JP7048255B2 - 手動式移動棚装置 - Google Patents

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Description

本発明は、手動式移動棚装置に係わり、更に詳しくはハンドル操作によって各移動棚の駆動輪を回転させて移動させる方式の手動式移動棚装置に関するものである。
従来から、前面パネルに設けたハンドルによって回転駆動される車輪を有する複数台の移動棚を、それらの出入面に対して直交する方向に敷設したレールに沿って移動可能に配置し、移動棚の移動でそれらの間に所定幅の通路が形成される手動式移動棚装置は各種提供されている。
特許文献1には、移動棚の下端で各レールに対応した位置に、駆動輪と単又は複数の従動輪を設け、各移動棚の前面パネルに設けたハンドルの回転力を前記駆動輪に伝達する回転力伝達機構を備え、該回転力伝達機構は大小のスプロケット又は歯付きプーリからなる一対の回転体と、両回転体に巻回するチェーン又はタイミングベルトからなる無端索体とからなり、使用者がハンドルを回転させて移動棚を移動させ、所定の移動棚間又は側端部に配置した固定棚と移動棚間に通路を形成し、その通路内に使用者が入って該通路に面した出入面から書籍やファイル等の物品を出し入れすることが可能な手動式移動棚装置が開示されている。ここで、前記ハンドルは、軸部から直角に延びたアームの先端部につまみを設けた構造で、各移動棚の前面パネルから前方へ突出する状態で設けられている。
また、特許文献2,3には、各移動棚の前面パネルに前方へ突出するように円形のハンドルを設け、ハンドルの回転力を駆動輪に伝達して移動可能な状態と移動不能な状態に切り替えることができるクラッチ機構若しくはロック機構をハンドルの軸部に設け、ハンドルを軸方向に変位させることによりその機構の切り替えができる構造が開示されている。しかし、何れの状態においてもハンドルは移動棚の前面パネルよりも手前に突出した状態である。
また、特許文献4には、移動棚の側面(前面パネル)に設けた操作ハンドルが、ホイールと該ホイールに設けたノブとからなり、該ノブは奥行方向にスライド可能に保持されているとともに、引き込み方向にバネで弾性付勢された構造が開示されている。ここで、操作ハンドルの非操作時にはノブは、バネによる付勢力によって突出量が最小の状態にあるが、操作時にノブに指を掛けることによりバネの付勢力に抗して手前へ突出した状態となり、ホイールを回転させることができるのである。この場合、ノブから指を離せば自動的に引き込まれ、ノブの突出量が最小となる。しかし、非操作時においても、ノブの前方頂部はホイールの前面から突出した状態にあるので、少なくともその分だけ移動棚の前面パネルから突出した状態となる。
特開2008-018123号公報 実公昭56-8512号公報 特開昭58-177604号公報 特開2017-047979号公報
しかしながら、従来の手動式移動棚装置におけるハンドルは、移動棚を使用しないときにも前面パネルから手前に突出しており、その前を通行する際にハンドルに、体の一部が衝突したり、あるいは衣服を引っ掛けたりと邪魔になることがあった。また、移動棚の前面パネルからハンドルが突出していると、外観的にも室内の壁面との間で意匠上の統一を図ることは不可能である。
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、各移動棚の前面パネルに設けたハンドルの回転力を駆動輪に伝達して移動棚を移動させることが可能な手動式移動棚装置において、不使用時にはハンドルが邪魔にならず、使用時にはハンドルを楽に回転させて移動棚を移動させることができ、また意匠的にも室内の壁面との統一を図ること可能な手動式移動棚装置を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、以下に構成する手動式移動棚装置を提供する。
(1)
前面パネルに設けたハンドルによって回転駆動される車輪を有する複数台の移動棚を、それらの出入面に対して直交する方向に敷設したレールに沿って移動可能に配置し、移動棚の移動でそれらの間に所定幅の通路が形成される手動式移動棚装置であって、
前記ハンドルは、
前記車輪に回転力を伝達する回転力伝達機構の支軸に関連づけて設けられ、
不使用時には外側面が前記前面パネルの表面と略面一の格納状態をとり、
使用時に前記前面パネルから手前に突出した使用状態をとり、
前記ハンドルの前記格納状態を維持する保持手段を有し、
前記保持手段は、ボールプランジャを含む
手動式移動棚装置。
(2)
前記ハンドルは、外側面が平面の円盤状であり、不使用時には外側面が前記前面パネルの表面と略面一の格納状態をとり、使用時には円周部を把持できるように前記前面パネルから手前に突出した使用状態をとる(1)記載の手動式移動棚装置。
(3)
前面パネルに設けたハンドルによって回転駆動される車輪を有する複数台の移動棚を、それらの出入面に対して直交する方向に敷設したレールに沿って移動可能に配置し、移動棚の移動でそれらの間に所定幅の通路が形成される手動式移動棚装置であって、
前記ハンドルは、
前記車輪に回転力を伝達する回転力伝達機構の支軸に関連づけて設けられ、
外側面が平面の円盤状であり、
不使用時には外側面が前記前面パネルの表面と略面一の格納状態をとり、
使用時には円周部を把持できるように前記前面パネルから手前に突出した使用状態をとり、
前記移動棚の前フレームに前記支軸を奥行方向に向けて水平に固定し、
該支軸に前記回転力伝達機構を構成するスプロケット又はプーリを備えた回転体を定位置回転可能に設け、
該回転体には該回転体とともに回転し且つ前記支軸の軸方向にスライド移動可能に軸部材を保持するガイド機構を設け、
該軸部材に前記ハンドルを固定し、
前記ガイド機構と軸部材との間には、前記ハンドルの格納状態を維持する保持手段を設けてなる
手動式移動棚装置。
(4)
前記回転体に基板を一体的に設け、該基板に対して平行に間隔を置いてリング状の保持板を固定するとともに、前記基板と保持板の間に複数のガイド杆を渡設し、前記軸部材は基部のスライド部と前記ハンドルを固定する先端部の軸部とからなり、前記軸部材の中心筒に前記支軸を受け入れて前記スライド部を摺動可能に案内するとともに、該スライド部の外周部を前記ガイド杆で摺動可能に案内し、前記基板と前記スライド部の間に圧縮コイルバネを介在して前記軸部材を手前に突出する方向に弾性付勢し、前記保持板の中心孔内に設けたボールプランジャを前記軸部材の軸部外周に設けた係合突部に係合して前記ハンドルを格納状態に維持し、前記ボールプランジャを係合突部が越えて弾性付勢力によって前記保持板にスライド部が直接又は間接に当接して前記ハンドルを使用状態に維持してなる(3)記載の手動式移動棚装置。
(5)
前記ハンドルを格納状態から前記圧縮コイルバネの弾性付勢力に抗して押し込み、その押し込み力を解放した際に前記係合突部がボールプランジャを越えるだけの反動力を前記圧縮コイルバネが備えている(4)記載の手動式移動棚装置。
(6)
前面パネルに設けたハンドルによって回転駆動される車輪を有する複数台の移動棚を、それらの出入面に対して直交する方向に敷設したレールに沿って移動可能に配置し、移動棚の移動でそれらの間に所定幅の通路が形成される手動式移動棚装置であって、
前記ハンドルは、ハンドル本体と把手とからなり、
前記車輪に回転力を伝達する回転力伝達機構の支軸に関連づけて設けられ、
前記ハンドル本体は定常的に外側面が前記前面パネルの表面と略面一の状態であり、
前記ハンドル本体の一部に設けた把手が、不使用時には前記ハンドル本体の表面から突出しない格納状態をとり、使用時に前記ハンドル本体の表面から手前に突出した使用状態をとり、
前記把手の前記格納状態を維持する把手保持手段を有し、
前記把手保持手段が、ローラープランジャと係合突起、位置決めピンと係合突起、板バネと係合突起、マグネットと磁性体から選ばれる1種である
手動式移動棚装置。
(7)
前記ハンドル本体は、外側面が平面の円盤状であり、定常的に外側面が前記前面パネルの表面と略面一の状態であり、前記把手は、前記ハンドル本体の外周縁寄りの一部に設けた開口から出没可能に保持されるとともに、少なくとも格納状態を維持する把手保持手段を設けてなる(6)記載の手動式移動棚装置。
(8)
前記把手は、前記ハンドル本体の背面に設けた把手ガイド機構によって奥行方向へスライド移動可能に支持された可動体に、奥行方向の回転軸にて回転可能に取付けられ、前記ハンドル本体に直接的又は間接的に固定された支持部材と前記可動体との間に格納状態を維持する把手保持手段を設けてなる(6)又は(7)記載の手動式移動棚装置。
以上にしてなる第1発明の手動式移動棚装置は、前面パネルに設けたハンドルによって回転駆動される車輪を有する複数台の移動棚を、それらの出入面に対して直交する方向に敷設したレールに沿って移動可能に配置し、移動棚の移動でそれらの間に所定幅の通路が形成される手動式移動棚装置であって、前記ハンドルは、前記車輪に回転力を伝達する回転力伝達機構の支軸に関連づけて設けられ、不使用時には外側面が前記前面パネルの表面と略面一の格納状態をとり、使用時に前記前面パネルから手前に突出した使用状態をとるので、不使用時にはハンドルが邪魔にならず、使用時にはハンドルを楽に回転させて移動棚を移動させることができる。また、室内の壁面と同一素材若しくは外観が類似の素材で移動棚の前面パネル、更にハンドルを構成し、室内の壁面から連続して移動棚の前面パネルを配置することで、意匠的にも室内の壁面との統一を図ることができる。
また、第2発明の手動式移動棚装置は、前面パネルに設けたハンドルによって回転駆動される車輪を有する複数台の移動棚を、それらの出入面に対して直交する方向に敷設したレールに沿って移動可能に配置し、移動棚の移動でそれらの間に所定幅の通路が形成される手動式移動棚装置であって、前記ハンドルは、ハンドル本体と把手とからなり、前記車輪に回転力を伝達する回転力伝達機構の支軸に関連づけて設けられ、前記ハンドル本体は定常的に外側面が前記前面パネルの表面と略面一の状態であり、前記ハンドル本体の一部に設けた把手が、不使用時には前記ハンドル本体の表面から突出しない格納状態をとり、使用時に前記ハンドル本体の表面から手前に突出した使用状態をとるので、不使用時にはハンドルの把手が邪魔にならず、使用時には手前に突出した把手を持ってハンドルを楽に回転させて移動棚を移動させることができる。また、室内の壁面と同一素材若しくは外観が類似の素材で移動棚の前面パネル、更にハンドル本体を構成し、室内の壁面から連続して移動棚の前面パネルを配置することで、意匠的にも室内の壁面との統一を図ることができる。
第1発明に係る手動式移動棚装置の全体斜視図である。 移動棚の回転力伝達機構を前面パネルとハンドルを省略して示した正面図である。 ハンドルを格納状態と使用状態にするためのガイド機構を示す分解斜視図である。 ハンドルの格納状態を維持する保持手段を示す断面図である。 ハンドルの格納状態を示す部分縦断面図である。 ハンドルを格納状態から使用状態へ、使用状態から格納状態へ移行させる過渡状態を示す部分縦断面図である。 ハンドルの使用状態を示す部分縦断面図である。 第2発明に係る手動式移動棚装置の全体斜視図である。 第2発明の実施形態を示し、一部省略した要部の正面図である。 同じく把手の格納状態を示す部分縦断面図である。 同じく把手を格納状態から使用状態へ、使用状態から格納状態へ移行させる過渡状態を示す部分縦断面図である。 同じく把手の使用状態を示す部分縦断面図である。 第2発明のハンドルの第1変形例を示し、一部省略した要部の正面図である。 第2発明のハンドルの第2変形例を示し、一部省略した要部の正面図である。 第2発明のハンドルの第3変形例を示し、一部省略した要部の正面図である。
次に、添付図面に示した実施形態に基づき、本発明を更に詳細に説明する。図1は第1発明の手動式移動棚装置を示し、図2~図7はその詳細を示し、図中符号1は移動棚、2は固定棚、3はレール、4は通路、5は車輪、6は前面パネル、7はハンドル、8は駆動力伝達機構、9はガイド機構をそれぞれ示している。
先ず、第1発明に係る手動式移動棚装置は、図1に示すように、複数のレール3,…に沿って複数の移動棚1が互いに移動可能に配置され、両端部には固定棚2が配置され、隣接する移動棚1,1が相対的に移動することによって、それらの間に所定幅の通路4が形成されるものである。そして、移動棚1の下端で各レール3,…に対応した位置に、複数の車輪5を設け、移動棚1の前面パネル6の中段に設けたハンドル7の回転力を前記車輪5に伝達する回転力伝達機構8を備えている。
前記ハンドル7は、前記車輪5に回転力を伝達する回転力伝達機構8の支軸10に関連づけて設けられ、不使用時には外側面が前記前面パネル6の表面と略面一の格納状態(図1及び図5参照)をとり、使用時に前記前面パネル6から手前に突出した使用状態(図7参照)をとる。ここで、前記ハンドル7は、外側面7Aが平面の円盤状であることが、前記前面パネル6及び室内の壁面との意匠上の統一を図る上で好ましい。そして、前記ハンドル7の不使用時には、外側面7Aが前記前面パネル6の表面と略面一の格納状態をとり、使用時には円周部7Bを把持できるように前記前面パネル6から手前に突出した使用状態をとるのである。ここで、本発明における「略面一」とは、面一の他に、製造誤差や部材の組み付け誤差によりハンドル7の外表面7Aが前面パネル6の表面に対して手前方向と奥方向に多少ずれている場合を含む概念である。
前記移動棚1は、前記車輪5,…を備えたベース11の上に支柱12,…を立設してフレームを構成し、前フレームには前記回転力伝達機構8の部品を取付けるための支持板13を設けるとともに、その前方に空間を設けて前記前面パネル6を取付けて構成する。本実施形態の移動棚1は、横幅が広く左右両面から物品を出し入れすることが可能な両面タイプである。
ここで、前記回転力伝達機構8は、図2に示すように、大小のスプロケット又は歯付きプーリからなる一対の回転体14,15と、両回転体14,15に巻回するチェーン又はタイミングベルトからなる無端索体16とからなるとともに、前記無端索体16の弛みを防止するための弛み防止手段17を備えてなることを特徴としている。本実施形態では、前記回転体14,15にスプロケットを備え、無端索体16をチェーンとしている。
そして、図2~図5に示すように、前記移動棚1の前フレームに前記支軸10を奥行方向に向けて水平に固定し、該支軸10に前記回転力伝達機構8を構成するスプロケット又はプーリを備えた回転体14を定位置回転可能に設け、該回転体14には該回転体14とともに回転し且つ前記支軸10の軸方向にスライド移動可能に軸部材18を保持するガイド機構9を設け、該軸部材18に前記ハンドル7を固定し、前記ガイド機構9と軸部材18との間には、前記ハンドル7の格納状態を維持する保持手段19を設けている。
更に詳しくは、前記回転体14に基板20を一体的に設け、該基板20に対して平行に間隔を置いてリング状の保持板21を固定するとともに、前記基板20と保持板21の間に複数のガイド杆22,…を渡設している。具体的には、前記基板20と保持板21の対向面に中心角が120度離れた位置に三対の凹部23を設け、3本の前記ガイド杆22の両端を該凹部23にそれぞれ嵌合した状態で、複数個所、本実施形態では3個所でボルト24とスペーサ管25で固定する。それには、前記ボルト24を前記ガイド杆22の外側位置で、前記保持板21に設けた通孔26に通し、該ボルト24にスペーサ管25を外挿した状態でボルト24の先端を前記基板20の螺孔27に螺合し、該基板20と保持板21とにスペーサ管25を突き当て間隔を維持して固定する。
前記軸部材18は、基部のスライド部28と前記ハンドル7を固定する先端部の軸部29とからなり、前記軸部材18の中心筒30に前記支軸10を受け入れて前記スライド部28を摺動可能に案内するとともに、該スライド部28の外周部を前記ガイド杆22,…で摺動可能に案内している。更に、前記基板20と前記スライド部28の間に圧縮コイルバネ31を介在して前記軸部材18を手前に突出する方向に弾性付勢している。そして、図3~図5に示すように、前記保持手段19として、前記保持板21の中心孔32内に設けたボールプランジャ33を前記軸部材18の軸部29外周に設けた環状の係合突部34に係合して前記ハンドル7を格納状態に維持する構成とした。ここで、前記保持手段19として、前記係合突部34の代わりに環状の係合溝を設けても良く、その場合には前記ボールプランジャ33が軸部29の外周面に常時所定の弾性付勢力で接触した状態となる。また、図7に示すように、前記ボールプランジャ33を係合突部34が越えて弾性付勢力によって前記保持板21にスライド部28が直接又は緩衝材を介して間接に当接して前記ハンドル7を使用状態に維持する。
ここで、詳細には図示しないが、前記支軸10と軸部材18のスライド部28の間には軸方向に移動案内するリニアボールベアリング35を介在させ、また前記ガイド杆22とスライド部28の間にもリニアボールベアリング36を介在させて、軸方向へのスムーズな摺動案内を可能としている。ここで、図中符号37は、前記スライド部28の孔内に前記リニアボールベアリング35,36を挿入して装着した状態を保持する押さえ板である。尚、前記リニアボールベアリング35,36は、無給油ブッシュ等の軸方向の摺動部材であっても良い。
前記支軸10は、固定板38に一端を溶接して固定し、該固定板38を前記支持板13にネジ止めし、該支軸10を水平に手前側へ突設している。そして、前記回転体14には、一部にスプロケット39を設け、ベアリング40を介在させて前記支軸10の基部に定位置回転可能に取付けている。本実施形態では、前記回転体14は、スプロケット39と基板20を一体に設けたが、別部材を互いに連結して一体化しても良い。
前記ボールプランジャ33は、図4に示すように、リング状の保持板21の外周面から中心孔32に向けて貫通形成した螺孔41に螺合して装着し、螺合深さによって前記係合突部34との係合強さを微調整できるようになっている。通常は、前記ボールプランジャ33のボールは、前記軸部材18の軸部29の外周面に接触しないように設定し、該軸部材18のスムーズなスライド移動を可能にしている。
前記ハンドル7は、円盤状であり、背面中心に取付軸42を突設した構造であり、該取付軸42を前記軸部材18の軸部29の先端部で、前記中心筒30に嵌合し、軸方向と直角方向から嵌挿したピン43で抜け止め連結している。
ここで、前記前面パネル6は、本実施形態では板金44の表面にガラス板45を積層した構造であり、また前記ハンドル7もスチール製の円板46の中央部に前記取付軸42を溶接し、表面側に円形のガラス板47を積層した構造である。前記前面パネル6には、前記ハンドル7を受け入れる円形の開口48が形成されている。尚、前記ハンドル7の外周縁には直接ガラス板47の端部に触れないように、軟質樹脂製又はゴム製のエッジ部材49を添設している。ここで、前面パネル6の表側素材は、木材や金属等であっても良く、壁面の構造に合わせて変えることができる。
図5は、前記前面パネル6に形成した開口48内に、前記ハンドル7が位置し、前面パネル6の表面とハンドル7の外側面7Aが面一になった格納状態を示し、この状態で前記圧縮コイルバネ31,…の弾性付勢力に抗して、前記ボールプランジャ33,…に前記軸部材18の係合突部34が係止している。
図6は、前記ハンドル7を格納状態から前記圧縮コイルバネ31,…の弾性付勢力に抗して押し込んだ状態を示し、その際に過度に圧縮コイルバネ31,…を押し縮めないように、前記支軸10の基部で前記基板20の側面にリング状のストッパー部材50を設け、該ストッパー部材50で軸部材18のスライド部28を当止している。そして、図6に示すように前記ハンドル7を押し込んだ後、その押し込み力を解放した際に前記係合突部34がボールプランジャ33,…を越えるだけの反動力を前記圧縮コイルバネ31,…が備えている。
前記係合突部34がボールプランジャ33,…を越えると、前記圧縮コイルバネ31,…弾性付勢力によって、図7に示すように、前記軸部材18のスライド部28が前記保持板21に当接するまで前記ハンドル7が手前に突出し、使用常置となる。この使用状態では、前記ハンドル7の円周部7Bを使用者が把持して回転させることが可能となる。
前記ハンドル7を回転すると、前記ガイド機構9を介して回転に対して一体となった回転体14が回転し、前記スプロケット39に噛み合ったチェーン16を介して他方の回転体(スプロケット)15を回転させ、ハンドル7の回転方向と同一回転方向に車輪5が回転し、もって移動棚1を同方向に移動するのである。つまり、前記ハンドル7を右回りに回転させると移動棚1は右方向に移動し、ハンドル7を左回りに回転させると移動棚1は左方向に移動するのである。
前記移動棚1を移動後、移動操作を止める場合には、図7の使用状態から前記ハンドル7を前記圧縮コイルバネ31,…の弾性付勢力に抗して、前記係合突部34がボールプランジャ33,…を越えるまで押し込んだ後、ゆっくりと押し込み力を解放して前記ハンドル7を前記圧縮コイルバネ31,…の弾性付勢力によって手前に移動させ、前記係合突部34をボールプランジャ33,…に係合させ、図5の格納状態にする。
尚、前記ハンドル7の外側面7Aが前記前面パネル6の表面と略面一の格納状態にあっても、該外側面7Aに指を当て、指と外側面7Aとの摩擦力を利用してハンドル7を回転させ、移動棚1を移動させることも可能である。勿論、前記ハンドル7を手前に突出させて、該ハンドル7の円周部7Bを持って回転させる方が楽に操作できる。
次に、図8~図15に基づいて第2発明を説明する。第2発明に係る手動式移動棚装置における移動棚1の基本構成は第1発明のそれと同じであり、ハンドル7の構成が異なるのみであるので、同一構成には同一符号を付してその説明は省略する。第2発明に係るハンドル7は、ハンドル本体51と把手52とからなり、前記車輪5に回転力を伝達する回転力伝達機構8の支軸10に関連づけて設けられ、前記ハンドル本体51は定常的に外側面7Aが前記前面パネル6の表面と略面一の状態であり、前記ハンドル本体51の一部に設けた把手52が、不使用時には前記ハンドル本体51の表面から突出しない格納状態をとり、使用時に前記ハンドル本体51の表面から手前に突出した使用状態をとることを特徴とする。図8において、右端の移動棚1の把手52は手前に突出した使用状態にあり、その他の移動棚1,…の把手52は格納状態にある。
先ず、ハンドル7を回転体14に連結する構造を説明する。第2発明では、前記ハンドル7は前記回転体14に対して固定的であり、一体として回転できれば具体的な構造には限定されないが、一例を図10に基づいて説明する。前記同様に、回転体14を回転可能に支持する支軸10は、固定板38に一端を溶接して固定し、該固定板38を前記支持板13にネジ止めし、該支軸10を水平に手前側へ突設している。そして、前記回転体14には、一部にスプロケット39を設け、ベアリング40を介在させて前記支軸10の基部に定位置回転可能に取付けている。前記回転体14には、前記ハンドル7を連結する基板20を一体的に設け、該基板20に前記ハンドル7の取付軸42を連結するための連結部材53を取付けている。
前記連結部材53には、前記基板20に取付けるための連結板54と、前記支軸10に回転可能に外挿する軸受部55と、前記ハンドル7の取付軸42を受け入れて連結する軸筒部56とからなる。そして、前記連結板54を前記基板20にネジ57で連結し、前記軸受部55の内部に設けたベアリング58,58で前記支軸10に回転可能に保持し、また前記軸筒部56に前記ハンドル7の取付軸42を嵌挿した状態で、抜止め用のボルト・ナットからなる連結ピン59で連結している。前記回転体14と連結部材53は、ベアリング40,58で前記支軸10に回転可能に保持され、該支軸10の先端に設けた止め具60で抜け止めされ、定位置で回転できるようになっている。
具体的には、前記ハンドル本体51は、外側面7Aが平面の円盤状であり、定常的に外側面7Aが前記前面パネル6の表面と略面一の状態にある。そして、前記把手52は、前記ハンドル本体51の外周縁寄りの一部に設けた開口61から把手ガイド機構62で案内されて出没可能に保持されるとともに、少なくとも該把手52の格納状態を維持する把手保持手段63を設けている。
具体的には、前記把手52は、前記ハンドル本体51の背面に設けた把手ガイド機構62によって奥行方向へスライド移動可能に支持された可動体64に、奥行方向の回転軸65にて回転可能に取付けられ、前記ハンドル本体51に直接的又は間接的に固定された支持部材66と前記可動体64との間に格納状態を維持する把手保持手段63を設けている。前記把手ガイド機構62は、前記ハンドル本体51の裏面で、前記開口61の周りに取付ける取付板67に、複数本、本実施形態では3本のガイド杆68,…を平行に突設し、該ガイド杆68,…の先端を受板69にまとめて連結している。そして、前記ガイド杆68,…にスライド可能に前記可動体64を保持するとともに、該可動体64と前記受板69との間に圧縮コイルバネ70を介装し、該可動体64を前記前面パネル6の方向へ、つまり手前方向へ弾性付勢している。尚、前記ガイド杆68に巻装した圧縮コイルバネ70は、少なくとも一つあれば良く、弾性付勢力の調整において圧縮コイルバネ70の本数で調整することも、またそれ自体の弾性力で調整することもある。
本実施形態では、前記支持部材66は、前記受板69から前記ガイド杆68に沿って延設されているが、直接前記ハンドル本体51に固定した部材でも良い。前記把手保持手段63は、前記支持部材66に固定したローラープランジャ71と前記可動体64の外周部に突設した係合突起72で構成している。ここで、前記ローラープランジャ71は、内蔵した弾性部材によって突出方向へ弾性付勢されているものであり、市販品を用いることができる。
図10は、前記把手52の格納状態を示している。この格納状態では、前記把手52の頂部は前記前面パネル6から突出しない位置にあり、好ましくは前記把手52の頂部は前記前面パネル6と面一か若干奥へ後退した位置に設定し、前記係合突起72の前部に前記ローラープランジャ71が当接し、前記圧縮コイルバネ70の弾性付勢力に抗して把手52の前方への変位を規制している。
図11は、前記把手52をハンドル本体51より手前側に突出させて使用状態にするために、一度押し込んで前記圧縮コイルバネ70の弾性力を高めた状態であり、その状態で把手52から指を素早く離すと、該圧縮コイルバネ70の弾性力によって前記可動体64と把手52が勢いよく手前に移動し、その弾性力と慣性力によって前記ローラープランジャ71を強制的に退避させて通過し、前記可動体64の前面側に設けた緩衝体73が前記取付板67に衝突して停止し、図12に示す使用状態になる。この使用状態で前記把手52を持って前記ハンドル本体51を回転させ、前記移動棚1を移動させるのである。尚、前記把手52とその付属部品の重量が重くなり、その重みで予期せずにハンドル7が回転し、移動棚1が移動しないように、前記把手52とは反対側の前記ハンドル本体51に回転モーメントを打ち消すカウンターウェイトを設けることも好ましい。
ここで、前記把手52を使用状態に維持するために、前記ローラープランジャ71よりも前方位置に第2のローラープランジャ74を前記支持部材66に設けて、前記可動体64の係合突起72の後部を当止するようにすることも好ましい。つまり、前記把手保持手段63を一対のローラープランジャ71,74と係合突起72とで構成し、格納状態と使用状態を維持するようにしても良い。この場合、図11の把手52を押し込んだ状態から指を離せば、前記係合突起72が前記ローラープランジャ71と前記ローラープランジャ74を自動的に通過することが好ましいが、第2のローラープランジャ74を通過しなければ、突出してきた前記把手52を持って引っ張り出し、前記係合突起72が強制的に通過させても良い。尚、第2のローラープランジャ74の代わりに、前記可動体64と前記取付板67の少なくとも何れか一方にマグネットを固定し、他方の磁性部材を吸着させて使用状態を維持しても良い。
そして、前記ハンドル本体51の表面から突出した前記把手52を格納状態にするには、前記把手52を押し込み、前記ローラープランジャ71を通過させた後に、ゆっくりと指を離せば該ローラープランジャ71に係合突起72が当止して静止する。ここで、前記係合突起72は、前部が急峻に立ち上がった面で、後部が傾斜した面となっており、断面略直角三角形状となっている。これは、前記把手52を押し込み時にローラープランジャ71を通過させ易く、また格納状態で確実にローラープランジャ71に当止させて静止させるためである。
尚、前記ハンドル本体51の一部に設けた把手52が、前記ハンドル本体51の表面から突出しない格納状態にあっても、該ハンドル本体51の外側面7Aに指を当て、指と外側面7Aとの摩擦力を利用してハンドル7を回転させ、移動棚1を移動させることも可能である。勿論、前記把手52をハンドル本体51から手前に突出させて、該把手52を持って回転させる方が楽に操作できる。
前記把手保持手段63の変形例を、図13~図15に基づいて簡単に説明する。図13は、第2発明のハンドルの第1変形例を示し、前記把手保持手段63が、位置決めピン75と係合突起72とで構成されたものである。前記位置決めピン75は、ボールプランジャと同様な半球状の頭部が内蔵した弾性部材によって突出方向に弾性付勢された構造であり、市販品を用いることができる。また、第2の前記ローラープランジャ74と同様に、第2の位置決めピン76を設けることも好ましい。
図14は、第2発明のハンドルの第2変形例を示し、前記把手保持手段63が、板バネ77と係合突起72とで構成されたものである。また、第2の前記ローラープランジャ74と同様に、第2の板バネ78を設けることも好ましい。
図15は、第2発明のハンドルの第3変形例を示し、前記把手保持手段63が、マグネット79と磁性体80とで構成されたものである。ここで、前記マグネット79は、前記支持部材66にホルダー81を介して固定し、前記磁性体80は、前記可動体64の外周面自体で構成し、あるいは位置決めを正確にするために対向マグネットを設けても良い。また、第2の前記ローラープランジャ74と同様に、第2のマグネット82を設けることも好ましい。
尚、前記ローラープランジャ、位置決めピン及び板バネは、適宜組み合わせて用いることも可能である。つまり、格納状態と使用状態とで異なる構成の係合手段を組み合わせて前記把手保持手段63を構成しても良い。また、前記受板69には、前記把手52を押し込んだ際に、前記可動体64を当止するゴム製のストッパー83を適宜設けている。
1 移動棚、 2 固定棚、
3 レール、 4 通路、
5 車輪、 6 前面パネル、
7 ハンドル、 7A 外側面、
7B 円周部、 8 回転力伝達機構、
9 ガイド機構、 10 支軸、
11 ベース、 12 支柱、
13 支持板、 14 回転体、
15 回転体、 16 無端索体
17 弛み防止手段、 18 軸部材、
19 保持手段、 20 基板、
21 保持板、 22 ガイド杆、
23 凹部、 24 ボルト、
25 スペーサ管、 26 通孔、
27 螺孔、 28 スライド部、
29 軸部、 30 中心筒、
31 圧縮コイルバネ、 32 中心孔、
33 ボールプランジャ、 34 係合突部、
35 リニアボールベアリング、 36 リニアボールベアリング、
37 押さえ板、 38 固定板、
39 スプロケット、 40 ベアリング、
41 螺孔、 42 取付軸、
43 ピン、 44 板金、
45 ガラス板、 46 円板、
47 ガラス板、 48 開口、
49 エッジ部材、 50 ストッパー部材、
51 ハンドル本体、 52 把手、
53 連結部材、 54 連結板、
55 軸受部、 56 軸筒部、
57 ネジ、 58 ベアリング、
59 連結ピン、 60 止め具、
61 開口、 62 把手ガイド機構、
63 把手保持手段、 64 可動体、
65 回転軸、 66 支持部材、
67 取付板、 68 ガイド杆、
69 受板、 70 圧縮コイルバネ、
71 ローラープランジャ、 72 係合突起、
73 緩衝体、 74 ローラープランジャ、
75 位置決めピン、 76 位置決めピン、
77 板バネ、 78 板バネ、
79 マグネット、 80 磁性体、
81 ホルダー、 82 マグネット、
83 ストッパー。

Claims (8)

  1. 前面パネルに設けたハンドルによって回転駆動される車輪を有する複数台の移動棚を、それらの出入面に対して直交する方向に敷設したレールに沿って移動可能に配置し、移動棚の移動でそれらの間に所定幅の通路が形成される手動式移動棚装置であって、
    前記ハンドルは、
    前記車輪に回転力を伝達する回転力伝達機構の支軸に関連づけて設けられ、
    不使用時には外側面が前記前面パネルの表面と略面一の格納状態をとり、
    使用時に前記前面パネルから手前に突出した使用状態をとり、
    前記ハンドルの前記格納状態を維持する保持手段を有し、
    前記保持手段は、ボールプランジャを含む
    手動式移動棚装置。
  2. 前記ハンドルは、
    外側面が平面の円盤状であり、
    不使用時には外側面が前記前面パネルの表面と略面一の格納状態をとり、
    使用時には円周部を把持できるように前記前面パネルから手前に突出した使用状態をとる
    請求項1記載の手動式移動棚装置。
  3. 前面パネルに設けたハンドルによって回転駆動される車輪を有する複数台の移動棚を、それらの出入面に対して直交する方向に敷設したレールに沿って移動可能に配置し、移動棚の移動でそれらの間に所定幅の通路が形成される手動式移動棚装置であって、
    前記ハンドルは、
    前記車輪に回転力を伝達する回転力伝達機構の支軸に関連づけて設けられ、
    外側面が平面の円盤状であり、
    不使用時には外側面が前記前面パネルの表面と略面一の格納状態をとり、
    使用時には円周部を把持できるように前記前面パネルから手前に突出した使用状態をとり、
    前記移動棚の前フレームに前記支軸を奥行方向に向けて水平に固定し、
    該支軸に前記回転力伝達機構を構成するスプロケット又はプーリを備えた回転体を定位置回転可能に設け、
    該回転体には該回転体とともに回転し且つ前記支軸の軸方向にスライド移動可能に軸部材を保持するガイド機構を設け、
    該軸部材に前記ハンドルを固定し、
    前記ガイド機構と軸部材との間には、前記ハンドルの格納状態を維持する保持手段を設けてなる
    手動式移動棚装置。
  4. 前記回転体に基板を一体的に設け、
    該基板に対して平行に間隔を置いてリング状の保持板を固定するとともに、
    前記基板と保持板の間に複数のガイド杆を渡設し、
    前記軸部材は基部のスライド部と前記ハンドルを固定する先端部の軸部とからなり、
    前記軸部材の中心筒に前記支軸を受け入れて前記スライド部を摺動可能に案内するとともに、
    該スライド部の外周部を前記ガイド杆で摺動可能に案内し、
    前記基板と前記スライド部の間に圧縮コイルバネを介在して前記軸部材を手前に突出する方向に弾性付勢し、
    前記保持板の中心孔内に設けたボールプランジャを前記軸部材の軸部外周に設けた係合突部に係合して前記ハンドルを格納状態に維持し、
    前記ボールプランジャを係合突部が越えて弾性付勢力によって前記保持板にスライド部が直接又は間接に当接して前記ハンドルを使用状態に維持してなる
    請求項3記載の手動式移動棚装置。
  5. 前記ハンドルを格納状態から前記圧縮コイルバネの弾性付勢力に抗して押し込み、
    その押し込み力を解放した際に前記係合突部がボールプランジャを越えるだけの反動力を前記圧縮コイルバネが備えている
    請求項4記載の手動式移動棚装置。
  6. 前面パネルに設けたハンドルによって回転駆動される車輪を有する複数台の移動棚を、それらの出入面に対して直交する方向に敷設したレールに沿って移動可能に配置し、移動棚の移動でそれらの間に所定幅の通路が形成される手動式移動棚装置であって、
    前記ハンドルは、ハンドル本体と把手とからなり、
    前記車輪に回転力を伝達する回転力伝達機構の支軸に関連づけて設けられ、
    前記ハンドル本体は定常的に外側面が前記前面パネルの表面と略面一の状態であり、
    前記ハンドル本体の一部に設けた把手が、不使用時には前記ハンドル本体の表面から突出しない格納状態をとり、使用時に前記ハンドル本体の表面から手前に突出した使用状態をとり、
    前記把手の前記格納状態を維持する把手保持手段を有し、
    前記把手保持手段が、ローラープランジャと係合突起、位置決めピンと係合突起、板バネと係合突起、マグネットと磁性体から選ばれる1種である
    手動式移動棚装置。
  7. 前記ハンドル本体は、外側面が平面の円盤状であり、定常的に外側面が前記前面パネルの表面と略面一の状態であり、
    前記把手は、前記ハンドル本体の外周縁寄りの一部に設けた開口から出没可能に保持されるとともに、
    少なくとも格納状態を維持する把手保持手段を設けてなる
    請求項6記載の手動式移動棚装置。
  8. 前記把手は、前記ハンドル本体の背面に設けた把手ガイド機構によって奥行方向へスライド移動可能に支持された可動体に、
    奥行方向の回転軸にて回転可能に取付けられ、
    前記ハンドル本体に直接的又は間接的に固定された支持部材と前記可動体との間に格納状態を維持する把手保持手段を設けてなる
    請求項6又は7記載の手動式移動棚装置。
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