JP7050952B2 - フレーミング用釘打機のための改善されたリフト機構 - Google Patents

フレーミング用釘打機のための改善されたリフト機構 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2018年4月20日に出願された「IMPROVED LIFT MECHANISM FOR FRAMING NAILER」と題された米国仮特許出願第62/660,519号に対する優先権を主張する。
本明細書に開示される技術は、一般に、直線状締結具駆動ツールに関し、より具体的には、ステープル、釘、又は他の直線的に駆動される締結具を駆動する携帯用ツールに関する。少なくとも1つの実施形態は、作動シリンダを有する圧力容器が、ピストンを移動の駆動段階に迅速に押し進め、またワークピースに締結具を駆動するために使用される圧縮ガスによって充填された、直線状締結具駆動ツールとして開示されている。そして、回転-直線リフタサブアセンブリを使用することによって、移動の戻り段階中にピストンをその開始位置に戻すことにより、別の駆動段階のためにツールを準備する。細長ドライバ部材(又はドライバブレード、又は単純に「ドライバ」)は、ピストンに取り付けられ、戻り段階中にドライバを持ち上げるリフタサブアセンブリに接触するために使用される複数の離間した突出部をその表面に沿って有する。これらのドライバ突出部はまた、本明細書ではドライバ「歯」と称されることもある。
リフタサブアセンブリは、回動可能であり、ドライバ突出部に対して干渉位置又は非干渉位置のいずれかに移動することができる。例示される実施形態におけるリフタサブアセンブリは、それぞれが2つの端部を有する一対の「回動アーム」を含み、第1の端部は、次にドライバが位置する領域の近くで釘打機ツールの「ガイド本体」の一部である「リフタベース」に取り付けられる回動アームシャフト上に取り付けられる。回動アームシャフトは、回動アーム全体の回動軸として機能する。
各回動アームの第2の端部は、リフタシャフトが取り付けられるリフタ軸受を含み、第1の実施形態では、一対の平行な回転可能なリフタディスクがこのリフタシャフトに取り付けられる。リフタギアもまた、リフタシャフト上に取り付けられる。リフタギア及び双方のリフタディスクは、リフタシャフトの周りを共に回転し、したがって、(嵌合する駆動ギアによって)リフタギアが回転すると、リフタディスクは、回転するように強制され、これは、「持ち上げ段階」(又は「戻り段階」)中に発生してドライバブレードをその「準備」位置に戻すように移動させる。
例示される実施形態では、リフタディスクは、それぞれ、リフタディスクのそれぞれから直角に延在し、ドライバの突出部と係合するために使用される、いくつかのリフタ「ピン」を有する。(第1の動作モード中に)そのように係合されると、回転可能なリフタギアのリフタピンは、ドライバが戻り(又は「持ち上げ」)段階を受けるように強制する。第1の実施形態では、リフタピンは、第1のリフタディスクから第2のリフタディスクまで全ての方向に延在する。第2の実施形態では、リフタピンは、2つのリフタピンの間に部分的にのみ延在し、2組のリフタピンの間に間隙が存在する。
リフタサブアセンブリは、回動アームの第2の端部においてリフタギアを回転させるギア列を回転させる電気モータによって動力を供給される。第1の2つの実施形態では、リフタギアは、双方のリフタディスクを回転させ、これは、ツールが戻り段階を受けるときに生じる。リフタサブアセンブリが戻り段階を開始するとき、ドライバがツールのガイド本体内のドライバトラックを通って直線的に移動するように、リフタディスクが回転すると、リフタピンがドライバ歯と接触するときにドライバが「上方」に強制される(又は「持ち上げられる」)ように、リフタピンは、ドライバ歯と係合するように回転される。
しかしながら、ドライバがドライバトラック内の予期せぬ位置で停止した場合、すなわち、ドライバの位置が「仕様外」である場合、リフタピンは、複数のドライバ歯の間の空間のうちの1つにうまく嵌合することができない場合がある。したがって、「リード」リフタピンは、ドライバ歯のうちの1つの突出先端部に接触する場合があり、これは、潜在的に、リフタピンと接触したドライバ歯との間に「ジャム」を生じさせる場合がある。その種の誤位置は、リフタが非常に頑丈であり、且つジャムの場合にドライバを時には破壊するのに十分な大きなトルクで移動することから、ドライバを破壊する可能性がある。(通常、実際のジャムが発生しなければならない場合、ツールは、ドライバからのリフタピンのジャムを解除するために、動作停止及び分解されなければならない。)
この種のジャムを防止するために、リフタの回動アームは、移動の自由度を提供し、それにより、リフタシャフトに取り付けられたリフタサブアセンブリ全体が、ドライバから離れてある特定の範囲まで変位(又は回動)することができ、次いで、「リード」リフタピンがドライバ歯の表面上を摺動することを可能にし、したがって、任意のジャムが発生するのを防止する。本質的に、リフタサブアセンブリは、必要に応じて、ドライバと「ハードコンタクト」を形成することを「解放」することができ、この解放能力は、リフタサブアセンブリが大部分の状況においてジャムを防止することを可能にする。
リフタサブアセンブリは、持ち上げ(又は戻り)段階中にドライバと接触するリフタピンを通常は保持するドライバに向かって付勢されるようにばね留めされ、これは、ツールの望ましい動作状態である。典型的には、リフタサブアセンブリがドライバ歯との接触から「解放」することを更に望む唯一の時間は、ドライバが、「リード」リフタピンがそれらのドライバ歯のうちの1つを適切に係合することを防止するように、ドライバが誤って位置付けられた場合である。
リフタアセンブリはまた、カム従動子としていくらか機能する保持具を含む。リフタディスクは、それぞれ、カムとして機能する外側形状を有し、リフタディスクの外周の一部は、円のように湾曲しており(又は「弓状である」)、リフタディスクの外周の一部は、直線の形状を有し、これは、その円の弧の一部を切断している。持ち上げ(戻り)段階の初期段階の間、リフタディスクの直線(又は「平坦な」)部分は、保持具がリフタディスクの外周と接触しないように、保持具の近位に位置付けられる。これは、持ち上げ段階のこの初期段階の間に、リフタサブアセンブリがドライバから離れるように変位してジャムを防止することを可能にする。持ち上げ段階の後の部分の間、リフタディスクの周辺部の丸みを帯びた部分は、保持具に対して近位位置に回転する。これが生じると、保持具は、リフタディスクと接触し、したがって、リフタディスクがドライバから離れることによる任意の実質的な変位を防止することによって、リフタディスクの移動を拘束する。これは、リフタディスクをドライバから「押し出す」ことを試みる場合がある力ベクトルがある場合であっても、持ち上げ段階のこの後の部分の間に、リフタピンをドライバ歯に対して常に「干渉位置」に留まらせる。
持ち上げ(戻り)段階の終了時に、「最終的な」リフタピンは、ドライバピンのうちの1つと接触し、それによってドライバをその「準備完了」位置に保持する。この状態では、ドライバは、駆動(又は「駆動している」)段階で迅速に「発射」し、締結具をドライバトラックの出口端からワークピースに押し出すことができる。駆動段階が開始する前に、リフタディスクの更なる回転によって移動の「移行段階」が生じる。最初に、ドライバは、移行段階の間、「最終的な」リフタピンがドライバ歯との接触から離れるように移動し、ドライバが急に自由になる点まで、短距離だけ「上方」に押しやられる。作動シリンダ内のピストン及び圧力容器(加圧ガスを含む)は、ドライバを直ちに押し進めて駆動段階を迅速に受け、リフタピンは、ドライバ歯に干渉しないように、その駆動段階中にその経路から外れたままである。(換言すれば、駆動段階中、リフタピンは、ドライバ歯に対して「非干渉位置」に留まる。同様に、持ち上げ段階中、リフタピンは、ドライバ歯と意図的に係合し、したがって、ドライバの持ち上げ移動を達成するために、リフタピンは、ドライバ歯に対して「干渉位置」に移動される。)
第1及び第2の実施形態では、保持具は、リフタベースから延在する一対の平行なブラケットによって適所に保持されるシャフトを備える。本明細書において時々使用される用語「カム従動子」は、それが「従動子」としてよりも「保持具」として機能するため、この機械的部材を非常に記述するものではない。換言すれば、このいわゆるカム従動子は、リフタディスクのカム外形の表面に沿って「従動」せず、代わりに、この機械的部材は、ブラケットによって適所に保持され、リフタディスクの丸い弓状部分が保持具に面するときにリフタディスクにのみ接触する。また、その目的は、ツールの設計者が、リフタがドライバから離れることを可能にすることを望まない回転の一部の間、適所にリフタサブアセンブリを「保持する」ことである。換言すれば、それは、保持具として、リフタの回転のそれらの一部の間のリフタサブアセンブリの移動の自由度を排除するように設計されている。
第3の実施形態では、リフタサブアセンブリは、2つの主要な回転可能要素を有するが、それらの要素のうちの1つのみが、カム外形を有するディスクである。他の回転可能要素は、リフタシャフトを回転させるためにドライバギアと嵌合する、リフタギアである。複数のリフタピンがリフタディスクとリフタギアとの間に延在する。保持具要素はまた、この第3の実施形態では、異なる設計からなる。2つのブラケットの間に取り付けられる代わりに、それは、1つのブラケットのみに取り付けられ、また、そのシャフト上に小さなホイールを有し、そのシャフトの有効直径を拡張する。この第3の実施形態では、保持具は、第1及び第2の実施形態において開示されたものと同様の様式で機能する。
第4の実施形態では、リフタサブアセンブリは、そのディスクの両面から延在するスタブ端リフタピンを有する単一の回転可能ディスクを含む。ディスクは、ドライバ歯の対の間におけるドライバの中心線に配置される。リフタピンは、持ち上げ段階中にドライバ上の機械的負荷力を実質的に均衡させるように、そのようなドライバ歯の所与の対の双方の歯に係合する。リフタサブアセンブリはまた、リフタディスクを回転させるために機械的回転力を提供するリフタギアも含み、この実施形態では、リフタギアは、その面から延在する任意のリフタピンを有しない。保持具は、必要に応じて、リフタディスクの外周と接触するために同様に使用される。
第5の実施形態では、リフタサブアセンブリは、2つの回転可能要素を有するが、それらの要素のうちの1つのみが、カム外形を有するディスクである。他の回転可能要素は、駆動ベルトによって駆動されるリフタプーリであり、その駆動ベルトは、駆動プーリによって推進される。複数のリフタピンがリフタディスクとリフタプーリとの間に延在する。保持具は、必要に応じて、リフタディスクの外周と接触するために同様に使用される。
第6の実施形態では、リフタサブアセンブリは、2つの回転可能要素を有するが、それらの要素のうちの1つのみが、カム外形を有するディスクである。他の回転可能要素は、駆動チェーンによって駆動されるリフタスプロケットであり、その駆動チェーンは、駆動スプロケットによって推進される。複数のリフタピンがリフタディスクとリフタスプロケットとの間に延在する。保持具は、必要に応じて、リフタディスクの外周と接触するために同様に使用される。
任意の特徴として、リフタピンは、固体リフタピンの弓状表面の周りを回転することができる円筒形ローラを有する。これらのローラは、ドライバとの接触に関して、リフタピンの全体的な構造を若干より多く「滑りやすい」ようにする。これは、ドライバ突出部が「不良」位置に終端する場合に、リフタピンがドライバに対してジャムする可能性があることから、ドライバが駆動段階の終了時に誤って位置付けられた状況において重要であり得る。しかしながら、この実施形態では、ローラは、他の中実リフタピンの外面の周りで自由に回転し、ドライバが誤って位置付けられた状況では、ローラは、リフタサブアセンブリがジャムすることなくドライバ歯の表面に沿って滑ることを可能にしやすくなる。その「初期」ドライバ突出部と「初期」リフタピンとの間の滑り動作は、ドライバを全く移動させないことがあり、その結果(リフタが回転し続けるにつれて)、そのリフタピンは、その初期ドライバ突出部と「次の」ドライバ突出部との間の間隙に「落ちる」ように強制される。その時点で、リフタの継続的な回転は、その係合した「次の」ドライバ突出部における物理的接触に起因して、リフタピンがドライバの持ち上げを開始させる。このようにして、ジャム状態が発生するのを回避しながら、リフタは、戻り段階のためにドライバを上方にうまく押しやる。
連邦政府支援の研究又は開発に関する記載
なし。
初期空気ばね締結具駆動ツールが、Sollbergerによる米国特許第4,215,808号明細書に開示されている。Sollberger特許は、ラックピニオン型ギアを使用して、ピストンをその駆動位置へと「引き上げて」戻す。別個のモータがユーザによって装着されたベルトに取り付けられ、別個の可撓性の機械的ケーブルを使用して、駆動系を介してモータの機械的出力を駆動ツールのピニオンギアに取っている。
別の空気ばね締結具駆動ツールが、Kondoによる米国特許第5,720,423号明細書に開示されている。このKondo特許は、空気補給ピストンを備えた別個の空気補給供給タンクを使用して、ピストンを駆動するために必要とされる加圧空気をリフレッシュし、次いで、締結具を物体内に駆動させる。
別の空気ばね締結具駆動ツールが、Pediciniによる米国特許出願公開第2006/0180631号明細書に開示されており、これはラックピニオンを使用してピストンをその駆動位置へと移動して戻す。ラックピニオンギアは、駆動ストローク中に分離され、この分離を検出するためにセンサが使用される。Pediciniツールは、解放弁を使用して、釘駆動部間で失われた空気を補充する。
Sencoは、コードレスツールの利便性を有する空気ツールの動力及びユーティリティを組み合わせるツールを含む、釘打機と称される自動動力ツールの製品ラインを販売している。そのようなツールの1つの主要な特徴は、それらが釘を駆動するピストンを駆動するために加圧空気を使用するということである。いくつかのSencoツールでは、加圧空気が何度も繰り返して再使用されるため、任意の圧縮空気ホース、又は燃料を必要とする燃焼室に対する必要性は存在しない。
Sencoの「空気ツール」は、非常に信頼性が高く、典型的には、いかなる有意なメンテナンスもなしに数千回の駆動サイクルに耐えることができるが、それらは、特定の構成要素の摩耗特性を有する。例えば、駆動シリンダの底部のピストン停止部(又はピストン「バンパー」)は、例えば、数千回の駆動サイクル後に圧縮されることができる。ツールがいかなる有意なメンテナンスもなしに使用されるより多くのサイクルは、バンパーがより圧縮され、この圧縮は、最終的に、最終的にツールが新品の場合よりも低い位置でピストンを停止させる特定の機械的ヒステリシスを有する。したがって、ドライバブレード(又は「ドライバ」)はまた、ツールが新品の場合よりも、その長手方向軸に沿って下方の位置で停止し、所定時間の後、これは、ドライバ及びピストンを開始(又は「準備」)位置に戻す、リフタサブアセンブリの動作のばらつきを引き起こす可能性がある。
したがって、ドライバ上の突出部に対して干渉位置又は非干渉位置のいずれかに移動可能なリフタを使用する締結具駆動ツールを提供することが有利である。
リフタサブアセンブリのリフタピンを回転させることによって係合される突出部を含むドライバを含み、全体的なリフタサブアセンブリが、ドライバが持ち上げられることになるときにリフタサブアセンブリを係合位置に保持する回動アームを含むが、ドライバ歯が仕様外の領域においてリフタによって接触されるときにリフタサブアセンブリがドライバから離れるように回動されることを可能にし、それによって可能なジャムを防止する、締結具駆動ツールを提供することが別の利点である。
リフタサブアセンブリの一部が仕様外の物理的位置にあるドライバ上の突出部に接触する場合(これは、リフタサブアセンブリが別の方法でドライバから離れて変位することができない場合にはジャムを引き起こし得る)、リフタが回転し続けると、リフタの接触面が、ドライバの突出部から離れて変位され、その突出部上を、そのドライバ突出部と干渉しない位置まで摺動させることができるように、締結具駆動ツールのドライバ部から離れて変位することができるリフタサブアセンブリを有する締結具駆動ツールを提供することが更なる利点である。それが生じた後、リフタサブアセンブリは、持ち上げ段階を継続するために許容可能な位置において異なるドライバ突出部と係合するように、ドライバに向かって戻る。
更に、回転可能なリフタサブアセンブリを有し、そのドライバの持ち上げ段階の初期部分の間にリフタディスクがドライバ締結具ツールのドライバ部から離れるように変位することを可能にするカム外形を有するが、リフタサブアセンブリがドライバから離れて変位することを可能にすることが不適切である移行段階の間にリフタディスクのカム外形表面に接触するカム従動子も含む少なくとも1つのリフタディスクが存在する、締結具駆動ツールを提供することが更なる利点である。そのカム従動子は、保持具として機能し、ドライバから離れるリフタサブアセンブリの不適切なタイプの変位を防止する。
更に、リフタピンの弓状表面の周りを回転することができる円筒形ローラを有するリフタピンを含む回転可能なリフタサブアセンブリを有するリフタサブアセンブリを有し、それにより、リフタピンの全体的な構造を、ドライバ突出部と接触させることに関していくらかより滑りやすくし、ジャムが発生するのを防ぐことができる可能性がある、締結具駆動ツールを提供することが更なる利点である。
リフタサブアセンブリのリフタピンを回転させることによって係合可能な突出部を有するドライバを含み、全体的なリフタサブアセンブリが、第1の位置に位置するときに、通常の動作状態中にドライバが持ち上げられるときにリフタサブアセンブリを係合位置に保持する回動アームを含むが、回動アームが第2の位置に向かって移動可能であるような自由度も有することにより、異常動作状態中に、回動アームがその第1の位置から自動的に解放され、リフタサブアセンブリが第2の位置に向かって変位することを可能にし、それによって、リフタサブアセンブリ及びドライバがジャムすることを防止する、締結具駆動ツールを提供することが更に別の利点である。
より一般的な観点では、リフタサブアセンブリの第2の接触面によって係合可能な第1の接触面を有する細長ドライバを含み、全体的なリフタサブアセンブリが、第1の位置に位置するときに、通常の動作状態中にドライバが持ち上げられるときにリフタサブアセンブリを係合位置に保持する可動アームを含むが、可動アームが第2の位置に向かって移動可能であるような自由度も有することにより、異常動作状態中に、可動アームがその第1の位置から自動的に解放され、リフタサブアセンブリが第2の位置に向かって変位することを可能にし、それによって、リフタサブアセンブリ及びドライバがジャムすることを防止する、締結具駆動ツールを提供することが更に別の利点である。
更に、ディスクの両側から延在する複数のスタブ端リフタピンを有する回転可能なリフタディスクを含み、そのリフタディスクが、ドライバの表面から突出する複数の歯を有するドライバの中心線に沿って位置付けられ、複数のドライバ歯がその中心線から等距離において対に配置され、それにより、リフタピンがドライバ歯と係合するとき、ドライバ上の機械的負荷力が、駆動位置から準備位置への持ち上げ段階中に実質的に均衡させる、締結具駆動ツールを提供することが更なる利点である。
更に、少なくとも1つの回転可能なリフタディスクの少なくとも1つの側部から延在する複数のリフタピンを備える少なくとも1つの回転可能なリフタディスクを含み、リフタディスクが以下のうちの1つによって回転される締結具駆動ツールを提供することが更なる利点である:(a)ギア列、(b)一組のプーリ及び駆動ベルト、又は(c)一組のスプロケット及び駆動チェーン。
追加の利点及び他の新規な特徴は、以下の説明に部分的に記載され、一部は、以下の検討時に当業者には明らかとなるであろう、又は本明細書に開示される技術の実践によって習得することができる。
前述の利点及び他の利点を達成するために、一態様によれば、締結具駆動ツールにおいて使用するための駆動装置が提供され、駆動装置は、以下を備える:(a)ガイド本体の出口端から駆動される締結具を受容するガイド本体と、(b)出口端から締結具を押すような大きさ及び形状の第1の端部を有する細長いドライバであって、ドライバが第2の反対側の端部を有し、ドライバがガイド本体のドライバトラックに沿った移動方向を有し、ドライバが第1の端部と第2の端部との間に位置する第1の接触面を有し、ドライバが出口端から遠位にある準備位置を有し、ドライバが出口端の近位にある駆動位置を有する、ドライバと、(c)近位端及び遠位端を有する可動アームであって、近位端がガイド本体と連通し、遠位端がそれに取り付けられた回転子を有し、回転子が第2の接触面を含み、可動アームが第1の位置と第2の位置との間で移動可能であり、可動アームが第1の位置に向かって付勢され、可動アームが第2の位置に向かう移動の機械的自由度を有し、可動アームが第1の位置にある場合、回転子の第2の接触面が、ドライバの第1の接触面に対して係合位置にある、可動アームと、(d)移動サイクルの移行段階の少なくとも一部分の間に、回転子の第3の接触面に物理的に接触するが、移動サイクルの持ち上げ段階の所定部分の間に回転子の第3の接触面に物理的に接触しない保持具と、を備え、(e)(i)持ち上げ段階の所定部分の間、回転子の第2の接触面が、ドライバの第1の接触面に物理的に接触するように試み、したがって、ドライバを準備位置に向かって移動させ、(ii)しかしながら、持ち上げ段階の所定部分の間に、第1の接触面が第2の接触面によって適切に接触されることができないようにドライバ及び回転子が正しく位置合わせされていない場合、可動アームの移動の機械的自由度が、回転子が第1の位置から第2の位置に向かって変位することを可能にし、第2の接触面が、正しく位置合わせされていない第1の接触面をジャムすることなく通過することを可能にし、(iii)移行段階の第1の部分の間に、回転子に対する機械的負荷力が、回転子の第2の接触面をドライバの第1の接触面から分離する傾向がある場合、保持具と回転子の第3の接触面との間の物理的接触が、回転子が第1の位置から第2の位置に向かって変位することを防止する。
別の態様によれば、締結具駆動ツールにおいて使用するための駆動装置が提供され、駆動装置は、以下を備える:(a)出口端から駆動される締結具を受容するガイド本体と、(b)出口端から締結具を押すような大きさ及び形状の第1の端部を有する細長いドライバであって、ドライバが、第2の反対側の端部を有し、ドライバが、ガイド本体のドライバトラックに沿った移動方向を有し、ドライバが、第1の端部と第2の端部との間のドライバの少なくとも1つの表面に沿って複数の突出部を含み、複数の突出部が、ドライバの中心線からその移動方向に沿って実質的に等距離であり、ドライバが出口端から遠位にある準備位置を有し、ドライバが出口端の近位にある駆動位置を有する、ドライバと、(c)少なくとも1つの回転可能ディスクを含む回転子であって、少なくとも1つの回転可能ディスクが、少なくとも1つの回転可能ディスクの少なくとも1つの表面から延在する複数のリフタ延長部を有し、複数のリフタ延長部が、ドライバの複数の突出部に対して係合位置に移動可能である、回転子と、を備え、(d)ドライバを駆動位置から準備位置へと移動させるために、(i)少なくとも1つの回転可能ディスクが第1の方向に回転し、(ii)複数のリフタ延長部の回転移動が、持ち上げ段階中にドライバ上の機械的負荷力を駆動位置から準備位置へと実質的に均衡させる方法で複数の離間した突出部と係合する。
更に別の態様によれば、締結具駆動ツールにおいて使用するための駆動装置が提供され、駆動装置は、以下を備える:(a)出口端から駆動される締結具を受容するガイド本体と、(b)出口端から締結具を押すような大きさ及び形状の第1の端部を有する細長いドライバであって、ドライバが第2の反対側の端部を有し、ドライバがガイド本体内のドライバトラックに沿って移動可能であり、ドライバが、少なくとも1つの表面に沿って複数の突出部を含み、ドライバが出口端から遠位にある準備位置を有し、ドライバが出口端の近位にある駆動位置を有する、ドライバと、(c)近位端及び遠位端を有する可動アームであって、近位端がガイド本体と連通し、遠位端がそれに取り付けられた少なくとも1つの回転可能ディスクを有し、少なくとも1つの回転可能ディスクが、少なくとも1つの回転可能ディスクの少なくとも1つの表面から延在する複数の延長部を含み、少なくとも1つの回転可能ディスクが所定形状を有する外周を有し、外周の第1の部分が弓状であり、第2の部分が凹設され、可動アームが第1の位置と第2の位置との間で移動可能であり、可動アームが第1の位置に向かって付勢され、可動アームが第2の位置に向かう移動の機械的自由度を有し、可動アームが第1の位置にある場合、複数の延長部のうちの少なくとも1つが、ドライバの複数の突出部のうちの少なくとも1つと物理的に接触するように構成されている、可動アームと、(d)移動サイクルの移行段階の少なくとも一部分の間に、少なくとも1つの回転可能ディスクの外周の弓状の第1の部分に物理的に接触するが、移動サイクルの持ち上げ段階の所定部分の間に、少なくとも1つの回転可能ディスクの外周の凹設された第2の部分に物理的に接触しない、保持具と、を備え、(e)(i)持ち上げ段階の所定部分の間、少なくとも1つの回転可能ディスクの複数の延長部が、ドライバの複数の突出部に物理的に接触するように試み、したがって、ドライバを準備位置に向かって移動させ、(ii)しかしながら、持ち上げ段階の所定部分の間に、複数の突出部が複数の延長部によって適切に接触されることができないように、ドライバ及び少なくとも1つの回転可能ディスクが正しく位置合わせされていない場合、可動アームの移動の機械的自由度が、少なくとも1つの回転可能ディスクが第1の位置から第2の位置に向かって変位することを可能にし、複数の延長部がジャムすることなく正しく位置合わせされていない複数の突出部を通過することを可能にし、(iii)移行段階の第1の部分の間に、少なくとも1つの回転可能ディスクに対する機械的負荷力が、少なくとも1つの回転可能ディスクの複数の延長部をドライバの複数の突出部から分離する傾向がある場合、保持具と少なくとも1つの回転可能ディスクの外周との間の物理的接触が、少なくとも1つの回転可能ディスクが第1の位置から第2の位置に向かって変位することを防止する。
更に他の利点は、本技術を実施するために企図される最良の形態のうちの1つにおける好ましい実施形態が記載され、示されている、以下の説明及び図面から当業者には明らかとなるであろう。実現されるように、本明細書に開示される技術は、他の異なる実施形態が可能であり、そのいくつかの詳細は、全てその原理から逸脱することなく、様々な明白な態様において修正が可能である。したがって、図面及び説明は、本質的に例示的であり、限定的ではないと見なされる。
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を形成する添付の図面は、本明細書に開示される技術のいくつかの態様を示し、説明及び特許請求の範囲と共に、本技術の原理を説明する役割を果たす。図面では、
本明細書に開示される技術の原理に従って構築された、締結具駆動ツールのための第1の実施形態のリフタサブアセンブリの上方及び片側からの斜視図である。
図1のリフタサブアセンブリの側面立面図である。
図1のリフタサブアセンブリの分解図である。
図1のリフタサブアセンブリの平面図としての、上方からの端面図である。
その側部からのリフタサブアセンブリを示す、図4の線5-5に沿って取られた断面図である。
図1のリフタサブアセンブリにおいて使用されるドライバの一組の図である。
図1の配置において使用されるリフタサブアセンブリ自体の一組の図である。
図1のリフタサブアセンブリにおいて使用される回動アームの一組の図である。
図9~図14は、図1のリフタサブアセンブリの持ち上げ段階における一連のステップを示すいくつかの図であり、全ての側面図は、明確にするために、構造の一部を破線で示している。
初期のリフタ位置を示しており、リフタピンは、持ち上げ段階の開始時に、リフタピンが仕様外であるドライバ歯の上部に接触するように位置決めされたドライバ歯に接触している
このシーケンスの第2の側面図であり、リフタサブアセンブリがドライバから離れるように変位するときの、ドライバ歯の上部にわたって摺動(又は転動)を開始するリフタピンを示している。
このシーケンスの第3の側面図であり、ドライバ歯の裏側を摺動し、それによってドライバ歯をクリアにするリフタピンを示している。
このシーケンスの第4の側面図であり、リフタピンが「次の」ドライバ歯の底部に係合し、それによってドライバの持ち上げ段階を開始することを示している。
このシーケンスの第5の側面図であり、ドライバの持ち上げ段階を継続するリフタピンを示しており、また、リフタディスクの外面に係合するカム従動子を示している。
このシーケンスの第6の側面図であり、ドライバの持ち上げ段階を継続するリフタピンを示しており、リフタディスクの外面に係合し続けるカム従動子を示している。
本明細書に開示される技術の原理に従って構築された、リフタディスク当たりの個々のリフタピンを使用する、第2の実施形態のリフタサブアセンブリの2つの図を示している。
図15の第2の実施形態のリフタサブアセンブリの上方及び片側からの斜視図である。
図15の第2の実施形態のリフタサブアセンブリの分解図である。
本明細書に開示される技術の原理に従って構築された、第3の実施形態のリフタサブアセンブリを示す、釘打機ツールの組み立てのためのドライバアセンブリの上方及び片側からの斜視図である。
図18の第3の実施形態のドライバアセンブリの分解図である。
図18のドライバアセンブリにおいて使用される第3の実施形態のリフタサブアセンブリの分解図である。
リフタギアを有する側部を示す、本明細書に開示される技術の原理に従って構築された、リフタディスクの両側から延在するリフタピンを有する単一のリフタディスクを使用する、第4の実施形態のリフタサブアセンブリの斜視図である。
反対側を示す、図21の第4の実施形態のリフタサブアセンブリの斜視図である。
リフタサブアセンブリの前部を示す、図21の第4の実施形態のリフタサブアセンブリの立面図を示している。
図23の断面線24-24に沿って取られた、図21の第4の実施形態のリフタサブアセンブリの部分断面における立面図である。
本明細書に開示される技術の原理に従って構築された、ベルト及びプーリシステムを使用してリフタ回転子を駆動する、第5の実施形態のリフタサブアセンブリの部分断面における立面図である。
本明細書に開示される技術の原理に従って構築された、チェーン及びスプロケットシステムを使用してリフタ回転子を駆動する、第6の実施形態のリフタサブアセンブリの部分断面における立面図である。
ここで、本発明の好ましい実施形態を詳細に参照するが、その実施例は、添付図面に示されており、同様の数字は、図面全体を通して同じ要素を示す。
本明細書に開示される技術は、その適用において、以下の説明に記載される又は図面に示される構成要素の構成及び配置の詳細に限定されないことを理解されたい。本明細書に開示される技術は、他の実施形態が可能であり、様々な方法で実施又は実行されることが可能である。また、本明細書で使用される表現及び用語は、説明の目的のためであり、限定するものと見なされるべきではないことを理解されたい。本明細書における「含む(including)」、「含む(comprising)」、又は「有する(having)」、及びその変形の使用は、その後に列挙される項目及びその等価物、並びに追加の項目を包含することを意味する。特に限定されない限り、本明細書における用語「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」、及び「取り付けられた(mounted)」、並びにその変形は、幅広く使用され、直接的及び間接的な接続、結合、並びに取り付けを包含する。加えて、用語「接続された」及び「結合された」並びにその変形は、物理的若しくは機械的接続又は結合に限定されない。
要素名、例えば、第1の入口、第2の入口などに先行する「第1」及び「第2」という用語は、類似若しくは関連する要素、結果、又は概念を区別するための識別目的のために使用され、必ずしも順序を意味することを意図せず、用語「第1」及び「第2」は、別途記載のない限り、追加の類似若しくは関連する要素、結果、又は概念の包含を除外することを意図するものでもない。
ここで図1を参照すると、一般に参照符号60によって参照されるリフタサブアセンブリが、ドライバ部材(又は単に「ドライバ」)90と共に示されている。リフタサブアセンブリ60は、2つのリフタディスク64と65との間に延在する複数のリフタ「ピン」62を有する、一対の平行なリフタディスク64及び65を含む。リフタディスクは、リフタシャフト66上に取り付けられ、双方のリフタディスクは、共に回転する。リフタディスク64、65と共に回転するリフタギア56もまた存在し、リフタディスク及びリフタギアは、全てハブによって接続される。「リフタサブアセンブリ」の部分はまた、本明細書では「リフタ回転子」と称されることができ、同様の意味を有することが理解されるであろう。
リフタサブアセンブリは、(以下により詳細に説明される)保持具として機能するカム従動子69のためのブラケットとして機能する、88及び89において一対の平行延長部を有するリフタベース86に取り付けられる。ブラケット88及び89はまた、2つのブラケットの間に延在する回動アームシャフト72のための開口部を有する。駆動ギア53は、回動アームシャフト72に取り付けられ、また、一対の回動アーム70及び71は、その回動アームシャフトに取り付けられる。2つのスナップリング73及び74aは、回動アームシャフト72を適所に保持し、スナップリング73及び74aは、図3に示されている。
2つの回動アーム70及び71は、回動アームシャフト72からリフタシャフト66に平行に延在する。2つの回動アームは、回動アームシャフト72の中心線において回動可能であり、これにより、可動部分のリフタサブアセンブリ60がその回動点の周りを回転移動することを可能にする。延長ばね80は、可動部分のリフタサブアセンブリ60が、ドライバ90に対してリフタサブアセンブリを保持する傾向があるように付勢されるように、リフタベース86とリフタシャフト66との間に取り付けられる。図2では、リフタサブアセンブリ60及び回動アーム70は、「係合位置」に示されており、これはまた、回動アームの「第1の位置」と称されることもあり、この第1の位置にある間、リフタサブアセンブリ60は、以下に説明されるように、ドライバ90と係合することができる。語句「可動アーム」は、これらの回動アーム70及び71の移動を記述することができることが理解されるであろう。
ドライバ90は、締結具駆動ツールのガイド本体内のドライバトラック93に沿って延在する。このドライバ90は、本質的にドライバトラックのエンドリミットである「第1の端部移動位置」と「第2の端部移動位置」との間においてドライバトラック93を通る移動の(直線)方向に沿って移動することができ、実際に、ドライバは、(ガイド本体の「出口端」において)ツールの底部から僅かに延出して、締結具をワークピースにしっかりと配置することができ、この出口端は、以下に説明される第3の実施形態のために、図18における参照符号244において示される。
ドライバ90は、ドライバの概ね平面表面98から延在するいくつかのドライバ歯92を含む。図1に見られるように、複数のドライバ歯92が存在し、それらのうちのいくつかは、異なるプロファイルを有してもよく、例えば、「第1の」ドライバ歯は、96において「第2の」ドライバ歯の外形よりも小さい距離延在する94において示される外形を有する。これらのドライバ歯は、本明細書において「第1の接触面」と称されることがあり、以下により詳細に説明される。
ここで図2を参照すると、図1を参照して上述したものと同じ構成要素を示す、同じリフタサブアセンブリ60が側面図で示されている。ドライバ歯92のうちのいくつかの2つの異なる外形は、図2によりよく示され、「第1の」及び「第2の」歯の延長部の形状は、それぞれ94及び96に示されている。図2では、リフタサブアセンブリ60は、その「係合」位置に位置付けられており、これは、リフタピン62がドライバ歯92と係合し、その結果、回転されたときにリフタディスク64及び65がドライバ90を(この図では)上方に「持ち上げ」て、ドライバ締結具ツールのシリンダをピストン「上方」(図示せず)に押すことを意味する。これらのリフタピン62は、「第1の接触面」(例えば、ドライバ歯)と係合することができる「第2の接触面」として機能する。図2にも見られるように、2つのリフタディスク64及び65の「カム外形」の一部である。図2に見られるように、リフタディスク65は、82において「丸みを帯びた部分」、及び84において「平坦部分」(又は「凹部」)を有する。このカム外形は、以下により詳細に説明される。
ここで図3を参照すると、図1及び図2に示す構造を構成する個々の部品を示す分解図が提供される。リフタサブアセンブリ60は、ハブによって共に嵌合された2つのリフタディスク64及び65を有し、2つのディスク間に延在して示される複数のリフタピン62が存在するように示される。リフタシャフト66はまた、リフタギア56の開放ハブを通って延在する。2つのスナップリング81及び83は、リフタシャフト66の端部に適用される。延長ばね80もまた、リフタシャフト66の周りに入る。
図3はまた、その2つの延在するブラケット88及び89を有するリフタベース86を示している。回動アーム71のうちの1つは、回動アームシャフト72がそこを通って延在することを可能にする開口部を有して示され、これはまた、2つのブラケット88及び89内の2つの開口部を通って延在する。回動アームシャフト72はまた、駆動ギア53を通って、且つ他方の回動アーム70の開口部を通って延在する。スナップリング73及び74aは、回動アームシャフトを適所に保持する。回動アームシャフト72は、ギア53を駆動するようにキー止めされ、駆動ギアを戻り(「持ち上げ」)段階中に回転させる。
カム従動子69は、ブラケット88及び89内の2つの他の開口部を通って配置される。ドライバ90は、リフタベース86の一部であるドライバトラック93に沿って延び、ガイド本体240を通って継続する(図18を参照)。
図1及び図2の図は、ドライバに対する「下方」(又は「駆動」)位置にある、リフタサブアセンブリ60及びドライバ90を示していることに留意されたい。これは、締結具がツールから駆動された後にドライバ90によって得られる位置であり、その後、ドライバ90は、「開始」(又は「準備」)位置に「持ち上げ」される必要があるため、別の締結具を駆動する準備をすることができる。この「持ち上げ」段階は、ドライバ90を準備位置に向かって(図2の向きで)上方に押し上げるようにリフタピン62をドライバ歯92に係合させるリフタディスク64及び65を回転させることによって生じる。リフタピン62とドライバ歯92との係合の詳細について、図9~図14を参照して以下により詳細に説明する。
ここで図4を参照すると、リフタサブアセンブリ及びリフタベースの部分は、本質的にドライバトラックが垂直である位置にツールが保持されているときの、且つ締結具が下向き方向(すなわち、図4のページ内)に駆動されるようになっているときの平面立面図である端面図に示されている。リフタディスク65及び64の向きは、リフタギア56に対して容易に見られ、それらの構成要素は、全てリフタシャフト66上に取り付けられる。駆動ギア53は、図4に見ることはできないが、その回動アームシャフト72は視認可能である。リフタピン62は、視認可能であり、したがってカム従動子69である。
図5は、図4の線5-5に沿って取られた断面図である。図5では、リフタディスク65の「カム外形」形状は容易に見られ、カム外形の丸みを帯びた部分は、82で示され、カム外形の平坦部分は、84で示される。ドライバ歯92の形状はまた、94における「第1の歯」の外形及び96における「第2の歯」の外形を含んで図5において明確に視認可能である。これらの2つの異なる歯の形状は任意であり、「第1の歯」94は、96において見られるようなドライバ歯の残りの部分と正確に同じ外形形状を有することができることに留意されたい。94における「第1のピン」の形状を変化させるための1つの理由は、リフタの位相を僅かに変化させるためである。この「第1のピン」の94における下側外形は、それが他のドライバ歯の同じ外形を有する場合(96におけるように)のように解放する前に、同じ量の持ち上げ変位を必要としない。しかしながら、これは、使用することができる、又は使用することができない任意の特徴である。
別の任意の特徴が図5に示されている。リフタピン62は、小ローラを備えることができ、ピンのうちの1つは、そのようなローラと共に68に示されている。これらのローラが使用される場合、個々のリフタピン62の少なくとも一部は、68におけるもののようにそのようなローラを備える。リフタピン62が2つのドライバ歯の間の空間に適切に係合するのを困難にする程度までドライバ歯92が多少位置から外れている位置にドライバが停止する場合、ローラがドライバ歯の外れた位置にわたってより容易に「滑る」ことを可能にするように、ローラは、リフタピン62が本質的により「滑りにくくする」ことを可能にする。この説明では、「リフタピン62」に対する全ての言及は、ローラ自体を個々の部品として言及することなく、ローラ68がこれらのリフタピンの少なくとも一部に設けられると仮定する。
ここで図6を参照すると、ドライバ90は、3つの異なる向きで示されている。図6では、94において異なる外形を有する「第1の歯」を含む、8対の個々のドライバ歯92が存在する。他のドライバ歯の全ては、96に示されるものと同様に、「第2の歯」外形を有する。ドライバ「ブレード」は、99における2つの長手方向側縁、97における2つの端縁、及びドライバ歯92が突出する概ね平面表面98を有する。ドライバ歯はまた、本明細書では、「離間した突出部」と称されることもある。
上述したように、ドライバ90は、98においてドライバの平面表面から延在する8対のドライバ歯92を有する。リフタピン62は、それらがリフタピン62のうちの1つと係合する際に各対のドライバ歯に対する機械的負荷力を等しく共有するように、これらの8対のドライバ歯92と物理的に係合するように構成されている。図示されるように位置決めされたリフタピン62により、且つドライバ90の長手方向中心線から実質的に等距離に位置付けられているドライバ歯92により、このリフタピン62の配置は、負荷力が本質的に対称であることから、持ち上げ段階中にドライバ90に対する機械的負荷力を実質的に均衡させる傾向があり、換言すれば、機械的構造は、予測可能且つ所望の様式でうまく動作する。しかしながら、この設計では、(例えば、図23において)左から右へのドライバに対する力が実質的に均衡のとれた力であり、ドライバの前後方向の力は、必ずしも均衡がとれていないことに留意されたい。
ここで図7を参照すると、リフタ回転子60は、3つの異なる向きで示されている。リフタディスク64の「カム外形」は明確に示されており、82において丸みを帯びた(又は「弓状」)部分があり、84において平坦(又は「凹設」)部分が存在する。図7の側面図は、断面線7-7に沿って取られた平面図の断面である。
図8は、3つの異なる向きでの回動アーム70を示している。見ることができるように、この部材には2つの開口部が存在し、これにより、回動アームシャフト72及びリフタシャフト66がそれを通って延在することを可能にする。
リフタ及びドライバの完全な「移動サイクル」は、移動の特定の「段階」に分割される。ツールが単に締結具を駆動した場合、ドライバは、ガイド本体内のドライバトラックに沿った最下部の移動位置付近で、ピストン停止部に対して位置決めされる。次いで、ドライバは、この「駆動位置」からその「準備位置」まで「持ち上げ」られなければならない。したがって、リフタ回転子は、ドライバトラックを「上方」に移動させるために使用され、この移動の段階は、「持ち上げ段階」と称される。ドライバがその準備位置に到達すると、ツールの人間ユーザがツールを再び「発射」する時間であると決定するまで、本質的に永遠に留まる。そのタスクを達成するために、ユーザは、ワークピースに対して前面「安全要素」を押し、また、そのトリガを作動させなければならない。発生すると、ドライバは、「最後の」リフタピンが「最後の」ドライバ歯との接触から解放されるときに終了する移動の「移行段階」中に僅かに上方に移動される。物理的接触が解放されるとすぐに、ドライバは、移動の「駆動段階」中に、駆動位置に向かって迅速に「下方に」押される。この動作は、ツールの動作サイクルを完了する。
図9~図14は、持ち上げ(又は「リフティング」)段階の6つの異なる部分を示し、ドライバが駆動段階の終わりに正しく位置合わせされなかった場合であっても、リフタサブアセンブリがドライバを持ち上げるように適切に作動することを可能にする持ち上げ段階における様々なステップを明確に示している。これらの6つの図では、特定の構造的構成要素は、明確にするために仮想線で示されており、それにより、リフタディスクカム外形は、リフタピン62と共に、容易に見られることができ、更に、ドライバ歯92は、どのようにリフタピンがドライバ歯と係合するかと共に、容易に見られることができる。
ここで図9を参照すると、この図は、持ち上げ段階の第1の部分(「第1の所定部分」)を表し、ドライバ90が正しく位置合わせされていない位置(すなわち、「適切な」持ち上げ段階について仕様外である位置)に停止している状況を示している。この図から分かるように、リフタピン62は、「接触点#1」として示され、一般に参照符号74によって指定される、ドライバ歯92のうちの1つの最も拡張した部分に対して直接突き当たる。
別の重要な位置基準は、ドライバ90の厚さに対するリフタディスク65の実際の位置である。参照符号100において示されるように、これは、残りのリフタディスクの位置であり、リフタディスクが下方に(図9のこの図では右に)延在することが分かる。これは、リフタサブアセンブリによるドライバの持ち上げ段階の開始時における、リフタ回転子のリフタピンの通常位置を示している。しかしながら、特に、図9に示される向きのように、発生しようとする仕様外の状況が存在する場合には、全持ち上げ段階にわたってこの係合位置を(ドライバの中心線とリフタ回転子の中心線との間の距離に関して)維持することは常に可能ではない。別の重要な位置関係は、図9に見られるようにカム従動子69であり、カム従動子69は、現在、リフタディスク65の表面のいずれにも接触していない。
ここで図10を参照すると、リフタディスクは、文字「R」によって示される回転方向に僅かに回転されており、ここで、文字「D」によって示されるように、ドライバブレード90を直線方向に「持ち上げる」ことを試みている。あいにく、図9の参照符号74に示されているリフタピンとドライバ歯との間の干渉により、リフタピンは、成功裏の持ち上げを開始することができない。したがって、図10を見ると、リフタピンは、ここで、参照符号75によって一般に指定された接触点#2においてドライバ歯の異なる部分に接触していることが分かる。これが発生するために、リフタサブアセンブリ60は、図9の元の接触点74がジャムを生じないように、リフタピンがそのドライバ歯の上縁にわたって摺動することを可能にするように(図10のこの図では)左に若干変位する必要がある。
図10では、ピンは、(接触点75において)ドライバ歯の上部にわたって正常に摺動し始め、また、リフタサブアセンブリによる左への変位は、参照符号102におけるリフタディスクの位置から識別可能であることが分かる。リフタサブアセンブリ60全体が、(矢印「P」によって見られるように)(この図では)左に数ミリメートル移動し、したがって、リフタディスク65は、ドライバ90の外形(又は厚さ)に僅かに重なり合うのみであることが分かる。当然ながら、リフタディスクは、図1の斜視図においてみることができるようにドライバブレード部分の外側に離間しているため、リフタディスク65及び64は、ドライバ90と文字通り干渉しない。図10のこの図では、カム従動子69は、依然としてリフタディスクの任意の表面に接触しておらず、これは、この向きにおけるリフタディスクの部分が、84において「平坦な」外形(又は「凹設された」)部分であるという事実に起因し、これは、カム従動子69がこの時点で接触していないようにいくらかの間隙を提供する。図10に示されるリフタサブアセンブリ60の位置は、およそ「P」方向への最大変位を示し、その回動アーム70の最大変位は、本明細書では「第2の位置」と称されることがある。
リフタサブアセンブリ60が左に変位すると(図10に見られるように)、回動アームシャフトである回動点72の周りを実際に回動する。全ての構成要素は図10に見られないが、上述したように、リフタディスク64及び65は、双方とも、リフタシャフト66の周りを回転し、リフタシャフト66は、回動アーム70及び71に取り付けられ、これらはまた、回動アームシャフト72に取り付けられる。リフタサブアセンブリ60全体は、双方とも(方向Rに)回転し、(方向矢印「P」によって示されるように)ドライバ90から離れて変位することができるが、この実施形態では、純粋な直線変位ではなく、代わりに回動アームシャフト72の中心線である回転軸72の周りの回転変位である。ドライバ90からのリフタサブアセンブリ60による変位は、リフタがドライバとリフタとの間の潜在的なジャムを防止することを可能にする「自由度」を表す。
ここで図11を参照すると、リフタディスク65が方向Rに回転し続けるにつれて、リフタピンは、干渉状況をより多く又はより少なく「クリア」し、ここで、それが接触しているドライバ歯の反対側を摺動させる。図11では、接触点#3が参照符号76において示されており、リフタサブアセンブリ60全体が、その通常の「完全に係合した」位置へと戻り始めており、リフタディスク65の外形は、ドライバ90の厚さを通って約半分の点に位置付けられている。このとき、リフタディスクの回転では、同様に84におけるカム外形の平坦部分がこの間隙を提供するという事実に起因して、カム従動子69とリフタディスク65の外面との間には依然として接触はない。
ここで図12を参照すると、リフタディスク65は、回転方向Rに回転し続けており、リフタピンは、ここで参照符号77における接触点#4に示される「次の」ドライバ歯の(この図では)下側表面に係合する点まで回転し続けられている。リフタサブアセンブリ60全体は、ここでその「通常の」係合(又は係合)位置に戻るように変位され、リフタディスクは、その元の厚さ(図9の位置100であった)においてドライバブレードと干渉するように見える。図12に示される向きでは、カム従動子69は、同様にカム外形の平坦部分84に起因して、依然としてリフタディスク65の外面に接触していない。
ここで図13を参照すると、リフタディスク65は、回転を継続し、そのリフタピンは、ここでドライバ90を「持ち上げ」、参照符号78において示されるように、接触点#5において「次の」ドライバ歯と接触する。この図では、カム従動子69は、最終的に、リフタディスク65の外面と接触し、その接触点は、参照符号110において示される。リフタサブアセンブリ60の回転(又は回動可能)位置は、その完全に係合された位置に変位して戻っており、リフタディスク65は、図9の位置100と同様に、約2/3の距離においてドライバの厚さと干渉するように見える。この図で分かるように、丸みを帯びた部分82は、カム従動子と物理的に接触するとき、「第3の接触面」として機能する。
ここで図14を参照すると、リフタディスク65の回転は、方向Rに継続しており、ドライバ90の「持ち上げ」は継続しており、それにより、リフタピンは、一般に参照符号79によって指定される接触点#6においてドライバ歯に接触する。「第2の」リフタピンは、第2のドライバ歯に接触しており、リフタサブアセンブリ60の位置は、依然として完全に係合されており、参照符号104において見られるように、ドライバの厚さの約2/3の位置においてドライバ90と干渉するように見える。カム従動子69は、依然として、参照符号112においてリフタディスク65の外面と接触する。カム従動子69とリフタディスク65の外側部分との間のこの接触は、カム外形82の丸みを帯びた(又は弓状)部分がカム従動子69と接触し続けることから、持ち上げ段階の残りの部分にわたって継続する。
カム従動子69は、保持具として機能し、リフタの残りの部分にわたってリフタサブアセンブリ60がドライバから離れる方向に回動するのを防止する。この状態では、回動アームシャフト72は、カム従動子69による接触のために回動アーム70又は71を回動させることを抑制され、これは、リフタサブアセンブリ60とドライバとの係合位置との間の接触を「保持」する保持具として機能する。この動作状態は、リフタがその回転を完了するまで持ち上げ段階の部分の残りの部分にわたって継続し、保持具69の拘束効果は、新たな移行段階のための時間まで、次いで新たな駆動段階になるまで継続して、ツールから締結具を駆動する。次の駆動段階が生じた後、別の持ち上げ段階が発生することができ、ドライバが「仕様外」に再度終了する場合、ツールは、図9に示される状態に戻る。
ここで図15を参照すると、一般に参照符号160によって指定されるリフタサブアセンブリの第2の実施形態が示されている。リフタサブアセンブリ160は、図1に示される前述のディスク64及び65と同様の一対の平行なリフタディスク164及び165を含む。しかしながら、この新たな実施形態のリフタピンは、それらが2つのリフタディスク間で全ての方向に延在しないために異なる。代わりに、各リフタディスクは、参照符号162及び163によって指定される、それ自体のリフタピンのセットを有する。リフタピン162は、リフタピン163がリフタディスク165に取り付けられている間にリフタディスク164に取り付けられる。
双方のリフタディスクはカム外形を有し、カム外形の丸みを帯びた(弓状)部分は、参照符号182において指定され、カム外形の平坦(凹設)部分は、参照符号184において指定される。これらのカム外形は、図1~図14に示されるように、第1の実施形態のリフタディスク64及び65上のカム外形82及び84と本質的に同一である。
リフタピン162及び163の一部又は全ては、装置設計者が所望する場合、その上に設置されたローラを有することができる。そのようなローラは、図15~図17には具体的に示されていないが、全ての場合において、リフタピン162及び163は、そのようなローラを含んでもよい。
ここで図16を参照すると、第2の実施形態のリフタサブアセンブリ160が、リフタシャフト166上に配置されているように示されている。リフタシャフト166は、一対の平行ブラケット188及び189に次に取り付けられる回動アームシャフト172に次に取り付けられる一対の回動アーム170及び171(図17を参照)に取り付けられる。平行ブラケット188及び189は、ドライバトラック193を含むリフタベース186の一部である。
ドライバ190は、ドライバトラック193内で移動可能であり、ドライバは、複数の歯192を有する。カム従動子(「保持具」)169は、平行ブラケット188及び189に取り付けられる。リフタ回転子160が回転すると、カム従動子169は、一対のリフタディスク164及び165の外周面の湾曲した(又は丸みを帯びた)部分182と接触するが、184においてカム外形の平坦(凹設)部分と接触しない。
リフタシャフト166は、通常の状況下で、ドライバ190のドライバ歯192に対してリフタピン162及び163と係合するように強制されるように、延長ばね180によって付勢される。しかしながら、図1~図14の第1の実施形態に関連して上述したように、ドライバが仕様外の位置で停止された場合、リフタピン162/163のうちの1つは、そのリフタピンとうまく係合しない位置においてドライバ歯192に接触してもよい。発生する場合、回動アーム170及び171は、ドライバ190から離れるように変位(又は回動)することが可能になり、リフタサブアセンブリとドライバとの間にジャムが発生するのを防止する。第2の実施形態の全体的な持ち上げ機構は、この点に関して、第1の実施形態の全体的な持ち上げ機構と本質的に同じように作動する。
前の段落に記載された事象では、リフタが回転し続けるにつれて、「第1の」リフタピン162/163は、その初期のドライバ歯192と「次の」ドライバ歯192との間の間隙に「落ちる」ように強制される。(例えば、図12の接触点77を参照。)持ち上げ段階のその時点で、リフタ回転子160の継続的な回転は、「第1の」リフタピンが、その「第1の」リフタピンと係合された「次の」ドライバ歯192との間の物理的接触に起因して、ドライバ190の持ち上げを開始する。このようにして、リフタ回転子160は、ジャム状態が発生するのを回避しながら、完全な持ち上げ段階を形成するためにドライバ190を上方にうまく押し進める。
リフタギア156に係合する駆動ギア153が存在し、駆動ギアの移動は、リフタサブアセンブリ160を回転させ、それによって、ドライバ190を持ち上げ(又はリフティング)段階に移動させ、これによってドライバが再度締結具駆動ツールから締結具を駆動することができる「準備」位置に移動させる。
ここで図17を参照すると、第2の実施形態は、リフタディスク164及び165の対、2つの異なる組のリフタピン162及び163、並びにリフタディスクの開口部を通って延び且つリフタギア156の中央開口部を通って延びるリフタシャフト166を含む、リフタサブアセンブリ160を示す分解図で示されている。一対のスナップリング181及び183は、リフタシャフトを適所に保持し、延長ばね180は、リフタシャフトをドライバベース186に向かって付勢する。
ドライバベース186は、ブラケット188及び189として機能する一対の延長部を有する。これらのブラケットは、カム従動子169を保持し、また回動アームシャフト172を適所に保持する。また、回動アームシャフトには、2つの平行な回動アーム170及び171、並びに駆動ギア153が取り付けられる。2つのスナップリング173及び174は、そのシャフトを回動アーム170、171に保持する。
ドライバ190は、198においてドライバの平面表面から延在する8対のドライバ歯192を含む。リフタピン162及び163は、それらがリフタピン162/163の対のうちの1つと係合する際に各対のドライバ歯に対する機械的負荷力を等しく共有するように、これらの8対のドライバ歯192と物理的に係合するように構成されている。換言すれば、リフタピン162/163は、ドライバ190の長手方向中心線に沿って位置付けられ、ドライバ歯192もまた、ドライバ190の同じ長手方向中心線から実質的に等距離に位置付けられる。したがって、ドライバ歯192の対に物理的に係合する2組のリフタピン162/163のこの配置は、持ち上げ段階中にドライバ190に対する機械的負荷力を実質的に均衡させる傾向がある。
上述した2つの実施形態は、それぞれ、保持具として機能するカム従動子を使用する。第1の実施形態では、カム従動子は、参照符号69であるのに対して、第2の実施形態では、カム従動子は、参照符号169である。双方の例において、カム従動子は、それらのリフタディスクのカム外形の「平坦」(凹設)部分がカム従動子に面している場合、リフタディスクの外面に接触しない。2つのリフタディスクのカム外形の「丸みを帯びた」(弓状)部分がカム従動子に面している場合にのみ、カム従動子とリフタディスクとの間で接触する。各持ち上げ段階の開始時に、リフタディスクのカム外形の平坦部分は、カム従動子に面し、したがって、凹設部分は、リフタサブアセンブリ(60又は160のいずれか)全体が、必要に応じてドライバ歯92又は192から離れて変位することを可能にする。これは、持ち上げ段階の「第1の所定部分」の間に生じる。図9~図14に示されるように、ドライバ90が望ましくない位置で停止する状況では変位が必要となり得るが、この新たな設計で生じる場合、リフタサブアセンブリがドライバから離れて変位することができるため、ジャムではない。
あいにく、その変位が望ましくない時間に、リフタサブアセンブリをドライバから離れるように変位させることができる他の機械的負荷力が存在することができる。それらの状況のうちの1つは、持ち上げ段階の終わりにあり、「最後の」ドライバ突出部(図2の位置94にある)は、次の移行段階中にリフタピン62のうちの1つに接触される最終突出部となる。リフタピン62が、位置94においてこの最終又は「最後の歯」と係合するとき、他のドライバ歯はなく、これらが持ち上げ段階の終わり、且つ移行段階の開始時における最終係合構造であることから、これらの部品上に生じる負荷力の一部を受け入れる他のリフタピンは存在しない。位置94の「最終」ドライバ歯とリフタピン62とが機械的に係合されると、力ベクトルは、横向き(又は水平)力が持ち上げ(又は垂直)負荷力よりも大きくなる点まで変化することができ、これは、リフタサブアセンブリの可動部分を回動シャフト72上の回動軸を中心にしてドライバから離れるように変位させる傾向がある。これらの負荷は、実質的に丸みを帯びた外形82によって、保持具69及びリフタディスクのうちの少なくとも1つの接触面によって収容される必要がある。その収容は、リフタサブアセンブリの可動部分による急激な移動を防止し、ツールが落下した場合、又は他の方法でぶつかった場合に、ツールのドライバの急激な駆動に対する追加の安全性を提供し、また一般に駆動段階についての確実な解放位置を提供する。
この「最後の」(又は「最終」)リフタピン及び「最後の」ドライバ歯は、ドライバがその「準備」位置にある間に機械的に係合される。しかしながら、駆動サイクルの開始時に、リフタは、その「最後の」ドライバ歯がその「最後の」リフタピンから物理的に解放されることが可能にされる前に、ドライバ90を短距離だけ「上向きに」更に持ち上げるように、再度回転しなければならない。これは、図示された実施形態において、全ての駆動段階の開始前に発生するドライバ移動の移行段階である。この移行段階では、力ベクトルは、横向き(又は水平)力が持ち上げ(又は垂直)負荷力よりも大きくなる点まで変化することができ、これは、リフタ回動アームをドライバから離れるように変位させる傾向がある。これらの負荷力は、ドライバの移動の上部付近に含まれる必要がある。
図1のカム従動子69は、持ち上げ段階のこの「第2の所定部分」の間に、2つのリフタディスク64及び65のカム外形表面の丸みを帯びた部分82に対して機械的に係合する(物理的接触を行う)。この機械的接触は、リフタサブアセンブリ60がドライバ90から離れるように変位することを防止し、したがって、持ち上げ段階の終了時に、リフタサブアセンブリ60がドライバトラックから離れて変位することが可能にされる場合に生じ得るドライバの任意の種類の不運な(又は偶発的な)発射を防止する。上述したこれらの負荷力により、カム従動子69は、ツールの動作サイクルの移行段階の間に、リフタサブアセンブリをその適切な位置に保持する保持具として機能する。カム従動子69(又は169)は、必要に応じて回転させることができ、それにより、それは、リフタディスクの弓状外周82の「第3の接触面」にわたって「転動」することができる。
ドライバが駆動段階の終わりに誤って位置付けられている状況では、すなわち、その停止位置が仕様外である状況では、「第1の」リフタピンは、ジャムを引き起こさないように遭遇する「第1の」ドライバ歯を越えて移動しようとすることが理解されるであろう。リフタピンがローラを有しない場合、それは、その第1のドライバ歯を通り過ぎて移動しようとするときに、そのドライバ歯と摺動関係で係合する可能性が高い(すなわち、歯に「沿って摺動する」)。しかしながら、リフタピンがローラを有する場合、リフタピンは、その第1のドライバ歯を越えて移動しようとするときに、摺動関係又は転動関係(すなわち、歯を「転がる」)のいずれかで、そのドライバ歯と係合することができる。
ここで図18を参照すると、一般に参照符号210によって指定される組み立て釘打機ツールが示されている。釘打機ツール210は、この図示した実施形態ではピストン232である可動ドライバ作動装置を有するシリンダ230を含む圧力チャンバ220を含む。可動ピストン232は、作動されると締結具をマガジン242から駆動する駆動部材(又は「ドライバ」)290(図19を参照)に接続される。ピストン停止部234(図19を参照)は、「駆動段階」の終わりにピストン232の力を吸収する。ツール210は、ガイド本体240と、電気モータ250と、電気モータから出力シャフトを受容するギアボックス252と、ギアボックス252から出力を受容するギアトレーンギア254(傘歯車を含む)とを含む。ギアトレーンギア254はまた、「駆動」ギア253、及び「リフタ」ギア256を含む(図19及び図20を参照)。図1~図17に示される第1の2つの実施形態はまた、同様の圧力チャンバ、及び図18に示される他の構成要素と共に使用されることに留意されたい。
電気モータ250は、組み合わせピストン232及び駆動部材290をそれらの「駆動位置」から初期駆動又は「準備位置)まで持ち上げることが望ましいとき、電子コントローラ(図示せず)によって回転するよう命令される。以下に説明するように、リフタギア256が電気モータ250の動作によって回転するとき、「持ち上げ段階」の間に、駆動部材290を(図18の図において)上向きに押し上げる機械的構成要素が存在し、それにより、ピストンはまた、次の締結具を駆動するまでピストンが「準備位置」に留まる圧力チャンバ220内に更に移動される。
「駆動段階」が発生すると、モータ250は、再び回転し(同じ方向に)、それによって、リフタ回転子の移動が、ドライバ290をリフタサブアセンブリ260との接触から解放する移行段階に移行させる。これは、圧力容器220及びシリンダ230内の加圧ガスが、ピストン232を(この図では)下向きに迅速に押し進めると共に、マガジン242によって供給された締結具をツールの出口端244からワークピース(図示せず)に送り出すことを可能にする。
ドライバ290は、細長く、一般には「ブレード状」の形状である。それは、ガイド本体240の内側に形成された直線状の「ドライバトラック」(図示せず)を通って移動する。ガイド本体240は、一般に、主な「シャーシ部分」236(図19を参照)と、下方の「出口部分」238とを備える。そのような締結具駆動ツールは、典型的には、出口部分に取り付けられた安全接触要素を有し、これにより、制御装置が駆動段階を開始することを可能にする前に、出口端244が固体物体に押し付けられることを確実にする。そのようなツールはまた、典型的には、電子コントローラ及びトリガ、並びにバッテリパックの取り付け位置を含む外側ハウジングを有する。それらの構成要素は、本明細書に示されるリフタサブアセンブリ及び他の構成要素を明確にするために、本明細書の図面から除去されている。
図18で見た組み立て釘打機の構成要素の一般的なレイアウトは、図1~図14(第1の実施形態について)及び図15~図17(第2の実施形態について)を参照して上述した第1及び第2の実施形態の一般的なレイアウトと非常に類似していることに留意されたい。例えば、図1におけるドライバギア53は、一般に、図18におけるドライバギア253に対応し、また、図1におけるリフタディスク64は、図18におけるリフタディスク264に対応し、図1における保持具(又はカム従動子)69は、図18における269に対応し、更に、図1におけるドライバ90は、図19におけるドライバ290に対応する。
ここで図19及び図20を参照すると、これらの2つの図は、より詳細には、リフタサブアセンブリ260の詳細を示している。リフタサブアセンブリ260は、「駆動側」回動アーム270を介して延在するリフタシャフト266、第1の針軸受274、リフタギア256、リフタディスク264、第2の針軸受275、及び第2の回動アーム271を含む。リフタディスク264及びリフタギア256は、双方とも、このリフタシャフト266を中心に共に回転する。リフタディスク264とリフタギア256との間に延在する複数の「ピン」262が存在する。(この第3の実施形態では、264において単一の「リフタディスク」のみが存在することに留意されたい。)ピン262は、上述したように、第1の実施形態のリフタサブアセンブリ60においてリフタピン62が実行するのと同じ持ち上げ機能を本質的に実行する。図20では、リフタローラのうちの1つが268において示されており、この実施形態では、全てのリフタピン262は、そのようなローラを含む。
2つの回動アーム270及び271は、双方とも、回動アームシャフト272を中心に回転することができ、シャフト272の中心線は、これら2つの回動アーム270及び271の回動軸である。回動アームシャフト272はまた、針軸受276(回動アーム271の近く)、駆動ギア253、ローラ軸受278(駆動側回動アーム270の近く)、及びブッシング279を通って延在する。回動アーム270及び271の双方は、それら双方がリフタシャフト266まで延在するため、一般に共に回転する。
上述したように、リフタギア256及びリフタディスク264の双方は、それぞれ、リフタギア及びリフタシャフトからディスク264又はギア256の円形平面に対してほぼ直角に延在する、リフタ「ピン」262を有する。換言すれば、リフタギア及びリフタディスクは、それぞれが「第1の接触面」(すなわち、それらの回転可能ディスクの表面から延在する複数のリフタピン)を有する回転可能ディスクを備え、それは、ドライバ290の「第2の接触面」と係合して、その駆動位置からその準備位置へと上方に力を加える、これらのリフタピン262の動作である。これらのリフタピン262は、図18~図20において視認可能である。
リフタディスク264は、図1~図17を参照して上述したリフタディスク64、65、164、及び165のカム外形と同様のカム外形を有する外周を有する。ディスク264は、同様に、282において丸みを帯びた部分、及び284において平坦又は「直線」部分を有する。保持具269(図18を参照)は、図1~図14に関連して上述した保持具69と同じ方法で使用される。図19では、保持具269は、カム従動子の形状を有するが、保持具269は、ディスク264の外周のカム外形に「従動」しない。代わりに、保持具は、ガイド本体にしっかりと取り付けられ、したがって適所に保持される。
平坦部分284が保持具269に面している(すなわち、平坦部分が保持具の近位にある)場合、「第1の状態」では、保持具269の外面とリフタディスク平坦部分の外面との間に間隙が存在し、したがって、リフタディスク264は、必要に応じて(本明細書では、図9~図12のように)ジャムを防止するために、持ち上げ段階の初期部分の間に、ドライバ290から離れるように変位することができる。持ち上げ段階の後、リフタディスク264は、保持具269がリフタディスクの丸みのある部分282の近位にある点まで回転され、その第2の状態では、保持具の外面は、リフタディスクの外面と接触し、したがって、リフタディスク264は、ドライバ290から離れるように変位することができない(本明細書では、図14のように)。
リフタギア256は、それがリフタシャフト266上に取り付けられているとき、「ディスク」の一般的な形態を有することが理解されるであろう。換言すれば、リフタギア256は、ギア256及びディスク264の双方が、リフタピン262であるそれらの表面領域から同じタイプの延長部を有するように、リフタディスク264と比較して十分な外径を有する。この場合、リフタディスク及びリフタギアの双方は、これらの構成要素のそれぞれが、同じベース円直径でそこに取り付けられたリフタピンを有することができるように、回転する「ディスク」として機能しなければならない。当然ながら、リフタギア256は、駆動ギア253と係合するように、外側ギア歯をその外周縁に沿って有するのに対して、リフタディスク264は、保持具269がその滑らかな外周縁に対して転動又は摺動することができ、そのリフタディスクの回転移動の大部分中にカム従動子として機能することができるように、滑らかな外周縁を有する。
図20では、ドライバ290がより詳細に図示されている。ドライバ290は、平面表面298から突出する292における複数のドライバ「歯」を含む。上述したように、突出しているドライバ歯292の外形は、全て同一とすることができ、又は特定の歯292の外形は、ツールの設計者によって所望される場合、ある程度変化することができる。
図18~図20に示す第3の実施形態は、4つのリフタピン262のみを有するより小さいリフタディスクを使用するため、リフタ回転子260(リフタディスク264及びリフタギア256の双方を含む)は、完全な持ち上げ段階を形成するために2回の完全な回転を行わなければならない。ラッチ(図示せず)は、先の特許公報に開示されている先のSenco設計(参照により組み込まれる、以下の特許文献のリストを参照)と同様の方法で、ドライバ290を「駆動」下方(図18及図19の図では)から持ち上げ段階の中間点において保持するために提供される。一方、図1~図17に示す第1及び第2の実施形態は、双方とも、8つのリフタピン62又は162を有するより大きいリフタディスクを使用し、リフタ回転子は、完全な持ち上げ段階を形成するために単一の回転のみを必要とする。本明細書に開示されるように、単一回転及び2回転リフタの設計の双方が、ジャムを防止するように働く。この第3の実施形態において、付勢スキームの設計は、保持具269がリフタディスク外周282と接触していないときに、第2の回転の一部の間を含む、リフタ回転子260の第2の回転全体の間に、リフタピン262とドライバ歯292との間の係合を維持するのに十分な力であるべきであることに留意されたい。
ここで図21及び図22を参照すると、リフタサブアセンブリの第4の実施形態が示されており、リフタ回転子は、一般に、参照符号360によって指定される。リフタ回転子360は、図1に示される前述のディスク64及び65と同様の単一のリフタディスク364を含む。しかしながら、この第4の実施形態のリフタピン363は、それらがリフタディスク364の両側に取り付けられているため、上述とは異なる方法で配置される。
リフタディスク364は、カム外形を有する外周形状を有し、カム外形の丸みを帯びた(弓状)部分は、参照符号382において指定され、カム外形の平坦(凹設)部分は、参照符号384において指定されている-図24を参照のこと。このカム外形は、図1~図14に示されるように、第1の実施形態のリフタディスク64及び65上のカム外形82及び84と本質的に同一である。
リフタピン363の一部又は全ては、装置設計者が所望する場合、その上に設置されたローラを有することができる。そのようなローラは、図21~図24には具体的に示されていないが、全ての場合において、リフタピン362及び363は、そのようなローラを含んでもよい。
第4の実施形態のリフタ回転子360は、一対の回動アーム370及び371に取り付けられたリフタシャフト366上に配置されているものとして示されている。回動アーム370及び371は、次に回動アームシャフト372に取り付けられ、これらは、次に一対の平行ブラケット388及び389に取り付けられる。2つのスナップリング381及び383は、リフタシャフト366の端部に適用される。平行ブラケット388及び389は、ドライバトラック393を含むリフタベース386の一部である。2つの他のスナップリング373及び374は、回動アームシャフト372を適所に保持する。
ドライバ390は、ドライバトラック393内で移動可能であり、ドライバは、複数の歯392を有する。カム従動子(又は「保持具」)369は、平行ブラケット388及び389に取り付けられる。回転子360が回転すると、カム従動子369は、リフタディスク364の外周面の湾曲した(弓状)部分382と接触するが、384において外周面の平坦(凹設)部分と接触しない。
リフタシャフト366は、通常の状況下で、リフタピン362及び363をドライバ390のドライバ歯392に係合させるように、延長ばね380によって付勢される。しかしながら、図1~図14の第1の実施形態に関連して上述したように、ドライバが仕様外の位置で停止される場合、リフタピンのうちの1つは、そのリフタピンとうまく係合しない位置でドライバ歯392に接触してもよい。発生する場合、回動アーム370及び371は、ドライバ390から離れるように変位(又は回動)することが可能になり、リフタ回転子とドライバとの間にジャムが発生するのを防止する。この点に関して、第4の実施形態の全体的なリフタ機構は、第1の実施形態の全体的なリフタ機構と本質的に同じように作動する。
前の段落に記載された「仕様外」事象では、リフタが回転し続けるにつれて、「第1の」リフタピン362/363は、その初期のドライバ歯392と「次の」ドライバ歯392との間の間隙に「落ちる」ように強制される。(例えば、図12の接触点77を参照。)持ち上げ段階のその時点で、リフタ回転子360の継続的な回転は、「第1の」リフタピンが、その「第1の」リフタピン362/363と係合された「次の」ドライバ歯392との間の物理的接触に起因して、ドライバ390の持ち上げを開始する。このようにして、リフタ回転子360は、ジャム状態が発生するのを回避しながら、完全な持ち上げ段階を形成するためにドライバ390を上方にうまく押し進める。
リフタギア356に係合する駆動ギア353が存在する。駆動ギアの動作は、リフタ回転子360を回転させ、それによってドライバ390を持ち上げ段階で移動させ、これによってドライバが「準備完了」位置に移動され、締結具駆動ツールから締結具を再び駆動することができる。
ここで図23を参照すると、第4の実施形態のリフタは、立面図で示されており、これは、リフタディスク364、2つの異なる組のリフタピン362及び363、並びにリフタディスクの開口部を通って延び且つリフタギア356の中央開口部も通って延びるリフタシャフト366を含むリフタ回転子360を示している。一対のスナップリング381及び383は、リフタシャフト366を適所に保持し、延長ばね380(図21を参照)は、リフタシャフト366をドライバベース386に向かって付勢する。
ドライバベース386は、ブラケット388及び389として機能する一対の延長部を有する。これらのブラケットは、カム従動子(「保持具」)369を保持し、また回動アームシャフト372を適所に保持する。また、回動アームシャフトには、2つの平行な回動アーム370及び371、並びに駆動ギア353が取り付けられる。一対のスナップリング373及び374は、回動アームシャフト372を回動アーム370及び371に保持する。
ドライバ390は、398においてドライバの平面表面から延在する8対のドライバ歯392を含むように示されている。ドライバ390は、リフタベース386の一部であるドライバトラック393に沿って延びる。この実施形態では、リフタディスク364は、8対のドライバ歯392の間に位置付けられる。2組のリフタピン362及び363は、図23のこの図で明確に見ることができるように、これらの対のドライバ歯392と係合するように位置付けられる。リフタディスク364がドライバ390の長手方向中心線395に沿って位置付けられ、ドライバ歯392がドライバ390の同じ長手方向中心線395から実質的に等距離に位置付けられている状態で、2組のリフタピン362/363の配置は、持ち上げ段階中にドライバ390に対する機械的負荷力を実質的に均衡させる傾向がある。
ここで図24を参照すると、第4の実施形態のリフタは、リフタディスク364を含むリフタ回転子360を示す、側部から立面図で示されている。上述したように、リフタディスクは、カム外形を有し、カム外形の丸みを帯びた(弓状)部分は参照符号382において指定され、カム外形の平坦(凹設)部分は、参照符号384において指定される。リフタディスク364は、ハブ368によってリフタシャフト366に嵌合される。
上述した実施形態は、それぞれ、保持具として機能するカム従動子を使用する。第1の実施形態では、カム従動子は、参照符号69であるのに対して、第2の実施形態では、カム従動子は、参照符号169であり、第3の実施形態では、カム従動子は、参照符号269であり、第4の実施形態では、カム従動子は、参照符号369である。全ての例において、カム従動子は、それらのリフタディスクのカム外形の「平坦」(凹設)部分がカム従動子に面している場合、リフタディスクの外面に接触しない。リフタディスクのカム外形の「丸みを帯びた」(弓状)部分がカム従動子に面している場合にのみ、カム従動子とリフタディスクとの間で物理的に接触する。各持ち上げ段階の開始時に、リフタディスクのカム外形の平坦(凹設)部分は、カム従動子に面し、したがって、凹設部分は、必要に応じて、全リフタ回転子(60、160、260、又は360)がドライバ歯92、192、292、又は392から離れるように変位することを可能にする。これは、持ち上げ段階の「第1の所定部分」の間に発生し、これは、典型的には、所与の持ち上げ段階の開始付近で非常に生じる。図9~図14に示されるように、ドライバ90が望ましくない位置で停止する状況では変位が必要となり得るが、この新たな設計で生じる場合、リフタ回転子がドライバから離れて変位することができるため、ジャムではない。
上述したように、その変位が望ましくない時間に、リフタ回転子をドライバから離れるように変位させることができる他の機械的負荷力が存在することができる。それらの状況のうちの1つは、ドライバがその準備位置まで「持ち上げられた」後に生じる移行段階中である。(締結具を駆動するための)ツールの操作者の作動の開始時に、移行段階が生じ、「最後の」ドライバ突出部は、持ち上げ段階中に、リフタピン362及び363のうちの1つに接触される最終突出部となる。リフタピン362及び363がこの最終的な又は「最後の歯」と係合するとき、他のドライバ歯はなく、これらが移行段階中の最終係合構造であることから、これらの部品上に生じる機械的負荷力の一部を受け入れる他のリフタピンは存在しない。「最終」ドライバ歯と「最後の」リフタピン362及び363とが機械的に係合されると、力ベクトルは、横向き(又は水平)力が持ち上げ(又は垂直)負荷力よりも大きくなる点まで変化することができ、これは、リフタ回転子360の可動部分を回動シャフト372上の回動軸を中心にしてドライバ390から離れるように変位させる傾向がある。これらの負荷は、(実質的に丸みを帯びた部分382において)保持具369及びリフタディスクのうちの少なくとも1つの接触面によって収容される必要がある。その収容は、リフタ回転子360の可動部分による急激な移動を防止し、ツールが落下した場合、又は他の方法でぶつかった場合に、ツールのドライバの急激な駆動に対する追加の安全対策を提供し、この特徴はまた、一般に駆動段階についての確実な解放位置を提供する。
この「最後の」(又は「最終」)リフタピン及びこの「最後の」ドライバ歯は、ドライバがその「準備」位置にある間に機械的に係合される。しかしながら、新たな移行段階(次の駆動段階に先行する)の開始時に、リフタ回転子は、「最後の」ドライバ歯がその「最後の」リフタピンから物理的に解放される前に、ドライバ390を短距離だけ「上方に」更に持ち上げるように、再び回転しなければならない。ドライバ移動のこの移行段階は、示される実施形態において、全ての駆動サイクルの開始時に生じる。この移行段階では、力ベクトルは、横向き(又は水平)力が持ち上げ(又は垂直)負荷力よりも大きくなる点まで変化することができ、これは、リフタ回動アームをドライバから離れるように変位させる傾向がある。これらの負荷力は、上述したように、ドライバトラック内のドライバの移動の上部付近に含まれる必要がある。
図21のカム従動子369は、持ち上げ段階のこの「第2の所定部分」の間に、リフタディスク364のカム外形表面の丸みを帯びた(弓状)部分382に対して機械的に係合して物理的接触を行う。この機械的接触は、リフタ回転子360がドライバ390から離れるように変位することを防止し、したがって、持ち上げ段階の終了時に、リフタ回転子360がドライバトラックから離れて変位することが可能にされる場合に生じ得るドライバの任意の種類の不運な(又は偶発的な)発射を防止する。上述したこれらの負荷力により、カム従動子369は、ツールの動作サイクルの移行段階の間に、リフタ回転子をその適切な位置に保持する保持具として機能する。カム従動子369は、必要に応じて回転させることができ、それにより、それは、リフタディスクの弓状外周382の「第3の接触面」にわたって「転動」することができる。
ドライバが駆動段階の終わりに誤って位置付けられている状況では、すなわち、その停止位置が仕様外である状況では、「第1の」リフタピンは、ジャムを引き起こさないように遭遇する「第1の」ドライバ歯を越えて移動しようとすることが理解されるであろう。リフタピンがローラを有しない場合、それは、その第1のドライバ歯を通り過ぎて移動しようとするときに、そのドライバ歯と摺動関係で係合する可能性が高い(すなわち、歯に「沿って摺動する」)。しかしながら、リフタピンがローラを有する場合、リフタピンは、その第1のドライバ歯を越えて移動しようとするときに、摺動関係又は転動関係(すなわち、歯を「転がる」)のいずれかで、そのドライバ歯と係合することができる。
ここで図25を参照すると、リフタサブアセンブリの第5の実施形態が、部分断面における立面図で示されている。リフタ回転子460は、一対の回動アーム470及び471(この図では回動アーム470のすぐ後方)に取り付けられた、リフタシャフト466上に配置されているものとして示されている。回動アーム470及び471は、次に回動アームシャフト472に取り付けられ、これは、次に一対の平行ブラケット489及び488(この図ではブラケット489のすぐ後方)に取り付けられる。カム従動子469は、ブラケット488及び489内の2つの他の開口部を通って配置される。平行ブラケット488及び489は、ドライバトラックを含むリフタベース486の一部である。
延長ばね480は、リフタ回転子460をドライバ490に対して保持する傾向があるように、リフタサブアセンブリ全体が付勢されるように、リフタベース486とリフタシャフト466との間に取り付けられる。ドライバ490は、498においてドライバの平面表面から延在する8対のドライバ歯492を有する。
この実施形態では、駆動ベルト426、リフタプーリ424、及び駆動プーリ422は、リフタ回転子460を駆動するために使用される。リフタ回転子460は、リフタディスク464及び465(この図ではディスク464のすぐ後方)を含む。2つのスナップリング(図示せず)は、リフタシャフト466の端部に設置されることになり、2つの他のスナップリング(図示せず)は、回動アームシャフト472の端部に設置されることになる。
図25では、リフタ回転子460は、その「係合」位置に位置付けられており、これは、リフタピン462がドライバ歯492と係合し、その結果、回転されたときにリフタディスク464及び465がドライバ490を(この図では)上方に「持ち上げ」て、ドライバ締結具ツールのシリンダをピストン「上方」(図示せず)に押すことを意味する。これらのリフタピン462は、「第1の接触面」(例えば、ドライバ歯)と係合することができる「第2の接触面」として機能する。また、図25にも見られるように、2つのリフタディスク464及び465の「カム外形」の一部である。図25に見られるように、リフタディスク464は、482において「丸みを帯びた」(弓状)部分、及び484において「平坦」(凹設)部分を有する。
この第5の実施形態のリフタ機構は、図9~図14に示されるように、機械的自由度を有することに関して、第1の実施形態のリフタ機構と同様に動作する。
リフタピン462の一部又は全ては、装置設計者が所望する場合、その上に設置されたローラを有することができる。そのようなローラは、図25には具体的に示されていないが、全ての場合において、リフタピン462は、そのようなローラを含んでもよい。
ここで図26を参照すると、リフタサブアセンブリの第6の実施形態が、部分断面における立面図で示されている。リフタ回転子560は、一対の回動アーム570及び571(この図では回動アーム570のすぐ後方)に取り付けられた、リフタシャフト566上に配置されているものとして示されている。回動アーム570及び571は、次に回動アームシャフト572に取り付けられ、これは、次に一対の平行ブラケット589及び588(この図ではブラケット589のすぐ後方)に取り付けられる。カム従動子569は、ブラケット588及び589内の2つの他の開口部を通って配置される。平行ブラケット588及び589は、ドライバトラックを含むリフタベース586の一部である。
延長ばね(図示せず)は、リフタ回転子560をドライバ590に対して保持する傾向があるようにリフタサブアセンブリ全体が付勢されるように、リフタベース586とリフタシャフト566との間に取り付けられる。ドライバ590は、598においてドライバの平面表面から延在する8対のドライバ歯592を有する。
この実施形態では、駆動チェーン526、リフタスプロケット524、及び駆動スプロケット522は、リフタ回転子560を駆動するために使用される。リフタ回転子560は、リフタディスク564及び565(この図ではディスク564のすぐ後方)を含む。2つのスナップリング(図示せず)は、リフタシャフト566の端部に設置されることになり、2つの他のスナップリング(図示せず)は、回動アームシャフト572の端部に設置されることになる。
図26では、リフタ回転子560は、その「係合」位置に位置付けられており、これは、リフタピン562がドライバ歯592と係合し、その結果、回転されたときにリフタディスク564及び565がドライバ590を(この図では)上方に「持ち上げ」て、ドライバ締結具ツールのシリンダをピストン「上方」(図示せず)に押すことを意味する。これらのリフタピン562は、「第1の接触面」(例えば、ドライバ歯)と係合することができる「第2の接触面」として機能する。また、図26にも見られるように、2つのリフタディスク564及び565の「カム外形」の一部である。図26に見られるように、リフタディスク564は、582において「丸みを帯びた」(弓状)部分、及び584において「平坦」(凹設)部分を有する。
この第6の実施形態のリフタ機構は、図9~図14に示されるように、機械的自由度を有することに関して、第1の実施形態のリフタ機構と同様に動作する。
リフタピン562の一部又は全ては、装置設計者が所望する場合、その上に設置されたローラを有することができる。そのようなローラは、図26には具体的に示されていないが、全ての場合において、リフタピン562は、そのようなローラを含んでもよい。
可動部を有する、又は機能を実行する、本明細書に記載される任意の種類の製品(処理回路及びメモリ回路を有するコンピュータなど)は、単になんらかの無生物装置としてではなく、「マシン」と見なされるべきであることが理解されるであろう。そのような「マシン」装置は、電動工具、プリンタ、電子錠などを、それらの例示的な装置がそれぞれ特定の可動部を有するため、自動的に含むべきである。更に、有用な機能を実行するコンピュータ化された装置はまた、マシンと見なされるべきであり、そのような用語は、多くの場合、多くのそのような装置を説明するために使用され、例えば、ソリッドステート電話応答機は、可動部を有さなくてもよいが、周知の有用な機能を実行するため、それでも一般に「マシン」と呼ばれる。
本明細書で使用するとき、用語「近位」は、2つの物体がおそらくは互いに隣接するように、1つの物理的物体を第2の物理的物体と接近して配置する意味を有することができるが、それらの間に配置された第3の物体が存在しないことが必ずしも必要ではない。本明細書に開示される技術では、「雄型位置決め構造体」が「雌型位置決め構造体」の「近位」に配置されることになる場合が存在し得る。一般に、これは、2つの雄型構造体及び雌型構造体が互いに物理的に隣接することになることを意味し得る、又はこれは、それらが、2つの雄型構造体及び雌型構造体が連続的な表面に沿って実際に互いに触れるか否かにかかわらず、1つの構造体を互いに対して所定の方向に向けて、且つX-Y(例えば、水平及び垂直)位置に本質的に保持する特定のサイズ及び形状により、互いに対して「嵌合される」ことを意味し得る。又は、任意のサイズ及び形状の2つの構造体(雄型、雌型、又は他の形状かにかかわらず)は、それらが互いに物理的に隣接するか否かにかかわらず、互いに幾分近くに配置されてもよく、そのような関係は、依然として「近位」と呼ぶことができる。又は、特定の点に対する2つ以上の可能な位置は、スティックの端部「の付近に」又は「に」あるなど、物理的物体の正確な属性に関連して指定することができ、それらの可能な付近の/その位置の全ては、そのスティックの端部の「近位」と見なすことができる。更に、用語「近位」はまた、単一の物体に厳密に関連する意味を有することができ、単一の物体は、2つの端部を有してもよく、「遠位端」は、基準の対象点(又は領域)から幾分より遠く離れて配置された端部であり、「近位端」は、基準のその同じ対象点(又は領域)に幾分より接近して配置されることになる他方の端部である。
本明細書に記載及び/又は図示される様々な構成要素は、本明細書に開示される技術の原理から逸脱することなく、複数の部品で又はこれらの構成要素のそれぞれのための一体型部品としてを含む、様々な方法で製造することができることが理解されるであろう。例えば、以下の特許請求の範囲の列挙された要素として含まれる構成要素は、一体型部品として製造されてもよく、又はその構成要素は、一緒に組み立てられるいくつかの個々の部品の組み合わせ構造体として製造されてもよい。しかし、その「複数部品の構成要素」は、特許請求される列挙された要素が、本明細書では一体型構造体としてのみ記載及び図示されていると思われる場合であっても、請求項の解釈の侵害目的に対して特許請求された列挙された要素の範囲内に依然として入る。
本明細書に示される実施形態は、明確にする目的で、本明細書の図面のいずれかに含まれるそれらの外側ハウジングを有しないことに留意されたい。そのような外側ハウジング及び他の構成要素の例を見るために、読者は、Sencoによって所有されている他の米国特許及び出願を対象とする。更に、本技術の他の態様は、先の米国特許及び公開された出願に開示されている情報を含む、譲受人であるSencoによって販売されている先の締結具駆動ツールに存在していてもよい。そのような刊行物の例は、米国特許第6,431,425号明細書;米国特許第5,927,585号明細書;米国特許第5,918,788号明細書;米国特許第5,732,870号明細書;米国特許第4,986,164号明細書;米国特許第4,679,719号明細書;米国特許第8,011,547号明細書、米国特許第8,267,296号明細書、米国特許第8,267,297号明細書、米国特許第8,011,441号明細書、米国特許第8,387,718号明細書、米国特許第8,286,722号明細書、米国特許第8,230,941号明細書、及び米国特許第8,763,874号明細書;また、米国特許出願公開第2016/0288305号明細書である。これらの文献は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
「背景技術」及び「発明を実施するための形態」で引用した全ての文献は、関連部分において、参照により本明細書に組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本明細書に開示される技術に関する先行技術であることを容認するものとして解釈されるべきではない。
好ましい実施形態の前述の説明は、例示及び説明の目的のために提示されている。網羅的であること、又は本明細書に開示される技術を開示される正確な形態に限定することを意図するものではなく、本明細書に開示される技術は、本開示の趣旨及び範囲内で更に修正されてもよい。本明細書に記載又は図示した任意の実施例は、非限定的な実施例として意図されており、本明細書に開示される技術の趣旨及び範囲から逸脱することなく、上記の教示を考慮することで、実施例若しくは好ましい実施形態(単数又は複数)の多くの修正形態又は変形形態が可能である。実施形態(単数又は複数)は、本明細書に開示される技術の原理及びその実際的な適用を例示するために選択及び説明されており、それによって、当業者が、想到される特定の用途に適合するように、様々な実施形態において、且つ様々な修正と共に、本明細書に開示される技術を利用することを可能にする。したがって、本出願は、その一般原理を使用して本明細書に開示される技術の任意の変形、使用、又は適応を網羅することを意図する。更に、本出願は、本明細書に開示されるこの技術が関連し、添付の特許請求の範囲の範囲内に含まれる、当該技術分野において既知又は慣習的な実施の範囲内にあるように、本開示からのそのような逸脱を網羅することを意図している。

Claims (11)

  1. 締結具駆動ツールにおいて使用するための駆動装置であって、
    (a)ガイド本体の出口端(244)から駆動される締結具を受容するガイド本体(240)と、
    (b)前記出口端(244)から締結具を押すような大きさ及び形状の第1の端部を有する細長いドライバ(90)であって、前記ドライバ(90)が第2の反対側の端部を有し、前記ドライバ(90)が前記ガイド本体(240)のドライバトラック(93)に沿った移動方向を有し、前記ドライバ(90)が前記第1の端部と前記第2の端部との間に位置する第1の接触面を有し、前記ドライバ(90)が前記出口端から遠位にある準備位置を有し、前記ドライバ(90)が前記出口端の近位にある駆動位置を有する、ドライバと、
    (c)近位端及び遠位端を有する可動アーム(70、71)であって、前記近位端が前記ガイド本体(240)と連通し、前記遠位端がそれに取り付けられた回転子(60)を有し、前記回転子(60)が第2の接触面を含み、前記可動アーム(70、71)が第1の位置と第2の位置との間で移動可能であり、前記可動アーム(70、71)が前記第1の位置に向かって付勢され、前記可動アーム(70、71)が前記第2の位置に向かう移動の機械的自由度を有し、前記可動アーム(70、71)が前記第1の位置にある場合、前記回転子(60)の前記第2の接触面が、前記ドライバ(90)の前記第1の接触面に対して係合位置にある、可動アームとを備える、駆動装置であって、
    前記駆動装置での、前記ドライバ(90)が移動する移動サイクルは、
    前記ドライバ(90)が前記駆動位置から前記準備位置まで持ち上げられ、前記回転子(60)が前記ドライバ(90)に接触する持ち上げ段階と、
    前記持ち上げ段階の後に続く段階であって、前記回転子(60)の回転に応じて前記回転子(60)が前記ドライバ(90)から離れて前記ドライバ(90)が自由になる移行段階と
    を有し、
    (d)前記移行段階の少なくとも一部分の間に、前記回転子(60)の第3の接触面に物理的に接触するが、前記持ち上げ段階の所定部分の間に前記回転子(60)の前記第3の接触面に物理的に接触しない保持具(69)を備え、
    (e)
    (i)前記持ち上げ段階の前記所定部分の間、前記回転子(60)の前記第2の接触面が、前記ドライバ(90)の前記第1の接触面に物理的に接触するように試み、それにより、前記ドライバ(90)を前記準備位置に向かって移動させ、
    (ii)前記持ち上げ段階の前記所定部分の間に、前記第1の接触面が前記第2の接触面によって適切に接触されることができないように前記ドライバ(90)及び前記回転子(60)が正しく位置合わせされていない場合、前記可動アーム(70、71)の移動の機械的自由度が、前記回転子(60)が前記第2の位置に向かって変位することを可能にし、前記第2の接触面が、正しく位置合わせされていない第1の接触面(90)をジャムすることなく通過させることを可能にし、
    (iii)前記移行段階の間に、前記回転子(60)に対する機械的負荷力が、前記回転子(60)の前記第2の接触面を前記ドライバ(90)の前記第1の接触面から分離する傾向がある場合、前記保持具(69)と前記回転子(60)の前記第3の接触面との間の物理的接触が、前記回転子(60)が前記第2の位置に向かって変位することを防止することを特徴とする、駆動装置。
  2. (a)前記締結具が駆動される駆動段階の間、前記回転子(60)の前記第2の接触面は、前記ドライバ(90)の前記第1の接触面に対して非干渉位置にあり、それによって、前記回転子(60)が依然として変位することを防止されたとしても、前記ドライバ(90)が前記駆動位置に向かって迅速に移動することを可能にし、
    又は、
    (b)前記可動アーム(70、71)は、前記近位端において前記ガイド本体(240)に回動可能に取り付けられ、
    又は、
    (c)前記回転子(60)は、その外周縁に沿ってカム外形を有する少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)を含み、前記カム外形は、弓状の形状である第1の部分(82)と、凹設された第2の部分(84)とを含み、前記弓状の第1の部分(82)は、前記回転子(60)の前記第3の接触面を含み、前記凹設された第2の部分(84)は、前記回転可能ディスク(64、65)の前記外周縁と前記保持具(69)との間に間隙を提供し、それによって、前記可動アーム(70、71)の移動の前記機械的自由度をもたらし、それによって、前記可動アーム(70、71)が前記第2の位置に向かって変位することを可能にし、
    又は、
    (d)前記移行段階の間に、前記保持具(69)と前記回転子(60)の前記第3の接触面との間の物理的接触はまた、前記回転子(60)の前記第2の接触面と前記ドライバ(90)の前記第1の接触面との間に分離が生じることを防止し、
    又は、
    (e)前記回転子(60)は、カム外形を有する外周を有する少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)を備え、前記カム外形は、弓状形状を有する外周の第1の部分(82)と、凹設形状を有する外周の第2の部分(84)とを含み、これにより、
    (i)前記少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)の前記凹設された形状は、前記持ち上げ段階の間に前記保持具(69)の近位にあり、前記保持具(69)と前記少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)の前記外周との間に分離があり、それによって、前記回転子(60)が前記第2の位置に向かって変位することを可能にし、
    (ii)前記少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)の前記弓状形状は、前記持ち上げ段階の間に前記保持具(69)に近位にあり、前記保持具(69)と前記少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)の前記外周との間に物理的接触が存在し、それによって、前記回転子(60)が前記第2の位置に向かって変位することを防止し、
    又は、
    (f)前記移行段階の間に、前記回転子(60)の更なる回転移動は、前記回転子(60)の前記第2の接触面を前記ドライバ(90)の前記第1の接触面との物理的接触から解放させる一方で、前記回転子(60)は、更に、前記第2の位置に向かって変位することを防止され、前記ドライバ(90)は、前記移動サイクルの駆動段階に移行する、請求項1に記載の駆動装置。
  3. (a)前記ドライバ(90)の前記第1の接触面は、前記ドライバ(90)の少なくとも1つの表面に沿って複数の離間した突出部(92)を含み、
    (b)前記回転子(60)の前記第2の接触面は、少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)の表面から延在する複数の延長部(62)を備える、請求項1に記載の駆動装置。
  4. (a)前記第2の接触面が前記正しく位置合わせされていない第1の接触面を越えて移動している場合、前記回転子(60)の延長部(62)のうちの1つは、前記ドライバ(90)の前記突出部(92)のうちの1つに沿って摺動しており、
    又は、
    (b)前記第2の接触面が前記正しく位置合わせされていない第1の接触面を越えて移動している場合、前記回転子(60)の延長部(62)のうちの1つに設けられたローラ(68)は、前記ドライバ(90)の前記突出部(92)のうちの1つにわたって転動しており、
    又は、
    (c)前記複数の延長部(62)のうちの第1のものが前記複数の離間した突出部(92)のうちの第1のものに対して最初に正しく位置合わせされてない場合、前記回転子(60)が前記持ち上げ段階について回転し続けるとき、前記複数の延長部(62)のうちの第1のものは、前記複数の離間した突出部(92)のうちの前記第1のものと、前記複数の離間した突出部(92)のうちの第2のものとの間の間隙内に滑り込み、次いで、前記複数の延長部(62)のうちの前記第1のものは、前記複数の離間した突出部(92)の前記第2のものと物理的に接触して、前記ドライバ(90)の移動を開始する、請求項3に記載の駆動装置。
  5. (a)前記回転子(60)に回転エネルギーを提供する電気モータ(250)と、
    (b)前記ドライバ(90)に線形エネルギーを提供するピストン(232)と、を更に備える、請求項3に記載の駆動装置。
  6. 締結具駆動ツールにおいて使用するための駆動装置であって、
    (a)出口端(244)から駆動される締結具を受容するガイド本体(240)と、
    (b)前記出口端(244)から締結具を押すような大きさ及び形状の第1の端部を有する細長いドライバ(90)であって、前記ドライバ(90)が、第2の反対側の端部を有し、前記ドライバ(90)が、前記ガイド本体(240)のドライバトラック(93)に沿った移動方向を有し、前記ドライバ(90)が前記出口端(244)から遠位にある準備位置を有し、前記ドライバ(90)が前記出口端(244)の近位にある駆動位置を有する、ドライバと、を備え、
    前記ドライバ(90)は中心線(395)を呈し、前記ドライバは、前記中心線と実質的に平行をなす、長手方向の2つの外縁(99)を有し、前記ドライバは、前記2つの外縁の間で延在する実質的に平らな面(98)を有し、
    前記ドライバ(90)が、前記第1の端部と前記第2の端部との間の前記ドライバ(90)の前記実質的に平らな面(98)上に位置する複数の突出部(92)を含み、
    前記複数の突出部(92)は、対となって、前記ドライバの移動方向に沿って位置し、前記複数の突出部(92)の各対は、前記ドライバ(90)の前記中心線(395)から同じ距離で位置する2つの突出部(92)を有し、
    (c)少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)を含む回転子(60)であって、前記少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)が、前記少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)の少なくとも1つの表面から延在する複数の延長部(62)を有し、前記複数の延長部(62)が、前記ドライバ(90)の前記複数の突出部(92)に対して係合位置に移動可能である、回転子(60)を備え、
    (d)前記ドライバ(90)を前記準備位置に向かって移動させるために、
    (i)前記少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)が第1の方向に回転し、
    (ii)前記複数の延長部(62)が、前記ドライバが前記準備位置の方へ持ち上げられる持ち上げ段階中に前記ドライバ(90)に対する機械的負荷力を実質的に均衡させるように、前記複数の離間した突出部(92)と係合することを特徴とする、駆動装置。
  7. (a)前記複数の突出部(92)は、前記ドライバ(90)の前記中心線の一方側に位置する各突出部(92)が、前記ドライバ(90)の前記中心線の他方側に位置する大きさ及び形状で実質的に同一の突出部(92)を有するように、対で配置される、
    又は、
    (b)前記回転子(360)は、単一の回転可能ディスク(364)を備え、前記回転可能ディスクは、
    (a)前記回転可能ディスク(364)の第1の表面から延在する第1の複数の延長部(362)と、(b)前記回転可能ディスク(364)の第2の表面から延在する第2の複数の延長部(363)と、を有する、請求項6に記載の駆動装置。
  8. 前記回転子(60)が、共に回転する少なくとも2つの回転可能ディスク(64、65)を備え、前記少なくとも2つの回転可能ディスク(64、65)は、前記少なくとも2つの回転可能ディスク(64、65)の表面から延在する複数の延長部(62)を有し、前記ドライバ(90)が前記第2の端部移動位置に近位の駆動位置まで移動した場合、前記複数の延長部(62)は、前記ドライバ(90)の前記複数の突出部(92)に対して係合位置にある、請求項6に記載の駆動装置。
  9. (a)前記複数の延長部(62)のそれぞれは、前記少なくとも2つの回転可能ディスク(64、65)のうちの第1のものから前記少なくとも2つの回転可能ディスク(64、65)のうちの第2のものに至るまで延在し、前記複数の延長部(62)は、実質的に等しい力で前記複数の突出部(92)の対のそれぞれの突出部(92)の双方と係合し、
    又は、
    (b)前記複数の延長部(162、163)のそれぞれは、前記少なくとも2つの回転可能ディスクのうちの第1のもの(164)から前記少なくとも2つの回転可能ディスクのうちの第2のもの(165)まで部分的にのみ延在し、前記少なくとも2つの回転可能ディスクのうちの前記第1のもの(164)から延在する前記複数の延長部の第1のもの(162)は、第1の力で前記複数の突出部(192)の対のそれぞれの突出部(192)のうちの1つに係合し、前記少なくとも2つの回転可能ディスクの前記第2のもの(165)から延在する前記複数の延長部のうちの第2のもの(163)は、前記第1の力が第2の力に実質的に等しいように、前記第2の力で前記複数の突出部(192)の対のそれぞれの突出部(192)のうちの1つに係合し、
    又は、
    (c)前記少なくとも2つの回転可能ディスク(64、65)は、
    (i)少なくとも2つのディスクであって、それぞれが、前記回転子(60)と前記ドライバ(90)との接触を保持する保持具(269)が滑らかな外面に沿って摺動することを可能にする前記滑らかな外面を有する外周を有する、少なくとも2つのディスクと、
    (ii)少なくとも2つのディスクであって、それぞれが、前記保持具(269)が滑らかな外面上を転動することを可能にする前記滑らかな外面を有する外周を有する、少なくとも2つのディスクと、
    (iii)少なくとも2つのディスクであって、少なくとも1つのディスク(264)が、前記保持具(269)が滑らかな外面に沿って摺動することを可能にする前記滑らかな外面を有する外周を有し、少なくとも1つの他のディスク(256)が、外部ギア歯を含む外周を有する、少なくとも2つのディスクと、
    (iv)少なくとも2つのディスクであって、少なくとも1つのディスク(264)が、前記保持具(269)が滑らかな外面上を転動することを可能にする前記滑らかな外面を有する外周を有し、少なくとも1つの他のディスク(256)が、外部ギア歯を含む外周を有する、少なくとも2つのディスクと、のうちの1つを含む、請求項8に記載の駆動装置。
  10. 締結具駆動ツールにおいて使用するための駆動装置であって、
    (a)出口端(244)から駆動される締結具を受容するガイド本体(240)と、
    (b)前記出口端(244)から締結具を押すような大きさ及び形状の第1の端部を有する細長いドライバ(90)であって、前記ドライバ(90)が第2の反対側の端部を有し、前記ドライバ(90)が前記ガイド本体(240)内のドライバトラック(93)に沿って移動可能であり、前記ドライバ(90)が、少なくとも1つの表面に沿って複数の突出部(92)を含み、前記ドライバ(90)が前記出口端から遠位にある準備位置を有し、前記ドライバ(90)が前記出口端(244)の近位にある駆動位置を有する、ドライバと、
    (c)近位端及び遠位端を有する可動アーム(70、71)であって、前記近位端が前記ガイド本体(240)と連通し、前記遠位端がそれに取り付けられた少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)を有し、前記少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)が、前記少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)の少なくとも1つの表面から延在する複数の延長部(62)を含み、前記少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)が所定形状を有する外周を有し、前記外周の第1の部分(82)が弓状であり、第2の部分(84)が凹設され、前記可動アーム(70、71)が第1の位置と第2の位置との間で移動可能であり、前記可動アーム(70、71)が前記第1の位置に向かって付勢され、前記可動アーム(70、71)が前記第2の位置に向かう移動の機械的自由度を有し、前記可動アーム(70、71)が前記第1の位置にある場合、前記複数の延長部(62)のうちの少なくとも1つが、前記ドライバ(90)の前記複数の突出部(92)のうちの少なくとも1つと物理的に接触するように構成されている、可動アームと、を備える、駆動装置であって、
    前記駆動装置での、前記ドライバ(90)が移動する移動サイクルは、
    前記ドライバ(90)が前記駆動位置から前記準備位置まで持ち上げられ、前記回転子(60)が前記ドライバ(90)に接触する持ち上げ段階と、
    前記持ち上げ段階の後に続く段階であって、前記回転子(60)の回転に応じて前記回転子(60)が前記ドライバ(90)から離れて前記ドライバ(90)が自由になる移行段階と
    を有し、
    (d)移動サイクルの移行段階の少なくとも一部の間に、前記少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)の前記外周の前記弓状の第1の部分(82)に物理的に接触するが、前記移動サイクルの持ち上げ段階の所定部分の間に、前記少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)の前記外周の前記凹設された第2の部分(84)に物理的に接触しない、保持具(69)を備え、
    (e)
    (i)前記持ち上げ段階の前記所定部分の間、前記少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)の前記複数の延長部(62)は、前記ドライバ(90)の前記複数の突出部(92)と物理的に接触し、したがって、前記ドライバ(90)を前記準備位置に向かって移動させることを試み、
    (ii)前記持ち上げ段階の前記所定部分の間、前記複数の突出部(92)が前記複数の延長部(62)によって適切に接触されることができないように、前記ドライバ(90)及び前記少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)が正しく位置合わせされていない場合、前記可動アーム(70、71)の移動の機械的自由度が、前記少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)が前記第2の位置に向かって変位することを可能にし、これにより、前記複数の延長部(62)が、正しく位置合わせされていない複数の突出部(92)をジャムすることなく通過させることを可能にし、
    (iii)前記移行段階の間、前記少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)に対する機械的負荷力が、前記ドライバ(90)の前記複数の突出部(92)から前記少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)の前記複数の延長部(62)を分離する傾向がある場合、前記保持具(69)と前記少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)の前記少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)の前記外周との間の物理的接触は、前記少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)が前記第2の位置に向かって変位することを防止することを特徴とする、駆動装置。
  11. (a)前記少なくとも1つの回転可能ディスク(464、465)は、駆動プーリ(422)と、リフタプーリ(424)と、駆動ベルト(426)と、を備え、
    又は、
    (b)前記少なくとも1つの回転可能ディスク(564、565)は、駆動スプロケット(522)と、リフタスプロケット(524)と、駆動チェーン(526)と、を備え、
    又は、
    (c)前記少なくとも1つの回転可能ディスク(364、356)は、外部ギア歯を含む外周を有するディスク(356)を備え、
    又は、
    (d)前記移行段階の間に、前記少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)の更なる回転移動は、前記少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)の前記複数の延長部(62)を前記ドライバ(90)の前記複数の突出部(92)との物理的接触から解放させる一方で、前記少なくとも1つの回転可能ディスク(64、65)は、更に前記第2の位置に向かって変位することを防止され、前記ドライバ(90)は、前記移動サイクルの駆動段階に移行し、
    又は、
    (e)前記複数の延長部(62)のうちの第1のものが前記複数の離間した突出部(92)のうちの第1のものに対して最初に正しく位置合わせされない場合、前記回転子(60)が前記持ち上げ段階の間、回転し続けるとき、前記複数の延長部(62)のうちの前記第1のものは、前記複数の離間した突出部(92)のうちの前記第1のものと、前記複数の離間した突出部(92)のうちの第2のものとの間の間隙内に滑り込み、次いで、前記複数の延長部(62)のうちの前記第1のものは、前記複数の離間した突出部(92)の前記第2のものと物理的に接触して、前記ドライバ(90)の移動を開始する、請求項10に記載の駆動装置。
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