JP7038033B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、冷蔵庫に関する。
特許文献1には、変形自在の袋状で弁作用を持つ排気口10を備えた排気専用気密パック9と、これを収納する冷蔵室が記載されている。パック9は他の冷蔵室に配され得るとされている。
特開平4-174271号公報
特許文献1は、排気専用気密パック9の排気が概ね完了したことは、ユーザ自らが排気専用気密パック9を目視するなどして判断しなければならない。排気の場合はパック9が変形していることを以て視覚を通じた判断を行い得る可能性も有るが、例えば、排気(減圧)があまり行われない冷蔵庫であるために変形自在なパック9と雖も変形量が小さい場合、湿度や空気中の特定の成分量を調整するとか硬いパックを利用しての減圧など五感を通じた判断が困難な調整を行う場合、には、ユーザ自身に排気等の完了を判断させると不便を感じさせる虞がある。
また、変形自在で袋状のパック9を利用して排気しているところ、このような構造では自らの変形で排気口10を閉塞してしまったり、排気口10の閉塞作用が阻害されて外気を吸入してしまうなど、機能しなく又は機能し難くなる虞がある。
上記事情に鑑みてなされた本発明の冷蔵庫は、
内部の雰囲気を調整可能で、密閉容器を収納可能な雰囲気調整室を有し、
該雰囲気調整室が雰囲気の調整を開始した後、所定の条件を満たすとユーザへの報知を行うものであり、前記報知は、前記密閉容器を他の貯蔵室に移動するのに適した状態に至ったことをユーザに報知するものである
また、本発明の冷蔵庫は、
内部の雰囲気を調整可能で、密閉容器を収納可能な雰囲気調整室と、
別の貯蔵室と、
前記雰囲気調整室及び/又は前記貯蔵室の食品の出し入れを検知可能な出入検知部と、
前記雰囲気調整室及び前記貯蔵室の扉の開閉を検知可能な扉検知部と、を有し、
前記雰囲気調整室が雰囲気の調整を開始した後、所定の条件を満たすとユーザへの報知を行うものであり、
前記雰囲気調整室の開扉、食品の取出し、及び閉扉、並びに、前記貯蔵室の開扉、食品の投入、及び閉扉、をこの順で検知した場合に少なくとも、前記貯蔵室の急速冷却を実行する
本発明の実施形態の冷蔵庫の中央縦断面図である。 図1の冷蔵室の最下段空間部分の断面斜視図である。 実施形態の減圧貯蔵室の蓋を閉じた状態の外観斜視図である。 実施形態の減圧貯蔵室本体の上面壁を除いて蓋を開いた状態の斜視図である。 実施形態の真空密閉容器の断面図である。 実施形態の真空密閉容器を減圧貯蔵室で減圧する際のフローチャートである。 実施形態の真空密閉容器を減圧貯蔵室で減圧後、下段冷凍室に移し入れたときの真空密閉容器内の圧力を示したグラフである。 実施例の合挽き肉を冷凍保存したときの霜の付き方を比較した写真である。 実施例の長ねぎを冷凍保存したときのビタミンC含量を比較したグラフである。 実施例の茹でたじゃがいもを冷凍保存したときのビタミンC含量を比較したグラフである。 実施例の生鮭を冷凍保存したときの鮮度の指標であるK値で比較したグラフである。 実施例の茹でたブロッコリーを冷凍保存したときの冷凍後外観を比較した写真である。 実施形態の上段冷凍室の要部拡大断面図である。 実施形態の上段冷凍室の外観斜視図である。
以下、本発明の一実施形態の冷蔵庫について図を用いて説明する。図1は、本実施形態の冷蔵庫の中央縦断面図である。図2は、図1の冷蔵室の最下段空間部分の断面斜視図である。図3は、減圧貯蔵室の蓋を閉じた状態の外観斜視図である。図4は、減圧貯蔵室本体の上面壁を除いて蓋を開いた状態の斜視図である。
冷蔵庫は、箱状の冷蔵庫本体1と、冷蔵庫本体1の開口部に開閉可能に取り付けられる複数の扉6,7,8,9,10とを備える。冷蔵庫本体1は、鋼板製の外箱11と樹脂製の内箱12と、外箱11と内箱12の間に設けられるウレタン発泡断熱材13及び真空断熱材(図示せず)とを備えて構成される。
冷蔵庫本体1には、上から冷蔵室2、上段冷凍室3b及び製氷室(図示せず)、下段冷凍室4、野菜室5の順に複数の貯蔵室が設けられている。換言すれば、最上段に冷蔵室2が形成され、最下段に野菜室5が形成されている。そして、冷蔵室2と野菜室5との間には、これらの両室と断熱的に仕切られた上段冷凍室3b及び下段冷凍室4が配設されている。冷蔵室2及び野菜室5は冷蔵温度帯の貯蔵室(例えば、5℃程度)である。上段冷凍室3b及び下段冷凍室4は、0℃以下の冷凍温度帯(例えば、約-20℃~-18℃の温度帯)の貯蔵室である。これらの貯蔵室2~5は仕切り壁33,34,35により区画されている。
冷蔵庫本体1の前面には、貯蔵室2~5の前面開口を開閉自在である扉6,7,8,9,10が設けられている。冷蔵室扉6は、左扉と右扉の左右に2枚設けられた、いわゆるフレンチドアタイプの回転扉である。具体的に、左扉は冷蔵庫本体1の左方上下のヒンジ6a,6aによって回転自在に設けられ、右扉は冷蔵庫本体1の左方上下のヒンジ(図示せず)によって回転自在に設けられ、冷蔵室2の前面開口を開閉する。
製氷室扉(図示せず)は、製氷室の前方開口を開閉する扉である。上段冷凍室扉8は、上段冷凍室3bの前方開口を開閉する扉である。下段冷凍室扉9は、下段冷凍室4の前方開口を開閉する扉である。野菜室扉10は、野菜室5の前方開口を開閉する扉である。なお、製氷室扉7,上段冷凍室扉8,冷凍室扉9、及び野菜室扉10は、引き出し式の扉によって構成され、引き出し扉とともに貯蔵室内の容器が引き出される。
なお、貯蔵室及び扉のレイアウトはこの実施形態に限定するものではなく、あらゆる公知のレイアウトを採用することができる。例えば、冷蔵庫本体の下段に冷凍室を配置したボトムフリーザの構成、冷凍室を上段に配置したトップフリーザの構成、左右に冷蔵室と冷凍室を並置したサイドバイサイドの構成等でもよい。
次に、冷蔵庫本体1には、冷凍サイクルが設置されている。この冷凍サイクルは、圧縮機14、凝縮器(図示せず)、キャピラリチューブ(図示せず)及び冷却器15、そして再び圧縮機14の順に環状に接続して構成されている。圧縮機14及び凝縮器は、冷蔵庫本体1の背面下部に設けられた機械室100に設置されている。冷却器15は、製氷室、上段冷凍室3b、及び下段冷凍室4の後方に設けられた冷却器室110に設置され、この冷却器室110における冷却器15の上方に送風ファン16が設置されている。
送風ファン16によって冷蔵室2、上段冷凍室3b、製氷室、下段冷凍室4、及び野菜室5の各貯蔵室へと送られた冷気は、各貯蔵室を冷却した後、夫々の冷気戻り通路(図示せず)を通って冷却器室110へと戻される。このように、本実施形態の冷蔵庫は、冷気の循環構造を有しており、各貯蔵室2~5を適切な温度に維持する。
冷蔵室2内には、透明な樹脂板又はガラス板で構成される複数段の貯蔵棚17~20が取り外し可能に上下方向に設置されている。最下段の貯蔵棚20は、内箱12の背面及び両側面に接するように設置され、仕切り壁34と貯蔵棚20との間に、最下段空間21を上方空間と区画して形成している。また、冷蔵室扉6の内側には、複数段の扉ポケット25~27が設置され、これらの扉ポケット25~27は冷蔵室扉6が閉じられた場合に、冷蔵室2内に突出するように設けられている。冷蔵室2の背面には、送風ファン16から供給された冷気を通す通路を形成する背面パネル30が設けられている。
最下段空間21には、左から順に、冷凍室3の製氷皿に製氷水を供給するための製氷水タンク22、デザートなどの食品を収納するための収納ケース23、室内を減圧して食品の鮮度保持及び長期保存するための減圧貯蔵室24が設置されている。減圧貯蔵室24は、冷蔵室2の横幅より狭い横幅を有し、冷蔵室2の側面に隣接して配置されている。
製氷水タンク22及び収納ケース23は、左側の冷蔵室扉6の後方に配置されている。これによって、使用者は左側の冷蔵室扉6を開くのみで、製氷水タンク22及び収納ケース23を引き出すことができる。また、減圧貯蔵室24の蓋60の横幅は、右側の冷蔵室扉6の開放範囲内に配置されている。これによって、右側の冷蔵室扉6を開くのみで、減圧貯蔵室24の蓋60を引き出すことができる。また、減圧貯蔵室24の内部には、食品を載置する減圧貯蔵室容器60aが設けられている。減圧貯蔵室容器60aは、蓋60と係合しており、蓋60の引き出し動作に伴って、前方に引き出される。すなわち、左側の冷蔵室扉6、若しくは右側の冷蔵室扉6を開くのみで、所望の食品を取り出したり、製氷水タンク22の水の補充や交換をしたりできるので、必要以上に冷蔵室2の冷気が庫外に漏れることを防止できる。
なお、製氷水タンク22及び収納ケース23は、左側の冷蔵室扉6の最下段の扉ポケット27の後方に位置することとなり、減圧貯蔵室24は右側の冷蔵室扉6の最下段の扉ポケット27の後方に位置することとなる。ここで、冷却器15によって冷却されて冷蔵室2へ送られた冷気は、減圧貯蔵室24の周囲を通って減圧貯蔵室24の内部を間接冷却するようになっている。なお、製氷水タンク22、収納ケース23、減圧貯蔵室21の配置はこれに限定されず、例えば、収納ケース23を省略して減圧貯蔵室24の幅を広げて大型化する構成や、製氷水タンク22を異なる場所に配置する構成であってもよい。
製氷水タンク22の後方には、製氷水ポンプ28が設置されている。収納ケース23の後方で且つ減圧貯蔵室24の後部側方の空間には、減圧貯蔵室24を減圧するための減圧手段の一例である負圧ポンプ29が配置されている。負圧ポンプ29は、減圧貯蔵室24の側面に設けられたポンプ接続部40aに導管を介して接続されている。
なお、収納ケース23を省略して減圧貯蔵室23の幅を広げた場合、負圧ポンプ29は減圧貯蔵室24の背部に位置する構成とする。
減圧貯蔵室24は、食品出し入れ用開口部を有する箱状の減圧貯蔵室本体40と、減圧貯蔵室本体40の食品出し入れ用開口部を開閉する蓋60と、食品を収納して蓋60に係合して出し入れする減圧貯蔵室容器60aとを備えて構成されている。蓋60のハンドル70を操作することで、減圧貯蔵室本体40と蓋60とで囲まれた空間が減圧されて、低圧空間として形成される。減圧貯蔵室容器60aは、蓋60の背面側に取り付けられ、蓋60の移動に伴って前後に移動可能である。
減圧貯蔵室24は、負圧ポンプ29により、内部の空気が吸引され、大気圧よりも低い気圧、一例として0.8気圧(80kPa)等に減圧される気体調節室である。
また、図3に示すように、減圧貯蔵室24には、上面にリブ40sが突起として設けられている。これにより、減圧貯蔵室24とその直上にある貯蔵棚20との間は、適度な隙間を設けた状態で支持される構成である。減圧貯蔵室24の後部には、冷蔵室2の冷気の吸気口(図示せず)が設けられ、減圧貯蔵室24周囲の空気を吸引して冷気が流れることで、減圧貯蔵室24を間接的に冷却する。
また、減圧貯蔵室24は、前方開口を有し、扁平である奥方に長い略直方体状の減圧貯蔵室本体40と、前方および後方に移動して前方開口を開閉する蓋60とにより、外周壁が形成されている。換言すると、減圧貯蔵室本体40は有開口の箱状で一体に形成されている。具体的に、ABS(アクリロニトリル,ブタジエン,スチレンを含む樹脂),AS(アクリロニトリル,スチレンを含む樹脂)等を用いて樹脂成形され、両側面壁40a,40b,底面壁40c,後面壁40d、および上面壁40e、を有した前面を開口した形状に形成されている。
なお、樹脂部材を2ピース以上に分割して、これら分割ピースを熱溶着して一体化することで、減圧貯蔵室本体40を箱状に形成する構成も採用することができる。
すなわち、減圧貯蔵室24に貯蔵物を出し入れするために、開閉する蓋60が設けられている。さらに、減圧貯蔵室本体40の外面には、断面係数を増加し強度向上を図る補強リブが、直線状又は格子状に立設されている。なお、補強リブの形状はこれらに限らず、減圧貯蔵室本体40の断面係数を増加し強度向上を図るものであればよい。
減圧貯蔵室本体40の両側方には、支軸60sが設けられている。支軸60s廻りに開閉ハンドル70が回動自在に支持される。また、蓋60には、差圧抜き弁Vが構成されている。
この開閉ハンドル70を、使用者が把持して、蓋60の開閉操作および蓋60の閉塞時のロックが行われるとともに、差圧抜き弁Vの開閉が行われる。
なお、減圧貯蔵室24が、負圧ポンプ29によって減圧された場合、減圧貯蔵室24の外部の大気圧と、減圧貯蔵室24の内部の減圧された圧力との差圧によって蓋60に加わる荷重が大きくなる。これにより、直接、蓋60を開放するためには使用者は相当の力を要することになる。
そこで、差圧抜き弁Vを開くことによって、蓋60の内外空間を挿通させ、内外圧力差を無くし差圧による荷重を解消し、蓋60を容易に開くことができるようにしている。
次に、減圧貯蔵室24に収納可能な、可搬の真空密閉容器について述べる。図5は真空密閉容器80の断面図である。真空密閉容器80は、有開口箱状の真空密閉容器本体80aと、真空密閉容器本体80aの開口を開閉可能な真空密閉容器蓋80bと、容器蓋80bを取付けた際に容器蓋80bと本体80aとの間に位置するパッキン81と、内部の気体を排出可能にする通気孔82と逆止弁83とを有する。
パッキン81は、本体80aと容器蓋80bのどちらに取付けられても良いが、本実施形態では容器蓋80bに設けられている。パッキン81より外周側でパッキン81に略接する位置に容器蓋80b又は本体80aのリブを配し、さらにパッキン81より内周側でパッキン81に略接する位置に容器蓋80b又は本体80aの他の一部を配する。
これにより、真空密閉容器80が減圧されるとリブによってパッキン81が押圧されて変形するとともに他の一部によってパッキン80が支持されるから、本体80aと蓋80bとの密閉性を減圧に伴って向上できる。したがって、真空密閉容器80がその後大気圧雰囲気に移動されても、密閉を維持しやすい。
真空密閉容器本体80aと真空密閉容器蓋80bはそれぞれ、冷凍及び減圧に耐えられる材料、厚さとなっており、例えばポリプロピレンやポリスチレン等の合成樹脂よりなるものとし、2mm以上8mm以下の厚さにできる。また、真空密閉容器蓋80bには真空密閉容器80内の気体を外部に排出するための通気孔82と、通気孔82を介しての外部からの気体の流入を阻止する逆止弁83が設けられている。通気孔82と逆止弁83とは、本体80aに配しても良い。
逆止弁83は、真空密閉容器80内の気圧(内圧)が真空密閉容器80外の気圧(外圧)より高くなると開いて真空密閉容器80内の気体を外部に放出可能になる。逆止弁83が開くために必要な最低気圧差としては、減圧貯蔵室24が大気圧から低下させる気圧値より小さくなるよう製造される。より具体的には、本実施形態の減圧貯蔵室24は、0.2気圧まで減圧可能であるから、それ未満、例えば0.15気圧以下の気圧差で逆止弁83が開放可能に製造する。真空密閉容器80内の気圧は、最終的には減圧貯蔵室24の気圧に一致することが理想的であるから、より好ましくはさらに小さい、例えば0.05気圧以下の気圧差で逆止弁83が開放可能に製造する。
真空密閉容器本体80aに食品を入れ、真空密閉容器蓋80bを閉め、減圧貯蔵室24内に入れる。開閉ハンドル70により蓋60がロックされると減圧貯蔵室24が、負圧ポンプ29によって減圧される。この際、真空密閉容器80の空気は通気孔82より真空密閉容器80外に排出されて減圧貯蔵室24内の気圧に近付く。真空密閉容器80内が減圧され、圧力が一定になると逆止弁83は通気孔82を閉塞し、減圧貯蔵室24内の圧力と同等の圧力まで減圧される。真空密閉容器蓋80bに設けたパッキン81、逆止弁83によって、減圧貯蔵室24より真空密閉容器80を取り出しても真空密閉容器80内を減圧状態に保つことが可能となる。減圧完了後、ユーザは真空密閉容器80を減圧貯蔵室24から取り出して別の貯蔵室に移すことができる。
その際、減圧が完了したことをユーザに報知する手段を設けてもよい。減圧貯蔵室24と負圧ポンプ29を繋ぐポンプ接続部40aに圧力センサ(図示せず)を設ける。減圧貯蔵室24内の圧力を圧力センサで検出し規定の圧力まで減圧されたことを確認後、報知するものである。図6にそのフローチャートを示す。まず、減圧貯蔵室24と減圧貯蔵室24の蓋60の開閉状態を検出する(ステップS10)。この検出は、蓋60に開閉センサを設けるのが好ましいが、冷蔵室2のドア6の開閉状態を検出するドアスイッチで減圧貯蔵室24の蓋60の開閉を間接的に判定する構成とするものでもよい。
本実施例では冷蔵室2のドア6の開閉状態を検出するドアスイッチからの信号に基づいて、ドア6が閉じているか判定する冷蔵室2のドア6が閉じていることを確認した場合(ステップS10:YES)、負圧ポンプ29は駆動し(ステップS11)、減圧貯蔵室24内の空気を排出させる。ドア6が閉じていない場合(ステップS10:NO)負圧ポンプ29は駆動しない。圧力センサからの検出信号を監視して、減圧貯蔵室24の圧力P1が予め設定された所定圧Pth以下になったか判定する(ステップS12)。減圧貯蔵室24の圧力P1が所定圧Pth以下になるまで負圧ポンプ29を作動させて(ステップS12:NO)、減圧貯蔵室24の圧力P1が所定圧Pth以下になると(ステップS12:YES)、負圧ポンプ29を停止する(ステップS13)。負圧ポンプ29が停止したら、アラーム等で真空密閉容器80内の減圧が完了し、真空密閉容器80内を他貯蔵室に移すことができることをユーザに報知する(ステップS14)。報知の態様としては、冷蔵庫から、音、音声、光を出力することで行っても良いし、冷蔵庫又は冷蔵庫に関連付けられたサーバからユーザの端末機器にその旨を知らせる通知を送信しても良い。
図7は真空密閉容器80を減圧貯蔵室24内に3分間入れ、その後下段冷凍室4に移し入れたときの真空密閉容器80内の圧力を示したグラフである。これより、減圧貯蔵容器24に入れることで、真空密閉容器80内を減圧貯蔵容器24内と同じ圧力にし(ここでは約0.8気圧)、その後大気圧の下段冷凍室4に移し入れても真空密閉容器80内を約0.8気圧に保っていることがわかる。
ここで本実施形態の効果について説明する。下記の実施例では、上述のように真空密閉容器80を減圧貯蔵室24内に3分間入れ、その後下段冷凍室4に移し入れた。
(実施例1)
図8は合挽き肉をそれぞれ、(a)真空密閉容器80により冷凍したもの、(b)ラップに包みアルミトレイ上で急冷凍したもの、(c)購入後のパックのまま冷凍したもの、の7日間冷凍後の外観を示したものである。これより、急冷凍したもの、パックのまま冷凍したものでは食品に霜付きが見られるのに対し、真空密閉容器80により冷凍したものでは食品への霜付きが見られず、霜付きを抑えて冷凍できることがわかる。
(実施例2)
図9は長ねぎを小口切りにし、それぞれ真空密閉容器80により冷凍したもの、食品保存用の袋に入れ冷凍したものの5日保存後の長ねぎ中のビタミンC含量を測定したグラフである。共働き家庭の増加などにより空いた時間に買ってきた食材をまとめて下ごしらえし、調理しやすくする場面は多く見受けられる。下ごしらえし保存することで調理時の利便性は向上するが、切断面から劣化が進行していく恐れがある。しかし、図9に示すように真空密閉容器80により冷凍した長ねぎの5日冷凍後のビタミンCは食品保存用の袋に入れ冷凍したものより高くなっており、ビタミンCの減少が抑制されていることがわかる。
(実施例3)
図10はそれぞれ真空密閉容器80により冷凍したもの、食品保存用の袋に入れ冷凍したものの7日保存後の茹でたじゃがいも中のビタミンC含量を測定したグラフである。真空密閉容器80により冷凍したじゃがいもの7日冷凍後のビタミンCは食品保存用の袋に入れ冷凍したものより高くなっており、生野菜と同様に加熱調理した野菜でもビタミンCの減少が抑制されていることがわかる。
(実施例4)
図11はそれぞれ真空密閉容器80により冷凍したもの、パックのまま冷凍したものの7日冷凍後の生鮭K値を測定したグラフである。K値は鮮魚の鮮度を示す指標であり、この値が低いほど鮮度が良いことを示している。図11より真空密閉容器80により冷凍した生鮭の7日冷凍後のK値はパックのまま冷凍したものより低くなっており、鮮度劣化を抑制していることがわかる。
このように真空密閉容器80と減圧貯蔵容器24を用いることで、収納する食材の量が増えても真空密閉容器80を用意すれば減圧貯蔵可能となり、冷蔵庫内の減圧貯蔵スペースを拡大するよりも安易かつ安価で実現可能である。また、真空密閉容器を減圧貯蔵容器内で減圧したあとは冷凍室以外でも冷蔵室、野菜室へ収納することも可能であり、どの貯蔵温度帯でも減圧貯蔵が簡易的に行えるものである。
ここで真空密閉容器80を用いるメリットについて述べる。関連技術として、真空袋を用い真空パックを作る方法があるが、袋状であると、カレーや煮物など液体状のものがこぼれやすく、扱いにくいという難点がある。しかし、真空密閉容器80では液体状のものや煮汁まで容易に減圧、保存することができる。また、減圧保存後、電子レンジ加熱を行う際にも真空密閉容器80であれば容器ごと行うことができるが、袋状では一度タッパや皿に中身を移し変えなければならず手間がかかる。さらに、真空密閉容器80を用い冷凍した際のメリットについて説明する。
図12は真空密閉容器80と真空袋を用い減圧した際のブロッコリーの冷凍直後の外観を比較したものである。真空密閉容器80では冷凍後も食品同士がすぐにはがれ、必要な分だけ調理に活用し、残りを保存することが可能であるが、真空袋を用い冷凍すると食品同士がくっついてしまいはがれず、解凍させないと調理できず、不便であるという難点がある。このように真空密閉容器80は箱体構造とすることで、真空袋よりも保存、調理の利便性が高い。
ここで、真空密閉容器80を減圧貯蔵室24で減圧した後、他の貯蔵室に移す際の冷却方法について説明する。ここでは一例として真空密閉容器80を減圧貯蔵室24で減圧した後、冷凍室のいずれか、例えば上段冷凍室3b内に移し、冷凍する場合について述べる。真空密閉容器80は冷凍及び減圧に耐えられる材料、厚さの箱形となっているが、このような真空密閉容器80を冷凍室に収納すると、箱形容器が容器内部で食品と冷気との間を断熱してしまい、真空密閉容器80内の食品がなかなか冷却されない。一般的に食品の鮮度を維持するためには素早く冷却させることが重要とされており、真空密閉容器80を素早く冷却する手段が求められる。
また、本実施形態では、急冷却の指示を受付ける急冷却設定指示部が、冷蔵庫若しくはユーザが操作可能な端末、又は冷蔵庫が自ら判断する制御ソフトウエアに設けられている。急冷却設定指示部は上段冷凍室3bに供給される冷気の制御を行うものである。真空密閉容器80を上段冷凍室3bに入れ、急冷却モードを実行すると、例えば急冷却室4専用のダンパが開き、冷気供給路45を通って冷気吹き出し口46から冷気が供給されるようになっている。このときの冷気は冷凍温度帯であることが望ましい。冷凍温度帯の冷気を集中的に急冷却室4に送り込み、食品の温度を素早く低下させる。上段冷凍室3bのダンパ、或いはシャッター等によりにより流量が調整された冷気は、冷気供給路45を通って冷気吹き出し口46から吹き出すように、上段冷凍室3b内に供給されるようになっている。
冷気吹き出し口46は上段冷凍室3bの容器44の外周側の壁面に向けて開口されており、このため、冷気吹き出し口46から供給された冷気は、上段冷凍室3bの容器44の外周側の壁面に沿って流れるようになる。これによって、上段冷凍室3b内の食品は、間接的に冷却されることになる。
急冷却設定指示部が制御ソフトウエアに設けられている場合、急冷却を行うトリガーは、減圧貯蔵容器24及び/又は上段冷凍室3bの食品の出し入れを検知可能な出入検知部を好ましくはさらに設けて、(1)減圧貯蔵容器24の開扉、(2)減圧貯蔵容器24の食品の取出し、(2-2)減圧貯蔵容器24の閉扉、(2-3)上段冷凍室3bの開扉、(3)上段冷凍室3bへの食品の投入、(4)上段冷凍室の閉扉、をこの順で検知することとしても良い。また、上記のうち(2-2)と(2-3)は順番が逆であっても良い。
更に、急冷却を行う上段冷凍室3bの容器の底面には熱伝導率が高い熱良導性部材、例えばアルミニウムからなる金属トレー48が設置されており、供給された冷気によって食品を急速に冷却できるようにしても良い。また、上段冷凍室3bの容器自体を熱伝導率が高い熱良導性部材で形成して、更に、急冷却に適した形にするようにしても良いものである。
また、下湯でした野菜やカレーのように温かいままの食品を真空密閉容器内に入れ蓋をしすぐに冷凍保存する場合、食品が低温になるにつれて真空密閉容器内の圧力変化が起こり、真空密閉容器内が減圧されるため、減圧貯蔵室24内で減圧しなくてもよい。
また、図13に示すように減圧冷凍貯蔵を上段冷凍室3bで行うようにしてもいい。この場合、減圧貯蔵室24の後部側方の空間に配置された減圧貯蔵室24を減圧するための減圧手段である負圧ポンプ29を用い、冷蔵庫背面を通した配線により上段冷凍室3bへ繋げ減圧できるようにするものである。その際には図14に示すように上段冷蔵室カバー90を設け、上段冷凍室3bとの密閉度を高めることで減圧可能となる。
なお、真空密閉容器80は、冷蔵庫とともに販売されてもよいし、どのような冷蔵庫(品名、型番、又はこれらを製造するメーカ名)に適用可能であるかの説明書きを付すことで一般消費者の購入意思決定を補助可能な態様で別に販売されても良い。冷蔵庫自身が、そのような真空密閉容器80とともに利用されることを言及した説明書とともに販売されても良い。
また、各実施例の効果は、特に真空密閉容器80中の酸素量が低減したことが寄与している。このため、減圧に限らず、減圧貯蔵室は内部の雰囲気の調整(例えば、酸素分圧の低減や、その他食品保存に好適な調整)を可能な雰囲気調整室にすることができる。この場合、真空密閉容器80は減圧されることに限定されないので密閉容器と呼称するのが好ましい。雰囲気の調整としては、例えば、密閉容器内の空気(特に酸素)の排出でもよいし、高湿空気のような雰囲気の取込(密閉容器内への気体の流入)でもよい。
24 減圧貯蔵室(貯蔵室)
29 負圧ポンプ(減圧手段)
40 減圧貯蔵室本体
60 蓋
60a 減圧貯蔵室容器
80 真空貯蔵容器
80a 真空貯蔵容器本体
80b 真空貯蔵容器蓋
81 パッキン
82 通気孔
83 逆止弁
90 上段冷凍室カバー

Claims (6)

  1. 内部の雰囲気を調整可能で、密閉容器を収納可能な雰囲気調整室を有し、
    該雰囲気調整室が雰囲気の調整を開始した後、所定の条件を満たすとユーザへの報知を行うものであり、
    前記報知は、前記密閉容器を他の貯蔵室に移動するのに適した状態に至ったことをユーザに報知するものである冷蔵庫。
  2. 前記密閉容器を収納させて前記雰囲気調整室の雰囲気の調整を開始させると、前記密閉容器内から前記密閉容器外に向けて気体が排出又は前記密閉容器外から前記密閉容器内に向けて気体が流入し、
    前記密閉容器として可搬かつ箱形の密閉容器が付された、又は、
    前記密閉容器として可搬かつ箱形の密閉容器の利用を言及する説明が付された請求項に記載の冷蔵庫。
  3. 別の貯蔵室と、
    前記雰囲気調整室及び/又は前記貯蔵室の食品の出し入れを検知可能な出入検知部と、を有し、
    前記出入検知部の検知結果を利用して前記貯蔵室の急速冷却を実行する請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
  4. 別の貯蔵室と、
    前記雰囲気調整室及び前記貯蔵室の扉の開閉を検知可能な扉検知部と、を有し、
    前記扉検知部の検知結果を利用して前記貯蔵室の急速冷却を実行する請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
  5. 内部の雰囲気を調整可能で、密閉容器を収納可能な雰囲気調整室と、
    別の貯蔵室と、
    前記雰囲気調整室及び/又は前記貯蔵室の食品の出し入れを検知可能な出入検知部と、
    前記雰囲気調整室及び前記貯蔵室の扉の開閉を検知可能な扉検知部と、を有し、
    前記雰囲気調整室が雰囲気の調整を開始した後、所定の条件を満たすとユーザへの報知を行うものであり、
    前記雰囲気調整室の開扉、食品の取出し、及び閉扉、並びに、前記貯蔵室の開扉、食品の投入、及び閉扉、をこの順で検知した場合に少なくとも、前記貯蔵室の急速冷却を実行する冷蔵庫。
  6. 減圧空間で気体を排出可能な前記密閉容器として
    開口を有する本体と、
    該開口を開閉自在な蓋と、
    前記本体及び前記蓋の間に配されたパッキンと、
    前記パッキンより外周側に位置して該パッキンに略接するリブと、
    前記パッキンより内周側に位置して該パッキンに略接する支持部と、
    気体を外部に排出する通気孔と、
    該通気孔を介しての気体の流入を阻止する逆止弁と、を有し、
    2mm以上の厚さの部分を少なくとも有する箱形の密閉容器を備える
    請求項1乃至請求項5何れか一項に記載の冷蔵庫
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