以下、本開示の実施の形態に係る制御システムについて図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係る制御システムは、表示部と、複数の機器それぞれの操作履歴を示す操作履歴情報に基づいて、複数の機器それぞれの機器関連情報を表示部に表示させる際の表示優先順位のリストを示すリスト情報を生成するリスト生成部と、リスト情報に基づいて、機器関連情報を利用者に通知するための情報通知画面画像を、表示優先順位の高い機器関連情報ほど利用者に認識され易くなるように生成する画面生成部と、情報通知画面画像を表示部に表示させる表示制御部と、を備える。
本実施の形態に係る制御システムは、図1に示すように、建物H内に設置された複数の機器3を制御するクラウドサーバ1と、端末装置5と、を備える。ここで、機器3は、建物H内に設置されたアクセスポイント41により構築された無線LAN(Local Area Network)に接続されている。また、アクセスポイント41は、有線LANのような局所ネットワークNW2を介してブロードバンドルータ(以下、「BBR」と称する。)42と通信する。クラウドサーバ1および端末装置5は、インターネットのような広域ネットワークNW1に接続されている。また、広域ネットワークNW1には、災害情報および気象情報を管理する気象サーバ6が接続されている。
複数の機器3は、例えば給湯機3A、空気調和機3B、照明器具3C、冷蔵庫3D、洗濯機3E、炊飯器3Fであり、いずれもアクセスポイント41と無線通信するための無線モジュールを備える。
気象サーバ6は、災害が発生した場合に、災害情報を生成してクラウドサーバ1へ送信する。また、気象サーバ6は、クラウドサーバ1から気象条件の実績を示す気象情報の送信を要求する気象情報要求情報を取得すると、それに応じて気象情報を生成してクラウドサーバ1へ送信する。
端末装置5は、例えばスマートフォンであり、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)501と、主記憶部502と、補助記憶部503と、表示部504と、入力部505と、通信部506と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信部507と、これらを互いに接続するバス509と、を備える。主記憶部502は、RAM(Random Access Memory)のような揮発性メモリを有し、CPU501の作業領域として使用される。また、主記憶部502は、表示部504に表示させる画像情報を一時的に記憶する画像専用メモリ(図示せず)を有する。補助記憶部503は、半導体フラッシュメモリのような不揮発性メモリであり、CPU501が各種処理を実行するためのプログラムを記憶する。表示部504は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の表示装置である。入力部505は、例えば表示部504に重ねて配置される透明なタッチパッドである。通信部506は、広域ネットワークNW1に接続され、CPU501から転送される情報を、広域ネットワークNW1を介してクラウドサーバ1へ送信したり、クラウドサーバ1から広域ネットワークNW1を介して受信した情報をCPU501へ転送したりする。GNSS受信部507は、人工衛星から放射されるGNSS信号を受信し、GNSS信号に基づいて位置情報、時刻情報等を生成してCPU501へ転送する。
CPU501は、補助記憶部503が記憶するプログラムを主記憶部502に読み出して実行することにより、図3に示すように、リスト取得部511、画面生成部512、表示制御部513、受付部514、操作情報生成部515、機器状態取得部516および位置推定部517として機能する。また、図2に示す補助記憶部503は、図3に示すように、リスト記憶部531と、画像記憶部532と、登録機器情報記憶部533と、機器状態記憶部534と、を有する。また、図2に示す主記憶部502の画像専用メモリは、表示部504に表示させる情報通知画面画像を一時的に記憶する表示画面記憶部521を有する。リスト記憶部531は、複数の機器3それぞれの機器関連情報を表示部504に表示させる際の表示優先順位のリストを示すリスト情報を記憶する。
画像記憶部532は、複数の機器3それぞれの機器関連情報を示す各種画像情報を記憶する。具体的には、画像記憶部532は、少なくとも、複数の機器3それぞれを示すアイコン画像の情報を、機器3の種別を示す機器種別情報に対応づけて記憶するとともに、機器3が運転中の状態と停止中の状態とで表示態様が変化する釦画像の情報を記憶している。登録機器情報記憶部533は、例えば図4に示すように、利用者が端末装置5を使用して操作する対象となる建物Hに設置された機器3の機器識別情報を、機器3の種別を示す機器種別情報および機器3の名称を示す機器名称情報に対応づけて記憶する。
図3に戻って、機器状態記憶部534は、クラウドサーバ1から取得した複数の機器3それぞれの状態を示す機器状態情報を、複数の機器3それぞれの機器識別情報に対応づけて記憶している。
リスト取得部511は、クラウドサーバ1から送信されるリスト情報を取得し、取得したリスト情報をリスト記憶部531に記憶させる。画面生成部512は、画像記憶部532が記憶する複数の機器3それぞれの機器関連情報を示す各種画像情報と、リスト記憶部531が記憶するリスト情報と、に基づいて、情報通知画面画像を生成する。ここで、画面生成部512は、リスト記憶部531が記憶するリスト情報に基づいて、複数の機器3それぞれの機器関連情報を利用者に通知するための情報通知画面画像を、リスト情報が示す表示優先順位の高い機器関連情報ほど利用者に認識され易くなるように生成する。具体的には、画面生成部512は、登録機器情報記憶部533が記憶する機器識別情報、機器種別情報および機器名称情報に基づいて、複数の機器3それぞれについて、機器3のアイコン画像と機器名称を示す文字画像と釦画像とが表示部504の表示画面上に横一列に並ぶ機器関連情報画像を生成する。また、画面生成部512は、機器状態記憶部534から複数の機器3それぞれの機器状態情報を取得し、取得した機器状態情報に基づいて、複数の機器3それぞれの機器関連情報画像に機器3の状態を示す文字画像を合成する。そして、画面生成部512は、生成した複数の機器関連情報画像が表示部504の表示画面の縦方向に複数並んで構成される情報通知画面画像を生成する。ここで、画面生成部512は、リスト情報に基づいて、表示優先順位の高い機器3に対応する機器関連情報画像ほど、情報通知画面画像の上方に配置されるように情報通知画面画像を生成する。画面生成部512は、生成した情報通知画面画像を示す情報を表示画面記憶部521に記憶させる。
表示制御部513は、表示画面記憶部521が記憶する情報に対応する情報通知画面画像を表示部304に表示させる。受付部514は、ユーザが入力部505に対して行った操作内容を受け付ける。操作情報生成部515は、受付部514が受け付けた操作内容に応じた操作情報を生成し、生成した操作情報をクラウドサーバ1へ送信する。ここで、操作情報は、機器3に対する操作内容を示す情報とともに、操作対象となる機器3を識別する機器識別情報を含む。機器状態取得部516は、クラウドサーバ1から送信された機器状態情報を取得すると、取得した機器状態情報を、機器3の機器識別情報に対応づけて機器状態記憶部534に記憶させる。位置推定部517は、GNSS受信部507から入力される人工衛星等の位置情報、時刻情報等に基づいて、端末装置5の位置を推定する。そして、位置推定部517は、推定した端末装置5の位置を示す位置情報をクラウドサーバ1へ送信する。
クラウドサーバ1は、機器3とBBR42および広域ネットワークNW1を介して接続され、機器3を制御する制御装置として機能する。クラウドサーバ1は、図2に示すように、CPU101と、主記憶部102と、補助記憶部103と、広域通信部106と、計時部108と、各部を接続するバス109と、を備える。CPU101は、例えばマルチコアプロセッサである。主記憶部102は、揮発性メモリであり、CPU101の作業領域として使用される。補助記憶部103は、不揮発性メモリを有し、ROM、ストレージとして機能し、クラウドサーバ1の各種機能を実現するためのプログラムを記憶する。広域通信部106は、広域ネットワークNW1およびBBR42を介して機器3と通信する。計時部108は、例えばRTC(Real Time Clock)を有する。
CPU101は、補助記憶部103が記憶するプログラムを主記憶部102に読み出して実行することにより、図3に示すように、操作情報取得部111、機器制御部112、リスト生成部113、リスト送信部114、周期性判定部115、連携判定部116、機器状態取得部117、異常判定部118、機器状態送信部119、位置情報取得部120、距離判定部121、気象関連情報取得部122および機器種別特定部123として機能する。また、図2に示す補助記憶部103は、図3に示すように、操作履歴記憶部131と、制御情報記憶部132と、リスト記憶部133と、周期記憶部134と、機器状態記憶部135と、位置リンク情報記憶部136と、を有する。操作履歴記憶部131は、例えば図5Aに示すように、複数の機器3それぞれの操作実施日時を示す日時情報を、機器3の機器識別情報に対応づけて時系列で記憶している。図3に戻って、制御情報記憶部132は、複数の機器3それぞれを制御するための制御情報を、複数の機器3それぞれの機器識別情報と操作内容を示す情報との組合せに対応づけて記憶している。リスト記憶部133は、リスト生成部113により生成された前述のリスト情報を記憶する。
周期記憶部134は、例えば図5Bに示すように、複数の機器3のうちその操作実施時点に周期性がある機器3についてその操作周期を示す周期情報を、その機器3の機器識別情報に対応づけて記憶する。また、周期記憶部134は、操作実施時点に周期性があり且つ他の機器3と連携して動作すると判定された機器3について、その機器3の連携先の機器3の機器識別情報とその機器3の使用時間の実績を示す使用時間情報とを、その機器3の機器識別情報に対応づけて記憶する。ここで、使用時間は、例えば過去の予め設定された期間における機器3の使用時間の平均値に設定される。図5Bに示す例の場合、機器識別情報ID[0]、ID[2]が付与された機器3について、使用開始時点の周期性があると判定され、機器識別情報ID[0]が付与された機器3が、機器識別情報ID[2]が付与された機器3と連携して動作することを示している。
機器状態記憶部135は、例えば図6に示すように、複数の機器3それぞれの機器状態情報を、複数の機器3それぞれの機器識別情報に対応づけて記憶する。ここで、機器状態情報には、機器3において異常が発生しているか否かを示す異常有無情報と、機器3が運転中か停止中かを示す動作状態情報と、を含む。
位置リンク情報記憶部136は、例えば図7に示すように、複数の機器3それぞれについて、端末装置5を所持する利用者位置と機器3が設置された機器設置拠点との間の距離が予め設定された基準距離以上の状態から基準距離未満の状態に遷移したときに表示優先順位を高くするか否かを示す位置リンク情報を、複数の機器3それぞれの機器識別情報に対応づけて記憶する。図7に示す例では、利用者位置と機器設置拠点との間の距離が前述の基準距離以上か基準距離未満かに応じて機器関連情報画像の表示優先順位を変更する機器3について、位置リンク情報が「F31」に設定されている。一方、利用者位置と機器設置拠点との間の距離に関わらず機器関連情報画像の表示優先順位を変更しない機器3については、位置リンク情報が「F30」に設定されている。図7に示す例では、機器識別情報ID[0]、ID[1]、ID[2]が付与された機器3については、利用者位置と機器設置拠点との間の距離に関わらず機器関連情報画像の表示優先順位が変更されず、機器識別情報ID[3]、ID[4]、ID[5]が付与された機器3については、利用者位置と機器設置拠点との間の距離に応じて機器関連情報画像の表示優先順位が変更される場合を示している。
図3に戻って、操作情報取得部111は、端末装置5から送信される操作情報を取得し、取得した操作情報を機器制御部112に通知する。機器制御部112は、制御情報記憶部132が記憶する制御情報の中から、操作情報取得部111から通知される操作情報に応じた制御情報を選出し、選出した制御情報を、操作情報に対応する機器3へ送信する。また、機器制御部112は、制御情報を機器3へ送信した日時を示す日時情報を、制御情報の送信先の機器3の機器識別情報に対応づけて操作履歴記憶部131に記憶させる。
周期性判定部115は、操作履歴情報に基づいて、複数の機器3の中に操作実施時点に周期性が存在する周期的操作実施機器に相当する機器3の存否を判定する。そして、周期性判定部115は、操作実施時点に周期性が存在する機器3が存在すると判定すると、その機器3についての操作周期を算出する。そして、周期性判定部115は、算出した操作周期を、対応する機器3の機器識別情報に対応づけて周期記憶部134に記憶させる。
連携判定部116は、操作履歴情報に基づいて、周期性判定部115により操作実施時点に周期性があると判定された機器3と連携して操作される連携操作機器に相当する機器3の存否を判定する。ここで、連携判定部116は、操作実施時点に周期性がある機器3の操作周期と同じ操作周期であり且つその機器3の操作実施時点から予め設定された第3基準時間内に操作された機器3が存在する場合、連携操作機器に相当する機器3が存在すると判定する。
操作時期特定部124は、操作履歴記憶部131が記憶する日時情報と、周期記憶部134が記憶する周期情報と、に基づいて、操作実施時点に周期性があると判定された機器3が操作される機器操作時期を特定する。操作時期特定部124は、例えば操作履歴記憶部131が記憶する直近に機器3が操作された日時を示す日時情報と、周期記憶部134が記憶する機器3の周期情報と、に基づいて、直近に機器3が操作された日時から周期情報が示す周期だけ経過した時点よりも予め設定された時間(例えば10min)だけ前の時点を機器操作時期として特定する。操作時期特定部124は、特定した機器操作時期が到来する毎に、機器操作時期通知情報をリスト生成部113に通知する。
機器状態取得部117は、複数の機器3それぞれの状態を示す機器状態情報を取得する。機器状態取得部117は、複数の機器3それぞれに対して機器3の異常有無、動作情報等を示す情報を含む機器状態情報の送信を要求する機器状態情報要求情報を複数の機器3それぞれへ送信することにより、複数の機器3それぞれから機器状態情報を取得する。機器状態取得部117は、取得した機器状態情報を、複数の機器3それぞれの機器識別情報に対応づけて機器状態記憶部135に記憶させる。機器状態送信部119は、機器状態記憶部135が記憶する機器状態情報が更新される毎に、機器状態記憶部135が記憶する機器状態情報の中から更新された機器状態情報を選出して端末装置5へ送信する。
異常判定部118は、機器状態記憶部135が記憶する機器状態情報に基づいて、複数の機器3のうちの少なくとも1つに異常が発生したか否かを判定する。異常判定部118は、少なくとも1つの機器3に異常が発生したと判定すると、異常が発生した少なくとも1つの機器3の機器識別情報を含む異常発生通知情報をリスト生成部113に通知する。
位置情報取得部120は、端末装置5から送信される端末装置5を所持する利用者の位置情報を取得し、取得した位置情報を距離判定部121に通知する。距離判定部121は、利用者の位置情報が示す利用者位置と機器3が設置された機器設置拠点との間の距離である利用者拠点間距離を算出する。そして、距離判定部121は、算出した利用者拠点間距離が予め設定された基準距離以上の状態から基準距離未満の状態に遷移したか否か、或いは、基準距離未満の状態から基準距離以上の状態に遷移したか否かを判定する。そして、距離判定部121は、算出した利用者拠点間距離が予め設定された基準距離以上の状態から基準距離未満の状態に遷移したか否か、或いは、基準距離未満の状態から基準距離以上の状態に遷移したと判定すると、その旨を示す遷移通知情報をリスト生成部113に通知する。
気象関連情報取得部122は、気象サーバ6から送信される災害情報を取得すると、取得した災害情報を機器種別特定部123に通知する。また、気象関連情報取得部122は、予め設定された気象情報取得時期が到来すると、気象サーバ6に対して現時点または将来の気象条件を示す気象情報の送信を要求する気象情報要求情報を気象サーバ6へ送信することにより、気象サーバ6から気象情報を取得する。ここで、気象情報取得時期は、例えば1時間から24時間程度の間隔で到来するように設定される。そして、気象関連情報取得部122は、取得した気象情報を機器種別特定部123に通知する。
機器種別特定部123は、気象関連情報取得部122から通知される災害情報または気象実績情報に基づいて、機器関連情報画像の表示優先順位を高くする機器3の種別を示す機器種別情報を特定する。そして、機器種別特定部123は、特定した機器種別情報をリスト生成部113に通知する。
リスト生成部113は、複数の機器3それぞれの操作履歴を示す操作履歴情報に基づいて、複数の機器3それぞれの機器関連情報画像を端末装置5の表示部504に表示させる際の表示優先順位のリストを示すリスト情報を生成する。リスト生成部113は、予め設定されたリスト情報更新時期が到来する毎に、操作履歴情報が示す直近の操作実施時点がリスト情報更新時期よりも予め設定された第1基準時間だけ過去の時点からリスト情報更新時期までの間の期間内に含まれる機器3について、対応する機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成する。ここで、リスト情報更新時期は、例えば5分間から10分間程度の間隔で到来するように設定される。また、リスト生成部113は、操作履歴情報が示す直近の操作実施時点がリスト情報更新時期よりも第1基準時間だけ過去の時点よりも過去である機器3について、対応する機器関連情報画像の表示優先順位が低くなるようにリスト情報を生成する。例えば、6つの機器3の直近の操作実施時点が、例えば図8Aに示すように、機器識別情報ID[0]、ID[2]が付与された機器3の操作実施時点がリスト更新時期よりも第1基準時間dT1だけ過去の時点からリスト更新時期までの間の期間内に含まれ、機器識別情報ID[1]、ID[3]、ID[4]、ID[5]が付与された機器3の操作実施時点がリスト更新時期よりも第1基準時間dT1だけ過去の時点よりも過去の期間内に含まれるとする。この場合、リスト生成部113は、機器識別情報ID[0]、ID[2]が付与された機器3の機器関連情報画像の表示優先順位を、機器識別情報ID[1]、ID[3]、ID[4]、ID[5]が付与された機器3の機器関連情報画像の表示優先順位に比べて高くなるようにリスト情報を生成する。更に、リスト生成部113は、操作履歴情報が示す直近の操作実施時点がリスト情報更新時期よりも第1基準時間よりも長い予め設定された第2基準時間だけ過去の時点よりも過去である機器3について、操作履歴情報が示す直近の操作実施時点がリスト情報更新時期よりも第1基準時間だけ過去の時点からリスト情報更新時期までの間の期間内に含まれる機器3よりも、対応する機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成する。例えば、6つの機器3の直近の操作実施時点が、例えば図8Bに示すように、機器識別情報ID[1]が付与された機器3の操作実施時点がリスト更新時期よりも第2基準時間dT2だけ過去の時点よりも過去の期間内に含まれるとする。この場合、リスト生成部113は、機器識別情報ID[1]が付与された機器3の機器関連情報画像の表示優先順位を、機器識別情報ID[0]、ID[2]、ID[3]、ID[4]、ID[5]が付与された機器3の機器関連情報画像の表示優先順位に比べて高くなるようにリスト情報を生成する。
また、リスト生成部113は、周期性判定部115により操作実施時点に周期性が存在すると判定された機器3が存在する場合、その機器3の操作周期から特定される機器操作時期が到来すると、その機器3に対応する機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成する。ここで、リスト生成部113は、操作時期特定部124から操作時期通知情報が通知される毎に、その操作時期通知情報に対応する機器3の機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成する。更に、リスト生成部113は、前述の機器操作時期が到来すると、前述の操作実施時点に周期性が存在する機器3に連携して動作する機器3に対応する機器関連情報画像の表示優先順位が、前述の操作実施時点に周期性が存在する機器3に対応する機器関連情報画像の表示優先順位の次に高くなるようにリスト情報を生成する。
また、リスト生成部113は、距離判定部121から前述の遷移通知情報が通知されると、位置リンク情報記憶部136が記憶する位置リンク情報を参照して、機器3に対応する機器関連情報画像の表示優先順位を決定する。具体的には、距離判定部121から前述の利用者拠点間距離が基準距離未満の状態から基準距離以上の状態に遷移したことを示す遷移通知情報が通知されたとする。この場合、リスト生成部113は、利用者拠点間距離に応じて機器関連情報画像の表示優先順位を変更するように設定された機器3以外の機器3に対応する機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成する。一方、距離判定部121から基準距離以上の状態から基準距離未満の状態に遷移したことを示す遷移通知情報が通知されたとする。この場合、リスト生成部113は、利用者拠点間距離に応じて機器関連情報画像の表示優先順位を変更するように設定された機器3に対応する機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成する。
更に、リスト生成部113は、異常判定部118が機器3に異常が発生したと判定し、異常判定部118から異常発生通知情報が通知されると、異常が発生したと判定された機器3に対応する機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成する。更に、リスト生成部113は、機器種別特定部123から機器種別情報が通知されると、通知された機器種別情報が付与された機器3に対応する機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成する。リスト送信部114は、リスト記憶部133が記憶するリスト情報を端末装置5へ送信する。
次に、本実施の形態に係る制御システムの動作について、図9から図14を参照しながら説明する。まず、図9に示すように、利用者が、端末装置5の入力部505に対して機器3を制御するための操作を行うと、端末装置5は、利用者が入力部505に対して行った操作を受け付ける(ステップS1)。ここで、利用者が行う操作には、機器3のON/OFF操作、或いは、機器3の機器種別が給湯機、空気調和機等である場合その設定温度の変更のみならず、機器3に対応する機器関連情報画像を選択することにより、その機器3に関連する他のアプリケーションソフトウェアを起動させるための操作も含む。
次に、端末装置5が受け付けた操作を示す操作情報が、端末装置5からクラウドサーバ1へ送信される(ステップS2)。一方、クラウドサーバ1は、端末装置5から操作情報を取得すると、制御情報記憶部132が記憶する制御情報の中から、取得した操作情報に対応する制御情報を特定する(ステップS3)。続いて、特定された制御情報が、クラウドサーバ1から機器3へ送信される(ステップS4)。その後、クラウドサーバ1は、計時部108から制御情報を送信した日時情報を取得し、取得した日時情報を用いて操作履歴記憶部131が記憶する操作履歴情報を更新する(ステップS5)。一方、機器3は、クラウドサーバ1から制御情報を取得すると、取得した制御情報に基づいて動作する(ステップS6)。
次に、予め設定された機器状態情報取得時期が到来すると、機器3に対して機器状態情報の送信を要求する機器状態情報要求情報が、クラウドサーバ1から機器3へ送信される(ステップS7)。一方、機器3は、機器状態情報要求情報を取得すると、自機における異常発生の有無、運転状況等を示す情報を含む機器状態情報を生成する(ステップS8)。続いて、生成された機器状態情報が、機器3からクラウドサーバ1へ送信される(ステップS9)。一方、クラウドサーバ1は、機器状態情報を取得すると、取得した機器状態情報を用いて機器状態記憶部135が記憶する機器状態情報を更新する(ステップS10)。その後、更新後の機器状態情報が、クラウドサーバ1から端末装置5へ送信される(ステップS11)。一方、端末装置5は、クラウドサーバ1から機器状態情報を取得すると、取得した機器状態情報を用いて機器状態記憶部534が記憶する機器状態情報を更新する(ステップS12)。
次に、予め設定されたリスト情報送信時期が到来すると、クラウドサーバ1は、操作履歴情報に基づいて、複数の機器3の中に操作実施時点に周期性が存在する周期的操作実施機器を特定する(ステップS13)。ここで、クラウドサーバ1は、複数の機器3の中に操作実施時点に周期性が存在する周期的操作実施機器に相当する機器3が特定できると、その機器3の操作周期情報を機器識別情報に対応づけて周期記憶部134に記憶させる。続いて、クラウドサーバ1は、操作履歴情報に基づいて、複数の機器3の中に周期的操作実施機器に連携する連携操作機器を特定する(ステップS14)。ここで、クラウドサーバ1は、複数の機器3の中に操作実施時点に周期性が存在する機器3に連携して操作される連携操作機器に相当する機器3が特定できると、その機器3の機器識別情報を連携先の機器3の機器識別情報に対応づけて周期記憶部134に記憶させる。
その後、クラウドサーバ1は、操作履歴記憶部131が記憶する日時情報と、周期記憶部134が記憶する周期情報と、に基づいて、操作実施時点に周期性があると判定された機器3が操作される機器操作時期を特定する(ステップS15)。次に、クラウドサーバ1は、操作履歴記憶部131が記憶する操作履歴情報に基づいて、リスト情報を生成してリスト記憶部133に記憶させる(ステップS16)。続いて、生成されたリスト情報が、クラウドサーバ1から端末装置5へ送信される(ステップS17)。一方、端末装置5は、クラウドサーバ1からリスト情報を取得すると、取得したリスト情報を用いてリスト記憶部531が記憶するリスト情報を更新する(ステップS18)。
その後、利用者が端末装置5の入力部505に対して複数の機器関連情報画像から構成される情報通知画面画像を表示部504に表示させるためのリスト表示操作を行ったとする。この場合、端末装置5は、リスト記憶部531が記憶するリスト情報に基づいて、複数の機器3それぞれの機器関連情報を利用者に通知するための情報通知画面画像を、リスト情報が示す表示優先順位の高い機器関連情報ほど利用者に認識され易くなるように生成する(ステップS19)。このとき、端末装置5は、生成した情報通知画面画像を表示画面記憶部521に記憶させる。次に、図10に示すように、端末装置5は、表示画面記憶部521が記憶する情報通知画面画像を表示部504に表示させる(ステップS20)。ここで、端末装置5は、例えば図11に示すような、複数の機器関連情報画像GA11、GA12、GA13、GA14、GA15を含む情報通知画面画像GA1を表示部504に表示させる。各機器関連情報画像GA11、GA12、GA13、GA14、GA15は、対応する機器3のアイコン画像とその機器3の機器名称を示す文字画像とが表示部504の表示画面上に横一列に並んだ構成を有する。なお、機器関連情報画像GA11、GA12、GA14、GA15については、対応する機器3を操作するための釦画像BU11、BU12、BU14、BU15が文字画像の横に配置された構成を有する。そして、利用者が、タッチパッドである入力部505における釦画像BU11、BU12、BU14、BU15に対応する部位をタッチすることにより、それに対応する機器3の動作状態を切り替えることができる。また、各機器関連情報画像GA11、GA12、GA13、GA14、GA15には、機器3の状態を示す文字画像M11、M12、M13、M14、M15が合成されている。
図10に戻って、また、クラウドサーバ1は、前述の機器操作時期が到来したと判定すると、前述の周期的操作実施機器に相当する機器3と、その機器3に連携して操作される連携操作機器に想到する機器3の機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成し、リスト記憶部133に記憶させる(ステップS21)。続いて、生成されたリスト情報が、クラウドサーバ1から端末装置5へ送信される(ステップS22)。一方、端末装置5は、クラウドサーバ1からリスト情報を取得すると、取得したリスト情報を用いてリスト記憶部531が記憶するリスト情報を更新する(ステップS23)。
更に、端末装置5は、自装置の位置情報を送信する予め設定された位置情報送信時期が到来すると、GNSS受信部507が受信するGNSS信号を利用して自装置を所持する利用者の位置を推定する(ステップS24)。その後、端末装置5が推定した利用者位置を示す位置情報が、端末装置5からクラウドサーバ1へ送信される(ステップS25)。一方、クラウドサーバ1は、位置情報を取得すると、位置情報が示す利用者位置と、機器3が設置された機器設置拠点との間の距離L1を算出する(ステップS26)。次に、クラウドサーバ1が、算出した距離L1が予め設定された基準距離L1th未満の状態から基準距離L1th以上の状態に遷移したと判定したとする(ステップS27)。この場合、クラウドサーバ1は、位置リンク情報記憶部136が記憶する位置リンク情報を参照して、前述の距離L1に応じて機器関連情報画像の表示優先順位を変更するように設定された機器3以外の機器3に対応する機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成し、リスト記憶部133に記憶させる(ステップS28)。続いて、生成されたリスト情報が、クラウドサーバ1から端末装置5へ送信される(ステップS29)。一方、端末装置5は、クラウドサーバ1からリスト情報を取得すると、取得したリスト情報を用いてリスト記憶部531が記憶するリスト情報を更新する(ステップS30)。ここで、例えば図7に示すように、機器識別情報ID[0]が付与された名称「浴室暖房機1」の機器3と、機器識別情報ID[2]が付与された名称「給湯機」の機器3とが、前述の距離L1に応じて機器関連情報画像の表示優先順位を変更する、即ち、F31(位置リンク有り)に設定されているとする。この場合、利用者が前述のリスト表示操作を行うと、端末装置5は、例えば図12に示すように、名称「浴室暖房機1」の機器3に対応する機器関連情報画像GA11と、名称「給湯機」の機器3に対応する機器関連情報画像GA12と、が表示部504の表示画面の下方に配置されるような情報通知画面画像GA2を表示部504に表示させる。
図10に戻って、また、前述のステップS24からS26までの一連の処理が実行された後、クラウドサーバ1が、図13に示すように、算出した距離L1が予め設定された基準距離L1th以上の状態から基準距離L1th未満の状態に遷移したと判定したとする(ステップS31)。この場合、クラウドサーバ1は、位置リンク情報記憶部136が記憶する位置リンク情報を参照して、前述の距離L1に応じて機器関連情報画像の表示優先順位を変更するように設定された機器3に対応する機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成し、リスト記憶部133に記憶させる(ステップS32)。続いて、生成されたリスト情報が、クラウドサーバ1から端末装置5へ送信される(ステップS33)。一方、端末装置5は、クラウドサーバ1からリスト情報を取得すると、取得したリスト情報を用いてリスト記憶部531が記憶するリスト情報を更新する(ステップS34)。そして、利用者が前述のリスト表示操作を行うと、端末装置5は、例えば図11に示すように、名称「浴室暖房機1」の機器3に対応する機器関連情報画像GA11と、名称「給湯機」の機器3に対応する機器関連情報画像GA12と、が表示部504の表示画面の上方に配置されるような情報通知画面画像GA1を表示部504に表示させる。
図13に戻って、前述のステップS9からS12までの一連の処理が実行された後、クラウドサーバ1が、機器3から取得した機器状態情報に基づいて、機器3に異常が発生したと判定したとする(ステップS35)。この場合、クラウドサーバ1は、異常が発生した機器3の機器識別情報を特定する(ステップS36)。その後、クラウドサーバ1は、特定した機器3の機器識別情報に基づいて、異常が発生した機器3に対応する機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成し、リスト記憶部133に記憶させる(ステップS37)。次に、生成されたリスト情報が、クラウドサーバ1から端末装置5へ送信される(ステップS38)。一方、端末装置5は、クラウドサーバ1からリスト情報を取得すると、取得したリスト情報を用いてリスト記憶部531が記憶するリスト情報を更新する(ステップS39)。ここで、例えば図7に示す機器識別情報ID[0]が付与された名称「浴室暖房機1」の機器3で異常が発生したとする。この場合、利用者が前述のリスト表示操作を行うと、端末装置5は、例えば図14に示すように、名称「浴室暖房機1」の機器3に対応する機器関連情報画像GA11が表示部504の表示画面の上方に配置されるような情報通知画面画像GA3を表示部504に表示させる。また、機器関連画像GA11には、対応する機器3において異常が発生していることを示すアイコン画像M21が合成されている。
また、図15に示すように、災害が発生すると、気象サーバ6は、災害が発生したことを示す災害情報を生成する(ステップS40)。続いて、生成された災害情報が、気象サーバ6からクラウドサーバ1へ送信される(ステップS41)。一方、クラウドサーバ1は、気象サーバ6から災害情報を取得すると、災害情報を取得した場合に情報通知情報画像の表示優先順位を高くする機器3の機器種別情報を特定する(ステップS42)。ここで、クラウドサーバ1は、例えば災害情報を取得した場合に情報通知情報画像の表示優先順位を高くする機器3として「テレビ」が設定されている場合、「テレビ」の機器種別情報を特定する。その後、クラウドサーバ1は、特定した機器種別情報に対応する機器3の機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成し、リスト記憶部133に記憶させる(ステップS43)。次に、生成されたリスト情報が、クラウドサーバ1から端末装置5へ送信される(ステップS44)。一方、端末装置5は、クラウドサーバ1からリスト情報を取得すると、取得したリスト情報を用いてリスト記憶部531が記憶するリスト情報を更新する(ステップS45)。
また、予め設定された気象情報取得時期が到来すると、気象サーバ6に対して現在または将来の気象条件を示す気象情報の送信を要求する気象情報要求情報が、クラウドサーバ1から気象サーバ6へ送信される(ステップS46)。ここで、気象サーバ6は、クラウドサーバ1から気象情報要求情報を取得すると、気象情報要求情報を取得した時点およびその後の気象条件を示す気象情報を生成する(ステップS47)。続いて、生成された気象情報が、気象サーバ6からクラウドサーバ1へ送信される(ステップS48)。一方、クラウドサーバ1は、気象サーバ6から気象情報を取得すると、気象情報が示す気象条件に基づいて、情報通知情報画像の表示優先順位を高くする機器3の機器種別情報を特定する(ステップS49)。ここで、クラウドサーバ1は、例えば気象情報が示す気象条件が「晴れ」である場合、情報通知情報画像の表示優先順位を高くする機器3として「太陽光発電設備」、「蓄電装置」の機器種別情報を特定する。その後、クラウドサーバ1は、特定した機器種別情報に対応する機器3の機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成し、リスト記憶部133に記憶させる(ステップS50)。次に、生成されたリスト情報が、クラウドサーバ1から端末装置5へ送信される(ステップS51)。一方、端末装置5は、クラウドサーバ1からリスト情報を取得すると、取得したリスト情報を用いてリスト記憶部531が記憶するリスト情報を更新する(ステップS52)。
次に、本実施の形態に係るクラウドサーバ1が実行するリスト情報生成処理について、図16から図18を参照しながら説明する。なお、このリスト情報生成処理は、クラウドサーバ1においてリスト情報生成処理を実行するためのプログラムが起動されたことを契機として開始される。まず、図16に示すように、操作情報取得部111は、端末装置5から操作情報を取得したか否かを判定する(ステップS101)。操作情報取得部111が、端末装置5から操作情報を取得していないと判定すると(ステップS101:No)、後述のステップS105の処理が実行される。一方、操作情報取得部111は、端末装置5から操作情報を取得したと判定すると(ステップS101:Yes)、取得した操作情報を機器制御部112に通知する。そして、機器制御部112が、制御情報記憶部132が記憶する制御情報の中から、操作情報取得部111から通知される操作情報に応じた制御情報を選出する(ステップS102)。次に、機器制御部112は、選出した制御情報を、操作情報に対応する機器3へ送信する(ステップS103)。続いて、機器制御部112は、制御情報を機器3へ送信した日時を示す日時情報を、制御情報の送信先の機器3の機器識別情報に対応づけて操作履歴記憶部131に記憶させる(ステップS104)。
その後、機器状態取得部117は、予め設定された機器状態情報取得時期が到来したか否かを判定する(ステップS105)。ここで、機器状態取得部117が、前述の機器状態情報取得時期が到来していないと判定すると(ステップS105:No)、後述のステップS110の処理が実行される。一方、機器状態取得部117は、前述の機器状態情報取得時期が到来したと判定すると(ステップS105:Yes)、前述の機器状態情報要求情報を複数の機器3それぞれへ送信する(ステップS106)。そして、機器状態取得部117は、複数の機器3それぞれから機器状態情報を取得し、取得した機器状態情報を、複数の機器3それぞれの機器識別情報に対応づけて機器状態記憶部135に記憶させる(ステップS107)。次に、機器状態取得部117は、機器状態記憶部135が記憶する機器状態情報の中から更新された機器状態情報を選出して端末装置5へ送信する(ステップS108)。
続いて、異常判定部118は、機器状態記憶部135が記憶する機器状態情報に基づいて、複数の機器3の中に異常が発生した機器が存在するか否かを判定する(ステップS109)。異常判定部118により異常が発生した機器が存在すると判定されると(ステップS109:Yes)、後述のステップS116の処理が実行される。一方、異常判定部118により複数の機器3全てが正常であると判定されると(ステップS109:No)、周期性判定部115は、予め設定されたリスト送信時期が到来したか否かを判定する(ステップS110)。ここで、周期性判定部115が、リスト送信時期が到来していないと判定すると(ステップS110:No)、後述のステップS119の処理が実行される。
一方、周期性判定部115は、リスト送信時期が到来したと判定すると(ステップS110:Yes)、操作履歴記憶部131が記憶する操作履歴情報に基づいて、複数の機器3の中に操作実施時点に周期性が存在する周期的操作実施機器に相当する機器3が有るか否かを判定する(ステップS111)。ここで、周期性判定部115が、操作実施時点に周期性が存在する機器3が無いと判定すると(ステップS111:No)、後述のステップS117の処理が実行される。一方、周期性判定部115は、操作実施時点に周期性が存在する機器3が有ると判定すると(ステップS111:Yes)、その機器3の機器識別情報とその機器3の操作周期を示す周期情報とを、互いに対応づけて周期記憶部134に記憶させる(ステップS112)。
その後、連携判定部116は、図17に示すように、操作履歴記憶部131が記憶する操作履歴情報に基づいて、周期性判定部115により操作実施時点に周期性があると判定された機器3と連携して操作される連携操作機器に相当する機器3が有るか否かを判定する(ステップS113)。ここで、連携判定部116が、操作実施時点に周期性が存在する機器3と連携して操作される機器3が無いと判定すると(ステップS113:No)、後述のステップS115の処理が実行される。一方、連携判定部116は、操作実施時点に周期性が存在する機器3と連携して操作される機器3が有ると判定すると(ステップS113:Yes)、その機器3の機器識別情報を、その機器3の連携先の機器3の機器識別情報に対応づけて周期記憶部134に記憶させる(ステップS114)。
次に、操作時期特定部124は、操作履歴記憶部131が記憶する日時情報と、周期記憶部134が記憶する周期情報と、に基づいて、操作実施時点に周期性があると判定された機器3が操作される機器操作時期を特定する(ステップS115)。
また、異常判定部118は、ステップS109の処理において、異常が発生した機器が存在すると判定すると(ステップS109:Yes)、異常が発生した機器3の機器識別情報を特定する。そして、異常判定部118は、特定した機器識別情報を含む異常発生通知情報をリスト生成部113に通知する(ステップS116)。
続いて、リスト生成部113は、複数の機器3それぞれの操作履歴を示す操作履歴情報に基づいて、複数の機器3それぞれの機器関連情報画像を端末装置5の表示部504に表示させる際の表示優先順位のリストを示すリスト情報を生成してリスト記憶部133に記憶させる(ステップS117)。ここで、リスト生成部113は、予め設定されたリスト情報更新時期が到来する毎に、操作履歴情報が示す直近の操作実施時点がリスト情報更新時期よりも予め設定された第1基準時間だけ過去の時点から前記リスト情報更新時期までの間の期間内に含まれる機器3について、対応する機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成する。また、リスト生成部113は、操作履歴情報が示す直近の操作実施時点がリスト情報更新時期よりも第1基準時間だけ過去の時点よりも過去である機器3について、対応する機器関連情報画像の表示優先順位が低くなるようにリスト情報を生成する。更に、リスト生成部113は、操作履歴情報が示す直近の操作実施時点がリスト情報更新時期よりも第1基準時間よりも長い予め設定された第2基準時間だけ過去の時点よりも過去である機器3について、操作履歴情報が示す直近の操作実施時点がリスト情報更新時期よりも第1基準時間だけ過去の時点からリスト情報更新時期までの間の期間内に含まれる機器3よりも、対応する機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成する。その後、リスト送信部114は、リスト記憶部133が記憶するリスト情報を端末装置5へ送信する(ステップS118)。
次に、操作時期特定部124は、特定した機器操作時期が到来したか否かを判定する(ステップS119)。操作時期特定部124により機器操作時期が到来していないと判定されると(ステップS119:No)、後述のステップS122の処理が実行される。一方、操作時期特定部124は、機器操作時期が到来したと判定すると(ステップS119:Yes)、機器操作時期通知情報をリスト生成部113に通知する。そして、リスト生成部113は、機器操作時期通知情報が通知されると、周期性判定部115により操作実施時点に周期性が存在すると判定された機器3に対応する機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成してリスト記憶部133に記憶させる(ステップS120)。このとき、リスト生成部113は、操作実施時点に周期性が存在する機器3に連携して動作する機器3に対応する機器関連情報画像の表示優先順位が、連携先の機器3に対応する機器関連情報画像の表示優先順位の次に高くなるようにリスト情報を生成する。続いて、リスト送信部114は、リスト記憶部133が記憶するリスト情報を端末装置5へ送信する(ステップS121)。
その後、位置情報取得部120は、端末装置5から位置情報を取得したか否かを判定する(ステップS122)。位置情報取得部120が、端末装置5から位置情報を取得していないと判定すると(ステップS122:No)、後述のステップS130の処理が実行される。一方、位置情報取得部120が、端末装置5から位置情報を取得したと判定すると(ステップS122:Yes)、距離判定部121は、端末装置5の所持する利用者の利用者位置と機器3が設置された機器設置拠点との間の距離L1を算出する(ステップS123)。次に、距離判定部121は、算出した距離L1が予め設定された基準距離L1th未満の状態から基準距離L1th以上の状態に遷移したか否かを判定する(ステップS124)。ここで、距離判定部121が、算出した距離L1が基準距離L1th未満の状態から基準距離L1th以上の状態に遷移していないと判定すると(ステップS124:No)、後述のステップS127の処理が実行される。一方、距離判定部121は、算出した距離L1が基準距離L1th未満の状態から基準距離L1th以上の状態に遷移したと判定すると(ステップS124:Yes)、その旨を示す遷移通知情報をリスト生成部113に通知する。そして、リスト生成部113は、遷移通知情報が通知されると、位置リンク情報記憶部136が記憶する位置リンク情報を参照して、前述の距離L1に応じて機器関連情報画像の表示優先順位を変更するように設定された機器3以外の機器3に対応する機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成してリスト記憶部133に記憶させる(ステップS125)。続いて、リスト送信部114は、リスト記憶部133が記憶するリスト情報を端末装置5へ送信する(ステップS126)。その後、後述のステップS130の処理が実行される。
また、距離判定部121が、ステップS123において、算出した距離L1が基準距離L1th未満の状態から基準距離L1th以上の状態に遷移していないと判定したとする(ステップS124:No)。この場合、図18に示すように、距離判定部121は、算出した距離L1が予め設定された基準距離L1th以上の状態から基準距離L1th未満の状態に遷移したか否かを判定する(ステップS127)。ここで、距離判定部121が、算出した距離L1が基準距離L1th以上の状態または基準距離L1th未満の状態で維持されていると判定すると(ステップS127:No)、後述のステップS130の処理が実行される。一方、距離判定部121は、算出した距離L1が基準距離L1th以上の状態から基準距離L1th未満の状態に遷移したと判定すると(ステップS127:Yes)、その旨を示す遷移通知情報をリスト生成部113に通知する。そして、リスト生成部113は、遷移通知情報が通知されると、位置リンク情報記憶部136が記憶する位置リンク情報を参照して、前述の距離L1に応じて機器関連情報画像の表示優先順位を変更するように設定された機器3に対応する機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成してリスト記憶部133に記憶させる(ステップS128)。次に、リスト送信部114は、リスト記憶部133が記憶するリスト情報を端末装置5へ送信する(ステップS129)。
続いて、気象関連情報取得部122は、気象サーバ6から災害情報を取得したか否かを判定する(ステップS130)。気象関連情報取得部122が、気象サーバ6から位置情報を取得していないと判定すると(ステップS130:No)、後述のステップS134の処理が実行される。一方、気象関連情報取得部122が、気象サーバ6から災害情報を取得したと判定すると(ステップS130:Yes)、機器種別特定部123は、災害情報を取得した場合に情報通知情報画像の表示優先順位を高くする機器3の機器種別情報を特定する(ステップS131)。ここで、機器種別特定部123は、特定した機器種別情報をリスト生成部113に通知する。その後、リスト生成部113、機器種別特定部123が特定した機器種別情報に対応する機器3の機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成してリスト記憶部133に記憶させる(ステップS132)。次に、リスト送信部114は、リスト記憶部133が記憶するリスト情報を端末装置5へ送信する(ステップS133)。
続いて、気象関連情報取得部122は、予め設定された気象情報取得時期が到来したか否かを判定する(ステップS134)。気象関連情報取得部122が、未だ気象情報取得時期が到来していないと判定すると(ステップS134:No)、再びステップS101の処理が実行される。一方、気象関連情報取得部122は、気象情報取得時期が到来したと判定すると(ステップS134:Yes)、気象サーバ6に対して現在または将来の気象条件を示す気象情報の送信を要求する気象情報要求情報を気象サーバ6へ送信する(ステップS135)。そして、気象関連情報取得部122が、気象サーバ6が気象情報要求情報に応じて送信した気象情報を取得する(ステップS136)。その後、機器種別特定部123は、気象関連情報取得部122が取得した気象情報が示す気象条件に基づいて、情報通知情報画像の表示優先順位を高くする機器3の機器種別情報を特定する(ステップS137)。ここで、機器種別特定部123は、特定した機器種別情報をリスト生成部113に通知する。次に、リスト生成部113、機器種別特定部123が特定した機器種別情報に対応する機器3の機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成し、リスト記憶部133に記憶させる(ステップS138)。続いて、リスト送信部114は、リスト記憶部133が記憶するリスト情報を端末装置5へ送信する(ステップS139)。その後、再びステップS101の処理が実行される。
以上説明したように、本実施の形態に係る制御システムによれば、リスト生成部113が、複数の機器3それぞれの操作履歴を示す操作履歴情報に基づいて、複数の機器3それぞれの機器関連情報画像を端末装置5の表示部504に表示させる際の表示優先順位を示すリスト情報を生成する。そして、端末装置5の画面生成部512は、リスト情報に基づいて、情報通知画面画像を、前述の表示優先順位の高い機器関連情報画像ほど利用者に認識され易くなるように生成する。これにより、利用者の複数の機器3それぞれの操作履歴に基づく前述の表示優先順位を、表示部504に表示される情報通知画面画像に反映させることができるので、機器3それぞれの利用者の関心度の高さを的確に反映した機器3の機器関連情報画像を利用者に通知できる。
また、本実施の形態に係るリスト生成部113は、前述のリスト情報更新時期が到来する毎に、直近の操作実施時点がリスト情報更新時期よりも前述の第1基準時間だけ過去の時点からリスト情報更新時期までの間の期間内に含まれる機器3について、対応する機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成する。これにより、リスト情報更新時期に近い時期における操作頻度が高いと推定される機器3に対応する機器関連情報画像を優先的に端末装置5の表示部504に表示させることができるので、利用者の機器3の操作性を高めることができる。
更に、本実施の形態に係るリスト生成部113は、リスト情報更新時期が到来する毎に、直近の操作実施時点がリスト情報更新時期よりも第1基準時間だけ過去の時点よりも過去である機器3について、対応する機器関連情報画像の表示優先順位が低くなるようにリスト情報を生成する。これにより、リスト情報更新時期に近い時期における操作頻度が低いと推定される機器3に対応する機器関連情報画像が端末装置5の表示部504に表示されにくくすることができるので、利用者にとって必要性が低い機器関連情報画像が無駄に表示部504に表示されることを抑制できる。
また、本実施の形態に係るリスト生成部113は、リスト情報更新時期が到来する毎に、直近の操作実施時点がリスト情報更新時期よりも第1基準時間よりも長い第2基準時間だけ過去の時点よりも過去である機器3について、直近の操作実施時点がリスト情報更新時期よりも第1基準時間だけ過去の時点からリスト情報更新時期までの間の期間内に含まれる機器3よりも、対応する機器関連情報の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成する。これにより、第2基準時間以上操作されずに放置されている機器3を利用者に認識させることができるので、機器3が使用されずに放置された状態となることを抑制できる。
更に、本実施の形態に係るリスト生成部113は、操作実施時点に周期性が存在する機器3の操作周期から特定される機器操作時期が到来すると、その機器3に対応する機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成する。また、リスト生成部113は、前述の機器操作時期が到来すると、操作実施時点に周期性が存在する機器3と連携して操作される機器3に対応する機器関連情報画像の表示優先順位が、連携先の機器3に対応する機器関連情報画像の表示優先順位の次に高くなるようにリスト情報を生成する。これにより、利用者の機器3の操作実施傾向を反映した情報通知画面画像を端末装置5の表示部504に表示させることができるので、利用者が機器3を操作する際の端末装置5における操作の手間を低減できる。また、互いに連携して使用される複数の機器3の状況を把握し易くなるので、その分、利用者の利便性が向上する。
また、本実施の形態に係るリスト生成部113は、機器3に異常が発生したと判定されると、異常が発生したと判定された機器3に対応する機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成する。これにより、利用者が機器3で発生した異常を認識し易くなるので、機器3の早期に復旧し易くなる。
更に、本実施の形態に係るリスト生成部113は、利用者位置と機器3が設置された建物Hとの間の利用者拠点間距離が基準距離以上の状態から基準距離未満の状態に遷移したと判定されると、利用者拠点間距離に応じて機器関連情報画像の表示優先順位を変更するように設定された機器3に対応する機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成する。これにより、利用者が建物Hに到着した直後に操作される可能性の高い機器3の機器関連情報画像を認識し易くなるので、その分、利用者の利便性が向上する。
以上、本開示の実施の形態について説明したが、本開示は前述の実施の形態によって限定されるものではない。例えば、リスト生成部113が、予め設定されたリスト情報更新時期が到来する毎に、直近の操作実施時点がリスト情報更新時期に近い機器3ほど、対応する機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成するものであってもよい。6つの機器3の直近の操作実施時点が、例えば図8Aに示すように時系列に並んでいる場合、リスト生成部113は、機器識別情報ID[0]、ID[2]、ID[1]、ID[3]、ID[4]、ID[5]の順に各機器識別情報に対応する機器関連画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成する。
本構成によれば、直前に操作された機器3の機器関連情報画像が優先的に端末装置5の表示部504に表示されるので、利用者の利便性を高めることができる。
実施の形態において、クラウドサーバが、機器3の機器状態情報に基づいて、機器3について利用者に知らせるべき情報である機器関連通知情報を端末装置へ送信する必要があると判定すると、機器関連通知情報を生成して端末装置へ送信するものであってもよい。そして、クラウドサーバは、端末装置へ送信した機器関連通知情報が利用者により確認されない状態が予め設定された判定期間だけ継続した場合、その機器関連通知情報に対応する機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成するものであってもよい。
本変形例に係るクラウドサーバおよび端末装置のハードウェア構成は、実施の形態で説明したクラウドサーバ1および端末装置5と同様である。以下、本変形例に係るクラウドサーバおよび端末装置のハードウェア構成については適宜図2と同一の符号を用いて説明する。例えば図19に示すように、本変形例に係る端末装置2005では、CPU501が、補助記憶部503が記憶するプログラムを主記憶部502に読み込んで実行することにより、実施の形態で説明した各機能に加えて、機器関連通知情報取得部2518と、通知確認判定部2519と、確認状況情報送信部2520と、して機能する。なお、図19において、実施の形態と同様の構成については図3と同一の符号を付している。また、実施の形態で説明した機能の一部に対応するブロックについては図示を省略している。更に、補助記憶部は、実施の形態1で説明した各種記憶部に加えて、機器関連通知情報記憶部2535を有する。機器関連通知情報記憶部2535は、クラウドサーバ2001から取得した機器関連通知情報を、その機器関連通知情報が利用者により確認されたか否かを示す確認状況情報に対応づけて記憶する。
機器関連通知情報取得部2518は、クラウドサーバ2001から送信される機器関連通知情報を取得し、取得した機器関連通知情報を機器関連通知情報記憶部2535に記憶させる。ここで、機器関連通知情報取得部2518は、取得した機器関連通知情報を、利用者によりその機器関連通知情報を確認する操作が未だ実施されていないことを示す確認状況情報に対応づけて機器関連通知情報記憶部2535に記憶させる。
通知確認判定部2519は、受付部514が利用者による機器関連通知情報を確認するための操作を受け付けたと判定すると、その機器関連通知情報に対応する確認状況情報を、利用者によりその機器関連通知情報を確認する操作が実施されたことを示す確認状況情報に更新する。
確認状況情報送信部2520は、クラウドサーバ2001から確認状況要求情報を取得すると、機器関連通知情報記憶部2535が記憶する確認状況情報の中から、確認状況要求情報に対応する確認状況情報とそれに対応する機器関連通知情報とを特定する。そして、確認状況情報送信部2520は、特定した確認状況情報と機器関連通知情報とをクラウドサーバ2001へ送信する。
また、本変形例に係るクラウドサーバ2001では、CPU101が、補助記憶部103が記憶するプログラムを主記憶部102に読み込んで実行することにより、実施の形態で説明した各機能に加えて、機器関連通知情報生成部2125と、機器関連通知情報送信部2126と、確認状況管理部2127と、して機能する。また、補助記憶部103は、実施の形態1で説明した各種記憶部に加えて、確認状況記憶部2138を有する。確認状況記憶部2138は、機器関連通知情報が利用者により確認されたか否かを示す確認状況情報を、機器関連通知情報に対応づけて記憶する。
機器関連通知情報生成部2125は、機器状態記憶部135が記憶する機器状態情報に基づいて、機器3について利用者に知らせるべき情報である機器関連通知情報を生成し、生成した機器関連通知情報を機器関連通知情報送信部2126に通知する。このとき、機器関連通知情報生成部2125は、生成した機器関連通知情報を確認状況記憶部2138に記憶させる。機器関連通知情報送信部2126は、機器関連通知情報生成部により生成された機器関連通知情報を端末装置2005へ送信する。
確認状況管理部2127は、機器関連通知情報送信部2126が機器関連通知情報を端末装置5へ送信した後、予め設定された判定時間だけ経過した後における機器関連通知情報の利用者による確認状況を管理する。具体的には、確認状況管理部2127は、機器関連通知情報送信部2126が機器関連通知情報を端末装置2005へ送信した後、予め設定された判定時間だけ経過した後、端末装置2005に対して機器関連通知情報が利用者により確認されたか否かを示す確認状況情報の送信を要求する確認状況要求情報を端末装置2005へ送信する。そして、確認状況管理部2127は、端末装置2005から確認状況情報を取得すると、取得した確認状況情報を、機器関連通知情報に対応づけて確認状況記憶部2138に記憶させる。
リスト生成部2113は、実施の形態で説明した機能に加えて、機器関連通知情報が端末装置2005へ送信された後且つ前述の判定時間経過後における確認状況情報に基づいて、利用者が未確認の機器関連通知情報に対応する機器関連情報の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成する機能を有する。
次に、本変形例に係る制御システムの動作の一部について、図20を参照しながら説明する。なお、図20において、実施の形態と同様の処理については図9および図10と同一の符号を付している。まず、ステップS7からS12までの一連の処理が実行された後、
クラウドサーバ2001が、機器関連通知情報を端末装置2005へ送信する必要があると判定したとする(ステップS2001)。この場合、クラウドサーバ2001が、機器関連通知情報を生成する(ステップS2002)。次に、生成された機器関連通知情報が、クラウドサーバ2001から端末装置2005へ送信される(ステップS2003)。このとき、端末装置2005は、クラウドサーバ2001から取得した機器関連通知情報を機器関連通知情報記憶部2535に記憶させる。
続いて、利用者が端末装置2005の入力部505を介して機器関連通知情報を確認する操作を行ったとする。この場合、端末装置2005は、利用者による機器関連通知情報の確認操作を受け付ける(ステップS2004)。その後、端末装置2005は、機器関連通知情報記憶部2535が記憶する確認状況情報を、利用者によりその機器関連通知情報を確認する操作が実施されたことを示す確認状況情報に更新する(ステップS2005)。
次に、クラウドサーバ2001は、機器関連通知情報を端末装置5へ送信した後、予め設定された判定時間だけ経過したと判定したとする(ステップS2006)。この場合、端末装置2005に対して確認状況情報の送信を要求する確認状況要求情報が、クラウドサーバ2001から端末装置2005へ送信される(ステップS2007)。一方、端末装置2005は、確認状況要求情報を取得すると、確認状況要求情報に対応する確認状況情報を特定する(ステップS2008)。続いて、特定された確認状況情報が、端末装置2005からクラウドサーバ2001へ送信される(ステップS2009)。その後、クラウドサーバ2001が、利用者が未確認の機器関連通知情報が有ると判定したとする(ステップS2010)。この場合、クラウドサーバ2001は、利用者が未確認の機器関連通知情報に対応する機器の機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成してリスト記憶部133に記憶させる(ステップS2011)。次に、ステップS17以降の処理が実行される。
次に、本変形例に係るクラウドサーバ2001が実行するリスト情報生成処理について、図21を参照しながら説明する。なお、図20において、実施の形態と同様の処理については図16から図18と同一の符号を付している。まず、ステップS109までの一連の処理が実行され、異常判定部118が、ステップS109において複数の機器3全てが正常であると判定したとする(ステップS109:No)。この場合、機器関連通知情報生成部2125は、機器状態記憶部135が記憶する機器状態情報に基づいて、前述の機器関連通知情報を端末装置2005へ送信する必要があるか否かを判定する(ステップS2101)。ここで、機器関連通知情報生成部2125が、機器関連通知情報の端末装置2005への送信が不要であると判定すると(ステップS2101:No)、後述のステップS2104の処理が実行される。一方、機器関連通知情報生成部2125は、機器関連通知情報を端末装置2005へ送信する必要があると判定すると(ステップS2101:Yes)、機器関連通知情報を生成し(ステップS2102)、生成した機器関連通知情報を機器関連通知情報送信部2126に通知する。このとき、機器関連通知情報生成部2125は、生成した機器関連通知情報を確認状況記憶部2138に記憶させる。次に、機器関連通知情報送信部2126は、機器関連通知情報生成部により生成された機器関連通知情報を端末装置5へ送信する(ステップS2103)。
続いて、確認状況管理部2127は、機器関連通知情報送信部2126が機器関連通知情報を端末装置5へ送信した後、予め設定された判定時間だけ経過したか否かを判定する(ステップS2104)。ここで、確認状況管理部2127が、機器関連通知情報が端末装置2005へ送信された後、未だ前述の判定時間を経過していないと判定すると(ステップS2104:No)、実施の形態において図17を用いて説明したステップS119の処理が実行される。一方、確認状況管理部2127は、機器関連通知情報送信部2126が機器関連通知情報を端末装置2005へ送信した後、前述の判定時間だけ経過したと判定したとする(ステップS2104:Yes)。この場合、確認状況管理部2127は、前述の確認状況要求情報を端末装置2005へ送信することにより(ステップS2105)、端末装置2005から確認状況情報を取得する(ステップS2106)。このとき、確認状況管理部2127は、取得した確認状況情報を、機器関連通知情報に対応づけて確認状況記憶部2138に記憶させる。その後、リスト生成部2113は、機器関連通知情報が端末装置2005へ送信された後且つ前述の判定時間経過後における確認状況情報に基づいて、利用者が未確認の機器関連通知情報が有るか否かを判定する(ステップS2107)。ここで、リスト生成部2113が、利用者が機器関連通知情報を全て確認済であると判定すると(ステップS2107:No)、実施の形態において図17を用いて説明したステップS119の処理が実行される。
一方、リスト生成部2113は、利用者が未確認の機器関連通知情報が有ると判定すると(ステップS2107:Yes)、未確認の機器関連通知情報に対応する機器関連情報の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成する(ステップS117)。次に、ステップS118以降の処理が実行される。
本構成によれば、クラウドサーバ2001から端末装置2005へ送信された機器関連通知情報が利用者により確認されない状態で放置されることを抑制することができる。
実施の形態1において、機器状態取得部117が、機器3が備える各種センサにより検出された機器3が設置された環境を示す環境パラメータ情報を取得するものであってもよい。そして、クラウドサーバ1が、機器状態取得部117が取得した環境パラメータ情報に応じて、機器関連情報画像の表示優先順位を高くする機器3の機器種別情報を特定し、特定した機器種別情報をリスト生成部113に通知する機器種別特定部を備えるものであってもよい。
例えば周囲のCO2濃度を検出するCO2濃度センサを備える機器3が建物H内に設置されており、機器状態取得部117が、CO2濃度センサを備える機器3からCO2濃度センサにより検出されたCO2濃度を示す環境パラメータ情報を取得するとする。この場合、機器種別特定部が、環境パラメータ情報が示すCO2濃度が予め設定された基準濃度を超える場合、機器3の周囲からCO2を排出するための換気扇、空気清浄機に対応する機器種別情報を特定し、特定した機器種別情報をリスト生成部113に通知するものであってもよい。この場合、リスト生成部113は、機器種別が換気扇、空気清浄機に属する機器3の機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成する。或いは、周囲の温度を検出する温度センサを備える機器3が建物H内に設置されており、機器状態取得部117が、温度センサを備える機器3から温度センサにより検出された温度を示す環境パラメータ情報を取得するとする。この場合、機器種別特定部が、環境パラメータ情報が示す温度が予め設定された基準温度以上または基準温度以下の場合、空気調和機に対応する機器種別情報を特定し、特定した機器種別情報をリスト生成部113に通知するものであってもよい。この場合、リスト生成部113は、機器種別が空気調和機に属する機器3の機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成する。
実施の形態では、リスト生成部113が、距離判定部121から利用者拠点間距離が基準距離未満の状態から基準距離以上の状態に遷移したことを示す遷移通知情報が通知された場合、利用者拠点間距離に応じて機器関連情報画像の表示優先順位を変更するように設定された機器3以外の機器3に対応する機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成する例について説明した。但し、これに限らず、距離判定部121から基準距離未満の状態から基準距離以上の状態に遷移したことを示す遷移通知情報が通知された場合、リスト生成部113が、利用者拠点間距離に応じて機器関連情報画像の表示優先順位を変更するように設定された機器3に対応する機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成するものであってもよい。例えば、機器3が電子錠であり、利用者拠点間距離に応じて機器関連情報画像の表示優先順位を変更するように設定されているとする。この場合、リスト生成部113が、距離判定部121から距離判定部121から利用者拠点間距離が基準距離未満の状態から基準距離以上の状態に遷移したことを示す遷移通知情報が通知された場合、電子錠である機器3に対応する機器関連情報画像の表示優先順位が高くなるようにリスト情報を生成するようにしてもよい。
実施の形態では、リスト生成部113が、リスト情報更新時期が到来する毎に、リスト情報を生成する例について説明した。但し、これに限らず、リスト生成部113が、例えば予め設定された操作有無判定時間だけ操作情報を取得しない状態が継続した場合、リスト情報の生成を回避するようにしてもよい。
本構成によれば、リスト生成部113によるリスト情報生成頻度を低減することができるので、その分、クラウドサーバ1における処理負荷を低減することができ、ひいてはクラウドサーバ1の省電力化を図ることができる。
実施の形態におけるクラウドサーバ1で実現される各種機能のうちの一部を端末装置5において実現するようにしてもよい。
実施の形態では、端末装置5の画面生成部512が、リスト情報に基づいて、表示優先順位の高い機器3に対応する機器関連情報画像ほど、情報通知画面画像の上方に配置されるように情報通知画面画像を生成する例について説明した。但し、これに限らず、例えば画面生成部512が、リスト情報に基づいて、表示優先順位の高い機器3に対応する機器関連情報画像ほど、情報通知画面画像の右側または左側に配置されるように情報通知画面画像を生成してもよい。或いは、画面生成部512が、複数の機器関連情報画像を一部が互いに重なるように表示部504に表示される情報通知画面画像を生成するとする。この場合、画面生成部512が、リスト情報に基づいて、表示優先順位の高い機器3に対応する機器関連情報画像ほど、手前側に表示されるように情報通知画面画像を生成してもよい。
また、本開示に係るクラウドサーバ1および端末装置5の各種機能は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、ネットワークに接続されているコンピュータに、上記動作を実行するためのプログラムを、コンピュータシステムが読み取り可能な非一時的な記録媒体(CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)等)に格納して配布し、当該プログラムをコンピュータシステムにインストールすることにより、上述の処理を実行するクラウドサーバ1および端末装置5を構成してもよい。
また、コンピュータにプログラムを提供する方法は任意である。例えば、プログラムは、通信回線の掲示版(BBS(Bulletin Board System))にアップロードされ、通信回線を介してコンピュータに配信されてもよい。そして、コンピュータは、このプログラムを起動して、OS(Operating System)の制御の下、他のアプリケーションと同様に実行する。これにより、コンピュータは、上述の処理を実行するクラウドサーバ1および端末装置5として機能する。
以上、本開示の各実施の形態および変形例について説明したが、本開示はこれらに限定されるものではない。本開示は、実施の形態および変形例が適宜組み合わされたもの、それに適宜変更が加えられたものを含む。