JP7034110B2 - 車両割当業務支援システム、運行支援システムおよび車両割当支援方法 - Google Patents

車両割当業務支援システム、運行支援システムおよび車両割当支援方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両割当業務支援システム、運行支援システムおよび車両割当支援方法に関する。
鉄道輸送における車両割当業務では、事前に計画された車両運用計画に基づき、車両区所においてどの編成(車両)をどの運用に割り当てるかを決定している。車両故障や災害などにより列車運行に乱れが生じる場合に行われる列車運転整理によって、この車両割当結果も事前の計画から大幅な変更が生じる場合がある。
このような場合、翌日の車両運用計画や、翌日以降の車両検査周期を踏まえつつ、車両割当計画を修正することで、当初計画どおりの車両割当計画に戻す必要がある。この車両割当計画の修正を支援するための先行技術として、特許文献1に記載の技術が開示されている。
特許文献1に記載の技術は、運行が乱れた際の車両運用変更が行われた場合でも、編成の当日走行実績やリアルタイムな走行位置情報等を収集し、これらの情報を車両運用計画へと紐付けることで、編成の現時点での走行位置を把握可能とし、走行実績を考慮しながらの車両割当計画の修正を支援するものである。
特開2018-062249号公報
しかしながら、車両基地等の特に屋内に留置された編成に対して、特許文献1に開示されている運行管理システムや列車無線システム等の列車追跡システムを用いた手法では、列車の当日の走行実績やリアルタイムな走行位置情報を精度良く収集することが困難である。
これは、運行管理システムは、車両基地への導入に際して、起動回路や信号設備の新規導入や既存設備の改修等の多大なコストを要するため、導入が未だ進んでいないためである。また、運行管理システムを導入するとしても、電気工事や設備工事等の種々の工事により、車両基地内の使用番線や使用設備に制限を生じさせ、車両基地における日々の運用業務へと与える影響が大きく、ひいては列車の運行本数減少や運行乱れ時の復旧時間の長大化等の鉄道輸送サービスへの悪影響を及ぼしかねない。
また、車両基地は、各種の検査および修繕設備の際に用いられる遮蔽物や、外壁および屋根等の遮蔽物のため、列車無線システムを導入したとしても、列車上の無線端末との無線通信が遮られるため、列車追跡の際に、列車の位置を精度よく検出することが難しい。
以上より、車両基地において突発的な車両不具合や検査等のため車両運用に割り当てる編成を変更した場合には、車両運用計画と新たに割り当てられる編成との紐付けをシステム上で追うこと(トレース)ができず、人による手入力が必要となる。
本発明は、以上の点を考慮してなされたもので、車両基地における車両運用業務において、車両基地内で車両運用計画に対して割り当てる編成を変更した場合に、車両運用計画と編成との紐付けを、人手を介することなくトレース可能とすることを一つの目的とする。
かかる課題を解決するため本発明においては、例えば、車両割当業務を支援する車両割当支援装置であって、1または複数の車両を含む編成が車両基地の出入口の所定基準点を通過した情報を含む列車通過データの受信監視を行う監視部と、前記監視部により受信された列車通過データと、前記編成の編成番号と運用番号との対応を示す車両割当計画データと、該運用番号に対応する列車番号の列車の前記車両基地への入場時刻または前記車両基地からの出場時刻の計画を示す車両運用計画データとを用いて、前記編成が前記車両運用計画データに示される計画どおりに前記所定基準点を通過したか否かを判定し、前記計画どおりに前記所定基準点を通過していないと判定された場合に、前記計画から変更後の前記編成の運用番号および列車番号を推定する計画差異判定部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、例えば、車両基地における車両運用業務において、車両基地内で車両運用計画に対して割り当てる編成を変更した場合に、車両運用計画と編成との紐付けを、人手を介することなくトレースできる。
車両割当支援システムを含んだ運行支援システムの構成例を示す図である。 端末-編成マスタデータのデータ形式例を示す図である。 紐付け変更履歴データのデータ形式例を示す図である。 列車基準位置通過検出システムの構成例を示す図である。 列車通過データのデータ形式例を示す図である。 運用変更データのデータ形式例を示す図である。 車両運用計画データのデータ形式例を示す図である。 列車走行位置データのデータ形式例を示す図である。 車両割当計画データのデータ形式例を示す図である。 車両基地運用変更処理例を示すフローチャートである。 本線運用変更処理例を示すフローチャートである。 紐付け変更履歴データと列車走行位置データの表示処理例を示すフローチャートである。 紐付け変更履歴データと列車走行位置データの表示例を示す図である。 車両割当支援システムを実現するコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。
以下、図面に基づき、情報処理装置を用いて鉄道車両基地における車両割当業務を支援する実施例を詳述する。なお、以下の説明により本発明が限定されるものではない。
本明細書における各図面は一例を示すものである。本明細書において、各図面の同一参照番号は、同一あるいは類似の構成または処理を示し、後出の説明では前出との差分のみを説明し、あるいは後出の説明が省略される場合がある。また、実施例および各変形例は、本発明の技術思想の範囲内かつ整合する範囲内で一部または全部を組合せることができる。
以下の実施例で説明する各システムおよび装置は、プロセッサ等の処理装置と内部記憶装置とが協働してプログラムを実行するコンピュータで実現されるが、構成要件の図示および説明を省略する場合がある。また、以下の実施例で説明する各種情報は、テーブル形式に限られず、適切な各種データ形式にて、揮発性または不揮発性の記憶装置の所定の記憶領域に格納される。
<運行支援システムの構成>
図1は、車両割当支援システムを含んだ運行支援システムの構成例を示す図である。運行支援システム1Sは、車両割当支援システム100と、列車基準位置通過検出システム108と、運行管理システム111と、車両管理システム115と、列車在線表示装置117とが、広域網、閉域網、もしくは専用線網であるネットワーク109を介して接続されて構成されている。
<車両割当支援システム>
車両割当支援システム100は、列車のダイヤの作成単位となる路線または線区ごとに、列車の運用番号と、車両の編成番号との対応付けの変更を管理する装置である。車両割当支援システム100は、監視部101と、計画差異判定部102と、本線運用変更処理部103と、情報配信部104と、記憶部105とを有する。運用番号とは、ダイヤ上で同一の編成で運転される一連の列車の組み合わせである行路(または仕業)を識別する番号である。編成番号とは、車両基地において、1または複数の車両を含む編成を識別する番号である。
監視部101および計画差異判定部102は、後述の「車両基地運用変更処理」(図10参照)を実行する。監視部101および計画差異判定部102の処理機能については、図10に示す車両基地運用変更処理のフローチャートを参照して後述する。
本線運用変更処理部103は、後述の「本線運用変更処理」(図11参照)を実行する。本線運用変更処理部103の処理機能については、図11に示す本線運用変更処理のフローチャートを参照して後述する。
情報配信部104は、監視部101および計画差異判定部102の車両基地運用変更処理による処理結果、または、本線運用変更処理部103による本線運用変更処理による処理結果として蓄積された紐付け変更履歴データ107を、列車在線表示装置117等の外部システムへ配信する。配信周期は、配信先システムを業務利用する有識者により定められるが、例えば30秒や60秒とする。なお、情報配信部104は、紐付け変更履歴データ107の配信の際は、蓄積された全レコードではなく、差分部分のレコードだけを配信する。
記憶部105は、端末-編成マスタデータ106と、紐付け変更履歴データ107とを格納する。
<端末-編成マスタデータ>
図2は、端末-編成マスタデータのデータ形式例を示す図である。図2に示すように、端末-編成マスタデータ106は、データ項目として、「端末ID」と、「編成番号」とを有し、これらのデータ項目の対応関係を示す。「端末ID」は、「編成番号」で一意に識別される編成車両1のそれぞれに1つずつ搭載されているビーコン受信機119(図4参照)の識別情報である。
<紐付け変更履歴データ>
図3は、紐付け変更履歴データのデータ形式例を示す図である。図3に示すように、紐付け変更履歴データ107は、データ項目として、「処理日時」と、「編成番号」と、「変更前列車番号」と、「変更後列車番号」と、「変更理由」と、「変更前運用番号」と、「変更後運用番号」と、「変更履歴1」、「変更履歴2」、…、とを有し、これらのデータ項目の対応関係を示す。
「処理日時」と、「編成番号」と、「変更前列車番号」と、「変更後列車番号」と、「変更理由」と、「変更前運用番号」と、「変更後運用番号」とは、直近の「車両基地運用変更処理」(図10参照)の処理によって、「処理日時」に示される日時に生成および登録された「紐付け変更データ」である。
「変更履歴j」(j=1、2、・・・、N(Nは所定の正整数))は、直近の「車両基地運用変更処理」の処理により生成された「組付け変更データ」が紐付け変更履歴データ107に登録される際に、それまで登録されていた「組付け変更データ」が変更履歴として退避されたデータである。例えば、「変更履歴1」は、直近より1回前の「車両基地運用変更処理」の処理により生成された「組付け変更データ」である。また、「変更履歴2」は、直近より2回前の「車両基地運用変更処理」の処理により生成された「組付け変更データ」である。
さらに、「変更履歴j」のそれぞれは、「変更理由」と、「処理日時」と、「列車番号変更履歴」と、「運用番号変更履歴」とのサブ項目を有する。「変更履歴j」の「変更理由」には、「組付け変更データ」の「変更理由」が退避され格納される。「変更履歴j」の「処理日時」には、「組付け変更データ」の「処理日時」が退避され格納される。「変更履歴j」の「列車番号変更履歴」には、「組付け変更データ」の「変更前列車番号」および「変更後列車番号」が併合された上で退避され格納される。「変更履歴j」の「運用番号変更履歴」には、「組付け変更データ」の「変更前運用番号」および「変更後運用番号」が併合された上で退避され格納される。
「車両基地運用変更処理」(図10参照)の処理によって、新たに「紐付け変更データ」が生成される都度、それまで登録されていた、「紐付け変更データ」が「変更履歴1」へれ、「変更履歴1」が「変更履歴2」へ、「変更履歴2」が「変更履歴3」へ、のようにそれぞれ退避される。
このように、紐付け変更履歴データ107において、「編成番号」ごとに「紐付け変更データ」および「変更履歴」を蓄積することで、例えば、編成番号に該当する編成の変更履歴を逆上って実際にどのような経路を走行したかと、その経路の走行距離を計算可能とし、車両の検査周期を遵守できるか否かの把握を容易に行うことができ、翌日以降の車両割当計画を効率よく立てることが可能となる。
なお、紐付け変更履歴データ107における「変更履歴」の蓄積方法は、上述のように、1レコードにカラムを追加する方法に限られず、例えば、「処理日時」および「編成番号」をキーにして、レコードを追加する方法であってもよく、いずれかに限られるものではない。
<列車基準位置通過検出システム>
図4は、列車基準位置通過検出システムの構成例を示す図である。図4に示すように、列車基準位置通過検出システム108は、列車基準位置通過検出装置118と、列車通過データ110を格納する記憶部と、ビーコン受信機119と、ビーコン発信機120とを有する。列車基準位置通過検出装置118と、ビーコン受信機119とは、広域網、閉域網、または専用線網であるネットワーク121を介した無線通信により、データ送受信が可能である。
ビーコン受信機119は、例えば、スマートフォンやタブレット等といったBluetooth(登録商標)通信(BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy))や無線LAN(Local Area Network)等の近距離無線通信機能と、蓄積網または交換網を介した無線通信機能とを有する端末装置である。ビーコン受信機119は、列車の車両本体に備え付けられた装置とする。ビーコン受信機119は、ビーコン信号を送受信可能な近距離無線通信機能と、無線通信機能とを有する装置であれば端末に限らずいずれでもよく、または、近距離無線通信機能を備える装置と、無線通信機能を備える装置とが連携可能に接続されたものであってもよい。ビーコン受信機119は、近距離無線受信機の一例である。
ビーコン発信機120は、車両基地構内と本線との境界付近に設置される。ビーコン発信機120は、近距離無線発信器の一例である。この設置個所は、線路上の所定基準点であり、車両基地の列車の出入口付近である。編成は、車両基地構内へ入場(入区)あるいは車両基地構内から出場(出区)する際、車両基地構内と本線との境界付近で一時停止した後、車両基地構内の信号取扱担当者あるいは本線上の信号機の指示に応じて、徐行する。
編成に備え付けられたビーコン受信機119は、編成が一時停止してから徐行を開始するまでの間に、ビーコン発信機120から発せられるビーコン信号を受信する。ビーコン受信機119は、ビーコン発信機120から受信したビーコン信号を列車基準位置通過検出装置118へ送信する。この際、ビーコン受信機119は、受信したビーコン信号の発信元であるビーコン発信機120を一意に特定するための「ビーコン固有ID」を列車基準位置通過検出装置118へと送信する。このように、ビーコン受信機119およびビーコン発信機120を用いて列車の基準位置の通過を検出するので、簡易かつ安価に列車基準位置通過検出システム108を構築することができる。
列車基準位置通過検出装置118は、ビーコン受信機119から「ビーコン固有ID」を含むデータを受信すると、列車通過データ110のレコードを作成し、作成した列車通過データ110のレコードを、ネットワーク109を介して車両割当支援システム100へ送信する。
なお、上述では、ビーコン受信機119およびビーコン発信機120は、ビーコン信号を送受信可能な近距離無線通信機能を有するとしたが、通信可能範囲は特に限定されず、ビーコン信号を送受信可能な無線通信機であれは、いずれであってもよい。
<列車通過データ>
図5は、列車通過データのデータ形式例を示す図である。図5に示すように、列車通過データ110は、データ項目として、「端末ID」と、「センシング日時」と、「ビーコン固有ID」とを有し、これらのデータ項目の対応関係を示す。「センシング日時」は、検出日時である。
「端末ID」は、「ビーコン固有ID」を含むビーコン信号を送信してきたビーコン受信機119を一意に識別する情報である。「センシング日時」は、当該ビーコン信号を当該「端末ID」のビーコン受信機119が受信した日時である。「ビーコン固有ID」は、ビーコン信号の発信元であるビーコン発信機120を一意に特定するための情報である。
<運行管理システム>
運行管理システム111は、事前に計画されたダイヤに基づいて列車の運行を制御する各種システムあるいは装置を制御および管理する。図1に示すように、運行管理システム111は、運用変更データ112と、車両運用計画データ113と、列車走行位置データ114とを有する。運行管理システム111は、適宜のタイミングで、運用変更データ112と、車両運用計画データ113と、列車走行位置データ114とを車両割当支援システムへ送信する。
<運用変更データ>
図6は、運用変更データのデータ形式例を示す図である。運用変更データ112は、列車の運用変更が発生した際、運行管理システム111において、変更前後の運用列車番号の対応等を管理する情報である。図6に示すように、運用変更データ112は、データ項目として、「列車番号」と、「運用変更駅」と、「変更前運用列車番号」と、「変更後運用列車番号」と、「運用区分」とを有し、これらのデータ項目の対応関係を示す。
<車両運用計画データ>
図7は、車両運用計画データのデータ形式例を示す図である。車両運用計画データ113は、車両基地ごとに、各当日運用番号の列車が、どの列車番号として、いつ車両基地を出場または車両基地へ入場するかの計画を示すデータである。車両運用計画データ113は、「当日運用編成」と、「入出場日時」と、「列車番号」と、「入出場区分」とを有し、これらのデータ項目の対応関係を示す。
<列車走行位置データ>
図8は、列車走行位置データのデータ形式例を示す図である。列車走行位置データ114は、各列車番号の列車が、いつ、どこに位置していたかを示すデータである。列車走行位置データ114は、「日時」と、「列車位置」と、「列車番号」とを有し、これらのデータ項目の対応関係を示す。
<車両管理システム>
車両管理システム115は、各車両基地において、列車の運用番号と、編成番号との割り当て計画を管理する。車両管理システム115は、車両割当計画データ116を有する。
<車両割当計画データ>
図9は、車両割当計画データのデータ形式例を示す図である。車両割当計画データ116は、各車両基地において、各当日運用番号の列車に、どの編成番号の編成が割り当たるかの計画を示すデータである。車両割当計画データ116は、「車両基地名」と、「当日運用番号」と、「編成番号」とを有し、これらのデータ項目の対応関係を示す。
<列車在線表示装置>
列車在線表示装置117は、列車の在線状況を表示する表示画面800(図13参照)を有する。列車在線表示装置117は、運行管理システム11から列車走行位置データ114を受信し、受信した列車走行位置データ114中の列車位置に基づき列車の走行位置を特定し、線路形状図上の該当位置に列車アイコンを模した図形および詳細情報を表示画面800に表示する。
<車両基地運用変更処理>
図10は、車両基地運用変更処理例を示すフローチャートである。車両基地運用変更処理は、車両割当支援システム100が、列車基準位置通過検出装置118から列車通過データを受信したことを契機として、監視部101および計画差異判定部102により実行される。
先ず、ステップS401では、監視部101は、列車が車両基地構内の基準位置を通過したことを検出されるごとに列車基準位置通過検出装置118により生成される列車通過データ110を、列車基準位置通過検出システム108から受信するよう監視する。そして、監視部101は、受信した列車通過データ110の端末IDをキーに、端末-編成マスタデータ106を検索し、対応する編成番号を取得する。これにより、基地構内の基準位置を通過した編成が特定される。
具体的には、例えば、ステップS401では、監視部101は、列車通過データ110として、端末ID「2」のレコードを受信したとする。図3に例示する端末-編成マスタデータ106において、端末ID「2」に対応する編成番号は「LS02」である。よって、監視部101は、受信した列車通過データ110が示す基準位置を通過した列車が編成番号「LS02」の編成であると特定する。
次に、ステップS402では、計画差異判定部102は、ステップS401で特定した編成番号の編成が計画どおりに基準位置を通過したか否かを判定する。詳細には、計画差異判定部102は、監視部101により受信された列車通過データ110と、車両運用計画データ113と、車両割当計画データ116とを用いて、当該編成が計画どおりの運用であるか否かを判定する。
計画差異判定部102は、編成が計画どおりに基準位置を通過した場合(ステップS402Yes)に車両基地運用変更処理を終了し、編成が計画どおりに基準位置を通過していなかった場合(ステップS402No)にステップS403に処理を移す。
例えば、ステップS402では、計画差異判定部102は、予め取得しておいた車両割当計画データ116と、最新の車両運用計画データ113とを参照し、車両基地構内の基準位置を通過した編成が、計画どおりの日時に通過したか否かを判定する。計画差異判定部102は、ステップS401で特定した編成番号をキーにして、車両割当計画データ116を検索し、対応する当日運用番号を特定する。そして、計画差異判定部102は、特定した当日運用番号をキーにして、車両運用計画データ113を検索し、入出場時刻と入出場区分を特定する。
そして、計画差異判定部102は、ステップS401で受信した列車通過データ110のセンシング日時と、特定した入出場時刻とを比較し、その差分の絶対値が有識者により予め定められた閾値α以下か否かを判定する。計画差異判定部102は、当該差分が閾値αよりも大きい場合には車両運用計画と異なると判定し、閾値以下の場合には車両運用計画どおりであると判定する。
つまり、計画差異判定部102は、
|センシング日時-入出場時刻|≦α⇒車両運用計画どおり
|センシング日時-入出場時刻|>α⇒車両運用計画と異なる
と判定する。
具体的には、例えば、計画差異判定部102は、ステップS401で特定された編成番号が「LS02」の場合、図9に例示する車両割当計画データ116から当日運用番号は「120」であり、図7に例示する車両運用計画データ113から入出場時刻「2019/01/20 11:00:00」、入出場区分「出場」と特定する。閾値αは「5(分)」とする。
図5に例示する列車通過データ110の端末ID「2」に対応するセンシング日時は「2019/01/20 10:01:30」である。よって、計画差異判定部102は、|センシング日時-入出場時刻|=|2019/01/20 10:01:30-2019/01/20 11:00:00|=59分30秒>5(分)となり、差分が閾値αよりも大きいため、計画どおりに基準位置を通過していない、つまり車両運用計画と異なると判定する。
ステップS403では、計画差異判定部102は、運用番号と編成番号の紐付け変更処理を行う。詳細には、計画差異判定部102は、車両運用計画とは異なる時刻に基準位置を通過した編成について、変更後の運用番号や列車番号を特定する。計画差異判定部102は、最新の車両運用計画データ113の入出場時刻を参照し、センシング日時±閾値βの値の範囲にあるレコードを取得する。計画差異判定部102は、この取得したレコードの当日運用番号と列車番号を変更後の値として推定し、紐付け変更履歴データ107に蓄積する。
具体的には、例えば、計画差異判定部102は、閾値β「2分30秒」、編成番号「LS02」、センシング日時「2019/01/20 10:01:30」の場合、図7に例示する車両運用計画データ113のレコードのうち、入出場時刻「2019/01/20 10:00:00」のみが取得対象のレコードである。よって、計画差異判定部102は、変更後運用番号として当日運用番号「110」、変更後列車番号として列車番号「T110」、変更理由として「基地内編成割当変更」を、紐付け変更履歴データ107に蓄積する。ステップS403が終了すると、車両基地運用変更処理は終了となる。
なお、上述の閾値α、βは、車両基地ごとに設定してもよい。また、閾値α、βの最大値は、車両基地への入区および出区の頻度(ピーク時)を考慮して決定される。例えば、ピーク時に1時間あたり「6列車」が入区および出区する車両基地では、閾値α、βの最大値は5分(=(60分/6列車)/2)を目安として決定される。
また、閾値α、βの最小値は、車両基地への入区および出区の最小時間間隔を考慮して決定される。例えば、入区および出区の最小時間間隔が「3分」である車両基地では、閾値α、βの最小値は1分30秒(=3分/2)を目安として決定される。
車両基地運用変更処理によれば、列車の位置情報を取得し続けなくても、車両基地内での運用と、運用に割り当てられた編成との対応関係をトレースすることができる。
<本線運用変更処理>
図11は、本線運用変更処理例を示すフローチャートである。本線運用変更処理は、周知技術を用いる。ステップS501において、車両割当支援システム100の本線運用変更処理部103は、以下の処理を行う。
本線運用変更処理部103は、運行当日1日分の列車運用データを当日の始発列車の運行前に予め受信取得しておく。列車運用データのデータフォーマットは図6に例示する運用変更データ112と同一である。
本線運用変更処理部103は、受信した運用変更データの列車番号の値をキーに、車両運用計画データ113の列車番号を検索して当日運用番号を特定し、特定した当日運用番号を運用変更前の運用番号とする。また、本線運用変更処理部103は、受信した運用変更データ112の変更後運用列車番号の値をキーに車両運用計画データ113の列車番号を検索し、当該変更後運用列車番号に対応する当日運用番号を特定し、特定した当日運用番号を変更後運用列車番号とする。
また、本線運用変更処理部103は、これらの変更前列車運用番号と変更後列車運用番号の値をキーに、車両割当計画データ116の当日運用番号を検索し、変更前列車運用番号に対応するおよび変更後列車運用番号のそれぞれに対応する編成番号を特定する。
そして、本線運用変更処理部103は、本線運用変更処理を行った時刻、特定した編成番号、予め取得された列車運用データから特定される変更前運用列車番号、変更後運用列車番号、変更前運用番号、変更後運用番号、および変更理由の各値を、紐付け変更履歴データ107へと格納する。変更理由は、「駅Xにて折返」のように、運用変更駅と運用区分を含める。以上の処理が終了すると、本線運用変更処理は終了となる。
本線運用変更処理を具体例で説明する。運用変更データ112の変更前運用列車番号「T130」は、車両運用計画データ113を参照すると、当日運用番号「130」であることから、変更前運用番号は「130」となる。
また、運用変更データ112の変更後運用列車番号の「T140」は、車両運用計画データ113を参照すると、当日運用番号「140」であることから、変更後運用番号は「140」となる。
変更前運用番号「130」と変更後運用番号「140」の値をキーに、車両割当計画データ116の当日運用番号を検索すると、変更前運用番号「130」に編成番号「LS03」が対応し、変更後運用番号「140」に編成番号「LS04」が対応する。
よって、列車番号「T130」の紐付け変更履歴データ107は、編成番号「LS03」、予め取得しておいた列車運用データから特定される変更前運用列車番号「T130」、変更後運用列車番号「T140」、変更前運用番号「130」、変更後運用番号「140」、変更理由「駅Xにて折返」、本線運用変更処理の処理日時「2019-01-20 14:30」が格納される。
<紐付け変更履歴データと列車走行位置データの表示処理>
図12は、紐付け変更履歴データと列車走行位置データの表示処理例を示すフローチャートである。列車在線表示装置117は、リアルタイムで、もしくはオペレータの指示に応じて、以下の処理を行う。
先ず、ステップS601では、列車在線表示装置117は、列車走行位置データ114の列車番号をキーにして、車両割当支援システム100から受信した紐付け変更履歴データ107の変更後列車番号を検索する。列車在線表示装置117は、紐付け変更履歴データ107の各レコードの変更履歴も含めて検索する。
列車在線表示装置117は、検索により変更後列車番号がヒットした場合(ステップS602Yes)にステップS603に処理を移し、変更後列車番号がヒットしなかった場合(ステップS602No)にこの紐付け変更履歴データと列車走行位置データの表示処理を終了する。
ステップS603では、列車在線表示装置117は、ステップS601の検索でヒットした紐付け変更履歴データ107のレコードの編成番号を取得し、変更後編成番号とする。
続いて、ステップS604では、列車在線表示装置117は、列車走行位置データ114の列車番号をキーにして、紐付け変更履歴データ107の変更前列車番号を検索し、ヒットした紐付け変更履歴データ107のレコードの編成番号を特定し、変更前編成番号とする。
続いて、ステップS605では、列車在線表示装置117は、図13に例示するように、列車番号と、特定した変更前編成番号と変更後編成番号とを、列車在線表示装置117の表示画面800の列車在線表示領域810上に、列車アイコン811の近傍に表示する。
図13は、紐付け変更履歴データと列車走行位置データの表示例を示す図である。図13の例示では、“T110”が列車番号であり、“LS01”が変更前編成番号であり、“LS02”が変更後編成番号である。
続いて、ステップS606では、列車在線表示装置117は、図13に例示するように、列車アイコン811がカーソルオンまたはクリック等されると、当該列車に割当てられている編成に関する選択列車詳細情報を、選択列車詳細情報表示領域820に表示する。詳細情報は、例えば、編成番号、変更前編成番号、運用番号、変更前運用番号、走行キロ、検査周期等である。走行キロや検査周期等の情報は、車両管理システム115から、編成番号に当該情報が対応付けられたデータを受信し、編成番号をキーに検索することで取得できる。
なお、列車在線表示領域810にはスライダーバー812が設けられており、スライダーバー812をスライドさせることで、対象の路線または線区の他の部分も表示させ、参照することができる。
<実施例の効果>
本実施例によれば、車両基地における車両運用業務担当者(もしくは運行指令所の車両運用指令員等)に対して、車両基地内で車両運用計画に対して割り当てる編成が変更された場合でも、人手を介することなく車両運用計画と編成との紐付けの変更をトレース可能な車両割当支援システムを、簡易かつ安価な構成で提供できる。
また、上述のように、選択列車詳細情報を活用することで、検査計画を立てる担当者は、検査周期や走行キロ等を参照し、車両検査の期限切れが発生しないように、翌日以降の計画を効率よく立てることができる。
<車両割当支援システムを実現するコンピュータ>
図14は、車両割当支援システムを実現するコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。本実施例で示した車両割当支援システム100を実現するコンピュータ300は、演算処理装置の一例であるCPU(Central Processing Unit)301と、外部記憶装置の一例であるHDD(Hard Disk Drive)302と、RAM(Random Access Memory)等の内部記憶装置の一例であるメモリ303と、キーボードや、マウス、タッチパネル等に代表される入力部304と、ディスプレイモニタ等に代表される表示部305と、通信ネットワークや外部機器とのインターフェースである通信部306とを有する。HDD302は、SSD等で代替されてもよい。
コンピュータ300において、車両割当支援システム100を実現するためのプログラムが、CPU301およびメモリ303の協働により、HDD302から読み出されてメモリ303に展開されて実行されることにより、車両割当支援システム100の各部が実現される。
あるいは、車両割当支援システム100を実現するためのプログラムは、通信部306を介した通信により外部のコンピュータから取得されてもよい。あるいは、車両割当支援システム100を実現するためのプログラムは、可搬型記憶媒体に記憶されて頒布され、コンピュータ300に接続された媒体読み取り装置により可搬型媒体から読み出されてもよい。
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例を含む。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加や、削除、置換、統合、もしくは分散をすることが可能である。また実施例で示した各構成および各処理は、処理効率あるいは実装効率に基づいて適宜分散または統合してもよい。
例えば、実施例では、車両割当支援システム100が、監視部101と、計画差異判定部102と、本線運用変更処理部103とを含む構成とした。しかし、これに限られず、車両割当支援システム100において、監視部101と、計画差異判定部102とが1つの機能部として構成されていてもよい。
また、車両割当支援システム100は、監視部101と計画差異判定部102とを含むシステムと、本線運用変更処理部103を含むシステムとに分散され、これらが連携処理するようにしてもよい。また、実施例では、車両割当支援システム100は、記憶部105を含む構成としたが、これに限られず、車両割当支援システム100は、外部装置としての記憶部105が接続された構成であってもよい。
100 車両割当支援システム
101 監視部
102 計画差異判定部
103 本線運用変更処理部
104 情報配信部
105 記憶部
106 端末-編成マスタデータ
107 紐付け変更履歴データ
108 列車基準位置通過検出システム
109 ネットワーク
110 列車通過データ
111 運行管理システム
112 運用変更データ
113 車両運用計画データ
114 列車走行位置データ
115 車両管理システム
116 車両割当計画データ
117 列車在線表示装置
118 列車基準位置通過検出装置
119 ビーコン受信機
120 ビーコン発信機

Claims (8)

  1. 車両割当業務を支援する車両割当支援装置であって、
    1または複数の車両を含む編成の編成番号と前記編成に備えられたビーコン受信機を識別する端末IDとの対応関係を示す端末編成マスタデータを記憶する記憶部と、
    前記編成ビーコン発信機が設置された車両基地の出入口の所定基準点を通過した際に、前記ビーコン受信機が前記ビーコン発信機から受信した信号に基づいて生成された前記端末IDと前記信号の受信日時とが対応付けられた前記編成が前記所定基準点を通過した情報を含む列車通過データの受信監視を行う監視部と、
    前記端末編成マスタデータを参照して前記監視部により受信された列車通過データに含まれる前記端末IDおよび前記受信日時のうちの前記端末IDから前記編成の編成番号を特定し、特定した該編成番号および前記受信日時と、前記編成の編成番号と運用番号との対応を示す車両割当計画データと、該運用番号に対応する列車番号の列車の前記車両基地への入場時刻または前記車両基地からの出場時刻の計画を示す車両運用計画データとを用いて、前記編成が前記車両運用計画データに示される計画どおりに前記所定基準点を通過したか否かを判定し、前記計画どおりに前記所定基準点を通過していないと判定された場合に、前記計画から変更後の前記編成の運用番号および列車番号を推定する計画差異判定部と
    を有することを特徴とする車両割当支援装置。
  2. 前記計画差異判定部は、
    推定した前記計画から変更後の前記編成の編成番号、運用番号、および列車番号を含む変更履歴を記憶部に蓄積する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両割当支援装置。
  3. 前記計画差異判定部は、
    前記列車通過データの検出時刻と、前記車両運用計画データに示される前記計画における入場時刻または出場時刻との差分が第1の閾値以下か否かを判定し、前記差分が、前記第1の閾値よりも大きい場合に前記編成が前記計画どおりに前記所定基準点を通過していないと判定し、前記第1の閾値以下の場合に前記編成が前記計画どおりに前記所定基準点を通過したと判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両割当支援装置。
  4. 前記計画差異判定部は、
    前記車両運用計画データから、前記入場時刻または前記出場時刻が前記検出時刻の前後の所定範囲内に該当するデータを検索することで、前記計画から変更後の前記編成の運用番号および列車番号を推定する
    ことを特徴とする請求項に記載の車両割当支援装置。
  5. 前記変更履歴に基づいて、前記列車番号に該当する列車の在線位置と、該列車に割り当てられている編成に関する情報とを画面出力する
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両割当支援装置。
  6. 前記編成に関する情報は、前記列車番号に対応する、変更前後の編成番号と変更前後の運用番号とを含む
    ことを特徴とする請求項に記載の車両割当支援装置。
  7. 車両割当業務を支援する車両割当支援装置と、列車の通過を検出する列車通過検出システムとを含んだ運行支援システムであって、
    前記列車通過検出システムは、
    車両基地の出入口の所定基準点に設置されたビーコン発信機と、
    1または複数の車両を含む編成に備えられ、前記ビーコン発信機が発信した信号を受信するビーコン受信機を識別する端末IDを持つビーコン受信機と、
    前記ビーコン受信機によって前記信号が受信されると、前記端末IDと前記信号の受信日時とが対応付けられた前記編成が前記所定基準点を通過した情報を含む列車通過データを生成して送信する通過検出装置と、を有し、
    前記車両割当支援装置は、
    前記編成の編成番号と前記端末IDとの対応関係を示す端末編成マスタデータを記憶する記憶部と、
    前記列車通過検出システムから送信された列車通過データの受信監視を行う監視部と、
    前記端末編成マスタデータを参照して前記監視部により受信された列車通過データに含まれる前記端末IDおよび前記受信日時のうちの前記端末IDから前記編成の編成番号を特定し、特定した該編成番号および前記受信日時と、前記編成の編成番号と運用番号との対応を示す車両割当計画データと、該運用番号に対応する列車番号の列車の前記車両基地へ入場時刻または前記車両基地からの出場時刻の計画を示す車両運用計画データとを用いて、前記編成が前記車両運用計画データに示される計画どおりに前記所定基準点を通過したか否かを判定し、前記計画どおりに前記所定基準点を通過していないと判定された場合に、前記計画から変更後の前記編成の運用番号および列車番号を推定する計画差異判定部と、を有する
    ことを特徴とする運行支援システム。
  8. 車両割当業務を支援する車両割当支援システムが行う車両割当支援方法であって、
    前記車両割当支援システムは、1または複数の車両を含む編成の編成番号と前記編成に備えられたビーコン受信機を識別する端末IDとの対応関係を示す端末編成マスタデータを記憶する記憶部を有し、
    前記車両割当支援システムの監視部が、前記編成がビーコン発信機が設置された車両基地の出入口の所定基準点を通過した際に、前記ビーコン受信機が前記ビーコン発信機から受信した信号に基づいて生成された前記端末IDと前記信号の受信日時とが対応付けられた前記編成が前記所定基準点を通過した情報を含む列車通過データの受信監視を行い、
    前記車両割当支援システムの計画差異判定部が、前記端末編成マスタデータを参照して前記監視部により受信された列車通過データに含まれる前記端末IDおよび前記受信日時のうちの前記端末IDから前記編成の編成番号を特定し、特定した該編成番号および前記受信日時と、前記編成の編成番号と運用番号との対応を示す車両割当計画データと、該運用号に対応する列車番号の列車の前記車両基地への入場時刻または前記車両基地からの出場時刻の計画を示す車両運用計画データとを用いて、前記編成が前記車両運用計画データに示される計画どおりに前記所定基準点を通過したか否かを判定し、前記計画どおりに前記所定基準点を通過していないと判定された場合に、前記計画から変更後の前記編成の運用番号および列車番号を推定する
    ことを特徴とする車両割当支援方法。
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