JP7050422B2 - 検査装置、位置特定システム、検査方法及びプログラム - Google Patents
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Description
特許文献1には、関連する技術として、路上機と車両との間の通信状態に基づいて、路上機近辺の車両における異常を判定する技術が記載されている。
そのため、車両の位置を特定する位置特定システムにおいて、その位置特定システムに不具合が発生しているか否かを簡易的に判定することのできる技術が求められていた。
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
本発明の第1の実施形態による位置特定システムの構成について説明する。
通信部102は、通信ネットワークNWを介して、車両30及び検査装置40と通信を行う。
走行管理処理部103は、通信部102を介して車両30に車両情報を送信する。また、走行管理処理部103は、車両30の位置を示す車両位置情報を、車両30から取得する。また、走行管理処理部103は、通信部102を介して車両30及び検査装置40に地上子情報を送信する。
なお、後述する地上子認識部304が地上子20を認識する際の検出感度は、その地上子20の状態に応じて変化する。具体的には、地上子20において雑音が増えるにつれ、地上子認識部304が地上子20を認識する際の検出感度が低下する。
例えば、本発明の第1の実施形態による地上子20は、所定のマーク(例えば、QRコード)を有する地上子である。地上子20が所定のマークを有する地上子である場合、所定のマーク自体が地上子20の識別子に相当する。また、地上子20が所定のマークを有する地上子である場合、雑音とは所定のマークが汚れたり擦れたりする度合いであり、所定のマークが汚れたり擦れたりする度合いが強くなるにつれて、地上子認識部304が地上子20を認識する際の検出感度が低下する。
また、例えば、本発明の別の実施形態による地上子20は、近距離無線通信を行うRFID(Radio Frequency IDentifier)(登録商標)タグなどの地上子であってもよい。地上子20が近距離無線通信を行うタグである場合、地上子20の識別子は、近距離無線通信を行う信号に含まれる。また、地上子20が近距離無線通信を行うタグである場合、雑音とは近居無線通信を行う電波以外の干渉波であり、近居無線通信を行う電波以外の干渉波が強くなるにつれて、地上子認識部304が地上子20を認識する際の検出感度が低下する。
また、記憶部301は、地上子20のそれぞれの識別子と、その識別子に付与されている地上子20の位置を示す地上子位置情報とを関連付けた地上子情報を記憶する。
通信部302は、通信ネットワークNWを介してサーバ10及び検査装置40と通信を行う。
具体的には、例えば、走行制御部303は、走行制御信号に基づいて、走行経路上のある地上子20aから次の地上子20bまで車両30の走行を制御したとする。その結果、車両30が地上子20bの位置からずれた位置を走行したとする。この場合、走行制御部303は、地上子20bの地上子位置情報が示す位置と、地上子20aから次の地上子20bまでの走行を指示する走行制御信号に基づいて走行した車両30の位置との差分を特定する。走行制御部303は、地上子20bからその次の地上子20cまでの車両30の制御する際に、地上子20bから次の地上子20cまでの走行を指示する走行制御信号に、差分を打ち消す走行制御信号を加える。そして、走行制御部303は、その差分を打ち消す走行制御信号が加えられた地上子20bからその次の地上子20cまでの走行制御信号を用いて車両30の走行を制御する。
なお、走行制御部303は、地上子位置情報が示す地上子20の位置を絶対的なものとして車両30の走行経路を補正する。
ただし、ここでの差分は、車両30が走行した経路のずれが原因で生じた差分である可能性がある。また、ここでの差分は、地上子20が何らかの原因により本来あるべき位置からずれたことが原因で生じた差分である可能性がある。また、ここでの差分は、車両30が走行した経路のずれと、地上子20が本来あるべき位置からずれたこととの両方が原因で生じた差分である可能性がある。本発明の実施形態による検査装置40は、これらの可能性を判定する装置である。
例えば、地上子20がQRコードである場合、地上子認識部304は、撮像機能を有し、QRコードを撮像する。地上子認識部304は、撮像したQRコードを2値化処理する。具体的には、地上子認識部304は、所定の輝度のしきい値(例えば、白レベルと黒レベルの中間値)と撮像したQRコードの各画素の輝度値とを比較する。地上子認識部304は、輝度のしきい値よりも高い輝度値を示す画素を白と認識し、輝度のしきい値よりも低い輝度値を示す画素を黒と認識する。このとき、地上子認識部304は、輝度のしきい値の近傍の輝度値の範囲である輝度範囲を設定し、輝度値が輝度範囲内であったQRコードの画素数(以下、「灰色画素数」と記載)をカウントする。輝度値が輝度範囲内であったQRコードの画素は、白と黒との判定がし辛い画素であり、汚れや擦れなどが生じている可能性がある画素である。なお、灰色画素数は、位置特定システム1の不良可能性に関する値の一例である。
また、QRコードは、エラー訂正機能を有する。地上子認識部304は、撮像したQRコードを2値化処理する際のエラー訂正率を特定する。このエラー訂正率が高くなると、本来白と認識されるべき画素が黒と認識され、本来黒と認識されるべき画素が白と認識されていることになる。つまり、エラー訂正率が高くなると、QRコードに汚れや擦れなどが生じて、本来されるべき画素の認識ができなくなっている可能性がある。なお、QRコードのエラー訂正率は、位置特定システム1の不良可能性に関する値の一例である。
通信部402は、通信ネットワークNWを介してサーバ10及び車両30と通信を行う。
例えば、本発明の第1の実施形態では、地上子20はQRコードである。この場合、結果取得部403は、地上子認識部304から灰色画素数の情報を取得する。また、本発明の第1の実施形態では、結果取得部403は、地上子認識部304からQRコードのエラー訂正率の情報を取得する。
例えば、不良可能性に関する値が灰色画素数であるとする。この場合、例えば、不具合判定部404は、車両30による同一の地上子20について複数回取得した不良可能性に関する値の統計量を算出する。統計量は、例えば、平均値、中央値、分散などの種々の統計量であってよい。なお、以下、統計量の例として平均値を用いて説明する。不具合判定部404は、算出した画素数の平均値と、例えば過去に発生した不具合に基づいて判定し辛い画素数がどの程度存在した場合にQRコードが読み取れなくなったかにより決定したしきい値とを比較する。
不具合判定部404は、不良可能性に関する値の平均値がそのしきい値を超えた場合にQRコードが読み取れなくなる、すなわち、不具合が発生すると判定する。また、不具合判定部404は、不良可能性に関する値の時間トレンドから、曲線近似して外挿することで、将来、しきい値に近づく傾向にあるか且つそれはいつ頃かを推測する。
ここでは、図5に示す本発明の第1の実施形態による検査装置40の処理フローについて説明する。
なお、本発明の実施形態による車両30の走行は、検査のためだけに行う走行ではなく、通常運行における走行である。
走行制御部303は、通信部302を介して走行管理処理部103から地上子情報を受信する(ステップS2)。走行制御部303は、受信した地上子情報を記憶部301に書き込む(ステップS3)。
結果取得部403は、通信部402を介して走行管理処理部103から地上子情報を受信する(ステップS4)。結果取得部403は、受信した地上子情報を記憶部401に書き込む(ステップS5)。
走行制御部303は、通信部302を介して走行管理処理部103から車両情報を受信する(ステップS7)。走行制御部303は、記憶部301において受信した車両情報に含まれる走行経路情報と一致する走行経路情報を特定する(ステップS8)。走行制御部303は、特定した走行経路情報に関連づけられている走行制御信号に基づいて車両30の走行を制御する(ステップS9)。
このステップS9の処理により車両30は、走行経路を順に走行する。地上子認識部304は、車両30の走行中に、走行経路上に設けられている地上子20を認識する(ステップS10)。このとき、地上子認識部304は、位置特定システム1の不良可能性に関する値を特定する。例えば、地上子20がQRコードである場合、地上子認識部304は、撮像機能を有し、QRコードを撮像する。地上子認識部304は、撮像したQRコードの画像を2値化処理し、これを復号化する。地上子認識部304は、これにより地上子20の識別子を取得したことになる。具体的には、このとき、地上子認識部304は、輝度のしきい値の近傍の輝度値の範囲である輝度範囲を設定し、不良可能性に関する値である灰色画素数をカウントする。
また、QRコードは、エラー訂正機能を有する。このとき、地上子認識部304は、不良可能性に関する値である、撮像したQRコードの画像を2値化処理する際のエラー訂正率を特定する。
地上子認識部304は、記憶部301が記憶する地上子情報において、取得した識別子と一致する識別子を特定する(ステップS12)。地上子認識部304は、記憶部301において特定した識別子に関連付けられている地上子位置情報を特定する(ステップS13)。
具体的には、例えば、走行制御部303は、走行制御信号に基づいて、走行経路上のある地上子20aから次の地上子20bまで車両30の走行を制御したとする。その結果、車両30が地上子20bの位置からずれた位置を走行したとする。この場合、走行制御部303は、地上子20bの地上子位置情報が示す位置と、地上子20aから次の地上子20bまでの走行を指示する走行制御信号に基づいて走行した車両30の位置との差分を特定する。走行制御部303は、地上子20bからその次の地上子20cまでの車両30の制御する際に、地上子20bから次の地上子20cまでの走行を指示する走行制御信号に、差分を打ち消す走行制御信号を加える。そして、走行制御部303は、その差分を打ち消す走行制御信号が加えられた地上子20bからその次の地上子20cまでの走行制御信号を用いて車両30の走行を制御する。
走行制御部303は、ステップS9に処理を戻す。
なお、上述のステップS9からステップS14までの処理は、車両30の走行中、地上子認識部304が地上子20を認識する度に繰り返し行われる処理である。
不具合判定部404は、位置特定システム1に不具合が発生しないと判定した場合(ステップS16においてNO)、ステップS4の処理に戻す。
また、不具合判定部404は、位置特定システム1に不具合が発生すると判定した場合(ステップS16においてYES)、不具合が発生する可能性を報知する(ステップS17)。そして、不具合判定部404は、ステップS4の処理に戻す。
本発明の第1の実施形態による位置特定システム1は、車両30と地上子20とを備え、車両30による地上子20の認識結果に基づいて車両30の位置を特定する。検査装置40は、位置特定システム1の検査を行う装置である。検査装置40において、結果取得部403は、車両30による地上子20の認識結果から特定される位置特定システム1の不良可能性に関する値を取得する。不具合判定部404は、不良可能性に関する値の統計量に基づいて、位置特定システム1に不具合が発生するか否かを判定する。
このようにすれば、本発明の第1の実施形態による検査装置40は、車両30の位置を特定する位置特定システム1において、その位置特定システムに不具合が発生しているか否かを簡易的に判定することができる。
本発明の第2の実施形態による位置特定システム1の構成について説明する。
本発明の第2の実施形態による位置特定システム1は、本発明の第1の実施形態による位置特定システム1と同様に、車両による地上子の認識結果に基づいて車両の位置を特定するシステムである。また、本発明の第2の実施形態による位置特定システム1は、車両による地上子の認識結果に基づいて、自位置特定システム1において不具合が発生するか否かを判定するシステムである。本発明の第2の実施形態による位置特定システム1は、図6に示すように、サーバ10、複数の地上子20と、複数の車両30と、検査装置40と、を備える。本発明の第2の実施形態による位置特定システム1は、複数の車両30を備える点で、本発明の第1の実施形態による位置特定システム1と異なる。
ここでは、図7に示す本発明の第2の実施形態による検査装置40の処理フローについて説明する。
本発明の第2の実施形態による位置特定システム1の処理は、複数の車両30のそれぞれが、図5に示した車両30と同様の処理を行い、検査装置40に不良可能性に関する値を送信すると考えればよい。
そのため、本発明の第2の実施形態による検査装置40は、複数の車両30から受信した不良可能性に関する値に基づいて位置特定システム1において不具合が発生しているか否かを判定する。
不具合判定部404は、位置特定システム1に不具合が発生しないと判定した場合(ステップS19においてNO)、各車両30ごとに本発明の第1の実施形態による不具合判定部404と同様に複数の不良可能性に関する値の平均値を算出し、所定の判定しきい値と比較し、特定の車両30に不具合が発生しているか否かを判定する(ステップS20)。不具合判定部404は、複数の車両30すべての比較結果が同一である場合、特定の車両30に不具合が発生している可能性がないと判定し(ステップS20においてNO)、ステップS4の処理に戻す。
不具合判定部404は、複数の車両30のうちの特定の車両30についてのみ比較結果が他の車両30の比較結果と異なる場合、特定の車両30に不具合が発生している可能性があると判定し(ステップS20においてYES)、特定の車両30に不具合が発生する可能性を報知する(ステップS17)。そして、不具合判定部404は、ステップS4の処理に戻す。
また、不具合判定部404は、位置特定システム1に不具合が発生すると判定した場合(ステップS19においてYES)、不具合が発生する可能性を報知する(ステップS17)。そして、不具合判定部404は、ステップS4の処理に戻す。
本発明の第2の実施形態による位置特定システム1は、本発明の第1の実施形態による位置特定システム1の構成に加え、複数の車両30を備える。結果取得部403は、通信部402を介して各車両30の地上子認識部304から位置特定システム1の不良可能性に関する値を受信する。不具合判定部404は、各車両30から受信した不良可能性に関する値の統計量に基づいて、位置特定システム1に不具合が発生するか否かを判定する。
このようにすれば、本発明の第2の実施形態による検査装置40は、複数の車両30のうちの特定の車両30の不良可能性に関する値だけ不具合発生の判定結果が異なる場合、不具合判定部404は、特定の車両30に不具合が発生している可能性があると判定することができる。
本発明の第3の実施形態による位置特定システム1の構成について説明する。
本発明の第3の実施形態による位置特定システム1は、本発明の第1の実施形態による位置特定システム1と同様に、車両による地上子の認識結果に基づいて車両の位置を特定するシステムである。また、本発明の第3の実施形態による位置特定システム1は、車両による地上子の認識結果に基づいて、自位置特定システム1において不具合が発生するか否かを判定するシステムである。本発明の第3の実施形態による位置特定システム1は、本発明の第1の実施形態による位置特定システム1と同様に、サーバ10、複数の地上子20と、複数の車両30と、検査装置40と、を備える。本発明の第1の実施形態による位置特定システム1では、地上子認識部304が地上子20を認識する際の検出感度に基づいて不良可能性を判定したが、本発明の第3の実施形態による位置特定システム1では、車両30の走行位置と地上子20を認識した位置とのずれ、すなわち、本発明の第1の実施形態における「差分」に基づいて不良可能性を判定する。
ここでは、図8に示す本発明の第2の実施形態による検査装置40の処理フローについて説明する。
このとき、地上子認識部304は、位置特定システム1の不良可能性に関する値を特定する。例えば、地上子20がQRコードである場合、地上子認識部304は、撮像機能を有し、QRコードを撮像する。地上子認識部304は、撮像したQRコードの画像を2値化処理し、これを復号化する。地上子認識部304は、これにより地上子20の識別子を取得したことになる。地上子認識部304は、記憶部301が記憶する地上子情報において、取得した識別子と一致する識別子を特定する。地上子認識部304は、記憶部301において特定した識別子に関連付けられている地上子位置情報を特定する。
地上子認識部304は、記憶部301が記憶する地上子情報において、取得した識別子と一致する識別子を特定する(ステップS12)。地上子認識部304は、記憶部301において特定した識別子に関連付けられている地上子位置情報を特定する(ステップS13)。
具体的には、例えば、走行制御部303は、走行制御信号に基づいて、走行経路上のある地上子20aから次の地上子20bまで車両30の走行を制御したとする。その結果、車両30が地上子20bの位置からずれた位置を走行したとする。この場合、走行制御部303は、地上子20bの地上子位置情報が示す位置と、地上子20aから次の地上子20bまでの走行を指示する走行制御信号に基づいて走行した車両30の位置との差分を特定する。走行制御部303は、地上子20bからその次の地上子20cまでの車両30の制御する際に、地上子20bから次の地上子20cまでの走行を指示する走行制御信号に、差分を打ち消す走行制御信号を加える。そして、走行制御部303は、その差分を打ち消す走行制御信号が加えられた地上子20bからその次の地上子20cまでの走行制御信号を用いて車両30の走行を制御する。
走行制御部303は、ステップS9に処理を戻す。
なお、上述のステップS9からステップS14までの処理は、車両30の走行中、地上子認識部304が地上子20を認識する度に繰り返し行われる処理である。
走行制御部303は、地上子認識部304が認識した地上子20の地上子位置情報に基づいて、車両30の現在位置を補正する(ステップS14)。
具体的には、例えば、走行制御部303は、走行制御信号に基づいて、走行経路上のある地上子20aから次の地上子20bまで車両30の走行を制御したとする。その結果、車両30が地上子20bの位置からずれた位置を走行したとする。この場合、走行制御部303は、地上子20bの地上子位置情報が示す位置と、地上子20aから次の地上子20bまでの走行を指示する走行制御信号に基づいて走行した車両30の位置との差分を特定する。走行制御部303は、地上子20bからその次の地上子20cまでの車両30の制御する際に、地上子20bから次の地上子20cまでの走行を指示する走行制御信号に、差分を打ち消す走行制御信号を加える。そして、走行制御部303は、その差分を打ち消す走行制御信号が加えられた地上子20bからその次の地上子20cまでの走行制御信号を用いて車両30の走行を制御する。
結果取得部403は、通信部402を介して走行制御部303から位置特定システム1の不良可能性に関する値を受信する(ステップS22)。
不具合判定部404は、位置特定システム1に不具合が発生しないと判定した場合(ステップS16においてNO)、ステップS4の処理に戻す。
また、不具合判定部404は、位置特定システム1に不具合が発生すると判定した場合(ステップS16においてYES)、不具合が発生する可能性を報知する(ステップS17)。そして、不具合判定部404は、ステップS4の処理に戻す。
本発明の第3の実施形態による位置特定システム1は、車両30と地上子20とを備え、車両30による地上子20の認識結果に基づいて車両30の位置を特定する。検査装置40は、位置特定システム1の検査を行う装置である。走行制御部303は、通信部302を介して特定した差分を結果取得部403に送信する。本発明の第3の実施形態において、この差分が位置特定システム1の不良可能性に関する値である。結果取得部403は、通信部402を介して走行制御部303から位置特定システム1の不良可能性に関する値を受信する。
このようにすれば、本発明の第3の実施形態による検査装置40は、車両30の位置を特定する位置特定システム1において、その位置特定システムに不具合が発生しているか否かを簡易的に判定することができる。
本発明の第4の実施形態による位置特定システム1の構成について説明する。
本発明の第4の実施形態による位置特定システム1は、本発明の第3の実施形態による位置特定システム1と同様に、車両による地上子の認識結果に基づいて車両の位置を特定するシステムである。また、本発明の第4の実施形態による位置特定システム1は、車両による地上子の認識結果に基づいて、自位置特定システム1において不具合が発生するか否かを判定するシステムである。本発明の第4の実施形態による位置特定システム1は、サーバ10、複数の地上子20と、複数の車両30と、検査装置40と、を備える。本発明の第4の実施形態による位置特定システム1は、複数の車両30を備える点で、本発明の第3の実施形態による位置特定システム1と異なる。
ここでは、図9に示す本発明の第2の実施形態による検査装置40の処理フローについて説明する。
本発明の第4の実施形態による位置特定システム1の処理は、複数の車両30のそれぞれが、図8に示した車両30と同様の処理を行い、検査装置40に不良可能性に関する値を送信すると考えればよい。
そのため、本発明の第4の実施形態による検査装置40は、複数の車両30から受信した不良可能性に関する値に基づいて位置特定システム1において不具合が発生しているか否かを判定する。
不具合判定部404は、位置特定システム1に不具合が発生しないと判定した場合(ステップS19においてNO)、各車両30ごとに本発明の第1の実施形態による不具合判定部404と同様に複数の不良可能性に関する値の平均値を算出し、所定の判定しきい値と比較し、特定の車両30に不具合が発生しているか否かを判定する(ステップS20)。不具合判定部404は、複数の車両30すべての比較結果が同一である場合、特定の車両30に不具合が発生している可能性がないと判定し(ステップS20においてNO)、ステップS4の処理に戻す。
不具合判定部404は、複数の車両30のうちの特定の車両30についてのみ比較結果が他の車両30の比較結果と異なる場合、特定の車両30に不具合が発生している可能性があると判定し(ステップS20においてYES)、特定の車両30に不具合が発生する可能性を報知する(ステップS17)。そして、不具合判定部404は、ステップS4の処理に戻す。
また、不具合判定部404は、位置特定システム1に不具合が発生すると判定した場合(ステップS19においてYES)、不具合が発生する可能性を報知する(ステップS17)。そして、不具合判定部404は、ステップS4の処理に戻す。
本発明の第2の実施形態による位置特定システム1は、本発明の第1の実施形態による位置特定システム1の構成に加え、複数の車両30を備える。結果取得部403は、通信部402を介して各車両30の地上子認識部304から位置特定システム1の不良可能性に関する値を受信する。不具合判定部404は、各車両30から受信した不良可能性に関する値の統計量に基づいて、位置特定システム1に不具合が発生するか否かを判定する。
このようにすれば、本発明の第4の実施形態による検査装置40は、複数の車両30のうちの特定の車両30の不良可能性に関する値だけ不具合発生の判定結果が異なる場合、不具合判定部404は、特定の車両30に不具合が発生している可能性があると判定することができる。
図14は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ5は、図14に示すように、CPU6、メインメモリ7、ストレージ8、インターフェース9を備える。
例えば、上述の位置特定システム1、検査装置40、その他の制御装置のそれぞれは、コンピュータ5に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ8に記憶されている。CPU6は、プログラムをストレージ8から読み出してメインメモリ7に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU6は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ7に確保する。
5・・・コンピュータ
6・・・CPU
7・・・メインメモリ
8・・・ストレージ
9・・・インターフェース
10・・・サーバ
20・・・地上子
30・・・車両
40・・・検査装置
101、301、401・・・記憶部
102、302、402・・・通信部
103・・・走行管理処理部
303・・・走行制御部
304・・・地上子認識部
403・・・結果取得部
404・・・不具合判定部
NW・・・通信ネットワーク
Claims (10)
- 複数の車両と地上子とを備え、前記複数の車両による前記地上子の認識結果に基づいて前記複数の車両の位置を特定する位置特定システムの検査を行う検査装置であって、
前記複数の車両による前記地上子の認識結果から特定される前記位置特定システムの不良可能性に関する値を取得する結果取得部と、
前記不良可能性に関する値の統計量に基づいて、前記位置特定システムに不具合が発生するか否かを判定する不具合判定部であって、前記位置特定システムに不具合が発生していないと判定した場合に、前記複数の車両ごとに得られた前記不良可能性に関する値の統計量と、予め定めた基準との比較において、前記複数の車両のうち特定の車両のみが異なる比較結果を示す場合、前記特定の車両に不具合が発生している可能性があると判定し、不具合が発生している可能性があることを前記特定の車両に報知する不具合判定部と、
を備える検査装置。 - 前記不良可能性に関する値は、前記車両が前記地上子を撮像して得られた画像における各画素を輝度に基づいて二値化する際の輝度のしきい値の近傍の所定範囲内の輝度値を示す画素数である、
請求項1に記載の検査装置。 - 前記不良可能性に関する値は、前記車両が前記地上子を撮像して得られた画像における各画素のエラー訂正率である、
請求項1または請求項2に記載の検査装置。 - 前記不良可能性に関する値は、異なる時刻において得られた値である、
請求項1から請求項3の何れか一項に記載の検査装置。 - 前記不良可能性に関する値は、異なる前記車両において得られた値である、
請求項1から請求項4の何れか一項に記載の検査装置。 - 前記統計量は、平均値である、
請求項1から請求項5の何れか一項に記載の検査装置。 - 請求項1から請求項6の何れか一項に記載の検査装置を備えるサーバと、
前記サーバからの制御信号に基づいて走行する車両と
を備える位置特定システム。 - 請求項1から請求項6の何れか一項に記載の検査装置を備える車両と、
前記車両の走行を制御する制御信号を前記車両へ送信するサーバと
を備える位置特定システム。 - 複数の車両と地上子とを備え、前記複数の車両による前記地上子の認識結果に基づいて前記複数の車両の位置を特定する位置特定システムの検査方法であって、
前記複数の車両による前記地上子の認識結果から特定される前記位置特定システムの不良可能性に関する値を取得することと、
前記不良可能性に関する値の統計量に基づいて、前記位置特定システムに不具合が発生するか否かを判定することと、
前記位置特定システムに不具合が発生していないと判定した場合に、前記複数の車両ごとに得られた前記不良可能性に関する値の統計量と、予め定めた基準との比較において、前記複数の車両のうち特定の車両のみが異なる比較結果を示す場合、前記特定の車両に不具合が発生している可能性があると判定し、不具合が発生している可能性があることを前記特定の車両に報知することと、
を含む検査方法。 - 複数の車両と地上子とを備え、前記複数の車両による前記地上子の認識結果に基づいて前記複数の車両の位置を特定する位置特定システムの検査を行う検査装置のコンピュータに、
前記複数の車両による前記地上子の認識結果から特定される前記位置特定システムの不良可能性に関する値を取得することと、
前記不良可能性に関する値の統計量に基づいて、前記位置特定システムに不具合が発生するか否かを判定することと、
前記位置特定システムに不具合が発生していないと判定した場合に、前記複数の車両ごとに得られた前記不良可能性に関する値の統計量と、予め定めた基準との比較において、前記複数の車両のうち特定の車両のみが異なる比較結果を示す場合、前記特定の車両に不具合が発生している可能性があると判定し、不具合が発生している可能性があることを前記特定の車両に報知することと、
を実行させるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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