JP7035632B2 - 感光性樹脂組成物、パターン硬化膜の製造方法、硬化膜、層間絶縁膜、カバーコート層、表面保護膜及び電子部品 - Google Patents

感光性樹脂組成物、パターン硬化膜の製造方法、硬化膜、層間絶縁膜、カバーコート層、表面保護膜及び電子部品 Download PDF

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Description

本発明は、感光性樹脂組成物、パターン硬化物の製造方法、硬化物、層間絶縁膜、カバーコート層、表面保護膜及び電子部品に関する。
従来、半導体素子の表面保護膜及び層間絶縁膜には、優れた耐熱性と電気特性、機械特性等を併せ持つポリイミドやポリベンゾオキサゾールが用いられている。近年、これらの樹脂自身に感光特性を付与した感光性樹脂組成物が用いられており、これを用いるとパターン硬化物の製造工程が簡略化でき、煩雑な製造工程を短縮できる(例えば、特許文献1参照)。
また、半導体パッケージの小型化及び軽量化を達成するため、半導体素子表面の端子を、ポリイミドと銅の積層体を用いて再配線したウエハレベルチップサイズパッケージと呼ばれる半導体パッケージング技術が開発されている。
ウエハレベルチップサイズパッケージの作製においては、高性能なダイ及び耐熱性の低い封止材を保護し、歩留まりを向上させる観点から、低温硬化性が強く求められている(例えば、特許文献2参照)。また、パッケージの耐熱信頼性の観点から、大気中で高温条件に晒された際にポリイミドと銅配線とが剥離しないこと、及び銅が変色しないことが求められている(例えば、非特許文献1参照)。具体的に、バンプ電極を有する半導体装置を形成する工程において、銅配線の電極パッド部にフラックスを塗布後、高温のリフロー処理が行われるが、リフロー温度に晒された際の感光性樹脂組成物と銅配線との密着性が求められており、種々の試みがなされている。
特許文献3には、特定の構造を有するトリアゾール化合物を含むポジ型感光性樹脂組成物が開示されている。特許文献4には、特定の構造を有するピリジン化合物を含む感光性樹脂組成物が開示されている。
特開2009-265520号公報 国際公開第2008/111470号 特開2014-178471号公報 国際公開第2016/152656号
「真空」、日本真空協会、第39巻、p.103-110
しかしながら、従来の樹脂組成物では、十分な接着性を有する硬化膜を得ることができなかった。
本発明の目的は、硬化温度が200℃以下であっても、高温条件での保存後に高い接着性を有する硬化物を形成可能な感光性樹脂組成物、それを用いたパターン硬化物の製造方法、硬化物、層間絶縁膜、カバーコート層、表面保護膜及び電子部品を提供することである。
本発明者らは、従来の感光性樹脂組成物を用いて、接着性低下の原因を探求したところ、高温保存によって酸素が硬化物を透過して銅が酸化することに起因して、硬化物と銅との接着性低下が発生することが分かった。
本発明者らは、上記に鑑みて鋭意検討を重ねた結果、感光性樹脂組成物に式(1)で表される特定構造を有する化合物を用いることにより、硬化温度が200℃以下であっても、高温条件での保存後に高い接着性を示す硬化膜が得られることを見出し、本発明を完成させた。
本発明によれば、以下の感光性樹脂組成物等が提供される。
1.(A)重合性の不飽和結合を有するポリイミド前駆体と、
(B)重合性モノマーと、
(C)光重合開始剤と、
(D)下記式(1)で表される化合物と、
を含む感光性樹脂組成物。
Figure 0007035632000001
(式(1)中、Rは窒素原子又はCRであり、Rは窒素原子又はCRである。
~Rは、それぞれ独立に、水素原子、水酸基、カルボキシ基、アミノ基、アゾ結合含有基、脂肪族炭化水素基、アルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、芳香族基、又は下記式(2)で表される基である。
及びRの少なくとも一方は、水酸基、アミノ基、脂肪族炭化水素基、芳香族基又は下記式(2)で表される基である。
とRは、互いに結合して環を形成してもよい。RとRは、互いに結合して環を形成してもよい。
Figure 0007035632000002
式(2)中、Rは酸素原子又はNHであり、Rは水素原子、カルボキシ基、脂肪族炭化水素基、アルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、又は芳香族基である。)
2.前記(A)成分が、下記式(11)で表される構造単位を有するポリイミド前駆体である1に記載の感光性樹脂組成物。
Figure 0007035632000003
(式(11)中、Xは4価の芳香族基である。Yは2価の芳香族基である。R11及びR12は、それぞれ独立に、水素原子、下記式(12)で表される基又は炭素数1~4の脂肪族炭化水素基であり、R11及びR12の少なくとも一方は下記式(12)で表される基である。-COOR11基と-CONH-基とは、互いにオルト位置にあり、-COOR12基と-CO-基とは、互いにオルト位置にある。)
Figure 0007035632000004
(式(12)中、R13~R15は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数1~3の脂肪族炭化水素基である。mは1~10の整数である。)
3.前記式(1)において、RがCRであり、RがCRである1又は2に記載の感光性樹脂組成物。
4.前記式(1)において、
及びRが窒素原子であるか、
がCRであり、かつRが窒素原子であるか、又は
が窒素原子であり、かつRがCRである
1又は2に記載の感光性樹脂組成物。
5.前記式(1)において、RがCRであり、RがCRであり、R~Rが、水素原子、水酸基又はアミノ基である1又は2に記載の感光性樹脂組成物。
6.1~5のいずれかに記載の感光性樹脂組成物を基板上に塗布、乾燥して感光性樹脂膜を形成する工程と、
前記感光性樹脂膜をパターン露光して、樹脂膜を得る工程と、
前記パターン露光後の樹脂膜を、有機溶剤を用いて現像し、パターン樹脂膜を得る工程と、
前記パターン樹脂膜を加熱処理する工程と、
を含むパターン硬化膜の製造方法。
7.前記加熱処理の温度が200℃以下である6に記載のパターン硬化膜の製造方法。
8.1~5のいずれかに記載の感光性樹脂組成物を硬化した硬化膜。
9.パターン硬化膜である8に記載の硬化膜。
10.9に記載の硬化膜を用いて作製された層間絶縁膜、カバーコート層又は表面保護膜。
11.10に記載の層間絶縁膜、カバーコート層又は表面保護膜を含む電子部品。
本発明によれば、硬化温度が200℃以下であっても、高温条件での保存後に高い接着性を有する硬化物を形成可能な感光性樹脂組成物、それを用いたパターン硬化物の製造方法、硬化物、層間絶縁膜、カバーコート層、表面保護膜及び電子部品が提供できる。
本発明の一実施形態に係る電子部品の製造工程を示す概略図である。
以下に、本発明の感光性樹脂組成物、それを用いたパターン硬化物の製造方法、硬化物、層間絶縁膜、カバーコート層、表面保護膜及び電子部品の実施の形態を詳細に説明する。尚、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。
本明細書において「A又はB」とは、AとBのどちらか一方を含んでいればよく、両方とも含んでいてもよい。本明細書において「工程」との語は、独立した工程だけではなく、他の工程と明確に区別できない場合であってもその工程の所期の作用が達成されれば、本用語に含まれる。本明細書において「~」を用いて示された数値範囲は、「~」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を示す。本明細書において組成物中の各成分の含有量は、組成物中に各成分に該当する物質が複数存在する場合、特に断らない限り、組成物中に存在する当該複数の物質の合計量を意味する。本明細書において、例示材料は特に断らない限り単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。本明細書における「(メタ)アクリル基」とは、「アクリル基」及び「メタクリル基」を意味する。
[感光性樹脂組成物]
本発明の感光性樹脂組成物は、(A)重合性の不飽和結合を有するポリイミド前駆体(以下、「(A)成分」ともいう。)、(B)重合性モノマー(以下、「(B)成分」ともいう。)、(C)光重合開始剤(以下、「(C)成分」ともいう。)、及び(D)式(1)で表される化合物(以下、「(D)成分」ともいう。)を含む。本発明の感光性樹脂組成物は、好ましくはネガ型感光性樹脂組成物である。
本発明の感光性樹脂組成物は、上記の成分を有するため、硬化温度が200℃以下であっても、高温条件での保存後にも高い接着性を有する硬化物を形成することができる。具体的には、例えば本願実施例で行った高温保存試験(HTS試験:High Temperature Storage Test)後、又は加熱処理を複数回繰り返し行った後であっても、高い接着性を維持できる。さらに、本発明の感光性樹脂組成物は優れた感光特性を有する。
以下、各成分について説明する。
((A)成分:重合性の不飽和結合を有するポリイミド前駆体)
(A)成分は、重合性の不飽和結合を有するポリイミド前駆体であれば特に制限はされないが、パターニング時の光源にi線を用いた場合の透過率が高く、200℃以下の低温硬化時にも高い硬化膜特性を示すポリイミド前駆体が好ましい。
重合性の不飽和結合としては、炭素原子間の二重結合等が挙げられる。
(A)成分は、好ましくは下記式(11)で表される構造単位を有するポリイミド前駆体である。これにより、i線の透過率が高く、200℃以下の低温で硬化を行った場合であっても良好な物性を有する硬化膜を形成できる。
Figure 0007035632000005
(式(11)中、Xは4価の芳香族基である。Yは2価の芳香族基である。R11及びR12は、それぞれ独立に、水素原子、下記式(12)で表される基又は炭素数1~4の脂肪族炭化水素基であり、R11及びR12の少なくとも一方は下記式(12)で表される基である。-COOR11基と-CONH-基とは、互いにオルト位置にあり、-COOR12基と-CO-基とは、互いにオルト位置にある。)
Figure 0007035632000006
(式(12)中、R13~R15は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数1~3の脂肪族炭化水素基である。mは1~10の整数(好ましくは2~10の整数、より好ましくは2~5の整数、さらに好ましくは2又は3)である。)
式(11)のXの4価の芳香族基は、4価の芳香族炭化水素基(炭素数は例えば6~20)であってもよく、4価の芳香族複素環基(原子数は例えば5~20)であってもよい。Xは4価の芳香族炭化水素基が好ましい。
の4価の芳香族炭化水素基としては、例えば以下に示す基が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
Figure 0007035632000007
(式中、Z及びZは、それぞれ独立に、各々が結合するベンゼン環と共役しない2価の基又は単結合である。Zは、エーテル結合(-O-)又はスルフィド結合(-S-)である。)
及びZの2価の基は、-O-、-S-、メチレン基、ビス(トリフルオロメチル)メチレン基、又はジフルオロメチレン基であることが好ましく、-O-がより好ましい。
は、-O-が好ましい。
式(11)のYの2価の芳香族基は、2価の芳香族炭化水素基(炭素数は例えば6~20)であってもよく、2価の芳香族複素環基(原子数は例えば5~20)であってもよい。Yは2価の芳香族炭化水素基が好ましい。
の2価の芳香族炭化水素基としては、例えば下記式(13)で表される基が挙げられるが、これに限定されるものではない。
Figure 0007035632000008
(式(13)中、R21~R28は、それぞれ独立に、水素原子、1価の脂肪族炭化水素基又はハロゲン原子を有する1価の有機基である。)
21~R28の1価の脂肪族炭化水素基(好ましくは炭素数1~10、より好ましくは炭素数1~6)としてはメチル基が好ましい。
21~R28のハロゲン原子(好ましくはフッ素原子)を有する1価の有機基は、ハロゲン原子を有する1価の脂肪族炭化水素基(好ましくは炭素数1~10、より好ましくは炭素数1~6)が好ましく、トリフルオロメチル基が好ましい。
式(13)において、例えば、R22及びR23が1価の脂肪族炭化水素基(例えばメチル基)であり、R21及びR24~R28が水素原子であってもよい。
式(11)のR11及びR12の炭素数1~4(好ましくは1又は2)の脂肪族炭化水素基としては、メチル基、エチル基、n-プロピル基、2-プロピル基、n-ブチル基等が挙げられる。
式(11)において、R11及びR12の少なくとも一方が式(12)で表される基であり、好ましくはR11及びR12の両方が式(12)で表される基である。
式(12)のR13~R15の炭素数1~3(好ましくは1又は2)の脂肪族炭化水素基としては、メチル基、エチル基、n-プロピル基、2-プロピル基等が挙げられる。メチル基が好ましい。
式(11)で表される構造単位を有するポリイミド前駆体は、例えば、下記式(14)で表されるテトラカルボン酸二無水物と、下記式(15)で表されるジアミノ化合物とを、N-メチルピロリドン等の有機溶剤中にて反応させてポリアミド酸を製造し、下記式(16)で表される化合物を加え、有機溶剤中で反応させて全体的又は部分的にエステル基を導入することで製造することができる。
Figure 0007035632000009
(式(14)中、Xは式(11)のXに対応する基である。式(15)中、Yは式(11)で定義した通りである。式(16)中、R13~R15及びmは式(12)で定義した通りである。)
式(14)で表されるテトラカルボン酸二無水物及び式(15)で表されるジアミノ化合物は、1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせてもよい。
式(11)で表される構造単位の含有量は、(A)成分の全構造単位に対して、50%モル以上であることが好ましく、80モル%以上がより好ましく、90モル%以上がさらに好ましい。上限は特に限定されず、100モル%でもよい。
(A)成分は、式(11)で表される構造単位以外の構造単位を有してもよい。式(11)で表される構造単位以外の構造単位としては、下記式(17)で表される構造単位等が挙げられる。
Figure 0007035632000010
(式(17)中、X12は4価の芳香族基である。Y12は2価の芳香族基である。R31及びR32は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数1~4の脂肪族炭化水素基である。-COOR31基と-CONH-基とは、互いにオルト位置にあり、-COOR32基と-CO-基とは、互いにオルト位置にある。)
式(17)のX12の4価の芳香族基としては、式(11)のXの4価の芳香族基と同じ基が挙げられる。Y12の2価の芳香族基としては、式(11)のYの2価の芳香族基と同じ基が挙げられる。R31及びR32の炭素数1~4の脂肪族炭化水素基としては、式(11)のR11及びR12の炭素数1~4の脂肪族炭化水素基と同じ基が挙げられる。
式(11)で表される構造単位以外の構造単位の含有量は、(A)成分の全構造単位に対して50モル%未満であることが好ましい。
式(11)で表される構造単位以外の構造単位は、1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせてもよい。
(A)成分において、ポリイミド前駆体中の全カルボキシ基及び全カルボキシエステルに対して、式(12)で表される基でエステル化されたカルボキシ基の割合が、50モル%以上であることが好ましく、60~100モル%がより好ましく、70~90モル%がより好ましい。
(A)成分の分子量に特に制限はないが、数平均分子量で10,000~200,000であることが好ましい。
数平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によって測定し、標準ポリスチレン検量線を用いて換算することによって求める。具体的な測定条件等は実施例に記載の通りとする。
((B)成分:重合性モノマー)
本発明の感光性樹脂組成物は、(B)重合性モノマーを含む。これにより、(A)成分と架橋し、又は(B)成分が重合し、架橋ネットワークを形成することができ、形成される硬化物(硬化膜)の耐熱性及び機械特性を向上することができる。
(B)成分は、重合性の不飽和二重結合を含む基を有することが好ましく、架橋密度向上、光感度向上、及び現像後のパターンの膨潤の抑制のため、2~4の重合性の不飽和二重結合を含む基を有することが好ましい。当該基は、好ましくは、光重合開始剤により重合可能である観点から(メタ)アクリル基である。
(B)成分として、例えば下記式(21)で表される基を有する化合物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
Figure 0007035632000011
(式(21)中、R41~R43は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数1~3の脂肪族炭化水素基であり、lは0~10の整数(好ましくは0、1又は2)である。)
式(21)の炭素数1~3の脂肪族炭化水素基としては、式(12)のR13~R15の炭素数1~3の脂肪族炭化水素基と同様のものが挙げられる。
(B)成分として、具体的には、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、1,4-ブタンジオールジアクリレート、1,6-ヘキサンジオールジアクリレート、1,4-ブタンジオールジメタクリレート、1,6-ヘキサンジオールジメタクリレート、トリメチロールプロパンジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパンジメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールトリメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、テトラメチロールメタンテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリレート、エトキシ化ペンタエリスリトールテトラアクリレート、エトキシ化イソシアヌル酸トリアクリレート、エトキシ化イソシアヌル酸トリメタクリレート、アクリロイルオキシエチルイソシアヌレート、メタクリロイルオキシエチルイソシアヌレート等が挙げられる。
(B)成分の含有量は、(A)成分100質量部に対して、1~50質量部が好ましく、硬化物の疎水性向上の観点から、より好ましくは5~50質量部であり、さらに好ましくは5~40質量部である。
上記範囲内である場合、実用的なレリーフパターンが得られやすく、未露光部の現像後残滓を抑制しやすい。
((C)成分:光重合開始剤)
(C)成分の光重合開始剤としては、例えば、ベンゾフェノン、o-ベンゾイル安息香酸メチル、4-ベンゾイル-4’-メチルジフェニルケトン、ジベンジルケトン、フルオレノン等のベンゾフェノン誘導体;2,2’-ジエトキシアセトフェノン、2-ヒドロキシ-2-メチルプロピオフェノン、1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン等のアセトフェノン誘導体;チオキサントン、2-メチルチオキサントン、2-イソプロピルチオキサントン、ジエチルチオキサントン等のチオキサントン誘導体;ベンジル、ベンジルジメチルケタール、ベンジル-β-メトキシエチルアセタール等のベンジル誘導体;ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル等のベンゾイン誘導体;1-フェニル-1,2-ブタンジオン-2-(o-メトキシカルボニル)オキシム、1-フェニル-1,2-プロパンジオン-2-(o-メトキシカルボニル)オキシム、1-フェニル-1,2-プロパンジオン-2-(o-エトキシカルボニル)オキシム、1-フェニル-1,2-プロパンジオン-2-(o-ベンゾイル)オキシム、1,3-ジフェニルプロパントリオン-2-(o-エトキシカルボニル)オキシム、1-フェニル-3-エトキシプロパントリオン-2-(o-ベンゾイル)オキシム、エタノン,1-[9-エチル-6-(2-メチルベンゾイル)-9H-カルバゾール-3-イル]-,1-(0-アセチルオキシム)、下記式で表される化合物等のオキシムエステル類などが好ましく挙げられるが、これらに限定されるものではない。光感度の点で、オキシムエステル類が好ましい。
Figure 0007035632000012
(C)成分の含有量は、(A)成分100質量部に対して、0.1~20質量部が好ましく、より好ましくは0.1~10質量部であり、さらに好ましくは0.1~8質量部である。
上記範囲内の場合、光架橋が膜厚方向で均一となりやすく、実用的なレリーフパターンを得やすくなる。
((D)成分:式(1)で表される化合物)
本発明の感光性樹脂組成物は、下記式(1)で表される含窒素複素環化合物を含む。これにより、高温条件での保存後であっても、接着性に優れる硬化物を形成できる。
Figure 0007035632000013
(式(1)中、Rは窒素原子又はCRであり、Rは窒素原子又はCRである。
~Rは、それぞれ独立に、水素原子、水酸基、カルボキシ基、アミノ基、アゾ結合含有基、脂肪族炭化水素基、アルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、芳香族基、又は下記式(2)で表される基である。
及びRの少なくとも一方は、水酸基、アミノ基、脂肪族炭化水素基、芳香族基又は下記式(2)で表される基である。
とRは、互いに結合して環を形成してもよい。RとRは、互いに結合して環を形成してもよい。
Figure 0007035632000014
式(2)中、Rは酸素原子又はNHであり、Rは水素原子、カルボキシ基、脂肪族炭化水素基、アルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、又は芳香族基である。)
及びRは、RがCRであり、RがCRであってもよいし、R及びRが窒素原子であってもよいし、又はRがCRであり、かつRが窒素原子であるか、もしくはRが窒素原子であり、かつRがCRであってもよい。
がCRであり、RがCRであると、高温条件での保存前後で変色を抑制できる硬化物を形成することが可能となり、好ましい。
また、RがCRであり、RがCRであり、R~Rが水素原子、水酸基又はアミノ基であってもよい。
は、好ましくは水素原子、アミノ基、又は脂肪族炭化水素基である。
及びRは、好ましくは水素原子、アゾ結合含有基(例えば-N=NH)、又は脂肪族炭化水素基(例えばエテニル基)である。
は、好ましくは水素原子である。
とR(又はRとR)が互いに結合して環を形成する場合の例としては、例えば、Rがアミノ基であり、Rがアゾ結合含有基(例えば-N=NH)である場合や、Rが芳香族基(例えばピリジニル基)であり、Rが脂肪族炭化水素基(例えばエテニル基)である場合等が挙げられる。
式(1)及び(2)のアゾ結合含有基としては、-N=NH等が挙げられる。
式(1)及び(2)の脂肪族炭化水素基(好ましくは炭素数1~10)としては、アルキル基(好ましくは炭素数1~10)及びアルケニル基(好ましくは炭素数2~8)が挙げられ、アルキル基としては、メチル基、エチル基、シクロへキシル基等が挙げられ、アルケニル基としては、エテニル基、アリル基等が挙げられる。
式(1)及び(2)のアルコキシ基(好ましくは炭素数1~8)としては、メトキシ基、エトキシ基等が挙げられる。
式(1)及び(2)のヒドロキシアルキル基(好ましくは炭素数1~8)としては、メチロール基等が挙げられる。
式(1)及び(2)の芳香族基としては、アリール基(好ましくは炭素数6~10)及びヘテロアリール基(好ましくは原子数5~10)が挙げられ、アリール基としてはフェニル基等が挙げられ、ヘテロアリール基としてはピリジニル基等が挙げられる。
(D)成分の含有量は、(A)成分100質量部に対して、0.1~25質量部が好ましく、より好ましくは0.1~10質量部であり、さらに好ましくは0.1~5質量部である。また、(A)成分100質量部に対して、0.8~25質量部又は1.0~25質量部としてもよい。0.1質量部以上の場合、銅との接着性低下を抑制しやすく、25質量部以下の場合、現像後の残渣発生が抑制され、良好な感光特性を得やすい。
(防錆剤)
上記(D)成分は、通常、防錆剤として用いられるものもあるが、本発明の感光性樹脂組成物は(D)成分以外の防錆剤を含んでもよい。
他の防錆剤を含むことで、銅の腐食や変色をさらに抑制することができる。
当該防錆剤としては、例えば、トリアゾール誘導体及びテトラゾール誘導体(例えば、5-アミノテトラゾール等)などが挙げられる。
当該防錆剤を用いる場合、防錆剤の含有量は、(A)成分100質量部に対して0.01~10質量部が好ましく、0.1~5質量部がより好ましく、0.5~3質量部がさらに好ましい。
((E)成分:溶剤)
本発明の感光性樹脂組成物は、溶剤を含むことが好ましい。
溶剤としては、N-メチル-2-ピロリドン、γ-ブチロラクトン、N,N-ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、3-メトキシ-N,N-ジメチルプロパンアミド(例えばKJケミカルズ株式会社製「KJCMPA-100」)、N-ジメチルモルホリン等の有機溶剤などが挙げられる。
溶剤の含有量は、特に限定されないが、一般的に、(A)成分100質量部に対して、50~1000質量部である。
(他の成分)
本発明の感光性樹脂組成物は、上記成分以外に、カップリング剤、界面活性剤又はレベリング剤、及び重合禁止剤等を含有してもよい。
(カップリング剤)
カップリング剤は、通常、現像後の加熱処理において、(A)成分と反応して架橋するか、又は加熱処理する工程においてカップリング剤自身が重合する。これにより、得られる硬化膜と基板との接着性をより向上させることができる。
カップリング剤としてはシランカップリング剤が好ましい。
好ましいシランカップリング剤としては、ウレア結合(-NH-CO-NH-)を有する化合物が挙げられる。これにより、200℃以下の低温下で硬化を行った場合も基板との接着性をさらに高めることができる。
低温での硬化を行った際の接着性の発現に優れる点で、下記式(31)で表される化合物がより好ましい。
Figure 0007035632000015
(式(31)中、R51及びR52は、それぞれ独立に、炭素数1~5のアルキル基である。jは1~10の整数であり、kは1~3の整数である。)
式(31)で表される化合物の具体例としては、ウレイドメチルトリメトキシシラン、ウレイドメチルトリエトキシシラン、2-ウレイドエチルトリメトキシシラン、2-ウレイドエチルトリエトキシシラン、3-ウレイドプロピルトリメトキシシラン、3-ウレイドプロピルトリエトキシシラン、4-ウレイドブチルトリメトキシシラン、4-ウレイドブチルトリエトキシシラン等が挙げられ、好ましくは3-ウレイドプロピルトリエトキシシランである。
シランカップリング剤として、ヒドロキシ基又はグリシジル基を有するシランカップリング剤を用いてもよい。ヒドロキシ基又はグリシジル基を有するシランカップリング剤、及び分子内にウレア結合を有するシランカップリング剤を併用すると、さらに低温硬化時の硬化膜の基板への接着性を向上することができる。
ヒドロキシ基又はグリシジル基を有するシランカップリング剤としては、メチルフェニルシランジオール、エチルフェニルシランジオール、n-プロピルフェニルシランジオール、イソプロピルフェニルシランジオール、n-ブチルフェニルシランジオール、イソブチルフェニルシランジオール、tert-ブチルフェニルシランジオール、ジフェニルシランジオール、エチルメチルフェニルシラノール、n-プロピルメチルフェニルシラノール、イソプロピルメチルフェニルシラノール、n-ブチルメチルフェニルシラノール、イソブチルメチルフェニルシラノール、tert-ブチルメチルフェニルシラノール、エチルn-プロピルフェニルシラノール、エチルイソプロピルフェニルシラノール、n-ブチルエチルフェニルシラノール、イソブチルエチルフェニルシラノール、tert-ブチルエチルフェニルシラノール、メチルジフェニルシラノール、エチルジフェニルシラノール、n-プロピルジフェニルシラノール、イソプロピルジフェニルシラノール、n-ブチルジフェニルシラノール、イソブチルジフェニルシラノール、tert-ブチルジフェニルシラノール、フェニルシラントリオール、1,4-ビス(トリヒドロキシシリル)ベンゼン、1,4-ビス(メチルジヒドロキシシリル)ベンゼン、1,4-ビス(エチルジヒドロキシシリル)ベンゼン、1,4-ビス(プロピルジヒドロキシシリル)ベンゼン、1,4-ビス(ブチルジヒドロキシシリル)ベンゼン、1,4-ビス(ジメチルヒドロキシシリル)ベンゼン、1,4-ビス(ジエチルヒドロキシシリル)ベンゼン、1,4-ビス(ジプロピルヒドロキシシリル)ベンゼン、1,4-ビス(ジブチルヒドロキシシリル)ベンゼン、及び下記式(32)で表わされる化合物等が挙げられる。中でも、特に、基板との接着性をより向上させるため、式(32)で表される化合物が好ましい。
Figure 0007035632000016
(式(32)中、R53はヒドロキシ基又はグリシジル基を有する1価の有機基であり、R54及びR55は、それぞれ独立に、炭素数1~5のアルキル基である。oは1~10の整数であり、pは1~3の整数である。)
式(32)で表される化合物としては、ヒドロキシメチルトリメトキシシラン、ヒドロキシメチルトリエトキシシラン、2-ヒドロキシエチルトリメトキシシラン、2-ヒドロキシエチルトリエトキシシラン、3-ヒドロキシプロピルトリメトキシシラン、3-ヒドロキシプロピルトリエトキシシラン、4-ヒドロキシブチルトリメトキシシラン、4-ヒドロキシブチルトリエトキシシラン、グリシドキシメチルトリメトキシシラン、グリシドキシメチルトリエトキシシラン、2-グリシドキシエチルトリメトキシシラン、2-グリシドキシエチルトリエトキシシラン、3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、4-グリシドキシブチルトリメトキシシラン、4-グリシドキシブチルトリエトキシシラン等が挙げられる。
ヒドロキシ基又はグリシジル基を有するシランカップリング剤は、さらに、窒素原子を含むことが好ましく、アミノ基又はアミド結合を有するシランカップリング剤が好ましい。
アミノ基を有するシランカップリング剤としては、ビス(2-ヒドロキシメチル)-3-アミノプロピルトリエトキシシラン、ビス(2-ヒドロキシメチル)-3-アミノプロピルトリメトキシシラン、ビス(2-グリシドキシメチル)-3-アミノプロピルトリエトキシシラン、ビス(2-ヒドロキシメチル)-3-アミノプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。
アミド結合を有するシランカップリング剤としては、下記式(33)で表される化合物等が挙げられる。
56-(CH-CO-NH-(CH-Si(OR57 (33)
(式(33)中、R56はヒドロキシ基又はグリシジル基であり、q及びrは、それぞれ独立に、1~3の整数であり、R57はメチル基、エチル基又はプロピル基である。)
シランカップリング剤を用いる場合、シランカップリング剤の含有量は、(A)成分100質量部に対して、0.1~20質量部が好ましく、1~10質量部がより好ましく、0.3~10質量部がさらに好ましい。
(界面活性剤又はレベリング剤)
界面活性剤又はレベリング剤を含むことで、塗布性(例えばストリエーション(膜厚のムラ)の抑制)及び現像性を向上させることができる。
界面活性剤又はレベリング剤としては、例えば、ポリオキシエチレンウラリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル等が挙げられ、市販品としては、商品名「メガファックスF171」、「F173」、「R-08」(以上、DIC株式会社製)、商品名「フロラードFC430」、「FC431」(以上、スリーエム ジャパン株式会社製)、商品名「オルガノシロキサンポリマーKP341」、「KBM303」、「KBM403」、「KBM803」(以上、信越化学工業株式会社製)等が挙げられる。
界面活性剤又はレベリング剤を含む場合、界面活性剤又はレベリング剤の含有量は、(A)成分100質量部に対して0.01~10質量部が好ましく、0.05~5質量部がより好ましく、0.05~3質量部がさらに好ましい。
(重合禁止剤)
重合禁止剤を含有することで、良好な保存安定性を確保することができる。
重合禁止剤としては、ラジカル重合禁止剤、ラジカル重合抑制剤等が挙げられる。
重合禁止剤としては、例えば、p-メトキシフェノール、ジフェニル-p-ベンゾキノン、ベンゾキノン、ハイドロキノン、ピロガロール、フェノチアジン、レゾルシノール、オルトジニトロベンゼン、パラジニトロベンゼン、メタジニトロベンゼン、フェナントラキノン、N-フェニル-2-ナフチルアミン、クペロン、2,5-トルキノン、タンニン酸、パラベンジルアミノフェノール、ニトロソアミン類等が挙げられる。
重合禁止剤を含有する場合、重合禁止剤の含有量としては、感光性樹脂組成物の保存安定性及び得られる硬化膜の耐熱性の観点から、(A)成分100質量部に対して、0.01~30質量部が好ましく、0.01~10質量部がより好ましく、0.05~5質量部がさらに好ましい。
本発明の感光性樹脂組成物は、溶剤を除いて、本質的に、(A)~(D)成分、並びに、(D)成分以外の防錆剤、カップリング剤、界面活性剤、レベリング剤及び重合禁止剤からなる群から選択される1以上の成分からなっており、本発明の効果を損なわない範囲で他に不可避不純物を含んでもよい。
本発明の感光性樹脂組成物の、例えば、80質量%以上、90質量%以上、95質量%以上、98質量%以上、99質量%以上、99.5質量%以上、99.9質量%以上又は100質量%が、溶剤を除いて、
(A)~(D)成分、
(A)~(D)成分及び(D)成分以外の防錆剤、又は
(A)~(C)成分及び(D)成分以外の防錆剤、並びに、カップリング剤、界面活性剤、レベリング剤及び重合禁止剤からなる群から選択される1以上の成分からなっていてもよい。
[硬化膜]
本発明の硬化膜は、上述の感光性樹脂組成物の硬化することで得ることができる。本発明の硬化膜は、パターン硬化膜として用いてもよく、パターンがない硬化膜として用いてもよい。本発明の硬化膜の膜厚は、5~20μmが好ましい。
[パターン硬化膜の製造方法]
本発明のパターン硬化膜の製造方法では、上述の感光性樹脂組成物を基板上に塗布、乾燥して感光性樹脂膜を形成する工程と、感光性樹脂膜をパターン露光して、樹脂膜を得る工程と、パターン露光後の樹脂膜を、有機溶剤を用いて現像し、パターン樹脂膜を得る工程と、パターン樹脂膜を加熱処理する工程と、を含む。これにより、パターン硬化膜を得ることができる。
パターンがない硬化膜を製造する方法は、例えば、上述の感光性樹脂膜を形成する工程と加熱処理する工程とを備える。さらに、露光する工程を備えてもよい。
基板としては、ガラス基板、Si基板(シリコンウエハ)等の半導体基板、TiO基板、SiO基板等の金属酸化物絶縁体基板、窒化ケイ素基板、銅基板、銅合金基板などが挙げられる。
塗布方法に特に制限はないが、スピナー等を用いて行うことができる。
乾燥は、ホットプレート、オーブン等を用いて行うことができる。
乾燥温度は90~150℃が好ましく、溶解コントラスト確保の観点から、(A)成分と(B)成分の反応を抑制するために90~120℃がより好ましい。
乾燥時間は、30秒間~5分間が好ましい。
乾燥は、2回以上行ってもよい。
これにより、上述の感光性樹脂組成物を膜状に形成した感光性樹脂膜を得ることができる。
感光性樹脂膜の膜厚は、5~100μmが好ましく、8~50μmがより好ましく、10~30μmがさらに好ましい。
パターン露光は、例えばフォトマスクを介して所定のパターンに露光する。
照射する活性光線は、i線等の紫外線、可視光線、放射線などが挙げられるが、i線であることが好ましい。
露光装置としては、平行露光機、投影露光機、ステッパ、スキャナ露光機等を用いることができる。
現像することで、パターン形成された樹脂膜(パターン樹脂膜)を得ることができる。一般的に、ネガ型感光性樹脂組成物を用いた場合には、未露光部を現像液で除去する。
現像液として用いる有機溶剤は、感光性樹脂膜の良溶媒を単独で、又は良溶媒と貧溶媒を適宜混合して用いることができる。
良溶媒としては、N-メチルピロリドン、N-アセチル-2-ピロリドン、N,N-ジメチルアセトアミド、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ガンマブチロラクトン、α-アセチル-ガンマブチロラクトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン等が挙げられる。
貧溶媒としては、トルエン、キシレン、メタノール、エタノール、イソプロパノール、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテル及び水等が挙げられる。
現像液に界面活性剤を添加してもよい。添加量としては、現像液100質量部に対して、0.01~10質量部が好ましく、0.1~5質量部がより好ましい。
現像時間は、例えば感光性樹脂膜を浸漬して溶解するまでの時間の2倍とすることができる。
現像時間は、用いる(A)成分によっても異なるが、10秒間~15分間が好ましく、10秒間~5分間より好ましく、生産性の観点からは、20秒間~5分間がさらに好ましい。
現像後、リンス液により洗浄を行ってもよい。
リンス液としては、蒸留水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、トルエン、キシレン、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテル等を単独又は適宜混合して用いてもよく、また段階的に組み合わせて用いてもよい。
パターン樹脂膜を加熱処理することにより、パターン硬化膜を得ることができる。
(A)成分のポリイミド前駆体が、加熱処理工程によって、脱水閉環反応を起こし、対応するポリイミドとなってもよい。
加熱処理の温度は、250℃以下が好ましく、120~250℃がより好ましく、200℃以下又は150~200℃がさらに好ましい。
上記範囲内であることにより、基板やデバイスへのダメージを小さく抑えることができ、デバイスを歩留り良く生産することが可能となり、プロセスの省エネルギー化を実現することができる。
加熱処理の時間は、5時間以下が好ましく、30分間~3時間がより好ましい。上記範囲内であることにより、架橋反応又は脱水閉環反応を充分に進行することができる。
加熱処理の雰囲気は大気中であっても、窒素等の不活性雰囲気中であってもよいが、パターン樹脂膜の酸化を防ぐことができる観点から、窒素雰囲気下が好ましい。
加熱処理に用いられる装置としては、石英チューブ炉、ホットプレート、ラピッドサーマルアニール、縦型拡散炉、赤外線硬化炉、電子線硬化炉、マイクロ波硬化炉等が挙げられる。
[層間絶縁膜、カバーコート層、表面保護膜、電子部品]
本発明の硬化膜は、パッシベーション膜、バッファーコート膜、層間絶縁膜、カバーコート層又は表面保護膜等として用いることができる。
上記パッシベーション膜、バッファーコート膜、層間絶縁膜、カバーコート層及び表面保護膜等からなる群から選択される1以上を用いて、信頼性の高い、半導体装置、多層配線板、各種電子デバイス等の電子部品などを製造することができる。
本発明の電子部品である半導体装置の製造工程の一例を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電子部品である多層配線構造の半導体装置の製造工程図である。
図1において、回路素子を有するSi基板等の半導体基板1は、回路素子の所定部分を除いてシリコン酸化膜等の保護膜2などで被覆され、露出した回路素子上に第1導体層3が形成される。その後、前記半導体基板1上に層間絶縁膜4が形成される。
次に、塩化ゴム系、フェノールノボラック系等の感光樹脂層5が、層間絶縁膜4上に形成され、公知の写真食刻技術によって所定部分の層間絶縁膜4が露出するように窓6Aが設けられる。
窓6Aが露出した層間絶縁膜4は、選択的にエッチングされ、窓6Bが設けられる。
次いで、窓6Bから露出した第1導体層3を腐食することなく、感光樹脂層5を腐食するようなエッチング溶液を用いて感光樹脂層5が除去される。
さらに公知の写真食刻技術を用いて、第2導体層7を形成し、第1導体層3との電気的接続を行う。
3層以上の多層配線構造を形成する場合には、上述の工程を繰り返して行い、各層を形成することができる。
次に、上述の感光性樹脂組成物を用いて、パターン露光により窓6Cを開口し、表面保護膜8を形成する。表面保護膜8は、第2導体層7を外部からの応力、α線等から保護するものであり、得られる半導体装置は信頼性に優れる。
尚、前記例において、層間絶縁膜を本発明の感光性樹脂組成物を用いて形成することも可能である。
以下、実施例及び比較例に基づき、本発明について具体的に説明する。尚、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
合成例1(ポリマーA1の合成)
3,3’,4,4’-ジフェニルエーテルテトラカルボン酸二無水物(ODPA)7.07gと2,2’-ジメチルビフェニル-4,4’-ジアミン(DMAP)4.12gとをN-メチル-2-ピロリドン(NMP)30gに溶解し、30℃で4時間撹拌し、その後室温下で一晩撹拌してポリアミド酸を得た。そこに水冷下で無水トリフルオロ酢酸を9.45g加え、45℃で3時間撹拌し、メタクリル酸2-ヒドロキシエチル(HEMA)7.08gを加えた。この反応液を蒸留水に滴下し、沈殿物をろ別して集め、減圧乾燥することによってポリイミド前駆体を得た(以下、ポリマーA1とする)。
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用いて、標準ポリスチレン換算により、以下の条件でポリマーA1の数平均分子量を求めた。ポリマーA1の数平均分子量は40,000であった。数平均分子量は、0.5mgのポリマーA1に対して溶剤[テトラヒドロフラン(THF)/ジメチルホルムアミド(DMF)=1/1(容積比)]1mLの溶液を用いて測定した。
測定装置:検出器 株式会社日立製作所製L4000UV
ポンプ:株式会社日立製作所製L6000
株式会社島津製作所製C-R4A Chromatopac
測定条件:カラムGelpack GL-S300MDT-5×2本
溶離液:THF/DMF=1/1(容積比)
LiBr(0.03mol/L)、HPO(0.06mol/L)
流速:1.0mL/分、検出器:UV270nm
また、ポリマーA1のエステル化率(ODPAに由来するカルボキシ基とHEMAとの反応率)を、以下の条件でNMR測定を行って算出した。エステル化率はポリアミド酸の全カルボキシ基に対し80モル%であった(残り20モル%はカルボキシ基であった)。
測定機器:ブルカー・バイオスピン社製 AV400M
磁場強度:400MHz
基準物質:テトラメチルシラン(TMS)
溶剤:ジメチルスルホキシド(DMSO)
実施例1~14及び比較例1~7
[感光性樹脂組成物の調製]
表1に示す成分及び配合量にて、実施例1~14及び比較例1~7の感光性樹脂組成物を調製した。表1の配合量は、100質量部の(A)成分に対する各成分の質量部である。
用いた各成分は以下の通りである。
((A)成分:重合性の不飽和結合を有するポリイミド前駆体)
ポリマーA1:合成例1で得られたポリマーA1
((B)成分:重合性モノマー)
B1:「TEGDMA」(新中村化学工業株式会社製、テトラエチレングリコールジメタクリレート)
((C)成分:光重合開始剤)
C1:「G-1820(PDO)」(ランブソン社製、1-フェニル-1,2-プロパンジオン-2-(o-エトキシカルボニル)オキシム)
((D)成分:式(1)で表される化合物)
D1:2-メチルピリジン(東京化成工業株式会社製)
D2:2-ヒドロキシピリジン(東京化成工業株式会社製)
D3:2-アミノピリジン(東京化成工業株式会社製)
D4:2-アミノピリミジン(東京化成工業株式会社製)
D5:8-アザアデニン(東京化成工業株式会社製)
D6:2-ピリジンメタノール(東京化成工業株式会社製)
D7:2-アミノメチルピリジン(東京化成工業株式会社製)
D8:o-フェナントロリン(東京化成工業株式会社製)
D9:2,4-ジアミノ-6-メチル-1,3,5-トリアジン(東京化成工業株式会社製)
((D’)成分)
D’1:3-アミノピリジン(東京化成工業株式会社製)
D’2:4-アミノピリジン(東京化成工業株式会社製)
D’3:2-ヒドロキシキノキサリン(東京化成工業株式会社製)
D’4:フタラゾン(東京化成工業株式会社製)
D’5:5-アミノテトラゾール(東京化成工業株式会社製)
尚、(D’)成分とは、本発明で用いる(D)成分とは異なる成分を意味する。
Figure 0007035632000017
((E)成分:溶剤)
E1:γ-ブチロラクトン(和光純薬工業株式会社製)
E2:下記式で表される化合物(KJケミカルズ株式会社製「KJCMPA-100」)
Figure 0007035632000018
[硬化膜の製造及び評価]
(硬化膜の製造)
得られた感光性樹脂組成物を、塗布装置「Act8」(東京エレクトロン株式会社製)を用いて、Cuめっきウエハ(厚さ10μmのCuめっきを形成したSiウエハ)上にスピンコートし、100℃で2分間乾燥後、110℃で2分間乾燥して感光性樹脂膜を形成した。
得られた感光性樹脂膜にプロキシミティ露光機「MA8」(ズース・マイクロテック株式会社製マスクアライナー)を用いて500mJ/cmの露光を行った。露光後の樹脂膜を、縦型拡散炉「μ-TF」(光洋サーモシステム株式会社製)を用いて、窒素雰囲気下、175℃で2時間加熱し、硬化膜を得た。硬化膜の膜厚は10μmであった。
(加熱処理1:HTS試験)
得られた硬化物付きCuめっきウエハをクリーンオーブン「DT-41」(ヤマト科学株式会社製)に配置し、175℃で100時間保存処理した後に取り出した。
(加熱処理2)
(硬化膜の製造)で得られた硬化物付きCuめっきウエハを、リフロー炉装置を用いて、空気雰囲気下、昇温速度80℃/分で温度260℃まで昇温し、260℃で30秒間加熱処理を行った。その後、加熱を止めて50℃以下になった時点でウエハを取り出した。この昇温から取出しまでの工程を1サイクルとし、当該工程を10サイクル行った。
(銅接着性試験)
(加熱処理1)後の硬化物付きCuめっきウエハ、及び(加熱処理2)後の硬化物付きCuめっきウエハそれぞれについて、JIS K 5600-5-6規格のクロスカット法に準じて、基板(銅)と硬化膜間の接着性を以下の基準に基づいて評価した。結果を表1に示す。
「A」:基板に接着している硬化膜の格子数が100のもの
「B」:基板に接着している硬化膜の格子数が80~99のもの
「C」:基板に接着している硬化膜の格子数が50~79のもの
「D」:基板に接着している硬化膜の格子数が20~49のもの
「E」:基板に接着している硬化膜の格子数が19以下のもの
(外観(色)の評価)
(加熱処理1)後の硬化物付きCuめっきウエハの色を目視で確認した。結果を表1に示す。尚、色の名称は「和色大辞典」[online]、[平成29年12月10日検索]、インターネット<URL:https://www.colordic.org/w/>による。(加熱処理1)前の硬化物付きCuめっきウエハの色は「飴色」であった。(加熱処理1)後の硬化物付きCuめっきウエハの色が飴色に近いほど変色が少ないことを示す。
Figure 0007035632000019
表1より、本発明の感光性樹脂組成物によれば、加熱処理後にも高い接着性を有する硬化物を形成できることが分かる。また、本発明で用いる(D)成分の中でも、特にD1~D3及びD6~D8を用いた場合、加熱処理前後の変色が少なく、変色を抑制できることが分かる。
本発明の感光性樹脂組成物は、層間絶縁膜、カバーコート層又は表面保護膜等に用いることができ、本発明の層間絶縁膜、カバーコート層又は表面保護膜は、電子部品等に用いることができる。
1 半導体基板
2 保護膜
3 第1導体層
4 層間絶縁膜
5 感光樹脂層
6A、6B、6C 窓
7 第2導体層
8 表面保護膜

Claims (11)

  1. (A)重合性の不飽和結合を有するポリイミド前駆体と、
    (B)重合性モノマーと、
    (C)光重合開始剤と、
    (D)下記式(1)で表される化合物と、
    を含む感光性樹脂組成物。
    Figure 0007035632000020
    (式(1)中、Rは窒素原子又はCRであり、Rは窒素原子又はCRである。
    ~Rは、それぞれ独立に、水素原子、水酸基、カルボキシ基、アミノ基、アゾ結合含有基、脂肪族炭化水素基、アルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、芳香族基、又は下記式(2)で表される基である。
    及びRの少なくとも一方は、水酸基、アミノ基、脂肪族炭化水素基、芳香族基又は下記式(2)で表される基である。
    とRは、互いに結合しない。RとRは、互いに結合しない
    Figure 0007035632000021
    式(2)中、Rは酸素原子又はNHであり、Rは水素原子である。)
  2. 前記(A)成分が、下記式(11)で表される構造単位を有するポリイミド前駆体である請求項1に記載の感光性樹脂組成物。
    Figure 0007035632000022
    (式(11)中、Xは4価の芳香族基である。Yは2価の芳香族基である。R11及びR12は、それぞれ独立に、水素原子、下記式(12)で表される基又は炭素数1~4の脂肪族炭化水素基であり、R11及びR12の少なくとも一方は下記式(12)で表される基である。-COOR11基と-CONH-基とは、互いにオルト位置にあり、-COOR12基と-CO-基とは、互いにオルト位置にある。)
    Figure 0007035632000023
    (式(12)中、R13~R15は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数1~3の脂肪族炭化水素基である。mは1~10の整数である。)
  3. 前記式(1)において、RがCRであり、RがCRである請求項1又は2に記載の感光性樹脂組成物。
  4. 前記式(1)において、
    及びRが窒素原子であるか、
    がCRであり、かつRが窒素原子であるか、又は
    が窒素原子であり、かつRがCRである
    請求項1又は2に記載の感光性樹脂組成物。
  5. 前記式(1)において、RがCRであり、RがCRであり、R~Rが、水素原子、水酸基又はアミノ基であり、
    及びR の少なくとも一方は、水酸基、又はアミノ基である
    請求項1又は2に記載の感光性樹脂組成物。
  6. 請求項1~5のいずれかに記載の感光性樹脂組成物を基板上に塗布、乾燥して感光性樹脂膜を形成する工程と、
    前記感光性樹脂膜をパターン露光して、樹脂膜を得る工程と、
    前記パターン露光後の樹脂膜を、有機溶剤を用いて現像し、パターン樹脂膜を得る工程と、
    前記パターン樹脂膜を加熱処理する工程と、
    を含むパターン硬化膜の製造方法。
  7. 前記加熱処理の温度が200℃以下である請求項6に記載のパターン硬化膜の製造方法。
  8. 請求項1~5のいずれかに記載の感光性樹脂組成物を硬化した硬化膜。
  9. パターン硬化膜である請求項8に記載の硬化膜。
  10. 請求項9に記載の硬化膜を用いて作製された層間絶縁膜、カバーコート層又は表面保護膜。
  11. 請求項10に記載の層間絶縁膜、カバーコート層又は表面保護膜を含む電子部品。
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