JP7039576B2 - 電子機器、電力管理方法、および電力管理システム - Google Patents

電子機器、電力管理方法、および電力管理システム Download PDF

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Description

本技術は、電子機器、電力管理方法、および電力管理システムに関し、特に、バッテリ残量を有効に利用することができるようにする電子機器、電力管理方法、および電力管理システムに関する。
特許文献1には、バッテリ残量と、そのバッテリ残量で実行可能な作業時間とを画面に表示する電子機器が開示されている。
また、特許文献2には、バッテリを駆動源としてX線撮影を行う移動型X線装置が、バッテリ残量と、予定された撮影に要するバッテリ消費量とを表示することが開示されている。
ところで、近年のモバイル機器においては、バッテリ残量が、例えば10%などの所定のレベルを下回ると、強制的に稼働を終了する機能がある。
特開2002-62955号公報 国際公開第2010/004855号
しかしながら、例えば10%などのバッテリ残量で実行可能な機能があったとしても、ある程度バッテリを充電しない限り、そのモバイル機器において、その機能を実行することはできない。
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、バッテリ残量を有効に利用することができるようにするものである。
本技術の電子機器は、機能毎の消費電力に関する消費電力値を保持するテーブルを管理するテーブル管理部と、バッテリ残量と前記テーブルとに基づいて、ユーザにより指定された機能が実行可能か否かを判定する判定部と、前記機能が実行可能であると判定された場合、前記機能の実行を指示する指示部とを備え、前記テーブル管理部は、前記機能が実行された後の前記バッテリ残量に基づいて、前記テーブルにおける、実行された前記機能の前記消費電力値を更新する。
本技術の電力管理方法は、機能毎の消費電力に関する消費電力値を保持するテーブルを管理する電子機器が、バッテリ残量と前記テーブルとに基づいて、ユーザにより指定された機能が実行可能か否かを判定し、前記機能が実行可能であると判定された場合、前記機能の実行を指示し、前記機能が実行された後の前記バッテリ残量に基づいて、前記テーブルにおける、実行された前記機能の前記消費電力値を更新するステップを含む。
本技術の電力管理システムは、電子機器と、前記電子機器の機能毎の消費電力に関する消費電力値を保持するテーブルを管理する電力管理装置とを備え、前記電力管理装置は、前記電子機器のバッテリ残量と、前記テーブルとに基づいて、ユーザにより指定された機能が実行可能か否かを判定する判定部と、前記機能が実行可能であると判定された場合、前記機能の実行を指示する指示部と、前記機能が実行された後の前記バッテリ残量に基づいて、前記テーブルにおける、実行された前記機能の前記消費電力値を更新するテーブル管理部とを有する。
本技術においては、バッテリ残量と機能毎の消費電力に関する消費電力値を保持するテーブルとに基づいて、ユーザにより指定された機能が実行可能か否かが判定され、前記機能が実行可能であると判定された場合、前記機能の実行が指示され、前記機能が実行された後の前記バッテリ残量に基づいて、前記テーブルにおける、実行された前記機能の前記消費電力値が更新される。
本技術によれば、バッテリ残量を有効に利用することが可能となる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
従来の電子機器のバッテリ残量と稼働状態について説明する図である。 本技術を適用した電子機器の機能の実行について説明する図である。 本技術を適用した電子機器の機能の実行について説明する図である。 本技術を適用した電子機器の構成例を示すブロック図である。 電力管理部の機能構成例を示すブロック図である。 電力管理テーブルの例を示す図である。 電子機器の機能実行処理の流れについて説明するフローチャートである。 電子機器の機能実行処理の流れについて説明するフローチャートである。 電力管理テーブルの他の例を示す図である。 電力管理テーブルのさらに他の例を示す図である。 本技術を適用した電力管理システムの構成例を示すブロック図である。
以下、本開示を実施するための形態(以下、実施の形態とする)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.従来技術と本技術の概要
2.第1の実施の形態(電子機器)
3.第2の実施の形態(電力管理システム)
<1.従来技術と本技術の概要>
近年の電子機器においては、バッテリ残量が所定のレベルを下回ると、強制的に稼働を終了する機能がある。
例えば、図1に示されるように、バッテリ残量BLが10%を超えている場合、その電子機器は稼動中となるが、バッテリ残量BLが10%を下回ると、その電子機器は稼動を終了してしまう。
この場合、10%のバッテリ残量BLで実行可能な機能があったとしても、ある程度バッテリを充電しない限り、その電子機器において、その機能を実行することはできない。
そこで、本技術を適用した電子機器は、図2に示されるように、バッテリ残量BLと、ユーザにより指定された機能A1の消費電力量W1とを比較し、バッテリ残量BLが機能A1の消費電力量W1を超えていれば、機能A1を実行するようにする。
また、本技術を適用した電子機器は、図3に示されるように、バッテリ残量BLが機能A1の消費電力量W1を下回っている場合には、バッテリ残量BLと、機能A1と同等または類似の機能A2の消費電力量W2(W2<W1)とを比較し、バッテリ残量BLが機能A2の消費電力量W2を超えていれば、機能A2を実行するようにする。
なお、本技術においては、各機能の消費電力量は、機能毎の消費電力量を保持するテーブルによって管理されるものとする。ある機能が実行された後は、実行後のバッテリ残量に基づいて、テーブルにおけるその機能の消費電力量が更新されるようになる。
<2.第1の実施の形態>
(電子機器の構成例)
図4は、本技術を適用した電子機器の構成例を示すブロック図である。
図4の電子機器10は、例えば、インターネットに接続可能なIoT(Internet of Things)カメラなどの、バッテリで駆動するモバイル機器として構成される。
図4において、CPU(Central Processor Unit)31は、ROM(Read Only Memory)32に記憶されているプログラム、またはRAM(Random Access Memory)33にロードされたプログラムに従って、電子機器10が備える各種の機能を実現するための処理を実行する。RAM33にはまた、CPU31が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU31、ROM32、およびRAM33は、バス34を介して相互に接続されている。このバス34にはまた、入出力インタフェース35も接続されている。
入出力インタフェース35には、入力部36、出力部37、記憶部38、通信部39、センサ部40が接続される。
入力部36は、キー、ボタン、タッチパネル、およびマイクロフォンなどで構成され、出力部37は、ディスプレイやスピーカなどで構成される。記憶部38は、ハードディスクなどで構成され、通信部39は、各種の無線通信を行うアンテナなどで構成される。
センサ部40は、撮像のためのCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサを始め、人感センサ、加速度センサ、照度センサなどの各種のセンサ類から構成される。
入出力インタフェース35にはまた、必要に応じてドライブ41が接続され、半導体メモリなどで構成されるリムーバブルメディア42が適宜装着される。リムーバブルメディア42から読み出されたコンピュータプログラムは、必要に応じて記憶部38にインストールされる。
電子機器10の各部へは、電源制御部43により、バッテリ44からの電力が供給される。また、電子機器10に給電可能な機器が接続された状態では、電源制御部43を介して、バッテリ44への充電が行われる。
(電力管理部の機能構成例)
図5は、CPU31により所定のプログラムが実行されることによって実現される電力管理部の機能構成例を示すブロック図である。
電力管理部50は、テーブル管理部61、バッテリ残量取得部62、入力制御部63、判定部64、実行指示部65、出力制御部66、および充電制御部67を備えている。
テーブル管理部61は、電子機器10が実行する機能毎の消費電力に関する消費電力値を保持する電力管理テーブルを管理する。また、テーブル管理部61は、機能が実行された後、その機能の消費電力値が初期値である場合には、その機能の消費電力値を更新する。電力管理テーブルの詳細については後述する。
バッテリ残量取得部62は、電源制御部43を介して、バッテリ44のバッテリ残量を取得し、判定部64に供給する。
入力制御部63は、入力部36に対するユーザの入力を受け付け、その内容を示す入力情報を判定部64に供給する。例えば、入力制御部63は、ユーザが実行を所望する機能の指定を受け付け、指定された機能を示す入力情報を判定部64に供給する。
判定部64は、バッテリ残量取得部62からのバッテリ残量と、テーブル管理部61により管理される電力管理テーブルとに基づいて、いずれかの機能が実行可能か否かを判定する。また、判定部64は、いずれかの機能が実行可能である場合、入力制御部63からの入力情報で示される機能が実行可能か否かを判定する。判定部64による判定結果は、適宜、実行指示部65、出力制御部66、および充電制御部67に供給される。
実行指示部65は、判定部64により、ユーザにより指定された機能が実行可能であると判定された場合、その機能を実行するための各部に、その機能の実行を指示する。
出力制御部66は、判定部64により、ユーザにより指定された機能が実行可能でないと判定された場合、または、いずれの機能も実行可能でないと判定された場合、その旨の通知(アラート)の出力を制御する。
充電制御部67は、判定部64により、いずれの機能も実行可能でないと判定された場合、電源制御部43を制御することにより、バッテリ44への充電を制御する。
(電力管理テーブルの詳細)
ここで、図6を参照して、電力管理テーブルの詳細について説明する。
図6の電力管理テーブルTB1においては、機能毎に、その機能を実行するために必要な消費電力値(必要電力値)が対応付けられている。図6の例では、いずれの機能の必要電力値も初期値とされる。この初期値は、例えば電子機器10の製品出荷時などに設定される。
図6の電力管理テーブルTB1によれば、電子機器10の最も基本的な機能である「起動」、「終了」、「待機」、「復帰」の必要電力値は、それぞれ5,2,1,3とされる。
電子機器10が有するセンサ部40により実行される機能である「人感センシング」、「イメージセンシング」、「加速度センシング」、「照度センシング」の必要電力値は、それぞれ3,10,3,3とされる。
センサ部40が動画像を高フレームレートで撮像して記録する機能である「撮像(高レート)」の必要電力値は1000とされ、低フレームレートで撮像して記録する機能である「撮像(低レート)」の必要電力値は500とされる。
通信部39がLTE(Long Term Evolution)方式で画像を送信する機能である「画像送信(LTE)」の必要電力値は1000とされ、Wi-Fiを用いて画像を送信する機能である「画像送信(Wi-Fi)」の必要電力値は500とされる。また、赤外線通信により画像を送信する機能である「画像送信(赤外線)」の必要電力値は100とされる。
通信部39がLTE方式で上述したアラートを所定のサーバなどに送信する機能である「アラート送信(LTE)」の必要電力値は10とされ、Wi-Fiを用いてアラートを送信する機能である「画像送信(Wi-Fi)」の必要電力値は5とされる。また、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)により画像を送信する機能である「画像送信(BLE)」の必要電力値は1とされる。
このように、電子機器10の機能には、撮像、画像送信、およびアラート送信の各機能のように、異なる必要電力値で実行可能な同等または類似の機能が含まれている。
また、電子機器10の各機能の必要電力値は、その機能が実行される時間帯、季節、気候などの状況によって異なる場合がある。そこで、図6に示されるように、例えば時間帯毎の電力管理テーブルTB1,TB2,TB3が用意されるようにする。もちろん、季節毎の電力管理テーブルや、気候毎の電力管理テーブルなど、状況毎の電力管理テーブルが用意されてもよい。
なお、電力管理テーブルにおいて管理される必要電力値は、各機能の実行に要する消費電力量を示すものとするが、消費電流を示すものであってもよいし、それ以外の消費電力に関する値を示すものであってもよい。
(機能実行処理の流れ)
次に、図7および図8のフローチャートを参照して、電子機器10の機能実行処理の流れについて説明する。この機能実行処理は、例えば、所定のタイミング毎に周期的に実行されるものとするが、ユーザの指示による任意のタイミングで実行されるようにしてもよい。
ステップS11において、テーブル管理部61は、現在の状況(時間帯、季節、気候など)に応じた電力管理テーブルを取得し、判定部64に供給する。
ステップS12において、バッテリ残量取得部62は、バッテリ44のバッテリ残量を取得し、判定部64に供給する。
ステップS13において、判定部64は、バッテリ残量取得部62により取得されたバッテリ残量と、テーブル管理部61により取得された電力管理テーブルとに基づいて、いずれかの機能が実行可能であるか否かを判定する。
ステップS13において、いずれかの機能が実行可能であると判定された場合、処理はステップS14に進む。このとき、出力制御部66は、判定部64の判定結果に応じて、実行可能な機能を示す情報を、出力部37からユーザに対して提示させるようにしてもよい。
ステップS14において、入力制御部63は、ユーザによる機能の指定を受け付ける。
ステップS15において、判定部64は、バッテリ残量と、電力管理テーブルにおける、ユーザにより指定された機能の消費電力値とを比較する。
ステップS16において、判定部64は、バッテリ残量と、ユーザにより指定された機能の消費電力値との比較の結果、指定された機能が実行可能であるか否かを判定する。
ステップS16において、指定された機能が実行可能であると判定された場合、処理はステップS17に進む。
ステップS17において、実行指示部65は、指定された機能を実行するための各部に、その機能の実行を指示する。
一方、ステップS16において、指定された機能が実行可能でないと判定された場合、処理はステップS18に進む。
ステップS18において、判定部64は、ユーザにより指定された機能の類似機能(同等または類似の機能)が実行可能であるか否かを判定する。
例えば、ユーザに指定された機能が「撮像(高レート)」であった場合、バッテリ残量に基づいて、「撮像(高レート)」より必要電力値の小さい「撮像(低レート)」が実行可能であるか否かが判定される。
また、ユーザに指定された機能が「画像送信(LTE)」であった場合、バッテリ残量に基づいて、「画像送信(LTE)」より必要電力値の小さい「画像送信(Wi-Fi)」または「画像送信(赤外線)」が実行可能であるか否かが判定される。
ステップS18において、指定された機能の類似機能が実行可能であると判定された場合、処理はステップS19に進む。
ステップS19において、実行指示部65は、指定された機能の類似機能を実行するための各部に、その機能の実行を指示する。
ステップS17またはステップS19の後、処理はステップS20に進む。
ステップS20において、バッテリ残量取得部62は、指示された機能の実行後、バッテリ44のバッテリ残量を取得し、テーブル管理部61に供給する。
ステップS21において、テーブル管理部61は、機能実行前後のバッテリ残量に基づいて、具体的には、機能実行前に取得されたバッテリ残量と、機能実行後に取得されたバッテリ残量との差分を用いて、電力管理テーブルにおける、実行された機能の消費電力値を更新して、処理を終了する。
このようにして、1つの機能が実行されると、電力管理テーブルにおけるその機能の必要電力値が、実際にその機能の実行に要した消費電力値に更新される。
一方、ステップS18において、指定された機能の類似機能が実行可能でないと判定された場合、処理はステップS22に進む。
ステップS22において、出力制御部66は、ユーザにより指定された機能が実行可能でない旨のアラートを出力部37から出力させて、処理を終了する。このとき、ユーザにより指定された機能が実行可能でない旨のアラートが、電子機器10に接続されている所定のサーバに送信されるようにしてもよい。
このように、ユーザにより指定された機能が実行可能でない場合には、ユーザに対してその旨が報知される。
ところで、ステップS13において、いずれの機能も実行可能でないと判定された場合、処理はステップS23に進む。
ステップS23において、出力制御部66は、いずれの機能も実行可能でない旨のアラートを出力部37から出力させる。このとき、いずれの機能も実行可能でない旨のアラートが、電子機器10に接続されている所定のサーバに送信されるようにしてもよい。
続いてステップS24において、充電制御部67は、電源制御部43を制御することにより、バッテリ44への充電を開始する。すなわち、電子機器10は、強制的に稼働を終了し、待機状態へと遷移する。
ステップS25において、充電制御部67は、バッテリ44への充電が完了したか否かを判定する。ステップS25の処理は、バッテリ44への充電が完了するまで繰り返される。
そして、ステップS25において、バッテリ44への充電が完了したと判定されると、処理はステップS26に進む。このとき、電子機器10は、待機状態から自動復帰する。なお、バッテリ44への充電は、電子機器10の全ての機能が実行可能となるまで行われるようにしてもよいし、少なくともいずれか1つの機能が実行可能となるまで行われるようにしてもよい。
ステップS26において、テーブル管理部61は、ステップS11において取得した電力管理テーブルを初期化して、処理を終了する。
このように、いずれの機能も実行可能でない場合には、機能実行可能な状態となるまで待機状態への遷移し、バッテリ44への充電が行われる。なお、ステップS23乃至S26におけるアラートの出力、バッテリ44への充電、および電力管理テーブルの初期化は、図示した順番以外の順番で行われてもよく、それぞれ並列して行われるようにしてもよい。
以上の処理によれば、電子機器10は、バッテリ残量が少なくなった場合であっても強制的に稼働を終了することはなく、ユーザにより指定された機能が実行可能であれば、その機能を実行することができる。したがって、バッテリ残量を有効に利用することが可能となる。
さらに、ユーザにより指定された機能が実行可能でない場合であっても、その機能と同等または類似した機能が実行可能であれば、その機能を実行することができるので、ユーザの要求に応えつつ、バッテリ残量をより有効に利用することが可能となる。
また、その時の状況に応じた電力管理テーブルにおいて、実行した機能の必要電力値が更新されるので、状況毎の電力管理テーブルを最新の状態に保つことが可能となる。
(電力管理テーブルの他の例)
上述した例においては、電子機器10が、IoTカメラとして構成されるものとしたが、他の機能を有するバッテリ駆動のモバイル機器として構成されるようにもできる。この場合、テーブル管理部61により管理される電力管理テーブルも、図6で示されるものとは異なるものが用意される。
図9は、例えば、電子機器10がオーディオプレーヤとして構成される場合の電力管理テーブルの例を示している。
図9の電力管理テーブルTB11においても、機能毎に、その機能を実行するための必要電力値が対応付けられている。
図9の電力管理テーブルTB11によれば、オーディオプレーヤとして構成される電子機器10の最も基本的な機能である「起動」、「終了」、「待機」、「復帰」の必要電力値は、それぞれ4,2,1,3とされる。
出力部37が音声を高音質で再生する機能である「音声再生(高音質)」の必要電力値は600とされ、音声を低音質で再生する機能である「音声再生(低音質)」の必要電力値は300とされる。
入力部36および記憶部38が音声を高音質で録音する機能である「音声録音(高音質)」の必要電力値は500とされ、音声を低音質で録音する機能である「音声録音(低音質)」の必要電力値は250とされる。
なお、通信部39によるアラート送信の機能については、図6の例と同一であるので、その説明は省略する。
このように、電子機器10がオーディオプレーヤとして構成される場合、その機能には、音声再生、音声録音、およびアラート送信の各機能のように、異なる必要電力値で実行可能な同等または類似の機能が含まれている。
図10は、電子機器10がスマートフォン(携帯電話機)として構成される場合の電力管理テーブルの例を示している。
図10の電力管理テーブルTB12においても、機能毎に、その機能を実行するための必要電力値が対応付けられている。
図10の電力管理テーブルTB12によれば、スマートフォンとして構成される電子機器10の最も基本的な機能である「起動」、「終了」、「待機」、「復帰」の必要電力値は、それぞれ8,3,2,5とされる。
通信部39が4G(4th Generation)方式で音声通話を行う機能である「音声通話(4G)」の必要電力値は500とされ、3G(3rd Generation)方式で音声通話を行う機能である「音声通話(3G)」の必要電力値は300とされる。
通信部39がLTE方式でデータ通信を行う機能である「データ通信(LTE)」の必要電力値は400とされ、Wi-Fiを用いてデータ通信を行う機能である「データ通信(Wi-Fi)」の必要電力値は250とされる。
出力部37が動画像を高画質で再生する機能である「動画再生(高画質)」の必要電力値は600とされ、動画像を低画質で再生する機能である「動画再生(低画質)」の必要電力値は300とされる。
なお、通信部39によるアラート送信の機能については、図6の例と同一であるので、その説明は省略する。
このように、電子機器10がスマートフォンとして構成される場合、その機能には、音声通話、データ通信、動画再生、およびアラート送信の各機能のように、異なる必要電力値で実行可能な同等または類似の機能が含まれている。
なお、図示はしないが、図9や図10の例においても、時間帯毎の電力管理テーブルや、季節毎の電力管理テーブル、気候毎の電力管理テーブルなど、状況毎の電力管理テーブルが用意されるようにすることができる。
<3.第2の実施の形態>
(電力管理システムの構成例)
図11は、本技術を適用した電力管理システムの構成例を示すブロック図である。
図11の電力管理システム100は、電子機器110および電力管理装置120から構成される。
電子機器110と電力管理装置120とは、例えばインターネットなどの所定のネットワークを介して互いに接続される。
電子機器110は、図4を参照して説明した電子機器10と同様、バッテリ駆動のモバイル機器として構成される。
電力管理装置120は、例えば所定のサーバなどとして構成され、電子機器110のバッテリ(電力)の状態を管理する。電力管理装置120においては、図示せぬCPUが所定のプログラムを実行することにより、電力管理部50が実現される。
すなわち、図11の電力管理部50は、電子機器110に対して、図7および図8を参照して説明した機能実行処理を実行することができる。
このような構成によれば、電子機器110は、バッテリ残量が少なくなった場合であっても強制的に稼働を終了することはなく、ユーザにより指定された機能が実行可能であれば、その機能を実行することができる。したがって、バッテリ残量を有効に利用することが可能となる。
なお、図11の例においては、電力管理装置120が、複数の電子機器110の電力の状態を管理するようにもできる。すなわち、本技術は、クラウドコンピューティングへ適用することもできる。
また、図11の例において、アラートは、電子機器110において出力されるようにしてもよいし、電力管理装置120において出力されるようにしてもよい。
本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
さらに、本技術は以下のような構成をとることができる。
(1)
機能毎の消費電力に関する消費電力値を保持するテーブルを管理するテーブル管理部と、
バッテリ残量と前記テーブルとに基づいて、ユーザにより指定された機能が実行可能か否かを判定する判定部と、
前記機能が実行可能であると判定された場合、前記機能の実行を指示する指示部と
を備え、
前記テーブル管理部は、前記機能が実行された後の前記バッテリ残量に基づいて、前記テーブルにおける、実行された前記機能の前記消費電力値を更新する
電子機器。
(2)
前記判定部は、前記ユーザにより指定された第1の機能が実行可能でないと判定された場合、前記第1の機能と同等または類似の機能であって、前記第1の機能より消費電力値の小さい第2の機能が実行可能か否かを判定し、
前記指示部は、前記第2の機能が実行可能であると判定された場合、前記第2の機能の実行を指示する
(1)に記載の電子機器。
(3)
前記第2の機能が実行可能でないと判定された場合、または、いずれの前記機能も実行可能でないと判定された場合、その旨の通知の出力を制御する出力制御部をさらに備える
(2)に記載の電子機器。
(4)
いずれの前記機能も実行可能でないと判定された場合、少なくともいずれか1つの前記機能が実行可能となるまでバッテリへの充電を制御する充電制御部をさらに備える
(1)乃至(3)のいずれかに記載の電子機器。
(5)
前記テーブル管理部は、時間帯毎の前記消費電力値を保持する前記テーブルを管理し、
前記判定部は、前記バッテリ残量と、現在時刻が含まれる時間帯の前記テーブルとに基づいて、前記機能が実行可能か否かを判定する
(1)乃至(4)のいずれかに記載の電子機器。
(6)
前記テーブル管理部は、季節毎の前記消費電力値を保持する前記テーブルを管理し、
前記判定部は、前記バッテリ残量と、現在の季節の前記テーブルとに基づいて、前記機能が実行可能か否かを判定する
(1)乃至(4)のいずれかに記載の電子機器。
(7)
前記テーブル管理部は、気候毎の前記消費電力値を保持する前記テーブルを管理し、
前記判定部は、前記バッテリ残量と、現在の気候の前記テーブルとに基づいて、前記機能が実行可能か否かを判定する
(1)乃至(4)のいずれかに記載の電子機器。
(8)
前記テーブル管理部は、前記機能が実行される前の前記バッテリ残量と、前記機能が実行された後の前記バッテリ残量との差分を用いて、実行された前記機能の前記消費電力値を更新する
(1)乃至(7)のいずれかに記載の電子機器。
(9)
機能毎の消費電力に関する消費電力値を保持するテーブルを管理する電子機器が、
バッテリ残量と前記テーブルとに基づいて、ユーザにより指定された機能が実行可能か否かを判定し、
前記機能が実行可能であると判定された場合、前記機能の実行を指示し、
前記機能が実行された後の前記バッテリ残量に基づいて、前記テーブルにおける、実行された前記機能の前記消費電力値を更新する
ステップを含む電力管理方法。
(10)
電子機器と、
前記電子機器の機能毎の消費電力に関する消費電力値を保持するテーブルを管理する電力管理装置と
を備え、
前記電力管理装置は、
前記電子機器のバッテリ残量と、前記テーブルとに基づいて、ユーザにより指定された機能が実行可能か否かを判定する判定部と、
前記機能が実行可能であると判定された場合、前記機能の実行を指示する指示部と、
前記機能が実行された後の前記バッテリ残量に基づいて、前記テーブルにおける、実行された前記機能の前記消費電力値を更新するテーブル管理部と
を有する
電力管理システム。
10 電子機器, 31 CPU, 36 入力部, 37 出力部, 38 記憶部, 39 通信部, 40 センサ部, 43 電源制御部, 44 バッテリ, 50 電力管理部, 61 テーブル管理部, 62 バッテリ残量取得部, 63 入力制御部, 64 判定部, 65 実行指示部, 66 出力制御部, 67 充電制御部, 100 電力管理システム, 110 電子機器, 120 電力管理装置

Claims (10)

  1. 機能毎の消費電力に関する消費電力値を保持するテーブルを管理するテーブル管理部と、
    バッテリ残量と前記テーブルとに基づいて、ユーザにより指定された機能が実行可能か否かを判定する判定部と、
    前記機能が実行可能であると判定された場合、前記機能の実行を指示する指示部と
    を備え、
    前記テーブル管理部は、前記機能が実行された後の前記バッテリ残量に基づいて、前記テーブルにおける、実行された前記機能の前記消費電力値を更新する
    電子機器。
  2. 前記判定部は、前記ユーザにより指定された第1の機能が実行可能でないと判定された場合、前記第1の機能と同等または類似の機能であって、前記第1の機能より消費電力値の小さい第2の機能が実行可能か否かを判定し、
    前記指示部は、前記第2の機能が実行可能であると判定された場合、前記第2の機能の実行を指示する
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第2の機能が実行可能でないと判定された場合、または、いずれの前記機能も実行可能でないと判定された場合、その旨の通知の出力を制御する出力制御部をさらに備える
    請求項2に記載の電子機器。
  4. いずれの前記機能も実行可能でないと判定された場合、少なくともいずれか1つの前記機能が実行可能となるまでバッテリへの充電を制御する充電制御部をさらに備える
    請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記テーブル管理部は、時間帯毎の前記消費電力値を保持する前記テーブルを管理し、
    前記判定部は、前記バッテリ残量と、現在時刻が含まれる時間帯の前記テーブルとに基づいて、前記機能が実行可能か否かを判定する
    請求項1に記載の電子機器。
  6. 前記テーブル管理部は、季節毎の前記消費電力値を保持する前記テーブルを管理し、
    前記判定部は、前記バッテリ残量と、現在の季節の前記テーブルとに基づいて、前記機能が実行可能か否かを判定する
    請求項1に記載の電子機器。
  7. 前記テーブル管理部は、気候毎の前記消費電力値を保持する前記テーブルを管理し、
    前記判定部は、前記バッテリ残量と、現在の気候の前記テーブルとに基づいて、前記機能が実行可能か否かを判定する
    請求項1に記載の電子機器。
  8. 前記テーブル管理部は、前記機能が実行される前の前記バッテリ残量と、前記機能が実行された後の前記バッテリ残量との差分を用いて、実行された前記機能の前記消費電力値を更新する
    請求項1に記載の電子機器。
  9. 機能毎の消費電力に関する消費電力値を保持するテーブルを管理する電子機器が、
    バッテリ残量と前記テーブルとに基づいて、ユーザにより指定された機能が実行可能か否かを判定し、
    前記機能が実行可能であると判定された場合、前記機能の実行を指示し、
    前記機能が実行された後の前記バッテリ残量に基づいて、前記テーブルにおける、実行された前記機能の前記消費電力値を更新する
    ステップを含む電力管理方法。
  10. 電子機器と、
    前記電子機器の機能毎の消費電力に関する消費電力値を保持するテーブルを管理する電力管理装置と
    を備え、
    前記電力管理装置は、
    前記電子機器のバッテリ残量と、前記テーブルとに基づいて、ユーザにより指定された機能が実行可能か否かを判定する判定部と、
    前記機能が実行可能であると判定された場合、前記機能の実行を指示する指示部と、
    前記機能が実行された後の前記バッテリ残量に基づいて、前記テーブルにおける、実行された前記機能の前記消費電力値を更新するテーブル管理部と
    を有する
    電力管理システム。
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