JP2015219212A - ステレオカメラ装置及び距離算出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】色情報を用いることが可能でありながら形状の検出精度が高いステレオカメラ装置及び距離算出方法を提供する。
【解決手段】ステレオカメラ装置1は、少なくとも1つのカラーフィルタを用いて画像を撮像する第1の撮像部2と、モノクロ画像を撮像する第2の撮像部3と、第1の撮像部2及び第2の撮像部3で撮像した画像を用いて、撮像された被写体までの距離を算出する制御部4とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ステレオカメラ装置及び距離算出方法に関する。
従来、モノクロ画像を撮像するカメラのみ又はカラー画像を撮像するカメラのみで構成されるステレオカメラにより路面上を撮影し、このステレオカメラからの画像情報に基づいて被写体までの距離を測定して物体を認識する車両用路上物体認識装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特開平7−225126号公報
ステレオカメラがモノクロ画像を撮像するカメラのみで構成される場合、形状の検出精度が高い。一方で、色情報を用いなければ認識することができない物体を認識することができない。
他方、ステレオカメラがカラー画像を撮像するカメラのみで構成される場合、色情報を用いなければ認識することができない物体を認識することができる。一方で、ステレオカメラがモノクロ画像を撮像するカメラのみで構成される場合に比べて形状の検出精度が落ちる。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、色情報を用いることが可能でありながら形状の検出精度が高いステレオカメラ装置及び距離算出方法を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明に係るステレオカメラ装置は、少なくとも1つのカラーフィルタを用いて画像を撮像する第1の撮像部と、モノクロ画像を撮像する第2の撮像部と、前記第1の撮像部及び前記第2の撮像部で撮像した画像を用いて、撮像された被写体までの距離を算出する制御部とを備える。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るステレオカメラ装置において、前記制御部は更に、前記第1の撮像部で撮像した画像内において、少なくとも色を認識の特性として用いることが定められた物体の認識を少なくとも行う。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るステレオカメラ装置において、前記制御部は、前記少なくとも色を認識の特性として用いることが定められた物体として、交通標識、交通信号、路面標識、路面上の区画線並びに車両の方向指示器、ストップランプ、ヘッドランプ及びテールランプの少なくともいずれか1つを認識する。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るステレオカメラ装置において、前記制御部は更に、前記第2の撮像部で撮像した画像内において、色以外の特性を認識の特性として用いることが定められた物体の認識を少なくとも行う。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るステレオカメラ装置において、前記制御部は更に、前記色以外の特性を認識の特性として用いることが定められた物体として、人、車両、動物、路面上の障害物の少なくともいずれか1つを認識する。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るステレオカメラ装置において、前記制御部は更に、色により区別されるように定められた物体を前記第2の撮像部が撮像した画像内で認識したとき、該第2の撮像部が撮像した画像内における該物体の占める領域に対応する、前記第1の撮像部が撮像した画像内の対応領域における色を、前記第2の撮像部が撮像した画像内で認識した物体の区別に用いる。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るステレオカメラ装置において、前記制御部は更に、第2の撮像部が撮像した画像内で認識された物体の占める領域であって第2の撮像部が撮像した画像内の領域に対応する、前記第1の撮像部が撮像した画像内の対応領域において物体認識を行う。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るステレオカメラ装置において、前記第1の撮像部は前記第2の撮像部よりも明るい光学系を用いる。
更に、上記課題を解決するため、本発明に係る移動体は、上述に記載のステレオカメラ装置を設置する。
更に、上記課題を解決するため、本発明に係る距離算出方法において、第1の撮像部により、少なくとも1つのカラーフィルタを用いて画像を撮像するステップと、第2の撮像部により、モノクロ画像を撮像するステップと、制御部により、前記第1の撮像部及び前記第2の撮像部で撮像した画像を用いて、撮像された被写体までの距離を算出するステップと、を含む。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る距離算出方法において、前記距離を算出するステップは更に、色により区別されるように定められた物体を前記第2の撮像部が撮像した画像内で認識したとき、該第2の撮像部が撮像した画像内における該物体の占める領域に対応する、前記第1の撮像部が撮像した画像内の対応領域における色を、前記第2の撮像部が撮像した画像内で認識した物体の区別に用いる。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る距離算出方法において、前記距離を算出するステップは更に、第2の撮像部が撮像した画像内で認識された物体の占める領域であって第2の撮像部が撮像した画像内の位置に対応する、前記第1の撮像部が撮像した画像内の対応領域において物体認識を行う。
色情報を用いることが可能でありながら形状の検出精度が高いステレオカメラ装置及び距離算出方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るステレオカメラ装置の機能ブロック図である。 図1の第1の撮像部及び第2の撮像部の、移動体における配置図である。 本発明の一実施形態に係る移動体の前方の撮像画像を示す図である。 本発明の一実施形態に係る移動体の前方の撮像画像を示す図である。 本発明の一実施形態に係る被写体について説明する表である。 本発明の一実施形態に係る移動体の前方の撮像画像を示す図である。 本発明の一実施形態に係る移動体の前方の撮像画像を示す図である。 本発明の一実施形態に係る制御部の動作フローを示す図である。 本発明の一実施形態に係る制御部の物体認識処理のサブルーチンを示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、一実施形態に係るステレオカメラ装置1の機能ブロック図の例を示す図である。図1に示すように、一実施形態に係るステレオカメラ装置1は、第1の撮像部2と、第2の撮像部3と、制御部4とを含み、撮像画像内で行った物体認識の結果を制御部4から出力する。
本実施形態において、ステレオカメラ装置1は、図1に示すように第1の撮像部2、第2の撮像部3及び制御部4を単一の筐体内に含む態様で記載されているが、カメラモジュールを撮像部として機能させ、且つ、カメラモジュールの外部のMPUをその制御部として機能させることによっても、ステレオカメラ装置1を構成可能である。
本発明に係るステレオカメラ装置1の各機能を説明するが、ステレオカメラ装置1が備える他の機能を排除することを意図したものではないことに留意されたい。本実施形態に係るステレオカメラ装置1は例えば自動車に設置される。しかしながら、ステレオカメラ装置1は自動車以外の移動体に設置されてもよい。また、ステレオカメラ装置1は電子機器関連の要素と通信するが、以下の説明においては、他の機能部を構成する要素の図示及び説明は省略する。
図2は、第1の撮像部2及び第2の撮像部3の移動体5における配置図である。移動体5には少なくとも第1の撮像部2及び第2の撮像部3が設置される。第1の撮像部2及び第2の撮像部3は、移動体5の前方を撮像可能な位置(例えば、移動体5の内側の、フロントガラスに接する位置)に設置され、移動体5の前方を撮像する。具体的には第1の撮像部2及び第2の撮像部3は、路面及び路面上の被写体を撮像する。
第1の撮像部2及び第2の撮像部3の取付け位置及び取付け姿勢は、第1の撮像部2及び第2の撮像部3が同一の被写体を、視差をもって撮像できるように、予め定められる。例えば、第1の撮像部2及び第2の撮像部3は、水平面上の移動体5内で厳密に定められた間隔で離間させて、水平に並ぶ位置に互いの光軸が平行となる姿勢で取付けられる。
図2においては、第1の撮像部2及び第2の撮像部3は移動体5の前方を撮像可能な位置に設置されているが、前方ではなく側方や後方といった周辺を撮像可能な位置にそれらを設置して利用することも可能である。
図1の説明に戻る。第1の撮像部2は、光学系及び撮像素子を有する。光学系は例えば、比較的広い画角を有する。撮像素子は、例えばCMOS又はCCD撮像素子であり、受光面上に少なくとも1種のカラーフィルタを有し、光学系が結像する画像を、カラー画像として撮像する。第1の撮像部2が撮像した画像は色情報を有する。第1の撮像部2は、撮像したカラー画像を制御部4に出力する。第1の撮像部2の全領域にカラーフィルタが配置されていなくてもよいことに留意されたい。
第1の撮像部2には、後述する第2の撮像部3よりも明るい光学系が用いられる。これにより、後述するようにモノクロ画像を撮像するカメラである第2の撮像部3との受光量の差を低減化することが可能である。受光量の差を抑制する明るい光学系を第1の撮像部2に用いることで、その差がゼロになるように調節してもよい。
第2の撮像部3は、光学系及び撮像素子を有する。光学系は例えば、比較的広い画角を有する。撮像素子は、カラーフィルタを有さない、例えばCMOS又はCCD撮像素子であり、光学系が結像する画像をモノクロ画像として撮像する。このため、第2の撮像部3が撮像する画像の感度及び解像度は高い。第2の撮像部3は、撮像したモノクロ画像を制御部4に出力する。
制御部4は、カラー画像内において物体認識を行う。制御部4は、カラー画像内における物体認識においては、カラー画像内における認識対象として予め定められた物体がカラー画像内に含まれるか否かを判別する。カラー画像内における認識対象として予め定められた物体は、少なくとも色を認識の特性として用いることが定められた物体である。色を認識の特性として用いることが定められた物体とは色に特定の意味が定められた物体であって、例えば、交通標識、交通信号、路面標識、路面上の区画線(白線又は黄線)並びに車両の方向指示器、ストップランプ、ヘッドランプ及びテールランプである。
例えば、交通標識は、赤色により速度や進入の「規制」という特性(意味)を有し、黄色により「警戒」という特性を有する。また、例えば交通信号は、赤色により「停止」という特性を有し、青色により「進行可能」という特性を有する。
また、カラー画像における認識対象として予め定められた物体には、色以外にも例えば形状、模様、輪郭等の特性を認識の特性として用いることが定められた物体も含まれる。色以外の特性を認識の特性として用いることが定められた物体とは、色に特定の意味が定められておらず多様な着色が施される物体を指し、例えば人、車両、動物、路面上の障害物である。「色以外の特性」とは、例えば形状、輪郭又は模様である。
制御部4は、モノクロ画像内において物体認識を行う。制御部4は、モノクロ画像内における物体認識においては、モノクロ画像内における認識対象として予め定められた物体がモノクロ画像内に含まれるか否かを判別する。モノクロ画像における認識対象として予め定められた物体は、色以外の特性を認識の特性として用いることが定められた物体である。
制御部4は、物体認識により認識された被写体までのステレオカメラ装置1からの距離を算出する。距離の算出は、ステレオマッチング等により行う。具体的な物体認識方法は後述する。
制御部4は、算出した距離と共に物体認識の結果(例えば、被写体が認識対象の物体であるか否か、また、物体の種類)を出力し得る。
次に、カラー画像及びモノクロ画像を用いた、撮像された被写体までの距離の算出処理を説明する。
図3は、第1の撮像部2が撮像し制御部4に出力する、移動体5の前方のカラー画像10を示す図である。カラー画像10は、実際の被写体の色情報を含む。例えば、図3におけるカラー画像においては、領域31から34は赤色を示す色情報を有し、領域35は黄色を示す色情報を有する(図3において、色情報を有する領域31から35を斜線で示す)。
このように、カラー画像10は実際の被写体の色情報を含む。このため、制御部4は、認識した物体の特性を少ない処理負荷で把握することができ、プロセッサの調達コストを抑制することができる。
図4は、第2の撮像部3が撮像し制御部4に出力する、移動体5の前方のモノクロ画像20を示す図である。第2の撮像部3はカラーフィルタを備えないため、モノクロ画像20の感度及び解像度は比較的高い。このため、例えば、制御部4は、人の像41や車両の像42の輪郭等から、それらがそれぞれ人及び車両であることを高精度に認識することができる。
また、制御部4は、モノクロ画像内において、色以外の特性により認識した物体が、後述する、色により区別されるように定められた物体であるか否かを判別する。さらに、制御部4は、色以外の特性により認識した物体が色により区別されるように定められた物体であるときには、当該物体のモノクロ画像内に占める領域に対応する、カラー画像内における領域の色を検出する。さらに、制御部4は、検出した色を、モノクロ画像内で認識した物体の区別に用いる。
前述のように、制御部4においては、認識対象として予め複数の物体が定められる。認識対象として定められた物体の中には、例えば左上から右下へ引かれた斜線により2つに分割された円形領域を有する標識である、駐車禁止及び車両交通止めの標識がある。これらの標識は、色以外の特性だけではいずれの物体であるか判別できないことがある。そこで、認識対象として定められた、色以外の特性だけでは区別できない物体毎に、色により区別されるか否かを設定可能である。図5は、制御部4が、認識対象として予め定められた物体と、当該物体毎の物体認識に使用可能な特性などとの対応関係を示す表である。図5に示すように、人及び車両、交通信号及び車両の方向指示器並びに交通標識(駐車禁止)などの中で、交通標識の一部(駐車禁止)には、色により区別可能な物体が存在する。
色により区別されるように定められた物体は、駐車禁止の交通標識と車両通行止めの交通標識に限られない。路面上の白い区画線及び黄色い区画線も、色により区別されるように定められた物体の一例である。
以下、制御部4が行う、画像内において認識した物体を色により区別する処理を詳細に説明する。
上述した通り、第1の撮像部2及び第2の撮像部3の間隔及び光軸の向きは厳密に定められており、視差をもって同一の被写体を撮像可能としている。本実施形態において、上述のように、第1の撮像部2及び第2の撮像部3は、水平面上の移動体内で厳密に定められた間隔で離間させて、水平に並ぶ位置に、互いの光軸が平行となる姿勢で取付けられる。このため、図6に示すように、カラー画像10内の物体の領域と、それに対応するモノクロ画像20内の物体の領域との縦方向の位置関係は同じであり、横方向の位置関係がずれている。
このことを利用し、制御部4は、モノクロ画像20内において色以外の特性により認識した物体が占める領域と同一の縦位置でカラー画像10内を検索し、その物体と同一の、色以外の特性(輪郭など)を有する物体の領域及びその周辺領域を、対応領域としてカラー画像10内で検出する。制御部4は、対応領域において検出した色を、色以外の特性により認識した物体の区別に用いる。
例えば、図6に示す画像が撮像された場合、制御部4は、モノクロ画像20内における物体の領域51に対応するカラー画像10内の領域52及びその周辺領域53を、領域51の対応領域として検出し、領域52及び周辺領域53の色を検出する。周辺領域53の決め方は任意である。検出された色は、モノクロ画像20内で認識した物体の区別に用いる。図6の斜線部分が青色である場合、図6に示す標識は駐車禁止の標識であると区別される。一方、図6の斜線部分が白色である場合、図6に示す標識は車両通行止めの標識であると区別される。
制御部4は、領域52における色だけでなくその周辺領域53における色をも検出することによって、誤検出を防ぐことができる。
また、制御部4は、第2の撮像部3が撮像した画像(モノクロ画像20)内で認識された物体の、第2の撮像部3が撮像した画像(モノクロ画像20)内の領域61に対応する、第1の撮像部2が撮像した画像(カラー画像10)内の領域において物体認識を行う。以下で図7を参照して詳細に説明する。モノクロ画像20の方がカラー画像10よりも感度及び解像度が比較的高いことを示すため、図7においては、モノクロ画像20内の車両の像の輪郭を太線で表現した。
制御部4は、モノクロ画像20内で物体を認識したとき、その物体の領域61に対応する領域62及びその周辺領域63を領域61の対応領域として検出する。対応領域の検出方法は、図6で説明した対応領域の検出方法と同様である。制御部4は、対応領域において物体の認識を行うとき、検出感度を上げる(検出レベルの閾値を下げる)。制御部4を、カラー画像10内において何ら物体として認識されるものがなかったときにのみこの処理を行うように構成してもよい。
このように、制御部4は、物体認識を行う領域を限定してその領域における検出感度を上げる。これにより、誤検出を防ぎつつ、モノクロ画像20では認識された物体が比較的感度及び解像度が低いカラー画像10で認識されないことを防ぐことができる。
次いで、制御部4は、物体認識の手法として、勾配算出や、例えばSVM学習データを用いたHOG等による処理を行う。制御部4は、例えばステレオマッチングを行うことで、撮像された被写体までのステレオカメラ装置1からの距離を算出し、その後、算出した距離と共に物体認識の結果を出力し得る。
図8は、一実施形態に係る制御部の動作フローを示す図である。制御部は、第1の撮像部からカラー画像を取得し(ステップS1)、第2の撮像部からモノクロ画像を取得する(ステップS2)。ステップS1とステップS2の順序は逆でもよい。
次いで、制御部は、カラー画像及びモノクロ画像を用いて物体認識を行う(ステップS3)。物体認識処理の詳細は、図9の説明で詳述する。制御部は、画像補間を行い(ステップS4)、ステレオマッチングにより、撮像された被写体までのステレオカメラ装置からの距離を算出する(ステップS5及びステップS6)。制御部は、物体認識の結果を出力する(ステップS7)。
図9は、一実施形態に係る制御部の物体認識処理のサブルーチンを示す図である。制御部は、モノクロ画像内で物体認識を行う(ステップS11)。制御部は、色により区別されるように定められた物体を第2の撮像部で撮像した画像(モノクロ画像)内において認識すると(ステップS12のYes)、モノクロ画像内におけるその物体の占める領域に対応するカラー画像内の対応領域を検出し、対応領域から色情報を取得する(ステップS13)。また、制御部は、その色情報をモノクロ画像内で認識した物体の区別に用いる(ステップS14)。ステップS12でNoのときは、ステップS13及びステップS14の処理は行わない。
次に、制御部は、ステップS11で認識された物体のモノクロ画像内で占める領域に対応する、カラー画像内の対応領域を検出する(ステップS15)。更に、制御部は、検出した対応領域において物体認識を行う(ステップS16)。ステップS12−ステップS14と、ステップS15―ステップS16との順序は逆であってもよい。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各部材、各部、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能である。また、本発明を方法の発明として実施する場合にも、複数の部やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
また、本発明に係るステレオカメラ装置をコンピュータで構成した場合、各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、そのコンピュータの内部又は外部の記憶部に格納しておき、そのコンピュータの中央演算処理装置(CPU)によってこのプログラムを読み出して実行させることで実現することができる。また、このようなプログラムは、例えばDVD又はCD−ROMなどの可搬型記録媒体の販売、譲渡、貸与等により流通させることができるほか、そのようなプログラムを、例えばネットワーク上にあるサーバの記憶部に記憶しておき、ネットワークを介してサーバから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、流通させることができる。また、そのようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラム又はサーバから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶部に記憶することができる。また、このプログラムの別の実施態様として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、更に、このコンピュータにサーバからプログラムが転送される度に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。
1 ステレオカメラ装置
2 第1の撮像部
3 第2の撮像部
4 制御部
5 移動体
10 第1の撮像部が撮像するカラー画像
20 第2の撮像部が撮像するモノクロ画像

Claims (12)

  1. 少なくとも1つのカラーフィルタを用いて画像を撮像する第1の撮像部と、
    モノクロ画像を撮像する第2の撮像部と、
    前記第1の撮像部及び前記第2の撮像部で撮像した画像を用いて、撮像された被写体までの距離を算出する制御部と
    を備えたステレオカメラ装置。
  2. 前記制御部は更に、前記第1の撮像部で撮像した画像内において、少なくとも色を認識の特性として用いることが定められた物体の認識を少なくとも行う、請求項1に記載のステレオカメラ装置。
  3. 前記制御部は、前記少なくとも色を認識の特性として用いることが定められた物体として、交通標識、交通信号、路面標識、路面上の区画線並びに車両の方向指示器、ストップランプ、ヘッドランプ及びテールランプの少なくともいずれか1つを認識する、請求項2に記載のステレオカメラ装置。
  4. 前記制御部は更に、前記第2の撮像部で撮像した画像内において、色以外の特性を認識の特性として用いることが定められた物体の認識を少なくとも行う、請求項1から3のいずれか1項に記載のステレオカメラ装置。
  5. 前記制御部は更に、前記色以外の特性を認識の特性として用いることが定められた物体として、人、車両、動物、路面上の障害物の少なくともいずれか1つを認識する、請求項4に記載のステレオカメラ装置。
  6. 前記制御部は更に、色により区別されるように定められた物体を前記第2の撮像部が撮像した画像内で認識したとき、該第2の撮像部が撮像した画像内における該物体の占める領域に対応する、前記第1の撮像部が撮像した画像内の対応領域における色を、前記第2の撮像部が撮像した画像内で認識した物体の区別に用いる、請求項1から5のいずれか1項に記載のステレオカメラ装置。
  7. 前記制御部は更に、第2の撮像部が撮像した画像内で認識された物体の占める領域であって第2の撮像部が撮像した画像内の領域に対応する、前記第1の撮像部が撮像した画像内の対応領域において物体認識を行う、請求項1から6のいずれか1項に記載のステレオカメラ装置。
  8. 前記第1の撮像部は前記第2の撮像部よりも明るい光学系を用いた、請求項1から7のいずれか1項に記載のステレオカメラ装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載のステレオカメラ装置を設置した移動体。
  10. 第1の撮像部により、少なくとも1つのカラーフィルタを用いて画像を撮像するステップと、
    第2の撮像部により、モノクロ画像を撮像するステップと、
    制御部により、前記第1の撮像部及び前記第2の撮像部で撮像した画像を用いて、撮像された被写体までの距離を算出するステップと、
    を含む距離算出方法。
  11. 前記距離を算出するステップは更に、色により区別されるように定められた物体を前記第2の撮像部が撮像した画像内で認識したとき、該第2の撮像部が撮像した画像内における該物体の占める領域に対応する、前記第1の撮像部が撮像した画像内の対応領域における色を、前記第2の撮像部が撮像した画像内で認識した物体の区別に用いる、請求項10に記載の距離算出方法。
  12. 前記距離を算出するステップは更に、第2の撮像部が撮像した画像内で認識された物体の占める領域であって第2の撮像部が撮像した画像内の領域に対応する、前記第1の撮像部が撮像した画像内の対応領域において物体認識を行う、請求項10又は11に記載の距離算出方法。
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