JP7040115B2 - 使用可能量管理システム及び使用可能量管理方法 - Google Patents

使用可能量管理システム及び使用可能量管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7040115B2
JP7040115B2 JP2018031963A JP2018031963A JP7040115B2 JP 7040115 B2 JP7040115 B2 JP 7040115B2 JP 2018031963 A JP2018031963 A JP 2018031963A JP 2018031963 A JP2018031963 A JP 2018031963A JP 7040115 B2 JP7040115 B2 JP 7040115B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
usable amount
consumption
consumption ratio
user
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018031963A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019147259A (ja
Inventor
聡 酒見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2018031963A priority Critical patent/JP7040115B2/ja
Priority to US16/240,874 priority patent/US10579314B2/en
Publication of JP2019147259A publication Critical patent/JP2019147259A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7040115B2 publication Critical patent/JP7040115B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/12Digital output to print unit, e.g. line printer, chain printer
    • G06F3/1201Dedicated interfaces to print systems
    • G06F3/1223Dedicated interfaces to print systems specifically adapted to use a particular technique
    • G06F3/1237Print job management
    • G06F3/1239Restricting the usage of resources, e.g. usage or user levels, credit limit, consumables, special fonts
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F21/00Security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F21/30Authentication, i.e. establishing the identity or authorisation of security principals
    • G06F21/31User authentication
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F21/00Security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F21/60Protecting data
    • G06F21/606Protecting data by securing the transmission between two devices or processes
    • G06F21/608Secure printing
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/12Digital output to print unit, e.g. line printer, chain printer
    • G06F3/1201Dedicated interfaces to print systems
    • G06F3/1202Dedicated interfaces to print systems specifically adapted to achieve a particular effect
    • G06F3/1203Improving or facilitating administration, e.g. print management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/12Digital output to print unit, e.g. line printer, chain printer
    • G06F3/1201Dedicated interfaces to print systems
    • G06F3/1202Dedicated interfaces to print systems specifically adapted to achieve a particular effect
    • G06F3/1218Reducing or saving of used resources, e.g. avoiding waste of consumables or improving usage of hardware resources
    • G06F3/1219Reducing or saving of used resources, e.g. avoiding waste of consumables or improving usage of hardware resources with regard to consumables, e.g. ink, toner, paper
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/12Digital output to print unit, e.g. line printer, chain printer
    • G06F3/1201Dedicated interfaces to print systems
    • G06F3/1278Dedicated interfaces to print systems specifically adapted to adopt a particular infrastructure
    • G06F3/1285Remote printer device, e.g. being remote from client or server
    • G06F3/1288Remote printer device, e.g. being remote from client or server in client-server-printer device configuration

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Bioethics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Description

本開示内容は、使用可能量管理システム及び使用可能量管理方法に関する。
近年、印刷装置及び印刷システムでは、利用者の所属するグループ等の属性ごとの単位で、印刷することで消費される使用可能量を予め設定し、印刷することで消費する量である消費量が使用可能量より高くなった場合などにおいて印刷を禁止する使用可能量管理が行われている。
また、使用可能量管理が行われている印刷装置及び印刷システムの利用者に、複数のグループに所属する利用者がいる場合、管理者によって事前に登録された複数の所属グループを示す情報や複数の所属グループ別の印刷可能枚数を示す情報などに基づいて使用可能量管理が行われることが開示されている(特許文献1参照)。
しかしながら、利用者が複数の属性に所属する場合、例えば印刷内容の違いなどによって、各属性に対する消費量の割合をその利用者自身で変えたい場合があるが、従来技術では各属性に対する消費量の柔軟な割り振りを行うことができなかった。
上述した課題を解決すべく、請求項1に係る発明は、印刷データに基づいて印刷を行う印刷装置と、前記印刷を行うことにより消費される使用可能量を利用者が所属する属性ごとに管理する使用可能量管理サーバと、を有する使用可能量管理システムであって、前記使用可能量管理サーバは、前記利用者を識別するための利用者識別情報と前記属性を識別するための属性識別情報、前記利用者識別情報と前記属性ごとの消費量の割合を示す消費割合情報、前記属性識別情報と前記属性ごとの使用可能量を示す使用可能量情報、をそれぞれ関連付けて記憶する記憶手段と、前記印刷装置が送信した前記利用者識別情報を受信する受信手段と、前記利用者識別情報の受信に基づいて、前記記憶手段から、前記属性識別情報と、前記消費割合情報と、前記使用可能量情報と、を読み出す記憶・読出手段と、前記印刷装置に対して、読み出された前記属性識別情報と、前記消費割合情報と、前記使用可能量情報と、を送信する送信手段と、を有し、前記印刷装置は、前記使用可能量管理サーバが送信した、前記属性識別情報と、前記消費割合情報と、前記使用可能量情報と、を受信する受信手段と、受信した前記属性識別情報に基づいて、前記属性が複数ある場合に、前記属性ごとの消費量の割合である消費割合の設定を受け付ける画面を表示する表示制御手段と、前記消費量が前記使用可能量情報で示される前記使用可能量より大きいかを判断する判断手段と、前記判断手段によって、前記消費量が前記使用可能量より大きいと判断されなかった場合は、前記印刷を開始する印刷手段と、を有する、ことを特徴とする使用可能量管理システムである。
本発明によれば、利用者が複数の属性に所属し、例えば印刷内容の違いなどによって、各属性に対する消費量の割合を変えたい場合であっても、その利用者自身が各属性に対する消費量の割り振りを行うことで、消費量の柔軟な割り振りを行うことができるという効果を奏する。
本実施形態に係る使用可能量管理システムの概略図である。 サーバ、PCのハードウェア構成図である。 画像形成装置のハードウェア構成図である。 使用可能量管理システムの機能ブロック図である。 (a)は利用者管理テーブルを示す概念図、(b)はグループ管理テーブルを示す概念図、(c)は消費割合管理テーブルを示す概念図、(d)は使用可能量管理テーブルを示す概念図、(e)は消費量管理テーブルを示す概念図、図5(f)は仮使用可能量管理テーブルを示す概念図である。 消費割合の設定処理を示すシーケンス図である。 消費割合の設定を行うための各種情報を読み出す処理を示すフローチャートである。 画像形成装置のディスプレイに表示される画面例である。 プリント及び使用可能量管理を行う処理を示すシーケンス図である。 印刷可能かを判断する処理を示すフローチャートである。 消費量の計算を行う処理を示すフローチャートである。 コピー及び使用可能量管理を行う処理を示すシーケンス図である。 消費割合管理テーブルを示す概念図である。 消費割合の設定処理を示すシーケンス図である。 消費割合の設定を行うための各種情報を読み出す処理を示すフローチャートである。 画像形成装置のディスプレイに表示される画面例である。 消費量の計算を行う処理を示すフローチャートである。 (a)は利用者管理テーブルを示す概念図、(b)はグループ管理テーブルを示す概念図、(c)は使用可能量管理テーブルを示す概念図、(d)は消費量管理テーブルを示す概念図、図5(e)は仮使用可能量管理テーブルを示す概念図である。 消費割合の設定処理を示すシーケンス図である。 消費割合の設定を行うための各種情報を読み出す処理を示すフローチャートである。 画像形成装置のディスプレイに表示される画面例である。 消費量の計算を行う処理を示すフローチャートである。
〔第1の実施形態〕
以下、図1乃至図11を用いて、本発明の第一の実施形態に係る使用可能量管理システムを詳細に説明する。
<<システム構成の概略>>
まず、使用可能量管理システムの構成の概略について説明する。図1は、本実施形態に係る使用可能量管理システムの概略図である。
図1に示されているように、本実施形態の使用可能量管理システムは、管理者端末2、個人端末3、画像形成装置4、認証管理サーバ6、使用可能量管理サーバ8、及び印刷サーバ9によって構築されている。
また、通信システムを構成する管理者端末2、個人端末3、画像形成装置4、認証管理サーバ6、使用可能量管理サーバ8、及び印刷サーバ9は、通信ネットワーク100を介して通信することができる。通信ネットワーク100は、インターネット、移動体通信網、LAN(Local Area Network)等によって構築されている。通信ネットワーク100には、有線通信だけでなく、3G(3rd Generation)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、LTE(Long Term Evolution)等の無線通信によるネットワークが含まれてもよい。
また、管理者端末2は、管理者が使用する端末の一例である。管理者端末2は、通信ネットワーク100を介して使用可能量管理サーバ8において管理される各種情報を追加、削除、変更することができる。
また、個人端末3は、ユーザが使用する端末の一例である。個人端末3は、印刷する文書や画像等に関するデータである印刷データを作成し、通信ネットワーク100を介して画像形成装置4に送信することができる。個人端末3の例として、デスクトップPC、ノートPC、タブレット端末等がある。
また、画像形成装置4は、印刷装置の一例である。画像形成装置4は、個人端末3から送信された印刷データを、通信ネットワーク100を介して受信し、文書や画像等を印刷することができる。
また、認証管理サーバ6は、画像形成装置4を利用する利用者を認証するためのサーバである。
また、使用可能量管理サーバ8は、使用可能量をグループごとに管理するためのサーバである。ここで、使用可能量とは、印刷することにより消費される概念であり、例えば、金額、ポイント、画像形成に使用する消耗品の量等が含まれる。また、グループとは、利用者が所属する概念を示す「属性」の一例である。属性としては、グループの他に、例えば、会社、部署、チーム、地域等が含まれる。
また、印刷サーバ9は、いわゆる「セキュアプリント」を実現するためのサーバであり、個人端末3から送信された印刷データを一旦保存しておき、画像形成装置4からの要求に応じて画像形成装置4に印刷データを送信する。
<<ハードウェア構成>>
続いて、図2乃至図3を用いて、使用可能量管理システムを構築する装置又は端末のハードウェア構成を説明する。
<サーバ、PCのハードウェア構成>
図2は、サーバ、PCのハードウェア構成図である。なお、管理者端末2、個人端末3、認証管理サーバ6、使用可能量管理サーバ8、及び印刷サーバ9は、基本的に同様のハードウェア構成であるため、ここでは、管理者端末2のハードウェア構成について説明する。また、以降の説明では、個人端末3、認証管理サーバ6、使用可能量管理サーバ8、及び印刷サーバ9のハードウェア構成について説明する場合には、図2に示されている各構成を用いて説明する。
管理者端末2は、コンピュータによって構築されており、図2に示されているように、CPU201、ROM202、RAM203、HD204、HDD(Hard Disk Drive)205、記録メディア206、メディアI/F207、ディスプレイ208、ネットワークI/F209、キーボード211、マウス212、CD-RWドライブ214、及び、バスライン210を備えている。
これらのうち、CPU201は、管理者端末2全体の動作を制御する。ROM202は、IPL等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。HD204は、プログラム等の各種データを記憶する。HDD(Hard Disk Drive)205は、CPU201の制御にしたがってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。メディアI/F207は、フラッシュメモリ等の記録メディア206に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。ディスプレイ208は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。ネットワークI/F209は、通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。キーボード211は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。マウス212は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。CD-RWドライブ214は、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD-RW(Compact Disc-ReWritable)213に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。
また、管理者端末2は、バスライン210を備えている。バスライン210は、図2に示されているCPU201等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
<画像形成装置のハードウェア構成>
図3は、画像形成装置のハードウェア構成図である。図3に示されているように、画像形成装置4は、コントローラ410、近距離通信回路420、エンジン制御部430、操作パネル440、ネットワークI/F450を備えている。
これらのうち、コントローラ410は、コンピュータの主要部であるCPU401、システムメモリ(MEM-P)402、ノースブリッジ(NB)403、サウスブリッジ(SB)404、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)406、記憶部であるローカルメモリ(MEM-C)407、HDD408、及び、記憶部であるHD409を有し、NB403とASIC406との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス421で接続した構成となっている。
これらのうち、CPU401は、画像形成装置4の全体制御を行う制御部である。NB403は、CPU401と、MEM-P402、SB404、及びAGPバス421とを接続するためのブリッジであり、MEM-P402に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを有する。
MEM-P402は、コントローラ410の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM402a、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM402bとからなる。なお、RAM402bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、FD、CD-R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
SB404は、NB403とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC406は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス421、PCIバス422、HDD408およびMEM-C407をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC406は、PCIターゲットおよびAGPマスタ、ASIC406の中核をなすアービタ(ARB)、MEM-C407を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部431及びプリンタ部432との間でPCIバス422を介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。なお、ASIC406には、USB(Universal Serial Bus)のインターフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインターフェースを接続するようにしてもよい。
MEM-C407は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD409は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HD409は、CPU401の制御にしたがってHD409に対するデータの読出又は書込を制御する。AGPバス421は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM-P402に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
また、近距離通信回路420には、近距離通信回路のアンテナ420aが備わっている。近距離通信回路420は、NFC、Bluetooth等の通信回路であり、近距離無線通信を行う。
更に、エンジン制御部430は、スキャナ部431及びプリンタ部432によって構成されている。また、操作パネル440は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部440a、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキー及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等からなる操作パネル440bを備えている。コントローラ410は、画像形成装置4全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル440からの入力等を制御する。スキャナ部431又はプリンタ部432には、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれている。
なお、画像形成装置4は、操作パネル440のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となる。ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
また、ネットワークI/F450は、通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。近距離通信回路420及びネットワークI/F450は、PCIバス422を介して、ASIC406に電気的に接続されている。
<<使用可能量管理システムの機能構成>>
続いて、図4を用いて、本実施形態の機能構成について説明する。図4は、使用可能量管理システムの機能ブロック図である。なお、図4では、図1に示されている各端末、装置、サーバのうち、後述の処理または動作に関連しているものが示されている。
<管理者端末の機能構成>
図4に示されているように、管理者端末2は、送受信部21、受付部22、表示制御部24、及び記憶・読出処理部29を有している。これら各部は、図2に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された端末用プログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、管理者端末2は、図2に示されているHD204により構築される記憶部2000を有している。
(管理者端末の各機能構成)
次に、管理者端末2の各構成要素について説明する。図4に示されている管理者端末2の送受信部21は、図2に示されているCPU201からの命令、及び図2に示されているネットワークI/F209によって実現され、通信ネットワーク100を介して他の端末、装置、又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
受付部22は、主に、図2に示されているCPU201からの命令、並びにキーボード211、及びマウス212によって実現され、利用者による各種入力を受け付ける。
表示制御部24は、図2に示されているCPU201からの命令によって実現され、ディスプレイ208に描画像等を表示させる。
記憶・読出処理部29は、図2に示されているCPU201からの命令及びHDD205によって実行され、記憶部2000又は記録媒体2100に各種データを記憶したり、記憶部2000又は記録媒体2100に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。記録媒体2100は、図2に示されている記録メディア206によって実現される。
<個人端末の機能構成>
図4に示されているように、個人端末3は、送受信部31、受付部32、表示制御部34、作成部36、及び記憶・読出処理部39を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された端末用プログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、個人端末3は、図4に示されているHD204により構築される記憶部3000を有している。
(個人端末の各機能構成)
次に、個人端末3の各構成要素について説明する。図4に示されている個人端末3の送受信部31は、図2に示されているCPU201からの命令、及び図2に示されているネットワークI/F209によって実現され、通信ネットワーク100を介して他の端末、装置、又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
受付部32は、主に、図2に示されているCPU201からの命令、並びにキーボード211、及びマウス212によって実現され、利用者による各種入力を受け付ける。
表示制御部34は、図2に示されているCPU201からの命令によって実現され、ディスプレイ208に描画像等を表示させる。
作成部36は、図2に示されているCPU201からの命令によって実現され、例えば、ユーザによって入力される印刷パラメータに基づいて、印刷対象の印刷データを作成する。また、印刷データは、入力された印刷パラメータに基づいて、印刷されるページごとに対応するパラメータ(以下、「頁毎印刷パラメータ」と示す)を含む。なお、印刷パラメータとは、印刷の種類を指定するパラメータであって、例えば、モノクロ又はカラーの選択、用紙サイズ(A4、A3等)の選択、印刷面(片面又は両面)の選択、部数の増減の選択等により設定されるパラメータである。
記憶・読出処理部39は、図2に示されているCPU201からの命令及びHDD205によって実行され、記憶部3000又は記録媒体3100に各種データを記憶したり、記憶部3000又は記録媒体3100に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。記録媒体3100は、図2に示されている記録メディア306によって実現される。
<画像形成装置の機能構成>
図4に示されているように、画像形成装置4は、送受信部41、受付部42、印刷部43、表示制御部44、判断部45、作成部46、取得部47、取得・提供部48、記憶・読出処理部49、計算部50、及び画像読取部51を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、RAM402b上に展開された印刷用プログラムに従ったCPU401からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、画像形成装置4は、図3に示されているHD409により構築される記憶部4000を有している。
(仮使用可能量管理テーブル)
図5(f)は、仮使用可能量管理テーブルを示す概念図である。記憶部4000には、図5(f)に示されているような仮使用可能量管理テーブルによって構成されている仮使用可能量管理DB4001が構築されている。この仮使用可能量管理テーブルでは、画像形成装置4を使用するユーザが所属するグループを識別するための各グループIDに対して、各グループの仮の使用可能量を示す仮使用可能量が関連付けられて管理される。なお、グループIDは、利用者が所属する属性を識別するための属性識別情報の一例である。また、仮使用可能量は、画像形成装置4が独自に計算した仮の使用可能量であり、使用可能量管理サーバ8で最終的に計算する使用可能量と区別される。
(画像形成装置の各機能構成)
次に、画像形成装置4の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、画像形成装置4の各機能構成を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、画像形成装置4の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
図4に示されている画像形成装置4の送受信部41は、主に、図3に示されているCPU401からの命令、及び図3に示されているネットワークI/F450によって実現され、通信ネットワーク100を介して他の端末、装置、又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
受付部42は、主に、図3に示されているCPU401からの命令、及び操作パネル440によって実現され、利用者による各種入力を受け付ける。例えば、受付部42は、利用者が希望する消費割合の設定を受け付ける。
表示制御部44は、主に、図3に示されているCPU401からの命令によって実現され、画面を表示するための各種画面データに基づいて、操作パネル440に各種画面を表示させる。例えば、表示制御部44は、使用可能量管理サーバ8から受信したグループID及び消費割合に基づいて、グループごとに消費割合を表示するとともに、利用者が希望する消費割合の設定を受け付ける画面を表示する。
作成部46は、主に、図3に示されているCPU401からの命令によって実現され、表示制御部44が画面を表示するために用いる画面データを作成する。
取得部47は、主に、図3に示されているCPU401からの命令によって実現され、例えば、印刷データの所定のページにおける頁毎印刷パラメータを取得する
取得・提供部48は、図3に示されているCPU401からの命令、及び近距離通信回路420及びアンテナ420aによって実行され、ICカード、スマートフォン等との間で、近距離通信により、データの取得及び提供を行なう。
記憶・読出処理部49は、図3に示されているCPU401からの命令及びHDD408によって実行され、記憶部4000に各種データを記憶したり、記憶部4000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。また、記憶・読出処理部49は、図3に示されているCPU401からの命令及びHDD408によって実行され、例えば、記憶部4000に累積して記憶されている頁毎印刷パラメータである「累積記憶された頁毎印刷パラメータ」を記憶したり、記憶部4000に記憶された累積記憶された頁毎印刷パラメータを読み出したりする処理を行う。
計算部50は、主に、図3に示されているCPU401からの命令によって実現され、各種計算を行う。例えば、計算部50は、受付部42によって受け付けられた利用者が希望する消費割合に基づいて、印刷することで消費する量である消費量のグループごとにおける量(以下、「グループごとにおける消費量」と示す)を計算する。
判断部45は、主に、図3に示されているCPU401からの命令によって実現され、各種判断を行う。例えば、判断部45は、計算部50によって計算されたグループごとにおける消費量が各グループに対応する仮使用可能量より大きいかを判断する。
印刷部43は、主に、図3に示されているCPU401からの命令、及びプリンタ部432によって実現され、画像に係るデータ(印刷データ)を印刷する。例えば、印刷部43は、判断部45によって、計算部50によって計算されたグループごとにおける消費量が各グループに対応する仮使用可能量より大きいと判断されなかった場合は、印刷を行う。
画像読取部51は、図3に示されているCPU401からの命令、及びスキャナ部431によって実行され、印刷物をスキャンすることで印刷データを取得する。
<認証管理サーバの機能構成>
図4に示されているように、認証管理サーバ6は、送受信部61、認証部62、及び記憶・読出処理部69を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された端末用プログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、認証管理サーバ6は、図4に示されているHD204により構築される記憶部6000を有している。
(利用者管理テーブル)
図5(a)は、利用者管理テーブルを示す概念図である。記憶部6000には、図5(a)に示されているような利用者管理テーブルによって構成されている利用者管理DB6001が構築されている。この利用者管理テーブルでは、画像形成装置4を利用する利用者を識別するための利用者ID(Identification)が管理される。なお、利用者IDは、利用者識別情報の一例である。利用者識別情報には、例えば、社員番号、運転免許証番号、日本の社会保障・税番号制度におけるマイナンバー等が含まれる。
(認証管理サーバの各機能構成)
次に、認証管理サーバ6の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、認証管理サーバ6の各機能構成を説明するにあたって、図4に示されている各構成要素のうち、認証管理サーバ6の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
図4に示されている認証管理サーバ6の送受信部61は、図2に示されているCPU201からの命令、及び図2に示されているネットワークI/F209によって実現され、通信ネットワーク100を介して他の端末、装置、又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
認証部62は、図2に示されているCPU201からの命令によって実現され、例えば、使用可能量管理サーバ8を介して画像形成装置4から送信される利用者IDが、予め登録されている利用者IDであるかを判断する。
記憶・読出処理部69は、図2に示されているCPU201からの命令、及び図2に示されているHDD205によって実現され、記憶部6000に各種データを記憶したり、記憶部6000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。
<使用可能量管理サーバの機能構成>
図4に示されているように、使用可能量管理サーバ8は、送受信部81、判断部82、計算部83、取得部84、及び記憶・読出処理部89を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された端末用プログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、使用可能量管理サーバ8は、図4に示されているHD204により構築される記憶部8000を有している。
(グループ管理テーブル)
図5(b)は、グループ管理テーブルを示す概念図である。記憶部8000には、図5(b)に示されているようなグループ管理テーブルによって構成されているグループ管理DB8001が構築されている。このグループ管理テーブルでは、画像形成装置4を使用する利用者を識別するための各利用者IDに対して、各利用者が所属するグループを識別するためのグループIDが関連付けられて管理される。
(消費割合管理テーブル)
図5(c)は、消費割合管理テーブルを示す概念図である。記憶部8000には、図5(c)に示されているような消費割合管理テーブルによって構成されている消費割合管理DB8002が構築されている。この消費割合管理テーブルでは、画像形成装置4を使用する利用者を識別するための各利用者IDに対して、各利用者が画像形成することにより生じる消費量に占めるグループごとにおける消費量の割合である消費割合が関連付けられて管理される。消費割合の例としては、消費量を1とした場合において、消費量1に占めるグループごとにおける消費割合を示す数値(例えば、グループ1は0.6、グループ2は0.4)等があり、これらは百分率で表される数値等であってもよい。なお、消費割合は、消費割合情報の一例である。
(使用可能量管理テーブル)
図5(d)は、使用可能量管理テーブルを示す概念図である。記憶部8000には、図5(d)に示されているような使用可能量管理テーブルによって構成されている使用可能量管理DB8003が構築されている。この使用可能量管理テーブルでは、利用者が所属するグループを識別するための各グループIDに対して、グループごとにおける使用可能量が関連付けられて管理される。例えば、使用可能量が金額である場合、グループ1には150円、グループ2には200円といったように各グループに金額が割り当てられる。なお、使用可能量は、使用可能量情報の一例である。
(消費量管理テーブル)
図5(e)は、消費量管理テーブルを示す概念図である。記憶部8000には、図5(e)に示されているような消費量管理テーブルによって構成されている消費量管理DB8004が構築されている。この消費量管理テーブルでは、画像形成装置4を使用する利用者を識別するための各利用者IDに対して、消費量パラメータが関連付けられて管理される。なお、消費量パラメータは、各印刷パラメータに対して消費量が関連付けられているパラメータである。消費量パラメータの例としては、印刷パラメータにより定まる印刷種別ごとに、対応するコストを関連付けたパラメータ(例えば、モノクロ片面印刷は2円、モノクロ両面印刷は3円、カラー片面印刷は6円、カラー両面印刷は9円)等がある。なお、消費量パラメータは、消費量パラメータ情報の一例である。なお、本実施形態における消費量管理テーブルは、利用者IDに対して、消費量パラメータが関連付けられて管理されるが、利用者IDに変えて、グループID、又は画像形成装置を識別するための画像形成装置IDに対して、消費量パラメータが関連付けられて管理されてもよい。また、利用者、グループ、画像形成装置などによらず、消費量パラメータが一律に定められていてもよい。
(使用可能量管理サーバの各機能構成)
次に、使用可能量管理サーバ8の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、使用可能量管理サーバ8の各機能構成を説明するにあたって、図4に示されている各構成要素のうち、使用可能量管理サーバ8の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
図4に示されている使用可能量管理サーバ8の送受信部81は、図2に示されているCPU201からの命令、及び図2に示されているネットワークI/F209によって実現され、通信ネットワーク100を介して他の端末、装置、又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
判断部82は、主に、図2に示されているCPU201からの命令によって実現され、各種判断を行う。
計算部82は、主に、図2に示されているCPU201からの命令によって実現され、各種計算を行う。
取得部84は、主に、図2に示されているCPU201からの命令によって実現され、例えば、累積記憶された頁毎印刷パラメータから、印刷パラメータ及び印刷枚数を取得する。
記憶・読出処理部89は、図2に示されているCPU201からの命令、及び図2に示されているHDD205によって実現され、記憶部8000に各種データを記憶したり、記憶部8000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。
<印刷サーバの機能構成>
印刷サーバ9は、送受信部91、及び記憶・読出処理部99を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された印刷管理用プログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、印刷サーバ9は、図2に示されているHD204により構築される記憶部9000を有している。この記憶部9000には、画像形成装置4等から送られて来た画像に係るデータ(ここでは、印刷データ)が記憶される。
(印刷サーバの各機能構成)
次に、印刷サーバ9の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、印刷サーバ9の各機能構成を説明するにあたって、図4に示されている各構成要素のうち、印刷サーバ9の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
図4に示されている印刷サーバ9の送受信部91は、図2に示されているCPU201からの命令、及び図2に示されているネットワークI/F209によって実現され、通信ネットワーク100を介して他の端末、装置、又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
記憶・読出処理部99は、図2に示されているCPU201からの命令、及び図2に示されているHDD205によって実現され、記憶部9000に各種データを記憶したり、記憶部9000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。
<<実施形態の処理または動作>>
以降、実施形態の処理または動作について説明する。ここでは、グループ1とグループ2の両方に所属するユーザCには、グループ1のみの業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合と、グループ1とグループ2の両方に跨る業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合があるとする。すなわち、どちらの印刷内容のプリントを行うかに応じてグループ1とグループ2に対するユーザCの寄与率が変動する場合であるとする。また、グループ1のみの業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合、ユーザCは、グループ1の消費割合が100%であり、グループ2の消費割合が0%であるように消費割合が設定されて使用可能量の管理が行われることを希望しているとする。また、グループ1とグループ2の両方に跨る業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合、ユーザCは、グループ1の消費割合が60%であり、グループ2の消費割合が40%であるように消費割合が設定されて使用可能量の管理が行われることを希望しているとする。更に、管理者が管理者端末2によって初期設定しているユーザCの消費割合は、グループ1の消費割合が100%であり、グループ2の消費割合が0%であるとする。このとき、ユーザCが、グループ1とグループ2の両方に跨る業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合であって、グループ1の消費割合が60%であり、グループ2の消費割合が40%であるように消費割合を変更することで使用可能量の管理が行われることを希望しているときについて説明する。なお、グループ1とグループ2のグループIDはそれぞれ「group1」、「group2」であり、ユーザCの利用者IDは「userC」である。なお、プリントは印刷の一例である。
<消費割合の設定>
まずは、図6乃至図8を用いて、ユーザCが画像形成装置4に対して行う消費割合の設定について説明する。図6は、消費割合の設定処理を示すシーケンス図である。図7は、消費割合の設定を行うための各種情報を読み出す処理を示すフローチャートである。図8は、画像形成装置のディスプレイに表示される画面例である。
図6に示されているように、ユーザCが、画像形成装置4の近距離通信回路420のアンテナ420aに、自己のICカードを近接する(かざす)と、画像形成装置4の取得・提供部48が、ICカードからユーザCの利用者ID(利用者識別情報の一例)である「userC」を取得する(ステップS21)。そして、画像形成装置4の送受信部41は、使用可能量管理サーバ8に対して、ログイン認証の要求を示す要求情報を送信する(ステップS22)。そして、使用可能量管理サーバ8の送受信部81は、認証管理サーバ6に対して、ステップS22によって受信したログイン認証の要求を示す要求情報の要求を送信する(ステップS23)。ステップS22及びステップS23におけるログイン認証の要求を示す要求情報には、ステップS21によって取得された利用者ID(userC)が含まれている。これにより、認証管理サーバ6の送受信部61は、ログイン認証の要求を示す要求情報を受信する。
次に、認証管理サーバ6の認証部62は、利用者ID(userC)を利用してICカードのログイン認証を行なう(ステップS24)。具体的には、記憶・読出処理部69は、ステップS23によって受信された利用者ID(userC)を検索キーとして、利用者管理DB6001(図5(a)参照)において、受信された利用者ID(userC)に対応する記憶された利用者IDを検索する。対応する記憶された利用者IDがある場合には、認証部62は、正当なICカード(利用者ID)であると判断する。対応する記憶された利用者IDがない場合には、認証部62は、正当なICカード(利用者ID)ではないと判断する。
次に、認証管理サーバ6の送受信部61は、使用可能量管理サーバ8に対して、認証結果を送信する(ステップS25)。認証部62が正当なICカードであると判断した場合には、認証結果に、正当である旨を示す情報が含まれている。また、認証部62が正当なICカードでないと判断した場合には、認証結果に、正当でない旨を示す情報が含まれている。これにより、使用可能量管理サーバ8の送受信部81は、認証結果を受信する。
次に、使用可能量管理サーバ8は、認証結果に基づき消費割合の設定を行うための各種情報を読み出す処理を行う(ステップS26)。ここで、図7を用いて、ステップS26の処理について詳細に説明する。図7は、消費割合の設定を行うための各種情報を読み出す処理を示したフローチャートである。
図7に示されているように、使用可能量管理サーバ8の判断部82は、ステップS25によって受信された認証結果が正当である旨を示す情報であるか(即ち、ステップS21によって取得された利用者IDが正当であるか)を判断する(ステップS26-1)。ステップS26-1において判断部82が正当である旨を示す情報であると判断した場合、即ちログインに成功したと判断した場合には(YES)、記憶・読出処理部89が、ステップS22によって受信された利用者ID(userC)を検索キーとして、グループ管理DB8001(図5(b)参照)を検索することにより、対応するグループID(属性識別情報の一例)である「group1,group2」を読み出す(ステップS26-2)。そして、記憶・読出処理部89が、ステップS22によって受信された利用者ID(userC)を検索キーとして、消費割合管理DB8002(図5(c)参照)を検索することにより、対応する消費割合(消費割合情報の一例)である「group1=1,group2=0」を読み出す(ステップS26-3)。そして、記憶・読出処理部89が、ステップS26-2によって読み出されたグループID(group1,group2)を検索キーとして、使用可能量管理DB8003(図5(d)参照)を検索することにより、対応する使用可能量である「150(group1の使用可能量),200(group2の使用可能量)」を読み出す(ステップS26-4)。なお、ステップS26-2によって読み出されたグループIDが複数ある場合には、それぞれのグループIDに対応する使用可能量を読み出す。そして、記憶・読出処理部89が、ステップS22によって受信された利用者ID(userC)を検索キーとして、消費量管理DB8004(図5(e)参照)を検索することにより、対応する消費量パラメータ(消費量パラメータ情報の一例)である「モノクロ片面印刷=2,モノクロ両面印刷=3,カラー片面印刷6,カラー両面印刷=9」を読み出し(ステップS26-5)、ステップS27の処理に進む。また、ステップS26-1において判断部82が正当である旨を示す情報でないと判断した場合、即ちログインに失敗したと判断した場合には(NO)、ステップS27の処理に進む。
次に、図6に戻り、使用可能量管理サーバ8の送受信部81は、画像形成装置4に対して、認証結果を送信する(ステップS27)。ステップS26-1において判断部82が、正当である旨を示す情報であると判断した場合には、認証結果に、ステップS25によって受信された正当である旨を示す情報、ステップS26-2によって読み出されたグループID(group1,group2)、ステップS26-3によって読み出された消費割合(group1=1,group2=0)、ステップS26-4によって読み出された使用可能量(150(group1の使用可能量),200(group2の使用可能量))、及びステップS26-5によって読み出された消費量パラメータ(モノクロ片面印刷=2,モノクロ両面印刷=3,カラー片面印刷6,カラー両面印刷=9)が含まれている。これにより、画像形成装置4の送受信部41は、認証結果を受信する。そして、画像形成装置4は、ログインした利用者(ここでは、ユーザC)を印刷者として設定し、ステップS28の処理に進む。また、ステップS26-1において判断部82が正当である旨を示す情報でないと判断した場合には、認証結果に正当でない旨を示す情報が含まれている。これにより、画像形成装置4の送受信部41は、認証結果を受信する。そして、表示制御部44が、ディスプレイ440a上に、エラー画面を表示する。以降、正当である旨を示す情報を受信した場合に関して、説明を続ける。
次に、画像形成装置4では、記憶・読出処理部49が、記憶部4000に、ステップS27によって受信された消費量パラメータを記憶して管理する(ステップ28)。
次に、画像形成装置4では、記憶・読出処理部49が、仮使用可能量管理DB4001(図5(f)参照)に、ステップS27によって受信されたグループID(group1,group2)、及びそれぞれのグループIDに対応する使用可能量(150(group1の使用可能量),200(group2の使用可能量))を関連付けて記憶して管理する(ステップ29)。
次に、画像形成装置4の作成部46は、ステップS27によって受信されたグループID(group1,group2)、及び消費割合(group1=1,group2=0)に基づいて、グループ(属性の一例)ごとに消費割合(消費割合の一例)を表示するとともに、ユーザCが希望する設定後の消費割合(消費割合の一例)を受け付ける画面を表示するための画面データを作成する(ステップS30)。そして、表示制御部44は、ステップS30によって作成された画面データに基づいてディスプレイ440a上に図8(a)に示されている消費割合設定画面441を表示する(ステップS31)。図8(a)に示されている消費割合設定画面441は、ステップS27によって受信された消費割合(group1=1,group2=0)を百分率に変更した消費割合442をグループごとに表示するとともに、消費割合442の変更を受け付けるボタン443を表示する。そして、ユーザCは、ボタン443を押下することで消費割合を変更する。図8(b)に示されている設定後消費割合設定画面441は、ユーザCが図8(a)に示す消費割合設定画面441上のボタン443を押下することで、group1の消費割合が100から60に、group2の消費割合が0から40に変更された画面を示す。ボタン443が押下され、その後、「OK」ボタン444が押下されることにより、画像形成装置4の受付部42は、設定後の消費割合を受け付ける(ステップS32)。なお、消費割合の変更は、消費割合の設定の一例であって、管理者が事前に設定した消費割合を利用者が任意の消費割合に変えることである。
次に、画像形成装置4の記憶・読出処理部49が、記憶部4000に、ステップS32で受け付けた設定後の消費割合(group1=0.6,group2=0.4)を記憶して管理する(ステップS33)。
次に、画像形成装置4の送受信部41は、使用可能量管理サーバ8に対して、ステップS21によって取得された利用者ID(userC)、及びステップS32で受け付けた設定後の消費割合(group1=0.6,group2=0.4)を送信する(ステップS34)。これにより、使用可能量管理サーバ8の送受信部81は、利用者ID(userC)、及び設定後の消費割合(group1=0.6,group2=0.4)を受信する。
次に、使用可能量管理サーバ8の記憶・読出処理部89が、消費割合管理DB8002に、ステップS34で受信した利用者ID(userC)、及び設定後の消費割合(group1=0.6,group2=0.4)を関連付けて記憶して管理する(ステップS35)。なお、ステップS35によって消費割合管理DB8002に記憶される設定後の消費割合(group1=0.6,group2=0.4)は、ステップS35の前に消費割合管理DB8002に記憶されていた消費割合(group1=1,group2=0)を上書きして記憶される。
<使用可能量管理>
続いて、図9乃至図11を用いて、ステップS32で受け付けた設定後の消費割合に基づいて使用可能量管理を行う処理について説明する。図9はプリント及び使用可能量管理を行う処理を示すシーケンス図である。図10は、印刷可能かを判断する処理を示すフローチャートである。図11は、消費量の計算を行う処理を示すフローチャートである。
図9に示されているように、個人端末3の受付部32は、印刷対象である文書データや画像データ等に対してユーザCにより印刷パラメータが設定されると、印刷パラメータを受け付ける(ステップS41)。以降、ユーザCが、4ページ分の印刷対象に対して「モノクロ,両面」の印刷パラメータを設定した場合に関して、説明を続ける。
次に、個人端末3の作成部36は、ステップS41によって設定された印刷パラメータに基づいて、印刷対象の印刷データを作成する(ステップS42)。印刷データは、印刷される各ページの印刷データごとに(言い換えると、1ページ分の印刷データごとに)、対応する印刷パラメータである頁毎印刷パラメータが含まれている。すなわち、本実施形態では、1ページ目の印刷データには「モノクロ,表」、2ページ目の印刷データには「モノクロ,裏」、3ページ目の印刷データには「モノクロ,表」、4ページ目の印刷データには「モノクロ,裏」、の頁毎印刷パラメータがそれぞれ含まれている。
次に、個人端末3の送受信部31は、印刷サーバ9に対して、ステップS42によって作成された頁毎印刷パラメータを含む印刷データ、及び利用者ID(userC)を送信する(ステップS43)。なお、送信される利用者ID(userC)は、記憶・読出処理部39が、事前にユーザCの利用者ID(userC)を記憶させている記憶部3000から読み出すことにより取得される。これにより、印刷サーバ9の送受信部91は、頁毎印刷パラメータを含む印刷データ、及び利用者ID(userC)を受信する。
次に、印刷サーバ9の記憶・読出処理部99が、記憶部9000に、ステップS43によって受信された頁毎印刷パラメータを含む印刷データ、及び利用者ID(userC)を関連付けて記憶して管理する(ステップS44)。
次に、ユーザCが、画像形成装置4の近距離通信回路420のアンテナ420aに、自己のICカードを近接する(かざす)と、画像形成装置4の取得・提供部48が、ICカードからユーザCの利用者ID(userC)を取得する(ステップS45)。そして、画像形成装置4の送受信部41は、印刷サーバ9に対して、ステップS45で取得した利用者ID(userC)を送信する(ステップS46)。これにより、印刷サーバ9の送受信部91は、利用者ID(userC)を受信する。
次に、印刷サーバ9の記憶・読出処理部99が、記憶部9000から、ステップS46によって受信された利用者ID(userC)に関連付けられている頁毎印刷パラメータを含む印刷データを抽出する処理を行う(ステップS47)。そして、送受信部91は、画像形成装置4に対して、ステップS47によって取得された頁毎印刷パラメータを含む印刷データを送信する(ステップS48)。これにより、画像形成装置4の送受信部41は、頁毎印刷パラメータを含む印刷データを受信する。
次に、画像形成装置4は、頁毎印刷パラメータを含む印刷データに基づいて印刷する処理を行う(ステップS49)。ここで、図10を用いて、ステップS49の処理について詳細に説明する。図10は、印刷可能かを判断する処理を示すフローチャートである。なお、以降で説明する図10に示す画像形成装置4で行われる使用可能量管理を第一の使用可能量管理と称する。
図10に示されているように、画像形成装置4の取得部47は、ステップS48によって受信された印刷データの印刷する所定のページにおける頁毎印刷パラメータを取得する(ステップS49-1)。例えば、1ページ目の印刷データに含まれる頁毎印刷パラメータ(モノクロ,表)を取得する。そして、記憶・読出処理部49が、ステップS49-1によって取得された1ページ目の印刷データに含まれる頁毎印刷パラメータ(モノクロ,表)を検索キーとして、ステップS28によって記憶部4000に記憶された消費量パラメータを検索することにより、対応する消費量を読み出す(ステップS49-2)。なお、本実施形態における頁毎印刷パラメータは、1ページ分の印刷データごとに付与される印刷パラメータであって、1ページ分の印刷に関係する印刷パラメータ(例えば、表面又は裏面に対する印刷であることを示すパラメータ)は含むが、複数ページの印刷に関係する印刷パラメータ(例えば、両面に対する印刷であることを示すパラメータ)は含まない。従って、本実施形態では、記憶・読出処理部49が、ステップS49-1によって取得された頁毎印刷パラメータ(モノクロ,表)の代わりに、片面印刷のパラメータ設定がなされていると仮定した頁毎印刷パラメータ(モノクロ,片面)を検索キーとして、ステップS28によって記憶部4000に記憶された消費量パラメータ(図5(e)参照)を検索することにより、対応する消費量(2)を読み出す。
次に、画像形成装置4の記憶・読出処理部49が、ステップS33によって記憶部4000に記憶された設定後の消費割合(group1=0.6,group2=0.4)を読み出す(ステップS49-3)。そして、画像形成装置4の計算部50が、ステップS49-3によって読み出された設定後の消費割合(group1=0.6,group2=0.4)に基づいて、ステップS49-2によって読み出された消費量(2)のグループごとにおける消費量(消費量の一例)である「group1=1.2,group2=0.8」を計算する(ステップS49-4)。なお、具体的には、消費量(2)に対して、各グループにおける設定後の消費割合(group1=0.6,group2=0.4)をそれぞれ乗算することで計算する。
次に、画像形成装置4の記憶・読出処理部49が、ステップS27によって受信されたグループID(group1,group2)を検索キーとして、ステップS29によって記憶された仮使用可能量管理DB4001を検索することにより、各グループIDに対応する仮使用可能量(使用可能量の一例)である「150(group1の仮使用可能量),200(group2の仮使用可能量)」を読み出す(ステップS49-5)。
次に、画像形成装置4の判断部45は、グループごとに、ステップS49-4によって計算された消費量がステップS49-5によって読み出された仮使用可能量より大きいかを判断する(ステップS49-6)。そして、判断部45が全てのグループにおいて、ステップS49-4によって計算された消費量がステップS49-5によって読み出された仮使用可能量より大きくないと判断した場合には(NO)、印刷部43が、所定のページ(1ページ目)を印刷する(ステップS49-7)。ステップS49-7によって印刷されると、画像形成装置4の記憶・読出処理部49が、仮使用可能量管理DB4001(図5(f)参照)に、グループID(group1,group2)、及びそれぞれのグループIDに対応する印刷前の仮使用可能量(150(group1の仮使用可能量),200(group2の仮使用可能量))からステップS49-4によって計算された消費量(group1=1.2,group2=0.8)を減じた仮使用可能量(148.8(group1の仮使用可能量),199.2(group2の仮使用可能量))を関連付けて記憶して管理する(ステップS49-8)。なお、ステップS49-8によって仮使用可能量管理DB4001に記憶される仮使用可能量(148.8(group1の仮使用可能量),199.2(group2の仮使用可能量))は、ステップS49-7の印刷前に仮使用可能量管理DB4001に記憶されていた仮使用可能量(150(group1の仮使用可能量),200(group2の仮使用可能量))を上書きして記憶される。そして、画像形成装置4の記憶・読出処理部49が、記憶部4000に、ステップS49-1によって取得した頁毎印刷パラメータ(モノクロ,表)を累積して記憶して管理する(ステップS49-9)。なお、ステップS49-9は、具体的には、所定の印刷データに含まれる各ページの頁毎印刷パラメータを連続して記憶することである。例えば、1ページ目の頁毎印刷パラメータが記憶部4000に「(モノクロ,表)」と記憶されている場合において、2ページ目の頁毎印刷パラメータを「(モノクロ,表),(モノクロ,裏)」と、連続して記憶することである。なお、本実施形態では、記憶部4000に累積して記憶されている頁毎印刷パラメータを「累積記憶された頁毎印刷パラメータ」と称する。そして、画像形成装置4の判断部45は、ステップS49によって受信した印刷データにおいて未印刷のページがあるかを判断する(ステップS49-10)。そして、判断部45が未印刷のページがあると判断した場合には(YES)、上記ステップS49-1に戻り、未印刷のページに関して、上記ステップS49-1から処理を開始する。また、判断部45が未印刷のページがないと判断した場合には(NO)、ステップS50の処理に進む。なお、本実施形態では、4ページ全ての印刷が可能であると判断され、記憶・読出処理部49が、仮使用可能量管理DB4001に、4ページ分の消費量が差し引かれた仮使用可能量(145.2(group1の仮使用可能量),196.8(group2の仮使用可能量))を記憶して管理する。また、記憶・読出処理部49が、記憶部4000に、累積記憶された頁毎印刷パラメータである「(モノクロ,表),(モノクロ,裏),(モノクロ,表),(モノクロ,裏)」を記憶して管理する。なお、ステップS49-6において、画像形成装置4の判断部45が、いずれかのグループにおいてステップS49-4によって計算された消費量がステップS49-5によって読み出された仮使用可能量より大きいと判断した場合には(YES)、画像形成装置4の表示制御部44が、ディスプレイ440a上に、印刷不可である旨を示す画面を表示し(ステップS49-11)、ステップS50の処理に進む。
次に、図9に戻り、画像形成装置4の送受信部41は、使用可能量管理サーバ8に対して、ステップS45によって取得した利用者ID(userC)、及びステップS49-9によって記憶して管理された累積記憶された頁毎印刷パラメータ「(モノクロ,表),(モノクロ,裏),(モノクロ,表),(モノクロ,裏))を送信する(ステップS50)。これにより、使用可能量管理サーバ8の送受信部81は、利用者ID、及び累積記憶された頁毎印刷パラメータを受信する。
次に、使用可能量管理サーバ8は、累積記憶された頁毎印刷パラメータに基づいて消費量を計算する処理を行う(ステップS51)。ここで、図11を用いて、ステップS51の処理について詳細に説明する。図11は、消費量の計算を行う処理を示すフローチャートである。なお、以降で説明する図11に示す使用可能量管理サーバ8で行われる使用可能量管理を第二の使用可能量管理と称する。
図11に示されているように、使用可能量管理サーバ8の取得部84は、ステップS50によって受信した累積記憶された頁毎印刷パラメータ((モノクロ,表),(モノクロ,裏),(モノクロ,表),(モノクロ,裏))から印刷パラメータ(モノクロ,両面)と印刷枚数(2)を取得する(ステップS51-1)。具体的には、取得部84は、累積記憶された頁毎印刷パラメータに含まれるモノクロ又はカラーを示す情報から、モノクロ又はカラーに関する印刷パラメータを取得する。また、取得部84は、累積記憶された頁毎印刷パラメータにおける印刷面を示す情報が「表,表」の順番であれば印刷パラメータに片面印刷であることが含まれると判断し、「表,裏」の順番であれば印刷パラメータに両面印刷であることが含まれると判断することで、片面印刷又は両面印刷に関する印刷パラメータを取得する。また、取得部84は、印刷パラメータに片面印刷であることが含まれると判断した場合は、累積する頁毎印刷パラメータの数を印刷枚数であると判断し、印刷枚数を取得する。そして、取得部84は、印刷パラメータに両面印刷であることが含まれる場合であって、累積する頁毎印刷パラメータの数が偶数であると判断したときは、累積する頁毎印刷パラメータの数を1/2にした数を印刷枚数であると判断し、印刷枚数を取得する。そして、取得部84は、印刷パラメータに両面印刷であることが含まれる場合であって、累積する頁毎印刷パラメータの数が奇数であると判断したときは、累積する頁毎印刷パラメータの数に1を加算してから1/2にした数を印刷枚数であると判断し、印刷枚数を取得する。なお、印刷枚数とは、印刷物の枚数であって、印刷データにおけるページ数とは意味が相違する。例えば、印刷データにおけるページ数が2であって両面印刷を行う場合、印刷枚数は1である。
次に、使用可能量管理サーバ8の記憶・読出処理部89が、ステップS50によって受信された利用者ID(userC)を検索キーとして、消費量管理DB8004を検索することにより、対応する消費量パラメータ(モノクロ片面印刷=2,モノクロ両面印刷=3,カラー片面印刷6,カラー両面印刷=9)を読み出し、更に、ステップS51-1によって取得した印刷パラメータ(モノクロ,両面)を検索キーとして、読み出された消費量パラメータ(モノクロ片面印刷=2,モノクロ両面印刷=3,カラー片面印刷6,カラー両面印刷=9)を検索することにより、対応する消費量(3)を読み出す(ステップS51-2)。
次に、使用可能量管理サーバ8の計算部83が、ステップS51-1により取得された印刷枚数(2)、及びステップS51-2によって読み出された消費量(3)に基づいて総消費量(6)を計算する(ステップS51-3)。なお、具体的には、印刷枚数(2)に対して、消費量(3)を乗算することで計算する。
次に、使用可能量管理サーバ8の記憶・読出処理部89が、ステップS50によって受信された利用者ID(userC)を検索キーとして、グループ管理DB8001を検索することにより、対応するグループID(group1,group2)を読み出す(ステップS51-4)。
次に、使用可能量管理サーバ8の記憶・読出処理部89が、ステップS50によって受信された利用者ID(userC)を検索キーとして、ステップS35によって記憶して管理された消費割合管理DB8002を検索することにより、対応する設定後の消費割合(group1=0.6,group2=0.4)を読み出す(ステップS51-5)。
次に、使用可能量管理サーバ8の計算部83が、ステップS51-3によって計算された総消費量(6)、及びステップS51-5によって読み出された設定後の消費割合(group1=0.6,group2=0.4)に基づいて、グループ別の消費量(group1=3.6,group2=2.4)を計算し(ステップS51-6)、ステップS52の処理に進む。なお、具体的には、総消費量(6)に対して、各グループにおける設定後の消費割合(group1=0.6,group2=0.4)をそれぞれ乗算することで計算する。
次に、図9に戻り、使用可能量管理サーバ8の記憶・読出処理部89が、使用可能量管理DB8003に、グループID(group1,group2)、及びそれぞれのグループIDに対応する印刷前の使用可能量(150(group1の使用可能量),200(group2の使用可能量))からステップS51-6によって計算された消費量(group1=3.6,group2=2.4)を減じた使用可能量(146.4(group1の使用可能量),197.6(group2の使用可能量))を関連付けて記憶して管理する(ステップS52)。なお、ステップS52によって使用可能量管理DB8003に記憶される使用可能量(146.4(group1の使用可能量),197.6(group2の使用可能量))は、ステップS52の前に使用可能量管理DB8003に記憶されていた使用可能量(150(group1の使用可能量),200(group2の使用可能量))を上書きして記憶される。
<<本実施形態の主な効果>>
以上説明したように、本実施形態によれば、利用者が複数の属性に所属し、例えば印刷内容の違いなどによって、各属性に対する消費量の割合を変えたい場合であっても、その利用者自身が各属性に対する消費量の割り振りを行うことで、消費量の柔軟な割り振りを行うことができるという効果を奏する。
また、画像形成装置4の表示制御部44は、画面データに基づいてディスプレイ440a上に消費割合設定画面441を表示する(ステップS31参照)。消費割合設定画面441は、消費割合442をグループごとに表示するとともに、消費割合442の変更を受け付けるボタン443を表示する(図8(a)及び図8(b)参照)。これにより、複数のグループに所属するユーザCは、ボタン443を押下することで消費割合を変更することができ、印刷内容に応じて各グループに対するユーザCの寄与率が変動する場合であっても、消費量の柔軟な割り振りを行うことができる。また、管理者によらずにユーザC自身が、自身の所属するグループの範囲内で詳細な消費割合の設定を任意に行うことができる。
また、画像形成装置4の計算部50は、消費量のグループごとにおける消費量(消費量の一例)を計算する(ステップS49-4参照)。また、画像形成装置4の記憶・読出処理部49は、各グループの仮使用可能量(使用可能量の一例)を読み出す(ステップS49-5参照)。その後、画像形成装置4の判断部45は、グループごとにおける消費量(消費量の一例)が仮使用可能量(使用可能量の一例)より大きいかを判断し(ステップS49-6参照)、大きくないと判断した場合には、印刷部43が、判断された所定のページを印刷する(ステップS49-7参照)。これにより、画像形成装置4は、使用可能量管理サーバ8に印刷可否の判断を逐次問い合わせなくても使用可能量管理を行うことができる。
<<本実施形態の補足>>
本実施形態では、上記の通り、頁毎印刷パラメータに複数ページにまたがる印刷パラメータ(例えば、片面印刷、両面印刷などの情報)が含まれないことに起因して、画像形成装置4によって管理される印刷後の仮使用可能量(145.2(group1の仮使用可能量),196.8(group2の仮使用可能量))と、使用可能量管理サーバ8によって管理される印刷後の使用可能量(146.4(group1の使用可能量),197.6(group2の使用可能量))と、に差が生じる。そのため、実際の使用可能量を示す使用可能量管理サーバ8によって管理される使用可能量が負の値にならないようにするために、片面印刷の印刷データにおける2ページ分の消費量は、両面印刷の印刷データにおける1ページ分の消費量より大きいことが好ましい。但し、印刷データの各ページにおいて頁毎印刷パラメータに加えて、印刷パラメータを含ませれば、画像形成装置4によって管理される印刷後の仮使用可能量と、使用可能量管理サーバ8によって管理される印刷後の使用可能量と、を一致させることもでき、本発明はこれを除外するものではない。
〔第2の実施形態〕
続いて、図12を用い、本発明の第2の実施形態について説明する。図12は、コピー及び使用可能量管理を行う処理を示すシーケンス図である。なお、本実施形態の各端末、装置、サーバは、それぞれ第1の実施形態の各端末、装置、サーバと同様のハードウェア構成、及び機能構成を有しているため、その説明を省略する。
<<実施形態の処理または動作>>
以降、実施形態の処理または動作について説明する。ここでは、グループ1とグループ2の両方に所属するユーザCには、グループ1のみの業務に関係する印刷内容のコピーを行う場合と、グループ1とグループ2の両方に跨る業務に関係する印刷内容のコピーを行う場合があるとする。すなわち、どちらの印刷内容のコピーを行うかに応じてグループ1とグループ2に対するユーザCの寄与率が変動する場合であるとする。また、グループ1のみの業務に関係する印刷内容のコピーを行う場合、ユーザCは、グループ1の消費割合が100%であり、グループ2の消費割合が0%であるように消費割合が設定されて使用可能量の管理が行われることを希望しているとする。また、グループ1とグループ2の両方に跨る業務に関係する印刷内容のコピーを行う場合、ユーザCは、グループ1の消費割合が60%であり、グループ2の消費割合が40%であるように消費割合が設定されて使用可能量の管理が行われることを希望しているとする。更に、管理者が管理者端末2によって初期設定しているユーザCの消費割合は、グループ1の消費割合が100%であり、グループ2の消費割合が0%であるとする。このとき、ユーザCが、グループ1とグループ2の両方に跨る業務に関係する印刷内容のコピーを行う場合であって、グループ1の消費割合が60%であり、グループ2の消費割合が40%であるように消費割合を変更することで使用可能量の管理が行われることを希望しているときについて説明する。なお、グループ1とグループ2のグループIDはそれぞれ「group1」、「group2」であり、ユーザCの利用者IDは「userC」である。なお、コピーは印刷の一例である。また、消費割合の設定に関する処理は、第1の実施形態と同様の処理であるため、その説明を省略し、使用可能量管理に関する処理から説明する。
<使用可能量管理>
図12を用いて、第1の実施形態におけるステップS32と同様のステップにより受け付けた設定後の消費割合に基づいて使用可能量管理を行う処理について説明する。図12はコピー及び使用可能量管理を行う処理を示すシーケンス図である。
図12に示されているように、ユーザCが、画像形成装置4の近距離通信回路420のアンテナ420aに、自己のICカードを近接する(かざす)と、画像形成装置4の取得・提供部48が、ICカードからユーザCの利用者ID(userC)を取得する(ステップS145)。
次に、画像形成装置4の画像読取部51は、印刷対象である文書や画像等を読み取ることで文書データや画像データ等を取得する(ステップS140)。
次に、画像形成装置4の受付部42は、ステップS140によって読み取られた文書データや画像データ等に対してユーザCにより印刷パラメータが設定されると、印刷パラメータを受け付ける(ステップS141)。このステップS141は、第1の実施形態におけるステップS41と同様の処理であるため、その説明を省略する。
次に、画像形成装置4の作成部36は、ステップ141によって設定された印刷パラメータに基づいて、印刷対象の印刷データを作成する(ステップS142)。このステップS142は、第1の実施形態におけるステップS42と同様の処理であるため、その説明を省略する。
次に、画像形成装置4は、頁毎印刷パラメータを含む印刷データに基づいて印刷する処理を行う(ステップS149)。このステップS149は、第1の実施形態におけるステップS49と同様の処理であるため、その説明を省略する。
次に、画像形成装置4の送受信部41は、使用可能量管理サーバ8に対して、ステップS145によって取得した利用者ID(userC)、及び第1の実施形態におけるステップS49-9と同様のステップによって記憶して管理された累積記憶された頁毎印刷パラメータ((モノクロ,表),(モノクロ,裏),(モノクロ,表),(モノクロ,裏))を送信する(ステップS150)。これにより、使用可能量管理サーバ8の送受信部81は、利用者ID、及び累積記憶された頁毎印刷パラメータを受信する。
次に、使用可能量管理サーバ8は、累積記憶された頁毎印刷パラメータに基づいて消費量を計算する処理を行う(ステップS151)。このステップS151は、第1の実施形態におけるステップS51と同様の処理であるため、その説明を省略する。
次に、使用可能量管理サーバ8の記憶・読出処理部89が、使用可能量管理DB8003に、グループID(group1,group2)、及びそれぞれのグループIDに対応する印刷前の使用可能量(150(group1の使用可能量),200(group2の使用可能量))から第1の実施形態におけるステップS51-6と同様のステップによって計算された消費量(group1=3.6,group2=2.4)を減じた使用可能量(146.4(group1の使用可能量),197.6(group2の使用可能量))を関連付けて記憶して管理する(ステップS152)。なお、ステップS152によって使用可能量管理DB8003に記憶される情報は、ステップS152の前に使用可能量管理DB8003に記憶されていた情報を上書きして記憶される。
<<本実施形態の主な効果>>
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、消費量の柔軟な割り振りを行うことができるという効果を奏する。
また、第1の実施形態と同様に、画像形成装置4は、使用可能量管理サーバ8に印刷可否の判断を逐次問い合わせなくても使用可能量管理を行うことができる。
〔第3の実施形態〕
続いて、図13乃至図17を用い、本発明の第3の実施形態について説明する。図13は、消費割合管理テーブルを示す概念図である。図14は、消費割合の設定処理を示すシーケンス図である。図15は、消費割合の設定を行うための各種情報を読み出す処理を示すフローチャートである。図16は、画像形成装置のディスプレイに表示される画面例である。図17は、消費量の計算を行う処理を示すフローチャートである。なお、本実施形態の各端末、装置、サーバは、それぞれ第1の実施形態の各端末、装置、サーバと同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。
<<使用可能量管理システムの機能構成>>
本実施形態における管理者端末2、個人端末3、画像形成装置4、認証管理サーバ6、及び印刷サーバ9の機能構成は、第1の実施形態における機能構成と同様なので、その説明を省略する。また、本実施形態における使用可能量管理サーバ8の機能構成は、第1の実施形態における消費割合管理テーブル(図5(c)参照)によって構成されている消費割合管理DB8002以外は、第1の実施形態における機能構成と同様なので、その説明を省略し、異なる機能構成のみ説明する。
(消費割合管理テーブル)
本実施形態における使用可能量管理サーバ8は、第1の実施形態における消費割合管理テーブル(図5(c)参照)によって構成されている消費割合管理DB8002の代わりに、図13に示す消費割合管理テーブルによって構成されている消費割合管理DB8005を用いる。
図13は、消費割合管理テーブルを示す概念図である。記憶部8000には、図13に示されているような消費割合管理テーブルによって構成されている消費割合管理DB8005が構築されている。この消費割合管理テーブルでは、画像形成装置4を使用する利用者を識別するための各利用者IDに対して、各利用者が画像形成することにより生じる消費量に占めるグループごとにおける消費量の割合である消費割合、及び消費割合を識別するための消費割合IDが関連付けられて管理される。
<<実施形態の処理または動作>>
以降、実施形態の処理または動作について説明する。ここでは、グループ1とグループ2の両方に所属するユーザCには、グループ1のみの業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合と、グループ1とグループ2の両方に跨る業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合があるとする。すなわち、どちらの印刷内容のプリントを行うかに応じてグループ1とグループ2に対するユーザCの寄与率が変動する場合であるとする。また、グループ1のみの業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合、ユーザCは、グループ1の消費割合が100%であり、グループ2の消費割合が0%であるように消費割合が設定されて使用可能量の管理が行われることを希望しているとする。また、グループ1とグループ2の両方に跨る業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合、ユーザCは、グループ1の消費割合が60%であり、グループ2の消費割合が40%であるように消費割合が設定されて使用可能量の管理が行われることを希望しているとする。
更に、管理者が管理者端末2によって初期設定しているユーザCの消費割合は、グループ1の消費割合が100%であり、グループ2の消費割合が0%である場合、及びグループ1の消費割合が60%であり、グループ2の消費割合が40%である場合の2つであるとする。このとき、ユーザCが、グループ1とグループ2の両方に跨る業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合であって、グループ1の消費割合が60%であり、グループ2の消費割合が40%であるように消費割合を選択することで使用可能量の管理が行われることを希望しているときについて説明する。なお、グループ1とグループ2のグループIDはそれぞれ「group1」、「group2」であり、ユーザCの利用者IDは「userC」である。なお、プリントは印刷の一例である。
<消費割合の設定>
まずは、図14乃至図16を用いて、ユーザCが画像形成装置4に対して行う消費割合の設定について説明する。図14は、消費割合の設定処理を示すシーケンス図である。図15は、消費割合の設定を行うための各種情報を読み出す処理を示すフローチャートである。図16は、画像形成装置のディスプレイに表示される画面例である。なお、本実施形態における消費割合の設定処理は、第1の実施形態におけるステップS21~ステップS25と同様の処理を行うため、その説明を省略し、ステップS25と同様の処理の次のステップから図14に示す。
図14に示されているように、使用可能量管理サーバ8は、認証結果に基づき消費割合の設定を行うための各種情報を読み出す処理を行う(ステップS126)。ここで、図15を用いて、ステップS126の処理について詳細に説明する。図15は、消費割合の設定を行うための各種情報を読み出す処理を示したフローチャートである。
図15に示されているように、使用可能量管理サーバ8の判断部82は、ステップS126によって受信された認証結果が正当である旨を示す情報であるか(即ち、第1の実施形態におけるステップS21と同様の処理によって取得された利用者IDが正当であるか)を判断する(ステップS126-1)。ステップS126-1において判断部82が正当である旨を示す情報であると判断した場合、即ちログインに成功したと判断した場合には(YES)、記憶・読出処理部89が、第1の実施形態におけるステップS22と同様の処理によって受信された利用者ID(userC)を検索キーとして、グループ管理DB8001(図5(b)参照)を検索することにより、対応するグループID(属性識別情報の一例)である「group1,group2」を読み出す(ステップS126-2)。そして、記憶・読出処理部89が、第1の実施形態におけるステップS22と同様の処理によって受信された利用者ID(userC)を検索キーとして、消費割合管理DB8005(図13参照)を検索することにより、対応する消費割合IDであるratio3-1,ratio3-2、及び対応する消費割合(消費割合情報の一例)である「group1=1,group2=0(ratio3-1に対応)」,「group1=0.6,group2=0.4(ratio3-2に対応)」を読み出す(ステップS126-3)。そして、記憶・読出処理部89が、ステップS126-2によって読み出されたグループID(group1,group2)を検索キーとして、使用可能量管理DB8003(図5(d)参照)を検索することにより、対応する使用可能量(使用可能量情報の一例)である「150(group1の使用可能量),200(group2の使用可能量)」を読み出す(ステップS126-4)。なお、ステップS126-2によって読み出されたグループIDが複数ある場合には、それぞれのグループIDに対応する使用可能量を読み出す。そして、記憶・読出処理部89が、第1の実施形態におけるステップS22と同様の処理によって受信された利用者ID(userC)を検索キーとして、消費量管理DB8004(図5(e)参照)を検索することにより、対応する消費量パラメータ(消費量パラメータ情報の一例)である「モノクロ片面印刷=2,モノクロ両面印刷=3,カラー片面印刷6,カラー両面印刷=9」を読み出し(ステップS126-5)、ステップS127の処理に進む。また、ステップS126-1において判断部82が正当である旨を示す情報でないと判断した場合、即ちログインに失敗したと判断した場合には(NO)、ステップS127の処理に進む。
次に、図14に戻り、使用可能量管理サーバ8の送受信部81は、画像形成装置4に対して、認証結果を送信する(ステップS127)。ステップS126-1において判断部82が、正当である旨を示す情報であると判断した場合には、認証結果に、第1の実施形態におけるステップS25と同様の処理によって受信された正当である旨を示す情報、ステップS126-2によって読み出されたグループID(group1,group2)、ステップS126-3によって読み出された消費割合ID(ratio3-1,ratio3-2)、ステップS126-4によって読み出された消費割合「(group1=1,group2=0(ratio3-1に対応)」,「group1=0.6,group2=0.4(ratio3-2に対応)」、ステップS126-5によって読み出された使用可能量(150(group1の使用可能量),200(group2の使用可能量))、及び消費量パラメータ(モノクロ片面印刷=2,モノクロ両面印刷=3,カラー片面印刷6,カラー両面印刷=9)が含まれている。これにより、画像形成装置4の送受信部41は、認証結果を受信する。そして、画像形成装置4は、ログインした利用者(ここでは、ユーザC)を印刷者として設定し、ステップS128の処理に進む。また、ステップS126-1において判断部82が正当である旨を示す情報でないと判断した場合には、認証結果に正当でない旨を示す情報が含まれている。これにより、画像形成装置4の送受信部41は、認証結果を受信する。そして、表示制御部44が、ディスプレイ440a上に、エラー画面を表示する。以降、正当である場合に関して、説明を続ける。
次に、画像形成装置4では、記憶・読出処理部49が、記憶部4000に、ステップS127によって受信された消費量パラメータを記憶して管理する(ステップS128)。
次に、画像形成装置4では、記憶・読出処理部49が、仮使用可能量管理DB4001(図5(f)参照)に、ステップS127によって受信されたグループID(group1,group2)、及びそれぞれのグループIDに対応する使用可能量(150(group1の使用可能量),200(group2の使用可能量))を関連付けて記憶して管理する(ステップS129)。
次に、画像形成装置4の作成部46は、ステップS127によって受信されたグループID(group1,group2)、及び消費割合「(group1=1,group2=0(ratio3-1に対応)」,「group1=0.6,group2=0.4(ratio3-2に対応)」に基づいて、グループ(属性の一例)ごとに消費割合(消費割合の一例)を表示するとともに、ユーザCが希望する設定後の消費割合(消費割合の一例)を受け付ける画面を表示するための画面データを、ratio3-1の場合及びratio3-2の場合のそれぞれについて作成する(ステップS130)。
そして、表示制御部44は、ステップS130によって作成された画面データに基づいてディスプレイ440a上に図16(a)に示されている消費割合設定画面444を表示する(ステップS131)。図16(a)に示されている消費割合設定画面444は、ステップS127によって受信された消費割合「(group1=1,group2=0(ratio3-1に対応)」,「group1=0.6,group2=0.4(ratio3-2に対応)」を百分率に変更した消費割合をグループごとに表示するとともに、消費割合445の選択を受け付けるボタン446を表示する。そして、ユーザCは、ボタン446を押下することで消費割合を選択する。図16(b)に示されている設定後消費割合設定画面444は、ユーザCが図16(a)に示す消費割合設定画面444上のボタン446を押下することで、group1の消費割合が60、group2の消費割合が40である場合が選択された画面を示す。ボタン446が押下され、その後、「OK」ボタン447が押下されることにより、画像形成装置4の受付部42は、設定後の消費割合を受け付ける(ステップS132)。なお、消費割合の選択は、消費割合の設定の一例であって、管理者が事前に設定した複数のパターンの消費割合の中から利用者が任意の消費割合に変えることである。
次に、画像形成装置4の記憶・読出処理部49が、記憶部4000に、ステップS132で受け付けた設定後の消費割合(group1=0.6,group2=0.4)を記憶して管理する(ステップS133)。
次に、画像形成装置4の送受信部41は、使用可能量管理サーバ8に対して、第1の実施形態におけるステップS21と同様の処理によって取得された利用者ID(userC)、及びステップS132で受け付けた設定後の消費割合に対応する消費割合ID(ratio3-2)を送信する(ステップS134)。これにより、使用可能量管理サーバ8の送受信部81は、利用者ID(userC)、及び設定後の消費割合に対応する消費割合ID(ratio3-2)を受信する。
次に、使用可能量管理サーバ8の記憶・読出処理部89が、記憶部8000に、ステップS134で受信した利用者ID(userC)、及び設定後の消費割合に対応する消費割合ID(ratio3-2)を関連付けて記憶して管理する(ステップS135)。
<使用可能量管理>
続いて図17を用いて、ステップS132で受け付けた設定後の消費割合に基づいて使用可能量管理を行う処理について説明する。図17は、消費量の計算を行う処理を示すフローチャートである。なお、本実施形態における使用可能量管理を行う処理は、第1の実施形態におけるステップS41~ステップS50、ステップS52、及びステップS49-1~ステップS49-11と同様の処理を行うため、その説明を省略する。また、以降、第1の実施形態における処理と異なる処理を行うステップS51について図17を用いて詳細に説明するが、本実施形態におけるステップS151-1~ステップS151-4は、第1の実施形態におけるS51-1~ステップS51-4と同様の処理を行うため、その説明を省略する。
図17に示されているように、使用可能量管理サーバ8の記憶・読出処理部89が、第1の実施形態におけるステップS50と同様の処理によって受信された利用者ID(userC)を検索キーとして、ステップS135によって記憶して管理された記憶部8000を検索することにより、対応する消費割合ID(ratio3-2)を読み出す(ステップS151-5a)。
次に、使用可能量管理サーバ8の記憶・読出処理部89が、ステップS151-5aによって読み出された消費割合ID(ratio3-2)を検索キーとして、消費割合管理DB8005を検索することにより、対応する消費割合(group1=0.6,group2=0.4)を読み出す(ステップS151-5b)。
次に、使用可能量管理サーバ8の計算部83が、第1の実施形態におけるステップS51-3と同様の処理によって計算された総消費量(6)、及びステップS151-5bによって読み出された消費割合(group1=0.6,group2=0.4)に基づいて、グループ別の消費量(group1=3.6,group2=2.4)を計算し(ステップS151-6)、第1の実施形態におけるステップS52と同様の処理に進む。なお、具体的には、総消費量(6)に対して、各グループにおける消費割合(group1=0.6,group2=0.4)をそれぞれ乗算することで計算する。
<<本実施形態の主な効果>>
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、消費量の柔軟な割り振りを行うことができるという効果を奏する。
また、画像形成装置4の表示制御部44は、画面データに基づいてディスプレイ440a上に消費割合設定画面444を表示する(ステップS131参照)。消費割合設定画面444は、消費割合をグループごとに表示するとともに、消費割合445の選択を受け付けるボタン446を表示する(図16(a)及び図16(b)参照)。これにより、複数のグループに所属するユーザCは、ボタン446を押下することで消費割合を変更することができ、印刷内容に応じて各グループに対するユーザCの寄与率が変動する場合であっても、消費量の柔軟な割り振りを行うことができる。また、管理者によらずにユーザC自身が、自身の所属するグループの範囲内で消費割合の選択を任意に行うことができる。また、消費割合の選択は、事前に管理者が設定した消費割合の選択肢の範囲内で行われるので、管理者にとっても想定外の消費割合がユーザCによって設定されることを防止できる。
また、第1の実施形態と同様に、画像形成装置4は、使用可能量管理サーバ8に印刷可否の判断を逐次問い合わせなくても使用可能量管理を行うことができる。
〔第4の実施形態〕
続いて、図18乃至図22を用い、本発明の第4の実施形態について説明する。図18は、利用者管理テーブル、グループ管理テーブル、使用可能量管理テーブル、消費量管理テーブル、及び仮使用可能量管理テーブルを示す概念図である。図19は、消費割合の設定処理を示すシーケンス図である。図20は、消費割合の設定を行うための各種情報を読み出す処理を示すフローチャートである。図21は、画像形成装置のディスプレイに表示される画面例である。図22は、消費量の計算を行う処理を示すフローチャートである。なお、本実施形態の各端末、装置、サーバは、それぞれ第1の実施形態の各端末、装置、サーバと同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。
<<使用可能量管理システムの機能構成>>
本実施形態における管理者端末2、個人端末3、画像形成装置4、認証管理サーバ6、及び印刷サーバ9の機能構成は、第1の実施形態における機能構成と同様なので、その説明を省略する。また、本実施形態における使用可能量管理サーバ8の機能構成は、図5に示す通り、第1の実施形態における消費割合管理テーブル(図5(c)参照)によって構成されている消費割合管理DB8002を有さない以外は、第1の実施形態における機能構成と同様なので、その説明を省略する。
<<実施形態の処理または動作>>
以降、実施形態の処理または動作について説明する。ここでは、グループ1とグループ2の両方に所属するユーザCには、グループ1のみの業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合と、グループ1とグループ2の両方に跨る業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合があるとする。すなわち、どちらの印刷内容のプリントを行うかに応じてグループ1とグループ2に対するユーザCの寄与率が変動する場合であるとする。また、グループ1のみの業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合、ユーザCは、グループ1の消費割合が100%であり、グループ2の消費割合が0%であるように消費割合が設定されて使用可能量の管理が行われることを希望しているとする。また、グループ1とグループ2の両方に跨る業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合、ユーザCは、グループ1の消費割合が60%であり、グループ2の消費割合が40%であるように消費割合が設定されて使用可能量の管理が行われることを希望しているとする。このとき、ユーザCが、グループ1とグループ2の両方に跨る業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合であって、グループ1の消費割合が60%であり、グループ2の消費割合が40%であるように消費割合を変更することで使用可能量の管理が行われることを希望しているときについて説明する。なお、グループ1とグループ2のグループIDはそれぞれ「group1」、「group2」であり、ユーザCの利用者IDは「userC」である。なお、プリントは印刷の一例である。
<消費割合の設定>
まずは、図19乃至図21を用いて、ユーザCが画像形成装置4に対して行う消費割合の設定について説明する。図19は、消費割合の設定処理を示すシーケンス図である。図20は、消費割合の設定を行うための各種情報を読み出す処理を示すフローチャートである。図21は、画像形成装置のディスプレイに表示される画面例である。なお、本実施形態における消費割合の設定処理は、第1の実施形態におけるステップS21~ステップS25と同様の処理を行うため、その説明を省略し、ステップS25と同様の処理の次のステップから図19に示す。
図19に示されているように、使用可能量管理サーバ8は、認証結果に基づき消費割合の設定を行うための各種情報を読み出す処理を行う(ステップS226)。ここで、図20を用いて、ステップS226の処理について詳細に説明する。図20は、消費割合の設定を行うための各種情報を読み出す処理を示したフローチャートである。
図20に示されているように、使用可能量管理サーバ8の判断部82は、ステップS226によって受信された認証結果が正当である旨を示す情報であるか(即ち、第1の実施形態におけるステップS21と同様の処理によって取得された利用者IDが正当であるか)を判断する(ステップS226-1)。ステップS226-1において判断部82が正当である旨を示す情報であると判断した場合、即ちログインに成功したと判断した場合には(YES)、記憶・読出処理部89が、第1の実施形態におけるステップS22と同様の処理によって受信された利用者ID(userC)を検索キーとして、グループ管理DB8001(図18(b)参照)を検索することにより、対応するグループID(属性識別情報の一例)である「group1,group2」を読み出す(ステップS226-2)。そして、記憶・読出処理部89が、ステップS226-2によって読み出されたグループID(group1,group2)を検索キーとして、使用可能量管理DB8003(図18(c)参照)を検索することにより、対応する使用可能量(使用可能量情報の一例)である「150(group1の使用可能量),200(group2の使用可能量)」を読み出す(ステップS226-4)。なお、ステップS226-2によって読み出されたグループIDが複数ある場合には、それぞれのグループIDに対応する使用可能量を読み出す。そして、記憶・読出処理部89が、第1の実施形態におけるステップS22と同様の処理によって受信された利用者ID(userC)を検索キーとして、消費量管理DB8004(図5(d)参照)を検索することにより、対応する消費量パラメータ(消費量パラメータ情報の一例)である「モノクロ片面印刷=2,モノクロ両面印刷=3,カラー片面印刷6,カラー両面印刷=9」を読み出し(ステップS226-5)、ステップS227の処理に進む。また、ステップS226-1において判断部82が正当である旨を示す情報でないと判断した場合、即ちログインに失敗したと判断した場合には(NO)、ステップS227の処理に進む。
次に、図19に戻り、使用可能量管理サーバ8の送受信部81は、画像形成装置4に対して、認証結果を送信する(ステップS227)。ステップS226-1において判断部82が、正当である旨を示す情報であると判断した場合には、認証結果に、第1の実施形態におけるステップS25と同様の処理によって受信された正当である旨を示す情報、ステップS226-2によって読み出されたグループID(group1,group2)、ステップS226-4によって読み出された使用可能量(150(group1の使用可能量),200(group2の使用可能量))、及びステップS26-5によって読み出された消費量パラメータ(モノクロ片面印刷=2,モノクロ両面印刷=3,カラー片面印刷6,カラー両面印刷=9)が含まれている。これにより、画像形成装置4の送受信部41は、認証結果を受信する。そして、画像形成装置4は、ログインした利用者(ここでは、ユーザC)を印刷者として設定し、ステップS228の処理に進む。また、ステップS226-1において判断部82が正当である旨を示す情報でないと判断した場合には、認証結果に正当でない旨を示す情報が含まれている。これにより、画像形成装置4の送受信部41は、認証結果を受信する。そして、表示制御部44が、ディスプレイ440a上に、エラー画面を表示する。以降、正当である場合に関して、説明を続ける。
次に、画像形成装置4では、記憶・読出処理部49が、記憶部4000に、ステップS227によって受信された消費量パラメータを記憶して管理する(ステップS228)。
次に、画像形成装置4では、記憶・読出処理部49が、仮使用可能量管理DB4001(図5(e)参照)に、ステップS227によって受信されたグループID(group1,group2)、及びそれぞれのグループIDに対応する使用可能量(150(group1の使用可能量),200(group2の使用可能量))を関連付けて記憶して管理する(ステップS229)。
次に、画像形成装置4の作成部46は、ステップS227によって受信されたグループID(group1,group2)に基づいて、グループ(属性の一例)を表示するとともに、ユーザCが希望する設定後の消費割合(消費割合の一例)を受け付ける画面を表示するための画面データを作成する(ステップS230)。
そして、表示制御部44は、ステップS230によって作成された画面データに基づいてディスプレイ440a上に図21(a)に示されている消費割合設定画面448を表示する(ステップS231)。図21(a)に示されている消費割合設定画面448は、ステップS227によって受信されたグループID(group1,group2)に対応するグループを表示するとともに、消費割合の変更を受け付けるボタン450を表示する。そして、ユーザCは、ボタン450を押下することで449に表示される消費割合を変更する。図21(b)に示されている設定後消費割合設定画面448は、ユーザCが図21(a)に示す消費割合設定画面448上のボタン450を押下することで、group1の消費割合が60、group2の消費割合が40である場合に変更された画面を示す。「OK」ボタン451が押下されることにより、画像形成装置4の受付部42は、設定後の消費割合を受け付ける(ステップS232)。
次に、画像形成装置4の記憶・読出処理部49が、記憶部4000に、ステップS232で受け付けた設定後の消費割合(group1=0.6,group2=0.4)を記憶して管理する(ステップS233)。
次に、画像形成装置4の送受信部41は、使用可能量管理サーバ8に対して、第1の実施形態におけるステップS21と同様の処理によって取得された利用者ID(userC)、及びステップS232で受け付けた設定後の消費割合(group1=0.6,group2=0.4)を送信する(ステップS234)。これにより、使用可能量管理サーバ8の送受信部81は、利用者ID(userC)、及び設定後の消費割合(group1=0.6,group2=0.4)を受信する。
次に、使用可能量管理サーバ8の記憶・読出処理部89が、記憶部8000に、ステップS234で受信した利用者ID(userC)、及び設定後の消費割合(group1=0.6,group2=0.4)を関連付けて記憶して管理する(ステップS235)。
<使用可能量管理>
続いて図22を用いて、ステップS232で受け付けた設定後の消費割合に基づいて使用可能量管理を行う処理について説明する。図22は、消費量の計算を行う処理を示すフローチャートである。なお、本実施形態における使用可能量管理を行う処理は、第1の実施形態におけるステップS41~ステップS50、ステップS52、及びステップS49-1~ステップS49-11と同様の処理を行うため、その説明を省略する。また、以降、第1の実施形態における処理と異なる処理を行うステップS51について図22を用いて詳細に説明するが、本実施形態におけるステップS251-1~ステップS251-4は、第1の実施形態におけるS51-1~ステップS51-4と同様の処理を行うため、その説明を省略する。
図22に示されているように、使用可能量管理サーバ8の記憶・読出処理部89が、第1の実施形態におけるステップS50と同様の処理によって受信された利用者ID(userC)を検索キーとして、ステップS235によって記憶して管理された記憶部8000を検索することにより、対応する設定後の消費割合(group1=0.6,group2=0.4)を読み出す(ステップS251-5)。
次に、使用可能量管理サーバ8の計算部83が、第1の実施形態におけるステップS51-3と同様の処理によって計算された総消費量(6)、及びステップS251-5によって読み出された消費割合(group1=0.6,group2=0.4)に基づいて、グループ別の消費量(group1=3.6,group2=2.4)を計算し(ステップS251-6)、第1の実施形態におけるステップS52と同様の処理に進む。なお、具体的には、総消費量(6)に対して、各グループにおける消費割合(group1=0.6,group2=0.4)をそれぞれ乗算することで計算する。
<<本実施形態の主な効果>>
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、消費量の柔軟な割り振りを行うことができるという効果を奏する。
また、第1の実施形態と同様に、画像形成装置4は、使用可能量管理サーバ8に印刷可否の判断を逐次問い合わせなくても使用可能量管理を行うことができる。
〔その他〕
図2に示されているCPU201等の各構成要素は、単一であってもよく複数であってもよい。図3に示されている画像形成装置4についても同様に、各構成要素は、単一であってもよく複数であってもよい。
上述の実施形態における各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本実施形態における「処理回路」は、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上述した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)、SOC(System on a chip)、GPU、及び従来の回路モジュール等のデバイスを含む。
2 管理者端末
3 個人端末
4 画像形成装置
6 認証管理サーバ
8 使用可能量管理サーバ
9 印刷サーバ
21 送受信部
22 受付部
24 表示制御部
29 記憶・読出処理部
31 送受信部
32 受付部
34 表示制御部
36 作成部
39 記憶・読出処理部
41 送受信部(送信手段の一例、受信手段の一例)
42 受付部(受付手段の一例)
43 印刷部(印刷手段の一例)
44 表示制御部(表示制御手段の一例)
45 判断部(判断手段の一例)
46 作成部
47 取得部
48 取得・提供部
49 記憶・読出処理部
50 計算部
51 画像読取部
61 送受信部
62 認証部
69 記憶・読出処理部
81 送受信部(送信手段の一例、受信手段の一例)
82 判断部
83 計算部
84 取得部
89 記憶・読出処理部
91 送受信部
99 記憶・読出処理部
4001 仮使用可能量管理DB
6001 利用者管理DB
8001 グループ管理DB
8002 消費割合管理DB
8003 使用可能量管理DB
8004 消費量管理DB
8005 消費割合管理DB
100 通信ネットワーク
特開2012-131125号公報

Claims (6)

  1. 印刷データに基づいて印刷を行う印刷装置と、前記印刷を行うことにより消費される使用可能量を利用者が所属する属性ごとに管理する使用可能量管理サーバと、を有する使用可能量管理システムであって、
    前記使用可能量管理サーバは、
    前記利用者を識別するための利用者識別情報と前記属性を識別するための属性識別情報、前記利用者識別情報と前記属性ごとの消費量の割合を示す消費割合情報、前記属性識別情報と前記属性ごとの使用可能量を示す使用可能量情報、をそれぞれ関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記印刷装置が送信した前記利用者識別情報を受信する受信手段と、
    前記利用者識別情報の受信に基づいて、前記記憶手段から、前記属性識別情報と、前記消費割合情報と、前記使用可能量情報と、を読み出す記憶・読出手段と、
    前記印刷装置に対して、読み出された前記属性識別情報と、前記消費割合情報と、前記使用可能量情報と、を送信する送信手段と、
    を有し、
    前記印刷装置は、
    前記使用可能量管理サーバが送信した、前記属性識別情報と、前記消費割合情報と、前記使用可能量情報と、を受信する受信手段と、
    受信した前記属性識別情報に基づいて、前記属性が複数ある場合に、前記属性ごと消費量の割合である消費割合の設定を受け付ける画面を表示する表示制御手段と、
    前記消費量が前記使用可能量情報で示される前記使用可能量より大きいかを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって、前記消費量が前記使用可能量より大きいと判断されなかった場合は、前記印刷を開始する印刷手段と、
    を有する
    ことを特徴とする使用可能量管理システム
  2. 前記印刷装置は、更に、
    前記消費割合の設定を受け付ける受付手段を有することを特徴とする請求項1に記載の使用可能量管理システム
  3. 前記消費割合の設定は、前記消費割合の変更であることを特徴とする請求項1に記載の使用可能量管理システム
  4. 前記消費割合の設定は、前記消費割合の選択であることを特徴とする請求項1に記載の使用可能量管理システム
  5. 前記印刷装置は、更に、
    設定された前記消費割合に基づいて前記属性ごとにおける消費量を計算する計算手段を有することを特徴とする請求項1に記載の使用可能量管理システム
  6. 印刷データに基づいて印刷を行う印刷装置と、前記印刷を行うことにより消費される使用可能量を利用者が所属する属性ごとに管理する使用可能量管理サーバと、を有する使用可能量管理システムが実行する使用可能量管理方法であって、
    前記使用可能量管理サーバは、
    前記利用者を識別するための利用者識別情報と前記属性を識別するための属性識別情報、前記利用者識別情報と前記属性ごとの消費量の割合を示す消費割合情報、前記属性識別情報と前記属性ごとの使用可能量を示す使用可能量情報、をそれぞれ関連付けて記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    前記印刷装置が送信した前記利用者識別情報を受信する受信ステップと、
    前記利用者識別情報の受信に基づいて、前記記憶手段から、前記属性識別情報と、前記消費割合情報と、前記使用可能量情報と、を読み出す記憶・読出ステップと、
    前記印刷装置に対して、読み出された前記属性識別情報と、前記消費割合情報と、前記使用可能量情報と、を送信する送信ステップと、
    を含む処理を実行し、
    前記印刷装置は、
    前記使用可能量管理サーバが送信した、前記属性識別情報と、前記消費割合情報と、前記使用可能量情報と、を受信する受信ステップと、
    受信した前記属性識別情報に基づいて、前記属性が複数ある場合に、前記属性ごと消費量の割合である消費割合の設定を受け付ける画面を表示する表示制御ステップと、
    前記消費量が前記使用可能量情報で示される前記使用可能量より大きいかを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップによって、前記消費量が前記使用可能量より大きいと判断されなかった場合は、前記印刷を開始する印刷ステップと、
    含む処理を実行することを特徴とする使用可能量管理方法。
JP2018031963A 2018-02-26 2018-02-26 使用可能量管理システム及び使用可能量管理方法 Active JP7040115B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018031963A JP7040115B2 (ja) 2018-02-26 2018-02-26 使用可能量管理システム及び使用可能量管理方法
US16/240,874 US10579314B2 (en) 2018-02-26 2019-01-07 Printing apparatus, usable amount managing system, usable amount managing method, and non-transitory recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018031963A JP7040115B2 (ja) 2018-02-26 2018-02-26 使用可能量管理システム及び使用可能量管理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019147259A JP2019147259A (ja) 2019-09-05
JP7040115B2 true JP7040115B2 (ja) 2022-03-23

Family

ID=67684548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018031963A Active JP7040115B2 (ja) 2018-02-26 2018-02-26 使用可能量管理システム及び使用可能量管理方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10579314B2 (ja)
JP (1) JP7040115B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008117080A (ja) 2006-11-01 2008-05-22 Canon Inc 情報処理装置およびその方法
US20100332653A1 (en) 2009-06-29 2010-12-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and image forming method
JP2011059253A (ja) 2009-09-08 2011-03-24 Sharp Corp 画像形成装置
JP2012131125A (ja) 2010-12-22 2012-07-12 Oki Data Corp 画像形成装置及び画像形成システム
JP2012231332A (ja) 2011-04-26 2012-11-22 Sharp Corp 複合機、認証装置、複合機システム、およびプログラム
JP2019016854A (ja) 2017-07-04 2019-01-31 株式会社リコー 利用上限管理装置、利用上限管理システムおよび利用上限管理プログラム

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3665828B2 (ja) 1997-07-09 2005-06-29 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置管理システム
JP2004343416A (ja) 2003-05-15 2004-12-02 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP5561267B2 (ja) 2011-12-06 2014-07-30 コニカミノルタ株式会社 画像処理システム、サーバー、画像形成装置、管理方法、および制御プログラム
JP6157275B2 (ja) * 2013-08-21 2017-07-05 キヤノン株式会社 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム
US9788153B1 (en) * 2014-03-28 2017-10-10 Symantec Corporation Techniques for mobile geofencing
JP5884878B2 (ja) 2014-09-22 2016-03-15 株式会社リコー 装置、機能利用制御システム、機能利用制御方法、プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体
US9747060B2 (en) * 2014-12-01 2017-08-29 Ricoh Company, Ltd. Information processing apparatus, information processing method, and computer program product
JP6772893B2 (ja) 2017-02-28 2020-10-21 株式会社リコー 認証管理システム、管理装置、認証装置、認証管理方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008117080A (ja) 2006-11-01 2008-05-22 Canon Inc 情報処理装置およびその方法
US20100332653A1 (en) 2009-06-29 2010-12-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and image forming method
JP2011059253A (ja) 2009-09-08 2011-03-24 Sharp Corp 画像形成装置
JP2012131125A (ja) 2010-12-22 2012-07-12 Oki Data Corp 画像形成装置及び画像形成システム
JP2012231332A (ja) 2011-04-26 2012-11-22 Sharp Corp 複合機、認証装置、複合機システム、およびプログラム
JP2019016854A (ja) 2017-07-04 2019-01-31 株式会社リコー 利用上限管理装置、利用上限管理システムおよび利用上限管理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019147259A (ja) 2019-09-05
US10579314B2 (en) 2020-03-03
US20190265925A1 (en) 2019-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9377981B2 (en) Image forming system that sends schedule information of image forming apparatus over network
JP2007267362A (ja) 印刷装置、印刷方法、及び印刷用プログラム
CN106055283A (zh) 图像输出系统、图像处理装置、图像输出装置及其方法
US11645024B2 (en) Resuming print job by using accounting information
JP2015150707A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP2020073324A (ja) 印刷装置、印刷方法、及び印刷用プログラム
US20120274975A1 (en) Printing system, print data generator, processor, printing method and non-transitory recording medium
JP7040115B2 (ja) 使用可能量管理システム及び使用可能量管理方法
US20220075579A1 (en) Server, information processing system, and information processing method
CN105991879A (zh) 印刷系统、图像形成装置及印刷文件的印刷方法
US8826151B2 (en) Information processing apparatus and computer-readable medium for virtualizing an image processing apparatus
US11474760B2 (en) Information processing system, server, and information processing method which prints using guest account information
US9348547B2 (en) Document distribution server and document distribution method
US9335959B2 (en) Image forming apparatus operable to form data based on driver type, method of controlling image forming apparatus, and storage medium
US11838479B2 (en) Printing system counting number of prints generated, server system, and control method of server system
US20230297543A1 (en) Data management device, data management system, and recording medium
JP7139991B2 (ja) 情報処理システム、方法、および情報処理装置
JP2012226543A (ja) 画像形成装置、印刷方法、印刷プログラム及び記憶媒体
JP2024011925A (ja) 画像形成装置、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
JP7119409B2 (ja) 情報処理装置、配信システム、プログラム、配信方法
JP2016071799A (ja) 印刷条件設定装置、印刷条件設定プログラム、印刷条件設定方法
JP2021190043A (ja) 制御プログラム、および情報処理装置
JP2022146790A (ja) 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP2022059332A (ja) 機器管理システム、機器管理装置、機器管理方法、及びプログラム
JP2023022449A (ja) 画像形成装置、画像形成プログラム、情報処理装置、及び情報処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201023

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210824

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220221

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7040115

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151