JP7035874B2 - 旋回角度検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、作業機械の下部走行体に対する上部旋回体の旋回角度を検出する旋回角度検出装置に関する。
例えば特許文献1などに、下部走行体に対する上部旋回体の旋回角度を検出する装置が記載されている。同文献に記載の技術では、円周上に等間隔に検出部(同文献では近接センサ)が配置されている。同文献に記載の技術では6方向で(60°刻みで)旋回角度を検出可能である(同文献の図5参照)。
実開平1-124860号公報
旋回角度の検出精度の向上を図って、多数の検出部を精度よく配置することが考えられる。しかし、この場合、多数の検出部を精度よく配置するのに手間がかかる。また、検出部を精度よく配置できなければ、旋回角度の検出の精度が悪化するおそれがある。
そこで、本発明は、検出部が精度よく配置されなくても、精度よく旋回角度を検出できる、旋回角度検出装置を提供することを目的とする。
旋回角度検出装置は、作業機械に設けられる。前記作業機械は、下部走行体と、前記下部走行体に対して旋回可能な上部旋回体と、を備える。旋回角度検出装置は、第1検出部と、第2検出部と、旋回速度検出部と、コントローラと、を備える。複数の前記第1検出部は、前記下部走行体および前記上部旋回体の一方に対して固定され、前記下部走行体に対する前記上部旋回体の旋回中心を中心とする円周上に並ぶように配置される。前記第2検出部は、前記下部走行体および前記上部旋回体のうち前記第1検出部が固定される側とは異なる側に対して固定される。前記旋回速度検出部は、前記下部走行体に対する前記上部旋回体の旋回速度を検出する。前記第1検出部および前記第2検出部は、前記第2検出部の位置に対応する検出位置に前記第1検出部が配置された状態である検出状態を検出可能に構成される。前記コントローラは、旋回角度キャリブレーション処理と、前記旋回角度キャリブレーション処理の完了後に行われる旋回角度決定処理と、を行う。前記旋回角度キャリブレーション処理は、旋回速度判定処理と、切替時間測定処理と、算出処理と、記憶処理と、を有する。前記旋回速度判定処理は、前記下部走行体に対して前記上部旋回体が旋回しているときの旋回速度が所定速度範囲内であるか否かを判定する。前記切替時間測定処理は、旋回速度が前記所定速度範囲内である場合、前記第1検出部のうちの1つが検出状態になった時から、次に前記第1検出部のうちの1つが検出状態になった時までの時間である切替時間を測定する。前記算出処理は、前記上部旋回体の旋回時間と旋回角度との関係を表す値と、前記切替時間と、に基づいて、前記第1検出部が検出状態になったときの前記上部旋回体の旋回角度を算出する。前記記憶処理は、複数の前記第1検出部のそれぞれについて、前記算出処理で算出した旋回角度と前記第1検出部との対応関係を記憶する。前記旋回角度決定処理は、検出状態であることが検出された前記第1検出部に対応する値であって、前記記憶処理で記憶された値に基づいて、旋回角度を決定する。
上記構成により、検出部が精度よく配置されなくても、精度よく旋回角度を検出できる。
作業機械を上から見た図である。 図1に示す旋回角度検出部30などを示す図である。 図1に示す作業機械のブロック図である。 図3に示すコントローラ40の旋回角度キャリブレーション処理S20のフローチャートである。 図4に示す旋回角度キャリブレーション処理S20での各種値の説明図である。 図3に示すコントローラ40の旋回角度決定処理S50のフローチャートである。 第2実施形態の図4相当図である。 第2実施形態の図5相当図である。 第3実施形態の、図3に示すコントローラ40の処理を示すフローチャートである。 第4実施形態の図6相当図である。
図1~図6を参照して、第1実施形態の旋回角度検出装置20を備える作業機械1について説明する。
作業機械1は、図1に示すように、作業を行う機械であり、例えば建設作業を行う建設機械であり、例えばショベルなどである。作業機械1は、下部走行体11と、上部旋回体13と、アタッチメント15と、旋回装置17と、旋回角度検出装置20と、を備える。
下部走行体11は、図1に示すように、上部旋回体13を下側から支持する部分(下部本体)である。下部走行体11は、走行可能であり、左右のクローラ11cを備える。
上部旋回体13は、下部走行体11よりも上側に配置され、下部走行体11に対して旋回可能である。以下では、下部走行体11に対する上部旋回体13の旋回を、単に「旋回」ともいう(旋回角度θ、旋回速度Vについても同様)。上部旋回体13は、運転室13cと、カウンターウエイト13eと、図3に示す旋回モータ13gと、旋回操作部13iと、を備える。図1に示すように、運転室13cは、操作者が作業機械1の操作を行う部分である。カウンターウエイト13eは、作業機械1の前後方向のバランスをとるための、おもりである。図3に示す旋回モータ13gは、上部旋回体13(図1参照)を旋回させるモータである。旋回モータ13gは、例えば油圧ポンプから供給される作動油により作動する油圧モータでもよく、電動モータでもよい。旋回操作部13iは、上部旋回体13(図1参照)を旋回させる操作を行うための部分である。旋回操作部13iは、例えばレバーを備え、例えば運転室13c内に設けられる。
(方向)
図1に示すように、作業機械1に関する方向には、下部走行体前側X11と、上部旋回体前側X13と、がある。下部走行体前側X11および上部旋回体前側X13のそれぞれは、上部旋回体13の旋回の回転軸(旋回中心O)に直交する方向(例えば水平方向)における方向である。下部走行体前側X11は、下部走行体11の向きの基準となる向きである。下部走行体前側X11は、例えば、クローラ11cが延びる方向であって、左右のクローラ11cを前進させる操作がされたときにクローラ11cが走行する側などである。上部旋回体前側X13は、上部旋回体13の向きの基準となる向きである。上部旋回体前側X13は、例えば、上部旋回体13の長手方向における、カウンターウエイト13eからアタッチメント15に向かう側などである。下部走行体前側X11を基準としたときの上部旋回体前側X13の角度(相対角度)を、旋回角度θとする。例えば、作業機械1を上から見たときに、下部走行体前側X11に対して上部旋回体前側X13が右回りに回ったときに、旋回角度θが増加すると定める(右回りを旋回角度θの正の方向とする)。なお、下部走行体前側X11および上部旋回体前側X13の定め方、および、上から見たときの右回りおよび左回りのどちらを旋回角度θの正の方向とするかは、適宜変更可能である。
アタッチメント15は、各種作業を行う部分である。アタッチメント15は、例えば、上部旋回体13に対して回転するブームと、ブームに対して回転するアーム(図示なし)と、アームに対して回転するバケット(図示なし)と、を備える。
旋回装置17は、下部走行体11に対して上部旋回体13を旋回可能にするための装置(旋回ベアリング)である。旋回装置17は、内輪17iと、外輪17oと、を備える。内輪17iは、下部走行体11に固定される。外輪17oは、上部旋回体13に固定され、内輪17i対して回転自在である。なお、内輪17iが上部旋回体13に固定され、外輪17oが下部走行体11に固定されてもよい。
旋回角度検出装置20は、旋回角度θを検出する装置である。旋回角度検出装置20は、姿勢検出部21と、エンジン回転数検出部23と、旋回速度検出部25と、旋回角度検出部30と、コントローラ40と、を備える。
姿勢検出部21は、作業機械1の姿勢を検出する。例えば、姿勢検出部21は、水平面に対する作業機械1の傾きを検出する傾斜センサである。エンジン回転数検出部23は、エンジンの回転数を検出する。このエンジンは、作業機械1の駆動源であり、作動油を吐出するポンプの駆動源である。なお、姿勢検出部21およびエンジン回転数検出部23の用途については第3実施形態で説明する。
旋回速度検出部25は、下部走行体11に対する上部旋回体13の旋回速度Vを検出する。旋回速度検出部25は、例えば加速度センサであり、例えば運転室13c内に配置される。旋回速度検出部25は、例えば旋回モータ13gの回転速度などを検出することで、旋回速度Vを検出するものでもよい。ここで、旋回速度検出部25で検出した旋回速度Vを時間で積分すれば、旋回角度θを算出可能だが、旋回角度θの精度が不十分である(誤差が大きい)。そのため、本実施形態の作業機械1では、旋回角度検出部30を用いて、上部旋回体13の旋回角度θを決定する。なお、旋回角度θの決定の際に、旋回速度Vを時間で積分した値が、補助的に用いられてもよい(第4実施形態を参照)。
旋回角度検出部30は、旋回角度θを検出するための部分である。旋回角度検出部30は、第1検出部31と、第2検出部32と、を備える。旋回角度検出部30は(第1検出部31および第2検出部32は)、「検出状態」を検出可能に構成される。「検出状態」とは、図2に示すように、第2検出部32の位置に対応する検出位置32aに、第1検出部31が配置された状態である。第2検出部32が第1検出部31を検出することで、第1検出部31が検出状態であることが検出されてもよく、第1検出部31が第2検出部32を検出することで、第1検出部31が検出状態であることが検出されてもよい。以下では、第2検出部32が第1検出部31を検出する場合について説明する。第1検出部31が検出状態であることを、第1検出部31が検出された、などともいう。
第1検出部31は、図1に示す下部走行体11および上部旋回体13の一方に対して固定される。第1検出部31は、例えば、下部走行体11に対して固定され、例えば、旋回装置17の内輪17iに固定される。第1検出部31は、上部旋回体13に対して固定されてもよい。図2に示すように、第1検出部31は、複数設けられる。複数の第1検出部31は、下部走行体11に対する上部旋回体13の旋回中心Oを中心とする円周C上に並ぶように配置される。複数の第1検出部31は、旋回中心Oから、一定または略一定の半径の円周C上に並ぶように配置される。第1検出部31の数は、旋回角度検出装置20(図1参照)で検出しようとする旋回角度θの分解能に応じて設定される。第1検出部31は、非接触式の電子タグ(IC(Integrated Circuit)タグ、RF(Radio Frequency)タグ、ID(identifier)タグなど)を備える。この電子タグは、第1検出部31の外部(例えば第2検出部32)から電源が供給されるパッシブ型でもよく、アクティブ型でもよい。図3に示すように、複数の第1検出部31それぞれは、互いに異なる(個別の)符号を、記憶部31mに記憶(保有)している。この符号は、例えば、ID(identifier)番号、シリアル番号などである。以下では、複数の第1検出部31のそれぞれが個別のID番号を記憶している場合について説明する。各第1検出部31が記憶するID番号は、旋回角度θ(図2参照)の基準位置(後述)から右回りに、0、1、2、3、・・・n-1、n、とする。複数の第1検出部31の一つは、基準位置検出部31oである。
基準位置検出部31oは、旋回角度θの基準位置(旋回原点位置)を検知するための部分である。基準位置検出部31oが検出状態のときの旋回角度θを、旋回角度θの基準(0°)とする。例えば、基準位置検出部31oは、旋回中心Oの、下部走行体前側X11の正面の位置に配置される。基準位置検出部31oは、複数の第1検出部31の中で最も下部走行体前側X11に配置される。
第2検出部32は、図1に示す下部走行体11および上部旋回体13のうち、第1検出部31が固定される側とは異なる側に対して固定される。例えば、第1検出部31が下部走行体11に対して固定される場合は、第2検出部32は、上部旋回体13に対して固定される。第1検出部31が上部旋回体13に対して固定される場合は、第2検出部32は、下部走行体11に対して固定される。図3に示すように、第2検出部32は、電子タグを備える第1検出部31と無線通信を行う受信機を備える。第2検出部32は、第1検出部31に記憶された符号(ID番号など)を受信する。第2検出部32は、第1検出部31に対して情報の送受信をする送受信機でもよい。例えば、図2に示すように、第2検出部32は、旋回中心Oの、上部旋回体前側X13の正面の位置(上部旋回体13(図1参照)の正面)などに配置される。第2検出部32は、検出位置32aに第1検出部31が配置されたことを検出可能である。具体的には、検出位置32aは、第2検出部32の電波が届く範囲などである。検出位置32aの広さは、1つのみの第1検出部31を第2検出部32が検出できるように設定される。なお、旋回角度θによっては第2検出部32が第1検出部31を検出できない場合があってもよい(詳細は後述)。
コントローラ40は、図3に示すように、各種信号の入出力、演算(判定など)、および記憶などを行う。コントローラ40は、旋回操作部13i、および各種検出部(旋回角度検出部30など)などに接続される。コントローラ40は、演算を行う演算部40cと、情報を記憶する記憶部40mと、を備える。
(作動)
コントローラ40は、図4に示すように、旋回角度キャリブレーション処理S20と、旋回角度決定処理S50と、を行う。以下では、主に、上部旋回体13については図1を参照し、旋回角度検出部30、旋回角度θ、および旋回速度Vについては図2を参照し、コントローラ40については図3を参照し、下記の各処理(S20~S40)については図4を参照して説明する。
図4に示す旋回角度キャリブレーション処理S20は、図2に示す複数の第1検出部31のそれぞれについて、第1検出部31に対応する旋回角度θが記憶される処理である(図3の記憶部40mの表を参照)。以下では、第1検出部31に対応付けて記憶される旋回角度θを、旋回角度Bとする。旋回角度キャリブレーション処理S20は、図1に示す作業機械1に旋回角度検出部30が設置され、作業機械1による作業が行われる前に行われる。
図4に示す旋回角度キャリブレーション処理S20の概要は次の通りである。上部旋回体13(図1参照)の旋回速度Vが一定または略一定とされる(S21でYES)。この状態で、図2に示す基準位置検出部31oが検出された後(S23でYES)、円周C上で隣り合う2つの第1検出部31を検出するときの切替時間Uが計測される(S25)。上部旋回体13(図1参照)の旋回速度Vと切替時間Uとから、隣り合う2つの第1検出部31間の相対角度Aが算出される(S31)。相対角度Aから、第1検出部31と旋回角度Bとの関係が算出される(S33)。そして、複数の第1検出部31のそれぞれと旋回角度Bとの関係が記憶される(S40)。図4に示す旋回角度キャリブレーション処理S20の詳細は、次の通りである。
旋回速度判定処理S21では、上部旋回体13(図1参照)の旋回速度Vが一定または略一定であるか(安定しているか)否かを、コントローラ40(図3参照)が判定する。さらに詳しくは、コントローラ40は、上部旋回体13が旋回しているときの旋回速度Vが、所定速度範囲内(特定の速度範囲内)であるか否かを判定する。所定速度範囲は、コントローラ40に設定される。旋回速度Vがゼロの状態(上部旋回体13が旋回していない状態)は、所定速度範囲に含まれない。旋回速度Vは、旋回速度検出部25(図3参照)により検出される。上部旋回体13の旋回速度Vが所定速度範囲内である場合(S21でYESの場合)、フローは基準位置判定処理S23に進む。上部旋回体13の旋回速度Vが所定速度範囲内でない場合(S21でNOの場合)、旋回角度キャリブレーション処理S20が終了する。
基準位置判定処理S23では、基準位置検出部31o(図2参照)が検出されている状態、または検出された後の状態であるか否かを、コントローラ40(図3参照)が判定する。[YES]基準位置検出部31oが検出されている状態、または検出された後の状態である場合(S23でYESの場合)、フローは、切替時間測定処理S25に進む。基準位置検出部31oが検出された後、旋回角度キャリブレーション処理S20が継続する場合は、「基準位置検出部31oが検出された後」に該当する。[NO]基準位置検出部31oが検出されておらず、検出された後でもない場合(S23でNOの場合)、フローは旋回速度判定処理S21に戻る。基準位置検出部31oが検出された後、旋回角度キャリブレーション処理S20が終了した場合には、次回に基準位置検出部31oが検出されるまでは、S23でNOとなる。
切替時間測定処理S25では、コントローラ40(図3参照)が、図2に示す円周C上で隣り合う2つの第1検出部31が検出されるときの切替時間U(図5参照)を測定する。切替時間Uは、複数の第1検出部31のうちの1つ(第1検出部31Aとする)が検出状態になった時から、次に複数の第1検出部31のうちの1つ(第1検出部31Bとする)が検出状態になった時までの時間である。第1検出部31Bは、第1検出部31Aと円周C上で隣り合う第1検出部31である。具体的には例えば、図5に示すように、IDが0の第1検出部31が検出された時(時刻T0)から、IDが1の第1検出部31が検出された時(時刻T1)までの時間(T1-T0)を、切替時間U0とする。同様に、IDがn-1の第1検出部31が検出された時(時刻Tn-1)から、IDがnの第1検出部31が検出された時(時刻Tn)までの時間((Tn)-(Tn-1))を、切替時間Un-1とする。同様に、IDがnの第1検出部31が検出された時(時刻Tn)から、IDが0の第1検出部31が検出された時(時刻Tn+1)までの時間((Tn+1)-(Tn))を、切替時間Unとする。次に、図4に示すように、フローは1周判定処理S27に進む。
1周判定処理S27では、コントローラ40(図3参照)が、上部旋回体13(図1参照)が1周したか否かを判定する。さらに詳しくは、図2に示す基準位置検出部31oが検出された後、図1に示す上部旋回体13の旋回速度Vが所定速度範囲内である状態を維持しながら上部旋回体13が1周し、再び図2に示す基準位置検出部31oが検出されたか否かが検出される。上部旋回体13が1周した場合(S27でYESの場合)、フローは、図4に示す算出処理S30に進む。上部旋回体13が1周していない場合(S27でNOの場合)、フローは旋回速度判定処理S21に戻る。基準位置検出部31oが検出された後、上部旋回体13が1周するまで、上部旋回体13の旋回速度Vが所定速度範囲内か否かが判定(S21)され続ける。
算出処理S30は、コントローラ40が、複数の第1検出部31(図2参照)のそれぞれに対応する旋回角度Bを算出する処理である。さらに詳しくは、上部旋回体13(図1参照)の旋回速度V(上部旋回体13の旋回時間と旋回角度θとの関係を表す値)と、切替時間Uと、に基づいて(S31)、第1検出部31が検出状態になったときの上部旋回体13の旋回角度Bが算出される(S33)。なお、上記「上部旋回体13の旋回時間と旋回角度θとの関係を表す値」は、図1に示す下部走行体11に対して上部旋回体13が1周する時間でもよい(第2実施形態を参照)。図4に示す算出処理S30の詳細は、次の通りである。
相対角度算出処理S31では、コントローラ40(図3参照)は、相対角度Aを算出する。相対角度Aは、図2に示す円周C上で隣り合う第1検出部31のそれぞれに対応する旋回角度Bの差である(図5参照)。コントローラ40は、上部旋回体13の旋回速度Vと、切替時間Uと、に基づいて相対角度Aを算出する。この算出に用いられる上部旋回体13(図1参照)の旋回速度Vは、図4に示す旋回速度判定処理S21で判定された所定速度範囲内の旋回速度Vである。この算出に用いられる旋回速度Vは、例えば所定速度範囲の中央値でもよく、例えば旋回角度キャリブレーション処理S20中に旋回速度検出部25で検出された旋回速度Vの平均値などでもよい。具体的には例えば、旋回速度Vが1rpm(=360°/分)であり、切替時間Uが3秒である場合、相対角度Aは、360°÷60(秒)×3(秒)=18°、となる。このように、各第1検出部31間について、切替時間U(U0、U1、U2・・・Un)から、相対角度A(A0、A1、A2・・・An)が算出される(図5参照)。次に、フローは旋回角度算出処理S33に進む。
旋回角度算出処理S33では、コントローラ40(図3参照)は、複数の第1検出部31(図2参照)のそれぞれに対応する旋回角度Bを算出する。さらに詳しくは、コントローラ40は、第1検出部31が検出状態になったときの旋回角度Bを、複数の第1検出部31のそれぞれについて算出する。コントローラ40は、相対角度Aに基づいて旋回角度Bを算出する。具体的には例えば、図5に示すように、IDが1の第1検出部31に対応する旋回角度B1は、相対角度A0である。IDが2の第1検出部31に対応する旋回角度B2は、相対角度A0+A1(=B1+A2)である。IDが3の第1検出部31に対応する旋回角度B3は、相対角度A0+A1+A2(=B2+A2)である。同様に、IDがnの第1検出部31に対応する旋回角度Bnは、相対角度A0+A1+・・・+An-1(=(Bn-1)+(An-1))である。次に、図4に示すように、フローは記憶処理S40に進む。
記憶処理S40では、コントローラ40(図3参照)は、複数の第1検出部31(図2参照)のそれぞれと、旋回角度算出処理S33で算出された旋回角度B1、B2・・・Bnと、の対応関係を記憶する。例えば、図3に示すように、コントローラ40の記憶部40mには、第1検出部31の符号(ID)と、旋回角度Bと、の関係(例えばデータテーブル)が記憶される。そして、図4に示す旋回角度キャリブレーション処理S20が終了する。
なお、上記の各処理(ステップ)の順序は変更可能である。例えば、図4に示す例では、基準位置検出部31o(図2参照)が検出され(S23でYES)、上部旋回体13(図1参照)が1周した後(S27でYES)、各切替時間Uから各相対角度Aが算出された(S31)。一方、1周判定処理S27は、相対角度算出処理S31の後に行われてもよく、旋回角度算出処理S33の後に行われてもよく、記憶処理S40の後に行われてもよい。例えば、上部旋回体13(図1参照)が1周していない状態で、第1検出部31(図2参照)が検出されるたびに、相対角度Aが算出(S31)されてもよく、旋回角度Bが算出されてもよく(S33)、旋回角度Bが記憶されてもよい(S40)。
旋回角度決定処理S50(図6参照)は、旋回角度キャリブレーション処理S20(図4参照)の完了後に行われ、例えば、作業機械1(図1参照)での作業時などに行われる。図6に示す旋回角度決定処理S50の概要は次の通りである。検出された第1検出部31に対応する旋回角度B(値)であって、記憶処理S40で記憶された旋回角度B(値)に基づいて、コントローラ40は、旋回角度θを決定する。旋回角度決定処理S50の詳細は次の通りである。以下では、旋回角度決定処理S50の各処理(S51~S57)については、図6を参照して説明する。
検出判定処理S51では、コントローラ40(図3参照)は、第1検出部31(図2参照)が検出状態であるか否かを判定する。コントローラ40は、図2に示す第2検出部32の検出位置32aに第1検出部31が配置された状態であるか否かを判定する。第1検出部31が検出状態である場合(S51でYESの場合)、フローは、図6に示す第1検出部判別処理S53に進む。第1検出部31が検出状態ではない場合(S51でNOの場合)、フローは旋回角度置換処理S57に進む。具体的には、図2に示す検出位置32aが、隣り合う第1検出部31の間の位置である場合には、第1検出部31は検出状態ではない。このとき、第2検出部32は、どの第1検出部31も検出しない。
第1検出部判別処理S53(図6参照)では、コントローラ40(図3参照)は、複数の第1検出部31(図2参照)のうち、どの第1検出部31が検出状態であるかを特定する。具体的には例えば、第2検出部32(図2参照)が取得した第1検出部31のIDを、コントローラ40が取得する。次に、図6に示すように、フローは旋回角度取得処理S55に進む。
旋回角度取得処理S55では、コントローラ40(図3参照)は、検出状態の第1検出部31(図2参照)に対応する旋回角度Bであって、記憶処理S40(図4のS40)で記憶された旋回角度Bを取得する。コントローラ40は、取得した旋回角度Bを、現在の旋回角度θとして決定する。また、コントローラ40は、次回以降の処理で利用するために、今回の処理で決定した旋回角度θを保持する。そして、コントローラ40は、今回の旋回角度決定処理S50を終了し、次回の旋回角度決定処理S50を開始する(検出判定処理S51に戻る)。
旋回角度置換処理S57では、コントローラ40(図3参照)は、次の処理を行う。第1検出部31(図2参照)が検出状態であることが検出されなかった場合(S51でNOの場合)、コントローラ40は、前回の旋回角度θ(S55で保持した旋回角度θ)を、今回の旋回角度θとして決定する。「前回の旋回角度θ」は、直近に検出状態であることが検出された第1検出部31に対応する旋回角度B(値)であって、記憶処理S40で記憶された旋回角度B(値)である。この処理の具体例は次の通りである。上部旋回体13(図1参照)が旋回している際に、IDが1の第1検出部31(図2参照)が検出されたとする。この後、IDが0の第1検出部31、またはIDが2の第1検出部31が検出されるまでは、IDが1の第1検出部31に対応する旋回角度Bが、今回の旋回角度θとしてコントローラ40に決定される。コントローラ40は、今回の処理で決定した旋回角度θを保持し、旋回角度決定処理S50を終了し、次回の旋回角度決定処理S50を開始する(検出判定処理S51に進む)。
図3に示すコントローラ40は、旋回角度決定処理S50(図6参照)で決定した旋回角度θを様々に利用できる。例えば、コントローラ40は、決定した旋回角度θを、作業機械1(図1参照)の遠隔操作や自律操作などの制御に用いてもよく、作業機械1の周囲の物(作業者、障害物など)と作業機械1との干渉を抑制するための制御などに用いてもよい。
(検討)
[検討1]図2に示す旋回角度検出部30が、例えば60°刻みなどの粗い分解能でのみ旋回角度θを検出できるものであり、かつ、第1検出部31が近接スイッチである場合について検討する。この場合、旋回角度θの分解能が粗いため、検出した旋回角度θを各種制御に用いることができない場合がある。そこで、近接スイッチの数を増やせば、旋回角度θの分解能は確保し得る。例えば、旋回角度θの分解能を1°刻みにする場合、近接スイッチを360個配置すればよい。しかし、近接スイッチからの信号を受信する受信機(例えばコントローラ40(図3参照)など)には、近接スイッチの数に応じた入力部が必要になる。そのため、例えば、受信機の入力部の数が足りない場合があり、また、入力部の数を増やす必要が生じる。また、近接スイッチと受信機とを接続する電線(ハーネス)が、近接スイッチの数に応じた数だけ必要になり、配線が複雑になる。一方、本実施形態では、図3に示す複数の第1検出部31のそれぞれが、個別の符号を有する電子タグを備える。よって、第2検出部32が、検出した第1検出部31から符号を受信し、コントローラ40に符号を送信すれば、第2検出部32が検出した第1検出部31を特定できる。よって、コントローラ40の入力部の数が足りないことや、入力部の数を増やす必要が生じる問題を抑制できる。なお、この[検討1]に記載の問題は、本実施形態により解決される必要はない。
[検討2]旋回角度キャリブレーション処理S20(図4参照)などの処理が行われなくても、下部走行体11(図1参照)または上部旋回体13(図1参照)に、多数の第1検出部31(図2参照)を精度よく設置すれば、旋回角度θの検出精度を高め得る。しかし、この場合、多数の第1検出部31を設置するのに手間がかかる。一方、本実施形態では、旋回角度キャリブレーション処理S20(図4参照)および旋回角度決定処理S50(図6参照)が行われる。よって、第1検出部31(図2参照)を、精度よく下部走行体11(図1参照)または上部旋回体13(図1参照)に設置しなくても、旋回角度θを精度よく検出できる。なお、第1検出部31が精度よく(例えば等間隔に)配置されてもよい。
(効果)
図1に示す旋回角度検出装置20による効果は次の通りである。
(第1の発明の効果)
旋回角度検出装置20は、作業機械1に設けられる。作業機械1は、下部走行体11と、下部走行体11に対して旋回可能な上部旋回体13と、を備える。旋回角度検出装置20は、第1検出部31と、第2検出部32と、図3に示す旋回速度検出部25と、コントローラ40と、を備える。図1に示すように、複数の第1検出部31は、下部走行体11および上部旋回体13の一方に対して固定され、下部走行体11に対する上部旋回体13の旋回中心Oを中心とする円周C上(図2参照)に並ぶように配置される。第2検出部32は、下部走行体11および上部旋回体13のうち第1検出部31が固定される側とは異なる側に対して固定される。旋回速度検出部25(図3参照)は、下部走行体11に対する上部旋回体13の旋回速度Vを検出する。図2に示すように、第1検出部31および第2検出部32は、第2検出部32の位置に対応する検出位置32aに第1検出部31が配置された状態である「検出状態」を検出可能に構成される。図3に示すコントローラ40は、図4に示す旋回角度キャリブレーション処理S20と、旋回角度キャリブレーション処理S20の完了後に行われる旋回角度決定処理S50(図6参照)と、を行う。旋回角度キャリブレーション処理S20は、旋回速度判定処理S21と、切替時間測定処理S25と、算出処理S30と、記憶処理S40と、を有する。
[構成1-1]旋回速度判定処理S21は、図1に示す下部走行体11に対して上部旋回体13が旋回しているときの旋回速度Vが所定速度範囲内であるか否かを判定する。図4に示す切替時間測定処理S25は、旋回速度Vが所定速度範囲内である場合(S21でYESの場合)に切替時間Uを測定する。切替時間Uは、図2に示す第1検出部31のうちの1つ(第1検出部31A)が検出状態になった時から、次に第1検出部31のうちの1つ(第1検出部31B)が検出状態になった時までの時間である。
[構成1-2]図4に示す算出処理S30は、図1に示す上部旋回体13の旋回時間と旋回角度θとの関係を表す値(例えば旋回速度V)と、切替時間Uと、に基づいて、第1検出部31が検出状態になったときの上部旋回体13の旋回角度Bを算出する。記憶処理S40は、複数の第1検出部31のそれぞれについて、算出処理S30で算出した旋回角度Bと第1検出部31との対応関係を記憶する。
[構成1-3]図6に示す旋回角度決定処理S50は、検出状態であることが検出された第1検出部31に対応する旋回角度B(値)であって、記憶処理S40(図4参照)で記憶された旋回角度B(値)に基づいて、旋回角度θを決定する。
上記[構成1-2]の算出処理S30(図4参照)では、旋回角度Bを算出する際に、上部旋回体13(図1参照)の旋回時間と旋回角度θ(図1参照)との関係を表す値(例えば旋回速度V)が用いられる。そのため、上部旋回体13の旋回速度Vを安定させることで、旋回角度Bを精度よく算出し得る。そこで、上記[構成1-1]の旋回速度判定処理S21では、上部旋回体13の旋回速度Vを所定速度範囲内に保った状態で、切替時間Uが測定される。よって、上部旋回体13の旋回速度Vが所定速度範囲内に保たれていない状態で(例えば旋回速度Vが不安定な状態で)、旋回角度Bが算出される場合に比べ、旋回角度Bを精度よく算出できる。そして、この旋回角度Bに基づいて旋回角度θが決定される(上記[構成1-3]参照)。よって、図1に示す旋回角度検出装置20では、精度よく旋回角度θを検出(決定)できる。
上記[構成1-2]の算出処理S30(図4参照)では、上部旋回体13(図1参照)の旋回時間と旋回角度θ(図1参照)との関係を表す値(例えば旋回速度V)と、切替時間Uと、に基づいて旋回角度Bが算出される。よって、図2に示す第1検出部31の配置の精度とは関係なく、第1検出部31に対応する旋回角度Bを算出できる。そして、この旋回角度Bに基づいて旋回角度θが決定される(上記[構成1-3]参照)。よって、図1に示す旋回角度検出装置20では、第1検出部31が精度よく配置されなくても、精度よく旋回角度θを検出(決定)できる。その結果、第1検出部31を精度よく配置する手間および時間を抑制できる。
(第2の発明の効果)
[構成2]図4に示す算出処理S30は、相対角度算出処理S31と、旋回角度算出処理S33と、を有する。相対角度算出処理S31は、旋回速度Vと切替時間Uとに基づいて、相対角度Aを算出する。相対角度Aは、図2に示す円周C上で隣り合う第1検出部31のそれぞれに対応する旋回角度Bの差である。旋回角度算出処理S33は、相対角度算出処理S31で算出された相対角度Aに基づいて、第1検出部31(図2参照)が検出状態になったときの旋回角度Bを算出する(図5参照)。
上記[構成2]では、図4に示す相対角度算出処理S31で、旋回速度Vと切替時間Uとに基づいて相対角度Aが算出され、旋回角度算出処理S33で、相対角度Aから旋回角度Bが算出される。よって、図2に示す複数の第1検出部31に対応する旋回角度Bを、確実に算出できる。
(第5の発明の効果)
[構成5]図3に示す第1検出部31は、非接触式の電子タグを備える。第2検出部32は、電子タグ(第1検出部31)と無線通信を行う受信機を備える。
上記[構成5]では、第1検出部31は、電子タグを備えるので、第1検出部31に、個別の符号を持たせることができる。そして、第2検出部32は、第1検出部31の符号を受信できる。よって、複数の第1検出部31の中の、どの第1検出部31が検出状態であるかを特定するために、複数の第1検出部31のそれぞれに電線を接続する必要がない。その結果、複数の第1検出部31のそれぞれに電線を接続する必要がある場合に比べ、電線を減らすことができる。
(第2実施形態)
主に図7~図8を参照して、第2実施形態の旋回角度検出装置220(図3参照)について、第1実施形態との相違点を説明する。なお、第2実施形態の旋回角度検出装置220のうち、第1実施形態との共通点については、第1実施形態と同一の符号を付すなどして、説明を省略した。共通点の説明を省略する点については、後述する他の実施形態の説明も同様である。
図4に示す例では、1周判定処理S27で、上部旋回体13が1周したと判定された場合(YESの場合)、相対角度算出処理S31に進んだ。一方、図7に示すように、本実施形態では、1周判定処理S27でYESの場合、フローは、全周時間測定処理S229に進む。
全周時間測定処理S229では、コントローラ40(図3参照)は、全周時間Ua(図8参照)を測定する。全周時間Uaは、図1に示す下部走行体11に対して上部旋回体13が1周旋回する時間(1周旋回するのにかかった時間)である。全周時間Uaは、基準位置検出部31o(図2参照)が検出された時から、次に基準位置検出部31oが検出された時までの時間である。次に、フローは、図7に示す算出処理S230の相対角度算出処理S231に進む。
図4に示す算出処理S30では、旋回速度V(上部旋回体13の旋回時間と旋回角度θとの関係を表す値)と、切替時間Uと、に基づいて、旋回角度Bが算出された。一方、図7に示すように、本実施形態の算出処理S230では、全周時間Ua(上部旋回体13の旋回時間と旋回角度θとの関係を表す値)と、切替時間Uと、に基づいて、旋回角度Bが算出される。算出処理S230の詳細は次の通りである。
相対角度算出処理S231では、コントローラ40(図3参照)は、全周時間Uaと、切替時間Uと、に基づいて、相対角度Aを算出する。コントローラ40は、全周時間Uaに対する切替時間Uの割合に応じて、相対角度Aを算出する。具体的には例えば、図8に示すように、IDが0の第1検出部31とIDが1の第1検出部31との相対角度A0は、(360×U0/Ua)°、となる。同様に、IDが1の第1検出部31とIDが2の第1検出部31との相対角度A1は、(360×U1/Ua)°、となる。同様に、IDがn-1の第1検出部31とIDがnの第1検出部31との相対角度An-1は、(360×(Un-1)/Ua)°となる。次に、フローは、旋回角度算出処理S33(第1実施形態と同様)に進む。
(第3の発明の効果)
[効果3]図7に示す旋回角度キャリブレーション処理S20は、全周時間Uaを測定する全周時間測定処理S229を有する。全周時間Uaは、図1に示す下部走行体11に対して上部旋回体13が1周旋回する時間である。図7に示す算出処理S230は、全周時間Uaと切替時間Uとに基づいて、第1検出部31(図2参照)が検出状態になったときの旋回角度Bを算出する。
上記[構成3]では、全周時間Uaと切替時間Uとに基づいて旋回角度Bが算出される。よって、複数の第1検出部31のそれぞれに対応する旋回角度Bを確実に算出できる。
(第3実施形態)
主に図9を参照して、第3実施形態の旋回角度検出装置320(図1参照)について、第1実施形態との相違点を説明する。
図9に示す旋回角度キャリブレーション処理S20が行われる時には、旋回角度Bの算出の精度をできるだけ良くするために、上部旋回体13の旋回速度Vができるだけ一定であることが好ましい。そこで、本実施形態では、旋回角度キャリブレーション処理S20の前または最中に、旋回速度Vをできるだけ一定にするために、姿勢判定処理S311と、旋回操作量検出処理S313と、エンジン回転数検出処理S315と、が行われる。
姿勢判定処理S311では、コントローラ40(図3参照)は、図1に示す作業機械1の傾きが所定傾き範囲内か否かを判定する。さらに詳しくは、作業機械1が水平面に対して傾いていると、上部旋回体13およびアタッチメント15の質量により、上部旋回体13の旋回速度Vが増加または減少し(加減速し)、その結果、旋回角度Bの精度が悪化する場合がある。そこで、コントローラ40(図3参照)は、作業機械1が所定傾き範囲内(具体的には水平または略水平)であるか否かを判定する。所定傾き範囲は、コントローラ40に設定される。作業機械1の傾きは、姿勢検出部21(図3参照)により検出される。作業機械1の傾きが所定傾き範囲内である場合(S311でYESの場合)、フローは図9に示す旋回操作量検出処理S313に進む。作業機械1の傾きが所定傾き範囲内でない場合(S311でNOの場合)、旋回角度キャリブレーション処理S20が行われない。既に旋回角度キャリブレーション処理S20が行われている場合に、姿勢判定処理S311でNOとなった場合は、旋回角度キャリブレーション処理S20が終了する(例えば、やり直される)(S313、S315でNOの場合も同様)。
旋回操作量検出処理S313では、図3に示す旋回操作部13iの操作量(旋回操作量)が所定操作量範囲内(図9では「所定量」)か否かが判定される。さらに詳しくは、旋回操作部13iの操作量が変化すると、上部旋回体13(図1参照)の旋回速度Vが変化する。そのため、図9に示す旋回速度判定処理S21でNOと判定される場合や、旋回角度Bを適切に算出できない場合がある。そこで、図3に示すコントローラ40は、旋回操作部13iの操作量が所定操作量範囲内か否かを判定する。所定操作量範囲は、コントローラ40に設定される。所定操作量範囲は、例えば一定にしやすい操作量に設定され、例えば旋回操作部13iによる最大操作量(最大レバー操作量)に設定される。例えば、旋回操作部13iが操作量に応じて電気信号を出力する場合、コントローラ40は、この電気信号に基づいて、旋回操作部13iの操作量を検出可能である。例えば、旋回操作部13iが操作量に応じてパイロット油圧を出力する場合、このパイロット油圧を検出する油圧センサの検出結果がコントローラ40に入力されることで、コントローラ40は、旋回操作部13iの操作量を検出可能である。旋回操作部13iの操作量が所定操作量範囲内の場合(S313でYESの場合)、図9に示すように、フローはエンジン回転数検出処理S315に進む。旋回操作部13i(図3参照)の操作量が所定操作量範囲内でない場合(S313でNOの場合)、旋回角度キャリブレーション処理S20が行われない。
エンジン回転数検出処理S315では、エンジン(図示なし)の回転数が所定回転数範囲内(図9では「低速」)か否かが判定される。さらに詳しくは、図1に示す上部旋回体13を旋回させる旋回モータ13g(図3参照)が油圧式の場合、旋回モータ13gは、油圧ポンプが吐出した作動油により駆動する。そして、油圧ポンプの作動油の吐出量は、エンジンの回転数および油圧ポンプの容量により決まる。そのため、エンジンの回転数が低いほど、上部旋回体13の旋回速度Vが低速になる。そして、上部旋回体13の旋回速度Vが低速であるほど、旋回速度Vが安定しやすく、また、旋回角度Bの計算の分解能を高くできる。そこで、コントローラ40(図3参照)は、エンジンの回転数が、所定回転数範囲か否かを判定する。所定回転数範囲は、コントローラ40に設定される。例えば、所定回転数範囲は、エンジンが安定して回転できる回転数の範囲内で、できるだけ低い回転数の範囲に設定される。エンジンの回転数は、エンジン回転数検出部23(図3参照)により検出される。エンジンの回転数が所定回転数範囲内である場合(S315でYESの場合)、図9に示す旋回角度キャリブレーション処理S20が行われる。エンジンの回転数が所定回転数範囲内でない場合(S315でNOの場合)、旋回角度キャリブレーション処理S20が行われない。
なお、姿勢判定処理S311、旋回操作量検出処理S313、およびエンジン回転数検出処理S315の少なくともいずれかの処理は、旋回角度キャリブレーション処理S20が行われる前にのみ行われてもよい(例えば、二点鎖線で示す矢印を参照)。
また、操作者の操作が旋回操作量検出処理S313およびエンジン回転数検出処理S315の条件を満たしているか否かが判定されることは、次のように代えられてもよい。旋回操作量検出処理S313およびエンジン回転数検出処理S315の条件を満たすように、図3に示すコントローラ40が自動的に作業機械1(図1参照)の作動を制御してもよい。例えば、コントローラ40は、エンジンの回転数を所定回転数範囲内に自動的に設定し、旋回速度Vが一定になるような指令を旋回モータ13g(図3)に自動的に出力した後、図9に示す旋回角度キャリブレーション処理S20を開始してもよい。
(第4実施形態)
主に図10を参照して、第4実施形態の旋回角度検出装置420(図1参照)について、第1実施形態との相違点を説明する。
図6に示す旋回角度決定処理S50では、検出判定処理S51でNOの場合、前回の旋回角度θが、今回の旋回角度θとして決定された(S57)。一方、図10に示すように、本実施形態の旋回角度決定処理S450では、検出判定処理S51でNOの場合、次の変化角度算出処理S457が行われる。
変化角度算出処理S457では、コントローラ40(図3参照)は、次の処理を行う。直近に検出状態であることが検出された第1検出部31に対応する旋回角度B(値)であって、記憶処理S40(図4参照)で記憶された旋回角度B(値)と、旋回速度Vと、に基づいて、旋回角度θを決定(算出)する。旋回速度Vは、旋回速度検出部25(図3参照)により検出される。[算出の例1]例えば、旋回速度Vが一定の場合、直近に第1検出部31を検出した時から現在までの時間と、旋回速度Vと、基づいて、直近に検出された第1検出部31に対応する旋回角度Bから、現在の(実際の)旋回角度θまでの相対角度を算出できる。そして、算出した相対角度を、直近に検出された第1検出部31に対応する旋回角度Bに加えることで、現在の旋回角度θを算出できる。[算出の例2]直近に検出された第1検出部31の検出後に、旋回速度Vが変化(加速、減速)する場合は、例えば次のように現在の旋回角度θが算出される。この場合、旋回速度Vを時間で積分することで、直近に検出された第1検出部31に対応する旋回角度Bから、現在の(実際の)旋回角度θまでの相対角度を算出できる。そして、算出した相対角度を、直近に検出された第1検出部31に対応する旋回角度Bに加えることで、現在の旋回角度θを算出できる。なお、旋回角度θの算出方法は適宜変更されてもよい。
(第4の発明の効果)
[構成4]図10に示す旋回角度決定処理S450は、次の処理を行う。第1検出部31(図2参照)が検出状態の場合(S51でYESの場合)、検出状態であることが検出された第1検出部31に対応する旋回角度B(値)であって、記憶処理S40(図4参照)で記憶された値を、旋回角度θと決定する。第1検出部31が検出状態でない場合(S51でNOの場合)、直近に検出状態であることが検出された第1検出部31に対応する旋回角度Bであって、記憶処理S40で記憶された旋回角度Bと、旋回速度Vと、に基づいて、旋回角度θを決定する。
上記[構成4]により、第1検出部31(図2参照)が検出状態でない場合(S51でNOの場合)に、旋回速度Vを用いずに旋回角度θが決定される場合(例えば図6参照)に比べ、精度よく旋回角度θを決定できる。
(変形例)
上記実施形態は様々に変形されてもよい。例えば、互いに異なる実施形態の構成要素どうしが組み合わされてもよい。例えば、図3に示す回路の接続は変更されてもよい。例えば、図4、6、7、9、および10に示す処理の順序は変更されてもよく、処理の一部が行われなくてもよい。例えば、旋回角度検出装置20の構成要素の数が変更されてもよく、構成要素の一部が設けられなくてもよい。
図3に示す第1検出部31は、電子タグを備えなくてもよく、第2検出部32は、受信機を備えなくてもよい。旋回角度検出部30に近接スイッチが用いられてもよい。例えば、第1検出部31は、近接スイッチを備えてもよく、第2検出部32は、近接スイッチで検出可能な物体(検出物体)を備えてもよい。また、例えば、第2検出部32は、近接スイッチを備えてもよく、第1検出部31は、検出物体を備えてもよい。旋回角度検出部30に近接スイッチが用いられる場合、例えば、図2に示す基準位置検出部31oは、2つの近接スイッチ(または検出物体)を備え、基準位置検出部31o以外の第1検出部31は、1つのみの近接スイッチ(または検出物体)を備える。これにより、コントローラ40は、基準位置検出部31oと、基準位置検出部31o以外の第1検出部31とを判別できる。なお、基準位置検出部31oと、基準位置検出部31o以外の第1検出部31とで、信号を相違させるなどにより、基準位置検出部31oと、基準位置検出部31o以外の第1検出部31とを判別可能にしてもよい。
1 作業機械
11 下部走行体
13 上部旋回体
20、220、320、420 旋回角度検出装置
25 旋回速度検出部
31 第1検出部
31A 第1検出部(特定第1検出部)
31B 第1検出部(特定第1検出部と円周C上で隣り合う第1検出部31)
32 第2検出部
32a 検出位置
40 コントローラ
A 相対角度
B 旋回角度(第1検出部31に対応する旋回角度θ)
C 円周
V 旋回速度(上部旋回体13の旋回時間と旋回角度θとの関係を表す値)
S20 旋回角度キャリブレーション処理
S21 旋回速度判定処理
S25 切替時間測定処理
S30、S230 算出記憶処理
S31、S231 相対角度算出処理
S33、S233 旋回角度算出処理
S50 旋回角度決定処理
S229 全周時間測定処理
U 切替時間
Ua 全周時間(上部旋回体13の旋回時間と旋回角度θとの関係を表す値)
θ 旋回角度

Claims (5)

  1. 下部走行体と、
    前記下部走行体に対して旋回可能な上部旋回体と、
    を備える作業機械に設けられる旋回角度検出装置であって、
    前記下部走行体および前記上部旋回体の一方に対して固定され、前記下部走行体に対する前記上部旋回体の旋回中心を中心とする円周上に並ぶように配置される、複数の第1検出部と、
    前記下部走行体および前記上部旋回体のうち前記第1検出部が固定される側とは異なる側に対して固定される第2検出部と、
    前記下部走行体に対する前記上部旋回体の旋回速度を検出する旋回速度検出部と、
    コントローラと、
    を備え、
    前記第1検出部および前記第2検出部は、前記第2検出部の位置に対応する検出位置に前記第1検出部が配置された状態である検出状態を検出可能に構成され、
    前記コントローラは、
    旋回角度キャリブレーション処理と、
    前記旋回角度キャリブレーション処理の完了後に行われる旋回角度決定処理と、
    を行い、
    前記旋回角度キャリブレーション処理は、
    前記下部走行体に対して前記上部旋回体が旋回しているときの旋回速度が所定速度範囲内であるか否かを判定する旋回速度判定処理と、
    旋回速度が前記所定速度範囲内である場合、前記第1検出部のうちの1つが検出状態になった時から、次に前記第1検出部のうちの1つが検出状態になった時までの時間である切替時間を測定する切替時間測定処理と、
    前記上部旋回体の旋回時間と旋回角度との関係を表す値と、前記切替時間と、に基づいて、前記第1検出部が検出状態になったときの前記上部旋回体の旋回角度を算出する算出処理と、
    複数の前記第1検出部のそれぞれについて、前記算出処理で算出した旋回角度と前記第1検出部との対応関係を記憶する記憶処理と、
    を有し、
    前記旋回角度決定処理は、検出状態であることが検出された前記第1検出部に対応する値であって、前記記憶処理で記憶された値に基づいて、旋回角度を決定する、
    旋回角度検出装置。
  2. 請求項1に記載の旋回角度検出装置であって、
    前記算出処理は、
    旋回速度と前記切替時間とに基づいて、前記円周上で隣り合う前記第1検出部のそれぞれに対応する旋回角度の差である相対角度を算出する相対角度算出処理と、
    前記相対角度算出処理で算出された相対角度に基づいて、前記第1検出部が検出状態になったときの旋回角度を算出する旋回角度算出処理と、
    を有する、
    旋回角度検出装置。
  3. 請求項1に記載の旋回角度検出装置であって、
    前記旋回角度キャリブレーション処理は、前記下部走行体に対して前記上部旋回体が1周旋回する時間である全周時間を測定する全周時間測定処理を有し、
    前記算出処理は、前記全周時間と前記切替時間とに基づいて、前記第1検出部が検出状態になったときの旋回角度を算出する、
    旋回角度検出装置。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の旋回角度検出装置であって、
    前記旋回角度決定処理は、
    前記第1検出部が検出状態の場合、検出状態であることが検出された前記第1検出部に対応する値であって、前記記憶処理で記憶された値を、旋回角度と決定し、
    前記第1検出部が検出状態でない場合、直近に検出状態であることが検出された前記第1検出部に対応する値であって、前記記憶処理で記憶された値と、旋回速度と、に基づいて、旋回角度を決定する、
    旋回角度検出装置。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の旋回角度検出装置であって、
    前記第1検出部は、非接触式の電子タグを備え、
    前記第2検出部は、前記電子タグと無線通信を行う受信機を備える、
    旋回角度検出装置。
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