JP7048287B2 - 除塵装置 - Google Patents

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Description

本発明は、除塵装置に関する。
製造工程においては、ワークの上の塵埃を除去するために種々の除塵装置が使用されている。除塵装置には、固体または液体からなる除去剤をワークに接触させて除塵する方式のほか、気体の吐出および吸引によって形成される気流によって除塵する方式がある(特許文献1を参照。)。気流によって除塵する除塵装置は、除去剤をワークに接触させる方式に比べて、ワーク表面に傷が付いたり、ワーク表面の被膜が剥がれたりするという不具合が生じ難いという利点がある。さらに、気流における水分量、温度、化学的特性は調整し易い。このため、水分量の変化等が性能に影響を及ぼすワークに対しては、気流によって除塵することによって、ワークの性能の低下や劣化を招き難いという利点もある。
特開2003-332401号公報
気流によって除塵する除塵装置は、上記の利点を有する一方、気流の風速の設定が難しいという問題がある。すなわち、気流の風速を比較的高風速に設定した場合には、比較的小さい塵埃および比較的大きい塵埃の両方をワークから浮き上がらせることができる。しかしながら、高風速であるがゆえに、比較的小さい塵埃の一部は、吸引口に向かう主流から外れた気流にも乗り、周囲の雰囲気に撒き散らされてしまい、十分に回収できない。撒き散らされた比較的小さい塵埃がワークの上に再び戻ってしまう虞がある。一方、気流の風速を比較的低風速に設定した場合には、比較的小さい塵埃の拡散を抑制できるものの、比較的大きい塵埃をワークから浮き上がらせることができず十分に除去できない。
そこで、本発明の目的は、塵埃の拡散抑制と、塵埃の十分な除去との両立を図ることができる除塵装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の除塵装置は、搬送されるシート形状を有するワークの上の塵埃を、気流によって除去する第1クリーナーと、ワーク搬送方向に沿って前記第1クリーナーよりも下流側に配置され、前記ワークの上の塵埃を気流によって除去する第2クリーナーと、を有する。前記第1クリーナーの気流は、気体の吐出および吸引によって形成され、前記第2クリーナーの気流も、気体の吐出および吸引によって形成される。前記第1クリーナーの気流は、前記第2クリーナーの気流よりも低風速である。ここに、前記第2クリーナーは、気体を吐出する第2吐出口と、気体および塵埃を吸引する第2吸引口とを有し、前記第2吐出口および前記第2吸引口は、前記ワーク搬送方向に対して交差する方向に配置されてなり、前記第2吐出口が開口する方向は、搬送される前記ワークに交差しない位置に向けられている。
本発明の除塵装置によれば、塵埃の拡散抑制と、塵埃の十分な除去との両立を図ることができる。
電池を示す斜視図である。 図1の2-2線に沿う断面図である。 電池の電極を示す断面図である。 図3に二点鎖線によって囲まれた領域を拡大し、電極の表面に塵埃が付着した状態を模式的に示す断面図である。 電極を搬送する搬送経路、および搬送経路に配置された除塵装置を示す側面図である。 電極を搬送する搬送経路、および搬送経路に配置された除塵装置を示す平面図である。 除塵装置の第1クリーナーを示す底面図である、 第1クリーナーを示す断面図である、 第1クリーナーの作用に説明に使用する断面図である。 第2クリーナーを図5の10-10線に沿って示す断面図である。 第1クリーナーが除去する塵埃の寸法範囲、および第2クリーナーが除去する塵埃の寸法範囲を模式的に示すグラフである。
以下、添付した図面を参照しながら、実施形態について説明する。図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図面における各部材の大きさや比率は、説明の都合上誇張され実際の大きさや比率とは異なる場合がある。
まず、製造対象の電池10を簡単に説明する。
図1は、電池10を示す斜視図、図2は、図1の2-2線に沿う断面図である。図3は、電極23を示す断面図、図4は、図3に二点鎖線によって囲まれた領域を拡大し、電極23の表面23aに塵埃が付着した状態を模式的に示す断面図である。
電池10は、積層型の電池であり、発電要素11と、発電要素11を収容する外装フィルム12と、発電要素11に電気的に接続され外装フィルム12の外部に導出された正極タブ13および負極タブ14とを有している。外装フィルム12は、金属層の両面が樹脂フィルムによって挟まれた積層構造を有する。外装フィルム12を重ね合わせた封止部12aは、樹脂フィルム同士を熱融着によって接合して封止される。
発電要素11は、正極集電体16の面上に正極活物質層17を配置してなる正極15と、負極集電体19の面上に負極活物質層20を配置してなる負極18と、電解質を保持するセパレータ21とを有している。正極活物質層17と負極活物質層20とをセパレータ21を挟んで対向させることによって、単電池層22が形成されている。発電要素11は、単電池層22が複数積層された状態において外装フィルム12の内部に電解液とともに収納される。正極タブ13は正極15に電気的に接続され、負極タブ14は負極18に電気的に接続されている。
図2に示される発電要素11にあっては、最外層に位置する最外層電極は負極18である。最外層の負極18は、負極集電体19の一方の面上にのみ負極活物質層20が配置されている。なお、最外層の負極18は、負極集電体19の両面上に負極活物質層20を配置したものでよい。また、最外層電極は正極15でもよい。
正極15および負極18を区別する必要がないときには、これらを総称して電極23といい、正極集電体16および負極集電体19を総称して集電体24といい、正極活物質層17および負極活物質層20を総称して活物質層25という。
電池10は複数の工程を経て製造される。電極23(正極15および負極18を)は、ロール状に巻回された電極基材を引き出しつつ、切断装置によって所定の大きさに切断することによって形成される(切断工程)。切断された電極23は、積層装置によってセパレータ21と交互に積層される(積層工程)。電極基材を切断するときに、集電体24の微小な切り屑が生じる。図3および図4に示すように、電極23の表面23aには、集電体24の切り屑が塵埃となって付着することがある。また、切断された電極23を積層装置に向けて搬送しているときに、雰囲気中に漂っていた塵埃が電極23の表面23aに付着することもある。
塵埃30は、比較的小さい塵埃31と、比較的大きい塵埃32とに大別できる。比較的小さい塵埃31および比較的大きい塵埃32を区別する必要がないときには、これらを総称して塵埃30という。塵埃30の大きさは、集電体24の肉厚、形成材料、切断方法などによって種々の寸法となる。一例を挙げれば、例えば、比較的小さい塵埃31は50μm未満の小粒径であり、比較的大きい塵埃32は50μm以上の大粒径である。以下の説明では、比較的小さい塵埃31を単に「小塵埃31」といい、比較的大きい塵埃32を単に「大塵埃32」ともいう。
集電体24の切り屑からなる塵埃30は導体である。製造後の電池10に内部短絡の不良が生じることを防止するために、電極23の上の導体の塵埃30を除去しておく必要がある。そこで、切断装置によって切断された電極23を積層装置に向けて搬送する搬送経路に、除塵装置40が配置されている。
次に、本実施形態の除塵装置40を説明する。本実施形態では、搬送されるシート形状を有するワークとして、電池10用の電極23を例に挙げる。
図5および図6は、電極23を搬送する搬送経路41、および搬送経路41に配置された除塵装置40を示す側面図および平面図である。図7は、除塵装置40の第1クリーナー50を示す底面図、図8は、第1クリーナー50を示す断面図、図9は、第1クリーナー50の作用に説明に使用する断面図である。図10は、第2クリーナー70を図5の10-10線に沿って示す断面図である。図11は、第1クリーナー50が除去する塵埃30の寸法範囲、および第2クリーナー70が除去する塵埃30の寸法範囲を模式的に示すグラフである。
図5および図6に示される搬送経路41は、例えば、電極23を切り出す切断工程と、電極23およびセパレータ21を積層する積層工程との間の搬送経路41である。切断装置によって切断された電極23は、搬送経路41に配置された搬送部42によって積層装置に向けて搬送される。搬送部42は、例えば、サクションベルト42などから構成されている。サクションベルト42は多孔質の材料から形成されている。サクションベルト42の裏面(図中下面)側に図示しない吸引機構が配置されている。吸引機構によって吸引することによって、サクションベルト42の表面(図中上面)に電極23が保持される。サクションベルト42が矢印43によって示される方向に移動することによって、サクションベルト42上に保持された電極23が積層装置に向けて電極搬送方向44に搬送される。除塵装置40は、搬送経路41に配置され、順次搬送されてくる電極23の上の塵埃30を除去する。
図5および図6を参照して、本実施形態の除塵装置40は、概説すると、搬送される電極23の上の塵埃30を除去する第1クリーナー50と、電極搬送方向44に沿って第1クリーナー50よりも下流側に配置され電極23の上の塵埃30を除去する第2クリーナー70と、を有している。第1クリーナー50は、気体の吐出および吸引によって形成される気流51によって除塵する。第2クリーナー70も同様に、気体の吐出および吸引によって形成される気流71によって除塵する。そして、第1クリーナー50の気流51は、第2クリーナー70の気流71よりも低風速に設定してある。以下、詳述する。
図7、図8、図9をも参照して、第1クリーナー50は、ケーシング52の下面に、気体を吐出する第1吐出口53と、気体および塵埃30を吸引する第1吸引口54とを有している。第1吐出口53は、電極搬送方向44に沿って第1吸引口54よりも上流側に配置されている。第1吐出口53から気体を吐出し、第1吸引口54に気体を吸引することによって気流51が形成される。第1クリーナー50における気流51の方向は、電極搬送方向44と同じ方向である(図6において左から右への方向)。
ケーシング52内は、仕切り壁55によって区画され、第1吐出口53に連通する供給通路56と、第1吸引口54に連通する排出通路57とが形成されている。供給通路56には、気体を供給する給気部58が接続されている。給気部58は、例えば、ブロワーやコンプレッサなどから構成される。排出通路57には、気体および塵埃30を吸引する吸引部59が接続されている。吸引部59は、ブロワーや集塵フィルターなどから構成される。
第1クリーナー50は、吸引部59による気体の吸引量が、給気部58による気体の吐出量よりも多く設定されている。
電極23の表面23aと、第1吐出口53および第1吸引口54との間のクリアランスhは特に限定されないが、2mm未満程度に設定することが好ましい。クリアランスhを必要以上に大きくすると、電極23から浮き上がった塵埃30が第1吸引口54に回収されずに周囲の雰囲気に撒き散らされてしまう虞があるからである。
第1クリーナー50は、ケーシング52の側面のうち電極搬送方向44上流側の後面にガイドプレート60が取り付けられている。また、ガイドローラ61が、ケーシング52の下部に回転自在に取り付けられている。ガイドローラ61は、第1吐出口53および第1吸引口54のそれぞれに取り付けられている。ガイドプレート60およびガイドローラ61は、電極23の搬送方向前側(下流側)に伸びている集電体24をガイドする。これによって、搬送方向前側がめくれ上がっている電極23は、第1吐出口53や第1吸引口54にまき込まれない。
封止プレート62が、ケーシング52の下面に取り付けられている。封止プレート62は、ガイドローラ61が臨む開口部63、64を有する。封止プレート62によっても、搬送方向前側がめくれ上がっている電極23は、第1吐出口53や第1吸引口54にまき込まれない。第1吐出口53および第1吸引口54は、封止プレート62の開口部63、64とガイドローラ61との間の隙間によって形成される。第1吸引口54および第1吸引口54の開口面積は適宜の大きさに設定できる。気体の吸引量を吐出量よりも多く設定するため、第1吸引口54の開口面積を第1吐出口53の開口面積よりも大きくすることができる。
図10をも参照して、第2クリーナー70は、気体を吐出する第2吐出口72が形成された吐出側ケーシング73と、気体および塵埃30を吸引する第2吸引口74が形成された吸引側ケーシング75と、とを有している。吐出側ケーシング73および吸引側ケーシング75は、サクションベルト42を間に挟むように配置されている。したがって、第2吐出口72および第2吸引口74は、電極搬送方向44に対して交差する方向に配置されている。第2吐出口72から気体を吐出し、第2吸引口74に気体を吸引することによって気流71が形成される。第2クリーナー70における気流71の方向は、電極搬送方向44に対して交差する方向である(図6において下から上への方向)。第1クリーナー50および第2クリーナー70は、第1クリーナー50における気流51の方向と、第2クリーナー70における気流71の方向とが交差するように配置されている。
吐出側ケーシング73には、気体を供給する給気部76が接続されている。給気部76は、例えば、ブロワーやコンプレッサなどから構成される。吸引側ケーシング75には、気体および塵埃30を吸引する吸引部77が接続されている。吸引部77は、ブロワーや集塵フィルターなどから構成される。
第2クリーナー70は、吸引部77による気体の吸引量が、給気部76による気体の吐出量よりも多く設定されている。
第2吐出口72が開口する方向は、搬送される電極23に交差しない位置に向けられている(図10を参照)。この制限は、第2吐出口72から吐出された気体の主流が電極23の上面に直接衝突することがないことを意味する。図10に破線によって示すように、第2吐出口72から吐出された気体の主流が電極23の上面に直接衝突すると、衝突後の気流は、図において右側への流れ78と、左側への流れ79とに分岐する。左側に分岐した流れ79は第2吸引口74に吸引されないため、塵埃30が周囲の雰囲気に撒き散らされてしまう。撒き散らされた塵埃30が電極23の上に再び戻ってしまうことになる。このような不具合が生じることを防止するため、第2吐出口72が開口する方向は、搬送される電極23に交差しない位置に向けることが好ましい。
第1クリーナー50における気流51の風速は、例えば50μm未満の小粒径を多く含む小塵埃31を電極23から浮かすことができる程度の風速である。浮き上がらせた小塵埃31をさらに吹き飛ばすほどの風速は必要としない。第1クリーナー50における気流51の風速では、例えば50μm以上の大粒径を多く含む大塵埃32を電極23から浮き上がらせることはできない。一方、第2クリーナー70における気流71の風速は、大塵埃32を電極23から浮き上がらせ、さらに吹き飛ばす程度の風速である。
第1クリーナー50における気流51の風速および第2クリーナー70における気流71の風速は、第1クリーナー50の気流51が第2クリーナー70の気流71よりも低風速である限りにおいて、除去すべき塵埃30の大きさ、重さなどに応じて適宜変更することができる。テストピースを用いて塵埃30の除去率などを検証することによって、第1クリーナー50および第2クリーナー70の風速が決定される。一例を挙げれば、第1クリーナー50における気流51の風速は、電極23の表面23aにおいて4~5m/s未満であり、第2クリーナー70における気流71の風速は、電極23の表面23aにおいて7m/s以上である。
除塵装置40は、第1クリーナー50および第2クリーナー70のそれぞれの動作を制御する制御部90を有している。制御部90は、CPUやメモリーなどを備えている。制御部90は、第1クリーナー50の給気部58および吸引部59に接続され、第2クリーナー70の給気部76および吸引部77に接続されている。制御部90は、それぞれの給気部58、76および吸引部59、77の動作を制御し、設定された吐出量および吸引量とする。
使用する気体は、特に限定されないが、窒素ガスなどの不活性ガスや乾燥空気が使用される。また、電極23、特に活物質層25の性能の劣化を招かないようにするため、除塵に使用する気体は、他の製造工程において管理されている水分量や温度の条件と同じ条件に調整される。
次に、本実施形態の作用を説明する。
図5および図6に示すように、切断装置によって切断された電極23は、搬送経路41に配置されたサクションベルト42によって積層装置に向けて搬送される。除塵装置40は、順次搬送されてくる電極23の上の塵埃30を除去する。
図8に示すように、除塵装置40の第1クリーナー50は、第1吐出口53から気体を吐出し、第1吸引口54に気体を吸引することによって気流51を形成する。気流51の方向は、電極搬送方向44と同じ方向である。第1クリーナー50における気流51の風速は、小塵埃31を電極23から浮かすことができる程度の風速に設定されている。浮き上がらせた小塵埃31をさらに吹き飛ばすほどの風速は必要としない。また、大塵埃32を電極23から浮き上がらせることもできない。図8に白抜き矢印によって示すように、第1クリーナー50の周囲の気体も第1吸引口54に向けて流れる。
図9に示すように、電極23から浮き上がった小塵埃31は、電極23の搬送に伴う慣性力を受けて、第1吸引口54に向かって流れる。
そして、図9に破線によって示すように、電極23がさらに搬送されると、小塵埃31は、気体と一緒に第1吸引口54に吸引され、電極23から除去される。
図10に示すように、除塵装置40の第2クリーナー70は、第2吐出口72から気体を吐出し、第2吸引口74に気体を吸引することによって気流71を形成する。気流71の方向は、電極搬送方向44に対して交差する方向である。第2クリーナー70における気流71の風速は、大塵埃32を電極23から浮き上がらせ、さらに吹き飛ばす程度の風速である。第2クリーナー70の周囲の気体も第2吸引口74に向けて流れる。
電極23から浮き上がった大塵埃32は、第2吸引口74に向けて吹き飛ばされる。
そして、大塵埃32は、気体と一緒に第2吸引口74に吸引され、電極23から除去される。
図11に示すように、除塵装置40は、第1クリーナー50において矢印91によって示すように小塵埃31が除去され、第2クリーナー70において矢印92によって示すように大塵埃32が除去される。
以上説明したように、本実施形態の除塵装置40は、搬送される電極23の上の塵埃30を気流51によって除去する第1クリーナー50と、電極搬送方向44に沿って第1クリーナー50よりも下流側に配置され、電極23の上の塵埃30を気流71によって除去する第2クリーナー70と、を有している。そして、第1クリーナー50の気流51は、第2クリーナー70の気流71よりも低風速である。
このように構成することによって、塵埃30の拡散抑制と、塵埃30の十分な除去との両立を図ることができる除塵装置40を提供することができる。すなわち、電極搬送方向44の上流側に配置した第1クリーナー50の気流51は、電極搬送方向44の下流側に配置した第2クリーナー70の気流71よりも低風速であるため、最初に、第1クリーナー50において小塵埃31(比較的小さい塵埃31)を電極23から浮き上がらせて十分に回収できる。その後に、第2クリーナー70において大塵埃32(比較的大きい塵埃32)を電極23から浮き上がらせ、さらに吹き飛ばして十分に回収できる。小塵埃31が既に回収されているため、第2クリーナー70における気流71を比較的高風速にしても、小塵埃31が周囲の雰囲気に撒き散らされることはなく、大塵埃32を十分に除去できる。このように、最初に低風速で小塵埃31を除去し、その後、高風速で大塵埃32を除去することによって、塵埃30の周囲への拡散を抑制して、小塵埃31と大塵埃32との両方を十分に除去することができる。
また、第1クリーナー50および第2クリーナー70のそれぞれは、気体の吸引量が気体の吐出量よりも多い。
このように構成することによって、第1クリーナー50の周囲の気体も吸引されることから、第1クリーナー50において小塵埃31の周囲への拡散を一層抑制でき、第2クリーナー70の周囲の気体も吸引されることから、第2クリーナー70において大塵埃32の周囲への拡散を一層抑制できる。
また、第1クリーナー50における気流51の方向と第2クリーナー70における気流71の方向とが交差するように、第1クリーナー50および第2クリーナー70が配置されている。
このように構成することによって、比較的高風速が必要であり、比較的大きくなる第2クリーナー70を配置するレイアウトの自由度が増す。
また、第1クリーナー50は、気体を吐出する第1吐出口53と、気体および塵埃30を吸引する第1吸引口54とを有し、第1吐出口53は、電極搬送方向44に沿って第1吸引口54よりも上流側に配置されている。
このように構成することによって、電極23から浮き上がった小塵埃31を、電極23の搬送に伴う慣性力を受けて、第1吸引口54に向けて流すことができ、小塵埃31をより十分に回収できる。
また、第2クリーナー70は、気体を吐出する第2吐出口72と、気体および塵埃30を吸引する第2吸引口74とを有し、第2吐出口72および第2吸引口74は、電極搬送方向44に対して交差する方向に配置されている。
このように構成することによって、比較的高風速によって吹き飛ばされる大塵埃32が電極搬送方向44に飛び散ることを抑制でき、大塵埃32が搬送途中の電極23の上に再び戻ってしまうという不具合を防止できる。
また、第2クリーナー70の第2吐出口72が開口する方向は、搬送される電極23に交差しない位置に向けられている。
このように構成することによって、第2吐出口72から吐出された気体の主流が電極23の上面に直接衝突することがない。気体の主流が分岐して流れることがなく、大塵埃32が周囲の雰囲気に撒き散らされるという不具合を防止できる。
搬送されるシート形状を有するワークは、電池10用の電極23である。
このように構成することによって、電池10用の電極23から導体の塵埃30を除去して、製造後の電池10に内部短絡の不良が生じることを防止できる。
(変形例)
第2クリーナー70が吐出側ケーシング73と吸引側ケーシング75とに分けられた形態について説明したが、本発明はこの場合に限定されない。第2クリーナー70は、第1クリーナー50と同様に、1つのケーシング内を仕切り壁によって区画し、第2吐出口72に連通する供給通路と、第2吸引口74に連通する排出通路とを形成することができる。
第1クリーナー50における気流51の方向と第2クリーナー70における気流71の方向とが交差するように、第1クリーナー50および第2クリーナー70を配置した形態について説明したが、本発明はこの場合に限定されない。第1クリーナー50における気流51の方向と第2クリーナー70における気流71の方向とが同じになるように、第1クリーナー50および第2クリーナー70を配置することができる。
第2クリーナー70における気流71の方向を、第1クリーナー50における気流51の方向と同様に電極搬送方向44としても良い。この場合において、第2吐出口72を、電極搬送方向44に沿って第2吸引口74よりも上流側に配置することができる。
搬送されるシート形状を有するワークとして電池10用の電極23を例示したが、本発明は、搬送されるシート形状を有するワークであれば、電極23以外にも広く適用することができる。例えば、複数枚の扁平な電池を積層して組電池とする場合があり、この場合には、搬送されるシート形状を有するワークが電池に相当し、電池を積層する前に各電池の外装フィルムの上の塵埃を除去する除塵装置に適用することができる。
10 電池、
11 発電要素、
12 外装フィルム、
15 正極、
16 正極集電体、
17 正極活物質層、
18 負極、
19 負極集電体、
20 負極活物質層、
21 セパレータ、
23 電極(搬送されるシート形状を有するワーク)、
24 集電体、
25 活物質層、
30 塵埃、
31 小塵埃、比較的小さい塵埃、
32 大塵埃、比較的大きい塵埃、
40 除塵装置、
41 搬送経路、
42 搬送部、サクションベルト、
44 電極搬送方向(ワーク搬送方向)、
50 第1クリーナー、
51 第1クリーナーの気流、
52 ケーシング、
53 第1吐出口、
54 第1吸引口、
55 仕切り壁、
56 供給通路、
57 排出通路、
58 給気部、
59 吸引部、
60 ガイドプレート、
61 ガイドローラ、
62 封止プレート、
63、64 開口部、
70 第2クリーナー、
71 第2クリーナーの気流、
72 第2吐出口、
73 吐出側ケーシング、
74 第2吸引口、
75 吸引側ケーシング、
76 給気部、
77 吸引部、
90 制御部。

Claims (5)

  1. 搬送されるシート形状を有するワークの上の塵埃を、気体の吐出および吸引によって形成される気流によって除去する第1クリーナーと、
    ワーク搬送方向に沿って前記第1クリーナーよりも下流側に配置され、前記ワークの上の塵埃を、気体の吐出および吸引によって形成される気流によって除去する第2クリーナーと、を有し、
    前記第1クリーナーの気流は、前記第2クリーナーの気流よりも低風速であり、
    前記第2クリーナーは、気体を吐出する第2吐出口と、気体および塵埃を吸引する第2吸引口とを有し、前記第2吐出口および前記第2吸引口は、前記ワーク搬送方向に対して交差する方向に配置されてなり、
    前記第2吐出口が開口する方向は、搬送される前記ワークに交差しない位置に向けられている、除塵装置。
  2. 前記第1クリーナーおよび前記第2クリーナーのそれぞれは、気体の吸引量が気体の吐出量よりも多い、請求項1に記載の除塵装置。
  3. 前記第1クリーナーにおける気流の方向と前記第2クリーナーにおける気流の方向とが交差するように、前記第1クリーナーおよび前記第2クリーナーが配置されている、請求項1または請求項2に記載の除塵装置。
  4. 前記第1クリーナーは、気体を吐出する第1吐出口と、気体および塵埃を吸引する第1吸引口とを有し、前記第1吐出口は、前記ワーク搬送方向に沿って前記第1吸引口よりも上流側に配置されている、請求項1から3のいずれか1つに記載の除塵装置。
  5. 前記ワークは、電池用の電極である、請求項1から4のいずれか1つに記載の除塵装置。
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