JP7039823B2 - 炭素繊維強化プラスチック積層体およびその製造方法 - Google Patents
炭素繊維強化プラスチック積層体およびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7039823B2 JP7039823B2 JP2016201369A JP2016201369A JP7039823B2 JP 7039823 B2 JP7039823 B2 JP 7039823B2 JP 2016201369 A JP2016201369 A JP 2016201369A JP 2016201369 A JP2016201369 A JP 2016201369A JP 7039823 B2 JP7039823 B2 JP 7039823B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- fiber
- reinforced plastic
- resin
- plastic laminate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
A層:強化繊維と熱可塑性樹脂とを含む繊維強化プラスチックあって、前記強化繊維の平均繊維長が10mm以上である。
B層:熱可塑性樹脂、もしくはフィラー含有物と熱可塑性樹脂とを含む強化プラスチックである。
軟化点:層を構成する熱可塑性樹脂が結晶性樹脂の場合は、当該熱可塑性樹脂の融点が当該層の軟化点であり、層を構成する熱可塑性樹脂が非晶性樹脂の場合は、当該熱可塑性樹脂のガラス転移点が当該層の軟化点である。
[3] A層における強化繊維の繊維体積含有率が10~60体積%である、上記[1]または[2]に記載の繊維強化プラスチック積層体。
[4] A層中の強化繊維の平均繊維長が10~50mmであり、繊維がランダム配向をしている、上記[1]~[3]のいずれかに記載の繊維強化プラスチック積層体。
[5] A層が、一方向連続繊維プリプレグ複数枚の積層体である、上記[1]~[3]のいずれかに記載の繊維強化プラスチック積層体。
[7] 少なくとも3層構造を有する積層体であって、両表面層にA層を有し、両表面層の間に下記B層を有する、上記[1]~[6]のいずれかに記載の繊維強化プラスチック積層体。
[8] A層とB層を、プレス成形で一体化する、上記[1]~[7]のいずれかに記載の繊維強化プラスチック積層体の製造方法。
[9] A層とB層を、射出成形で一体化する、上記[1]~〔7〕のいずれかに記載の繊維強化プラスチック積層体の製造方法。
<A層>
強化繊維と熱可塑性樹脂とを含む繊維強化プラスチックあって、前記強化繊維の平均繊維長が10mm以上である。
<B層>
熱可塑性樹脂、もしくはフィラー含有物と熱可塑性樹脂とを含む強化プラスチックである。
A層に用いられる強化繊維としては、特に限定されず、例えば、無機繊維、有機繊維、金属繊維、又はこれらを組み合わせたハイブリッド構成の強化繊維が使用できる。無機繊維としては、炭素繊維、黒鉛繊維、炭化珪素繊維、アルミナ繊維、タングステンカーバイド繊維、ボロン繊維、ガラス繊維等が挙げられる。有機繊維としては、アラミド繊維、高密度ポリエチレン繊維、その他一般のナイロン繊維、ポリエステル繊維等が挙げられる。金属繊維としては、ステンレス、鉄等の繊維が挙げられ、また金属を被覆した炭素繊維でもよい。これらの中では、最終成形物である構造材の強度等の機械物性を考慮すると、炭素繊維が好ましい。
強化繊維の平均繊維直径は、1~50μmが好ましく、5~20μmがより好ましい。
本発明の繊維強化プラスチック中の強化繊維の繊維体積含有率(Vf)は、10~60体積%が好ましく、15~55体積%がより好ましく、20~50体積%がさらに好ましい。強化繊維のVfが上限値以下であれば、靭性低下による界面強度の低下が生じにくく、また賦型時の流動性も低下しにくい。強化繊維のVfが下限値以上であれば、繊維強化プラスチックとして必要とされる機械物性が得られやすい。
A層に用いられるマトリックス樹脂は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。マトリックス樹脂としては、熱可塑性樹脂が好ましい。熱可塑性樹脂は一般的に熱硬化性樹脂よりも靱性値が高いため、マトリックス樹脂として熱可塑性樹脂を用いることで、強度、特に耐衝撃性に優れた構造材が得られやすくなる。また、熱可塑性樹脂は化学反応を伴うことなく冷却固化により形状が定まる。そのため、熱可塑性樹脂を用いる場合は短時間成形が可能となり、繊維強化プラスチックや構造材の生産性に優れる。
A層の具体例としては、A層中の強化繊維の平均繊維長が10~50mmであり、繊維がランダム配向をしているランダム材や、一方向連続繊維プリプレグ複数枚の積層体等が挙げられる。
B層に用いられる熱可塑性樹脂としては、A層より耐熱性に優れることが好ましい。結晶性樹脂の場合は、塗装時の焼付温度に耐えるためには軟化点は230℃以上が好ましく、かつ優れた成形加工性を維持するために軟化点は300℃以下が好ましい。さらにはこの軟化点は230℃以上280℃以下が好ましい。このような軟化点を持つ熱可塑性樹脂としては、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂及びポリフェニレンサルファイド樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種を含むことが好ましい。
B層はフィラーを含有していなくてもよいが、強度や耐熱性の観点から、フィラーを含有してもよい。
B層に含有されるフィラーとしては、ガラス繊維や炭素繊維等を挙げることができる。製造が容易であるとの観点から、B層に含有されるフィラーは、平均繊維長が10mm以下の繊維状であることが好ましく、平均繊維長が0.01~5.0mmの繊維状であることがより好ましい。
本発明のB層には、目的の構造材の要求特性に応じて、難燃剤、耐候性改良剤、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、可塑剤、滑剤、着色剤、相溶化剤、非繊維状フィラー、導電性フィラー、離型剤、界面活性剤等の添加剤が配合されていてもよい。なおこれらは、A層に配合されていてもよい。
本発明の一方向配向繊維強化プラスチックの製造方法としては、下記工程(i)~(iii)を有する方法が好ましい。
工程(i):一方向に引き揃えた強化繊維を開繊し、均一目付のシート状の強化繊維束を形成する工程。
工程(ii):フィルム状のマトリックス樹脂でこのシート状の強化繊維束を両側から挟み込み、加熱加圧ロールを通して、マトリックス樹脂を含浸する工程。
工程(iii):前記マトリックス樹脂を含浸した繊維強化束を冷却固化することにより、一方向配向繊維強化プラスチックを得る工程。
本発明のランダム配向繊維強化プラスチックの製造方法としては、下記工程(iv)~(vi)を有する方法が好ましい。
工程(iv):前記工程(i)~(iii)で得られた一方向配向繊維強化プラスチックの繊維軸に交差するように切込みが形成されたプリプレグ基材を含む材料を得る工程。
工程(v):前記材料の走行方向に対する直交方向に略均一に加圧する加圧装置を用い、前記強化繊維の繊維軸の方向が前記走行方向と交差するようにして、前記材料を一方向に走行させつつ、前記マトリックス樹脂の融点以上、又は融点を有しないときはガラス転移温度以上の温度Tに加熱した状態で加圧する工程。
工程(vi):前記加圧装置で加圧された前記材料を冷却してランダム配向繊維強化プラスチックを得る工程。
上記により得られた繊維強化プラスチック(A層)と耐熱樹脂(B層)を積層することにより繊維強化プラスチック積層体を得るが、その製造方法としては下記のいずれかの方法で行うことが好ましい。いずれの場合もA層の前記繊維強化プラスチックは1枚で利用しても良いし、適当な厚みになるように積層して用いても良い。
(1)耐熱樹脂(B層)をあらかじめシート状に加工しておき、前記繊維強化プラスチック(A層)と積層したものを加熱プレスにより積層する方法。
(2)前記繊維強化プラスチック(A層)を金型内に仕込み、射出成形により残りの空間に耐熱樹脂(B層)を充填させることにより積層体得る方法。
繊維強化プラスチック積層体を評価する方法としては、以下の方法が挙げられる。
結晶性樹脂の場合、軟化点とは融点と同義であり、JISK7121に記載の融解ピーク温度(Tpm)とする。また非晶性樹脂の場合には、軟化点とはガラス転移温度と同義であり、JISK7121に記載の中間点ガラス転移温度(Tmg)とする。
JISK7191-2に記載の方法のうち、フラットワイズでの試験とする。試験片サイズは、長さ80mm、幅10mm、厚さ4mmとし、荷重はB法である0.45MPa、規定たわみ量0.34mmに到達する温度を、荷重たわみ温度と定義する。
前記荷重たわみ温度が200℃以上であるものを耐熱性がある繊維強化プラスチック積層体と判断する。
[実施例1]
(A層)
一方向に炭素繊維(三菱レイヨン社製、製品名:パイロフィル(登録商標)TR-50S15L)を平面状に引き揃えて目付が72.0g/m2となる強化繊維シートとし、強化繊維シートの両面を、ポリアミド6樹脂(宇部興産社製、製品名:1013B)からなる目付が45.6g/m2のフィルムで挟み、280℃に加熱したカレンダロールを通して、熱可塑性樹脂を繊維シートに含浸し、繊維体積含有率(Vf)が33%、厚さが、0.12mmの一方向繊維強化プラスチックを得た。得られた一方向繊維強化プラスチックを300mm角に切り出し、8層を疑似等方([0/45/90/-45]s)に重ねた。
次いでポリアミド66樹脂(デュポン社製、製品名:ザイデル101F)のペレット250gを300mm角で深さ5.0mmの印籠型内に配置して加熱し圧縮成形機(神藤金属工業所製、製品名:SFA-50HH0)を用いて、高温側プレスにて280℃、油圧指示0MPaの条件で7分間保持し、次いで同一温度にて油圧指示2MPa(プレス圧0.55MPa)の条件で7分間保持後、型を冷却プレスに移動させ、80℃,油圧指示5MPa(プレス圧1.38MPa)にて3分間保持することで約2mm厚みのシート状成形品を得た。
A層の軟化温度は220℃、B層の軟化温度は263℃、またA層とB層を積層した繊維強化プラスチック積層体の荷重たわみ温度は200℃と十分に高いものであった。
(A層)
実施例1に記載の方法で得られた一方向繊維強化プラスチックを、300mm(繊維軸に対して0゜方向)×900mm(繊維軸に対して90゜方向)の矩形に切り出し、その後カッティングプロッター(レザック製L-2500カッティングプロッター)を用いて、切込みと強化繊維の繊維軸となす角度φの絶対値が45゜、強化繊維の繊維長Lが25mmになるように、一方向繊維強化プラスチックに強化繊維を切断する深さの切込みを入れ、切込入り一方向繊維強化プラスチックを得た。該切込入りプリプレグ基材を強化繊維の繊維軸が同一方向となるように4枚積層してプリプレグ積層体を得た。該プリプレグ積層体を、上下のベルトが1.0m/分で駆動する図2で例示したダブルベルト式加熱加圧機に、プレスロールの軸線方向に対してプリプレグ積層体における強化繊維の繊維軸の方向がなす角度θが0°となるように、投入した。該ダブルベルト式加熱加圧機では、ロール温度310℃、ロール直下のベルト間クリアランス300μmの条件の2段式のプレスロールにより、プリプレグ積層体を加熱して熱可塑性樹脂を溶融させた状態で加圧した。その後、ロール温度30℃、ロール直下のベルト間クリアランス300μmの条件の1段式の温水ロールを備えた1.5mの冷却区間を通過させ、熱可塑性樹脂を固化させて繊維強化プラスチックを得た。
実施例と同様の方法にて2mm厚みのシート状成形品を得た。
このようにして得たA層とB層を、実施例1と同一の方法で積層、加熱プレスして、厚み4mmの繊維強化プラスチック積層体を得た。
A層の軟化温度は220℃、B層の軟化温度は263℃、A層とB層を積層した繊維強化プラスチック積層体の荷重たわみ温度は200℃と十分に高いものであった。
実施例1と同一の方法でA層を得た後、実施例1と同一方法でポリアミド6樹脂(宇部興産社製,製品名:1013B)を用いて2mm厚みのシートを作成した。次いで実施例1と同一の方法で積層、加熱プレスを行い4mm厚みの繊維強化プラスチック積層体を得た。
その結果、A層の軟化温度は220℃、B層の軟化温度は220℃、A層とB層を積層した繊維強化プラスチック積層体の荷重たわみ温度は155℃と不十分であった。
A層のフィルムにポリカーボネート樹脂(三菱エンジニアリング社製,製品名:ユーピロンH-4000)とポリブチレンテレフタレート樹脂(三菱エンジニアリング社製,製品名:ノバデュラン5010R5)を80:20のブレンド比で混ぜた樹脂を用いた以外は実施例1と全く同一の方法で、A層とB層を得、ついでそれらを積層して加熱プレスを行い、4mm厚みの繊維強化プラスチック積層体を得た。
その結果、A層の軟化温度は222℃、B層の軟化温度は263℃、A層とB層を積層した繊維強化プラスチック積層体の荷重たわみ温度は200℃と十分高いものであった。
A層のフィルムにポリカーボネート樹脂(三菱エンジニアリング社製,製品名:ユーピロンH-4000)とポリブチレンテレフタレート樹脂(三菱エンジニアリング社製,製品名:ノバデュラン5010R5)を80:20のブレンド比で混ぜた樹脂を用いた以外は実施例2と全く同一の方法で、A層とB層を得、ついでそれらを積層して加熱プレスを行い、4mm厚みの繊維強化プラスチック積層体を得た。
その結果A層の軟化温度は222℃、B層の軟化温度は220℃、A層とB層を積層した繊維強化プラスチック積層体の荷重たわみ温度は155℃と不十分であった。
一方向に炭素繊維(三菱レイヨン社製、製品名:パイロフィル(登録商標)TR-50S15L)を平面状に引き揃えて目付が72.0g/m2となる強化繊維シートとし、強化繊維シートの両面を、変性ポリプロピレン樹脂(三菱化学社製、製品名:モディックP958)からなる目付が36.4g/m2のフィルムで挟み、250℃に加熱したカレンダロールを通して、熱可塑性樹脂を繊維シートに含浸し、繊維体積含有率(Vf)が33%、厚さが、0.12mmの一方向繊維強化プラスチックを得た。得られた一方向繊維強化プラスチックを300mm角に切り出し、4層を疑似等方([0/45/90/-45])に重ねた(A層)。
その結果A層の軟化温度は165℃、B層の軟化温度は263℃、A層とB層を積層した繊維強化プラスチック積層体の荷重たわみ温度は200℃と十分であった。
B層にポリアミド6を用いたいた以外は、実施例4と全く同一の方法で4mm厚みの繊維強化プラスチック積層体を得た。
その結果A層の軟化温度は165℃、B層の軟化温度は220℃、A層とB層を積層した繊維強化プラスチック積層体の荷重たわみ温度は155℃と不十分であった。
実施例1と同様の方法で一方向配向繊維強化プラスチックを得た後に、加熱プレスを行って1mm厚みの疑似等方積層の繊維強化プラスチックを得た(A層)。その後、その繊維強化プラスチックを100mm×100mmに切り出し、キャビティサイズが100mm×100mm、厚み4mmの射出成形用金型に挿入した。その後、インサートしたA層の片側に樹脂が充填するように、シリンダ温度330℃、金型温度110℃にてPPS樹脂(東レ社製、製品名:トレリナA504X90)を射出成形した。
その結果A層の軟化温度は220℃、B層の軟化温度は278℃、A層とB層を積層した繊維強化プラスチック積層体の荷重たわみ温度は250℃以上で十分に高いものであった。
B層の射出樹脂をPEEK樹脂(VICTREX社製、製品名:450G)、シリンダ温度380℃、金型温度150℃に設定した以外は、実施例5と同一の方法で繊維強化プラスチック積層体を得た。しかしながら射出成形の際にPEEK樹脂が高温のために、界面に存在するA層が分解し、評価を行うことができなかった。
(A層)
一方向に炭素繊維(三菱レイヨン社製、製品名:パイロフィル(登録商標)TR-50S15L)を平面状に引き揃えて目付が72.0g/m2となる強化繊維シートとし、強化繊維シートの両面を、ポリアミド66樹脂(デュポン社製、製品名:ザイデル101F)からなる目付が45.6g/m2のフィルムで挟み、280℃に加熱したカレンダロールを通したが、繊維束中に樹脂を十分に含浸することはできなかった。
10 プレスロール
12 ベルト
14 IRヒータ
16 温水ロール
18 巻取りロール
20 駆動ロール
22 従動ロール
24 ガイドロール
100 一方向繊維強化プラスチック
110 強化繊維
120 繊維強化プラスチック(A層)
Claims (9)
- 少なくとも2層構造を有する積層体であって、下記A層と下記B層を有し、B層の軟化点がA層より高く、かつB層の軟化点が263℃以上、278℃以下であり、A層の軟化点が222℃以下である、繊維強化プラスチック積層体。
A層:強化繊維と熱可塑性樹脂とを含む一方向連続繊維プリプレグ複数枚の積層体である繊維強化プラスチックあって、前記強化繊維の平均繊維長が10mm以上である。
B層:熱可塑性樹脂からなりフィラーを含まないプラスチックである。
軟化点:層を構成する熱可塑性樹脂が結晶性樹脂の場合は、当該熱可塑性樹脂の融点が当該層の軟化点であり、層を構成する熱可塑性樹脂が非晶性樹脂の場合は、当該熱可塑性樹脂のガラス転移点が当該層の軟化点である。 - 繊維強化プラスチック積層体の全厚みに対して、B層の厚みの割合が0.5以上、0.9以下である、請求項1に記載の繊維強化プラスチック積層体。
- A層における強化繊維が炭素繊維を含み、炭素繊維の繊維体積含有率が10~60体積%である、請求項1または2に記載の繊維強化プラスチック積層体。
- A層における繊維強化プラスチックが、切込入りである、請求項1~3のいずれか一項に記載の繊維強化プラスチック積層体。
- A層における熱可塑性樹脂が、ポリオレフィン樹脂、変性ポリプロピレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂及びポリカーボネート樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の繊維強化プラスチック積層体。
- B層における熱可塑性樹脂が、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂及びポリフェニレンサルファイド樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の繊維強化プラスチック積層体。
- 少なくとも3層構造を有する積層体であって、両表面層に前記A層を有し、両表面層の間に前記B層を有する、請求項1~6のいずれか一項に記載の繊維強化プラスチック積層体。
- A層とB層を、プレス成形で一体化する、請求項1~7のいずれか一項に記載の繊維強化プラスチック積層体の製造方法。
- A層とB層を、射出成形で一体化する、請求項1~7のいずれか一項に記載の繊維強化プラスチック積層体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016201369A JP7039823B2 (ja) | 2016-10-13 | 2016-10-13 | 炭素繊維強化プラスチック積層体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016201369A JP7039823B2 (ja) | 2016-10-13 | 2016-10-13 | 炭素繊維強化プラスチック積層体およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018062119A JP2018062119A (ja) | 2018-04-19 |
JP7039823B2 true JP7039823B2 (ja) | 2022-03-23 |
Family
ID=61966294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016201369A Active JP7039823B2 (ja) | 2016-10-13 | 2016-10-13 | 炭素繊維強化プラスチック積層体およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7039823B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7395923B2 (ja) | 2019-10-03 | 2023-12-12 | Ube株式会社 | プリプレグと接合するためのポリアミド樹脂フィルム、及び積層体 |
JP7453840B2 (ja) | 2020-04-22 | 2024-03-21 | 積水化学工業株式会社 | 多層管 |
Citations (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002105223A (ja) | 2000-09-29 | 2002-04-10 | Toho Tenax Co Ltd | ペーパーフリープリプレグ及びその製造方法 |
JP2006205436A (ja) | 2005-01-26 | 2006-08-10 | Toray Ind Inc | 繊維強化複合材料板およびそれを用いた成形品 |
JP2008221833A (ja) | 2007-02-15 | 2008-09-25 | Fukui Prefecture | 熱可塑性樹脂補強シート材及びその製造方法、並びに熱可塑性樹脂多層補強シート材 |
JP2012246442A (ja) | 2011-05-30 | 2012-12-13 | Fukui Prefecture | プリプレグシート材及びその製造方法 |
JP2013543803A (ja) | 2010-10-29 | 2013-12-09 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | 改善された熱老化および中間層結合強度を有する複合材構造 |
JP2014113715A (ja) | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 成形品とその製造方法 |
WO2014162873A1 (ja) | 2013-04-02 | 2014-10-09 | 東レ株式会社 | サンドイッチ積層体、サンドイッチ構造体とそれを用いた一体化成形品およびそれらの製造方法 |
JP2015039842A (ja) | 2013-08-22 | 2015-03-02 | 東レ株式会社 | 繊維強化樹脂シート、一体成形品およびそれらの製造方法 |
WO2015083707A1 (ja) | 2013-12-03 | 2015-06-11 | 三菱レイヨン株式会社 | 繊維強化樹脂積層体 |
US20160090689A1 (en) | 2014-09-30 | 2016-03-31 | E I Du Pont De Nemours And Company | Acoustic emission reduction of composites containing semi-aromatic polyamides |
WO2016159365A1 (ja) | 2015-04-02 | 2016-10-06 | 三菱レイヨン株式会社 | 積層体 |
JP2016179627A (ja) | 2015-03-25 | 2016-10-13 | 三菱レイヨン株式会社 | 繊維強化熱可塑性樹脂積層体 |
JP2017114107A (ja) | 2015-05-20 | 2017-06-29 | 王子ホールディングス株式会社 | 繊維強化プラスチック成形体及び繊維強化プラスチック成形体用基材 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1016069A (ja) * | 1996-06-28 | 1998-01-20 | Sekisui Chem Co Ltd | 繊維強化熱可塑性樹脂発泡体の製造方法 |
-
2016
- 2016-10-13 JP JP2016201369A patent/JP7039823B2/ja active Active
Patent Citations (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002105223A (ja) | 2000-09-29 | 2002-04-10 | Toho Tenax Co Ltd | ペーパーフリープリプレグ及びその製造方法 |
JP2006205436A (ja) | 2005-01-26 | 2006-08-10 | Toray Ind Inc | 繊維強化複合材料板およびそれを用いた成形品 |
JP2008221833A (ja) | 2007-02-15 | 2008-09-25 | Fukui Prefecture | 熱可塑性樹脂補強シート材及びその製造方法、並びに熱可塑性樹脂多層補強シート材 |
JP2013543803A (ja) | 2010-10-29 | 2013-12-09 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | 改善された熱老化および中間層結合強度を有する複合材構造 |
JP2012246442A (ja) | 2011-05-30 | 2012-12-13 | Fukui Prefecture | プリプレグシート材及びその製造方法 |
JP2014113715A (ja) | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 成形品とその製造方法 |
WO2014162873A1 (ja) | 2013-04-02 | 2014-10-09 | 東レ株式会社 | サンドイッチ積層体、サンドイッチ構造体とそれを用いた一体化成形品およびそれらの製造方法 |
JP2015039842A (ja) | 2013-08-22 | 2015-03-02 | 東レ株式会社 | 繊維強化樹脂シート、一体成形品およびそれらの製造方法 |
WO2015083707A1 (ja) | 2013-12-03 | 2015-06-11 | 三菱レイヨン株式会社 | 繊維強化樹脂積層体 |
US20160090689A1 (en) | 2014-09-30 | 2016-03-31 | E I Du Pont De Nemours And Company | Acoustic emission reduction of composites containing semi-aromatic polyamides |
JP2016179627A (ja) | 2015-03-25 | 2016-10-13 | 三菱レイヨン株式会社 | 繊維強化熱可塑性樹脂積層体 |
WO2016159365A1 (ja) | 2015-04-02 | 2016-10-06 | 三菱レイヨン株式会社 | 積層体 |
JP2017114107A (ja) | 2015-05-20 | 2017-06-29 | 王子ホールディングス株式会社 | 繊維強化プラスチック成形体及び繊維強化プラスチック成形体用基材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018062119A (ja) | 2018-04-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4789940B2 (ja) | 等方性の繊維強化熱可塑性樹脂シートとその製造方法並びに成形板 | |
JP5644496B2 (ja) | 繊維強化熱可塑性樹脂成形体 | |
US11584835B2 (en) | Laminated substrate and method for manufacturing the same | |
JP6245362B2 (ja) | 繊維強化複合材料成形品及びその製造方法 | |
EP2752442A1 (en) | Molded body having rising surface, and method for producing same | |
JP6883527B2 (ja) | 繊維強化樹脂成形体の製造方法 | |
JP2009286817A (ja) | 積層基材、繊維強化プラスチック、およびそれらの製造方法 | |
US9193840B2 (en) | Carbon fiber composite material | |
US20160101592A1 (en) | Hybrid glass fibers carbon fibers thermoplastic composites | |
US8829103B2 (en) | Carbon fiber composite material | |
JP5749343B2 (ja) | アンダーカット部を有する複合成形体の製造方法 | |
TWI793144B (zh) | 預浸漬積層體及使用預浸漬積層體之纖維強化塑料的製造方法 | |
KR20200034712A (ko) | 도어 모듈 | |
JP2013208725A (ja) | 炭素繊維強化熱可塑性樹脂積層体及びその製造法 | |
JP7039823B2 (ja) | 炭素繊維強化プラスチック積層体およびその製造方法 | |
KR20130028561A (ko) | 굴곡 특성 및 표면 특성이 우수한 라지 토우 탄소섬유 복합재 | |
JP2014104641A (ja) | 積層基材および繊維強化複合材料 | |
EP3928962B1 (en) | Apparatus for making thermoplastic fiber composites having high volume fiber loading | |
JP5598931B2 (ja) | 繊維強化された樹脂基材、樹脂成形体の製造方法及びその実施のための樹脂加工機 | |
JP5918171B2 (ja) | Frp製織物、及びfrp製織物を用いた成形用材料、及びfrp製織物の製造方法 | |
JP6749012B2 (ja) | 繊維強化樹脂部材及びその製造方法 | |
TW202231739A (zh) | 纖維強化樹脂基材、預形體、一體成形品及纖維強化樹脂基材之製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190731 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200626 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200714 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200911 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210203 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20210402 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210531 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210824 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211021 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220208 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220221 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7039823 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |