JP7035306B2 - 運転支援装置 - Google Patents
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Description
例えば、下記特許文献1は、走行モードの切替ポイントを運転者に表示するハイブリッド車両の表示装置であって、第1の表示部には、運転者によるアクセルペダルの操作量に応じて変化するアクセル開度を表示し、第2の表示部には、分割線と、分割線によって分割される2つの領域とを表示する。分割線は、走行モード(EVモードおよびHVモード)が切替わるアクセル開度を示し、2つの領域は、それぞれEVモードおよびHVモードで走行するアクセル開度の範囲を示す。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、ハイブリッド車両の走行モードの切り替えタイミングを、運転者がより直感的に認識できるようにすることにある。
本発明にかかる運転支援装置は、前記表示制御部は、前記差分に応じて前記表示部の表示色を変化させる、ことを特徴とする。
本発明にかかる運転支援装置は、前記表示制御部は、前記差分が小さいほど、前記表示色を前記運転者に対して注意喚起を促す色に近づけるよう変化させる、ことを特徴とする。
本発明にかかる運転支援装置は、前記表示部は、表示盤およびメータ針を備えるメータであり、前記表示制御部は、前記表示盤または前記メータ針の少なくとも一方の色を前記差分の大きさに応じて変化させる、ことを特徴とする。
本発明にかかる運転支援装置は、前記運転者によるアクセル操作量に基づいて前記駆動電力量を算出する要求出力算出部と、前記電動機の駆動用電力を蓄電するバッテリの充電率および温度に基づいて、前記モード切替閾値を算出するモード切替閾値算出部と、を更に備え、前記表示制御部は、前記要求出力算出部で算出された前記駆動電力量および前記モード切替閾値算出部で算出された前記モード切替閾値に基づいて、前記表示態様を変化させる、ことを特徴とする。
本発明にかかる運転支援装置は、前記表示制御部は、前記差分が前記表示開始閾値以下となり前記表示態様の変化を開始した後、前記差分が前記表示開始閾値より大きい表示終了閾値を越えた場合に、前記表示態様の変化を終了する、ことを特徴とする。
本発明にかかる運転支援装置は、前記表示制御部は、前記表示開始閾値を前記バッテリの充電率または温度の少なくとも一方を用いて算出する、ことを特徴とする。
また、本発明によれば、差分が小さいほど通常時と比較した視認状態の変更度合いが大きくなるように表示態様を変化させるので、走行モードの切り替えタイミングがどの程度近づいているかを運転者に直感的に認識させる上で有利となる。
また、本発明によれば、差分に応じて表示部の表示色を変化させるので、文字等と比較して運転者に表示部を注視させることなく表示の内容を理解させる上で有利となる。
また、本発明によれば、表示部として車両に設けられているメータを用いるので、新たに表示部を設ける場合と比較して、車両のコスト増加を抑える上で有利となる。
また、本発明によれば、バッテリの充電率および温度に基づいて、モード切替閾値を算出しているため、実際のハイブリッド車両の状態を反映したモード切替閾値を算出する上で有利となる。
また、本発明によれば、表示態様の変化を開始する際の表示開始閾値と別に表示終了閾値を設けたので、モード切替閾値と駆動電力量との差分が表示開始閾値近傍で推移している場合に表示がちらつくのを防止する上で有利となる。
また、本発明によれば、バッテリの充電率または温度の少なくとも一方を用いて表示開始閾値を算出しているため、実際のハイブリッド車両の状態を反映した表示閾値を算出する上で有利となる。
図1は、実施の形態にかかる運転支援装置10の構成を示すブロック図である。
運転支援装置10は、内燃機関20と電動機22とを搭載するハイブリッド車両に設けられている。ハイブリッド車両は、内燃機関20を停止して走行するEV走行モード(第1の走行モード)と、内燃機関20を駆動して走行するハイブリッド走行モード(第2の走行モード)とを切り替え可能である。
EV走行モードからハイブリッド走行モードへの切り替えは、運転者からの要求出力に基づく電動機22の駆動電力量Pvehがモード切替閾値Pmax以上となった場合に実施される。すなわち、走行開始直後等の低出力時には電動機22のみを駆動するEV走行モードで走行を開始し、その後運転者からの要求出力に基づく駆動電力量Pvehがモード切替閾値Pmax以上となった場合に内燃機関20を始動してハイブリッド走行モードに移行する。本実施の形態では、ハイブリッド走行モードでは内燃機関20で図示しない発電機(ジェネレータ)を駆動して電動機22への供給電力を増大させるものとするが、例えば内燃機関20で発生した駆動力で駆動輪の駆動をアシストしてもよい。
表示部12は、運転者から視認可能な位置、例えばインストゥルメントパネルに設けられており、後述する表示制御部146により表示態様が制御される。
図2は、表示部12の一例を示す説明図である。
本実施の形態では、表示部12としてインストゥルメントパネルに設けられたパワーメータを用いるものとする。パワーメータは、スピードメータなどとともにハイブリッド車両のインストゥルメントパネルに表示され、バッテリ28(図1参照)における電力の入出力状況を表示する。
表示部12(パワーメータ)は、表示盤120およびメータ針122を備える。メータ針122は中心軸Xを中心に回転し、メータ針122の先端が現在の電力入出力状況に対応する表示盤120の目盛りを指示する。表示盤120は、チャージ(Charge)エリアとエコ・パワー(ECO/Power)エリアとに分かれている。メータ針122がチャージエリアを指示している際には、減速時の回生ブレーキによりバッテリ28が充電されていることを示す。また、メータ針122がエコ・パワーエリアを指示している際には、バッテリ28から電動機22へと電力が出力され、電力が消費されていることを示す。すなわち、エコ・パワーエリアには電動機22の駆動電力量が表示される。いずれのエリアでも、基準位置Oからのメータ針122の振れが大きいほど、充電電力量または消費電力量(駆動電力量)が大きいことを示す。
なお、一般に電動機22の駆動電力量は、アクセルペダル24の踏み込み量に比例して大きくなる。よって、例えばバッテリ28からの電力消費量を抑えて長距離走行したい場合は、メータ針122がエコエリアを指示するようにアクセルペダル24の踏み込み量を調整するなどの対応が可能である。
ECU14は、上記CPUが上記制御プログラムを実行することにより、要求出力算出部140、モード切替閾値算出部142、駆動制御部144、表示制御部146として機能する。
要求出力算出部140は、運転者によるアクセル操作量に基づく電動機22の駆動電力量Pvehを算出する。
より詳細には、要求出力算出部140は、アクセルペダル24の操作量を検出するアクセルペダルセンサ26の検出値を取得し、アクセルペダル24の操作量に対応する要求出力トルクを算出する。そして、当該要求出力トルクを電動機22で出力するための駆動電力量Pvehを算出する。
より詳細には、モード切替閾値算出部142は、バッテリ28の状態(充電率や温度など)を監視するBMU(Battery Management Unit)30からバッテリ28の状態情報を取得し、現在のバッテリ28が出力可能な最大出力電力量を算出する。要求出力算出部140で算出した駆動電力量Pvehが最大出力電力量を超えると、後述する駆動制御部144は内燃機関20の駆動を開始して発電を行うため、現在の最大出力電力量がモード切替閾値Pmaxとなる。一般に、バッテリ28の充電率が低いほど最大出力電力量(モード切替閾値Pmax)は小さくなり、またバッテリ28の温度が使用適正温度から離れるほど(低温時や高温時)最大出力電力量(モード切替閾値Pmax)は小さくなる。このように、モード切替閾値Pmaxは、主にバッテリ28の状態によって刻々と変化する。
表示制御部146は、例えばモード切替閾値Pmaxと駆動電力量Pvehとの差分が小さいほど、差分が表示開始閾値Psを超えている時(以下、「通常時」という)と比較した際の表示部12の視認状態の変更度合いが大きくなるように表示態様を変更する。このように、差分の大きさに応じて表示部12の表示態様を変化させることによって、モード切替閾値Pmaxそのものを表示しなくても、走行モードの切り替えがいつ生じるのかを運転者に感覚的に認識させることができる。
本実施の形態では、パワーメータの表示盤120またはメータ針122の少なくとも一方の色を変化させる。なお、本実施の形態では、通常時は表示盤120のベース色は黒色、表示盤120の目盛りおよびメータ針122は白色であるものとするが、図示の便宜上、表示盤120のベース色を白色、表示盤120の目盛りを黒色に図示している。
図3では、通常時の表示色が白色のメータ針122を変化させる場合例にして説明する。
図3Aは横方向にモータ出力の大小、すなわち駆動電力量Pvehの大小を取っており、紙面右側ほど駆動電力量Pvehが大きくなっている。図3Bの凡例に示すように、駆動電力量Pvehの小さい領域では表示色は黄色であり、駆動電力量Pvehが大きくなりモード切替閾値Pmaxに近づくにつれて徐々に黄橙色、橙色、赤橙色、赤色と変化させる。図3では図示の都合上、色の変化を5色で表現しているが、表示部12の表示性能に合わせて連続的に変化させてもよい。
また、駆動電力量Pvehが、モード切替閾値Pmax-表示開始閾値Ps以上(Pveh≧Pmax-Ps、点B~点E)になると、すなわち、モード切替閾値Pmaxと駆動電力量Pvehとの差分が表示開始閾値Ps以下(Pmax-Pveh≦Ps)になると、表示制御部146は、モード切替閾値Pmaxとの差分の大きさに応じて表示部12の表示態様を変化させる。
例えば、点B~点Eのうち、相対的にモード切替閾値Pmaxとの差分が大きい点Bでは表示制御部146は、表示部12を黄色に表示する。そして、モード切替閾値Pmaxとの差分が小さくなるにつれ、メータ針122の表示色を黄橙色(点C)、橙色(点D)、赤橙色(点E)に変化させる。
このように、モード切替閾値Pmaxにおける表示色を赤色とし、駆動電力量Pvehがモード切替閾値Pmaxに近づくに従って表示部12の表示色を通常色から徐々に赤色に変化させることにより、モード切替閾値Pmaxそのものを表示することなく走行モードの切り替えタイミングを運転者に認識させることができる。
運転者は、表示部12の表示色を参照して、例えばアクセル操作を弱めて駆動電力量Pvehを低減するなどの対策を講じて、内燃機関20が始動するのを回避することが可能となる。
例えば、駆動電力量Pvehが、モード切替閾値Pmax-表示終了閾値Pe未満となった場合(Pveh<Pmax-Pe、点G)、すなわち、モード切替閾値Pmaxと駆動電力量Pvehとの差分が表示終了閾値Peを超える場合(Pmax-Pveh>Pe)、表示制御部146は、表示部12を通常の表示色(通常色)で表示する。つまり、メータ針122は白色に戻される。
このように、表示終了閾値Peを表示開始閾値Psとずらすのは、モード切替閾値Pmaxと駆動電力量Pvehとの差分が表示開始閾値Ps近傍で推移している際に、表示態様の変化のオンオフが頻繁に切り替わって表示がちらつくのを防止するためである。
図4および図5では、モード切替閾値Pmax=70kW、表示開始閾値Ps=10kWであるものとする。
駆動電力量Pvehが60kW未満の場合には、モード切替閾値Pmaxと駆動電力量Pvehとの差分が表示開始閾値Psを超えているので、メータ針122および表示盤120は通常通りの表示形態(メータ針122は白色、表示盤120は黒色)で表示される。
駆動電力量PVehが60kWになると、モード切替閾値Pmaxと駆動電力量Pvehとの差分は表示開始閾値Ps以下となる(70kW-60kW=10kW)。よって、メータ針122および表示盤120の表示形態の変化が開始される。図4Aではメータ針122が、図5Aでは表示盤120が、それぞれ黄色で表示される。
駆動電力量Pvehが65kWになると、モード切替閾値Pmaxと駆動電力量Pvehとの差分が更に小さくなり、表示色が赤に近づく。図4Bではメータ針122が、図5Bでは表示盤120が、それぞれ橙色で表示される。
駆動電力量Pvehが70kWになると、モード切替閾値Pmaxと駆動電力量Pvehとの差分が0になり、EV走行モードからハイブリッド走行モードに移行する。図4Cではメータ針122が、図5Cでは表示盤120が、それぞれ赤色で表示される。
上述のように、モード切替閾値Pmaxはバッテリ28の状態等で変化するので、表示開始閾値Psも可変値であることが好ましい。特にモード切替閾値Pmaxが小さい場合、表示開始閾値Psの大きさによっては多少のアクセル操作ですぐに表示態様の変化が開始され、運転操作がしにくくなる可能性がある。
そこで、表示制御部146は、例えばバッテリ28の充電率または温度の少なくとも一方を用いて表示開始閾値Psを算出する。
図6は、表示開始閾値Psの算出方法の一例を示すグラフである。
図6Aは、バッテリ28の充電率(SOC)に基づく表示開始閾値Psの一例であり、縦軸は表示開始閾値Ps、横軸は充電率(SOC)である。低充電率領域(充電率0%~α)では、表示開始閾値Psを充電率と比例させる。これは、低充電率領域ではモード切替閾値Pmaxも小さい値であるため、表示開始閾値Psが大きいと出力がごく小さい時にも表示態様の変化が開始されて煩雑なためである。また、中高充電率領域(充電率α~)では、表示開始閾値Psを固定値βとする。これは、特に高充電率領域ではモード切替閾値Pmaxは大きい値となるが、これに比例して表示開始閾値Psを大きくすると、モード切替が実施されるよりだいぶ前から表示態様の変化が開始されて報知の実効性が低くなるためである。
図6Bは、バッテリ28の温度に基づく表示開始閾値Psの一例であり、縦軸は表示開始閾値Ps、横軸はバッテリ温度である。図6Bではバッテリ28の使用適正温度範囲内で表示開始閾値Psを相対的に高く、使用適正温度範囲から外れた低温/高温域で表示開始閾値Psを相対的に低くしている。これは、使用適正温度範囲から外れた低温/高温域ではモード切替閾値Pmaxが小さいため、表示開始閾値Psが大きいと出力がごく小さい時にも表示態様の変化が開始されて煩雑なためである。
また、バッテリ28の充電率および温度の両方を用いて表示開始閾値Psを算出する場合には、例えば充電率に基づく値Aと温度に基づく値Bとを足し合わせて表示開始閾値Psとしたり、充電率に基づく係数KAと温度に基づく係数KBとを基準値P0に掛け合せて表示開始閾値Psとするなど、従来公知の様々な演算方法を適用することができる。
なお、表示開始閾値Psを、例えばモード切替閾値Pmaxに対する割合で決めてもよい。例えば、表示開始閾値Psの割合を10%とした場合、モード切替閾値Pmaxが70kWであれば表示開始閾値Psは7kW、モード切替閾値Pmaxが30kWであれば表示開始閾値Psは3kWとなる。
運転支援装置10は、まず要求出力算出部140により運転者のアクセル操作状態を取得する(ステップS600)。要求出力算出部140は、取得した運転者のアクセル操作状態量に基づいて電動機22の駆動電力量Pvehを算出する(ステップS602)。
つぎに、モード切替閾値算出部142は、バッテリ28の充電率および温度を取得し(ステップS604)、バッテリ28の充電率および温度に基づいてモード切替閾値Pmaxを算出する(ステップS606)。
また、表示制御部146は、例えばバッテリ28の充電率や温度を用いて表示開始閾値Psを算出する(ステップS608)。
モード切替閾値Pmaxと駆動電力量Pvehとの差分が表示開始閾値Psを超えている間は(ステップS610:No、Pmax-Pveh>Ps)、表示制御部146は表示部12の表示態様を通常通りとする(ステップS618)。
モード切替閾値Pmaxと駆動電力量Pvehとの差分が表示開始閾値Ps以下になると(ステップS610:Yes、Pmax-Pveh≦Ps)、表示制御部146は表示部12の表示態様を通常時から変化させる(ステップS612)。この時、表示制御部146は、モード切替閾値Pmaxと駆動電力量Pvehとの差分が小さいほど、通常時との視認状態の変化度合いが大きくなるように表示部12の表示態様を変化させる、
モード切替閾値Pmaxと駆動電力量Pvehとの差分が表示終了閾値Pe以下の間は(ステップS614:No、Pmax-Pveh≦Pe)、ステップS612に戻り、表示部12の表示態様の変化を継続する。モード切替閾値Pmaxと駆動電力量Pvehとの差分が表示終了閾値Peを超えると(ステップS614:Yes、Pmax-Pveh>Pe)、表示部12の表示態様の変化を通常時に戻して(ステップS616)、本フローチャートの処理をくり返す。
また、このような表示態様の変化をモード切替閾値Pmaxと駆動電力量Pvehとの差分が表示開始閾値Ps以下となった場合に開始するので、表示態様の変化を常時行う場合と比較して、より正確かつ効果的に走行モードの切り替えタイミングを報知することができる。
また、運転支援装置10によれば、モード切替閾値Pmaxと駆動電力量Pvehとの差分が小さいほど通常時と比較した視認状態の変更度合いが大きくなるように表示態様を変化させるので、走行モードの切り替えタイミングがどの程度近づいているかを運転者に直感的に認識させる上で有利となる。
また、運転支援装置10によれば、モード切替閾値Pmaxと駆動電力量Pvehとの差分に応じて表示部12の表示色を変化させるので、文字等と比較して運転者に表示部12を注視させることなく表示の内容を理解させる上で有利となる。
また、運転支援装置10によれば、表示部12として車両に設けられているパワーメータを用いるので、新たに表示部12を設ける場合と比較して、車両のコスト増加を抑える上で有利となる。
また、運転支援装置10によれば、表示態様の変化を開始する際の表示開始閾値Psと別に表示終了閾値Peを設けたので、モード切替閾値Pmaxと駆動電力量Pvehとの差分が表示開始閾値Ps近傍で推移している場合に表示がちらつくのを防止する上で有利となる。
また、本実施の形態では、表示部12の表示色を変更する場合を例にして説明したが、これに限らず、表示部12における表示の明度を変更したり、モード切替閾値Pmaxと駆動電力量Pvehとの差分が表示開始閾値Ps以下となった場合に通常時にはない表示を行ったりするようにしてもよい。
12 表示部
120 表示盤
122 メータ針
20 内燃機関
22 電動機
24 アクセルペダル
26 アクセルペダルセンサ
28 バッテリ
14 ECU
140 要求出力算出部
142 モード切替閾値算出部
144 駆動制御部
146 表示制御部
Pveh 駆動電力量
Pmax モード切替閾値
Ps 表示開始閾値
Pe 表示終了閾値
Claims (7)
- 内燃機関と電動機とを搭載し、前記内燃機関を停止して走行する第1の走行モードと、
前記内燃機関を駆動して走行する第2の走行モードとを切り替え可能なハイブリッド車両の運転支援装置であって、
前記第1の走行モードから前記第2の走行モードへの切り替えは、運転者からの要求出力に基づく前記電動機の駆動電力量がモード切替閾値以上となった場合に実施され、
前記運転者から視認可能な表示部と、
前記モード切替閾値と前記駆動電力量との差分が表示開始閾値以下となった場合に、前記差分の大きさに応じて前記表示部の表示態様を変化させる表示制御部と、
を備え、
前記表示制御部は、前記差分が小さいほど、前記差分が表示開始閾値を超えている時と比較した際の前記表示部の視認状態の変更度合いが大きくなるように前記表示態様を変化させる
ことを特徴とする運転支援装置。 - 前記表示制御部は、前記差分に応じて前記表示部の表示色を変化させる、
ことを特徴とする請求項1記載の運転支援装置。 - 前記表示制御部は、前記差分が小さいほど、前記表示色を前記運転者に対して注意喚起を促す色に近づけるよう変化させる、
ことを特徴とする請求項2記載の運転支援装置。 - 前記表示部は、表示盤およびメータ針を備えるメータであり、
前記表示制御部は、前記表示盤または前記メータ針の少なくとも一方の色を前記差分の大きさに応じて変化させる、
ことを特徴とする請求項2または3記載の運転支援装置。 - 前記運転者によるアクセル操作量に基づいて前記駆動電力量を算出する要求出力算出部と、
前記電動機の駆動用電力を蓄電するバッテリの充電率および温度に基づいて、前記モード切替閾値を算出するモード切替閾値算出部と、を更に備え、
前記表示制御部は、前記要求出力算出部で算出された前記駆動電力量および前記モード切替閾値算出部で算出された前記モード切替閾値に基づいて、前記表示態様を変化させる、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の運転支援装置。 - 前記表示制御部は、前記差分が前記表示開始閾値以下となり前記表示態様の変化を開始した後、前記差分が前記表示開始閾値より大きい表示終了閾値を超えた場合に、前記表示態様の変化を終了する、
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の運転支援装置。 - 前記表示制御部は、前記表示開始閾値を前記バッテリの充電率または温度の少なくとも一方を用いて算出する、
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の運転支援装置。
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