JP7050574B2 - 認証システム、それを使用する食品工場及び製薬工場 - Google Patents

認証システム、それを使用する食品工場及び製薬工場 Download PDF

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Description

本発明は、虹彩認証等の非接触型生体認証と、識別媒体による認証とを併用する認証システム、それを使用する食品工場及び製薬工場に関する。
従来より、特定の人物しか進入を認めない場所への進入可否を判定する手法が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載の発明は、ICカードによる認証と顔認証を組み合わせることで、なりすましに対する安全性と利便性の両立を図ったものである。
特許5584495号公報
しかし、特許文献1に記載の発明は、衛生管理が求められる環境での利用が困難という問題がある。例えば、食品工場や製薬工場では、衛生管理上の理由から、作業員が帽子、手袋、マスク、作業着等の衛生装備を着用することが多い。このような状況では、作業員の顔が露出せず、顔画像の撮影が困難であることから、特許文献1に記載の発明を利用できない可能性がある。さらに、食品工場や製薬工場では、作業員がICカードを手に持って認証を行うことも現実的でない。このように、特許文献1に記載の発明は、衛生管理が求められる食品工場や製薬工場での利用が困難である。
そこで、本発明は、衛生管理が求められる環境でも利用できる認証システム、それを使用する食品工場及び製薬工場を提供する。
前記した課題に鑑みて、本発明に係る認証システムは、管理区域に入場する人物を非接触で生体認証する非接触型生体認証装置と、管理区域に入場する人物に付されている、人物毎に固有の識別情報を表す識別媒体を撮影する第1撮影カメラと、第1撮影カメラの撮影画像から、管理区域に入場する人物の識別情報を読み取る識別情報読取装置と、非接触型生体認証装置の生体認証に関連した生体認証関連情報と、識別情報読取装置が読み取った識別情報とを関連付けて記憶する関連付けデータベースを有し、管理区域内で人物の所在を管理する管理装置と、を備える認証システムであって、識別情報の読取結果に基づいて、識別情報読取装置が当該人物の識別情報を読み取れたか否かを判定し、識別情報を読み取れた場合、関連付けデータベースを参照し、読み取った当該人物の識別情報が他の人物に関連付けられていないか否かを判定し、生体認証の結果に基づいて、非接触型生体認証装置が当該人物の生体認証に成功したか否かを判定する関連付け処理手段、を備え、関連付け処理手段は、当該人物の生体認証に成功し、かつ、読み取った当該人物の識別情報が他の人物に関連付けられていない場合、当該人物に管理区域への入場を許可し、当該人物の生体認証関連情報と識別情報とを関連付けて関連付けデータベースに登録する構成とした。
かかる認証システムによれば、非接触型生体認証と、人物に付した識別媒体による認証とを併用するので、衛生装備を着用した人物が識別媒体に触れる必要がなく、衛生管理が求められる環境でも利用できる。
また、本発明に係る認証システムにおいて、関連付け処理手段は、当該人物の生体認証に失敗した場合、当該人物の識別情報を読み取れない場合、又は、読み取った当該人物の識別情報が他の人物に関連付けられている場合、当該人物に管理区域への入場を許可しないことが好ましい。
かかる認証システムによれば、なりすましを抑制し、管理区域の安全性をより高めることができる。
また、本発明に係る認証システムにおいて、管理区域は、さらに小区域に区分され、小区域の出入口の外側及び内側で人物を撮影する一組の第2撮影カメラ、をさらに備え、識別情報読取装置は、それぞれの第2撮影カメラの撮影画像から、小区域に出入りする人物の識別情報を読み取り、管理装置は、それぞれの第2撮影カメラの撮影画像から読み取った識別情報が関連付けデータベースに登録されているか否かを判定する所在管理手段、をさらに備え、所在管理手段は、識別情報が関連付けデータベースに登録されていない場合、人物に小区域への入場を許可せず、出入口の外側から内側の順で同一の識別情報を読み取った場合、人物が小区域に入場したことを所在管理データベースに登録し、出入口の内側から外側の順で同一の識別情報を読み取った場合、人物が小区域から退場したことを所在管理データベースに登録することが好ましい。
かかる認証システムによれば、小区域単位で人物の所在を管理できるので、管理区域の安全性をより高めることができる。
また、本発明に係る認証システムにおいて、管理区域から退場する人物を撮影する第3撮影カメラをさらに備え、識別情報読取装置は、第3撮影カメラの撮影画像から、管理区域より退場する人物の識別情報を読み取り、管理装置は、関連付けデータベースにおいて、管理区域から退場する人物の生体認証関連情報と識別情報との関連付けを解除する関連付け解除手段、をさらに備えることが好ましい。
かかる認証システムによれば、紐付けを解除することで、パターン数が有限の識別媒体を有効活用することができる。
また、本発明に係る認証システムにおいて、非接触型生体認証装置は、人物の虹彩認証を行う虹彩認証装置であることが好ましい。
さらに、本発明に係る認証システムにおいて、識別媒体は、識別情報を色領域の変化で表す色領域識別媒体であり、識別情報読取装置は、色領域識別媒体が表す識別情報を読み取ることが好ましい。
さらに、本発明に係る認証システムにおいて、管理区域は、衛生管理が求められる区画であることが好ましい。
さらに、本発明に係る認証システムは、食品工場又は製薬工場で使用することが好ましい。
かかる認証システムによれば、人物が他の装置や識別媒体に触れることなく認証を行えるので、食品工場や製薬工場といった衛生管理が求められる区画で特に有効である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
本発明に係る認証システムは、非接触型生体認証と、人物に付した識別媒体による認証とを併用するので、衛生装備を着用した人物が識別媒体に触れる必要がなく、衛生管理が求められる環境でも利用できる。
実施形態における認証システムの概略構成図である。 図1のサニタリールームにおいて、入場専用のゲートを作業員が通過する手順を説明する説明図である。 図1の製造室において、作業員が出入口を通過する手順を説明する説明図である。 図1の食品工場において、退場専用のゲートを作業員が通過する手順を説明する説明図である。 図1の認証システムの構成を示すブロック図である。 図5の紐付けDBのデータ項目を説明する説明図である。 図5の所在管理DBのデータ項目を説明する説明図である。 図5の権限DBのデータ項目を説明する説明図である。 図5の認証システムにおける紐付け処理を示すフローチャートである。 図5の認証システムにおける所在管理処理を示すフローチャートである。 図5の認証システムにおける紐付け解除処理を示すフローチャートである。
(実施形態)
[認証システムの概要]
図1を参照し、本発明の実施形態に係る認証システム1の概要について説明する。
図1に示すように、認証システム1は、食品工場9に入場する作業員(人物)を非接触で認証し、食品工場9への入場を許可するか否かを判定するものである。さらに、認証システム1は、食品工場9に入場した作業員の所在を管理する。
<食品工場>
まず、認証システム1を詳述する前に、食品工場9について説明する。
食品工場9は、様々な食品を製造する工場であり、例えば、3つの小区画90(90,90,90)に区分されている。ここで、食品工場9は、壁を介して各小区画90が区分されており、所定の出入口91(91,91,91IN,91OUT)を通過しなければ、作業員が各小区画90に入退室できない。本実施形態では、食品工場9は、製造室90と、倉庫90と、サニタリールーム90とに区分されている。また、食品工場9では、サニタリールーム90の出入口91を通過しなければ、作業員が食品工場9に入退場できない。
なお、図1では、出入口91のブロック矢印が、作業員が出入口91を通過できる方向を表す。
サニタリールーム90は、食品製造の作業前、作業員が所定の衛生処理を行う場所である。例えば、サニタリールーム90は、手洗い、エアシャワー等の設備や、消毒等の備品を備えている(不図示)。本実施形態では、サニタリールーム90は、食品工場9の玄関となる出入口91と、入場専用のゲート91INと、退場専用のゲート91OUTとが設けられている。つまり、ゲート91IN,91OUTは、一方通行であり、認証システム1と連動して開閉するセキュリティゲートとなっている。また、出入口91は、施錠されていない扉となっている。
製造室90は、作業員が食品を製造する場所であり、例えば、食品製造ラインを備えている。本実施形態では、製造室90には、1箇所の出入口91が設けられている。ここでは、食品工場9に入場できる全作業員が、製造室90に入室できることとする。このため、出入口91は、施錠されていない扉となっている。
倉庫90は、製造する食品の原材料等を保管する場所であり、例えば、冷蔵庫や冷凍庫である。本実施形態では、倉庫90には、1箇所の出入口91が設けられている。ここでは、衛生管理上の理由により、食品工場9に入場する全作業員のうち、特定の作業員のみが、倉庫90に入室できることとする。つまり、倉庫90は、入室権限が設定されている。このため、出入口91は、認証システム1と連動して開閉する電子錠付きの扉となっている。
<認証システム>
次に、認証システム1について説明する。
図1に示すように、認証システム1は、虹彩認証装置(非接触型生体認証装置)2と、カラービットカメラ(撮影カメラ)3と、カラービット読取装置(識別情報読取装置)4と、管理装置5と、監視カメラ6と、警告灯7と、虹彩認証システム8とを備える。
虹彩認証装置2は、食品工場9に入場する作業員を非接触で生体認証(虹彩認証)するものである。作業員は、ゲート91INを通過する前、瞳を虹彩認証装置2にスキャンさせる。また、虹彩認証装置2は、スキャンした瞳画像からその作業員の虹彩情報(生体情報)を生成し、生成した虹彩情報を虹彩認証システム8に認証させる。すると、虹彩認証装置2は、虹彩認証システム8から虹彩認証結果(認証の成否及び生体認証関連情報)が入力されるので、この虹彩認証結果を管理装置5に出力する。この生体認証関連情報は、UUID(Universally Unique Identifier)のような、虹彩認証装置2の虹彩認証に関連した情報である。
ここで、識別媒体であるカラービット(登録商標)を詳細に説明する。
食品工場9に入場する作業員には、カラービットが付されている。ここで、作業員にカラービットを付すとは、作業員の人体に直接的に、又は、作業員が着用する衣類に間接的にカラービットを取り付けることをいう。本実施形態では、図2に示すように、作業員Wは、食品工場9に入場する前に、着用する衛生帽の正面上部にカラービットCBを取り付ける。例えば、作業員Wは、衛生帽の正面上部に予め取り付けたホルダに、カラービットCBが印刷された紙を収容する。この他、作業員Wは、カラービットCBが印刷された布をボタンで衛生帽の正面上部に取り付けてもよい。さらに、作業員Wは、カラービットCBが印刷されたシールを衛生帽の正面上部に貼り付けてもよい。
カラービットCBは、色領域の変化により識別情報を表す色領域識別媒体である。本実施形態では、カラービットCBは、赤、青及び緑の3色の並びで識別情報を表現している。図2では、ハッチングの種類がカラービットCBの色を表している。このカラービットCBは、隣り合った色により「0」又は「1」のデジタル値を表現するコードである。本実施形態では、カラービットCBは、そのカラービットCB毎に固有の識別情報(例えば、カラービットID)を表している。例えば、カラービットCBは、1色を表す最小単位をセルとし、1セルが10ピクセル以上であり、12セルで約100通りの情報を表現可能となり、22セルまで1セル増える毎に表現可能な情報数が倍増する。本実施形態では、図2に示すように、カラービットCBは、15個の縦長のセルが横方向に配列されている。このカラービットCBは、セルが連続してさえいればよく、一方向に配列されていなくともよい。
本実施形態では、食品工場9の管理者が、カラービットCBの管理を行うこととする。例えば、管理者は、カラービットCBの配布時、どの作業員WにどのカラービットCBを配布するのかを記録する。その記録後、管理者は、食品工場9に入場する作業員WにカラービットCBを配布する。これにより、食品工場9では、各作業員Wに付されているカラービットCBの識別情報(カラービットID)により作業員Wを特定可能である。例えば、食品工場9では、なりすましが発生した場合でも、なりすましに関与した作業員Wを容易に特定できる。
なお、カラービットCBは、以下に詳細に記載されているため、これ以上の説明を省略する。
“カラービットとは”、[online]、[平成30年3月9日検索]、インターネット〈URL:http://www.colorbit.jp/new/?page_id=325〉
カラービットカメラ3は、食品工場9に入場する作業員Wに付されているカラービットCBを撮影する一般的な撮影カメラである。そして、カラービットカメラ3は、カラービットCBを撮影した撮影画像(カラービット画像)を、後記するカラービット読取装置4に出力する。
本実施形態では、認証システム1は、ゲート91INに対応する1台のカラービットカメラ(第1撮影カメラ)3INと、ゲート91OUTに対応する1台のカラービットカメラ(第3撮影カメラ)3OUTとを備える。また、認証システム1は、出入口91に対応するカラービットカメラ(第2撮影カメラ)3を備える。このカラービットカメラ3は、同一の出入口91を通過して製造室90に入退室する作業員WのカラービットCBを撮影するため、2台のカラービットカメラ3A1,3A2で構成される。さらに、認証システム1は、出入口91に対応するカラービットカメラ3を備える。このカラービットカメラ3は、カラービットカメラ3と同様、2台のカラービットカメラ3B1,3B2で構成される。これらカラービットカメラ3IN,3OUT,3A1,3A2,3B1,3B2には、管理装置5で区別するために固有のカメラIDが予め付されている。
カラービット読取装置4は、カラービットカメラ3が撮影したカラービット画像から、食品工場9に入場する作業員Wの識別情報を読み取るものである。具体的には、カラービット読取装置4は、カラービットカメラ3からのカラービット画像にカラービット認識処理を施し、カラービットが表す識別情報を読み取る。そして、カラービット読取装置4は、カラービット読取結果として、カラービットカメラ3のカメラIDと、識別情報の読み取り成否と、読み取った識別情報とを管理装置5に出力する。
管理装置5は、食品工場9に入場する作業員Wを認証し、食品工場9への入場を許可するか否かを判定するものである。さらに、管理装置5は、食品工場9に入場した作業員Wの所在を管理すると共に、食品工場9内の出入口91、監視カメラ6及び警告灯7と連携し、食品工場9内のセキュリティを管理する。
なお、管理装置5の詳細は後記する。
監視カメラ6は、食品工場9を監視する一般的な撮影カメラである。本実施形態では、監視カメラ6は、撮影した食品工場9の監視映像を管理装置5に出力する。本実施形態では、認証システム1は、サニタリールーム90、製造室90及び倉庫90にそれぞれ1台の監視カメラ6を備える。
警告灯7は、管理装置5からの指令に従って点灯又は点滅するものである。例えば、警告灯7は、作業員Wの入場を許可する場合に緑色で点灯し、作業員Wの入場を許可しない場合に赤色で点滅する。本実施形態では、認証システム1は、各出入口91に1台の警告灯7を備える。
虹彩認証システム8は、虹彩DB80を参照し、虹彩認証装置2からの虹彩情報を認証するものである。本実施形態では、管理者が、食品工場9に入場する作業員Wの虹彩情報、UUID、人物情報(例えば、氏名、年齢、性別)を虹彩DB80に予め登録しておく。そして、虹彩認証システム8は、虹彩認証装置2から虹彩情報が入力されると、虹彩DB80の虹彩情報と照合し、虹彩認証結果を虹彩認証装置2に出力する。例えば、虹彩認証システム8は、虹彩認証装置2からの虹彩情報が虹彩DB80に登録されていない場合、虹彩認証結果として、認証失敗を虹彩認証装置2に出力する。一方、虹彩認証システム8は、虹彩認証装置2からの虹彩情報が虹彩DB80に登録されている場合、虹彩認証結果として、認証成功と、認証に成功した作業員WのUUIDとを虹彩認証装置2に出力する。
以下、認証システム1の設置について説明する。
サニタリールーム90には、図2に示すように、ゲート91INの近傍に虹彩認証装置2が設置されている。また、サニタリールーム90には、ゲート91INを通過する作業員WのカラービットCBを撮影するカラービットカメラ3INが設置されている。このカラービットカメラ3INは、ゲート91INの天井付近に位置する。また、サニタリールーム90には、ゲート91INの近傍に警告灯7INが設置されている。さらに、サニタリールーム90には、作業員Wのなりすましを抑止するため、サニタリールーム90の全体を撮影できる位置に監視カメラ6(図2不図示)が設置されている。
なお、作業員Wのなりすましとは、例えば、虹彩認証を終えた作業員WのカラービットCBを他の作業員Wが装着して食品工場9に入場する等の不正行為のことである。
製造室90の外側には、図3に示すように、製造室90に入室する作業員WのカラービットCBを撮影するカラービットカメラ3A1が設置されている。このカラービットカメラ3A1は、製造室90の外側で出入口91の天井付近に位置する。また、製造室90の外側には、警告灯7が設置されている。この警告灯7は、製造室90の外側で出入口91の近傍に位置する。さらに、製造室90の内側には、製造室90から退室する作業員WのカラービットCBを撮影するカラービットカメラ3A2が設置されている。このカラービットカメラ3A2は、製造室90の内側で出入口91の天井付近に位置する。
なお、図3では、製造室90の内側に設置されているカラービットカメラ3A1及び製造ラインを破線で図示した。
倉庫90の外側には、製造室90と同様、カラービットカメラ3B1が設置されている。このカラービットカメラ3B1は、倉庫90の外側で出入口91の天井付近に位置する。また、倉庫90の外側には、警告灯7が設置されている。この警告灯7は、倉庫90の外側で出入口91の近傍に位置する。さらに、倉庫90の内側には、カラービットカメラ3B2が設置されている。このカラービットカメラ3B2は、倉庫90の内側で出入口91の天井付近に位置する。
食品工場9には、図4に示すように、カラービットカメラ3OUTが設置されている。このカラービットカメラ3OUTは、サニタリールーム90の外側でゲート91OUTの天井付近に位置する。これにより、カラービットカメラ3OUTは、食品工場9から退場するために、ゲート91OUTを通過してサニタリールーム90に入室する作業員Wのカラービットを撮影できる。さらに、食品工場9には、警告灯7OUTが設置されている。この警告灯7OUTは、サニタリールーム90の外側でゲート91OUTの近傍に位置する。
[管理装置の構成]
図5を参照し、管理装置5の構成について説明する。
図5に示すように、管理装置5は、登録情報DB50と、紐付けDB(関連付けデータベース)51と、所在管理DB52と、権限DB53と、録画DB54と、虹彩認証確認手段60と、カラービット確認手段61と、紐付け処理手段(関連付け処理手段)62と、所在管理手段63と、紐付け解除手段(関連付け解除手段)64と、ゲート制御・警報手段65と、録画検索・再生手段66と、虹彩DB取込手段67とを備える。
登録情報DB50は、虹彩認証システム8の虹彩DB80から、管理装置5で必要となる情報を取り込むデータベースである。本実施形態では、登録情報DB50は、虹彩DB80に登録されている作業員WのUUIDや人物情報を記憶する。この登録情報DB50は、後記する虹彩DB取込手段67により取り込まれる。
紐付けDB51は、虹彩認証装置2からのUUIDと、カラービット読取装置4が読み取った識別情報とを紐付けて(関連付けて)記憶するデータベースである。この紐付けDB51の各レコードは、後記する紐付け処理手段62により登録され、所在管理手段63により参照され、紐付け解除手段64により削除される。
図6に示すように、紐付けDB51は、データ項目として、各作業員Wに配布したカラービットCBに固有のカラービットID(識別情報)と、その作業員WのUUID(生体認証関連情報)とを有する。つまり、紐付けDB51は、各作業員WのカラービットIDとUUIDとを関連付けている。図6の例では、紐付けDB51は、ある作業員WのカラービットID「0001」と、その作業員WのUUID「000A」とを紐付けて記憶している。さらに、紐付けDB51は、別の作業員WのカラービットID「0002」と、その作業員WのUUID「000B」とを紐付けて記憶している。
所在管理DB52は、各作業員Wの所在を管理するデータベースである。つまり、所在管理DB52は、作業員W毎に、食品工場9への入退場日時と、製造室90及び倉庫90への入退室日時とを記憶するデータベースである。この所在管理DB52の各レコードは、紐付け処理手段62及び所在管理手段63により登録され、後記する録画検索・再生手段66により参照される。
図7に示すように、所在管理DB52は、データ項目として、カラービットIDと、出入口IDと、入出区分と、時刻とを有する。
出入口IDは、各出入口91に固有のIDであり、例えば、「IN」がゲート91INを表し、「A」が出入口91を表し、「B」が出入口91を表し、「OUT」がゲート91OUTを表す。
入出区分は、作業者が出入口91,91を通過した方向、つまり、製造室90や倉庫90に入退室したかを表す。例えば、入出区分は、「I」が製造室90や倉庫90への入室を表し、「O」が製造室90や倉庫90からの退室を表す。なお、ゲート91IN,91OUTは、一方通行のため、これらの入出区分を設定しないので、‘-’を図示した。
時刻は、作業者が各出入口91を通過した時刻を表す。
図7の例では、所在管理DB52は、カラービットID「0001」の作業員Wが、2018年3月1日の9時にゲート91INを通過したことを表す(食品工場9への入場)。また、所在管理DB52は、同作業員Wが同日10時に出入口91を外側から内側に通過したことを表す(製造室90への入室)。また、所在管理DB52は、同日10時30分に出入口91を内側から外側に通過したことを表す(製造室90からの退室)。さらに、所在管理DB52は、同作業員Wが同日10時45分に倉庫90へ入室し、同日11時に倉庫90から退室し、同日12時に食品工場9から退場したことを表す。
権限DB53は、各作業員Wの入室権限を管理するデータベースである。つまり、権限DB53は、作業員W毎に、各出入口91の通過可否を記憶するデータベースである。この権限DB53の各レコードは、後記する所在管理手段63により参照される。
図8に示すように、権限DB53は、データ項目として、カラービットIDと、出入口IDと、権限区分とを有する。
権限区分は、各作業員Wが出入口91を通過できる否か、つまり、倉庫90への入室権限が与えられているか否かを表す。例えば、権限区分は、「OK」が通過できることを表し、「NG」が通過できないことを表す。
図8の例では、カラービットID「0001」の作業員Wが出入口91を通過できることを表し、カラービットID「0002」の作業員Wが出入口91を通過できないことを表す。なお、本実施形態では、出入口91以外は全作業員Wが通過できるため、権限DB53を設定しない。
録画DB54は、各監視カメラ6が撮影した食品工場9の監視映像を記憶するデータベースである。この録画DB54は、監視カメラ6により書き込まれ、録画検索・再生手段66により参照される。
図5に戻り、管理装置5の構成について説明を続ける。
虹彩認証確認手段60は、虹彩認証装置2から虹彩認証結果を入力し、入力した虹彩認証確認結果に含まれるUUIDが登録情報DB50に登録されているか否かを確認するものである。ここで、虹彩認証確認手段60は、そのUUIDが登録情報DB50に登録されている場合、入力した虹彩認証確認結果をそのまま紐付け処理手段62に出力する。一方、虹彩認証確認手段60は、そのUUIDが登録情報DB50に登録されていない場合、入力した虹彩認証確認結果を認証失敗に更新した後、紐付け処理手段62に出力する。
カラービット確認手段61は、カラービット読取装置4からカラービット読取結果を入力するものである。
ここで、カラービット確認手段61は、カラービットカメラ3INのカラービット読取結果が入力された場合、そのカラービット読取結果を紐付け処理手段62に出力する。
また、カラービット確認手段61は、カラービットカメラ3,3のカラービット読取結果が入力された場合、そのカラービット読取結果を所在管理手段63に出力する。
また、カラービット確認手段61は、カラービットカメラ3OUTのカラービット読取結果が入力された場合、そのカラービット読取結果を紐付け解除手段64に出力する。
紐付け処理手段62は、カラービット確認手段61からのカラービット読取結果に基づいて、カラービット読取装置4が作業員Wの識別情報を読み取れたか否かを判定するものである。そして、紐付け処理手段62は、作業員Wの識別情報を読み取れた場合、紐付けDB51を参照し、読み取った作業員Wの識別情報が他の作業員Wに紐付けられていないか否かを判定する。さらに、紐付け処理手段62は、虹彩認証確認手段60からの虹彩認証結果に基づいて、虹彩認証装置2が作業員Wの虹彩認証に成功したか否かを判定する。
ここで、紐付け処理手段62は、虹彩認証に成功し、かつ、読み取った識別情報が他の作業員Wに紐付けられていない場合、その作業員Wに食品工場9への入場を許可する。この場合、紐付け処理手段62は、ゲート制御・警報手段65にゲート91INの開扉を指令する(開扉指令)。また、紐付け処理手段62は、作業員Wの識別情報(カラービットID)と生体認証関連情報(UUID)とを紐付けて紐付けDB51に登録する。さらに、紐付け処理手段62は、その作業員Wが食品工場9に入場したことを所在管理DB52に登録する。
一方、紐付け処理手段62は、虹彩認証に失敗した場合、識別情報を読み取れない場合、又は、読み取った識別情報が他の作業員Wに紐付けられている場合、その作業員Wに食品工場9への入場を許可しない。この場合、紐付け処理手段62は、ゲート制御・警報手段65にゲート91INでの警報出力を指令する(警報指令)。
所在管理手段63は、カラービット確認手段61からのカラービット読取結果に基づいて、カラービットカメラ3の撮影画像から読み取った識別情報が紐付けDB51に登録されているか否かを判定するものである。
ここで、所在管理手段63は、作業員Wの識別情報が紐付けDB51に登録されていない場合、作業員Wに製造室90への入室を許可しないので、ゲート制御・警報手段65に出入口91での警報出力を指令する。
また、所在管理手段63は、カラービットカメラ3A1,3A2の順で撮影画像から同一の識別情報を読み取った場合、その作業員Wが製造室90に入室したことを所在管理DB52に登録する。
さらに、所在管理手段63は、カラービットカメラ3A2,3A1の順で撮影画像から同一の識別情報を読み取った場合、その作業員Wが製造室90から退室したことを所在管理DB52に登録する。
前記したように、倉庫90には、入室権限が設定されている。そこで、所在管理手段63は、倉庫90に入室する作業員Wの入室権限判定処理を、以下の手順で行ってもよい。
まず、所在管理手段63は、その作業員Wの識別情報が紐付けDB51に登録されているか否かを判定する。次に、所在管理手段63は、権限DB53を参照し、その作業員Wに倉庫90への入室権限が付与されているか否かを判定する。
ここで、所在管理手段63は、入室権限が付与されている場合、ゲート制御・警報手段65に出入口91の開扉を指令し、その作業員Wが製造室90に入室したことを所在管理DB52に登録する。
一方、所在管理手段63は、入室権限が付与されていない場合、ゲート制御・警報手段65に出入口91での警報出力を指令する。
なお、倉庫90からの退室時の所在管理は、製造室90と同様のため、説明を省略する。
紐付け解除手段64は、カラービット確認手段61からのカラービット読取結果に基づいて、紐付けDB51における、食品工場9から退場する作業員WのUUIDと識別情報との紐付けを解除するものである。具体的には、紐付け解除手段64は、ゲート制御・警報手段65にゲート91OUTの開扉を指令する。さらに、紐付け解除手段64は、紐付けDB51から、その作業員Wの識別情報とUUIDとを削除する。
ゲート制御・警報手段65は、紐付け処理手段62、所在管理手段63又は紐付け解除手段64からの指令に基づいて、セキュリティゲートや警告灯7を制御するものである。
ここで、ゲート制御・警報手段65は、開扉指令が入力された場合、指令されたセキュリティゲートや電子錠付き扉をオープンし、警告灯7を緑色で点灯させる。そして、ゲート制御・警報手段65は、所定の時間が経過した後、そのセキュリティゲートや電子錠付き扉を閉じる。
また、ゲート制御・警報手段65は、警報指令が入力された場合、指令された警告灯7を赤色で点滅させる。このとき、ゲート制御・警報手段65は、警備員や管理者が即座に対応できるように、警備員や管理者に任意の方法で通報することによって、警備員や管理者が即座に対応して事故等を防止できる。
録画検索・再生手段66は、図示を省略したキーボード、マウス等の操作手段を用いて検索条件を設定し、設定した検索条件で所在管理DB52を検索するものである。そして、録画検索・再生手段66は、所在管理DB52から検索された区域・時刻の監視映像を録画DB54から取得し、取得した監視映像を再生する。
虹彩DB取込手段67は、虹彩認証システム8から虹彩DB80を取り込んで、登録情報DB50に登録するものである。例えば、虹彩DB取込手段67は、夜間バッチ処理により虹彩DB80のデータを取り込む。
[認証システムの動作:入場時の紐付け処理]
図9を参照し、作業員Wが食品工場9に入場するときの紐付け処理について、説明する(適宜図2,図5参照)。
作業員Wは、サニタリールーム90において、所定の衛生処理(例えば、衛生装備の着用、手の消毒)を行った後、一方の瞳を虹彩認証装置2に近づける。
図9に示すように、虹彩認証装置2は、作業員Wの虹彩情報を生成し、生成した虹彩情報を虹彩認証システム8に出力する。すると、虹彩認証システム8は、虹彩認証装置2からの虹彩情報を照合し、虹彩認証結果として、認証の成否及び作業員WのUUIDを虹彩認証装置2に出力する(ステップS1)。
このとき、カラービットカメラ3INは、虹彩認証中の作業員Wに付されたカラービットCBを撮影する(ステップS2)。
カラービット読取装置4は、ステップS2で撮影したカラービット画像から、食品工場9に入場する作業員Wの識別情報を読み取る(ステップS3)。
虹彩認証確認手段60は、ステップS1で入力した虹彩認証確認結果のUUIDが登録情報DB50に登録されているか否かを確認する。ここで、虹彩認証確認手段60は、そのUUIDが登録情報DB50に登録されていない場合、ステップS1の虹彩認証確認結果を認証失敗に更新する(ステップS4)。
紐付け処理手段62は、虹彩認証結果に基づいて作業員Wの虹彩認証に成功したか否かを判定する(ステップS5)。
虹彩認証に成功した場合(ステップS5でYes)、紐付け処理手段62は、ステップS3で作業員Wの識別情報を読み取れたか否かを判定する(ステップS6)。
識別情報の読み取りに成功した場合(ステップS6でYes)、紐付け処理手段62は、紐付けDB51を参照し、読み取った識別情報が他の作業員Wに紐付けられていないか否かを判定する。つまり、紐付け処理手段62は、カラービットCBが同時使用されていないか否かを判定する(ステップS7)。
なお、ステップS5の処理は、ステップS6又はステップS7の後に行ってもよい。
同時使用されていない場合(ステップS7でYes)、紐付け処理手段62は、その作業員Wに食品工場9への入場を許可するので、ゲート制御・警報手段65にゲート91INの開扉を指令する。すると、ゲート制御・警報手段65は、ゲート91INをオープンし、警告灯7INを緑色で点灯させる(ステップS8)。
紐付け処理手段62は、ステップS1のUUIDと、ステップS3で読み取った識別情報とを紐付けDB51に登録する。また、紐付け処理手段62は、その作業員Wが食品工場9に入場したことを所在管理DB52に登録する(ステップS9)。
紐付け処理手段62は、虹彩認証に失敗(ステップS5でNo)、識別情報の読み取りに失敗(ステップS6でNo)、又は、同時使用の場合(ステップS7でNo)、ステップS10の処理を行う。
この場合、紐付け処理手段62は、その作業員Wに食品工場9への入場を許可しないので、ゲート制御・警報手段65にゲート91INでの警報出力を指令する。すると、ゲート制御・警報手段65は、ゲート91INに併設した警告灯7INを赤色で点滅させる(ステップS10)。
このように、認証システム1は、虹彩認証と、カラービットCBによる認証とを併用するので、衛生装備を着用した作業員WがカラービットCBに触れる必要がなく、衛生管理が求められる食品工場9でも利用できる。さらに、認証システム1は、カラービットカメラ3IN及び虹彩認証装置2を併設したので、作業員Wのなりすましを抑制できる。
[認証システムの動作:所在管理処理]
図10を参照し、作業員Wが製造室90に入退室するときの所在管理処理について、説明する(適宜図3,図5参照)。
図10に示すように、カラービットカメラ3A1は、作業員Wに付されたカラービットCBを撮影する(ステップS20)。
カラービット読取装置4は、ステップS20で撮影したカラービット画像から、作業員Wの識別情報を読み取る(ステップS21)。
所在管理手段63は、ステップS21で作業員Wの識別情報を読み取れたか否かを判定する(ステップS22)。
識別情報の読み取りに成功した場合(ステップS22でYes)、カラービットカメラ3A2は、作業員Wに付されたカラービットCBを撮影する(ステップS23)。
カラービット読取装置4は、ステップS23で撮影したカラービット画像から、作業員Wの識別情報を読み取る(ステップS24)。
所在管理手段63は、ステップS24で作業員Wの識別情報を読み取れたか否かを判定する(ステップS25)。
識別情報の読み取りに成功した場合(ステップS25でYes)、所在管理手段63は、識別情報を読み取った順番を判定する。つまり、カラービット読取装置4は、作業員Wが出入口91を通過した方向を判定する(ステップS26)。
順番が内側から外側の場合(ステップS26で内→外)、所在管理手段63は、その作業員Wが製造室90から退室したことを所在管理DB52に登録する(ステップS27)。
順番が外側から内側の場合(ステップS26で外→内)、所在管理手段63は、その作業員Wが製造室90に入室したことを所在管理DB52に登録する(ステップS28)。
なお、ステップS27,S28において、所在管理手段63は、内側と外側で識別情報の読み取り時間差を求め、この差が所定の閾値以上となった場合のみ、作業員Wの入退室を所在管理DB52に登録してもよい。
識別情報の読み取りに失敗した場合(ステップS22,S25でNo)、所在管理手段63は、その作業員Wに製造室90への入室を許可しないので、ゲート制御・警報手段65に出入口91での警報出力を指令する。すると、ゲート制御・警報手段65は、出入口91に併設した警告灯7を赤色で点滅させる(ステップS29)。
なお、倉庫90でも同様の所在管理処理を行うことができる。
このように、認証システム1は、製造室90に入退室する作業員WがカラービットCBに触れることなく、作業員Wの所在管理を行うことができる。これにより、認証システム1は、で、衛生管理が求められる食品工場9での安全性をより向上させることができる。さらに、認証システム1は、カラービットCBに手を触れることなく作業員Wが製造室90に入退室できるので、カラービットCBが紛失しにくく、カラービットCBが異物混入の原因となる事態を低減できる。
[認証システムの動作:退場時の紐付け解除処理]
図11を参照し、作業員Wが食品工場9から退場するときの紐付け解除処理について、説明する(適宜図4,図5参照)。
図11に示すように、カラービットカメラ3OUTは、サニタリールーム90に入室する作業員WのカラービットCBを撮影する(ステップS30)。
カラービット読取装置4は、ステップS30で撮影したカラービット画像から、作業員Wの識別情報を読み取る(ステップS31)。
紐付け解除手段64は、ステップS31で作業員Wの識別情報を読み取れたか否かを判定する(ステップS32)。
識別情報の読み取りに成功した場合(ステップS32でYes)、紐付け処理手段62は、その作業員Wに食品工場9からの退場を許可するので、ゲート制御・警報手段65にゲート91OUTの開扉を指令する。すると、ゲート制御・警報手段65は、ゲート91OUTをオープンし、警告灯7OUTを緑色で点灯させる(ステップS33)。
紐付け解除手段64は、紐付けDB51において、ステップS31の識別情報と、作業員WのUUIDとの紐付けを解除する(ステップS34)。
識別情報の読み取りに失敗した場合(ステップS32でNo)、紐付け解除手段64は、その作業員Wに食品工場9からの退場を許可しないので、ゲート制御・警報手段65にゲート91OUTでの警報出力を指令する。すると、ゲート制御・警報手段65は、ゲート91OUTに併設した警告灯7OUTを点滅させる(ステップS35)。
このように、認証システム1は、作業員Wが食品工場9から退場すると、紐付けを解除するので、作業員Wのなりすましを抑制できる。さらに、認証システム1は、紐付けを解除した後、そのカラービットCBに別の作業員Wの識別情報を割り当てることで、パターン数が有限のカラービットCBを有効活用できる。
(変形例)
以上、本発明の実施形態を詳述してきたが、本発明は前記した実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
前記した実施形態では、非接触の生体認証が虹彩認証であることとして説明したが、これに限定されない。
前記した実施形態では、認証システムの管理区域が食品工場であることとして説明したが、管理区域はこれに限定されない。例えば、管理区域は、製薬工場等の衛生管理が求められる区画であってもよい。さらに、管理区域に含まれる小区画の数も限定されず、4以上の小区域を有してもよい。
前記した実施形態では、認証システムが作業員の認証を行うこととして説明したが、認証対象となる人物は特に限定されない。
前記した実施形態では、警告灯を用いることとして説明したが、警告方法は、これに限定されない。
前記した実施形態では、識別媒体がカラービットであることとして説明したが、識別媒体はこれに限定されない。例えば、識別媒体として、QRコード(登録商標)やバーコードを用いてもよい。
1 認証装置
2 虹彩認証装置(非接触型生体認証装置)
3 カラービットカメラ
IN カラービットカメラ(第1撮影カメラ)
A,A1,A2,3B,B1,B2 カラービットカメラ(第2撮影カメラ)
OUT カラービットカメラ(第3撮影カメラ)
4 カラービット読取装置(識別情報読取装置)
5 管理装置
6 監視カメラ
7 警告灯
8 虹彩認証システム
9 食品工場(管理区域)
50 登録情報DB
51 紐付けDB(関連付けデータベース)
52 所在管理DB(所在管理データベース)
53 権限DB
54 録画DB
60 虹彩認証確認手段
61 カラービット確認手段
62 紐付け処理手段(関連付け処理手段)
63 所在管理手段
64 紐付け解除手段(関連付け解除手段)
65 ゲート制御・警報手段
66 録画検索・再生手段
67 虹彩DB取込手段
80 虹彩DB

Claims (8)

  1. 管理区域に入場する人物を非接触で生体認証する非接触型生体認証装置と、
    前記管理区域に入場する人物に付されている、前記人物毎に固有の識別情報を表す識別媒体を撮影する第1撮影カメラと、
    前記第1撮影カメラの撮影画像から、前記管理区域に入場する人物の識別情報を読み取る識別情報読取装置と、
    前記非接触型生体認証装置による生体認証に関連した生体認証関連情報と、前記識別情報読取装置が読み取った識別情報とを関連付けて記憶する関連付けデータベースを有し、前記管理区域内で前記人物の所在を管理する管理装置と、を備える認証システムであって、
    前記識別情報の読取結果に基づいて、前記識別情報読取装置が当該人物の識別情報を読み取れたか否かを判定し、前記識別情報を読み取れた場合、前記関連付けデータベースを参照し、読み取った当該人物の識別情報が他の人物に関連付けられていないか否かを判定し、前記生体認証の結果に基づいて、前記非接触型生体認証装置が当該人物の生体認証に成功したか否かを判定する関連付け処理手段、を備え、
    前記関連付け処理手段は、当該人物の生体認証に成功し、かつ、読み取った当該人物の識別情報が前記他の人物に関連付けられていない場合、当該人物に前記管理区域への入場を許可し、当該人物の生体認証関連情報と識別情報とを関連付けて前記関連付けデータベースに登録することを特徴とする認証システム。
  2. 前記関連付け処理手段は、当該人物の生体認証に失敗した場合、当該人物の識別情報を読み取れない場合、又は、読み取った当該人物の識別情報が前記他の人物に関連付けられている場合、当該人物に前記管理区域への入場を許可しないことを特徴とする請求項1に記載の認証システム。
  3. 前記管理区域は、さらに小区域に区分され、
    前記小区域の出入口の外側及び内側で前記人物を撮影する一組の第2撮影カメラ、をさらに備え、
    前記識別情報読取装置は、それぞれの前記第2撮影カメラの撮影画像から、前記小区域に出入りする人物の識別情報を読み取り、
    前記管理装置は、それぞれの前記第2撮影カメラの撮影画像から読み取った識別情報が前記関連付けデータベースに登録されているか否かを判定する所在管理手段、をさらに備え、
    前記所在管理手段は、
    前記識別情報が前記関連付けデータベースに登録されていない場合、前記人物に前記小区域への入場を許可せず、
    前記出入口の外側から内側の順で同一の前記識別情報を読み取った場合、前記人物が前記小区域に入場したことを所在管理データベースに登録し、
    前記出入口の内側から外側の順で同一の前記識別情報を読み取った場合、前記人物が前記小区域から退場したことを前記所在管理データベースに登録することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の認証システム。
  4. 前記管理区域から退場する人物を撮影する第3撮影カメラ、をさらに備え、
    前記識別情報読取装置は、前記第3撮影カメラの撮影画像から、前記管理区域より退場する人物の識別情報を読み取り、
    前記管理装置は、前記関連付けデータベースにおいて、前記管理区域から退場する人物の生体認証関連情報と識別情報との関連付けを解除する関連付け解除手段、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の認証システム。
  5. 前記非接触型生体認証装置は、前記人物の虹彩認証を行う虹彩認証装置であることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の認証システム。
  6. 前記識別媒体は、前記識別情報を色領域の変化で表す色領域識別媒体であり、
    前記識別情報読取装置は、前記色領域識別媒体が表す識別情報を読み取ることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の認証システム。
  7. 前記管理区域は、衛生管理が求められる区画であることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載の認証システム。
  8. 請求項1から請求項7の何れか一項に記載の認証システムを使用する食品工場又は製薬工場。
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