を満たすUEの数が第2の閾値より大きい、と判断すること、および/または、
上記測位サーバが、上記第1のサービングセル内の測位される必要がある上記UEのうち任意のサポートされる測位精度を満たすUEの数が第3の閾値より大きい、と判断すること、および/または、
上記測位サーバが、上記第1のサービングセル内の測位される必要がある上記UEのうち任意の測位サービスタイプを満たすUEの数が第4の閾値より大きい、と判断すること、および/または、
上記測位サーバが、上記コアネットワークデバイスにより送信される第1の命令情報であって、上記測位支援データを上記第1のサービングセル内の測位される必要がある上記UEへブロードキャストモードで送信するよう命令するために用いられる、第1の命令情報を受信すること
という条件のいずれか1つである、段階
を有する、
項目2または3に記載の方法。
[項目5]
上記測位サーバが、上記第1のサービングセルの識別子に基づいて、上記少なくとも1つの測位支援データを上記第1のサービングセルに対応する上記基地局へ送信する上記段階は、
上記測位サーバが、上記第1のサービングセル内の測位される必要がある上記UEの測位性能および/または測位精度および/または測位サービスタイプに基づいて上記少なくとも1つの測位支援データを分類して、異なるタイプの上記少なくとも1つの測位支援データを取得する段階と、
上記測位サーバが、上記第1のサービングセルの上記識別子に基づいて、上記異なるタイプの上記少なくとも1つの測位支援データを上記第1のサービングセルに対応する上記基地局へ送信する段階と
を含む、
項目4に記載の方法。
[項目6]
上記測位サーバが、上記第1のサービングセルの識別子に基づいて、上記少なくとも1つの測位支援データを上記第1のサービングセルに対応する上記基地局へ送信する上記段階の後に、
上記測位サーバが、停止指示メッセージを上記第1のサービングセルに対応する上記基地局へ送信する段階であって、上記停止指示メッセージは、上記第1のサービングセルに対応する上記基地局への上記少なくとも1つの測位支援データの送信が停止されていることを示すために用いられる、段階
をさらに備える、項目5に記載の方法。
[項目7]
測位支援データ送信方法であって、
基地局が、測位サーバにより送信される少なくとも1つの測位支援データを受信する段階と、
上記基地局が上記少なくとも1つの測位支援データをブロードキャストする段階と
を備える方法。
[項目8]
上記基地局が上記少なくとも1つの測位支援データをブロードキャストする上記段階は、
第1のサービングセルに対応する基地局について、上記第1のサービングセルに対応する上記基地局が、異なるタイプの少なくとも1つの測位支援データをブロードキャストする段階
を有する、
項目7に記載の方法。
[項目9]
基地局が、測位サーバにより送信される少なくとも1つの測位支援データを受信する上記段階の前に、
上記基地局が、コアネットワークデバイスにより送信される測位通知メッセージを受信する段階であって、上記測位通知メッセージは、測位要求を含む、段階と、
上記基地局が、上記測位通知メッセージを、測位される必要があるUEへ送信する段階と
をさらに備える、項目8に記載の方法。
[項目10]
基地局が、測位サーバにより送信される少なくとも1つの測位支援データを受信する上記段階の後に、
上記基地局が第1の変更ページングメッセージを第1のUEへ送信する段階であって、上記第1の変更ページングメッセージは、第1の測位支援データに関連するシステムメッセージが変わっていることを示すために用いられる変更指示情報を保持し、上記第1のUEは、上記第1のサービングセル内の測位される必要があるUEである、段階
をさらに備える、項目7から9のいずれか一項に記載の方法。
[項目11]
測位支援データ送信方法であって、
コアネットワークデバイスが少なくとも1つの測位要求を測位サーバへ送信する段階であって、上記少なくとも1つの測位要求の各々が、ユーザ機器UEの識別子および上記UEのサービングセルの識別子を含む、段階と、
第1の条件が満たされている場合、上記コアネットワークデバイスが第1の命令情報を上記測位サーバへ送信する段階であって、上記第1の命令情報は、測位支援データを上記第1のサービングセル内の測位される必要があるUEへブロードキャストモードで送信するよう命令するために用いられ、上記第1の条件は、
上記コアネットワークデバイスが、上記第1のサービングセル内の測位される必要があるUEの数が第1の閾値より大きい、と判断すること、および/または、
上記コアネットワークデバイスが、上記第1のサービングセル内の測位される必要がある上記UEのうち任意のUE測位性能を満たすUEの数が第2の閾値より大きい、と判断すること、および/または、
上記コアネットワークデバイスが、上記第1のサービングセル内の測位される必要がある上記UEのうち任意のサポートされる測位精度を満たすUEの数が第3の閾値より大きい、と判断すること、および/または、
上記コアネットワークデバイスが、上記第1のサービングセル内の測位される必要がある上記UEのうち任意の測位サービスタイプを満たすUEの数が第4の閾値より大きい、と判断すること
という条件のいずれか1つである、段階と
を備える方法。
[項目12]
上記コアネットワークデバイスが、第1の命令情報を上記測位サーバへ送信する上記段階の後に、
上記コアネットワークデバイスが第2の命令情報を上記測位サーバへ送信する段階であって、上記第2の命令情報は、上記測位支援データを上記第1のサービングセル内の測位される必要がある上記UEへブロードキャストモードで送信することを停止するよう命令するために用いられる、段階
をさらに備える、項目11に記載の方法。
[項目13]
コアネットワークデバイスが少なくとも1つの測位要求を測位サーバへ送信する上記段階の前に、
上記コアネットワークデバイスが測位通知メッセージを上記基地局へ送信する段階であって、上記測位通知メッセージは、上記測位要求を保持する、段階
をさらに備える、項目11または12に記載の方法。
[項目14]
測位支援データ送信方法であって、
第1のユーザ機器UEが、第1のサービングセルに対応する基地局によりブロードキャストされる第1の測位支援データを取得する段階であって、上記第1の測位支援データは、上記第1のUEにより計算を通じて正確な位置を取得するために用いられるか、または、上記第1の測位支援データは、上記第1のUEにより測位測定を実行するために用いられ、上記第1のUEは、上記第1のサービングセル内の測位される必要があるUEである、段階
を備える方法。
[項目15]
第1のUEが、第1のサービングセルに対応する基地局によりブロードキャストされる第1の測位支援データを取得する上記段階の前に、
上記第1のUEが上記第1のUEの第1のメッセージを測位サーバへ送信する段階であって、上記第1のUEの上記第1のメッセージは、上記第1のUEの測位性能指示情報、上記第1のUEの測位方法指示情報、または上記第1のUEのサービスタイプ指示情報のうちの少なくとも1つを含み、上記第1のUEの上記測位性能指示情報は、上記第1のUEの測位性能を示すために用いられ、上記第1のUEの上記測位精度指示情報は、上記第1のUEによりサポートされる測位精度を示すために用いられ、上記第1のUEの上記サービスタイプ指示情報は、上記第1のUEによりサポートされるサービスタイプを示すために用いられる、段階
をさらに備える、項目14に記載の方法。
[項目16]
第1のUEが、第1のサービングセルに対応する基地局によりブロードキャストされる第1の測位支援データを取得する上記段階の前に、
上記第1のUEが、上記第1のサービングセルに対応する上記基地局により送信される第1の変更ページングメッセージを受信する段階であって、上記第1の変更ページングメッセージは、上記第1の測位支援データに関連するシステムメッセージが変わっていることを示すために用いられる変更指示情報を保持する、段階
をさらに備える、項目15に記載の方法。
[項目17]
第1のUEが、第1のサービングセルに対応する基地局によりブロードキャストされる第1の測位支援データを取得する上記段階の後に、
上記第1のUEが、上記第1のサービングセルに対応する上記基地局により送信される第1の測位ページングメッセージを受信する段階であって、上記第1の測位ページングメッセージは、測位要求指示情報を保持する、段階
をさらに備える、項目16に記載の方法。
[項目18]
1または複数のプロセッサと、メモリと、通信インタフェースと、バスとを備える測位サーバであって、
上記メモリは、少なくとも1つの命令を格納するように構成され、上記1または複数のプロセッサ、上記メモリおよび上記通信インタフェースは、上記バスを用いて接続され、上記測位サーバが動作した場合、上記1または複数のプロセッサが、上記メモリに格納された上記少なくとも1つの命令を実行することにより、上記測位サーバは、項目1から6のいずれか一項に記載の測位支援データ送信方法を実行する、
測位サーバ。
[項目19]
少なくとも1つの命令を含むコンピュータ記憶媒体であって、
上記少なくとも1つの命令がコンピュータ上で実行された場合、上記コンピュータは、項目1から6のいずれか一項に記載の測位支援データ送信方法を実行するよう有効化される、
コンピュータ記憶媒体。
[項目20]
少なくとも1つの命令を含むコンピュータプログラム製品であって、
上記少なくとも1つの命令がコンピュータ上で実行された場合、上記コンピュータは、項目1から6のいずれか一項に記載の測位支援データ送信方法を実行するよう有効化される、
コンピュータプログラム製品。
[項目21]
1または複数のプロセッサと、メモリと、通信インタフェースと、バスとを備える基地局であって、
上記メモリは、少なくとも1つの命令を格納するように構成され、上記1または複数のプロセッサ、上記メモリおよび上記通信インタフェースは、上記バスを用いて接続され、上記基地局が動作した場合、上記1または複数のプロセッサが、上記メモリに格納された上記少なくとも1つの命令を実行することにより、上記基地局は、項目7から10のいずれか一項に記載の測位支援データ送信方法を実行する、
基地局。
[項目22]
少なくとも1つの命令を含むコンピュータ記憶媒体であって、
上記少なくとも1つの命令がコンピュータ上で実行された場合、上記コンピュータは、項目7から10のいずれか一項に記載の測位支援データ送信方法を実行するよう有効化される、
コンピュータ記憶媒体。
[項目23]
少なくとも1つの命令を含むコンピュータプログラム製品であって、
上記少なくとも1つの命令がコンピュータ上で実行された場合、上記コンピュータは、項目7から10のいずれか一項に記載の測位支援データ送信方法を実行するよう有効化される、
コンピュータプログラム製品。
[項目24]
1または複数のプロセッサと、メモリと、通信インタフェースと、バスとを備えるコアネットワークデバイスであって、
上記メモリは、少なくとも1つの命令を格納するように構成され、上記1または複数のプロセッサ、上記メモリおよび上記通信インタフェースは、上記バスを用いて接続され、上記コアネットワークデバイスが動作した場合、上記1または複数のプロセッサが、上記メモリに格納された上記少なくとも1つの命令を実行することにより、上記コアネットワークデバイスは、項目11から13のいずれか一項に記載の測位支援データ送信方法を実行する、
コアネットワークデバイス。
[項目25]
少なくとも1つの命令を含むコンピュータ記憶媒体であって、
上記少なくとも1つの命令がコンピュータ上で実行された場合、上記コンピュータは、項目11から13のいずれか一項に記載の測位支援データ送信方法を実行するよう有効化される、
コンピュータ記憶媒体。
[項目26]
少なくとも1つの命令を含むコンピュータプログラム製品であって、
上記少なくとも1つの命令がコンピュータ上で実行された場合、上記コンピュータは、項目11から13のいずれか一項に記載の測位支援データ送信方法を実行するよう有効化される、
コンピュータプログラム製品。
[項目27]
1または複数のプロセッサと、メモリと、通信インタフェースと、バスとを備えるUEであって、
上記メモリは、少なくとも1つの命令を格納するように構成され、上記1または複数のプロセッサ、上記メモリおよび上記通信インタフェースは、上記バスを用いて接続され、上記UEが動作した場合、上記1または複数のプロセッサが、上記メモリに格納された上記少なくとも1つの命令を実行することにより、上記UEは、項目11から13のいずれか一項に記載の測位支援データ送信方法を実行する、
UE。
[項目28]
少なくとも1つの命令を含むコンピュータ記憶媒体であって、
上記少なくとも1つの命令がコンピュータ上で実行された場合、上記コンピュータは、項目11から13のいずれか一項に記載の測位支援データ送信方法を実行するよう有効化される、
コンピュータ記憶媒体。
[項目29]
少なくとも1つの命令を含むコンピュータプログラム製品であって、
上記少なくとも1つの命令がコンピュータ上で実行された場合、上記コンピュータは、項目11から13のいずれか一項に記載の測位支援データ送信方法を実行するよう有効化される、
コンピュータプログラム製品。
[項目30]
項目18に記載の測位サーバと、
項目21に記載の基地局と、
項目24に記載のコアネットワークデバイスと、
項目27に記載の少なくとも1つのUEと
を備える測位支援データ送信システム。