JP7037531B2 - 研磨パッド、その製造方法及びそれを用いた研磨方法 - Google Patents

研磨パッド、その製造方法及びそれを用いた研磨方法 Download PDF

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Description

本発明は、研磨された基板の欠陥数を低減した研磨パッド、その製造方法及びそれを用いた研磨方法に関する。
研磨パッドは、工業的に容易に微細な表面加工を可能にするために、化学的機械研磨技術(Chemical Mechanical Planarization、CMP)に使用され、半導体装置用シリコンウエハ、メモリディスク、磁気ディスク、光学レンズや反射ミラーなどの光学材料、ガラス板、金属などの高度の表面平坦性が要求される材料の平坦化加工処理に多様に使用可能である。
半導体回路の微細化に伴い、CMP工程の重要性は益々高まっている。CMPパッド(CMP Pad)は、半導体製造工程の中のCMP工程において必須な原副資材の一つであって、CMP性能の具現に重要な役割を担当している。
CMPパッドは様々な性能が要求されるが、平坦化加工後の材料の欠陥(Defect)数は、収率に大きな影響を及ぼす因子であるので、CMPパッドの長短を区分するのに重要な因子といえる。
韓国公開特許第10-2016-0132882号、研磨パッド及びその製造方法 韓国公開特許第10-2005-0040838号、基板を化学機械的平坦化及び研磨するためのパッド
具現例の目的は、研磨された基板上の欠陥数を減少させた研磨パッド、その製造方法及びそれを用いた研磨方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一実施例に係る研磨パッドは、ポリウレタンを研磨パッドに含み、前記ポリウレタンは下記化学式1で表されるフッ素系繰り返し単位を含む、前記研磨パッドとヒュームドシリカスラリーで研磨された基板上の欠陥が40個以下である低欠陥特性を有する。
Figure 0007037531000001
前記化学式1において、前記R11及びR12は、それぞれ独立して、水素、炭素数1~10のアルキル基及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R11及び前記R12のうち少なくとも1つはフッ素であり、前記Lは、炭素数1~5のアルキレン又は-O-であり、前記R13及びR14は、それぞれ独立して、水素、炭素数1~10のアルキル基及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R13及び前記R14のうち少なくとも1つはフッ素であり、前記nは、0~20の整数であり、前記mは、0~20の整数であり、前記nと前記mは同時に0ではない。
前記ポリウレタンは、下記化学式2-1又は化学式2-2で表される繰り返し単位を主鎖に含むことができる。
Figure 0007037531000002
Figure 0007037531000003
前記化学式2-1又は化学式2-2において、前記R11及びR12は、それぞれ独立して、水素、炭素数1~10のアルキル基及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R11及び前記R12のうち少なくとも1つはフッ素であり、前記Lは、炭素数1~5のアルキレン又は-O-であり、前記R13及びR14は、それぞれ独立して、水素、炭素数1~10のアルキル基及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R13及び前記R14のうち少なくとも1つはフッ素であり、前記nは、0~20の整数であり、前記mは、0~20の整数であり、前記nと前記mは同時に0ではなく、前記R21は、-Si(R15)(R16)(R31)-であり、前記R15及びR16は、それぞれ独立して、水素、又は炭素数1~10のアルキル基であり、前記R31は、-(CHm1-又は-(CHm2-(OCH2CH2)m3-(但し、m1、m2、及びm3は、それぞれ独立して、1~20の整数)である。
前記研磨パッドは、下記式1による接触角の差値(Ad(p-f)、%)が1.5~5であってもよい。
[式1]
Ad(p-f)=[100×(Ap-Af)]/Ap
前記式1において、前記Apは、純水(pure water)で測定した接触角であり、前記Afは、ヒュームドシリカスラリーで測定した接触角である。
前記ポリウレタンは発泡体形態であり、前記発泡体の平均気孔サイズは10~30μmであってもよい。
前記ポリウレタンは、ショアD硬度が55~65であってもよい。
前記研磨パッドは、前記ポリウレタンを含むトップパッドと、前記トップパッドの一面上に位置する不織布又はスエードタイプのサブパッドとを含むことができる。
本発明の他の一実施例に係る研磨パッドは、ウレタン組成物の発泡体を含むポリウレタン系研磨層であるトップパッド(top pad)を含む。 前記ウレタン組成物はウレタン系プレポリマー、硬化剤、及び発泡剤を含むことができる。 前記ウレタン系プレポリマーはプレポリマー組成物の共重合体である。 前記プレポリマー組成物は、イソシアネート化合物、アルコール化合物、及び前記化学式1のフッ素系繰り返し単位を含み、少なくとも一末端がヒドロキシ基、アミン基、またはエポキシ基を含むフッ素系化合物を含むことができる。
前記フッ素系化合物は、前記プレポリマー組成物全体を基準として0.1~5重量%含まれてもよい。
前記トップパッドは、前記化学式1で表されるフッ素系繰り返し単位を含まない発泡体形態のポリウレタンと比較して、研磨されたシリコンウエハの欠陥の程度を80%以上減少させることができる。
前記フッ素系化合物は、下記化学式3で表される化合物であってもよい。
Figure 0007037531000004
前記化学式3において、前記R11及びR12は、それぞれ独立して、水素、炭素数1~10のアルキル基及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R11及び前記R12のうち少なくとも1つはフッ素であり、前記Lは、炭素数1~5のアルキレン又は-O-であり、前記R13及びR14は、それぞれ独立して、水素、炭素数1~10のアルキル基及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R13及び前記R14のうち少なくとも1つはフッ素であり、前記nは、0~20の整数であり、前記mは、0~20の整数であり、前記nと前記mは同時に0ではなく、前記R21及び前記R22は、それぞれ独立して、-(CHm1-又は-(CHm2-(OCHCHm3-(但し、m1、m2、及びm3は、それぞれ独立して、1~20の整数)であり、前記R41及びR42は、それぞれ独立して、ヒドロキシ基、アミン基、またはエポキシ基である。
前記プレポリマーは、NCO%が8~12%であるものであってもよい。
本発明の更に他の一実施例に係る研磨パッドの製造方法は、i)ウレタン組成物の重合反応を行って、発泡体形態のポリウレタンを形成するポリウレタン形成過程;ii)前記ポリウレタンを含むトップパッドを製造するトップパッド製造過程;及びiii)前記トップパッドをサブパッド(sub pad)と接着して研磨パッドを製造するラミネーション過程;を含む。 前記ウレタン組成物は ウレタンプレポリマー、硬化剤、及び発泡剤を含むことができる。 前記ポリウレタンは前記化学式1で表されるフッ素系繰り返し単位を含む、 下記化学式1で表されるフッ素系繰り返し単位を主鎖に含むポリウレタン研磨パッドを製造する。
前記プレポリマーは、ウレタンプレポリマーの製造方法で製造されることができる。前記プレポリマーの製造方法は、プレポリマー組成物を、50~120℃で反応させて、NCO%が8~12wt%であるウレタンプレポリマーを製造するプレポリマー製造ステップ;を含む。 前記プレポリマー組成物はイソシアネート化合物、アルコール化合物、及び前記化学式1のフッ素系繰り返し単位を含み、少なくとも一末端がヒドロキシ基、アミン基、またはエポキシ基を含むフッ素系化合物を含む
前記プレポリマー製造ステップは、前記イソシアネート化合物及びアルコール化合物を含む第1組成を混合し、60~100℃で1~5時間反応させて、第1重合体を形成する第1過程;及び前記第1重合体と前記フッ素系化合物を含む第2組成を混合し、60~100℃で0.5~3時間反応させて、第2重合体を形成する第2過程;を含むことができる。
本発明の更に他の一実施例に係る研磨されたウエハの製造方法は、上述した研磨パッドと研磨前のウエハをCMP研磨装置に装着する準備ステップ:及び前記CMP研磨装置に研磨用スラリーを投入しながら、前記研磨前のウエハを前記研磨パッドを用いて研磨を行って、研磨されたウエハを製造する研磨ステップ;を含む。
本発明の研磨パッド、その製造方法及びそれを用いた研磨方法は、研磨率、切削率は従来と同等レベルに維持しつつ、欠陥(defect)の数を著しく減少させた研磨パッド、その製造方法、それを用いたウエハの研磨方法を提供することができる。
本発明の一実施例に係るトップパッドを含む研磨パッドの断面を説明する概念図である。 本発明の実施例で製造した実施例1(a)、実施例2(b)及び比較例1(c)のトップパッドの気孔を電子顕微鏡で観察した結果である。
以下、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように、本発明の実施例について添付の図面を参照して詳細に説明する。しかし、本発明は、様々な異なる形態で実現可能であり、ここで説明する実施例に限定されない。
本明細書で使用される程度の用語、「約」、「実質的に」などは、言及された意味に固有の製造及び物質の許容誤差が提示されるとき、その数値で又はその数値に近接した意味で使用され、本発明の理解を助けるために正確又は絶対的な数値が言及された開示内容を非良心的な侵害者が不当に利用することを防止するために使用される。
本明細書全体において、マーカッシュ形式の表現に含まれた「これらの組み合わせ」という用語は、マーカッシュ形式の表現に記載された構成要素からなる群から選択される1つ以上の混合又は組み合わせを意味するものであって、前記構成要素からなる群から選択される1つ以上を含むことを意味する。
本明細書全体において、「A及び/又はB」の記載は、「A、B、または、A及びB」を意味する。
本明細書全体において、「第1」、「第2」又は「A」、「B」のような用語は、特に説明がない限り、同一の用語を互いに区別するために使用される。
本明細書において、A上にBが位置するという意味は、A上に直接当接してBが位置するか、またはそれらの間に別の層が位置しながらA上にBが位置することを意味し、Aの表面に当接してBが位置するものに限定されて解釈されない。
本明細書において、単数の表現は、特に説明がなければ、文脈上解釈される単数又は複数を含む意味で解釈される。本明細書において、欠陥は、微細スクラッチまたはチャターマーク(chatter mark)のような研磨欠陥を意味する。
化学機械的研磨機術に活用される研磨パッドは、基板の研磨を迅速かつ正確に行い、それと同時に、基板の表面に欠陥(スクラッチ、defect)がないように研磨を行わなければならない。本発明の発明者らは、研磨パッドの他の特性は同等レベル以上に維持しながら、欠陥の数を低減するための方法を研究していたところ、スラリー粒子が研磨パッドに固着化しないようにスラリー溶液に対して高い接触角を有する研磨パッドを製造し、これを用いると、研磨されたウエハ上の欠陥の数を著しく低減できるという点を確認し、本発明を完成した。
図1は、本発明の一実施例に係る研磨パッドの断面を説明する概念図である。前記図1を参照して本発明をより具体的に説明すると、本発明の一実施例に係る研磨パッド100は、下記化学式1で表されるフッ素系繰り返し単位を含むポリウレタンを含む。
Figure 0007037531000005
前記化学式1において、前記R11及びR12は、それぞれ独立して、水素、炭素数1~10のアルキル基及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R11及び前記R12のうち少なくとも1つはフッ素であり、前記Lは、炭素数1~5のアルキレン又は-O-である。また、前記R13及びR14は、それぞれ独立して、水素、炭素数1~10のアルキル基及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R13及び前記R14のうち少なくとも1つはフッ素である。また、前記nは、0~20の整数であり、前記mは、0~20の整数であり、前記nと前記mは同時に0ではない。
具体的には、前記化学式1において、前記R11及びR12は、それぞれ独立して、水素、炭素数1~5のアルキル基及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R11及び前記R12のうち少なくとも1つはフッ素であり、前記Lは、炭素数1~5のアルキレン又は-O-である。また、前記R13及びR14は、それぞれ独立して、水素、炭素数1~5のアルキル基及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R13及び前記R14のうち少なくとも1つはフッ素である。また、前記nは、0~10の整数であり、前記mは、0~10の整数であり、前記nと前記mは同時に0ではない。
前記研磨パッド100は、化学式1で表されるフッ素系繰り返し単位がポリウレタンの主鎖に接続されることで、化学機械的研磨過程で安定的かつ比較的一定に研磨された基板上の欠陥の発生を低減することができ、特に、ヒュームドシリカスラリー用に適用する場合、研磨された基板に欠陥発生の抑制効果が大きい。
具体的には、前記ポリウレタンは、下記化学式2-1又は化学式2-2で表される繰り返し単位を含むことができる。
Figure 0007037531000006
Figure 0007037531000007
前記化学式2-1又は化学式2-2において、前記R11及びR12は、それぞれ独立して、水素、炭素数1~10のアルキル基及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R11及び前記R12のうち少なくとも1つはフッ素であり、前記Lは、炭素数1~5のアルキレン又は-O-であり、前記R13及びR14は、それぞれ独立して、水素、炭素数1~10のアルキル基及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R13及び前記R14のうち少なくとも1つはフッ素であり、前記nは、0~20の整数であり、前記mは、0~20の整数であり、前記nと前記mは同時に0ではなく、前記R21は、-Si(R15)(R16)(R31)-であり、前記R15及びR16は、それぞれ独立して、水素、又は炭素数1~10のアルキル基であり、前記R31は、-(CHm1-又は-(CHm2-(OCHCHm3-(但し、m1、m2、及びm3は、それぞれ独立して、1~20の整数)である。
具体的には、前記化学式2-1又は化学式2-2において、前記R11及びR12は、それぞれ独立して、水素、炭素数1~5のアルキル基及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R11及び前記R12のうち少なくとも1つはフッ素であり、前記Lは、炭素数1~5のアルキレン又は-O-であり、前記R13及びR14は、それぞれ独立して、水素、炭素数1~5のアルキル基及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R13及び前記R14のうち少なくとも1つはフッ素であり、前記nは、0~10の整数であり、前記mは、0~10の整数であり、前記nと前記mは同時に0ではなく、前記R21は、-Si(R15)(R16)(R31)-であり、前記R15及びR16は、それぞれ独立して、水素、又は炭素数1~5のアルキル基であり、前記R31は、-(CHm1-又は-(CHm2-(OCHCHm3-(但し、m1、m2、及びm3は、それぞれ独立して、1~10の整数)である。
前記研磨パッド100は、前記化学式2-1又は化学式2-2で表されるフッ素系繰り返し単位を0.1~5重量%含むことができる。このような場合、本発明で意図する適切なスラリー粒子の研磨パッド内の固着現象の発生を効率的に抑制することができる。
前記特徴を有するポリウレタンは、前記研磨パッド100全体に適用することができ、トップパッド10とサブパッド30を含む研磨パッドの構造においてトップパッド10に適用することができる。
前記ポリウレタンは、発泡体形態のポリウレタンが適用されてもよい。
前記発泡体形態のポリウレタンは、前記ポリウレタンの製造時に、組成に気相発泡剤、固相発泡剤、液相発泡剤及びこれらの組み合わせからなる群から選択されたいずれか1つの発泡剤を混合する方式で形成され得る。
前記研磨パッド100は、前記トップパッド10を含む研磨パッド100とヒュームドシリカスラリーを適用して研磨した酸化ケイ素膜上の欠陥が40個以下である低欠陥特性を有することができ、25個以下である低欠陥特性を有することができ、または10個以下である低欠陥特性を有することができる。前記基板は、直径が約300mmまたはそれ以上のディスク状であってもよい。前記基板は、約70685.83mmまたはそれ以上の表面積を有することができる。前記欠陥の数は、前記表面積で測定したものを基準とする。
前記欠陥は、CMP研磨装備を使用して研磨されたシリコンウエハを洗浄及び乾燥した後、ディフェクト測定装備(製造社:Tencor、モデル名:XP+)を用いて評価した結果である。
前記研磨は、CMP研磨装置に、シリコンオキサイドが蒸着された300mmのシリコンウエハを設置した後、前記研磨パッド100を貼り付けた定盤上に前記シリコンウエハのシリコンオキサイド層が接するように位置させた後、研磨荷重が4.0psi、150rpmで60秒間回転させながら研磨させたものを基準とする。このとき、スラリーは、例えば、ヒュームドシリカスラリーまたはセリアスラリーを適用できる。
前記ヒュームドシリカスラリーは、pHが10.5であり、平均粒子サイズが150nmであるヒュームドシリカが12重量%分散しているスラリーであってもよい。
具体的には、前記ヒュームドシリカスラリーは、下記の方法により製造されたものを適用できる。第1のpH調節剤と超純水を含むpH10.5の溶液であるベース溶液を製造する。このとき、前記第1のpH調節剤は、アンモニア、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどを適用できる。前記ベース溶液にヒュームドシリカ(Fumed silica、OCI社製)12重量%を、超音波分散機(ultra sonicator)を用いて、9000rpmの速度で混合しながら少量ずつ投入して分散させることで、シリカベース溶液を製造する。約4時間の分散過程を行った後、高圧分散機を用いて追加の分散過程を行い、アンモニウム系添加剤を0.5~2重量%添加し、1時間追加の攪拌過程を行った。この後、非イオン系界面活性剤(例えば、ポリエチレングリコール)0.01~0.1重量%と第2のpH調節剤を添加して、pH10.5の混合スラリー溶液を製造する。前記第2のpH調節剤としては、アンモニア、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、硝酸、スルホン酸などを適用できる。前記混合スラリー溶液は、3.5μmと1μmの気孔サイズを有するスラリー用フィルター(micropore社製)を適用してフィルタした後、最終ヒュームドシリカスラリーとした。最終ヒュームドシリカスラリーはpHが10.5であり、平均粒子サイズが150nm(測定:nano-ZS 90、malvern社製)であるヒュームドシリカが12重量%分散している。このように製造されたスラリーは、以後、接触角の測定時にヒュームドシリカスラリー標準溶液として適用される。
前記研磨パッド100は、切削率を45~55μm/hrで適用時に、シリコンウエハの欠陥が40個以下である低欠陥特性を有することができ、25個以下である低欠陥特性を有することができ、または10個以下である低欠陥特性を有することができる。
前記研磨パッド100は、研磨率を2600~2900Å/minで適用時に、シリコンウエハの欠陥が40個以下である低欠陥特性を有することができ、25個以下である低欠陥特性を有することができ、または10個以下である低欠陥特性を有することができる。
前記研磨パッド100は、下記式1による接触角の差値(Ad(p-f)、%)が1.5~5の値を有するものであってもよく、2~4の値を有するものであってもよい。
[式1]
Ad(p-f)=[100×(Ap-Af)]/Ap
前記式1において、前記Apは、純水(pure water)で測定した接触角であり、前記Afは、ヒュームドシリカスラリーで測定した接触角であり、Ad(p-f)は、前記の式1で定義される接触角の差値である。
前記接触角の差値が前記の値を有する場合、ヒュームドシリカスラリーを適用して基板の研磨時に、切削率、研磨率などは既存の場合と同等以上のレベルを維持しながら、欠陥の程度を著しく減少させることができる。
前記接触角の測定は室温で行われ、前記ヒュームドシリカスラリーは、pHが10.5であり、平均粒子サイズが150nmであるヒュームドシリカが12重量%分散しているものを基準とする。また、接触角の測定の基準となる前記ヒュームドシリカスラリーの具体的な組成及び製造法は、上述したものと重複するので、その記載を省略する。
前記研磨パッド100のヒュームドシリカスラリーで測定した接触角が、85~120°であってもよく、90~120°であってもよい。 °
前記研磨パッド100は、純水に対する接触角が85~125°であってもよく、90~120°であってもよい。
前記研磨パッド100は、純水に対する接触角とヒュームドシリカスラリーで測定した接触角との差は、1.5°以上であってもよく、1.8°以上であってもよく、2°以上であってもよい。
前記研磨パッド100は、純水に対する接触角とヒュームドシリカスラリーで測定した接触角との差は、1.2~5°であってもよく、1.5~4°であってもよい。
上述したように、純水に対する接触角とヒュームドシリカスラリーに対する接触角との差が相対的に大きい研磨パッド100は、研磨用スラリーと接するとき、研磨パッドの表面とスラリー粒子との反発力が大きくなり得、したがって、スラリー粒子が研磨パッド上に固着化する現象を著しく減らすことができ、これは、優れた研磨品質を得るようにする。
上述した純水に対する接触角とスラリーに対する接触角の差が相対的に大きい研磨パッド100は、発泡型パッドであるとき、さらに大きな欠陥減少効果を有する。これは、発泡型研磨パッドの表面に位置する微細な気孔に前記スラリーに含まれた粒子が流入して固着化する場合、研磨された基板の表面上に欠陥を生成する場合が多いが、本発明の構成によりこのような現象を著しく減らすことができるためであると考えられる。
本発明では、前記研磨パッド100を構成するポリウレタンの主鎖上にフッ素系繰り返し単位を含ませることで、特に、シリカ粒子と前記ポリウレタン表面との反発力がさらに大きくなるように誘導し、スラリーを用いた研磨パッドの研磨率、切削率などは同等レベル以上に維持しながら、欠陥発生の程度を著しく減少させる。
前記研磨パッド100は、トップパッド10、前記トップパッドの一面上に位置する第1接着層15、及び前記第1接着層15の一面上に位置するサブパッド30を含む。
前記トップパッド10は、上述した特徴を有する発泡体形態のポリウレタンで構成されたパッドであって、平均気孔サイズは10~30mmであるものであってもよい。このような平均気孔サイズを有するトップパッドを適用することが、研磨パッドの研磨効率の向上のために良い。
前記トップパッド10は、面積率が36~44%である発泡体形態のポリウレタンであってもよい。前記トップパッド10は、単位面積当たりの気孔数が350~500である発泡体形態のポリウレタンであってもよい。このような特徴の発泡体形態のポリウレタントップパッド10を適用する場合、効率的なウエハ研磨が可能である。
前記トップパッド10は、ショアD硬度が55~65であるものが適用されてもよく、このような場合、研磨の効率を高めることができる。
前記トップパッド10は、厚さが1.5~3mmであるものが適用されてもよく、このような場合、研磨の効率を高めることができる。
前記サブパッド30は、アスカーC(Asker C)硬度が60~90であるものであってもよい。
前記サブパッド30は、不織布タイプまたはスエードタイプであってもよい。
前記サブパッド30は、その厚さが0.5~1mmであってもよい。
前記トップパッド10と前記サブパッド30は、ホットメルト接着層15を介して付着することができる。
前記サブパッド30の他面にはゴム系接着剤35(第2接着層)を適用することができる。
前記サブパッド30の他面上に位置するゴム系接着剤35の第2接着層は、前記第2接着層の他面にPETフィルムのようなフィルム50が位置することができる。前記フィルム50上にはゴム系接着体層55(第3接着層)が位置することができる。
前記サブパッド30の他面は、ゴム系接着剤35(第2接着層)を介して研磨機器の定盤に接着され得る。
本発明の他の一実施例に係る研磨パッド100は、ポリウレタン系研磨層であるトップパッド10(top pad)を含む。 前記ウレタン組成物はウレタン系プレポリマー、硬化剤、及び発泡剤を含むことができる。 前記ウレタン系プレポリマーはプレポリマー組成物の共重合体である。 前記プレポリマー組成物は、イソシアネート化合物、アルコール化合物、及び前記化学式1のフッ素系繰り返し単位を含み、少なくとも一末端がヒドロキシ基、アミン基、またはエポキシ基を含むフッ素系化合物を含むことができる。
前記フッ素系化合物は、イソシアネートと反応してウレタンの主鎖にフッ素系繰り返し単位を導入できる化合物が適用され得る。
具体的には、前記フッ素系化合物は、分子内に炭素数1~10であるフルオロアルキレン基、分岐にフッ素を含む酸化エチレン基、及び/又は炭素数1~10の炭化フッ素基を含み、末端にヒドロキシ基、イソシアネート、エポキシ基、またはアミン基を含む化合物であってもよい。
より具体的には、前記フッ素系化合物は、下記化学式1のフッ素系繰り返し単位を含み、少なくとも一末端がヒドロキシ基、アミン基、またはエポキシ基を含むフッ素系化合物であり得る。
Figure 0007037531000008
前記化学式1についての具体的な説明は、上述したものと重複するので、その記載を省略する。
前記フッ素系化合物は、前記プレポリマー組成物全体を基準として0.1~5重量%含まれてもよく、1~3重量%含まれてもよく、1.5~2.5重量%含まれてもよい。前記フッ素系化合物を前記プレポリマー組成物全体を基準として0.1重量%未満で含む場合には、フッ素系化合物の含有による欠陥減少の効果が僅かであり、5重量%を超えて含む場合には、合成過程でゲル化が起こってしまい、意図する物性を有するように合成を進行することが難しいことがある。前記含量で前記フッ素系化合物を含む場合、優れた欠陥減少効果を有するポリウレタン研磨パッドを提供することができる。
具体的には、前記トップパッド10は、前記化学式1で表されるフッ素系繰り返し単位を含まない発泡体形態のポリウレタンと比較して、研磨されたシリコンウエハの欠陥の程度を85%以上減少させることができ、88%以上減少させることができ、または92%以上減少させることができる。このような欠陥減少の程度は、切削率、研磨率などが既存と同等レベルで得られる値であって、欠陥によるシリコンウエハの不良率を著しく減少させることができる。
前記フッ素系化合物は、下記化学式3で表される化合物であってもよい。
Figure 0007037531000009
前記化学式3において、前記R11及びR12は、それぞれ独立して、水素、炭素数1~10のアルキル基及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R11及び前記R12のうち少なくとも1つはフッ素であり、前記Lは、炭素数1~5のアルキレン又は-O-であり、前記R13及びR14は、それぞれ独立して、水素、炭素数1~10のアルキル基及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R13及び前記R14のうち少なくとも1つはフッ素であり、前記nは、0~20の整数であり、前記mは、0~20の整数であり、前記nと前記mは同時に0ではなく、前記R21及び前記R22は、それぞれ独立して、-(CHm1-又は-(CHm2-(OCHCHm3-(但し、m1、m2、及びm3は、それぞれ独立して、1~20の整数)であり、前記R41及びR42は、それぞれ独立して、ヒドロキシ基、アミン基、またはエポキシ基である。
具体的には、前記化学式3において、前記R11及びR12は、それぞれ独立して、水素、炭素数1~5のアルキル基及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R11及び前記R12のうち少なくとも1つはフッ素であり、前記Lは、炭素数1~5のアルキレン又は-O-であり、前記R13及びR14は、それぞれ独立して、水素、炭素数1~5のアルキル基及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R13及び前記R14のうち少なくとも1つはフッ素であり、前記nは、0~10の整数であり、前記mは、0~10の整数であり、前記nと前記mは同時に0ではなく、前記R21及び前記R22は、それぞれ独立して、-(CHm1-又は-(CHm2-(OCHCHm3-(但し、m1、m2、及びm3は、それぞれ独立して、1~10の整数)であり、前記R41及びR42は、それぞれ独立して、ヒドロキシ基、アミン基、またはエポキシ基である。
より具体的には、前記化学式3において、前記R11及びR12は、それぞれ独立して、水素、メチル、エチル及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R11及び前記R12のうち少なくとも1つはフッ素であり、前記Lは、メチレン、エチレン、プロピレン、または-O-であり、前記R13及びR14は、それぞれ独立して、水素、メチル、エチル及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R13及び前記R14のうち少なくとも1つはフッ素であり、前記nは、0~10の整数であり、前記mは、0~10の整数であり、前記nと前記mは同時に0ではなく、前記R21及び前記R22は、それぞれ独立して、-(CHm1-又は-(CHm2-(OCHCHm3-(但し、m1、m2、及びm3は、それぞれ独立して、1~10の整数)であり、前記R41及びR42はヒドロキシ基である。
前記イソシアネート化合物は、p-フェニレンジイソシアネート、1,6-ヘキサメチレンジイソシアネート、トルエンジイソシアネート、1,5-ナフタレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、4,4-ジフェニルメタンジイソシアネート、シクロヘキシルメタンジイソシアネート及びこれらの組み合わせからなる群から選択されたいずれか1つが適用されてもよいが、これに限定されるものではない。
前記アルコール化合物は、ポリオール化合物または単分子アルコール化合物が1種以上含まれてもよい。
前記ポリオール化合物は、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリカプロラクトンポリオール及びこれらの組み合わせからなる群から選択されたいずれか1つが適用されてもよいが、これに限定されるものではない。
前記単分子アルコール化合物は、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、メチルプロパンジオール及びこれらの組み合わせからなる群から選択されたいずれか1つが適用されてもよいが、これに限定されるものではない。
前記ウレタン系プレポリマーは、前記イソシアネート化合物、前記アルコール化合物、及び前記フッ素系化合物の共重合体であってもよい。
前記プレポリマー組成物は、前記イソシアネート化合物1重量部を基準として、前記アルコール化合物を0.7~1.3重量部含むことができ、前記フッ素系化合物を0.05~7重量%含むことができる。具体的には、前記プレポリマー組成物は、前記イソシアネート化合物1重量部を基準として、前記アルコール化合物を0.8~1.2重量部含むことができ、前記フッ素系化合物を0.1~5重量%含むことができる。より具体的には、前記プレポリマー組成物は、前記イソシアネート化合物1重量部を基準として、前記アルコール化合物を0.85~1.15重量部含むことができ、前記フッ素系化合物を1.6~2.5重量%含むことができる。このような範囲でプレポリマー組成物を構成する場合、研磨パッドにより一層適した物性のポリウレタンを製造することができる。
前記プレポリマーは、NCO%が8~12wt%であるものであってもよい。このような範囲でNCO%を有する場合、適切な硬度を有する発泡体形態の多孔性ポリウレタンパッドを製造することができる。
前記硬化剤は、例えば、アミン硬化剤が適用されてもよい。
前記アミン硬化剤は、具体的には、4,4'-メチレンビス(2-クロロアニリン)、m-フェニレンジアミン、ジエチルトルエンジアミン、ヘキサメチレンジアミン及びこれらの組み合わせからなる群から選択されたいずれか1つであってもよい。
前記発泡剤は、気相発泡剤、固相発泡剤、液相発泡剤、またはこれらの組み合わせが適用されてもよい。
前記気相発泡剤としては、具体的に非活性気体が適用され得、例えば、窒素ガス、二酸化炭素ガスなどが適用されてもよい。
前記固相発泡剤としては、有機中空球体及び/又は無機中空球体が適用され得、例えば、炭化水素気体を高分子でカプセル化した微球体などが適用されてもよい。
前記液相発泡剤としては、ガルデン溶液(Tri perfluoro propyl amine)、液状二酸化炭素、液状ハイドロフルオロカーボンなどが適用されてもよいが、これに限定されるものではない。
前記ウレタン組成物は、界面活性剤をさらに含むことができる。前記界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤またはイオン性界面活性剤を適用することができ、ポリジメチルシロキサンを含むブロックの少なくとも1つ、及び、ポリエーテル、ポリエステル、ポリアミド、またはポリカーボネートセグメントを含む他のブロックの少なくとも1つを含有する共重合体のようなシリコン界面活性剤が適用されてもよいが、これに限定されるものではない。
前記ウレタン組成物は、前記ウレタン系プレポリマー100重量部を基準として、前記硬化剤を10~60重量部、前記発泡剤を0.1~10重量部、そして、前記界面活性剤を0.1~2重量部含むことができる。また、前記発泡剤として気相発泡剤を適用する場合、吐出速度を0.1~2.0L/minで適用できる。このような割合で前記ウレタン組成物を構成する場合、研磨パッドに適した物性を有する発泡体形態のポリウレタンを形成することができる。
本発明の更に他の一実施例に係る研磨パッド用ウレタンプレポリマーの製造方法は、プレポリマー組成物を50~120℃で反応させ、NCO%が8~12wt%であるウレタンプレポリマーを製造するプレポリマー製造ステップ;を含む。前記プレポリマー組成物はイソシアネート化合物、アルコール化合物、フッ素系化合物を含むことができる。 前記フッ素系化合物は化学式1のフッ素系繰り返し単位を含み、少なくとも一末端がヒドロキシ基、アミン基、またはエポキシ基を含むことができる。
前記プレポリマー製造ステップは、前記イソシアネート化合物及びアルコール化合物を含む第1組成を混合し、60~100℃で1~5時間反応させて、第1重合体を形成する第1過程;及び前記第1重合体と前記フッ素系化合物を含む第2組成を混合し、60~100℃で0.5~3時間反応させて、第2重合体を形成する第2過程;を含むことができる。
前記イソシアネート化合物、前記アルコール化合物、前記フッ素系化合物、前記プレポリマー組成物などについての具体的な説明は、上述の説明と重複するので、その記載を省略する。
本発明の更に他の一実施例に係る研磨パッド100の製造方法は、i)研磨パッド用ウレタンプレポリマー、硬化剤、及び発泡剤を含むウレタン組成物を、混合後に重合反応を行って、前記化学式1で表されるフッ素系繰り返し単位を含む発泡体形態のポリウレタンを形成するポリウレタン形成過程と;ii)前記ポリウレタンを含むトップパッド10を製造するトップパッド製造過程と;iii)前記トップパッドをサブパッド(sub pad)と接着して研磨パッドを製造するラミネーション過程と;を含んで、前記化学式1で表されるフッ素系繰り返し単位を主鎖に含むポリウレタン研磨パッド100を製造する。
前記イソシアネート化合物、前記アルコール化合物、前記フッ素系化合物、前記プレポリマー組成物、前記ウレタン組成物などについての具体的な説明は、上述の説明と重複するので、その記載を省略する。
本発明の更に他の一実施例に係る研磨されたウエハの製造方法は、上述した研磨パッド100と研磨前のウエハをCMP研磨装置に装着する準備ステップと;前記CMP研磨装置に研磨用スラリーを投入しながら、前記研磨前のウエハを前記研磨パッドを用いて研磨を行って、研磨されたウエハを製造する研磨ステップとを含む。
前記研磨前のウエハは、具体的にシリコンウエハであり得、例えば、シリコンオキサイドが蒸着されたシリコンウエハであってもよい。
前記研磨用スラリーは、ヒュームドシリカ、コロイドシリカ、セリアなどを含む研磨用スラリーが適用されてもよい。
前記研磨は、前記研磨前のウエハ及び/又は前記研磨パッドが互いに接するように加圧して行うことができ、前記加圧は1~7psiで適用されてもよい。
前記研磨は、前記研磨前のウエハ及び/又は前記研磨パッドが回転しながら行われてもよく、前記回転速度は10~400rpmで行われてもよい。
前記研磨は、1~10分の研磨時間の間行うことができ、このような研磨時間は、必要に応じて加減することができる。
前記研磨されたウエハの製造方法は、前記研磨ステップの後に洗浄ステップをさらに含むことができる。
前記洗浄ステップは、前記研磨されたウエハを前記CMP研磨装置から分離し、精製水と不活性ガス(例えば、窒素ガス)で洗浄する過程が含まれる。
前記研磨されたウエハの製造方法は、本発明の研磨パッドを適用することで、優れた研磨率、切削率などを有し、同時に低い欠陥数を有する研磨パッドを製造することができる。
以下、本発明をより具体的に説明する
1.研磨パッドの製造
実施例1のトップパッド用シートの製造
イソシアネート化合物として、TDI(Toluene Diisocyanate)を、そして、ポリオール化合物として、PTMEG(Polytetramethylene ether glycol)とジエチレングリコール(Diethylene glycol)を4口フラスコに投入した後、80℃で3時間反応させて1次反応物を得た。前記1次反応物とトリフルオロエタノールを4口フラスコに入れ、80℃で2時間反応させて、NCO%が8~12%であるプレポリマー(Prepolymer)を製造した。このとき、前記トリフルオロエタノールは、前記プレポリマー全体を基準として2重量%適用した。
プレポリマータンク、硬化剤タンク、不活性気体注入ラインが備えられたキャスティング機械(Casting Machine)にて、プレポリマータンクに、前記で製造したプレポリマーを充填し、硬化剤タンクにはビス(4-アミノ-3-クロロフェニル)メタン[Bis(4-amino-3-chlorophenyl)methane、Ishihara社製]を充填した。不活性気体としては窒素ガス(N)を準備した。固相発泡剤(Akzonobel社製)とシリコン系界面活性剤(Evonik社製)は、別途のラインを通じて混合するか、または前記プレポリマーと混合して適用した。
このように準備されたキャスティング機械にて、プレポリマーと硬化剤の当量を1:1に合わせ、1分当たり10kgの速度で吐出しながらキャスティングした。このとき、不活性気体である窒素(N)の量を、全体流れ量の体積に対し下記の表1に示された速度で注入した。
ミキシングヘッドにて高速で注入された各原料を混合した後、横1000mm、縦1000mm、高さ3mmのモールドに不活性気体の注入量を調節して注入し、比重が0.8~0.9g/ccであり、気孔(Pore)が存在する実施例1のトップパッド用シート10を得た。
実施例2のトップパッド用シートの製造
イソシアネート化合物としてTDI(Toluene Diisocyanate)を、そして、ポリオール化合物としてPTMEG(Polytetramethylene ether glycol)とジエチレングリコール(Diethylene glycol)、フッ素系化合物としてフッ素系ポリオール(Fluorinated polyol、Fluorolink(R) E-10H、Solvay社製)を4口フラスコに投入した後、80℃で反応させて、NCO%が8~12%であるプレポリマー(Prepolymer)を製造した。このとき、前記フッ素系化合物は、前記プレポリマー全体を基準として2重量%適用した。
プレポリマーを、前記の実施例2で製造したものを適用した以外は、実施例1と同様の方式で実施例2のトップパッド用シート10を製造した。
比較例1のトップパッド用シートの製造
イソシアネート化合物としてTDI(Toluene Diisocyanate)を、そして、ポリオール化合物としてPTMEG(Polytetramethylene ether glycol)とジエチレングリコール(Diethylene glycol)を4口フラスコに投入した後、80℃で反応させて、NCO%が8~12wt%であるプレポリマーを製造し、以下の過程を行った。
プレポリマーを、前記の比較例1で製造したものを適用した以外は、実施例1と同様の方式で比較例1のトップパッド用シートを製造した。
Figure 0007037531000010
研磨パッドの製造
前記で製造したトップパッド用シート10はそれぞれ、通常の方法で表面ミリング及びグルービング過程を順次経、サブパッド30へのラミネーティング過程を経て、図1の構造を有する研磨パッド100として製造された。
2.研磨パッドの物性評価
強度及び接触角の評価
前記で製造した実施例1、実施例2及び比較例1の研磨パッドを用いて、ヒュームドシリカスラリー(Fumed silica slurry)に対する接触角の測定、CMP研磨性能の評価、及びウエハ内の欠陥数の測定などの物性評価を行った。
接触角は、製造された研磨パッドのグルーブ(Groove)がない中心部位を、横縦2×2cmで採取し、この試片を、接触角測定機(Dynamic Contact Angle Analyzer、モデル名:DCA-312、製造社:CAHN)を用いて接触角を測定した。
実施例1及び2、比較例の試片は、前記の測定機に装着された後、それぞれ、注射器に純水(HO)とヒュームドシリカスラリー(Fumed silica Slurry)を充填した後、試片上に適正量を注射し、試片上に置かれた水滴の形状を接触角測定機を用いて測定する方式で評価した。ヒュームドシリカスラリーの組成及び製造過程は、別途の項目で説明する。
ヒュームドシリカスラリーの製造
第1のpH調節剤(アンモニア、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなど)と超純水からなるpH10.5の溶液を準備した。約12重量%のヒュームドシリカ(Fumed silica、OCI社製)を、ultra sonicatorを用いて9000rpmの速度で少量ずつ投入しながら分散させた。約4時間の分散工程を行った後、高圧分散機を通じて追加の分散作業を行った。
十分な分散工程が行われた後、アンモニウム系添加剤を0.5~2重量%添加し、1時間さらに攪拌した。その後、非イオン系界面活性剤を0.01~0.1重量%添加、及び第2のpH調節剤(アンモニア、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、硝酸、スルホン酸など)を用いて溶液のpHを10.5のレベルに調節した。
最終ヒュームドシリカスラリーは、3.5μm及び1μmの気孔サイズ(pore size)を有するスラリー用フィルター(micropore社製)を使用してフィルトレーション(filtration)を行って得た。最終スラリーの物性は、pH10.5、粒子サイズ150nm(nano-ZS 90、malvern社製)である。
前記で製造したトップパッドの物性と共に、サブパッド及び研磨パッド全体の物性も、下記の表2に共に示す。
Figure 0007037531000011
*接触角の差値(Ad(p-f)、%)は、Ad(p-f)=[100×(Ap-Af)]/Apで計算された値であり、前記Apは、純水(pure water)で測定した接触角であり、前記Afは、ヒュームドシリカスラリーで測定した接触角である。測定は、同一の室温で測定する。
前記の表2の結果を参考にすると、比較例1と実施例1及び2の硬度、平均気孔サイズ、比重などの特徴はほぼ同様であるが、純水(pure water)とヒュームドシリカスラリー(Fumed silica slurry)に対する接触角においてかなりの差があることが確認できた。
トップパッドの気孔の物性評価
トップパッドの気孔は、SEM(JEOL社製)により100倍率で撮影した後、数量、サイズ、面積率などを測定し、その結果を、図2及び下記の表3に示した。
Figure 0007037531000012
研磨特性の評価
前記で製造した実施例1、実施例2及び比較例1の研磨パッドを用いて、研磨率(Removal Rate)、研磨パッドの切削率(pad cut-rate、μm/hr)、研磨されたウエハの欠陥(defect、ディフェクト)を、下記の方法で測定した。
1)研磨率の測定
CMP研磨(polishing)装備を使用して、CVD工程によってシリコンオキサイドが蒸着された直径300mmのシリコンウエハを設置した後、シリコンウエハのシリコンオキサイド層を下にして、前記多孔性ポリウレタン研磨パッドを貼り付けた定盤上にセットした。その後、研磨荷重が4.0psiになるように調整し、150rpmで研磨パッドを回転させながら、研磨パッド上にか焼セリアスラリーを250ml/分の速度で投入しながら、定盤を150rpmで60秒間回転させて酸化ケイ素膜を研磨した。研磨後、シリコンウエハをキャリアから取り外し、スピンドライヤー(spin dryer)に装着して精製水(DIW)で洗浄した後、窒素で15秒間乾燥させた。乾燥されたシリコンウエハを、光干渉式厚さ測定装置(製造社:Kyence社、モデル名:SI-F80R)を使用して、研磨前後の膜の厚さの変化を測定した。
研磨率は、下記の式2を用いて計算した。
[式2]
研磨率=シリコンウエハの研磨厚さ(Å)/研磨時間(60秒)
2)切削率の測定
製造された研磨パッドのそれぞれは、初期10分間、脱イオン水でプリコンディショニングされた後、1時間の間脱イオン水が噴射されながらコンディショニングされた。このとき、1時間のコンディショニングの間に厚さの変化が測定された。
コンディショニングに使用される装備は、CTS社製のAP-300HMであり、コンディショニング圧力は6lbf(pound-force)、回転速度は100~110rpmであり、コンディショニングに使用されるディスクは、セソル・ダイアモンド工業社製のLPX-DS2であった。
3)欠陥(ディフェクト,defect)の測定
CMP研磨装備を使用して、前記の1)の研磨率の測定方法と同様に研磨を行った。
研磨後、シリコンウエハをクリーナーに移動させ、1wt%HFと精製水(DIW)、1wt%HNO、精製水(DIW)をそれぞれ使用して10秒ずつ洗浄した。その後、スピンドライヤーに移動させ、精製水(DIW)で洗浄した後、窒素で15秒間乾燥させた。
乾燥されたシリコンウエハを、ディフェクト測定装備(製造社:Tencor社、モデル名:XP+)を使用して、研磨前後のディフェクトの変化を測定した。
研磨率、切削率及び欠陥数(直径約300mmのディスク状のウエハの表面を基準とする)の測定結果は、下記の表4に示した。
Figure 0007037531000013
*欠陥減少率(%)は、"[(比較例の欠陥数-実施例の欠陥数)×100]/比較例の欠陥数"を計算した値である。
前記測定結果を参照すると、実施例1と実施例2の研磨パッドは、研磨率や切削率は比較例の場合と類似し、研磨されたウエハの欠陥数を著しく減少させるという点が確認できた。
以上、本発明の好ましい実施例について詳細に説明したが、本発明の権利範囲は、これに限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲で定義している本発明の基本概念を利用した当業者の様々な変形及び改良形態もまた本発明の権利範囲に属する。
100 研磨パッド
10 トップパッド、研磨層
15 第1接着層
30 ボトムパッド、サブパッド
35 第2接着層
50 フィルム
55 第3接着層

Claims (13)

  1. ウレタン系プレポリマー、硬化剤、及び発泡剤を含むウレタン組成物の発泡体を含むポリウレタン系研磨層を含み、
    前記ウレタン系プレポリマーは、イソシアネート化合物、アルコール化合物、及び下記化学式3で表されるフッ素系化合物を含み、前記フッ素系化合物は、下記化学式1で表されるフッ素系繰り返し単位を含む、研磨パッド。
    Figure 0007037531000014

    Figure 0007037531000015

    前記化学式1及び化学式3において、
    前記R11及びR12は、それぞれ独立して、水素、炭素数1~10のアルキル基及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R11及び前記R12のうち少なくとも1つはフッ素であり、前記Lは、炭素数1~5のアルキレン又は-O-であり、
    前記R13及びR14は、それぞれ独立して、水素、炭素数1~10のアルキル基及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R13及び前記R14のうち少なくとも1つはフッ素であり、
    前記nは、0~20の整数であり、前記mは、0~20の整数であり、前記nと前記mは同時に0ではなく、
    前記R21及び前記R22は、それぞれ独立して、-(CHm1-又は-(CHm2-(OCHCHm3-(但し、m1、m2、及びm3は、それぞれ独立して、1~20の整数)であり、
    前記R41及びR42は、それぞれ独立して、ヒドロキシ基、アミン基、またはエポキシ基である。
  2. ポリウレタンを研磨パッドに含み、
    前記ポリウレタンは、下記化学式2-1又は化学式2-2で表される繰り返し単位を主鎖に含む、研磨パッド。
    Figure 0007037531000016

    Figure 0007037531000017

    前記化学式2-1又は化学式2-2において、
    前記R11及びR12は、それぞれ独立して、水素、炭素数1~10のアルキル基及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R11及び前記R12のうち少なくとも1つはフッ素であり、前記Lは、炭素数1~5のアルキレン又は-O-であり、
    前記R13及びR14は、それぞれ独立して、水素、炭素数1~10のアルキル基及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R13及び前記R14のうち少なくとも1つはフッ素であり、
    前記nは、0~20の整数であり、前記mは、0~20の整数であり、前記nと前記mは同時に0ではなく、
    前記R21は、-Si(R15)(R16)(R31)-であり、前記R15及びR16は、それぞれ独立して、水素、又は炭素数1~10のアルキル基であり、前記R31は、-(CHm1-又は-(CHm2-(OCHCHm3-(但し、m1、m2及びm3は、それぞれ独立して、1~20の整数)である。
  3. 前記研磨パッドは、下記式1による接触角の差値(Ad(p-f)、%)が1.5~5であ、請求項1に記載の研磨パッド。
    [式1]
    Ad(p-f)=[100×(Ap-Af)]/Ap
    前記式1において、
    前記Apは、純水(pure water)で測定した接触角であり、
    前記Afは、ヒュームドシリカスラリーで測定した接触角であり、
    前記ヒュームドシリカスラリーは、pHが10.5であり、平均粒子サイズが150nmであるヒュームドシリカが12重量%分散しているスラリーである
  4. 前記ポリウレタンは発泡体の形態であり、前記発泡体の平均気孔サイズは10~30μmである、請求項2に記載の研磨パッド。
  5. 前記ポリウレタンは、ショアD硬度が55~65である、請求項2に記載の研磨パッド。
  6. 前記研磨パッドは、前記ポリウレタンを含むトップパッドと、前記トップパッドの一面上に位置する不織布又はスエードタイプのサブパッドとを含む、請求項2に記載の研磨パッド。
  7. ポリウレタン系研磨層であるトップパッド(top pad)を含み、前記ポリウレタン系研磨層はウレタン組成物の発泡体を含む、前記ウレタン組成物はウレタン系プレポリマー、硬化剤、及び発泡剤を含む、前記ウレタン系プレポリマーは、イソシアネート化合物、アルコール化合物、及びフッ素系化合物を含むプレポリマー組成物の共重合体であり、前記フッ素系化合物はフッ素系繰り返し単位を含み、少なくとも一末端がヒドロキシ基、アミン基、またはエポキシ基を含み、前記フッ素系繰り返し単位は下記化学式1で表され、前記フッ素系化合物は、下記化学式3で表される化合物である、研磨パッド。
    Figure 0007037531000018

    Figure 0007037531000019

    前記化学式1及び化学式3において、
    前記R11及びR12は、それぞれ独立して、水素、炭素数1~10のアルキル基及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R11及び前記R12のうち少なくとも1つはフッ素であり、前記Lは、炭素数1~5のアルキレン又は-O-であり、
    前記R13及びR14は、それぞれ独立して、水素、炭素数1~10のアルキル基及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R13及び前記R14のうち少なくとも1つはフッ素であり、
    前記nは、0~20の整数であり、前記mは、0~20の整数であり、前記nと前記mは同時に0ではなく、
    前記R21及び前記R22は、それぞれ独立して、-(CHm1-又は-(CHm2-(OCHCHm3-(但し、m1、m2、及びm3は、それぞれ独立して、1~20の整数)であり、
    前記R41及びR42は、それぞれ独立して、ヒドロキシ基、アミン基、またはエポキシ基である。
  8. 前記フッ素系化合物は、前記プレポリマー組成物全体を基準として0.1~5重量%含まれる、請求項7に記載の研磨パッド。
  9. 前記プレポリマーは、NCO%が8~12%である、請求項7に記載の研磨パッド。
  10. i)ウレタン組成物の重合反応を行って発泡体形態のポリウレタンを形成するポリウレタン形成過程と;ii)前記ポリウレタンを含むトップパッドを製造するトップパッド製造過程と;iii)前記トップパッドをサブパッド(sub pad)と接着して研磨パッドを製造するラミネーション過程と;を含んで、
    前記ウレタン組成物はウレタン系プレポリマー、硬化剤、及び発泡剤を含み、前記ウレタン系プレポリマーは、イソシアネート化合物、アルコール化合物、及び下記化学式1で表されるフッ素系繰り返し単位を含み、少なくとも一末端がヒドロキシ基、アミン基、またはエポキシ基を含むフッ素系化合物を含むプレポリマー組成物の共重合体であり、
    前記フッ素系化合物は、下記化学式3で表される化合物である、ポリウレタン研磨パッドを製造する、研磨パッドの製造方法。
    Figure 0007037531000020

    Figure 0007037531000021

    前記化学式1及び化学式3において、
    前記R11及びR12は、それぞれ独立して、水素、炭素数1~10のアルキル基及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R11及び前記R12のうち少なくとも1つはフッ素であり、前記Lは、炭素数1~5のアルキレン又は-O-であり、
    前記R13及びR14は、それぞれ独立して、水素、炭素数1~10のアルキル基及びフッ素からなる群から選択されたいずれか1つであり、前記R13及び前記R14のうち少なくとも1つはフッ素であり、
    前記nは、0~20の整数であり、前記mは、0~20の整数であり、前記nと前記mは同時に0ではなく、
    前記R21及び前記R22は、それぞれ独立して、-(CHm1-又は-(CHm2-(OCHCHm3-(但し、m1、m2、及びm3は、それぞれ独立して、1~20の整数)であり、
    前記R41及びR42は、それぞれ独立して、ヒドロキシ基、アミン基、またはエポキシ基である。
  11. 前記プレポリマーは、ウレタンプレポリマーの製造方法で製造され、
    前記プレポリマーの製造方法は、プレポリマー組成物を、50~120℃で反応させて、NCO%が8~12wt%であるウレタンプレポリマーを製造するプレポリマー製造ステップを含む、請求項10に記載の研磨パッドの製造方法。
  12. 前記プレポリマー製造ステップは、前記イソシアネート化合物及びアルコール化合物を含む第1組成を混合し、60~100℃で1~5時間反応させて、第1重合体を形成する第1過程と;前記第1重合体と前記フッ素系化合物を含む第2組成を混合し、60~100℃で0.5~3時間反応させて、第2重合体を形成する第2過程と;を含む、請求項11に記載の研磨パッドの製造方法。
  13. 請求項1に記載の研磨パッドと研磨前のウエハをCMP研磨装置に装着する準備ステップと;前記CMP研磨装置に研磨用スラリーを投入しながら、前記研磨前のウエハを前記研磨パッドを用いて研磨を行って、研磨されたウエハを製造する研磨ステップと;を含む、研磨されたウエハの製造方法。
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