JP7040115B2 - 使用可能量管理システム及び使用可能量管理方法 - Google Patents
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Description
以下、図1乃至図11を用いて、本発明の第一の実施形態に係る使用可能量管理システムを詳細に説明する。
まず、使用可能量管理システムの構成の概略について説明する。図1は、本実施形態に係る使用可能量管理システムの概略図である。
続いて、図2乃至図3を用いて、使用可能量管理システムを構築する装置又は端末のハードウェア構成を説明する。
図2は、サーバ、PCのハードウェア構成図である。なお、管理者端末2、個人端末3、認証管理サーバ6、使用可能量管理サーバ8、及び印刷サーバ9は、基本的に同様のハードウェア構成であるため、ここでは、管理者端末2のハードウェア構成について説明する。また、以降の説明では、個人端末3、認証管理サーバ6、使用可能量管理サーバ8、及び印刷サーバ9のハードウェア構成について説明する場合には、図2に示されている各構成を用いて説明する。
図3は、画像形成装置のハードウェア構成図である。図3に示されているように、画像形成装置4は、コントローラ410、近距離通信回路420、エンジン制御部430、操作パネル440、ネットワークI/F450を備えている。
続いて、図4を用いて、本実施形態の機能構成について説明する。図4は、使用可能量管理システムの機能ブロック図である。なお、図4では、図1に示されている各端末、装置、サーバのうち、後述の処理または動作に関連しているものが示されている。
図4に示されているように、管理者端末2は、送受信部21、受付部22、表示制御部24、及び記憶・読出処理部29を有している。これら各部は、図2に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された端末用プログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、管理者端末2は、図2に示されているHD204により構築される記憶部2000を有している。
次に、管理者端末2の各構成要素について説明する。図4に示されている管理者端末2の送受信部21は、図2に示されているCPU201からの命令、及び図2に示されているネットワークI/F209によって実現され、通信ネットワーク100を介して他の端末、装置、又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
図4に示されているように、個人端末3は、送受信部31、受付部32、表示制御部34、作成部36、及び記憶・読出処理部39を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された端末用プログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、個人端末3は、図4に示されているHD204により構築される記憶部3000を有している。
次に、個人端末3の各構成要素について説明する。図4に示されている個人端末3の送受信部31は、図2に示されているCPU201からの命令、及び図2に示されているネットワークI/F209によって実現され、通信ネットワーク100を介して他の端末、装置、又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
図4に示されているように、画像形成装置4は、送受信部41、受付部42、印刷部43、表示制御部44、判断部45、作成部46、取得部47、取得・提供部48、記憶・読出処理部49、計算部50、及び画像読取部51を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、RAM402b上に展開された印刷用プログラムに従ったCPU401からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、画像形成装置4は、図3に示されているHD409により構築される記憶部4000を有している。
図5(f)は、仮使用可能量管理テーブルを示す概念図である。記憶部4000には、図5(f)に示されているような仮使用可能量管理テーブルによって構成されている仮使用可能量管理DB4001が構築されている。この仮使用可能量管理テーブルでは、画像形成装置4を使用するユーザが所属するグループを識別するための各グループIDに対して、各グループの仮の使用可能量を示す仮使用可能量が関連付けられて管理される。なお、グループIDは、利用者が所属する属性を識別するための属性識別情報の一例である。また、仮使用可能量は、画像形成装置4が独自に計算した仮の使用可能量であり、使用可能量管理サーバ8で最終的に計算する使用可能量と区別される。
次に、画像形成装置4の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、画像形成装置4の各機能構成を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、画像形成装置4の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
取得・提供部48は、図3に示されているCPU401からの命令、及び近距離通信回路420及びアンテナ420aによって実行され、ICカード、スマートフォン等との間で、近距離通信により、データの取得及び提供を行なう。
図4に示されているように、認証管理サーバ6は、送受信部61、認証部62、及び記憶・読出処理部69を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された端末用プログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、認証管理サーバ6は、図4に示されているHD204により構築される記憶部6000を有している。
図5(a)は、利用者管理テーブルを示す概念図である。記憶部6000には、図5(a)に示されているような利用者管理テーブルによって構成されている利用者管理DB6001が構築されている。この利用者管理テーブルでは、画像形成装置4を利用する利用者を識別するための利用者ID(Identification)が管理される。なお、利用者IDは、利用者識別情報の一例である。利用者識別情報には、例えば、社員番号、運転免許証番号、日本の社会保障・税番号制度におけるマイナンバー等が含まれる。
次に、認証管理サーバ6の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、認証管理サーバ6の各機能構成を説明するにあたって、図4に示されている各構成要素のうち、認証管理サーバ6の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
図4に示されているように、使用可能量管理サーバ8は、送受信部81、判断部82、計算部83、取得部84、及び記憶・読出処理部89を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された端末用プログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、使用可能量管理サーバ8は、図4に示されているHD204により構築される記憶部8000を有している。
図5(b)は、グループ管理テーブルを示す概念図である。記憶部8000には、図5(b)に示されているようなグループ管理テーブルによって構成されているグループ管理DB8001が構築されている。このグループ管理テーブルでは、画像形成装置4を使用する利用者を識別するための各利用者IDに対して、各利用者が所属するグループを識別するためのグループIDが関連付けられて管理される。
図5(c)は、消費割合管理テーブルを示す概念図である。記憶部8000には、図5(c)に示されているような消費割合管理テーブルによって構成されている消費割合管理DB8002が構築されている。この消費割合管理テーブルでは、画像形成装置4を使用する利用者を識別するための各利用者IDに対して、各利用者が画像形成することにより生じる消費量に占めるグループごとにおける消費量の割合である消費割合が関連付けられて管理される。消費割合の例としては、消費量を1とした場合において、消費量1に占めるグループごとにおける消費割合を示す数値(例えば、グループ1は0.6、グループ2は0.4)等があり、これらは百分率で表される数値等であってもよい。なお、消費割合は、消費割合情報の一例である。
図5(d)は、使用可能量管理テーブルを示す概念図である。記憶部8000には、図5(d)に示されているような使用可能量管理テーブルによって構成されている使用可能量管理DB8003が構築されている。この使用可能量管理テーブルでは、利用者が所属するグループを識別するための各グループIDに対して、グループごとにおける使用可能量が関連付けられて管理される。例えば、使用可能量が金額である場合、グループ1には150円、グループ2には200円といったように各グループに金額が割り当てられる。なお、使用可能量は、使用可能量情報の一例である。
図5(e)は、消費量管理テーブルを示す概念図である。記憶部8000には、図5(e)に示されているような消費量管理テーブルによって構成されている消費量管理DB8004が構築されている。この消費量管理テーブルでは、画像形成装置4を使用する利用者を識別するための各利用者IDに対して、消費量パラメータが関連付けられて管理される。なお、消費量パラメータは、各印刷パラメータに対して消費量が関連付けられているパラメータである。消費量パラメータの例としては、印刷パラメータにより定まる印刷種別ごとに、対応するコストを関連付けたパラメータ(例えば、モノクロ片面印刷は2円、モノクロ両面印刷は3円、カラー片面印刷は6円、カラー両面印刷は9円)等がある。なお、消費量パラメータは、消費量パラメータ情報の一例である。なお、本実施形態における消費量管理テーブルは、利用者IDに対して、消費量パラメータが関連付けられて管理されるが、利用者IDに変えて、グループID、又は画像形成装置を識別するための画像形成装置IDに対して、消費量パラメータが関連付けられて管理されてもよい。また、利用者、グループ、画像形成装置などによらず、消費量パラメータが一律に定められていてもよい。
次に、使用可能量管理サーバ8の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、使用可能量管理サーバ8の各機能構成を説明するにあたって、図4に示されている各構成要素のうち、使用可能量管理サーバ8の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
印刷サーバ9は、送受信部91、及び記憶・読出処理部99を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された印刷管理用プログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、印刷サーバ9は、図2に示されているHD204により構築される記憶部9000を有している。この記憶部9000には、画像形成装置4等から送られて来た画像に係るデータ(ここでは、印刷データ)が記憶される。
次に、印刷サーバ9の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、印刷サーバ9の各機能構成を説明するにあたって、図4に示されている各構成要素のうち、印刷サーバ9の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
以降、実施形態の処理または動作について説明する。ここでは、グループ1とグループ2の両方に所属するユーザCには、グループ1のみの業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合と、グループ1とグループ2の両方に跨る業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合があるとする。すなわち、どちらの印刷内容のプリントを行うかに応じてグループ1とグループ2に対するユーザCの寄与率が変動する場合であるとする。また、グループ1のみの業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合、ユーザCは、グループ1の消費割合が100%であり、グループ2の消費割合が0%であるように消費割合が設定されて使用可能量の管理が行われることを希望しているとする。また、グループ1とグループ2の両方に跨る業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合、ユーザCは、グループ1の消費割合が60%であり、グループ2の消費割合が40%であるように消費割合が設定されて使用可能量の管理が行われることを希望しているとする。更に、管理者が管理者端末2によって初期設定しているユーザCの消費割合は、グループ1の消費割合が100%であり、グループ2の消費割合が0%であるとする。このとき、ユーザCが、グループ1とグループ2の両方に跨る業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合であって、グループ1の消費割合が60%であり、グループ2の消費割合が40%であるように消費割合を変更することで使用可能量の管理が行われることを希望しているときについて説明する。なお、グループ1とグループ2のグループIDはそれぞれ「group1」、「group2」であり、ユーザCの利用者IDは「userC」である。なお、プリントは印刷の一例である。
まずは、図6乃至図8を用いて、ユーザCが画像形成装置4に対して行う消費割合の設定について説明する。図6は、消費割合の設定処理を示すシーケンス図である。図7は、消費割合の設定を行うための各種情報を読み出す処理を示すフローチャートである。図8は、画像形成装置のディスプレイに表示される画面例である。
続いて、図9乃至図11を用いて、ステップS32で受け付けた設定後の消費割合に基づいて使用可能量管理を行う処理について説明する。図9はプリント及び使用可能量管理を行う処理を示すシーケンス図である。図10は、印刷可能かを判断する処理を示すフローチャートである。図11は、消費量の計算を行う処理を示すフローチャートである。
以上説明したように、本実施形態によれば、利用者が複数の属性に所属し、例えば印刷内容の違いなどによって、各属性に対する消費量の割合を変えたい場合であっても、その利用者自身が各属性に対する消費量の割り振りを行うことで、消費量の柔軟な割り振りを行うことができるという効果を奏する。
本実施形態では、上記の通り、頁毎印刷パラメータに複数ページにまたがる印刷パラメータ(例えば、片面印刷、両面印刷などの情報)が含まれないことに起因して、画像形成装置4によって管理される印刷後の仮使用可能量(145.2(group1の仮使用可能量),196.8(group2の仮使用可能量))と、使用可能量管理サーバ8によって管理される印刷後の使用可能量(146.4(group1の使用可能量),197.6(group2の使用可能量))と、に差が生じる。そのため、実際の使用可能量を示す使用可能量管理サーバ8によって管理される使用可能量が負の値にならないようにするために、片面印刷の印刷データにおける2ページ分の消費量は、両面印刷の印刷データにおける1ページ分の消費量より大きいことが好ましい。但し、印刷データの各ページにおいて頁毎印刷パラメータに加えて、印刷パラメータを含ませれば、画像形成装置4によって管理される印刷後の仮使用可能量と、使用可能量管理サーバ8によって管理される印刷後の使用可能量と、を一致させることもでき、本発明はこれを除外するものではない。
続いて、図12を用い、本発明の第2の実施形態について説明する。図12は、コピー及び使用可能量管理を行う処理を示すシーケンス図である。なお、本実施形態の各端末、装置、サーバは、それぞれ第1の実施形態の各端末、装置、サーバと同様のハードウェア構成、及び機能構成を有しているため、その説明を省略する。
以降、実施形態の処理または動作について説明する。ここでは、グループ1とグループ2の両方に所属するユーザCには、グループ1のみの業務に関係する印刷内容のコピーを行う場合と、グループ1とグループ2の両方に跨る業務に関係する印刷内容のコピーを行う場合があるとする。すなわち、どちらの印刷内容のコピーを行うかに応じてグループ1とグループ2に対するユーザCの寄与率が変動する場合であるとする。また、グループ1のみの業務に関係する印刷内容のコピーを行う場合、ユーザCは、グループ1の消費割合が100%であり、グループ2の消費割合が0%であるように消費割合が設定されて使用可能量の管理が行われることを希望しているとする。また、グループ1とグループ2の両方に跨る業務に関係する印刷内容のコピーを行う場合、ユーザCは、グループ1の消費割合が60%であり、グループ2の消費割合が40%であるように消費割合が設定されて使用可能量の管理が行われることを希望しているとする。更に、管理者が管理者端末2によって初期設定しているユーザCの消費割合は、グループ1の消費割合が100%であり、グループ2の消費割合が0%であるとする。このとき、ユーザCが、グループ1とグループ2の両方に跨る業務に関係する印刷内容のコピーを行う場合であって、グループ1の消費割合が60%であり、グループ2の消費割合が40%であるように消費割合を変更することで使用可能量の管理が行われることを希望しているときについて説明する。なお、グループ1とグループ2のグループIDはそれぞれ「group1」、「group2」であり、ユーザCの利用者IDは「userC」である。なお、コピーは印刷の一例である。また、消費割合の設定に関する処理は、第1の実施形態と同様の処理であるため、その説明を省略し、使用可能量管理に関する処理から説明する。
図12を用いて、第1の実施形態におけるステップS32と同様のステップにより受け付けた設定後の消費割合に基づいて使用可能量管理を行う処理について説明する。図12はコピー及び使用可能量管理を行う処理を示すシーケンス図である。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、消費量の柔軟な割り振りを行うことができるという効果を奏する。
続いて、図13乃至図17を用い、本発明の第3の実施形態について説明する。図13は、消費割合管理テーブルを示す概念図である。図14は、消費割合の設定処理を示すシーケンス図である。図15は、消費割合の設定を行うための各種情報を読み出す処理を示すフローチャートである。図16は、画像形成装置のディスプレイに表示される画面例である。図17は、消費量の計算を行う処理を示すフローチャートである。なお、本実施形態の各端末、装置、サーバは、それぞれ第1の実施形態の各端末、装置、サーバと同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。
本実施形態における管理者端末2、個人端末3、画像形成装置4、認証管理サーバ6、及び印刷サーバ9の機能構成は、第1の実施形態における機能構成と同様なので、その説明を省略する。また、本実施形態における使用可能量管理サーバ8の機能構成は、第1の実施形態における消費割合管理テーブル(図5(c)参照)によって構成されている消費割合管理DB8002以外は、第1の実施形態における機能構成と同様なので、その説明を省略し、異なる機能構成のみ説明する。
本実施形態における使用可能量管理サーバ8は、第1の実施形態における消費割合管理テーブル(図5(c)参照)によって構成されている消費割合管理DB8002の代わりに、図13に示す消費割合管理テーブルによって構成されている消費割合管理DB8005を用いる。
以降、実施形態の処理または動作について説明する。ここでは、グループ1とグループ2の両方に所属するユーザCには、グループ1のみの業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合と、グループ1とグループ2の両方に跨る業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合があるとする。すなわち、どちらの印刷内容のプリントを行うかに応じてグループ1とグループ2に対するユーザCの寄与率が変動する場合であるとする。また、グループ1のみの業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合、ユーザCは、グループ1の消費割合が100%であり、グループ2の消費割合が0%であるように消費割合が設定されて使用可能量の管理が行われることを希望しているとする。また、グループ1とグループ2の両方に跨る業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合、ユーザCは、グループ1の消費割合が60%であり、グループ2の消費割合が40%であるように消費割合が設定されて使用可能量の管理が行われることを希望しているとする。
更に、管理者が管理者端末2によって初期設定しているユーザCの消費割合は、グループ1の消費割合が100%であり、グループ2の消費割合が0%である場合、及びグループ1の消費割合が60%であり、グループ2の消費割合が40%である場合の2つであるとする。このとき、ユーザCが、グループ1とグループ2の両方に跨る業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合であって、グループ1の消費割合が60%であり、グループ2の消費割合が40%であるように消費割合を選択することで使用可能量の管理が行われることを希望しているときについて説明する。なお、グループ1とグループ2のグループIDはそれぞれ「group1」、「group2」であり、ユーザCの利用者IDは「userC」である。なお、プリントは印刷の一例である。
まずは、図14乃至図16を用いて、ユーザCが画像形成装置4に対して行う消費割合の設定について説明する。図14は、消費割合の設定処理を示すシーケンス図である。図15は、消費割合の設定を行うための各種情報を読み出す処理を示すフローチャートである。図16は、画像形成装置のディスプレイに表示される画面例である。なお、本実施形態における消費割合の設定処理は、第1の実施形態におけるステップS21~ステップS25と同様の処理を行うため、その説明を省略し、ステップS25と同様の処理の次のステップから図14に示す。
続いて図17を用いて、ステップS132で受け付けた設定後の消費割合に基づいて使用可能量管理を行う処理について説明する。図17は、消費量の計算を行う処理を示すフローチャートである。なお、本実施形態における使用可能量管理を行う処理は、第1の実施形態におけるステップS41~ステップS50、ステップS52、及びステップS49-1~ステップS49-11と同様の処理を行うため、その説明を省略する。また、以降、第1の実施形態における処理と異なる処理を行うステップS51について図17を用いて詳細に説明するが、本実施形態におけるステップS151-1~ステップS151-4は、第1の実施形態におけるS51-1~ステップS51-4と同様の処理を行うため、その説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、消費量の柔軟な割り振りを行うことができるという効果を奏する。
続いて、図18乃至図22を用い、本発明の第4の実施形態について説明する。図18は、利用者管理テーブル、グループ管理テーブル、使用可能量管理テーブル、消費量管理テーブル、及び仮使用可能量管理テーブルを示す概念図である。図19は、消費割合の設定処理を示すシーケンス図である。図20は、消費割合の設定を行うための各種情報を読み出す処理を示すフローチャートである。図21は、画像形成装置のディスプレイに表示される画面例である。図22は、消費量の計算を行う処理を示すフローチャートである。なお、本実施形態の各端末、装置、サーバは、それぞれ第1の実施形態の各端末、装置、サーバと同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。
本実施形態における管理者端末2、個人端末3、画像形成装置4、認証管理サーバ6、及び印刷サーバ9の機能構成は、第1の実施形態における機能構成と同様なので、その説明を省略する。また、本実施形態における使用可能量管理サーバ8の機能構成は、図5に示す通り、第1の実施形態における消費割合管理テーブル(図5(c)参照)によって構成されている消費割合管理DB8002を有さない以外は、第1の実施形態における機能構成と同様なので、その説明を省略する。
以降、実施形態の処理または動作について説明する。ここでは、グループ1とグループ2の両方に所属するユーザCには、グループ1のみの業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合と、グループ1とグループ2の両方に跨る業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合があるとする。すなわち、どちらの印刷内容のプリントを行うかに応じてグループ1とグループ2に対するユーザCの寄与率が変動する場合であるとする。また、グループ1のみの業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合、ユーザCは、グループ1の消費割合が100%であり、グループ2の消費割合が0%であるように消費割合が設定されて使用可能量の管理が行われることを希望しているとする。また、グループ1とグループ2の両方に跨る業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合、ユーザCは、グループ1の消費割合が60%であり、グループ2の消費割合が40%であるように消費割合が設定されて使用可能量の管理が行われることを希望しているとする。このとき、ユーザCが、グループ1とグループ2の両方に跨る業務に関係する印刷内容のプリントを行う場合であって、グループ1の消費割合が60%であり、グループ2の消費割合が40%であるように消費割合を変更することで使用可能量の管理が行われることを希望しているときについて説明する。なお、グループ1とグループ2のグループIDはそれぞれ「group1」、「group2」であり、ユーザCの利用者IDは「userC」である。なお、プリントは印刷の一例である。
まずは、図19乃至図21を用いて、ユーザCが画像形成装置4に対して行う消費割合の設定について説明する。図19は、消費割合の設定処理を示すシーケンス図である。図20は、消費割合の設定を行うための各種情報を読み出す処理を示すフローチャートである。図21は、画像形成装置のディスプレイに表示される画面例である。なお、本実施形態における消費割合の設定処理は、第1の実施形態におけるステップS21~ステップS25と同様の処理を行うため、その説明を省略し、ステップS25と同様の処理の次のステップから図19に示す。
続いて図22を用いて、ステップS232で受け付けた設定後の消費割合に基づいて使用可能量管理を行う処理について説明する。図22は、消費量の計算を行う処理を示すフローチャートである。なお、本実施形態における使用可能量管理を行う処理は、第1の実施形態におけるステップS41~ステップS50、ステップS52、及びステップS49-1~ステップS49-11と同様の処理を行うため、その説明を省略する。また、以降、第1の実施形態における処理と異なる処理を行うステップS51について図22を用いて詳細に説明するが、本実施形態におけるステップS251-1~ステップS251-4は、第1の実施形態におけるS51-1~ステップS51-4と同様の処理を行うため、その説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、消費量の柔軟な割り振りを行うことができるという効果を奏する。
図2に示されているCPU201等の各構成要素は、単一であってもよく複数であってもよい。図3に示されている画像形成装置4についても同様に、各構成要素は、単一であってもよく複数であってもよい。
3 個人端末
4 画像形成装置
6 認証管理サーバ
8 使用可能量管理サーバ
9 印刷サーバ
21 送受信部
22 受付部
24 表示制御部
29 記憶・読出処理部
31 送受信部
32 受付部
34 表示制御部
36 作成部
39 記憶・読出処理部
41 送受信部(送信手段の一例、受信手段の一例)
42 受付部(受付手段の一例)
43 印刷部(印刷手段の一例)
44 表示制御部(表示制御手段の一例)
45 判断部(判断手段の一例)
46 作成部
47 取得部
48 取得・提供部
49 記憶・読出処理部
50 計算部
51 画像読取部
61 送受信部
62 認証部
69 記憶・読出処理部
81 送受信部(送信手段の一例、受信手段の一例)
82 判断部
83 計算部
84 取得部
89 記憶・読出処理部
91 送受信部
99 記憶・読出処理部
4001 仮使用可能量管理DB
6001 利用者管理DB
8001 グループ管理DB
8002 消費割合管理DB
8003 使用可能量管理DB
8004 消費量管理DB
8005 消費割合管理DB
100 通信ネットワーク
Claims (6)
- 印刷データに基づいて印刷を行う印刷装置と、前記印刷を行うことにより消費される使用可能量を利用者が所属する属性ごとに管理する使用可能量管理サーバと、を有する使用可能量管理システムであって、
前記使用可能量管理サーバは、
前記利用者を識別するための利用者識別情報と前記属性を識別するための属性識別情報、前記利用者識別情報と前記属性ごとの消費量の割合を示す消費割合情報、前記属性識別情報と前記属性ごとの使用可能量を示す使用可能量情報、をそれぞれ関連付けて記憶する記憶手段と、
前記印刷装置が送信した前記利用者識別情報を受信する受信手段と、
前記利用者識別情報の受信に基づいて、前記記憶手段から、前記属性識別情報と、前記消費割合情報と、前記使用可能量情報と、を読み出す記憶・読出手段と、
前記印刷装置に対して、読み出された前記属性識別情報と、前記消費割合情報と、前記使用可能量情報と、を送信する送信手段と、
を有し、
前記印刷装置は、
前記使用可能量管理サーバが送信した、前記属性識別情報と、前記消費割合情報と、前記使用可能量情報と、を受信する受信手段と、
受信した前記属性識別情報に基づいて、前記属性が複数ある場合に、前記属性ごとの消費量の割合である消費割合の設定を受け付ける画面を表示する表示制御手段と、
前記消費量が前記使用可能量情報で示される前記使用可能量より大きいかを判断する判断手段と、
前記判断手段によって、前記消費量が前記使用可能量より大きいと判断されなかった場合は、前記印刷を開始する印刷手段と、
を有する、
ことを特徴とする使用可能量管理システム。 - 前記印刷装置は、更に、
前記消費割合の設定を受け付ける受付手段を有することを特徴とする請求項1に記載の使用可能量管理システム。 - 前記消費割合の設定は、前記消費割合の変更であることを特徴とする請求項1に記載の使用可能量管理システム。
- 前記消費割合の設定は、前記消費割合の選択であることを特徴とする請求項1に記載の使用可能量管理システム。
- 前記印刷装置は、更に、
設定された前記消費割合に基づいて前記属性ごとにおける消費量を計算する計算手段を有することを特徴とする請求項1に記載の使用可能量管理システム。 - 印刷データに基づいて印刷を行う印刷装置と、前記印刷を行うことにより消費される使用可能量を利用者が所属する属性ごとに管理する使用可能量管理サーバと、を有する使用可能量管理システムが実行する使用可能量管理方法であって、
前記使用可能量管理サーバは、
前記利用者を識別するための利用者識別情報と前記属性を識別するための属性識別情報、前記利用者識別情報と前記属性ごとの消費量の割合を示す消費割合情報、前記属性識別情報と前記属性ごとの使用可能量を示す使用可能量情報、をそれぞれ関連付けて記憶手段に記憶する記憶ステップと、
前記印刷装置が送信した前記利用者識別情報を受信する受信ステップと、
前記利用者識別情報の受信に基づいて、前記記憶手段から、前記属性識別情報と、前記消費割合情報と、前記使用可能量情報と、を読み出す記憶・読出ステップと、
前記印刷装置に対して、読み出された前記属性識別情報と、前記消費割合情報と、前記使用可能量情報と、を送信する送信ステップと、
を含む処理を実行し、
前記印刷装置は、
前記使用可能量管理サーバが送信した、前記属性識別情報と、前記消費割合情報と、前記使用可能量情報と、を受信する受信ステップと、
受信した前記属性識別情報に基づいて、前記属性が複数ある場合に、前記属性ごとの消費量の割合である消費割合の設定を受け付ける画面を表示する表示制御ステップと、
前記消費量が前記使用可能量情報で示される前記使用可能量より大きいかを判断する判断ステップと、
前記判断ステップによって、前記消費量が前記使用可能量より大きいと判断されなかった場合は、前記印刷を開始する印刷ステップと、
を含む処理を実行することを特徴とする使用可能量管理方法。
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