JP7033918B2 - キュービクル管理システム - Google Patents

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Description

本開示は、キュービクル管理システムに関する。
従来、特許文献1に記載のキュービクル式高圧受電設備が知られている。特許文献1に記載のキュービクルは、変圧器、電力用コンデンサ、高圧負荷開閉器、及び計測器等を有している。
特開2006-14500号公報
ところで、特許文献1に記載されるようなキュービクルでは、例えば設備を増設したいような場合に、キュービクルの変圧器にどの程度の負荷の余裕度が存在するかを知りたいという要望がある。このような変圧器の余裕度は、変圧器の特性情報と、計測器により取得可能な変圧器の計測情報とに基づいて演算することが可能である。変圧器の特性情報とは、変圧器の損失比等であって、変圧器固有の情報である。変圧器の計測情報とは、変圧器の二次側電流や周囲の環境温度等であって、キュービクルの使用状況に応じて変化する情報である。変圧器の計測情報に関しては、従来、作業員が計測器を目視で確認することにより取得しているため、その時点における情報しか得ることができない。このような計測情報に基づいて変圧器の余裕度を演算すると、計測時点の情報のみが反映された余裕度しか演算することができないため、正確な余裕度を演算することが困難である。
なお、このような課題は、変圧器の負荷の余裕度を求める場合に限らず、例えば変圧器の寿命や劣化指数等の劣化情報を演算する際にも共通する課題である。
本開示は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、より高い精度で変圧器の余裕度や劣化情報を演算することの可能なキュービクル管理システムを提供することにある。
上記課題を解決する請求項1に記載のキュービクル管理システムは、所定の周期でキュービクルの変圧器の二次側電流及び周囲温度を計測する計測部と、所定のデータが時系列的記憶される第1記憶部と、変圧器の既知の特性情報が記憶される第2記憶部と、所定時間α毎に、変圧器の二次側電流及び周囲温度のそれぞれの平均値を演算するとともに、その変圧器の二次側電流及び周囲温度のそれぞれの平均値をデータとして第1記憶部に記憶させる一方、現在から所定時間β前までの期間における変圧器の二次側電流及び周囲温度のそれぞれの平均値に係るデータと、変圧器の特性情報に基づいて、現在の変圧器の余裕度を演算する演算部と、を備える。
この構成によれば、現在から所定時間β前までの期間における変圧器の二次側電流及び周囲温度のそれぞれの平均値に係るデータと、変圧器の特性情報とに基づいて、現在の変圧器の余裕度を演算することができる。したがって、作業者の計測時点でのデータに基づいて変圧器の余裕度を演算する場合と比較すると、変圧器の余裕度を精度良く演算することができる。
また、上記請求項1に記載のキュービクル管理システムにおいて、変圧器の余裕度を表示可能な表示部を更に備えることが好ましい。
この構成によれば、ユーザが表示部を見ることにより変圧器の余裕度を確認することができるため、変圧器の余裕度をユーザが確認し易くなる。
上記課題を解決する請求項3に記載のキュービクル管理システムは、所定の周期でキュービクルの変圧器の二次側電流及び周囲温度を計測する計測部と、所定のデータが時系列的に記憶される第1記憶部と、変圧器の既知の特性情報が記憶される第2記憶部と、所定時間α毎に、変圧器の二次側電流及び周囲温度のそれぞれの平均値を演算し、その平均値から変圧器の計測負荷を演算するとともに、当該計測負荷と変圧器の特性情報とに基づいて変圧器の巻線温度の推定値を演算し、更にその推定値から変圧器の寿命損失を演算して寿命損失から変圧器の劣化の指標値である劣化指数を演算し、劣化指数をデータとして第1記憶部に記憶させる一方、現在から所定時間β前までの期間における劣化指数に基づいて、現在の変圧器の劣化指数を演算する演算部と、を備える。
この構成によれば、第1記憶部に記憶されている変圧器の劣化指数の時系列的なデータに基づいて現在の変圧器の劣化指数を演算することができる。したがって、作業者の計測時点でのデータに基づいて変圧器の劣化指数を演算する場合と比較すると、変圧器の劣化指数を精度良く演算することができる。
また、上記請求項3に記載のキュービクル管理システムにおいて、現在の変圧器の劣化指数と、変圧器の使用時間と、変圧器の特性情報とに基づいて変圧器の寿命を演算するようにしてもよい。
この構成を採用しても、変圧器の劣化状態を把握しやすくなる。
さらに、上記請求項4に記載のキュービクル管理システムにおいて、劣化指数及び寿命の少なくとも一方を表示可能な表示部を更に備えることが好ましい。
この構成によれば、ユーザが表示部を見ることにより変圧器の劣化指数及び寿命の少なくとも一方を確認することができるため、変圧器の劣化状態をユーザが確認し易くなる。
上記のキュービクル管理システムにおいて、第1記憶部、及び演算部は、キュービクルの外部に配置されるサーバ装置に設けられ、計測部は、キュービクルの内部に配置される計測機器に設けられ、計測機器は、計測部により計測された変圧器の二次側電流及び周囲温度をサーバ装置に送信する第1通信部を更に有し、サーバ装置は、第1通信部から送信される変圧器の二次側電流及び周囲温度を受信する第2通信部を更に有し、演算部は、第2通信部により受信した変圧器の二次側電流及び周囲温度を第1記憶部に記憶させることが好ましい。
この構成によれば、変圧器の二次側電流及び周囲温度をサーバ装置から取得することができるため、キュービクルの外部であっても変圧器の余裕度、又は、劣化指数や寿命を容易に確認することができる。
上記のキュービクル管理システムにおいて、計測部、演算部、第1記憶部、及び第2記憶部は、キュービクル内に配置された計測機器に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、計測部、演算部、第1記憶部、及び第2記憶部をキュービクルにまとめることができるため、キュービクル管理システム全体の構成をコンパクトにまとめることができる。
本開示によれば、より高い精度で変圧器の余裕度、又は、劣化指数や寿命を演算することの可能なキュービクル管理システムを提供できる。
図1は、第1実施形態及び第2実施形態のキュービクル管理システムの概略構成を示すブロック図である。 図2は、第3実施形態のキュービクル管理システムの概略構成を示すブロック図である。
以下、キュービクル管理システムの一実施形態について図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
はじめに、図1を参照して、キュービクル管理システムの第1実施形態について説明する。図1に示されるように、キュービクル管理システム10は、クラウドシステムを利用したものであって、キュービクル20の内部に配置される計測機器30と、キュービクル20の外部に配置されるサーバ装置40と、データベース50と、端末装置60とを備えている。
キュービクル20は、キュービクル式高圧受電設備であって、電力会社等から供給される高圧の商用電力を、需要家の負荷設備の仕様に適合した電圧や周波数を有する電力に変換するための機器一式を金属製の外箱に収めた設備である。キュービクル20には、変圧器21、電流センサ22、温度センサ23、及び計測機器30を備えている。なお、キュービクル20は、これらの要素の他、電力用コンデンサや高圧負荷開閉器等を備えているが、それらの図示は省略している。
変圧器21は、高圧母線からなる一次側電路W1から供給される高圧の交流電力を低圧の単相交流電力に変換する電灯変圧器や、高圧の交流電力を低圧の三相交流電力に変換する動力変圧器等からなる。変圧器21は、変換した交流電力を二次側電路W2に出力する。
電流センサ22は、二次側電路W2に設けられている。電流センサ22は、二次側電路W2を流れる二次側電流Iを検出するとともに、検出された二次側電流Iに応じた信号を計測機器30に出力する。
温度センサ23は、変圧器21の周辺に設けられている。温度センサ23は、変圧器21の周囲の環境温度Tを検出するとともに、検出された周囲温度Tに応じた信号を計測機器30に出力する。
計測機器30は、電流センサ22及び温度センサ23のそれぞれの出力信号に基づいて変圧器21の二次側電流Iや周囲温度Tの情報を取得するとともに、取得した二次側電流Iや周囲温度T等をサーバ装置40に送信する。本実施形態では、変圧器21の二次側電流Iや周囲温度Tが変圧器21の状態量に相当する。計測機器30は、計測部31と、制御部32と、通信部33とを備えている。
計測部31には、電流センサ22及び温度センサ23のそれぞれの出力信号が取り込まれている。計測部31は、電流センサ22及び温度センサ23のそれぞれの出力信号に基づいて変圧器21の二次側電流I及び周囲温度Tを計測するとともに、計測された変圧器21の二次側電流I及び周囲温度Tの情報を制御部32に送信する。
通信部33は、ネットワーク回線等を介してサーバ装置40との通信を可能とする部分である。したがって、制御部32は、通信部33を通じてサーバ装置40と各種情報を授受することができる。本実施形態では、通信部33が第1通信部に相当する。
制御部32は、CPUやROM、RAM等を有するマイクロコンピュータを中心に構成されている。制御部32は、計測部31から変圧器21の二次側電流I及び周囲温度Tの情報を所定の周期で取得するとともに、所定時間α毎の二次側電流I及び周囲温度Tのそれぞれの平均値Iave,Taveをそれぞれ演算する。所定時間αは、例えば30分に設定される。制御部32は、所定時間α毎に二次側電流の所定時間平均値Iave及び周囲温度の所定時間平均値Taveを演算する都度、それらの情報を変圧器21の二次側電流Iave及び周囲温度Taveとして通信部33を通じてサーバ装置40に逐次送信する。したがって、サーバ装置40には、計測機器30から所定時間αの周期で変圧器21の二次側電流Iave及び周囲温度Taveが送信される。
データベース50は、キュービクル20のメーカ等が有する記憶装置であって、メーカにとって既知のキュービクル20の各種情報が記憶されている。キュービクル20の既知の各種情報には、変圧器21の固有の特性情報や、図示しない電力用コンデンサや高圧負荷開閉器等の特性情報等が含まれている。変圧器21の特性情報には、定格容量、定格二次電圧、全負荷時巻線平均温度、全負荷時最高油温上昇、損失比、及び油の時定数等が含まれている。サーバ装置40は、ネットワーク回線等を介して、データベース50に記憶されている各種情報を取得することができる。本実施形態では、データベース50が第2記憶部に相当する。
端末装置60は、ユーザにより持ち運び可能なスマートフォン等である。なお、端末装置60は、任意の場所に設置されているパーソナルコンピュータ等であってもよい。端末装置60は、ネットワーク回線等を介してサーバ装置40との通信を可能とする部分である。端末装置60は、サーバ装置40から送信される情報を表示可能なディスプレイ61を有している。本実施形態では、端末装置60が表示部に相当する。すなわち、本実施形態のキュービクル管理システム10では、表示部である端末装置60がキュービクル20の外部に設けられている。
サーバ装置40は、演算部41と、通信部42と、記憶部43とを備えている。
通信部42は、ネットワーク回線を通じて計測機器30、データベース50、及び端末装置60との通信を可能とする部分である。本実施形態では、通信部42が第2通信部に相当する。
記憶部43は、ハードディスクドライブや不揮発性メモリ等により構成されている。記憶部43には、サーバ装置40が取得した各種データが記憶されている。本実施形態では、記憶部43が第1記憶部に相当する。
演算部41は、CPUやROM、RAM等を有するマイクロコンピュータを中心に構成されている。演算部41は、計測機器30から送信される変圧器21の二次側電流Iave及び周囲温度Tave等の情報を通信部42により受信する都度、それらの情報を記憶部43に記憶させる。これにより、記憶部43には、現在から所定時間β前までの期間に計測機器30から取得した変圧器21の二次側電流Iave(1)~Iave(n)及び周囲温度Tave(1)~Tave(n)等の時系列的なデータが記憶されることになる。なお、所定時間βは、例えば一年間に設定される。また、「n」は、2以上の整数である。演算部41は、通信部42を通じてデータベース50から変圧器21の特性情報を取得するとともに、取得した変圧器21の特性情報と、記憶部43に記憶されている変圧器21の二次側電流Iave(1)~Iave(n)及び周囲温度Tave(1)~Tave(n)等の時系列的なデータに基づいて変圧器21の負荷の余裕度を演算する。
具体的には、演算部41は、記憶部43に記憶されている変圧器21の二次側電流Iave(1)~Iave(n)に基づいて、現在から所定時間β前までの期間における二次側電流Iaveの最大値Imax1の情報を取得する。また、演算部41は、データベース50から変圧器21の定格容量Rc及び定格二次電圧Vの情報を取得する。そして、演算部41は、以下の式f1に基づいて変圧器21の計測負荷Km1を演算する。なお、二次側電流Iaveの最大値Imax1の単位は「A」であり、変圧器21の定格容量Rcの単位は「kVA」であり、変圧器21の定格二次電圧Vの単位は「V」である。
Km1=Imax1/(Rc/V) (f1)
また、演算部41は、記憶部43に記憶されている変圧器21の周囲温度Tave(1)~Tave(n)に基づいて、周囲温度Taveの年間の平均値TA、周囲温度Tの日間平均気温の年間変動幅TB、並びに周囲温度Tの日間変動幅TCを演算するとともに、これらの値TA,TB,TCに基づいて等価周囲温度TDを演算する。なお、等価周囲温度TDの演算方法としては、例えば『電気学会技術報告 第143号「油入変圧器運転指針」、(社)電気学会、1989年11月』に記載されている方法を用いることができる。
さらに、演算部41は、データベース50から変圧器21の特性情報、具体的には全負荷時巻線平均温度、全負荷時最高油温上昇、損失比、及び油の時定数の情報を取得する。そして、演算部41は、取得した変圧器21の特性情報に加え、上記の変圧器21の計測負荷Km1、等価周囲温度TD、周囲温度Tの日間平均気温の年間変動幅TB、周囲温度Tの日間変動幅TC、及び所定の定数に基づいて変圧器21の許容負荷Kaを演算する。所定の定数には、過負荷時間、及び寿命損失係数が含まれている。所定の定数には、過負荷時間、及び寿命損失指数が含まれている。なお、変圧器21の許容負荷Kaの演算方法は、例えば『電気学会技術報告 第143号「油入変圧器運転指針」、(社)電気学会、1989年11月』に記載されている方法を用いることができる。
続いて、演算部41は、データベース50から変圧器21の定格容量Rcを取得するとともに、取得した定格容量Rc、並びに上記の変圧器21の許容負荷Ka、及び計測負荷Km1から、以下の式f2に基づいて変圧器21の現在の負荷の余裕度Mcを演算する。
Mc=(Ka-Km1)×Rc (f2)
演算部41は、例えば端末装置60に対するユーザの操作により端末装置60から送信される要求に基づいて、演算された変圧器21の余裕度Mcを端末装置60に送信する。端末装置60では、変圧器21から送信される余裕度Mcをディスプレイ61に表示する。これにより、ユーザは、端末装置60のディスプレイ61を見ることにより、変圧器21の余裕度Mcを任意のタイミングで確認することができる。
以上説明した本実施形態のキュービクル管理システム10によれば、以下の(1)及び(2)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)演算部41は、記憶部43に記憶されている変圧器21の状態量、具体的には変圧器21の二次側電流Iave(1)~Iave(n)及び周囲温度Tave(1)~Tave(n)等の時系列的なデータに基づいて変圧器21の余裕度Mcを演算することができる。これにより、作業者の計測時点の変圧器21の状態量に基づいて変圧器21の余裕度を演算する場合と比較すると、変圧器21の余裕度を精度良く演算することができる。
(2)変圧器21の余裕度Mcの情報をサーバ装置40から取得することができるため、キュービクル20の外部であっても、端末装置60等を用いることにより、変圧器21の余裕度Mcを確認することができる。具体的には、キュービクル20の外部の任意のユーザが端末装置60を見ることにより、変圧器21の余裕度Mcを任意のタイミングで確認することができる。よって、利便性を向上させることができる。
<第2実施形態>
次に、キュービクル管理システム10の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態のキュービクル管理システム10との相違点を中心に説明する。
本実施形態のサーバ装置40の演算部41は、変圧器21の余裕度に代えて、変圧器21の劣化の指標値である劣化指数を演算する。本実施形態では、この劣化指数が変圧器21の劣化情報に相当する。
具体的には、演算部41は、所定時間α毎に計測機器30から変圧器21の二次側電流Iave及び周囲温度Taveの情報を受信する都度、以下の式f3に基づいて変圧器21の計測負荷Km2を演算する。
Km2=Iave/(Rc/V) (f3)
すなわち、計測負荷Km2は、所定時間α毎の変圧器21の計測負荷を示すものである。
また、演算部41は、式f3から演算される変圧器21の計測負荷Km2と、周囲温度Taveと、データベース50から取得可能な変圧器21の特性情報とに基づいて、現在の変圧器21の巻線温度の推定値を演算する。また、演算部41は、演算された変圧器21の巻線温度に基づいて変圧器21の寿命損失V1を演算する。なお、変圧器21の巻線温度の推定値及び寿命損失V1の演算方法としては、例えば『電気学会技術報告 第143号「油入変圧器運転指針」、(社)電気学会、1989年11月』に記載されている方法を用いることができる。
変圧器21の寿命損失V1は、変圧器21の使用時の巻線温度と相関関係がある。例えば巻線温度が高いほど変圧器21の劣化が進むため、寿命損失V1は大きくなる。結果的に変圧器21の寿命が短くなる。また、巻線温度が低いほど変圧器21の劣化が遅れるため、寿命損失V1は小さくなる。結果的に変圧器21の寿命が長くなる。こうした変圧器21の寿命損失V1を指数化したものが劣化指数DIである。
演算部41は、変圧器21の現在の寿命損失V1と、予め設定されている変圧器21の標準的な寿命損失V0とから以下の式f4に基づいて、劣化指数DIを演算する。
DI=V1/V0 (f4)
変圧器21の劣化指数DIは、「1」を基準として、その値が「1」よりも大きければ標準よりも劣化が進んでいることを示し、その値が「1」よりも小さければ標準よりも劣化が遅れていることを示す。
具体的には、劣化指数DIが「1」である場合、すなわち変圧器21の寿命損失V1が標準的な寿命損失V0に等しい場合、変圧器21の劣化が標準的であることを示す。なお、変圧器21に標準的な劣化が生じる状態とは、巻線温度が95度の状態で変圧器21を使用している状態である。この場合、変圧器21の寿命は例えば30年である。
一方、変圧器21の劣化指数DIが「1」よりも大きい場合、すなわち変圧器21の寿命損失V1が標準的な寿命損失V0よりも大きい場合、変圧器21の劣化が標準よりも進んでいることを示す。例えば巻線温度が101度の状態で変圧器21を使用している場合、変圧器21の劣化指数DIは「2.0」となる。この場合、変圧器21の寿命は15年となる。
さらに、変圧器21の劣化指数DIが「1」よりも小さい場合、すなわち変圧器21の寿命損失V1が標準的な寿命損失V0よりも小さい場合、変圧器21の劣化が標準よりも遅れていることを示す。例えば巻線温度が89度の状態で変圧器21を使用している場合、変圧器21の劣化指数DIは「0.5」となる。この場合、変圧器21の寿命は60年となる。
演算部41は、所定時間α毎に計測機器30から変圧器21の二次側電流Iave及び周囲温度Taveの情報を受信する都度、こうした変圧器21の巻線温度及び劣化指数DIの演算を行う。すなわち、演算部41は、所定時間α毎に劣化指数DIを演算する。演算部41は、所定時間α毎に演算される劣化指数DIを記憶部43に記憶させる。よって、演算部41の記憶部43には、所定時間α毎の劣化指数DIが記憶される。これにより、記憶部43には、現在から所定時間β前までの期間における変圧器21の劣化指数DI(1)~DI(n)の時系列的なデータが記憶されることになる。
演算部41は、記憶部43に記憶されている劣化指数DI(1)~DI(n)の時系列的なデータから、以下の式f5に基づいて変圧器21の現在の劣化指数DIcを演算する。
DIc={DI(1)+DI(2)+・・・+DI(n)}/n (f5)
演算部41は、例えば端末装置60に対するユーザの操作により端末装置60から送信される要求に基づいて、演算された変圧器21の劣化指数DIcを端末装置60に送信する。端末装置60では、変圧器21から送信される劣化指数DIcをディスプレイ61に表示する。これにより、ユーザは、端末装置60のディスプレイ61を見ることにより、変圧器21の劣化指数DIcを任意のタイミングで確認することができる。
以上説明した本実施形態のキュービクル管理システム10によれば、以下の(3)及び(4)に示される作用及び効果を得ることができる。
(3)演算部41は、記憶部43に記憶されている変圧器21の状態量、具体的には変圧器21の劣化指数DI(1)~DI(n)の時系列的なデータに基づいて変圧器21の現在の劣化指数DIcを演算することができる。これにより、作業者の計測時点の変圧器21の状態量に基づいて変圧器21の劣化指数を演算する場合と比較すると、変圧器21の劣化指数を精度良く演算することができる。
(4)変圧器21の劣化指数DIcの情報をサーバ装置40から取得することができるため、キュービクル20の外部であっても、端末装置60等を用いることにより、変圧器21の劣化指数DIcを容易に確認することができる。
(変形例)
次に、第2実施形態のキュービクル管理システム10の変形例について説明する。
本変形例のサーバ装置40の演算部41は、変圧器21の劣化指数に代えて、変圧器21の寿命を演算する。本変形例では、この寿命が変圧器21の劣化情報に相当する。
具体的には、計測機器30の制御部32は、電流センサ22を通じて取得される変圧器21の二次側電流Iに基づいて変圧器21の使用時間Tuをカウンタ等により計測している。制御部32は、変圧器21の使用時間Tuの情報を、変圧器21の二次側電流Iave及び周囲温度Tave等と共に通信部33を通じてサーバ装置40に逐次送信している。
一方、データベース50には、変圧器21の基準寿命LSbの情報が予め記憶されている。基準寿命LSbは、例えば巻線温度が95度の状態で使用可能な期間である30年に相当する時間に設定されている。
サーバ装置40の演算部41は、データベース50から取得する変圧器21の基準寿命LSbと、計測機器30から送信される変圧器21の使用時間Tuと、上記の式f5により演算される劣化指数DIcとから以下の式f6に基づいて変圧器21の残りの推定寿命LSを演算する。
LS=LSb/DIc-Tu (f6)
演算部41は、例えば端末装置60に対するユーザの操作により端末装置60から送信される要求に基づいて、演算された変圧器21の寿命LSを端末装置60に送信する。端末装置60では、変圧器21から送信される寿命LSをディスプレイ61に表示する。これにより、ユーザは、端末装置60のディスプレイ61を見ることにより、変圧器21の寿命LSを任意のタイミングで確認することができる。
このような構成によれば、ユーザが変圧器21の寿命LSを容易に確認することができるため、利便性を向上させることができる。
<第3実施形態>
次に、キュービクル管理システム10の第3実施形態について説明する。以下、第1実施形態のキュービクル管理システム10との相違点を中心に説明する。
本実施形態のキュービクル管理システム10は、サーバ装置40及びデータベース50の機能を計測機器30に搭載させるようにしたものである。すなわち、本実施形態のキュービクル管理システム10は、クラウドシステムを利用していない点で第1実施形態のキュービクル管理システム10と相違する。具体的な構成としては、図2に示されるように、本実施形態の計測機器30は、通信部33を有しておらず、表示部34、第1記憶部35、及び第2記憶部36を有している点で第1実施形態の計測機器30と異なる。
第2記憶部36には、変圧器21の固有の特性情報等が予め記憶されている。すなわち、第2記憶部36には、第1実施形態のデータベース50に記憶されている情報と実質的に同一の情報が記憶されている。
制御部32は、所定時間α毎に二次側電流の所定時間平均値Iave及び周囲温度の所定時間平均値Taveを演算する都度、それらの情報を第1記憶部35に記憶する。すなわち、第1記憶部35には、第1実施形態のサーバ装置40の記憶部43に記憶されている情報と実質的に同一の情報が記憶されている。
制御部32は、第1記憶部35に記憶されている二次側電流の所定時間平均値Iave及び周囲温度の所定時間平均値Taveの時系列的なデータ、及び第2記憶部36に記憶されている変圧器21の固有の特性情報に基づいて、変圧器21の現在の負荷の余裕度Mcを演算する。なお、制御部32による変圧器21の余裕度Mcの演算方法は、第1実施形態のサーバ装置40の演算部41の演算方法と同一である。このように、本実施形態の制御部32は、第1実施形態の演算部41に相当する。
制御部32は、表示部34に対するユーザの操作に基づいて変圧器21の余裕度Mcを表示部34に表示する。これにより、ユーザは、表示部34を見ることにより、変圧器21の余裕度Mcを任意のタイミングで確認することができる。
以上説明した本実施形態のキュービクル管理システム10によれば、以下の(5)~(7)に示される作用及び効果を得ることができる。
(5)制御部32は、第1記憶部43に記憶されている変圧器21の状態量、具体的には変圧器21の二次側電流Iave(1)~Iave(n)及び周囲温度Tave(1)~Tave(n)等の時系列的なデータに基づいて変圧器21の余裕度Mcを演算することができる。これにより、作業者の計測時点の変圧器21の状態量に基づいて変圧器21の余裕度を演算する場合と比較すると、変圧器21の余裕度を精度良く演算することができる。
(6)表示部34がキュービクル20の内部に設けられている。これにより、キュービクル20の内部で作業している作業者等が変圧器21の余裕度Mcを確認し易くなる。
(7)計測部31、制御部32、第1記憶部35、及び第2記憶部36が計測機器30にまとめられているため、第1実施形態のキュービクル管理システム10と比較すると、キュービクル管理システム10全体の構成をコンパクトにまとめることができる。
<他の実施形態>
なお、各実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・第3実施形態の制御部32は、第2実施形態の演算部41と同様に、変圧器21の劣化指数DIcや寿命LSを演算してもよい。
・変圧器21の余裕度Mc、劣化指数DIc、及び寿命LSの演算方法は、適宜変更可能である。また、それらの演算方法に合わせて、第1実施形態及び第2実施形態のキュービクル管理システム10では、サーバ装置40の記憶部43やデータベース50に記憶される情報を適宜変更してもよい。また、第3実施形態のキュービクル管理システム10では、第1記憶部35及び第2記憶部36に記憶される情報を適宜変更してもよい。
・変圧器21の状態量の時系列的なデータが記憶される第1記憶部、及び変圧器の既知の特性情報が記憶される第2記憶部は、計測機器30又はサーバ装置40に搭載される一つの記憶装置内に確保された異なる記憶領域として設けられていてもよい。
・各実施形態のキュービクル管理システム10の構成は任意に組み合わせ可能である。例えばサーバ装置40の演算部41は、変圧器21の余裕度Mc、劣化指数DIc、及び寿命LSの少なくとも一つを演算するとともに、演算された情報を端末装置60に表示するものであってもよい。
・本開示は上記の具体例に限定されるものではない。上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素、及びその配置、条件、形状等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
10:キュービクル管理システム
20:キュービクル
21:変圧器
30:計測機器
31:計測部
32:制御部(演算部)
33:通信部(第1通信部)
34:表示部
35:第1記憶部
36:第2記憶部
40:サーバ装置
41:演算部
42:通信部(第2通信部)
43:記憶部(第1記憶部)
50:データベース(第2記憶部)
60:端末装置(表示部)

Claims (7)

  1. 所定の周期でキュービクルの変圧器の二次側電流及び周囲温度を計測する計測部と、
    所定のデータが時系列的記憶される第1記憶部と、
    前記変圧器の既知の特性情報が記憶される第2記憶部と、
    所定時間α毎に、前記変圧器の二次側電流及び周囲温度のそれぞれの平均値を演算するとともに、その変圧器の二次側電流及び周囲温度のそれぞれの平均値を前記データとして前記第1記憶部に記憶させる一方、
    現在から所定時間β前までの期間における前記変圧器の二次側電流及び周囲温度のそれぞれの平均値に係るデータと、前記変圧器の特性情報に基づいて、現在の前記変圧器の余裕度を演算する演算部と、
    を備えるキュービクル管理システム。
  2. 前記変圧器の余裕度を表示可能な表示部を更に備える
    請求項1に記載のキュービクル管理システム。
  3. 所定の周期でキュービクルの変圧器の二次側電流及び周囲温度を計測する計測部と、
    所定のデータが時系列的に記憶される第1記憶部と、
    前記変圧器の既知の特性情報が記憶される第2記憶部と、
    所定時間α毎に、前記変圧器の二次側電流及び周囲温度のそれぞれの平均値を演算し、その平均値から前記変圧器の計測負荷を演算するとともに、当該計測負荷と前記変圧器の特性情報とに基づいて前記変圧器の巻線温度の推定値を演算し、更にその推定値から前記変圧器の寿命損失を演算して前記寿命損失から前記変圧器の劣化の指標値である劣化指数を演算し、前記劣化指数を前記データとして前記第1記憶部に記憶させる一方、
    現在から所定時間β前までの期間における前記劣化指数に基づいて、現在の前記変圧器の劣化指数を演算する演算部と、
    を備えるキュービクル管理システム。
  4. 前記演算部は、現在の前記変圧器の劣化指数と、前記変圧器の使用時間と、前記変圧器の特性情報とに基づいて前記変圧器の寿命を演算する
    請求項3に記載のキュービクル管理システム。
  5. 前記劣化指数及び前記寿命の少なくとも一方を表示可能な表示部を更に備える
    請求項4に記載のキュービクル管理システム。
  6. 前記第1記憶部、及び前記演算部は、前記キュービクルの外部に配置されるサーバ装置に設けられ、
    前記計測部は、前記キュービクルの内部に配置される計測機器に設けられ、
    前記計測機器は、前記計測部により計測された前記変圧器の二次側電流及び周囲温度を前記サーバ装置に送信する第1通信部を更に有し、
    前記サーバ装置は、前記第1通信部から送信される前記変圧器の二次側電流及び周囲温度を受信する第2通信部を更に有し、
    前記演算部は、前記第2通信部により受信した前記変圧器の二次側電流及び周囲温度を前記第1記憶部に記憶させる
    請求項1~5のいずれか一項に記載のキュービクル管理システム。
  7. 前記計測部、前記演算部、前記第1記憶部、及び前記第2記憶部は、前記キュービクル内に配置された計測機器に設けられている
    請求項1~5のいずれか一項に記載のキュービクル管理システム。
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