JP7041382B1 - 通信不良判定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高周波信号で通信する通信システムでは、通信線路に短絡や断線等の不良が生じていても通信可能な場合があるため、各通信機器と通信可能な場合に、正確に通信線路の不良を検出することができない、という課題がある。【解決手段】通信不良判定装置1は、通信線路90によって有線接続された2台以上の空気調和機30,40を含む空気調和システム100における、通信線路90の不良を判定する。通信不良判定装置1は、判定部、を備える。判定部は、空気調和機30,40の間で通信を行った際の搬送波対雑音比を取得する。判定部は、搬送波対雑音比に基づいて、通信線路90に不良が生じているか否かを判定する。【選択図】図1

Description

通信不良判定装置に関する。
特許文献1(特許第6392093号)に示されているように、通信システムに含まれる各通信機器との通信可否に応じて、通信線路に不良が生じているか否かを判定する技術がある。
例えば、高周波信号で通信する通信システムでは、通信線路に短絡や断線等の不良が生じていても通信可能な場合があるため、特許文献1記載の発明では、各通信機器と通信可能な場合に、正確に通信線路の不良を検出することができない、という課題がある。
第1観点の通信不良判定装置は、通信線路によって有線接続された2台以上の通信機器を含む通信システムにおける、通信線路の不良を判定する。通信不良判定装置は、判定部、を備える。判定部は、通信機器の間で通信を行った際の通信品質情報を取得する。判定部は、通信品質情報に基づいて、通信線路に不良が生じているか否かを判定する。
第1観点の通信不良判定装置は、通信線路の通信品質情報に基づいて、通信線路に不良が生じているか否かを判定する。その結果、通信不良判定装置は、通信機器と通信可能な場合であっても、通信線路の不良を検出することができる。
第2観点の通信不良判定装置は、第1観点の通信不良判定装置であって、判定部は、通信機器から、通信品質情報を取得する。
第2観点の通信不良判定装置は、このような構成により、通信機器から通信品質情報を取得することができる。
第3観点の通信不良判定装置は、第1観点又は第2観点のいずれかの通信不良判定装置であって、通信機器は、100kHz以上の周波数によって、互いに通信を行う。
第3観点の通信不良判定装置は、このような構成により、高周波信号で通信する通信システムにおいても、通信線路の不良を検出することができる。
第4観点の通信不良判定装置は、第1観点から第3観点のいずれかの通信不良判定装置であって、通信品質情報は、搬送波対雑音比、信号強度、又は通信速度である。
第4観点の通信不良判定装置は、このような構成により、搬送波対雑音比、信号強度、又は通信速度に基づいて、通信線路の不良を検出することができる。
第5観点の通信不良判定装置は、第1観点から第4観点のいずれかの通信不良判定装置であって、判定部は、2以上の周波数帯における通信品質情報に基づいて、通信線路に不良が生じているか否かを判定する。
第5観点の通信不良判定装置は、2以上の周波数帯における通信品質情報に基づくことにより、より正確に通信線路の不良を検出することができる。
第6観点の通信不良判定装置は、第1観点から第5観点のいずれかの通信不良判定装置であって、通信システムは、3台以上の通信機器と、2以上の通信線路を含む。判定部は、通信線路ごとに不良が生じているか否かを判定する。
第6観点の通信不良判定装置は、通信線路ごとに不良が生じているか否かを判定することにより、不良個所を明確にすることができる。
第7観点の通信不良判定装置は、第1観点から第6観点のいずれかの通信不良判定装置であって、判定部は、過去の通信品質情報から算出される判定閾値に基づいて、通信線路に不良が生じているか否かを判定する。
第7観点の通信不良判定装置は、このような構成により、過去のデータに基づいて、通信線路の不良を検出することができる。
第8観点の通信不良判定装置は、第7観点の通信不良判定装置であって、判定部は、自身を備える通信不良判定装置以外の装置から、判定閾値を取得する。
第8観点の通信不良判定装置は、このような構成により、所定の装置から、判定閾値を取得することができる。
第9観点の通信不良判定装置は、第1観点から第8観点のいずれかの通信不良判定装置であって、判定部は、通信機器から、周期的に通信品質情報を取得する。
第9観点の通信不良判定装置は、このような構成により、周期的に、通信線路の不良を検出することができる。
第10観点の通信不良判定装置は、第1観点から第9観点のいずれかの通信不良判定装置であって、判定端末と、中継端末と、を備える。判定端末は、判定部を有する。中継端末は、通信機器から通信品質情報を受信し、当該通信品質情報を判定端末へと送信する。
第10観点の通信不良判定装置は、中継端末を介することにより、通信プロトコルの変換等を行うことができる。
第11観点の通信不良判定装置は、第1観点から第10観点のいずれかの通信不良判定装置であって、通信機器は、空気調和機である。
第11観点の通信不良判定装置は、このような構成により、空気調和システムの通信線路の不良を検出することができる。
通信不良判定装置、及び空気調和システムの概略構成図である。 空気調和システムの冷媒回路を示す図である。 空気調和システムの制御ブロック図である。 通信不良判定装置の制御ブロック図である。 要求信号の構成の一例を示す図である。 返信信号の構成の一例を示す図である。 通信不良判定処理の判定結果の一例を示す図である。 通信不良判定処理のフローチャートである。
(1)全体構成
図1は、通信不良判定装置1、及び空気調和システム100の概略構成図である。本実施形態の通信不良判定装置1は、図1に示すように、通信線路90a~90dによって有線接続された室外機30(通信機器、空気調和機)、及び室内機40a~40d(通信機器、空気調和機)を含む空気調和システム100(通信システム)における、通信線路90a~90dの不良を判定する。本実施形態では、通信不良判定装置1が、通信線路90a~90dの不良を判定する処理を、通信不良判定処理と記載する。図1に示すように、室外機30と、室内機40aとは、通信線路90aによって通信可能に接続されている。室内機40aと、室内機40bとは、通信線路90bによって通信可能に接続されている。室内機40bと、室内機40cとは、通信線路90cによって通信可能に接続されている。室内機40aと、室内機40dとは、通信線路90dによって通信可能に接続されている。また、通信不良判定装置1は、室外機30と、通信線路91によって、通信可能に接続されている。通信不良判定装置1、室外機30、及び室内機40a~40dは、高周波信号によって、互いに通信を行う。本実施形態では、高周波信号は、100kHz以上の周波数を有する。また、本実施形態では、高周波信号は、周波数分割多重化された複数の信号を有する。また、通信線路90,91には、2芯のビニルキャブタイヤ丸形コード(VCTF)を用いる。
空気調和システム100は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを構成し、対象空間に対して、冷房や暖房等の空気調和を行うシステムである。本実施形態では、空気調和システム100は、いわゆるビル用マルチ式空気調和システムである。図2は、空気調和システム100の冷媒回路50を示す図である。図2に示すように、室外機30と、室内機40a~40dとは、冷媒回路50を構成している。
以下、例えば、通信線路90a~90d等について、これらを区別しない場合は、通信線路90等と記載することがある。また、室外機30と室内機40とを総称して、空気調和機30,40と記載することがある。
(2)詳細構成
(2-1)室内機
室内機40は、建物室内等の空気調和の対象空間に設置される。室内機40は、例えば、天井埋込型のユニットや、天井吊下型のユニットや、床置型のユニット等である。室内機40a~40dは、図2に示すように、主として、室内熱交換器41a~41dと、室内ファン42a~42dと、室内膨張弁43a~43dと、室内通信部47a~47dと、室内記憶部48a~48dと、室内制御部49a~49dと、各種センサ(図示省略)と、を有する。
(2-1-1)室内熱交換器
室内熱交換器41は、構造を限定するものではないが、例えば、伝熱管(図示省略)と多数のフィン(図示省略)とにより構成されるクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。室内熱交換器41は、室内熱交換器41を流れる冷媒と、対象空間の空気と、の間で熱交換を行わせる。
室内熱交換器41は、冷房運転の際には蒸発器として機能し、暖房運転の際には凝縮器として機能する。
(2-1-2)室内ファン
室内ファン42は、室内機40内に対象空間の空気を吸入して室内熱交換器41に供給し、室内熱交換器41において冷媒と熱交換した室内空気を、対象空間へと供給する。室内ファン42は、例えば、ターボファンやシロッコファン等の遠心ファンである。室内ファン42a~42dは、室内ファンモータ42ma~42mdによって駆動される。室内ファンモータ42mの回転数は、インバータにより制御可能である。
(2-1-3)室内膨張弁
室内膨張弁43は、冷媒配管を流れる冷媒の圧力や流量を調節するための機構である。本実施形態では、室内膨張弁43は、開度調節が可能な電子膨張弁である。
(2-1-4)室内通信部
室内通信部47は、通信不良判定装置1、室外機30、及び他の室内機40と通信を行うためのネットワークインターフェイス機器である。室内通信部47には、例えば、空気調和システム100の施工完了時等に、自身の通信アドレスが設定されている。室内通信部47は、通信不良判定装置1、室外機30、及び他の室内機40と、高周波信号によって、通信を行うように構成されている。
(2-1-5)室内記憶部
室内記憶部48は、RAM、ROM及びHDD(ハードディスクドライブ)等の記憶装置である。室内記憶部48は、室内制御部49が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータ等を記憶している。
(2-1-6)室内制御部
室内制御部49は、CPUやGPU等のプロセッサである。室内制御部49は、室内記憶部48に記憶されているプログラムを読み出し、プログラムに従って所定の演算処理を行うことで、室内機40を構成する各部の動作を制御する。また、室内制御部49は、プログラムに従って、演算結果を室内記憶部48に書き込んだり、室内記憶部48に記憶されている情報を読み出したりすることができる。また、室内制御部49は、タイマーを有する。
図3aは、空気調和システム100の制御ブロック図である。図1に示すように、本実施形態の空気調和システム100は、4台の室内機40a~40dを有するが、図3aでは代表して、室内機40aのみを描いている。図3aに示すように、室内制御部49は、室内ファンモータ42m、及び室内膨張弁43を含む、室内機40が有する各種機器と電気的に接続されている。また、室内制御部49は、室内通信部47、室内記憶部48、及び室内機40に設けられている各種センサと通信可能に接続されている。
室内制御部49は、図示しないリモコン受信部を介して、操作用リモコン(図示省略)から送信される各種信号を、取得可能に構成されている。各種信号には、例えば、運転の開始及び停止を指示する信号や、各種設定に関する信号が含まれる。各種設定に関する信号には、例えば、設定温度や設定湿度に関する信号が含まれる。
室内制御部49は、室内通信部47を介して、通信不良判定装置1の判定制御部19、室外機30の室外制御部39、及び他の室内機40の室内制御部49との間で、制御信号、計測信号、各種設定に関する信号等のやりとりを行う。
室内制御部49は、室外制御部39と協働して、冷房運転、及び暖房運転等を実行する。冷房運転、及び暖房運転の動作については、後述する。
また、室内制御部49は、通信不良判定装置1の通信不良判定処理において、通信不良判定装置1から要求信号71を受信すると、要求信号71に含まれる隣接アドレス713を有する空気調和機30,40と通信を行い、当該空気調和機30,40と、自身と、の間の通信線路90についての通信品質情報を算出する。例えば、室内制御部49aは、隣接アドレス713が室内機40bの通信アドレスである要求信号71、を受信すると、室内機40bと通信を行い、通信線路90bの通信品質情報を算出する。また、例えば、室内制御部49bは、隣接アドレス713が室内機40cの通信アドレスである要求信号71、を受信すると、室内機40cと通信を行い、通信線路90cの通信品質情報を算出する。また、例えば、室内制御部49aは、隣接アドレス713が室内機40dの通信アドレスである要求信号71、を受信すると、室内機40dと通信を行い、通信線路90dの通信品質情報を算出する。本実施形態では、通信品質情報は、搬送波対雑音比である。搬送波対雑音比は、搬送波電力と、雑音電力との比率である。室内制御部49は、搬送波対雑音比を算出すると、算出した搬送波対雑音比の値を含む返信信号72を、通信不良判定装置1に送信する。要求信号71や返信信号72の詳細については、後述する。
(2-2)室外機
室外機30は、空気調和システム100が設置される建物の屋上等に設置されるユニットである。室外機30は、図2に示すように、主として、圧縮機31と、流向切換機構32と、室外熱交換器33と、室外膨張弁34と、アキュムレータ35と、室外ファン36と、室外通信部37と、室外記憶部38と、室外制御部39と、各種センサ(図示省略)と、を有する。
(2-2-1)圧縮機
圧縮機31は、図2に示すように、圧縮機構(図示省略)により冷媒を圧縮して吐出する機器である。圧縮機31は、冷凍サイクルにおける低圧の冷媒を、冷凍サイクルにおける高圧にまで加圧する。圧縮機31は、タイプを限定するものではないが、例えば、ロータリ式やスクロール式等の容積圧縮機である。圧縮機31の圧縮機構は、圧縮機モータ31mによって駆動される。圧縮機モータ31mの回転数は、インバータにより制御可能である。
(2-2-2)流向切換機構
流向切換機構32は、図2に示すように、圧縮機31が吐出する冷媒の流向を切り換える機構である。言い換えると、流向切換機構32は、冷媒回路50における冷媒の流向を切り換える機構である。本実施形態では、流向切換機構32は四路切換弁である。
空気調和システム100は、流向切換機構32により冷媒の流向を切り換えることで、冷房運転と、暖房運転と、を切り換える。
流向切換機構32は、冷房運転の際には、図2の流向切換機構32内の実線のように、冷媒配管を連通させる。流向切換機構32がこのように冷媒配管を接続する結果、冷房運転の際、圧縮機31から吐出される冷媒は、冷媒回路50内を、室外熱交換器33、室外膨張弁34、室内膨張弁43、室内熱交換器41、の順に流れ、圧縮機31の吸入端へと戻る。冷房運転時には、室外熱交換器33は凝縮器として機能し、室内熱交換器41は蒸発器として機能する。
流向切換機構32は、暖房運転の際には、図2の流向切換機構32内の破線のように、冷媒配管を連通させる。流向切換機構32がこのように冷媒配管を接続する結果、暖房運転の際、圧縮機31から吐出される冷媒は、冷媒回路50内を、室内熱交換器41、室内膨張弁43、室外膨張弁34、室外熱交換器33、の順に流れ、圧縮機31の吸入端へと戻る。暖房運転時には、室内熱交換器41は凝縮器として機能し、室外熱交換器33は蒸発器として機能する。
(2-2-3)室外熱交換器
室外熱交換器33では、室外熱交換器33を流れる冷媒と、室外空気と、の間で熱交換が行われる。室外熱交換器33は、構造を限定するものではないが、例えば、伝熱管(図示せず)と多数のフィン(図示せず)とにより構成されるクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。
室外熱交換器33は、暖房運転時には蒸発器として機能し、冷房運転時には凝縮器として機能する。
(2-2-4)室外膨張弁
室外膨張弁34は、冷媒配管を流れる冷媒の圧力や流量を調節するための機構である。本実施形態では、室外膨張弁34は、開度調節が可能な電子膨張弁である。
(2-2-5)アキュムレータ
アキュムレータ35は、流入する冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分ける気液分離機能を有する容器である。アキュムレータ35に流入する冷媒は、ガス冷媒と液冷媒とに分離され、上部空間に集まるガス冷媒が圧縮機31へと流入する。
(2-2-6)室外ファン
室外ファン36は、室外機30の中に室外空気を吸入して室外熱交換器33に供給し、室外熱交換器33において冷媒と熱交換した室外空気を、室外機30の外に排出するファンである。室外ファン36は、例えばプロペラファン等の軸流ファンである。室外ファン36は、室外ファンモータ36mによって駆動される。室外ファンモータ36mの回転数は、インバータにより制御可能である。
(2-2-7)室外通信部
室外通信部37は、通信不良判定装置1、及び室内機40と通信を行うためのネットワークインターフェイス機器である。室外通信部37には、例えば、空気調和システム100の施工完了時等に、自身の通信アドレスが設定されている。室外通信部37は、通信不良判定装置1、及び室内機40と、高周波信号によって、通信を行うように構成されている。
(2-2-8)室外記憶部
室外記憶部38は、RAM、ROM及びHDD(ハードディスクドライブ)等の記憶装置である。室外記憶部38は、室外制御部39が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータ等を記憶している。
(2-2-9)室外制御部
室外制御部39は、CPUやGPU等のプロセッサである。室外制御部39は、室外記憶部38に記憶されているプログラムを読み出し、プログラムに従って所定の演算処理を行うことで、室外機30を構成する各部の動作を制御する。また、室外制御部39は、プログラムに従って、演算結果を室外記憶部38に書き込んだり、室外記憶部38に記憶されている情報を読み出したりすることができる。また、室外制御部39は、タイマーを有する。
図3aに示すように、室外制御部39は、圧縮機モータ31m、流向切換機構32、室外膨張弁34、及び室外ファンモータ36mを含む、室外機30が有する各種機器と電気的に接続されている。また、室外制御部39は、室外通信部37、室外記憶部38、及び室外機30に設けられている各種センサと通信可能に接続されている。
室外制御部39は、室外通信部37を介して、通信不良判定装置1の判定制御部19、及び室内機40の室内制御部49との間で、制御信号、計測信号、各種設定に関する信号等のやりとりを行う。
室外制御部39は、室内制御部49と協働して、冷房運転、及び暖房運転等を実行する。
室外制御部39、及び室内制御部49は、操作用リモコン等から冷房運転の指示がなされると、流向切換機構32が図2の実線で示された状態になるように流向切換機構32を制御する。冷房運転時には、冷媒回路50内の低圧のガス冷媒は、圧縮機31に吸入されて圧縮され、高圧のガス冷媒となる。圧縮機31で圧縮されたガス冷媒は、流向切換機構32を通じて室外熱交換器33に送られる。室外熱交換器33に送られた高圧のガス冷媒は、凝縮器として機能する室外熱交換器33において、室外ファン36によって供給される室外空気と熱交換を行って冷却されて凝縮し、高圧の液冷媒となる。室外熱交換器33で凝縮した液冷媒は、室外膨張弁34で減圧されて膨張し、室内機40に送られる。室内機40に送られた冷媒は、室内膨張弁43によって減圧されて、室内熱交換器41に送られる。室内熱交換器41に送られた冷媒は、蒸発器として機能する室内熱交換器41において、室内ファン42によって供給される室内空気と熱交換を行って加熱されることによって蒸発し、低圧のガス冷媒となる。低圧のガス冷媒は、室内機40から室外機30に送られる。室外機30に送られた低圧のガス冷媒は、流向切換機構32を通じて、圧縮機31に再び吸入される。
室外制御部39、及び室内制御部49は、操作用リモコン等から暖房運転の指示がなされると、流向切換機構32が図2の破線で示された状態になるように流向切換機構32を制御する。暖房運転時には、冷媒回路50内の低圧のガス冷媒は、圧縮機31に吸入されて圧縮され、高圧のガス冷媒となる。圧縮機31で圧縮されたガス冷媒は、流向切換機構32を通じて、室外機30から室内機40に送られる。室内機40に送られた高圧のガス冷媒は、室内熱交換器41に送られる。室内熱交換器41に送られた高圧のガス冷媒は、凝縮器として機能する室内熱交換器41において、室内ファン42によって供給される室内空気と熱交換を行って冷却されて凝縮し、高圧の液冷媒となる。高圧の液冷媒は、室内膨張弁43によって減圧されて、室内機40から室外機30に送られる。室外機30に送られた冷媒は、室外膨張弁34によって減圧されて、室外熱交換器33に送られる。室外熱交換器33に送られた冷媒は、蒸発器として機能する室外熱交換器33において、室外ファン36によって供給される室外空気と熱交換を行って加熱されることによって蒸発し、低圧のガス冷媒となる。低圧のガス冷媒は、流向切換機構32を通じて、再び、圧縮機31に吸入される。
また、室外制御部39は、通信不良判定装置1の通信不良判定処理において、通信不良判定装置1から要求信号71を受信すると、要求信号71に含まれる隣接アドレス713を有する空気調和機30,40と通信を行い、当該空気調和機30,40と、自身と、の間の通信線路90についての搬送波対雑音比(通信品質情報)を算出する。室外制御部39は、例えば、隣接アドレス713が室内機40aの通信アドレスである要求信号71、を受信すると、室内機40aと通信を行い、通信線路90aの搬送波対雑音比を算出する。室外制御部39は、搬送波対雑音比を算出すると、算出した搬送波対雑音比の値を含む返信信号72を、通信不良判定装置1に送信する。要求信号71や返信信号72の詳細については、後述する。
(2-3)通信不良判定装置
図3bは、通信不良判定装置1の制御ブロック図である。通信不良判定装置1は、図3bに示すように、判定端末10と、中継端末20と、を備える。判定端末10と、中継端末20とは、通信ケーブル92によって、通信可能に接続されている。本実施形態では、通信ケーブル92は、USBケーブルである。
(2-3-1)中継端末
中継端末20は、空気調和機30,40から通信品質情報を受信し、当該通信品質情報を判定端末10へと送信する。図3bに示すように、中継端末20は、中継通信部21と、中継接続部22と、中継制御部29と、を有する。
(2-3-1-1)中継通信部
中継通信部21は、空気調和機30,40と通信を行うためのネットワークインターフェイス機器である。中継通信部21には、自身の通信アドレスが設定されている。言い換えると、中継通信部21には、通信不良判定装置1の通信アドレスが設定されている。中継通信部21は、空気調和機30,40と、高周波信号によって、通信を行うように構成されている。
(2-3-1-2)中継接続部
中継接続部22は、通信ケーブル92を用いて、判定端末10の判定接続部18と接続するための端子である。本実施形態では、中継接続部22は、USB端子である。
(2-3-1-3)中継制御部
中継制御部29は、CPUやGPU等のプロセッサである。中継制御部29は、記憶装置(図示省略)に記憶されているプログラムを読み込んで実行し、中継端末20の様々な機能を実現する。また、中継制御部29は、プログラムに従って、演算結果を記憶装置に書き込んだり、記憶装置に記憶されている情報を読み出したりすることができる。また、中継制御部29は、タイマーを有する。
中継制御部29は、判定端末10と、空気調和機30,40と、の間の通信を中継する。また、通常、判定端末10と、空気調和機30,40とでは、通信プロトコルが異なるため、中継制御部29は、通信を中継する際に、通信プロトコルを、それぞれの仕様に合わせて変換する。
(2-3-2)判定端末
図3bに示すように、判定端末10は、判定入力部11と、判定表示部12と、判定記憶部17と、判定接続部18と、判定制御部19と、を有する。
(2-3-2-1)判定入力部
判定入力部11は、キーボード及びマウスである。通信不良判定装置1のユーザは、判定入力部11を用いて、通信不良判定装置1に、通信不良判定処理を実行させることができる。
(2-3-2-2)判定表示部
判定表示部12は、ディスプレイである。判定表示部12には、例えば、通信不良判定処理の判定結果が表示される。
(2-3-2-3)判定記憶部
判定記憶部17は、RAM、ROM及びHDD(ハードディスクドライブ)等の記憶装置である。判定記憶部17は、判定制御部19が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータ等を記憶している。
判定記憶部17は、図3bに示すように、空気調和システム100のネットワーク情報171,172を記憶する。
ネットワーク情報171は、空気調和システム100に含まれる空気調和機30,40の通信アドレスを記憶したものである。以下の表1は、ネットワーク情報171の一例を示したものである。
Figure 0007041382000002
表1に示すように、ネットワーク情報171には、空気調和システム100に含まれる室外機30、及び室内機40a~40dと、これらの通信アドレスと、が記憶されている。表1から、例えば、室外機30の通信アドレスは、「111」であることがわかる。
また、ネットワーク情報172は、空気調和システム100に含まれる空気調和機30,40の間の接続関係を記憶したものである。ネットワーク情報172には、図1に示すようなネットワーク図も含まれる。以下の表2は、ネットワーク情報172の一例を示したものである。
Figure 0007041382000003
表2に示すように、ネットワーク情報172には、空気調和システム100が有する通信線路90ごとに、当該通信線路90に接続される空気調和機30,40と、当該通信線路90の正常時の搬送波対雑音比の値と、判定閾値と、が記憶されている。判定閾値については、後述する。表2から、例えば、通信線路90aには、室外機30と室内機40aとが接続されており、通信線路90aの搬送波対雑音比の正常時の値は35dBであることがわかる。
ネットワーク情報171,172は、例えば、空気調和システム100の施工完了時等に作成される。言い換えると、ネットワーク情報171,172は、空気調和システム100が正常である時の情報である。ネットワーク情報172の「搬送波対雑音比(正常時)」の値は、例えば、空気調和システム100の施工完了時等に、後述する通信不良判定処理の取得処理を実行することによって、取得可能である。
(2-3-2-4)判定接続部
判定接続部18は、通信ケーブル92を用いて、中継端末20の中継接続部22と接続するための端子である。本実施形態では、判定接続部18は、USB端子である。
(2-3-2-5)判定制御部
判定制御部19は、CPUやGPU等のプロセッサである。判定制御部19は、判定記憶部17に記憶されているプログラムを読み込んで実行し、判定端末10の様々な機能を実現する。また、判定制御部19は、プログラムに従って、演算結果を判定記憶部17に書き込んだり、判定記憶部17に記憶されている情報を読み出したりすることができる。また、判定制御部19は、タイマーを有する。
判定制御部19は、図3bに示すように、機能ブロックとして、判定部191を備える。
(2-3-2-5-1)判定部
判定部191は、通信不良判定処理を実現する機能ブロックである。通信不良判定処理は、取得処理、及び判定処理から構成される。
まず、判定部191は、取得処理として、空気調和機30,40の間で通信を行った際の搬送波対雑音比(通信品質情報)を、空気調和機30,40から取得する。具体的には、判定部191は、空気調和システム100が有する通信線路90a~90dの搬送波対雑音比を取得するため、それぞれが接続されている空気調和機30,40に対して、要求信号71を送信する。言い換えると、判定部191は、表2のネットワーク情報172の各レコードに対応して、空気調和機30,40に対して、要求信号71を送信する。図4は、要求信号71の構成の一例を示す図である。図4に示すように、要求信号71は、要求元アドレス711、要求先アドレス712、及び隣接アドレス713から構成されている。要求元アドレス711には、要求信号71の送信元の通信アドレスが格納される。本実施形態では、要求元アドレス711には、通信不良判定装置1の通信アドレスが格納される。要求先アドレス712には、要求信号71の送信先の通信アドレスが格納される。本実施形態では、要求先アドレス712には、表2のネットワーク情報172の「空気調和機α」に格納されている空気調和機30,40の通信アドレスが格納される。空気調和機30,40の通信アドレスは、表1のネットワーク情報171から取得可能である。隣接アドレス713には、要求信号71の送信先の空気調和機30,40、に隣接する空気調和機30,40、の通信アドレスが格納される。本実施形態では、隣接アドレス713には、表2のネットワーク情報172の「空気調和機β」に格納されている空気調和機30,40の通信アドレスが格納される。例えば、判定部191は、表2のネットワーク情報172の1レコード目に対応して、要求元アドレス711が通信不良判定装置1の通信アドレスであり、要求先アドレス712が室外機30の通信アドレス「111」であり、隣接アドレス713が室内機40aの通信アドレス「222」である、要求信号71を、室外機30に対して送信する。
判定部191は、要求信号71を送信すると、これに対応して、要求信号71の送信先から返信信号72を受信する。図5は、返信信号72の構成の一例を示す図である。図5に示すように、返信信号72は、返信元アドレス721、返信先アドレス722、隣接アドレス723、及び算出値724から構成されている。返信元アドレス721には、返信信号72の送信元の通信アドレスが格納される。言い換えると、返信元アドレス721には、対応する要求信号71の送信先の通信アドレスが格納される。返信先アドレス722には、返信信号72の送信先の通信アドレスが格納される。言い換えると、返信先アドレス722には、通信不良判定装置1の通信アドレスが格納される。隣接アドレス723には、返信信号72の送信元に隣接する、空気調和機30,40の通信アドレスが格納される。言い換えると、隣接アドレス723には、対応する要求信号71の隣接アドレス713が格納される。算出値724には、返信信号72の送信元によって算出された搬送波対雑音比の値が格納される。言い換えると、算出値724には、返信信号72の返信元アドレス721を有する空気調和機30,40と、返信信号72の隣接アドレス713を有する空気調和機30,40と、の間の通信線路90についての搬送波対雑音比の値が格納される。例えば、判定部191は、表2のネットワーク情報172の1レコード目に対応する要求信号71に応じて、返信元アドレス721が室外機30の通信アドレス「111」であり、返信先アドレス722が通信不良判定装置1の通信アドレスであり、隣接アドレス723が室内機40aの通信アドレス「222」であり、算出値724が通信線路90aの搬送波対雑音比の値である、返信信号72を、室外機30aから受信する。
判定部191は、返信信号72を受信すると、返信信号72の返信元アドレス721と表2のネットワーク情報172の「空気調和機α」とを、及び返信信号72の隣接アドレス723と表2のネットワーク情報172の「空気調和機β」とを、ネットワーク情報171を参照しながら比較することにより、通信線路90a~90dごとに搬送波対雑音比の値を取得することができる。例えば、判定部191は、返信元アドレス721が室外機30の通信アドレス「111」であり、隣接アドレス723が室内機40aの通信アドレス「222」である返信信号72から、通信線路90aの搬送波対雑音比の値(算出値724)を取得することができる。以下の表3は、表2のネットワーク情報172に、取得した搬送波対雑音比の値を追加したものである。表3の搬送波対雑音比の値は、一例である。また、表3では、「判定閾値」の項目を省略している。
Figure 0007041382000004
表3では、取得処理によって取得した搬送波対雑音比の値が「搬送波対雑音比(取得時)」に格納されている。表3から、例えば、通信線路90aの搬送波対雑音比の値は、34dBであったことがわかる。
次に、判定部191は、判定処理として、搬送波対雑音比(通信品質情報)に基づいて、通信線路90a~90dごとに不良が生じているか否かを判定する。具体的には、判定部191は、過去の搬送波対雑音比から算出される判定閾値に基づいて、通信線路90a~90dごとに不良が生じているか否かを判定する。本実施形態では、過去の搬送波対雑音比から算出される判定閾値は、正常時の搬送波対雑音比の2分の1の値とする。言い換えると、過去の搬送波対雑音比から算出される判定閾値は、表2のネットワーク情報172の「搬送波対雑音比(正常時)」の2分の1の値である。実際に、表2のネットワーク情報172の「判定閾値」には、「搬送波対雑音比(正常時)」の2分の1の値が格納されている。以下の表4は、表3のネットワーク情報172に、「判定閾値」の項目を表示し、「空気調和機α」及び「空気調和機β」の項目を省略したものである。
Figure 0007041382000005
判定部191は、取得処理によって取得した通信線路90の搬送波対雑音比の値が、判定閾値よりも小さい場合に、通信線路90に不良が生じていると判定する。以下の表5は、表4のネットワーク情報172に、判定結果を追加したものである。
Figure 0007041382000006
表5では、判定部191が通信線路90に不良が生じていると判定した場合、「判定結果」に「不良」を格納している。また、表5では、判定部191が通信線路90に不良が生じていないと判定した場合、「判定結果」に「正常」を格納している。
表5に示すように、例えば、取得処理によって取得した通信線路90aの搬送波対雑音比の値(34dB)は、通信線路90aの判定閾値(17.5dB)よりも小さくないため、判定部191は、通信線路90aには不良が生じていないと判定する。また、例えば、取得処理によって取得した通信線路90bの搬送波対雑音比の値(10dB)は、通信線路90bの判定閾値(18.5dB)よりも小さいため、判定部191は、通信線路90bに不良が生じていると判定する。
判定部191は、すべての通信線路90a~90dの判定を終えると、例えば、表5のネットワーク情報172、及びネットワーク情報172に含まれるネットワーク図、を参照して、通信不良判定処理の判定結果を、判定表示部12に表示する。図6は、通信不良判定処理の判定結果の一例を示す図である。図6に示すように、判定部191は、通信線路90a,90c,90dには不良が生じていないとして、通信線路90a,90c,90dの上に、マル印を表示している。また、判定部191は、通信線路90bに不良が生じているとして、通信線路90bの上に、バツ印を表示している。
(3)通信不良判定処理
通信不良判定処理の一例を、図7のフローチャートを用いて説明する。通信不良判定処理は、例えば、空気調和システム100のメンテナンス時等に実行される。前提として、通信不良判定装置1の判定記憶部17には、空気調和システム100の施工完了時に作成された、空気調和システム100のネットワーク情報171,172が記憶されているとする。
通信不良判定装置1のユーザは、ステップS1に示すように、通信不良判定装置1と、空気調和システム100と、を通信線路91によって接続する。具体的には、通信不良判定装置1の中継端末20の中継通信部21と、室外機30の室外通信部37と、を通信線路91によって接続する。
通信不良判定装置1のユーザは、ステップS1を終えると、ステップS2に示すように、通信不良判定装置1の判定入力部11を用いて、通信不良判定処理を実行する。
通信不良判定装置1は、ステップS2を終えると、ステップS3に示すように、ネットワーク情報172から1レコードを選択し、当該レコードに対応する要求信号71を、空気調和機30,40に送信する。
通信不良判定装置1は、ステップS3を終えると、ステップS4に示すように、要求信号71の送信先の空気調和機30,40から、返信信号72を受信する。
通信不良判定装置1は、ステップS4を終えると、ステップS5に示すように、ネットワーク情報172において選択していたレコードの通信線路90、についての搬送波対雑音比の値を取得する。
通信不良判定装置1は、ステップS5を終えると、ステップS6に示すように、ネットワーク情報172において選択していたレコードの通信線路90、に不良が生じているか否かを判定する。
通信不良判定装置1は、ステップS6を終えると、ステップS7に示すように、ネットワーク情報172のすべてのレコードについて、要求信号71を送信したか否かを判断する。言い換えると、通信不良判定装置1は、空気調和システム100が有するすべての通信線路90a~90dについて、不良を判定したか否かを判断する。通信不良判定装置1は、ネットワーク情報172のすべてのレコードについて、要求信号71を送信した場合、ステップS8に進む。通信不良判定装置1は、ネットワーク情報172のすべてのレコードについて、要求信号71を送信していない場合、ステップS3に戻り、未だ選択していないネットワーク情報172のレコードについて、要求信号71を、空気調和機30,40に送信する。
通信不良判定装置1は、ステップS7からステップS8に進むと、図6に示すように、通信不良判定処理の判定結果を、判定表示部12に表示する。
(4)特徴
(4-1)
従来、通信システムに含まれる各通信機器との通信可否に応じて、通信線路に不良が生じているか否かを判定する技術がある。
しかし、例えば、高周波信号で通信する通信システムでは、通信線路に短絡や断線等の不良が生じていても通信可能な場合があるため、各通信機器と通信可能な場合に、正確に通信線路の不良を検出することができない、という課題がある。
本実施形態の通信不良判定装置1は、室外機30、及び室内機40a~40dから取得した、通信線路90a~90dの搬送波対雑音比に基づいて、通信線路90a~90dに不良が生じているか否かを判定する。その結果、通信不良判定装置1は、室外機30、及び室内機40a~40dと通信可能な場合であっても、通信線路90a~90dの不良を検出することができる。
(4-2)
本実施形態の通信不良判定装置1では、室外機30、及び室内機40a~40dは、100kHz以上の周波数を有する高周波信号によって、互いに通信を行う。その結果、通信不良判定装置1は、高周波信号で通信する空気調和システム100においても、通信線路90a~90dの不良を検出することができる。
(4-3)
本実施形態の通信不良判定装置1では、判定部191は、通信線路90a~90dごとに不良が生じているか否かを判定する。その結果、通信不良判定装置1は、不良個所を明確にすることができる。
(4-4)
本実施形態の通信不良判定装置1では、判定部191は、過去(正常時)の搬送波対雑音比から算出される判定閾値に基づいて、通信線路90a~90dに不良が生じているか否かを判定する。その結果、通信不良判定装置1は、過去(正常時)のデータに基づいて、通信線路90a~90dの不良を検出することができる。
(4-5)
本実施形態の通信不良判定装置1は、判定端末10と、中継端末20と、を備える。判定端末10は、判定部191を有する。中継端末20は、室外機30、及び室内機40a~40dから搬送波対雑音比を受信し、当該搬送波対雑音比を判定端末10へと送信する。その結果、通信不良判定装置1は、中継端末20を介することにより、通信プロトコルの変換等を行うことができる。
(5)変形例
(5-1)変形例1A
本実施形態では、通信品質情報は、搬送波対雑音比であった。しかし、通信品質情報は、信号強度や通信速度であってもよい。このとき、空気調和機30,40は、通信不良判定装置1からの要求信号71に応じて、通信線路90の信号強度や通信速度の値を算出し、通信不良判定装置1に返信信号72を送信する。判定部191は、例えば、取得処理によって取得した通信線路90の信号強度や通信速度の値が、正常時の信号強度や通信速度から算出される判定閾値よりも小さい場合に、通信線路90に不良が生じていると判定する。
(5-2)変形例1B
本実施形態では、判定部191は、周波数分割多重化された信号のうちの1つの周波数帯における通信品質情報に基づいて、通信線路90に不良が生じているか否かを判定した。しかし、判定部191は、周波数分割多重化された信号のうちの2以上の周波数帯における通信品質情報に基づいて、通信線路90に不良が生じているか否かを判定してもよい。
例えば、空気調和機30,40は、2以上の周波数帯における通信線路90の通信品質情報を算出し、これらの平均値を算出値724として、通信不良判定装置1に送信する。判定部191は、例えば、取得処理によって取得した通信線路90の通信品質情報の平均値が、正常時の通信品質情報の平均値から算出される判定閾値よりも小さい場合に、通信線路90に不良が生じていると判定する。
また、例えば、空気調和機30,40は、2以上の周波数帯における通信線路90の通信品質情報を算出し、これらすべてを算出値724として、通信不良判定装置1に送信する。判定部191は、例えば、取得処理によって取得した通信線路90の2以上の通信品質情報が、それぞれ正常時の通信品質情報から算出される判定閾値よりも小さい場合に、通信線路90に不良が生じていると判定する。
その結果、通信不良判定装置1は、より正確に通信線路90の不良を検出することができる。
(5-3)変形例1C
本実施形態では、通信不良判定装置1と、空気調和システム100とは、通信線路91によって接続された。しかし、通信不良判定装置1と、空気調和システム100とは、無線によって、通信可能に接続されてもよい。
(5-4)変形例1D
本実施形態では、通信不良判定装置1は、判定端末10と、中継端末20と、を備えていた。しかし、例えば、中継端末20の機能を有する装置を、判定端末10内に設置し、当該判定端末10を、通信不良判定装置1としてもよい。このとき、通信ケーブル92は、例えば、判定端末10内の通信バスとなる。
(5-5)変形例1E
本実施形態では、空気調和システム100は、ビル用マルチ式空気調和システムであった。しかし、空気調和システム100は、ビル用マルチ式空気調和システムに限定されず、少なくとも2つ以上の空気調和機30,40を有するシステムであってもよい。
(5-6)変形例1F
本実施形態では、通信不良判定装置1は、高周波信号を用いて、通信線路90に不良が生じているか否かを判定した。しかし、通信不良判定装置1は、別途、低周波信号を用いて、通信線路90に断線が生じているか否かを判定してもよい。低周波信号は、例えば、10kHz以下の周波数を有する。
このとき、中継通信部21は、室外機30、及び室内機40に対して、低周波信号を送信できるように構成される。また、室外通信部37、及び室内通信部47は、通信不良判定装置1から、低周波信号を受信できるように構成される。
通信不良判定装置1は、例えば、表1のネットワーク情報171に基づいて、室外機30、及び室内機40a~40dに対して、低周波の確認信号を送信する。室外機30、及び室内機40a~40dは、確認信号を受信すると、受信した旨を通信不良判定装置1に返信する。
低周波信号は、高周波信号と異なり、通信線路90に断線が生じていると、当該通信線路90において通信ができない。そのため、通信不良判定装置1は、例えば、室内機40bから確認信号に対する返信があり、室内機40cから確認信号に対する返信がない場合、通信線路90cに断線が生じていると判定する(図1参照)。
(5-7)変形例1G
本実施形態では、空気調和システム100のネットワーク情報171や、判定閾値を含むネットワーク情報172は、通信不良判定装置1の判定記憶部17に記憶されていた。しかし、例えば、ネットワーク情報171,172は、空気調和システム100とインターネット等を介して通信可能に接続された、クラウド上のサーバ等に、記憶されていてもよい。このとき、通信不良判定装置1の判定部191は、通信不良判定処理を実行する際、当該クラウド上のサーバから、ネットワーク情報171,172を取得する。
(5-8)変形例1H
本実施形態では、通信不良判定装置1と、空気調和システム100とは、通信線路91によって接続された。しかし、通信不良判定装置1は、空気調和システム100とインターネット等を介して通信可能に接続された、クラウド上に設置されてもよい。このとき、通信不良判定装置1の判定部191は、空気調和機30,40から、周期的に通信品質情報を取得し、通信線路90に不良が生じているか否かを判定してもよい。
その結果、通信不良判定装置1は、周期的に、通信線路90の不良を検出することができる。
(5-9)変形例1I
本実施形態では、高周波信号は、周波数分割多重化された複数の信号を有するものであるが、これに限定するものではない。高周波信号は、単一の信号を有してもよい。
(5-10)変形例1J
本実施形態では、通信線路90,91には、2芯のビニルキャブタイヤ丸形コード(VCTF)を用いるが、これに限定するものではない。通信線路90,91には、ビニルキャブタイヤ長丸形コード(VCTFK)、ビニル絶縁ビニルキャブタイヤケーブル(VCT)、ビニル絶縁ビニルシースケーブル丸形(VVR)、ビニル節煙ビニルシースケーブル平形(VVF)、制御用ビニル絶縁ビニルシースケーブル(CVV)等の異なる種別のケーブルを用いてもよい。さらに、通信線路90,91には、3芯以上のコード又はケーブルを用いてもよい。
(5-11)
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
1 通信不良判定装置
10 判定端末
20 中継端末
30 室外機(通信機器、空気調和機)
40,40a~40d 室外機(通信機器、空気調和機)
90,90a~90d 通信線路
100 空気調和システム(通信システム)
191 判定部
特許第6392093号

Claims (10)

  1. 通信線路(90)によって有線接続された2台以上の通信機器(30,40)を含む通信システム(100)における、前記通信線路の不良を判定する、通信不良判定装置(1)であって、
    判定部(191)、を備え、
    前記判定部は、
    前記通信機器の間で通信を行った際の通信品質情報を取得し、
    前記通信品質情報に基づいて、前記通信線路に不良が生じているか否かを判定
    前記通信機器は、100kHz以上の周波数によって、互いに通信を行う、
    通信不良判定装置(1)。
  2. 前記判定部は、前記通信機器から、前記通信品質情報を取得する、
    請求項1に記載の通信不良判定装置(1)。
  3. 前記通信品質情報は、搬送波対雑音比、信号強度、又は通信速度である、
    請求項1からのいずれか1つに記載の通信不良判定装置(1)。
  4. 前記判定部は、2以上の周波数帯における前記通信品質情報に基づいて、前記通信線路に不良が生じているか否かを判定する、
    請求項1からのいずれか1つに記載の通信不良判定装置(1)。
  5. 前記通信システムは、3台以上の前記通信機器と、2以上の前記通信線路を含み、
    前記判定部は、前記通信線路ごとに不良が生じているか否かを判定する、
    請求項1からのいずれか1つに記載の通信不良判定装置(1)。
  6. 前記判定部は、過去の前記通信品質情報から算出される判定閾値に基づいて、前記通信線路に不良が生じているか否かを判定する、
    請求項1からのいずれか1つに記載の通信不良判定装置(1)。
  7. 前記判定部は、自身を備える通信不良判定装置(1)以外の装置から、前記判定閾値を取得する、
    請求項に記載の通信不良判定装置(1)。
  8. 前記判定部は、前記通信機器から、周期的に前記通信品質情報を取得する、
    請求項1からのいずれか1つに記載の通信不良判定装置(1)。
  9. 前記判定部を有する、判定端末(10)と、
    前記通信機器から前記通信品質情報を受信し、受信した前記通信品質情報を前記判定端末へと送信する、中継端末(20)と、
    を備える、
    請求項1からのいずれか1つに記載の通信不良判定装置(1)。
  10. 前記通信機器は、空気調和機(30,40)である、
    請求項1からのいずれか1つに記載の通信不良判定装置(1)。
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