JP7045850B2 - ブーム装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両等に搭載され、収納時には閉じて使用時には開くように複数のビームが連結されたブーム装置に関するものである。
従来のブーム装置として、例えば特許文献1に記載の「コンクリートポンプ装置のブーム装置」が知られている。特許文献1には、屈曲する関係にある2本のビームを1組として、そのうち1本のビームを外側から挟み込むように連結した「ブームリンク」と称するリンクが図示されている。このリンクは、例えば、ビームを挟むように配置された2枚の板状体が1対となるように構成されており、1組のビームを開閉する際に駆動する油圧シリンダが接続されている。以下、このようにビームの外側に位置する外リンク構造として構成されたリンクを単に「外リンク」と称することとする。
このような外リンクを用いることで、ビームの幅方向内側に位置する構成である内リンクを用いた場合のように、開閉時に移動するリンクに干渉させないようにするためビームを切り欠くことが不要であるから、ビームの強度低下を避けられる。
実公平7-21728号公報(第1図、第2図)
ここで、外リンクを構成する2枚の板状体同士の距離は、ビームの外側に位置することから、内リンクに比べると大きくなってしまう。そうなると、開閉時に油圧シリンダの駆動力が2枚の板状体の一方に偏って伝わった場合、他方は取り残された状態となることから、2枚の板状体の挙動に差異が生じてしまいやすくなる。この差異により、ブームの伸長時に1組のビームにおける先端側のビームが幅方向にずれてしまう。このずれは、ビームにおいて、2本のビームが接続された関節部分から離れるほど顕著になるから、車両に搭載されたブーム装置の場合、前記ずれによって車両の重心が変わってしまう。また、場合によっては車両の横転の原因になる可能性がある。
そこで本発明は、外リンクを用いた場合であっても、開閉時にビームが幅方向にずれてしまうことを抑制できるブーム装置を提供することを課題とする。
本発明は、基端側ビームと、前記基端側ビームに対して回動可能に接続された先端側ビームと、前記基端側ビームと前記先端側ビームとの間に介在するリンク機構と、前記リンク機構を移動させることにより、前記基端側ビームと前記先端側ビームとを開閉するブーム開閉シリンダと、を備え、前記リンク機構は、前記基端側ビームまたは前記先端側ビームを幅方向の外側から挟むように配置された外リンクを有するものであって、前記基端側ビーム、前記先端側ビーム、前記ブーム開閉シリンダの各々に軸支部において回動可能に接続され、前記ブーム開閉シリンダは、前記基端側ビーム、前記リンク機構の各々に回動可能に接続され、前記外リンクは、2箇所の前記軸支部と、前記幅方向に対向する1対の板状部と、前記2箇所の軸支部の間で前記1対の板状部を連結する連結部と、を備えるブーム装置である。
前記構成によれば、外リンクにつき2箇所の軸支部の間で1対の板状部が連結部により連結されているので、ブーム開閉シリンダからの駆動力が、外リンクにおける1対の板状部の各々に均等に加わりやすい。このため、基端側ビームに対して先端側ビームが幅方向にぶれてしまうことを抑制できる。
また更に、前記リンク機構は、前記外リンクと、前記基端側ビームまたは前記先端側ビームのうち一方と、を連結する副リンクを更に備え、前記外リンクは、前記ブーム開閉シリンダに対して第1のピンを介して連結され、前記基端側ビームまたは前記先端側ビームのうち他方に対して第2のピンを介して連結され、前記副リンクに対して第3のピンを介して連結され、前記外リンクと前記副リンクとを回動可能に連結する連結機構であって、前記第3のピンが属している連結機構の一部が前記連結部を兼ねているものとできる。
この構成によれば、構成部品の点数を削減できる。
また更に、前記基端側ビームと前記先端側ビームとは、ビーム同士連結軸により接続されており、前記ブーム開閉シリンダは、一端が前記基端側ビームにおける、ブーム閉じ状態で前記先端側ビームと反対側となる部分にピン連結されており、他端が前記外リンクにピン連結されており、前記外リンクは、前記先端側ビームにピン連結されており、ブーム閉じ状態では前記ビーム同士連結軸に対して前記幅方向の外側に配置され、ブーム閉じ状態で前記ビーム同士連結軸に対応する位置に貫通穴が形成されているものとできる。
この構成によれば、外リンクに貫通穴が形成されたことにより外リンクを軽量化できる。更に、ブーム閉じ状態でもビーム同士連結軸の端部の少なくとも一部を貫通穴から露出させられるため、貫通穴を介してビーム同士連結軸に給脂できる。
また更に、前記基端側ビームまたは前記先端側ビームの少なくとも一方において、ブーム閉じ状態で内側となる部分が凹状に湾曲した湾曲部が形成されており、前記連結部は、前記基端側ビームと前記先端側ビームとの開閉に伴う該連結部の移動軌跡が、前記基端側ビームと前記先端側ビームとの間において、前記湾曲部により形成される空間に位置するものとできる。
この構成によれば、外リンクが備える連結部との干渉を避けるため、基端側ビームまたは先端側ビームを切り欠く必要がないので、基端側ビームまたは先端側ビームの強度低下を抑制できる。
また更に、前記基端側ビームまたは前記先端側ビームのうち一方は、ブーム閉じ状態で対向する、前記基端側ビームまたは前記先端側ビームのうち他方の一部に接触する受け部を備え、前記受け部は、前記基端側ビームまたは前記先端側ビームのうち一方に対して着脱可能に取り付けられているものとできる。
この構成によれば、受け部を取り付け対象のビームから取り外すことができるため、ビームの破損(亀裂等)をチェックできる。
また更に、前記基端側ビームまたは前記先端側ビームのうちで、前記受け部の取り付け対象であるビームは、該ビームにおける前記幅方向の両端に位置する側方部から前記幅方向に飛び出たつば部と、前記側方部において前記つば部から離れた位置にある締結座部とを備え、前記締結座部は、前記ビームとは別体であって、前記側方部に取り付けられ、前記幅方向の端部が前記つば部よりも外側に突出しており、前記受け部は、前記つば部に当接する基部と、前記基部から折り返された垂れ部とを備え、前記垂れ部は前記締結座部に対して締結手段を介して着脱可能に固定されているものとできる。
この構成によれば、ビームに直接ボルト穴等、締結手段のための部分を設けることなく受け部を固定できるため、ビームの強度低下を抑制できる。また、締結座部がビームの側方部から幅方向に突出しているため、垂れ部を過度に湾曲させる必要がないので、受け部を固定しやすい。
本発明によると、基端側ビームに対して先端側ビームが幅方向にぶれてしまうことを抑制できる。このため、外リンクを用いた場合であっても、開閉時にビームが幅方向にずれてしまうことを抑制できる。
本発明の第1実施形態に係るブーム装置を搭載したコンクリートポンプ車を示す側面図である。 前記コンクリートポンプ車を示す平面図である。 前記ブーム装置のうち先端側2本のビームに関し、伸長時の状態を示す(横倒しで図示)側面図である。 前記ブーム装置の全体に関し、収納時の状態を示す側面図である。 前記ブーム装置における外リンク(先端側リンク)を示し、(A)は平面図、(B)は側面図である。 本発明の第1実施形態に係るブーム装置における受け部の構成(ビームを二点鎖線で示す)を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るブーム装置のリンク機構周りについて伸長時の状態を示す側面図である。 前記ブーム装置の要部について収納時の状態を示す側面図である。 前記ブーム装置における外リンク(先端側リンク)を示し、(A)は平面図、(B)は側面図である。
-第1実施形態-
次に、本発明に係るブーム装置1につき、コンクリートポンプ車Bに適用した実施形態を二つ取り上げて説明する。まず、第1実施形態について説明する。コンクリートポンプ車Bの構成は公知であるため概略を説明する。コンクリートポンプ車Bは、図1及び図2に示すように(車両本体を二点鎖線で示す)、複数本のビーム3~3を屈曲可能に連結したブーム2を、シャシ等を備える車両本体に搭載しており、油圧シリンダによりブーム2を伸長させて高所または離れた場所に生コンクリートを打設することができる車両である。最も基端側(車両本体側)のブーム2は、車両本体に対して水平方向において回動可能である。図1及び図2は、複数本のビームが折り畳まれたブーム閉じ状態とされ、コンクリートポンプ車Bが公道を走行可能な状態を示している。ブーム2の側方にはコンクリート圧送配管B1が設けられている(一部はブーム2を幅方向に貫通する)。コンクリートミキサー車から供給された生コンクリートは車両後方に位置するホッパB2に供給され、ホッパB2内の生コンクリートは、車両本体側に設けられたコンクリートポンプによりコンクリート圧送配管B1に送られる。そして、打設箇所に配置されたコンクリート圧送配管B1の先端開口から生コンクリートを吐出できる。
本実施形態のブーム2は、図4に示すように、4本のビーム3~3が交互に屈曲可能なよう、3箇所の関節部分21~21で接続されて構成されている。隣り合うビーム3,3同士の接続は各ビーム3の端部でなされている。図3は、4本のビーム3~3のうち先端側2本につき、伸長した状態であるブーム開き状態を示す。図4は、4本のビーム3~3が折り畳まれたブーム閉じ状態を示す。隣り合うビーム3,3の間にはリンク機構4が介在しており、このリンク機構4が油圧により伸縮するブーム開閉シリンダ5によって移動される。
本実施形態では、4本のビーム3~3のうち、先端側から1本目と2本目に位置する2本のビーム3,3の関係に着目して説明する。本実施形態のブーム装置1において、これら2本のビーム3,3のうちで基端側に位置するビーム3を基端側ビーム3Bとし、この基端側ビーム3Bに対して関節部分21で回動可能に接続されたビーム3を先端側ビーム3Hとする。なお、前記「基端側」「先端側」とは、相対的な位置関係に基づく表現である。このため、着目する2本のビーム3が変われば、「基端側」「先端側」の関係も変わり得る。基端側ビーム3Bと先端側ビーム3Hとの間であって、図4に示すように、屈曲時に内側となる部分にはリンク機構4が介在する。そして本実施形態のブーム装置1は、リンク機構4を移動させることにより、基端側ビーム3Bと先端側ビーム3Hとを開閉するブーム開閉シリンダ5を備える。
基端側ビーム3Bまたは先端側ビーム3Hの少なくとも一方において、ブーム閉じ状態で内側となる部分は凹状に湾曲した湾曲部31が形成されている。本実施形態では図4に示すように、先端側ビーム3Hにおける関節部分21に近い部分に湾曲部31が形成されている。この湾曲部31により、ブーム閉じ状態の基端側ビーム3Bと先端側ビーム3Hとの間において空間Sが形成される。
リンク機構4は、基端側ビーム3B、先端側ビーム3H、ブーム開閉シリンダ5の各々に回動可能に接続されている。本実施形態ではピンによりそれぞれが回動可能に接続されている。このリンク機構4は、基端側リンク4Bと先端側リンク4Hを有している。基端側リンク4Bは、基端側ビーム3Bの幅方向内側に位置する構成である内リンクである。本実施形態の基端側リンク4Bは、図3に示すように、側面視で略U字状に湾曲した形状のリンクである。一方、先端側リンク4Hは、基端側ビーム3Bまたは先端側ビーム3Hを幅方向の外側から挟むように配置された構成である外リンク41である。本実施形態の先端側リンク4Hは、基端側リンク4Bと先端側ビーム3Hとの間に設けられた略直棒形状のリンクである。なお、前記「幅方向」とは、各ビーム3を延長方向に見た場合の左右方向のことであって、図3及び図4では紙面に直交する方向に相当する。
ブーム開閉シリンダ5は、シリンダチューブ51に対してシリンダロッド52が出没するように構成されている。シリンダチューブ51の側が基端側ビーム3Bに、シリンダロッド52の側がリンク機構4に回動可能に接続されている。
本実施形態において、外リンク41である先端側リンク4Hは、図5(A)(B)に示すように、幅方向に対向する1対の板状部411,411と、1対の板状部411,411を連結する連結部412と、を備える。連結部412は管状体とされている。本実施形態の連結部412には丸パイプが用いられており、1対の板状部411,411の対向面の各々に対して溶接で固定されている。本実施形態では、連結部412の基端側リンク4B側に隣接して連結板413が設けられており、この連結板413でも1対の板状部411,411を連結している。また、各板状部411は、基端側リンク4B及び先端側ビーム3Hを軸支により接続するためのピンが貫通する貫通穴414,414を長手方向の両端に備える。具体的には、基端側リンク4Bを軸支により接続するためのピンが貫通するのが貫通穴414Aであり、先端側ビーム3Hを軸支により接続するためのピンが貫通するのが貫通穴414Bである。つまり、先端側リンク4Hは、ピン連結により軸支された、2箇所の軸支部(貫通穴414A,414Bにおける内面の位置)と、当該2箇所の軸支部の間で1対の板状部411,411を連結する連結部412と、を備えるよう構成されている。なお、リンク同士についてピン連結により軸支された部分も軸支部に該当する。
ここで、前記「2箇所の軸支部の間」とは、基端側リンク4Bをピン連結する貫通穴414Aと、先端側ビーム3Hをピン連結する貫通穴414Bとの間のことである(1対の板状部411,411に対向して形成されている貫通穴414A,414A同士の間や、貫通穴414B,414B同士の間ではない)。連結部412を設ける位置として、好ましくは、前記「2箇所の軸支部の間」を一方の貫通穴414を通る軸と他方の貫通穴414を通る軸との間(詳しくは、各板状部411に対する正面視にて前記各軸の軸心を結んだ線と、各軸の軸心に一致する線とにそれぞれ直交する、二本の線の間の領域である)とした場合、前記軸と軸との間に連結部412の少なくとも一部を位置させる。そしてより好ましくは、前記軸と軸との間に連結部412の全部を位置させる。このように全部が位置すると、外リンク41において駆動力が伝達される区間である前記軸と軸との間に連結部412の全部が存在することになるから、連結部412の全体を駆動力の伝達のために利用できて無駄がない。
本実施形態では、1対の板状部411,411が連結部412により、幅方向について連結されているので、先端側リンク4Hは一体となっている(少なくとも、連結部412によって1対の板状部411,411が大きくずれることは抑制される)。従って、ブーム開閉シリンダ5の伸縮に伴う駆動力が、外リンク41における1対の板状部411,411の各々に均等に加わりやすい。そして、駆動力を受けても1対の板状部411,411同士の間隔が変化しにくくなる。このため、基端側ビーム3Bに対して先端側ビーム3Hが幅方向にぶれてしまうことを抑制できる。よって、従来の問題であった、1対の板状部411,411のずれによって車両の重心が変わったり、場合によっては車両の横転の原因になる可能性が生じたりすることを有効に抑制できる。なお、この効果は、後述する第2実施形態のように、連結部412を備えた外リンク41に直接ブーム開閉シリンダ5が接続された構成において最も好ましく得られる。しかし、本実施形態のように、連結部412を備えた外リンク41に間接的にブーム開閉シリンダ5の駆動力が働く場合であったとしても、良好な結果が期待できる。なお、連結部412により、1対の板状部411,411を幅方向について間隔不変に連結することもできる。こうすることで、間隔が変化してしまう構成に比べると、1対の板状部411,411による駆動力の伝達が確実になされる。
また、連結部412は、基端側ビーム3Bと先端側ビーム3Hとの開閉に伴う該連結部412の移動軌跡が、基端側ビーム3Bと先端側ビーム3Hとの間において、前記凹状に湾曲した湾曲部31により形成される空間Sに位置している。このように、ビーム3B,3H間に設定された空間S内で移動するように連結部412を配置することで、外リンク41が備える連結部412との干渉を避けるため、基端側ビーム3Bまたは先端側ビーム3Hを切り欠く必要がない。このため、基端側ビーム3Bまたは先端側ビーム3H(本実施形態では先端側ビーム3H)の強度低下を抑制できる。
基端側ビーム3Bまたは先端側ビーム3Hのうち一方は、ブーム閉じ状態で対向する、基端側ビーム3Bまたは先端側ビーム3Hのうち他方の一部に接触する受け部7を備える。この受け部7は、車両の走行中にビーム3が幅方向にずれることを抑制するために設けられており、基端側ビーム3Bまたは先端側ビーム3Hに対して着脱可能に取り付けられている。本実施形態では、図4に示すように先端側ビーム3Hが受け部7を備え、基端側ビーム3Bに形成された突出部3B1がブーム閉じ状態で受け部7に当接するように構成されている。ただし、この組み合わせに限らず、受け部7を備える側のビーム3と受け部7に当接する側のビーム3とは種々の構成とできる。
本実施形態の受け部7に関して具体的に説明する。図6に示すように、基端側ビーム3Bまたは先端側ビーム3Hのうちで、受け部7の取り付け対象であるビーム3は、ビーム3における幅方向両端に位置する側方部32から幅方向に飛び出たつば部33と、側方部32においてつば部33から図示下方に離れた位置にある締結座部34とを備える。締結座部34は、基端側ビーム3Bとは別体であって、側方部32に取り付けられ、幅方向の端部がつば部33よりも外側に突出している。本実施形態の締結座部34は内周面にねじ山が形成された管状体であって、側方部32に溶接で取り付けられている。
受け部7は、受け部7の取り付け対象であるビーム3におけるつば部33に当接する基部71と、基部71から折り返された垂れ部72と、基部71のビーム3とは反対側(図示上方)に取り付けられた受け口部73と、を備える。垂れ部72は、締結座部34に対してボルト74をねじ込むことによって着脱可能に固定されている。このため、垂れ部72にはボルト74が貫通する貫通穴75が形成されている。本実施形態の受け口部73は基部71に対して溶接で固定されており、図示上方に開口して略コ字状のものであって、略コ字状の空間部にブーム閉じ状態のビーム3の一部を挿入できる。
このように構成された受け部7を設けることにより、受け部7を溶接等で着脱不能に取り付けた場合と比較すると、受け部7を取り付け対象のビーム3から取り外すことができるため、容易にビーム3の破損(亀裂等)をチェックできることから好ましい。
更に、ビーム3に直接ボルト穴等、ボルト止めのための部分を設けることなく受け部7を固定できるため、ビーム3の強度低下を抑制できる。また、締結座部34がビーム3の側方部32から幅方向に突出しているため、受け部7をビーム3に取り付けるに当たって、垂れ部72を過度に湾曲させる(垂れ部72を基部71に対して鋭角に折り曲げる等)必要がないので、受け部7を固定しやすい。
-第2実施形態-
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態のブーム2は、図7及び図8に示すような形態である。本実施形態のブーム装置1においても、2本のビーム3,3のうちで基端側に位置するビーム3を基端側ビーム3Bとし、この基端側ビーム3Bに対して回動可能に接続されたビーム3を先端側ビーム3Hとする。本実施形態では、基端側ビーム3Bと先端側ビーム3Hとの間であって、屈曲時に外側(第1実施形態とは内外が逆である)となる部分にはリンク機構4が介在する。
基端側ビーム3Bと先端側ビーム3Hとは、ビーム同士連結軸3Sにより回動可能に接続されている。ブーム開閉シリンダ5は、一端(本実施形態ではシリンダチューブ51の基端)が基端側ビーム3Bにおける、ブーム閉じ状態で先端側ビーム3Hと反対側(上下方向では下側となる)となる部分にピン連結されており、他端(本実施形態ではシリンダロッド52の先端)が外リンク41にピン連結されている。ビーム同士連結軸3Sは、基端側ビーム3Bの端部と先端側ビーム3Hの端部が回動に伴い摺動するので、摩擦を軽減するため、側面にグリース等の油脂が塗布されている。
本実施形態のリンク機構4は、外リンク41としての先端側リンク4Hを備える。そして、基端側ビーム3Bまたは先端側ビーム3Hのうち一方と、を連結する副リンク42を更に備える。本実施形態の基端側リンク4Bは前記副リンク42として機能し、先端側リンク4Hと基端側ビーム3Bとを連結する。本実施形態の基端側リンク4Bは、基端側ビーム3Bを幅方向の外側から挟むように配置された構成であるので、外リンク41とされている。ただし、副リンク42は内リンクであってもよい。先端側リンク4Hは第1実施形態と同様、幅方向に対向する1対の板状部411,411と、1対の板状部411,411を連結する連結部412と、を備える。この連結部412は、板状部411,411を貫通した管状体で構成されている。また、各板状部411は、ピン61,62が貫通する貫通穴414,414を長手方向の両端に備える。具体的には、ブーム開閉シリンダ5を軸支により接続するための第1のピン61が貫通するのが貫通穴414Cであり、先端側ビーム3Hを軸支により接続するための第2のピン62が貫通するのが貫通穴414Dである。
先端側リンク4Hは、ブーム開閉シリンダ5に対して第1のピン61及び貫通穴414Cを介して連結され、先端側ビーム3Hに対して第2のピン62及び貫通穴414Dを介して連結され、基端側リンク4Bに対して第3のピン63を介して連結されている。第3のピン63は管状体からなるボス64(図9(A)(B)参照)により支持されている。本実施形態では、このボス64が、先端側リンク4Hを一体化する連結部412を兼ねている。このため、ブーム装置1の構成部品の点数を削減できる。本実施形態の先端側リンク4Hも第1実施形態と同じく、ピン連結により軸支された、2箇所の軸支部(ピン61,62の位置)と、当該2箇所の軸支部の間で1対の板状部411,411を連結する連結部412と、を備えるよう構成されている。
先端側リンク4Hは、図4Bに示すように、ブーム閉じ状態ではビーム同士連結軸3Sに対して幅方向の外側に配置される。そして、先端側リンク4Hにおける各板状部には、ブーム閉じ状態でビーム同士連結軸3Sに対応する位置に貫通穴415が形成されている。図5(B)に示すように、貫通穴415は各板状部411を厚さ方向に貫通している。このように各板状部に貫通穴415が形成されたことにより、先端側リンク4Hを軽量化できる。更に、図8に示すように、ブーム閉じ状態でもビーム同士連結軸3Sの端部の少なくとも一部を貫通穴415から露出させられるため、貫通穴415を介してビーム同士連結軸3Sに給脂できる。つまり、本実施形態の貫通穴415はビーム同士連結軸3Sの給脂穴として機能する。
-実施形態の変更について-
以上、本発明につき実施形態を二つ取り上げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されない。例えば、本発明に係るブーム装置1の適用対象は前記実施形態のコンクリートポンプ車に限定されず、他の種類の車両であってもよいし、移動させずに用いる据え置き式の装置であってもよい。
また、ビーム3の断面形状は前記実施形態のものに限られない。例えば、つば部33はなくてもよいし、つば部が上下に突出する形態など、他の形態であってもよい。
また、外リンク41は複数本のうちどのビーム3に適用してもよい。また、第1実施形態では先端側リンク4Hが外リンク41とされ、先端側ビーム3Hを幅方向の外側から挟むように配置されていた。しかしこれに限定されず、第1実施形態における基端側リンク4Bが外リンク41とされ、基端側ビーム3Bを幅方向の外側から挟むように配置されていてもよい。更に、第2実施形態のように、先端側リンク4H及び基端側リンク4B(前記実施形態では副リンク42)の両方が外リンク41とされることもできる。また逆に、第2実施形態における副リンク42を内リンクに変更することもできる。
また、軸支部は、例えば、基端側ビーム3Bまたはブーム開閉シリンダ5に対し、ピン連結により軸支された部分とすることができる。
また、連結部412は前記実施形態のような管状体に限られず、中実の棒状体や板状体とされていてもよい。また、管状体や棒状体の断面形状は本実施形態のような円形に限定されず多角形であってもよい。また、連結部412を板状体とすることもできる。
また、連結部412は前記実施形態のように1対の板状部411,411に対して溶接等により固定された(不動とされた)形態に限られず、1対の板状部411,411を連結できるのであれば、1対の板状部411,411に対して連結部412が移動(例えば板状部411に対して回動やスライド移動)可能な形態とすることもできる。つまり、連結部412による連結は、ブーム開閉シリンダ5の駆動力が2枚の板状体411,411の一方に偏って伝わった場合であっても、2枚の板状体411,411に生じる挙動の差異を抑制できる程度になされていれば足りる。
また、第2実施形態では第3のピン63を支持するボス64が連結部412を兼ねるよう構成されていた。しかしこれに限定されず、第3のピン63自体が連結部412を兼ねるよう構成することもできる。このように、外リンク41(第2実施形態では先端側リンク4H)と副リンク42とを回動可能に連結する連結機構(第3のピン63が属している機構)の一部が連結部412を兼ねることができる。
また、受け部7に関しては、前記実施形態のようなボルト74に限定されず、種々の締結手段でビーム3に取り付けられていてよい。
1 ブーム装置
2 ブーム
3 ビーム
3B 基端側ビーム
3H 先端側ビーム
3S ビーム同士連結軸
31 湾曲部
32 側方部
33 つば部
34 締結座部
4 リンク機構
4B 基端側リンク
4H 先端側リンク
41 外リンク
411 板状部(外リンク)
412 連結部(外リンク)
415 貫通穴
42 副リンク
43 連結機構
5 ブーム開閉シリンダ
61 第1のピン
62 第2のピン
63 第3のピン
7 受け部
71 基部
72 垂れ部
S 空間

Claims (6)

  1. 基端側ビームと、
    前記基端側ビームに対して回動可能に接続された先端側ビームと、
    前記基端側ビームと前記先端側ビームとの間に介在するリンク機構と、
    前記リンク機構を移動させることにより、前記基端側ビームと前記先端側ビームとを開閉するブーム開閉シリンダと、を備え、
    前記リンク機構は、前記基端側ビームまたは前記先端側ビームを幅方向の外側から挟むように配置された外リンクを有するものであって、前記基端側ビーム、前記先端側ビーム、前記ブーム開閉シリンダの各々に軸支部において回動可能に接続され、
    前記ブーム開閉シリンダは、前記基端側ビーム、前記リンク機構の各々に回動可能に接続され、
    前記外リンクは、2箇所の前記軸支部と、前記幅方向に対向する1対の板状部と、前記2箇所の軸支部の間で前記1対の板状部を連結する連結部としての管状体からなるボスと、を備え
    前記リンク機構は、前記外リンクと、前記基端側ビームまたは前記先端側ビームのうち一方と、を連結する副リンクを更に備え、
    前記外リンクは、前記ブーム開閉シリンダに対して第1のピンを介して連結され、
    前記基端側ビームまたは前記先端側ビームのうち他方に対して第2のピンを介して連結され、前記副リンクに対して前記ボスにより支持された第3のピンを介して回動可能に連結されるブーム装置。
  2. 前記ボスの内面は、前記外リンクの幅方向における中央側が小径で、両端側が大径とされている、請求項1に記載のブーム装置。
  3. 基端側ビームと、
    前記基端側ビームに対して回動可能に接続された先端側ビームと、
    前記基端側ビームと前記先端側ビームとの間に介在するリンク機構と、
    前記リンク機構を移動させることにより、前記基端側ビームと前記先端側ビームとを開閉するブーム開閉シリンダと、を備え、
    前記リンク機構は、前記基端側ビームまたは前記先端側ビームを幅方向の外側から挟むように配置された外リンクを有するものであって、前記基端側ビーム、前記先端側ビーム、前記ブーム開閉シリンダの各々に軸支部において回動可能に接続され、
    前記ブーム開閉シリンダは、前記基端側ビーム、前記リンク機構の各々に回動可能に接続され、
    前記外リンクは、2箇所の前記軸支部と、前記幅方向に対向する1対の板状部と、前記2箇所の軸支部の間で前記1対の板状部を連結する連結部と、を備え、
    前記基端側ビームと前記先端側ビームとは、ビーム同士連結軸により接続されており、
    前記ブーム開閉シリンダは、一端が前記基端側ビームにおける、ブーム閉じ状態で前記先端側ビームと反対側となる部分にピン連結されており、他端が前記外リンクにピン連結されており、
    前記外リンクは、前記先端側ビームにピン連結されており、ブーム閉じ状態では前記ビーム同士連結軸に対して前記幅方向の外側に配置され、ブーム閉じ状態で前記ビーム同士連結軸に対応する位置に貫通穴が形成されているブーム装置。
  4. 前記基端側ビームまたは前記先端側ビームの少なくとも一方において、ブーム閉じ状態で内側となる部分が凹状に湾曲した湾曲部が形成されており、
    前記連結部は、前記基端側ビームと前記先端側ビームとの開閉に伴う該連結部の移動軌跡が、前記基端側ビームと前記先端側ビームとの間において、前記湾曲部により形成される空間に位置する、請求項1または2に記載のブーム装置。
  5. 前記基端側ビームまたは前記先端側ビームのうち一方は、ブーム閉じ状態で対向する、前記基端側ビームまたは前記先端側ビームのうち他方の一部に接触する受け部を備え、
    前記受け部は、前記基端側ビームまたは前記先端側ビームのうち一方に対して着脱可能に取り付けられている、請求項1~4のいずれかに記載のブーム装置。
  6. 基端側ビームと、
    前記基端側ビームに対して回動可能に接続された先端側ビームと、
    前記基端側ビームと前記先端側ビームとの間に介在するリンク機構と、
    前記リンク機構を移動させることにより、前記基端側ビームと前記先端側ビームとを開閉するブーム開閉シリンダと、を備え、
    前記リンク機構は、前記基端側ビームまたは前記先端側ビームを幅方向の外側から挟むように配置された外リンクを有するものであって、前記基端側ビーム、前記先端側ビーム、前記ブーム開閉シリンダの各々に軸支部において回動可能に接続され、
    前記ブーム開閉シリンダは、前記基端側ビーム、前記リンク機構の各々に回動可能に接続され、
    前記外リンクは、2箇所の前記軸支部と、前記幅方向に対向する1対の板状部と、前記2箇所の軸支部の間で前記1対の板状部を連結する連結部と、を備え、
    前記基端側ビームまたは前記先端側ビームのうち一方は、ブーム閉じ状態で対向する、前記基端側ビームまたは前記先端側ビームのうち他方の一部に接触する受け部を備え、
    前記受け部は、前記基端側ビームまたは前記先端側ビームのうち一方に対して着脱可能に取り付けられており、
    前記基端側ビームまたは前記先端側ビームのうちで、前記受け部の取り付け対象であるビームは、該ビームにおける前記幅方向の両端に位置する側方部から前記幅方向に飛び出たつば部と、前記側方部において前記つば部から離れた位置にある締結座部とを備え、
    前記締結座部は、前記ビームとは別体であって、前記側方部に取り付けられ、前記幅方向の端部が前記つば部よりも外側に突出しており、
    前記受け部は、前記つば部に当接する基部と、前記基部から折り返された垂れ部とを備え、
    前記垂れ部は前記締結座部に対して締結手段を介して着脱可能に固定されているブーム装置。
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