JP7035332B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、画像形成装置に関するものである。
従来、異常な画像が発生する原因を推測する機能を備えた画像形成装置等としては、例えば、以下の特許文献に記載されたものが知られている。
まず、特許文献1には、通常の画像処理では出力されない画像でサンプル画像を出力し、そのサンプル画像を画像入力装置で読み込んで異常画像が発生しているかどうかを判断することにより、通常画像で異常が発生する前に異常画像が発生する予兆を見い出し、早期に処置対応するようにした画像形成装置が開示されている。また、特許文献1には、その異常として、定着装置の定着ローラや加圧ローラが変形すること、感光ドラム上に水分が多いことが示されている。
また、特許文献2には、正常状態に対する画像データのずれ量を算出し、そのずれ量に基づいて異常状態か否か判定する状態判定手段と、画像形成装置の状態から異常箇所を特定する異常個所特定手段と、状態判定手段で異常であると判定した場合に、異常個所特定手段の出力に応じた異常用の画像処理を行う画像処理手段と、状態判定手段で異常であると判定した場合に、サービスマンコール信号を出力するサービスマンコール出力手段とを備える画像形成装置が開示されている。
また、特許文献3には、画像入力手段と、その入力画像データに基づいて出力画像を記録媒体上に形成する画像形成手段と、その画像が記録された記録媒体を排出する排出手段と、排出された記録媒体を読み取った読取画像を出力する画像読取手段と、画像形成手段の帯電ユニットに起因する異常画像が発生しやすい異常検知用画像データを出力する異常検知用画像発生手段と、その異常検知用画像データに基づいて出力画像が形成された記録媒体を読み取った画像読取手段からの出力データ及び入力された異常検知用画像データを比較して判定結果を出力する比較手段を有し、その比較手段の判定結果に基づいて帯電ユニットの異常の有無を検知可能な判断手段を有する画像形成装置が開示されている。
また、特許文献4には、潜像担持体が複数設けられ、各潜像担持体からの画像を転写体に転写する工程と、転写体に向けられた光学式センサと画像形成装置の故障発生予測を行う故障検知手段を備えた画像形成装置において、色すじの発生が予測された場合、潜像担持体の一つずつに対して転写体に対する転写バイアスを印加して故障検知手段により転写体の表面状態を検知するモードを持つ画像形成装置が開示されている。また、特許文献4には、この画像形成装置により、色すじなどの画像不良の予兆が発生している色の作像部を特定できることも示されている。
さらに、特許文献5には、画像を形成する画像形成手段を有する画像処理装置であり、画像形成手段で形成されたチャートを読み取った結果から特徴量を取得する取得手段と、その取得手段により取得された特徴量に従い画像形成手段により形成された画像に不良が含まれるか否か判定する判定手段と、その判定手段により判定された結果についての情報を通知する通知手段とを有し、その取得手段にて取得された特徴量に応じて、チャートを読み取った結果から生成された画像を通知手段によって通知する情報に付加するか否か決定する決定手段を有する画像処理装置が開示されている。
特開2004-133081号公報 特開2007-334269号公報 特開2008-170549号公報 特開2008-292973号公報 特開2016-46595号公報
この発明は、トナー像からなる画像に欠陥が生じているとき、その原因が転写部以後の過程にあるかどうかを確認することができる画像形成装置を提供するものである。
この発明(A1)の画像形成装置は、
トナー像を形成する作像部と、
前記作像部で形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写部と、
前記作像部で角度が異なる2種以上の万線パターンからなるトナー像を確認用画像として形成してから前記転写部で記録媒体に転写させる動作を実行する制御手段と、
を備え
前記確認用画像として、万線の記録媒体の搬送方向となす角度がほぼ0°の角度になる第1万線パターンと、万線の記録媒体の搬送方向となす角度がほぼ90°の角度になる第2万線パターンと、万線の記録媒体の搬送方向となす角度が0°よりも大きくかつ90°よりも小さい角度になる第3万線パターンを搬送方向に交互に配置したものを用い、
前記制御手段は、前記動作の際、前記3種の万線パターンからなるトナー像を1枚の記録媒体に偏在させることなく分散させた状態で形成するよう構成されているものである。
上記発明(A2)の画像形成装置は、
トナー像を形成する作像部と、
前記作像部で形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写部と、
前記作像部で角度が異なる2種以上の万線パターンからなるトナー像を確認用画像として形成してから前記転写部で記録媒体に転写させる動作を実行する制御手段と、
を備え、
前記確認用画像として、記録媒体の片面のうち搬送方向を斜めに複数に分割されてその斜め方向に沿って長い平面形状からなる分割領域に、万線の記録媒体の搬送方向となす角度がほぼ0°の角度になる第1万線パターンと、万線の記録媒体の搬送方向となす角度がほぼ90°の角度になる第2万線パターンとを、搬送方向の前後又は幅方向の左右に交互に配置したものを用い、
前記制御手段は、前記動作の際、前記2種の万線パターンからなるトナー像を1枚の記録媒体に偏在させることなく分散させた状態で形成するよう構成されているものである。
この発明(A)の画像形成装置は、上記発明A1又はA2の画像形成装置において、前記制御手段は、前記動作の際、前記転写部に供給する転写電圧を複数種類に変化させて前記トナー像の転写を行った複数枚の記録媒体を出力するよう構成されているものである。
この発明(A)の画像形成装置は、上記発明A1からAのいずれかの画像形成装置において、前記動作により記録媒体に形成された前記トナー像からなる確認用画像を読み取る読取手段と、前記読取手段で読み取った確認用画像の情報を出力する出力手段と、を備え、前記制御手段は、前記動作の際、前記読取手段および出力手段を作動させるものである。
この発明(A5)の画像形成装置は、上記発明Aの画像形成装置において、前記出力手段から出力される確認用画像の情報のなかに万線パターンの万線以外の部分にトナーが存在するか否かを検出する検出手段を備え、前記制御手段は、前記動作の際、前記読取手段および出力手段を作動させるものである。
上記発明A1の画像形成装置によれば、トナー像からなる画像に欠陥が生じているとき、その原因が転写部以後の過程にあるかどうかを確認することができる。
また、この画像形成装置によれば、制御手段が3種の万線パターンからなるトナー像を1枚の記録媒体に偏在させることなく分散させて形成するよう構成されていない場合に比べて、画像欠陥が転写部以後の過程でのトナー飛び散りによって発生しているものであるかを精度よく確認することができる。特にこの画像形成装置では、第3万線パターンからなる確認用画像にトナー飛び散りによる画像欠陥が顕現されるようになるので、トナー飛び散りによる画像欠陥が搬送方向Dにおいて偏在する部分に発生することがあっても、その画像欠陥の一部を確認できない割合を低減させることができる。
上記発明A2の画像形成装置によれば、トナー像からなる画像に欠陥が生じているとき、その原因が転写部以後の過程にあるかどうかを確認することができる。
また、この画像形成装置によれば、制御手段が2種の万線パターンからなるトナー像を1枚の記録媒体に偏在させることなく分散させて形成するよう構成されていない場合に比べて、画像欠陥が転写部以後の過程でのトナー飛び散りによって発生しているものであるかを精度よく確認することができる。特にこの画像形成装置では、第2万線パターンからなる確認用画像が搬送方向に対して斜めに交差して延びる形状に形成されるので、トナー飛び散りによる画像欠陥が幅方向において偏在する部分に発生することがあっても、その画像欠陥の一部を確認できない割合を低減させることができる。
上記発明Aの画像形成装置では、画像欠陥が転写部でのトナー飛び散りによって発生しているものである場合に、その画像欠陥を良化させる転写電圧値の有無を知ることができる
上記発明Aの画像形成装置では、読み取った確認用画像の出力情報から画像欠陥の原因を確認することができる
上記発明A5の画像形成装置では、確認用画像の情報のなかに万線パターンの万線以外の部分にトナーが存在するか否かを検出手段で検出するよう構成されていない場合に比べて、画像欠陥が転写部でのトナー飛び散りによって発生しているものであるかを装置によって的確に判断することができる。
実施の形態1等に係る画像形成装置の構成を示す説明図である。 図1の画像形成装置における二次転写部及び定着部の構成を拡大して示す説明図である。 図1の画像形成装置における制御系の一部の構成を示すブロック図である。 確認用画像を構成する万線パターンを大別した場合の構成例を示す説明図である。 確認機能による確認動作1を実行したときに得られる確認用画像が形成された記録用紙の結果例を示す平面説明図である。 記録用紙の搬送方向後方側に移動するタイプのトナー飛び散りと万線パターンとの関係を模式的に示す斜視説明図である。 記録用紙に形成される確認用画像の構成例を示す説明図である。 記録用紙に形成される確認用画像の別の構成例を示す説明図である。 記録用紙に形成される確認用画像の他の構成例を示す説明図である。 トナーの飛び散りに起因して発生する画像欠陥の一例を示す平面説明図である。 図1の画像形成装置においてトナーの飛び散りが発生する要因の一例を拡大して示す説明図である。
以下、この発明を実施するための形態(以下「実施の形態」という)について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態1]
図1から図3は、実施の形態1に係る画像形成装置1を示すものである。図1はその画像形成装置1の構成を示し、図2はその画像形成装置1における二次転写部及び定着部の構成を拡大して示し、図3はその画像形成装置1における制御系の一部の構成を示している。
<画像形成装置の全体の構成>
画像形成装置1は、電子写真方式を採用して、文字、写真、図形等からなる画像情報に基づきトナーで構成される画像を最終的に記録媒体の一例である記録用紙9に形成するものである。
そして画像形成装置1は、図1に示されるように、全体が箱状の外観からなる筐体10を有しており、その筐体10の内部に、現像剤としてのトナーで構成されるトナー像を形成する作像部2と、作像部2で形成されたトナー像を一次転写により保持した後に記録用紙9に二次転写する二次転写位置まで搬送する中間転写部3と、中間転写部3の二次転写位置に供給する記録用紙9を収容するとともに供給する給紙部4と、中間転写部3で二次転写されたトナー像を記録用紙9に定着させる定着部5等を配置している。
筐体10は、例えば、支持部材、外装材等の材料を用いて支持構造部や外装部が形成されており、その上面部に画像が形成された記録用紙9が排出されて収容される排出収容面部12が設けられている。図1に示す一点鎖線は、筐体10の内部における記録用紙9の主な搬送経路である。
また、画像形成装置1は、画像形成装置1の動作に関する指示、条件等を入力する入力部14aとその動作の条件、状態等の各種情報を表示する表示部14bを有する操作表示装置14や、画像形成装置1の全体(上記の各装置など)の動作を総括して制御する中央制御部6等も配置されている。
さらに、画像形成装置1は、後述するように、トナー像からなる画像に欠陥が生じたとき、その原因が二次転写部38以後の過程にあるかどうかを確認するための動作が実行される機能を有している。
作像部2は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)という4色のトナー像を個別に形成する4つの作像装置20Y,20M,20C,20Kにより構成されている。
この作像装置20(Y,M,C,K)はいずれも、図1に示されるように、所要の方向に回転駆動される感光ドラム21をそれぞれ備えており、その各感光ドラム21の周囲に帯電装置22、露光装置23、現像装置24、一次転写装置25、ドラム清掃装置26等がそれぞれ配置されている。図1では、作像装置20を構成する主な装置等を示す符号(21~26)を作像部20Yにすべて付しているが、それ以外の作像部20M,20C,20Kには省略して一部の符号のみを付している。
このうち感光ドラム21は、例えば、接地処理される円筒又は円柱状の導電性基材の周面に感光材料からなる光誘電層(感光層)を有する像形成面を形成したドラム形態の感光体である。この感光ドラム21は、図示しない回転駆動装置から動力を受けて矢印Aで示す方向に回転駆動するよう設けられている。
帯電装置22は、例えば、感光ドラム21の像形成面に接触して従動回転する状態で配置されるとともに所要の帯電電流が供給される帯電ロール等の接触部材を備えた接触型の帯電装置である。
露光装置23は、例えば、発光ダイオードと光学部品等を用いて構成される非走査型の露光装置である。露光装置23には、通信手段、読み込み装置等を通して外部から入力された画像情報や内部の記憶部に格納されている画像情報が画像処理部(図3の符号15)で所要の処理をされた後に各色成分(Y,M,C,K)に分解された画像信号として入力される。露光装置23は、その入力される画像信号に応じた露光を行う。
現像装置24は、例えば、前記4色(Y,M,C,K)のいずれか1色のトナーと磁性キャリアを含む二成分現像剤を利用する現像装置24(Y,M,C,K)である。また、現像装置24(Y,M,C,K)は、例えばトナーをマイナス極性に帯電させて反転現像を行うよう使用される。さらに、現像装置24(Y,M,C,K)は、筐体内に収容されている二成分現像剤を保持して感光ドラム21と対向する現像領域に搬送するよう回転する現像ロール等を備えている。現像ロールには、感光ドラム21との間に例えば直流成分に交流成分を重畳した現像電流が供給される。
一次転写装置25は、例えば、感光ドラム21の一次転写位置とする像形成面部分に(後述の中間転写ベルト31を介した状態で)接触して従動回転するよう配置されるとともに所要の一次転写電流が供給される一次転写ロール等の接触部材を備えた接触型の転写装置である。
ドラム清掃装置26は、筐体の清掃作業用開口において感光ドラム21の少なくとも一次転写後の像形成面部分に接触するよう配置されて、その像形成面上にある残留トナー等の不要物をかきとって除去する弾性板等の清掃部材等を備えている。
中間転写部3は、作像部2の上方側になる位置に配置されている。
この中間転写部3は、作像装置20(Y,M,C,K)における感光ドラム21の一次転写装置25と向き合う一次転写位置をそれぞれ通過しながら矢印Bで示す方向に回転するよう配置される中間転写ベルト31を備えている。
中間転写ベルト31は、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂等の基材にカーボン等の抵抗調整剤を分散してなる材料を用いて所要の厚さ及び電気抵抗値からなる無端ベルト状に成形されたものである。
また、中間転写ベルト31は、複数の支持ロール32a~32eに掛けまわされて回転自在に支持されている。支持ロール32aは駆動ロール兼二次転写バックアップロールとして、支持ロール32bは清掃バックアップロールとして、支持ロール32cは中間転写ベルト31に張力を付与するとともに中間転写ベルト31の蛇行を矯正する張力付与兼蛇行矯正ロールとして、支持ロール32d及び32eは協働して中間転写ベルト31の一次転写面を形成して保持する従動ロールとして、それぞれ構成されている。
また、中間転写部3は、中間転写ベルト31上に転写されたトナー像を記録用紙9に二次転写させる二次転写装置35と、中間転写ベルト31の像保持面となる外周面に残留して付着するトナー等の不要物を除去して清掃するベルト清掃装置36等を備えて構成されている。
二次転写装置35は、例えば、中間転写ベルト31の二次転写バックアップロール32aに支持されている像保持面部分に接触して従動回転するよう配置される二次転写ロール351を備えた接触型の転写装置が採用される。また、二次転写装置35は、二次転写ロール又は二次転写バックアップロール32aの一方に所要の二次転写電流を供給し、その他方が接地処理されている。中間転写部3においては、中間転写ベルト31と二次転写装置35の二次転写ロールとが接触している部位が二次転写位置になる。
ベルト清掃装置36は、筐体の清掃作業用開口において中間転写ベルト31の少なくとも二次転写後の像保持面部分に接触するよう配置されて、その像保持面上にある残留トナー等の不要物をかきとって清掃する弾性板等の清掃部材等を備えている。
給紙部4は、作像部2の下方側になる位置に配置されている。
この給紙部4は、筐体10に対して引き出し自在に取り付けられ、所望のサイズ、種類等の記録用紙9が積載板42の上に積み重ねた状態で収容される収容体41と、その収容体41から記録用紙9を1枚ずつ給紙搬送路にむけて送り出す送出装置43を少なくとも備えて構成されている。収容体41及び送出装置43の数については、必要に応じて増減される。
記録用紙9としては、筐体10内における搬送路による搬送が可能であってトナー像の転写及び定着が可能な記録媒体であれば適用することができ、例えば、所定のサイズに裁断された記録紙をはじめとし、はがき等の厚紙や、封筒等の特殊な媒体も使用することができる。
定着部5は、中間転写部3の上方側になる位置に配置されている。
この定着部5は、図1や図2に示されるように、記録用紙9の導入口51a及び排出口51bが形成された筐体51の内部に、矢印で示す方向に回転するとともに表面温度が所定の温度に保持されるよう加熱手段によって加熱されるロール形態又はベルト形態からなる加熱用回転体52と、この加熱用回転体52の幅方向にほぼ沿う状態で所定の圧力で接触して従動回転するロール形態又はベルト形態からなる加圧用回転体53とを少なくとも設置して構成されている。
また、この定着部5は、加熱用回転体52と加圧用回転体53の接触部分が、トナー像を保持する記録用紙9が導入されて定着処理(加熱及び加圧)される定着処理部NPとして構成されている。また、筐体51は、導入口51a側の内部に記録用紙9を導入口51aから定着処理部NPへ誘導する導入案内部材54が、排出口51b側の内部に記録用紙9を定着処理部NPから排出口51bへ誘導する排出案内部材55が設けられている。
また、画像形成装置1は、筐体10の内部に主な用紙搬送路として、給紙部4と中間転写部3との間をつなぐ供給搬送路Rt1と、中間転写部3の二次転写位置と定着部5との間をつなぐ中継搬送路Rt2と、定着部5と筐体10の用紙排出口11との間をつなぐ排出搬送路Rt3とが設けられている。
供給搬送路Rt1は、給紙部4から送り出される記録用紙9を中間転写部3の二次転写位置まで搬送して供給する搬送路であり、複数の用紙搬送ロール対45a,45b等と図示しない複数の用紙案内部材等で構成されている。中継搬送路Rt2は、二次転写後の記録用紙9を定着部5まで搬送する搬送路であり、例えば、用紙案内部材46で構成されている。排出搬送路Rt3は、定着後で画像が形成された記録用紙9を排出収容面部12に排出するよう搬送する搬送路であり、排出ロール対47と図示しない用紙案内部材で構成されている。
この画像形成装置1においては、図1に示されるように、作像部2の各作像装置20(Y,M,C,K)における一次転写装置25とその一次転写装置25と対峙する中間転写ベルト31(及び感光ドラム21)の部分とからなる部位が、作像部2における一次転写部28を構成している。また、図1や図2に示されるように、二次転写装置35とその二次転写装置35と対峙する中間転写ベルト31(及び二次転写バックアップロール32a)の部分とからなる部位が、中間転写部3における二次転写部38を構成している。
<基本的な画像形成動作>
この画像形成装置1では、以下に説明する基本的な画像形成動作が行われる。ここでは、4色(Y,M,C,K)のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像を形成する場合の動作を例にして説明する。
まず、画像形成装置1は、中央制御部6が外部等から画像形成動作の要求指令を受けると、作像部2を構成する4つの作像装置20(Y,M,C,K)において、各感光ドラム21が矢印Aで示す方向にそれぞれ回転させられ、各帯電装置22が帯電電流の供給を受けて接触放電を発生させる。これにより、各感光ドラム21は、その像形成面が所要の極性(例えばマイナス極性)及び電位にそれぞれ帯電させられる。
続いて、各露光装置23が、各感光ドラム21の帯電後における像形成面に対して各色成分(Y,M,C,K)に分解された画像信号に応じた露光をそれぞれ行う。これにより、各感光ドラム21の像形成面には、所定の電位からなる各色成分の静電潜像がそれぞれ形成される。
続いて、各現像装置24(Y,M,C,K)が、所定の極性(マイナス極性)に帯電された色(Y,M,C,K)のトナーを、現像ロールから供給するとともに、現像電流の供給を受けて現像ロールと感光ドラム21との間に形成される現像電界により、感光ドラム21の像形成面における各色成分の静電潜像の部分に静電的に付着させる。これにより、各感光ドラム21の像形成面には、4色(Y,M,C,K)のうちの対応する色のトナー像が個別に形成される。
続いて、各作像装置20(Y,M,C,K)の一次転写部28において、各一次転写装置25が一次転写電流の供給を受けて感光ドラム21との間に一次転写電界を形成することにより、各感光ドラム21上のトナー像を中間転写部3における中間転写ベルト31の像保持面に対して順番(Y,M,C,Kの順)に一次転写させる。また、ドラム清掃装置26が一次転写後等における各感光ドラム21の像形成面を清掃する。
次いで、中間転写部3において、作像部2における感光ドラム21の回転時期に合わせて中間転写ベルト31が矢印Bで示す方向に回転することにより、その像保持面に一次転写されて保持された未定着のトナー像を二次転写装置35と向き合う二次転写位置まで搬送する。一方、給紙部4において、送出装置43が所要の記録用紙9を収容体41から供給搬送路Rt1に送り出した後、供給搬送路Rt1を経由させて中間転写部3の二次転写位置に送り込むよう供給する。
この後、中間転写部3の二次転写部38において、二次転写装置35の二次転写ロール351又は二次転写バックアップロール32aが二次転写電流の供給を受けて二次転写ロール351と中間転写ベルト31との間に二次転写電界を形成することにより、中間転写ベルト31上にある4色のトナー像を記録用紙9の片面に対して二次転写させる。また、ベルト清掃装置36が二次転写後等における中間転写ベルト31の像保持面を清掃する。
次いで、未定着のトナー像が二次転写された記録用紙9が、中間転写ベルト31から剥離された後に中継搬送路Rt2を経由して定着部5に送り込まれるよう搬送される。定着部5では、その記録用紙9が導入案内部材54に誘導されて加熱用回転体52と加圧用回転体53の接触部分である定着処理部NPに導入されて通過するが、その通過の際に加熱及び加圧される。これにより、トナー像を構成するトナーが加圧下で溶融されて、トナー像が記録用紙9に定着される。
続いて、トナー像が定着された後の記録用紙9が、排出案内部材55に誘導されて定着部5の筐体51内から排出された後に排出搬送路Rt3を経由して搬送され、最後に用紙排出口11から筐体10の外部に排出されて排出収容面部12に収容される。
以上の動作が行われることにより、フルカラー画像が片面に形成された1枚の記録用紙9が出力される。また、複数枚の画像形成動作の要求指令を受けた場合は、その枚数分だけ上記画像形成動作が同様に繰り返して行われる。
この他、画像形成装置1では、上記画像形成動作において、4つの作像装置20(Y,M,C,K)のいずれか1つを作動させることにより単色の画像を形成することや、4つの作像装置20(Y,M,C,K)の2つ又は3つを組み合わせて作動させることによりフルカラー画像以外のカラー画像を形成することもできる。
<画像欠陥の原因が二次転写部以後の過程にあるかを確認するための機能>
ところで、画像形成装置1においては、画像形成動作が行われたときに、図10に例示されるように、記録用紙9に形成される画像GIのなかに滲み、濃度異常、色調異常、ムラ等の画像欠陥101,102が発生してしまうことがある。
このような画像欠陥は、作像部2における感光ドラム21の局所的な摩耗、現像装置24の異常がある場合や、記録用紙9に転写されるトナー像におけるトナーの飛び散りがある場合などに発生する。
このうちトナーの飛び散りは、二次転写部38で発生することがある。これは、二次転写部38の構成部品が、二次転写装置35(二次転写ロール351)、中間転写ベルト31及び二次転写バックアップロール32aという予め物性が既知の部品の他に、抵抗値、こしの強さ、反り状態等の物性や帯電特性にばらつきがある記録用紙9が加わることにより、適切な二次転写条件を安定して得ることが難しいこと等が起因している。
また、トナーの飛び散りは、二次転写部38から定着部5の定着処理部に至るまでの過程で発生することもある。これは、二次転写されたトナー像を保持する記録用紙9が中継搬送路Rt2において何かに保持されることがなくその搬送時の姿勢(状態)が変動しやすいことと、その記録用紙9が搬送時の姿勢に変動があることで定着部5の定着処理部NPに導入するまでの間に中継搬送路Rt2にある用紙案内部材46や定着部5の筐体51にある導入案内部材54に接触し得るおそれがあること等が起因している。
このため、画像形成装置1のような中間転写方式を採用する画像形成装置にあっては、二次転写部38の部分とその二次転写部38から定着部5の定着処理部に至る(前)までの過程の部分(これは、「二次転写部以後の過程」ともいえる。)が、トナーの飛び散りが発生するおそれがあると考えられる。
ちなみに、この画像形成装置1の場合、図11に例示されるように、二次転写部38で二次転写がなされた後の記録用紙9は、中継搬送路Rt2を経由して定着部5の定着処理部NPにむかう過程で、その搬送時の姿勢が乱れること等により、その用紙の一部が用紙案内部材46や導入案内部材54に強めに接触することが起こり得る。
また、記録用紙9の帯電特性によっては、このような接触があった場合に、記録用紙9と用紙案内部材46や導入案内部材54との間に放電が起き、これにより記録用紙9に静電的引力で保持された未定着のトナー像を構成するトナーの一部が静電的引力のバランスが乱されて本来のあるべき位置とは異なる位置に飛び散ることがある。
図11の符号9aは記録用紙9の搬送時における先端部、符号9bは記録用紙9の搬送時における後端部、符号TGはトナー像、符号Txは飛び散るトナーを示す。
<確認用画像を形成する動作に関する構成>
この画像形成装置1は、画像形成動作によって記録用紙9に形成されるトナー像からなる画像に欠陥が生じたとき、その画像欠陥の原因が二次転写部38を含むそれ以後の過程にあるかを確認するための以下の手段を備えている。
すなわち、画像形成装置1は、作像部2で角度が異なる2種以上の万線パターンからなるトナー像を確認用画像として形成してから二次転写部38で記録用紙9に転写させる動作を実行する制御手段61を備えている。
これ以後では、上記制御手段61により実行される動作を「確認動作」と称する。
ここで、確認用画像の万線パターンは、画像処理工程の階調表現で使用される万線スクリーンのパターンを利用して構成される。この万線パターンとしては、この他にも、例えば、トナーの飛び散りの有無を確認することが可能であれば、多数の平行する細線群で構成される画像(潜像)パターンを適用してもよい。
また、確認用画像の万線パターンは、図4等に例示されるように、その万線の方向を示す角度(例えば記録用紙9の搬送方向D又は副走査方向となす角度α)の要素が異なる万線パターンが2種以上適用されるものである。また、この角度が異なる2種以上の万線パターンは、その角度の要素以外の線ピッチ、線幅、色等の要素について互いに同じ関係にしておくことが好ましい。
また、確認用画像は、トナーの飛び散りの発生要因を効率よく確認できる観点等から、万線の方向が記録用紙9の搬送方向Dと交差する方向に沿う方向になる角度の万線パターンを少なくとも1つ適用して構成される。
さらに、確認用画像は、角度が異なる2種以上の万線パターンからなるトナー像を1枚の記録用紙9の片面に配分して形成することが好ましいが、後述するように2種以上の万線パターンからなるトナー像を1種類ごとに別々の記録用紙9の片面にそれぞれ形成するように構成してもよい。
上記制御手段61は、演算処理装置、記憶素子、入出力装置、外部記憶装置等で構成される手段(制御部)である。また、制御手段61は、その記憶素子(ROM等)に格納されるプログラム及びデータに基づいて所要の制御動作を実行するようになっており、特に実施の形態1においては上記確認動作を実行し得るよう構成されている。また、制御手段61は、中央制御部6の一部として構成されるが、独立した手段として構成してもよい。
また、制御手段61は、図3に示されるように、画像形成装置1の外部から入力される画像情報について必要な画像処理を行う画像処理部15、露光装置23を駆動させる露光駆動部16、上記帯電電流、現像電流、一次転写電流、二次転写電流等の電流(電圧)を供給する給電手段17、操作表示装置14の表示部14b等に接続されており、それらに確認動作等の動作を行う際に必要な制御信号を送信する。また、制御手段61は、外部機器等との間で情報の通信を行う通信部19、操作表示装置14の入力部14a等と接続されており、これにより制御動作に必要な情報を入手している。
さらに、制御手段61は、上記確認動作を実行する際、画像処理部15から露光駆動部16に、確認用画像の画像情報(信号)を送信して画像形成動作を実行するよう構成されている。
確認動作を実行するときの画像形成動作は、形成する画像が確認用画像になる点で相違するが、それ以外の画像形成条件については通常の画像を形成するときの条件と同じ条件を適用して行われる。なお、万線パターンからなる確認用画像は、トナーの飛び散りの有無が確認しやすくなる等の観点から中間調の濃度で形成することが好ましいため、その濃度調整のための条件(例えば、露光装置23の露光時における光量の条件)が通常の画像を形成するときの条件と少し異なる設定に変更されることがある。
確認動作で適用する確認用画像(万線パターン)の画像情報は、特定の画像データとして画像処理部15の記憶部又は制御手段61の記憶素子にあらかじめ格納されている。制御手段61は、確認動作のための画像形成動作が行われる際に、その格納されている確認用画像の画像データ(信号)を、露光駆動部16を通して露光装置23に送信するよう制御する。
また、確認動作は、トナー像を形成する作像装置20が複数ある場合には、その複数ある作像装置20(Y,M,C,K)の1つ又は複数を作動させて1回又は複数回行うことになる。
さらに、確認動作で使用する記録用紙9は、画像形成装置1で使用対象になっている最大サイズの記録用紙か、あるいは、搬送時における送り幅が最大の寸法になる記録用紙である。
そして、制御手段61は、確認動作について、例えば、サービスエンジニア(サービスマン)や使用者が操作表示装置14における入力部14aから確認動作の実行モードを選択して指示した情報が得られたときに、実行するよう構成されている。
この場合、確認動作の実行モードは、例えば、操作表示装置14における表示部14bに選択指示用の画面として表示される。また、このサービスエンジニア等の指示による確認動作の実行は、例えば、画像形成枚数等の情報に基づく使用頻度の経過状況に応じて定期的に行うか、あるいは、画像欠陥が発生したときに行うようにする。
また、確認動作を実行した場合は、その確認動作により記録用紙9に形成された確認用画像をサービスエンジニア等が目視してトナー飛び散りの有無や状態について確認することになる。
上記確認用画像を構成する万線パターンは、大別すると、図4に示されるような3種類のパターンに分類される。
すなわち、万線MLの記録用紙9の搬送方向Dとなす角度αがほぼ0°(0°又は0°±1°)になる角度α1の第1万線パターンP1と、万線MLの搬送方向Dとなす角度αがほぼ90°(90°又は90°±1°)になる角度α2の第2万線パターンP2と、万線MLの搬送方向Dとなす角度αが0°<α<±90°の範囲の値になる角度の第3万線パターンP3との3種類である。
また、第3万線パターンP3については、さらに細分すると以下の種類に分けられる。
すなわち、万線MLの方向が記録用紙9の搬送方向Dの左側に傾くことになる角度α3(+側の角度)の万線パターンP3aと、万線MLの方向が記録用紙9の搬送方向Dの右側に傾くことになる角度α4(-側の角度)の万線パターンP3bとに分けられる。しかも、この第3万線パターンP3a、P3bについては、その角度α3、α4を種々異ならせることで更に多数の万線パターンとすることができる。
ちなみに、上記ほぼ0°の角度α1とは、万線MLの方向が記録用紙9の搬送方向Dに沿う方向になるときの角度である。また、上記ほぼ90°の角度α2とは、万線MLの方向が記録用紙9の搬送方向Dと直交する幅方向(軸方向)Eに沿う方向になるときの角度である。さらに、上記0°<α<±90°の範囲の角度α3、α4とは、万線MLの方向が記録用紙9の搬送方向Dと直交する幅方向Eに沿う方向になるときの角度である。また、上記ほぼ90°の角度α2は、万線MLの方向が記録用紙9の搬送方向Dと交差する方向に沿う方向になるときの角度の一部でもある。
そして、確認用画像として適用する角度が異なる2種以上の万線パターンは、以下の3つの組み合わせから選択されて適用される。
1つ目は、上記大別される3種類の角度(範囲)からなる万線パターンP1,P2,P3を複数組み合わせる組み合わせである。2つ目めは、第1万線パターンP1又は第2万線パターンP2と上記細分される第3万線パターンP3a,P3bとを組み合わせる組み合わせである。3つ目は、第3万線パターンP3a,P3bの一方又は双方を角度α(α3、α4)が互いに異なるよう組み合わせる組み合わせである。
<確認動作1>
画像形成装置1においては、サービスエンジニア等により操作表示装置14の入力部14aから確認動作の実行モードが選択されて指示された場合、制御手段61によって以下に例示する確認動作1が実行される。
このときの確認動作1は、4つの作像装置20(Y,M,C,K)のうちの1つの作像装置を作動させて行われる。ここでは、代表してブラック色Kの作像装置20Kを作動させて行われる場合の確認動作について説明する。
また、このときの確認動作1は、確認用画像として、図4(a)に例示した第1万線パターンP1(角度が搬送方向Dに沿う角度の万線パターン)のみからなる確認用画像と、図4(b)に例示した第2万線パターンP2(角度が搬送方向Dと交差する幅方向Eに沿う角度の万線パターン)のみからなる確認用画像とを採用している。さらに、確認動作1は、上記2種の万線パターンを適用する確認用画像を、2枚の記録用紙9の片面のほぼ全域にそれぞれ形成するよう構成されている。
そして、制御手段61の制御動作により確認動作1が実際に開始されると、作像装置20Kにおいて、回転する感光ドラム21の像形成面が帯電装置22により通常の画像の形成時と同じ帯電電位になるよう帯電された後、露光装置23が画像処理部15から送信される確認用画像の画像情報に基づく露光を行う。これにより、感光ドラム21の像形成面上に、第1万線パターンP1と第2万線パターンP2に対応する2つの静電潜像が順次形成される。
続いて、現像装置24Kが2つの静電潜像を黒色トナーにより現像する。これにより、感光ドラム21の像形成面に、第1万線パターンP1と第2万線パターンP2にそれぞれ対応した確認用画像としての2つの黒色トナー像が順次形成される。
次いで、作像装置20Kにおける感光ドラム21の像形成面上の確認用画像である2つの黒色トナー像が、一次転写部28において中間転写部3の回転する中間転写ベルト31に順次一次転写されて二次転写位置まで搬送された後、二次転写部38において2枚の記録用紙9に順次別々に二次転写される。
続いて、確認用画像である2つの黒色トナー像が転写された2枚の記録用紙9が、二次転写部38において回転する中間転写ベルト31と二次転写装置35の二次転写ロール351との間に挟まれた状態で搬送力を受けることにより、中継搬送路Rt2を経由して定着部5の筐体51の内部に導入されるよう搬送される。
続いて、定着部5において確認用画像としての2つの黒色トナー像が2枚の記録用紙9に別々に定着された後、その2つの黒色トナー像からなる確認用画像が形成された2枚の記録用紙9が排出搬送路Rt3を経由して順次搬送され、最後に排出収容面部12に排出されるようにして収容される。
以上により、作像装置20Kを作動させた画像形成動作による確認動作1が終了する。
また、確認動作1は、残りの色の作像装置20(Y,M,C)を単独で作動させることにより行う設定になっている場合には、ブラック色の作像装置20Kの作動による確認動作1の動作工程が終了した後、その残りの色の作像装置20(Y,M,C)をそれぞれ単独で順次作動させることにより上記作像装置20Kを単独で作動させた場合と同様に実行される。
そして、確認動作1を実行した場合は、最終的に出力された2枚の記録用紙9にそれぞれ形成された万線パターンからなる確認用画像Gをサービスエンジニア等が見ることにより、画像欠陥の有無やその画像欠陥の顕現化の違いについて調べる。
確認動作1では、例えば図5に示されるように、万線の方向が搬送方向Dに沿う方向になる角度α1の第1万線パターンP1からなる確認用画像Gaが形成された記録用紙9(同図(a))と、万線の方向が幅方向Eに沿う方向になる角度α2の第2万線パターンP2からなる確認用画像Gbが形成された記録用紙9(同図(b))とが出力される。
このときの確認用画像Ga,Gbを見比べると、確認用画像Gaには図5(a)に示されるように画像欠陥(103)の発生がないことが確認される一方で、確認用画像Gbには図5(b)に示されるようにトナー飛び散りによる画像欠陥103が発生していることが確認された。また、このときの画像欠陥103は、確認用画像Gbのなかで記録用紙9の搬送方向Dの後方側になる部分に発生していることが確認される。
このような結果は、画像欠陥103の原因が二次転写部38以後の過程で発生したトナーの飛び散りであれば、図6に例示されるように、そのトナーの飛び散りが記録用紙9の搬送方向Dの後方側に移動するように起こる傾向にあるため、その飛び散りが顕現化されやすい場合と顕現化されにくい場合とに分かれた結果であると考えられる。
つまり、万線の方向が幅方向Eに沿う方向になる角度α2の第2万線パターンP2で構成された確認用画像Gbの場合には、図6(a)に例示されるように、後方側に飛び散るトナーTaが幅方向Eに沿う方向の万線の画像部分でない非画像部(万線と万線の間の白紙部)に着地して存在することが比較的多くなるため、トナーの飛び散りが顕現化されやすくなる。この場合は、その飛び散りの結果を容易に視認することもできるようになる。
一方、万線の方向が搬送方向Dに沿う方向になる角度の第1万線パターンP1で構成された確認用画像Gaの場合には、図6(b)に例示されるように、後方側に飛び散るトナーTaが搬送方向Dに沿う方向の万線の画像部分に再び着地して存在することが比較的多くなるため、トナーの飛び散りが顕現化されにくくなる。この場合は、その飛び散りの結果を視認することが難しくなる。
このため、確認動作1のように、確認用画像として、第1万線パターンP1のみからなる確認用画像Gaと、第2万線パターンP2のみからなる確認用画像Gbとを形成して確認動作を行った場合、次のことを確認することができる。
すなわち、図5に例示されるように、トナーの飛び散りによる画像欠陥103が確認用画像Gbのなかに発生している一方で(図5(b)参照)、確認用画像Gaのなかに発生しないという結果(図5(a)参照)が得られることがある。このときは、画像欠陥103の原因が二次転写部38以後の過程にあること(実際にはトナー飛び散りの発生に起因したものであること)を確認することができる。
なお、確認動作1を実行したとき、確認用画像Ga、Gbのいずれにも画像欠陥103が発生しない結果になる場合もある。この場合は、画像欠陥103の原因が二次転写部38以後の過程にないことがわかる。
また、確認動作1を実行したとき、画像欠陥103が確認用画像Gaのなかに発生し、確認用画像Gbのなかに発生しない場合もある。この場合は、その画像欠陥103がトナーの軸方向Eへの飛び散りで発生していることを示唆していることがわかる。
<確認動作2>
次に、制御手段61により実行される確認動作2について説明する。
確認動作2は、図7~図9に例示されるように、2種以上の万線パターン(P1,P2、P3のいずれか2つ又は3つを組み合わせたもの)からなるトナー像(確認用画像)を、1枚の記録用紙9の片面に配分して形成するよう構成されている。このような構成の確認用画像を採用した場合は、確認動作1に比べて、その確認動作の短縮化や記録用紙9の使用枚数の低減化を図ることができる。
図7(a)に例示する確認用画像Gcは、記録用紙9の片面のうち搬送方向Dが複数に分割されて幅方向Eに沿って長い平面形状の分割領域に、万線の方向が搬送方向Dに沿う方向になる角度の第1万線パターンP1からなる確認用画像と万線の方向が幅方向Eに沿う方向になる角度の第2万線パターンP2からなる確認用画像とを、搬送方向Dの前後に交互に配置させるよう形成したものである。
確認動作2としてこの確認用画像Gcを形成する場合は、例えば上記確認動作1で発生したトナー飛び散りによる画像欠陥103(図5(b))が、記録用紙9の搬送方向Dの後方側部分に間隔をあけて形成される第2万線パターンP2からなる確認用画像のなかに顕現されるようになる。一方で、この確認用画像Gcを採用する場合は、第2万線パターンP2からなる確認用画像が搬送方向Dにおいて間隔をあけて形成されるので、トナー飛び散りによる画像欠陥が搬送方向Dにおいて偏在する部分に発生するときに、その画像欠陥の一部(第1万線パターンP1からなる確認用画像部分に存在する画像欠陥)が確認できないおそれがある。
図7(b)に例示する確認用画像Gdは、記録用紙9の片面のうち幅方向Eが複数に分割されて搬送方向Dに沿って長い平面形状からなる分割領域に、第1万線パターンP1からなる確認用画像と第2万線パターンP2からなる確認用画像とを、幅方向Eの左右に交互に配置させるよう形成したものである。
確認動作2としてこの確認用画像Gdを形成する場合は、例えば上記確認動作1で発生したトナー飛び散りによる画像欠陥103(図5(b))が、第2万線パターンP2からなる確認用画像のうち搬送方向Dの後方側になる部分に顕現されるようになる。一方で、この確認用画像Gdを採用する場合は、第2万線パターンP2からなる確認用画像が幅方向Eにおいて間隔をあけて形成されるので、トナー飛び散りによる画像欠陥が幅方向Eにおいて偏在して発生するときに、その画像欠陥の一部が確認できないおそれがある。
図8(a)に例示する確認用画像Geは、記録用紙9の片面のうち搬送方向Dが複数に分割されて幅方向Eに沿って長い平面形状の分割領域に、第1万線パターンP1からなる確認用画像と第2万線パターンP2からなる確認用画像と万線の方向が搬送方向Dと斜めに交差する方向になる角度の第3万線パターンP3aからなる確認用画像とを、搬送方向Dの前後に交互に配置させるよう形成したものである。
確認動作2としてこの確認用画像Geを形成する場合は、例えば上記確認動作1で発生したトナー飛び散りによる画像欠陥103(図5(b))が、記録用紙9の搬送方向Dの後方側部分に間隔をあけて形成される第2万線パターンP2又は第3万線パターンP3aからなる確認用画像のなかに顕現されるようになる。
また、この確認用画像Geは、第3万線パターンP3aからなる確認用画像にトナー飛び散りによる画像欠陥が顕現されるようになるので、トナー飛び散りによる画像欠陥が搬送方向Dにおいて偏在する部分に発生することがあっても、上記確認用画像Gc(図7(a))に比べて、その画像欠陥の一部を確認できない割合を低減させることができる。
図8(b)に例示する確認用画像Gfは、記録用紙9の片面のうち搬送方向Dが斜めに複数に分割されてその斜め方向に沿って長い平面形状からなる斜め分割領域に、第1万線パターンP1からなる確認用画像と第2万線パターンP2からなる確認用画像とを、搬送方向Dの前後又は幅方向Eの左右に交互に配置させるよう形成したものである。
確認動作2としてこの確認用画像Gfを形成する場合は、例えば上記確認動作1で発生したトナー飛び散りによる画像欠陥103(図5(b))が、第2万線パターンP2からなる確認用画像のうち搬送方向Dの後方側になる部分に顕現されるようになる。
また、この確認用画像Gfは、第2万線パターンP2からなる確認用画像が搬送方向D(幅方向E)に対して斜めに交差して延びる形状に形成されるので、トナー飛び散りによる画像欠陥が幅方向Eにおいて偏在する部分に発生することがあっても、上記確認用画像Gd(図7(b))に比べて、その画像欠陥の一部を確認できない割合を低減させることができる。
図9に例示する確認用画像Gjは、記録用紙9の片面のうち搬送方向D及び幅方向Eを複数に分割して同じ広さの四角形の平面形状からなる均等な分割領域に、第1万線パターンP1からなる確認用画像と第2万線パターンP2からなる確認用画像とを、搬送方向Dの前後及び幅方向Eの左右に交互に(市松模様に)配置させるよう形成したものである。
確認動作2としてこの確認用画像Gjを形成する場合は、例えば上記確認動作1で発生したトナー飛び散りによる画像欠陥103(図5(b))が、第2万線パターンP2からなる確認用画像のうち搬送方向Dの後方側になる部分に顕現されるようになる。
また、この確認用画像Gjのように、角度が異なる2種以上の万線パターンを1枚の記録用紙9の片面に対して偏在させることなく分散させた状態で形成する確認用画像を採用する場合は、第2万線パターンP2からなる確認用画像が搬送方向D及び幅方向Eの双方においてほぼ均等に分散されるので、トナー飛び散りによる画像欠陥が搬送方向D又は幅方向Eのいずれかに偏在して発生することがあっても、その画像欠陥の原因が二次転写以後の過程にあるか否かを効率よく的確に確認することができるようになる。
なお、トナーの飛び散りとしては、搬送方向Dの後方側に移動するよう発生するトナー飛び散りと幅方向Eに移動するように発生するトナー飛び散りとの一方又は双方が、搬送方向Dと幅方向Eの一方又は双方に偏在して発生する場合もある。
しかし、この場合でも、確認機能による確認動作において、例えば、図9に例示したような角度が異なる2種以上の万線パターンを1枚の記録用紙9の片面に対して偏在させることなく分散させた状態で形成する確認用画像Gjを採用すれば、そのトナー飛び散りに起因した画像欠陥の原因が二次転写部38以後の過程であるかどうかを的確に且つ効率よく確認することができる。
[実施の形態2]
実施の形態2に係る画像形成装置は、実施の形態1に係る画像形成装置1において、制御手段61による確認動作を実行する際、給電手段17から二次転写部38に供給する二次転写電圧を複数種類に変化させて確認用画像とするトナー像の転写を行った複数枚の記録用紙9を出力するよう構成したものである。
この画像形成装置では、サービスエンジニア等により操作表示装置14の入力部14aから確認動作の実行モードが選択されて指示された場合、制御手段61により確認動作時に給電手段17から二次転写部38の二次転写ロール351又は二次転写バックアップロール32aに供給する二次転写電圧を複数種類に変化させるように制御する。
そして、このときの確認動作は、同じ確認用画像のトナー像を異なる二次転写条件下で複数枚の記録用紙9にそれぞれ二次転写させた後、定着部5で各記録用紙9に定着させるように行われる。これにより、この確認動作では、最終的に、同じ確認用画像が形成された複数枚の記録用紙9を得ることになる。
このときの変化させる二次転写電圧としては、例えば、通常の画像形成動作時に適用される通常時の二次転写電圧と、その通常時の二次転写電圧を所要の電圧だけ増減させた異種の二次転写電圧とを組み合わせたものが適用される。
このような確認動作を行った場合は、同じ確認用画像が形成された複数枚の記録用紙9を見たとき、トナーの飛び散りに起因した画像欠陥の発生の状態について以下のように確認することができる。
すなわち、確認用画像のなかにトナー飛び散りによる画像欠陥が顕現されていることが確認されるが、同じ確認用画像であるにもかかわらず異種の二次転写電圧を供給したときに顕現されないという結果が得られることがある。この場合は、そのときの二次転写電圧を採用して通常の画像を形成する画像形成動作を行えば、二次転写部38でトナー飛び散りのない画像を形成することができる。この結果、このときの画像欠陥を良化させる二次転写電圧値が存在することを確認することができる。
[実施の形態3]
実施の形態3に係る画像形成装置は、実施の形態1、2に係る画像形成装置1において、確認動作により記録用紙9に形成された確認用画像を読み取る読取手段71と、その読取手段71で読み取った確認用画像の情報を出力する出力手段72とを追加した構成からなるものである。この読取手段71と出力手段72は、図3に二点鎖線で示すように制御手段61に通信可能に接続され、確認動作の際に制御手段61により作動させられる。
読取手段71は、画像形成装置1を原稿読取装置が併設される複写機として構成した場合にはその原稿読取装置を読取手段として利用することができるが、それ以外にも、例えば、定着部5と用紙排出口11の間に配置して定着部5から排出される記録用紙9上の確認用画像を読み取る画像読取センサ等であってもよい。
出力手段72は、読取手段71で読み取った確認用画像の情報を最終的に所要の出力先に自動で又は選択指示に基づいて出力することができるものであればよい。このような出力手段72は、専用の構成部品として構築してもよいが、例えば、その情報を記憶装置に一旦記憶させた後に制御手段61の一部の制御機能として情報の送信を行うように構成してもよい。出力先としては、操作表示装置14の表示部14bや、画像形成装置1と通信部19を介して接続されている使用者又はサービスエンジニアのパーソナルコンピュータ等の情報端末などである。
この画像形成装置においては、制御手段61による確認動作を実行して確認用画像が形成された記録用紙9を入手した後、その記録用紙9に形成された確認用画像を読取手段71により読み取る。読取手段71で読み取られた確認用画像の情報は、自動で又は確認動作を指示した者の選択指示により出力手段72から所望の出力先に出力される。
そして、このとき読み取られた確認用画像の情報が、制御手段61の制御動作により、例えば操作表示装置14の表示部14bに出力される構成になっている場合は、確認動作を指示した者が表示部14bに表示される確認用画像の読取映像を見ることにより、画像欠陥の有無やその画像欠陥の顕現化の違いを確認することができる。
したがって、この画像形成装置を使用すれば、確認動作を指示した者は、確認用画像に関する結果を読み取った画像の情報として入手することができ、しかも、その画像の情報に基づいてトナーの飛び散りに起因した画像欠陥の原因が二次転写部38以後の過程であるかどうかを効率よく確認することができる。
また、実施の形態3に係る画像形成装置においては、出力手段72から出力される確認用画像の情報のなかに万線パターンの万線以外の部分にトナーが存在するか否かを検出する検出手段75(図3)を具備させてもよい。この検出手段75は、図3に二点鎖線で示すように制御手段61に通信可能に接続され、確認動作の際に制御手段61により作動させられる。
検出手段75は、画像解析を行う機能を有するものである。また、検出手段75は、確認用画像の情報のなかに万線パターンの万線以外の部分にトナーが存在していることを検出した場合には、トナーの飛び散りが発生しているものと推測する。しかも、検出手段75は、その万線以外の部分にトナーがどのような分布で存在しているかを解析して、トナーの飛び散りの状態を検出するようにしてもよい。
この検出手段75で得られた検出結果は、制御手段61の制御動作により、例えば、操作表示装置14の表示部14bに送信されて表示させられるか、あるいは、画像形成装置1と通信部19を介して接続されている使用者又はサービスエンジニアのパーソナルコンピュータ等の情報端末に送信されるように構成される。
したがって、この画像形成装置を使用すれば、確認用画像におけるトナーの飛び散りの有無に関する情報を検出手段75の検出結果として自動で得ることでき、しかも、画像欠陥が二次転写部38以後の過程でのトナー飛び散りによって発生しているものであるかを装置によって的確に判断することができる。
[他の実施の形態]
実施の形態1~3では、中間転写方式を採用したカラー画像形成装置として作像部2が中間転写部3よりも下方の位置に、定着部5が例示した中間転写部3よりも上方の位置にそれぞれ配置された関係からなる構成例を示したが、その配置関係についてはその構成例に限定されない。
また、実施の形態1~3では、中間転写方式を採用したカラー画像形成装置を例示したが、画像形成装置としては、トナー像を感光ドラム等の静電潜像保持体から記録用紙に直接転写させる直接転写方式を採用するカラー画像形成装置や単色画像形成装置であってもよい。この直接転写方式を採用する画像形成装置は、作像部における静電潜像保持体に形成する通常の画像及び確認用画像のトナー像を記録用紙に対して直接転写する転写部を備えることになる。
1 …画像形成装置
2 …作像部
9 …記録用紙(記録媒体の一例)
38…二次転写部(転写部の一例)
61…制御手段
17…給電手段
71…読取手段
72…出力手段
75…検出手段
P1~P3…万線パターン
α …万線の角度
D …搬送方向
E …幅方向
Ga~Gj…確認用画像

Claims (5)

  1. トナー像を形成する作像部と、
    前記作像部で形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写部と、
    前記作像部で角度が異なる2種以上の万線パターンからなるトナー像を確認用画像として形成してから前記転写部で記録媒体に転写させる動作を実行する制御手段と、
    を備え
    前記確認用画像として、万線の記録媒体の搬送方向となす角度がほぼ0°の角度になる第1万線パターンと、万線の記録媒体の搬送方向となす角度がほぼ90°の角度になる第2万線パターンと、万線の記録媒体の搬送方向となす角度が0°よりも大きくかつ90°よりも小さい角度になる第3万線パターンを搬送方向に交互に配置したものを用い、
    前記制御手段は、前記動作の際、前記3種の万線パターンからなるトナー像を1枚の記録媒体に偏在させることなく分散させた状態で形成するよう構成されている画像形成装置。
  2. トナー像を形成する作像部と、
    前記作像部で形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写部と、
    前記作像部で角度が異なる2種以上の万線パターンからなるトナー像を確認用画像として形成してから前記転写部で記録媒体に転写させる動作を実行する制御手段と、
    を備え、
    前記確認用画像として、記録媒体の片面のうち搬送方向を斜めに複数に分割されてその斜め方向に沿って長い平面形状からなる分割領域に、万線の記録媒体の搬送方向となす角度がほぼ0°の角度になる第1万線パターンと、万線の記録媒体の搬送方向となす角度がほぼ90°の角度になる第2万線パターンとを、搬送方向の前後又は幅方向の左右に交互に配置したものを用い、
    前記制御手段は、前記動作の際、前記2種の万線パターンからなるトナー像を1枚の記録媒体に偏在させることなく分散させた状態で形成するよう構成されている画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記動作の際、前記転写部に供給する転写電圧を複数種類に変化させて前記トナー像の転写を行った複数枚の記録媒体を出力するよう構成されている請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記動作により記録媒体に形成された前記トナー像からなる確認用画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段で読み取った確認用画像の情報を出力する出力手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記動作の際、前記読取手段および出力手段を作動させる請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記出力手段から出力される確認用画像の情報のなかに万線パターンの万線以外の部分にトナーが存在するか否かを検出する検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記動作の際、前記検出手段を作動させる請求項4に記載の画像形成装置。
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