JP7044354B2 - 美白化粧料組成物 - Google Patents

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本発明は、美白化粧料組成物に関する。
美白化粧料に含まれる美白成分として、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム-ハイドロキノン分子錯体(「ステアラルコニウムクロリド(以下、「SHQ」と呼ぶことがある)が知られている(特許文献1)。
一方、酸化防止剤や変色、変臭防止剤としてピロ亜硫酸ナトリウムを含む化粧料組成物が知られている(特許文献2)。
特開2004-99542号公報 特開2010-90113号公報
本発明の目的は、優れた美白効果を有する新規な美白化粧料組成物を提供することである。
本願発明者らは、鋭意研究の結果、SHQとピロ亜硫酸ナトリウムを含む化粧料が、顕著な美白効果を発揮することを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム-ハイドロキノン分子錯体と、ピロ亜硫酸塩とを含む美白化粧料組成物を提供する。
本発明により、優れた美白効果を発揮する新規な美白化粧料組成物が提供された。
本発明の美白化粧料組成物中に必須成分として含まれるSHQ自体及びその製造方法は公知であり、化粧料に含まれる美白成分としても公知のものである。SHQも市販されているので、市販品を用いることができる。SHQの配合量は、特に限定されないが、組成物全量に対して通常、0.001質量%~30質量%程度、好ましくは、0.01質量%~7.00質量%程度である。
本発明の美白化粧料組成物中に必須成分として含まれるピロ亜硫酸塩としては、ピロ亜硫酸ナトリウム及びピロ亜硫酸カリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウムが好ましく、特にピロ亜硫酸ナトリウムが好ましい。ピロ亜硫酸塩は、単一のピロ亜硫酸塩を用いることもできるし、複数種類のピロ亜硫酸塩を組み合わせて用いることもできる。ピロ亜硫酸塩の配合量(2種類以上のものを併用する場合にはその合計量)は、特に限定されないが、SHQ100質量部に対して通常、0.1質量部~10000質量部程度、好ましくは1質量部~1000質量部程度、さらに好ましくは5質量部~20質量部程度である。
本発明の化粧料組成物は、上記各成分を溶媒中に含むものでよく、溶媒としては水が好ましい。溶媒が水の場合、化粧水の形態となる。化粧水の場合、各成分を水に入れ、ホモジナイズすることにより、本発明の化粧料を製造することができる。また、本発明の化粧料組成物は、化粧水の形態に限らず、周知の方法によりクリームやゲルの形態とすることもできる。クリームの形態にする場合、周知のとおり、モノステアリン酸グリセリル, モノステアリン酸ポリエチレングリコール、ポリソルベート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンラウリルエーテル類等の添加剤を、例えば0.10質量%~20.00質量%程度添加することによりクリームの形態にすることができる。また、ゲルの形態にする場合、周知のとおり、カルボキシビニルポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル )クロスポリマー、ポリアクリルアミド、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロース、キサンタンガム、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、アクリレーツクロスポリマー、ベントナイト類、ヘクトライト類、(アクリレーツ/イタコン酸ステアレス-20)コポリマー、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸、ポリグルタミン酸Na、ポリビニルピロリドン、(ビニルピロリドン/VA)コポリマー、ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルアルコール、シロキクラゲ多糖体等の添加剤を、例えば0.01質量%~10.00質量%程度添加することによりゲルの形態にすることができる。
本発明の化粧料組成物は、上記した必須成分に加え、化粧料に用いられている各種の添加剤をさらに含んでいてもよい。このような添加剤としては、美白作用を有する抗酸化剤、抗菌剤、保湿剤、抗炎症剤、界面活性剤等を挙げることができるがこれらに限定されるものではない。抗酸化剤としては、アスコルビン酸およびその誘導体、プラセンタ、ハイドロキノンおよびその誘導体、トラネキサム酸、コウジ酸、トコフェロール、レモン果汁、ルシノール、カモミラエキス、エラグ酸、リノール酸、AMP-Na、カンゾウフラボノイド等を例示することができる。抗菌剤としては、パラベン類、フェノキシエタノール、ペンチレングリコール、オクタンジオール等を例示することができる。保湿剤としては、グリセリン、ブチレングリコール(BG)、ヒアルロン酸Na、セラミド類、コンドロイチン硫酸Na、コラーゲン、カンゾウ葉エキス、アマチャヅル葉エキス、ゲットウ葉エキス等を例示することができる。抗炎症剤としては、グリチルリチン酸ジカリウム、アラントイン、オウゴンエキス、オタネニンジンエキス等を例示することができる。界面活性剤としては、PEG水添ヒマシ油等を挙げることができる。
以下、本発明を実施例に基づき具体的に説明する。もっとも、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
実施例1、比較例1~4
1. 化粧料組成物の調製
下記表1に示す組成の化粧水を調製した。表1に示す各成分を、表1に示す量だけ計り取り、精製水を加えて全量を100gとした。この際、精製水を適量加えた後にホモジナイズし、さらに精製水を加えて全量を100gとした。対照としては、精製水を用いた。なお、各成分としては市販品を用いた。
Figure 0007044354000001
2. 美白効果試験
美白効果の評価は、メラノサイト含有ヒト3次元培養表皮モデル(商品名ラボサイト メラノ・モデル、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング社製)を使用し、その取り扱い説明書に従って、メラニン生成量を測定することにより行った。具体的には次のとおりに行った。
メラノサイト含有ヒト3次元培養表皮モデルに、上記各例の組成物を表2に示す量だけ加え、14日間培養した。陽性対照及び陰性対照は、各0.05mL添加した。培養した3次元培養表皮をマイクロチューブに回収し、緩衝液(1% SDS、0.05mmol/L EDTA、10 mmol/L Tris-HCl)150μLを加えて浸漬させた。これに、プロテアーゼK(5mg/mL)3μLを添加し、45℃で16時間処理し、さらに、プロテアーゼK(5mg/mL)3μLを添加し、45℃で4時間処理した。前記処理後、500mmol/L 炭酸ナトリウムを含有する30% 過酸化水素水25μLを添加し、80℃で30分反応させた。前記反応液を遠心分離(15,000rpm、10分)して、上清を回収した。前記上清について、波長405nmの吸光度(Abs.405nm)と波長570nmの吸光度(Abs.570nm)とを測定し、Abs.405nmからAbs.570nmを差し引いた。そして、別途作成した検量線から、ウェルあたりのメラニン量を算出した。また、生成メラニン量について、陰性対照における生成メラニン量を100%として、相対値を求めた。なお、同じ実験を3回行い、平均値をとった。結果を下記表2に示す。
メラニン量(%)=〔Bs-Bb / Bn-Bb〕×100
Bs: 評価物質の吸光度(405nm-570nm)
Bn: 陽性対照(ビタミンE:)の吸光度(405nm-570nm)
Bb:陰性対象(ブランク):精製水(IPA単独)吸光度
また、メラノサイトの生存率も確認した。これは具体的には、MTT(3-(4,5-ジメチル-2-チアゾリル)-2,5-ジフェニルテトラゾリウムブロミド)試薬を使用して、前記取り扱い説明書に従って求めた。陰性対照の生細胞数を100%として、相対値を求めた。その結果、各例、各添加量とも、生存率は91%以上であり、細胞の死滅はほとんど起きていないことが確認された。
Figure 0007044354000002
表2に示されるとおり、特に添加量1.0mLの結果に最もよく表されているように、本発明の組成物を1.0mL添加した場合には、メラニン生成量が7%にまで低減されるのに対し、SHQと公知の他の美白成分を含む比較例1~3や、公知の美白成分であるm-トラネキサム酸のみを含む比較例4では、メラニン生成量は最良のものでも35%にまでしか低減されておらず、本発明の組成物の顕著な美白効果が確認された。

Claims (2)

  1. 塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム-ハイドロキノン分子錯体と、ピロ亜硫酸塩とを含む美白化粧料組成物。
  2. 前記ピロ亜硫酸塩が、ピロ亜硫酸ナトリウムである、請求項1記載の組成物。
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