JP7042857B2 - 電力変換装置 - Google Patents
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Description
実施の形態1による電力変換装置を図1~図5に基づいて詳細に説明する。図1は実施の形態1による電力変換装置を示す展開斜視図である。図2は実施の形態1による電力変換装置を示す図1のII-II線における断面図である。図3は実施の形態1による電力変換装置におけるヒートシンクを模擬的に示す斜視図である。図4は実施の形態1による電力変換装置におけるヒートシンクを模擬的に示す平面図である。図5は実施の形態1による電力変換装置におけるヒートシンクを模擬的に示す図4のV-V線における断面図である。
R1=L1/(A1・λ)・・・式(A)
と表せる。
R2=L2/(A2・λ)・・・式(B)
と表せる。ここで、電力変換装置のレイアウト制約から冷却器の低背化が要求される場合、L1およびA2が小さくする。
実施の形態2を図6および図7に基づいて説明する。図6は実施の形態2による電力変換装置におけるヒートシンクを示す平面図である。図7は実施の形態2による電力変換装置におけるヒートシンクの図6のA部を示す拡大図である。
実施の形態3を図8および図9に基づいて説明する。図8は実施の形態3による電力変換装置におけるヒートシンクの放熱止まり穴の位置関係を示す拡大図である。図9は実施の形態3による電力変換装置におけるヒートシンクの放熱止まり穴のαと4πα/{√3(2+α)2}との関係を示す特性図である。すなわち、図9は実施の形態3のヒートシンクにおける放熱止まり穴の円半径をr、隣接する放熱止まり穴同士の側面間距離をt、t/r=αと置いたとき、放熱止まり穴の単位体積当たりの放熱面積からtを除した値の4πα/{√3(2+α)2}を縦軸に、αを横軸に取った特性図である。
√3(2r+t)2h・・・式(1)
で表すことができる。また、放熱止まり穴3から空気への放熱が側面からなされるものとすると、放熱止まり穴3の繰返し単位の中にある放熱面積は
4πrh・・・式(2)
で表すことができる。式(1)、式(2)より、単位体積当たりの放熱面積は、
(1/t)4πα/{√3(2+α)2}・・・式(3)
ただし、α=t/r
で表すことができる。式(3)により任意のtに対し、4πα/{√3(2+α)2}が最大値をとるとき、そのときのt部における単位体積当たりの放熱面積は最大となる。
以上から、任意の隣接する放熱止まり穴3同士の側面間距離tに対し、放熱止まり穴3の円半径rの範囲を0.146t≦r≦1.72tとすることで、単位体積あたりの放熱面積を最大値の70%~100%とすることができるため、特に冷却性能を向上させることができる。
実施の形態4を図10および図11に基づいて説明する。図10は実施の形態4による電力変換装置におけるヒートシンクを示す平面図である。図11は実施の形態4による電力変換装置におけるヒートシンクの図10のB部を示す拡大図である。
実施の形態5を図12および図13に基づいて説明する。図12は実施の形態5による電力変換装置におけるヒートシンクの放熱止まり穴の位置関係を示す拡大図である。図13は実施の形態5による電力変換装置におけるヒートシンクの放熱止まり穴のαと12α/(√3+α)(3+√3α) との関係を示す特性図である。すなわち、図13は実施の形態5の電力変換装置のヒートシンクにおける放熱止まり穴の外接円半径をr、隣接する放熱止まり穴同士の側面間距離をt、t/r=αと置いたとき、放熱止まり穴の単位体積当たりの放熱面積からtを除した値の12α/(√3+α)(3+√3α)を縦軸に、αを横軸に取った特性図である。
(√3r+t)(3r+√3t)h・・・式 (4)
で表すことができる。また、放熱止まり穴3から空気への放熱が側面からなされるものとすると、放熱止まり穴3の繰返し単位の中にある放熱面積は、
12rh・・・式(5)
で表すことができる。式(4)、式(5)により、単位体積当たりの放熱面積は、
12rh/{(√3r+t)(3r+√3t)h}
=(1/t){12α/(√3+α)(3+√3α)}・・・式(6)
ただし、α=t/r
で表すことができる。式(6)より、任意のtに対し12α/{(√3+α)(3+√3α)}が最大値をとるとき、そのt部における単位体積当たりの放熱面積は最大となる。
実施の形態6を図14および図15に基づいて説明する。図14は実施の形態6による電力変換装置におけるヒートシンク示す平面図である。図15は実施の形態6による電力変換装置におけるヒートシンクの図14のC部を示す拡大図である。
実施の形態7を図16および図17に基づいて説明する。図16は実施の形態7による電力変換装置におけるヒートシンクの放熱止まり穴の位置関係を示す拡大図である。図17は実施の形態7による電力変換装置におけるヒートシンクの放熱止まり穴のαと4α/(α+1)2との関係を示す特性図である。すなわち、図17は実施の形態7の電力変換装置のヒートシンクにおける放熱止まり穴の外接円半径をr、隣接する放熱止まり穴同士の側面間距離をt、t/r=αと置いたとき、放熱止まり穴の単位体積当たりの放熱面積からtを除した値の4α/(α+1)2を縦軸に、αを横軸に取った特性図である。
(√3r+√3t)(3r+3t)h・・・式(7)
で表すことができる。また、放熱止まり穴3から空気への放熱が側面からなされるものとすると、放熱止まり穴3の繰返し単位の中にある放熱面積は、
10√3rh・・・式(8)
で表すことができる。式(7)、式(8)により、単位体積当たりの放熱面積は、
10√3rh /(√3r+√3t)(3r+3t)h
=(1/t){4α/(α+1)2} …式(9)
ただし、α=t/r
で表すことができる。式(9)より、任意のtに対し4α/(α+1)2が最大値をとるとき、そのt部における単位体積当たりの放熱面積は最大となる。
実施の形態8を図18および図19に基づいて説明する。図18は実施の形態8による電力変換装置におけるヒートシンクを示す平面図である。図19は実施の形態8による電力変換装置におけるヒートシンクの図18のD部を示す拡大図である
実施の形態9を図20および図21に基づいて説明する。図20は実施の形態9による電力変換装置におけるヒートシンクの放熱止まり穴の位置関係を示す拡大図である。図21は実施の形態9による電力変換装置におけるヒートシンクの放熱止まり穴のαと8√2α/(2+√2α)2との関係を示す特性図である。すなわち、図21は実施の形態9の電力変換装置のヒートシンクにおける放熱止まり穴の外接円半径をr、隣接する放熱止まり穴同士の側面間距離をt、t/r=αと置いたとき、放熱止まり穴の単位体積当たりの放熱面積からtを除した値の8√2α/(2+√2α)2を縦軸に、αを横軸に取った特性図である。
(2r+√2t)2h・・・式(10)
で表すことができる。また、放熱止まり穴3から空気への放熱が側面からなされるものとすると、放熱止まり穴3の繰返し単位の中にある放熱面積は、
8√2rh・・・式(11)
で表すことができる。式(10)、式(11)により、単位体積当たりの放熱面積は、
8√2rh /(2r+√2t)2h
=(1/t){8√2α/(2+√2α)2}・・・式(12)
ただし、α=t/r
で表すことができる。式(12)より、任意のtに対し8√2α/(2+√2α)2が最大値をとるとき、そのt部における単位体積当たりの放熱面積は最大となる。
実施の形態10を図22に基づいて説明する。図22は実施の形態10による電力変換装置におけるヒートシンクを示す要部拡大図である。図22において、発熱素子搭載面2aと放熱止まり穴3の底面との距離はS1であり、隣接する放熱止まり穴3の底面間の距離はS2であり、S1≦S2とする。
実施の形態11を図23に基づいて説明する。図23は実施の形態11による電力変換装置におけるヒートシンクを示す要部拡大図である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
Claims (11)
- 少なくとも一つの発熱素子と、前記発熱素子が搭載される発熱素子搭載面および前記発熱素子搭載面と対向する放熱面を有するベースにより構成されたヒートシンクとを備えた電力変換装置であって、前記ヒートシンクは、前記ベースの前記放熱面側の全体にわたって前記発熱素子搭載面側に向かって形成され、周囲空気に前記発熱素子の熱を放熱させる複数配列された有底の放熱止まり穴のみを設け、前記放熱止まり穴の中心軸は前記ベースに対して垂直であり、前記放熱止まり穴は千鳥状に配列されたことを特徴とする電力変換装置。
- 前記放熱止まり穴の形状は半径がrである円形であり、前記放熱止まり穴の配置は、1つの前記放熱止まり穴の周囲に6つの前記放熱止まり穴が隣接しており、隣接する前記放熱止まり穴の側面間距離をtである配置としたことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
- 前記放熱止まり穴の半径rと、隣接する前記放熱止まり穴の側面間距離tとの関係は、0.146t≦r≦1.72tの関係を満たすことを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
- 前記放熱止まり穴の形状は、外接円半径がrである正六角形であり、前記放熱止まり穴の配置は1つの前記放熱止まり穴の周囲に6つの前記放熱止まり穴が隣接しており、隣接する前記放熱止まり穴の側面間距離がtである配置としたことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
- 前記放熱止まり穴の外接円半径rと、隣接する前記放熱止まり穴の側面間距離tとの関係は、0.169t≦r≦1.98tの関係を満たすことを特徴とする請求項4に記載の電力変換装置。
- 前記放熱止まり穴の形状は、外接円半径がrである正三角形であり、前記放熱止まり穴の配置は1つの前記放熱止まり穴の周囲に3つの前記放熱止まり穴が隣接しており、隣接する前記放熱止まり穴の側面間距離がtである配置としたことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
- 前記放熱止まり穴の外接円半径rと、隣接する前記放熱止まり穴の側面間距離tとの関係は、0.292t≦r≦3.42tの関係を満たすことを特徴とする請求項6に記載の電力変換装置。
- 前記放熱止まり穴の形状は、外接円半径がrである正方形であり、前記放熱止まり穴の配置は1つの前記放熱止まり穴の周囲に4つの前記放熱止まり穴が隣接しており、隣接する前記放熱止まり穴の側面間距離がtである配置としたことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
- 前記放熱止まり穴の外接円半径rと、隣接する前記放熱止まり穴の側面間距離tとの関係は、0.207t≦r≦2.42tの関係を満たすことを特徴とする請求項8に記載の電力変換装置。
- 前記ベースの前記発熱素子搭載面から前記放熱止まり穴の底面までの距離S1と隣接する前記放熱止まり穴の底部の最短距離S2は、S1≦S2であることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の電力変換装置。
- 前記放熱止まり穴の開口部の面積は底面の面積よりも大きくしたことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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